ヤクザ「黄蛙組、かかってこいやぁぁぁ!!」 (15)

ヤクザ1「おい、組の金があらへん、どこいってん?」

ヤクザ2「はぁ?オイどういう事や」

ヤクザ3「こんなのが届いとったで」


【黄蛙組 組長 黄蛙 毒三郎

ワイはお前ら鬼頭組の金を奪って逃げた
鯣ヶ島で待っとるからいつでもかかってこいや】

ヤクザ2「天下の鬼頭組に喧嘩売るとはええ度胸しとるやないか」

ヤクザ1「黄蛙組…… 知らんな」

ヤクザ2「どういうことやねん」

ヤクザ3「黄蛙、聞いたことあらへんな」

ヤクザ2「関係あらへん、殴り込みじゃぁぁぁ」

鬼頭「ほんだらお前等鯣ヶ島でバラバラんなれ、合流したらしたでええけども単独でヤクザ共を殺していった方が効率ええんとちゃうか?よっしゃそれで決まりや、行くで」


ヤクザ「うえっ、なんやこの島、息苦しいな」

ヤクザ「ほんまやな、早いとこ全滅させて金返してもらわんとな」

鬼頭「ほなお前ら、鬼頭組に喧嘩売ったらどうなるか教えたろやないか」


猿腰「単独行動か、楽しそうやんけ」

猿腰「黄蛙組は人数ごっつ多いらしいな、楽しみやわ」

猿腰「俺が一人残らず叩きのめしたるからな」

猿腰「まっとれよクソ黄蛙組」

猿腰「なんや、これ廃墟か?ボロボロのコンビニ、スーパー、ホテル?」

猿腰「最近までは使われてたんか?」

猿腰「こんな所で殺し合うのごっつ楽しみやわー」


黄蛙「これからは黄蛙組が天下を取るぜ」

黄蛙「鬼頭がなんぼのもんじゃい、皆殺しにしたるわ」

黄蛙「それにしてもなんだこの島、臭いな」

黄蛙「早く鬼頭さん出てこねぇかな」

黄蛙「流石にボスが一人で歩かねぇか」

鬼頭「黄蛙、待っとれよ、地獄見せたるからな」

鬼頭「(あ、おるわ、若い者が一人で歩きよるわ)」

鬼頭「(よっしゃ殺したろ)」

鬼頭「……」ガチャッ

鬼頭「死ねやぁぁぁ!!!」ドゥンドゥンドゥン

黄蛙組「う、うわぁぁ!!」

黄蛙組「う…ガハァッ」バタ

鬼頭「なんや雑魚やんけ!」

鬼頭「黄蛙がなんぼのもんじゃーーい!!」

松宮「がああああ!!!なんやねん黄蛙て、オイコラ!!」

松宮「早く出てこんかいボケェェ!」

松宮「うああああ、殺すぞボケェェェェ!!!」

松宮「あー、イライラする、殺してぇ」

松宮「なんだよここは、息苦しいしよぉ、帰りてぇよ」

松宮「黄蛙殺してくか」

柳「黄蛙さん、大丈夫かな、死んでないかな……」

柳「喧嘩とか売らないでほしい」

柳「俺等も怖いんだよ……」

柳「……黄蛙のクソッ」

緑川「……おぉー、やなっちゃんじゃん、鬼頭みっけた?まだ?」

柳「なんだよ、まだだよ」

緑川「おっせぇなぁ、やなっちゃん、そんなんだから毒ちゃんにコキ使われるんだよ~」

柳「……うるせぇ」

緑川「ごめんごめん、マジになんなって、気楽に行こうぜ、な?」

柳「(イラつく野郎だ)」

緑川「じゃあ俺っちと一緒に行動しねぇ?その方が安全じゃん?いいっしょ?ねぇ?」

柳「勝手にしろや」

緑川「よっしゃー、じゃあ行こうぜ」

松宮「あ、なんかいる」

松宮「うおおおお、2人で歩いてるじゃん!!ラッキー!」

松宮「殺しちゃえ!」ガチャッ

松宮「死ね!!」ドゥン

緑川「……お前ヘタクソだな」

松宮「あぁ?」

緑川「こうやってやるんだよ」ドンドン

松宮「うぐぁっ、し、死ぬものか…」ガチャッ

松宮「せめて貴様だ……」ドゴ

松宮「うぐっ、腹が、うぅっ」

緑川「ヤクザのくせして人の蹴りで死んじゃうわけ?軟弱だね」

緑川「やなっちゃん、殺しちゃおっか」

緑川「死んでよね」ドン

猿腰「赤獅子の奴、どこやねん」

猿腰「なぁ、おっさ……」

猿腰「ぐぅわぁぁ!!」

猿腰「誰やアンタ!!」

黄蛙「黄蛙組の頭です」

猿腰「……じゃあ黄蛙か??」

黄蛙「いかにも」

猿腰「なんやて!?殺したる!!」ドンドンドンドン

黄蛙「うっひょー物騒だね」ガシッ

猿腰「うわ、手を離せ、触んな!」

黄蛙「ホラ、撃ってみろよ」

猿腰「クソったれ、離せや!」

黄蛙「はい、離したー」パッ

猿腰「よっしゃ、殺した……」ドゴォ

黄蛙「遅いよ」

猿腰「(な、なんつー速さや、拳が見えんかった……)」

黄蛙「ほんじゃ、トンズラさしていただきやす」

柳「緑川、お前一人でいいだろ」

緑川「寂しい事を言うなよ、寂しいだろ」

柳「一人で行動し……」

緑川「シッ、誰かいる」

柳「!!」

緑川「どこだよ……」

柳「気配はするけどな」

緑川「そうなんだよ、でもど」ドサ

赤獅子「オチビさん殺したった」

柳「お前か、よくも緑川を!!」ガチャ

赤獅子「顔吹き飛ばすぞボケェ」

柳「……」ボコォォン

赤獅子「どうよ、俺の前蹴りは、シビれるだろ?」

柳「……」ピクピク

赤獅子「銃貰ってくぜ」ガサガサ

赤獅子「あ、猿腰や」

猿腰「赤獅子!!さっき黄蛙おったで」

赤獅子「どうやったんや?」

猿腰「ケタ違いに強いわ、敵わん」

赤獅子「ホンマか、そりゃ困ったわ」

猿腰「最悪、鬼頭さんか、あいつに頼めば殺してもらえるやろ」

赤獅子「いや、俺が殺ってきたるで」

猿腰「じゃあ俺も行くわ」

赤獅子「憎き奴を殺そうや」

猿腰「あそこで呑気に歩いとる」

赤獅子「あいつか?思ったより覇気がないな」

猿腰「せやねん、弱そうやねん」

赤獅子「よっしゃ、今なら殺れそうやで」ガチャッ

黄蛙「おい、そこのお前銃を構えとんの、バレバレだよ」

赤獅子「……!?」

猿腰「バカ、撃て……」

黄蛙「死にに来たのか、鬼頭組の犬共が」

猿腰「なんやと!?」

黄蛙「その時間が無駄だよ」シュッ

猿腰「ウッ」ドス

赤獅子「(何て早い手刀、全く見えなかった)」

黄蛙「何が天下の鬼頭組だよ……」シュッ

赤獅子「うが」ドス

鬼頭「お~い、黄蛙~、どこや~」

黄蛙「ここだ」

鬼頭「黄蛙!?本物なんか!?」

黄蛙「さっきお前のとこの幹部2人そこでブッ倒れてるぜ」

鬼頭「だからなんやねん」

黄蛙「助けにいかんでいいのか?」

鬼頭「あぁ?そいつら子供やないんやぞ、ヤクザやぞ」

黄蛙「あー、あー、そっすね、ハイハイ」

鬼頭「お前舐めてんのけ?」

黄蛙「何だ、鬼頭ってたいしたことねぇな、口先ばっかのカスじゃん」

鬼頭「なんやとボケェェェ!!」ガチャ

黄蛙「馬鹿だなあ」

黄蛙「柳、やれ」

柳「馬鹿組長だな」グサ

鬼頭「ガハァッ」ボトボト

黄蛙「カスじゃん」

鬼頭「ハァ…ハァ……」

柳「うぐ」バタ

黄蛙「柳!!」

黄蛙「テメェ、何しやがった」

鬼頭「お前のポンコツ目玉じゃ見えないのか」ビュッ

黄蛙「な……」バタ

鬼頭「ハァ、ハァ、ハァ……」

黄蛙「なんてな」ガチャッ

黄蛙「死ねよ」ドドド

黒川「お前が死ねや」ドゴォォン

鬼頭「………?」

黒川「鬼頭さん、大丈夫っすか?」

鬼頭「黒川か、こいつにトドメを刺しとけ……」

黒川「了解っす」ドンドンドン

鬼頭「助かった」

黒川「あんたが一番しっかりせなあかんのですからね」

鬼頭「せやな、すまん」

黒川「まぁ黄蛙は殺ったんで安心すね、幹部を殺してきましょか」

鬼頭「……そうだな」

赤獅子「……オイ、猿腰、起きろや」

猿腰「うぐ……何やねん」

赤獅子「黄蛙はアカンは、鬼頭さんか黒川に任せよ」

赤獅子「俺等は幹部潰してこ」

猿腰「せやな」


南波「あぁ~、ダルい、蛙が全員殺してくれよなぁ~」

南波「何してんだよ周りの奴等はよぉ……」

湘南「ここ、いいっすね」

南波「やろ?こんなコンビニのトイレとか探しにくる奴いねぇよな」

湘南「そっすね」

南波「あー、ションベンしてぇ」

湘南「見ないからしてていいっすよ」

南波「おぉ、じゃあ見んなよな」

ドーーン

南波:湘南「ななな何だ!?」

佐藤「……黄蛙組の輩か」

湘南「そうっすよ」

佐藤「戦闘中に用を足すとは随分舐めた様子だな」

南波「……」ブッチーン

南波「オウコラ誰でもションベンはしたくなんだ」ゴス

佐藤「ふざけるな」スラッ

湘南「こ、こいつ刀持ってますよ!」

南波「見れば分かるよ!!」

湘南「し、死んだ……」

佐藤「……」ズバババ

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