Ｐ「異次元との『ゲート』は、突如開かれた」

Ｐ「『ゲート』から現れたのは、悪の皇帝オーバーロード率いる軍団」

Ｐ「彼らは圧倒的な戦力で、各惑星を制圧した」

Ｐ「悪の時代の始まりである……」

Ｐ「残された人々は、彼らに対抗するため」

Ｐ「特殊戦闘チーム『バトルフォース』を結成」

Ｐ「その中には、俺達765プロのアイドルも含まれていた」

Ｐ「これは正義と友情を武器に戦い続けた、四人のアイドル」

Ｐ「彼女達の戦いの記録である」

Ｐ「ザ・グレイトバトルⅣ」

　　　将軍ブラックスエックスの戦艦

兵士Ａ「いたか!?」

兵士Ｂ「いや、こっちにはいないようだ」

兵士Ａ「おいっ!?　本当にその情報は確かなのか!?」

兵士Ｂ「間違いない、必ず潜り込んでいるはずだ。探せっ！」

兵士Ａ「いたぞっ、こっちだ！」

兵士Ｂ「ヤツらはバトルフォースの>>6、>>7、>>8だ！」



※765プロのアイドルの誰かでお願いします

響

真美

伊織

響「まずい！　見つかったみたいだぞ！」

真美「ちっくしょー！　もうちょいで一番奥まで行けたのに！」

伊織「仕方ないわ！　迎え撃つわよ！」

真美「おーし！　やってやるじぇー！」

響「真美！　あんまり無茶しちゃダメだぞ！」

伊織「そうね。>>10さえ助ければ、ミッションはクリアーよ！」

多目的ルーム

？？？？『バトルフォースの侵入を許すな！　何としてでも撃退せよ!!』

伊織「今の声は……奴らの幹部、将軍ブラックエックス!?」

真美「あっちから聞こえたよ！」

響「おい、大丈夫か？　コンテナに火がついたみたいだぞ！」

真美「お姫ちんが心配だよ！　急ごういおりん、ひびきん！」

伊織「オッケー！」

響「ラジャーだぞ！」

貴音「うう……」

エックス「来たか、バトルフォース」

真美「お姫ちん！」

響「貴音！」

貴音「申し訳ありません響、真美、伊織……。不覚を取りました……」

エックス「来るんだ、四条貴音！」ｼｭﾝ

響「待てっ、エックス！　貴音を離せっ！」

真美「ちくしょー、逃げられた！」

伊織「ヤツはおそらく上の階よ！」

真美「でも、エレベーターが壊されてる！　これじゃ上まで行けないよー！」

響「なら伊織だ！　>>13の技を頼む！」

伊織「私の出番ね！　任せなさい！」

すみません、>>15でお願いします

デコビーム(ｷﾗｯ

　　　ブラックエックスの戦艦　指令室

響「エックス、追いついたぞ！」

エックス「何!?　どうやってここまで来た!?」

真美「いおりんのデコビームを使えば、造作もないよ！　んっふっふー！」

エックス「……は？」

響「伊織の光線で、エレベーターを復元させたんだよ！」

真美「いおりんの額から出る光線は、モノを再生させる力があるのじゃ！」

エックス「まさか、そんな技が……」

真美「こんなことされるなんて、思ってなかったっしょー！」

響「読みが甘いな、エックス！」

伊織「……そんなに自慢しないでくれるかしら。ちょっと、恥ずかしいじゃない……」

真美「さあエックス、覚悟ちろー！」

エックス「それ以上近づくと、こいつの命はない！」

貴音「ううぅ……」

伊織「……そうだったわね。私達、人質を取られてたんだったわ」

響「く、くそう！　卑怯だぞ、エックス――！」

？？「そうはさせない！」ﾋﾟｼｭｰﾝ

エックス「うっ!?」

響「えっ!?　誰かが、エックスを撃った!?」

真美「見て見てひびきん、あっちあっち！」

伊織「あれは、>>18じゃない！　ナイスアシストよ！」

バルタン星人

すみません、書き忘れてました。
765プロのアイドルの誰かでお願いします。

再安価>>20

やよい

エックス「む……。まだ、仲間がいたのか……」ｼｭﾝ

やよい「待って、エックス！」

響「やよい！　やよいなのか！」

やよい「あうぅ、逃がしちゃいました……」

響「気にするなって！　おかげで助かったぞ！」

真美「お姫ちん、ダイジョーブ!?」

貴音「ええ。真美達や、やよいのおかげです。よく来てくれましたね……！」

伊織「やよい、あなたも私達の部隊に？」

やよい「はい！　これからよろしくお願いします！」

響「こちらこそ！　歓迎するぞ！」

伊織「ともかく、目的は達したわ。ここから撤退を――」

　　　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ　ｶﾞｼｰﾝｶﾞｼｰﾝ

伊織「きゃっ!?」

真美「うわわっ!?　コレ、何の音!?」

貴音「……敵は、あれを使うつもりですか」

響「あれって？」

貴音「奴らの切り札、巨大ろぼっと兵器です！」

エックス「フフフ……遊びは終わりだ！　船もとろも叩き潰してくれる！」

伊織「まずいわね……。あんな物を隠していたなんて」

やよい「それならこっちもロボットで対抗です！　貴音さん、アレの発進を許可してください！」

貴音「何と！　完成したのですか!?」

やよい「まだエネルギーシステムに不安はありますけど、何とかいけるはずです！」

伊織「やよいの言う通り。アレが使えるなら、ヤツのロボットなんて敵じゃないわ！」

響「よし！　みんなやろう！　アレに乗り込むんだ！」

真美「おーっ！　お姫ちん、ここは真美達にまかちてよ！」

貴音「……仕方がありません。>>24の発進を許します。ですが、無茶をしては駄目ですよ！」

やよい「はいっ！　私達にまかせてください！」

アイドルマスター

エックス「ふふふ……。最期の時だ、バトルフォース――」

やよい「ロボーッ！」

　　　ﾋﾟｶｱｱｱｱｯ

エックス「何っ!?　ひ、光が……!?」

伊織「マスターＧＯ！」
　　　
　　　ｼｭｵｵｵｵｵ

エックス「何だこれは……。四つの光が、一つに集まる……！」

　　　ｶﾞｷｰﾝ!

真美「完成！」

エックス「ひ、光の中から、ロボットが……！」

響「これが自分達の守護神、アイドルマスター！」

　　　ｼﾞｬｷｰﾝ!

響「よし、成功だな！」

伊織「ぶっつけ本番でも、何とかなるものね！」

真美「起動さえすれば、もうこっちのもんっしょ！」

やよい「真美、油断しちゃダメ！　来るよ！」

エックス「こいつら、いつの間にこんなものを！　とにかく、敵のデータを！」

部下「はっ！　ただちに解析……何っ!?」

エックス「どうした？」

部下「しゅ、出力ポイント……16000！」

エックス「16000だと!?　確かか!?」

部下「間違いありません！　次々と想像以上のデータ出ています！　このロボでは……」

エックス「慌てるな！　いくらパワーがあっても所詮はパイロットの腕次第！　いくぞ！」

やよい「伊織ちゃん！　敵のロボットは型式番号X-1、サンダーボルトだよ！」

伊織「やよい、敵のロボットの種類がわかるの!?」

響「へー！　物知りなんだな！」

やよい「これでもみんなと合流するまで、一生懸命勉強してたんです！」

真美「そんじゃあやよいっち、もしかして弱点とかも知ってたりすんの？」

やよい「そ、そこまでは……。でも、ロボのスキャナーを使えば！」

伊織「スキャナー？」

響「それって何なんだ？」

やよい「敵の機能や弱点を見抜く、ロボの機能の一つです！」

真美「すっごいじゃん！　早速使ってみよーじぇい！」

やよい「うん！　マスタースキャナー、ロック！」

　　　ｼｭｵｯ

やよい「敵のレーザーエネルギー源を発見！　あ、あ、あるでぃあ粒子を吸収しています！」

真美「やよいっち……。無理して専門用語をしゃべらなくてもいいんじゃん？」

やよい「あ、あうぅ……」

伊織「と、ともかく！　ディスプレイセンサーを切り替えれば、発射前の粒子が確認できるはずよ！」

響「本当か？　やよい、すぐに切り替えてよ！」

やよい「は、はい！　えいっ！」

真美「あ！　敵のロボットのお腹のあたりに、オレンジ色の光が集まってく！」

伊織「おそらく数秒後には、敵のビームが飛んでくるわね」

やよい「来るとわかってればへっちゃらです！　響さん、お願いします！」

響「よーし！　ここはマスターの装備、>>29で防ぐぞ！」

SMOKY THRILL

響「SMOKY THRILL、発動！」

　　　　ﾌﾞｱｱｱｱｱｱ

エックス「何っ!?　け、煙で前が見えん!?」

部下「レーダー反応ロスト！　レーザー、命中していません！」

響「へへん、見たか！　誘うリズムと自分は陽炎、ってね！」

伊織「……つまり、どういうことかしら？」

やよい「煙幕を発生する装置、SMOKY THRILLだよ、伊織ちゃん！」

真美「よーし、今度は真美の番だね！　マスタースキャナー、ロック！」

　　　ｼｭｵｯ

真美「敵の頭にジェネレーターの出力反応があるよ！」

やよい「任せて、真美！　解析データロード！」

伊織「マスター内部データ……。STプラズマクラップ、装備ASS960DS……」

やよい「960DS!?　それ、敵のコアジェネレーターです！」

真美「よーし、もらったじぇ！　>>33で攻撃じゃー！」

スタ→トスタ→

真美「行っけー！　ミーラークールー！　スタ→トスタ→！」

　　ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

エックス「う、うおあああっ！」

響「おおっ！　星くずの雨が、敵の頭を撃ち抜いていくぞ！」

やよい「これなら……」

伊織「いける！」

エックス「おのれ……このままではすまさんぞ！」

　　ﾄﾞｶﾞﾝﾄﾞｶﾞﾝﾄﾞｶﾞｰﾝ

真美「おっしゃー！　倒したよー！」

やよい「うっうー！　やりましたー！」

伊織「でも、エックスには逃げられちゃったみたいね……」

響「来るなら何度でも来い！　自分、絶対に負けないからな！」

真美「うん！　早くお姫ちんを連れて、765プロに帰ろーよ！」

伊織「そうね。いつまでもこんな戦艦にいる理由はないわ」

響「ああ！　おーい貴音ー！　終わったぞー！」

やよい「ありがとうロボ……。これからもよろしくね……！」



STAGE 1

将軍ブラックエックスの戦艦

MISSION　CLEAR！

今日はここまでです。

合いの手、ありがとうございました。

それでは再開します。

　　　765プロ　いつもの事務所

響「やったなやよい！　すごいよマスターは！」

やよい「うっうー！　ロボの力は、まだまだこんなもんじゃないですよー！」

伊織「喜ぶのはまだ早いわ。気を引き締めなさい」

　　　ｶﾞﾁｬ

貴音「そうです。本当の戦いは、これからなのですよ？」

響「お、貴音！」

真美「おろ？　お姫ちん、怪我はもう大丈夫なの？」

貴音「わたくしならもう大丈夫です。むしろ、元気がありあまっておりますよ」

真美「ねーねー！　真美達、これからどーすんのさ？」

貴音「これから皆には、緑の惑星ツルスを取り戻す作戦に参加していただきます」

伊織「惑星ツルス？」

貴音「ええ。ツルスのポイントBP3Lにある、敵の特殊鉱脈採掘施設を破壊するのです」

やよい「ツルスかぁ……」

真美「どったの、やよいっち？」

やよい「バトルフォースに入る前に一緒に戦った>>41が、この星にいるはずなんです」

真美「え！　そーなの!?」



※安価はアイマスのキャラでお願いします

あえてP

響「プロデューサーは、今どうしてるんだ？」

やよい「多分、この星のどこかに……。敵に襲われてなければいいんですけど……」

伊織「大丈夫よ！　アイツがそう簡単に、やられるはずがないわ！」

響「だね！　それじゃあ、急ごう！」

貴音「それでは、御武運を！」

　　　緑の惑星ツルス

伊織「ずいぶん進んで来たけど……」

やよい「ここが最深部かな？」

真美「やよいっちいおりんストッピーング！　向こうから誰かが来るよ！」

？？？？「ガハハハッ、よくきたなバトルフォース！」

響「誰だ、お前は！」

？？？？「俺は陸軍将軍ドンメル！　皇帝オーバーロード様の配下、三将軍の一人よ！」

伊織「陸軍将軍……。大物が出てきたわね」

ドンメル「ところで、やよいってヤツはいるか？」

やよい「え!?」

やよい「私がやよいです！　どうして名前を知っているんですか！」

ドンメル「なぁに、あるヤツを始末する時に言い残していったのさ！」

響「あるヤツ……？」

ドンメル「『いつか俺の仲間のやよいがお前を倒すだろう』とな！」

真美「そ、それって……!?」

やよい「プ……プロデューサーだ……」

ドンメル「この星の動物を助けるという約束と引き換えに、オレがブラックホールの中に――」

伊織「…………」

ドンメル「突っ込んでやったのさ！」

やよい「そ、そんな……」

ドンメル「バカな約束をしたな、お前のパートナーは！」

伊織「こいつ……！」

響「ドンメル……お前ぇ！」

真美「よくも……よくも兄ちゃんを……！」

やよい「ゆ……許さない！　プロデューサーの仇を討ってやるぅ！」

ドンメル「粋がるな、小娘どもが！　俺様の体当たりを受けてみろ」

　　　ﾄﾞｶﾞｯｯ

真美「うあっ!?」

伊織「ま、真美!?　大丈夫？」

真美「な、何とか……。いつつつ……」

ドンメル「次はそこの黒髪の女、お前だ！」

響「そう簡単にはやられないぞ！　自分の技を受けてみろ！　>>46だ！」

Rebellion

響「I just spit fire！　Rebellion！」

　　ｺﾞｱｱｱｱｱｯ!

ドンメル「ぐおおおおおっ!?」

響「見たかドンメル！　自分の炎の力を！」

ドンメル「馬鹿な……！　こんな小娘に、これほどの魔力が……!?」

響「トドメは譲るぞやよい！　あんなヤツ、ぶっ飛ばしちゃえ！」

やよい「はいっ！　プロデューサー、私に力を！　必殺、>>49！」

キラメキラリ

やよい「地球で輝く光よ、私に力を！　キラメキラリィィ！」

　　　ｷｭｲｲｲｲﾝｽﾞﾊﾞｱｱｱｱ！

ドンメル「うぐああああっ！」

響「やった！　やよいの光の剣が、ヤツを切り裂いたぞ！」

ドンメル「馬鹿な……こんな小娘ごときに……こんな小娘ごときいいぃぃ！」

　　　ﾄﾞｶﾞｱｱｱﾝ

やよい「ハアハア……やった……」

真美「おっしゃー！　やったね、やよいっち！」

響「真美、もう動いて平気なのか？」

真美「ダイジョーブだよ！　いおりんのデコビームのおかげでね！」

伊織「この私の再生能力に感謝しなさいよ！　にひひっ」

　　　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

真美「わわわわっ!?」

響「この反応は……。みんな気をつけろ！　バトルアーマーみたいだぞ！」

伊織「ということは、またエックスなの!?　懲りないやつね！」

やよい「……それなら！」

やよい「ロボーッ！」

　　　ﾋﾟｶｱｱｱｱｯ

伊織「マスターＧＯ！」
　　　
　　　ｼｭｵｵｵｵｵ

真美「完成！」

　　　ｶﾞｷｰﾝ!

響「これが自分達の守護神、アイドルマスター！」

　　　ｼﾞｬｷｰﾝ!

エックス「また現れたか！　おい、攻撃開始だ！」

部下「将軍！　エネルギーシステムに異常が！」

エックス「何だと！　……よし、Ｂタンクの動力を切って、全て攻撃の方へ回すんだ！」

部下「将軍！　それでは機動力が！」

エックス「構わんっ！　攻撃こそ最大の防御だ！　一気に勝負をつけてやる！」



真美「敵さん、何だか作戦会議してるみたいだねー」

響「やよい、今回の敵のロボットの種類はわかるか？」

やよい「はい！　あれは型式番号X-2、マックスマグマです！」

伊織「マックスマグマ……。ずいぶんと暑っ苦しそうな名前ね……」

真美「相手が何であろーと、最初にやることはアレしかないっしょ！」

響「よし、いくぞエックス！　マスタースキャナー、ロック！」

　　　ｼｭｵｯ

響「ビーム兵器の熱エネルギー源をキャッチしたぞ！」

やよい「マグマエネルギーを使った高熱ビームです！」

真美「うげっ!?　そんなの食らったら、マスターでもチョットヤバそーじゃん!?」

響「なら撃たれそうになったら、またSMOKY THRILLを使う？」

伊織「待って響、一度見せた技は対策されてる可能性があるわ。ここは、>>54を使うわよ！」

真美「そっか！　確かにソレを使えば、ダメージをかなり抑えられそうだNE！」

72(絶壁)シールド


……おや、誰か来たようだ

部下「マグマレーザー、エネルギー充填完了しました！」

エックス「よし、撃て！」

　　　ﾌﾞｱｱｱｱｱｱ

エックス「……どうだ!?」

部下「敵ロボット損傷率、0.0072％！　ほぼ無傷です！」

エックス「何だと!?　何が起こった!?」

伊織「ふん！　そんなビームじゃ、マスターの72シールドを傷つけるのは到底無理ね！」

響「72の力を甘くみてもらっちゃ困るぞ！」

真美「何てったって72だからNE！　72か当たった？　なんちって!?」

やよい「あ、あのー……。それぐらいにしておいた方が――」

エックス「こしゃくな！　ならこいつはどうだ！」

　　　ﾋﾟｭﾝﾋﾟｭﾝ

やよい「わわわっ!?」

伊織「ロボットの後部の砲台から、ビームカノンが！」

真美「72シールドで防げるけど、連発されると動きが取れないよー！」

響「それなら！　マスタースキャナー、ロック！」

やよい「ビームカノン、ロックします！」

響「……だめだ！　あの位置だと、普通の攻撃じゃ狙えないぞ！」

やよい「なら、ホーミング攻撃です！　>>57、ロックオン！」

すみません、また間違えました。
再安価は>>59でお願いします。

destiny

やよい「どこまでも夢を描いて進め！　Destiny！」

　　　ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝ　ｽﾞｶﾞﾝｽﾞｶﾞﾝｽﾞｶﾞﾝ

部下「後部ビームカノン、ホーミング弾で破壊されました！」

エックス「ヤツらのロボットには、ホーミングミサイルも装備されているのか!?」

真美「アイドルマスターワンフォーオール、4649NE！」

響「絶賛発売中だからな！　持ってないなんていわせないぞ！」

伊織「アンタ達、誰に何言ってんのよ！　もっと集中しなさい！」

やよい「ダメ押しです！　マスタースキャナー、ロック！」

伊織「ボディ前方に敵の制御ブロック確認！　動力コアとつながっているわ！」

真美「ここを破壊して、アイツのスピードを抑えられないかな？」

響「よし、やってみるぞ！　ここで使う技は、>>61だ！」

ダイアモンド

響「任せたぞ、伊織！」

伊織「了解よ！　Shine！　ダイアモンド！」

　　　ｼｭｳﾞｧｳﾞｧｳﾞｧｳﾞｧ　ｽﾞｷﾞｭｰﾝ！

やよい「やった！　虹色のカクテル光線が、敵のボディを貫きました！」

真美「おっしゃ！　敵の動きが鈍ったじぇい！」

響「今だ真美、トドメを！」

真美「オッケイいおりん！　ミーラークールー！　スタートスター！」

　　　ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

エックス「またしても及ばず……！　ええい、出直しだ！」

　　　ﾄﾞｶﾞﾝﾄﾞｶﾞﾝﾄﾞｶﾞｰﾝ！

真美「ふぃー！　これにて任務完了！　かな？」

響「うん！　陸軍将軍も倒せたし、ツルス攻略作戦は大成功だぞ！」

伊織「そうね。でも……」

やよい「……プロデューサー」

真美「……そうだったね。兄ちゃん……」

響「皇帝オーバーロード……！」

伊織「この代償は、高くつくわよ！」

やよい「プロデューサー、見ててください！　私、絶対に地球を平和にしてみせますから！」



STAGE 2

緑の惑星ツルス

MISSION　CLEAR！

本日はここまでです。

今日もみなさん、合いの手をありがとうございました！

では、再開します

　　　765プロ　いつもの事務所

貴音「ご苦労様でしたね、響、真美、伊織、やよい」

やよい「お疲れ様です、貴音さん！」

貴音「緑の惑星ツルスは攻略しました。ですが、戦いはまだ終わってはおりません」

響「貴音、自分達の次のミッションは何だ？」

貴音「響達にはこれから、惑星ラノフへ向かってもらいます」

伊織「ラノフですって!?　あそこは荒野の無人の惑星だったはずよ！」

貴音「敵は、我々の弱点をついてきたわけです」

真美「どゆこと？」

貴音「ラノフに秘密中継基地を作ることで、一気に地球に侵攻するつもりでしょう」

響「なるほどね……。敵も考えるもんだな」

真美「関心してる場合じゃないっしょ、ひびきん！」

貴音「ただちに侵入して、敵の作戦を阻止してください。以上です」

やよい「やろう、伊織ちゃん！　プロデューサーのためにも！」

伊織「そうね！　行くわよ、ラノフへ！」

　　　惑星ラノフ

響「こんな場所に、本当に基地があるのか？」

伊織「まちがいないわね。私のセンサーにビンビン感じるわ！」

真美「いおりんいおりん。その言い方、ちょっとエッチく聞こえるよ？」

やよい「伊織ちゃん、えっちなのは良くないと思うけど……」

伊織「そんな意味で言ったんじゃないわよ！　いいからさっさと進むわよ――」

？？「誰か助けてっ！」

響「んっ！　これは……!?」

やよい「女の人のホログラフィー……？」

真美「一体どうしたのさ！」

？？「いきなり襲われて、捕まってしまったの！　お願い、助け……」

　　　ｼｭﾝ

真美「消えちった……。ねえ、今の女の人の場所わかる？」

伊織「ちょっと待ってなさい……。おそらく、このまま前進よ。けどこれは――」

響「罪の無い人を捕まえるなんて、絶対に許せないぞ！」ﾀﾞｯ

やよい「私も同じ気持ちです！　助けにいきましょう！」ﾀﾞｯ

伊織「あっ！　こら二人とも、待ちなさい！」ﾀﾞｯ

真美「いおりん、こーなったらちかたないよ！　早く追っかけよ！」

　　　惑星ラノフ　奥地

響「いたよ、さっきの人だ！」

やよい「助けに来ました！　大丈夫ですか！」

？？「オーッホッホッホ！　アンタ達バカじゃない!?」

やよい「……え!?」

響「……？」

？？「アタシは空軍将軍オーロラ！　よくもまあ、まんまとひっかかったものねぇ」

響「なっ、何ぃ！」

オーロラ「アンタ達をここに誘い出すために、ちょっとお芝居してみたの！」

やよい「そんな、だましたんですか！」

オーロラ「オーッホッホッホッ！　だまされるアンタ達が悪いのよ！」

伊織「……ま、私にはわかってたけどね」

真美「だよねーいおりん。だってムジンのコーヤに、女の人がいるわけないもんねー」

オーロラ「さぁ、かかってらっしゃい！　愛してあげるわ！」

　　　ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝｯ

真美「うひゃあっ!?」

真美「何コレ、扇子!?」

伊織「気をつけなさい！　見た目は扇子でも、中身は切れ味鋭いブーメランみたいよ！」

響「なら、こいつで燃やしてやる！　I just spit fire！　Rebellion！」

伊織「私も、回復一辺倒じゃないところを見せてやるわ！　受けなさい、>>73を！」

おでこサンシャイン

伊織「お、おでこサンシャイン！」ﾋﾟｶｱｱｱｱｯ

やよい「うっうー！　響さんの炎と伊織ちゃんの光線が、敵のブーメランを焼き払いましたー！」

真美「おっしゃー！」

伊織「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

真美「ん？　どったのいおりん――」

伊織「納得いかないわ！」

真美「うひゃあ!?」

やよい「い、伊織ちゃん、急に大声を出さないでよ！」

伊織「出したくもなるわよ！　どうして私の技は、ヘンなネーミングばっかりなのよ！」

響「まあまあ伊織。そんなに怒るなって」

伊織「アンタに言われたくないわ！　カッコイイ名前を選んでもらってるくせに！」

響「でも、一歩間違えればコブラツイストだったぞ？」

真美「ちょっとちょっとひびきんいおりん！　言い争ってる場合じゃないっしょ！」

やよい「まだ戦闘中です！　気を抜いちゃだめですよ！」

オーロラ「なかなかやるじゃない！」

響「そいつはどうも！　お誉めに預かり、光栄だよ！」

オーロラ「でも、ここからがホンバンよっ！」ﾋｭﾝ

やよい「え、わわっ!?」

　　　ｶﾞｼｯ

オーロラ「オーッホッホッホ！　捕まえたわよ、お嬢ちゃん？」

響「や、やよい!?」

伊織「し、しまった！　やよいが、アイツに羽交い締めにされた!?」

　　　ｷﾞﾘｷﾞﾘ

やよい「い、いたたたた！　痛い、痛いぃ！」

オーロラ「こんなものじゃ済まないわよ？　骨の髄まで愛してあげるわ！」

　　　ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

やよい「あ、ああああああっ！」

伊織「こ、このっ！　やよいから離れなさい！」

真美「やよいっち、今助けるかんね！　この、>>76で！」

どっきり☆ハピバ

真美「ちょ→必殺！　どっきり☆ハピバ！」ｼｭﾝ

オーロラ「え!?　あの娘の姿が消えた――」

真美「スキありぃ！　せいやあっ！」ｽｶﾞｯ

オーロラ「きゃあっ!?」

真美「やよいっち、今だよ！　振りほどいて！」

やよい「う、うん！　えいやあっ！」ﾊﾞｯ

オーロラ「うぐっ……！　あ、あなた！　いつの間に私の背後に回ったというの!?」

真美「んっふっふー！　瞬間移動大成功！　ビックリじゃん？　ドッキリじゃん？」

伊織「……どうして私以外は……ブツブツ」

響「伊織、気にすることなんてないぞ？」

伊織「だから、アンタが言うなっつーの！」

真美「やよいっち、ダイジョーブ!?」

やよい「う、うん！　ありがとう、真美！」

響「やよい！　チャンスだぞ！」

やよい「はいっ！　地球で輝く光よ、私に力を！　キラメキラリィィ！」

　　　ｷｭｲｲｲｲﾝｽﾞﾊﾞｱｱｱｱ！

オーロラ「きゃああああああっ！」

伊織「決まったわね。終わりよ、オーロラ」

オーロラ「この私が……あああ……この私がああああああ！」

　　　ﾄﾞｶﾞｱｱｱﾝ

真美「やったNE！　真美達の大勝利！」

伊織「やよい、大丈夫？　回復するわね、デコビーム！」ｼｭﾜｼｭﾜｼｭﾜ

やよい「ありがとう、伊織ちゃん！」

響「ふぅ。これで、ミッションコンプリートかな？」

　　　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

真美「むー。そうはトンヤが下ろさないみたいだね……」

響「だね。やよい！　エックスが来るみたいだぞ！」

伊織「マスターを呼んでちょうだい！」

やよい「うん！」

やよい「ロボーッ！」

　　　ﾋﾟｶｱｱｱｱｯ

伊織「マスターＧＯ！」
　　　
　　　ｼｭｵｵｵｵｵ

真美「完成！」

　　　ｶﾞｷｰﾝ!

響「これが自分達の守護神、アイドルマスター！」

　　　ｼﾞｬｷｰﾝ!

エックス「今度こそ決着をつけてやる！」

部下「将軍！　こっ、これを！」

エックス「どうした？　……このデータをは正常なのか!?」

部下「間違いありません、将軍！　あのロボットは、生きているのでしょうか!?」

エックス「…………」

部下「通常のパワーアップでは、このようなデータは……」

エックス「データに頼るなっ！　自分の力を信じろ！」

部下「は、はいっ！」

エックス「攻撃……」

部下「どうなされました？　将軍！」

エックス「何でもない、ただのめまいだ！　いくぞ！」

響「ん？　何だかエックスの様子がおかしいみたいだぞ？」

真美「チョーシが悪そーだね。これはチャンスなんじゃん？」

伊織「一気に畳みかけるわよ！　やよい、今回の敵のロボットは？」

やよい「型式番号X-3、スチームパンカーです！」

響「とにもかくにも、まずはこれだ！　マスタースキャナー、ロック！」

　　　ｼｭｵｯ

やよい「頭のてっぺんに、敵のセンサーをキャッチしました！」

伊織「いや、単なるセンサーじゃないみたいよ！」

響「シグナルがレッドの時は、防御シールドが張られているみたいだぞ！」

真美「ってことはブルーの時じゃないと、攻撃してもムダってこと？」

響「ヘタに壊すと、タイミングがわからなくなるぞ！」

真美「なら、頭を避けて攻撃しないダメだね！　こいつでどうじゃー、>>83！」

滅びのバーストストリーム

真美「降臨せよ、ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン！　滅びのバーストストリーム！」

　　　ｷﾞｭｳﾞｧｱｱｱｱｱ！　

エックス「うおおおっ!?　ヤツラのロボットは、ドラゴンも召喚できるというのか!?」

真美「んっふっふー！　当然っしょ！」

やよい「私達のロボに、できないことなんてありません！」

エックス「だが、これしきのことで！　こいつを受けてみろ！」

　　　ﾌﾞﾝｯ　ﾊﾞｷｲｯ

伊織「きゃあっ!?」

響「いつつ……。今のは、ヤツのハンマー攻撃か？」

真美「ハンマー!?　なら、早く壊さないとヤバイよ！　だって！」

やよい「だって？」

真美「四天王最強のドルーキンも、最強武器はハンマーだったじぇ！」

伊織「……は？」

響「真美。おそらくだけどソレ、わかる人いないと思うぞ？」

やよい「と、とにかく！　マスタースキャナー、ロック！」

　　　ｼｭｵｯ

伊織「ハンマー装置をキャッチしたわ！」

真美「これがコントロールボックスだね！」

響「コイツを壊せば、ハンマーを止められるな！」

やよい「なら、Destinyでホーミング攻撃をしましょうか？」

伊織「待ってやよい！　ここは、>>86を使ってみるわ！」

リゾラ

やよい「シグナルブルー！　今だよ伊織ちゃん！」

伊織「さあ覚悟をしてなさい！　火をつけてあげるわ、リゾラ！」

　　　ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ　　　

真美「おっしゃ！　ハンマーを焼き切ってやったじぇ！」

伊織「ロボに乗ってる時は、まともな技名なのよね……。まあ、どうでもいいけど」

真美「おっしゃ、このまま一気に押し切っちゃおうYO！」

響「だね！　やよい、ヤツの中心部をスキャンだ！」

やよい「はいっ！　マスタースキャナー、ロック」

　　　ｼｭｵｯ

やよい「え!?」

やよい「何……これ？　中に何か見えます！」

真美「うげっ！　オ、オーバーハングビームだYO！」

伊織「奴らメカの暴走を避けるために、リミッター装置をかぶせてたのね！」

響「ここは狙っちゃダメだ！　とんでもないビームが来るぞ！」

やよい「いいえ響さん、逃げちゃダメです！」

響「え？」

やよい「ビーム兵器ごと、一気に敵をやっつけちゃえばいいんです！」

真美「やよいっち、マジで言ってんの!?」

伊織「それほどの威力を持った武器が、マスターにはあるってことかしら？」

やよい「うん！　この、>>89ならっ！」

READY!!

やよい「私、信じてる！　ロボの力を！　READYィィ！」

　　　　ｼｭｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ！

エックス「うおおおおおおおおっ!?」

響「マスターから溢れた光のオーラが、敵を包み込んでいくぞ！」

伊織「敵のロボットが、光の中に消えていくわ！」

真美「……勝ったな」

部下「将軍！　このメカはもう無理です！　脱出を！」

エックス「なぜだ！　なぜ俺はやよい達に勝てん……はっ!?」

部下「将軍！　どうしました、将軍！」

エックス「そうか……。俺は、俺は……！」

　　　ﾄﾞｶﾞﾝﾄﾞｶﾞﾝﾄﾞｶﾞｰﾝ！

真美「おっしゃー！　CHANGE!!!!　の方は、またの機会にヨロシクね！」

響「敵の作戦も阻止できたし、空軍将軍も倒せたし！」

伊織「作戦は大成功ね！」

真美「ねえねえいおりん。さっきのでエックス、倒せたと思う？」

伊織「どうかしら……。何とも言えないわね……」

響「アイツ、シブとそうだからなー。でも、来るならその度にやっつけるだけさー！」



やよい「……あの人、私の名前を知ってたみたい……。でも、どうしてだろう……？」



STAGE 3

荒野の惑星ラノフ

MISSION　CLEAR！

本日はここまでです。

いつもワンパターンな展開ですみません。

みなさん、合いの手をありがとうございました！

それでは、少しだけ続けます。

　　　765プロ　いつもの事務所

貴音「響、真美、伊織、やよい。よく聞いてください」

響「どうしたんだ、貴音？」

真美「お姫ちん、随分シンミョーなオモモチじゃん？」

貴音「ついに敵の母星と思われる惑星が、惑星ザウス近くのエリアに出現したのです！」

やよい「え！　貴音さん、本当ですか？」

貴音「ええ、まことです。ですが……」

伊織「何か問題があるのかしら？」

貴音「母星の周りには人口ブラックホールが発生し、迂闊に接近すると引き込まれてしまうのです」

響「人口ブラックホールか……」

伊織「人口ってことは、どこかに発生源があるはずよね」

貴音「おそらく発生装置は、惑星ザウスにあるのではないかと思われますが……」
　
真美「そんなら真美達で、それを壊しちゃえばいーんじゃん？」

やよい「うん！　真美の言う通りだよ！　貴音さん、すぐに行ってきます！」

貴音「わかりました。何としてでも装置を破壊してください。頼みましたよ！」

　　　惑星ザウス

真美「見っけ！　向こうにあるのが、ブラックホール発生装置みたいだよ！」

？？「ヒヒヒヒッ……ようこそバトルフォースのみなさん！　お待ちしておりました」

響「待った真美！　誰かいるみたいだぞ！」

？？「これが、アナタ達が探していた装置ですよ！」

やよい「やっぱり！　なら、壊させてもらいます！　そこをどいてください！」

？？「しかぁしっ！　これはそう簡単には壊せません！」

やよい「うえっ!?　ど、どうしてですか!?」

？？「三将軍中最強の私、海軍将軍デスマルクがお相手するからです……」

やよい「っ！　海軍将軍……！」

伊織「ふん、出ると思ったわ、海軍将軍！　陸、空と来てたわけだしね！」

デスマルク「さあ、用意はいいですか？」

響「望むところさー！　いくぞ、海軍将軍デスマルク！」

デスマルク「まずはこれを受けてみなさい！　金魚ミサイル発射！」ﾋﾞｼｭｰﾝ

やよい「金魚ミサイル……わわっ!?　速い!?」

真美「ちょ、アブなっ!?」ｻｯ

　　　ﾁｭﾄﾞｰﾝ！

真美「うげっ!?　後ろにあった岩が……！」

やよい「木っ端微塵になっちゃいました！」

伊織「ふざけた名前だけど、威力は確かみたいね……」

デスマルク「ほほう、避けましたか！　ならば、もう一発お見舞いするとしましょう！」

真美「マズいよ！　あんな速いミサイル、何発も避けられっこないよー！」

やよい「ど、ど、どうしよう！」

響「なら、自分に任せるさー！　ここは、>>101の技を使うぞ！」

シャイニースマイル

響「いつだってピカピカで、キラキラで！　シャイニースマイル！」

　　　ﾋﾞｶﾋﾞｶﾋﾞｶﾋﾞｶ　ﾄﾞｶｰﾝ!

伊織「よし！　響が指から撃った電撃が、ミサイルを迎撃したわ！」

デスマルク「な、何ですと!?　撃ち落とされたというのですか!?」

響「へへん！　どんなもんだい！」

デスマルク「ウ、ウキョーッ！」

真美「さっすがひびきん！」

やよい「響さん、スゴイです！」

デスマルク「やってくれましたね！　ホンキで倒したくなりましたよ！」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙﾝ

響「な、何だ!?」

伊織「気をつけて！　ヤツが体を回転させ始めたわ！」

デスマルク「私の最終奥義で、あなた方を串刺しにしてあげましょう！」ｷﾞｭｲｰﾝ

やよい「体を高速回転させて、こっちに突っ込んでくるみたいです！」

真美「ヤバそーだよ！　きっと、フェンブレンのツインソードピニングみたいな技だよ！」

響「……真美。この間もそうだったけど、その技知ってる人いるのか――」

伊織「ちょっと響！　そんなツッコミ入れてる場合じゃないでしょ！」

デスマルク「ヒヒヒッ……！　さあ、覚悟なさい！」ｽﾞｷﾞｭｰﾝ!

響「うわっ!?　し、しまった！」

デスマルク「補足しました！　破れたり、黒髪の少女！」

響「だ、ダメだ！　避けられないっ……！」

真美「させるかー！　この技でカウンターとっちゃる！　>>104！」

やよい「響さんはやらせない！　必殺、>>105！」

黎明スターライン

ゲンキトリッパー

真美「ジャンプ、アヘッドゴー！　到来、黎明スターライン！　受けてみろ→！」ﾄﾞｶﾞｯ

やよい「無重力からのダイビングです！　飛び込んで未来を！　ゲンキトリッパァァ！」ｽﾞｶﾞｱｯ

デスマルク「ウキョッ!?　ギョ、ギョエェェッ!?」

伊織「やった！　光に包まれた真美のジャンプパンチとやよいの跳び蹴りが、ヤツを逆に貫いたわ！」

デスマルク「お、覚えていなさいっ！　ウキョーッ！」

　　　ﾄﾞｶﾞｱｱｱﾝ!

真美「海軍将軍、討ち取ったりー！」

やよい「響さん、大丈夫ですか？」

響「ど、どうにかね……。助かったぞ、真美、やよい」

伊織「それにしても、どうして私以外の時は持ち歌なのよ……ぶつぶつ」

真美「いおりんいおりん、何ブツブツ言ってんの→？」

伊織「な、何でもないわよ！」

伊織「それよりパターン的には、そろそろアイツが来る頃かしらね？」

響「やよい、マスターの準備は？」

やよい「任せてください！　いつでも大丈夫です！」

真美「よっしゃー！　来い、エックス！」

　　　ｼｰﾝ

真美「……おろ？」

伊織「出てこないわね……」

響「だな……」

やよい「そういえばこの間、具合が悪そうだったけど……」

伊織「何かあったのかしら？」

やよい「うーん……」

伊織「ま、出てこないなら出てこないで、別にかまわないけどね」

やよい「それじゃあ伊織ちゃん、装置を壊すよ！」

伊織「任せたわ、やよい」

やよい「うん！　地球で輝く光よ、私に力を！　キラメキラリィィ！」ｷｭｲｲｲｲﾝｽﾞﾊﾞｱｱｱｱ！

　　　ｽﾞｶﾞｱｱｱｱｱｱﾝ！　　　

伊織「これで、阻む物はなくなったわ。いよいよ、決戦かしらね……」



真美「ねえねえ、ひびきん。エックスのことなんだけどさ……」

響「ん？　アイツがどうかしたのか？」

真美「もしかして……」

響「もしかして？」

真美「んー……」

響「？」

真美「……ごめん。やっぱり何でもないや」

響「真美……？」



STAGE 4

水の惑星ザウス

MISSION　CLEAR！

今回の投下は以上になります。

意外と読んでくださっている方がいるみたいで、嬉しく思います。

おそらく今夜、最終回になるかと。

それではみなさん、合いの手ありがとうございました！

それでは再開します。

もしかしたら最終回にならないかもしれませんが、ご了承ください。

　　　765プロ　いつもの事務所

真美「お姫ちん！　マスターが自分でダメージを回復させてるってマジなの？」

貴音「その通りです。わたくしは何もしておりませんのに……」

響「本当なのか？　信じられないぞ……」

伊織「気になるけど、調べている時間はないわね」

やよい「今がチャンスです！　敵の本拠地に突っ込みましょう！」

貴音「ええ。母星の裏から内部に侵入し、皇帝を討ち取ってください！」

響「ラジャー！　自分達に任せるさー！」

貴音「いよいよ、最終決戦です！　どうか、生きて帰ってきてください！」

伊織「ま、軽くひねってやるわ！　いい報告を待ってなさい！」

真美「そーそー！　マスターの力も借りて、イチモーダジンだじぇ！」

やよい「行こう！　地球の平和のために！」

　　　敵軍団母星ヴァリアント

真美「不気味な空間だね……」

伊織「ここが最深部なのかしら？」

響「皇帝はどこにいるんだ！」

やよい「気をつけてください！　誰かがテレポートしてきます！」

　　　ｼｭﾝ

皇帝「ようこそ、バトルフォースの諸君」

真美「こ、皇帝！」

やよい「あなたが皇帝……オーバーロード！」

皇帝「怖がることはない……。私は何も手を出さぬ」

伊織「何ですって？　どういうことよ！」

皇帝「キミ達の相手をするのは……彼だ！」
　
　　　ｼｭﾝ

エックス「…………」

響「エ、エックスか！」

真美「エックス……」

皇帝「キミ達は、これから御前試合を行うのだ」

やよい「ご、御前試合!?」

伊織「自分と戦いたければ、先にエックスを倒せってことかしら？」

皇帝「その通り。エックスよ、少しは手加減してやれ……」

エックス「はっ」

皇帝「勝負がすぐについてしまったのでは、面白くないからな！」

エックス「皇帝陛下の仰せのままに……」

　　　ﾋﾟｼｭﾝ!

皇帝「うぐっ!?」

やよい「えっ!?」

響「あっ!?」

響「エックスの銃が、皇帝を撃った？」

伊織「どういう事なの!?」

皇帝「き、貴様っ！　何をするっ！」

エックス「油断していたようだな、オーバーロード！　俺はすでに、正気に戻っている！」

伊織「正気に戻った、ですって？」

響「じゃあエックスは、皇帝に操られてたってことなのか!?」

皇帝「バ、バカなっ！　私の術を解いたというのか!?」

エックス「ああ。どうやら、バトルフォースとの幾度の戦いが、引き金になったようだ……」

皇帝「お前の力を見込んでブラックホールから引き上げてやったのに……」

真美「……やっぱそうだったんだ。エックスの正体は……」

皇帝「この、恩知らずがっ！」

　　　ﾄﾞｷﾞｭｰﾝ!

エックス「ぐあっ！」

真美「あ、ああっ!?」

響「こ、皇帝のビームが」

伊織「エックスに直撃したわ!?」

やよい「エ、エックスさん！　しっかりしてください！」

エックス「そ、その声は……やよいか。成長したな……」

やよい「……？」

エックス「やよい、この声を忘れたか……」

やよい「……！　プ、プロデューサー！」

Ｐ「あとは頼むぞ……やよい……みんな……」ｶﾞｸﾘ

やよい「プロデューサーッ！」

響「ウ、ウソだろ!?　しっかりしてよ！　せっかく久しぶりに会えたのに！」

真美「い、いおりん！　早くデコビームで何とかしてよ！」

伊織「……ごめん。物は再生できても、人を生き返らせるのは無理なのよ……」

真美「そ、そんなぁ……」

皇帝「私に逆らうものは、皆こうなるのだ！」

やよい「………せ…………ない」

皇帝「ん？　そこの小娘、何か言ったか？」

やよい「ゆる……せ……ない！　絶対に、ぜったいに、許せない！」

皇帝「何だお前、泣いているのか？　バカバカしい……」

伊織「黙りなさい！　その薄汚い口を開かないでちょうだい！」

皇帝「ふん。本当に泣きたくなるのは、これからだ！」

真美「ジョーダンじゃないね！　真美達のチームワーク、思い知らせちゃる！」

響「プロデューサーの仇、討たせてもらうぞ！　覚悟しろ、皇帝オーバーロード！」

響「行くぞ！　I just spit fire！　Rebellion！」ｺﾞｱｱｱｱｱｱｯ!

伊織「おでこサンシャイン！」ﾋﾟｶｱｱｱｱｯ!

皇帝「なかなか……だが」

　　　ﾊﾞｼｭﾝ

響「何だって!?」

伊織「炎と光線が、ヤツのバリアにはじかれたわ！」

真美「なら、こいつでどーだ！　ジャンプ、アヘッドゴー！　到来、黎明スターライン！」ﾄﾞｶﾞｯ!

やよい「地球で輝く光よ、私に力をぉ！　キラメキラリィィ！」ｷｭｲｲｲｲﾝｽﾞﾊﾞｱｱｱｱ！

皇帝「ククク……。無駄な事を」

　　　ﾊﾞｼｭﾝ

真美「ま、真美達の攻撃が効かないよー!?」

やよい「そ、そんな！」

皇帝「その程度の攻撃では、私のバリアを破る事はできんな」

　　　ﾋﾞｼｭﾝﾋﾞｼｭﾝﾋﾞｼｭﾝﾋﾞｼｭﾝ！

伊織「きゃあっ!?」

響「うわっ!?　拡散レーザーか!?」

やよい「みんな、よけてください！」

真美「わかったじぇ！　よっ、ほっ、とっ！」

皇帝「ほう、なかなかの身のこなしだ。だが、いつまで避けられるかな？」

真美「むむむ……！　確かに、逃げ回ってるだけじゃいつかは……だけど！」

やよい「絶対に負けられない！　プロデューサーのためにも！」

響「でも、どうする！　このままじゃ、ジリ貧だぞ……！」

伊織「なら、攻勢に転じるわよ！　私達にはまだ、切り札が残っているわ！」

真美「確かに真美達、これまでに使ってない技があるよね……」

響「でも、またバリアに防がれたら……」

伊織「なら、私達四人で同時攻撃よ！」

やよい「うん！　合体攻撃で、バリアを打ち破りましょう！」

響「わかったぞ、やよい！　受けてみろ、オーバーロード！　奥義、>>123！」

真美「おっしゃー！　ウルトラ超必殺、>>124！」

やよい「プロデューサー、私に力を！　>>125！」

伊織「最後ぐらい、空気読みなさいよね！　この技で勝負よ、>>126！」

琉球の風

放課後ジャンプ

キラメキラリ(俗に言う界王拳的な)

おでこ！ じゃないわ…

GO MY WAY!!

響「これが自分の故郷の力だ！　受けろ嵐、琉球の風ぇ！」ｺﾞｵｵｵｵｯ!

真美「楽しみだよNE、今日のDLC！　放課後……ジャーンプ！　そしてパーンチ！」ﾄﾞｶﾞｱｯ!

やよい「プロデューサー、力を貸してください！　もう一回、キラメキラリィィ！」ｷｭｲｲｲｲﾝｽﾞﾊﾞｱｱｱｱ！

皇帝「ははははははっ！　貴様らごときが何人束になろうと、同じことよ――」

　　　ﾊﾟﾘｰﾝ!

皇帝「な、何だと!?」

やよい「やった！　バリアーが砕けました！」

伊織「もらったわ！　全ての輝き、この指に止まれ！　光のフルスロットルレーザー、GO MY WAY!!」ﾊﾞｼｭｳｳｳ!

皇帝「うおおおおおっ!?」

　　　ｽﾞｶﾞｱｱｱｱｱﾝ!

真美「おっしゃ、いおりんナイス！　今のは効いたっしょ！」

伊織「よかった……本当によかったわ……。空気を読んでくれて、ありがと……」

皇帝「こしゃくなやつらめっ！」

響「これが自分達の力だ！　思い知ったか、皇帝オーバーロード！」

皇帝「だがここまでだ！　私の本当の恐ろしさを教えてやる！」

　　　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

真美「あ、ああっ！　皇帝の体が、でっかいロボットに変わってくよ！」

皇帝「フハハハハ……！　ムシケラどもめ、捻り潰してくれるわっ！」

響「それはどうかな！　自分達にはまだ、心強い仲間がいるんだぞ！」

伊織「やよい！　呼んでちょうだい、アイドルマスターを！」

やよい「うん！　私達と一緒に戦って、ロボ！」

やよい「ロボーッ！」

　　　ﾋﾟｶｱｱｱｱｯ

伊織「マスターＧＯ！」
　　　
　　　ｼｭｵｵｵｵｵ

真美「完成！」

　　　ｶﾞｷｰﾝ!

響「これが自分達の守護神、アイドルマスター！」

　　　ｼﾞｬｷｰﾝ!

遅くなりましたので、本日はここまでにさせていただきます。

さすがに四連続安価は無理があったかもしれません。失礼しました。

次回の投下で、本当に最終回となります。

本日も合いの手、ありがとうございました！

それでは再開します。

今日こそ終われる……かな？

皇帝「そんなロボットを持ち出した所で、私を倒せると思わんことだな！」

やよい「いいえ、私達は勝ちます！　ロボと、みんなと一緒に！」

響「よし、やるぞ！　マスタースキャナー、ロック！」

　　　ｼｭｵｯ

響「腹部に敵のコアブロックをキャッチ！　え!?」

やよい「何これ!?」

伊織「生物反応が出ているわ！　どういうことなの!?」

真美「んじゃ、このロボットみたいなのが、本当に皇帝の正体ってこと!?」

響「みんな、ひるんじゃだめだ！　攻撃するぞ！」

真美「お、おっしゃー！　やってやるじぇー！」

真美「いっけー！　ミーラークールー！　スタ→トスタ→！」

　　　ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!

真美「どう!?　少しは効いたっしょ？」

皇帝「その程度では、この私を倒すことなどできんな！」

　　　ｼｭｲｲｲﾝ

響「ヤツの肩が、青く光りだしたぞ！」

伊織「気をつけなさい、ビームが来るわ！」

やよい「なら、この72シールドで防いでみせますっ！」

　　　ﾌﾞｱｱｱｱｱｱ!　ｶﾞｷｲｲﾝ!

やよい「くうぅっ!?」

響「やよい、大丈夫か!?」

伊織「72シールドでも、衝撃を完全には防げないっていうの!?」

真美「う、ウソっしょ!?」

伊織「このっ……！　火をつけてあげるわ、リゾラ！」

　　　ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!　ﾌﾞｳｳｳﾝ

やよい「えっ……!?」

伊織「そ、そんな!?」

響「バ、バリアーに炎がかき消されちゃったぞ！」

皇帝「この程度の芸当、先ほども見せたであろう？」

　　　ﾋﾞｼｭﾝﾋﾞｼｭﾝ!

真美「うあうあーっ！　今度はミサイル攻撃が来たよー！」

響「ちいっ！　誘うリズムと自分は陽炎、SMOKY THRILL発動！」

　　　ﾌﾞｱｱｱｱｱｱ!

皇帝「煙幕など張っても、無駄なことよ！」

伊織「気をつけなさい、響！　あのミサイル、ホーミングミサイルみたいよ！」

やよい「迎撃します！　どこまでも夢を描いて進め！　Destiny！」

　　　ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝ　ｽﾞｶﾞﾝｽﾞｶﾞﾝｽﾞｶﾞﾝ

伊織「よし、撃ち落とせたわね！」

響「でも、突破口が見つからないぞ！　このままじゃまずい！」

真美「ちくしょー！　どうすりゃいいのさ！」

やよい「大丈夫だよ、真美！　チャンスはきっと来るから！」

真美「え？」

響「やよい、もしかして何か作戦があるのか？」

やよい「はい！　さっき皇帝が撃ったビーム、発射されるまでに少しだけ時間があります！」

伊織「……そうか！　ビームが撃たれるまでのスキをついて、マスターの>>138を作動させるのね！」

滅びのバーストストリーム(改)

　　　ｼｭｲｲｲﾝ 　　　

伊織「今よ、ビームが来るわ！」

やよい「お願い、真美！」

真美「撃たれる前に撃っちゃる！　降臨せよブルーアイズ、滅びのバーストストリィィム！」

　　　ｷﾞｭｳﾞｧｱｱｱｱｱ！

皇帝「ぬおおおおおおっ!?」

響「よし、やったぞ！　直撃だ！」

伊織「今よ！　やよい！」

やよい「うん！　私、信じてる！　ロボの力を！　READYィィ！」

　　　　ｼｭｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ！

皇帝「がああああああっ!?」

真美「いいぞいいぞー！　やよいっち、このまま一気にトドメを刺しちゃえ！」

やよい「必殺技の連発だあぁ！　ロボ！　>>140！」

キラメキラリ

やよい「地球で輝く光よ……私達とロボに力をぉぉ！　キラメキラリィィィィィ！」

　　　ｷｭｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝｽﾞﾊﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！

皇帝「ぬぐおおあああああああっ！」

響「やった！　マスターの光の剣が、皇帝を一刀両断だ！」

真美「うっし、決まった！　クリティカルヒットだね！」

皇帝「ばっ、馬鹿な……！　私よりも上だというのか!?　こんな、こんな小娘どもが……！」

伊織「私達の心の輝きを甘く見た、アンタの負けよ！　皇帝オーバーロード！」

皇帝「だ、だが……ただでは死なん。貴様らの故郷も道連れだ……」

やよい「え!?」

やよい「それ、どういうことですか!?」

皇帝「フハハハハハハ……！」

　　　ﾄﾞｶﾞｱｱｱｱﾝ!

伊織「……やったのかしら？」

真美「うん……おそらく。でも、今の捨て台詞はなんだろ――」

　　　ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

真美「うひゃあ!?」

響「何だ!?　この震動は!?」

　　　ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ　ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

やよい「響さん、貴音さんから通信が入ってます！」

貴音『大変です響、真美、伊織、やよい！』

やよい「貴音さん!?　どうしたんですか!?」

貴音『エリア７に、超巨大ミサイルが出現しました！』

伊織「何ですって！」

貴音「まっすぐ地球を狙っております！」

真美「ちくしょー！　皇帝のヤツ、最後にミサイルの発射ボタンを入れたんだ！」

貴音『衝突すれば、地球が消滅します！　止めてください！』

響「ラジャー！」

響「みんな……覚悟はできてるよね……」

真美「…………」

伊織「…………」

響「あのミサイルを止める方法は、たった一つ」

やよい「…………」

響「マスターで、ぶつかっていくしかない……」

真美「ひびきん、真美はバトルフォースだじぇ？　ちっとも怖くなんてないよ！」

伊織「戦士は、死を恐れてはいけないわ……」

やよい「自分で志願してきたんです！　地球の平和のためだけじゃない……」

響「…………」

やよい「死んでいったプロデューサーのためにも、私は行きます！」

響「よしっ！　やよい！　発進だっ！」

やよい「はいっ！　アイドルマスター発進！」

　　　ｷｨｨｨｨｨｨｨｨｨﾝ

響「ミサイルに追いついたぞ！」

真美「おっし、そのまま……！」

　　　ｶﾞｺﾝ

伊織「どうしたの、やよいっ！」

やよい「だ、脱出装置がっ……勝手に作動し始めました！」

響「そんなバカな……ん？　何か、聞こえないか!?」



？？「……ワ……タシハ……マスター……」

真美「いっ!?」

響「これって!?」

マスター「ワタ……シハ、マスター……ミンナノ、ナカマ……」

やよい「ロボですっ！　ロボが何か言ってます！」

マスター「ミンナノ、チキュウ……タスケル……」

真美「マ、マスターがしゃべってるよ！」

伊織「信じられない……！　意思を持ったとでもいうの!?」

響「脱出ポッドが作動するぞ！」

マスター「……ミンナ……サヨ、ナラ……」

　　　　ｷｨｨｨｨｨｨｨｨｨﾝ　

伊織「あ、ああ……っ……」

真美「マスターが、ミサイルに向かって……」

やよい「やめてーっ！　ロボーッ！」



　　　　ﾄﾞｶﾞｧｧｧｧｧﾝ!

　　　765プロ　いつもの事務所

やよい「……ロボ……プロデューサー……」

貴音「やよい……。プロデューサーとアイドルマスターの死を無駄にしてはなりません」

やよい「貴音さん……」

貴音「その手で、本当の平和をつかみ取りましょう！」

伊織「やよい、元気出しなさいよ！」

真美「そうだよ、やよいっち！」

やよい「伊織ちゃん、真美……」

伊織「マスターもプロデューサーも、私達のことをいつまでも見守ってくれるはずよ」

響「メソメソしちゃダメだぞ！　やよいは戦士なんだろ？」

やよい「……そうだ、私は戦士……」



やよい「『バトルフォース』なんだ！」



ＴＨＥ　ＥＮＤ