女「俺の名は女。正真正銘の男だ」(109)

女「言っておくが、俺は決して性同一性障害では無いぞ」

女「生物学的に正真正銘の男性、雄、Man、Человекだ」

女「親がそんな名を付けたのだから仕方ない」

女「女が男の名前で何が悪い」ドヤッ

天使「悪いよ。紛らわしいよ」ベシッ

女「コイツの名は天使(エンジェル)。DQNネームな俺の友だ」

天使「俺だって好きでこんな名前になった訳じゃねえ」

女「そら。俺の事を言えたことか」

女騎士「女くーんっ!天使くーんっ!おはよーっ!」トテトテッ

女「よう、女騎士」

天使「ちぃーすっ」

女騎士「二人とも早いね~きゃっ」コテッ

女「おいおい。でぇじょうぶかよ」

女騎士「ううんっ。だいじょぶだよ、女くん」

女「コイツの名は女騎士。俺の幼馴染だ。こんな名前だが見ての通り運動神経は無いし、ぼけーっとしてるし、天然だし、ビッチでも無く女騎士要素なんて一つもないが女騎士と言う名前だ」

女「だがはっきり言ってそんな女騎士が俺は大好きなのである」ドヤッ

女騎士「もうっ。女くんったら~///」モジモジッ

天使「朝からウザい。地獄に落ちちまえ、バカップル」

学校

幼馴染「おはようございます、皆さん」ヒゲー

三人「「「おはよーございます、校長先生」」」

女「この人は。幼馴染校長。だが実際は俺の幼馴染でも何でもないただのお爺ちゃんな校長先生だ」

幼馴染「こんな時間から学校とは、もしかして部活の朝練ですか?」

女「はい、そうです」

天使「じゃなきゃ、こんな時間に学校になんて来たりしないですよ」

女騎士「あ、私は一応マネージャーですから」

幼馴染「ほっほっほ。精がでますね。頑張って下さい」

三人「「「はーい」」」

鍛錬部

女「おはよーございまーす。がり勉部長」

がり勉「うおーっすっ!ムキムキマッスゥゥゥルッ!イィィヤッハァァー!」ムキムキッ

天使「相変わらず名前に反してムキムキしてるッスね、部長」

がり勉「細かい事は気にするな!今日も元気に朝練するぞっ!ムキムキマッスゥゥゥルッ!」

女騎士「むきむきまっすーる!」イエー

がり勉「ではいつもの様に有酸素運動からだ!校庭50周!」ダッ

女・天使「「おー!」」ダッ

女騎士「ふぁいとー!」

~30分後~

がり勉「よしっ!校庭50周終わり!次は無酸素運動だ!ベンチプレスしに行くぞ!」

女「部長、朝はこれまでにしないと学業に支障が出ちまいますよ」

がり勉「勉強なんざ知るか!俺は勉強より運動する方が好きなのだ!マッスォル!マッスォル!」ムキムキッ

女騎士「はい、女くん。タオルとプロテインとポカリだよ」スッ

女「おう、悪ぃな」

がり勉「いっその事女騎士も正式に我が鍛錬部の部員になったらどうだ?ムキムキマッスルになれるぞ」

女騎士「こんなハードな部活、私には無理ですよ~。それに…」

女騎士「私はすぐ近くで女くんの汗まみれの腹筋とか胸筋とか二の腕を見てるだけで幸せなんです///」ウットリ

女「女騎士…///」

天使「俺はどうでも良いのかよ」

がり勉「ぐわっはっはっはっ!朝からムキムキな青春をしてるではないかっ!」

オーク「こらー!お前達ホームルームは始まっているぞー!」プンスカ

女「マズいっ!担任のオークだ!」

天使「ぶっちゃけ名前に反してグルグルメガネのおっさんに怒られても、怖くもねぇな」

女騎士「そんな事言わずにもう朝練は終わりにしよ?」

女「そうだな。正直俺もう朝練怠い」

オーク「そしてがり勉!お前はいい加減に服を着ろ!」

がり勉「ぐわっはっはっ!その前に学校側が俺のムキムキマッスォルボディに合うサイズの制服を用意するんだな!」

教室

オーク「……で、あるから…ここをこの公式で…」

女「………」グター

天使「ぐおぉぉぉぉ…」スヤスヤ

女騎士(女くん……朝練でよっぽど疲れてるんだ…)

女騎士「(ここは私が女くんを保健室に…!)グッ

不良「オイ、ゴルアァァァ!!!大丈夫ですかっっ!?」ガタッ

女騎士「っ!?」ビクッ

女「んあー?」

不良「女くん!ぐったりしているようですが!気分が悪いのですかっ!?」

女「ん…っまぁな…」

不良「オーク先生!ここは私が女くんを保健室送りにしてもよろしいでしょうかっ!」

オーク「ん、じゃあ頼んだ」

不良「さあ行きましょう女く…」

女騎士「わ、私が女くんを保健室に連れて行きますっ!」

不良「え、ちょっ…」

女騎士「あっ、行こう!女くん!」グイッグイッ

女「んあー」ズルズルッ

バタンッ

オーク「あー。女騎士が代わりに連れってたか…。まぁ良いか。不良、座って良いぞ」

不良「あ、はい」

―――
――

女騎士「ねえ、女くん。だいじょぶ?」

女「正直怠い…。授業やる気出ねぇ…」

女騎士「じゃあ保健室で眠ってる?」

女「うんにゃ、もう帰ぇるわ。そーたい、そーたい」

女騎士「じゃあ家まで送ってくよ」

女「うんにゃ、一人で帰れらぁ。心配すんなや」ポンポンッ

女騎士「うん…」

女「それじゃあな、女騎士。俺が居なくても転ぶなよ~」フリフリッ

女騎士「転ばないよっ!」プンスカッ

女宅

女「たでぇま、風雲再起」ナデナデ

風雲再起「わんっ」

ガチャッ

女「たでぇま~」

妹「む、早かったな。女」ヌッ

女「親父こそ仕事終わるの早いな」

妹「うむ。何時もより作業が早く終わってな」

妹「そう言うお前は何故早い?」

女「朝練で疲れて早退した」

妹「貴様、それでも鍛錬部の副部長か」

女「副部長っつったって、女騎士と天使を入れても四人じゃねぇか」

妹「まだそれ位しか居ないのか。貴様、俺の作った鍛錬部を潰す気か?」

女「………」

妹「………まあ良い。今日はもう休め。後で晩飯を持って行ってやる」

女「ああ」

女(俺の親父、名は妹。鍛錬部の初代部長だ)

女(この親父は自分が親に妹と言う名前を付けられたからと言ってその腹いせに自分の息子に女と言う名を付けるバカだが…)

女(男手一人で俺を育ててくれた事には感謝している。一応尊敬出来る父親だ)

女(毎朝早起きして朝練して仲の良いダチとバカやって可愛い幼馴染とイチャコラして、家に帰ればムキムキで立派な父親が飯を作ってくれる…)

女(名前は皆おかしいが、それなりに充実している楽しい毎日だ)

―――
――

ん…っあんっ……

何だ…?誰の声だ……?

…はぁんっ……気持ち……イイィ…///

この声…まさか女騎士か…?一体何を…!?

もっとぉ……もっと……おくぅ///

誰だ……誰が相手何だ……!?

がばっ!

女「ハァ…ハァ……!」

女「全く……エロい夢だったぜ……。股間がヌルヌルして気持ち悪ぃ…」ドロッ

女「だが…女騎士のやってた相手……。誰だったんだろうか?俺…なら良いけど…」

ドタドタッ

妹「お兄ちゃん!一体いつまで寝てるのっ!?早く起きて来なよ!」

女「ああ、親父か。今行…く………?」

妹「どーしたの、お兄ちゃん?ハトが豆鉄砲を喰らった様な顔をして」

女「いや…」

女(ムキムキの強面の親父がロリ口調で俺の事をお兄ちゃんだと……!?)

女「ぎもぢわるぅ……」オエェェェ

妹「ちょっと!人の顔を見て気持ち悪いって…ヒドイよお兄ちゃん!」プンプンッ

女「いや、ぷんぷんっ効果音付けても、ちっとも可愛くないから。筋肉質な強面のおっさんのぷんぷんなんて何処にも需要ないから」

妹「もう、朝ご飯作ってあるから、早く食べて朝練行きなよ?」ガチャッ

女「………」ボーゼン

女(何だ……?一体俺が一晩寝てる間に一体何があった!?この世が滅ぶのか?)

―――
――

女「朝飯は普通に親父の朝飯だった…」

風雲再起「むしゃむしゃ」

女「なあ、風雲再起。今日の親父が壊滅的に変なんだ」ナデナデ

風雲再起「ひひーん」

女「………あれ?」

女「犬に馬の名前を付けたのは確かに俺だが、馬の鳴き真似を教えた覚えは無いぞ…?」ブツブツ

天使「~♪」テクテク

女「あ、天使だ。おはよーさん」ポンッ

天使「あ、女くんっ。おはようっ☆」キラリーンッ

女「………頭に蛆でも湧いたか?」

天使「あははっ。何の事?」ニコニコッ

女「俺の知ってる天使は名前の通りのエンジェルスマイルで女くんっだなんて言わねぇ。さては天使の偽物ね」

天使「酷いなぁ。女くんはぁ。地獄に落としちゃうゾ☆」キラリーンッ

女「よかった。何時もの天使だな」ホッ

女「本当にお前頭でも打ってんじゃないのか?ずっとニコニコしやがって」

天使「やだなぁ。ニコニコしてるのは楽しいからに決まってるからじゃないか」ニコニコ

女「今から俺等は女騎士を待って、ハードな朝練に行くんだぞ?」

天使「じゃあ女騎士ちゃんを待ってよっか」ニコニコ

女(女騎士ちゃん…?)「そ…そうだな」

五分後

女「………」

天使「………」ニコニコ

10分後

女「………」

天使「遅いねぇ」ニコニコ

15分後

女「Zzz」

天使「………」ニコニコ

30分後

女「………遅ぇ」

天使「そうだね」

1時間後

JOYっとJOYっとJOYっとPOPなベイベー♪ピッ

女「あ、もしもし。おばさん、どうも……。女騎士は…?あ、そうですか、分かりました」ピッ

天使「どうしたの?」

女「女騎士、熱っぽいから休むだとよ」

天使「じゃあ僕らだけで朝練行こうか」

女「そうだな」

学校

女「女騎士待ってたら時間食っちまったな」

天使「早く部室行かなきゃ部長がうるさいよ」

幼馴染「あ、おはよー!女くーん!」

女「あ、おはよーございます、校長せんせ…い……?」

幼馴染「早いねー!今日も朝練?」ヒゲー

女「」

幼馴染「頑張ってねっ!あたし、子供の頃から女くんの事応援してるからねっ!」フリフリッ

幼馴染「じゃーねっ!」フップステップジャンピングー

女「………」

天使「………」

女「………ビニール袋くれ」

天使「はい」スッ

鍛錬部

女「う゛お゛え゛ェェ…何で朝から関羽並のお髭のお爺さんのセーラー服拝まなきゃいかねぇんだよぉ…」オェェ

天使「幼馴染校長の子供の頃ってどれくらい昔の話だろうね」

女「そんなの知るかよ。俺も俺の親父も産まれてないわよ」

女「ったく、今日はいったい皆して何があったんだよ…」

がらがらっ

女「おはよーっす、ぶちょー」

天使「おはようございまーす、がり勉部長ー」

しーんっ

女「あり?いつもなら部長、朝早くから上半身裸でストレッチしてる筈なのにな」

天使「もしかして、三年の教室じゃない?」

女「そうかもな。行ってみるか」

3年の教室

女「あ、居た。がり勉部長ー!って部長が制服着てるっ!?」

がり勉「………」カキカキ

女「聞いてるんスか、がり勉部長」ポンッ

がり勉「うるさいぞっ!今、小生は勉強中だぞっ!」ドンッ

天使「がり勉部長が、勉強…ですか?」

がり勉「当然だっ!小生は受験生だからなっ!スタァァアディィィイッ!」ビリッ…ビリッ

女(うわぁ…制服がすげぇ可哀想な事になってる…)

天使「それで…鍛錬部の朝練の方は…?」

がり勉「たわけがっ!三年生がこの時期に部活なんて出来るかっ!するならお前達だけでやれっ!」バキッ

女(あ、シャーペンが折れた)

オーク先生はどこかなーwktk

女「がり勉部長が部活もせずに勉強だなんて…本当に今日はどうなってんのよ…」

天使「確かに校長もがり勉部長も普段と様子が変だったね…」

女「様子が変なのはお前もだ」

天使「で、今日の朝練どうする?」

女「部長があれじゃあ朝練も無しだな」

天使「じゃあ僕らも教室に行こうか」

女「そうだな」

教室

オーク「ブホォオッ。ブホォォオ、ブフゥアアァ」

女(何言ってんのかさっぱり分からん…)

女(親父も風雲再起も天使も校長も部長もそして先公も…皆して様子が変よ…)

不良「………」

女「なあ、不良。今日、皆変じゃねぇか?」

不良「アァン?何だよゴラアァァ!保健室送りにしてあげましょうかァァア?」ギロッ

女「なっ…何だよっ。そんなにキレる事ねぇだろうが…」

不良「ケッ…。胸糞悪ィ……」ガタッ

オーク「ブホォォ!ブフアァァァッ!ブフォォォオッ!」ビシッ

不良「アァン?何処に行くつもりかって…?」

不良「そんなモン、風にでも聞いてくれ……」

がらがらっピシャッ!

女(何故に言葉が分かる…?)

放課後

女「ハァ…一体今日は何だってんだよ…」

天使「お疲れのようだね、女くん。部活もしてないのに」

女「お疲れの原因はお前ェにもあるんだよ…」

天使「?」キョトンッ

JOYっとJOYっとJOYっとPOPなベイベー♪

女「これは…っ女騎士かっ!おい、熱はでぇじょうぶかっ!?」ピッ

女騎士『ああ…女か…?何だかまだ熱っぽいのだ……』

女(コイツも何だか様子が変だぞ…?熱だからか……?)

女「おい、病状はどんな感じだ?何だったら後で薬でも…)

女騎士『病状…?そうだな…。朝起きてからお股の辺りがヒクヒクして…///んんっ…///』

女「は?お股?」

女騎士『身体も何だか熱っぽくて…///もう居ても経ってもぉ…///』

女「オイオイオイッ…。本当にでぇじょうぶかよ…!?」

女騎士『………欲しい』ボソッ

女「え?何だ?何が欲しいんだ?」

女騎士『オークのデカチンポが欲しいよォォォォオオ!!!』

ガチャンッ   ツーツーツー

女「」ボーゼン

女「………アー!クソッ!一体合切どうなってんのよっ!女騎士まで変になってやがるしっ!」

天使「ちょっ…落ち着きなよ、女くん」

女「お前ェもお前ェだよ!突然そんな名前の通りの天使みたいに爽やかになりやがって!

女「親父も俺の事お兄ちゃんって呼ぶし、校長がセーラー服着だすし、部長は部活もせずに受験勉強してるし、不良は授業抜け出してハーレーでどっか行くし、先公はもう何言ってるか分からねぇし……」

女「女騎士も突然ビッチ発言するし……」

女「皆が自分の名前と同じような性格になるなんて……」

天使「女くん……」

女「アタシ、もう何がなんだか……!」

佐村河内「話は聞かせてもらったぞ!」シュタッ

女・天使「「ッ!?」」

普段は「聞こえるけど聞こえないフリしてる」
今は「聞こえないけど聞こえるフリしてる」

女「お前ェはクラスで一番耳が早くて情報通な『地獄耳』の佐村河内!」

佐村河内「色んな人々が名前の者と同じ様になっている理由について教えてやろう」

天使「キミは何か知っているのかい?」

佐村河内「今、このSS内である病がアウトブレイクしたのだ」

佐村河内「その名も『名覇体雄亜羅和棲病』だ!」デデンッ

女「長ェよ」

佐村河内「この病はその名の通り、感染者は自分の名前の者と同じように変化してしまうという恐ろしい病だ」

佐村河内「お前達も心当たりがあるだろう?」

女「道理で皆あんな感じになったのね…」

佐村河内「皆だけでなくお前も感染しているのだぞ、女」

女「マジでか」

天使「そう言えば女くん、時々女言葉になってるよ」

女「気付かなかった…」

佐村河内「しかも、この病は性格だけではなく、徐々に身体も名前と同じ様になるのだ」

佐村河内「個人差はもちろんあるがな。私は性格より体の変化が先のようだ」

佐村河内「このように髪も伸びて、サングラスが身体から浮き出てきている」ボサボサ

天使「へぇ」ファサァァ

女「てっ天使!お前ェ背中に羽が生えてきてるぞ!」

天使「わぁ!ホントだ!ちゃんと飛べる!」バサバサッ

佐村河内「女、自分の胸に手を当ててみろ」

女「胸だと…?」モミュッ

女「………」モミュモミュ

女「俺の自慢の98㎝の胸筋が…っ!脂肪に変わっている……!!?」ガビーンッ

佐村河内「俗にそれを爆乳と呼ぶ」

女「じゃあ女騎士は名前の通り、女騎士に…。親父は名前の通りに妹に変化したと言う事か…?」

佐村河内「それより電話越しで聞こえたが、このままでは女騎士はオーク先生を襲いに行くぞ」

女「何ッッ!?」ガタッ

天使「元来女騎士と言う生き物は性欲が強く、オークと言う醜い種族を逆レイプする習性があるんんだ」

天使「さっきの女騎士ちゃんの様子だと、もうオーク先生を襲いに向かったんじゃないかい?」

女「そんな事…!そんな事させてたまるか…っ!どうにかしないと……!」

女「そうだ!ワクチンとか抗ウィルス剤とかさえあれば…!」

佐村河内「残念ながら、この病の抗ウィルス剤は開発されていないらしい」

女「クソッ!じゃあどうすれば良いのよっ!」ドンッ

佐村河内「一つだけ女騎士がオーク先生を襲わない方法がある」

女「っ!?本当かっ!それは一体……!」

佐村河内「それは……」




佐村河内「お前自身がオークになる事だ」デデンッ

女「俺がオークに…だと?」

佐村河内「お前がオークになれば、女騎士の処女はお前のものになるぞ」

天使「………」

女「オークになるって言ったって…どうするんだ?」

佐村河内「家庭裁判所で名前変更の申立の許可を貰い市役所に提出して、名前をオークに改名すれば良い」

女「そうか…!この病を逆に利用して俺がオークと改名すれば…!」

佐村河内「オークになる事が出来、女騎士の処女はお前のものになる」

女「成程!」ポンッ

女「そうと決まれば、早速…!」

佐村河内「改名するなら急いだ方が良いぞ」

佐村河内「お前の股のそれが完全に消滅し、身体が完全に女性のものとなったら、オークに改名しても雌のオークになってしまうからな」

佐村河内「雌のオークじゃ処女は奪えないからな」

女「マズい…。俺のアレがどんどん縮んでいっている…」サワッ

佐村河内「ならば急げ。完全な女にならない内にな」

女「ああっ!女騎士の処女はアタシのもんだアァァァァ!!!」ダッ




天使「………」

佐村河内「ふっ。行ったか」

天使「………佐村河内くん、キミは意地悪だね」

佐村河内「何の事だ?」

天使「このまま女くんが改名してオークになったとしても、このままじゃあ女騎士ちゃんの処女は奪えないって事を教えなかったからさ」

佐村河内「………すまない。私も佐村河内守化が進んで耳が遠くなってしまって何を言っているのか分からない」

天使「女騎士ちゃんは恐らくもうオーク先生のもとに向かっている筈」

佐村河内「すまないが手話で言ってくれないか?」

天使「このまま女くんがオークに改名してもこの世にオークが少なくとも二人居る事になる」

天使「オークが二人居て、女騎士ちゃんが真っ先に向かうのはどっちだろうね?」

佐村河内「手話で言ってくれないか」

天使「それは勿論物理的に近いオーク先生の方に向かうだろうね」

佐村河内「手話……」

天使「そしたら女騎士ちゃんの処女は女くんのものじゃなくて、オーク先生のものになる。女くんは醜いオークになるだけさ」

佐村河内「手話で言えっつってんだろうがっっ!!!」ドンッ

天使「つまりキミは女くんの恋路の邪魔をしたって事さっっ!!!」ドンッ

佐村河内「そんなに怒鳴る必要ないだろうがっ!!!」ドンッ

女サイド

女「ハァッ…ハアァッ……クソッ…!」タプンッタプンッ

女「メチャクチャ胸が揺れて走りにくいんだよォォオッ!!!」ユッサユッサ

「オイ、見ろよ。アレ…」

「うひょー!すっげー揺れ!」

「何カップあるんだよ、アレ!」

女「しかも何か変な視線浴びてるし……///」カァー

ぱからっぱからっ

女「んっ?この音は……」

風雲再起「わひーんっ」パカラッパカラッ

女「風雲再起!……って足長ァァ!!!」

風雲再起「ぶるるっ」スラー

女「犬の身体に馬の脚って…なんてアンバランスな…」

女「すまんな、俺がお前ェに馬の名前を付けちまったばかりに、こんな珍妙な姿になっちまって…」

風雲再起「ぶるるっ。わふっ」クイクイッ

女「まさか…背中に乗れと言うのか?」

風雲再起「ひひんっ」コクッ

女「サンキュなっ風雨再起!家庭裁判所まで頼む!」スタッ

風雲再起「ぱからっぱからっ」ヒヒーンッ

「ねえ、ママー!あのお姉ちゃんが乗ってるのってなぁに?」

「見ちゃいけませんっ!」

「UMAだ!UMAが出たぞー!」

女(気の所為か、まだ変な視線を感じる…)

天使サイド

佐村河内「だ…だが!その事を女に教えないお前も意地悪ではないか!」

佐村河内「私ばかり責めて…。お前も同罪だ!控訴も辞さないぞっ!」ビシッ

天使「ふふっ…今の僕が何者かって事を忘れてないかい…?」

佐村河内「ナニィ!?」

天使「今の僕は恋のキューピットエンジェル!友達の恋路は成就させるのが僕の役目さっ!」ファサァァァ

天使「フハハハハハハッ!」バッサバッサ

佐村河内「な…何をする気だっ!?」

―――
――

女騎士「ハァ…ハァ……///居たぁ…///オークだぁ……///」ガシャンッガシャンッ

オーク「ぶほぉ?」

女騎士「私のお股がヒクヒク疼く…!チンポが欲しいと轟き叫ぶ…!///」ハァハァ

オーク「ぶ…ぶほぉぉ……」ブルブルッ

女騎士「オークノデカチンポォオォ!ヨコセェェェェ!!!」バッ

オーク「ぶはぁああぁぁぁっ!!!」

天使「人の恋路を邪魔する奴はァ!天使の弓矢で地獄に落ちろォォ!!!」キリキリ…ッ

たーんっ

オーク「ブヒャアアアアァァウマヒイィィイッ!!!」チュドーンッ

女騎士「アレ…?オークが飛び散ってしまった…」シュンッ

女騎士「他のオーク探さなければ…」ガシャンッガシャンッ

天使「ははっ。女くん、これで思う存分オークになれるよ☆」

佐村河内「な……何と言う事だ……!」ワナワナ

天使「さあキミにもお仕置きが必要だね」スタッ

佐村河内「逃げ……」

天使「今の僕は恋のキューピットエンジェル。人の恋路を邪魔する者に裁きを与える者……」ゴォォォッ




天使「ジャッジメント」

家庭裁判所

ぱからっぱからっ

女「ハイヨー!」グイッ

風雲再起「わひーんっ!」ピタッ

女「ここまでありがとな、風雲再起。ゆっくり休んでてね」ポンポンッ

風雲再起「ぶるるっ」

ガチャッ

女「ごめんくださーい」

野々村「い゛、い゛らっじゃいまぜェェ!なん゛ん゛のごようデエェェア゛ァァァァン!」

女(こいつ野々村だ!絶対名前野々村だ!ガブリアスだ!)

女(可哀想に…。野々村って名前ってだけでこんなになっちまうもんなのね…)

野々村「それでェェエ!イッダイナンノヨォオウア゛ァァァァァァーーウアンッ!」ウォンウォンッ

女「えっと名前の変更の手続きを…」

野々村「へ、へんごうのオ゛ォォォオオン!りゆう゛ンァッハッハッハッハ!」

女「え、えっと…男なのに女って名前をつけられて…」

野々村「ア゛ナ…あなだどうみだってェェェッヘッヘエエェエェエエア゛ァアンじょ、じょぜい…ンァッハッハッハッハー」

女「ッこれには色々事情があってですね、オークって名前に変えたいのですけど…」

野々村「オ゛ッオ゛オーグッテェェおん゛なっでナバエノボウガア゛ァァァァまだ、ましやないでずかァァ!あなだ、親がツゲタナバエヲナンダドォォオボォォォッデい゛ルンデズカバァァァア゛アーーーン」

女「………」

野々村「ナバエのべんごォォはァァっちゃ、ちゃんどジダァァァりゆうでェェエエエ」

女「………」ブチッ

女「ウゼェェッ!何言ってんのか全く聞こえねェ!読めねェ!もう喋んな!黙って許可だけ出せやゴラァァァッ!!!」グイッ

野々村「い、命がけでッヘッヘエエェエェエエイア゛ァアン!!!きょかオォォゥオゥウア゛アアアアアアアアアアアアアーーーゥアン!出ざぜてもらいばずゥゥウ!」

女「いや、別に命までは懸けなくても…」

―――
――

女「何とか家庭裁判所で許可を貰えたわ!後は、コイツを市役所に提出すれば名前変更出来るぞ!」

女「もうひとっ走り頼むわよ!風雲再起!」

風雲再起「わひーんっ!」

ぱからっぱからっ

女「っ!はうんっ///」ゾクンッ

風雲再起「わひんっ?」

女「この股間の感覚……。マズい、かなりマズいわよ、コレ…」

女「股間のアレがどんどん小さくなってる…」

女「お願いっ!風雲再起!急いで市役所に!」

風雲再起「わひーんっ!」

市役所

女「名前!変更!手続きィィイイイ!!!」バタンッドンッ

イクラ「ハァーイ」ヒョコッ

女「なぬ?」

イクラ「ばぁぶぅ」

女「あー名前がイクラ…」

イクラ「ハァーイハァーイッ!」

女「まあイクラでもオクラでも良いから名前変更の手続きを頼むわ」スッ

イクラ「はぁいぃ?」キョトンッ

イクラ「ハァイハァイ♪」キャッキャッ

女「あっコラ!申立書をそんな風に扱うわないでよっ!」

女「割と優秀そうに見える市役所員のおっさんけど、今は中身がイクラちゃんだからなぁ…」

イクラ「ハァイハァイ♪」カキカキッ

女「あっちょっ!ダメでしょ!申立書に落書きしちゃっ!」バッ

イクラ「ばぁぶぅー!」プクー

女「ったく…。これじゃあ提出するにも破られかれないわね……はうんっ///」ビクンッ

女「あっ…ダメ…っ///アタシの赤ちゃんサイズになってたお股のアレが…今度は身体に引っこもうと…アァンッ///」ヒクヒクッ

女「このままじゃあ…おチンポがおまんこにィ……っ///んあぁぁっ///」

女「お願いっ!早く受け取って手続きしてよぉぉ///このままじゃあ…///」

イクラ「ハァイハァイ♪」カキカキッ

女「ゾウさん書いてる場合じゃあ…ハァンッ…///」

女(そうよ…!女騎士の裸体を妄想するのよ、アタシ!後、学校の巨乳の養護教諭の姐さんのも!)

女「………」ホワンホワンホワンッ

女「………ダメェ!性癖まで女性のものになってきて興奮出来なくなってる!勃起もしないっ!」

女「もっと頑張りなさいよっアタシの男の象徴!立ち上げれチ○サム!」

タラオ「なにしてるんですかぁ?」

イクラ「ちゃーんっ♪」

タラオ「イクラちゃーん。これはおもちゃじゃないですよぉー」

イクラ「ばぁぶぅ?」キョトンッ

女「こうなったら力づくで引っ張り出して…!」

タラオ「これはこうやって、こうして…」カタカタッ

女「ぬうおりゃあぁぁぁぁ!!!ど根性ォォォォオ!!!」グググッ

タラオ「こうして、こうっ。はい、とうろくができましたぁー」

オーク「ぬぅおりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!………へ?」

オーク「ぎょ…行の頭の名前表記が変わってる!」テッテレー

タラオ「これでおねえちゃんのおなまえは、いまから『オーク』ですよぉー」

イクラ「ハァーイ!」




女騎士「むっ?私のオークレーダーが反応しているな…?」ピクッ

女騎士「市役所……。向かわなくてはっ!」ガチャンッガチャンッ

オーク「滾る…!滾るぞ……!アタ…俺の股間が!」ムクムクッ

オーク「さっきまでムニムニのおっぱいだったのが、元のガチガチの胸筋に…!」ガッチガチ

オーク「柔らかった女体がもとの鍛え抜かれたムキムキボデーに…!」ムキムキッ

オーク「イィィィヨッシャアァァァァ!!!」ピョンピョンッ

タラオ「おねえちゃんがおにいちゃんになっちゃいましたぁ~」

イクラ「ばぶぅ?」

オーク「女騎ィィィイ士ィィィイイ!!!早く俺を襲いにいらっしゃァァァァアアいッッ!!!」

タラオ「おにいちゃん、KI☆CHI☆GA☆Iですぅー」

イクラ「ハァーイ」

女騎士「来たぞ」ガチャンッ

オーク「女騎士…」

タラオ「よろいのおねえちゃんがやってきましたぁー」

イクラ「ばぁぶぅ♪」

女騎士「ハァ…ハァ……私のお股が…ヒクヒク疼く……///」ヒクヒクッ

オーク「お前の処女が欲しいと轟き叫ぶ……!」ギンギンッ

女騎士「クッ…殺せ!」クパァ…





オーク 死亡  原因 腹上死

天使「………と、でも思ったかい?」

天使「精魂を合し、再誕願い奉る…レイズデッド!」パァァァ

オーク「………んっ。ここは……?」ハッ

天使「おはよオーク」ヤッホー

オーク「俺は女騎士とヤっている間に腹上死したんじゃ…」

天使「だから僕が蘇らせたんだよ」

オーク「ふーん……ってそうだ!女騎士はっ!?」

天使「そのままにしてたら、蘇ってもまた腹上死させられるだろうから、動きを封じらせてもらったよ」

女騎士「おチンポォォォォオ!オークノデカチンポォォォオオ!!!」ウガー

天使「それで、女…いや、オークくん。女騎士ちゃんの処女はどうだった?」

オーク「そりゃモチロン、あったかっくて、ヌメヌメしてて、キューキュー締め付けてきて、まるで別の生き物みたいに俺のマッスルスティックに絡みついてきて……かなり気持ち良かった…」

天使「最初は正常位だったけど、後々から騎乗位ばっかで責められてたね」

オーク「って見てたのかよっ!?」

天使「最初から最後までバッチリ。録画もしたよ。観る?」

オーク「………後で」

天使「さて、本題に戻ろうか。僕がキミを蘇生させた理由を」

オーク「俺は死ぬ覚悟で女騎士の処女を奪ったつもりだったんだけどなぁ…」

天使「女騎士に襲われたら、良くても性奴隷。最悪は腹上死だもんね」

オーク「でも腹上死だなんて男の本望だろ。満足したぜ…」

天使「本当に?」

オーク「………」

天使「キミは女騎士ちゃんとSEX出来れば満足なの?女騎士ちゃんと二人でデートしたり、結婚して子育てして、一緒に天寿を全うしたくないのかい?」

天使「キミがそんな事で満足しきれる訳ないだろ?」

オーク「………俺は」チラッ

女騎士「もっとぉ///もっとオークのデカチンポで私を貫いてェェエ///」

オーク「俺は……女騎士と一緒に天寿を全うしたい!」ドンッ

天使「ふふっ。それがキミの本音だね」

オーク「あたぼうよ!」

オーク「でもどうするんだ?今の女騎士は万年発情期状態だし」

女騎士「おまんこにもっと…!もっとおチンポちょうらぁぁい///」

天使「ふふっ。ここで僕に名案があるんだけどね」

オーク「本当か!?」

天使「ああ。だから後の事は僕が何とかするから」

天使「キミたちはもう一度家庭裁判所へ向かうんだ」

一か月後

幼馴染「男くーん!」トテトテッ

男「おう、幼馴染!」

幼馴染「きゃっ」コテッ

男「全く…相変わらずこけるなお前ェは」

幼馴染「ごめんねぇ、女くん」

男「今の俺は『男』だっての、女騎士」

幼馴染「男くんだって間違えてるじゃん」クスクスッ

男「ま、しょうがないわな。昔からつい最近までその名前だったんだからな」

幼馴染「うん…やっぱりまだ違和感あるよね…」

男「俺にとって幼馴染って言えば、前校長の名前だったもんな」

幼馴染「そう言えば亡くなった校長とオーク先生の後任の先生って今日来るんだっけ?」

男「そうだったな…。しかし、二人とも破裂死って惨い殺され方だよな…」

幼馴染「うん…。オーク先生の破裂死凄かったよ」

男「そうか、お前ェ、現場に居たんだもんな」

幼馴染「うん」コクッ

男「ま、暗い話はそこまでにして、早く朝練行こうや」

幼馴染「うんっそだね……きゃっ」コテッ

男「うおっ!?」ズリッ

男「………お前ェ、態と俺のズボン下ろしただろ?」

幼馴染「へへっ///バレた?」テヘッ

男「お前ェ、女騎士化の影響でビッチになってきたな」

幼馴染「だいじょぶだよ!私のおまんこは男くんのデカチンポ専用なんだよ!誰にでもお股を開ける訳じゃないよ!」」

男「そう言う発言がビッチなんだよ」ペシッ

幼馴染「そう言う男くんも、女体化の影響で少し女顔になったよね」

男「後、オーク化の影響で前よりマッスルスティックの大きさが倍近くになったがな」

男「それより早く朝練行こうや、幼馴染に天使」

幼馴染「男くん、天使くんは…」

男「そう…だったな……あの日から行方知らずなんだよな……」

幼馴染「天使くん、今どこで何してるんだろうね……」

男「今の俺達があるのはあいつのお陰だしな…。一言も礼を言わせずにどっか行っちまうなんて……ど阿呆が……っ!」グッ




天使「ふふっ。礼を言うのはこっちの方だよ、男くん」

天使「キミは僕がDQNネームって理由で差別もせずに話しかけてくれた…。それが僕にとってどんだけの救いだったか…」

天使「だけど、今の僕は正真正銘の天使…。次に出会えるのはキミたちが破局の危機に苛まれた時だよ…」

天使「その時になったら、また僕が助けてあげる……」

天使「何たって僕は恋のキューピットエンジェルなんだから」


はい、これでガチで終わりです。


過去作

男「人を孕ませるだけの簡単なお仕事です」

保母「はーい、お姉さんと一緒に寝たい子~?」園児「!」ガタッ

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