P「扇風機の前であ~ってする選手権!!」 (63)

ワ―――――――――――ー


P「さぁ、始まりました扇風機の前であ~ってする選手権!」


P「優勝者には金色の扇風機が送られます!」


みんな「..................」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408377092

ワ―――――――――――――ー


P「それではさっそく競技のほうに移っていきましょう!」


P「選手番号1番! 天海春香さんから!!」


春香「いきます!!」


ドクン...ドクン...ドクン....


春香「ヴァ~~~~~~~~~~~~~~~~」



100  100  100


バンッ!!


春香「え!? ほんとですか!!?」


みんな「もう春香優勝でいいよ」



景品のショボさにテンションのさがる一同であった。


P「いやいやみんな...一応この大会、億の金が動いているから...」


千早「もっと仕事選びましょうよ...」


P「それじゃあ、千早。 準備はできたか?」


千早「話聞きましょうよ...」

P「エントリーナンバー2番  如月千早選手!!」


千早「やればいいんですね? はぁ...」


ドクン...ドクン...ドクン...


千早(何よ...無駄に緊張するわね...)


みんな「ジーーーーーーーッ」


千早「..............................」


千早「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


P「.............................Beautiful(美しい)」


P「得点はーーーーーーーーー!!?」



72  72  72


バンッ!!

春香「プププ........///」プルプル


千早「....................」


千早「私、かえります!!」


P「まぁまぁ、素晴らしいあーだったぞ!!」


P「そう...これはまるで.......」

――――――――――――――――

――――――――――

―――――




千早(7)「P君!!」


P(7)「千早ちゃん! どうしたの??」


千早(7)「あ、あのね...今日よかったら千早と一緒にプールに...」


春香(8)「Pくーん!! プールいこ!!」


P(7)「あ、うん! 春香お姉ちゃん!!」


P(7)「じゃぁね千早ちゃん!!」


タッタッタッタ...


千早(7)「...............」ポツーン

おばぁ「千早ちゃん、どうしたの?」


千早(7)「ばぁば.........」


おばぁ「何か悲しいことがあったんだね」


千早(7)「....」コクリ


おばぁ「そんな時は思いっきり泣かないと」


千早(7)「で、でも...千早恥ずかしい......」モジモジ


おばぁ「そんな時はほら」


ブーーーン


おばぁ「扇風機おじさんが受け止めてくれるよ」


千早(7)「....................」ジッ


扇風機おじさん「ブ――――――――ーン」

千早(7)「.....................」



P(7)(春香お姉ちゃん!!)


春香(8)(P君!!)


キャッキャウフフ



千早(7)「.......................」グッ


千早(7)「あーーーーーーーーーーーーー!!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


P「ってな感じだ」


千早「意味が分かりません」

P「千早さん、2位!! ただいまの暫定1位は天海春香さんです!!」


ワ――――――――――


伊織「はぁ~ばかばかしぃ...私帰るわ」スッ


P「おぉーーーーーっと伊織選手! 順番を待ちきれずに立ち上がった!!」


ワ――――――――


伊織「ちょ!!? 違うわよ!!!」


イーオーリ!! イーオーリ!!


伊織「ちょ、ちょっとみんな!!?」


P「それでは、順番的に3番。 水瀬伊織選手!!」


P「どうぞ!!」

伊織(だいたい扇風機なんてもの初めてみたし.........)


伊織(こ、こんなのにあーってして何が面白いのかしら......)


イーオーリ!! イーオーリ!! イーオーリ!!


伊織「ちょっとは静かにしなさいよ!!」


P「これはすごい集中力だーーー!!」


ワ――――――ー


伊織「だから......」


シ―――ーん


ジーーーッ


伊織「............っ」


伊織「あ、あぁぁぁ..................///」


.............................シーン


ワ――――――――――――――――――!!!!


P「まだまだウブさ溢れる非常に可愛らしいあーでしたね!」


P「さぁ! 気になる得点のほうは!!?」


ドュルルルルルルルルルルルル


ドンッ!!


80  100  200


デンッ!!


春香「ちょ、マジ!!?」


P「おーーっとこれは大会史上初、掟破りの100超えだーーーー!!」


伊織「えっ....? えっ........!!?」


審査員「好きです...羞恥心///」


P「どうやら審査員の心を完全に射止めたようですねー」


伊織「ちょ、ちょっと!!? あんなのでいいの!!?」


P「伊織、お前は気づいていないのかもしれないが...」


P「あれは扇風機の前であーってする選手権の根本を覆すものだった....」


伊織「そ、そうなの...?」


P「そう...さしずめあれは.......」

――――――――――――――

―――――――――

―――――

伊織(4)「パパ...あちゅいよ~~ごめんなさ~~い!」


パパ「うるさい!! 子どものころからガンガンエアコンをきかせるんじゃない!!」


にぃに「い、伊織が悪いんだい!!僕は、バイオリンのお稽古にいってくるから!!」


伊織(4)「おにちゃま...ひどい...」シクシク



伊織(4)「なちゅって...こんなにあちゅかったの?」


新堂「そうですね、伊織お嬢様。  でも、季節を楽しむってのもまた一興ではございませんか・」


伊織(4)「きせちゅを...たのしむ....」


新堂「えぇ.....。 そうやって子供は大人になっていくのです」


伊織(4)「あちゅい............」


伊織(4)「..............たのしむ」


新堂「...」ニコッ


伊織(4)「でもやっぱりあちゅい~~~~」グデーー


新堂「これはこれは........」


新堂「エアコンはご主人様にとめられていますし.....そうです!!」


伊織(4)「???」

新堂「伊織お嬢さま。 これが何か御存知ですか??」


伊織(4)「わぁ........かっこいい...」ドキドキ


新堂「これは扇風機と言ってですね、それはそれは涼しい風を伊織お嬢様にお届けしますよ」


伊織(4)「???」


ブオオオオオ


伊織(4)[うひゃ~~~」コロン


新堂「ホッホッホ」


伊織(4)「いてて...スッゴーーい!!」


伊織(4)「あ、あなたはだぁれ?」


扇風機おじさん「ヴァ―」


伊織(4)「!!!? しゃ、しゃべった...!」


新堂「ホッホッホ、あいさつをしてみてはどうですか?」


伊織(4)「う、うん///」


伊織「あ、あぁぁぁ................///」




P「ってな感じだ」


伊織「意味がわからない」

P「さぁ! 女王春香を蹴散らした伊織選手!  王者の席にどうぞ!!」


ワ――――――ー ケッコンシテクレ――――  クギュ―――ー!


伊織「な、何がなんだか.........」


P「さてこの扇風機の前であ~ってする選手権が生み出した怪物水瀬伊織を王者の座から引きずり下ろす選手はでてくるのか!!?」


P「続いては縁起の悪い4番、我那覇ひ」


響(あわわわわ...自分あんなこと....)


貴音「待ちなさい! 先に私が!!!」


P「おーーーーっと銀髪の女王、ここで参戦かーーー!!?」


ワ――――――――――


貴音「扇風機殿には私が童の頃からよくお世話になりました」


貴音「感謝の代わりにこの大会で優勝するのもいいかもしれませんね」


P「なんと、貴音選手はこの世に生を受けた時から扇風機とずっと一緒に育ったと申しております!!」


P「まさに大会優勝候補ナンバーワン!!」


P「扇風機とともに育った四条貴音選手は一体どのようなあーをみせてくれるのか!!?」

貴音「参ります!!」


ドクン...ドクン......ドクン..........


春香「.................」ゴクリ


千早「...............」ドキドキ


伊織(な、何なのこの緊張は.......!?)テニアセニギル


響(た、貴音............)ドクン


貴音「...........................」スゥゥゥ








貴音「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!///」












....................................シーン



貴音「...................ふぅ...」



ウヲォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!


P「...................Wonderful(素晴らしい)」


P「さすが優勝候補! さすが銀髪の女王!!」


P「圧倒的!! 圧倒的すぎる!!!」


ワ―――――――――――――――


春香「わ、私には見えた............」


千早「えぇ...........私にもみえたわ...」



春香&千早「彼女(貴音)は月(扇風機)とダンスした」



伊織「な、なんなのよこの悔しさは......!?」ガーン


響「貴音、自分涙で前が...........!!」ウワーーン



貴音「ふふっ...扇風機殿、いかがでしたか?」


P「さぁーて余裕シャキシャキの貴音選手! 見るまでもないが点数のほうはーーー!!?」



ドュルルルルルルルルルルル



ジャン!!



150  150



ドンッ!!


P「すごい!! 二人とも100超えだーー!! あと一人は!!?」



50


ドンッ!!




貴音「ふふふ...........えっ....??」


P「は............?」


一同「...............................????」

P「あ、あの......審査員さん。 何かの間違いでは??」


審査員「いいや、私はこの点数だ」


貴音「ど、どうして.......?」


審査員「四条さん、あなた何か勘違いしてやぁいませんか...?」


貴音「はて...それは一体!!?」


審査員「確かにあなたのあーには、あなたの人生がかかった素晴らしさがあった...」


審査員「それこそ今までを共にした、幼馴染み・友達・親友・恋人・家族なのではないかという歩みが見てとれた」


貴音「は、はい!! 確かにそうです!! 私と扇風機殿は相思相愛.....」


審査員「扇風機はな!!!!!」ドンッ!


一同「ビクッ!!」


















審査員「生き物じゃねーーんだ」



一同「.....................................」

貴音「あぁぁ....あぁぁぁぁぁ!!!」ガクガク


春香「貴音さん!!? タンカ! タンカを!!」


審査員「扇風機はどこまでいっても扇風機。子ども心を忘れない為のものだという事を覚えておけ」


伊織「ちょっとあんた! 言い過ぎじゃない!!?」


P「伊織...やめておけ.....」


伊織「で、でも貴音が!!」


P「扇風機あーってする大会50年連続優勝」


P「'酸欠の山下'とはあのお方だ」


審査員「.................」ドンッ!!


伊織「酸欠の...山下......」


P「扇風機の前であーってすることに関してはあの人がルールだ」


P「扇風機が首を振ることさえ許さない。 あの人こそが、扇風機の後ろについてるポチってするところなんだ」


伊織「それは、知らないけど...それでも!!」


貴音「伊織...おやめください。 私はあなたに負けた...それだけです....」


伊織「いいえ貴音! あなたのほうが...あなたのほうが私なんかより...!!」


貴音「伊織、あなたは今、王者なのです! 誇りを持ちなさい!!!」


伊織「..........!!」


貴音「あなた様...私のあーは、いかがでしたか??」


P「貴音...素晴らしかったぞ.....」


P「審査員こそあのように言うが俺には貴音の扇風機に対する思いがよくとれた...」


P「そう...まるでこのような半生.....」

―――――――――――――――――

―――――――――――――

――――――――


貴音(0)「おぎゃーーおぎゃーーー!」


じいや「美しい女の子ですぞ!!」


父上「おぉ! 美しい...まるで花...そう、手の届かないような...」


母上「いいわね...高嶺の花。 名前はそう...貴音、でそうかしら?」


じいや「実に美しい名前でありますお二方様」


父上「じいや、貴音の世話係...任せていいか...?」


じいや「もちろんですとも」ニコッ

貴音(0)「おぎゃーおぎゃーー」


じいや「おろろろおろろろろ汗 なかなか泣きやみませんね...」


貴音(0)「おぎゃーーーーおぎゃーーーーー!」


じいや「こんなに暑くては貴音様もさぞ苦しゅうございましょう」


ポチッ


ブ――――――ーん


じいや「やはり、日本の誇り。 扇風機とはすばらしいものですね」


貴音(0)「きゃっきゃ!!」


じいや「貴音様が...笑っておられる!!」



ポチッ


ブゥゥゥ――ーん.....


貴音(0)「ふえぇぇ...おぎゃーーおぎゃーーー!」


じいや「...........」


ポチッ


ブ―――ン


貴音(0)「きゃっきゃ!!!! ふふふ~~~」ソヨー


じいや「おぉ!! なるほど!!」


貴音(7)「じいや!!? 私の扇風機殿はいずこへ!!?」


じいや「あぁ...あれは、もうだいぶ古いものですからゴミ置き場に捨ててしまいました」


じいや「それよりみてください、貴音様!! この扇風機リモコンで電源のオン、オフが!!」


貴音(7)「おぉぉ! おいたわしやぁ!! おいたわしやぁぁぁぁ!!」シクシク


じいや「貴音....様.......」




じいや「私は...私はなんてことを........!!」ダッ


じいや「貴音様があの扇風機を大事に思ってることなどしっておったではないか!!」


じいや「それを...貴音様の愛人を捨てるような真似をして...........!!」ハァハァ


じいや「そのゴミ廃棄車まったーーーーーーーーーー!!!」ドーーーン


――――――――――――――――――

貴音(16)「扇風機殿...私、やりたいことができたのです!」


扇風機「ガコガコ」


貴音(16)「それでしばらく...しばらくあなた様と離れなくてはならなくなりました...」


扇風機「ブンッブンッ」クビヲフル


貴音(16)「悲しんでくれるのですね... 私、非常に嬉しゅうございます///」


扇風機「ガコガコ」


貴音(16)「最後に私が今まで内に秘めた思い...聞いていただけますか?」


扇風機「ブ――ー....ブブブ.....ブ――――ーん」


貴音(16)「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!///」





P「ってな感じだろ?」


貴音「だいたい合っています」


伊織「合ってるんだ............」

貴音「扇風機殿はその後、とうとう壊れてしまったとお聞きしました...」


貴音「私...悔しいです.....山下審査員に言われてことが...悔しいです!」


伊織「貴音............」


P(負けたものにはどのような言葉も励ましにならない...)



?「貴音様ーーーーーーーーー!!」


貴音「この声は...じいや...!? しかしこのような大きな声、今のじいやには....はっ!!?」


じいや「貴音様ーーーー!!」


扇風機「ガコガコ」タカネサマーーー


P「扇風機が....」


伊織「声を届けている........」


じいや&扇風機「ナイスファイトだったですぞーーー!!」


貴音「じいや!! 扇風機殿!!!」ナミダドバーーー




審査員「お嬢さん..............あんたは強くなる...」

P「さぁーーーて! まさかまさかの貴音選手!!」


P「王者の座を奪取することができなかったーーー!!」


ワ―――――――――――――――ー



真「正直! 胸が高鳴ってる!!」


真「子供の頃何気なく扇風機の前であーってすることがこんなドラマにつながるなんて!!」


雪歩「あ、あははは....そうだね真ちゃん.....」


雪歩(な、何が何だか全くわからないですぅ....)


あずさ「あらあら~、最初はみんなやる気なかったのに~」



P「貴音選手のあとに扇風機に向かってあーってすることは非常なプレッシャーとなります!」


P「次なる選手は~~~!!?」


響「じ、自分だ!!!!!!!」ハイッ


P「ゼッケン番号4番だけど実質5番! 我那覇ーー響ーーーーーー!!!」


ワ――――――――ー


響(貴音...自分が貴音の仇取るからな!!)


ヒービーキ! ヒービーキ! 


響「.............」カチコチ


ヒービーキ! ヒービーキ!


響(き、緊張するーーー!)

響(う、うぅぅ....貴音...こんなとこで戦っていたのか...?)


ジーーーーッ


響「.......................」


響「.....................じゃぁ、いくぞ...」


ワ――――――――――!!


響「ハァハァ...................」


P「響選手溜めますね~~~~これは、あーに期待が出来そうです」


響「.............................」


ハヤクヤレヨー  オッソインダナー  モシカシテコエガデテナインジャー


響「...............................」


P「ひ、響選手?  響??」


響「」


P「な、なんと!! 何と扇風機の前で気絶しているーーーー!!!」


ウヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲオォォォォォォォォォォ!!




審査員「扇風機に飲まれし者....か.......」



P「響選手は現在、控室で回復に努めております」


P「一流アイドルを緊張で気絶させる、扇風機の前であ~ってする選手権なんと恐ろしいのでありましょうか!?」


P「さぁ~て次なる扇風機の前であ~ってする者は~~~!!?」


P「背番号6番! 萩原ーーーゆきーーーほーーーーーー!!!!!」


ウヲヲヲヲヲォォォォォォォォォ!!


ユキポーーー!  ダブルユキポーーーー!!


雪歩「はぅぅ...どうしてこんなことに.......」


P「さぁ、765プロ1清純純白純粋天使は一体どのようなあーをみせてくれるのか!!?」


雪歩「うぅぅ.....なんだか周りはすごく盛り上がっちゃってるし...」


ユーキーポ! ユーキーポ!!


審査員「静まれい!!!  天使の吐息を聞け」


シ―――――――ん


雪歩「あ、あまりプレッシャーを...」

雪歩「うぅ....................」


ドクン...ドクン....ドクン............


真(雪歩.......)


雪歩「あ.........................」


雪歩「はぁぁ~~~~~~~~~~~~/////」


.................................シーン


ウヲォォォ......................??


雪歩「ふぇ??  な、何ですかこの空気~....」


P「ゆ、雪歩! もう一回、もう一回いいか!!?」


雪歩「は、はい....」


雪歩「あ.........................」


みんな「ジーーーーーーーーーーーーーー]


雪歩「はぁぁ~~~~~~~~~~~~///」


......................................シーン


ウヲオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォ!!


雪歩「な、何なんですか~~~??」

P「雪歩、昨日焼肉食べただろ」


雪歩「ふぇぇ!!? どうしてそれを!!?」


P「天使の吐息は焼肉の香り...か............。 香るぞ」


雪歩「え、えええええええ!!???」


アリガトー!  イキテテヨカッターー!!  カルビユキポー!!


雪歩「あ、あわわわわわ!! 穴掘って埋まってますーーーー!!」ザクッザクッ



P「さぁ! まさかまさかの大波乱! 耳だけじゃない、鼻にまで訴えかけてきたあーは、一体何点でしょうか!!?」



ドュルルルルルルルルルルルルルルルルルルル


デンッ!!



120  130  200


バンッ! 



ウヲヲォォォォォォォォォ!!


伊織「そ、そんな......」



P「なんと、萩原雪歩選手! 伊織選手のあーを抜き、見事1位に躍り出たーーーーー!!」


ウヲォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!



審査員「扇風機の前であーってすることにこんな可能性があったとはな」


審査員「いやはや、今回の大会。化け物揃いだ....」



P「雪歩! 素晴らしいあーだったぞ! さぁ、穴から出てきて王者の席に座るんだ!」


雪歩「い、いやです~~! だいたい、私自身何がなんだか....」


雪歩「焼肉好きのアイドルなんてファンに知られて、みなさんに顔向けできませ~~ん!!」


P「雪歩、よく耳を澄ましてみろ」


雪歩「はえ....??」



ユキホチャンアリガトー!  オナカイッパイダー!  ゴチソウサマー!!



P「ファンのみんな、すごく喜んでいる」


P「ファンに希望と夢をお腹いっぱい与えている雪歩こそ立派な一流アイドルだよ」


雪歩「......................はい」


P「儚い吐息のなかに強い意志を秘めた....素晴らしいあーだった」


P「そう....まるでこんなドラマ.......」

――――――――――――――――――――

――――――――――――――

―――――――――


雪歩(27)「あなた....本当に大丈夫なんですか...?」


P(35)「あぁ、雪歩...俺はきっと、いや絶対に戻ってくるよ....」


p(8)「パパ.........」


義親父「おい、へっぽこプロデューサー! 行くぞ!!」


P「うすっ! お義父さん、私の準備はできました!」


義親父「p助...俺たちは、今から組の誇りを守るために戦いにいくんだ.....」


p(8)「誇り.......?」


P(35)「あぁ、だからp。お前はお母さんをしっかり守るんだぞ? お母さんがお前の誇りだ」


雪歩(27)「うぅ....うぅ..........あなた.........」


組員「やばいです!! 奴らが暴れはじめました!!」


義親父「ちっ...動き出したか.....プロデューサー! いくぞぉぉぉ!!」ダッ


P(35)「はい!!」ダッ


雪歩(27)「あなた...どうか御無事で.......」


p(8)「ママは僕が守るよ!!」

義母さん「お父さんの遺体が........発見されたそうだわ..........」


雪歩(28)「そう.........」


p(9)「お母さん、ただいまーー!」


雪歩(28)「お帰り、p」


義母さん「pくん。お母さんはね、少し疲れてるの。 おばあちゃんと一緒に向こうでお話ししましょ」


p(9)「うん.....」


雪歩(28)「..........................」


雪歩(28)「お父さん...お父さん..........」シクシク


雪歩(28)「あなた.........プロデューサー.......」


「もし、俺が無事に帰ってきたら...心配かけた罰として雪歩のどんな我儘にでも付き合うよ」


雪歩(28)「そ、それは....もちろんですぅ......はい!!?」


P(36)「ただいま...雪歩......」


雪歩(28)「あ...なた......。  プロデューサー!!!!」


ダキッ!!



p(9)「お帰り、パパ」


義母さん「お帰りなさい、あんた」

組員全員「新親方さまにカンパーーーイ!!」


カーーーーン!!


組員「さぁ、お二方とも! どんどん食べてくれなせぇ!!」


雪歩(28)「コラ! 肉の焼き方がなってないよ!! まず、ホルモンから焼かなきゃ!!」


P(36)「雪歩は相変わらずだな」


ハハハハハハハハハハハ





p(9)「.............zzzzzzzzzz」


雪歩(28)「pが...ずっと私の事を守ってくれたんですよ...」


P(36)「当たり前だろ? 俺の子どもだからな。 それに雪歩の子どもでもある」


P(36)「真の強いところは母親譲りだな」


雪歩(28)「あなたったら...///」

P(36)「俺が戦いにいったのもこんな暑い日の夜だったな...」


P(36)「この扇風機のように、雪歩も首を振ってくれたっけ?」


ブーーン


雪歩(28)「えぇ...長い間、私を心配させたんです....」


P(36)「あぁ...ごめんな......」


雪歩(28)「あ、謝っただけじゃ許しません///」


雪歩(28)「...............してください...」


P(36)「ん? 何だって??」


雪歩(28)「プ、プロデューサーのばかぁ......///」プイッ


P(36)「こらこら、扇風機のほう向いたら聞こえないだろ?」


雪歩(28)「...............................///」


雪歩(28)「はぁぁ~~~~~~~~~~~~/////]









P「ってな感じだ」


雪歩「あああああああ、穴掘って埋まってます~~~~!!!//////」

P「さて!扇風機の数だけドラマがある!!」


P「まさかまさかの王者萩原雪歩選手のあー(焼肉の香り)を超える選手はでてくるのか!!?」


P「続いては、タレネーム7番。星井美希選手!!!」


ワ――――――――――――――――


美希「あふぅ...............zzz」


ザワザワ  ミキチャンネテナイカ??


P「美希、美希! 出番だぞ!」


美希「あふぅ? やっとミキの出番なの?」


美希「なんでもいいからはやく帰りたいの....」


ザワザワ  ヤナカンジーー  デモカワイイシ...


P「さぁ、星井美希選手! 張り切ってどうぞ!!」

ドクン...ドクン.......ドクン...........


ブワ―――――


美希「...............................」




美希「あふぅ................」




................................シーン


フザケルンジャネーーー!  アソビジャネーンダゾ!!  ヤルキガナイナラカエレ―!!!


美希「な、なんなのなの!!?」


P「み、美希! 謝罪の言葉を!!」


板っ!


千早「!!?」ビクッ!!


審査員「..........................」


P「あぁぁぁ.........横田さん...申し訳ないです!」ドゲザァ


審査員「御嬢さん。 眠かったのかな?」


美希「う、うん...美希別に扇風機にあーってするのに興味無いしはやく帰りたかったの!」


審査員「だまれ小娘!!!」


美希「!!?」ビクッ

審査員「これがゆとりか...扇風機の'せ'の字も理解しちゃいねぇ...」


美希「ひ、ひどいの!! たかが扇風機で...」


P「美希...やめておけ.....彼を怒らしてしまったお前がこの舞台に立つ資格はない...」


美希「なんだか、猛烈に悔しいの...」


P「'シンフォニー奏' 彼の二つなだ...」


P「扇風機だけにとどまらず、エアコン・エアマルチプライア―」


P「浮気こそ絶えないが扇風機は彼から目を離さないと言われている」




P「さて...見るまでもないですが、判定のほうはいかに....」


ドュルルルルルルルルルルルルルルルルルル


パフっ!


10  0  5


バンッ!


...................................シーン



ナンダカキョウザメダゼー  イママデノガヨカッタシナー



美希「.......................」


審査員「でていくんだな御嬢さん。俺が悲しみのあーを奏でないうちに...」

美希「ちょっと待ってほしいの! もう一回だけ真面目にさせてほしいの!!」


審査員「はやくこいつをつまみだせー!!」


美希「せ、扇風機さん! こっち向いて!! あ、あ」




美希「あふぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」



ブワッ


審査員(!!!!!?  こ、これは.....)



美希「ぐすっ...ごめんなさいなの.....」


美希「ハニー...ミキ、そんなにヒドイことしてしまったの??」


P「あぁ...美希。 お前は、扇風機にあーってすることを否定したんだ」


P「たとえば、こんな風にな.....」

――――――――――――――――――――

――――――――――――――

――――――――

美希(17)「ハニー!!」


P(18)「ちょ、ちょっと美希! やめろよこんなとこで!」


美希(17)「だってハニー...勉強ばっかりで全然ミキにかまってくれないの...」


P(18)「それは将来美希を幸せにしたいから...!!」


美希(17)「ミキは、今ハニーとラブラブしたいの!!」


P(18)「まったく.......」




美希(17)「ハニー全然かまってくれなくなったの...」


P(18)「今が夏休みだ...ここで追い込みをかけなければ.....」


美希(17)「ハニー.....」




美希(17)「ちょっとだけハニーに会いに行くの!!」


美希(17)「ハニー! 頑張って! おにぎり作ってきたn.....」


P(18)「あ゛~~~~~~~~~~~~~」


扇風機「ブ―――――――――――――ーん」


美希(17)「ハ、ハニー...何してるの...?」

P(18)「み、美希!!? 違うんだこれは!!」


美希(17)「ひどいのハニー...美希とは、顔を合わせてくれなかったのに...」


美希(17)「扇風機くんとは、受験勉強をすっぽがしてまで話してるなんて!!」


美希(17)「こんなの! こんなの!!」


ガシャン ガシャン ガシャーーン!!


P(18)「や、やめてくれ美希! それを壊されたら、俺はどうやってこの夏を乗り切れば!?」


扇風機「ブブブブ.....ブ―――ン.............」


美希(17)「さようなら...ハニー....扇風機君」


美希(17)「あふぅ..............」









P「それぐらい残酷なことだ」


美希「うぅぅ....ごめんなさい、ごめんなさいなの...」シクシク

美希「ミキは、なんてことを......」シクシク


審査員「御嬢さん」


美希「な、なんなの...?」


審査員「さっきのはいいすぎた」


美希「えっ...?」


審査員「あんたの魂のあー。 不覚だが感動しちまった」


審査員「だが次は無ぇ! 次、生半可な気持ちであーってしたら、扇風機に顔突っ込むからな!?」


美希「は、はいなの!!!!」


ウヲヲヲヲォォォォォォォォ!!!!


美希「み、みんなーー!! ミキ頑張るから応援よろしくなのーーー!!」


ヲオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!





P「さぁ、様々なドラマが生まれた前半戦ついに終了です!!」


P「後半戦は一体どうの様なあーーが見られるのでしょうか!!?」



後半戦に続く!!!!





P「いったんトイレ休憩入りまーーす」

えー
P「ならみんなはオナラしないのか!!?」
などその他複数のssを書いております。

そちらも宜しくお願いします。

あと若干ネタギレです。

P「さぁ、まだまだ大波乱の予感!!」


P「扇風機の前であ~ってする選手権後半戦始まりました!!」


ウヲォォォォォォ!!


P「現在一位は萩原雪歩選手です!!」


P「彼女の香りつきあーを越える選手はいるのでしょうか!!?」


P「さて、後半戦最初のあーをかますのはこの選手!!」


P「765プロの聖母」


P「三浦あずささん選手ーーーーーーーー!!!!」


あずさ「あらあら~、私の番ですかぁ?」


アズサオレダー ケッコンシテクレー  ウヲォォォォォォ!


P「こ、これは...」


P「すごい声援だーーー!!」


P「今までのどの選手よりも大きい声援です!!」


P「あずささん選手は、このプレッシャーに耐えることが......」チラッ


あずさ「みなさんありがと~ございま~す♡」


P「全く動じてないーー!!!」


ウヲォォォォォォォォォォ!!!

審査員「この度胸...かわいい顔してやりますよこのかたは......」


審査員「山下さん...あなたが言うならよほどですね...ってなんであずささんフィギュア持ってるんですか」


審査員「........................」



P「あずささん選手定位置に............ってあずささん!!?」


「あらあら~ここは何処かしら~~??」


P「あ、衛星VTRが繋がっております!!」


あずさ『あら、これは...プロデューサーさん??』


P「あ、あずささん!! さっきまで目の前にいたのに何処にいっちゃったんですか!!?」


あずさ『ここは...どなたかのお家に迷い混んじゃったみたいですぅ~』


ワハハハハハハ ドッ


P「あぁもう、そこから帰ってこれますか!?」


あずさ『どうでしょうか~、扇風機もあるし、ちょっと涼んでいきますね~』


P「速く......せ、扇風機!!?」


P「これは............」チラッ


審査員「............」コクッ


P「あずささん、そこでお願いします!! 本場の、本場のあ~を聞かせてください!!」


あずさ『ここでですか~?? わかりました』


ドタドタ  ワイワイ


P「あぁ...子供が画面に紛れ込んで......」


審査員「いや、このままで良い...開けるぞ、伝説が!!」


――――――――――――シーン


あずさ「いきますね~」   


ドクン...ドクン......ドクン....................................

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