アフリカ土人「欧米人がエボラウイルスを持ち込んで感染させている」 (17)

<エボラ出血熱>逃走なお17人不明 略奪品から感染拡大も

毎日新聞 8月19日(火)11時29分配信

 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・リベリアの首都モンロビアでエボラ出血熱に感染した疑いのある患者の隔離施設が襲撃され、患者らが逃げ出した問題で、
リベリア政府は18日、17人の行方がいまだに不明であることを明かした。AP通信などが報じた。
襲撃者は患者の血などが付いた寝具を盗み出しており、こうした略奪品などから感染が広がる恐れも出ている。

 モンロビアの貧困層が多く住む地域で16日夜、住民らが隔離施設を襲撃、施設内にいた患者37人が逃走したとされる。
リベリアのブラウン情報相は18日、このうち20人は既に別の病院に再収容されたと明かした。

 現地では、欧米人や医療従事者らがエボラウイルスを持ち込んで感染させているとのデマが広がり、
医療機関への不信感から治療の妨害行為などが発生していると伝えられる。
一方、他の地域から患者たちがこの施設に収容されることに、地元住民が反発したとの説もある。

 隔離施設を襲撃した住民らは施設内にあった物資を多数略奪した。エボラ出血熱は患者の血液や汗などに触れることで感染するが、
盗まれた物の中には、患者の血などが付いたシーツやマットレスなども含まれているという。AFP通信によると、
ブラウン情報相は「略奪を行ったフーリガン(暴徒)たちは皆、感染疑いがある」と話した。

 エボラ出血熱は▽ギニア▽リベリア▽シエラレオネ▽ナイジェリア--の4カ国で感染者と死者を確認。
世界保健機関(WHO)の最新まとめ(15日発表)では、リベリアの死者数は4カ国中最多の413人に上っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140819-00000022-mai-int

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