男「あのさ……」(124)

このスレは前に違う掲示板に書いた物です。
短編集になると思うので、お好きなところから見ていってください。

それでは始めます。

男「俺さちょっと思ったことがあるんだ」

女「な~に?」

男「あの回転寿司のシステムってさ……」

女「お寿司回すやつのこと?」

男「それそれ。 それって寿司屋だけに留まらせとくのもったい無くないか?」

女「それってどういうこと?」

男「だから、あの回転するやつって他にも使える店があるんじゃないかってこと」

女「……何かわかる気がする!!」

男「だろ!? でも、問題はどの店に使えるか何だよな……」

女「う~ん…… たとえば不動産なんかはどうかな!?」

男「それはいいな!! 友はどう思う?」

友「……つ、使えるんじゃないか?」

男&女「「だよね!!」」

友(……使えるわけねぇだろ)

女「でもどうやって使ったらいいのかな……」

男「う~ん……」

男「そうだ!! 家を回転寿司の寿司の様に、レールで回せばいいんじゃないか!?」

女「それだよ!!」

友(『それだよ!!』じゃねぇよ!! 第一不動産だろ!? 家が動いちゃダメだろ!! せめて書類にしろ書類に!!)

女「そうすれば、いちいち本物を見に行か無くていいもんね!!」

男「だろ? 相当便利じゃないか?」

女「でも、もしお客さんがレールの上のお家を買うことにしたら、どうするの?」

男「え? レールの上のままで良くないか?」

女「そうだね、別に困ることも無いしね」

友(困ることだらけだろ!! 住所がいちいち動くからカーナビも宅配も使えねぇだろ!!)

男「問題は、レールの長さをどうするかだよな……」

女「日本一周しちゃえばいいんじゃないの?」

男「それ採用!!」

友(長ぇよ!! 絶対お前らバカだろ!?)

女「じゃあ次は、レールのスピードを決めようよ」

男「20km/hでいいんじゃないか?」

女「うん!! 妥当で良いと思うよ!!」

友(妥当じゃねぇよ!! 早すぎだろ!! 徒歩で家出たら帰れなくなるわ!!)

男「じゃあ家を乗せる間隔はどれくらいが良いと思う?」

女「う~ん……」

女「なるべくたくさん乗せたいから、間隔無くてもいいんじゃないかな?」

男「それもそうだな!! なるべく多く乗せた方が良いな!! それで行こう!!」

友(多く乗せれば良いってもんじゃねぇよ!! 第一間隔無くなったら隣の家がある方の窓が開かねぇだろ!!)

男「あれ? これって案外いけるんじゃないか?」

女「うん!! 絶対に成功すると思うよ!!」

友「するわけねぇだろ!!」

~2~

女「私ね、今さっき思ったんだけどね……」

友(今度はお前か……)

男「なにを?」

女「ご飯だけのビュッフェ式って儲かると思わない?」

男「……お前天才」

女「そうでしょ~」

男「俺は何でそんなことも思いつかなかったんだ……」

友(白米だけかよ!! 絶対に客こねぇよ!!)

男「ちゃんといろんな炊飯器で炊いたやつ出すんだろ?」

女「当たり前でしょ~」

友「どういうこと?」

※ビュッフェ式とは、食べ放題つまりバイキングのこと

女「つまりね、パナソニックの炊飯器で炊いたご飯、タイガーの炊飯器で炊いたご飯とか、メーカーによって炊いたご飯を分けるってこと」

男「ここは重要だぞ!! 何でわからないんだ!? 死にたいのか!?」

友(普通わからねぇだろ!!)

男「俺は断然タイガー派だな」

友(おまえの好みなんて知らなくていいわ!!)

女「私は、ブラウンとパナソニックのハーフ&ハーフが良いな」

友(白米はどのメーカーでも大差ねぇよ!! てかハーフって何だハーフって!! 混ぜんのか!? 混ぜても変わんねぇよ!! 両方白米なんだから!!)

男「お!! 通ですな」

友(お前は白米の何を知ってんだよ!!)

男「思い立ったが吉日、早速電気屋の炊飯器を買い占めるぞ!!」

女「お~」

~3~

男「俺さ、女に負けないくらいすごいこと思いついたぜ!!」

友(またこのパターンか……)

女「なになに!? 聞かせて聞かせて!!」

男「中が暖かい冷蔵庫があれば便利じゃね?」

女「た、確かにそうだね…… これはさすがに思いつかなかったよ」

男「これなら、食べ物を暖かいまま保存できるぜ!! 見たかこの野郎!!」

友(それ冷蔵庫じゃねぇよ!! 暖蔵庫だよ!! 腐るわ!! 食べ物腐るわ!! それに女は野郎じゃないし!!)

女「暖かいまま保存ができる…… これに勝る便利器具は無いよ……」

友(いやいや、ぜんぜん便利じゃないからね!! 食べ物腐っちゃうからね!!)

男「だろ? しかも設定温度は39~40℃まで可能だ」

女「40℃!?」

友(いや驚くところじゃないだろ!? 40℃とか菌が絶賛繁殖中だよ!! 納豆とか超ヤバいよ!!)

友(てか、設定できる温度の範囲狭すぎるだろ!!)

男「俺は、この特許で一生遊んで暮らせるぜ!! どうだまいったか!?」

女「……うらやましいです」

友「会話噛みあわなすぎだろ!! やっぱお前らバカだろ!! 絶対にバカだろ!!」

男&女「「バカじゃない(もん」」

~4~

男「にんじんってさ、大根に似てるよな?」

女「うん、言われてみれば似てるね」

男「だからさ、にんじんを白く塗って大根として売れば、儲かるよな」

女「それ儲かるよ!!」

友(いやいや、確かに儲かるけどさ!! それ犯罪だから!! やっちゃダメなやつだから!!)

女「じゃあスイカにメロンみたいな模様を書いて、メロンとして売ればもっと儲かるんじゃない?」

男「……やっぱお前って天才」

女「へへへ、でしょ?」

友(だからそれは犯罪だって!!)

男「あ、この話で思い出したんだけど、中島が何か儲かるキノコの育て方知ってるらしいぜ」

女「え? じゃあ今度聞きに行こうよ」

友(それ絶対にヤバい奴だろ!! 育てちゃいけないキノコだろ!!)

男「今度三人で一緒に聞きに行こうな!!」

~5~

男「俺達この前さ、回転寿司の回すやつの他の利用方法考えたじゃん」

女「うん」

友「あぁ、あの絶対に使えないやつな」

男&女「使える(もん)!!」

友「……そうですか」

男「俺昨日回転寿司の回すやつの次に使えそうなの見つけたんだよ」

女「え!? なになに!?」

友(回転寿司の回すやつの次かよ!! もっと使えそうなの見つけろよ!!)

男「それは……」

女「それは?」

男「その名もド・ラ・イ・ブ・ス・ル・ーだ!!」

友(その名もって言っても、お前が名前を付けた訳じゃねぇだろ!! それに、ダッシュの前に点付けるなよ!! わかりずれぇよ!!)

女「ど、ドライブスルー!?」

男「そうだ、ドライブスルーだ!!」

女「ドライブスルーってあのドライブスルーのこと!?」

男「ああ、あのドライブスルーのことだ」

女「前自転車で行ったら怒られちゃったあのドライブスルー!?」

男「ああ、前自転車で行ったら怒られたあのドライブスルーのことだ」

友「……お前ら二人して何やってんの?」

女「それで? そのドライブスルーは何に使えそうなの?」

男「俺は離婚屋を考えている」

女「離婚屋?」

男「離婚屋ってのは、離婚させるだけの簡単なお仕事です」

友(離婚専門かよ!!)

女「……」

女「……それいいね」

友(少し考えてからOKすんなよ!! それホントに良いと思ってるってことだろ!? 良い訳あるか!!)

男「だろ?」

女「それってどうやって商売するの?」

男「どうやってって、まずサインした離婚届けを持って来てもらうだろ……」

女「うんうん」

男「それを受け取って終わり」

友(受け取るだけかよ!! それなら市役所行った方がいいわ!! ドライブスルーに組み込む必要性0だわ!!)

女「受け取るだけで儲かる…… 最強だね……」

男「だろ?」

女「ちなみにどれくらいお金取るの?」

男「一組10万」

女「わーお」

友(何で受け取るだけでそんなに金取んだよ!! ぜってぇ客こねぇよ!!)

男「ちなみに単位は$です」

友(何で$なんだよ!! 余計にたけぇよ!!)

女「$なら100万以上取らなきゃダメだよ!!」

友(そして女、なぜにこれ以上金を取ろうとする!?)

男「何で100万以上じゃなきゃダメなんだ?」

女「$なら100万以上取らなきゃアフリカに送られるって中島くんが言ってたの!!」

友(おい中島!! それ絶対に儲かるキノコのノルマだろ!! こいつらに変な知識教えるなよ!! 面倒くさくなるだろ!!)

男「……マジで?」

女「中島くんが言うんだから間違いないよ!!」

男「だな」

友(お前ら、なに中島に絶大なる信頼寄せてんだよ!! 俺中島に会ったこと無いけど信頼がた落ちだよ!!)

男「100万以上か~ さすがに客来ないよな~」

女「来ないよね~」

男「10万なら…… 10万なら行けたのに……」

友「いや、無理だと思うぞ」

今日はここまでです。

思ったよりもたくさんの人からレスを貰えてとてもうれしいです。

~6~

男「なぁ女」

女「な~に?」

友(またこのパターンか……)

男「暴走族ってどう思う?」

女「うるさいと思います!!」

男「だよな!!」

友(あれ? 今回はずいぶんとまともそうじゃないか?)

女「あんな人達は警察署の前でブロッコリー食べて捕まれば良いと思う!!」

友(警察署の前でブロッコリー食べたくらいじゃあ捕まんねぇよ!!)

男「俺は横断歩道を渡りながらスイカを食ってるところで捕まれば良いと思う!!」

友(スイカ食いながら横断歩道渡らねぇよ!!)

友(何でお前らは何かを食ってるところを捕まえて欲しいんだよ!!)

女「え!? 男は暴走さんがそんなに捕まって欲しいの!?」

友(暴走さんってなんだよ!! さん付けしたら何でも可愛くなると思うなよ!!)

男「ああ、俺はブロッコリーごときじゃあ腹の虫が治まらないな」

女「そんなに恨んでいるだなんて……」

友(基準がわからないのは俺だけじゃないはず……)

女「と言うことは、男は暴走さんに何かされたってことだよね?」

男「ああ!!」

女「何されたの?」

男「俺の……」

女「おれの?」

男「俺のことを睨んできやがったんだ!!」

友「へぇ~ やったじゃん」

女「よかったね~ いつかお夕食で焼き肉でるよ~」

男「……あれ? もしかして誰も共感してくれてない?」

友「まあ心配するな。 女が男の意見に共感しない訳が無いだろ」

女「え? してないケド?」

友「……え?」

男「ちゃんと話を聞いててよ!! もぉ~ 失礼しちゃうな~ ぷんぷん!!」

女「うへぇ…… 気持ち悪い……」

男「……代弁してやったのにこの扱い」

女「もぉ~ 男くんたらお下劣ぅ~」

男「違っ!? 大変便利の方では無くてだな……!!」

友「話がとことんかみ合わないなお前ら」

~7~

男「古今東西」

女「イェーイ」

友「いきなりかよ!!」

男「一番強いと思うアスパラの種類!!」

友(一番かよ!! 一番じゃ一周で終わっちゃうじゃんかよ!! てか一番強いと思うアスパラって何だよ!! アスパラに強いもクソもあるかよ!!)

パンパン

男「ガインリム」

友(何だよそれ!! 聞いたことねぇよ!! 悔しいけど、なんか強そうじゃねぇかよ!!)

パンパン

女「スーパーウェルカム」

友(それはネタだろ!! そんなのぜってぇねぇよ!!)

※あります

パンパン

友「………」

男「」ジィー

友「もしかして俺?」

女「どうでもいいかもだけど、なんかその擬声語は社会の窓開けてるみたいだよね」

友(……面倒くさそうだから無視しよ)

男「早く言えよ」

友「え? じ、じゃあ…… グリーンアスパラ?」

男「……はい死刑」

女「Let's go☆」

友「まて!! 俺アスパラごときで死ななきゃいけないのかよ!!」

男「え? 冗談だよ? 何真に受けちゃってるの?」

女「古今東西で死を覚悟するなんて…… 年なのね!? きっとそうだ!!」

友「ああ!! もうコイツらと会話するのイヤだ!!」

~8~

女「犬と猫どっちか食べなきゃいけないなら、どっち食べる?」

友「……お前はいきなり何を言ってるんだ?」

男「つまり、犬派か猫派かってことか?」

女「そういうこと!!」

友(それって食べるとしたらじゃなくて、飼うとしたらだろ!?)

男「で? 友はどっちなんだ?」

友「俺? そうだな……」

友(なんか個人的には犬は不味そうだから……)

友「猫かな」

男「おい女、聞いたか? コイツ猫食おうとしてんぞ」

男「しかも、自分で飼ってるやつを食うらしいぞ!!」

女「ってことは、友くんにしてみれば猫はペットで無く家畜……」

女「ホントにそうだとしたら友くんってサイッテーね」

友「まてまて!! お前らが先に話を振ってきたんだろ!!」

女「確かに先に話を振ったのは私だけどーー」

女「ホントに食べようとするなんてね…… しかも飼ってるやつを」

男「俺だったら食わねぇよ!! って言ってるな~ しかも飼ってるやつだろ? 絶対食えねぇよ」

友「お前らちょっと落ち着こうか」

友「俺は確かに猫を食おうとしたーー」

女「やっぱりかちーー」

友「でも!! あくまで想像でだ!!」

男「想像で猫食おうとしてたのコイツ?」ヒソヒソ

女「そうみたいだよ」

男「だとしたらバカだな」ヒソヒソ

女「バカね」ヒソヒソ

友「しかも!! 一言も飼ってるやつを食べるとは言っていない!!」

男「面倒くさいし、バカが移るとイヤだから適当に流しておこうぜ」

女「……うん、わかった」

友「……お前ら、丸聞こえだぞ」

男「そうか!! それはよかったな!!」

女「明日テレビにでるんですって!? よかったじゃない!!」

友「女…… 適当に流すの下手すぎだろ……」

~9~

女「ねえ、また何か商売に使えそうなサービス的なのない?」

友「何だよそれ?」

男「回転寿司の回す奴とか、ドライブスルーを利用したアレのことだろ」

友「あれか……」

女「なんか無いのかな~」

男「イヤ、無いと言うわけではないんだが……」

女「え!? なになに!?」

友(よくそんなに思いつくよな……)

男「でも、利用方法がな~」

女「私達も一緒に考えるよ!! ね、友くん!!」

友「あ、ああ」

友(俺は是非ともお断りしたいんだが……)

男「お!! 君たちがいれば、今まで通り成功するな!!」

友(え? 今までで成功しそうなのってあったっけ?)

女「でしょ? だから早く言っちゃってよ」

男「そうだな!! 言っちゃうか!!」

女「今度はなにを利用するのかな!? ワクワク」

男「今回利用するのは……」

女「ドキドキ」

友(擬音を口で言うなよ!! 心の中に止めとけよ!!)

男「出前だ!!」

女「出前ですって!?」

男「ああ、デリバリーとも言う」

女「出前か……」

男「どうした? 出前になんかイヤな思いででもあるのか?」

女「うん…… 実は……」





男「確かに…… それはイヤだな」

友「まだ何も言ってねぇだろ!!」

女「うん…… そうなんだよ……」

友「え!? これってもう説明した後なの!? 俺、ちゃんとここにいて聞いていたはずなのにわかんないよ!!」

男「何だ!? まさか聞いていなかったのか!?」

友「聞いてたよ!! 聞いてたはずなんだけど……」

女「……ドイヒー」じわぁ

友「この流れでそれが言えるお前の方がドイヒーだわ!!」

男「仕方無い、話を聞いていなかったお前の為に、俺が説明してやんよ」

友「……お願いします」

男「ある日の昼下がりのことじゃった……」

友(なぜに怪談口調なんだ?)

~回想~

女(お腹空いたな…… 今日はちょっと奮発してピザでもたもうかな~)

ーーー

男「それを聞いてわしは思ったのじゃ。 『太るぞ』と」

女「なっ!? 余計なお世話よ!!」

友(お前の意見なんていいから、話を早く進めてくんないかな?)

ーーー

女(あ、このピザ屋さんおいしそ~だな~)

女(ここにしよっと)

女「」ピッピッ

女「」prrr

ガチャ

店員「はい、こちら『そば処ダンシングピザ・フィーバー佐々木』でございます」

ーーー

友「よくこの名前の店のピザ屋にたのんだな。 俺だったら絶対にたのまない」

女「なんでよ!? おいしそうじゃない!!」

男「わしも美味じゃと思ふ」

友「お前のそのキャラいつの時代の人なんだ?」

ーーー

女「お寿司のいくらと玉子ってどっちがストロングですかね!?」

ーーー

男「わしはこれを聞いて思ふ。 『玉子だろ常考』と」

友「キャラが定まんなすぎだろお前」

女「だよね!? ふつう玉子だよね!?」

ーーー

店員「い、いくらと玉子ですか?」

女「はい」

店員「どちらも卵なので、引き分けでよろしいかと……」

女「よくないでしょ!? どっちがストロングなのかを決めるんだよ!!」

店員「は、はあ」

女「引き分けでいいわけないよ!!」

店員「……切っていいですか?」

女「いやいや、ここから論争がーー」

店員「切りますね~」

女「あ、ちょっと」

ガチャ

プーップーッ

女「え!?」

~回想終了~

男「な!? 超ドイヒーだっただろ!? 『うどん屋ハイパーピザ・ロックン田中』の店員は!?」

友「店の名前がぜんぜん違ぇよ!! もうピザしかあってねぇよ!!」

友「その店の名前だと、うどん屋なんだかピザ屋なんだかわかったもんじゃないよ!! 前のもわかんなかったけどさ!!」

男「でも、その店員は酷いよな~」

女「でしょ!?」

友(なぜだろう、今ならその店員と友達になれる気がする……)

友「女は何でピザ屋の店員に寿司の強さなん聞いたんだ?」

女「強さじゃなくて、ストロング度!!」

友「……じゃあ何でストロング度を聞いたんだ?」

女「何でって、それはその答えによってその店のおいしさがわかるからに決まってるでしょ?」

女「バカなの? 死ぬの?」

友(何で俺が罵倒されてんの?)

友「……何でよりによって寿司なの? ピザ屋なんだからピザでも……」

女「お寿司がおいしいからです!! お寿司は正義!!」

男「ちなみに悪はビーフストロガノフです!! 理由は名前が悪そうだからです!!」

友「あっそう」

友(一体何の話をしてたんだよ俺らは……)

今日はここまでです。
今たぶん9個目を書き終わったところだと思います。

今の話は、次の10個目で最終回です。
なんと言うかネタ切れで……

11個目からはキャラを一新して新しいスタートを切りたいと思います。
どんな話になるかちょっと予測はできませんが、応援よろしくです!!

~10~

男「俺さ、前々から思ってたんだけど……」

女「ん?」

男「俺、女のこと炊いてない米くらい好きだわ」

女「え!? もぉ~ からかわないでよね」///

友(え!? 今のって照れるところなのか?)

女「私はゆでてないパスタくらい男のこと好きだよ」///

男「お、おう!! ありがとな!!」///

友(……意味がわからない)

女「もちろん友は、アスパラの上の部分だよ!!」

友「あ、ありがとう」

友(あたりまえの用に言われたが、意味がわからん。 しかも、それって人によって違うんじゃ……)

男「じゃあこれからも三人で仲良くできそうだな!!」

女「うん!!」

~11~

主人「おいメイド」

メイド「何でしょう?」

主人「そろそろ新しいメイドを雇おうと思うんだが、お前はどう思う?」

メイド「私は必要ないと思いますが?」

主人「でも、さすがに一人だけじゃきつくないか?」

メイド「きつく無いですよ!! この前新調したばかりなんですから!!」

主人「……お前何言ってんの?」

メイド「だって先ほどご主人様が『きつくないか?』って……」

主人「服のことじゃねぇよ!! 仕事のことだよ!!」

メイド「仕事のことでしたか、お恥ずかしい」

主人「で? どうなんだ?」

メイド「そりゃきついですよ。 なんせ一人なんですから」

男「なら、メイドの数を増やした方がよくないか?」

メイド「それとこれとは話が別です」

主人「じゃあ何で反対なんだよ? 仕事きついなら、増やした方がいいだろ?」

メイド「反対する理由は3つほどあります」

メイド「1つ目は、新人にこのお屋敷の仕事を教えるのが正直めんどい」

主人「どう考えたって今のままで仕事をする方がめんどくさいだろ」

メイド「それもそうですね。 この理由はナシっと……」

メイド「2つ目に、ご主人様の下心が丸見えだから」

主人「う!! そ、そそ、そんなことは無いぞ!!」

メイド「そしてこれが一番の理由なんですが……」

メイド「私、レズなのでメイドは大好物です!! なので、メイドを雇うと私が仕事に手がつかなくなります!!」

主人「お前初登場でなにさらりとすごいこと言ってんの?」

メイド「『でも、女の子同士がわちゃわちゃしているところも見てみたいぜグヘヘ』って目で見ないでください」

メイド「そんな目で見られると妊娠しちゃいます」

主人「お前何言ってんの?」

メイド「そんなに冷たい言葉を浴びせられたら興奮するじゃないですか!!」ハァハァ

主人(俺何でこいつ雇ったんだろ……)

メイド「……ちょっと欲情したのでトイレ行ってきます」

主人「そう言うのは黙って行ってこい!!」

~12~

主人「おいメイド」

メイド「はい」

主人「お茶をくれ」

メイド「レモンティーでいいですか?」

主人「何だ? レモンティーしか無いのか?」

メイド「いえ、あいにく私からはレモンティーしか出ないので……」

主人「お茶どこにしまったっけな……」

メイド「2分の1……」

主人「はい?」

メイド「2分の1の確率で水も出せますよ!!」

主人「そんな情報いらないから、トイレ行ってこい!!」

ーーー

メイド「ご主人様!! 今回はやはりレモンティーでしたよ!!」

主人「何でいちいち言うんだよ!!」

~13~

主人「ちょっと出かけてくるから、留守番頼んでいいか?」

メイド「どこへ行くんですか? わかりました!! 露出プレイ……露出プレイですね!? 私も連れていってください!!」

主人「違ぇよ!! 仕事だよ仕事」

メイド「ああ、お仕事でしたか……」シュン

主人「見るからにテンション下げるなよ」

メイド「お出迎えは裸エプロンと全裸、どちらがいいですか?」

主人「……普通で頼む」

メイド「全裸ですね、了解しました」

主人「お前の普通は全裸なの?」

~14~

メイド「ご主人様」

主人「何だ?」

メイド「露出プレイって興奮するじゃないですか?」

主人「いや、知らんし」

メイド「あれって、普段裸にならないところで裸になるからですよね?」

主人「……まぁそうなんじゃないか?」

メイド「と言うことはですよ?」

メイド「普段裸であるお風呂で服を着ていると興奮するってことじゃないですか!?」

主人「お前は、風呂掃除の時興奮するか?」

メイド「服を着ている時はわかりませんね~ なにせいつもお風呂掃除の時は全裸ですから」

メイド「だから、今度一回やってみようと思います」

主人「これからも服を着てやりなさい」

メイド「えぇ~ 前に一度服着て掃除してたら、服がビチョビチョになっちゃって嫌な思いしたんですよ!!」

主人「まぁ水を使う訳だし、仕方がーー」

メイド「主に下着が」

主人「興奮してんじゃねぇか!!」

~15~

メイド「ドアバン!!」バン

主人「うぉ!?」

メイド「ご主人様!!」

主人「……何だよ」

メイド「逃げてください!! テロリストです!!」

主人「マジで!?」

メイド「こちらに来てます!! 早く逃げる支度を!!」

主人「今更支度したって間に合わねぇよ!!」

メイド「早く!! 窓からでも何でもいいですから!!」

主人「それもそうーー」

メイド「別に私の股からでも構いませんけど」

主人「お前よくこう言うときにそう言うのブチ込めるな!!」

メイド「……ブチ込むですって?」

メイド「come on!!」

主人「カモンじゃねぇよ!!」

メイド「……ご主人様」

主人「なに?」

メイド「ご主人様って英語の発音下手ですね ププッ」

主人「こんな時にそんなことを言ってる場合じゃないだろ!!」

メイド「そんなこと? はて、私は猥談をした覚えが無いんですが?」

主人「そうゆうのだよ!!」

メイド「え? 猥談がですか? まっさか~ 猥談って言うのはですね、もっとこうーー」

主人「猥談のことじゃねぇよ!!」

メイド「じゃあ何のことを言ってるんですか?」

主人「お前の発言のことだよ!!」

メイド「……?」

メイド「……もしかして、ご主人様は今、焦りすぎて脳みそが頭から外れてるのでは?」

主人「そんなんで外れたら人間の構造を疑うわ!!」

メイド「じゃあ、とろけて口から出てるとか……」

主人「出ねぇよ!! 脳みそとろけてんのはお前の方だろ!!」

メイド「元々入って無かったということも……」

主人「ホント何言ってんのお前!! テロリスト来てんだろ!?」

メイド「え? その様な方は訪ねて来てませんけど?」

主人「だろ!? 早く逃げーー」

主人「……え?」

主人「……来てないの?」

メイド「だからそう言ってるじゃないですか」

メイド「本当に脳みそとろけちゃってるんじゃないですか?」

主人「え? だってさっきテロリストがって……」

メイド「ああ、あれは私の妄想です」

主人「……妄想?」

メイド「はい」

メイド「ホモなテロリストがご主人様を狙っていると言う設定でーー」

メイド「本来ご主人様を守る立場の私が、ご主人様を助けずに仲間のprettyな女の子テロリストを襲うと言う背徳プレイを妄想してました」

主人「……と言うことは、俺は巻き込まれただけってこと?」

メイド「口に出したらパンツがみずみずしくなってしまったので、トイレに行ってきます」

主人「ちょっとまて」ギュッ

メイド「なんですか!? 今とっても忙しいんですけど!!」

メイド「もしかしてここでやっていいんですか!? ご主人様の前でやっていいんですか!?」

主人「絶対にやるなよ!!」

メイド「じゃあ離してください!! じゃないと今すぐやりますよ!!」

主人「」パッ

メイド「おっと」

メイド「……」

メイド「やっぱり見られながらの方が興奮するので、離さなくていいです」

主人「もぉ~ やだこの人~」

~16~

主人(久しぶりにゲームでもやろうかな……)

主人「おいメイド」

メイド「はい、今伺いますので少々お待ちを~」

ー10分後ー

主人「まだか~」

メイド「もう少し!! もう少し待っててください!! 後少しでイけそうなんです!!」

主人(……俺、何でコイツを雇ったのかな)

ーさらに10分後ー

メイド「何でしょうご主人様?」ベチャベチャ

主人「……お前、ちゃんと手 洗った?」

メイド「いえ、ご主人様の用事をもっとも優先すべきことなので」キリッ

主人「そのもっとも優先すべき事をほったらかして20分も何やってたのかな?」

メイド「……掘ったら貸す?」

主人「ちょっとイントネーションおかしいよね?」

メイド「掘ったら貸すとは…… 何を言ってるんですかご主人様は!?」

主人「お前が何を言ってんだ!!」

メイド「ついに目覚めたんですか!? 私、ご主人様に清く生きて欲しかったのに……」

主人「目覚めてないし!!」

メイド「しかも、飽きた奴を私に貸そうだなんて…… 貸すんだったら女の子にしてください!!」

主人「お前やっぱり脳みそとろけてんだろ!?」

メイド「脳みそとろけてるって言った方が脳みそとろけてるんですぅ~!!」

主人「俺は『掘ったら貸す』じゃなくて『ほったらかす』って言ったんだ!! ほったらかしの方だ!!」

メイド「そうなんですか。 私てっきり『掘ったら貸す』って言ったんだと思ってました。 『掘ったら貸し』の方でしたか」

主人「変わってないじゃん!! 意味同じじゃん!!」

メイド「ぜんぜん違います!!」

メイド「ジネンジョと山芋くらい違います!!」

主人「同じじゃん!!」

メイド「違いますよ!! 若干違います!!」

主人「若干かよ!!」

メイド「ご主人様いいですか? 若干でも違いは違いーー」スタスタ

主人「ちょっとまて」

メイド「少しの違いでも侮ってはいけません」ズイッ

主人「それ以上近づくな」

メイド「もしかして、ご主人様は私の事が嫌いなんですか?」

主人「い、いやそんなことは無い…… 無いけど、その手でーー」

メイド「嫌いじゃ無いんですね!? よかったです」ギュッ

主人「……触らないで欲しかった」ギュゥ

メイド「私はてっきり嫌いに成られているのかと思いました」パッ

主人「…………」ネトネト

メイド「あ、別に嫌われててもよかったんですよ?」

メイド「嫌われていたら嫌われていたで、無視や冷たい視線、挙げ句の果てには殴られるかもしれない……」

メイド「そう考えると、興奮しませんか?」

主人「俺、手 洗ってくるわ」

メイド「早速無視ですか!? ありがとうございます!!」

~17~

メイド「ご主人様って明日お誕生日でしたよね?」

主人「ああ」

メイド「明日サプライズでプレゼントを渡そうと思うのですが、何がいいんでしょう?」

主人「え? それ本人に言っちゃう?」

メイド「候補は三つあるんですけど……」

主人「聞けよ!! 俺の話を聞けよ!!」

メイド「まずひと~つ」

メイド「ランチャ~ムのフタ~」

主人「何でどラえもん風!?」

主人「ランチャームはなんだかわからないけど、フタだけかよ!! ランチャームがどんなに良いものでもフタだけならいんねぇよ!!」

メイド「いけませんご主人様」

主人「……何がだよ?」

メイド「著作権にふれます!!」

主人「ランチャームが!? ランチャームがか!?」

メイド「何言ってんですか!? 『バイブレーター』に決まってるでしょ!? まったくもぉ~」

主人「お前が何言ってんだよ!! 俺一言もそんなこと言ってねぇよ!!」

メイド「……そんなこと? 猥談!! 猥談ですね!?」

主人「違ぇよ!! 『バイブレーター』の事だよ!!」

メイド「いきなりバイブの話するとか、ご主人様ヒワ~イ」

主人「お前がしたんだろ!!」

メイド「え? 猥談をですか?」

男「違ぇよ!! 猥談じゃねぇよ!!」

メイド「じゃあ何の話ですか? あ、わかりました!! ランチャームの話ですね!?」

主人「確かにしたけども!! 今は違ぇよ!! てかランチャームって何だよ!?」

メイド「え!? ランチャームも知らないんですか!? ご主人さまったら時代遅れ~」

主人「知らねぇよ」

メイド「ランチャームと言うのはですね、あのお弁当の中にある醤油の入った魚型のやつです」

主人「知るか!! あんなの知らなくったって時代遅れじゃねぇよ!!」

主人「てか、お前そのフタを俺の誕生日にくれようとしてたのか!?」

メイド「はい!! ご主人様が欲しがると思ったので!!」

主人「いらねぇよ!! くれるんだったら本体ごとくれよ!! 何でフタだけなんだよ!?」

メイド「ご主人様はフタフェチなのかなって」

主人「ちげぇよ!!」

メイド「違うんですか!? あらら、じゃあご主人様のお誕生日プレゼントはランチャーム+ランチャームのフタで決まりですね」

主人「ランチャームはいらねぇよ!! てか何でフタを余分に付けた!?」

メイド「だって、フタが無いと衝撃でお醤油が……」

主人「そうだけども!! 何で余分に付けた!?」

メイド「え? 予備?」

主人「じゃあランチャーム2つにしろよ!! 何で贅沢に使うんだよ!?」

メイド「ご主人様はお金持ちだから…… いいかなって……」

主人「お金があるならランチャームをプレゼントにするな!!」

メイド「え? じゃあお気に召さないと?」

主人「召さねぇよ!!」

メイド「でも、ランチャームすごく便利ですよ」

メイド「お醤油入れたり、めんつゆ入れたり、サラダ油いれたり、オリーブオイル入れたり……」

メイド「緊急時におしっこ入れたり」

主人「足んねぇよ!!」

メイド「いやいける!!」

主人「わかったわかった」

メイド「じゃあ、ご主人様のお誕生日プレゼントは……!!」

メイド「ランーー」

主人「ランチャーム以外で頼むわ」

すげえ本当にランチャームって言うのか
タレビンでも良いんだよな?

ランチャーム欲し……
いや、やっぱいらないな。

メイド「えぇ~ じゃあ仕方ありませんね。 2つ目の候補に行きますか」

主人(期待しないようにしとくか……)

メイド「ジップロックのチャックのぶぶん~」

主人「だから何でどラえもん風なんだよ!!」

主人「てかジップロックってなんだよ!? しかも何でチャックの部分何だよ!? 本体ごとくれよ!!」

メイド「いけませんご主人様」

主人「何がだよ!?」

メイド「著作権に触れます」

主人「なんかデジャブ…… ジップロック、ジップロックがか!?」

メイド「いいえ、ドラちゃんの部分です」

主人「何で今なんだよ!? 前に注意しろよ!!」

メイド「だって…… だってバイブの方が重要だったんだもん」

主人「バイブなんて一言も言ってねぇよ!!」

メイド「またまた~ ご謙遜なさらずに」

主人「謙遜する要素が無いだろ!!」

メイド「どうせ『デュフフ、恥ずかしい///』って感じなんでしょ? 大丈夫ですよ。 バイブは恥ずかしいものじゃないですよ」

メイド「普通の人ならたいてい一つくらいは持ってるものです」

主人「持ってねぇよ!!」

メイド「え!? 持ってないんですか!? 仕方がないですね、私のを一つあげます」スッ

主人「……何で今持ってんの?」

メイド「乙女は普段からバイブの一つや二つ常備してる物なんですよ。 ささ、遠慮せずに」

主人「いらねぇよ!! てか、これさっき使ってただろ!? なんかビチャビチャだぞ!?」

メイド「何でわかったんですか!? バレないように使っていたはずなのに……」

主人「ビチャビチャだからだよ!! お前のせいで、メイドと言う職業の品の良いイメージが最近無くなってきたよ!!」

メイド「その程度で損なわれる品の良さなど、たかがそんなものだったって事ですよ」ドヤァ

主人(うぜぇ……)

メイド「さて、私の名言が飛び出したところで…… あれ? 何の話をしてたんでしたっけ? 猥談?」

主人「お前ほんと猥談が好きな」

メイド「なっ!? あ、あんなやつ、べ、べべべ、別に好きなんかじゃ無いんだからね!!」///

メイド(ツンデレですよご主人様。 これでご主人様も『メイドちゃんハァハァ』となるはず!!)

主人「……今更純情ぶられてもな」

メイド「あっれぇ?」

主人「誕生日プレゼントの事を話してたんだよ」

メイド「誰のですか? はっ、もしかして私のですか!?」

主人「俺のだよ」

メイド「何で知ってるんですか!? サプライズにしようとしてたのに!!」

主人「いや、お前が言ったんだからね!?」

メイド「だからね? ツンデレですか!? ご主人様、それもしかしてツンデレですか!? ご主人様ハァハァ」

主人(本当コイツに給料払ってると思うと悲しくなってくる)

主人「どうであれ、俺はジップロックなんぞいらないからな」

メイド「チッチッ、ジップロックじゃなくて、ジップロックのチャックの部分ですよ」

主人「話の内容ちゃんと覚えてんじゃねぇか!! 余計いらねぇよ!!」

メイド「え~、ジップロックのチャックの部分すごい使えるのに~ 耳かきの後ろに付いているボンボンくらい使えるのに~」

主人(それってあんまり必要なくね?)

純情なメイドはもういないよ

主人「とにかく、俺はジップロックのチャックの部分もーー」

主人「ランチャームのフタの部分もいらん」

主人「くれるなら他の物にしてくれ」

メイド「わがままなご主人様ならそう言われると思って、三つ目の候補も用意してありますよ」

主人(……これがわがまま?)

主人「関係無い話なんだが、お前って敬語が上手く使えて無くないか?」

メイド「………」

メイド「三つ目は~」

主人(……無視された)

メイド「わ・た・し☆」

主人「………」

メイド「………」

主人「………」

メイド「………」

主人「………」

メイド「あ、あの~ 何か言ってくれませんか?」

主人「………」

メイド「……あの~」

主人「………何?」

メイド「……その視線で興奮したのでトイレ行ってきます」

主人「黙って行ってこいよ!!」

メイド「黙ってイってこい……!?」

主人「……ん?」

メイド「気持ちいいんだから、声くらい出したっていいじゃないですか!?」

主人「黙れ!! ほんとお前一回黙れ!!」

~次の日~

メイド「ご主人様、お誕生日おめでとうございます」

メイド「はい、これがプレゼントです」

主人「……ありがとな」

メイド「早速開けてみてください」

ガサガサ

主人「……何これ? 糸引き飴? その割には形も見たことないし、紐も短いし……」

メイド「はい、私の手作りですから」

主人「だから形に見覚えが無かったのか…… これなんかやけに冷たくないか?」

メイド「はい、なんせ私の手作りの糸引き飴ーー」

主人「手作りすると冷たくなるのか…… 初めて知った」

メイド「を模した冷凍した私の使用済みタンポンですから」

主人「!?」ポイ

メイド「あ!! 私の卵が!!」

メイド「もう!! 何するんですかご主人様!!」

主人「『何すんだ』はこっちのセリフだ!!」

主人「間違って食べたりしたらどうするんだよ!!」

メイド「え!? 食べようとしたんですか!? 私の卵を!?」

主人「その表現の仕方やめろ」

メイド「え? 何をですか?」

主人「『私の卵』のところだ」

メイド「ご主人様、それを女の子の前で言うとセクハラになりますよ?」

主人(うぜぇ……)

ーーー
ーー

主人「今日誕生日なのに全然嬉しくなかったんだけど?」

メイド「」ポンポン

メイド「ドンマイ!!」グッ

主人(やっぱりうぜぇ)

まとめです

男&女&友シリーズ
1  >>1-4、>>6
2  >>10-11
3  >>13-14
4  >>15
5  >>16-19、>>21
6  >>26-28
7  >>29-30
8  >>32-34
9  >>36-44
10 >>46

主人&メイドシリーズ
11 >>47-49
12 >>50
13 >>51
14 >>52>>55
15 >>56-60
16 >>61-64
17 >>66-69、>>72-75
  >>77-80

以上です。間違ってたらすみません。

おう
なんか題名とか付けないの?

>>70
タレ瓶でもOKです

>>71
何でですか!? ランチャーム超便利ですよ!!
私もいらないですけど

>>76
なんか意味深ですね

>>82
やっぱりタイトルつけた方がいいですかね?
タイトル無いと見た目に味気が無いですよね

~18~

メイド「こ、これは……!!」

主人「ん? どうした?」

メイド「ご主人様、右を見てください!!」

主人「何かあるのか?」

メイド「ほらほら、あんなところにロリがいますよ!!」

主人「お前の頭の中には女の子と言う単語は無いのか?」

メイド「え? ありますよ? ありますけど、私にとって女性はみんな女の子なので言い分けてるんですよ」

メイド「シルバーキラーであり、熟女が好きであり、人妻も好き、ロリも好き…… ついでに母も好き」

メイド「それが私です!!」

主人「……母親は家族としてだよな?」

メイド「何言ってるんですか? 恋愛対象としてに決まってるじゃないですか」

主人「………」

主人(これが本当のマザコンって言うのかもしれないな……)

主人「お前さーー」

メイド「あ!! ロリがこっち向いてくれた!! キャ~!!」ブンブン

女の子「」フリフリ

母親らしき女性「」ペコッ

メイド「人妻まで…… ハーレムですか!? ここはハーレムなんですか!?」

主人「……寒いから帰っていい?」

メイド「え? 私は暑いですよ? 脱ぎたいくらいです」

メイド「ご主人様が帰るなら、私脱いじゃおっかな~」チラッ

主人「お前の場合それは冗談にならないからな?」

~19~

メイド「第一回、可愛いメイドさんに質問のコーナー」

主人(第一回ってことは、二回目もあるかもしれないってことか…… 耐えられるかな?)

メイド「『メイドさんこんにちは』」

メイド「はい、こんにちは」

メイド「『可愛いメイドさんに質問です。 僕は紅茶が好きなんですが、ストレートで飲むときはどの種類がおすすめですか? 教えてください』」

メイド「……僕? チッ、男かよ……」

主人「……僕っ娘かもしれないぞ?」

メイド「なんですと!! それは盲点でした!!」

メイド「僕っ娘…… いい響きです」

主人(これほど同意が出来ないものはなかなか無いと思う……)

by P.N 素焼きタバコ(26)男性

メイド「………」

メイド「ハイつぎ次~」

主人「おいおい!! ちゃんと答えてやれよ!!」

メイド「え~ でも男ですよ? 年ですよ?」

主人「シルバーキラーのお前が26で年って何だよ?」

メイド「男は7才を過ぎたら年です!!」

主人「まだ子供じゃねぇか!!」

メイド「いえ、もう年です。 爺です」

主人「……じゃあ80才の女性は?」

メイド「女性? まだピッチピッチの女の子じゃないですか。 ご主人はなに言ってるんですか?」

主人「……お前が何を言ってんだ」

メイド「え? 当たり前のことを言っただけですよ?」

主人「……いいからそれくらい答えてやれよ!!」

メイド「わかった、わかりましたよ。 答えればいいんでしょ? 答えれば」

メイド「ストレートならダージリンです、何か文句あるかこの野郎!!」

主人(何で喧嘩腰なんだよ……)

メイド「はい、では次の質問に行きましょう」

メイド「『メイドちゃん、おはようございます』」

メイド「おはようございま~す」

主人「時間帯を統一しとけよ」

メイド「『メイドちゃんに質問です。 メイドちゃんは、巨乳と貧乳どちらが好きなんですか? ちなみに俺は巨乳です』」

メイド「俺? テメェの好みなんてーー」

by P.N桃子・マイケルサンダーソン 女性

メイド「知らなくないです!! いいですよね、巨乳!!」

主人(女の子だとわかった瞬間手のひらを返すんじゃねぇよ)

メイド「でも、貧乳も私は好きです!! てか女の子なら誰でもいいです!!」

主人「お前本当に男に生まれなくてよかったな」

メイド「残念ながら次が最後の質問になってしまいました」

メイド「最後なのでご主人様が読んでください」

主人「なんでだよ?」

メイド「え? 何となくです」

主人「……理由はともかくやってやるよ」

メイド「ご主人様、ありがとうございます。 こう言う優しいところがあるから私ご主人様が好きなんですよ」

主人「え!?」

メイド「6896番目に」

主人「誉められてる気がしねぇよ!!」

メイド「でも、男の中では一番ですよ?」

主人「……そっすか」

主人「じゃあ読むぞ」

メイド「バッチこーい!!」

主人「……『メイドにゃん、ジェアグゥィチトロノーナ』」

主人「お前はどこの国の人だよ!! ここにいる俺らじゃ何言ってるのかわかんねぇよ!!」

メイド「はいこんにちは」

主人「わかっちゃってたよ!!」

メイド「……ご主人様うるさい」

主人「……さーせん」

主人「『前々から思ってたのですが、メイドにゃんは男には興味無いんですか?』」

メイド「無いです!!」

主人「………」

メイド「……終わりですよ?」

主人「終わりかよ!!」

メイド「最後にお知らせです。 私に質問がある方はドンドン聞いちゃってください。 ただし、女の子以外の方の質問はお答しませんのであしからず」

主人「男の方も答えてやれよ!!」

~20~

メイド「ご主人様」

主人「……なに?」

メイド「今日は何の日だかわかりますか?」

主人「今日? 9月4日だよな?」

メイド「はい9月4日です」

主人「……もしかしてお前の誕生日か?」

メイド「私の誕生日は7月21日ですよ? まさか忘れてたんですか?」

主人「い、いや、覚えてたよ。 ホント」

メイド「何も貰ってないんですが?」

主人「あ、あげたよ?」

メイド「貰った覚えが無いんですが?」

メイド「何をくれたんですか?」

主人「……愛、とか?」

メイド「………」

主人「な、なんだよ!?」

メイド「いや、ご主人様ってアホだなって思いまして……」

主人「おぅ…… 言い返せない……」

メイド「と言うか何で忘れたんですか? 私の誕生日は、ロゴ合わせで覚えやすいと思うんですが?」

主人「ロゴ合わせ?」

メイド「はい、0721でオナ」

主人「おっと、これ以上言っちゃあならねぇぜ」

メイド「kneeの日です」

主人「うん…… セーフかな?」

メイド「覚えましたか? 0721でオナ」

主人「覚えた、覚えたから言わなくていい」

主人「で? 何の話だっけ?」

メイド「オナニーの話です」

主人「お前と話す時は油断をしてはいけないことがわかった」

メイド「私でイけない……? 何でですか!? 何で私じゃあイけないんですか!?」

主人「クソ…… 言葉の選択を誤った!!」

メイド「私じゃあオカズにもならないってことですか!? 私には魅力が無いんですか!?」

主人「……えっとだな」

メイド「胸が小さい方が良いってことですか!?」

メイド「まさかご主人様が貧乳派だったなんて……」

主人「何さらっと嘘ついてんだよ!! お前巨乳じゃねぇじゃんか!!」

メイド「私、自分が巨乳だなんて一言も言ってませんよ?」

主人「……うっぜぇ」

メイド「今なんていいましたか!?」

主人「うぜぇって言った」

メイド「二回もありがとうございます!!」ハァハァ

主人「……話を戻そう」

メイド「無視、無視ですか!?」ハァハァ

主人「今日は何の日だったっけ……?」

メイド「無視ですね!! 興奮します!!」ハァハァ

主人「9月4日は確か……」

メイド「最高にエクスターー」

主人「うるせぇよ!!」

メイド「チッ…… もう少し無視していてくださいよ。 後ちょっとだったのに……」

メイド「ちょっとイけなかったのでトイレ行ってきます」

主人「言わないで行けよ!!」

メイド「ええ~ 言うことによって、私のシテる姿を想像してムラムラすることができなくなりますよ?」

主人「したことねぇよ!!」

メイド「え!? またまたご冗談を」

主人「前から思ってたんだが、その根拠のないことは誰から聞いてるんだ?」

メイド「え? 私の創作ですけど?」

主人「お前が作ってんのかよ!!」

メイド「いえいえ、子どもはさすがに作っては……」

主人「子どもの話なんてしてねぇっつの!!」

メイド「もう我慢の限界なんで行ってきますね」

主人「ちょっとまて」ガッ

メイド「また、またですか!? 何で引き留めるんですか!?」

主人「……お前が手を洗わないからだよ」

メイド「あの時はご主人様に呼ばれたからです!!」

メイド「普段はちゃんと手を洗っ…… 拭いています!!」

主人「洗えよ!!」

メイド「メンドクサイから嫌です!!」

主人「じゃあ行かせねぇよ!!」

メイド「イかせない? 寸止めプレイですねご主人様!!」

主人「……やっぱ行っていいや」

メイド「ええ~ 寸止めプレイを楽しもうと思ったのに~」

ーーー
ーー

メイド「フンフンフ~ン♪」ビチャビチャ

主人「……手を洗った水だよな?」

メイド「え!? あ、ははは、はい!! そ、そそ、その通りです!!」

主人「お前って隠すの下手だよな。 しかも、それって拭いてすらねぇだろ?」

メイド「な、なぜバレたんですか!? ハッ!! まさかご主人様は超能力者……!?」

主人「『ハッ!!』じゃねぇよ!! ただ単に手がビチャビチャだったからだよ!!」

主人「で? 今日は何の日だったんだ?」

メイド「今日? ああ、今日は私の生理の日だったんですよ」

主人「……何でこんなことを聞くのに、こんなにも苦労しなきゃいけなかったんだ?」

~21~

主人「前から思ってたんだけどさ」

主人「お前って休日に何してんの?」

メイド「どうしてそんなこと聞くんですか?」

主人「いや、気になって」

メイド「そうですね…… バイトとかしてます」

主人「バイト?」

メイド「はい、バイトです」

主人「週休1日なのに雇ってくれるところあんの?」

メイド「ありますよ。 近所のハンバーガーのお店とか」

主人「バイトしかしてないの?」

メイド「え? バイト以外もしてますよ?」

メイド「例えば、露出プレイとか手淫、たまに女の子を脳内で犯しています」

主人「それはいつもやってんだろ!!」

メイド「なぜバレ…… してません。 休日だけです」

主人「やっぱりお前って隠すの下手だよな」

メイド「そんなこと無いです!!」

主人「……他には?」

メイド「はい?」

主人「他には無いのか? 例えば友達と遊ぶとか」

メイド「あ~ 無いですね。 私友達いませんし」

主人「ああ、やっぱりいないのか」

メイド「やっぱりってなんですか!? やっぱりって!! 昔はいたんですよ!!」

主人「じゃあ何で今いないんだよ?」

メイド「……後輩に敬意を持たせようとした結果です」

主人「……意味がわからない」

メイド「あれは私が高校二年生の時でした……」

主人(……なんか長くなりそうだな)

メイド「当時私たちは後輩からなめられてました」

メイド「物理的に」

主人「余計なものを付け加えんな」

メイド「そこで私たち二年生は、その後輩達を何とかしたいと考えました」

メイド「そして私は、後輩達が憧れるようなことをすればいいんじゃないか? と思いつきました」

メイド「そして、私たちは自分が後輩達が憧れるよなことをしましたが結局なめられたままでした」

メイド「物理的に」

主人(もうスルーしよう……)

メイド「後輩が敬意を持たなかったものの、一番後輩が敬意を持ってくれそうだったと私がもう一度行くことにしました」

主人(明らかに人選ミスだと思う)

メイド「ここで私が後輩が一番憧れてくれるのはこれだ!! と思いこういいました」

メイド「『私はお前らより一年早くエッチいサイトに入れんだよ!!』と」

主人「……は?」

メイド「結果的には後輩に敬意を持たれましたが、友達がいなくなりました」

主人「そりゃそうだろ!!」

メイド「ちなみに、その後輩達には敬意を持ってバニーガールと呼ばれていました」

主人「うさぎは性欲が強いらしいからな」

メイド「一部の人からは年中発情期女と呼ばれてました」

主人「あ、そっすか」

メイド「そう呼ばれる度に『女にしか発情しねぇよ!!』って言ったら『百合神』って呼ばれるようになりました。 何ででしょう?」

主人「発情する事を否定しないからだなきっと」

メイド「それからーー」

主人「なんで友達がいないのかよくわかったからもういいよ」

~22~

メイド「さて問題です」

主人「いきなり何だよ?」

メイド「人によって長さが違いぶらぶらする最後の文字が『ぽ』の物ってな~んだ」

主人「少しは俺が言ってることに耳を傾けろよ!!」

メイド「さあ何でしょう!?」

主人「無視かよ……」

メイド「さあ、さあ!!」

主人「……俺の口からは言えん」

メイド「え~ 何でですか~?」

主人「……何で言えないかわかるだろ」

メイド「何だと思ってるんですか? 答えは『さんぽ』ですよ?」

主人「……え?」

メイド「あ、わかりました!! ご主人様はち●ぽ、ち●ぽだと思ったんですね!?」

メイド「いや~ん、ご主人様ったらお下劣ぅ~」

主人「大声で連呼してたお前に下劣なんて言われたくねぇ」

メイド「でも思ったんですよね?」

主人「……まあ」

メイド「キャ~ ご主人様のへんた~い」

主人「黙れ」

メイド「ご主人様のーー」

主人「黙れ」

~23~

主人(今日はメイドが休みだったな。 昼食何にしようかな)

主人(たまにはジャンクフードでも食べに行こうか)

主人(……やっぱハンバーガーだな)

ウィーン

メイド「いらっしゃいませ」

主人「……」

メイド「あ、ご主人様」

主人「……何でお前がここにいるんだ?」

メイド「あれ? 言ってませんでしたっけ? 私、休日はここで働いてるんですよ」

主人(ここのことだったのか……)

メイド「まあまあ、せっかく来たんですから何か頼んで行ってくださいよ」

主人「最初からそのつもりだ」

メイド「ピクルスくらいなら奢りますから」

主人「ピクルスってタダじゃねぇか!!」

メイド「あ、でも一切れまでにしておいて下さい。 私、今月厳しいので……」

主人「一切れって完全にサービスじゃねぇかよ!!」

メイド「では、ご注文を」

主人「……ハンバーガー2つとコーヒーのSを1つ」

メイド「ご主人様って大きいのが好きなんですか?」

主人「は? 何の話だ?」

メイド「Sとかもうこの世に存在してないんじゃないですか?」

メイド「やっぱり現実を見るならE、D辺りじゃないですか?」

主人「何の話だかわからんが、そのアルファベットの並びは悪意を感じる」

メイド「いたとしても、太ってる方のお腹と変わらないんじゃないですか?」

主人「……お前は本当に何の話をしてるんだ?」

メイド「え? おっぱいの話ですが?」

主人「Sって胸の大きさじゃねぇよ!!」

メイド「え!? もしかしてご主人様ってドM?」

主人「そっちのSでもねぇよ!!」

メイド「じゃあ何のS何ですか!?」

主人「……何で若干キレ気味なんだよ。 サイズだよ、サイズ!!」

メイド「だから、それだと大き過ぎですって」

主人「胸のサイズじゃねぇよ!!」

メイド「じゃあ、何のサイズなんですか!?」

主人「コーヒーのだよ!!」

メイド「なんだ、それならそうと始めから言って下さいよ」

主人「言ってたわ!!」

メイド「それなら合計800円になります」

主人「……はい」

メイド「1000円お預かりします」

メイド「お釣りはいりますか?」

主人「いらな…… お釣りはいるわ!!」

主人「何でお釣りが必要かを聞くんだよ!!」

メイド「いや…… 必要無いかなって……」

主人「お釣りは必要だわ!! 必要かどうかを聞くなら普通レシートだろ!?」

メイド「貴方の考える普通と、私の考える普通は違う!! 貴方の考えを私に押しつけないでいただきたい」ドヤァ

主人(やっぱり、コイツと一緒にいるとすげぇ疲れる)

ーーー
ーー

メイド「お待たせしました。 ハンバーガー2つとコーヒーのSーー」

主人(俺の頼んだやつか)

メイド「とメイドをお持ち帰りするお客様」

主人(あ、違うな)

メイド「あれ? メイドのお持ち帰りのお客様?」

主人(そっちで言うなよ!! メイド頼んだ奴可愛そうだろ!!)

メイド「……ご主人様、ご主人様!!」

主人「俺かよ!!」

メイド「あ、ご主人様」

主人「……なんか頼んで無いのがあるんだが」

メイド「はい、それは当店でのサービスでございます」

主人「あ、じゃあいらないので道にでも捨てといて下さい」

メイド「え? ご主人様、もしかして私を見捨てーー」

主人(せっかく来たんだし、あいつの仕事ぶりでも見ていくか)

メイド「ご主人様、ご主人様~」

メイド「……行ってしまわれた」

主人(どこの席がいいかな……)ウロウロ

主人(……ここなら見えるかな)

メイド「いらっしゃいませ、ご注文をどうぞ」

客1「スマイルのSサイズ、以上で」

主人(スマイルだけかよ!! 何でお前はここに来たんだよ!!)

メイド「ご注文の方を繰り返させていただきます。 スマイルのS、以上でよろしいでしょうか?」

客1「以上です!!」

メイド「合計で200円になります」

主人(笑うだけなのに金を取るのかよ……)

客1「はい」カラカラ

メイド「ちょうどお預かりします」

メイド「300円のお返しです」

主人(ちょうどじゃねぇじゃん!!)

客1「あ、お釣りは全部募金しておいてください」

主人(この人、すげぇイケメン……)

メイド「ありがとうございます」スッ

主人(それで、何でお前は自分のポケットに入れた?)

メイド「……今週もお疲れさまでした」ニヤニヤ

主人(何でお前はニヤニヤしてるんだ?)

客1「キャッホー!! これで一週間また過ごせる~!!」

主人(……残念なイケメンだな)

メイド「ありがとうございました。 またのご来店をお待ちしております」

主人(えぇ~、まさかこれがスマイルSですかぁ? ただニヤニヤしてただけじゃないですか)

メイド「いらっしゃいませ。 ご注文をどうぞ」

客2「ドヤ顔のSとスマイルのMをください」

主人(……ここって何の店だっけ?)

メイド「SMですか!?」

客2「は、はい!!」

メイド「では、私がお金を払うのでアナタがドヤ顔の方をーー」

主人「ちょっとすみませんね~」

メイド「あ、ご主人様、何かご用ーー」

主人「お前は場所をわきまえられないのか!?」パシッ

メイド「イタッ…… くない」しょぼーん

メイド「叩くならもっと強く叩いてくださいよ!! さあ、さあ!!」

主人「は~い、そう言うことやりたいならそう言う店に行ってくださ~い」

メイド「じゃあ行くので有休ください」

主人「それとこれとは話が別です」

メイド「チッ…… 流れ的に休めそうだったのに」

~24~

変態「グヘヘ」パシャパシャ

変態「この床可愛いな~」パシャパシャ

変態「最高に萌え~」パシャパシャ

主人(あれは……)

変態「」パシャパシャ

主人(間違いないな)

主人「すみませ~ん」

変態「な、なんだ!? ぼ、ボクは嫁のプロマイドを作るのに忙しいんだ!!」

メイド「!」サッ

メイド(とっさに隠れてしまった……)

メイド(あれはご主人様と…… 誰?)

主人「アナタはもしかして、ウチのメイドのお父様かお兄様でしょうか?」

変態「はい?」

メイド「そんなわけないでしょ!!」

主人「え? 何でお前がこんなところにいるんだ?」

メイド「たまたま通りかかっただけです」

変態「り、リアルメイド!?」

メイド「いきなり出てきた人にその反応ですか!?」

変態「ざ、残念ながらボクはメイドになんて興味は…… 無い」

メイド「すっげぇありそうなんですけど」

変態「な、なにを言うか!! ぼ、ボクは自分の嫁にしか興味はない」

変態「……」チラチラ

メイド「……ご主人様は、これの何を見て私の家族だと思ったんですか?」

主人「雰囲気」

メイド「……はい?」

主人「雰囲気がお前そっくりだったから」

メイド「はぁ!? 私こんなんじゃありませんよ!!!」

主人「いや、俺から見たお前はだいたいこんなだぞ」

メイド「こんなじゃねぇよ!!」

変態「」コクコク

メイド「初めて会ったアナタに私の何がわかるんですか!?」

主人「同族ならでわの波長を感じ取ったんだな」

メイド「そんな波長出てねぇよ!! 出てたとしてもコイツにだけは同族として感じ取って貰いたく無いわ!!」

変態「やっぱり本実矧ぎだよ本実矧ぎ」ハァハァ

変態「雇い実矧ぎは邪道だよ。 エロさが足りない」パシャパシャ

メイド「絶てぇ感じとってないって!! もうコイツ話にすら入ってきてないし!!」

主人「これがまさに同族嫌悪ってやつだな」

メイド「同族じゃねぇよ!! そろそろど突くぞ!!」

主人「そしたら減給な」

メイド「集中したら彼の波長を感じられました。 やっぱり同族みたいです」

主人「現金な奴だなお前」

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