ちっさい金剛型一番艦 (247)


艦これSS

勢いだけのキャラ崩壊の他、同じ艦娘が複数体同時に存在するので苦手な型はご注意下さい


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408413778


深海棲艦との戦いは終わった

世界中の人々が待ち望んだ日が遂にやってきたのだ

どこもかしこも歓喜に湧き上がりお祭りムードに包まれた


そんな中、大本営は軍備縮小計画を発表した

曰く、先の戦闘に於ける燃料、弾薬、及び各資材の消費甚だし

曰く、各鎮守府に於いては配備する艦娘の数を艦種に依らず十と定め、それ以外は解体し資材とする事

曰く、近海警備に於いては駆逐艦のみを運用するに止め、資材の節約を重んじる事、と


しかしこれが多くの提督の逆鱗に触れた


軍備縮小について、では無い

各資源の重要さは前線についている者ならばその重要さを知らぬ者は居ない

大本営としても、各鎮守府が持つ戦力に恐れを無しての事であろう

それはどの提督も艦娘も理解している事だった

大本営前に集まった面々の代表として、一人の提督が読み上げた物を要約すると以下の通りである

曰く、苦楽を共にし、死線を越えてきた仲間を解体しろとは鬼か

曰く、あんなに可愛い駆逐艦娘達にだけ労働を課せるとは畜生か

曰く、十では全ての駆逐艦娘を配備出来ないではないか

曰く、それでもまだ尚こんな<検閲削除>みたいな条項を通すと言うのであれば覚悟しろ


大日本帝國は今、海軍によるクーデター寸前であった


こうして首元どころか全身ありとあらゆる所に艦砲を突き付けられる形となった大本営

しかし今のままではいずれ資材は枯渇し艦娘達の運用もままならなくなってしまう

大本営も余計な事を言ってしまった手前、後はお前達に任せる、と丸投げ出来なくなってしまった

そうして遂に、従来の艦娘の半分以下の資材で建造可能で、同じく半分以下の燃料で稼働出来る次世代型艦娘が開発された

彼女達は実地試験を兼ね、各鎮守府に一艦ずつ配備される事となった

ついでに大本営からのお目付け役として抜擢されたのは特殊船丙型揚陸艦、あきつ丸改であった


提督「――なるほど。概ね命令書通りですね」

提督「お目付け役、とは形ばかりと言う事でいいですか?」

黒潮「ん?どーゆーこと?」

あきつ丸「はっ。お目付け役兼次世代型艦娘輸送にかこつけて逃げ出して来たであります」

提督「おう……正直だなぁ……」

黒潮「まぁ、あんなトコおったら息も詰まるやろからなー」

黒潮「ウチはこの鎮守府で秘書艦やっとる黒潮や。よろしゅうな」

あきつ丸「はっ。よろしくお願いしますであります」

提督「ところで、件の次世代型艦娘と言うのは?」

あきつ丸「はっ。入って来ていいでありますよ」


シーン


黒潮「……誰も来ぉへんで?」

あきつ丸「……少し待っているであります」トコトコ

提督「?」

黒潮「なんやろね?」


<バタン

<ほら、早く入って来るであります

<こわくない?

<怖くないであります。むしろ腑抜けと幼女しかおらんであります


提督「島風とランニングしてもらうか」

黒潮「追い出してもええかもなー」


<ガチャ


あきつ丸「お待たせしたであります」

こんごう「ちっさいこんごー型一番艦!こんごーデース!」

提督「」

黒潮「」

あきつ丸「元気に挨拶出来たであります」ヨシヨシ

こんごう「えへへー♪」

提督「……あきつ丸。まさかその子が……」

黒潮「次世代型艦娘、っちゅーヤツかいな……」

あきつ丸「その通りであります」

こんごう「目をはなしちゃノウ!なんだからネー!」

あきつ丸「目を離すとすぐにどこかに行くでありますからな」ヨシヨシ

提督「黒潮、各鎮守府に連絡。大本営ハ鬼畜也」

黒潮「同じ内容のメール、ぎょうさん来とるでー」

一先ずここまでであります


提督「何だよ……あんな天使に労働を課すとか何なんだよ……」ブツブツ

黒潮「これはアカンよねぇ。ホンマにちっちゃい金剛はんやもん」

こんごう「ヘイあきつ丸!がんばったったからごほーび欲しいネ!」

あきつ丸「はっ。ちょっと待ってるであります」ゴソゴソ

提督「……ランドセルの中身はティーセットなのか」

あきつ丸「特別装備であります」フンス

あきつ丸「あ、お湯を使わせて頂いてもよろしいでありますか?」

提督「……黒潮、案内してやって」

黒潮「はいぃー、ほな案内しますねー」

あきつ丸「こんごう。ちゃんとソファに座って待ってるでありますよ」

こんごう「まっかせるネー!」


こんごう「♪」キョロキョロ

こんごう「♪」パタパタ

こんごう「♪」ソワソワ

提督「……」

提督(まったく大本営は何を考えている……)

提督(こんな天使を配備して運用しろだと……)

提督「……」

提督(いや待てよ?普段は妹的な扱いを受けている駆逐艦娘達のお姉さん的な一面が見れるチャンスなのでは?)

こんごう「へ、ヘイテートクー!テートクもティータイムにするデース!」

提督(許せる!)

提督「あぁ、まだ少し書類仕事があるから、もう少し待っていてくれ」

こんごう「……わかったネー」シュン

提督(ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)


提督(さっさと書類仕事片付けよう)スッ

こんごう「……」パタパタ

こんごう「……」チラッ

提督「……」パラ パラ

こんごう「……ひぅっ」

こんごう「うええええええええええええええええええええええええええええええええん」

提督「!?」

こんごう「びええええええええええええええええええええええええええええええええええん」

提督「ど、どうしたこんごう!?何かあったのか!?」


<ガチャ


黒潮「何や!?手ぇ出したんか司令はん!?」バーン

あきつ丸「成敗するであります!!」バーン

提督「イエスロリータ!ノータッチ!」

こんごう「め゛をはな゛しちゃ……グスッ……の゛ーって゛いっだのにー!」エーン

提督「……は?」

あきつ丸「何で目を離したでありますか!?」

提督「悪いの俺!?」

黒潮「はーいもう大丈夫やからなー」ナデナデ

こんごう「グスッ」


<ガチャ


金剛「 Hey テートクゥー。何の騒ぎネー?」

あきつ丸「あ、デカイ方であります」

こんごう「おー」

金剛「……」

金剛「 oh ? 」


金剛「提督、これは一体どういう事ですか?ちゃんと説明して下さい」

提督「おう霧島になってるぞ」

提督「詳しい説明はこの文書を読んでくれ」

金剛「……」ペラ

金剛「 mic check 」ボソッ

提督「ンフッ」

黒潮「ンフッ」

提督「あ、そうだ黒潮。各鎮守府に連絡。大本営ハ偉大也」

黒潮「了解。同じ内容のメール、ぎょうさん来とるでー」

金剛「オーケー、大体分かったネー。つまりこの子が次世代型艦娘って事ネ」ヨシヨシ

こんごう「えへへー♪ちっさいこんごー型一番艦!こんごーデース!」

提督「あぁ。仲良くしてやってくれ」


金剛「ノープロブレム!所でテートクゥー」

提督「なんだ?」

金剛「こうして三人で並ぶと、私達家族みたいですネー」ポッ

提督「……」

こんごう「?」


提督「……」グルグルグル

金剛「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!電索の両端を回すのはやめるデース!」ジタバタ

黒潮「余計な事言わへんだらええのに」

あきつ丸「こんごう。紅茶の準備が出来たであります」

こんごう「サンキューネ!」


金剛「うぅ、ちょっとしたジョークネ……」ヨヨヨ

こんごう「……っ」トポポポポ

提督「年頃の娘さんがそんな冗談言うんじゃない」

こんごう「……っ」サラサラ

金剛「 boo! 少しくらい意識して欲しいデース」

こんごう「……っ」カチャカチャ

提督「オマエみたいなの意識してたらココで仕事出来んぞ」

こんごう「はい!おねーちゃん達もどーぞデース!」

金剛「オウ!ありがとうデース。こんごうは良い子デスネー♪」ズッ

黒潮「ありがとうなー♪」ズッ

金剛「甘っ」

黒潮「甘っ」

金剛「こんごう、コレ砂糖どれだけ入れたデース?」

こんごう「んっとね!いっぱい!」ニコッ


黒潮「……底に溶けきらへん砂糖沈んでる……」

金剛「ヘイアッキー!こんなの飲ませてたら歯が溶けちゃいマース!虫歯になりマスヨ!」

あきつ丸「あきつ丸であります。ティータイム後はちゃんと歯を磨かせているであります」

こんごう「き、気に入らなかったデスカ?」シュン

金剛「……」

黒潮「……」


金剛「これなら長靴いっぱい飲めるネー!!」ザラザラ

黒潮「いやー美味しいわぁー」ザラザラ

こんごう「こんごうお姉ちゃんへんなかおー」キャッキャッ

提督(仕事のペース落とそう)


金剛「ごちそうさまデース」プルプル

黒潮「あ、ウチ秘書艦の仕事あるからこれで」プルプル

こんごう「はーい!あ、おねーちゃんおかわりは?」キラキラ

金剛「……お願いスルネー」

こんごう「はーい!」キャッキャッ


提督「……金剛が押されている」

黒潮「あの笑顔には勝てへんねぇ……あ」

提督「ん?」

黒潮「各鎮守府の長門型が卒倒やって」

提督「ウチにいなくて本当によかったなぁ」


金剛「こんごう!先に砂糖入れるのは違いマース!」


――

提督「ところであきつ丸。次世代型艦娘は他にもいるように書かれてたけどこれは?」

あきつ丸「はっ。駆逐艦以外の艦種はほぼ建造済みであります」

あきつ丸「こちらが資料の写真であります」スッ

提督「ありがとうございます」スッ ガチャッ スッ ガチャッ

あきつ丸「一瞬で鍵付きの引き出しに入れるとはとんだダメ提督であります」

提督「誰だってそうする。俺だってそうする」

黒潮「ホンマやー。写真付きでいっぱいネットに上がってるでー」

提督「米櫃を抱えて満面の笑みのちっさい加賀……」

黒潮「……の後ろで満面の笑みの加賀さん……」

あきつ丸「……の後ろで頭を抱えている提督でありますな」

ちっちゃい鳳翔さんか・・・
ええな・・・


金剛「」チーン

こんごう「♪」パタパタ

提督「……ウチはまだ良い方だと思っておこう」

黒潮「そやねー」

あきつ丸「それより提督殿。こんごうをこの鎮守府の皆に紹介したいのでありますが」

提督「あぁ、それなら夕食の時にしよう。皆集まるからな」

あきつ丸「了解であります」

黒潮「あ、コッチはちっさい鳳翔はんやって」

提督「『一生懸命可愛い』か。あ、もしかしてちっさい長門もいるのか……?」

黒潮「えぇっと……」


提督「……うわ鼻血出してるぞこの長門」

黒潮「めっちゃいい笑顔してはるなぁ」

こんごう「……」コックリ コックリ


あきつ丸「む。提督殿。そろそろこんごうのお昼寝の時間であります」

提督「あぁ、長旅で疲れたんだろうなぁ。黒潮、部屋に案内してあげて」

黒潮「はいぃー。ほな行きましょかー」

あきつ丸「よろしくお願いするであります」

こんごう「んー……」ウトウト

<ガチャ

天龍「よぉ提督!今日の晩飯何がいい!?」バーン

提督「!」バッ

あきつ丸「!」バッ

黒潮「!」バッ

金剛「」

天龍「もがっ!?」


こんごう「……んにゅ……」ウトウト


天龍「もがもが」

提督「よし天龍。これからゆっくり拘束を解くが気を付けろ」

提督「騒いだら飯抜きだからな」

天龍「」コクコク

提督「よし、拘束やめ」

あきつ丸「……」スッ

黒潮「……」スッ

金剛「あだまいだいデース……」

天龍「何なんだよ……あ」

こんごう「にゅー……」スー スー


天龍「金剛!オマエ処女だって言ってたじゃねぇか!あれウソだったのか!?」

金剛「何しれっと暴露してるデース!?」

黒潮「あ」

こんごう「うにゅ?」パチッ


提督「金剛、天龍、両名を本日の飯当番とする。しかし晩飯抜きだ」

天龍「」

金剛「」

あきつ丸「空気読めない世界水準であります」ヨシヨシ

こんごう「??」


天龍殿が寝かしつけてちゃんとお昼寝出来たであります

書き溜めが尽きたので本日はここまでであります
>>25はエスパーでありますな

なお、個人的にはちっさい利根が欲しいであります

http://i.imgur.com/mQbtCeP.jpg

見た目は何歳位なんだろうか

レスありがとうございます。色んな艦娘の名前が挙がっていてこちらとしても嬉しい限りであります
少しだけ投下するであります

>>42
艦娘自体が見た目詐欺なので特に考えていません
ねんどろみたいなぷち生物でも>>41のような感じでもご自由に。であります


――

羽黒「~♪」

羽黒「さて、お庭のお掃除も終わったし……あら?」

こんごう「♪」トコトコ

羽黒(見ない子ね……迷子かしら?)

羽黒「えぇっと……」ハッ

羽黒(こ、こういう時ってなんて声を掛けたらいいのかしら?)

羽黒(お嬢ちゃん?お嬢ちゃんって呼べばいいの?呼んだら通報されたりしない?)

羽黒(落ち着け、落ち着くのよ羽黒。まず私がどうしたのお嬢ちゃん?って聞くの。笑顔で)

羽黒(笑顔。そう笑顔が大事なのよ。鏡……は無いからその辺のガラスで……)


大鳳「こんごうさーん?ちっさいこんごうさーん?」トコトコ

大鳳(提督達に探すのを手伝ってくれって言われたけど、ちっさい金剛さんとしか説明されてないし)トコトコ

大鳳「あ、羽黒さんが庭掃除してるって言ってたわね。まだいるかしら?」スッ


――窓ガラス――


羽黒「……」ニタァ


大鳳「」

大鳳「」ヘナヘナ

大鳳「」ペタン


羽黒(あら?今大鳳さんと目があったような?)

こんごう「おねーちゃん何してるデース?」

羽黒「ほわぁっ!?」ビクッ

羽黒「ごごごごごめんなさい!笑顔が不自然でごめんなさい!」

こんごう「ど、どうしたデース!」オロオロ


羽黒「――こほん。取り乱してしまいました」

羽黒「えぇっと、私は羽黒って言うの。アナタは?」

こんごう「ちっさいこんごー型一番艦!こんごーデース!」

羽黒「ちっさい……?確かに金剛さんにそっくりだけど……」

こんごう「?」

羽黒「えっと、こんごう?ちゃんはここで何してるのかなー?」

こんごう「たんけんデース!おねーちゃんも一緒にやるデース!フォロミー!」

羽黒(!)


おねーちゃん おねーちゃん おねーちゃん おねーちゃん


羽黒「いいわよー!こんごうちゃんの背中は私が守るわ!」パァッ

こんごう「イェァ!たのもしーデース!」

羽黒「あ、でもその前にちょっと電話だけさせてね」ニコニコ

羽黒「あ、司令官さん?庭に迷子の女の子が居たので報告……え?そこで待ってろって……?」


羽黒の笑顔が改二になりました

本日はここまでであります


――

こんごう「ごっはん♪ごっはん♪」キャッキャッ

あきつ丸「さっきまで叱られてたのが嘘のようでありますな」

大鳳「目を離している内に出て行ったって、ちゃんと保護者を付けておかないから悪いのよ」

あきつ丸「面目次第も無いであります」

羽黒「ちゃんと謝りましたし、素直で良い子ですねー」ニコニコ

こんごう「ネェネェテートクー、きょうのご飯は何デスカー?」キャッキャッ

提督「おーう。今日は金剛と天龍による剛龍ハンバーグだぞー」

こんごう「ハンバーグ!ハンバーグイェー!」

羽黒「イェー♪」ニコニコ

あきつ丸「その強そうな名前は何でありますか」

黒潮「気にせんでええよー。司令はんいっつも適当やからー」アハハ


提督「――という訳だ。皆仲良くしてやってくれよー」

<カーワーイーイー

提督「……って聞いてないなアイツら」

黒潮「まぁ新しい仲間が増えるんは久し振りやからねぇ。皆嬉しいんや」

黒潮「あ、もちろんウチもやで?」


天龍「おーうよく来たなチビ!オマエの分にも目玉焼き乗せてやるぞ!」

こんごう「イェァ!」ピョンピョン

満潮「あ!私より目玉焼きおっきいじゃない!代えなさいよ!」

霞「姉さんやめて!まったく情けないったら……」

荒潮「うふふ、姉さんったら子供なんだからうふふふふ」

満潮「ぐぬぬ……ま、まぁ今日は勘弁してあげるわ!」

こんごう「……」ジーッ

満潮「……何?」

こんごう「あげるデース!!」ポスッ


荒潮「あらあら♪」

霰「じゃあ、こんごうには霰のをあげる……」

満潮「……う」

霰「……?」

霞「もぉー!見てらんないったら!姉さんは代えなさいって言ったでしょ!」

霞「アナタが姉さんの分の目玉焼きを取っていいのよ!」

こんごう「……」ポカーン

満潮「……そ、そうよ。ほら、持って行きなさい!」

こんごう「……うんっ!」パァッ


朝潮「……」ニコニコ

大潮「……」ニコニコ

満潮「二人とも何笑ってるのよ!」

朝潮「いやーいいお姉ちゃんだなーって思って」

大潮「自慢の妹だよホント~♪」

満潮・霞「「うっさいわね!」」


提督「黒潮ォ!各鎮守府に連絡!大本営万歳!大本営万歳だ!」

黒潮「もう同じメールぎょうさん来とるでー」

一先ずここまでであります
やっぱり思いついたら投下する形にするであります

金剛編が終わったら赤城編書いてください。
なんでもしますから


満潮「ギャーギャー」

霞「ギャーギャー」

あきつ丸「」ガタッ

那智「食事中に席を立つな」

あきつ丸「」ストン


満潮「ギャーギャー」

霞「ギャーギャー」

金剛「」ガタッ

足柄「座りなさい」

金剛「」ストン


満潮「ギャーギャー」

霞「ギャーギャー」

羽黒「」ガタッ

妙高「」ニコッ

羽黒「」ストン


提督「おぉぅ、あの過保護者三人を完全に抑え込んでる……」

黒潮「妙高はんらはホンマ頼りになるねぇ」(※妙高はんら=妙高さん達の意)

大鳳(一人その妙高型なんだけどなぁ……)モグモグ


――

こんごう「ごちそーさまでしタ!」

<ゴチソーサマデシター

能代「ホラホラみんな食器は自分で下げて下さいねー」

こんごう「……っ」ンショ ンショ

比叡「……榛名」

榛名「はい?」カチャカチャ

比叡「ご飯が終わればお風呂タイムだよね……」

あきつ丸「食べてすぐ風呂に入るのは身体に悪いであります」ヌッ

比叡「ヒェッ!?」

金剛「アッキーの言う通りネ!お腹が落ち着くまで入浴はNO!なんだからネ!」

あきつ丸「あきつ丸であります。流石金剛殿であります」

霧島「じゃあそれまで一緒に読書を……いや絵本の方がいいかしら……」

榛名「あれ?そのこんごうちゃんの姿が見えませんが……」


金剛「アッキー!カ号発艦ネ!」ダッ

あきつ丸「あきつ丸であります!カ号発艦!」

羽黒「ごめんなさいそこどいて下さい!」バタバタ


足柄「食事の時からずっとだけど、過保護が過ぎるんじゃないかしら?」ニコッ

妙高「もう少し落ち着かれたら如何ですか?」ニコ

金剛「ヒッ」

あきつ丸「ヒッ」

羽黒「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

那智「安心しろ。こんごうちゃんには初霜を付けてある」

金剛「オウ!初霜なら安心ネー!」

足柄「……ちゃん?」

那智「あ」


この後散々弄られました

一先ずここまでであります

>>60
わかったであります。ではそれ以外のちっさい艦娘達を安価で書くスレを立てて頑張ってもらうであります
自分は冗談が通じないであります

申し訳ない。無責任な「なんでもしますから」でつい頭に血が上ってしまいました
自分の下手な冗談でお見苦しい所をお見せしてしまいました事も合わせ、重ね重ね申し訳ありませんでした

リクについては迷っていましたが、一区切り付いたら受け付けますので、もしお付き合い頂けるなら幸いです


――

こんごう「うみデース!!」トタタタタ

初霜「あ、そんなに走っちゃ危ないよー!?」

こんごう「あうっ」ズテッ

こんごう「うぅ~……」グスッ

初霜「あ、だ、大丈夫!?怪我してない!?」グイッ

こんごう「だ、だいじょうぶ、グスッ、デース」

初霜「ん……怪我もしてないみたい……よかったぁ……」ホッ

こんごう「でもちょっと痛いネー」

初霜「お膝かな?痛いの痛いのとんでけー♪」

こんごう「オウ!痛くないデース!」

初霜「えへへ♪今度から気を付けようね?」

こんごう「ハーイ!初霜おねーちゃん!海に出てみたいデース!」

初霜「うーん……ちょっとだけだよ?」


若葉「……」ジーッ

初春「……のう、若葉や」

若葉「何だ?」ジーッ

初春「そこまで心配せずとも、初霜は大丈夫じゃろうて」

初春「若葉とて、初霜の事を信頼していない訳ではなかろ?」

若葉「当たり前だ。これは次世代型艦娘の監視だから気にしないでくれ」ジーッ

初春「ほぅ」

若葉「……」ジーッ

初春「嫉妬かや?」

若葉「違う」

初春「顔に出ておるぞ?可愛い妹を取られた、とな」

若葉「……」キッ

初春「ふむ……よし、ではわらわも共に戯れてこようかの」

若葉「待て」

初春「なんじゃ?」

若葉「……初春が行くなら若葉も行く」


初春(一緒に遊びたかっただけとは、の……まったく、手のかかる妹じゃ)クス

子日「ねのひアターック!!」ダキッ

若葉「うわっ!?」

子日「子日を置いて行くなんてずるいよー!ホラホラ!」グイグイ

若葉「わかった、わかったから押さないでくれ。頼むから押さないでくれ」

初春「……ふむ」

初春(よい妹を持って、わらわは幸せ者じゃな)


まんまるお月様の下 波はとても穏やかでした

一先ずここまでであります


――

こんごう達がお風呂に入っている間も次世代型艦娘に対する各鎮守府の喜びの声は留まる所を知らず

一部ブログやSNSのサーバーがダウンしてしまった程であった

この夜多くの提督は猫吊るしの悪夢にうなされたという


なお、この日ネット上に書き込まれた最後の書き込みは『ひゐつた』という短文投稿サイトに於ける

『ワレ チツサイ北上サンヲ シヨモウ ス』

という物であった


――

初霜「……」シャコシャコシャコシャコ

こんごう「……」シャコシャコシャコシャコ

初春「……」シャコシャコシャコシャコ

あきつ丸「……」シャコシャコシャコシャコ

金剛「……」シャコシャコシャコシャコ

若葉「……」シャコシャコシャコシャコ


ジャー


初霜「上手に磨けたかなー?」

こんごう「だいじょうぶデース」ムニャムニャ

若葉「ん。偉いぞ」ナデナデ

こんごう「んへー♪」

あきつ丸「ぐぬぬ……すっかり初霜がお姉ちゃんポジデース……」ギリギリ

金剛「美人四姉妹とオチビちゃんのほのぼの日常系SSはどこに行ったでありますか……」ギリギリ

初春「おいそこの過保護者二人、キャラが逆転しておるぞ」


金剛「でもこの後は寝るだけネー!こんごう、一緒に寝るデース!」

あきつ丸「そうでありますな。ではこんごう、部屋に戻るであります」

こんごう「ワッツ?」


金剛「ヘイ、アッキー?私としては早くこんごうに鎮守府に慣れて欲しいネー?だから今日は私達と寝るネー」ゴゴゴゴゴゴ

あきつ丸「あきつ丸であります。所属一日目にして慣れない環境で寝れないなんて事になったらどう責任とるでありますか?」ゴゴゴゴゴゴ

初春「ふむ……」

初霜「お、お二人ともやめて下さい」オロオロ

若葉「こんごうが怖がってしまうぞ」

金剛「ヘイ!こんごうはドッチと一緒に寝たいネー!?」バッ

あきつ丸「当然自分とでありますねこんごう!?」バッ


初春「ふぁ……む、もう終わったか」

初春「こんごうなら天龍に預けておいたぞ。これなら間違いはなかろ」

金剛「」

あきつ丸「」


初春「そうそう、黒潮が言っておったが、今日は川内が鎮守府『内』の夜間警備にあたるそうじゃぞ」

初春「ここしばらく夜間での活動が無かったアヤツの事じゃ。さぞや張り切っておるじゃろう、な」

金剛「」プルプル

あきつ丸「」プルプル

初春「では若葉、初霜、わらわ達も部屋に戻るぞ。川内に見つかってはタダで済まぬじゃろうからな」

若葉「そうだな。おやすみ金剛、あきつ丸」

初霜「お、おやすみなさい金剛さん!あきつ丸さん!」ペコッ


金剛「……アッキー、今日は私の部屋で寝るデース。大歓迎デース」

あきつ丸「……光栄であります」


しかし翌朝事態は急変する

廊下に正座させられた比叡の泣き声がこだまする中、提督が何気なく付けたテレビのニュースで放送されたのは

多くの提督と艦娘達が大本営前に並ぶ姿であった

次世代型艦娘の開発建造に成功し、提督達からの評判も上々(web調べ)であった事で呑気にしていた大本営もこれにはビビった

思い思いのカッコいいポーズで大本営に主砲を向ける長門型の壁を背に

その代表として一人の提督が読み上げた物を要約すると以下の通りである

曰く、あんなに可愛い次世代型艦娘達に近海警備を任せ、自分達は胡坐をかいているなど我慢ならず

曰く、次世代型艦娘開発建造に於ける情報を開示せぬ事は我々海軍への不信の表れと解釈する

曰く、次世代型艦娘開発に於いて駆逐艦、及び潜水艦が開発されておらぬのはどういう事か


大本営は再び自らの愚行に頭を抱える事となってしまったのである


三つ目に関してはいくら建造しようとしてもペンギンが生まれると後日発表された


こうして、次世代型艦娘達のみが任務にあたると言う最悪の事態は避けられた

各鎮守府に配備された次世代型艦娘は――


比叡「こんごうちゃ~ん!」ドタバタ

初霜「こんごう待って~」ドタバタ

こんごう「わかばおねーちゃん!待つデース!」ドタバタ

若葉「後ろから、追い掛けてくるのは、やめてくれと、言っただろう」ドタバタ

初春「何故わらわの後ろを追いかけて来るのじゃ!!」ドタバタ

子日「もうあのティータイムはやだよぉ~!」ドタバタ


――現行型艦娘のよき妹として、今も活動している


『ちっさい金剛型一番艦』おしまい

一先ずここまでであります
これ以降は安価となりますが自分の腕の都合上、幼くなり過ぎる潜水艦、駆逐艦はちっさくなりませんのでご了承下さい
また、それぞれ別の鎮守府でのお話となりますのでご注意下さいまし

安価>>+3
次世代型艦娘名…だと味気ないのでスレタイに則った書き方をしてもらうであります
元気よく挨拶してると尚良しであります(ゲス顔)

ビックリするぐらい誰も乗ってこなかった…orz
加賀了解。ではまた

しゃーない
艦これやモバマスみたいなキャラ多すぎで安価の奪い合いになる作品はとりあえずでいいから安価とることが優先されるからね


――某日・とある鎮守府


燦々と降り注ぐ太陽の光

雲一つない快晴の空の下

大きな大きな泣き声が響きました


『ちっさい加賀型一番艦』


かが「に゛んじんや゛だああああああああああああ」エーン

潮「だ、ダメですよかがちゃんっ、好き嫌いしちゃ――」ハッ

加賀「……」ジーッ

潮「ひぅっ!?」

加賀「潮さん、下がってなさい」スッ

加賀「かが、ワガママを言うんじゃないわ。ホラ食べなさい」ズイッ

かが「やだああああ!潮おねーちゃんも加賀おねーちゃんもキライッ!」エーン

加賀「」

潮「」


加賀「」ポロポロ

潮「ヒック……グスッ……」

曙「あぁもう二人して泣くんじゃないわよっ!」ヨシヨシ

漣「クリティカルヒーット、ってヤツ?」

朧「あぁなると長いんだから……ホラかが、謝りなよ?」

かが「うー……」グスッ


かが「……潮おねーちゃん、加賀おねーちゃん、嫌いなんて言ってごめんなさい」ペコッ

加賀「……」

潮「……」


加賀「大丈夫よ全然怒ってないから。えぇ」ナデナデナデナデ

潮「だ、大丈夫ですっ!ちゃんと謝れてかがちゃんは偉いですよっ」ナデナデナデナデ

かが「……」エヘン


曙「……別人みたいね。加賀さん」

朧「今まで近付き難いオーラ出してたのにね」

曙「……あの笑顔は衝撃的だったわね」

朧「そうそう。かがの来た次の日なんて――」


――加賀「頬が痛いのだけれど、何かの病気かしら?」


曙「……あ、ヤバイ笑いが……」クッ

朧「ンフッ」


潮「あ、あの、加賀さん、この後本屋に行きませんか?」

加賀「本屋?かまわないけれど、どうしたの?」

潮「は、はい!食育に関する本を探そうと思うんですっ!」

加賀「一航戦出撃します」ガタッ

潮「ひゃっ!?ご、ご飯食べてからですよぉ……」


漣「ホ~ラ、かがちゃんの好きなマヨネーズだよ!はい、あ~ん♪」

かが「!」パクッ

かが「……?」モグモグ

かが「……」コクン

漣「ウマー?ねぇねぇウマー?」

かが「うまー♪」キャイキャイ

漣「そっかー♪」ニコニコ


漣「かかったなァ!人参のマヨネーズフォンデュだよォ!」

かが「!」ガーン

朧「何してんの……」ハァ

漣「いやー、でもおいしかったっしょ?」

かが「……」ムー

かが「……」ムー

かが「……うん」コク

漣「かがちゃんが人参食べたよ!美味しかったって!」

加賀「!」バッ

潮「!」バッ


加賀「漣さん、どうやったのか詳しく教えてもらえるかしら」ズイッ

潮「ど、どうやったのっ!?」ズイッ

漣「え、ちょ、近い、近い近い」

かが「……」モグモグ

加賀「早く教えて下さいお願いします。私も人参を食べられるようになるチャンスなの」

漣「えっ?」

潮「えっ?」

加賀「あ」


かがに食べさせてもらって食べられるようになりました

(ただしマヨネーズフォンデュに限る)


『ちっさい加賀型一番艦』おしまい

お粗末様でした。猫耳は…猫耳は割り込めませんでした…

>>95
書いてる方が読まれてないのかな?ってなるのは想像できないみたいですね。他所でこんな事してる人いないから仕方ないかもですが
向こうもだけど、web上のやり取りに慣れてない人が増えたような印象がありますね


では次であります。今度もスレタイに則った形で書いてもらうであります
安価>>+3

この時間帯は見てる人少ないんじゃないかな?


自分、ちっさいせんだいちゃんが見たいですが、今回は大人しく踏み台になるであります!

>>104
その心意気が報われて何よりであります

川内了解であります。ではまた


――某日・とある鎮守府


近隣の住民からの報告によると、夜になるとこの鎮守府は騒がしくなるという


『ちっさい川内型一番艦』


提督「ダメだ、と言っている」

川内「むぅぅ~……!提督のバカっ!」

提督「知ってる」

川内「アホっ!」

提督「知ってる」

川内「間抜けっ!」

提督「知ってる」

川内「鬼!」

提督「知ってる」

川内「悪魔!」

提督「知ってる」

川内「羅針盤娘!」

提督「キサマそこに直れェ!」ガタッ

川内「夜の海で決着付けてやるわ!」キラキラ

名取「てっ、提督!落ち着いて下さいよぉ~!」オロオロ


川内「やーせーんー!」ジタバタ

提督「ソファの上でバタバタするんじゃない」

提督「近隣への迷惑になるからダメだと言っているのに……」ハァ

名取「わ、笑いながら航行してましたからね……」

提督「それに――」


提督「こんなに可愛い子を巻き込もうとするのは言語道断である」キリッ

せんだい「ねーちゃのまねー♪」ジタバタ

名取「だめだよぉ~夜戦バカが移っちゃうよ~?」ヨシヨシ

川内「名取にまで夜戦バカって言われた!この鎮守府一の良心に!」

提督「それだけヒドイって事だから自覚しろバカ」

川内「バカッって言わないでっ!頭に夜戦を付けてっ!」

提督「オマエはそれでいいのか……」

川内「ウゥ……夜戦も出来ないなんて、何て可哀想なせんだいちゃん……」ウルウル

提督「他の鎮守府の川内はお淑やかだったのになぁ……どうしてうちは……」

名取「ま、まぁまぁっ!これも個性ですよっ個性っ!」

名取「私なんかよりいいじゃないですかっ!!」ニコッ


川内「……ごめん提督……もう私ワガママ言わない……」

提督「すまん名取……その笑顔が辛い……」

名取「ふぇ?」

せんだい「んー?」


<ガチャ

涼風「ちわーっす!涼風だよー!」

せんだい「すずかぜねーちゃ!」トテテテ

涼風「うーっし!ほら高いたかーい!でもたかくなーい!」ヨイショー

せんだい「たかくなーい!」キャッキャッ

名取「こんばんはー。どうしたんですか?」

涼風「せんだいちゃんと遊ぼうと思ってね!どーせまた川内ねーちゃんが夜戦に連れてこうとしてんだろ?」

名取「う、うん……あ、じゃあ私も一緒に……」

涼風「名取ねーちゃんは秘書艦のお仕事あるだろ?あたいに任せときなって!」

名取「そ、そう……?」

涼風「川内ねーちゃんはどうする?」

川内「……ちょっと夜の海見て来るわ……」

提督「お、おう……」

涼風「あ、じゃああたいも行くよ!」


――

川内「ふふ……夜の海は綺麗ね……」

涼風「とうちゃーっく!せんだいは夜の海見るの初めてか?」

せんだい「……」ジーッ

せんだい「や!」プイッ

涼風「お、おいおいどうしたー?」

せんだい「まっくらなの、や!」

涼風「おー何だ何だー。夜の海が怖いってかー?」ナデナデ

せんだい「うー……」ギュー

涼風「……そうだな。怖いな……」ポンポン

川内「……戻るわよ」

涼風「えっ」

川内「何よその意外そうな顔……どうせ白露達も暇してるんでしょ?遊びに行っていい?」

涼風「……あぁ!大歓迎だよ!」ニッ

涼風「よぉーっしせんだい!鎮守府まで競争だっ!」タッ

せんだい「あ!すずかぜねーちゃ待って!まってー!」トテテテテ

川内「コケるんじゃないわよー」


その日は、いつもと違って静かな夜だったという


『ちっさい川内型一番艦』おしまい

お粗末様でした。どうしてこうなったでありますか?

安価 >>+3
例によってスレタイに則った形で書いてもらうであります

ちっさい妙高型四番艦、さらに小動物ちっくになったはぐろちゃんお願いします!!

赤城了解であります

>>125
次を取れる事を願うでありますよ


ではまた

Q.曰く、次世代型艦娘開発に於いて駆逐艦、及び潜水艦が開発されておらぬのはどういう事か
A.いくら建造しようとしてもペンギンが生まれると後日発表された

これを見て某ニナチ。ーンばりのきぐるみを身につけたちっちゃい曙を想像して萌えた


赤城

言わずと知れた航空母艦娘である

常に気を引き締めて任務にあたる姿は頼もしく

平穏で裏表の無い性格は人望を集め

自身の運用法を違えた提督にはその身をもって学習させる厳しさも持つ

多くの艦娘は彼女の事をこう評価する


”隙の無い大和撫子”


『ちっさい赤城型一番艦』


――某日・とある鎮守府


『いただきます!』


赤城「……」モクモク

暁「……」ポー

暁(どうすればあんな風に絵になる食事の仕方が出来るようになるのかしら……)

暁(うぅ……私の手じゃお椀をあんなに綺麗に持てない……)プルプル

響「どうしたんだい、暁姉さん」

暁「ふぇっ!?あ、いや、なんでもないわ……」

暁「ただ、赤城さんの事を見てただけよ」

響「あぁ。目標を持つのは良い事だ。特に身近な人ほど良い」

暁「えぇ。それに引き換え……」


加賀「……」モグモグモグモグモグ

電「はい、あーんなのです♪」ニコニコ

あかぎ「あーん……ぱくっ」

あかぎ「♪」モグモグ

電「はぁ……あかぎちゃんマジプリティなのです……」ニヘー

雷「こら電、ちゃんと口元拭いてあげなきゃダメでしょ!」フキフキ

あかぎ「んー……」ムグムグ

あかぎ「いかずちおねーちゃん、ありがとうございます」

雷「ん、いいのよ」

あかぎ「いなずまおねーちゃん、あかぎ、ごはんもっと食べたいです」クイクイ

電「はんッ!!おかわり取ってくるのです!」ダッ

加賀「……」ハムッ ハフハフ ハフッ


暁「……」ハァ

暁「あのお節介焼きは雷譲りなのかしらね……」

響「電は雷のような姉になりたいのかもしれないね。姉さんが赤城さんに憧れるように」

暁「……なるほど」


赤城「加賀さん、頬っぺたにご飯粒ついてますよ?」スッ

加賀「……」ピタッ

赤城「はい、取れましたよ」ニコ

加賀「ありがとうございます……」モグモグモグモグモグ


――

赤城「はい、今日のおやつに箱羊羹を持ってきましたよ」コトッ

あかぎ「おっやつ~♪おっやつ~♪」キャッキャッ

電「お茶淹れて来るから待ってて下さいね~♪」トテテテテ

雷「待ちなさい。私も手伝うから」トテテテテ

赤城「あ、ありがとう電ちゃん、雷ちゃん」ニコ

暁「じゃあ早速切り分け……」

あかぎ「あーーーーーーーーーーーーーーー」

暁「」

響「」

赤城「」

あかぎ「ぱくっ」

暁「」

響「」

赤城「」

あかぎ「ん~♪おいひいです♪」モグモグモゴモゴ

暁「な、何全部食べてんのよアンタ!!バカッ!!」

あかぎ「?」モゴモゴモゴモゴ

響「一口で全部食べた……?信じられない……」

赤城「……ひ」

響「あ、赤城さん……?」

赤城「久し振りの羊羹だったのに……!」プルプルプルプル

響「赤城さん!?」

赤城「提督が、ご褒美に、買ってくれた羊羹なのに……グスッ」

赤城「うええええええええええええええええええええええええええええ」ポロポロポロポロ

暁「!?」

響「!?」


雷「何だ!?」

電「なっ、何事なのです!?」

赤城「あかぎちゃんのばかあああああああああああああああ」グイグイ

あかぎ「びょべーな゛ざびいいいいいいいいいいいいいいいいい」ビェー

暁「赤城さん抑えて!頬っぺた引っ張っても戻って来ません!響、提督呼んできて!」

響「わ、わかった!」

<ガチャ

提督「……何事だこれは?」


提督「――なるほどなぁ……赤城、この箱羊羹はまた買ってきてやるから」

赤城「うぅ……お恥ずかしい所を……ありがとうございます……」

あかぎ「ごめんなさい、です」シュン

電「うぅ……あかぎちゃんを甘やかせてしまったのは自分なのです……」シュン

提督「いや、まぁそう落ち込むな。電は以後気を付けてくれよ?」

電「はいなのです……」

提督「しかし何だな。ちっさいあかぎも羊羹が好きなんだな」

赤城「」ギクッ

暁「”も”ってどういう事?」

提督「赤城も羊羹が好きでな。前に一度箱羊羹を丸ごと食べてみたいと――」

赤城「てっ提督!それは言葉のアヤというモノでですね!」ワタワタ

暁「……意外ねー……」

響「あぁ……」

雷「はい、残ってた御煎餅出してきたわよー」トコトコ


大和撫子女の子。お菓子も好きな赤城さんでしたとさ


『ちっさい赤城型一番艦』おしまい

お粗末様でした。自分には赤城=大食いのイメージが無いであります
今更言う事でも無ければ当然の事でありますが、あくまで登場する次世代型艦娘の安価を取ってるだけでありますよ?

>>131
着ぐるみ駆逐艦娘達を両腕にぶら下げてぐるんぐるん回る鬼怒が見えたであります


では次であります。安価>>+3
スレタイに則った形で書いてもらうと有難いであります

北上了解であります。ではまた


おまけ


『いただきます!』


赤城「……」モクモク

暁「……」ポー

暁(どうすればあんな風に絵になる食事の仕方が出来るようになるのかしら……)

暁(うぅ……私の手じゃお椀をあんなに綺麗に持てない……)プルプル

Анастасия 「 Ты в порядке ? 」

暁「!?」ガタッ

響「どうしたんだい?」

暁「しししし知らない人が!今知らない人が!!」アワワワワワ


おまけ・おしまい


――某日・こんごうのいる鎮守府


北上「……」グルグル

阿武隈「ひゃ、やめてぇ~前髪くるくるするのやめてぇ~」

こんごう「何してるデース?」


『ちっさい球磨型三番艦』


北上「スキンシップ」グルグル

阿武隈「め、めがまわりゅ~……」クラクラ

黒潮(この二人、他所でもこんな感じなんやろか?)


――某日・とある鎮守府


きたかみ「あ!あぶくまおねーちゃんみっけ!」ヒョコッ

阿武隈「き、きたかみちゃん」ビクッ

きたかみ「えっとね!んっとね!」

阿武隈「ごごごごめんねきたかみちゃん!おねーちゃんちょっと用事があるからっ!」

きたかみ「え……う……」シュン

阿武隈「え、えーと、じゃあ、また、後でねっ」

きたかみ「……グスッ」ジワッ

阿武隈「!」

きたかみ「う゛ぅ~……」

日向「何だ?」

阿武隈「あ、ひ、日向さん!」


――波止場

日向「ここなら落ち着いて話せそうだな。阿武隈、君が北上を怖がる理由は何だ?」

日向「出撃時にぶつかった事なら、君はちゃんと謝って、北上も気にしてないんだろう?」

阿武隈「う……そ、それはそうなんですけど……」

日向「ただの追突だ。よくある話だよ」

阿武隈「ち、違うんです!」

日向「何がだ?」

阿武隈「あの日、北上さんに衝突して、あたしそれで転んじゃって……」

阿武隈「そしたら北上さんが手を差し伸べてくれて、あたし、慌てて……」

阿武隈「両手を差し出しちゃって北上さんを単装砲で挟んじゃったんです~」メソメソ

日向「まぁ、そうなるな」

阿武隈「そ、それで、北上さんを前にすると、また失敗しちゃうんじゃないかって……」グスン

日向「そうか……だ、そうだぞ北上」

北上「なーんだ。そんな事だったんだ」ヒョコッ

阿武隈「ふぇっ!?」

北上「それこそ気にしなくていいのに。手を差し出したアタシの落ち度だし。それに……」

阿武隈「?」

北上「阿武隈さぁ、アンタもこの国を護った艦娘なんだよ?」

北上「もっと胸張って、堂々としてなって」ポンポン

阿武隈「……北上……さん……」


北上「っとぉ、そうだった。ホレちびかみ、阿武隈に用があるんでしょ?」

きたかみ「……」ヒョコッ

きたかみ「あ、あぶくまおねーちゃん、さっきはごめんなさいっ」ペコッ

阿武隈「ふぇ!?ちちち違うよ!きたかみちゃんが悪いんじゃないよ!」

きたかみ「で、でも……」

阿武隈「あたしの方こそごめんなさい!」ペコッ

きたかみ「ふぇ?」

阿武隈「きたかみちゃんの事避けててゴメンね?もう、大丈夫だから」ナデナデ

きたかみ「……ほんと?」

阿武隈「ほんとだよ?」ニコッ

きたかみ「……よかった~!」ニコッ


きたかみ「あ!えっとね!えっとね!それでね!」ゴソゴソ

きたかみ「はい!これ!」ズイッ

阿武隈「んー?しょうたいじょう?」

きたかみ「あのね!あのね!ゆーだちおねーちゃんがね!ぱーてぃーしてくれるんだって!」

きたかみ「それでね!それでね!あぶくまおねーちゃんにも来てほしいの!」

阿武隈「そっかー……よしっ!行くに決まってるじゃない!」

きたかみ「!」パァッ

きたかみ「じゃあ行こ!ほら!ほら!」グイグイ

阿武隈「あはは、あ、ちょっと待っててね……北上さん、日向さん」

阿武隈「本当に、ありがとうございました!」ペコッ

日向「構わんさ」

北上「いーのいーの。ほら、ちびかみが待ってるよ」

阿武隈「はいっ!行ってきますっ!」


日向「……北上、君は行かないのか?」

北上「アタシは後で行きますよ。日向さんは?」

日向「ん。私も後だな……夕立が飽きるまで続くからな」

北上「ですよねー」


きたかみがおねむの為、パーティーは過去最短の三時間で終わった


『ちっさい球磨型三番艦』おしまい

お粗末様であります。あの両腕の砲で挟まれるのは痛そうでありますな

安価>>+3
次世代艦娘名

スレタイに則った形だと有難いであります

瑞鶴了解であります
ではまた



おまけ


――某日・とある鎮守府

阿武隈「ふっふっふ~♪こうすれば北上さんと会わずに移動できるわ!」


     __
. + ∠∠/|__
  ∠|___|∠/+
 +


     __
. + ∠∠/|__
  ∠|___|∠/+ )))))))))))
 +


阿武隈「ん、何かにぶつかっちゃった。壁かな?」ヒョコッ

北上「……何してんの?」

阿武隈「ひゃあああああああああ!?」


おまけ・おしまい


――某日・とある鎮守府


提督「なぁ、加賀さんや」

加賀「何でしょう?」


『ちっさい翔鶴型二番艦』


ずいかく「♪」

提督「仮にも秘書艦なんだからさぁ、もうちょっと行動に気を付けようよ」

提督「何でずいかく膝に載せたまま仕事してんの」


加賀「いけませんか?」

提督「うわホントに解ってない顔してるわこの子……」

加賀「そんな事よりそろそろおやつの時間です」

加賀「この子とおやつを食べたいんですが構いませんね?」バリバリ

ずいかく「おやつー♪」

提督「聞く前から開けてんじゃねぇか。ああもう……好きにしなさい」

加賀「やりました」

加賀「ずいかく」

ずいかく「?」


加賀「やりました」

ずいかく「かがしゃんすごぉーい」パチパチ


――

翔鶴「瑞鶴ちゃあ~ん」グスッ

翔鶴「ごめんね、ずいかくちゃんを守り切れないダメなお姉ちゃんでごめんね」エグエグ

瑞鶴「えぇいそんな事で泣かないでよ翔鶴姉!」

翔鶴「こんなダメなお姉ちゃんでも許してくれるのね。瑞鶴ちゃんは天使ね」エグエグ

瑞鶴「いやいや普通に加賀さんが面倒見てくれてるだけでしょ?そこまで泣かなくても――」

翔鶴「そう……瑞鶴ちゃんも加賀さんの肩を持つのね……」メソメソ

瑞鶴(運40ですが姉がメンドくさいです)

加賀「二人とも、ちょっといいかしら?」

瑞鶴「あ、加賀さん」


翔鶴「瑞鶴ちゃんは渡しません!」キリッ

瑞鶴「翔鶴姉、話は聞こうね?」

加賀「えぇ、ちょうどずいかくとおやつにしようと思ってるんだけれど」

加賀「アナタ達に来てほしいの」

翔鶴「な、何を企んでるのですか……」

瑞鶴「翔鶴姉、好意は素直に受け取ろうね?」


加賀「瑞鶴の言う通りよ……ダメ、かしら?」シュン

翔鶴「物で釣ろうとするなんて情けないですよ?」スタスタ

瑞鶴「バッチリ釣られてるよ翔鶴姉……」

加賀「よかった……断られたらどうしようか心配だったの」

瑞鶴「なんか、すいません……」

加賀「瑞鶴が謝る事じゃないわ。悪いのはミの字よ。シの字だったかしら?」

加賀「ねぇどっちだったかしらミョウカクさん」

翔鶴「おうやんのか焼き鳥屋」

瑞鶴「二人ともやめて」

加賀・翔鶴「「ごめんなさい」」

瑞鶴「もうっ、どうして加賀さんも喧嘩売るような事言うかなぁ」

加賀「これは愛情の裏返しよ。翔鶴の事も大好きだもの」

翔鶴「!」

翔鶴「そんな見え見えの嘘ついたって騙されませんからね!」

瑞鶴(うわぁ耳まで真っ赤だよ……)


加賀「ホントよ。好き好き愛してる」

翔鶴「……」プルプル

翔鶴「瑞鶴ちゃんどうしよう!加賀さんに好きって言われちゃった!すごく恥ずかしい」ギュー

瑞鶴「はいはいよかったねー」ポンポン

加賀「でも瑞鶴はもっと好きです」

翔鶴「んんんんんいいいいいいいいいいいい」ジタバタ

瑞鶴「二人ともいい加減にして!!」

加賀・翔鶴「「ごめんなさい」」


――


提督「加賀の奴遅いなー」

提督「せっかく淹れたお茶が冷めちゃうじゃないか」

ずいかく「みんなまだかなー?」パタパタ


『ちっさい翔鶴型二番艦』おしまい

お粗末様でした。ちっさい分が足りないであります
ではまた

安価 >>+3
次世代型艦娘名


――某日・とある鎮守府


子日「ていとくぅー」

子日「もうちょっとリズムが欲しいなぁ?」

提督「……ふむ」


~子供とバカは、生活を陽気にする~(ヨーロッパの諺より)


子日「だって やってらんないじゃん♪」

提督「へーい」

熊野「トラブルより ウルウル でしょ♪」

子日「ゲッチュゥ!ラブラブ モードじゃん♪」

提督「へーい」

熊野「それが心のうるおい なんです♪」

子日「だって やってらんないじゃん♪」

提督「へーい」

熊野「ダメだしーより 背中 押して♪」

鈴谷「仕事して下さい」

熊野「はい」

子日「はい」

提督「へーい」


『ちっさい妙高型四番艦』


――某日・とある鎮守府


羽黒「えぇと、コレがコッチで……」ゴソゴソ

はぐろ「……」ソォーッ


はぐろ「とぉー!」グイッ

羽黒「ひゃあああああああああああああ!?」

はぐろ「……きぬきぬ!黒い!」

鬼怒「黒下着だなんて……羽黒ちゃん何があったの!?」

羽黒「なななな何もありませんよぉ!はぐちゃん離してえぇぇ!」

鬼怒「よーし離脱だはぐはぐ!」ダッ

はぐろ「わー!」トテテテテ

羽黒「こ、こらぁっ!」


はぐろ「とぉー!」グィッ

愛宕「きゃっ!?あ、はぐちゃん!?」

はぐろ「きぬきぬ!太い!」

愛宕「ふとっ!?」

鬼怒「こちらでも確認した!では離脱だはぐはぐ!」ダッ

はぐろ「りだつー!」トテテテテ

愛宕「こらー!待ちなさーい!」


はぐろ「とぉー!」グイッ

酒匂「ぴゃああああああああああああああ!?」

はぐろ「きぬきぬ!くまさん!」

酒匂「」

鬼怒「予想通り!では離脱だはぐはぐ!」ダッ

はぐろ「りょーかーい!」トテテテテテテ

酒匂「あ、ま、待てー!」


那智「今回の件は三人によぉっく聞かせて貰った」

那智「はぐちゃんは今三人に叱られているが……鬼怒」

鬼怒「はい」

那智「貴様の頼みではぐちゃんを貴様に任せた訳だが……日に日に悪化している悪戯は目に余るものがある」

那智「貴様には扶桑姉妹の駄洒落を笑わなければいけない24時間の刑に処してやる」

鬼怒「そ、それは勘弁して欲しいかなぁ~……?」

那智「馬鹿者。貴様にはぐちゃんの事を任せてしまったが為にこのような事にだな――」


<ガチャ


提督「……あ、那智、ちょっといいか」

那智「……なんだ?」

提督「いや、はぐちゃんの事なんだが……次世代型艦娘に関して色々と情報を集めていたら、こんな物が」ピラッ

那智「どれ……」

鬼怒「なになに?」

那智「……おい、この内容が正しいとすれば、羽黒もイタズラ好きと言う事か?」

提督「まぁ、モデルになった艦娘の一面が強化されるってんなら、そういう事だ。確証は無いが、な」

鬼怒「んー?はぐちゃんの場合イタズラ好きじゃなくて、構ってもらうのが好きなだけで――」

那智「……成程、イタズラはあくまで貴様の仕業と言う訳だな?鬼怒よ」

鬼怒「うぐっ……」

提督「まぁその辺は我々が教育していくべき事だ。那智、あまり鬼怒ばかり責めてやるなよ」

那智「……甘いな貴様は」

提督「そうでもないさ。さぁ鬼怒、扶桑姉妹の部屋に行って来るんだ」

鬼怒「……きょ、拒否権は無いんだね……あはは……はぁ……」


『ちっさい妙高型四番艦』おしまい

お粗末様でした

次安価
>>+3
次世代型艦娘名

大鳳了解であります。ではまた



おまけ・笑わなければいけない24時間


扶桑「どーもー!不幸の部屋へようこそどーもー!」ニコニコ

山城「不幸の部屋じゃないですよ御姉様ー!扶桑の部屋ですよ御姉様ー!」ニコニコ

扶桑「そうだったわね!不幸なのは山城の方ですものね!」ニコニコ

山城「何言ってるんですか御姉様ー!御姉様だって大概じゃないですかー!」ニコニコ

扶桑・山城「「HAHAHAHAHAHAHA」」

山城「あぁ、そうそう。鬼怒ちゃんが私達とお茶したいって言ってたって聞いて準備しておきましたよー!」ニコニコ

扶桑「えぇ。でもごめんなさいね!鬼怒ちゃんが来る前に淹れちゃったから冷めちゃったの!」ニコニコ

扶桑・山城「「冷てぃー!!」」


扶桑「……」ジッ

山城「……」ジッ

鬼怒「あ、はは!あははははははは!」


おまけ・おしまい


――某日・とある鎮守府


高雄「それじゃ、お買い物行ってきますねー」

愛宕「あら?買うモノのメモは……」

大鳳「私が持ってます。たいほう、行くわよ」


『ちっさい大鳳型一番艦』


たいほう「はーい!」

提督「はいいってらっしゃい」


<バタン

提督(少なくともこの数時間は大鳳の筋トレから解放されるか……)

提督「さぁて隠しておいた甘味でも――」

<ガタッ

提督「ッ!」↑

青葉「……」

提督「……」

青葉「……」ニタァ


提督「フンッ!……フンッ!」グッグッ

青葉「腕立てあと30回ですよ!」

衣笠「ほらーテンポ落ちてるよ」

提督「二人とも降りてくれぇ!」


――ジャム島・ロボオリムー通り


高雄「こんにちはー」

<ハーイ

たいほう「ふわー……」キョロキョロ

愛宕「たいほうちゃんはこういうお店初めてかしら?」

たいほう「はい!」キョロキョロ

大鳳「建造後、しばらくは大本営の方で生活していたと聞いていますけど……」

高雄「向こうで外のお店に出る事は無かったみたいね」ヨシヨシ

愛宕「よぉーっし♪これから色んなお店に連れてってあげるからねー♪」ヨシヨシ

大鳳「よかったわね、たいほう」

たいほう「はい!おみせ楽しみです!」ワクワク

タ級「いやーすいませんお待たせしちゃって」トコトコ


高雄「いえいえー構いませんよ。いつもの揃ってますか?」

タ級「あぁ、塩とお茶と……あれ、その小っちゃい娘は?」

たいほう「あ!ちっさいたいほー型一番艦!たいほーです!」

タ級「はいはいたいほーちゃんね。この娘が次世代型艦娘ってヤツかい?」ヨシヨシ

たいほう「はい!」エッヘン

愛宕「まぁ、情報が早いんですね」

タ級「他所からも小っちゃい娘が来てるって情報は来てるからね」

タ級「はいよたいほーちゃん、お駄賃に飴をあげよう」

たいほう「わーい♪ありがとうございます♪」

大鳳「いいんですか?売り物なんじゃ……」

たいほう「♪」パクッ

高雄「いや、それよりそれって――」

たいほう「うぇ……にがいです……」

タ級「はっはっは!コーヒー飴は早かったか!」


タ級「はいよ、また来とくれよ」ドサドサ

高雄「いつもありがとうございますね♪」ヒョイヒョイ

愛宕「空母は格納庫があって助かるわ~♪」ヒョイヒョイ

大鳳「あぁもうっ、そんなに乱雑に入れないで下さい!」

タ級「たいほーちゃんも、またな」バイバイ

たいほう「はい!またきますね!」バイバイ


愛宕「さて、お使いも終わったし……バティック見に行っていいかしら?」

高雄「あ、いいわね」

大鳳「ダメですよ二人とも!寄り道しないでさっさと帰りますよ!」

愛宕「ふっふっふ~♪」

高雄「残念だったわね、大鳳」

大鳳「?」


愛宕「たいほうちゃんはもっとお店見たくなーい?」

たいほう「みてみたいです!」

高雄「はい、三対一ね♪」

大鳳「卑怯ですよ!」


この後滅茶苦茶ショッピングした


『ちっさい大鳳型一番艦』おしまい

お粗末様でした

安価>>+3
次世代型艦娘名

那珂了解であります


おまけ・その日の夜


大鳳「……」zzz

たいほう「ねーね!ねーね!あさだよー!」ユサユサ

大鳳「んん……あぁ、おはようたいほ――」

たいほう「?」コタプーン


大鳳「!」ガバッ

大鳳「……夢か……」ハァ

大鳳「……ん?」

大鳳「……」ドタプーン


大鳳「やったわっ!」ガバッ

大鳳「……」

大鳳「……夢か……」ハァ


おまけ・おしまい


今回の舞台となる枚方鎮守府は、これを知らぬ者はいないと言われるほど有名な鎮守府である

このような内地に何故鎮守府が?という事を説明するためには話が少し長くなってしまうが

先の戦の推移にも関する事なので、記さねばならない


深海棲艦との戦の真只中、艦娘による艦隊が各鎮守府で編成され始めた頃

ある提督が着任した


その提督は艦娘達の統制力、判断力その他戦闘に於いて必要な様々な物事の強化として歌劇を覚えさせた

所属する艦娘の多くは反発し、阿呆な上官が来てしまったと嘆いたが、実戦に於いての効果を実感してからは彼に従った

戦の合間を縫って稽古に励む姿は、上層部の頭の固い連中からは落伍隊を揶揄して娯楽隊と呼ばれ蔑まれた

艦娘は最新兵器であり、小規模な戦闘が散発していたこの頃は、まだ勝って当然であった訳である

しかしその評価は全艦隊が集まって行われた合同演習に於いて、百八十度ひっくり返る事となった


歌劇によって訓練された一糸乱れぬ動きは、見る者の心を奪った

砲撃音と着弾による水柱は大掛かりな舞台装置であり、時には合唱、時には独唱となる歌劇そのままに

素早くも確実な緩急を付けた展開は相手艦隊を翻弄し、あっという間に無力化していった

疾き事は風の如く

静かな事林の如く

猛き事は火の如く

動じぬ事山の如く

この演習を観ていたさるやんごとなきお方をして、成程これは歌劇であると言わしめた程である

かくして娯楽隊と呼ばれたこの艦隊は、歌劇団と呼ばれる事になる


こうしてその存在を世に知らしめた彼であるが、ヒトに似た姿の深海棲艦が言葉を発した事が確認された頃になるとまた奇策を執った

なんと自らも艦娘達と共に海域に進み、深海棲艦に対して降伏勧告、要するに説得を始めたのである

この報せを受けた軍部では、栄光の歌劇団の団長もついに気をやったか、と何とも言えない空気が流れた

しかしその数日後、歌劇団が深海棲艦の一団を入渠させたとの報せが入った事で自体は一変する

急ぎこの鎮守府へと赴いた軍部関係者はその眼を疑った

そこには艦娘達からの報告書にあるような獰猛な深海棲艦ではなく、何とも優しい眼をした深海棲艦が居たという

彼女達の話す事には、自分達は何とも解らぬまま激しい怒りに駆られていた、と

また、気が付けばこのような姿であり、それ以前の事は何も覚えておらぬ、とも


この一件は軍部での最高機密とされた


その後も歌劇団は深海棲艦への説得を続けた

先に入渠させた深海棲艦の一団は提督の一存で解放され、軍部からのきついお叱りを受け文字通り首が飛ぶ所であったが

この事が他の深海棲艦へと影響を与えた事は、報告書に深海棲艦に助けられた事例が散見される事から明らかであった事で撤回されている

中には大破し撤退中の艦隊を護衛し、港まで曳航してきた深海棲艦も居た

中には歌劇団の鎮守府に入渠した後に暴れて大打撃を与えた深海棲艦も居た

しかしそれでも彼は説得を続け、その活動は次第に他の鎮守府にも広がって行った

こうした活動が実を結び、深海棲艦が次々と降伏してきた事で終戦と相成った訳である


後の調査により、深海棲艦とは過去の艦船の霊、いわゆる付喪神であり妖精とほぼ同じモノである事が判明した

これは艦娘製造というブラックボックスを開ける鍵ではないかと学者が躍起になって研究したが謎の妨害により研究計画は中止となった

研究対象が山城だった為、とも言われているが触らぬ神に祟りなし。自分も命は惜しい

そうして彼女らを目覚めさせるに至った何か、或いは何者かまでは、現在でも解明されていない


さて話が長くなってしまったが、もう少しだけお付き合い頂きたい

終戦の後、大本営が頭を悩ませたのが艦娘に対する処遇である

多くの提督達は彼女達に対して戦友、家族、或いは恋人といった感情を抱いている事は明らかであったが

これを処分解体せよ、と言ってしまった事から大変な騒ぎになってしまった

この時代表として壇上に上がった提督が、この歌劇団の団長……もとい提督である


彼はこの後、現在の艦隊をそのままに歌劇団を結成し艦娘達に芸能活動をさせる事を提言

もうどうにでもなーれ、な大本営はこの提言を快諾

かつて娯楽隊と馬鹿にされ、歌劇団と呼ばれた艦隊は、晴れて「第一特別歌劇艦隊」と名を改める事になる

この際大本営は「帝国立魚雷歌劇団」という名前を挙げたが、さるやんごとなきお方に咎められている

(魚雷のように)愛を振りまき(魚雷のように)人々の心に大きな感動を与える、という意味だったとか


さてこうして歌劇団として本格的に活動できる太鼓判を貰った第一特別歌劇艦隊であるが、問題はその本拠地であった

先の戦闘でドック周りから寮に至るまで大打撃を与えられた古巣はもうすでに鎮守府としての機能は皆無であり

ここを拠点とした活動は些か不便である、と判断した大本営は枚方にある歌劇学校の姉妹校として校舎を建てた

第一特別歌劇艦隊の本拠地である枚方鎮守府の誕生である

周囲に海が無いとは言え、元は水上運用を得意とする艦娘達は陸路と河川を併用した高速移動で東西南北を駆け回り興行

いつしか快速歌劇団と呼ばれるようになっていた

一先ずここまで


――某日・枚方鎮守府


提督「1!2!3!4!はいもっと笑顔でー!」

『はい!はい!はい!はい!』

不知火「……」ボーッ

不知火(次世代型艦娘輸送のついでこんな物が見れるとは……)


『ちっさい川内型三番艦』


なか「いち!にー!さん!し!」フリフリ

不知火(枚方鎮守府……噂には聞いてたけど、本当に歌劇団だわ……)ボーッ


提督「はい!後は自主練にしてもらうけど、千歳ちゃん!千代田ちゃん!」ビシッ

千歳「はい!」

千代田「はい!」

提督「今度のはアナタ達が主役なんだから、特に気合入れときなさい!」

『はいっ!』


不知火「……」

不知火(……何であの人一挙手一投足毎にバラの花びらが舞ってるの?)

提督「不知火ちゃん、ご見学なさった感想は如何?」フキフキ

不知火「えぇ……ただただ圧倒されるばかりでしたね」

提督「えぇ、そりゃもう私自慢の団員達ですもの♪」

なか「ぬいぬいー!」キャッキャッ

不知火「おかえりなさい。随分楽しそうでしたね」

なか「うん!すっごく楽しかったー!」キャッキャッ

提督「あらあら、やっぱり那珂ちゃんをモデルにしてるだけあるわね♪」ナデナデ


提督「ところで不知火ちゃん。もしよければ、ウチに所属してもらえないかしら?」

不知火「えっ?」

なか「ぬいぬいもいっしょー?」

提督「さぁー?どうかしらねぇー?」

不知火「……不知火は歌も踊りも興味ありませんから」プイッ

なか「えぇー!」

提督「そう……残念ねぇ……」


提督「上から所属配置の命令書が来てるんだ・け・ど」ヒラヒラ

不知火「先に言って下さいよ!」

提督「だってー、不知火ちゃんなら」

提督「『命令であれば従います』」キリッ

提督「なぁーんてつまんない返事しそうだなって思ってぇー?」

なか「ぬいぬいのまねー?」

提督「そうよー♪似てた?」

なか「そっくりそっくりー♪」キャッキャッ

不知火(ホントに似てるのが腹立つ……!!)ギリッ


不知火「全く……陽炎型二番艦不知火、本日付で第一特別歌劇艦隊に所属します」ビシッ

提督「……ダメね」

不知火「は?」

提督「ダメよそんなんじゃ!愛が足りないわ!」ビシッ

なか「たりないわ!」

不知火「」グサッ

提督「いい事?私達は世界中のみんなに愛を届けなきゃいけないの……」

提督「愛を届けるには、自分に豊かな愛が無ければいけない……」

提督「不知火ちゃん!アナタにはまず豊かな愛を身につけてもらうわ!」ビシッ

不知火(バラの花びらがウザい……)


提督「そうね……不知火ちゃん、アナタ、なかちゃんの事は好きかしら?」

なか「すきー?」

不知火「はぁ?……まぁ、嫌いでは無いですが……」

提督「ノンノン……嫌いじゃない、なんて表現はしちゃダメよ不知火ちゃん……」

提督「さぁなかちゃん!手本を見せてあげなさい!」バッ

提督「なかちゃんは不知火ちゃんの事は好きかしら!?」

なか「だいすきー!!」キャッキャッ

提督「イエッッッッッス!!さぁ不知火ちゃん!アナタはなかちゃんの事は好きかしら!?」

不知火「す、好きです……」

提督「もっとぉ!」

不知火「好きです!」

抵当「聞こえなーい!」

不知火「大好きです!」

提督「愛してるぜベイベ!」

不知火「愛してるぜベイベ!」

提督「愛してるぜベイベ!」

不知火「愛してるぜベイベ!」

なか「あいしてるぜべいべー!」


提督「……フッ」

不知火「はっ!?今不知火は何を!?」

提督「恐れる事は無いわ不知火ちゃん……アナタも愛に目覚めただけ……」

提督「目覚めたばかりの愛には誰もが戸惑うの……怖がらずに真っ直ぐ向き合うのよ……」

不知火「これが……愛……」ドキドキ


提督「そう……後は私達と一緒に、その愛を豊かに実らせるの……」

不知火「……」

不知火(……なんだか、不思議な感じ……)

提督「そして熟した果実は皆で分け合うの……素敵だと思わない?」

不知火「素敵ですお兄様!」

最上「ようこそ不知火!さぁ!手を!」

三隈「共に行きましょう!あの暁の水平線へ!」

提督「さぁ!歌いましょう!」


なかは那珂との姉妹役として演劇方面でその才能を開花

不知火はアイドルグループKGR13(仮)にてその才能を開花


『ちっさい川内型三番艦』おしまい

お粗末さまでした。どうしてこうなったでありますか……いやホント申し訳ない
そろそろ終わりにしておくであります

安価>>+3
次世代型艦娘名

ちょっと内容に関して迷ったのでコンマであります
ふそうちゃんの所属する鎮守府の山城さんは…

直下コンマ判定

00・Easy 山城さん未所属
奇数・Normal ふそうちゃん♪皆で遊びましょ♪
偶数・Hard ふひひ♪ふそうちゃん♪遊びましょ♪
99・Hell あああああそびいいいいいいましょおおおおおおおおお

りょ、了解であります

ttp://i.imgur.com/zHViEpw.jpg


――某日・とある鎮守府


<フソオオオオオオチャアアアアアアアアアアアン ドコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

<ガチャ

山城「……提督、ふそうちゃん見ませんでしたか?」

提督「いや、見てないな」

山城「……隼鷹ちゃんも見てませんか?」

隼鷹「はい」

山城「お邪魔しました」

<バタン


『ちっさい扶桑型一番艦』


<カクレンボオオオオオオオオオオオオオオオ マケナインダカラアアアアアアアアアアアアアアアアア

提督「……隼鷹、大丈夫か?」ガクガクガクガク

隼鷹「あ、あぁ……ふそうちゃんは……?」ガクガクガクガク

ふそう「あのおねーちゃんこわい……あのおねーちゃんこわい……」ガタガタガタガタ


隼鷹「どどどどどうすんだよ!ふそうちゃん完全に怯えてるじゃないか!」ナデナデ

ふそう「うぅー……」ギュー

提督「うぅむ……かくれんぼも二日以上なのに諦めないとは……雪風と瑞鶴は……」

隼鷹「二人とも海の家で厨房だ!」

提督「そうか……よし、隼鷹」

隼鷹「いやだ」

提督「まだ何も言ってないだろ!ちょっと海の家までふそうちゃんを送るだけだから!大丈夫だから!」

隼鷹「いーやーだー!絶対大丈夫じゃないって!」

提督「大丈夫だから!運20なら大丈夫だから!」

隼鷹「運20で高速の青葉が逃げきれなかったじゃねーか!」

提督「あれは嫌な事件だったね……」


隼鷹「現実見ろよ!飯だってどうすんだよ!」

提督「だからそのご飯食べに海の家に行こう!そうしよう!」

隼鷹「提督も一緒だよな?」

提督「……あ、俺まだ仕事あるから」フィッ


隼鷹「投錨!」メキョッ

提督「床に錨投げ込むな!」

隼鷹「こうなれば梃子でも動かねーからな!」

提督「トイレどうすんの」

隼鷹「抜錨!」ズボォッ

提督「あーあー下の階丸見えだよ……」

山城「……あら提督、こんにちは」

提督「」

隼鷹「」

山城「ふそーちゃん」

YMSR「みぃいつけたぁ」ズズズズズズ

隼鷹「うわああああああああああああああああああ」


提督「……ッ」ドドドドドドドドド

隼鷹「はっ……はっ……ど、どうなってやがる……アイツ一瞬で穴から這い出してきたぞ……」ドドドドドドドドド

提督「……はっ……はっ……いいから隼鷹……後ろを振り向かずにっ……走れっ……」ドドドドドドドドドドド

ふそう「」ガタガタガタガタ

隼鷹「もうやだぁ!アイツの好きなようにさせてやれよぉ!」ドドドドドドドドドド

提督「そうやってっ……扶桑がどうなったかっ……」ドドドドドドド

――

扶桑「ほらほら見て見て!艦橋がロボットに変形するの!ほら!」パキッ

扶桑「あれ?変形しない?なんで?おかしいねー!」アハハハハ


扶桑「なんで笑うの?」

――

隼鷹「……思いっ……出させんなっ……」ドドドドドド

提督「俺だって思い出したかねぇよぉ!」ドドドドドド

日向「……ん?」

提督「ひゅうがぁ!」ドドドドドドド

隼鷹「ひゅうがさああああん!アイツ止めてくれえええええ!」ドドドドド


日向「アイツって……」

YMSR「カケッコデモマケナイヨオオオオオオオオオオ」

日向「……ここで仕留めないと」ジャキッ

提督「隼鷹!航空援護!」ドドドドドドド

隼鷹「すんません脚止まっから無理ィ!!」ドドドドドドドドドド

日向「構わん!当てるっ!!」ドッ

YMSR「ッ!」ゴッ

日向(主砲の装甲で弾いたっ!?)


日向●-○YMSR

決まり手:全質量スライディング体当たり


日向「これは……無理だ」ガクッ

提督「ひゅうがああああああああああああああ!!」

隼鷹「ダメだ足止めにもなってねぇ!って何だあの綺麗なフォーム!」

提督「いいから走れ隼鷹!!」

隼鷹「アイツ運動苦手なんじゃなかったのかよぉ!!」


提督(あれは長門の部屋……よし!)

提督「ながとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」ドドドドドドドド

隼鷹「……っ……っ!」ドドドドドドドドドドド

<ガチャ

長門「なんだ提督。騒々し――」メキョ


長門●-○YMSR

決まり手:ドアごと轢かれる


隼鷹「長門さあああああああああああああああん!!」

提督「いや隼鷹!よく見ろ!」


長門「……ッ……ビッグ7の力……侮るなよ……ッ!!」グググググ

YMSR「!?」


隼鷹「あぁっ!引き摺られる形から今度は後ろから引っ張る形に!」

提督「流石長門だ!床が大損害だ!!」

長門「ふっ……早く行け二人ともぉ!」

YMSR「じゃましないでっ!」ブンッ

長門(主砲に左右から挟まれた!?)

YMSR「rrrrrrrrrrrrrrrrrrrっらあああああああああああああああああああ」


長門●-○YMSR

決まり手:主砲二基による挟み投げ(背面)


提督「ながとおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

隼鷹「ながとさああああああああああああああん!!!」

<ガシャーン


隼鷹「どうすんだよどうすんだよおおおお!」ドドドドドドドド

提督「まだだ!まだ武蔵がっ!武蔵がいるっ!」ドドドドドドドド


武蔵「主砲用意!目標YMSR!廊下直線上!!」ジャキッ

武蔵「射線開けろぉ!」

提督「隼鷹!左手の部屋に逃げ込むぞ!あと耳塞げぇ!!」ドンッ

隼鷹「おおおおおおおおお!?」ドサッ

武蔵「ってぇー!!」



提督「……ありゃりゃ……廊下の窓ガラス全損だよまったく……天井もヒドイな……」

武蔵「室内で使うもんじゃないからな。ほら、大丈夫か?」

提督「あぁ、ありが――」


<ガラッ


隼鷹「あ……ああああ――」


<ガララララ


ふそう「」ガクガクガクガクガク


<ジャリッ


武蔵「ん?」

YMSR「」ユラァ

武蔵「」


武蔵「ふ、ふふふふっふふふふふ……あっはっはっはっはっは!」

提督「む、武蔵?」

武蔵「そうだ!そうでなくては面白くない!さぁこいYMSR!私はここだぁ!!」

YMSR「!!!!」ダッ

隼鷹「武蔵さああああああああああああん!!」

提督「行くぞ隼鷹!」ガシッッ

隼鷹「武蔵さあああああああああああああああああん!!」


武蔵●-○YMSR

決まり手:がっぷり四つからの主砲二基による挟み投げ


提督「はっ……はっ……はっ……」

隼鷹「はっ……はっ……はっ……」

提督「頑張れ隼鷹!もう少しで砂浜に出るぞ!」

隼鷹「ちょっ……もっ……げんか……」ヒィヒィ

提督「はぁっ……はぁっ……すこしっ……歩くかっ」ヒィヒィ

ふそう「ふ、ふたりとも、だいじょうぶです?」

隼鷹「お、おう……まだまだ行けるぜっ……」ハァハァ

提督「ふ、ふそうちゃんは……俺達が守るからなっ……」ハァハァ

ふそう「うぅっ……」グスッ

隼鷹「んだよー?……泣くなって……」ヘヘ


山城「御姉様を泣かせたのは――」

YMSR「――だぁあれだ?」

隼鷹「」

提督「」

ふそう「ッ!」キッ


ふそう「あっちいって!もうやましろおねーちゃんなんかキライッ!」


YMSR「……キライ?」



山城「御姉様が……私の事を……?」


山城「御姉様がそんな事言う訳無いわ。アナタ偽物ね?偽物でしょう?」


山城「御姉様は私の事が大好きなの私の事をキライなんて言うはず無いの」


山城「困ったわね。こんな偽物がいるなんて偽物はいらないの本物だけでいいの」


山城「ふふっ、でも今日の私は不幸じゃないわね……」


山城「御姉様の偽物を退治出来るんだもの……褒めてくれますよね……」


YMSR「ねぇ、オネエサマ?」


提督「YMSRさんソッチには誰もいないっす!!」

隼鷹「言ってる場合か!走れ!」ガシッ

ふそう「ひゃっ!?」グイッ


提督「くそっ!砂の上は走りにくいな!!」ザッザッザッザッザッ

隼鷹「あぁもう最悪の一日だよ!クソッ!アイツ防波堤の上から並走してやがるぞ!」ザッザッザッザッ

提督「足を止めたら飛びかかって来る気だ!踏ん張れ!」


――海の家


瑞鶴「ふわぁ~あぁ……暇ねぇ……」

雪風「もう海水浴シーズンも終わりですもんね」キュッキュッ

<オォーイイ

瑞鶴「ん?」

雪風「しれぇの声ですね。ご飯食べに来てくれたんでしょうか!?」

瑞鶴「えぇー、作るのメンドクサイのになー……」


――


提督「クソァ!どっちでもいい!どっちでもいいから顔出してくれぇ!!」ザッザッザッザッザッ


隼鷹「提督……ごめ……あたしもう……」フラッ

YMSR「ッ!」

提督「隼鷹!!」

提督(ヤバい!YMSRが主砲後ろ向けてジャンプ体勢にッ……!!)


瑞鶴「何よー、騒々しいわね?」ヒョコッ

雪風「どうしたんですかしれぇー!」ヒョコッ


雪風・瑞鶴○-●YMSR

決まり手:運の差85


<ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


提督「……あー……」

山城「はへぇ……」プスプスプスプス

瑞鶴「あちゃ……派手に暴発しちゃったねぇ」

隼鷹「た、たすかった……」ハァハァハァハァ

ふそう「ありがとうございます!」ペコ

雪風「?」


その後、心に大きな傷を負った扶桑、青葉、山城の三人は枚方鎮守府にてカウンセリングを受け、無事快復した


『ちっさい扶桑型一番艦』おしまい

お粗末様であります。では今日の夜にでもHTML依頼出しておくであります
参加して下さった皆様、ありがとうございました、であります


おまけ・ちとちよ


千歳「さぁ!お嬢さん!この手に捕まるんだ!」バッ

千代田「あぁっ!……あぁっ!ありがとうございますっ!アナタは私の命の恩人です!」

千代田「いつか、いつか必ずお礼に参ります!お名前をお教え下さい!」

千歳「なに、名乗るほどの名は持っちゃいないさ……では失礼するよ、お嬢さん!」バッ

千代田「あぁっ!……なんて……なんて素敵な殿方なんでしょう!」

那智「お嬢さん!大丈夫ですかお嬢さん!」

千代田「あら?お巡りさん……?」

那智「くっそぉぅ……またあの男を逃がしてしまったか……」グッ

千代田「男……お巡りさん!あのお方をご存知なんですのね!?」パァッ

那智「なっ!?あのお方なんてとんでもないですよお嬢さん!」

那智「あの男は今、巷を騒がせている大泥棒なんですよ!?」

千代田「え……ええっ!?」

那智「いや、今はこんな事を話している暇はない。お嬢さん、署の方でゆっくり話を聞かせて頂きたい」

千代田「そんな……あんな素敵な殿方が……」

(暗転)


おまけ・おしまい

ちっちゃい摩耶様とか利根とかとも遊びたかったですね
次やるとしたら、ちゃんと駆逐艦勢がお姉ちゃんしてる所を書きたい
さて、短めではありますがお付き合い頂きありがとうございました。ではまた


おまけ・海の家


赤城「あぁ……自分が作った料理を食べられない屈辱……」ジュー

利根「何を言うておるのじゃ。吾輩達は今給仕する側じゃろうが」ジュー

加賀「あとでたくさん食べられるよう頼んでおきましょう」ジュー

利根「おいお主らやめんか。材料圧迫するのはホントやめろ」

赤城「あぁ、すいません。あ、いらっしゃいませー」

加賀「失礼しました。いらっしゃいませ」

「焼きそば二つね~♪お、瓶サイダーあるじゃん!コレも二つお願~い!」

「これが、海の家……」キョロキョロ

加賀「あの……それは瓶ラムネですが……?」

「へ?」

「あぁ……すいません……ラムネ二つ、お願いします」

赤城「はい。ほうしょうちゃん、ラムネ出してー」ジャッ ジャッ

ほうしょう「はい!ラムネ二つですね!」ガチャ

ほうしょう「お待たせしました!席はお好きなところへどうぞ!」

「お~♪いやぁ赤っ恥赤っ恥♪」

「私達の世界でも……似てますからね……」

ほうしょう「?」

「……いえ……なんでも、ありませんよ」ナデナデ


おまけ・おしまい

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