【ごちうさ×Fate】シャロ「聖杯戦争?」【安価】 (1000)

・独自の解釈、設定あり

・このスレを読んで心がぴょんぴょんしなくても、当方では一切責任を負いません

・前スレの世界観は引き継いでいません

・前スレ『【ごちうさ×Fate】ココア「聖杯戦争?」【安価】』

【ごちうさ×Fate】ココア「聖杯戦争?」【安価】 - SSまとめ速報
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――シャロの家――


千夜「懐かしいわね」

シャロ「どうしたのよ、急に」

千夜「ううん、ただ、ここにいると思いだすのよ。シャロちゃんが何年か前に」



「今まで黙ってたけど。私、魔術師なの」



千夜「って教えてくれたこと。あの日も、ここだったでしょ?」

シャロ「まあ、お世話になってるから……教えといたほうがいいかもと思って」

千夜「そういえば、またバイト増やしたって聞いたわ。大丈夫?」

シャロ「魔術って、お金がかかるのよ。特に私みたいな代を重ねてない魔術師は」

シャロ「資料を手に入れるのだって一苦労なんだもの」

千夜「魔術のためにお金を使ってるから金欠、っていうのにもびっくりしたけど」

千夜「コーヒー酔いが魔術の副作用だって聞いた時はもっと驚いたわ」

シャロ「お金がないから、安く入手できる触媒を探した結果よ」

シャロ「はあ、でもそのせいでリゼ先輩のコーヒーを味わえなくなったんだから、もったいなかったなあ……」

コンコン


千夜「あら、お客さん?」

シャロ「……甘兎じゃなくて、こっちに? 変ね…………」


コンコン


シャロ「…………!」

シャロ「千夜、隠れてて」ボソッ

千夜「え?」

シャロ「いいから」

千夜「う、うん……」

シャロ「…………」


スタスタ

ガチャ


シャロ「誰……?」

???「…………」

???「…………」

シャロ(いかにも怪しそうな黒服が二人……リゼ先輩のところの人、じゃなさそうだし)

???「お前、魔術師だな?」

シャロ「!」

シャロ「……ええ、そうよ。でも、問題を起こした覚えはないわ」

???「そんなことを聞いているのではない。なにか、匿ってないか?」

シャロ「匿う……?」

シャロ(まさか、千夜……? いや、それだとどっちかっていうと匿われてるのは私だし……)

???「! いたぞ!」

???「……」タタタッ

シャロ「ちょっ、なに勝手に上がって……!」

シャロ「ワイルドギース!? なに、ワイルドギースをどうするつもり!?」

???「…………知っていて保護したわけではないのだな?」

シャロ「……え?」

???「これは、我々魔術協会が保護する」

シャロ「協会ですって……!?」

シャロ「って、ワイルドギースはただの兎よ! 離しなさい!」

???「ただの兎? 否、これは今は亡き一流魔術師の使い魔だ。それも、希少な価値を有している可能性がある」

シャロ「!?」

???「使い魔として魔術的処理を受けておきながら、長期間存命している」

???「ほかの使い魔と比べても異例のことだ。重要な研究材料になる」

シャロ「…………さっきから黙って聞いてれば、なによ、これこれって!」

シャロ「ワイルドギースはものじゃないわ! 離して!」

ワイルドギース「…………」

???「これは押収する。ただし、条件次第では、無傷のまま返品することもやぶさかではない」

シャロ「っ…………いいわ、言いなさいよ」

???「二か月後、冬木市における聖杯戦争に勝利し、聖杯をしかるべきものの手に渡せ」

???「それに尽力すれば、これは返してやる」

シャロ「…………」

シャロ(こんなの横暴だわ……けど、私みたいな末端が協会に逆らうわけにはいかない……)

シャロ「約束してくれるんでしょうね」

???「ああ、約束しよう」

シャロ「…………」

シャロ「わかった。けど、私は聖杯戦争なんて全く知らないわ。資料くらいくれるんでしょうね?」

???「…………」スッ

シャロ「いかにもって感じのアタッシュケースね……」

???「では、失礼する」


バタン


シャロ「…………」

シャロ「ワイルドギース、大人しくついて行ったわね。私の前じゃいたずらばかりなのに」

シャロ「なんか悔しい」

千夜「…………大丈夫? シャロちゃん」

シャロ「……気付けなかった」

千夜「え?」

シャロ「ワイルドギースは……私を頼ってきてたのかもしれない。魔術師である私を……」

シャロ「なのに、気付いてあげられなかった――――!」

千夜「シャロちゃん……」

千夜「ワイルドギース、どうなっちゃうのかしら……」

シャロ「……あいつらは、人間ですら平気で標本にするような奴らよ」

シャロ「もし私が約束を果たせないと判断したら、躊躇なく…………」

シャロ「っ、ワイルドギース…………」

シャロ「千夜。私、行くわ」

千夜「大丈夫なの?」

シャロ「協会にとって、私はあくまで保険みたいなものだと思う。私以外に本命がいるはずだけど……」

シャロ「保険を末端の魔術師に依頼する形で用意する時点できな臭いわ。相当危険な戦いのはずよ」

千夜「……いいのね?」

シャロ「…………そりゃあ、あいつは不良だし、ハーブ勝手にとってくるし、いたずらしたりもするけど」

シャロ「私の、家族だもん」

千夜「そっか。じゃあ、私も協力するわ」

シャロ「え?」

千夜「実はね、宇治松家は↓1(コンマ)」



奇数、「魔術師の家系なの」

偶数、「魔術師ではないんだけど、色んな魔術師や組織にコネがあるの」

千夜「魔術師ではないんだけど、色んな魔術師や組織にコネがあるの」

シャロ「そうだったの!?」

千夜「黙っててごめんなさいね。宇治松家なりの事情があって……」

シャロ「ううん、それはいいわ。魔術に関わってるんなら、事情の一つや二つあるわよ」

千夜「おばあちゃんが、魔術の世界で有名なおじいさんと親交があるみたいで」

千夜「その縁で、ね」

シャロ「…………まさか」

千夜「知ってる人?」

シャロ「…………ううん、気のせいだと思う」

シャロ「でも、いいの? 危ない目に遭うかもしれないわ」

千夜「シャロちゃんのことも心配だし、ワイルドギースのことも気になるから。私にも手伝わせて」

シャロ「千夜…………」

千夜「よろしくね。シャロちゃん」

シャロが魔術師だということは↓1(コンマ1桁目)


123、「ココアにはバレている」

456、「チノには気づかれている」

789、「リゼには話している」

0、「ココアもチノもリゼも知っている」

――ラビットハウス――


ココア「ええ!? 旅行!? いいなー」

リゼ「ずいぶん急だな。それも二か月なんて」

チノ「二人で行くんですか?」

シャロ「ええ、本当はみんなも誘いたかったんだけど……」

千夜「私たちの個人的な用事なの」

リゼ「そうか、それなら仕方ないな。気をつけろよ、知らない土地だと襲われたときに不利だからな」

シャロ「!?」

リゼ「? どうした、シャロ?」

シャロ「あっ、いえ、なんでもないです」

シャロ(ばれたかと思ったけど、よく考えたらいつものリゼ先輩だった)

ココア「二か月も会えないのかー、寂しいよお」

ココア「電話とかメールとか、してもいい?」

千夜「ええ、待ってるわ。とくにシャロちゃんは寂しがりだから」

シャロ「なっ、私はいいわよ!」

リゼ「ウサギは寂しいと死ぬっていうからな」

シャロ「ウサギ!? リゼ先輩にとって、私はウサギですか!?」

チノ「ラパンの制服は、とてもよく似合っていると思います」

千夜「ああ、ロップイヤーね。確かに似合うわ。どう、シャロちゃん? 私服に採用したら?」

シャロ「仕事以外であの恰好!? 恥ずかしくて死んじゃうわよ!」

リゼ「ほう、ウサギは恥ずかしくても死ぬのか」

シャロ「リゼ先輩は一回ウサギから離れてください!」

チノ「…………」

チノ「シャロさん、来てください」

シャロ「え? う、うん」


シャロ「どうしたの、チノちゃん?」

チノ「魔術関係ですか?」

シャロ「!」

シャロ「ああ、そういえばバレてたわね……」

チノ「私は、魔術のことはよくわかりません。でも……」

チノ「危険なことなんですね?」

シャロ「…………」

シャロ「ええ。正直、帰ってこれる保証はないと思うわ」

チノ「どうしても、行かなくてはならないんですか? 私は、シャロさんや千夜さんがいなくなるのは嫌です」

シャロ「ありがとう、チノちゃん。でも、行かなきゃ。ワイルドギースを、取り戻さなくちゃいけないから」

チノ「……! それは、確かに一大事です」

チノ「私にとっては、ティッピーがいなくなるようなものですね……」

シャロ「ええ。だから、行ってくるわ」

チノ「…………わかりました。待ってます。それと、シャロさん」

チノ「シャロさんの魔術は、コーヒー豆を使うんでしたよね?」

シャロ「ええ、そうよ。でも、それが……?」

チノ「必要な分だけ、持って行ってください。お父さんには、私が何とか説明しておきますから」

シャロ「チノちゃん……ありがとう!」ギュー

チノ「!」

チノ「……帰ってきて、くださいね」

シャロ「ええ、もちろん……」

ココア「あー! シャロちゃんがチノちゃんもふもふしてる! ずるい!」

チノ「!?」

シャロ「こ、ココア!? どうしてここに……」

シャロ「まさか、今の話聞いてた!?」

ココア「そんなの知らないよ! 私にとっては、チノちゃんをもふもふすることだけが重要なんだから!」

ココア「チノちゃーん! もふもふー!」

チノ「戦略的撤退です」ダッ

ココア「かけっこかな? 負けないよー!」


ダダダダダダ


リゼ「あんまり屋内で走るなよー」

リゼ「悪いな、騒がしくなっちゃって」

千夜「ううん、私はこういうのが好きだから」

シャロ「二か月、か……寂しくなるわね」

リゼ「留守は任せておけ。甘兎やラパンの助っ人も、受けて立つぞ」

千夜「頼もしいわ、よろしくね」

リゼ「元気でな。私も、メールしたりするよ」

シャロ「は、はい! 待ってます!」

千夜(緊張してタイプミスするシャロちゃんの姿が目に浮かぶわ)

――ブルーマウンテン道場――

アオヤマ「こんばんは、アオヤマです」

アオヤマ「ここは、ブルーマウンテン道場、ここではないどこか」

アオヤマ「こちら側の世界と皆さんの世界の狭間……いわば、2.5次元」

アオヤマ「要するに、>>1の言葉を私たちが代弁する空間です」

アオヤマ「初めての方は、初めまして。前スレでお世話になった方は、今回もよろしくお願いします」

アオヤマ「私はアオヤマ。ごちうさの青山ブルーマウンテンとそっくりの、別の存在。そして、こちらは」

弟子二号「香風智乃にそっくりの、弟子二号です。よろしくお願いします」

アオヤマ「今日の更新はここまでとなります。閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

弟子二号「なお、前スレはHTML化依頼を出したので、放置しておいていいです」

アオヤマ「あと、舞台設定についていくつか安価で決定することがあるので、お暇な方はもう少しお付き合いいただければ幸いです」

弟子二号「今回、シャロさんたちは聖杯戦争が始まるよりも早く冬木に行きます。よって、穂群原学園に転入します」

アオヤマ「シャロさんと千夜さんは↓1(コンマ)」



偶数、「同じクラス」

奇数、「違うクラス」



弟子二号「なお、奇数が出た場合ですが。コンマが50以上ならシャロさんが、50未満なら千夜さんが」

弟子二号「間桐桜さんと同じクラスになります。0は0扱いです」

アオヤマ「偶数なら三人とも同じクラスですね」

弟子二号「コンマは96、よって」

弟子二号「シャロさんと千夜さんは、桜さんのクラスに転入します」

アオヤマ「では、続いて拠点を決定します。シャロさんたちの拠点は↓1(コンマ)」



01~33、「深山町の空き家」

34~66、「校外の空き家」

67~99、「新都のホテル(フロアひとつ貸切)」

00、「???」

アオヤマ「コンマは34、よって、二人の拠点は郊外の空き家です」

弟子二号「大雑把に立地を決めましょう。二人の拠点とアインツベルンの森は↓1(コンマ)」


偶数、「目と鼻の先」

奇数、「離れている」

弟子二号「コンマは26ですね。二人の拠点は、アインツベルンの森のすぐ近くにあるようです」

アオヤマ「さあ、この立地がストーリーにどのような影響を与えるのでしょうか。楽しみですね」


アオヤマ「今回の更新はここまでです。ありがとうございました」

弟子二号「今後の更新も、基本的に夜になると思います。ただ、毎日更新できるかどうかはわかりません。ご了承ください」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

――冬木市――


シャロ「ねえ、転校する必要ってあるの? そりゃあ、手続してくれたのはありがたいけど……」

千夜「ずっと拠点に籠るのは、精神衛生上よくないわ。息抜きもかねて、ね」

シャロ「うーん、そういうものかしら……」

千夜「あら、友だちができるか心配?」

シャロ「そ、そんなこと言ってないでしょ!」

千夜「大丈夫よ、私とシャロちゃん、同じクラスにしてもらえるみたいだから」

シャロ「千夜と同じクラス!? やっ…………」

千夜「やっ?」

シャロ「や、やっ……厄介事持ち込まないように気をつけなさいよね!」

千夜「ふふふ、そうね」

シャロ(あ、危なかった、つい「やったー!」って叫びそうになってしまった……)

シャロ(でも、二か月とはいえ、千夜と同じクラス……)

シャロ(辛いことばかりじゃないかも)

シャロ「ところで、なんていう学校なの?」

千夜「穂群原学園よ。深山町にあるの」

シャロ「深山町……私たちの拠点からは近いの?」

千夜「確か、少し離れてたと思うわ。拠点は郊外のおうちだから」

――冬木市郊外・シャロの拠点――


シャロ「…………」

千夜「どうしたの、シャロちゃん?」

シャロ「大きな門、二階建て、広い庭…………立派な日本家屋」

シャロ「ここで暮らすの!?」

千夜「ええ、聖杯戦争の間だけだけどね」

シャロ「ほあああああああ…………」

千夜(大きな家に感動してるのかしら)

千夜「ところで、この家は便宜上、桐間邸って呼ぼうかと思ってるんだけど……」

シャロ「やめて! こんな広い家に私の苗字なんてつけたら呪われちゃう!」

シャロ「宇治松邸の方がいいと思うの」

千夜「うーん、シャロちゃんがそう言うなら、そうしようかしら」

――宇治松邸・居間――


ガラッ


シャロ「広いわね、この家。迷子になりそうだわ」

千夜「郊外だからかしら、結構安かったのよー」

千夜「ところで、必要なものは揃えてあるわ。穂群原学園の制服もね」

シャロ「明日からよね?」

千夜「ええ。でも、準備もすぐに終わっちゃうし……」

千夜「これからどうしようかしら?」

シャロ「そうねえ……。まだ日が暮れるまで時間があるし」

シャロ「↓1」



以下の選択肢から1つ選んでください



1、「買い出しに行きましょう。商店街の様子も見ておきたいわ」

2、「工房として使えそうな部屋を確認しておきましょう」

3、「近くにアインツベルンの森っていうのがあるみたい。様子を見に行きましょう」

シャロ「買い出しに行きましょう。商店街の様子も見ておきたいわ」

千夜「そうね。短い間とはいえ、ここに住むんだもの」


――商店街――


千夜「結構賑わってるわねえ」

シャロ「そうね。活気があっていい街だわ」

千夜「食材だけど、多めに買っておく?」

シャロ「うーん……でも、学校から近いでしょ? 必要になったら、帰りに買えばいいじゃない」

千夜「ああ、よかった。あんまりたくさん抱えると疲れちゃうもの」

シャロ「まあ、私と千夜の二人分だし、そんなに量はいらないと思うわ」



買い物中↓1(コンマ1桁目)

12、「誰とも遭遇しない」

34、「衛宮士郎と遭遇」

56、「イリヤスフィールと遭遇」

78、「間桐桜と遭遇」

90、「遠坂凛と遭遇」

シャロ「!? もうすぐタイムサービスですって……いいタイミングで来たわね」

シャロ「あ、卵が安いわ……あら、あの町のスーパーより野菜が安いわね……特別な仕入れのルートがあるのかしら」

シャロ「それに…………」

千夜「シャロちゃんといっしょにお買い物すると、節約できて助かるわ」

シャロ「な、なによ! 貧乏生活に慣れてる私は節約のプロフェッショナルだって言いたいの!?」

シャロ「余計なお世話よ!」

千夜「あら~? 褒めたつもりなのに……」

千夜「そうだ。シャロちゃん、聖杯戦争中にかかる費用は、宇治松家がもつから」

シャロ「えっ? そ、そんなの悪いわよ」

千夜「気にしないで。私は宇治松家を代表して、シャロちゃんを援護することになったんだから」

シャロ「……あ、ありがと」

千夜「どういたしまして」

シャロ「…………」

シャロ「あ、タイムサービス始まっちゃう! 早く行かなきゃ!」

千夜「ふふ、シャロちゃんは変わらないわねー」

――宇治松邸・居間――


千夜「ごちそうさま。おいしかったわ、シャロちゃん」

シャロ「お粗末様」

千夜「でも、いいの? 食事は当番制じゃなくって、シャロちゃんに担当してもらうだなんて」

シャロ「資金の援助をしてもらうんだもの。労働で返すのは当然よ」

千夜「シャロちゃん……お金がないからって、身体でご奉仕なんて……」

シャロ「なにその言い方!?」

千夜「そういえば、寝室はどうしようかしら。部屋ならたくさんあるし、好きなところにしましょう」

千夜「シャロちゃんはどの部屋がいい?」

シャロ「うーん、そうねえ…………」

シャロ「↓1」



1、「二階って、新鮮な響きだわ。私は二階がいい」

2、「敵襲の危険性を考えると、一階がいいわよね」

3、「………………ち、千夜と同じ部屋ならどこでもいいわ」

シャロ「二階って、新鮮な響きだわ。私は二階がいい」

千夜「二階は、すこし小さい部屋ばかりだったから……私はいっしょに寝られないわね」

シャロ「い、一緒に寝るつもりだったの!?」

千夜「ふふふ、どうかしら」

千夜「じゃあ、私は一階にするわね。家具とか、必要なものがあったら教えてちょうだい。用意するから」

シャロ「うん、ありがと」

千夜「それじゃあ、シャロちゃん。おやすみなさい」

シャロ「おやすみ」


――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「さて……寝る前に、ちょっとだけ練習しておこうかしら。マスターも戦闘に参加するみたいだし……」

シャロ「…………」ブルッ

シャロ「うう、急に怖くなってきちゃった……私の魔術、通用するのかしら……」

~~翌日~~


――穂群原学園・教室――


シャロ「桐間紗路です。よろしくお願いします」ペカー


「な、何だあの笑顔……眩しすぎる」

「後光が差してるぞ……」


ザワザワ


シャロ(しまった、ついいつもの愛想笑いをしてしまった……)

千夜「う、宇治松千夜、よ。よろしくね……」

千夜「はあ、はあ……」

シャロ「ちょっと、大丈夫?」

千夜「な、なんとか……」

シャロ「席はここ、って言ってたわよね」

桜「はい、ここがお二人の席ですよ」

シャロ「あら、ありがとう。ほら、千夜。座りなさい」

千夜「う、うん……」

千夜「がくっ」

桜「だ、大丈夫ですか?」

シャロ「坂のせいでへばってるだけよ。放っておけばじき復活するわ」

桜「ああ、確かにあそこは、慣れてないと厳しいですよね……」

シャロ「そういえば、名前は? せっかく隣の席なんだから、仲良くしましょう」

桜「はい、よろしくお願いします。間桐桜です」

シャロ「!」

桜「あの、なにか……?」

シャロ「……ううん、なんでもないわ。よろしくね」

キーンコーンカーンコ-ン


シャロ「あー、終わった終わった」

千夜「お疲れ様。でも、シャロちゃんにとってはそんなに難しくなかったでしょ?」

シャロ「別に私は天才とかじゃなくて、ちょっと人より多く勉強してるだけだから、難しくないなんてことはないけど」

シャロ「でも、授業より、質問攻めにあったことのほうきつかったわ」

千夜「クラスの大半が、シャロちゃんのこといいとこのお嬢様だと思ってたわね」

シャロ「あの学校で培った処世術が裏目に出るとは思わなかったわ……」

シャロ「ところで漫画とかだとよく見るけど、転校生ってホントに後ろの席なのね」

千夜「一気に二人も来るからって、わざわざ準備しておいてくれたみたい」

シャロ「へー、そうだったのね。お礼しといたほうがいいかしら」

シャロ「桜、誰が運んでくれたか知らない?」

桜「あ、それは私が……」

シャロ「へえ、桜って力持ちなのね。ありがと」

千夜「今日も、移動教室とかお世話になったし、桜ちゃんにはお世話になりっぱなしね」

桜「でも、私もシャロさんに数学の問題で助けてもらいましたから……お互い様ですよ」

シャロ「そうだ。桜、いっしょに帰らない?」

桜「ありがとうございます。でも、今から部活なので……」

千夜「あら、そうなのね。所属は?」

桜「弓道部です」

シャロ「へえ、意外。茶道とか、そんな感じだと思った」

桜「お二人は、前の学校で部活をしてたりは……」

千夜「私たちはお仕事があるから、馴染みがないわねえ」

シャロ「そうね」

桜「そうだ! よかったら、少し見学していきませんか?」

シャロ「↓1」


1、「じゃあ、ちょっとだけお邪魔しようかしら」

2、「ちょっと用事があるし、今日は帰るわ。また明日ね、桜」

シャロ「じゃあ、ちょっとだけお邪魔しようかしら」

桜「はい、ぜひ! 藤村先生も喜ぶと思います」

千夜「顧問の先生?」

桜「はい、明るくて素敵な方です」

シャロ「へえ、楽しみだわ」



――弓道場――


シャロ「わあ、広いのね」

千夜「ほんとねえ、立派な道場」

桜「じゃあ、私は着替えてくるので、くつろいでてください」

千夜「はーい」

シャロ「……あら? 誰かこっちに来るわよ?」



二人に近寄ってきたのは↓1(コンマ)


偶数、「藤村大河」

奇数、「美綴綾子」

綾子「いらっしゃい。入部希望?」

シャロ「いえ、桜の紹介で、見学に……」

綾子「そっか。ま、ゆっくりしてってよ。……あら、あんた」

千夜「へ?」

綾子「美人だね。それに、弓が似合いそうだ。どうだい、ためしに一回」

千夜「わ、私は見学だけで……」

シャロ「……!」ピーン

シャロ「なに言ってんのよ、千夜。弓道ってかっこいいって、いつか言ってたじゃない」

千夜「シャロちゃん!?」

綾子「お、興味があるなら話は早い。さ、貸す道着くらいはあるからさ」ガシッ

千夜「ふえっ? あ、あああああああ」ズルズル

シャロ「…………」

シャロ「悪ふざけのつもりだったけど、ちょっと申し訳ない気持ちになってきたわ」

桜「お待たせしました。あれ、千夜さんは?」

シャロ「茶髪のイケメン美人に連れて行かれちゃった」

桜「…………?」

桜「ああ、部長のことですね?」

シャロ「あの人が部長さんだったのね」

桜「なんでも、美人は武道をしていなければならない、って考えを持ってるみたいで」

シャロ「ふーん、それで千夜に目を付けたのね」

大河「こんにちは、桜ちゃん」

桜「あ、藤村先生。こんにちは」

大河「この娘は?」

桜「私が見学に誘ったんです。今日転校してきた」

シャロ「桐間紗路です。はじめまして、藤村先生」

大河「あらー、礼儀正しい。いい娘ねー」

大河「育ちもよさそうだし、どこかのお嬢様かしら?」

シャロ(また誤解されてしまった)

桜「あと、向こうで部長に指導されてるのが宇治松千夜さんです」

「ほら、もっと力入れて!」

「も、もう限界……」

大河「すっごい疲れてるみたいだけど。何時間やってるの?」

シャロ「まだ十分も経ってないです」

大河「えー」

桜「ほんとに身体動かすの苦手なんですねえ」



――帰路――



千夜「もう、シャロちゃんったらひどいわー」

千夜「明日、筋肉痛で動けないかも」

シャロ「千夜は、もうちょっと鍛えた方がいいと思うの」

千夜「あら、シャロちゃんは筋骨隆々な私がお好み?」

シャロ「誰もそこまでは言ってないじゃない」

――宇治松邸・居間――


千夜「はい、はい……よろしくお願いします。はーい、失礼します」ピッ

シャロ「そういえば、千夜。昨日から誰に電話してるの?」

千夜「いろんな人よ。シャロちゃんの足を引っ張らなくて済むように、作戦を立ててるの」

シャロ「…………」

シャロ「千夜」

千夜「謝る必要なんてないわ。私が望んでついてきたんだもの」

シャロ「…………そう。ありがと、千夜」

千夜「それに、毎朝シャロちゃんのお味噌汁が飲めるなら、何も文句はないわ」

シャロ「私はあんたのお母さんか」

千夜「だって、シャロちゃんのお味噌汁美味しいんだもの。それに、安心するというか」

千夜「ダメかしら?」

シャロ「…………ま、まあ」

シャロ「褒められて嫌な気はしないけど」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。今日も閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

アオヤマ「以上でプロローグは終了です。次回の更新から、聖杯戦争がはじまります」

弟子二号「なので、次回は急に2か月後からお話が始まってしまいます」

弟子二号「それだとちょっとあれなので、今回はおまけとして、この2か月の間に起こるお話のいくつかを」

弟子二号「短編として投稿します」

アオヤマ「でも、すべてやるとプロローグが間延びしてしまいますので、皆さんに選んでいただきたいと思います」


ちょっとだけ短編やるよ↓1~(異なる数字が2つ選ばれるまで)


1、「シャロ、千夜、桜で勉強会」

2、「シャロ、千夜、桜でお買い物」

3、「シャロ、魔術の特訓」

4、「シャロ、雷が怖くて眠れない」

5、「千夜、綾子に目を付けられる」

6、「千夜VS学園前の坂道」

アオヤマ「投票ありがとうございます。既定数集まりましたので、打ち切りますね」

弟子二号「少し待っててください」

○シャロ、魔術の特訓


――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ(今までは、資料集めとか、生活のためにお金を使ってきたから、あんまり実践的な訓練ができてないわ)

シャロ(理論上は、私の魔術はほぼ完成してるはず……でも、それを実戦で発揮できるかというと……)

シャロ(せっかく、千夜が助けてくれてるんだから……少しでも実戦に応用できるように、訓練するべきね)


コンコン


シャロ「ん、千夜? 入っていいわよ」

千夜「どうしたの?せっかくのお休みなのに、籠っちゃって」

シャロ「ちょっと、魔術の訓練をしようと思って。だから、千夜。ちょっと……いえ、かなり」

シャロ「迷惑をかけるかもしれないわ」

千夜「お安い御用よ。それに、シャロちゃんに迷惑かけられたことなんてないんだから」

千夜「たまにはそういうのも、面白そうじゃない?」

シャロ「まったく、マイペースねえ」

千夜「私、出てた方がいい?」

シャロ「そうねえ……私の魔術は危険なものじゃないけど、まあ、万が一ってこともあるし。その方がいいわ」

シャロ「あと、悪いけど。今日は晩御飯、お願いしていい?」

千夜「わかったわ。じゃあ、できたころに呼びに来るわね」

シャロ「ん、よろしく」



千夜「魔術、かあ……」

千夜「そういえば、シャロちゃんが実際に魔術を使ったところって、見たことないわ」

千夜「コーヒー豆を使う、ってことは聞いてるけど、どんな魔術なのかしら」


ドタドタドタ


千夜「あら? まだ一時間も経ってないのに、もう下りてきたのかしら……?」


ガラッ


シャロ「いえーい! 千夜ー!」カフェインテンションハイ

千夜「あらあら?」

シャロ「お腹すいたー! ご飯にしよ!」

千夜「まだ早いんじゃない?」

シャロ「えー? でも、お腹すいた!」

千夜(酔っぱらってる……素人目には、いつものカフェイン酔いのシャロちゃんと同じに見えるけど)

千夜(どうなのかしら……?)

シャロ「千夜ー?」

千夜「あ、ごめんなさいね。ぼーっとしてたわ」

千夜「じゃあ、ご飯には早いから、お茶とお菓子でどう?」

シャロ「うん! 千夜のお茶、おいしいから好きよ!」

千夜「ありがとう。じゃあ、準備するから、座って待ってて」

シャロ「はーい!」

千夜「用意できたわよー」

シャロ「…………」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ「ぐー……」

千夜「あら、寝ちゃってる。朝から勉強してたみたいだし、疲れてたのね」

シャロ「うぅん…………千夜ぁ」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ「…………」

千夜「寝言かしら。ふふ、幸せそうな顔で私の夢を見てるなんて」

千夜「なんだか嬉しいわ」

○千夜VS学園前の坂道


千夜「はあっ、はあ……」

千夜「うっ」ガクッ

シャロ「千夜!」

千夜「うう、シャロちゃん、私はもうダメ、よ」

千夜「私のことは構わず、先に――――!」

シャロ「なに言ってるのよ、千夜!」


シャロ「茶番やってる暇がったら急ぎなさい! 遅刻するわよ!」

千夜「うう、もうほんとに、ダメ……」

シャロ「ああもう、道路に倒れこまない!」

シャロ「あ、違うんです! 病人とかじゃないので、お気になさらず……」

千夜「あ、もしかして、救急車とか呼んでくれたら楽に学校まで……」

シャロ「迷惑でしょ!」

千夜「シャロちゃん、おぶって……」

シャロ「私の方が小さいじゃない。無理言わないの」

千夜「じ、じゃあ……」

千夜「…………」

千夜「帰るしかないわね」

シャロ「なんでよ! もっと熱くなりなさいよ!」

千夜「ああ、ダメよシャロちゃん、あなたに熱血キャラは似合わないわ……」

シャロ「誰のせいで!」

千夜「……なんかシャロちゃん、こっちに来てからツッコミが鋭くなったわね。嬉しいわ」

シャロ「まあ、千夜がボケるんだから、私がツッコむしかないわよね」

シャロ「って、そんなことはどうでもいいの! 早く行かなきゃ!」

千夜「無理、力が出ないわ……」

千夜「そうだ、シャロちゃん。飲み物買ってきて……そしたら力が出る気がするわ」

シャロ「…………」

シャロ「はあ、仕方ないわね」


タッタッ


シャロ「ん、買ってきたわよ」

千夜「うん、ありがと……」

千夜「…………」ゴクゴク

千夜「ぷはあ。おいしかったわ」

千夜「さあ、帰りましょうか」

シャロ「もうボケは間に合ってるわよ! 早く行かないと……」


キーンコーンカーンコーン


シャロ「あっ」

千夜「あら」

シャロ「もう! 千夜が路上漫才なんて強要するから遅刻じゃない!」

千夜「私は楽しかったわよー」

シャロ「私も楽しかっ……って、違う! 急ぐわよ!」

千夜「ああ、あんまり引っ張らないで―」



――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「ご協力ありがとうございました。今回の更新はここまでです」

アオヤマ「予告したとおり、次回は二人が冬木に来てから約2か月後のお話からスタートです」

アオヤマ「それでは、またお会いしましょう。さようなら~」

弟子二号「お疲れ様でした」

――穂群原学園・教室――


桜「二人とも、もう冬木の生活には慣れましたか?」

シャロ「ええ。そろそろ二か月経つし、桜がいろいろ教えてくれたもの」

千夜「ほんとにありがとう」

桜「いえいえ。私も、二人と仲良くなれて楽しいですから」

桜「ところで、ふと思ったんですけど。私とシャロさんって、名字似てますよね」

千夜「そういえばそうね。二人とも珍しい苗字なのに……すごい偶然ね」



間桐と桐間、名字が似ているのは↓1(コンマ)



偶数、「少しだけ関係がある」

奇数、「偶然」

シャロ「…………」

千夜「シャロちゃん? どうかした?」

シャロ「……ううん、なんでもないわ。確かに珍しいなと思って」

シャロ(桜に言うべきことでも、ないだろうし)

シャロ(…………)

シャロ「…………ねえ、桜」

桜「はい?」

シャロ「…………↓1」


1、「魔術って、知ってる?」

2、「ごめん、なんでもないわ」

シャロ「…………ごめん、なんでもないわ」

桜「? そうですか?」

シャロ(迂闊に口にするような話じゃないわ。それに、桜にはお兄さんがいるって話だし)

シャロ(きっと関係ないわよね。彼女は間桐に生まれただけの、普通の女の子なんだから……)

千夜「今日のシャロちゃんは変ねえ。お腹すいてるの?」

シャロ「赤ちゃんじゃないんだから、お腹空いたくらいでおかしくなったりしないわよ」

桜「じゃあ、そろそろ帰りましょうか」

千夜「あら、桜ちゃん部活は?」

桜「今日はお休みなんです」

シャロ「そうなの。じゃあ、三人で帰りましょう」

桜「はい!」

――穂群原学園・校門――


士郎「お、桜ー!」

桜「あ、先輩!」

士郎「いま帰りか?」

桜「帰りというか、先輩のおうちに行くところです」

シャロ「もしかして……」

千夜「衛宮先輩?」

士郎「あれ、俺のこと知ってるのか?」

千夜「ええ、桜ちゃんが毎日のように……」

桜「わー! わー!」

士郎「さ、桜!? 急にどうした!?」

シャロ「ちょっと千夜! ここは空気を読んで……」

千夜「んー?」

シャロ「そうよね、あんたはわざとやるわよね」

士郎「あ、そういうお前たちは、桐間と宇治松だな」

シャロ「はい、桐間紗路です」

千夜「宇治松千夜です」

士郎「よろしくな。桜から話しは聞いてるぞ。仲のいい友だちができてうれしいって」

士郎「桜はこの2か月で前より明るくなった気がするけど、お前たちのおかげだな」

桜「ちょっ、先輩!?」

千夜「あらー、そんな風に思っててくれたのね、桜ちゃん」

シャロ「な、なんか恥ずかしいわね」

桜「一番恥ずかしのは私です……」

――衛宮邸・居間――


シャロ「で、なんやかんやで晩御飯をごちそうになったわけだけど」

シャロ「おいしい……! 高校生で、それも男の子でこの腕だなんて……!」

士郎「口に合ったみたいでよかったよ」

大河「いやー、急に桐間さんたちが来たのにはびっくりしたけど」

大河「二人ともいい子ねー。優秀な転校生が来たって、職員室で話題になるはずだわ」

シャロ「そ、そうだったんですか!?」

千夜「シャロちゃんがすごいんだもの、仕方ないわよ」

士郎「桜も、桐間に助けてもらったんだろ?」

桜「はい。苦手科目なんてなくて、すごく頼りになるんですよ」

シャロ「やめてぇ、あんまり褒めないでぇ……」

千夜「ふふ、シャロちゃんたら照れ屋なんだから」

――衛宮邸・玄関――


シャロ「お邪魔しました」

千夜「ごちそうさまでした」

士郎「おう。いつでも来ていいからな」

千夜「ありがとうございます」

桜「それじゃあ、先輩。また明日」

士郎「ああ、またな。気を付けて帰れよ」

シャロ「桜はここからだと、あっちの道を通るのよね?」

桜「はい。お二人とは逆方向ですね」

シャロ「↓1」


1、「暗くなっちゃったし、送っていくわよ」

2、「気を付けて帰るのよ。また明日ね」

シャロ「気を付けて帰るのよ。また明日ね」

桜「はい、また明日」

千夜「ばいばーい」



千夜「いい人ね、衛宮先輩。桜ちゃんが好きになるのもわかるわ」

シャロ「千夜はああいう人がタイプなの?」

千夜「え? うーん、どうかしら。自分のことはよくわからないけど」

千夜「でも、桜ちゃんとお似合いな気がしたのよ」

シャロ「ああ、それはわかるわ。でも、衛宮先輩は全く気付いてなさそうだったわね」

千夜「前途多難ねえ、桜ちゃん。あんなにいい娘なんだから、幸せになってほしいわ」

シャロ「そうねえ」

シャロ「…………はあ」

シャロ「いいのかしら」

千夜「どうしたの?」

シャロ「ううん。ただね、楽しくって、いいのかなって」

シャロ「戦うための準備はしてる。覚悟だって決めたつもり。でも……」

シャロ「ここでの生活が楽しいの。私は、戦いに来てるはずなのに……」

千夜「うーん……」

千夜「いいんじゃないかしら。だって、守りたいものが増えたんでしょ?」

シャロ「!」

シャロ「……そう、ね。ねえ、千夜。聖杯戦争が終わったら、桜を私たちの町に招待しない?」

千夜「いいわねー。きっと気に入ってくれるわよ」

千夜「そういえば、シャロちゃん。サーヴァントの召喚はいつするの?」

シャロ「そろそろ、ね。準備ができ次第、今夜にでもと思ってるわ」

千夜「そう……いよいよ、始まるのね」

シャロ「ええ。…………!」

シャロ「千夜!」

千夜「えっ?」



襲い掛かってきたのは↓1(コンマ1桁目)


123、「キャスターの竜牙兵」

456、「ランサー」

789、「アーチャー」

0、「バーサーカー」

ランサー「ほう、気付いたか」

シャロ(この感じ、人間じゃない……まさか)

シャロ(サーヴァント――――!)

ランサー「……なにしてる、はやくサーヴァントを呼び出さねえか」

シャロ「えっ……?」

ランサー「オレは死力を尽くした戦いを求めてんだよ。待っててやるから、とっととしな」

シャロ(私がまだサーヴァントを召喚してないことを知らない……?)

ランサー「……けっ、だんまりか。まあ、表に出たがらねえサーヴァントもいるからな。そういう方針なんだろうが……」

ランサー「それなら、丸腰のお前を殺さざるを得ない。命が惜しいなら」

ランサー「令呪でもなんでも使って、サーヴァントを呼ぶこった――――!」

シャロ「…………!」

千夜「し、シャロちゃん……」

シャロ(震えが止まらない……これが、サーヴァントの迫力、殺意……!)

シャロ(でも、私だって魔術師なんだから! 金欠で実践が足りてないから、机に向かって理論をこねくりまわすだけだったけど)

シャロ(こんなところで、死ねない……千夜を死なせるわけにも、いかない――――!)

シャロ「…………」ジャラッ

ランサー「コーヒー豆……? 変わった触媒だな、おい」

シャロ(お願い、成功してよね……!)

シャロ「――――『焙煎回路・速度特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」



魔術の効力判定↓1(コンマ1桁目)


1~6、「速度を少しだけ強化」

789、「速度を強化」

0、「速度を爆発的に強化」


※シャロの戦闘力は2(一般人より強い程度)なので、戦闘関連の判定は少し厳しめです

 シャロの魔力は9なので、魔術をうまく行使できれば大きな効果を発揮できます

 シャロの戦闘力など一部の設定は、前スレで決定しています。気になる方はそちらを参照してください

シャロ「っ……」

シャロ(ダメよシャロ! まだ完全に酔っちゃダメ……! 完全に酔うとどうなるかわからないんだから)

シャロ(でも、1時間のうちに2回までなら、完全に酔わずに効力を発揮できるはず……!)

ランサー「魔術で抗ってみるか……面白い!」

シャロ「千夜! 逃げるわよ!」

千夜「えっ? し、シャロちゃん!? お姫様抱っこなんて、大胆……」

シャロ「言ってる場合!? もうちょっと危機感もちなさいよ!」


ダッ


ランサー「!」

ランサー「ほう、速いな。肉体強化とは、変わった芸風だ」

慎二「なんで追わないんだ、ランサー!」

ランサー「オレがアレを追うとなれば、マスターを守る奴がいなくなるぜ?」

ランサー「なんせ、ちっとばかし本気で走らねえと追いつけそうもねえ」

慎二「構うもんか。こっちが気になるなら、さっさと殺して1分で帰ってくればいい」

ランサー「は、言うねえ。じゃ、ちょっくら行ってこようか――――!」

千夜「シャロちゃん速-い。これがシャロちゃんの魔術なのね」

シャロ「三流もいいところよ。ただの肉体強化なのに、使いすぎると酔っ払っちゃうんだから」

シャロ「どう、千夜? あいつ、追ってきてる?」

千夜「ううん、姿は見えないわ。諦めたのかしら?」

シャロ「…………そう考えるのは早計だわ。とりあえず、家まで走るから。もうちょっと我慢して」

千夜「わかったわ。…………ねえ、シャロちゃん」

千夜「私、重くない?」

シャロ「もう、ほんとに緊張感がないわね」

シャロ「大丈夫よ。ワイルドギースを抱えてるようなものだわ」

千夜「ふふ、ありがと」

千夜「! シャロちゃん、来たわ!」

シャロ「っ、さすがに速いわね……!」

シャロ(とはいえ、あの紅い槍を見る限り相手はランサー……ランサー相手にこれだけ逃げたなら上出来かしら)

ランサー「よお。ずいぶん遠くまで逃げたな」

シャロ「千夜、逃げて」

千夜「え……?」

シャロ「私がなんとかして、あいつを撒く。千夜はその間に家に戻って、儀式の準備をしておいて」

シャロ「もう大方終わってるけど。私の部屋に行けば、すぐにわかるわ」

千夜「…………わかったわ。シャロちゃん、無事で」

シャロ「ええ」


タッタッタッ


シャロ(ここからなら、千夜の足でもそう時間はかからないはず。それにしても……)

シャロ「逃がしてくれるのね」

ランサー「何かを守りながら戦うってのは、基本的にハンデになっちまう。ちょっとお前に興味がわいたからな、1対1でやりてえ」

シャロ「……高く評価されちゃったわね。期待外れでも知らないわよ」

ランサー「……さっきとは別人みたいだな。もう震えは収まったのか?」

シャロ「!」

シャロ(ひょっとして、ほろ酔いだからかしら……あんまり恐怖を感じないわね)

ランサー「まあいい……楽しませろよ、魔術師!」

シャロ「っ!」


ヒュヒュヒュヒュッ


シャロ(速い……!)

シャロ(間合いに入ってたらすぐに殺される……まずは距離を……)

ランサー「甘い!」

シャロ「!」


ヒュッ

ドスッ


シャロ「あっ!?」

シャロ(しまった、肩を……っ)

シャロ(い、痛い痛い痛い……! でも、ダメ……目を、逸らしちゃ!)

シャロ(まだ、始まってもいないんだから……! 私は、勝たなきゃ……)

シャロ「うあああああっ!」

ランサー「動きはまるきり素人、速度もアレの槍を回避するには少々足りん……にもかかわらず、ここまで避けるか」

ランサー「随分と魔術師らしくないな。その強さを、オレは知っている。生への執着……!」

ランサー「サーヴァントと戦うより早く、お前のような相手と出会えるとはな……」

シャロ(まだ、よ……! まだ、死ねないんだから……!)

シャロ「…………!?」ガクッ

シャロ(うそ、足が……!)

ランサー「だが、少々無理をしすぎたか? 安心しな、その奮戦に免じて、苦しまないように逝かせてやる――――!」

シャロ(ダメ、動いて…………私は、私は――――!)

カッ


ランサー「!?」

シャロ「…………!」

シャロ(私は、まだ儀式を行ってない。たぶん、千夜も間に合わなかった。だから、今の私が、サーヴァントを召喚できるはずはない)

シャロ(でも、わかる…………黒い鎧の、あなたが)

ランサー「黒い霧……!? バカな、こいつは……」

???「…………」



シャロ「あなたが、私のサーヴァントね」


――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「これにて、今回の更新は終了です。閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

アオヤマ「さあ、次回から本格的に本編がスタートします。安価頼みなので、この先どうなるかは私にもわかりません」

弟子二号「お疲れ様でした。次回の更新でお会いしましょう」


ところで今回間桐と桐間が関係ありってことになったけど今後物語に関わってくるのかな?

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。今日は更新を始める前に>>102さんの質問にお答えしますね」

弟子二号「あのコンマ安価によって、『間桐と桐間は関係がある』という設定が追加されました」

弟子二号「ただ、今後必ずしも、それに関わるお話が展開されるとは言い切れません。文学的に言えば、未来の可能性が一つ増えただけ」

弟子二号「ギャルゲ的に言えば、フラグが立ったけどルートに入ったわけじゃない、という感じです」

アオヤマ「要するに物語の進み方次第です。それによっては、「少しだけ関係がある」程度では済まなくなるかもしれませんし」

アオヤマ「逆に、全く触れずに終わってしまうかもしれません」

弟子二号「我々にも、この設定が今後どうなるかは予想できませんので、みなさんも、お気軽に閲覧、参加してもらえると嬉しいです」

アオヤマ「では、更新を始めますね~」

ランサー(そこにいるってのは分かるが…………そうか、あの霧)

ランサー(正体を隠す宝具、もしくはスキルってとこか)

ランサー「まあ、相手が誰だって関係ねえ! ちったあ粘れよ――――!」


ヒュヒュヒュッ


シャロ(なにあれ……! 私と戦ってた時より、ずっと速い……!)

???「…………」

ランサー「ほう、よく避けた。だが、何故武器をとらねえ? まさか、戦う気はないなんて言うつもりじゃないだろうな」

???「…………」スッ


ドガァンッ


ランサー「!」

シャロ「ど、道路を拳で粉々に……!? でも、何の意味が……?」

???「…………」ジャラッ


ヒュヒュヒュヒュッ


ランサー「石つぶてだと? そんなもん……」

ランサー「!」


ドドドドォン


シャロ「!? え、なになに!?」

ランサー「ほう…………!」

ランサー(道路に大穴が……ただの怪力じゃあ説明がつかねえな。それに)

ランサー(あの黒い霧の正確な効力が分からねえ以上、宝具を解放するも愚策……ここは退くべき、か)

ランサー(さて、マスターになんて言い訳しようかね)


タタッ

???「!」

シャロ「待って! 追わなくていいわ。帰りましょう」

???「…………」

シャロ「無口なの? …………ううん、そうじゃないわね。あなた、バーサーカーでしょ?」

バーサーカー「…………」コク

シャロ「喋れなくても、こっちの言葉は理解できるのね。それにしても、バーサーカーって四六時中暴れてるイメージだったけど」

シャロ「あなたは大人しいのね。安心した、わ……」フラッ

バーサーカー「!」ガシッ

シャロ「ああ、ごめんなさい……血を流しすぎちゃったかしら」

シャロ「帰りましょう。そしたら、自分でなんとかできる、から……」

――宇治松邸・シャロの部屋――


千夜「シャロちゃん! そのケガは……!?」

シャロ「大丈夫、よ……魔術をかけて、休んでれば治るわ……」

シャロ「出血は多いけど、傷は浅い、もの……」

シャロ「千夜も、疲れたでしょ? 今日はもう、休みましょう……」



――宇治松邸・居間――


千夜「あなたがシャロちゃんを助けてくれたのね。ありがとう」

バーサーカー「…………」

千夜「でも、どうして儀式なしで召喚出来ちゃったのかしら。バーサーカーさん、わかる?」

バーサーカー「…………」

千夜「うーん、無口な人ね。あ、そうだ」

千夜「↓1」


1、「また誰が襲ってくるか分からないわ。見張りをお願いしてもいい?」

2、「やっぱりシャロちゃんが心配だわ。いっしょに様子を見に行きましょう」

千夜「やっぱりシャロちゃんが心配だわ。いっしょに様子を見に行きましょう」

バーサーカー「…………」コク



――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「…………」

千夜「もう寝てたのね。血は止まってる……魔術ってすごいのねえ」

千夜「でも、ちゃんと魔術以外の処置もしといたほうがいいわよね……」

バーサーカー「…………」

千夜「あら、ごめんなさいね。暇だったわね」

千夜「でも、その鎧じゃ細かい作業は難しいし……鎧、脱げない?」

バーサーカー「…………」フルフル

千夜「うーん、それなら……手を握ってあげて。シャロちゃんは一人じゃないって、教えてあげて」

バーサーカー「…………」スッ

千夜(喋れないからよくわからないけど……きっと優しい人なのね)

千夜「よかったわね、シャロちゃん」

【2日目】


――???――


シャロ「…………」

シャロ「んぅ……あれ、ここ、どこだろう」

シャロ「お城……? でも、なんだか風景がぼんやりしてるわね」

シャロ「…………」

シャロ「…………」

シャロ「あ。夢だわ、これ」

――シャロの夢――


シャロ「うーん、でも、夢だと分かったところでどうしようもないわね」

シャロ「なんか目の前に扉があるし。せっかくだから開けてみましょう」


ギィィィィ


シャロ「わあ、大きな部屋。……あら、誰かいるわね」

???「…………」

シャロ(誰このイケメン……でもなんか、初めて見た気はしない……)

シャロ「! もしかして、バーサーカー?」

バーサーカー「はい。こうして言葉を交わすのは初めてですね、マスター」

シャロ「ちょっ、どういうこと? サーヴァントの記憶が夢を通して流れてくることは知ってるけど」

シャロ「サーヴァントの意識と直接つながるなんて、聞いたことないわよ」

バーサーカー「それは私にもわかりかねます。ここにいる私は、マスターの夢が作り上げた幻想にすぎないのかもしれません」

シャロ「そっちの方が信憑性があるわね」

バーサーカー「しかし、どうでしょう。ここは、私が現実のバーサーカーの意志だと仮定して、語り合うというのは」

シャロ「なるほど、それもいいわね。せっかくだし、聞きたいことがたくさんあるんだけど」

バーサーカー「ただ、あまり時間がありません。質問でしたら、ひとつが限度でしょう」

シャロ「そうねえ…………↓1」



1、「あなたの真名と、サーヴァントとしての能力(スキルや宝具など)について教えてちょうだい」

2、「どうして聖杯戦争に参加したの?」

3、「あなたの召喚に関して、分からないことだらけなの。何か知らない?」

シャロ「あなたの真名と、サーヴァントとしての能力について教えてちょうだい」

シャロ「契約したサーヴァントに、こんなこと聞くのも悪いけど……」

バーサーカー「いえ、お気になさらず。私の名は、ランスロット」

シャロ「ランスロット……!? もしかして、円卓の」

バーサーカー「光栄ですね、すでにご存じとは」

シャロ「知らない人の方が少ないわよ。なるほど、強いわけだわ」

バーサーカー「ありがとうございます。マスターが優秀であるからこそ、です」

シャロ「ほ、褒めても何も出ないわよ」

シャロ「円卓最強の騎士は、お世辞も上手なのね」

バーサーカー「本心を申し上げたまで。並の魔術師では、狂化した私を維持することもできません」

シャロ「……そこまで言うなら、素直に受け取っておこうかしら」

バーサーカー「スキルについてですが、私が保有しているのは」

バーサーカー「狂化、対魔力、精霊の加護、無窮の試練の4つです」

シャロ「ふむ、なるほど……」

シャロ「ほかは何となくわかるけど、無窮の試練って?」

バーサーカー「これは、私の精神的制約を無視して、十全の戦闘能力を発揮するスキルです」

バーサーカー「これによって、私は狂化と生前の戦闘技術を両立できるのです」

シャロ「バーサーカーなのに、戦闘技術を失ってない……頼もしいわね、バーサーカー」

バーサーカー「宝具ですが、私は3つ所有しています」

シャロ「3つも!? さすがね」

バーサーカー「まず、『騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)』」

バーサーカー「手にしたものに、私の宝具という属性を付加する宝具です」

シャロ「ああ、それで道路の残骸が隕石みたいになってたのね」

シャロ「なんでもいいの?」

バーサーカー「いえ、私が武器だと認識できるものに限られます」

シャロ「なるほど……」

バーサーカー「次に、『己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)』」

バーサーカー「本来は変装と隠蔽の宝具なのですが、狂化の影響で変装は使えなくなっています」

シャロ「あの、もわもわー、ってなってる黒い霧みたいなの?」

バーサーカー「はい」

バーサーカー「3つ目は……」


ガラガラガラ


シャロ「! 城が崩れて…………!?」

バーサーカー「対談は終了、ということでしょう。楽しかったですよ、マスター」

シャロ「バーサーカー。また、会える?」

バーサーカー「さあ、どうでしょうか。あなたが夢を見れば、また会えるかもしれませんし」

バーサーカー「もう会えないかもしれません」

バーサーカー「それでは、マスター。あなたの戦いに、光があらんことを――――」

シャロ「待って、バーサーカー……!」

――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「バーサーカー!」ガバッ

シャロ「…………夢、か。そうよね」

シャロ「って、ん?」

千夜「すぅ、すぅ…………」

シャロ「千夜? なんでこんなとこに……あれ、私包帯なんて巻いたっけ……?」

シャロ「!」

シャロ「……もう、あんただって疲れてたでしょうに」

シャロ「…………ありがと、千夜」

シャロ「……? なんか左手が冷たい……」

バーサーカー「…………」

シャロ「わあっ!?」ビクッ

シャロ「び、びっくりした……バーサーカー、すっとそばにいてくれたの?」

バーサーカー「…………」

シャロ「そっか、ありがと」

シャロ「あ、もう離していいわよ。私は大丈夫だから」

バーサーカー「…………」スッ

シャロ「さて……学校はどうしようかしら」


↓1


1、「情報収集も兼ねて、学校には行こう。バーサーカーは霊体化させとけば大丈夫よね」

2、「あんまり出歩くのは得策じゃない気も……学校はしばらくサボるべきね」

シャロ「情報収集も兼ねて、学校には行くべきね」

シャロ「バーサーカー。出歩くときは、霊体化しててね」

バーサーカー「…………」コク

シャロ「時間には余裕があるし、千夜を起こすのは後でいっか」



――穂群原学園・教室――


桜「おはようございます、シャロさん、千夜さん」

千夜「おはよう、桜ちゃん」

シャロ「おはよう。昨日はお世話になったわね」

桜「いえいえ。先輩も藤村先生も喜んでましたよ」

千夜「よかった。また遊びに行くわね」

桜「はい。……あ、でも」

桜「先輩の都合が悪いみたいで。しばらくは来客は断るそうです」

シャロ「あら、そうなの?」

千夜「残念ねえ」

桜「そろそろ授業が始まりますね」

千夜「そうね、準備しなきゃ。……シャロちゃん、どうかした?」

シャロ「えっ? ううん、なんでもないわ」

シャロ(バーサーカー、霊体化してるとはいえ、真後ろに無言で立たれると)

バーサーカー(…………)

シャロ(すっごい緊張するわ。なんだろう、授業参観的なえげつない緊張感…………)

シャロ(このままだと授業に集中できそうもないわ……どうしよう)



授業中、バーサーカーには↓1


1、「やっぱりそばにいてもらう」

2、「屋上で待機しててもらう」

シャロ(まさか、授業中に襲撃があるとは考えにくいし)

シャロ「バーサーカー」ボソッ

シャロ「悪いけど、授業が終わるまで屋上で待ってて。終わったら迎えに行くから」

バーサーカー(…………)コク





キーンコーンカーンコーン


桜「はあ、今日も一日、終わりましたねえ」

千夜「お疲れ様。あれ?」

シャロ「…………」

桜「シャロさんが居眠りなんて、珍しいですね」

千夜(昨日の今日だもの、疲れてたのね……)

桜「私は部活に行ってきますけど……千夜さんは?」

千夜「シャロちゃんが起きるまで待ってるわ」

桜「わかりました。シャロさんによろしく言っておいてください」

千夜「はーい。また明日ね」

シャロ「…………ん、ふぁあ」

シャロ「……あれ?」

千夜「おはよう、シャロちゃん」

シャロ「もう、起こしてくれればよかったのに。もうすぐ暗くなっちゃうじゃない」

千夜「気持ちよさそうに寝てるんだもの、そんなことできないわ」

千夜「それに、シャロちゃんの寝顔可愛いんだもの」

シャロ「ちょっ、なに言ってるのよ!?」

千夜「思ったことを言っただけよ。さ、帰りましょ」

シャロ「そうね、バーサーカーも待たせちゃってるし」

シャロ「…………?」

千夜「どうしたの、シャロちゃん?」

シャロ「なにか聞こえる……なにかしら、これ」

ドォン


千夜「砲撃音……?」

シャロ「夕方の学園でそんな音するわけ……!」

シャロ「まさか、魔術師……!?」

千夜「え?」

シャロ「たぶん、魔術師同士が戦闘してるのよ。偵察に行くのもありだけど、ここは慎重に……」


「やめろ、遠坂!」


千夜「! 今の声……」

シャロ「衛宮先輩……!?」



どうする?↓1


1、「逃げる」

2、「様子を見に行く」

シャロ「っ…………」

シャロ「行くわよ、千夜!」



士郎「遠坂!」

凛「ふん、サーヴァントも連れずにのこのこと外に出る衛宮君が悪いのよ。なに、夜じゃなければ安全だと思ったの?」


ドォン


凛「よく避けるわね……いい? 衛宮君。あなたみたいな心構えじゃあ、あっさり殺されちゃうの。だから」

凛「そうなる前に、私が穏便に終わらせてあげるって言ってるのよ――!」


ドドドドドッ

ガッシャァァァン


士郎「これのどこが穏便なんだあああ! 殺す気じゃないか!」

凛「うるさいわね! ちょろちょろ逃げ回る衛宮君が悪いのよ――――!」


ドドドドドドドッ

ガッシャァァァァン

凛「今のは仕留めたと思ったけど……肉体強化、ね。やるじゃない」

士郎「き、桐間!?」

シャロ「大丈夫ですか、衛宮先輩」

凛「みっともないわねえ、衛宮君。女の子に抱えられちゃって」

士郎「ほっとけ!」

凛「……で、あなたは何しに来たの? 王子様のピンチに駆けつけるお姫様?」

士郎「そんなアグレッシブな姫は嫌だな……」

シャロ「通りすがりの魔術師よ。弱い者いじめなんて、恰好悪いわね、遠坂の魔術師さん?」

凛「言ってくれるじゃない。魔術師で、しかも邪魔するっていうなら、容赦はしないわよ――――!」


ドドドドドッ


シャロ(バーサーカーが来るまで、ほんの数十秒……持ちこたえる――――!)

シャロ(すでに1回使ってるけど……もう1回なら、いけるはず)

シャロ「――――『焙煎回路・視力特化(カフェインスペル・ヴィジョンブレンド)』!」


魔術効力判定↓1(コンマ1桁目)

1~6、「視力、動体視力が上昇」

789、「視力、動体視力が大きく上昇」

0、「視力、動体視力が爆発的に上昇+α」

シャロ「っ…………」

シャロ(いけるわ、まだ……!)

シャロ「衛宮先輩は教室に!」

士郎「っ、わかった!」


ガッシャァァァァン


凛「…………へえ、今のを避けるなんてね」

凛(動きは素人のそれなのに、完全に避けられたわね……もう少し、様子を見ましょうか)


ドドドドドドッ


シャロ(辛うじて、見える……! いくら速くても、軌道が直線なら)


ガッシャァァァァン


シャロ(私にも避けられる!)

凛「これは…………心してかかる必要がありそうね」

シャロ(少なくとも、この距離ならあれを避けるだけでやり過ごせる……けど、ほんとうにそれだけ?)


ドドドドドドドッ


シャロ「っ!」

シャロ(まだ数が増えて……!)


ガッシャァァァン


凛「まだまだぁ!」


ドドドドドドドドドドドッ


シャロ(このまま、避けるだけでいいの……? バーサーカーが来るまで、耐えられる……?)



どうする?↓1


1、「バーサーカーが来るまで、回避に専念」

2、「攻撃こそ最大の防御。突撃」

シャロ(ううん、折れちゃダメ……! 耐えるのよ、バーサーカーが来るまで……!)


ガッシャァァァァァァン


シャロ「はあ、はあ……」

凛「しぶといわね……今度こそ」

凛「……!」

バーサーカー「…………」

凛「サーヴァント……! なるほど、令呪をケチって、時間稼ぎしてたってわけね」

シャロ「三本しかないんだから、節約しなきゃね」

シャロ「バーサーカー! 取り押さえて!」

バーサーカー「――――!」

凛「殺せ、じゃないのね。その甘さ、いつか身を滅ぼすわよ」


ヒュッ


バーサーカー「!」

千夜「消えた……?」

シャロ「うそ、転移魔術!? そんなの、簡単に使えるはずないのに……」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「今日も閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

アオヤマ「聖杯戦争2日目、凛さんを撃退したところで、今回の更新は終了です」

弟子二号「シャロさんはこの先生きのこれるのか? それでは、次回の更新でお会いしましょう」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

――穂群原学園・教室――


士郎「まさか桐間も魔術師だったとはなあ」

士郎「ともあれ助かったよ。ありがとう」

シャロ「衛宮先輩に何かあったら、桜が悲しみますから」

千夜「あ。もしかして、先輩の都合っていうのは……」

士郎「ああ、聖杯戦争のことだ。桜を巻き込むわけにはいかないからな」

士郎「桐間たちも巻き込みたくない、とも思ってたけど……」

シャロ「ご心配なく。当事者ですから」

千夜「不思議な縁ねえ」

ガラッ


ライダー「まったく、帰りが遅いから心配して来てみれば」

ライダー「敵マスターと仲良くお喋りとはどういうことですか、シロウ」

士郎「げっ、ライダー!」

千夜「ファッションモデルの英霊かしら?」

シャロ「そんなカテゴリの英霊なんているのかしら……」

シャロ(でも、すっごくスタイルいいわね……目元は見えないけど、たぶん美人だわ)

シャロ「…………」ズーン

士郎「桐間、どうした?」

シャロ「何でもありません……ぐすっ」

シャロ「千夜、あとで牛乳買いに行くわよ」

千夜「あら、カルシウム不足?」

ライダー(せっかくですし、名前を聞いても?)

ライダー「金髪のあなた、可愛らしいですね」

シャロ「ふぁっ!?」

士郎「なに口説いてんだ」

シャロ「じゃあ、そろそろ帰ろうかしら」

士郎「今更なんだけど、戦わなくていいのか?」

シャロ「私たちの目的は聖杯そのものじゃなくて、聖杯を託すことですから」

千夜「衛宮先輩なら、悪用しないもの」

ライダー「随分と信用されていますね、シロウ」

士郎「はは、そうだな。ライダーは、それで?」

ライダー「双方に戦う意思がないのなら、私が出しゃばることもないでしょう。彼女はシロウの恩人のようですし」

シャロ「じゃ、帰りましょ。行くわよ、バーサーカー。…………バーサーカー?」

バーサーカー「…………」

シャロ「どうしたのかしら」

千夜「助けてあげたのに放置されてたから、いじけてるんじゃない?」

シャロ「稀代の英雄がそんな……」

バーサーカー「…………」

シャロ「…………」

シャロ「助けてくれてありがとね、バーサーカー」

バーサーカー「!」

シャロ「喜んでる、のかしら……?」


――穂群原学園・校門――


士郎「俺たちはまっすぐ帰るけど、桐間たちはどうする?」

シャロ「うーん……」

シャロ「↓1」


1、「私たちも帰りますから、途中まで一緒に行きましょう」

2、「そういえば、まだ教会に行ってなかったわ。帰り道とは逆だけど、行ってきます」

シャロ「そういえば、まだ教会に行ってなかったわ。帰り道とは逆だけど、行ってきます」

士郎「教会、か……」

千夜「あら? どうかしました?」

士郎「いや、なんとなくだけど、あそこの神父が苦手でさ……教会と聞いて、ちょっと身構えちまったんだよ」

士郎「得体が知れないっていうか、底が見えないっていうか……」

ライダー「私も、彼からは良い印象を受けませんでしたね。気を付けておいた方がいいかもしれません」

シャロ「わ、わかったわ」

ライダー「ああ、そうだ。シロウを助けてくれたお礼、としては安いかもしれませんが、一つ忠告を」

ライダー「柳洞寺には用心してください」

千夜「んー? よくわからないけど、ありがとう、ライダーさん」

シャロ「先輩は、明日から学校はどうします?」

士郎「よっぽどのことがない限りは登校するよ。今度はライダーを連れてくるようにするけど」

ライダー「マスターとしては、それが当然の振る舞いです」

士郎「ははは……」

千夜「衛宮先輩って、尻に敷かれるタイプかしら」

シャロ「私もそう思うわ」

――冬木教会――


シャロ「もう暗くなっちゃったわねー。挨拶だけしてくるから、二人はここで待ってて」

千夜「はーい」

バーサーカー「…………」コク


ギギギィィィィ


綺礼「おや、こんな時間に来客とは」

シャロ「桐間紗路です。少し遅くなったけど、聖杯戦争に参加する旨を伝えに来ました」

綺礼「ほう……?」ジー

シャロ「な、なに……?」

綺礼「…………」



綺礼は、シャロが8人目のマスターだということを↓1(コンマ)


偶数、「教えてくれる」

奇数、「教えてくれない」

綺礼「いや、なんでもない。ただ、此度の戦争は前回と違い、若い世代の争いになるのだと思ってな」

シャロ「若い……?」

綺礼「おっと、ほかの参加者の情報を漏らすのはフェアではなかったか。今のは忘れてくれ」

シャロ「は、はあ」

綺礼「聖杯戦争について、なにか聞きたいことは?」

シャロ「とくにありません。今日は、あいさつに来ただけですから」

綺礼「そうか。そういえば、名を聞いていなかった。私は言峰綺礼。冬木教会の神父であり」

綺礼「この聖杯戦争の監督役を務める」

シャロ「私は、桐間紗路です」

綺礼「桐間紗路。健闘を祈る。もしもの時は、ここを頼るといい」

シャロ「そうなるつもりはありません」

シャロ「それじゃ、失礼します」


ギギギィィィィィ

バタン


綺礼「8人目、か。荒れそうだな、今回の聖杯戦争も」

ダダダダダダ


綺礼「む?」

セイバー「綺礼!」

綺礼「どうした、セイバー?」

セイバー「どうしたではない! アレは何とかならないのか!?」

ギルガメッシュ「ははは! セイバー、アレとはご挨拶だな! この我が、閨をともにしてやろうと言っているのに」

セイバー「英雄王は黙っていてください! 私は綺礼と話をしているんです!」

綺礼「添い寝くらいしてやってもいいだろう」

セイバー「会話になっていない! どうしてあなたは私が苦しむ顔を愉しそうに眺めるんだ!」

ギルガメッシュ「愚問だな、セイバー。それこそが」

綺礼「愉悦」

セイバー「くっ……確かに私の生き様は、褒められるようなものではなかったかもしれない。だが、それでも!」

セイバー「最初のマスターがだまし討ちに倒れ、奪われた令呪で主替えに賛同させられたうえに」

セイバー「拠点では10年前に私に求婚してきた英雄王がニート生活を満喫している!」

セイバー「挙句、2画目の令呪を『ギルガメッシュと仲良くやれ』などという寝言に使われた!」

セイバー「罰だとしてもあんまりだ! 英霊の身でありながら、胃潰瘍で死んでしまう!」

綺礼「ほう、あの令呪、効果があったのか?」

セイバー「てきめんですよ……あの命令のせいで、私はギルガメッシュに全力で攻撃できなくなった」

セイバー「正当防衛すらままならないのです! だからこうして、逃げるしかない」

綺礼「ふむ、あの命令がなければ、セイバーの本気の反撃を受けるギルガメッシュが見れた、というわけか」

綺礼「…………」

ギルガメッシュ「おい綺礼。なぜ残念そうな顔をしている」

綺礼「気のせいだろう」

綺礼「ところでギルガメッシュ。2画目の令呪は『ギルガメッシュを愛せ』でなくてよかったのか?」

ギルガメッシュ「たわけ。初めから服従している女を我が物としてなんになる」

ギルガメッシュ「手に入れてから躾けてこそ意味があるのだ。そんなこともわからぬとは、10年たっても女には興味なしか?」

綺礼「そうだな。まあ、お前に困らされているセイバーを眺めるのは、悪くないが」

ギルガメッシュ「はははは! そうだろう!」

セイバー「帰りたい」

帰り道、シャロたちは↓1(コンマ1桁目)


123、「誰とも遭遇しない」

456、「キャスターの竜牙兵と遭遇」

78、「アーチャーと遭遇」

9、「ランサーと遭遇」

0、「バーサーカーと遭遇」

――宇治松邸・居間――


シャロ「警戒してたけど、無事に帰ってこれてよかったわ」

千夜「お風呂もご飯も終わって、あとは寝るだけね」

シャロ「そうね。じゃあ、バーサーカー。今日は見張りをお願いしていいかしら」

シャロ「なにかあったら起こしてね」

バーサーカー「…………」コク

シャロ「じゃ、おやすみ。千夜、バーサーカー」

千夜「おやすみなさい」

バーサーカー「…………」



【2日目・終了】



シャロはバーサーカーの夢を↓1(コンマ)


偶数、「見る」

奇数、「見ない」

――シャロの夢――


シャロ「……夢、ね。また来ちゃった」

シャロ「でも、今日はお城じゃないわね。小さな村、かしら」

バーサーカー「マスター」

シャロ「バーサーカー! また会えたわね」

バーサーカー「はい。私もうれしいです」

シャロ「そうだ、今日はありがとう。助けてくれて」

バーサーカー「この身はあなたの剣。たとえ狂気に身を落としていようとも、それは変わりませぬ」

バーサーカー「それに、お礼を言いたいのは私の方です」

シャロ「え?」

バーサーカー「あの局面で、あなたは自らの身を危険にさらして、あの少年を助けに行った」

バーサーカー「あなたのサーヴァントであることを、私は喜んでおります」

シャロ「……なんか、会うたびに褒められてる気がするわ。あなたの処世術もなかなかね」

バーサーカー「本心なのですが……」

バーサーカー「まあ、騎士団にもいろいろありましたからね。処世術も、まったく心得がないとは言いません」

シャロ「最強の騎士も大変だったのね」

シャロ「ねえ、今日も時間がないの? たくさんお話したいんだけど」

バーサーカー「どうやら、夢という世界はひどく不安定のようですから。今回も、そう長くはもたないでしょう」

バーサーカー「なにをお話になるかは、マスターが決めてください」

シャロ「ありがと。じゃあ…………」



何を話そうか↓1



1、「3つ目の宝具について聞いてみる」

2、「凛との戦闘のあと、本当にふてくされていたのか聞いてみる」

3、「聖杯に託す望みを聞いてみる」

4、「儀式なしで召喚できたことなどのイレギュラーについて聞いてみる」

シャロ「私、儀式とか魔法陣とかなしにあなたを召喚しちゃったの。どういうことか、わからない?」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「私は、魔術についてあまり詳しくありませんから、これから語ることが、真実であるとは保証できません」

バーサーカー「それでも、よろしいですか?」

シャロ「ええ。あなたの見解を聞かせてほしいの、バーサーカー」

バーサーカー「わかりました。それでは、お話ししましょう。ただ、その前に」

バーサーカー「私が第4次聖杯戦争に参加していたということを、お伝えしなければなりません」

シャロ「え……? ち、ちょっと待って! どうしてそれを」

バーサーカー「覚えているのか、ですか。それも含めて、これからお話しします」

バーサーカー「私の魂は第4次聖杯戦争で敗北した際、聖杯に取り込まれました。しかし、あの聖杯は、結局使われなかった」

シャロ「使われなかった……?」

バーサーカー「仔細はわかりかねますが、破壊されたのです。ですから、前回からわずか10年で再び聖杯戦争が始まった」

バーサーカー「ただ、使用ではなく破壊だったからか、あるいはほかの理由からか……私の魂は、この冬木に留まりました」

バーサーカー「そのためではないでしょうか。マスターの生きたい、あるいは助けたいという願いに聖杯が反応し」

バーサーカー「私が召喚された……何の根拠もありませんが、私はこう考えています」

シャロ「だから前回の戦争のことも覚えてる、ってこと。途方もない話ね…………」

シャロ「でも、私は信じるわ。なんか召喚できちゃった、っていうよりずっと説得力があるもの」

バーサーカー「信じてくださるのですか」

シャロ「もちろん。話してくれてありがと」


ガラガラガラ


シャロ「あっ……もう、終りなのね」

バーサーカー「また会えますよ、マスター。夢の中で、お待ちしています」

シャロ「うん。またね、バーサーカー」

【3日目】


――宇治松邸・シャロの部屋――


ユサユサ


シャロ「う、うぅん……」

シャロ「……ん、あれ、バーサーカー?」

バーサーカー「…………」

シャロ「どうしたの?」

バーサーカー「…………」

シャロ「どこ指差してるの? 床? ううん、一階?」

バーサーカー「…………」コク


――宇治松邸・玄関――


シャロ「ありがとうございました」

シャロ「宅配便……にしては恰好が怪しかったわね。誰だったのかしら。それに」

シャロ「この大きな木箱はいったい……」

――宇治松邸・居間――


バーサーカー「…………」ガシャン

シャロ「ありがと、バーサーカー。結構重いんだもの、助かったわ」

シャロ「けど、ほんとうに何なのかしら、これ」

千夜「おはよー」

シャロ「おはよう、千夜。ねえ、さっきこれが届いたんだけど、心当たりない?」

千夜「あ、もう来たのね。仕事が早いわあ」

シャロ「お金とかは請求されなかったけど、これ、なに?」

千夜「実はね、バーサーカーさんの能力を聞いて、思ったの。ふさわしい武器が必要なんじゃないかって」

千夜「それで、例のコネを生かして、名刀を取り寄せてみたの。電話したのは昨日だったんだけど」

バーサーカー「!」

シャロ「そうだったの……ありがとね」

シャロ「でも、なぜに日本刀? バーサーカーは日本刀を使ったことなんてないと思うけど」

千夜「私もそう思ったんだけど……私、西洋の剣には詳しくないから、偽物をつかまされちゃうかもしれないでしょ?」

シャロ(日本刀なら真贋の鑑定ができるのね……宇治松家も底が知れないわ)



千夜がコネを駆使して入手した名刀↓1(コンマ)



01~33、「鬼丸国綱」

34~66、「へし切長谷部」

67~99、「太郎太刀」

00、「天叢雲剣」

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「こんばんは。千夜さんがへし切長谷部を取り寄せたところで、今回の更新は終了です」

弟子二号「閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

アオヤマ「今後も独自の設定が出現してくると思います。どうか、寛大な心でお楽しみいただければ幸いです」

アオヤマ「ところで、へし切長谷部について少し解説しておきましょう」

アオヤマ「へし切(圧し切り)とは、押し付けて切る、という意味です」

弟子二号「有名な刀ですね。無礼を働いた茶坊主を、棚ごとへし切った逸話とともに伝わる」

弟子二号「織田信長の愛刀です」

アオヤマ「皆さんの世界では国宝として福岡市博物館に所蔵されている名刀ですが、この世界では民間に出回っていたようですね」

弟子二号「では、次回の更新でお会いしましょう」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

千夜「へし切長谷部っていう刀なんだけど」

シャロ「よくそんなの手に入ったわね」

シャロ「問題はバーサーカーが日本刀を使えるかどうかだけど……あれ、バーサーカー?」

千夜「庭の方に走って行ったわよ」

シャロ「自分の為に武器を用意してくれたから、テンション上がってるのかもしれないわ」

千夜「バーサーカーさん、人間らしいところあるのね」

シャロ「セイバーとして召喚してあげたかったわ」

――宇治松邸・庭――


ヒュッ


シャロ「バーサーカー、なにしてるの?」

千夜「素振りかしら……?」


ヒュッ


シャロ「! 違うわ、千夜。バーサーカーの足元……」

千夜「足元……? あっ」

千夜「木の葉が真っ二つに……!」

シャロ「ここまで使いこなせてるなら心配なさそうね……どう、バーサーカー? 気に入った?」

バーサーカー「…………!」コクコク

シャロ「二回も頷くなんて、よっぽど気に入ったのね」

千夜「よかったわ。それにしても、バーサーカーさんが持つと、黒くなっちゃうのね」

千夜「なんかカッコいいわ……」

――穂群原学園・校門――


千夜「あ、桜ちゃん。おはよう」

桜「おはようございます」

シャロ「おはよ。教室までいっしょに行きましょ」

桜「はい。そうだ、シャロさん。昨日はよく眠れましたか?」

シャロ「うっ……桜にも見られてたのね」

桜「寝顔、可愛らしかったですよ」

シャロ「もう、桜まで私をからかう……」

――穂群原学園・教室――


シャロ(昨日みたいなことがあるとまずいから、やっぱりバーサーカーにはそばにいてもらうことにしたわ)

シャロ(でも……)

バーサーカー(…………)ジー

シャロ(やっぱり緊張するわね……)




キーンコーンカーンコーン


桜「シャロさん、今日は調子悪かったですね? 体調、悪いんですか?」

シャロ「ううん、そうじゃないんだけど」

千夜「そういうときは、ご飯を食べて元気出しましょ」

シャロ「別にお腹すいてたから調子悪かったわけじゃ……」



昼休み、どうしますか?↓1


1、「千夜、桜といっしょに昼食」

2、「二年生の階に様子を見に行く」

シャロ「…………」

桜「シャロさん? どうしましたか?」

シャロ「ちょっと用事を思い出したの。すぐ戻るから、二人で先に食べてて」


タタッ


桜「どうしたんでしょうか……?」

千夜「ああ言ってることだし、先に食べてましょ。そうだ、桜ちゃん。衛宮先輩と、どう? 進んでる?」

桜「えっ? な、なんのことで……」メソラシ

千夜「私もシャロちゃんも、応援してるわよー」

桜「も、もう、千夜さん……!」

――穂群原学園・廊下――


ガラガラ


シャロ「失礼しましたー」

シャロ(こんなとこで処世術が役に立ったわね……違和感なく情報を聞き出せたわ)

シャロ(まとめると、衛宮先輩は登校してるけど教室にはいない)

シャロ(遠坂凛は欠席、ね……考えるべきはどうして今日休んだかじゃなくて、どうして昨日来てたかよね)

シャロ(まあ、遠坂凛が欠席してる、ってだけでも情報としては十分だけど……どうしようかしら)

シャロ(衛宮先輩は生徒会室にいるみたいだけど……)



どうする?↓1



1、「士郎に会いに行く」

2、「お昼食べる時間が無くなりそう。戻る」

――穂群原学園・生徒会室――


コンコン


士郎「ん? 開いてますよー」

一成「どうして衛宮が返事をするのだ」

士郎「はは、悪い。ここに入り浸るのも慣れちまって」


ガラガラ


シャロ「失礼します」

士郎「あれ、桐間?」

一成「衛宮の客か」

士郎「一成、悪いけどちょっと席外すよ」

一成「…………」

一成「いや、俺が出よう」

士郎「え?」

一成「深刻な話のようじゃないか。あまり長く使われると困るが、少しなら問題ない」

士郎「そっか、ありがとな」

一成「遠坂のような女狐には貸せんが、彼女は見るからに真面目そうだからな」

シャロ「なんか、悪いことしちゃいましたね」

士郎「気にするな、一成も苦だとは思ってないさ」

士郎「それで、どうした? なにか話があるんだろ?」

シャロ「はい。遠坂凛が欠席してることについて、先輩の意見も聞いておきたくて」

士郎「そうだな、俺も気になってた。聖杯戦争が始まったからひきこもる、っていうなら、昨日来てたのは変だもんな」

シャロ「先輩もそう思いますか? 私は、昨日は様子見だったんだと思います。この学園に、マスターがいるかどうか」

士郎「それっぽいな……けど、遠坂ほどの魔術師なら、使い魔を飛ばせば済んだはずだ。わざわざ本人が来たってのは……」

シャロ「うーん……」

シャロ「↓1(コンマ1桁目)」



1~6、「よくわかりませんね」

7~0、「そういえば、どうしてサーヴァントを連れてきてなかったんでしょうか?」

シャロ「よくわかりませんね」

士郎「そうだな。まあ、俺も考えてみるよ。何かわかったら、また話そう」

シャロ「はい」

士郎「さて、そろそろ昼休みも終わりか……」

シャロ「あ!」

士郎「どうした?」

シャロ「いえ、すぐ戻ると思ってたので、お弁当を教室に……」

士郎「今から戻ってもあんまり時間がないしな……あ、そうだ」

士郎「ちょっと食ってくか? 今日のは桜が作ってくれたんだけど……」

シャロ「あれ、桜は家に上げてるんですか?」

士郎「いや、断るつもりだったんだけど……あいつ、ここぞって時に押しが強いからさ」

士郎「朝の手伝いは、結局お願いしてるんだ」

シャロ(ふーん、桜、頑張ってるじゃない)

シャロ「あ、おいしい! やるわね、桜」

士郎「だろ? 随分上達したよなあ」

シャロ「…………ん?」モグモグ

シャロ「桜の料理の師匠って、衛宮先輩なんですか?」

士郎「師匠って程じゃないさ。多少教えたことはあるけど」

士郎「桜ががんばったからだよ」



――穂群原学園・廊下――


士郎「それじゃあな、桐間」

シャロ「はい。柳洞先輩にもよろしくお伝えください」

――穂群原学園・教室――


キーンコーンカーンコーン

ダダダッ


シャロ「あぁ、間に合った!」

千夜「遅かったわね、シャロちゃん。お昼、どうしたの?」

シャロ「ああ、それなら心配ないわ。ちょっと少ないけど、午後の授業くらいは大丈夫よ」

シャロ「ごちそうさま、桜」

桜「え…………?」

シャロ「あっ」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ「…………」ダラダラ

シャロ「あ、もう授業が始まるわね! 座りましょ!」

桜「…………」

キーンコーンカーンコーン


千夜「終わったわねー。桜ちゃんは今日も部活?」

桜「はい。あ、そうだ。シャロさん」

シャロ「な、なに?」

桜「…………」

桜「いえ、なんでもありません。二人とも、また明日」

千夜「うん、また明日」

シャロ「バイバイ、桜」


タッ


千夜「やっちゃったわねー、シャロちゃん。桜ちゃんに魔術のことを話せない以上、誤解は解きづらいわよー」

シャロ「そうよね……迂闊だったわ」


桜「あれ、先輩?」

士郎「おお、桜。今から部活か?」

桜「はい」


千夜「衛宮先輩……?」

シャロ「嫌な予感がするわ」

桜「先輩、こっちまで来るのは珍しいですね」

士郎「ああ、桐間に用があってな」

桜「! シャロさんに……?」


シャロ「だと思ったああああ」

千夜「誤解が広がっちゃうわね……どうしようかしら、シャロちゃん?」

シャロ「ここは……↓1」




1、「一刻も早く誤解を解かなきゃ! 行ってくるわ」

2、「行っても火に油な気がするわ。このまま待機よ」

シャロ「一刻も早く誤解を解かなきゃ! 行ってくるわ」

千夜「うん、がんばってー」


シャロ「ちょっと待ったああああ!」

桜「!」

士郎「お、桐間。どうした?」

シャロ「桜! 確かに今から衛宮先輩と私は他の人には聞かせられないような話をするけど」

シャロ「決して! 絶対! あなたが思ってるような感じじゃないから!」

桜「…………」

桜「内密の話なんですね?」

シャロ「え? ……あっ」

シャロ(そこまではバレてなかった……!?)

士郎「桐間? 様子が変だぞ」

シャロ「先輩は黙っててください!」アタフタ

士郎「なんでさ」

桜「…………」

桜「どんな話をするんですか?」

シャロ「そ、それは……」

桜「先輩?」

士郎「え、っと……」

桜「…………」

桜「ふふ、冗談ですよ」

シャロ「え?」

士郎「桜?」

桜「たまには、私が二人を困らせてみたくって。ちょっと意地悪しちゃいました」

桜「それじゃ、行ってきますね」


タタッ


士郎「…………」

シャロ「…………」

士郎「教室、入るか」

シャロ「そうですね」

シャロ(明日こそ、ちゃんと誤解を解かなきゃ……)

千夜「それで、先輩。どうしたんです?」

士郎「ああ。ちょっと思ったんだけど」

士郎「昨日、なんで遠坂はサーヴァントを連れてきてなかったんだろうな、と思って」

シャロ「…………あ」

千夜「言われてみれば」

士郎「どう思う?」

シャロ「サーヴァントの姿を見せたくなかった……ううん、理由としては弱いわね」

千夜「…………ひょっとして、サーヴァントを拠点から出したくなかった、とか」

士郎「!」

シャロ「!」

士郎「あり得ない話じゃないな」

シャロ「でも、だったら遠坂凛が拠点から出てくる意味が分からないわ」

千夜「そうよねえ……」

シャロ「でも、サーヴァントの姿が見えなかった説明にはなるわ。拠点から出したくないサーヴァント……」

士郎「……! キャスターか」

シャロ「おそらく。遠坂凛が単身動いていた理由はわからないとしても、敵を迎え撃つ準備はしているはずよ」

千夜「ねえ、ライダーさんが、柳洞寺には気を付けてって言ってたわよね」

シャロ「ええ。ここまで材料が揃っても、推測の域は出ないけど……」

士郎「遠坂とキャスターの拠点は、柳洞寺……!」

千夜「でも、どうしようもないわ。キャスターが罠を張っているところに、わざわざ飛び込むわけには……」

シャロ「だからって、放っておくわけにはいかないわ。いずれ戦わなきゃならないんだもの」

シャロ「とはいえ、慎重になりたいところでもあるのよね……」



どうする?↓1



1、「今夜、様子を見に行こう」

2、「危険だ。しばらく近づかないようにしよう」

シャロ「…………」

シャロ「今夜、様子を見に行きましょう」

千夜「! 行くのね」

士郎「桐間、俺も一緒に行っていいか?」

シャロ「え?」

士郎「もし、ほんとうに柳洞寺が拠点になってるなら……一成たちが危ないかもしれない」

シャロ「そうですね……」

シャロ「ライダー、いるんでしょ? あなたはどう思う?」

ライダー「柳洞寺の偵察、短期の共闘」

ライダー「ともに、異論はありません」

シャロ「わかったわ。それじゃあ、今夜9時。柳洞寺の石段前に集合しましょう」

――宇治松邸・居間――


シャロ「千夜、正直、あんたを連れて行くのは不安だわ。でも、うちに残していくのはもっと不安だから」

シャロ「でも、絶対守るから。私が……」

千夜「シャロちゃん……」ギュー

シャロ「ち、ちょっと千夜!? なに抱き着いて……」

千夜「震えてるわ」

シャロ「っ……」

千夜「不安なのね?」

千夜「いいのよ、我慢しなくて。誰だって、死ぬのは怖いもの」

シャロ「…………」

シャロ「違うの、千夜」

千夜「え?」

シャロ「そりゃ、死ぬのも怖いけど、私は……」

シャロ「私は、千夜が死ぬかもしれないのが怖いの……!」

千夜「! シャロちゃん……!」

シャロ「うう、千夜、千夜ぁ……」

千夜「シャロちゃん……」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「…………」スッ

シャロ「ば、バーサーカー!? なにマスターの頭撫でてるのよ!」

バーサーカー「!」ピタッ

シャロ「あ……」

シャロ「べ、別にやめろって言ったわけじゃないわ。もう少し、続けても、いいけど……」

バーサーカー「!」ナデナデ

シャロ「なんか、千夜が二人になったみたい」

千夜「ふふ、大丈夫よ、シャロちゃん。あなたは一人じゃないんだから」

シャロ「……うん。そうよね。千夜とバーサーカーがいれば、私は…………」

――柳洞寺・石段――


士郎「お、来たか」

ライダー「お待ちしてました」

シャロ「ごめん、準備に時間かかっちゃった」

千夜「いよいよ、乗り込むのね」

バーサーカー「…………」

シャロ「さあ、行くわよ――――!」

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「こんばんは。今回の更新はここまでです」

アオヤマ「閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

弟子二号「1周目と違って、シリアスまっしぐらですね。大丈夫でしょうか」

アオヤマ「そこで!」

弟子二号「っ!? びっくりしました。どうしたんですか、急に大声を出して」

アオヤマ「今回から、ぴょんぴょん不足解消のため、更新終了後に一つだけ短編を投稿します」

アオヤマ「安価でシチュエーションや登場人物を指定してください」

アオヤマ「ただし、登場可能な人物はごちうさかFate/stay nightに限ります」



希望する短編は?↓1



※例:ココアのパンに懐柔されるセイバー

 R-18は無効

 本編と同じ世界線でもいいですし、Ifのお話でもいいです

○もしパゼットが召喚したランサーがウラド三世だったら


ランサー「見事! 見事だ、バゼット! 人間と手を組んで戦うと聞いた時にはどうなるかと思ったが」

ランサー「まさか、これほどの人材と出会えようとは! いや、惜しい……生まれた時代が違うことが、あまりにも!」

ランサー「この人材が、1人でもいれば……! 我らの末路は違ったかもしれない!」

バゼット「は、はあ……お褒めいただき、光栄、です……?」

バゼット(おかしい……別に、サーヴァントは魔術師の支配下になければならない、とまでは言いませんが)

バゼット(どうしてこう、この人は私が下だということが前提なのだろうか)

ランサー「では、行こう! もはや我らに敵などない!」

バゼット「ランサー」

ランサー「む、なんだね、バゼット」

バゼット「はっきりさせておきましょうか。あなたの力を」

ランサー「……ほう。その身を以て、余の力を知りたいと?」

ランサー「よろしい! なれば、拳を、槍を交えて教えてやろう! バゼット!」



弟子二号「両方ともstay nightのキャラじゃないじゃないですかーやだー」

アオヤマ「二人のキャラがおかしくても許してくださいね」

弟子二号「では、これにて。お疲れ様でした」

???「ほう、二人組は何度か追い返したが……団体客は初めてだな」

ライダー「!」

シャロ「キャスター……には見えないわね」

アサシン「いかにも。拙者、アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎」

士郎「なっ……」

千夜「自分から真名を……?」

アサシン「おっと、これは拙者流のあいさつのようなものだ。お前たちに名乗りを強制するつもりはない」

アサシン「ただ、門番の任を受けているのでな……ここを通りたいというなら、見て見ぬふりはできんぞ」

シャロ「……? 待って」

シャロ「通るつもりがないなら、戦わないってこと?」

アサシン「拙者は侵入者を妨げるのみ。ただの客にまで手は出さん」

シャロ(キャスターがアサシンと同盟関係にあるのなら、私たちに数の利はない……)

シャロ(ここは……↓1)



1、「危ない。引き返そう」

2、「キャスターを放置しておくわけにもいかない。押し通る」

シャロ「…………」

シャロ「わかったわ。邪魔したわね」

千夜「シャロちゃん?」

士郎「おい、桐間?」

ライダー「妥当な判断です。キャスターの拠点で戦うこと自体が向こうのアドバンテージ、それをひっくり返すための同盟でしたが」

ライダー「数が同じなら不利なのは私たち。一度撤退して、作戦を練った方がよいでしょう」

士郎「……そう、か」

アサシン「む、おとなしく引き下がるか。そっちの騎士とは一太刀交えたかったが」

アサシン「去るものを追うは門番の務めに非ず。あの女の目に留まる前に、引き返すがいい」

千夜「よかったの、シャロちゃん?」

シャロ「ライダーが説明してくれた通りよ。慎重に行きましょう」

シャロ(2対1ならともかく、2対2じゃ、千夜が無事で済むかどうか……)

バーサーカー「……!」バッ

シャロ「バーサーカー? どうし……」


ブオンッ

ドガァン


シャロ「…………え? バーサーカー?」

???「■■■■■■――――!」

千夜「シャロちゃん、危な……」


ブオンッ

グシャァッ


???「■■■■■■――――!」

宗一郎「……そうか、これでもまだ、満足できないか」




【DEAD END】



ラビット道場に送還されます

――ラビット道場――


ここあ「いらっしゃいませ! ラビット道場にようこそ!」

ここあ「ここは、本編でシャロちゃんか千夜ちゃんが死亡、もしくは再起不能になった時に強制的に送られる道場だよ!」

ここあ「ちなみに私は、ごちうさのココアとは似てるだけの別人、ここあだよ」

りぜ「おなじく、りぜだ」

ここあ「あー! ダメだよりぜちゃん!」

りぜ「な、なにがだ?」

ここあ「りぜちゃん、カタカナでもひらがなでも、一瞬見分けつかないんだから! ほら!」


「りぜりぜりぜりぜりぜりぜりぜリゼりぜりぜりぜりぜりぜりぜりぜりぜりぜりぜりぜ」


りぜ「え? 全部ひらがなだろ?」

ここあ「ぶぶー! 1つだけカタカナがあるよ!」

りぜ「なに!?」

ここあ「わかりにくいから、着替えてきて!」

りぜ「そ、そんな無茶な……」

アオヤマ「お任せください」

りぜ「どこから!?」

ろぜ「き、着替えてきたぞ」

ここあ「うん、これなら大丈夫だね!」

ここあ「じゃあ、本題だよ! ああ、シャロちゃん。死んでしまうとは情けない!」

ろぜ「1周目に比べて難易度が高いよな。凛とキャスターが組んで柳洞寺を拠点にしてアサシンを召喚してるって」

ろぜ「それでも突撃しなきゃダメだったのか?」

ここあ「ヒントは>>210の士郎くんの発言!」


「もし、ほんとうに柳洞寺が拠点になってるなら……一成たちが危ないかもしれない」


ここあ「これだよ!」

ろぜ「なるほど、シャロは柳洞寺が危険にさらされてる可能性に気づいてたんだな」

ここあ「もちろん、ただ暗示をかけてるだけかもしれないけど、この先ずっと安全だとは限らないよね」

ここあ「それを見過ごして引き返すのは、ダメ!」

ろぜ「千夜の安全を考えると、悪手だったとは思えないけどな」

ここあ「そこはほら、シャロちゃんに頑張ってもらって」

ろぜ「肝心なところは丸投げなのか」

ここあ「というわけで、頑張ってね!」

ちの「ここあさん、りぜさん。コーヒーが入りました」

ここあ「今いくよ!」

ろぜ「まったく、少しは落ち着け」

ろぜ「さて、>>221から再スタートだ。選択肢は二つしかなくて、そのうちの一つでここに来ちゃったから」

ろぜ「自動的に2を選んで進行するぞ。もう来ないようにな」

ここあ「りぜちゃーん! はやくー!」

ろぜ「おう!」



>>221に戻ります

???「ほう、二人組は何度か追い返したが……団体客は初めてだな」

ライダー「!」

シャロ「キャスター……には見えないわね」

アサシン「いかにも。拙者、アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎」

士郎「なっ……」

千夜「自分から真名を……?」

アサシン「おっと、これは拙者流のあいさつのようなものだ。お前たちに名乗りを強制するつもりはない」

アサシン「ただ、門番の任を受けているのでな……ここを通りたいというなら、見て見ぬふりはできんぞ」

シャロ「……? 待って」

シャロ「通るつもりがないなら、戦わないってこと?」

アサシン「拙者は侵入者を妨げるのみ。ただの客にまで手は出さん」

シャロ(キャスターがアサシンと同盟関係にあるのなら、私たちに数の利はない……)

シャロ(…………ううん、それでも。柳洞先輩たちのことを考えれば、放っておくわけにはいかない――――!)

ライダー「シャロ、シロウ。ここは」

シャロ「押し通るわ」

ライダー「! しかし……」

士郎「いや、桐間の言うとおりだ。俺たちは、ただ聖杯が欲しいわけじゃないんだから」

シャロ「行って、バーサーカー!」

バーサーカー「!」


ヒュッ

ギィンッ


アサシン「ほう、よい刀だ。日本の英霊には見えないが……」

アサシン「相手にとって、不足はない!」


ヒュッ

ギンッ

ヒュヒュッ

ギギギギッ


千夜「あんなに大きな刀を、軽々と……!」

シャロ「バーサーカーが自分の間合いに入れないなんて……」

アサシン「狂気に身を堕としてなお、この冴え……! 見事!」


ヒュヒュヒュッ

ギギンッ


シャロ(私や衛宮先輩は当然として、ライダーすら割り込めない戦い……なら、わたしたちがするべきは)

シャロ「ライダー」ボソッ

ライダー「シャロ?」

シャロ「二人の上を抜けて境内に突入するわ。衛宮先輩をお願いできる?」

ライダー「わかりました」

シャロ「――――『焙煎回路・速度特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」



ライダー突破判定↓1(コンマ1桁目)


1~9、「突破成功」

0、「失敗」



シャロ焙煎回路および突破判定↓2(コンマ1桁目)


1~6、「速度を強化、突破できず」

789、「速度を大きく強化、辛うじて突破」

0、「速度を爆発的に強化、突破成功」

シャロ「跳ぶわよ、しっかりつかまってて!」

千夜「う、うん……!」

ライダー「いきますよ、シロウ」

士郎「ああ、頼んだ!」


バッ


アサシン「悪くない策だが……ふっ!」


ビュンッ

ギィン


バーサーカー「!」

アサシン「ここを通すわけにはいかんのでな――――!」


ビュッ


ライダー「! いけない、シャロ!」

シャロ「え? わっ」


ガシッ

ドサァッ


シャロ「ら、ライダー!? どうして引き返したの!?」

ライダー(巧い……! シャロが自力では突破できず、かつ私が助力すれば回避できるギリギリの一撃……!)

ライダー(シャロを狙った一太刀で、よもや私まで足止めするとは――――!)

ライダー(上を抜けられないとなれば、バーサーカーに任せるよりほかにないのでしょうか……)

バーサーカー「――――!」


ヒュヒュッ

ギンッ


アサシン(拙者は恵まれているな……ものの数日で、幾人もの強敵と、刃を交えられるとは……!)

アサシン「ふっ――――!」


ヒュッ

ギンッ

ヒュッ

ガァンッ


士郎「なんて戦いだ……俺は、見てることしかできないのか……!」

ライダー「…………! そうだ」

ライダー「シャロ」

シャロ「ライダー?」

ライダー「シャロ、おそらくですが。今のあなたの速度を考えると、単身ならアサシンを突破できるかもしれません」

シャロ「! それって……」

千夜「ガーン! 私は重いってこと……?」

シャロ「真面目な話をしてるんだけど」

士郎「けど、それだともしもの時、宇治松を守れなく……」

ライダー「ですから、シロウ。あなたが残るのです」

シャロ「……! 私とライダーでアサシンの上を抜けて、千夜の護衛は衛宮先輩に任せるってことね」

ライダー「はい」

シャロ「…………確かに、成功率は上がりそうね」

シャロ「↓1」



1、「いいわ、やってみましょう」

2、「そこまで戦力を分散させるのは危険よ。もう少し、バーサーカーに任せた方がいいわ」

シャロ「…………ダメ」

シャロ「そこまで戦力を分散させるのは危険よ。もう少し、バーサーカーに任せた方がいいわ」

士郎「けど、現状押されてるみたいだけど……」

シャロ「倒してくれるまで待つ必要はないわ。さっきは、アサシンがほとんど自由に動けたのが問題なんだから」

シャロ「ほんの1回、大きな隙を作ってくれるのを待つの。そこで一気に突入する」

ライダー「…………」

ライダー「わかりました。あなたがそこまでバーサーカーを信頼しているのなら、従いましょう」

ライダー「シロウは?」

士郎「ああ、異論はない」

シャロ「千夜。いつでも出られるように、背中に……」

シャロ「…………」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ「背中だと走ってる間に落ちちゃうかもしれないわね。やっぱり前で抱えましょう」

千夜「お、お姫様抱っこ……!?」

ライダー「…………」チラ

士郎「俺は背中でいいよ……」

アサシン(門番としては、後方の彼らの動きにも注意を払うべきなのだろう……だが)

バーサーカー「――――!」


ヒュヒュヒュッ

ギギギンッ


アサシン(それどころではないな、一瞬でも気を抜けば斬られる。しかし、動きが速くなった……? いや、違う)

アサシン(拙者の動きを、見切りつつある、か……! これで狂戦士とは、冗談が過ぎるな……!)

バーサーカー「――――!」

アサシン「甘い――!」


ヒュヒュッ

ガッ

ギィンッ


士郎「なんだよ、これ……」

千夜「隙なんて、できるの……?」

シャロ(大丈夫、あなたなら……お願い、バーサーカー…………!)

ヒュッ

ギィンッ


ライダー「! バーサーカーが、石段に手を……?」

シャロ「木の枝を拾って…………!」

シャロ「ライダー! 走って!」

ライダー「!」

アサシン「そのような余計な動き、隙にしかならんぞ――――!」


ヒュッ

ギィンッ


アサシン「!? 木の枝で、拙者の剣を止めた……!?」

バーサーカー「――――!」


ヒュッ


アサシン(刺突を当てるための陽動だったか――!)

アサシン「くっ……!」


ギンッ

ザザッ


アサシン(かろうじて回避した、が……)

アサシン「してやられたか。外敵5人のうち4人を通してしまったとあれば、門番としては敗北だな」

アサシン「だが、一端の剣士として。この戦いは制したいものだ」

アサシン「我が秘剣に、沈め」

バーサーカー「…………!」



――柳洞寺・境内――


シャロ「なんとか抜けたわね」

ライダー「完璧なタイミングでした、シャロ。さて……」

凛「まったく、ルール違反までしたのに、4人も通しちゃ意味ないじゃない」

キャスター「まあ、そう言わないの。これはこれで、作戦通りでしょ?」

士郎「遠坂……!」

シャロ「千夜、私たちの後ろに」

千夜「う、うん……」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんわ~。今日も、閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

アオヤマ「VSキャスター陣営が本格的に始まる、というところで、今回の更新は終了です」

弟子二号「まさか、アサシンがここまで強いとは……これだからコンマはやめられませんね」

アオヤマ「今回も短編をひとつお送りしますが……前回はすみませんでした。ルールの設定があいまいでしたね」

弟子二号「以下のルールを破った内容が安価をとった場合、申し訳ありませんが無効とし、安価下になります」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「では、↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物を指定してください」

シャロがマスターでジークフリードを召喚していたら

弟子二号「>>245さん、ごめんなさい。ジークはApocryphaのキャラなので、下にずらしますね」



○もしもイリヤとティッピーが遭遇したら



ティッピー(まさか迷子になるとは……チノ、どこに行ったんじゃ……)

ティッピー(む、あの後姿……!)

ティッピー「チノー! 儂はここじゃあ!」ピョンピョン

イリヤ「え?」

ティッピー(人違い、じゃと……! 背格好と髪の長さだけで間違えてしまうとは、息子に笑われてしまう……!)

イリヤ「なにこれ……綿あめ? でも、喋ってたよね…………なんだろう」ヒョイ

イリヤ「!」

イリヤ「モフモフしてるー!」ギュー

ティッピー(いかん! ココアと同じ匂いがするぞ! チノ、助けてくれ!)

イリヤ「はあー、モフモフ……猫は苦手だけど、この子はいいなあ」

士郎「イリヤ、なにもってるんだ?」

イリヤ「シロウ! モフモフの毛玉綿あめ拾ったの! 持って帰っていい!?」

士郎「毛玉綿あめ……? って、動物じゃないか。犬……?」

ティッピー「アンゴラうさぎだと言っておろうが!」

イリヤ「え?」

士郎「え?」

ティッピー「あっ……」

イリヤ「喋った! 喋る毛玉だ、やっぱり気のせいじゃなかった!」

士郎「何者なんだお前……」

ティッピー(チノ、そろそろ助けに来てくれ……)


リゼ「そういえば、チノ。ティッピーはどうした?」

チノ「え? ティッピーならここに……」

あんこ「…………」ドーン

チノ「!?」

ココア「あんこ!?」




アオヤマ「今回の更新は以上です。次回、またお会いしましょう」

弟子二号「お疲れ様でした。おやすみなさい」

キャスター「それで、どうするの? 私一人でも問題ないけど」

凛「サーヴァントだけ任せるわ。あいつらは私が倒すから」

キャスター「……まあ、マスターがそう言うなら、強く反対する気はないけど」

ライダー「シロウ、シャロ、チヤ。私たちからは常に一定の距離を保ってください」

ライダー「流れ弾までは処理できませんから」

シロウ「わかった。行くぞ、桐間、宇治松!」

シャロ「はい!」

千夜「……」コク

ライダー「手を焼いているようですね、キャスター」

キャスター「ふふ、そうね。もう少し無能だったら、弟子にしてあげてもよかったんだけど」

キャスター「まあ、彼女がドジを踏む前に、私があなたを倒せば済む話よね…………!」バッ

ライダー「! 飛んだ……!? なるほど、さすがですね。しかし……」

ライダー「私とて、無策で乗り込んできたわけではありませんよ――――!」

キャスター「……!? まさか、石化の魔眼…………!」

ライダー(さすがに、キャスターを石化するのは無理そうですが……)

ライダー「お察しのとおり、この重圧には魔力で抵抗できます。しかし……」

キャスター「十全に動けるように抵抗すれば、攻撃に回す魔力を節約せざるを得ないってこと……!」

キャスター「やってくれるじゃない」

ライダー(とはいえ、持久戦に持ち込めば有利なのはキャスター……バーサーカーの助力も期待できない)

ライダー(シロウ、シャロ……あなたたちにかかっていますよ…………!)

凛「さて……」

士郎「遠坂、待った」

凛「なに? 命乞いなら手遅れよ」

士郎「柳洞寺の人たちに、手を出していないだろうな?」

凛「…………はあ」

凛「敵地に乗り込んで、一番気にすることがそれなのね。安心しなさい、ちょっと暗示をかけてるだけ、危害は加えてないわ」

シャロ「でも、今後もそうだとは限らないわよね?」

凛「そうね、状況次第だけど」

シャロ「千夜、今のうちに下がってて」ボソッ

千夜「うん」

士郎「なら、やっぱり俺はお前の敵だよ、遠坂」

遠坂「今更ね。聖杯戦争が始まった時点で、私たちは敵同士のはずだけど」

シャロ「話すだけ無駄ですよ、衛宮先輩。私たちみたいな半端者と、彼女みたいな生粋の魔術師は」

シャロ「考え方が違うんですから」

凛「そっちの娘はわかってるじゃない。そういうこと、話し合いの余地なんてないの」

士郎「っ……そう、か」

シャロ「躊躇っちゃダメです、衛宮先輩。私たちに彼女を殺す気がなくても」

シャロ「彼女は、私たちを殺す気で来るはずです」

士郎「…………わかってる。俺は、これが戦争だって知って、参加してるんだ」

士郎「戦いを止めるために、戦わなきゃいけないことも、わかってるんだ」

シャロ「……大丈夫ですよ。私だって怖いんです。でも、私たちは一人じゃない。それに」

シャロ「先輩にも、守りたいものが、ありますよね」

士郎「……ああ、もちろんだ。行くぞ、桐間」

シャロ「はい」

シャロ(彼女の魔術に対抗するためには……)

シャロ「――――『焙煎回路・視力特化(カフェインスペル・ヴィジョンブレンド)』!」



焙煎回路判定↓1(コンマ1桁目)


1~6、「視力、動体視力が上昇」

789、「視力、動体視力が大きく上昇」

0、「視力、動体視力が爆発的に上昇+α」

凛「昨日はまんまとやられたけど……今日は違うわよ? なにせ、あなたたちは待ってても勝てないんだから」

シャロ(そう、それが問題……私じゃあ攻撃を避けることはできても、彼女を倒せない。だから……)

シャロ「衛宮先輩、お願いします。私が突っ込んで、何とか隙を作りますから」

士郎「ああ、任せるぞ、桐間」

士郎「――――『同調、開始(トレース・オン)』」

凛「木刀……相変わらず、強化一辺倒なのね」

シャロ「そっちを見てる暇はないわよ、あんたの相手は私なんだから――――!」ダッ

凛(さすがに速いわね……でも)

凛「――――!」


ドドドドドドドッ


シャロ「っ!」バッ


ガッシャァァァァン


凛「経験不足よ。避けながら距離を詰めるのは、あなたみたいな半分素人には無理かしら?」


ドドドドドドッ


シャロ(怖い……! 避けるだけだった昨日より、ずっと…………でも)

シャロ(負けられないんだから!)ダッ

ガッシャァァァァン


凛「!」

凛(徐々に詰めてきてるわね……これなら、接近されるのも時間の問題か……まあ、それでもいいんだけど)

凛(宝石の浪費は避けたいところね、ここは)

シャロ「ああああっ!」ダッ

凛「――――!」


ドドドドドドッ


シャロ(いける、完璧なタイミング! 彼女が攻撃する瞬間に)

士郎(後ろをとったぞ――!)

士郎「おおおおっ!」ブンッ

凛「ふっ――――!」


ヒュッ

ドガッ


士郎「っ!? が、はっ……!」ガクッ

シャロ「衛宮先ぱ……きゃあっ!?」


ガッシャァァァァン


凛「甘かったわね。魔術師は接近戦が苦手だなんてのは、くだらない偏見よ」


ドガッ

ガッ


士郎「っ…………」ドサッ

凛「呆気なかったわね。ま、半端者の最後にはふさわしいでしょ」

凛「…………さて」

千夜「っ!」ビクッ

凛「一般人とはいえ参加者……タダで帰してあげるわけにもいかないのよね」

シャロ「っ、やめて……」

凛「殺しはしないわよ。ただ、ちょっと記憶が混乱するかもしれないわ」


ドドドッ


シャロ「ち、や…………」

――柳洞寺・山門――


アサシン「…………」

バーサーカー「…………」

アサシン(拙者が構えをとった途端に大きく距離をとった……技術のみならず、勘も冴えているか)

アサシン(しばらく膠着状態が続いているな……門番としては、これでも問題はないのだが)

アサシン(だが、ここまま終わりはすまい、バーサーカー。お前も武人なら、このような引き分けなど許容できるはずがない)

バーサーカー「…………」ジャラッ


ヒュヒュヒュッ


アサシン(石つぶて……? いや、これは…………!)


ドドドッ


バーサーカー「…………!」ダッ

アサシン(構えを崩し、その隙を狙う作戦か……! だが、これしきの衝撃で破れるほど、我が秘剣は甘くないぞ――!)

アサシン「――――『秘剣・燕返し』!」

ヒュヒュッ


バーサーカー「!」バッ


ゴロゴロゴロゴロ

ガシャン


アサシン「…………足場が崩れ、完全な秘剣を披露するには至らなかったか。だが、それを差し引いても」

アサシン「初見で回避するとは驚いた。やはり拙者は恵まれているな、これほどの手練れと戦えるとは」

バーサーカー「…………」

アサシン「だが、次はないぞ。完全な燕返しをもって、その首を落とす。心してかかってこい、バーサーカー」

――柳洞寺・境内――


ガッシャァァァァン


シャロ「千夜ぁ…………っ!」

千夜「はあ、はあ…………」ヘナヘナ

凛「ふうん、偶然つまずいて躱すなんてね。悪運が強いんだから」

シャロ「やめ、なさい……!」

凛「な、立った……? ああ、ガンドを直接喰らったわけじゃなかったのね」

凛「でも、吹っ飛んできた石畳が当たってるなら、もう動けないでしょ。すぐに片付けてあげるから、待ってなさい」

シャロ「っ……」

凛「次は当てるわ。避けないでよね、一般人に照準合わせるの、気が引けるんだから」


ドドドドドドッ


シャロ(ダメ、このままじゃ、千夜が…………!)



どうする?↓1



1、「令呪を使ってバーサーカーを呼ぶ」

2、「酔ったって構わない。三度目の焙煎回路を使う」

3、「やっぱり無理。諦める」

シャロ(三回目の焙煎回路……でも、千夜を守るにはこれしかない…………!)

シャロ(お願いよ、酔った後の私! 千夜を、守って――――!)

シャロ「――――『焙煎回路・回復特化(カフェインスペル・リヴァイヴブレンド)』!」

千夜「……っ!」


ガッシャァァァァン


凛「……なによ、どういうことよ」

シャロ「…………」

千夜「シャロ、ちゃん……?」オヒメサマダッコ

凛「避けられた……ちがう、そこじゃないわ」

凛「なんで、一瞬で傷が完治してるのよ……!?」

千夜(シャロちゃんの話を聞いて、もしかしてとは思った)

千夜(もしシャロちゃんが、自分の魔術を正確に理解してなかったとしたら)

千夜(シャロちゃんのカフェイン酔いが魔術の副作用じゃなくて、先天的なものだったとしたら)

千夜(シャロちゃんの魔術は、『酔うことを代償に身体能力を強化する』強化系の魔術じゃなくて)

千夜(『あえて酔うことで身体能力を引き上げる』自己暗示の類かもしれない)

千夜(もしそうなら……シャロちゃんの魔術が真価を発揮するのは、完全に酔っぱらってから、つまり)

千夜(今の状態……!)

シャロ「…………ふふふ」

千夜「シャロちゃん?」


シャロ「ざぁんねん! シャロちゃんは、ぴんぴんしてまーす!」カフェインテンションハイ


千夜「すごい酔い方してるー!」ガーン

シャロ「さっきまで死にそうなくらいボロボロだったけど、回復力を強化して、元気100%! スーパーシャロちゃん!」

シャロ「いえーい!」

凛「いらっ」

千夜「口で! 口でいらって言ったわ! 相当いらっときてるわ!」

シャロ「いいのかなあ、凛ちゃぁん? 今のシャロちゃんは、ほとんど不死身! ドラックにひかれても死なないよ!」

千夜「ええ!?」

凛「そんなこと……」

シャロ「うっそでーす!」

凛千夜「いらっ」

シャロ「あー、でもでも、焙煎回路の効果が軒並み上がっちゃってるんだよねー」

凛「なに? また嘘?」イライラ

シャロ「もー、そんなにカリカリしないで! あ、そうだ! 千夜、一回おりてねー」

千夜「う、うん」

シャロ「はーい、凛ちゃん! イライラしてるときにはこれ! 両手を頭の上にもってきてー……」


シャロ「ウサギさん! ぴょん!」


凛「」ブチッ

凛「殺す気なかったけど、やっぱり殺すわ」

シャロ「もー、凛ちゃんこわーい!」

シャロ「でも、足が速くなったのと、眼がよくなったのはほんとだよ? だからとりあえず」タッ

シャロ「先輩は返してもらうねー」

千夜「え……?」

凛「!?」

凛(一瞬で後ろに……!?)

シャロ「てーい! カフェインパーンチ!」


ビュッ

ドゴォッ


凛「!?」

千夜「と、遠坂先輩が10メートルくらい吹っ飛んだ……!?」

シャロ「ふふん、名前に騙されたね! 速度、視力、回復力……この3つを重点的に強化したからって」

シャロ「腕力とかが全く強化されないなんて言ってないもんねー!」ドヤァ

シャロ「正義のカフェインパワーで変身したアルティメットシャロちゃんが」

シャロ「凛ちゃんなんてコテンパンにやっつけちゃうもんね! ぴょん!」

凛「上等じゃない……! 覚悟しなさいよ、あんたを倒して」

凛「理性も記憶も操作して、明日は全裸で登校させてやるんだから――――!」

シャロ「きゃー、凛ちゃんのえっちー!」

凛「やかましい!」

千夜(シリアスさんと緊張感さん、帰ってきて……)

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「シャロさん覚醒、といったところで今日の更新は終了です」

アオヤマ「今日も閲覧、書き込み、安価のご協力、ありがとうございました」

弟子二号「そういえば>>1に書くのを忘れていたので、ここで発表しましょう」

弟子二号「キャラ崩壊にご注意ください」

アオヤマ「では、今日も短編を一本お送りして、お別れしましょう。ルールは前回と同じです」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



アオヤマ「では、ご希望のシチュエーションと登場人物を指定してください」

弟子二号「↓1さん、お願いします」

アオヤマ「切嗣さんは……stay nightの登場人物に含んで大丈夫ですよね?」

弟子二号「士郎さんの回想という形で登場してますから、大丈夫でしょう」



○第四次聖杯戦争の大火災で切嗣に助けられた子供がシャロだったら


切嗣「僕はね、魔法使いなんだ」

シャロ「えー、ほんと!? キリツグすごーい!」

シャロ「呪文はテクマクマヤコンだよね!?」

切嗣「えっ……いや、僕のは」

シャロ「…………」ジー

切嗣「…………」

切嗣「そうだとも、テクマクマヤコンで速くなるんだ。50メートル走で5秒を切るよ」

シャロ「すごーい! 見せて見せて!」

切嗣「えっ」

切嗣(まずい、今の僕には魔術なんて……いや、でも)

シャロ「…………」キラキラ

切嗣(この期待の眼差しを無視できるはずがない! くそっ、どうして拾った子供が女の子だったんだ!)

切嗣(そりゃ、見た目は全く違うけど……重ねてしまうじゃないか……)

切嗣「わかったよ、シャロ。でも、いいかい? 魔法っていうのは、簡単に使っちゃあいけないんだ」

シャロ「うん。サリーちゃんも、みんなにバレちゃダメって言ってたよ」

切嗣「だからね、よほどの事情がない限りは……」

シャロ「今日は見せてくれるよね!」キラキラ

切嗣「……もちろんさ」

シャロ「やったー!」

切嗣(ええい、なるようになれ……!)

切嗣「テクマクマヤコンテクマクマヤコン、足が速くなーれ!」

切嗣「『固有時制御・二重加速(タイムアルター・ダブルアクセル)』」ボソッ


ダッ


シャロ「わー、すごーい! キリツグはやーい!」

切嗣(痛い痛い痛い死ぬ死ぬ死ぬ)ダダダッ

切嗣「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」

シャロ「諦めちゃったの?」

切嗣「ああ。僕じゃあなれなかった」

シャロ「そっかあ……」

シャロ「じゃあ、私がなるよ! 悪い人にね、月に代わってお仕置きするの!」

切嗣「戦うのかい? 危険なことだよ」

シャロ「いいの! もし私がピンチになったら、タキシードを着たキリツグが助けてくれるから!」

切嗣「はは、僕には荷が重いんじゃないかな」

シャロ「大丈夫! 私とキリツグなら、なんだってできるよ!」

切嗣「そうか。ああ――安心した。真っ直ぐ育ったね、シャロ」



アオヤマ「今日の更新はここまでです。ありがとうございました」

弟子二号「またお会いしましょう。お疲れ様でした」

凛「だいたい、腹立つのよね……なんで安上がりな触媒でそんなことができるのよ」

シャロ「あー! ひょっとして、凛ちゃんも貧民さんかなー!?」

シャロ「仲間だねー!」

凛「貧民言うな! 金はあるのよ! 魔術に金がかかりすぎるだけなの!」

シャロ「いえーい! お友だちー!」

凛「聞きなさいよ!」

千夜(今のうちに、衛宮先輩を壁際に……)

千夜(…………)

千夜(お、男の人って重いのね)グッタリ

シャロ「ふふーん! 凛ちゃん、落ち着いて狙わないと、今の私は倒せないよー」

シャロ「私は風! スーパーシャロちゃん!」ダッ

凛「ちっ……調子狂うわ」

凛(けど、速度とパワーが上がってるからって、動きは素人のまま。当たらなければどうということはないわ)

凛(私より何倍も速く動くのなら……そのつもりで、間合いを測ればいい)

シャロ「そいやっ! カフェインキック!」ブンッ

凛(視覚で追い切れなくても……かわせなくはない!)スッ

凛「はっ――――!」ビュッ


ドゴッ


シャロ「ふにゃあっ!? 痛あああい!」

凛「強化だろうと自己暗示だろうと、所詮は付け焼刃。不意打ちで殺し切れなかった時点で、あなたの勝ちはなくなったのよ」

シャロ「凛ちゃんひどいよぉ……ぐすっ」

凛「…………」

凛(かわいいとか思っちゃだめよ、敵なんだから)

シャロ「うう……でも、負けないんだから! シャロちゃんは、あと2回変身を残してるんだから!」

凛(無視無視)

シャロ「ふええ、凛ちゃんが反応してくれなくなっちゃった……」

凛(さて……待ってれば躱せる、ってのはわかったわね。けど、ただ待ってるだけだと)

シャロ「凛ちゃん! ほら、ぴょん! うさぎさんだよ!」

凛(私の胃がもたないわ。これも作戦なら大したものだけど……)

凛「いいわ、決着をつけましょう、桐間さん」

シャロ「え? なんの?」

凛「この勝負のよ!」バッ

シャロ「宝石……! 凛ちゃん、賄賂はよくないと思う!」

凛「言ってなさい……もうツッコんでやらないんだから」

凛「――――!」


ドドドドドドドドドドドッ


シャロ「び、ビーム!? そんな魔術、シャロちゃん知らないよ!?」

シャロ「って、千夜!」

千夜「はあ、はあ……」グッタリ

シャロ「死にそうになってるー!?」


ドガァァァァァァン


千夜「あ、あ……シャロちゃん、そんな…………」

千夜「私を、かばって……」

シャロ「」ドサッ

凛「ふーん、身ひとつで防ぐなんて大したものね。まあ、でも……」

シャロ「シャロちゃん復活!」スクッ

千夜「!?」

凛「!?」

シャロ「あんなんじゃ、シャロちゃん死んだりしないよ!」ダッ

凛「っ、しまった……!」

凛(反応が遅れた……反撃は間に合わない! けど、回避だけなら)

シャロ「てーい!」ガバッ

凛「え…………?」

ガシッ


シャロ「シャロちゃん必殺、愛の抱擁!」

凛「ちょっ、なんで抱き着くのよ!?」

シャロ「えー、だって」

シャロ「これならよけれないでしょ?」

凛「っ、しまっ……」


ブンッ

ガッ


凛「う、あ…………」ガクッ

シャロ「愛(物理)」

シャロ「先輩ナーイス!」

士郎「無抵抗の女の子を背後から殴るって、すげえ気が引けたぞ」

シャロ「でも、それを躊躇ってシャロちゃんたちを見殺しにするよりずっといいよ! 先輩かっこいい!」

シャロ「ナイス不意打ち! それでも男か! いえーい!」

士郎「なんでさ。桐間も敵になっちまったのか?」

キャスター「っ……なるほど、勝ちにきてるにしては消極的な戦い方だと思ったわ」

キャスター「マスターの勝利にかけてたのね」

ライダー「そういうことです、キャスター。加えて、魔眼の重圧に抵抗しながら戦ったせいで、もはや全力は出せないはずです」

ライダー「あなたのマスターの身柄も拘束した…………勝負は決まりました」

キャスター「ふふ、どうかしらね。まあ、この場の勝ちは譲ってあげるわ。でも……」

キャスター「最後に勝つのは、私よ――――!」

ライダー「! しまった、転移魔術で逃走を…………!?」



キャスター逃走判定↓1(コンマ1桁目)


偶数、「逃走成功」

奇数、「ふふーん、そうはいかないんだから! シャロちゃんビーム(物理)!」

「ふふーん、そうはいかないんだから! シャロちゃんビーム(物理)!」ブンッ


ドガッ


キャスター「!?」

キャスター(ビームってこれ……木刀じゃない! なんで木刀がこんな速さで飛んでくるのよ!)

ライダー「いいアシストです、シャロ」ダッ


ジャララララララ


キャスター「しまっ……」

ライダー「もう逃がしませんよ、キャスター。今すぐ、引導を渡します――――!」

キャスター「…………はあ、何がいけなかったのかしらねえ」


ドスッ

ビチャァッ



【キャスター陣営敗退】

ライダー「ご無事ですか」タタッ

士郎「ああ、なんとかな」

千夜「…………」グッタリ

シャロ「…………」

ライダー「そっちの二人は、無事には見えませんが」

士郎「桐間は寝てるだけだよ。宇治松は、俺を運んでくれたからさ、疲れてるんだ」

ライダー「そうですか。しかし……」チラ

凛「」

ライダー「気絶しているとはいえ、敵を拘束すらしないとは不用心です」

士郎「そう言うなよ。サーヴァントは倒したんだからさ」

士郎「ところで、遠坂はどうするべきなんだろうな……まさか、気絶したまま家に帰すわけにもいかないし」

ライダー「こういう場合は、教会に預けるのがセオリーでしょう」

士郎「うーん、そうだな……」

士郎「宇治松はどう思う?」

千夜「はあ、はあ……」

士郎「お、落ち着いてからでいいからな」



千夜の意見↓1


1、「士郎が顔見知りなんだから、目を覚ますまで衛宮邸で預かっておくべき」

2、「ここは無難に、教会に預けたほうがいい」

3、「シャロの師匠にしたいから、宇治松邸で預かりたい」

千夜「シャロちゃんの師匠になってくれないかしら……?」

士郎「うーん、どうだろう……交渉次第、かな」

千夜「そうよねえ」

千夜「とりあえず、うちで預かるわ。交渉はそれからね」

ライダー「ですが、仮にも敵マスター。危険では」

千夜「大丈夫よ~。遠坂先輩がいやがったら、ちゃんとお家に帰してあげるから」

ライダー「いえ、そういうことでは……」

士郎「まあ、いいじゃないか。あえてこっちから距離をとる必要もないだろ。遠坂だって、悪い奴じゃないからさ」

ライダー「……お二人がそう言うのなら」

――柳洞寺・山門――


千夜「バーサーカーさん、無事!?」タタッ

バーサーカー「…………」コク

千夜「よかったわ、あなたがいなくなるとシャロちゃんが悲しむもの」

アサシン「あの魔女を倒すとは」

士郎「かたき討ちとか、そういうのはいいのか?」

アサシン「笑止。召喚された恩義こそあれ、忠誠を誓った覚えはない。恩を返すだけの働きもしたつもりだしな」

アサシン「だが、そうか……彼女がいないとなれば、拙者もそう長くはあるまい」

ライダー「ところで、アサシン。お願いがあるのですが」

アサシン「ほう?」

ライダー「…………というわけなのですが」

アサシン「ふむ、ほかの陣営を出し抜くため、拙者はこの寺にサーヴァントが陣取っている体で、門番を続けると」

アサシン「面白いことを考える。拙者にも、強者と戦う楽しみがあるな」

アサシン「このまま承ってもいい。だが、許されるのなら……条件を一つ、追加したい」

ライダー「それは?」

アサシン「2日だ。消費魔力を極力抑え、最低でも2日はここで門番を続けることを約束しよう。その代わり」

アサシン「2日間、この門を守りきった暁には……バーサーカーともう一度戦いたい。聖杯戦争というしがらみを忘れ」

アサシン「尋常の決闘をしたい」

ライダー「…………だ、そうですが。バーサーカー?」

バーサーカー「…………」コク

千夜「了承するみたいね」

アサシン「ありがたい。待っているぞ、バーサーカー」

――宇治松邸・居間――


千夜「ありがとう、バーサーカーさん。二人とも抱えてもらっちゃって」

バーサーカー「…………」

千夜「遠坂先輩の……ううん、一晩とはいえ、同じ屋根の下で過ごすんだもの」

千夜「凛ちゃんでいいかしら」

千夜「凛ちゃんの部屋を用意してくるから、シャロちゃんを運んであげてくれる?」

バーサーカー「…………」コク



【3日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)


1~4、「バーサーカーとお話しする夢」

567、「バーサーカーの過去の夢」

890、「夢は見ない」

【4日目】



――シャロの夢――


シャロ「うぅん……また夢ね。この間のお城みたいだけど」

シャロ「バーサーカーはいるのかしら…………今回も都合よく目の前にある扉を開けて」

シャロ「ん? 話し声が聞こえるわね……バーサーカー以外にも誰かいるみたい」

シャロ「まあ、いいわ。とりあえず入ってみましょう」スカッ

シャロ「……あれ」スカッ

シャロ「か、身体が透けてる!?」

シャロ「ということは、扉をすり抜けて入らなきゃダメなのね……なんだか幽霊みたいだわ」

スゥー


シャロ「ホントに入れちゃった……でも、前回はこういうのなかったから、これはきっと」

シャロ「バーサーカーの、記憶……」


「どういうことだ、ランスロット!」

「畏れ多くも、王妃に手を出すなど……弁明の余地はないぞ!」


シャロ「王妃……そうよ、確かランスロットは、アーサー王のお嫁さんを…………」

シャロ「バーサーカーを糾弾してる、この人たちが円卓の騎士……?」


「王よ、どうなさるおつもりですか!」

「…………」


シャロ「! あれが、アーサー王…………!」

「ランスロット、何も言うことはないのか?」

「…………」


シャロ「!」

シャロ「何よその顔……ひょっとして、なにか事情があった…………? でも、不倫する事情なんて」

シャロ「…………でも、バーサーカーは……きっと、理由もなしにこんなこと……」




――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「…………」

シャロ「バーサーカー…………」

――宇治松邸・居間――


シャロ「ねえ、千夜。あのあとどうなったの?」

千夜「シャロちゃん大金星よー。それに、ちゃんと私を守ってくれたわ」

千夜「ありがとね」

シャロ「うーん、そっかあ…………覚えてない」

シャロ「でも、みんな無事ならいっか」

千夜「そうよ、シャロちゃん。今日からまた頑張りましょう」


ガラッ


シャロ「あら、バーサーカー? おはよ……」

凛「説明してもらおうかしら」

シャロ「!?」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんはー。今回の更新はここまでですー」

弟子二号「キャスターさんはこころぴょんぴょんフィールドの犠牲になりました。キャスターファンの皆さん、ごめんなさい」

アオヤマ「では、今日も短編をお送りして終了します」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効




弟子二号「↓1さん、お好みの登場人物とシチュエーションをご記入ください」

○シャロと千夜がマスターではなくサーヴァントとして登場していたら



士郎「バーサーカーは会話できないって聞いてたけど……」

シャロ「いえーい! この料理美味しー!」

シャロ「この料理を作ったのは誰だ! 女将を呼べー!」

大河「もう、バーサーカーさんったら、それは士郎が作ったご飯だって言ったばかりよー」

シャロ「あはは、そうだったねー!」

シャロ大河「いえーい!」

士郎「こういうパターンもあるのか……というか、藤ねえと波長が合いすぎだ。ご近所から苦情が来てしまう」

シャロ大河「おかわり!」

桜「まずい……二人のキャラが濃すぎて、このままでは空気になってしまう…………!」

凛「なんであんたがキャスターなのか、教えてもらおうかしら」

千夜「いいわ、凛ちゃん。私の固有スキル、『瞬間創造』を見せてあげる」

凛「なんか強そうね、道具作成の派生形かしら……?」

千夜「じゃあ、まずはさっき凛ちゃんが見せてくれた宝石魔術に名前を付けるわね」

凛「…………ん?」

千夜「エメラルドを使ったのは『大自然の激情』、ルビーを使ったのは『私の情熱を世界に』」

千夜「サファイアを使ったのは『海の底に眠る』、ダイヤを使ったのは……」

凛「名前を付ける能力!? なにそれ、意味わかんないんだけど!」

千夜「なんでも、私にキャスターの適性があったのは、ある女の子が私のことを『スキルを売ってる魔女』と評したかららしくて……」

凛「知らないわよ! なんなの、ほかには!?」

千夜「特にないわ」

凛「普通の女の子だー!?」ガーン

弟子二号「今日もありがとうございました。またのご来店、お待ちしています」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

凛「魔術の師匠? なに、あんな頭のおかしい魔術、独学でやってたの?」

シャロ「そこまで言う?」

千夜「私は魔術のことってさっぱりだから……凛ちゃんにお願いできないかと思って」

凛「……ナチュラルい名前で呼びだしたわね」

凛「悪いけど、お断りよ。私はもう聖杯戦争とは関係ない、だからあなたたちとも関係ないの」

千夜「ふふ、そう言うと思って……バーサーカーさん」

バーサーカー「…………」ガシャン

凛「なによ、この箱」

千夜「開けてみて」

凛「!」パカ

凛「宝石……!? それもすごい数」

千夜「これはほんの一部よ。授業料は弾むわ」

凛「交渉成立ね」

シャロ「私の意思は……?」

――穂群原学園・校門――


凛「毎日放課後、休日はお昼から、私があの家に行くから」

シャロ「いいんですか?」

凛「気にすることはないわ、授業料に釣られたようなものだもの。それに、あなたの魔術も、個人的に気になるし」

千夜「じゃあ、よろしくね、凛ちゃん」

シャロ「……! あ、桜ー!」

桜「! シャロさん、おはようございま……」

桜「あ……」

凛「…………」

シャロ「桜?」

桜「すみません、今日は先に行きますね」


タタッ


シャロ「……? どうしたのかしら」

凛「あの娘と知り合い?」

千夜「同じクラスなの。まだ付き合いは短いけど、親友よ」

千夜「ねー、シャロちゃん?」

シャロ「ええ、そうね」

凛「そっか……」

凛「仲良くしてあげてね」

千夜「もちろんだけど……凛ちゃん、桜ちゃんと知り合い?」

凛「まあ、そんな感じ。それより、行きましょう。遅刻しちゃうわ」

――穂群原学園・教室――


シャロ(なんか、今日は桜のテンションが低いわね……今日こそ昨日の誤解を解かなきゃダメなんだけど…………)




シャロの昼休みの行動↓1


1、「士郎に会いに行ってみる(弁当持参)」

2、「凛に会いに行く(弁当は置いていく)」

3、「今日は3人で食べよう」

シャロ(……千夜に押し付ける感じになっちゃって悪いけど)

シャロ「ちょっと席を外すわね」

千夜「あら、今日も? お弁当、持っていかなくていい?」

シャロ「ええ、今日はすぐ戻ってくるわ」

桜「いってらっしゃい、シャロさん」




凛「あら、ちょうどよかったわ。行こうかどうか迷ってたの」

シャロ「え?」

凛「今日、衛宮君お休みしてるみたいだから。昨日も一緒にいたし、伝えておいた方がいいかと思って」

シャロ「衛宮先輩が……?」

凛「理由はよくわからないんだけどね」

凛「ところで、あなたも何か用があるんでしょ?」

シャロ「はい、聞きたいことがあって……」



何を聞く?↓1


1、「魔術の訓練に際して、用意しておくべきものがあるか」

2、「桜のこと」

シャロ「桜と、どういう関係なんですか?」

凛「…………」

凛「どうして、そんなことが気になるの?」

シャロ「……私、戦うためにここに来たんです。大事な家族を、取り戻すために」

シャロ「でも……準備期間だったはずの2か月が、とっても楽しかったんです。桜のおかげで」

シャロ「彼女には、部外者であってほしいんです。いつも、笑っててほしいんです」

シャロ「なのに……なにか、変なんです。私は、何か勘違いしてる。凛先輩は、それがなんなのか、知ってる気がして」

凛「…………そう」

凛「魔術師がほかの家系の事情に首を突っ込むのは、感心しないわよ」

シャロ「そんなの、どうだっていいんです。魔術師として失格でも、私は」

シャロ「私はずっと、桜の親友でいたいから」

凛「…………」

凛「もう戻りなさい。お昼を食べる時間が無くなるわ」

シャロ「っ、凛先輩……」

凛「あと、一つ忠告しておくわ。あなたは多分、魔術師の在り方について、理屈ですら理解してない」

凛「もし、これ以上この件に干渉しようとしたら……あなたは、見なくて済んだ世界の醜さを、目にすることになる」

凛「それを受け入れられるのか……よく考えておきなさい」

シャロ「っ……わかり、ました」




凛「……でも、もし。あんたがそれでも桜の親友でいてくれるのなら」

凛「話しても、いいかもしれないわね…………」

――穂群原学園・校門――


千夜「桜ちゃんは今日も部活だし、凛ちゃんは一回自宅に帰ってから来るみたいだから」

千夜「今日も2人で……ううん、3人で帰りましょ」

バーサーカー(…………)コク

シャロ「…………」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ「↓1」



1、「今日、衛宮先輩が欠席してたみたいなの。少し寄っていかない?」

2、「ええ、遅くなると凛先輩に怒られちゃうもんね」

シャロ「ええ、遅くなると凛先輩に怒られちゃうもんね」

シャロ「それと、千夜。ありがと」

千夜「なにが?」

シャロ「宝石、たくさん用意してくれて。あれがなかったら……」

千夜「うーん……でも、凛ちゃんはなんだかんだで師匠になってくれたと思うわ」

シャロ「そうなの?」

千夜「きっと面倒見のいいタイプよ、凛ちゃん」

――宇治松邸・居間――


シャロ「魔術の訓練のはずが、どうして3人でお茶してるのかしら」

凛「まずはあなたの魔術について知っておかなきゃ、鍛えようがないでしょ」

千夜「でも、シャロちゃんは自分の魔術のこと分かってないわよ?」

凛「それが問題なのよねえ……とりあえず、酔っぱらってもらおうかしら」

凛「百聞は一見にしかずよ」

シャロ「うう……黒歴史が増えるから、あんまりやりたくないんだけど」

シャロ「……でも、強くんるためなら、頑張るわ」

千夜「ふれー、ふれー、シャロちゃん!」

凛(ほのぼのしてるわねえ……こいつらに負けたのか、私は)






シャロ「いえーい! 凛ちゃん、いらっしゃーい!」

凛(落ち着くのよ、遠坂凛……優雅に、優雅に…………)

千夜(ああ、凛ちゃんの眉間にしわが……)

シャロ「あれぇ? 黙っちゃって、どうしたのかなあ? あ、もしかしておねむさんかな?」

シャロ「そういうときはね、ウサギを数えるんだよ! はい、ウサギが1羽、ウサギが2羽……」

凛(羊でしょうが……って突っ込んじゃうと彼女のペースになるわ。ここは落ち着いて、この魔術を分析して……)

シャロ「ウサギが8羽……ああ、オオカミさんだあ! ピンチ、食べられちゃうよお!」

凛「なんで絵本みたいはお話が始まるのよ!?」ウガー

シャロ「あ! オオカミさんのものまねかな!? じゃあ、私はウサギ!」

シャロ「ぴょん!」

凛「ぐぬぬ」イライラ

千夜(シャロちゃんの魔術の特訓というより、凛ちゃんのメンタルの特訓になってるわ)

シャロ「…………」

千夜「寝ちゃったわね。お疲れ様、凛ちゃん」

凛「授業料相当はずんでもらわないと、割に合わないわよ、これ」

千夜「シャロちゃんのためならいくらでも出すわ。それで、なにかわかった?」

凛「そうね……さっきの完全に酔った状態を、第3段階って呼ぶことにするけど」

凛「第3段階には制限時間があるわ。それが切れると、こういう感じで寝ちゃう。今回は5分ってとこだけど」

凛「正確な時間は、統計を出さないことにははっきりしないわね」

千夜「なるほど……第3段階が強いから、戦うときは最初から第3段階がいい、ってわけにはいかないのね」

凛「ええ、使うタイミングは計るべきよ。昨日はたまたま時間が足りたみたいだけど」

凛「あと、こうなると起きないわ。自力で目覚めるのを待った方がいいみたい」

千夜「その辺は、普通にコーヒー飲んで酔った時と同じ感じなのね」

凛「さてと……本人が寝ちゃったし、今日は帰るわね。私の方でも、ちょっと考えてみるから」

千夜「うん、ありがとう。凛ちゃん」

凛「使いこなせるようになるのが理想だけど……せめて、焙煎回路っていうのがどんな魔術なのかは、解明したいところね」

凛「じゃあ、また来るわ。今の話は、彼女にも伝えておいてね」

千夜「ええ。それじゃあ、凛ちゃん。また明日」

凛「また明日。死ぬんじゃないわよ」

シャロ「…………」ハッ

シャロ「!」ガバッ

千夜「おはよう、シャロちゃん。もう外は真っ暗よ」

シャロ「そっか、寝てたのね、私」

千夜「訓練の成果は、ご飯を食べながら確認しましょ。今日は私が作ったから」

シャロ「うん、ありがと」



夕食後↓1


1、「外を見回りに行く」

2、「家から出ずに焙煎回路について考えてみる」

シャロ「ごちそう様。おいしかったわ」

千夜「よかった。でも、シャロちゃんほどじゃないわ」

シャロ「そんなことないわよ。千夜もいいお嫁さんになれるわ」

千夜「あら~、口説いてるの?」

シャロ「そんなわけないでしょ! 千夜が私のご飯食べるたびに言うから、たまにはお返ししようと思っただけよ!」

千夜「ふふ、そっか。でも嬉しいわ」

千夜「ところで、これからどうするの?」

シャロ「今日は大人しくしてるわ。自分の魔術を考えるいい機会だし」

シャロ「話し相手になってくれる?」

千夜「魔術ののことなんてさっぱりの私でよければ」

シャロ「酔ってる時の私って、どう?」

千夜「可愛いわよー。ギャップ萌えってやつかしら」

シャロ「か、可愛いとか、そんな……」

シャロ「って、違うわよ! なんか変なところとか、そういうの!」

千夜「いつものシャロちゃんを見慣れてるから、違和感はあるけど……でも、変じゃないわ」

千夜「酔ってても、シャロちゃんはシャロちゃんだもの」

シャロ「…………」

シャロ「千夜に変なこと、してないわよね?」

千夜「? 変なこと?」

シャロ「なんでもないわ。なにもしてないなら、いいの」

千夜「?」

シャロ「ところで…………」


ギィン

ドガァン


シャロ「!」

千夜「なに……!?」

シャロ「千夜、隠れてて!」ダッ

千夜「う、うん……」



襲撃してきたのは↓1(コンマ1桁目)


123、「ランサー」

456、「アーチャー」

789、「バーサーカー」

0、「セイバー」

ザッ


シャロ「! あんたは……」

ランサー「よお、早い再会だったな、嬢ちゃん。今日は逃がさねえぜ」

バーサーカー「――――!」ブンッ

ランサー「おっと――!」ギィン

ランサー「へっ、ちょっと喋るだけでもだめかい。バーサーカーって割には、随分と忠臣じゃねえか」

シャロ「逃げられないのはそっちの方よ! 遠慮はいらないわ、バーサーカー!」

バーサーカー「――――!」


ヒュヒュヒュヒュヒュッ

ギギギンッ


ランサー「やるじゃねえか……! それに、得物もずいぶんと上等なのを用意したみたいだな」

ランサー「いいぜ……相手にとって不足なしだ――――!」

バーサーカー「――――!」

慎二「ったく、相変わらず楽しそうに戦いやがって……こっちは遊びでやってるんじゃないんだぞ」

シャロ(あの人……確か、桜のお兄さんよね。あのまま何もしないなら、私の方から動く必要もないかしら)

慎二「まあいい、僕は僕のやりたいようにやるさ。こいつがあれば、ただの素人じゃないんだからな」

シャロ(! なにあれ、本……?)

慎二「ぼさっとしてんなよ、バーサーカーのマスター!」


ズオッ


シャロ「! 影の魔術……! やっぱり、戦わないわけにはいかないのね」

シャロ「――――『焙煎回路・速度特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」



焙煎回路判定↓1(コンマ1桁目)

1~6、「速度を強化」

789、「速度を大きく強化」

0、「速度を爆発的に強化」

シャロ(初めて見る魔術だけど……少なくとも、凛先輩の足元にも及ばない!)バッ

慎二「なっ、避けられた……しかも、こんなにあっさり……!?」

慎二「くっそぉ、まだまだ!」


ズズズズッ

ビュォォォッ


シャロ(速くもない、軌道も単純…………これに倒されるようじゃ、凛先輩に殺されちゃうわ)

慎二「こいつ…………っ!」

バーサーカー「――――!」ブンッ


ギギギギンッ


ランサー「っ、おもしれえ……!」

ランサー「そらっ!」


ヒュヒュヒュヒュヒュッ

ギギギギンッ


ランサー(刀1本でここまで止めるとはな……やっぱりただ者じゃねえ)

ランサー(この槍を使うにふさわしい相手だ。だが、やっぱりあの霧が気になるな。正体を隠すだけだとしたら、そこまで警戒する必要もないが……)

バーサーカー「――――!」ブンッ

ランサー「!」ギィンッ

ランサー(考える暇もねえな――――!)

ランサー「いいぜ、見せてやる。オレの真名ひとつで宝具のタネが割れるならそれもよし」

ランサー「その心臓、貰い受ける———――!」


シャロ「!?」ゾクッ

シャロ(なに、この感じ…………!)

シャロ「ダメ、バーサーカー!」



どうする?↓1


1、「バーサーカーに、危険だと訴える」

2、「令呪を使って、回避するように命令する」

3、「令呪を使って、先に倒すよう命令する」

シャロ「バーサーカー! それは危険よ!」

ランサー(ほう、いい勘してるじゃねえか……けど、それじゃどうしようもない――!)

ランサー「――――『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)』!」ビュッ

バーサーカー「!」バッ

シャロ「やった、避け……」


ヒュッ

ドスッ


シャロ「…………え?」

ランサー「避けられやしねえ。当たることは、初めから決まってんだからな」

バーサーカー「」ドサッ

シャロ「う、そ……バーサーカー?」

シャロ「バーサーカー! いやあああああああっ!」

ランサー「悪く思うなよ、嬢ちゃん」


ヒュッ

ビチャァッ



【DEAD END】


ラビット道場に送還されます

――ラビット道場――


ここあ「いらっしゃいませ! 2回目だね」

ろぜ「シャロの聖杯戦争は難易度高いな…………そもそも『刺し穿つ死棘の槍』が強すぎる感が否めない」

ここあ「だから、あれを突破するのにはこのSS独自の設定が適用されるかもしれないからね! ごめんね!」

ろぜ「敗因を検証すると……令呪をケチるのはよくない、ってことだな」

ここあ「でも、2回しか使えないんでしょ?」

ろぜ「だからこそ、使うタイミングが大事なんだ。せっかく危ないことに気づいたんだから、ここは使うべきだろう」

ここあ「そっかあ」


チーン


ここあ「あ、パン焼けたみたい! 持ってくるね」

ろぜ「相変わらず慌ただしいな」

ろぜ「さて、諦めるにはまだ早い。>>353に戻ってやり直すんだ。なんとか、シャロをハッピーエンドに連れて行ってやってくれ」

>>353からやり直します



ランサー「いいぜ、見せてやる。オレの真名ひとつで宝具のタネが割れるならそれもよし」

ランサー「その心臓、貰い受ける———――!」


シャロ「!?」ゾクッ

シャロ(なに、この感じ…………!)

シャロ「ダメ、バーサーカー!」



どうする?↓1



1、「令呪を使って、回避するように命令する」

2、「令呪を使って、先に倒すよう命令する」

シャロ「令呪を以て命じる! バーサーカー、宝具を使われる前にランサーを倒して!」キィィィィン

バーサーカー「――――!」

ランサー「!」

ランサー(霧が消えて、黒い剣が……!? そうか、この剣がこいつの……!)

バーサーカー「――――!」ブンッ

ランサー「――――『刺し穿つ(ゲイ)』……」


ビチャァッ


慎二「なっ、ランサー…………!?」

ランサー「ご、かはっ……」

ランサー(速すぎる……こりゃあ、相当強い奴を相手にしてたみたいだな)

ランサー「やるじゃねえか、バーサーカー。完敗だ」

バーサーカー「…………」

ランサー「ああ、あの霧がなくなると、兜越しにも分かるな、お前の表情が……」

ランサー「納得、いってねえな。この結果に」

バーサーカー「…………」

ランサー「そうだな、今の勝利は、あの嬢ちゃんが拾ったようなもんだ。けど、それをオマエが気に病むことはねえ」

ランサー「勝ちは勝ちだろ? オレも、楽しめたしな……」

ランサー「守ってやれよ。あれは、いい女だ」



【ランサー陣営敗退】

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「ランサーが死んだ!」

アオヤマ「ランサーファンのみなさんごめんなさい。まさかこんなにあっさり終わってしまうとは……」

アオヤマ「戦闘は短かったですけど、実際は殺るか殺られるかの瀬戸際だったんです」

弟子二号「ちなみに、今回は『刺し穿つ死棘の槍』打開策として」

弟子二号「真名解放される前に倒す、という案を採用しました。公式で可能かどうかは不明です、ご容赦ください」

アオヤマ「『約束された勝利の剣』が両手で振りぬくことを必須としているように、『刺し穿つ死棘の槍』も」

アオヤマ「突く、もしくは投擲することが必須だと解釈しました」

弟子二号「では、今日も短編を一つお送りします」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん、登場人物とシチュエーションを指定してください」

英霊エミヤの幸運がEXだったら

アオヤマ「>>362さんごめんなさい、条件を満たしていないので、下にずらします」




○凛と桜がタカヒロさんの娘だったら


カランカラン


凛「いらっしゃいませー!」

桜「いらっしゃいませ」

桜「姉さん、私が注文とってきますね」

凛「ん、よろしく」


ティッピー「仕事熱心なのは儂に似たんじゃろうなあ」

タカヒロ「バカ言え、2人とも俺似だよ。親父がやってた頃は、こんなに客来なかったろ」

ティッピー「なんじゃと!」

凛「もう、2人とも、ケンカするなら手伝ってよ」

タカヒロ「そうだな。親父はここで大人しくしててくれ」

ティッピー「……息子よ。娘を愛する気持ちはわからんでもないが、その分儂の扱いがぞんざいじゃないか?」


タカヒロ「ご注文お伺いいたします」

「私、紅茶セットで」

「じゃあ、私はこの日本茶セットを」

タカヒロ「…………」

タカヒロ(二人が厨房に入るようになってから、紅茶とお茶の売り上げばかりが伸びてるな)


桜「お爺様、どうしたんですか? 元気がありませんよ」

ティッピー「桜は素直に育ったのお……そのままでいてくれよ」

桜「もう、お爺様ったら」




アオヤマ「更新は以上です。今日もありがとうございました」

弟子二号「お疲れ様でした」

そういや今アサシンのマスター権ってどういう状態だっけ?
もしキャスターから凛に移ってたりしたら離反フラグになったりして

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。今日は、>>370さんの質問にお答えしてから始めますね」

弟子二号「アサシンについては、こんな感じです」



キャスターが『アサシンのマスターになる予定だった魔術師』を殺害



キャスターがアサシン(佐々木小次郎)を召喚

 ※死者が死者を現世に維持することはできないため、依代は柳洞寺の山門。令呪はキャスターが所持



令呪によって山門から離れられなくなる



キャスター敗退 ← 今ここ



弟子二号「要するに、凛さんとアサシンの間には何の繋がりもないので、今のアサシンはマスターのいないはぐれサーヴァントです」

アオヤマ「放っておけば、消えてしまうようですね。2日間、留まることができるんでしょうか……?」

アオヤマ「単独行動スキルがあっても1~2日だと記憶していますが」

弟子二号「そこは、まあ……山門が依代だとか、柳洞寺の霊脈だとか、イレギュラーがたくさんありますから」

弟子二号「努力次第、ということで」

――宇治松邸――


慎二「ら、ランサー……? おい、ランサー!」

慎二「なんだ、負けたのか……? こんなに、あっさり……」

シャロ「ねえ」

慎二「ひっ!」ビクッ

シャロ「一つだけ教えて。桜は、この戦いには関係ないのよね?」

慎二「…………桜?」

慎二「なんだよ、お前もかよ……! どいつもこいつも、桜桜桜……!」

慎二「間桐の後継者は僕なんだ! 桜は関係ないんだよっ!」

シャロ「…………」

因みに凛ちゃんさんとメディアさんとの合性はどんな感じだったんですか、険悪、普通、良好、?

バーサーカー「…………」

慎二「っ、やめろ、僕はもう……」

シャロ「手を出さなくていいわ、バーサーカー」

バーサーカー「…………」

慎二「ちくしょう……ちくしょう…………っ!」ダッ


シャロ「…………」

シャロ「戻りましょ、バーサーカー。私、疲れちゃった」

――宇治松邸・居間――


千夜「シャロちゃん! 大丈夫だった?」

シャロ「…………」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ「千夜はさ、虫を殺したことってある?」

千夜「え……?」

シャロ「私はあるわ。小さいころ、蟻を踏みつぶしたの。それが、殺すことだって知らないまま」

シャロ「今ならそんなことしない。相手がなんであっても、殺すのは悪いことだって、思ってたから」

シャロ「でも……違った。私は、自分が死なないために、ランサーを殺したの」

千夜「…………」

シャロ「ごめん、今日は寝るわ。おやすみ、千夜」

千夜「…………」

千夜「うん、おやすみ。シャロちゃん」

千夜「シャロちゃん……」

千夜「……! そうだ、こういうときは」」



誰に助けを求めますか?↓1



1、「ココア」

2、「チノ」

3、「リゼ」

4、「青山さん」

――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「…………」

シャロ「覚悟、してたつもりだったのになあ」

シャロ(サーヴァントだからノーカン、ってわけにはいかないわよね。だって、私は……)


Prrrrrr


シャロ「…………」スッ

シャロ「もしもし」

「お久しぶりです、シャロさん」

シャロ「青山さん? …………私、番号教えましたっけ」

「ああ、いけません! 悪質なストーカーではありませんから、どうか切らないでください!」

シャロ「そんなこと思ってないけど……どうしたんですか?」

「いえ、久しぶりに声が聞きたくなりまして……シャロさんがいないラパンに行っても、執筆がはかどらないんです」

「おかげで、この2か月ほど原稿用紙は真っ白なまま……」

シャロ「ずっと!? 作家さんなんですから、そこは頑張ってください!」

「担当さんにも、同じことを言われました」

シャロ「もう……」

シャロ「…………青山さん」

「はい?」

シャロ「たとえば、青山さんにとって大切な何かを取り戻すために、誰かを殺さなきゃいけない」

シャロ「そういう状況になったら、どうしますか?」

「…………なんだか、小説のようなお話ですねえ。シャロさんも、物書きに興味が?」

シャロ「うーん、まあ……そんな感じ」

「そうですか……それはつまり、自分のために誰かを殺せるか、という命題ですね」

「なんとか殺さずに解決、という道はないんですか?」

シャロ「…………ない、と思うわ」

「…………」

「酷な話ですね、これは」

「人間は、大切なものを守るためには、綺麗なままではいられないのかもしれません」

シャロ「綺麗……?」

「誰かの未来を奪うことは、きっと、とっても醜いことです。私なら……躊躇ってしまいます」

シャロ「…………」

「でも、もし……自分の身を汚してでも、守りたいものがあるのなら」

「それはきっと……ただ綺麗なだけの生き方よりも、輝いているのかもしれません」

シャロ「!」

シャロ「汚してでも、守りたいもの……」

「そういう葛藤をする主人公を描くのですか?」

シャロ「えっ……ええ、そのつもり」

「では、その主人公さんにお伝えください」

「自分を殺せば綺麗になれる。それができないのなら……戦う覚悟を、決めなければなりません」

「死ぬ覚悟ではなく、殺す覚悟を」

シャロ「…………そっか、そうよね」

シャロ「ありがとう、青山さん」

「参考になりましたか?」

シャロ「ええ。迷いは消えないけど……前に進むくらいは、できそうです」

「そういう悩みは、簡単に吹っ切れるものではありませんからねえ」

「そういえば、シャロさん。いつごろお帰りに?」

シャロ「もう少しかかるけど……そう長くはないと思うわ」

「そうですか。ラビットハウスの皆さんも、寂しそうにしていますよ」

「それでは、失礼しますね。おやすみなさい」

シャロ「おやすみなさい、青山さん」ピッ

シャロ「…………千夜の差し金かしらね」

シャロ「ありがと、千夜、青山さん」



【4日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)


1~4、「バーサーカーとお話しする夢」

567、「バーサーカーの過去の夢」

890、「夢は見ない」

【5日目】


――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「…………」

シャロ「昨日は、夢見なかったわね……まあ、こういう日もあるわ」



――宇治松邸・居間――


千夜「おはよう、シャロちゃん。よく眠れた?」

シャロ「ええ、おかげさまでね」

シャロ「ありがと、千夜」

千夜「あら、なんのこと~?」

シャロ「まったく、白々しいんだから」

シャロ「バーサーカーも、見張りご苦労様」

バーサーカー「…………」コク

千夜「ごちそう様。今日もおいしかったわ」

シャロ「お粗末様」

千夜「ところで、シャロちゃん。今日は学校はお休みだし、凛ちゃんが来るのも午後から」

千夜「お昼までどうするの?」

シャロ「そうねえ……」

シャロ「↓1」



1、「お昼まではゆっくりしましょう。最近、慌ただしかったもの」

2、「戦闘には基礎体力も重要だって気づいたの。ちょっと走ってくるわ」

3、「昨日、衛宮先輩が欠席してたのが気になるわ。行ってみない?」

シャロ「昨日、衛宮先輩が欠席してたのが気になるわ。行ってみない?」

千夜「そうね、確かに心配だわ」

シャロ「バーサーカーもそれでいい?」

バーサーカー「…………」コク



――衛宮邸・玄関――


ピンポーン

ガラガラ


ライダー「おや、シャロ。どうしたのですか」

シャロ「衛宮先輩、昨日欠席だったから。ちょっと気になって」

ライダー「? 伝達がうまくいっていませんでしたか?」

千夜「伝達?」

ライダー「……いえ、せっかくいらしたのです。上がってください」

――衛宮邸・居間――


士郎「悪かったな、心配させちまったみたいで」

士郎「けど、おかしいな。2人には伝えるように、桜にお願いしてたんだけど」

シャロ「桜に?」

千夜「どうして教えてくれなかったのかしら……忘れてた?」

士郎「確かに、たまに抜けてるところはあるけど……」

シャロ「ところで、先輩。何かあったんですか?」

士郎「ああ、じつは……」チラ

ライダー「シャロたちになら、話してもいいでしょう」

士郎「そうだな。実は、一昨日、桐間たちと別れてから」

士郎「帰る途中に襲われたんだ」

千夜「! まさか……」

シャロ「サーヴァントですか」

士郎「ああ」

ライダー「クラスはアーチャー、マスターはアインツベルンの人間でした」

士郎「ライダーも手負いだったからな、辛うじて逃げたんだけど……ちょっと攻撃を受けちまってな」

ライダー「シロウを守りきれなかったのは、私の落ち度です」

士郎「もういいって、ライダー。逃げ切れただけ良しとしよう」

シャロ「アインツベルン……」

ライダー「なにか?」

シャロ「ううん、アインツベルンの森が、私たちの拠点のすぐ近くだから」

千夜「警戒しておいた方がいいかもしれないわね」



アインツベルンの森近くに住むシャロと千夜。イリヤと面識は?↓1(コンマ)



偶数、「何度か顔を合わせたことがある」

奇数、「まだ出会ったことはない」

ぞろ目、「仲良し」

ライダー「近くに住んでいるのに、面識はないのですか?」

シャロ「ええ、その森から人が出てくるところを見たことないの」

士郎「そうか……けど、気を付けた方がいい。強かったぞ」

千夜「ありがとう、教えてくれて」

士郎「同盟……って言うと言いすぎだろうけど」

士郎「いっしょに戦った仲だからな。どうする、昼飯食ってくか?」

シャロ「ごめんなさい、午後から約束があるので、私たちは帰ります」

ライダー「そうですか、残念です。ところで、シャロ。今日も可愛らしいですね」

シャロ「なんなの。なんで私は口説かれてるの?」

士郎「わざわざ来てくれてありがとな。気を付けて帰るんだぞ」

千夜「はーい」

――宇治松邸・居間――


凛「悪いわね、お茶とかお菓子とか、気を使わせちゃって」

千夜「大事なお客様だもの、それくらいするわ」

シャロ「凛先輩、今日は何をするんですか?」

凛「正直、第3段階になられちゃうとやることないのよね。だから」

凛「第2段階までで戦えるように特訓しましょう」

シャロ「なるほど……確かに、私も酔わずに戦えるなら、それに越したことはないと思います」

千夜「頑張ってー、シャロちゃん。バーサーカーさんと一緒に応援してるわ」

バーサーカー「…………」

シャロ「なんかプレッシャーね」

――宇治松邸・庭――


凛「広い庭ね。これなら、少々走り回っても問題なさそう」

シャロ「凛先輩、これからするのは……」

凛「まずは、魔術の効力を安定させる特訓をしましょう」

凛「そのためには数をこなさなきゃならないわ。1時間に2回までなら大丈夫なのよね?」

シャロ「はい」

凛「じゃあ……日が暮れるまでに、10回はいけるわね。気ぃ抜いて酔うんじゃないわよ」

シャロ「……!」コク

凛「じゃあ、はじめて」

シャロ「――――『焙煎回路・速度特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」






シャロ「」グッタリ

千夜「ホントに日が暮れるまでやっちゃったわねー。それに、組手みたいなのもやってたけど……」

凛「1時間なにもしないのももったいないじゃない。そりゃあ、一朝一夕で身につくものじゃないけど」

凛「何もしないよりはましだと思って」

シャロ「お、鬼教官…………!」グッタリ

凛「対価をもらってるんだもの、鬼にもなるわ」

千夜「素人目にはよくわからなかったけど……どうだった、凛ちゃん? 手ごたえあった?」

凛「↓1(コンマ1桁目)」



1~8、「さすがに1日じゃどうしようもないわ。継続して訓練しないとね」

90、「当初よりは安定しだしたと思うわ。ろくな師がついてなかったのが災いしてたのかも」

凛「今までが不安定すぎたってのはあると思うけど……」

凛「当初よりは安定しだしたと思うわ。ろくな師がついてなかったのが災いしてたのかも」

千夜「あら、そうなのね。やっぱり凛ちゃんにお願いして正解だったわ」

凛「焙煎回路自体は謎だらけだけど、あれだって魔術だもの。基礎をしっかり固めれば、もっと安定してくるはずよ」

凛「私にできるところまでは、責任もって教えるわ」

千夜「よろしくね、凛ちゃん」

シャロ「か、身体が動かない……バーサーカー、お風呂まで連れてって……」

バーサーカー「…………」コク



※焙煎回路が安定しました。今後、コンマを用いる焙煎回路判定の難易度が、少しだけ緩和されます

――宇治松邸・居間――


シャロ「ご馳走様でした。凛先輩、料理上手なんですね」

凛「まあ、人並みにはね」

千夜「もう暗くなっちゃったし……凛ちゃん、送っていくわ」

凛「え? でも……」

シャロ「気にしないでください。私たちも、外に出る用事がありますから」

凛「そ、じゃあお願いしようかしら」

凛「頼りになる用心棒もいるしね」

バーサーカー「…………」

――Interlude――


アサシン「2日か……少し、見栄を張ってしまったかな」

アサシン「この身体も、もう長くはあるまい」

アサシン「だが……あの騎士が、約束を違えるとも思えん。今は待つだけだ」


ザッ


アサシン「ほう、お前は……」

セイバー「また会ったな、アサシン」

アサシン「セイバーか。今宵は忙しい夜になりそうだな」

セイバー「そこを通していただきたい。その先に、あなたが守るべきものはないはずだ」

アサシン「お見通しというわけか。だが、それは違うぞ、セイバー」

アサシン「確かに、この門の向こうには何もない。が、この門を守るという約束の果てに」

アサシン「好敵手との再戦という未来があるのだ。拙者がここにある限りは、通すわけにはいかん」

セイバー「そうですか……しかし私とて、引き下がるわけにはいかない」

セイバー「いくぞ、アサシン――――!」

アサシン「来い、セイバー――――!」


――interlude out――

――深山町――


凛「決闘? 殊勝なものね、口約束なんて破っちゃえばいいのに」

シャロ「そういうわけにはいかないわ。それに、バーサーカーが乗り気なんだもの」

千夜「楽しみにしてたのかもしれないわ。今日はテンション高めよね、バーサーカーさん」

バーサーカー「…………」

凛(なんでわかるのかしら)



凛「ここまででいいわ、ありがとう」

千夜「どういたしまして。明日もよろしくね」

凛「ええ、また明日。シャロ、今日はゆっくり寝ておきなさいよ」

シャロ「言われなくてもそうなると思います……」

――柳洞寺・石段――


シャロ「さ、行くわよ。バーサーカー」

バーサーカー「…………」

シャロ「バーサーカー?」

千夜「立ち止まっちゃって、どうしたのかしら……?」

バーサーカー「…………」クイクイ

シャロ「ちょっ、なんで袖を……行くなってこと? でも、そしたら決闘が……」



どうする?↓1


1、「行く」

2、「引き返す」

千夜「…………」ムー

シャロ「どうしたの、千夜。目細めて」

千夜「アサシンさん、いないみたい」

シャロ「え? ……っていうか、目いいわね」

シャロ「でも、いないってことは……もしかして」

バーサーカー「…………」

シャロ「……わかった、引き返しましょう」

――深山町――


シャロ「やっぱり、そういうことなのかしら。アサシンは……」

バーサーカー「…………」

千夜「でも、アサシンさん、すっごく強かったわよね。一体誰が……」

シャロ「そうねえ……」

シャロ「! 千夜!」ダッ

バーサーカー「!」ダッ

千夜「え…………?」


ブオンッ

ギィンッ


シャロ「千夜、大丈夫?」

千夜「う、うん……まさか」

シャロ「ええ、たぶん、サーヴァント……」

???「■■■■■■――――!」

シャロ「…………え?」

シャロ「まさか、バーサーカー……!? でも、そんなはず……」

???「■■■■■■――――!」ブンッ

バーサーカー「!」


ギィンッ

ブオンッ

ドガァッ


シャロ「ううん、間違いない、バーサーカー……!」

シャロ「でも、それじゃ……この聖杯戦争には、バーサーカーが二人…………!?」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「バーサーカーVSバーサーカー開始、といったところで今日の更新は終了です」

弟子二号「遅くなりましたが、>>375さんの質問にお答えしますね」

弟子二号「キャスター的には、凛さんは近接戦闘もこなせるうえにちょっと優秀すぎるので、可愛げがないという印象」

アオヤマ「凛さん的には、勝手にルール違反をしたキャスターに対して、ちょっと反感を抱いていたようです」

アオヤマ「ただ、お互いにその力量は認めていたので、仕事仲間としての連携は良好だったと言えるでしょう」

弟子二号「返答が遅くなってすみません。更新の途中で私たちが出ちゃうと、ペースが乱れてしまうので、ここでお答えしました」

弟子二号「では、今日も短編とともにお別れです。以下のルールに反した安価は無効、下にずれます」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



アオヤマ「↓1さん、お好みの登場人物とシチュエーションをお書きください」

○シャロが英霊エミヤのマスターになった影響で幸運がEXになったら


アーチャー「まったく、サーヴァントを買い出しに連れ出した挙句、荷物持ちをさせるなど、前代未聞じゃないか?」

シャロ「でも、食事をおろそかにするわけにはいかないわ」

シャロ「ところで、買い物したら福引券をもらったの。アーチャー、やる?」

アーチャー「シャロがやればいい」

シャロ「いいじゃない、運試しよ、運試し」

アーチャー「…………」



カランカラン


「特賞、温泉旅行です!」

アーチャー「…………」

シャロ「1回で特賞を引く幸運……!」

シャロ「この戦い、私たちの勝利ね……!」

アーチャー「よくないぞシャロ。アーチャーのマスターがそのセリフを口にするのはよくない」

ランサー「その心臓、貰い受ける――――!」

ランサー「――――『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)』!」

シャロ「アーチャー!」

アーチャー「…………」

ランサー「…………」

ランサー「バカな、かすりもしねえだと!?」

アーチャー「これが幸運の力か……!」

シャロ「ラッキーだけで避けちゃった……!」

シャロ「そのまま倒すのよ、アーチャー!」

ランサー「ぐあああああっ!」

アーチャー「ランサーが死んだ!」




弟子二号「この人でなし!」

アオヤマ「今日もありがとうございました。次の更新でお会いしましょう」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

※混乱を避けるため、今回に限りバーサーカーは真名で表記します




ヘラクレス「■■■■■■――――!」

ランスロット「――――!」

シャロ「なんなの……どういうこと…………?」

千夜「! シャロちゃん、あれ……!」


ザッ


宗一郎「桐間に、宇治松か」

シャロ「葛木先生……!? まさか、先生も魔術師……!」

宗一郎「魔術…………聞き覚えはあるが、私には関係のないことだ。私はただ」

宗一郎「闘争を求める戦士の、手助けをしていただけだ」

千夜「手助け……?」

ヘラクレス「■■■■■■――――!」

宗一郎「……そうか。お前たちには、わからないかもしれないな」

宗一郎「彼は、まるで狂っているようだ。だが、それでいてなお…………いや、だからこそ」

宗一郎「強敵との真剣勝負を求めている」

シャロ「言葉も交わせないのに、どうして……」

宗一郎「必要のないことだ。眼を見ればわかる」

宗一郎「私にはないものを持っている眼だからな。私は、彼の戦いと、その果てを見てみたい」

宗一郎「だから力を貸している。桐間、お前は、彼の望みを果たせるか?」

シャロ「…………」

シャロ「↓1」



1、「いいわ。行って、バーサーカー――――!」

2、(もしあのバーサーカーにマスターがいないのなら、放っておけば消滅するはず……ここは逃げた方がよさそうね)

シャロ「いいわ。行って、バーサーカー――――!」

ランスロット「――――!」ダッ


ヒュヒュヒュッ

ギギギンッ


シャロ「…………は?」

千夜「バーサーカーさんの攻撃が、効いてない……!?」

ヘラクレス「■■■■■■――――!」ブンッ

ランスロット「!」バッ


ドガァァァンッ


千夜「きゃあっ!?」

シャロ「千夜!」

シャロ(攻撃の余波でこれ……!? こんなの、間近で何発も耐えられないわよ……!)

シャロ(今のは何とか避けたけど……バーサーカー……)

ヘラクレス「■■■■■■――――!」ブンッ


ドガァァァッ


ランスロット「――――!」


ヒュヒュヒュッ

ギギギッ


宗一郎(彼の攻撃を、ここまでやりすごせるとは。ようやく出会えたのか、彼の求める強者に)

宗一郎(だが……)

ランスロット「――――!」ブンッ


ギギギギギギンッ


シャロ(なによあれ……避けられてるとか、耐えられてるとか、そういう次元じゃないわ)

シャロ(いくら耐久が優れてても、バーサーカーの攻撃を無傷でやり過ごせるわけ……)

ヘラクレス「■■■■■■――――!」ブンッ

ランスロット「!?」


ドガァッ


千夜「バーサーカーさん!」

シャロ(まずい、もろに……!)

シャロ「バーサーカー!」

ランスロット「…………」

シャロ(もう2発も喰らえば致命傷だわ……その前に、私が何とか対抗策を見つけなきゃ……)

シャロ(幸い、葛木先生は何もしてこない。さっきの言葉を素直に解釈すれば、たぶん、葛木先生には戦う気がないはず)

ヘラクレス「■■■■■■――――!」

ランスロット「……!」

シャロ(なにか、なにか策を…………!)



↓1(コンマ)



偶数、「シャロが何かに気づく」

奇数、「千夜が何かに気づく」

ぞろ目、「無理、なにも思いつかない」

ヘラクレス「■■■■■■――――!」ブンッ

ランスロット「!」バッ


ドガァァンッ


シャロ(単純な耐久じゃなくて、スキルか宝具による防御であることは明白……なら、効かなかった攻撃の共通点を探すしかない)

シャロ(へし切長谷部による斬撃、宝具化した石の投擲…………威力的には問題ないはず)

シャロ(…………)

シャロ「! まさか…………」

千夜「シャロちゃん?」

シャロ(でも、断定するには材料が少なすぎるし、打開策もリスクが高すぎる……もう少し様子を)


ゴシャァァァンッ


千夜「バーサーカーさん!」

シャロ「!」

シャロ(様子を見る……? なに言ってるの、私…………)

ランスロット「…………」

シャロ(バーサーカーが死にそうなのに、様子を見る……? 違うでしょ、そうじゃない)

ヘラクレス「■■■■■■――――!」

シャロ(ごめん、青山さん。やっぱり、覚悟は決められない。でも…………)

千夜「ダメ……シャロちゃん、バーサーカーさんが……!」

シャロ(仲間が死ぬのは、嫌だから。だったら、もう。選ぶ余地なんて、ためらう余裕なんて、ない)

シャロ「――――」

シャロ「宝具を使って、バーサーカー!」

ランスロット「!」

ランスロット「――――!」ヒュッ

シャロ(あの防御力は、攻撃のランクを参照しているはず。威力じゃなくて、格の高い攻撃じゃないと、傷つけることすらできない)

シャロ(その推測が合ってても、アレを突破するためには、バーサーカーのあの剣が、ランクの高い宝具でないとダメ……)

シャロ(でも、心配はいらないわよね。ランスロットの最後の宝具が、半端なはずはないんだから――――!)


ドスッ

ビチャァッ


ヘラクレス「――――――――」

宗一郎「!」

千夜「え…………?」

シャロ「やった……勝っ…………」

ヘラクレス「――――――――」

ヘラクレス「■■■■■■――――!」

シャロ「なっ…………!?」

シャロ「嘘……どういうこと…………!?」

シャロ「っ、バーサーカー! もう1回……」

ランスロット「」ドサッ

千夜「! バーサーカーさん……まさか」

シャロ「もう、限界だっていうの……?」

ヘラクレス「■■■■■■――――!」

シャロ「だめ、やめて…………やめてえぇぇぇぇぇっ!」


ドドドドドドドドドドドドドドッ

ビチャァッ


宗一郎「!」

ヘラクレス「――――――――」

シャロ「…………へ?」

千夜「な、なに……?」


「道の中心は常に空けておけ、雑種。王たる我が通れるようにな」

ギルガメッシュ「まったく、セイバーを探しに出てみれば」

ギルガメッシュ「この我の耳に雑音を入れるのみならず、歩みを妨げる不逞の輩と出くわすとはな。身の程をわきまえろ」

ヘラクレス「――――――――」

ヘラクレス「■■■■■■■――――!」

ギルガメッシュ「…………呆れたものだ。我の財で死ぬ名誉を拒むなど」

ヘラクレス「■■■■■■■――――!」

ギルガメッシュ「あまつさえ、向かってくるか。これ以上、我の機嫌を損ねるなよ、雑種」


ドドドドドドドドドドドドドドッ


ヘラクレス「――――――――」

シャロ「なに、なんなの……? バーサーカーが苦戦してた相手を、こんなに簡単に……」

ギルガメッシュ「――――『天の鎖』よ!」


ジャララララララ


ヘラクレス「■■■■■■――――!」

ギルガメッシュ「あれだけの攻撃を受けて前進するのは大したものだが……もう飽きた。失せろ、雑種」


ドドドドドドドドドドドドドッ


千夜「一歩も動かずに、倒しちゃった……」

宗一郎「…………」タッ

シャロ「!? 葛木先生、なにを……!」

ヒュッ

ドゴォッ


ギルガメッシュ「…………」

ギルガメッシュ「我の顔面に拳を入れるとはな……これ以上の不敬はないぞ」

宗一郎「仮に、私が何かを信仰していたとしたら」

宗一郎「それは、彼の戦いに対する真摯さ以外にない。お前は、それを邪魔した。ならば、私は黙っているわけにはいかない」

ギルガメッシュ「殊勝なことだ。その代償として、命を落とすとしてもか――――!」

シャロ(まずい、このままじゃ葛木先生が……!)

シャロ「――――『焙煎回路・加速特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」



焙煎回路判定↓1(コンマ1桁目)



1~5、「速度を強化」

6~9、「速度を大きく強化」

0、「速度を爆発的に強化」

シャロ「葛木先生、手を!」バッ

宗一郎「!」

ギルガメッシュ「なに……?」


ドドドドッ


シャロ(……? いつもより速くなってる! 凛先輩の訓練の成果が……?)

シャロ(って、今はそれどころじゃないわね)

シャロ「バーサーカー! 霊体化して今すぐ離脱して! いける!?」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「…………」コク

ギルガメッシュ「! ほう、奴は……」

シャロ(でも、どうしよう……先生の手を引いたままだと、追いつかれるかも……)

宗一郎「桐間、そのまま私を遠くに放り投げろ」

シャロ「え……!? でも」

宗一郎「着地くらいならうまくやる」

シャロ「……わかりました、どうかご無事で」

宗一郎「桐間、助力に感謝する。それと」

宗一郎「彼の仇を、頼む」

シャロ「!」

シャロ「……わかりました、必ず」

シャロ「千夜、つかまって!」

千夜「うん……!」


ガシッ


千夜「あ、またお姫様だっこ……」

シャロ「赤面してる場合!? ホントにマイペースね……」

シャロ「このまま走るわ、落ちないでよ!」


ダッ


ギルガメッシュ「強いて追う理由もなし、我にとってはセイバーの行方の方が重要だ。だが……」

ギルガメッシュ「まさか、借りを返す機会が訪れるとは思わなかったぞ、狂犬……!」

ギルガメッシュ「セイバーもいることだ。此度の聖杯戦争、退屈せずに済むかもしれないな」

――宇治松邸・居間――


千夜「バーサーカーさん、大丈夫?」

シャロ「明日1日くらいは、安静にしてた方がよさそうだわ。無理させちゃったもの……」

千夜「シャロちゃんが気に病むことじゃないわ。みんな無事で、よかったじゃない」

シャロ「そう、ね。また、強敵が出てきちゃったけど」

千夜「大丈夫よ、シャロちゃんは、独りじゃないんだから」

シャロ「うん、ありがと」

シャロ「…………ねえ、千夜」

千夜「なに?」

シャロ「えっと、その……今日は、……えっと」

シャロ「いっしょに、寝ない……?」

千夜「あら、シャロちゃんたら甘えん坊さん」

シャロ「うっ…………」

シャロ「いいじゃない、たまには、甘えても」

千夜「!」

千夜(てっきりツッコまれると思ったのに……真面目に返されちゃうと、私まで恥ずかしくなっちゃうわ)

――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「なんで私の部屋なのよ……狭いわよ。布団1枚じゃ」

千夜「せっかくシャロちゃんが甘えてくれたんだもの。たまには1枚の布団で寝るのもいいじゃない」

シャロ(いっしょにお風呂入ったりとかはあるけど……ここまでくっつくのは、やっぱり恥ずかしいわね……)

シャロ(でも……なんか、温かい)

シャロ「ありがと、千夜……」

シャロ「おやすみなさい」

千夜「うん、おやすみなさい」



【5日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)



1~4、「バーサーカーとお話しする夢」

567、「バーサーカーの過去の夢」

890、「夢は見ない」

【6日目】


――シャロの夢――


シャロ「…………」

シャロ「なんか、この感覚にも慣れてきちゃったわね」

シャロ「ここは……森ね。いかにも未開拓って感じ」

シャロ「身体は透けない……ってことは」

バーサーカー「マスター」

シャロ「久しぶり、バーサーカー」

バーサーカー「はい、こうして言葉を交わすのは、久しぶりですね」

シャロ「バーサーカー、ありがとう。守ってくれて」

バーサーカー「サーヴァントとしての務めを果たしただけです。しかし」

バーサーカー「主からの礼というのは、心地よいものですね。ありがたく受け取っておきます」

シャロ「ふふ、ちょっと堅すぎるんじゃない?」

バーサーカー「騎士としての振る舞いが、染みついていますからね。これが自然体です」

シャロ「そっか。バーサーカーらしいわ」



何を話そう↓1



1、「3つ目の宝具について聞いてみる」

2、「前回の聖杯戦争について聞いてみる」

3、「聖杯に託す望みを聞いてみる」

4、「ギネヴィア王妃について聞いてみる」

シャロ「ねえ、バーサーカー。前回の聖杯戦争にも参加してたって言ったわよね」

シャロ「教えてくれない?」

バーサーカー「マスターは、ご存じないのですか?」

シャロ「うん、教会から結構な量の資料をもらったんだけど、前回のことはほとんどわからなかったの」

シャロ「ひょっとしたら、なにか参考になるかもしれないと思って」

バーサーカー「そうですか……私が記憶していることでしたら、時間の許す限りお話ししましょう」

バーサーカー「ああ、そうだ。なら、真っ先にお話ししなければならないことがあります」

シャロ「それは?」

バーサーカー「昨夜、急に姿を現した黄金のサーヴァント。彼も、前回の聖杯戦争に参加しています」

シャロ「……………………え?」

シャロ「ええっ!?」

シャロ「前回と同じサーヴァントが2人……これもうわからないわね」

シャロ「聖杯戦争は大丈夫なのかしら……」

バーサーカー「彼は文字通り、無数の宝具を所有しています。ある程度の数なら、『騎士は徒手にて死せず』で対抗できますが……」

バーサーカー「本気を出されれば、どうなるかわかりません。警戒しておくべきでしょう」

シャロ「対抗できるって?」

バーサーカー「彼が射出した宝具を奪い、その後の攻撃に対応できるということです。前回実証済みですから」

シャロ「…………やっぱり、あなたってすごいのね」

バーサーカー「光栄です」

バーサーカー「それと……」

バーサーカー「…………」

シャロ「バーサーカー?」

バーサーカー「いえ、なんでもありません」

シャロ「話したくないなら、無理にとは言わないけど……」

バーサーカー「いえ、そういうわけには。マスターのためですから」

バーサーカー「前回、セイバーとして現界していた……」


ガラガラガラ


バーサーカー「!」

シャロ「もう、終わりみたいね。ありがとう、バーサーカー。短かったけど、楽しかったわ。またお話ししましょう」

バーサーカー「……はい、マスター」

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「こんばんは。今日の更新は以上です」

アオヤマ「次々と登場する強敵を相手に、シャロさんはハッピーエンドにたどり着けるのか……!」

アオヤマ「私たちも不安でいっぱいです。今回と比べると、1周目はイージーモードでしたねえ」

弟子二号「ココアさんは、世界に愛されているんでしょう。世界最高峰のこころぴょんぴょんフィールド使いですから」

アオヤマ「では、今回も短編を送りして終了です。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をどうぞ」

○ココアちゃんがラビットハウスではなく麻婆のところにホームステイして愉悦に目覚める



リゼ「このメンバーで外食ってのも、久しぶりだな」

シャロ「そ、そうですね」

シャロ「!」

シャロ(り、リゼ先輩の口元にご飯粒が……! こ、これはチャンス……!?)

シャロ「あ、あの、リゼ先p」

ココア「リーゼちゃん! ご飯粒ついてるよ」ヒョイ

リゼ「ああ、悪いなココア……」

ココア「どういたしまして」パクッ

リゼ「! お、おいココア! なんてことを……」

シャロ(え、なに!? 二人ってそういう関係……!?)

ココア(恥ずかしがってるリゼちゃんと、勘違いしてテンパるシャロちゃん……二人とも可愛い!)

ココア(何より重要なのは、この状況を私が作ったということ……!)

ココア(わかったよ、言峰おじさん……これが、愉悦…………!)ゾクゾクッ

千夜「こ、ココアちゃん……明るいうちから、大胆ね…………」

ココア(いつもはのほほんとしてる千夜ちゃんが、私に押し倒されて真っ赤になってる……愉悦!)



チノ「ま、まさかココアさんがコーヒーの違いを覚えるなんて……」

ココア(チノちゃんがびっくりしながら嬉しそうな顔をしてる……私の努力によって! 愉悦!)


ココア「言峰おじさん! 愉悦って楽しいね!」

綺礼(居候に来た娘が、愉悦を理解したと言って家を飛び出したと思ったら、ハーレムを作っていた)

綺礼(どういうことなんだ……)




アオヤマ「愉悦とはいったい」

弟子二号「ココアさんは根がピュアですから、愉悦を覚えても外道にはなりません。というか」

弟子二号「これだとただのソフトSでは……ココアさんと愉悦は、相性が良くないのかもしれません」

アオヤマ「こういう感じで、必ずしも希望に沿った話にならない可能性はあります。あしからず」

弟子二号「今日もありがとうございました。またお会いしましょう」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「…………うぅん……」

シャロ「……あれ、リゼ先輩からメール来てる……」

「元気そうで安心したよ。それにしても気持ちよさそうに寝てるな」

シャロ「? …………?」

シャロ「!?」

シャロ「ちょっと千夜! 私の寝顔盗撮してリゼ先輩に送ったでしょ! なにしてんのよ!」

千夜「むにゃむにゃ……」

千夜「シャロちゃん可愛いわあ……」

シャロ「寝言!? どんな夢見てんのよ!」

――宇治松邸・居間――


千夜「バーサーカーさんは?」

シャロ「空いてる部屋に押し込んどいたわ。安静にしてなきゃダメなんだけど」

シャロ「あの恰好じゃ寝られないし。あぐらかいてたわ」

千夜「兜くらいとればいいのにねえ」

シャロ「私もそう思うんだけど」



午後までどうする?↓1



1、「ちょっと疲れがたまってるみたい。家でゆっくりしよう」

2、「やっぱり体力不足が気になる。走ってこよう」

3、「アサシンはどうなったんだろう。柳洞寺に行ってみる」


※外出する場合、バーサーカーを連れて行くことはできません

千夜「シャロちゃん、これからどうするの?」

シャロ「そうね……」

シャロ「やっぱり、アサシンがどうなったのか気になるわ。柳洞寺に行ってくる」

千夜「大丈夫? バーサーカーさんは連れていけないんでしょ?」

シャロ「ええ。でも、まだ明るいし、人気のない場所ってわけでもないし」

シャロ「心配いらないわ。お昼までには戻るから」

千夜「そう? じゃ、待ってるわね」

シャロ「うん、いってきます」

――柳洞寺・石段――


シャロ「……!?」ゾクッ

シャロ「な、なにかしら今の……すごい寒気が……」

シャロ「でも、せっかく来たんだし……門の前までは行ってみましょう」



――柳洞寺・山門――


シャロ「やっぱりいないわね……誰かにやられた、って考えるのが妥当な気はするけど……」

シャロ「それに、門が閉まってるのも気になるわ。参拝客のことを考えれば、この時間は空いてるはず」

シャロ「…………」



どうする?↓1



1、「門を開けて中に入る」

2、「引き返す」

シャロ「……入ってみましょう。でも、開くのかしら…………?」スッ


ギィィィィ


シャロ「あ、開い…………え?」



ドドドドドドドドドドドッ

ドガァァァァァァァン


ギルガメッシュ「はははははは! よく避けるな、セイバー!」

セイバー「っ、やめろアーチャー! 確かに私は、あなたとはそりが合わない! だが、それでも」

セイバー「主を同じくする立場だ! こんなことはあってはならない!」

ギルガメッシュ「綺礼のことか? 知ったことではない! お前が我のモノにならないのが悪いのだろう」

セイバー「どうして……そこまでして私の邪魔をする…………!」


シャロ「あれは昨日の……それに、戦ってるのって」

シャロ「アーサー王…………!?」

綺礼「おや、なにか用かな、桐間紗路」

シャロ「!? あんたは……」


ヒュッ

ドガァッ


シャロ「っ、ぁ――――」ドサッ

綺礼「サーヴァントも連れずにこんなところに来るとは、不用心が過ぎるだろう」

綺礼「安心しろ。お前の令呪は、私が責任をもって処理しておく」




【DEAD END】



ラビット道場に送還されます

――ラビット道場――


ここあ「いらっしゃいませ!」

ろぜ「あえて地雷を踏んでみたい気持ち、わからんでもない。だが、今回は残念だった」

ここあ「うーん、だめだったねえ、シャロちゃん。それにしても、あの神父さん、女の子の顔を殴るなんて酷いよね!」

ろぜ「まったくだ。さて、今回の敗因は言うまでもなく、バーサーカーの不在だ。柳洞寺の様子も気にになるだろうが……」

ろぜ「時にはスルーする勇気も必要だ。>>455に戻ってくれ」

ここあ「バーサーカーさんが元気になったら、来てもいいかもね!」

ろぜ「じゃあな、できればもう来ないでくれよ」



>>455に戻ります

――柳洞寺・石段――


シャロ「……!?」ゾクッ

シャロ「な、なにかしら今の……すごい寒気が……」

シャロ「でも、せっかく来たんだし……門の前までは行ってみましょう」



――柳洞寺・山門――


シャロ「やっぱりいないわね……誰かにやられた、って考えるのが妥当な気はするけど……」

シャロ「それに、門が閉まってるのも気になるわ。参拝客のことを考えれば、この時間は空いてるはず」

シャロ「…………」

シャロ「バーサーカーが引きとめたくらいだし、深入りするのは危険よね」

シャロ「帰ろう」

――深山町――


シャロ(アサシンが負けた……魔力切れで消滅した可能性もあるけど)

シャロ(もし、あの扉の向こうに誰かが……アサシンを倒した誰かがいたのなら、警戒しなきゃね)

シャロ(そういえば昨日、あの金ぴか、セイバーがどうとか言ってたわね……もしかして、アサシンを倒したのは……)



↓1(コンマ1桁目)



123、「桜と遭遇」

456、「凛と遭遇」

789、「士郎&ライダーと遭遇」

0、「誰とも遭遇しない」

凛「あら。ずいぶんと間抜け面して歩いてるやつがいると思ったら」

凛「シャロじゃない」

シャロ「そこまで言います?」

シャロ「いやまあ、考え事はしてましたけど……そんなにひどい顔でした?」

凛「ええ」

シャロ「即答とは……ちょっと傷つきます」

凛「こんなとこでなにしてんの?」

シャロ「ええ、ちょっと散歩を」

凛「…………サーヴァントも連れずに? 不用心が過ぎるわよ」

凛「昼間だからって、安全だとは限らないんだから」

シャロ「そうですね、気を付けます」

シャロ「凛先輩は……ひょっとして」

凛「ええ、あなたのところにね」

シャロ「もうそんな時間だったのね……」

凛「せっかくだし、一緒に行きましょ」

シャロ「はい」

シャロ「…………あの、凛先輩」

凛「なに?」

シャロ「桜のこと、聞いてもいいですか?」

凛「…………」

凛「まあ、あなたがただの好奇心で聞きたがってるわけじゃないのは分かるわ」

凛「でも、どうしても知っておかなくちゃならないことじゃないでしょ?」

シャロ「…………」

シャロ「実は、もう一つ理由があるんです」

凛「え?」

シャロ「個人的な話になりますけど……聞いてくれますか」

シャロ「間桐と桐間と…………マキリの話です」

凛「!」

シャロ「あくまで、聞いた話なんですけど」

シャロ「マキリ・ゾォルケンが日本に移住して、家名を間桐にして、少し経ってから」

シャロ「間桐の家に、2人の魔術師が生まれました。両方とも、魔術師としての才能は似たり寄ったりでした」

シャロ「そして臓硯は、家督を譲らなかった方の子を、捨てたんです」

凛「…………」

シャロ「魔術師の世界では、よくあることなんだそうですね。でも、捨てられた側にとっては、そんな事情は関係ない」

シャロ「彼は、冬木から遠く離れた地に拠点を築き、初代当主となったんです」

シャロ「自分を捨てた間桐への皮肉のつもりで、桐間を名乗って」

シャロ「自分の子孫が、間桐に復讐してくれると信じていたそうです」

凛「なら、あなたは……」

シャロ「いえ。ご先祖様には悪いですけど……私は、復讐する気はありません」

シャロ「でも、私のご先祖様は、間桐のせいで苦しんだ。もし、また間桐のせいで誰かが不幸になりかけてて、それが桜なら」

シャロ「放っておくことはできないって、思ったんです」

凛「…………」

凛「シャロ、今晩外出する予定は?」

シャロ「バーサーカーが動けませんし、家にいるつもりです」

凛「そう、だったら」

凛「訓練が終わってから、少し時間をもらうわ。いいわね?」

シャロ「!」

シャロ「はい、ありがとうございます」

――宇治松邸・居間――


千夜「まさか2人で帰ってくるとは思わなかったわあ。凛ちゃん、お昼ご飯は?」

凛「食べて来たわ。そうだ、シャロ」

凛「あんまり食べすぎないようにね。美少女が吐くと、酔っぱらいのおっさんが吐くより数倍グロいから」

シャロ「そんなにハードな訓練を!?」

凛「そりゃ、今から3年後に聖杯戦争があるから、っていうならスローペースでいいけど」

凛「真っ最中なんだもの。ペース配分を考える余裕はないわ」

千夜「頑張って、シャロちゃん。応援してるわ」

シャロ「う、うん……頑張るわ」

――宇治松邸・庭――


凛「やることは昨日と同じよ。焙煎回路で能力を引き上げて、私と組手」

凛「とりあえず、避けることだけ考えなさい。反撃はそれからよ」

シャロ「……」コク

凛「あ、そうだ。今日は、昨日よりレベルを上げてみるわね」

シャロ「レベル?」

凛「昨日は、あなたが焙煎回路を発動するまで待ってあげたけど、今日はなし」

凛「まず、発動する隙を見つけなさい」ヒュッ

シャロ「なっ!? そんな無茶なふにゃぁっ!?」ドゴッ

シャロ「い、痛い…………無理、死んじゃう」

凛「泣き言は聞かないわ。魔術師にとって戦闘で一番大事なのは、魔術を発動させてもらえるかどうかなんだから」

凛「どんどん行くわよ!」

シャロ「お、鬼教官…………!」

千夜「シャロちゃーん、頑張れー」

凛「さて……そろそろ暗くなるし、今日はここまで」

シャロ「」グッタリ

凛「ま、頑張った方だと思うわ。千夜、お風呂は?」

千夜「準備してあるわ。いつでも入れるわよ」

凛「ほら、行くわよシャロ」グイッ

シャロ「うぅ……凛先輩、引っ張らないでぇ…………」ズルズル

千夜「手伝った方がいいかしら?」

凛「あなたが手を出すと二度手間だわ。私が連れて行くわよ」

千夜「あ、そうだ。ついでに、一緒に入ってきたら? 服は貸すわ」

凛「…………」

シャロ「」グッタリ

凛「まあ、1人で入らすのも心配よね」

千夜「じゃあ、よろしくねー」

――宇治松邸・風呂――


凛「広いわね。これなら、2人で湯船につかっても大丈夫そう」

シャロ「泥だらけになっちゃった…………先に身体洗っていいですかー?」

凛「ええ、私はあなたと違って、地面に転がったりしてないもの」

シャロ「あんなに動かされちゃ、転がったりもしますよ」

凛「…………」ジー

シャロ「…………」ザパー

凛「…………」ジー


プニ


シャロ「ひゃぁっ!? り、凛先輩!?」

凛「肌綺麗だなーと思って」プニプニ

シャロ「ちょっ、わき腹はくすぐったいです……!」

凛「じゃ、どこならいいの?」

シャロ「えっ?」

凛「どこならいいの?」

シャロ「えっと…………腕……?」

凛「ん」


プニプニプニプニ


シャロ(あ、あんまりくすぐったくはないけど……)

シャロ(なんだろう、気になる…………)

凛「…………」プニプニ

凛「戦いのたの字も知らない身体よね」プニプニ

シャロ「え……?」

凛「ううん、なんでもないわ」

凛「シャロ、背中流してあげよっか」

シャロ「え、いいんですか……?」

凛「なんか、そんな気分なのよ」

凛「今も妹がいたら、こんな感じなのかなって。いつもはこんなこと、考えないのになあ……」

――宇治松邸・居間――


千夜「ゆっくりだったわね」

凛「ええ、ちょっとね」

シャロ「千夜は?」

千夜「私は先に入ったわ。ちょっと早いけど、ご飯にしましょう」

シャロ「うん! お腹空いたわー」

千夜「ところで、凛ちゃん。今日の修業はどうだったの?」




修行の成果(焙煎回路)↓1(コンマ1桁目)


1~7、「特に変化なし」

890、「さらに安定するように」



修行の成果(身体能力)↓2(コンマ1桁目)


1~6、「特に変化なし」

789、「以前よりはよくなった」

0、「以前よりずっとよくなった」

凛「ちょっと信じられないんだけど……焙煎回路に関しては、この2日で随分成長したわ」

凛「やっぱり、なにからなにまで独学だったのが災いしてたみたいね」

千夜「あら、シャロちゃんすごいじゃない!」

シャロ「そ、そう? えへへ……」

凛「でも、組手はさっぱりよ。逃げるだけならまだしも、あのままで戦うのは厳しいわ」

凛「使えても不意打ちくらいね」

シャロ「し、しょうがないじゃない! アルバイトにしか使ってこなかった身体なんだから!」

千夜「大丈夫よ、シャロちゃんはやればできる子なんだから」

シャロ「なにそのお母さんみたいなセリフ」

千夜「ありがとう、凛ちゃん。片付け手伝ってもらっちゃって」

凛「このくらいはするわ」

凛「ねえ、千夜。今からシャロと大事な話をするんだけど」

千夜「……私、席を外したほうがいいかしら?」

凛「ううん、それをあなたに決めてもらおうと思って」

凛「桜の話なの」

千夜「!」

凛「でも、聞いたら後戻りできなくなるわ。だから……」

千夜「聞くわ。聞かせて、凛ちゃん」

凛「…………ふふ」

凛「いい友達に恵まれてるのね、桜」




凛はどこまで話してくれる?↓1(コンマ1桁目)


1~7、「桜が魔術師であること」

890、「↑+桜が遠坂からの養子であること」



凛は間桐の蟲による調教のことを↓2(コンマ)


偶数、「知っている」

奇数、「知らない」

凛「…………いいのね?」

シャロ「……」コク

千夜「……」コク

凛「そう……じゃあ、最初に言っておかなきゃならないのは」

凛「桜はね、魔術師よ」

シャロ「…………え?」

千夜「嘘……でも、それって」

凛「ええ、桜は聖杯戦争について知っている。そもそも、間桐のマスターは桜だもの」

シャロ「なっ……そんなはずありません! だって、ランサーのマスターは」

凛「兄の間桐慎二にはね、魔術回路はないの。だから、あいつは桜が召喚したサーヴァントを借りてただけ」

千夜「…………じゃあ、桜ちゃんは」

凛「ええ、あなたたちが守りたいと思ってた日常……その象徴だと思ってた桜は」

凛「初めから、私たちと同じ世界にいたの」

シャロ「っ…………!」

千夜「……お兄さんに魔術師としての才能がなかったのに、桜ちゃんにはあったの?」

凛「まあ、仮にそうだったとして、別にありえない話じゃないわ。だから、この先は黙っててもよかったんだけど……」

凛「シャロが自分の家のことを話したんだもの。私だけ隠すのはフェアじゃないわよね」

シャロ「え…………?」

凛「桜は、もとは遠坂の子だったの。間桐に、養子に出されたのよ」

シャロ「そんな…………」

シャロ「先輩のお家は、桜を捨てたんですか……?」

凛「あの子の魔術師としての才能も抜きん出てた。だから、養子に出す以外に、彼女が人間として生きる道は……」

シャロ「そんなの……そんなの! そっちの都合じゃないですか!」ダンッ

凛「…………」

千夜「シャロちゃん……」

シャロ「桜も、同じだったんですね……何も知らないまま捨てられた、私のご先祖様と…………!」

シャロ「っ……!」ダッ

千夜「シャロちゃん!」


ダダダッ

凛「追わなくていいわ。たぶん、シャロには受け入れられない」

凛「育った環境と、そこで培われた価値観の相違よ」

千夜「…………」

千夜「凛ちゃんは、受け入れてるの?」

凛「魔術師としては当然のこと、お父様の判断は間違ってなかった。それに10年も経てば受け入れるしかない」

凛「……そう、思ってたけど」

凛「…………」

千夜「そっか。凛ちゃんも、戸惑ってるのね」

凛「受け入れてたはずだったの。でも、なにかしらね」

凛「シャロといると、恋しくなっちゃったのよ……我ながら、甘いわ」

千夜「よかった」

凛「え?」

千夜「凛ちゃんは、まだ私たちと同じだから」

凛「……同じ、か」

凛「魔術師としては、三流よね」

千夜「でも、お姉ちゃんとしては合格よ」

千夜「もう暗くなっちゃったわね。凛ちゃん、泊まってく?」

凛「明日は学校だけど……まあ、朝寄ればいいわね。お言葉に甘えるわ」

千夜「大歓迎よー」



――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ(桜が、魔術師。それも、本当の家にいられなくなった魔術師)

シャロ(……どうして、気づいてあげられなかったんだろ)

シャロ(…………明日、どんな顔して会えばいいのかしら……)




【6日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)



1~4、「バーサーカーとお話しする夢」

567、「バーサーカーの過去の夢」

890、「夢は見ない」

【7日目】


――シャロの夢――


シャロ「!」

シャロ「夢、よね。それにこの感じは……」

シャロ「そっか、今日はお話しできないのね。残念」

シャロ「前と同じお城よね……バーサーカーはどこにいるのかしら」


ギィ


シャロ「!」ビクッ

シャロ「な、なによ! 急に扉があいたらびっくりする……って」

バーサーカー「…………はあ」

シャロ「バーサーカー……?」

シャロ「落ち込んでる……? ううん、あの表情は知ってるわ」

シャロ「自己嫌悪してる顔ね、私にも覚えがあるわ」

シャロ「それにしても、部屋から出てくるなりあんな顔するなんて……お説教でもされたのかしら」

シャロ「…………」



どうする?↓1



1、「部屋に入ってみる」

2、「バーサーカーの後を追ってみる」

シャロ「気になるわね……部屋に入ってみましょう」


スー


シャロ(……あれ? そういえば、これってバーサーカーの記憶なんじゃなかったっけ)

シャロ(じゃあ、私がバーサーカーと別行動できてるのっておかしいんじゃ……)

「…………うぅ、ぐすっ」

シャロ「…………って」

シャロ「裸の女の人が泣いてるー!? バーサーカーなにしたの!?」

シャロ「! まさか、この人が…………でも、泣かせるなんて」

シャロ「バーサーカー、あなたほんとに……?」

「…………ぃ」

シャロ「え?」

「ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさい」

「ごめんなさい、あなた……ごめんなさい、ランスロット…………!」

シャロ「なんで、この人…………?」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………」

シャロ「なんなの……? バーサーカー、なにがあったのよ……!」


ガラガラガラ


シャロ「答えてよ…………答えてよ、バーサーカー!」

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「みなさんこんばんは。今日の更新は以上です」

アオヤマ「今日はシリアスでしたねえ……ハッピーエンドはあるんでしょうか」

弟子二号「なお、このSSで描かれるギネヴィアさんのキャラはほぼオリジナルです」

弟子二号「今後、公式で描かれる機会があっても知りません。ご了承ください」

アオヤマ「では、今回も短編を送りして終了です。以下のルールに反している者は無効、安価下になります」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をご記入ください」

○シャロと士郎が恋人同士だったら


士郎「シャロの方からデートに誘ってくれるとは思わなかったよ」

シャロ「なっ、べ、ベべべ別にいいじゃない!」

シャロ「いつも、士郎先輩に任せてばかりだったから、たまには私からって……」

士郎「ありがとな、シャロ。でも、2人の時は、先輩じゃなくていいんだけどな」

シャロ「っ! う、あ、……えっと」

シャロ「し、しろ……」

士郎「…………」ジー

シャロ「…………うぅ」

シャロ「先輩のばか! もう知らない!」ダッ

士郎「あっ、シャロ!?」


カランカラン

イラッシャイマセー


士郎「はは、相変わらずだな」

カランカラン


ココア「いらっしゃ……あ、もしかして! シャロちゃんの彼氏さん!?」

士郎「え?」

チノ「ココアさん、仕事中ですよ」

ココア「で、でも気になるじゃん! チノちゃんは気にならないの? シャロちゃんの彼氏さんだよ」

ココア「頭がよくて、働き者で、優しいお嬢様のシャロちゃんの! 彼氏さんだよ!」

士郎「評判いいんだな、シャロ」

シャロ「ちょっとココア! 先輩に余計なこと言わないで!」

チノ「でも、本当のことだと思います」

シャロ「なっ、チノちゃんがそっち側……!?」

士郎「ああ。頭がよくて、働き者で、優しいお嬢様のシャロの彼氏の、衛宮士郎だ。よろしく」

シャロ「先輩もノらなくていいんです!」



アオヤマ「今日の更新は以上です。原作では男っ気がありませんから、こういうシャロさんは新鮮ですねえ」

アオヤマ「執筆がはかどります」

弟子二号「今日もありがとうございました。また次回」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

――Interlude――


セイバー「…………もう、ダメだ。ここまで打ちのめされたのは、いつ以来だろうか」


ザッ


セイバー「敵、か。悪いが、今の私はまともに戦える状態にない」

アーチャー「見ればわかる。酷い有様だな、セイバー」

イリヤ「ねえ、セイバー。自由が欲しくはない?」

セイバー「自由…………ああ、甘美な響きだ。それを捨てて、ずいぶん経つ」

セイバー「だが、サーヴァントとして召喚されている以上、その発言を信用することはできない」

イリヤ「そんなにぐったりしてるのに、頭は回るのね。さすが」

イリヤ「でも、私のアーチャーなら、あなたに自由をあげられる」

アーチャー「――――」

セイバー「! …………それは……?」

アーチャー「自由とはいっても、ようするに主替えだ。だが、イリヤなら君に無茶を強いるようなまねはしないだろう」

アーチャー「一度キャスターに喧嘩を売った経験が、ここで功を奏すとはな」

イリヤ「さあ、セイバー。答えを聞かせて」

セイバー「…………私、は」


――Interlude out――

――穂群原学園・教室――


シャロ(桜に元気がなかったのは……きっと、聖杯戦争のせいで大好きな衛宮先輩が、危険な目に合うから)

シャロ(そして、私の思い上がりでないなら……友達である私たちが、死ぬかもしれなかったから…………よね)

桜「おはようございます、シャロさん、千夜さん」

千夜「おはよう、桜ちゃん」

シャロ「…………」

桜「シャロさん?」

シャロ「……ううん、なんでもないわ。おはよう、桜」

シャロ(桜が、あえて隠してるんだもの……私の方から切り出すわけにはいかないわ)

シャロ「ねえ、桜。今日は、部活休みって言ってたわよね」

桜「はい」

シャロ「よかったら、商店街までいっしょに行かない? 私たち、帰りによる用事があるんだけど」

千夜「あ、いいわねー。3人だともっと楽しくなるわ」

千夜「桜ちゃん、どう?」

桜「それじゃあ、お供しますね。楽しみです」

シャロ(先週よりは元気になってる……のよね。やっぱり、ちょっと無理してる感じはあるけど……)

キーンコーンカーンコーン


桜「終わりましたねー。お疲れ様でした」

千夜「それじゃ、行きましょ」

シャロ「うん」

シャロ「バーサーカーもついてき来てね」ボソッ

バーサーカー(…………)コク



道中↓1(コンマ1桁目)



1~4、「誰とも遭遇しない」

567、「士郎と遭遇」

890、「凛と遭遇」

士郎「お、桜たちも買い出しか?」

桜「はい、今日はシャロさんたちのお手伝いです」

千夜「こんにちは、衛宮先輩」

シャロ「こんにちは」

士郎「おう」

士郎「この時間だと腹減ってるだろうけど、買い食いは控えろよ。桜はこの間……」

桜「わー!? 先輩、二人の前でそんなこと言わないでください!」

シャロ「今日のお昼も思ったけど、桜って意外と食べるわよね」

桜「ふぁっ!?」

シャロ(よく食べるのが成長の秘訣なのかしら……体は細いのに)ジー

桜(み、見られてる……太ってるって思われてる…………!?)ガーン

千夜「…………」ニコニコ

士郎「宇治松、どうした? 楽しそうだな」

千夜「ええ、賑やかで楽しいなあ、と思って」

士郎「ああ、そうだな」

千夜(そういえば、衛宮先輩って、桜ちゃんが魔術師だって知らないのよね……)

千夜(…………ううん、桜ちゃんが隠してるんだから、私が教えるのは筋違いよね)

士郎「宇治松?」

千夜「ううん、なんでもないわ」

シャロ「そうだ、衛宮先輩。先輩も一緒に行きませんか?」

士郎「ああ、目的は同じだしな。荷物持ちくらいは手伝うよ」

――深山町――


士郎「じゃあな、2人とも」

桜「また明日」

千夜「うん、また明日ー」

シャロ「衛宮先輩、ちゃんと送ってあげてくださいねー」

士郎「おう」


シャロ「…………2人ならんでる後姿を見ると、ほんとにお似合いって感じよね」

千夜「そうねえ」

千夜「ところで、今日は凛ちゃんは来ないんだっけ?」

シャロ「平日は時間が限られてるもの。買い出しに行って帰るだけで暗くなっちゃうから」

シャロ「今日の訓練はお休み」

――宇治松邸・居間――


千夜「ねえ、シャロちゃん」

シャロ「どうしたのよ、真剣な顔して」

千夜「うん、真剣な話なの」

千夜「今日なんだけど」

シャロ「うん」

千夜「いっしょにお風呂入らない?」

シャロ「ああ、そんな話……」

シャロ「…………」

シャロ「えっ」

千夜「ダメかしら?」



どうする?↓1



1、「断って1人で入る」

2、「承諾する」

シャロ「…………ど、どうしても?」

千夜「うん、どうしても」

シャロ「…………そ」

シャロ「そこまで言うならしょうがないわね。一緒に入るわよ」

千夜「ありがと、シャロちゃん」

千夜「昨日、凛ちゃんから話を聞いて、久しぶりにシャロちゃんと入りたくなっちゃって」

シャロ「何の話を聞いたのよ」

千夜「シャロちゃんをプニプニした話」

シャロ「…………あんまり触りすぎると追い出すからね」

――宇治松邸・風呂――


千夜「わー、ほんとにプニプニー」プニプニ

シャロ「…………」

シャロ「おかしくない?」

千夜「なにが?」プニプニ

シャロ「私は身体を洗おうとしてるのよ。なのになんで」

シャロ「背中から抱き着いてきてるのよ」

千夜「だって、この方がシャロちゃんを堪能できるじゃない?」プニプニ

シャロ「堪能って…………あっ!?」ビクッ

シャロ「ちょ、どこ触ってんのよ……!」

千夜「え?」プニプニ

千夜「…………」プニプニ

千夜「お腹?」プニプニ

シャロ「胸よ! そこまで平らじゃないわよ!」

シャロ「むう……自分は大きいからってバカにして…………!」

シャロ「千夜もプニプニしてやるわ!」

千夜「あら、私を甘く見ない方がいいわよ、シャロちゃん。確かに私は、運動は苦手だけど」

千夜「プニプニに関しては別よ! 毎日学校でココアちゃんとプニプニしあってきた成果を見せてあげる」

シャロ「学校で何してんの!?」

千夜「隙あり! プニプニー!」

シャロ「ちょっ……ふあっ!?」

シャロ「わ、脇はだめよ! くすぐった……あっ」

シャロ「ふあぁぁぁ……」

千夜「…………あれ?」プニプニ

千夜(ココアちゃんと反応が違う……なんでこんな、いけないことをしてる気になってくるのかしら)

シャロ「…………もう」

シャロ「プニプニっていうかこちょこちょだったじゃない。次やったら追い出すからね」

千夜「さすがに、湯船の中でそんなことはしないわ」

千夜「ところで、シャロちゃん。ちょっとは元気になってくれてよかったわ」

シャロ「え…………?」

シャロ「私、そんなに元気なかった……?」

千夜「思いつめるのはよくないわ。桜ちゃんに心配させたら、本末転倒よ」

シャロ「…………そうね」

シャロ「ありがと、千夜」

千夜「ううん。たまには頼ってね、シャロちゃん」

――宇治松邸・居間――


シャロ「バーサーカー、もう動けるのね?」

バーサーカー「…………」コク

千夜「行くのね、シャロちゃん」

シャロ「ええ、敵も少なくなってきてるはずだし、待ってて状況が好転するわけじゃない」

シャロ「出るわ」



どこに行く?↓1



1、「柳洞寺に行く」

2、「見山町を探索」

3、「新都の様子を見に行く」

4、「アインツベルンの森に乗り込む」

アオヤマ「誤字でしたね……見山町→深山町です」



――深山町――


シャロ(正直、柳洞寺は後回しにしたい……深山町になにもなければ、少し様子を見に行きましょう)

千夜「目的地はあるの?」

シャロ「ううん、そういうわけじゃないけど」

バーサーカー「…………!」

シャロ「バーサーカー? どうし……」

バーサーカー「A――――urrrrrrッ!!」ダッ

シャロ「バーサーカー!? ちょっ、どうしたのよ!?」

千夜「バーサーカーさん……!? 走って行っちゃったけど……」

シャロ(どういうこと……? 今まで、こんなことなかったのに)

シャロ「ううん、考えてる場合じゃないわね。千夜、追うわ。つかまって!」

シャロ「――――『焙煎回路・加速特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」



焙煎回路判定↓1(コンマ1桁目)



1~5、「速度を強化」

6~9、「速度を大きく強化」

0、「速度を爆発的に強化」

シャロ「橋の近くまで来ちゃったわね……」

シャロ「! あれは……」

千夜「衛宮先輩と、ライダーさん……それに、サーヴァント…………?」

シャロ「まさか、あれって」

シャロ(アーサー王……!?)

バーサーカー「A――――urrrrrrッ!」ダッ

セイバー「……なぜだ。なぜ…………!」

セイバー「世界は、私をどこまで貶めれば気が済むんだ――――!」

セイバー「どうして、また彼と戦わねばならないんだ……」


ブンッ

ドガァァッ


イリヤ「ちょっ、セイバー!? しっかりしてよ!」

シャロ「衛宮先輩!」タタッ

士郎「桐間か……また助けられちまったな」

ライダー「たすかり、ました。2対1では、歯が立たず……」

千夜「2対1……?」

士郎「さっきまで、アーチャーもいたんだ。けど、バーサーカーが来た途端に離脱したみたいで」

シャロ「アーチャーが、離脱……?」

シャロ「! いけない、ライダー! 衛宮先輩を連れて早くここを離れて!」

ライダー「!」


イリヤ「ふーん、気づかれちゃった。って、セイバー! 急にどうしたの!?」

バーサーカー「A――――urrrrrrッ!」ヒュッ


ギギギギンッ


セイバー「っ…………」

イリヤ「…………しょうがないわ。セイバーがアレを抑えてる間に、マスターだけでも」

イリヤ「やって、アーチャー――――!」






アーチャー「――――!」ヒュッ





アーチャーが使ったのは↓1(コンマ1桁目)



1~4、「『壊れた幻想』」

567、「『偽・螺旋剣』」

890、「『赤原猟犬』」

ライダー「っ……まずい、これは」

ライダー「シャロ、シロウを頼みます」

シャロ「え……?」

士郎「っ、やめろライダー! 俺は、お前を盾にして生き残る気なんて……」

ライダー「シロウ。あなたには、守るべきものがあるはずです。あなたは、生きなければならない」

ライダー「どうか、ご無事で――――!」ダッ

士郎「ライダーァァァァァァッ!」




ライダー生存判定↓1(コンマ1桁目)


1~8、「身を挺して盾になる。消滅」

90、「身を挺して盾になる。致命傷」



『壊れた幻想』余波判定↓2(コンマ1桁目)


1~6、「シャロ、千夜、士郎軽傷」

789、「シャロ、千夜、士郎負傷」

0、「シャロ、千夜、士郎重傷」

ドガァァァァァァンッ



【ライダー消滅】



士郎「…………ライダー?」

士郎「くそっ、ライダー……!」

イリヤ「ふふ、残念だったね、お兄ちゃん」

千夜「! この子が、アインツベルンの……」

イリヤ「ええ。初めまして、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンよ。まあ、覚えてくれなくてもいいわ」

イリヤ「どうせ、ここで死ぬんだもの」

シャロ「……っ!」ゾクッ

シャロ(なに、この威圧感……!?)

ザッ


イリヤ「おかえり、アーチャー。さっそくだけど、バーサーカーの相手をしてもらえる? セイバー、なんか調子悪いみたい」

アーチャー「バーサーカーだと? ……いや、今聞くべきことではないか」


ヒュッ

ギィンッ


バーサーカー「!」

アーチャー「なにやらセイバーに執心しているようだが……こちらにも都合がある。しばらくは、私で我慢してもらうぞ」

バーサーカー「――――!」ダッ


ヒュヒュヒュヒュッ

ギギギギンッ


アーチャー「ふっ、どうあってもセイバーと打ち合いたいらしい。そうしたくば、私を倒してから行け――――!」

バーサーカー「――――!」

セイバー「すまない、イリヤスフィール」

イリヤ「サーヴァントにだって不調な時はあるわ。もう平気なの?」

セイバー「はい、彼が相手でないのなら」

士郎「っ……」

千夜「シャロちゃん……」

シャロ(バーサーカーは食い止められてる……助けは期待できないわね)

シャロ(最優のサーヴァントを、私たちだけでなんとかするなんて……ううん、諦めるわけにはいかない)

シャロ(令呪は残り2画…………ここは)



どうする?↓1



1、「令呪を使ってバーサーカーをブースト。アーチャーを突破させる」

2、「焙煎回路で対抗する」

シャロ「令呪を以て命じる! バーサーカー、今すぐ私たちを助けに来て!」キィィィン

イリヤ「ふーん、思い切ったね。でも、今回ばかりは失策だよ、お姉ちゃん。間に合うはずがない」


ヒュッ

ビチャァッ


士郎「がっ――――」ドサッ

千夜「ぁ――――」ドサッ

シャロ「え…………?」

イリヤ「3人とも、セイバーの間合いに入ってたんだから。セイバーがただの人間を殺すのに、何秒もかけるはずないでしょ?」


ヒュッ

ビチャァッ



【DEAD END】



ラビット道場に送還されます

――ラビット道場――


ろぜ「いらっしゃい。また会ってしまったな」

ろぜ「おい、ここあ! 仕事だぞー!」


タタタ


ここあ「もう、せっかくちのちゃんもふもふしてたのにい……」

ろぜ「仕事はちゃんとやれよ」

ここあ「あれ、また来ちゃったの?」

ろぜ「以前、令呪は使いどころだ、と強く言った手前、私は気まずい」

ここあ「令呪使って負けちゃったパターンだね」

ここあ「あれ? じゃあ、シャロちゃんは自力でセイバーと戦わなきゃだめなの?」

ろぜ「まあ、バーサーカーに助けてもらおうとして死んだんだから、そうなんだろう」

ここあ「無茶ぶりだねえ」

ろぜ「話はシリアスに傾いてきているし、前回と比べてDEADENDフラグが多い」

ろぜ「世界がシャロを殺しに来ているといっても過言ではない」

ここあ「過言だよ! さすがにシャロちゃんがかわいそうだよ!」

ろぜ「まあ、凛の修業のおかげで、焙煎回路は安定している。勝つのはともかく、戦えないことはないだろう」

ろぜ「頑張ってくれ。心が折れたら負けだからな」

ここあ「応援してるよー!」


>>531に戻ります

セイバー「すまない、イリヤスフィール」

イリヤ「サーヴァントにだって不調な時はあるわ。もう平気なの?」

セイバー「はい、彼が相手でないのなら」

士郎「っ……」

千夜「シャロちゃん……」

シャロ(バーサーカーは食い止められてる……助けは期待できないわね)

シャロ(最優のサーヴァントを、私たちだけでなんとかするなんて……ううん、諦めるわけにはいかない)

シャロ(速度は、すでに強化してある。それに、バーサーカーと戦いたくないのなら、セイバーの第一手は……)

シャロ「先輩、千夜! できるだけ後退してください!」

シャロ(2人とは違う方向に走って、セイバーから距離をとる……!)

セイバー「まずはあなただ、バーサーカーのマスター――――!」ダッ

シャロ(それでいいわ、セイバー! 次が、勝負……!)


――魔術師にとって戦闘で一番大事なのは、魔術を発動させてもらえるかどうかなんだから


シャロ(一撃目をかわして、回復特化を使う!)




シャロ回避判定↓1(コンマ1桁目)



1~6、「急所を避けるにとどまる。負傷」

789、「かろうじて回避。軽傷」

0、「完全に回避」




焙煎回路判定↓2(コンマ1桁目)



1~5、「回復力を強化。軽い傷ならすぐに完治」

6~9、「回復力を大きく強化。致命傷以外なら完治」

0、「回復力を爆発的に強化。あらゆる傷を回復」

シャロ「――――『焙煎回路(カフェインスペル)』」

セイバー「ふっ――――!」ヒュッ


ビシュッ


セイバー「!」

セイバー(避けられたか……だが、次はない!)ヒュッ

シャロ「『回復特化(リヴァイヴブレンド)』!」ダッ

セイバー「っ!」

セイバー「……見事だ、魔術師。まさか避けられるとは」

イリヤ(速度の上昇に、傷の回復…………肉体強化、かしら)

イリヤ「セイバー、彼女は厄介だわ。優先して倒して」

セイバー「言われるまでもない。もとより、我が剣を二度もかわした者に背を向けるなど、騎士の名折れ」

シャロ(なりふりかまってられない……制限時間5分で、なんとかするしか……ううん、してもらうしかない)

シャロ(頼むわよ、私…………!)

千夜「あ」

士郎「宇治松? 何かいい作戦があったか?」

千夜「ううん、思い出したの。シャロちゃんって、ブレンドによって酔い方が変わるのよ」

士郎「……それは、いまするべき話なのか?」

千夜「たぶん。焙煎回路は、触媒の配合によって効果が変わるみたいだから、ひょっとすると……」


シャロ「――――『焙煎回路・視力特化(カフェインスペル・ヴィジョンブレンド)』!」

セイバー「ただ速いだけでは、私の剣は見切れんぞ……!」ダッ


ヒュヒュヒュッ


セイバー「!」

イリヤ「うそ、全部避けた……!?」

シャロ「ふふふふふふ」

シャロ「ははははははっ!」

セイバー「!?」

シャロ「ああ、血の匂いがする。死の足音が聞こえる」

シャロ「これこそ、私が立つにふさわしい地と言えよう」

シャロ「ところで、騎士の王。相手が悪かったな。お前の前に立つは、桐間紗路」

シャロ「闇に魅入られし金色の死神なのだから――――!」

セイバー「…………」ポカーン


千夜士郎「すごい酔い方してるー!?」ガーン

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。シャロさんの様子がおかしくなったところで、今日の更新は終了です」

弟子二号「厨二病パワーは、セイバーにどこまで通用するのか。そして、このSSはどこに向かうのか」

弟子二号「私たちも不安です」

アオヤマ「重ねて申し上げますが……キャラ崩壊にご注意、です」

弟子二号「これ、ピンチの度に素面のシャロさんの出番が減ってしまいますね」

弟子二号「なんか複雑です」

アオヤマ「では、今回も短編を送りして終了です。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○ラビットハウスにギルガメッシュと綺礼が客として来たら


カランカラン


ココア「いらっしゃいませ!」

ギルガメッシュ「なんだ綺礼、この店は」

ギルガメッシュ「随分と閑散としているな。半端な店では、我は満足せんぞ」

ティッピー「なんじゃと! そういうのは、ここのコーヒーを飲んでからにしろ!」

チノ「おじいちゃん、お客さんですよ」

ギルガメッシュ「ほう、面白いことを言うな、毛玉。ならば我を唸らせてみろ! 泥水に金を払う気はないからな」

綺礼「少し抑えろ、ギルガメッシュ。さすがに失礼だ」

綺礼「あれでは、コーヒーを淹れるどころか、盆を持つこともできないのだから」

ティッピー「ぐぬぬ」

リゼ(なんだ、この客……)

ココア(ティッピーがチノちゃんの腹話術だって気づいてないのかな……?)

チノ「お待たせしました、紅茶です」

ティッピー「なぜコーヒーを頼まん!」

ギルガメッシュ「愚かだな、毛玉。その店の格を示すのは、目玉商品の質ではない」

ギルガメッシュ「メニューの端に追いやられ、存在感を失いつつある品の味だ」

綺礼「随分と俗に染まったな、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「ははは! そう褒めるな!」


ココア「ねえ、金髪さんの服おかしくない?」ボソッ

リゼ「私たちは接客業だぞ、客の服装に口出しするなんて…………いや、まあ」ボソッ

リゼ「あれはないよな。あのおじさんも……なんだ、神父のコスプレか? まさか本業じゃないよな」

リゼ「目が死んでる神父なんているはずないしな」




アオヤマ「以上で今日の更新は終了です。今日もありがとうございました」

弟子二号「お疲れ様でした」

セイバー「ふっ――――!」


ヒュヒュヒュッ


シャロ「はは、甘いなセイバー! せっかくの聖剣が泣いているぞ!」

セイバー(速度は、人間としては速い程度……だが、やっかいなのは)

セイバー(彼女には視えている……! 私の動きも、風王結界に覆われた聖剣も…………!)

セイバー(しかし……)


ヒュヒュヒュッ


シャロ「っ……」ガクッ

セイバー「身体が耐えきれまい。至近距離で私の剣に対応し続けるなど、自殺行為だ」

セイバー「じきに、決着がつく……!」

シャロ「ふ、やってみろ。盟友たちを失うリスクを考えれば」

シャロ「この身が滅びようとも、ここは死守するまで!」

セイバー「……いい気迫だ。私も、全霊を以て応えるとしよう――――!」

千夜「シャロちゃん……」

士郎「…………」

士郎「バーサーカーからアーチャーを引き離せれば、勝機はあるよな」

千夜「! 先輩、まさか……」

千夜「でも、それは」

士郎「確かに、危険だ。でも、一番危ない橋を渡ってるのは桐間だ。俺が手を出して、少しでも状況が好転する可能性があるのなら」

士郎「俺は行くぞ。アーチャーは、俺を殺したがってるみたいだしな」




バーサーカーVSアーチャー戦況↓1(コンマ1桁目)


1、「バーサーカー劣勢」

2~7、「拮抗」

890、「アーチャー劣勢」



士郎の戦闘スタイル↓2(コンマ1桁目)


1~6、「投影を戦闘に使うなんてとんでもない。木刀を強化して戦う」

789、「非常に不安定だが、武器を投影して戦う」

0、「実用に耐える投影魔術を使う」

ヒュヒュッ

ザクッ


バーサーカー「!」

アーチャー「……バーサーカーに対してこんなことを言うのもおかしな話だが」

アーチャー「集中力を欠いているな? よほどセイバーが気になるらしい」

バーサーカー「――――!」ダッ

アーチャー「本来なら、狂化してもなお、見事な技術を振るうのだろうが……」

アーチャー「セイバーのもとに走ろうとするだけの狂戦士など、なにも怖くはないな――――!」


ヒュッ

ゴガッ


バーサーカー「!」ガクッ

アーチャー「……さて、イリヤ」

アーチャー「足止めのつもりだったが、このまま倒してしまっても?」

イリヤ「構わないわ。やっちゃえ、アーチャー――――!」

士郎(くそっ、間に合うか……?)

士郎「――――『投影、開始(トレース・オン)』」ダッ

士郎「アーチャーアアァァァァッ!」

アーチャー「!」


ギィンッ

パキィィン


アーチャー「血迷ったか、衛宮士郎。そんな半端な魔術で私に向かってくるなど……」

士郎「可能性に賭けただけだ。お前がバーサーカーを足止めできなけりゃ」

士郎「セイバーとバーサーカーを戦わせることができれば、勝負はわからないからな」

アーチャー「っ、しまった……!」

アーチャー(今の一瞬でバーサーカーに突破されたか……!)

アーチャー「だが、お前はここで殺す――――!」


ヒュッ


アーチャー「!」

シャロ「勝利を目前にして焦ったか? バーサーカーとセイバーが戦うということはすなわち」

シャロ「私がフリーになるということだ――!」

士郎「助かったよ、桐間」

シャロ「ふ、神に選ばれしこの双眸と頭脳にかかれば、お前の作戦を看破するなぞ容易い」

士郎(この子は何を言ってるのだろうか)

イリヤ「ふん! でも、2対1の状況は変わらないんだから。私たちの勝ちは揺るがないよ」

イリヤ「アーチャー! セイバーの援護に!」

アーチャー「言われるまでもない――!」ダッ


バーサーカー「A――――urrrrrrッ!」


ギギギンッ


セイバー「っ……」

セイバー(傷は浅い……だが、ダメだ。体が重い。動きの鈍さが、自分でもわかる)

セイバー(そうだ、ランスロット。私は、あなたと戦いたくはないのだ……)


シャロ(セイバーが不調とはいえ、2対1なら勝負はわからない)

シャロ(そろそろ、私の時間は終わりだろう……バーサーカーに何か指示を出すとしたら、これが最後のチャンス)

シャロ(だが、今のバーサーカーに私の声が届くのか……?)




どうする?↓1


1、「このまま見守る」

2、「3つ目の宝具を使うよう指示する(令呪は使わない)」

3、「令呪を使って、2人に勝つよう命令する」

シャロ(…………)

シャロ(私が眠った後は、バーサーカーにすべてを任せるよりほかにない。ならば……何を躊躇う必要があるだろう)

シャロ「令呪を以て、桐間紗路が漆黒の狂戦士に命ず!」

シャロ「バーサーカー! 持てる力のすべてを振るい、セイバーとアーチャーを打倒せよ!」キィィィィン

イリヤ「なっ……令呪!?」

アーチャー「厄介な……ただでさえ、一筋縄ではいかん相手だぞ」

バーサーカー「…………」

士郎「! バーサーカーを覆ってた霧が……」

千夜「バーサーカーさん、頑張って…………!」

セイバー「…………ああ、やはり。見間違えるはずもない。ランスロットよ」

セイバー「魔剣に堕ちてもなお……あなたの剣は、気高く美しい」

バーサーカー「A――――urrrrrrッ!」

アーチャー「下がれ、セイバー! 今のお前では、これの相手は……」

バーサーカー「――――!」ダッ

アーチャー「!?」


ビュッ

バキィィンッ


アーチャー(一振りで私の双剣を……!? これは、剣そのものの性能だけではない)

アーチャー(令呪と宝具によって、バーサーカー自身のパラメーターが上がっているのか……!)

アーチャー(しかも……)

バーサーカー「――――!」

アーチャー(令呪による命令に私を倒すことも含んでいるせいで、私に対しても十全の力を発揮してくる、か……!)


ヒュヒュヒュッ

ビチャァッ


アーチャー「がっ……!」

イリヤ「うそ、アーチャー!?」

アーチャー(まずい、私の投影よりもバーサーカーの斬撃の方が速い……!)

アーチャー「セイバー、イリヤを連れて逃げろ!」

セイバー「! しかし……」

アーチャー「ぐずぐずするな! イリヤの剣になると、約束したはずだ!」

セイバー「っ…………」

セイバー「イリヤスフィール、撤退します」

イリヤ「そんな、アーチャーを置いてくの!? そんなの……」

アーチャー「…………」

アーチャー「行け、セイバー」

セイバー「……」コク


ダッ


イリヤ「やだ、やだよ……」

イリヤ「アーチャー!」

バーサーカー「――――!」


ヒュヒュヒュッ

バキィィンッ


アーチャー「悪いな、バーサーカー。早く追いかけたいだろうが、私は彼女を守ると約束してしまったからな」

アーチャー「時間くらいは、稼がせてもらうぞ――――!」

バーサーカー「――――!」



シャロ「……」ドサッ

士郎「き、桐間!? 大丈夫か!?」

千夜「心配しないで、眠ってるだけだから」

千夜「……大丈夫よ、シャロちゃん。私たちには、バーサーカーさんがついてるから」

バキィィンッ

ドスッ


アーチャー「…………」

アーチャー「アロンダイト、か。なるほど、私のような者が、太刀打ちできるはずもなかったな」

アーチャー「だ、が……時間は稼いだ。私は負けたが……この戦いは、イリヤの勝ちだ」



千夜「勝った……勝ったのね」

士郎「すごい強さだったな……さて、逃げちまったセイバーたちを追うのも悪手だし、今日はこのまま……」

バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」ダッ

士郎「なっ……!? バーサーカー!?」

千夜「…………! まさか」

――バーサーカー! 持てる力のすべてを振るい、セイバーとアーチャーを打倒せよ!

千夜「バーサーカーさん、セイバーさんを倒すまで止まらないんじゃ……」

士郎「なに……!?」

士郎「くそっ、もう見えなくなっちまったぞ」

千夜「先輩、シャロちゃん抱えて走れる?」

士郎「お安い御用だ。放っておくわけにもいかないもんな」



――アインツベルンの森――


イリヤ「セイバー、ここで止まって」

セイバー「イリヤスフィール?」

イリヤ「あんな命令だったんだもん。バーサーカーは間違いなく追いかけてくるわ」

セイバー「!」

イリヤ「それでね、セイバー。話があるの」

イリヤ「契約しない?」

セイバー「……! しかし、それは」

イリヤ「アーチャーの投影魔術で用意した『破壊すべきすべての符(ルールブレイカー)』」

イリヤ「あれでセイバーの契約を無力化したけど、私には新しい令呪を用意する術がなかった。だから」

イリヤ「約束っていう形で、協力してもらってた。でも、今の私には令呪がある。一度も使わなかった、アーチャーの令呪」

イリヤ「……アーチャーは、私のためにあそこに残ってくれたんだよね。私は、その思いに応えたい」

イリヤ「だから、セイバー! お願い、力を貸して…………!」

セイバー「イリヤスフィール……」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは。今日はここまでです」

弟子二号「キャスターはいいとこなしだったのに、その宝具が大活躍」

弟子二号「なんなんでしょうね」

アオヤマ「さて、今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○もしティッピーの中身が綺礼さんだったら



ココア「せめてもふもふさせて!」

チノ「コーヒー1杯で1回です」

ティッピー「私も安く見られたものだ。チノ、私を身売りするなら」

ティッピー「コーヒー10杯で1回が妥当だと思うが」

ココア「高い!?」


マヤ「姉貴ー!」ギュー

メグ「お姉ちゃーん!」ギュー

ココア「えへへー」デレデレ

チノ「…………」

ティッピー「もう少し、欲望に忠実になってもいいのではないか?」

チノ「なっ……別に私は」

ティッピー「ならばせめて、表情には出さないように気を付けた方がいい。外部から指摘されると、想像以上に恥をかくぞ」

あんこ「…………」

ティッピー「…………」

あんこ「…………」

ティッピー「…………」キッ

あんこ「!」

あんこ「…………」ダッ

ティッピー「睨んだだけで逃走するか……ペットのしつけがなってないな、甘兎庵」


ティッピー「小説としては及第点だ。だが、主人公の心の傷をもっと生々しく描くと、よりよくなるだろう」

青山「!」

青山「…………」

青山「誰の声でしょう……?」

タカヒロ(なんだ、いま背中から刺されたような錯覚を覚えたぞ……? 疲れてるのか…………?)



弟子二号「もふもふしてる綺礼さん……イメージしきれませんね」

アオヤマ「どうでもいい話ですけど、私はごちうさのアニメ化が決定した際、ティッピーの声は速水さんと予想してました」

弟子二号「ところで、報告があります。明日から少しの間、更新に来れません」

アオヤマ「あら、どれくらいですか?」

弟子二号「具体的には未定ですが。次回の更新は、速くても来週になるかと」

弟子二号「今日もありがとうございました。次回までは少し間が空きますが、ご了承ください」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

――深山町――


士郎「っ、はあっ――」タタッ

士郎「宇治松、桐間のことなんだけど……」

士郎「…………」

士郎「宇治松?」

千夜「も、もうダメ……」グッタリ

士郎「なんでさ。まだ5分も走ってないのに」

千夜「ああ、先輩……私にかまわず、先に…………」

士郎「そんなことできるわけないだろ。ほら、背中貸すから」

千夜「あ、ありがとう……」

士郎(小柄な女の子とはいえ、2人抱えたまま走るのは……いや、今の俺にできるのはこれくらいだ)

士郎(せめて、運んでやるくらいしなきゃな)

――アインツベルンの森――


イリヤ「――――」

イリヤ「契約完了ね。改めてよろしく、セイバー」

セイバー「はい」

イリヤ「ところで、聞いていい? バーサーカーと何かあったの?」

セイバー「っ…………」

イリヤ「言いたくないなら無理にとは言わない……って言ってあげたいんだけど」

イリヤ「私も切羽詰ってるの。できれば、話してほしいな」

セイバー「……はい、わかっています。彼は…………」




↓1(コンマ1桁目)



1~3、「バーサーカー到着」

4~0、「アーチャーの足止めが効いている。しばらくは大丈夫そう」

バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」

イリヤ「うそ、もう…………!?」

セイバー「イリヤスフィール、下がって!」


ヒュッ

ギィィンッ


セイバー「っ!」

セイバー(重い……! 宝具の能力だけではない、令呪の加護と優秀なマスターの影響か)

セイバー(前回の比ではない…………!)

バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」


イリヤ(やっぱり、明らかに動きが悪い……バーサーカーも強いけど、私のセイバーが完全に劣ってるわけじゃないはず)

イリヤ(セイバーが頑張ってる間に、なにか策を……)

バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」


ヒュヒュヒュヒュッ

ギギギギンッ


セイバー「っ、ぐあっ……!」

セイバー(わかっている……今は、己の感情など捨て、イリヤスフィールのために剣を振るうべき時……だが)

バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」

セイバー(まるで、見せつけているようじゃないか、ランスロット。聖剣が堕ちたのは、私のせいだと糾弾しているかのように)

セイバー(くっ……動け、動け…………! アーチャーに任され、イリヤスフィールの剣となることを誓ったのに……!)


ヒュヒュヒュッ

ザシュッ


セイバー「があっ…………!」フラッ

イリヤ(…………愚策もいいとこだわ。でも、もうこれしか……)

イリヤ「セイバー、もう少しだけ持ちこたえて!」ダッ

セイバー「!」

セイバー(私を囮に逃亡を図った……わけではなさそうだ。イリヤスフィールの目は、まだ死んでいなかった)

セイバー(いいでしょう、私も、このまま終わったのではアーチャーに顔向けできない)

セイバー「…………」グッ

セイバー「はあっ――――!」ダッ

バーサーカー「!」


ギィンッ


セイバー(策の方は任せました、イリヤスフィール……!)

バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」

イリヤ「はあ、はあっ――――」タタタッ

イリヤ(バーサーカーが有利なのは火を見るより明らか……でも、とどめを刺し切れてない)

イリヤ(ということは、たぶん……バーサーカーの宝具は)

イリヤ(正体を隠す黒い霧、モノを自分の宝具にする能力、そしてあの魔剣……この3つ。強敵だけど)

イリヤ(状況さえ整えば、セイバーで打破できない敵じゃない――――!)

イリヤ「はあ、はあ……」

イリヤ「このあたりでいいかしら」

イリヤ(たぶん、チャンスは1回……これが失敗すれば、私たちの負け…………)

イリヤ「…………やるしか、ないわね」

イリヤ「今すぐ私のところに来て、セイバー!」キィィィィィン

ザッ


セイバー「……! イリヤスフィール、これは…………」

イリヤ「説明してる時間はないわ、セイバー。宝具を使ってバーサーカーを迎え撃つの!」

セイバー「!」

セイバー「…………わかりました。少し離れていてください、イリヤスフィール」

セイバー「――――」スッ

イリヤ(バーサーカーにかかった、アーチャーとセイバーを倒せという令呪……あれのせいで、本来バーサーカーには備わってない)

イリヤ(感知か探索か……その類の能力が付加されたはず。なら、バーサーカーは必ずここを見つけ出し)

イリヤ(最短距離で追ってくるはず。それに、セイバーに執着してるなら、回避する余裕はない……!)


バーサーカー「A――――urrrrrrrr!」

イリヤ「来た! セイバー!」

セイバー「――――『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!」カッ



バーサーカーダメージ判定↓1(コンマ1桁目)



1~6、「致命傷、戦闘続行不可」

789、「重傷」

0、「負傷」

バーサーカー「!」バッ


ズドォォォン


セイバー「……さすがだ。あの距離で回避行動をとる余裕があるとは。だが」

バーサーカー「…………」ガクッ

イリヤ「完全に避けるのは無理よ。セイバー、とどめを」

セイバー「…………」

イリヤ「セイバー?」

セイバー「いえ、なんでもありません、すぐに……」

「待ちなさい!」

セイバー「!」

イリヤ「……バーサーカーのマスター。もう起きたのね」

シャロ「衛宮先輩が途中でつまずいて、アスファルトと先輩たちの重みに挟まれちゃ、目も覚めるわ」

シャロ「…………お願いがあるの」

イリヤ「お願い? そんなの通るわけ……」

シャロ「話だけでも聞いてくれないかしら。セイバー……いえ」

シャロ「アーサー王」

セイバー「!」

イリヤ「どうして……まさか、宝具の解放を見られて……?」

セイバー「いえ、彼女はもっと早くから気づいていたはずです。バーサーカーの……」

セイバー「ランスロットの記憶を覗いたのなら、私の姿もあったはずですから」

セイバー「……それで、ランスロットのマスター。何が望みだ?」

シャロ「バーサーカーと、話をしてほしいの」

セイバー「なに……?」

イリヤ「無茶よ! バーサーカーの狂化は、令呪を使っても抑え込むのが精々……うまくいっても、会話ができる保証はないわ」

イリヤ「そもそも、あなたは令呪を使い切ってるはずよ」

シャロ「方法については、考えがあるわ。だから、先に答えを聞かせてほしいの」

イリヤ「セイバー、断るわよ。いいわね?」

セイバー「…………」

イリヤ「セイバー……?」

セイバー「私が聖杯に託す望みは、選定のやり直し。しかしこれは、アーサー王としての願いです」

セイバー「もし許されるならば……私は、私という個人は…………ランスロットと、話がしたい」

イリヤ「っ、セイバー……」

セイバー「出過ぎた願いだということは、承知しています。あなたの意にそぐわないなら、令呪を使っていただきたい」

イリヤ「…………」

イリヤ「はあ、アーチャーになんて言われるかしら」

シャロ「! それじゃあ……」

イリヤ「このまま倒しても、セイバーの士気にかかわりそうだもの。あなたを1度見逃すだけでセイバーが元気になるなら」

イリヤ「それもいいかなって思っただけ」

セイバー「ありがとうございます、イリヤスフィール」

イリヤ「それで、バーサーカーの……もう面倒だし、シャロって呼ぶわ」

イリヤ「シャロの言う、方法って? 実現できそうにないなら、停戦は見送りよ」

シャロ「これから説明するわ」

シャロ「私は、バーサーカーの夢を見るの」

イリヤ「そんなの、マスターなら誰だって……」

シャロ「ううん、私のは違う。あの夢で出会ったのは、バーサーカーの意思なのよ」

セイバー「夢を通して、狂化していないランスロットと会話できる、ということですか」

イリヤ「そんなことが……ううん、疑っても始まらないわ。でも、それがなんなの?」

シャロ「私の夢にセイバーを干渉させることができれば、セイバーとバーサーカーが会話できる、と思う」

イリヤ「…………博打性は高いけど、まったく無理そうって感じでもないわね」

イリヤ「具体的にどうするの?」

シャロ「私がバーサーカーの夢を見るようになったのは、バーサーカーが手をつないでくれたから、だと思う」

イリヤ「同じことをすれば、シャロの夢に出てくるかも、ってこと?」

セイバー「……私は魔術には明るくありませんが、いかがです? イリヤスフィール」

イリヤ「…………無理そうね。でも、今の話を聞いてひとつアイデアが浮かんだわ。それをのむなら、セイバーを貸してあげる」

シャロ「案?」

イリヤ「手を繋ぐっていうのは、身体的なつながりよね。これは、一因に過ぎないと思う」

イリヤ「重要なのは、魔術的なつながりよ。この両方をクリアすれば、あるいは成功するかも」

セイバー「魔術的つながり、ですか。しかし、私はすでにイリヤスフィールと契約しています」

イリヤ「なにも契約である必要はないわ。セイバーは魔力の塊みたいな存在だし、シャロも魔術師としては優秀みたいだから」

イリヤ「すこし、2人の魔力が交わるだけでいいのよ」

シャロ「交わる?」

イリヤ「だから…………」



タタタッ


士郎「桐間、無事…………って、静かだな」

千夜「先輩、ありがとう…………」

シャロ「えええええええええっ!?」

士郎「!? ど、どうした、桐間!?」

イリヤ「もう、耳元で大声出さないでよ」

セイバー「…………正気ですか、イリヤスフィール」

千夜「何の話……?」

イリヤ「? そんなにおかしなこと言ったかしら。魔術的なつながりを求めるなら、身体を重ねるのが最適よね?」

士郎「か、身体を……!? な、何の話をしてるんだ!」

千夜「そうよ! シャロちゃんは渡さないわ!」

シャロ「あんたは私のなんなのよ!」

セイバー「…………」

イリヤ「不服? セイバー」

セイバー「いえ、そういうわけでは」

シャロ「不服じゃないの!?」

セイバー「苦い思い出でもありますが……女同士というのも、覚えがないわけではありませんから」

シャロ「まさかの上級者ー!?」ガーン

イリヤ「騒いでる暇はないわよ、シャロ。ほら、そこに都合よく空き家があるじゃない」

シャロ「よりにもよって廃墟で!?」

イリヤ「ほら、ずべこべ言わないの」

シャロ「千夜ー、助けてー…………」

千夜「シャロちゃんが決めたことなら、私、受け入れるわ……」グスッ

千夜「お幸せに……!」

シャロ「そういうアレじゃないわよ!」

シャロ「衛宮先輩!」

士郎「お、おれは席を外してた方がよさそうだな……」ソソクサ

シャロ「うう、八方ふさがり……」



――アインツベルンの森・廃墟――


イリヤ「ちょっと汚いけど、ここでね」ポンポン

シャロ「うう……」

セイバー「…………」

セイバー「シャロ、といいましたね。ランスロットのマスター」

シャロ「……」コク

セイバー「どうして、彼のためにここまで?」

シャロ「…………」

シャロ「このままじゃ、バーサーカーは報われないの」

セイバー「え……?」

シャロ「彼の苦しみは……私じゃ、どうにもできないものだから」

シャロ「だから、あなたの力を借りたかった。あなたなら、バーサーカーを救ってあげられるかもしれないから」

セイバー「っ…………」

セイバー「できないかも、しれないんですよ。それでも、あなたはその身を捧げるのですか?」

シャロ「……そうね。怖いけど、それでも、私は」

シャロ「バーサーカーが、少しでも救われたらいいって思う。騎士として……人として」

セイバー「…………そう、ですか」

イリヤ「さ、準備できたわ。はじめて」

セイバー「……シャロ、よろしいのですね?」

シャロ「…………ええ、覚悟は決まったわ。ただ」

シャロ「なに覗いてんのよ千夜!」

千夜「気になるじゃない!」

シャロ「そんな堂々と……」

イリヤ「あ、そうそう。魔術って、精神状態もすごく大事なの。だから」

イリヤ「見られた方が興奮するなら、それでもいいけど」

シャロ「そんな性癖はないわよ!」

千夜「カメラとか、持ってきてた方がよかったわねー」

シャロ「いらないわよ!」

セイバー「……このくらいの雰囲気の方が、シャロにとってはいいのかもしれませんね」

セイバー「はじめますよ、シャロ」

シャロ「っ…………うん」

シャロ「って、千夜は覗かないでよ!」

千夜「イリヤちゃんだけずるいわ」

イリヤ「私は、2人の接触をサポートしなきゃいけないんだもの」

千夜「じゃあ、私も手伝うわー」

イリヤ「いいよー」

シャロ「千夜ああぁ!」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「お久しぶりです。少し早いですが、今日の更新はここまでです」

アオヤマ「次回は2人のきゃっきゃうふふなシーンから始まりますが、>>1の力量を過信しないでくださいね」

弟子二号「こころぴょんぴょんできるかは、みなさんの妄想力にかかっています。イメージしてください」

アオヤマ「でも、ぴょんぴょんするのはこころというよりはこk」

弟子二号「言わせませんよ。アオヤマさんはそういうことを言っていいキャラではないんです。自重してください」

アオヤマ「あらあら」

アオヤマ「さて、今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○シャロの鯖がギルだったら



ギルガメッシュ「…………これが家だと? 雑種、家というのは生活の基盤だ。家畜でももっとましな小屋に住んでいるぞ」

シャロ「そこまで言わなくてもいいじゃない! 隙間から侵入してくる虫と戦うことを強いられても、ここは私の家よ!」

ギルガメッシュ「お前も、住みつくなら他をあたった方がいいだろうに。あえてこんなところを選ぶとは、アウトローでも気取っているか?」ヒョイ

ワイルドギース「…………」

シャロ「間接的に攻撃するの止めてくれる!?」



シャロ「な、なによこの店…………コース料理しかない、ゼロが多い、甘兎庵並の不思議な名前の料理……」

ギルガメッシュ「いつものを頼む」

シャロ「なに常連風吹かせてるのよ!」

ギルガメッシュ「雑草を入れた茶なぞ口に合わんからな。ここにはよく来る」

シャロ「私は別にいいけど、ハーブティーディスってんじゃないわよ!」

ギルガメッシュ「ならば、もっといい葉を使え」

シャロ「ぐぬぬ」

シャロ「ちょっとアーチャー! 水道の水はちゃんと止めてって言ってるでしょ!」

ギルガメッシュ「みみっちい話だ。この世のものである以上、水も我のものだ。使うだけで何を躊躇う」

シャロ「全部我のもの理論はダメって言ってるじゃない! 使うとお金がかかるの!」

ギルガメッシュ「くだらん……ヒトが金を使っているのか、ヒトが金に振り回されているのかわからんな」

シャロ「お金持ちに言われると無性に腹が立つわね……」



シャロ「わー、すごい! この輝き……惚れ惚れするわ」ウットリ

ギルガメッシュ「ほう、わかるか。杯ひとつでも王の格が知れるというもの。我ほどにもなれば、所有するすべてが至高の財よ」

シャロ「ああ、すごいわアーチャー。今初めて、純粋にあなたを尊敬してるわ」

シャロ「もっと見せて……」

ギルガメッシュ「はははは! よかろう、正直な奴は嫌いではないぞ!」

シャロ「ああ、幸せ……」




アオヤマ「これはこれで面白そうですね。同盟とかがちょっと難しくなりそうですけど……」

弟子二号「2人とも金色でいい感じです。それでは、今日はここまでです。ありがとうございました」

アオヤマ「お疲れ様でした~」

セイバー「心の準備はよろしいですか、シャロ」

シャロ「う、うん……でも、私こういうの初めてで」

セイバー「怖がる必要はありません、私がうまくやりますから。すべてを委ねてください」

シャロ「…………」コク

セイバー「ところで」


千夜「ねえ、イリヤちゃん。魔術で録画とかできないの?」

イリヤ「ビデオカメラの真似事みたいなことならできないでもないわ。画質とかは保証できないけど」

千夜「問題ないわ、お願いできる?」


セイバー「あれはどうしましょうか」

シャロ「…………」ハァ

シャロ「放っておきましょう。あとで私がどうにかするから」

セイバー「わかりました」

セイバー「では、シャロ。眼を閉じて」

シャロ「え……? ち、ちょっと待って!」

セイバー「はい?」

シャロ「えっと、その…………唇は、えっと……」

セイバー「…………!」

セイバー「失礼しました。乙女にとって、生涯最初の口づけは特別なもの。ずいぶん昔に失念していました」

シャロ「……察してくれたのはうれしいけど」

シャロ「そんな悲しいこと言わないで。セイバーだって乙女じゃない」

セイバー「…………アルトリアという少女は、あの剣を抜いた時に死にました。今の私は、乙女ではなく王です」

シャロ「…………」

シャロ「頑固なのね、そういうとこ」

セイバー「彼女にも、似たようなことを言われました」

シャロ「え……?」

セイバー「なんでもありません。では、唇は避けることにします」

セイバー「失礼します、シャロ」

シャロ「っ…………」

セイバー「……? なぜ顔をそむけるのです。綺麗な身体ではありませんか」

シャロ「き、急に脱がすから驚いたのよ……それに、恥ずかしいし」


千夜「どうして!? 私とお風呂に入ったときはそんな反応じゃなかったのに!」

イリヤ「チヤ、空気読んで黙っとこ」


セイバー「自信がないのですか? なら、それは杞憂です。シャロは美しい」

シャロ「っ…………あ、ありがと」

シャロ「でも、背も低いし、胸もないし……最近太った気がするし」

セイバー「むしろ痩せすぎにも見えますが……まあ、それはそれとして」

セイバー「自分にないモノを羨む気持ちはわからないでもありません。しかし、シャロにはシャロの魅力があるのですから」

セイバー「自信を持ってください」

シャロ「…………ん」


イリヤ「まあ、空気読むまでもなく私たちは蚊帳の外だけど」

千夜「これが、アーサー王の固有結界…………!」

セイバー「唇以外なら、構いませんね?」

シャロ「……」コク

セイバー「では…………」チュッ

シャロ「っ! ん、あっ……」


千夜「あえて真っ先に首筋!? セイバーさんレベル高いわ……!」

イリヤ「チヤって結構うるさいのね。第一印象でおしとやか系大和撫子だと思ってたわ」


セイバー「…………」

シャロ「ふあっ……んん…………!」

セイバー「慣れていませんか、こういうことは」

シャロ「は……初めて、だもの」

セイバー「初々しい反応です。あなたが乱れた姿を最初に見るのが私というのは、あなたの未来の伴侶に失礼かもしれませんね」

シャロ「み、乱れてなんか……」

シャロ「んぁ……っ!」


千夜「ああ! 首筋にキスしながら胸元に手を!? セイバーさん慣れてるわね……」

イリヤ(な、なんか私まで恥ずかしくなってきちゃった……)ドキドキ

シャロ「ぁ…………っ!」ビクッ

セイバー「痛くはありませんか?」

シャロ「……」コク

セイバー「? 声を我慢する必要はありませんよ、シャロ」

シャロ(恥ずかしいから我慢してるのよ! こんな声……特に千夜には聞かれたくな…………)

セイバー「…………」プニプニ

シャロ「ん、あっ……!」ビクッ


千夜「し、シャロちゃん……」ドキドキ

イリヤ(うう、実際に見るとこんなに恥ずかしいものなのね……気になって魔術に集中できないわ…………)ドキドキ

セイバー「…………」プニプニ

シャロ「あ、あぁ……っ!」ビクッ

シャロ(な、なんで胸ばっかり…………ダメ、我慢でき、な……)

セイバー「…………」プニプニ

シャロ「っ……あぁっ」

シャロ「ふあぁぁぁぁ…………っ!」ビクビクッ


シャロ「はあ、はあ……」グッタリ

セイバー「イリヤスフィール、首尾は?」

イリヤ「…………」ポケー

セイバー「イリヤスフィール?」

イリヤ「えっ? ええ、なにも問題なななな」

千夜「落ち着くのよイリヤちゃん、素数を数えるの」

千夜「素数がひとつ、素数がふたつ……」

セイバー「チヤも落ち着いてください」

イリヤ「な、なにも問題ないわ。ちゃんとパスはつながったはず」

セイバー「そうですか。お疲れ様でした、シャロ」

シャロ「…………」ポケー

セイバー「シャロ?」

シャロ「↓1」



1、「うん。ありがと、セイバー」

2、「セイバー、私、変なの。体が火照って…………」

シャロ「セイバー、私、変なの。体が火照って…………」

セイバー「! しかし、シャロ」

セイバー「これ以上は、聖杯戦争のためという大義名分から……ランスロットのためというあなたの目的から、逸脱してしまいます」

セイバー「それに、ここから先は、あなたの愛する人のためにとっておくべきでは……」

シャロ「わかってる、わかってるの……でも、私…………」

イリヤ「セイバー! そこまでやったんなら責任取らなきゃ!」

千夜「そうよそうよ!」

セイバー「しかし……」

シャロ「セイバー、お願い……」

セイバー「…………」

セイバー「わかりました。確かに、私には最後までする責任があるのかもしれません」

セイバー「少々強引な解釈ですが……女同士だから、あなたの純潔を奪うことはない…………ということにしておきましょう」

シャロ「セイバー……」

セイバー(それに……私自身、嫌ではない。王としてではなく、私という個人が必要とされている……長らく忘れていたが)

セイバー(これほど、心満たされることだったのだな…………)



↓1(コンマ)



00~69、「描写スキップ」

70~99、「最後まで描写」

セイバー「もう、後戻りはできませんよ、シャロ」

シャロ「ん……」コク

シャロ「ふあっ……!」

シャロ「セイバー、また胸……」

セイバー「シャロは、胸を触られるのがお好きなようですから」

シャロ「も、う……そんなこと…………んんっ!」

シャロ「言わないで、よ……恥ずかしいわ…………っ!」ビクッ

シャロ「あ、あぁ……っ!」ビクビクッ

セイバー(より感度がよくなってますね……まずい、あくまで魔術の一環として行為に及ぶつもりだったのに)

セイバー(昂ってきました)


千夜「あわわわわわ……」ドキドキ

イリヤ(…………あれ? 魔術は完了してるんだから、私がここにいる意味はないんじゃ……)

イリヤ(…………)

イリヤ(も、もう少し見てましょう。社会勉強よ……)ドキドキ

シャロ「セイバー……セイバーぁ……」ギュッ

セイバー「! シャロ、どうしたのです、急に抱き着いてきて」

シャロ「わ、わかんないけど……なんか、したくなったというか……」

シャロ「もう、そんなことどうでもいいじゃない……!」ギュー

シャロ「……ふあ。セイバーあったかい…………」

セイバー「……!?」

セイバー(なんだ、この感じは……興奮? 欲情? いや、遠くはないが適切ではない…………今の私の心情を表すのに、ふさわしいのは……)

シャロ「セイバー……」

セイバー(心が躍るような…………そうだ、あえて表現するなら)

セイバー(こころがぴょんぴょんしている……ということか)

セイバー「シャロ、体勢はこのままで構いません。失礼します」

シャロ「え……?」

シャロ「っ!? ああぁぁっ……!」ビクビクッ

セイバー「……これは」

セイバー「驚きました。少し触れただけでここまで……」

シャロ「い、言わないでぇ……ダメ、恥ずかしくて死にそう…………」

セイバー「大丈夫です。すぐに、恥ずかしいことも忘れてしまいますから」

シャロ「んっ、ふあぁぁぁぁっ……!」ビクビクッ


千夜「シャロちゃん、真っ赤な顔であんなに濡らして……」ドキドキ

イリヤ(逃げたい……でも、見ていたい気も…………)ドキドキ

シャロ「はあ、はあ……」ギュー

セイバー「まだ満たされませんか、シャロ」

シャロ「っ……え、っと、その…………」

シャロ「も、もうちょっとだけ……」

セイバー「はい。不肖アルトリア、シャロが気の済むまでお付き合いいたします」

シャロ「うん。ありがと、セイバー」

セイバー「では、次は指を入れますから」

シャロ「入れ……!? そ、そんな、待っ…………」

シャロ「うあ、あっ……」

シャロ「んっ、ああぁぁぁんっ…………!」ビクビクッ



千夜「シャロちゃん……可愛い…………」ハァハァ

イリヤ(なんか、チヤが吹っ切れてきた。というか、私襲われたりしないわよね……?)

シャロ「…………」グッタリ

セイバー「さあ、シャロ。そろそろ」

シャロ「……うん。ねえ、セイバー」

シャロ「ありがと」

セイバー「いえ。私にとっても、幸福に満ちた時間でした」

シャロ「えへへ……」


イリヤ「や、やっと終わったわね……」グッタリ

千夜「イリヤちゃん、顔真っ赤よ」

イリヤ「鏡見てきなさい」

――宇治松邸・居間――


士郎「イリヤとセイバーはまだわかるけど、俺まで泊まることないんじゃないか?」

千夜「せっかくだし、みんなでお泊りした方が楽しいわよ」

イリヤ「じゃあ、確認するわね。バーサーカーは療養とセイバーを襲撃するリスクを考えて、別の部屋で安静にさせておく」

イリヤ「シャロが寝るときに、セイバーは手を握っててあげる……必要なのはこれくらいね」

イリヤ「私たちは、念のためにバーサーカーに付き添うわ」

士郎「……なあ、ひとつ聞いていいか?」

シャロ「なんですか、先輩?」

士郎「桐間の夢にバーサーカーの意思が現れてる間、こっちのバーサーカーはどうなってるんだ? 寝てるのか?」

シャロ「…………え?」

イリヤ「ちょっ、わかんないの!?」

シャロ「そ、そういえばどうなってるのかしら……」

千夜「でも、バーサーカーさんが寝てるとこなんて見たことないわ」

イリヤ「……まあ、いまさら悩んでも仕方ないわね。やるだけやってみましょう」

セイバー「私はずっと起きていた方が?」

イリヤ「そうね……そのほうがいいかも」

イリヤ「じゃあ、シャロ。セイバーのこと、よろしくね」

シャロ「うん。行きましょ、セイバー」

セイバー「はい」



【7日目・終了】

【8日目】



――シャロの夢――


シャロ「夢を見れるかどうか、それが問題だったけど」

シャロ「よかった、ちゃんと来れたわ。今回は、大きな湖の前ね」

シャロ「あとは、あれでほんとにセイバーが来られるのかどうか……」

バーサーカー「マスター」

シャロ「! バーサーカー!」

バーサーカー「昨日は、不甲斐ないところを見せてしまい……」

シャロ「ううん、あなたはよく頑張ってくれたわ。それに、覚えてないとはいえ、私が令呪を使ったせいでもあるんだし」

シャロ「…………」キョロキョロ

バーサーカー「マスター? 何かお探しですか」

シャロ「うん……あなたに会わせたい人がいるんだけどね」

シャロ「あ、いた! セイバー!」

バーサーカー「!」

シャロ「よかった、ちゃんと来れたのね」

セイバー「はい、どういう仕組みなのかはよくわかりませんが……」

バーサーカー「アーサー王……!」

バーサーカー「まさか、このような形で再会するとは……」ザッ

セイバー「! 頭をあげてくれランスロット、私は話をしに来ただけなんだ」

バーサーカー「弁明するつもりはありません。数々の非礼は、まぎれもなく私の責」

セイバー「そんな話がしたいわけではない! そも、あなたは最後まで私に忠義を……!」

バーサーカー「否! 私が覚悟を決めきれなかったばかりに、王はすべてを失う羽目になった……!」

セイバー「違う! だいたい……………」ベラベラ

バーサーカー「何をおっしゃる! そもそも…………」ペラペラ

シャロ「…………」イライラ

シャロ「うるさーい!」ギャー

セイバー「!?」

バーサーカー「!?」

シャロ「……私って場違いじゃないかな、とか思ってたけど、いてよかったわ。ふたりとも、ちょっと落ち着きなさい」

シャロ「ふたりとも、お話ししてないじゃない。今のふたりは、自分が言いたいことを口にしてるだけよ」

シャロ「まずは相手の言い分を聞かなきゃ」

バーサーカー「……ごもっともです」

セイバー「返す言葉もない」

シャロ「じゃあ、まずはセイバーから。言いたいことがあるんでしょ?」

セイバー「はい。ランスロット、私は、あなたに裏切られたなどとは思っていない」

バーサーカー「!? 王よ、今は私に気を使うべきときでは……」

セイバー「わかっている。これは建前などではない」

セイバー「ギネヴィアのことは……むしろ、私が負い目に感じていたことだ」

セイバー「彼女には、アーサー王の妻を演じる必要があった。いや、彼女は真に、私を愛してくれた。だからこそ」

セイバー「私は苦しかった。私は彼女から、女としての幸福すら奪ってしまったんだ」

バーサーカー「…………」

シャロ「セイバー……」

セイバー「だから……本当は、私はあなたたちを祝福したいくらいだった」

バーサーカー「な……バカな、そんなはずは…………」

セイバー「ランスロット。あなたと敵対せざるを得なかったのは、あなたたちの関係が露呈してしまったからだ」

セイバー「一国の王として、見過ごすことはできなかった。たとえそれが」

セイバー「私という個人の意思に背くことであったとしても」

バーサーカー「…………!」

セイバー「……これだけは、伝えておきたかった。私の自己満足に過ぎないことは分かっている」

セイバー「だが、それでも。あなたたちの愛は、だれからも否定されていたわけではない」

セイバー「それだけは、あなたに話しておきたかった」

バーサーカー「……私は、なんということを…………!」

セイバー「誇っていいんだ、ランスロット。あなたたちの愛は、美しかった」

セイバー「……ああ、少し楽になった。どれだけあなたに恨まれようとも、これだけは伝えておかねばと……」

バーサーカー「恨まれ……? どういうことです、王」

セイバー「なに……? どうもこうもない。私があなたに恨まれていると、そういう……」

バーサーカー「なにを……! 私は、あなたを恨んだことなどありません!」

セイバー「…………な、に?」

シャロ(…………これって)

シャロ(ふたりとも勘違いしてたってことかしら……?)

バーサーカー「当時のブリテンにおいて、真に救われるべきは、民でも、まして騎士でもない」

バーサーカー「あなただったんだ、アーサー王……!」

バーサーカー「それなのにあなたは、いつでも国の救済を求めた。裏切った騎士を憎悪することもなかった」

バーサーカー「ならば……私たちが救わねばならなかった! なのに…………」

セイバー「ランスロット……」

バーサーカー「結局私は、愛した女も、あなたも、救えなかった。だから、狂気に逃げた」

バーサーカー「忠義の騎士であることを辞めれば、あなたを憎むことができるかもしれないと……!」

セイバー「……そうか。そうだったのか」

セイバー「やはり、私は未熟だった。あなたは最期まで……いや、死してなお、私の騎士だった」

セイバー「そんなあなたの真意をわかってやれなかったとは、な」

バーサーカー「アーサー王……」

セイバー「…………歴史を変えるということは、あなたのような騎士の生涯を否定することにもなるのだな」

セイバー「なるほど。征服王が血相を変えて私をなじった理由が、ようやく分かった」

セイバー「……シャロ。あなたの目的は、聖杯をしかるべき者の手に渡すことでしたね」

シャロ「え、ええ」

セイバー「協力します。彼らが、しかるべき者であるとは思えませんし」

シャロ「ほ、ほんと!? 助かるわ、セイバー」

セイバー「礼には及びません。聖杯など、もはや不要ですから」

セイバー「しかし、そのためには、私一人では心もとない」

セイバー「ランスロット。もう一度、私とともに戦ってくれないか」

バーサーカー「……!」

バーサーカー「はい、必ずや、あなたに勝利を――――!」


ガラガラガラ


セイバー「! これは……」

セイバー「終わりのようですね。ランスロット、あなたと言葉を交わせてよかった」

バーサーカー「はい、私も同じ想いです、アーサー王」

シャロ「……さあ、行きましょう。夢が覚めたら、最強の敵が待ってるわ」

――ブルーマウンテン道場――


弟子二号「こんばんは。今日は、安価少な目でした。ごめんなさい」

アオヤマ「いよいよVS愉悦コンビです。シャロさんの運命やいかに……!」

弟子二号「桜さん放置ですけど、大丈夫ですか?」

アオヤマ「…………」

アオヤマ「で、では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「本編でR-18(らしきもの)が解禁されましたけど、相変わらず禁止ですか?」

アオヤマ「まあ、おまけの短編はそういうコンセプトではありませんから……どうかご容赦ください」

弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○チノと士郎が恋人同士だったら



カランカラン


ココア「いらっしゃいませー! おひとり様ですか?」

士郎「あ、いや、客じゃないんだ。個人的に用事があって……」

チノ「し、士郎さん!? お店には来ないでくださいって……」

士郎「はは、やっぱり気になっちゃってさ。俺より年下の彼女が、もう働いてるっていうんだから」

ココア「……………………え?」

ココア「ええええええええええっ!?」

ココア「ち、チノちゃんの彼氏さん!? ええ、そんな……ええ!?」

チノ「こうなるからいいタイミングが来るまで隠しておきたかったのに……」

リゼ(チノは中学生だぞ……事案か?)

ココア「ナポリタン1丁!」

士郎「おう」

リゼ「士郎、オムライス追加だ」

士郎「了解」

タカヒロ「ふむ……チノが彼氏を連れてきたのには驚いたが、なかなかしっかりしている」

タカヒロ「それに、仕事もできるな。将来的にはチノだけでなく、店も任せていいかもしれん」

チノ「将来の夢は正義の味方だって言ってました」

ティッピー「童心を忘れないのはいいことじゃよ」

タカヒロ「士郎君、チノのこと、よろしく頼むよ」

士郎「はい。なにがあっても、チノを守ります」

士郎「チノの味方になるって、決めましたから」

チノ「士郎さん……」キュン




弟子二号「冬木の虎が入り浸って、タイガーハウスに改名される未来しか見えません」

アオヤマ「今日もありがとうございました。また次回の更新でお会いしましょう」

弟子二号「お疲れ様でした」

――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「ん、んぅ…………」

セイバー「おはようございます、シャロ」

シャロ「ん、おはよう……」

シャロ「ずっと起きてたの?」

セイバー「はい。ですが、あなたの夢の中でのことは覚えています」

セイバー「突然、記憶が流れ込んできたような感じでした」

シャロ「そっか……なんにせよ、成功したみたいでよかったわ」

セイバー「はい。ありがとうございました、シャロ」

セイバー「あなたの助力がなければ、私は間違えたままだった」

シャロ「私は何もしてないわ。でも、そうね」

シャロ「これからは、バーサーカーと仲良くしてあげてね」

セイバー「はい、もちろんです」

――宇治松邸・居間――


シャロ「おはよう」

セイバー「む、おいしそうな匂いがしますね」

イリヤ「おはよー。シャロ、うまくいった?」

シャロ「ええ、おかげさまでね」

千夜「さ、二人とも座って。今日は先輩が朝ごはんのを馳走してくれるわよ」

士郎「ただ泊めてもらう、ってわけにもいかないからな」

士郎「ところで、セイバーの分も用意したけどよかったよな? イリヤから、よく食べるって聞いたから」

セイバー「なっ、イリヤスフィール!」

シャロ「そうなの?」

イリヤ「ええ。昨日のお昼、セイバーが食べ過ぎてどん引きしたんだから」

セイバー「ぐっ……」

士郎「それで、食べるのか?」

セイバー「いただきます」

シャロ「ところで、千夜。バーサーカーの様子はどう?」

千夜「昨日の夜はすごく大人しくしてたわ。疲れてたみたい」

士郎「暴れだしたらどうしようかと心配してたけど、眠ったみたいに動かなかったもんな」

イリヤ「シャロからの魔力供給が行き届いてるからか、昨晩だけで結構回復したみたいよ」

イリヤ「↓1(コンマ1桁目)」



1~5、「とはいえ、万全とは言えないわ」

6~9、「あと1回戦う分には問題ないはずよ」

0、「むしろ調子が上がってる感があるわ」

イリヤ「とはいえ、万全とは言えないわ」

シャロ「そうよねえ……せめて夜までは待った方がいいかしら」

千夜「でも、調子はよさそうよ」

セイバー「……? 万全でないのに調子が良いのですか?」

千夜「うーん、なんて言うのかしら……身体の調子は万全じゃないけど、やる気に満ちてる、みたいな」

シャロ「そうなの?」

士郎「今朝くらいから、宇治松だけが急にそんなこと言いだしたんだけど……俺とイリヤにはよくわからなかったんだよな」

イリヤ「チヤとシャロにしかわからないことがあるのかも。シャロも、あとで様子を見に行ってあげて」

シャロ「ん、わかった」

士郎「さ、できたぞ。並べるの手伝ってくれ」

セイバー「待ってました。楽しみです」

セイバー「大変美味でした」

士郎「ホントによく食ったなあ……」

イリヤ「これから、どうするの?」

シャロ「相手はあの金ピカだもの、バーサーカーが調子を取り戻すまで出撃したくないわ」

シャロ「決行は夜にしましょう」

千夜「それはいいんだけど、イリヤちゃんは? 相手の出方がわからない以上、お留守番っていうのも危険だわ」

士郎「セイバーがいっしょなんだろ? それでも危険なのか?」

セイバー「残っているのがほかのサーヴァントであれば、警戒するにとどめても問題なかったでしょう。しかし」

セイバー「彼が相手となれば話は別です。前回の聖杯戦争では、私は手も足も出ませんでしたし……」

セイバー「それに、マスターの言峰綺礼も要注意です。二人がかりで襲撃された場合、自衛はともかくイリヤを守り切れるかどうか……」

シャロ「うーん……学校を欠席するっていう手もあるけど」

セイバー「とはいえ、彼には彼なりの美学があります。昨日は私を探そうともしなかったのに」

セイバー「今日になっていきなり行動を開始する、ということは考えにくい気がしますが……」

イリヤ「どうしよっか、シャロ」

シャロ「そうねえ…………」

シャロ「↓1」



1、「今日は学校サボって、みんなでここにいましょう」

2、「敵が昼間から動くとも思えないわ。イリヤたちには留守番しててもらいましょう」

3、「イリヤとセイバーも学校に連れて行きましょう。学校側には、なんとか言い訳するわ」

シャロ「まあでも、敵も昼間からは動かないんじゃない? あんまり神経質になっても仕方ないわ」

シャロ「お留守番、任せていいかしら」

イリヤ「うーん、それもそうかも……セイバー、いい?」

セイバー「わかりました。私が彼に対して、苦手意識を抱きすぎているのかもしれません」

セイバー「警戒は怠らず、留守番の任を全うしましょう」

シャロ「ん、よろしくね」

士郎「そろそろ出た方がいいなじゃないか? ここからだと、学園までで結構かかるだろ」

千夜「あら、もうこんな時間。シャロちゃん、行きましょ」

シャロ「うん。じゃ、ふたりとも、気を付けてね」

イリヤ「いってらっしゃーい」

――穂群原学園・校門――


シャロ「……! ごめん、千夜。先に行っててくれる?」

千夜「え? うん、わかったわ。教室で待ってるわね」

シャロ「うん」


タタタ


シャロ「おはようございます、葛木先生」

宗一郎「桐間か」

シャロ「…………」

シャロ「今日、私たちは最後の戦いに行きます。敵は、彼の仇です」

宗一郎「!」

シャロ「あのとき逃げ切れたのは、先生があいつの注意を引いてくれたからです。だから……お礼と言ったら変ですけど」

シャロ「きっと、先生の頼みを果たしてきます」

宗一郎「…………そうか」

宗一郎「武運を祈るぞ、桐間」

宗一郎「それと、余計なことかもしれないが」

宗一郎「戦闘中は、相手の眼を見ろ」

シャロ「え……?」

宗一郎「眼前の敵に恐怖すれば、自然と目をそらしたくなる。戦場においては、それは邪魔な行為だ」

宗一郎「恐怖を殺せとは言わん。恐怖とは、人間に最初から備わっている防衛機能だ。それを殺すには、長期的な訓練が必要になる」

宗一郎「だが、恐怖心を抑えきれずとも、視線をそらさぬよう意識すれば、行動の選択肢も増える」

シャロ「先生……」

宗一郎「……そろそろ時間だ。遅刻しないようにな」

シャロ「…………はい」

シャロ「ありがとうございました、先生」

――穂群原学園・教室――


キーンコーンカーンコーン

ガラッ


シャロ「はあ、はあ……」

シャロ「セーフ?」

桜「セーフです、シャロさん。お疲れ様です」

千夜「今日は居眠りしないように気を付けるのよー」

シャロ「もう、わかってるわよ」

シャロ「バーサーカー、辛かったら座ったりしてていいからね」ボソッ

バーサーカー(…………)コク

キーンコーンカーンコーン


千夜「うーん、やっぱり数学は難しいわ……」

桜「でも、千夜さんは文系が強いですよね」

千夜「シャロちゃんには及ばないわ。完全無欠だもの」

シャロ「言い過ぎよ」

桜「あ、でもちょっと嬉しそうな顔しましたね」

シャロ「うっ……そ、そんなことないわよ」

千夜「ところで、シャロちゃん。これからお昼休みだけど」

千夜「今日は予定はないの?」

シャロ「今日は…………」



昼休み、どうする?↓1



1、「やっぱり心配だ。イリヤに電話をかけてみる」

2、「凛に協力を打診しに行く」

3、「三人でお昼ご飯」

シャロ「特にないわ。三人でゆっくり食べましょ」

千夜「そっか、よかったわ」

桜「私、シャロさんの卵焼きが前から気になってたんです。私のおかずと交換しませんか?」

シャロ「ええ、いいわ…………」パカ

千夜「シャロちゃん?」

桜「あれ、そのお弁当…………」

シャロ(まずい…………)ダラダラ

シャロ(今日のお弁当は衛宮先輩製だってことすっかり忘れてた――――!)ダラダラ

桜「シャロさん……?」ゴゴゴゴゴゴ

シャロ「ぴぃっ!?」

桜「どうして先輩にお弁当を作ってもらったんですか……? そういえば昨日先輩から」

桜「明日の朝は来なくていいからなって連絡がありましたけど……」ゴゴゴゴゴゴ

千夜(見ただけで先輩の料理だってわかるなんて、さすがねー)パクパク

桜「シャロさん……?」

シャロ「え、えっと……これは…………」ダラダラ

シャロ(千夜、助けて!)

千夜「…………」パクパク

シャロ(なに黙々と食べてんのよ!)

千夜「…………」

千夜(シャロちゃんの怖がる顔も見れたし、助け舟を出そうかしら)

千夜「安心して、桜ちゃん。先輩は、まだ誰のものでもないんだから」

桜「え…………?」

桜「っ、な、なななな、何の話ですか!?」

千夜「あらー、桜ちゃんの顔に、よくも先輩と仲良くなりやがって、って書いてある気がしたんだけど」

千夜「気のせいだったかしら」

桜「き、気のせいですよー、あはは……」

シャロ(た…………助かったー)グッタリ

桜「そ、そういう千夜さんたちには、好きな人とかいないんですか……?」

千夜「そうねえ……私は、シャロちゃんかしら」

シャロ「!?」

桜「ふふ、千夜さんならそういう返しだと思いました。お友達として、ですよね」

千夜「…………」ニコッ

シャロ「そこで意味深に笑わないでよ! 誤解されちゃうじゃない!」

桜「シャロさんは? 気になる人とかいないんですか?」

シャロ「わ、私は別に……」

千夜「リゼちゃん?」

シャロ「ちょっ」

桜「それって、転校してくる前のとこの……? 可愛い名前ですね」

千夜「女の子だもの」

桜「あっ…………」

桜「で、でも私は恋愛の形って自由だと思いますから……応援しますよ、シャロさん」

シャロ「そういうのじゃないわよ!」

キーンコーンカーンコーン


千夜「桜ちゃん、今日も部活?」

桜「はい。お先に失礼しますね」

シャロ「部活頑張ってね。また明日ー」

桜「はい。また明日」


タタタッ


千夜「ところで、シャロちゃん。今日は凛ちゃんは?」

シャロ「昨日寝る前に連絡しといたわ。明日は鍛錬の時間はないと思いますって」

シャロ「あ、でも衛宮先輩は来てくれるわ。なんでも、セイバーに晩御飯もお願いされちゃったみたい」

千夜「胃袋掴まれちゃったのねー」



誰かが教室に来たようだ↓1(コンマ1桁目)



123、「士郎」

456、「凛」

789、「イリヤ」

0、「気のせいだった」

ガラガラ


イリヤ「シャロー!」

シャロ「イリヤ!?」

千夜「どうしたの……というより、どうやって入ってきたの?」

セイバー「シャロたちの迎えに来たと言って、無理に入れてもらいました」

シャロ「何かあったの?」

イリヤ「聞いてよー! シロウが私たちのために作り置きしてくれてたお昼ご飯」

イリヤ「私がテレビ見てる間にセイバーが全部食べちゃったの!」

シャロ「ないわー。主のご飯勝手に食べるとか、騎士としてどうなのよ」

セイバー「うっ…………」グサッ

イリヤ「だからね、私は冷蔵庫の奥の方にしまってあったケーキで空腹をごまかしてたんだけど、もう限界なの」

シャロ「私のケーキじゃない!」

千夜「まあまあ、みんな落ち着いて。今日は買い出ししてから帰りましょ」

シャロ「いっぱい買いこんじゃったわねー。こんなに消費しきれるかしら」

千夜「景気づけってことで、今日は豪勢にしましょう。人数も多くて楽しいわよ」

イリヤ「ほら、セイバー全部持って! 私のご飯食べちゃった罰なんだから!」

セイバー「食べ物の恨みは恐ろしい……なるほど、先人の教えを無視すると、こういうことになるのですね」

千夜「…………あ。セイバーさん。晩御飯の食材のこと、先輩なにか言ってた?」

セイバー「ええ、もう冷蔵庫にはあんまり残ってないから、俺が買ってくるよと」

千夜「…………」

シャロ「…………」

イリヤ「…………」

セイバー「…………」

シャロ「うっかりしすぎ!」

イリヤ「なんかセイバー、上の空? 大丈夫?」

千夜(バーサーカーさんと和解したこと、よっぽど嬉しかったのね)

――宇治松邸・居間――


士郎「ま、買っちまったものはしょうがない。それに、足りないならともかく、多い分にはそんなに困らないだろ」

士郎「今回で使い切らなきゃならないわけでもなし」

セイバー「いえ、私が伝達し損ねたのですから、私が責任をとってすべて頂きます。ですからシロウ。遠慮なくお作りください」

イリヤ「シロウとの戦いが終わっててよかったわ。料理で釣られて寝返りそう」

士郎「はは、天下のアーサー王に限ってそんな……」

シャロ「…………」

千夜「…………」

セイバー「…………」

イリヤ「嘘でもいいから、セイバーだけは否定してよ」

バーサーカー「…………」バッ

セイバー「ら、ランスロット……? 私の前で手を広げて……まさか」

セイバー「かばってくれているのですか…………?」

シャロ「ホントに信頼してるのね、バーサーカー。仲直りできてよかったわ」

バーサーカー「…………」コク

シャロ「さて……先輩に料理してもらってる間、作戦会議をしましょう」

イリヤ「今回の敵……言峰綺礼とギルガメッシュについては、セイバーがよく知ってるのよね?」

セイバー「はい。シャロも、目の当たりにしたのならわかると思いますが、彼がアーチャーたる所以は宝具『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』」

セイバー「ほとんど無尽蔵に近い数の宝具を射出するのが、彼の基本的な戦闘スタイルです」

セイバー「おそらく、私とランスロットが二人がかりで全力を出して、ようやく互角になるかどうか、といったところです」

千夜「……! そんなに強いのね…………」

イリヤ「じゃあ、やっぱり作戦どころの話じゃないわね。金ピカに、セイバーとバーサーカーをぶつける」

セイバー「問題は、言峰綺礼です。私たちがギルガメッシュと戦闘している間、彼はあなたたちを狙うはず」

シャロ「…………」

シャロ「私が止めるしかないわね」

千夜「シャロちゃん! それは……」

シャロ「危険なのはわかってる。でも、やるしかないわ」

セイバー「……では、方針としては」

セイバー「私とランスロットでギルガメッシュを打倒。言峰綺礼は、シャロに一任する、と」

イリヤ「見るからに穴だらけの作戦だけど……まあ、これしかないわよね」

士郎「セイバー、ちょっと待ってくれ」

セイバー「シロウ?」

士郎「ああ、手は動かしてるから心配すんな。もうじきできるよ」

士郎「で、本題だけど。俺も行くからな」

シャロ「! でも、先輩……!」

士郎「前線に出れないまでも、イリヤと宇治松を守る役は必要だ。俺がそれを担当する」

セイバー「シロウ。あなたはもう、聖杯戦争とは関係ないはずだ」

セイバー「それでも、戦うのですか? ここで私たちに背を向けて離別しても、咎める者はありませんよ」

士郎「…………ライダーは、守るものがある俺のために、消えた」

士郎「だったら、オレはそれを死ぬ気で守らなきゃ、ライダーに顔向けできない」

イリヤ「守るもの……?」

士郎「桜たちとの日常だ。…………桐間、宇治松。お前たちも、その中に入ってるんだよ」

士郎「だから、俺も戦う。そりゃ、邪魔になるっていうなら身を引くけど……」

シャロ「…………ありがとうございます、先輩」

シャロ「いっしょに戦いましょう」

士郎「ああ」

シャロ「それと、千夜に相談があるの」

千夜「え……?」

シャロ「焙煎回路についてよ。千夜が一番、私の近くで見てきてくれたから」

シャロ「たぶん……この戦いでも、私は焙煎回路を三回使うことになるわ。そのとき、最後にどれを使うべきか、アドバイスしてほしいの」

シャロ「酔った後のことは記憶にないから、千夜の客観的な意見が聞きたいのよ」

シャロ「今まで、この聖杯戦争で使ってきた焙煎回路は三種類……ほんとはまだあるんだけど」

シャロ「戦闘に使用することと、私自身の技術が未熟なことを考えれば、あの三種類を併用するしかないと思う」

シャロ「千夜。どう思う?」



千夜はどれを推奨する?↓1



1、「『回復特化』(回復力超絶強化+厨二病EX)」

2、「『視力特化』(視力超絶強化+煽りEX)」

3、「『速度特化』(速度超絶強化+???)」

千夜(酔った後の豹変に関して、シャロちゃんはあんまりいい気はしないみたいだし)

千夜(性格が変わるのは、黙ってた方がいいわよね)

千夜「『視力特化』を最後にするのがいいんじゃないかしら。やっぱり三回目って最終手段だから」

千夜「なるべく、二回目までで戦えるようになるのがいいと思うの」

イリヤ「確かに……そう考えると速さと回復力が高い方が、三回目発動まで長く粘れる可能性があるもんね」

シャロ「そっか…………うん、わかった」

シャロ「ありがと、千夜。助かったわ」

士郎「さーて、できたぞ。腹が減っては戦はできないからな。たんと食えよ」

セイバー「はい、ありがとうございます」

イリヤ「セイバー、戦ってる時より輝いてない?」

――柳洞寺・石段――


千夜「…………いよいよね」

シャロ「勝っても負けても……ううん、負けるつもりなんてないけど」

シャロ「これが最後なのね。バーサーカー、調子は?」

バーサーカー「…………」コク

士郎「必ず、買って全員で帰るんだ」

イリヤ「セイバーを苦しめた奴らなんて、許してあげないんだから……!」

セイバー「ありがとうございます、イリヤスフィール」

セイバー「この戦い、負けは許されません。我が聖剣に誓って、必ずや、勝利を」

セイバー「力を貸してください、ランスロット」

バーサーカー「…………」コク

シャロ「さあ、行くわよ――――!」

――Interlude――


綺礼「結局、行かなくてよかったのか?」

ギルガメッシュ「聖杯を求める以上、我を見過ごすことなどできん。放っておいても向こうからやって来るというのに」

ギルガメッシュ「なぜ王たる我がわざわざ足を運んでやらねばならん。それに」

ギルガメッシュ「欲しいからと言って押すばかりでは芸がない。たまには待ってみるのもいいだろう」

綺礼「その結果、奴らが万全の準備を整えるとしてもか?」

ギルガメッシュ「道化どもが我を楽しませる準備をしているのなら、あえて邪魔する必要はない」

綺礼「ふっ、やはり変わらないな。足元をすくわれんよう、気をつけろよ」

ギルガメッシュ「はっ! 地を這う虫けらなぞ、我の足元に近づくことすら許されん。我を誰だと思っている」

綺礼「愚問だな。答える必要もない」

ギルガメッシュ「さあ来い、セイバー、狂犬。この戦争の最後まで生き残った駄賃として」

ギルガメッシュ「我が手ずから引導を渡してやろう――――!」


――Interlude out――

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「今日の更新は以上です。次回、いよいよ最強の敵との戦いが始まります」

弟子二号「慢心してくれれば勝ち目もありますが……まあ、慢心してくれるでしょう(慢心)」

アオヤマ「では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○ココアと士郎が恋人同士だったら


ココア「士郎くん! 今日のお昼ご飯は私の手作りだよ!」

士郎「やったー、ココアの手作りパンだー(棒)」

ココア「な、なにその反応!」ガーン

ココア「も、もしかして私(のパン)は飽きちゃった……?」

士郎「ち、違う! そんなことはないぞ!」

士郎「ココアといると楽しいからな、飽きるはずないだろ」

ココア「士郎くん……!」

士郎「でも、たまにはパン以外の……」

ココア「はい士郎くん! あーん!」

士郎「お、おう……」


士郎「って感じで、毎回パンだとちょっと飽きる、ってなかなか言い出せなくってな」

慎二(まさか、衛宮からのろけ話を聞く日が来るとは)

慎二(っていうか、やっぱり桜が黒いオーラ出してるの衛宮のせいじゃないか! あのオーラに触れると死ぬほど胃が痛くなるんだよ!)

士郎「慎二? どうした、ぼーっとして」

慎二(おのれ衛宮…………!)

ココア「でね、そのとき颯爽と士郎くんが現れて、私を助けてくれたの!」

ココア「かっこよかったなー」

チノ「体を鍛えてるんですね」

ココア「そうなんだよ! 細く見えて、結構筋肉あるんだよね」

チノ(最近、ココアさんの部屋に来ても彼氏さんのお話ばかりです)

ココア「お料理も上手なんだよねー。パンなら負けない自信があるけど、あのお味噌汁の安心感はすごいよ」

チノ(でも、嫌ではありません。ココアさんが幸せそうですから。ただ……)

ココア「もし私と士郎くんが結婚したら、チノちゃんは士郎くんの妹になるんだね」

チノ「その理屈はおかしいと思います」



アオヤマ「こうして何パターンか書いてみると、士郎さんは誰とでもうまくやっていけそうな気がしてきます」

弟子二号「士郎さんもごちうさメンバーも、根はいい人ばかりですから。幸せになってほしいですね」

アオヤマ「では、今日の更新は終了です」

弟子二号「今日もありがとうございました」

――柳洞寺・山門――


イリヤ「いよいよね」

シャロ「セイバーとバーサーカーは、金ピカをお願い。私たちはできるだけサーヴァント同士の戦場から離れて」

シャロ「言峰綺礼と戦うわ。それでいいのよね?」

セイバー「はい。武運を祈ります」

バーサーカー「…………」

シャロ「心配しないで、バーサーカー。私は、円卓最強の騎士のマスターなのよ?」

士郎(心配そうにしてたのか……)

千夜「そういえば、シャロちゃん。突入する前に魔術を使っておくのよね?」

シャロ「ええ。万全の状態にしておかなくちゃ」




『焙煎回路・速度特化』判定↓1(コンマ1桁目)


1~4、「速度を強化」

5~9、「速度を大きく強化」

0、「速度を爆発的に強化」




『焙煎回路・回復特化』判定↓2(コンマ1桁目)


1~4、「回復力を強化。軽い傷ならすぐに完治」

5~9、「回復力を大きく強化。致命傷以外なら完治」

0、「回復力を爆発的に強化。あらゆる傷を回復」

シャロ「…………」

シャロ「あれ?」

イリヤ「どうしたの、シャロ? なにか失敗しちゃった?」

シャロ「ううん、なんか…………」

シャロ「すっごく上手くいった気がする」

千夜「あら、心強いわ」

セイバー「では、準備もできましたし。行きましょう」



ギギギィィィィ

――柳洞寺・境内――


ギルガメッシュ「ほう、随分と大所帯だな」

セイバー「ギルガメッシュ…………!」

バーサーカー「…………!」

ギルガメッシュ「戦意は十分、といったところか。我としては今すぐ始めてもいいが」

ギルガメッシュ「お前たちがいては邪魔になる。疾く去ね」

ギルガメッシュ「綺礼に用があるのだろう? 奴は向こうだ」

シャロ「…………」チラ

セイバー「行ってください。彼がああ言っているのです、後ろから撃ち抜きはしないでしょう」

イリヤ「わかった。行くよ、みんな」


タタタッ


ギルガメッシュ「お前たちが我に牙をむくことは必定であったが…………」

ギルガメッシュ「よもや、手を組んでいるとはな。いや、楽しめそうじゃないか」

ギルガメッシュ「ところで、セイバー。あの令呪はまだ生きているのか? であれば、お前は全力を出せんはずだが」

セイバー「心配無用。契約が解消されたからか、あるいは新たな主を得たからか……」

セイバー「綺礼の令呪は、すでにこの身を縛ってはいない。全力で、あなたを倒す」

ギルガメッシュ「くく、それでこそだ。だが、まずは」

ギルガメッシュ「10年前の借りを返しておかなければな、狂犬――――!」


ドドドドドドドッ


セイバー「いきますよ、ランスロット!」

バーサーカー「――――!」

綺礼「こっちの仕事はすぐに片付くと思っていたが……一人、一筋縄でいきそうにない者がいるな」

綺礼「しかし…………もしやとは思ったが、予感は当たっていたようだ」

綺礼「まだ動けるのだな、イリヤスフィール」

イリヤ「……!」

千夜「え……?」

士郎「どういうことだ……?」

シャロ「なによ、イリヤに因縁でもあるの?」

綺礼「ほう、これは驚いた。お前たちはあれが何なのか知らぬまま、味方に引き入れていたのか」

シャロ「なんですって……?」

綺礼「こちらの話だ。すでに我らは敵同士、言葉を交わすことに意味はない」

綺礼「守るべき信念があるのなら、力で押し通せ――――!」



戦況↓1(コンマ1桁目)



1、「無理。圧倒的劣勢」

2~7、「劣勢ながらも奮戦」

890、「拮抗」

綺礼「ふっ――――!」ヒュッ

シャロ「っ!」バッ

綺礼「ほう、よく避けた。だが……!」

士郎「! 避けろ桐間、足だ!」


ヒュッ

バキィッ


シャロ「ああっ……!」

千夜「シャロちゃん!」

イリヤ「あ、足が変な方向に曲がっ……!」ガクブル

綺礼(右足は潰した、これで……)

シャロ「ま、だ……」

シャロ「まだぁっ!」ダッ

綺礼「!?」

綺礼(後ろに回り込まれた……!?)

シャロ「はあっ――――!」ヒュッ


ドガッ


綺礼「っ!」

シャロ(私のへなちょこパンチだって、焙煎回路の加護があれば効かないことはないはず)

シャロ(たたみかける!)

シャロ「はああっ――――!」ヒュヒュヒュッ

綺礼「っ……!」ドドドッ

綺礼(落ち着いて対処しろ、確かに速度は規格外だが、彼女はそれを生かしきれていない……ならば)

シャロ「はっ――――!」ヒュッ

綺礼「しっ――――!」バッ


ドゴォッ


シャロ「がっ……!?」ガクッ

綺礼(カウンターを当てるのは容易……!)ヒュッ

シャロ「っ!」ダッ

綺礼「……! 一瞬で間合いの外へ…………!」

綺礼(まただ……ダメージを受けてから、行動を再開するのが速すぎる。この感覚……覚えがある)

綺礼(アレと同じギミックかどうかは定かでないが……おそらく、頭か心臓を潰して即死させない限りは即時回復する)

綺礼(これほどの魔術師がいようとは……)

千夜「シャロちゃん、すごい……!」

イリヤ「うん、戦えてるよ!」

シャロ(…………違う)

シャロ(確かに、攻撃を耐えることはできてる。攻撃を当てることもできてる。でも、勝ち筋が見えない)

シャロ(私の攻撃が、効いてない…………!)

綺礼(彼女を相手に、じわじわと追い詰めていく戦い方は愚策。体勢を崩し、必殺の一撃を当てることのみ考える――――!)

シャロ(現状の拮抗は見せかけ……長引けば、ジリ貧になる。ここは…………)



↓1



1、「『視力特化』を使う」

2、「まだ早い。もう少し粘ってチャンスを窺う」

シャロ(……出し惜しみはできない。おそらく相手は、一撃必殺を狙ってくるはず。それなら……)

シャロ(『視力特化』なしで戦うのはあまりに危険……!)

綺礼「――――!」ダッ

シャロ(距離を詰めてきたわね……って)

シャロ(速い!?)

綺礼「魔術に頼るだけが魔術師ではない。足の運び方ひとつで、速度なぞ自在に変えられる――!」

士郎「バケモノかよあいつ!」

シャロ(まずい……ううん、回避だけを考えるなら……!)


――戦闘中は、相手の眼を見ろ


シャロ(恐怖と向き合って…………)

シャロ(前へ!)ダッ

綺礼「!?」

千夜「なっ……!?」

イリヤ「シャロ!?」

シャロ(致命傷までなら問題ないわ……急所を避けて、あいつの横を抜く!)

綺礼「――――!」ヒュッ


バキィッ

ビチャァッ


シャロ「ああああっ!」

綺礼(いかん、外した……!)

シャロ(痛っ……でも、ひるんでる暇はないわ。この距離なら大丈夫ね……)

シャロ「――――『焙煎回路・視力特化(カフェインスペル・ヴィジョンブレンド)』!」

綺礼「……!」

シャロ「…………」

シャロ「いえーい! 正義の味方、カフェインシャロちゃん参上!」

シャロ「みんな、拍手拍手ー!」

綺礼「…………」

イリヤ「え? え……!?」

士郎「始まってしまったか」

千夜「イリヤちゃん、耳をふさいでおいた方がいいかもしれないわ。人によっては健康を害するわよ」

シャロ「あれー、元気がないぞー? はい、もう1回!」

シャロ「スーパーシャロちゃん!」

イリヤ「名前変わってる!?」

士郎「イリヤ、逐一つっこみを入れるのはお勧めしないぞ」

綺礼「…………」

綺礼(なんだ、なにが起こった……?)

シャロ「あー! もう、おじさんったら、シャロちゃんの前でつまらなそうな顔するなんて失礼だよ!」

シャロ「ぷんぷん!」

綺礼「…………おじさん、か。なるほど、私も衰えるはずだ」

シャロ「そんな元気のないおじさんに、シャロちゃんが元気を分けてあげるぞー! きゃるーん!」

綺礼「その必要はない。お前の臓物が飛び散る様をこの目で見られれば、すぐにでも元気になる」

シャロ「おじさんこわーい!」

イリヤ「イラッ」

千夜「イリヤちゃん、落ち着いて」

セイバー&バーサーカーVSギルガメッシュ 戦況↓1(コンマ1桁目)



1~3、「セイバー&バーサーカー劣勢」

4~9、「拮抗」

0、「ランスロット無双」

ギルガメッシュ「はははははっ! どうした、二人がかりでその程度か!?」


ドドドドドドドドドドドッ


バーサーカー「――――!」


ギギギィンッ

ブシュゥッ


バーサーカー「!」

ギルガメッシュ「ふん、お前の手癖の悪さも、我が手数を増やせば形無しか。呆気ないものだな」

セイバー「っ…………おおおおおっ!」ダッ

ギルガメッシュ「…………」

ギルガメッシュ「追いつめられて冷静さを欠くか、セイバー。無様よな」


ドドドドドドドドドドッ

ドスドスッ


セイバー「が、っ……!」

ギルガメッシュ「そこな狂犬にも無理なのだ。お前では尚更、我の財宝を突破できるはずもない」

セイバー「くっ……ギルガメッシュ…………!」

ギルガメッシュ「我を待たせた割には、大したことはなかったな。興ざめだ、失せよ」


ドドドドドドドドドドドドドッ


セイバー(っ、数が多すぎる! 回避を…………っ!?)ガクッ

セイバー(しまった、足が……!?)

バーサーカー「A――――urrrrrrッ!」バッ

セイバー「!? ダメだ、ランスロット――――!」


ドガァァァァァァンッ


バーサーカー「…………」ガクッ

セイバー「ランスロット……」

ギルガメッシュ「ほう、かつての主を、身を挺してでも守るか。評価を改めよう、忠犬」

ギルガメッシュ「半端に耐えてしまったせいで苦しいだろう。そのまま逝かせてやる――――!」

セイバー「…………やはり、私は未熟だ。力を貸してくれと言いながら、私たちは、ただ二人で戦っていただけだった」

セイバー「最後の賭けだ、ランスロット。もう、力を貸してくれなどと、甘えたことは言わない」

セイバー「その命を、私に預けてくれ。報酬は、この戦いの勝利だ」

バーサーカー「…………」コク

ギルガメッシュ「いまさら何をやっても無駄だ――――!」


ドドドドドドドドドッ


セイバー「走れ、ランスロット! 私を守ることは考えるな!」

バーサーカー「――――!」ダッ

ギルガメッシュ「なに…………!?」

セイバー「風よ――――!」

セイバー「――――『風王鉄槌(ストライク・エア)』!」


ヒュゴォォォォッ



『風王鉄槌』判定↓1(コンマ1桁目)


1~8、「押し負けるが、バーサーカーの進路は確保」

90、「辛うじて相殺」

ヒュゴォォォォッ


ギルガメッシュ「…………!? バカな、この程度の宝具が、我の財と拮抗するというのか!?」

セイバー「ギルガメッシュ。今あなたが相手にしているのは、セイバーとバーサーカーの連合軍ではない」

セイバー「かつて栄華を誇り、一国を支えた、ブリテンの騎士団だ――――!」

バーサーカー「■■■■■■――――!」

ギルガメッシュ「しまった……!」


ヒュッ

ビチャァッ


ギルガメッシュ「貴様、その剣……!」

セイバー「ギルガメッシュ。たとえあなたが、この世のあるゆる宝具の原典を所持していたとしても」

セイバー「その剣を抜いたランスロットを打倒することはできない―――ー!」

バーサーカー「■■■■■■――――!」

ギルガメッシュ「おのれおのれおのれおのれおのれ――――!」

シャロ「ふふーん、当たらないよーん!」

綺礼(バカな、どういうことだ……動きは相変わらず素人のままだ。だが、私の動きが読まれている……!?)

シャロ「スーパーシャロちゃんの、ウサギ拳法を見せてあげる! まずは……」

シャロ「ウサギのように跳ぶ!」ピョン

綺礼「っ、上か……!」

シャロ「うっそでーす」

綺礼「!? 後ろ……!」

シャロ「シャロちゃんキック!」ドゴォッ

綺礼「っ……!」ヨロッ

イリヤ「どう見ても頭突きじゃない!」

士郎「言うだけ無駄だ、イリヤ。たぶん今のシャロは、何も考えてない」

シャロ「いえーい! みんな見てたー? シャロちゃん大活躍!」

綺礼「……!」ダッ

千夜「! シャロちゃん、後ろ!」

シャロ「なっ!? 今の隙を狙うなんて卑怯だよ!」

綺礼「ふっ――――!」ヒュッ

シャロ「なーんちゃって」クルッ

綺礼「!?」

綺礼(しまった、回避を……)

ギギギギギギギンッ


バーサーカー「■■■■■■――――!」ヒュヒュヒュッ

ギルガメッシュ「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ――――!」

セイバー「そのまま手を緩めるな、ランスロット!」ダッ

ギルガメッシュ「!? 正気か、セイバー!? 貴様、こいつごと我を斬るつもりか!」

セイバー「妄言を。暴君を是とし、国を滅ぼしたあなたにはわかるまい。王と臣下の、結束が――――!」

バーサーカー「――――!」バッ

ギルガメッシュ「な、に…………!?」

ギルガメッシュ(こいつ、後ろに目がついているか……!? なぜ、この絶妙なタイミングで離脱できた……っ!)





シャロ「シャロちゃんカウンターパーンチ!」ヒュッ


ドガァッ


綺礼「が、っ――――」ドサッ




ギルガメッシュ「セイバーァァァァァァアアアアッ!」

セイバー「――――『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!」



ギルガメッシュ「そうか、吹っ切ったのだな、セイバー」

セイバー「はい。私たちを、以前のままだと見くびった。故の敗北です、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「くく、ははははは! ままならぬものよ。我が欲したものは手に入らなかったというのに」

ギルガメッシュ「お前は、すべてを取り戻したということか。そこな忠犬が参戦したことは、あるいは必然か」

バーサーカー「…………」

ギルガメッシュ「ではな。なかなかどうして、楽しませてくれたじゃないか…………」

シャロ「シャロちゃん大勝利ー!」

シャロ「…………ぐぅ」ドサッ

千夜「シャロちゃん!」タタタッ

士郎「終わった、のか……? あれ、そういえば聖杯って、どこに出現するもんなんだ…………?」

イリヤ「…………シロウ。そのことなんだけど」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「いやー、シャロさん強かったです。どうやって神父さんに勝つのか不安でしたが」

弟子二号「急にコンマが味方してくれましたね。今日のシャロさんは最強でした。みなさん、ありがとうございました」

アオヤマ「では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

アオヤマ「『上記二作品から、最低でも1人ずつ選出』を満たしていないので無効です……と言おうとしたんですが」

アオヤマ「見返してみると『ラビットハウスに綺礼とギルガメッシュが来店』をOKにしてましたね」

弟子二号「ルール作った方が違反してどうするんですか」

アオヤマ「今更ですが、ラビットハウス、蟲蔵など、登場させる人物を絞れそうな場所を指定してる場合もOKにしますね」



○あんこが蟲蔵に落下してくる



桜「あ、ああ…………」

蟲「キシャー」

臓硯「カカカカ……まだじゃ、桜。今日の分のノルマはまだ……」


ズドーン


臓硯「!? 天井が…………何事じゃ!」

あんこ「…………」

桜「え……? ウサギ…………?」

臓硯「どこぞの魔術師の使い魔か……? じゃが、いったい何が目的で……」

あんこ「…………」

あんこ「…………」ヒュッ

臓硯「ぐああ!」ドゴッ

桜「!?」

あんこ「…………」クイクイ

桜「え……? でも」

臓硯「目があああああ」

桜「…………」

桜「…………」タタタッ


桜「助けてくれたんですか?」

あんこ「…………」

桜「ありがとう、ウサギさん。でも、逃げちゃった分、次は余計につらくなると思うけど……」

あんこ「…………」クイクイ

桜「……いっしょに逃げよう、って言ってるんですか?」

あんこ「…………」

あんこ「…………」テクテク

桜「…………」ポカーン

桜「ふふ、変わったウサギさん。でも、たまには……家出しちゃっても、いいかも」

桜「待ってー、ウサギさーん」タタタ

あんこ「…………」テクテク

アオヤマ「あの堂々たる立ち姿を、台本形式で表現するのは難しいですね。三点リーダが多くなってしまいます」

弟子二号「なんなんでしょう、この、あんこなら何とかしてくれる感は」

アオヤマ「さて、今日の更新は終了なのですが……今日は皆さんにご相談があります」

アオヤマ「昨日の時点では、VSギルガメッシュ&綺礼が終了したら、桜さんルートに突入するつもりでした。ただ」

アオヤマ「セイバーがランスロットと和解、共闘。しかもコンマが好調で、すごくいい最終回になりました」

弟子二号「本来こういうことは読者さんには伏せたまま、こちらで決めるべき事柄なのですが」

弟子二号「ひとつの物語として、このまま桜さんルートに入ってもよいものか、判断しかねています」

アオヤマ「そこで、皆さんの意見をお聞かせ願えればと」

弟子二号「多数決をとります。同一人物による2回以上の投票は無効です」

アオヤマ「以下の選択肢のどちらかが、有効票を3票獲得した時点で打ち切ります」



サーヴァントが7騎脱落したにもかかわらず、イリヤの身体に異常がないのは↓1~



1、「前回の聖杯が、不完全なまま機能しているから(聖杯イベント終了後、エンディングへ)

2、「冬木には、もうひとつ聖杯があった(本編続行、桜ルートへ)

弟子二号「有効票5、全会一致で」

弟子二号「『サーヴァントが7騎脱落したにもかかわらず、イリヤの身体に異常がないのは、冬木にはもうひとつ聖杯があったから』」

弟子二号「に決定です。ご協力、ありがとうございました」

アオヤマ「次回以降、もう少し本編が続きます。お付き合いください」

アオヤマ「以上で、今日の更新はすべて終了です」

弟子二号「今日もありがとうございました」

――Interlude――



大好きな人がいる。何年も前から、片思い。

きっと伝わらない。でも、それでいい。だって、今のままで、幸せだから。



大切な人たちがいる。出会ってから、まだたったの二か月。

もうすぐ別れなきゃいけない。でも、それでいい。だって、二人は私を、親友だと言ってくれたから。


かつて愛した人がいる。10年前に、他人になった。

もう戻れない。でも、それでいい。だって、思い出だけは、今でも美しいから。

――――嘘だ


嘘じゃない。


――――誤魔化すな。お前の大切な人は、お前の大好きな人を奪おうとしていた


……違う。そんなはずない。


――――疑う根拠は山ほどある。信じるに足る要素はわずかしかない


……それでも、私は……


――――それだけじゃない。お前がかつて愛した人は、お前の大切な人を奪おうとしていた


……違う。違う…………!


――――目をそらすな。己が抱いた危機感を受け入れろ。静観していては、お前はまた

――――すべて失う


違う。違う違う……違う違う違う違う違う違う違う――――!

信じたい。疑いたくない。だって、みんな私の――――


こそこそと先輩に会いに行っていたのは誰だ                                   やめて

親友たちと仲良く歩いていたのは誰だ                                      もうやめて……!

彼女と話しているときの彼の笑顔はなんだ                                    やめてやめてやめて…………っ!

お前が築いたと思っていた絆は、お前の知らないところで広がっている                    やめ、て…………

…………

シュー

…………

シュー

…………

シュー




くすくす笑ってごーごー





――Interlude out――

――柳洞寺・境内――


千夜「…………ち、ちょっと待ってイリヤちゃん。情報が多すぎるわ……」

セイバー「…………つまり」

セイバー「聖杯の降臨には器が必要で、今回の器はイリヤスフィール。サーヴァント4騎分の魂を収容すればヒトとしての機能が消滅するはずが」

セイバー「7騎脱落した現在も自我を保っている。これが、異常事態であるということですね」

士郎「なにか、心当たりはないのか? ひょっとして、この聖杯戦争自体に、何か問題があるんじゃ……」



イリヤは黒聖杯について↓1(コンマ1桁目)



1~6、「存在だけは認知している」

7~9、「マキリの差し金だということまで看破している」

0、「桜が聖杯だと知っている」

イリヤ「詳しいことはわからないけど……この冬木には、もうひとつ聖杯の器があるのよ」

士郎「…………それって、どういうことなんだ?」

イリヤ「聖杯の器を用意するのは、代々アインツベルンの役目。でも、その掟を破っている誰かがいる」

千夜「でも、器ってそんな簡単に用意できるものなの?」

セイバー「そんなはずはありません。サーヴァントの魂をそろえれば、根源へと到達させるほどの聖杯」

セイバー「それを降ろす器ですから、容易く用意できる代物ではないはずです」

士郎「アインツベルンが2つ用意した、ってことはないよな?」

イリヤ「ええ、なんの意味もないもの」

千夜「…………」

千夜「とりあえず、帰らない? それから相談しましょ」

シャロ「ぐー…………」スヤスヤ

士郎「ったく、気持ちよさそうに寝てるな」

セイバー「ところで、綺礼はどうします? 聖杯戦争に異常が確認できた以上、監督役は必要になるやもしれません」

千夜「でも……」

綺礼「」

士郎「綺麗に決まったからなあ……死んでないとはいえ、すぐには起きないぞ」

イリヤ「教会に放り込んでおけばいいわ。話は、また明日しに行けばいいし」



帰り道↓1(コンマ1桁目)



1~9、「無事帰宅」

0、「???と遭遇」

――宇治松家・居間――


イリヤ「結局、ここに帰ってきちゃったわね」

千夜「まだ終わってないんだもの。共同戦線よ」

千夜「さ、みんなの布団を用意しなくちゃ」

士郎「手伝うよ、宇治松」

イリヤ「私も行くー!」

セイバー「では、私はシャロを2階に運んでおきます。ランスロット、念のため外に出て、見張りをお願いできますか?」

バーサーカー「…………」コク

セイバー「助かります。私も後で行きますから」

士郎「見張り? 聖杯を召喚できてないとはいえ、もう敵はいないんだろ?」

セイバー「確かに、シロウの言うとおりです。ただ…………」

セイバー「胸騒ぎがするのです。杞憂であってほしいのですが」

――宇治松邸・シャロの部屋――


セイバー「まさか、単身綺礼を打倒するとは……お見それしました、シャロ」

シャロ「ん、んぅ……」スヤスヤ

セイバー「ゆっくり休んでください。もう…………そう、ですね」

セイバー「もう、終わりであればよいのですが」



【8日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)


123、「バーサーカーとお話しする夢」

456、「バーサーカーとセイバーとお話しする夢」

78、「セイバーとお話しする夢」

90、「夢は見ない」

【9日目】


――宇治松邸・シャロの部屋――


シャロ「…………」

シャロ「ここにいるってことは、勝ったのかしら。何も覚えてないって、やっぱり変な感じだわ」

シャロ「……っ!?」

シャロ「いたたたたたたっ!」ガクッ

シャロ「な、なにこれ、全身が…………筋肉痛かしら、今までこんなことなかったのに……」

千夜「シャロちゃん、大丈夫?」

シャロ「動かなければなんてことないけど……なに、昨日の私、そんなに無茶してたの?」

千夜「そうねえ……確かに、ゲームのキャラクターみたいなすごい動きしてたわ。反動が来たのかも」

千夜「それに、今までの疲れがたまってたんじゃない? 今日は学校、お休みした方がいいわ」

シャロ「うーん……そうね、そうするわ。ところで、千夜」

シャロ「聖杯戦争、まだ終わってないのね?」

千夜「うん、そうみたい。でも、最後の敵は倒したし、もう大丈夫なはずよ」

シャロ「そっか。よかった……」

千夜「…………」

――宇治松邸・居間――


イリヤ「変な感じって……具体的には?」

セイバー「情けない話ですが……それ以外に、昨日感じた違和感を表現する術がないのです。ただ、間違いなく」

セイバー「一昨日まではいなかったなにかが、昨日の冬木にはいたのです」

士郎「サーヴァントか? 7騎のはずが9騎だったんだから、いまさら10騎目が現れても驚かないけど」

セイバー「いえ、人間でないことは確かですが……サーヴァントでもありません。あなたも同じ考えでしたね、ランスロット」

バーサーカー「…………」コク

イリヤ「まだ、事態の全容は見えないけど」

イリヤ「どうやら、ただ第二の聖杯探しをすればいい、ってわけでもなさそうね」

イリヤ「じゃあ、日中は私とセイバーが調査してみるわ」

士郎「そういうことなら、俺も手伝うぞ」

セイバー「いえ、シロウとチヤは普段通り学校へ。聖杯戦争が終結していない以上、あまり目立つべきではありませんし」

セイバー「それに、可能性としては低いかもしれませんが、学校にも何かヒントが落ちているかもしれません」

士郎「なるほど……そうだな。わかった、俺は賛成だ」

千夜「私もそれでいいわ。バーサーカーさん、シャロちゃんとお留守番、お願いね」

バーサーカー「…………」コク

――穂群原学園・廊下――


千夜「…………」テクテク

千夜(一人で教室に向かうのって、なんだか久しぶり)

千夜「…………」

千夜(寂しいわあ……)



――穂群原学園・教室――


ガラッ


千夜「あら?」

千夜(桜ちゃんがいない……朝練かしら?)

キーンコーンカーンコーン


千夜(結局、桜ちゃんもお休み。一人だと、お昼休みまで長かったわねー…………)



昼休み、どうしよう?↓1



1、「おとなしく一人で昼食」

2、「凛のところに行ってみる」

3、「慎二のところに、桜のことを聞きに行ってみる」

千夜「そうだ、凛ちゃんに相談しに行ってみましょう」


――穂群原学園・廊下――


凛「シャロが綺礼を……!? 才能あるかもしれないわ、あの子」

千夜「それで、凛ちゃん。二つ目の聖杯について、心当たりない?」

凛「ないわね。少なくとも、遠坂が関係していないことは断っておくわ」

凛「でも、そうね……器を用意できる誰かを突き止めるなら、考慮すべきは知識や技術だけじゃない」

千夜「……? どういうこと?」

凛「あくまでも可能性の話、ってことは承知して」

凛「器とはいっても、ただ頑丈なだけの容器じゃ、サーヴァントの魂を収めることはできないわ」

凛「でも、その第二の聖杯は……結果論とはいえ、実際に機能している。なら、聖杯戦争に深くかかわっている魔術師が干渉している可能性が高い」

千夜「確か、アインツベルンには器を二つ用意する理由はなくて、遠坂も関係ない……」

千夜「……! まさか」

凛「その可能性がある、ってだけよ。私が勘ぐりすぎてるだけかもしれないしね」

士郎「あれ、宇治松?」

千夜「先輩?」

凛「あら、もうマスターじゃないのに聖杯戦争に参加し続けてる衛宮君じゃない」

士郎「そんなとげのある言い方しなくても……」

千夜「ひょっとして、先輩も凛ちゃんにアドバイスをもらいに?」

士郎「ああ、そのつもりだったけど……」

凛「全く同じ説明を二度もするのは骨だわ。後で千夜に聞いてちょうだい」

士郎「ああ、そうするよ」

千夜「凛ちゃん、ありがとう」

凛「どういたしまして」



凛「…………」

凛(桜…………)

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。今日の本編の更新はここまでです」

弟子二号「原作の桜ルートを夜中にプレイして、あの影に殺されるシーンがすごく怖かったのはいい思い出です」

アオヤマ「では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

 ※人物の代わりに、場所などを指定することもできます(ラビットハウス、衛宮邸など)

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○青山ブルーマウンテンと士郎が恋人同士だったら



青山「…………」カリカリ

ココア「最近、青山さん筆進んでるよねー。いいことあったのかな?」

リゼ「毎日幸せそうな顔してるからな、いいことはあったんだろ。そういえば、この間少し読ませてもらったけど」

リゼ「最近は恋愛ものばかり書いてるな」

チノ「面白かったですか?」

リゼ「ああ。なんていうか、主人公の女の子の心理描写がリアルでな」

リゼ「小説と自伝が混ざった感じだったよ」

ココア「へー、完成が楽しみだね!」

チノ「そうですね」

青山「…………」カリカリ

青山(待っててください、士郎さん。必ず完成させますから――!)

「あの小説面白かったねー」

「ねー。さすが青山ブルーマウンテンだよ」

士郎「…………」ニヤニヤ

一成「なにをニヤニヤしている、衛宮」

士郎「えっ……ああ、顔に出てたか。いいことがあったからな」

一成「そうか……ん? それは小説か?」

士郎「ああ」

一成「衛宮が学校で読書とは珍しいな。それも恋愛ものとは」

士郎「俺だって、たまには読書くらいするさ」

一成「いや、読書というより、恋愛ものに興味がある方が意外だ」

士郎「はは、慎二にも言われたよ」

士郎(俺たちの関係はまだ秘密だ。でも、この小説の最終巻が出たときに、そのあとがきで俺のことを公表するらしい)

士郎(そしたら俺も、堂々と彼女に会いに行こう。それにしても、やっぱり小説家って、面白いこと考えるんだな)



弟子二号「士郎さんと青山さんのからみがなかった件について」

アオヤマ「まあ、たまには変化球もいいではありませんか」

アオヤマ「以上で、今日の更新は終了です」

弟子二号「ありがとうございました」

――新都――


イリヤ「どう? セイバー」

セイバー「やはり、昨夜のような違和感はありませんね」

イリヤ「深山町でも新都でもない……でも、昨日はあの家にいただけで変な感じがしたんだよね?」

セイバー「はい。もしかすると、場所の問題ではなく、時間の問題なのかもしれません」

イリヤ「そのなにかは、夜になったら現れるってこと? 幽霊的なものかしら」

イリヤ「でも、その程度ならセイバーたちが警戒するほどじゃないわよね」

セイバー「そうですね……ところでイリヤスフィール」

セイバー「お腹がすきました」

イリヤ「歩き回ったし、もうお昼だもんね」

セイバー「いえ、かつては戦場を駆け回った身です。数時間の徒歩などどうということはありませんが」

セイバー「さすがに、ずっと肩車をしたままだと疲れます」

イリヤ「いいじゃない。楽しいし、視野が広がるし、はぐれる心配もないでしょ?」

セイバー(覚えはありませんが、妹がいるというのは、このような感じなのでしょうか)

セイバー(多少手がかかろうとも、愛いものですね)

イリヤ「あ、あんなところにレストランが!」

イリヤ「行くよセイバー! あっち!」

セイバー「仰せのままに、マスター」



セイバー「やはり、外食もよいものですね。しかし、外食すると改めてわかる」

セイバー「シロウやシャロのご飯は美味しい」

イリヤ「将来はお店開くのかな? 料理上手だよね」

イリヤ「さて、セイバー。そろそろあそこに行くよ」

セイバー「できれば避けたかったのですが……何の収穫もありませんでしたし、行くしかありませんね」

イリヤ「そういうわけで、肩車!」

セイバー「気に入ってしまいましたか」

――冬木教会――


イリヤ「言峰綺礼。聞きたいことがあるの」

綺礼「やはり、杞憂ではなかったようだな」

綺礼「イリヤスフィール。サーヴァントが7騎脱落してもなお聖杯が顕れない。この現状、どう捉える?」

イリヤ「もうひとつ聖杯がある」

綺礼「私も同じ意見だ。多少の問題事項なら見過ごしてもよいのだが」

綺礼「今回はそうはいかん。本来この聖杯戦争という儀式は、器を2つ以上用意するという状況を想定していない」

セイバー「このまま進展がなければ、なにが起こるかわからない。そういうことですね」

綺礼「そうだ。ともすれば、監督役としては見過ごせない。お前たちが事態の収束に向けて協力してくれるというのなら」

綺礼「情報を出し惜しみするつもりはない」

イリヤ「もちろん、協力するつもり。そのうえで聞くわ。第二の聖杯について、知ってることはない?」

綺礼「そうだな……」

綺礼「↓1(コンマ1桁目)」



1~7、「それについては目下調査中だ。ただ、それと関係あるかどうかは不明だが、昨夜この冬木で失踪事件が発生した」

890、「間桐臓硯が暗躍していることは確かなようだ」

綺礼「それについては目下調査中だ。ただ」

イリヤ「ただ?」

綺礼「それと関係あるかどうかは不明だが、昨夜この冬木で失踪事件が発生した」

セイバー「失踪事件……? しかし、私たちの調査では」

綺礼「まだ出回っていない情報だ。今日の夕刊あたりで公表されるだろう」

イリヤ「2つ目の器と、失踪事件、ね…………関係なさそうにも思えるけど」

セイバー「しかし、このタイミングを考えれば…………」

セイバー「!」

イリヤ「セイバー?」

セイバー「綺礼、その失踪事件、発生した時刻はわかりますか?」

綺礼「本人たちが姿を消しているのだから、正確なところはわからないが」

綺礼「被害にあっているのは、いずれも夜間に外出していた人間だ」

セイバー「…………」

イリヤ「情報ありがとう。こっちからも、なにかわかったら知らせるわ」

――穂群原学園・教室――


キーンコーンカーンコーン


千夜「…………」

千夜(私って、こんなに寂しがりだったかしら。はやくシャロちゃんたちに会いたいわ)

千夜(ともあれ、今日の授業は終わり。あとは帰るだけだけど……)



どうする?↓1



1、「まっすぐ帰る」

2、「桜のお見舞いに行ってみる」

千夜(先生が言うには、学校にも連絡してなかったみたい。桜ちゃんが無断欠席なんて、心配だわ)

千夜(帰路からは少し外れるだけだし、お見舞いに行ってみましょう)



――深山町――


千夜「先生から住所を教えてもらったけど……大きな家ばかりねえ。桜ちゃん、お金持ちなのかしら」

千夜(でも、なにかしら……人気がない? 夕方にしては静かね…………)



――間桐邸――


千夜「わあ、大きなおうち……」

千夜(カーテン全部しまってるけど……いるのかしら? 桜ちゃんが、学校サボって遊びに行くとは思えないけど)

千夜(インターホンは……これね。ポチッと)


キンコーン

シーン


千夜「…………」

千夜「もう一回……」


キンコーン

シーン


千夜「…………」

千夜(留守……なはずないわよね)



どうする?↓1



1、「具合が悪くて寝てるのかも。今日は退散」

2、「倒れて動けないなら大変。突入」

千夜「もしかして、倒れて動けないとか…………!?」

千夜「桜ちゃん――――!」


ガチャッ

タタタ


千夜「桜ちゃん、いないの?」

千夜「桜ちゃん!」


ガタッ


千夜「!」

千夜「物音……あっちの方ね」

千夜「桜ちゃ……」

慎二「うわああああっ!」ダダダ

千夜「っ!?」


ドンッ


慎二「な、なんだお前……いや、それどころじゃない…………!」

千夜「今の……? すごい勢いで走って行ったけど……」

「あら、千夜さん?」

千夜「あ、さく……ら、ちゃん…………?」

???「はい、桜ですよ。どうしたんですか、そんなにに驚かれて。」

???「あ、ところで、兄さん見ませんでいたか? こっちに走ってきたと思うんですけど」

千夜「お兄さん……?」

???「はい、あのわかめ頭です。困っちゃいますよねえ」


???「地下でゆっくり殺そうと思ったのに、逃げ出しちゃうんですから」


千夜「っ!?」ゾクッ

???「まあでも、追えないことはありませんし……あ、そうだ」

???「千夜さんにも、用事があるんですよねえ」

千夜「え…………?」

???「私、千夜さんのこと、好きですよ。シャロさんも、先輩も、姉さんも。でも、放っておいたら、みんないなくなっちゃう気がして」

???「だから…………」ニコッ

千夜「っ…………!」ゾクッ


ダッ


???「ああ、やっぱり。みんな、私から遠ざかろうとするんですね。でも、そんなの嫌だから」

???「いっしょになりましょう、千夜さん。大丈夫ですよ、すぐにシャロさんたちとも会えますから」


???「さあ、私の中に来てください。千夜さん」


千夜「いや…………っ!」

千夜「シャロちゃん、助け――――」


グシャァッ



【DEAD END】



ラビット道場に送還されます

――ラビット道場――


ここあ「あー、暇ー…………」ゴロゴロ

りぜ「そうだなー……」ゴロゴロ

りぜ「…………ん? おわあっ!?」

りぜ「ここあ、着替えに行くぞ! 仕事だよ!」

ここあ「ええ!? そんな、急に!?」


ここあ「もう、アオヤマさんたちったら、本編続行するなら教えてくれてもよかったのにー」

ろぜ「結局桜ルートに入ったのか。ああ、茨の道だ」

ろぜ「さて、今回だが……いやこれ、だれも悪くないだろ」

ここあ「人生ってそんなもんだよ」

ろぜ「なに急にさとり世代として覚醒してるんだ」

ろぜ「まあ、今回は運が悪かった。千夜たちは間桐邸にラスボスがいるなんて知らないからな」

ここあ「…………あれ? でも、ろぜちゃん」

ここあ「もし>>773で引き返しちゃったら、桜ちゃんのお兄さんは……」

ろぜ「…………」

ろぜ「わかめは犠牲になったのだ。主人公たちが生き延びるための犠牲……その犠牲にな」

ここあ「ひどい」

ろぜ「まあ、悪いことは言わないから引き返してくれ」

ろぜ「今後も選択肢次第でここに来ることになるからな。気を付けてくれよ」

ここあ「ありがとうございましたー! またのご来店を……」

ろぜ「いや、もう来ないでくれ」



>>773に戻ります

シーン


千夜「…………」

千夜「もう一回……」


キンコーン

シーン


千夜「…………」

千夜(留守……なはずないわよね)

千夜「もう一回……あ、でも」

千夜(具合が悪くて寝てるなら、起こすわけにもいかないわよね……今日は帰りましょう)

――宇治松邸・居間――


千夜「ただいまー」

セイバー「おかえりなさい、チヤ」

イリヤ「おかえりー」

千夜「シャロちゃんは?」

セイバー「まだ部屋にいます。今朝よりはよくなったようですが、まだ動きたくはないと」

千夜「そっか。あ、そうそう」

千夜「先輩、夜になったら来てくれるって言ってたわ。またみんなで晩御飯よ」

セイバー「それは楽しみですね」

イリヤ「セイバー、もう聖杯使って受肉したら?」

千夜「第二の人生楽しんでるわよね」




士郎「お邪魔しまーす」

千夜「いらっしゃい、先輩」

イリヤ「ねえ、シロウもここに住んだら?」

セイバー「そうですね、その方が便利でしょう」

士郎「そういうわけにもいかないだろ。なあ宇治松?」

千夜「私はいいと思うけど」

士郎「なんでさ。俺の常識はここでは通用しないというのか」

セイバー「ところでシロウ。今日の晩御飯もシロウが?」

イリヤ「あ、居候が嫌なら、シェフとして雇うっていうのは?」

千夜「いいアイデアね! 先輩の料理にならいくら出しても惜しくないわ」

士郎(まずいな、本気でそうなりかねないぞ)

士郎「ところで、桐間は?」

千夜「晩御飯はみんなで食べたいわって言ってたから、そろそろ来ると思うけど……」


「ちょっ、バーサーカーもういいわ! 下ろして」

「あ、ダメダメダメ! いや、痛いけど、歩くくらいなら大丈夫だから――!」


ガラッ


シャロ「…………」

バーサーカー「…………」

イリヤ「それは! 伝説のお姫様抱っこ!」

セイバー「驚くほど様になっていますね、ランスロット。抱えられるシャロも、気品が漂っています」

士郎「さすが騎士だな。オーラが違う」

千夜「シャロちゃん可愛いわー」

シャロ「恥ずかしい……」



セイバー「現代の通貨で言うなら、2500円……いや、3000円です!」

千夜「甘いわセイバーさん。おいしければ高くていいってわけじゃないの。ここはお客様の反応も考えて、1780円よ!」

イリヤ「二人とも食を知らな過ぎるわ。このクオリティなら、5500円でも客は来るわよ」

士郎「俺が片づけてる間に、何の話で盛り上がってるんだ?」

シャロ「先輩の料理をお店で出すとしたら、値段設定をどうするか」

士郎(まずい、本当に料理人にされてしまう……!?)



↓1(コンマ1桁目)



1~8、「これからの予定を考える」

90、「???」

士郎「ところで、これからだけど……」

「次のニュースです。現在、冬木市の住人が行方不明になっているという事件が発生しています」

「被害者の報告は増えるばかりで、正確な数は不明です。また、被害者の共通点もなく……」

イリヤ「あ。ひょっとして、これのことかな」

セイバー「そのようですね。もし外出するなら、これにも警戒する必要がありそうです」

シャロ「悪いけど、私は留守番するわ……外に出ても、足を引っ張るだろうから」

セイバー「では念のため、ランスロットはシャロの護衛を。町の見回りは↓1(コンマ1桁目)」



1~4、「私とイリヤスフィールが担当します」

567、千夜「私も行くわ」

890、士郎「俺も行くぞ」

セイバー「私とイリヤスフィールで……」

千夜「私も行くわ」

セイバー「チヤ? しかし……」

イリヤ「いいじゃない、セイバー。それに、本来の目的は探し物なんだから。人手が多くて困ることはないわよ」

セイバー「ふむ…………」

セイバー「そうですね。では、チヤ。一緒に行きましょう」

千夜「うん。よろしくね」

士郎「じゃ、俺たちは留守番してるよ」

シャロ「行ってらっしゃい。気を付けてね」



士郎「桐間。調子はいいのか?」

シャロ「今朝よりは。歩くくらいなら大丈夫です」

士郎「そうか。…………なあ、桐間」

士郎「桐間は、何のために戦ってるんだ?」

シャロ「え……?」

士郎「答えたくなかったら、それでもいい。ただ、気になったんだ」

士郎「あんなにやさしいお前が、なんであんなに強いんだろうって」

シャロ「…………」

シャロ「強くなんて、ないですよ。守るために……取り戻すために、必死なだけです」

シャロ「それに、私からすれば、先輩の方が強いです。サーヴァントなしで首を突っ込むなんて、私にはできません」

士郎「…………」

シャロ「先輩?」

士郎「悪い。最近、遠坂とか神父とかに皮肉めいたことばっかり言われてたから、今のも皮肉かと疑ってしまった」

シャロ「く、苦労してるんですね」

士郎「……はあ。やっぱり、桜がいないとダメだな」

シャロ「! 先輩、それって……」

士郎「聖杯戦争に参加して、桜から距離をっとってようやく本当に理解できたんだ。俺は、桜に助けられてたって」

士郎「俺には、桜が必要なんだって」

シャロ「…………」ゴクリ

士郎「…………↓1(コンマ1桁目)」



1~5、「桜は、かけがえのない妹みたいな存在だから」

6~0、「俺は、桜のことが……」

士郎「俺は、桜のことが…………」

士郎「…………」

シャロ「…………」

士郎「って、桐間に言っても仕方ないことだったな」

シャロ「恋愛は、経験がありませんから。アドバイスはできないと思います。でも」

シャロ「私は、お似合いだと思いますよ」

士郎「はは、ありがとな。なんか、話したら少し楽になったよ」

シャロ「それはよかったです」

士郎「俺、この戦争が終わったら……」

シャロ「先輩ストップ! フラグが立ってしまいます!」

――深山町――


セイバー「チヤ。気になることがあるのですが、いいでしょうか」

千夜「なに? セイバーさん」

セイバー「聖杯戦争が危険なものであるということは分かっていたはずです。どうして、シャロについてきたのですか?」

イリヤ「あ、私も気になる。チヤ、魔術師じゃないんだよね?」

千夜「私は、シャロちゃんの幼馴染で、親友だから」

イリヤ「…………」

イリヤ「え、それだけ?」

セイバー「友情ゆえ、ですか。見事です、千夜」

千夜「来たいから来ただけよ。褒められるようなことじゃないわ」

イリヤ「シャロのこと、大好きなんだね!」

千夜「ええ、もちろんよ」

イリヤ「いいなー。私、お城で一人だったから、幼馴染って憧れるなー」

千夜「それは……寂しかったわね、イリヤちゃん」

イリヤ「でも、もう寂しくないよ! セイバー、シャロ、チヤ、それにシロウもいるもん!」

セイバー「ふふ、そうですね。…………そういえば、イリヤスフィール」

セイバー「シロウとはいつ和解したのですか? いつの間にか、シロウコロスオーラが消えてましたが」

千夜「えっ? 二人ってそういう関係だったの?」

イリヤ「ついこの間までね。でも、もういいの。だって、シロウが悪かったわけじゃないんだもん。それに」

イリヤ(キリツグのことは……いくらシロウの言うことでも、まだ信じられないけど)

イリヤ(でも……本当だったらいいな。私だって、嫌いになりたかったわけじゃないんだもん)

千夜「それに?」

イリヤ「あっ……えっと」

イリヤ「ご飯もおいしいしね!」

セイバー「同意します」

千夜「ふふ。二人とも、胃袋掴まれちゃったわねー」



イリヤ「結構歩いたけど……セイバー、どう?」

セイバー「昨夜と同じ違和感があります。ただ……発生源は特定できませんね」

千夜「違和感……? 私にはよくわからないわ。イリヤちゃんは?」

イリヤ「私にもさっぱり。第二の聖杯も見つからないし、今晩も収穫なしかな……」



↓1(コンマ1桁目)



1~8、「帰宅」

90、「???と遭遇」

――宇治松邸・居間――


イリヤ「ただいまー!」

シャロ「おかえりー!」

シャロ「イリヤちゃんもふもふ―!」ギュー

イリヤ「ふえっ!?」

セイバー「何事ですか」

千夜「先輩、コーヒー飲ませちゃった?」

士郎「いや、悪かった。冷蔵庫に入ってた缶ジュースを渡してやったつもりが」

セイバー「缶コーヒーだったのですね」

シャロ「もふもふー」ギュー

イリヤ「も、もう……恥ずかしいじゃない」

千夜「あら。イリヤちゃんって、押しに弱いタイプ?」

イリヤ「そ、そんなことないもん!」

セイバー「さて、ランスロット。念のためです、今日も見張りに出ましょう」

バーサーカー「…………」コク

千夜「じゃ、私とイリヤちゃんはお風呂に入って来るわね。イリヤちゃん、一緒に入る?」

イリヤ「うん!」

シャロ「あ、いーなー! 私も入りたい!」

士郎「桐間はさっき入っただろ。本調子じゃないんだし、今日は早めに寝た方がいいぞ」

シャロ「うぅ……」



【9日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)



123、「バーサーカーとお話しする夢」

456、「バーサーカーとセイバーとお話しする夢」

78、「セイバーとお話しする夢」

90、「夢は見ない」

【10日目】



――シャロの夢――


シャロ「なんか、夢だと理解した途端に誰かを探す癖がついちゃったわ」

シャロ「ここは……なにもないわね。野原? 緑が綺麗だし、初夏くらいかしら」

バーサーカー「マスター、おはようございます」

シャロ「ん、おはよう。あれ、おはようでいいの?」

バーサーカー「外の正確な時刻はわかりませんし。マスターが夢で目覚められたということで」

シャロ「なるほど。セイバーは?」

バーサーカー「王は……見当たりませんね。我々だけのようです」

シャロ「そっか」

バーサーカー「マスター。その節はありがとうございました」

シャロ「気にしないで。私もそのあとで、これでもかってくらい助けてもらったんだから」

シャロ「…………」



どんな話をしよう↓1



1、「真面目な話」

2、「雑談」

シャロ「バーサーカー。今、冬木で何が起きてるの?」

バーサーカー「私の意見は、王とほとんど同じです。何かが起きている、というよりは、なにかがいるという印象です」

バーサーカー「例の失踪事件と、どの程度関係しているかは定かでありませんが」

シャロ「うーん…………そっか」

シャロ「また戦わなきゃいけないのかな」

バーサーカー「断言はできませんが……少なくとも、その可能性を否定することはできません」

バーサーカー「恐ろしいですか、マスター」

シャロ「うん。だって……」

シャロ「また、バーサーカーが傷つくかもしれないじゃない」

バーサーカー「え…………?」

シャロ「どうしたの? そんなきょとんとした顔、珍しいわね」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「マスターは、私の身を案じてくださるのですか?」

シャロ「当然じゃない。仲間だもん」

シャロ「そりゃ、私が弱いから、あなたに前線を任せざるを得ないことは多いけど」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「そうですか」

シャロ「わ、笑ったわね! なに、おかしなこと言ったかしら……」

バーサーカー「いえ、改めて安堵しただけです。ああ、シャロ。あなたがマスターでよかった」


ガラガラガラ


バーサーカー「……やはり、語らうには時間の制限が厳しいですね」

シャロ「そうね……また、お話ししたいわ」

バーサーカー「お待ちしていますよ、シャロ」

――Interlude――



お腹が空いた。


殺した。殺してやった。

おかしくなったから殺してしまったのだろうか。それとも、殺してしまったからおかしくなってしまったのだろうか。


どうでもいい。お腹が空いた。


ああ、あの人は今どこにいるのだろう。愛するあの人は。

……愛? 愛って、なんだっただろう。好きって、どういうことだっただろう。


どうでもいい。お腹が空いた。


そうだ、思い出した。私は、あの人たちと一緒になりたい。だって、好きだから。

ずっと一緒にいたい。でも、このままだと離れて行ってしまう。どうしよう。どうしよう。


どうでもいい。お腹が空いた。



――Interlude out――

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。本編は、今日はここまでです」

弟子二号「戦闘シーンがないと、バーサーカーさんの出番が減ってしまいますね。これが狂化のリスクですか」

アオヤマ「では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

 ※人物の代わりに、場所などを指定することもできます(ラビットハウス、衛宮邸など)

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○あんこが衛宮家の食卓に乱入し皆のデザートを平らげる


セイバー「今日も大変美味でした」

大河「いやー、今日もいい食べっぷりだったわね、セイバーさん!」

凛「藤村先生がそれを言いますか」

桜「あはは……」

士郎「あ、そうだ。今日はデザートもあるからな」

士郎「準備……って言っても、冷蔵庫から出して盛り付けるだけだけど。少し待っててくれ」

セイバー「さすがですシロウ。一家に一人、あなたのような人材があれば、世界から戦争は消えるでしょう」

大河「あ、わかる! なんていうか、美味しいだけじゃなくて、食べる人への心配りが素晴らしいのよねー」

士郎「ほめすぎだろ……」

凛「あら、プリン? 珍しいチョイスね」

桜「美味しそうです!」

セイバー「そうですね、シロウの料理はまず目で楽しむ…………。っ!」

セイバー「いけない、伏せて!」

士郎「えっ」

ドガァァァン


大河「な、なになに!? 隕石!?」

凛「て、天井に穴が……!」

士郎「み、みんな無事か!?」

桜「はい、なんとか…………って、あれ?」

あんこ「…………」

セイバー「ウサギ……? まさか、空から降ってきたのは」

大河「って、ああああああ!」

士郎「どうした藤ねえ!? どこか怪我を……」

大河「プリンがないいい!」

士郎「…………は?」

凛「まさか、このウサギが……?」

セイバー「…………」

セイバー「シロウ手製のプリンを残さず平らげるとは……死ぬ覚悟はできているのだろうな、ウサギ――――!」

桜「ちょっ、セイバーさん落ち着いて! とりあえず剣だけでもしまってください!」

大河「ああああ! 士郎のプリンがあああ!」

凛「藤村先生! 子供じゃないんですから落ち着いて!」

あんこ「…………」

士郎「こいつ……一瞬でこの場を支配しやがった…………!」

弟子二号「あんこは空から降ってくるイメージです」

アオヤマ「あのシーン、インパクト強かったですもんねえ」

アオヤマ「あ、そうだ。ちょっと判定したいことがあるんですけど、今やっちゃいますね」

弟子二号「本編でやればいいのでは?」

アオヤマ「ちょっと、どこにねじ込めばいいのかよくわからないので……」

アオヤマ「あ、なんの数字なのかは、すぐに発表しますのでご安心を」



↓1(コンマ1桁目)



123、「1」

456、「2」

789、「3」

0、「4」

弟子二号「結局、なにを決めたんですか?」

アオヤマ「黒化して復活するサーヴァントの数です」

アオヤマ「コンマ3でしたので、復活するのは1騎ですね(イージーモードになるとは言ってない)」

弟子二号「誰が召喚されるんですか?」

アオヤマ「それは未定です。またコンマで決めるかもしれませんし、こちらで勝手に決めるかもしれません」

アオヤマ「いきあたりばったりですので」

弟子二号「大丈夫でしょうか」

アオヤマ「今日の更新は以上で終了です」

弟子二号「ありがとうございました」

――宇治松邸・居間――


シャロ「おはよー」

千夜「おはよう、シャロちゃん。筋肉痛は?」

シャロ「もう大丈夫よ、ありがと」

セイバー「それはよかった」

イリヤ「おはよー、シャロ!」

シャロ「みんな早起きね。先輩は、結局泊まったの?」

セイバー「はい。今は、周辺を走ってくると」

シャロ「ほえー。朝からすごいわね」

シャロ「千夜も見習ったら?」

千夜「早朝に走りこみなんてやったら、一日中動けなくなっちゃうわ」

イリヤ「どんだけ体力ないのよ」




シャロ「そろそろ時間ね。途中まではみんなで行って、学園についたら別れましょ」

セイバー「私とイリヤスフィールは探索、シャロたちは学校ですね」

千夜「そういえば、イリヤちゃん。昨日は、お小遣い足りた?」

イリヤ「それがねー、セイバーがお昼いっぱい食べちゃって、あんまり遊べなかったの」

セイバー「イリヤスフィール。我らの目的は遊びではありません。ゆえに」

セイバー「作業の効率化を図るため、昼食を多めに摂るのは合理的な判断のはずです」

士郎「本音は?」

セイバー「美味しかったので」

千夜「ふふふ。じゃあ、今日は多めにあげておくわね」

イリヤ「わーい! 千夜、ありがと!」

シャロ「お母さんみたいね」

士郎「あ、わかる。なんか、年下って気がしない」

――深山町――


士郎「……俺たち、結構目立ってるな」

シャロ「見るからに外国人っぽい美少女がいるものね」

千夜「それ、シャロちゃんも入ってるわよね?」

シャロ「ふえっ!? 違うわよ、セイバーとイリヤのこと!」

セイバー「しかし、カールしている金髪に、漂う気品……何も知らないものが見れば、シャロを貴族と勘違いしてもおかしくはありません」

イリヤ「ねー、シャロの金髪綺麗だよね」

シャロ「も、もう……そんなに褒めないでよ…………」

シャロ「…………って、あれは」

イリヤ「話題をそらすにしても、もうちょっと工夫したら?」

シャロ「そんなつもりじゃないけど……あれ、桜じゃない?」

士郎「お、本当だ。桜ー!」

桜「…………」

千夜「元気がないわね……まだ本調子じゃないのかしら」

シャロ「昨日休んでたのよね?」

桜「…………」

桜「」ドサッ

シャロ「え…………?」

士郎「桜っ!」ダッ

イリヤ「な、なに……? どうしたの!?」

士郎「桜……! っ!」

士郎「なんだ、この熱……! なんでこんな状態で外に……」

千夜「き、救急車!?」

セイバー「…………いえ、待ってください。おそらくですが、教会に連れて行くべきかと」

士郎「教会……? なに言ってるんだ、桜は聖杯戦争とは関係ないんだぞ」

セイバー「今は私を信じてください、シロウ。一刻を争う事態かもしれません」

――冬木教会――


綺礼「いい判断だった、セイバー。病院に連れて行っていたなら、原因不明の奇病で死んだことにされただろう」

士郎「なっ…………桜は、桜は大丈夫なのか!?」

綺礼「まだなんとも言えん。原因の究明もままならないからな。やれるだけのことはやるが、少し時間をもらおう」

綺礼「終了時刻は未定だ。伝達を担うものが一人残ってくれさえすれば、ほかの者は自由にしていて構わん」

士郎「俺が残るよ。桐間たちは、好きなようにしてくれ」

シャロ「…………わかりました」



どうする?↓1



1、「士郎といっしょに教会に残る」

2、「千夜といっしょに登校する」

3、「イリヤたちと探索に行く」

シャロ「千夜、行きましょ」

千夜「……いいの?」

シャロ「ここには、私にできることはないわ。それに、やらなきゃならないことができたし」

シャロ「先輩、すみませんけど……任せますね。終わったらまっすぐここに来ます」

士郎「わかった」

セイバー「私たちは、探索を開始しましょう」

イリヤ「そうね。シロウ、またあとで」

士郎「ああ、気をつけろよ」



千夜「往復すると結構かかっちゃうわね。着くころにはお昼前かしら」

シャロ「…………なんか、勉強する気分じゃないわね。千夜、遠回りしない?」

千夜「あら、シャロちゃんがそんなこと言うなんて珍しいわね」

シャロ「反対?」

千夜「ううん。私も、もう少し二人でいたいわ」

千夜「歩きましょ」

シャロ「うん」

千夜「…………」

千夜「ねえ、シャロちゃん」

シャロ「なに?」

千夜「偶然よね。二つ目の聖杯があることも、失踪事件が多発してるのも」

千夜「こんな時期に、桜ちゃんが倒れたのも」

シャロ「…………そう、ね」

シャロ「そうだったらいいなって、思うわ」

――穂群原学園・廊下――


凛「あら、どうしたのよ、ふたり揃って」

シャロ「先輩、お願いがあるんです。放課後、一緒に来てくれませんか」

千夜「桜ちゃんが、倒れたんです」

凛「っ…………!」

凛「……わかった。行くわ」

シャロ「なにがあったかは、聞かないんですか?」

凛「聞くだけ無駄よ。想像してた悪夢が、現実になっただけなんだから」

千夜「凛ちゃん……」

シャロ「凛先輩、もうひとつお願いがあるんです」

シャロ「桜のこと、衛宮先輩に話してくれませんか」

千夜「シャロちゃん、それは……!」

凛「…………。あなたがそんなこと言うからには、相応の理由があるんでしょうね」

凛「わかった、考えておくわ」

――冬木教会――


士郎「…………」

士郎「桜…………」



綺礼は桜が魔術師であるということについて↓1(コンマ1桁目)



1~5、「士郎に話す」

6~0、「話す暇はない。桜につきっきり」

士郎「…………!」

士郎「言峰! 桜は、桜は大丈夫なのか!?」

綺礼「まずは落ち着け、衛宮士郎。そうでなければ、耳から入った情報を十分に理解することはできん」

士郎「落ち着いていられるか! ここでしか治療できないってことは、桜は聖杯戦争に巻き込まれたってことだろう!」

綺礼「…………本気か?」

士郎「なに……?」

綺礼「お前と間桐桜は、浅い関係ではないはずだ。にもかかわらず、本当に知らないと?」

士郎「な、なんの話をしてるんだ……?」

綺礼「…………衛宮士郎」

綺礼「間桐桜は魔術師だ。それも、今回の聖杯戦争にマスターとして参加していた」

士郎「なっ……!?」

士郎「そんな…………嘘だ、嘘に決まってる!」

綺礼「根拠はなんだ。間桐桜が、自分は魔術師だと言わなかったことか」

綺礼「自ら進んでここに残ったのだ、お前が間桐桜にいかような思いを抱いているかなど、想像に難くない」

綺礼「だが、理解しろ。もし、間桐桜が隠していただけならば、それに気づかなかった……いや」


綺礼「気づかないふりをしていたのは、ほかならぬお前だということを」


士郎「っ…………!」

綺礼「詳しいことは、全員が集まってからだ。私も、もう少し調べねばならないことがある」

綺礼「それまでに、頭を冷やしておけ。お前は今日、目をそむけていた数年分の現実を受け止めなければならないのだから」

――新都――


イリヤ「ねえ、セイバー」

セイバー「肩車は飽きましたか、イリヤスフィール」

イリヤ「ううん。このままでいいわ。ただ、サクラが羨ましいなって」

セイバー「羨ましい?」

イリヤ「私が動かなくなったら、あんな風に、心配してもらえるのかな」

セイバー「! イリヤスフィール……」

イリヤ「この戦争のために使いつぶされることなんて、怖くなかったの。でも、昨日お布団に横になってたらね」

イリヤ「急に不安になったの。離れ離れになるのが、また独りぼっちになっちゃうのが、怖くて……」ギュッ

セイバー「…………」

セイバー「それでも、イリヤスフィール。あなたには、未来を選ぶ権利があります」

イリヤ「でも、ホムンクルスの寿命なんて……」

セイバー「短くとも、限られていようとも……あなたの未来は、あなただけのものです」

セイバー「後悔のないよう、生きればいいのです。……まあ、口で言うほど簡単なことではありませんが」

イリヤ「そっか……そうなんだね。ありがとう、セイバー」

イリヤ「じゃあ、後悔のないように……今日は、美味しいもの食べよう!」

セイバー「あれ、シリアスな雰囲気だったはずが……」

イリヤ「セイバー、嫌?」

セイバー「まさか。今日は資金も潤沢、好きなところで好きなだけ食べられます」

イリヤ「よーし! セイバー、あっち!」

セイバー「はい!」

イリヤ(後悔のないように……私が、したいこと、しなきゃいけないことは…………)

――冬木教会――


ギギギィィィィ


凛「こんにちは、衛宮君」

士郎「遠坂……? どうして遠坂がここに」

シャロ「私がお願いしたんです。桜のことは、無関係じゃないので」

凛「単刀直入に言うわよ、衛宮君。桜は……」

士郎「魔術師だって話か?」

千夜「! 先輩、どうして」

士郎「さっき、聞かされた」

凛(ったく、綺礼……余計なことを…………いや)

凛(ショックを分散させられると考えれば、ファインプレー、かしら)

凛「そこまで知ってるなら話がはやいわ。桜はね、もとは遠坂の人間なの」

士郎「は……? 待て、それってどういう…………」



凛「――――ってわけ。わかった?」

士郎「…………そうか」

士郎「これが、何年も気付いてやれなかったツケ、ってことか」

シャロ「先輩。まだ、桜への想いは変わりませんか?」

士郎「もちろんだ。桜がどこの誰だろうと、俺の気持ちは嘘じゃないんだから」

千夜(よかったわね、桜ちゃん……)


バタン


イリヤ「ただいまー!」

セイバー「遅くなりました」

シャロ「ううん、ちょうどいいわ。おかえり、ふたりとも」

綺礼「揃っているな」

凛「綺礼……! 桜は?」

綺礼「少なくとも、今のところは安定している。今は眠っているようだが、すぐには目覚めないだろう」

士郎「言峰。桜が魔術師だってことは分かった。で、この聖杯戦争と、関係があるのか?」



どこまでわかった?↓1(コンマ1桁目)



1~7、「失踪事件の犯人であること」

890、「↑+聖杯であること」

綺礼「結論から言おう。ただちに適正な対応が求められる」

凛「!」

シャロ「……説明してください」

綺礼「そうだな……どこから話したものか」

綺礼「まず、間桐桜の体内には刻印虫が植えつけられている」

千夜「刻印……?」

綺礼「間桐の蟲だ。間桐桜は魔術師としては優秀だったが、間桐の魔術には適性がない」

綺礼「それを強引に矯正するために、刻印虫を用いたと考えられる。あの男のやりそうなことだ」

綺礼「刻印虫は魔力を欲する。ゆえに、間桐桜は常に魔力が不足している状態だった」

士郎「そんな……けど、そんな様子なんて」

綺礼「魔力が尽きるならともかく、不足するだけなら対応のしようはある。今まではそうだったのだろう。ただ、今回は事情が違った」

綺礼「まず言っておかなければならないのは……ここ最近の失踪事件。その犯人は、間桐桜だ」

士郎「!? な、なに言って……」

綺礼「さらに言えば、我々が探している第二の聖杯も、彼女だ」

イリヤ「うそ……!? そんな…………」

凛「よくそんなことまでわかったわね。なに、解剖でもしたの?」

綺礼「腹を切ったわけではない。魔術を使って調べることを解剖と呼ぶのなら、肯定せざるを得ないが」

綺礼「話をもどそう。間桐桜は、前回の聖杯の欠片を触媒とした刻印虫を埋め込まれている」

綺礼「そのせいで、間桐桜は聖杯とつながった。おそらく、聖杯の中身が間桐桜の肉体を用い、冬木の人間を吸収していたのだろう」

綺礼「だが、聖杯との結合が中途半端だったからか……聖杯は、間桐桜を操りはしても、魔力を供給してはやらなかった」

綺礼「結果、間桐桜は魔力が枯渇し、あの有様だ」

シャロ「そんな……桜が…………」

千夜「…………」

綺礼「聖杯戦争を監督する身としては、すぐにでも対処しなければならない事態だ。だが、ここはまず、当事者であるお前たちに任せようと思う」

凛「私は立場上、あの子を野放しにはできない。だから、あなたたちが桜を殺すことに反対するなら」

凛「私は、あなたたちと敵対しなくちゃならないわ。だから、考えておいてほしいの」

凛「三時間後……午後8時30分。もう一度ここに集まりましょう。それまでに覚悟を決めておいて」



これからどうしよう↓1



1、「しばらく1人で過ごす」

2、「誰かと過ごす(千夜、士郎、イリヤ、セイバーのうち1人を併記)」



シャロ「…………先輩、いいですか?」

士郎「桐間……」

シャロ「…………どうしたらいいんでしょうね」

士郎「悩んでるのか」

シャロ「桜を殺すなんて、とても賛同できません。でも……」

シャロ「仮に阻止したとして、桜を助けられる自信がないんです。きっと、一番傷ついてるのは、桜だから……」

シャロ「先輩は、悩まないんですか?」

士郎「決めたからな。桜の味方になるって。今までの自分を曲げてでも」

シャロ「…………やっぱり、先輩は強いです」

シャロ「私、一瞬だけ、揺れたんです。もし、桜を見捨てたら、聖杯はどうなるんだろうって」

シャロ「もし、何事もなく聖杯戦争が終わるなら、私……みんなのところに、帰れるんじゃないかって」

士郎「…………」

シャロ「私、薄情なんです。桜を見捨てる未来を、考えてしまったから……」

士郎「薄情なもんか。だって桐間は、そうやって思いとどまったじゃないか」

士郎「けど、たとえ桐間がどっちを選んでも……俺に咎めることはできない。だから、遠坂に味方するなら、俺たちは敵だけど」

士郎「もし桜を助けるつもりなら……いっしょに戦おう」

シャロ「…………はい。ありがとうございます、先輩」



――商店街――


シャロ「…………」

シャロ「…………」

シャロ「あれ……」

シャロ(ぼーっと歩いてたら、こんなとこまで来ちゃったわね)

シャロ(桜…………)

――公園――


シャロ「…………」ギーコギーコ

シャロ「…………」ギーコギーコ

シャロ「久しぶりに乗ったけど、ブランコ、楽しくないなあ……」

イリヤ「そんな気持ちで乗ったら、なにも楽しくないと思うよ」

シャロ「あれ、イリヤ?」

イリヤ「そろそろ時間だよ。こんなところにいて大丈夫?」

シャロ「あ……そんなに経ってたのね」

シャロ「わざわざ迎えに来てくれたの?」

イリヤ「行こうとしたら、シャロがこんなところにいるんだもん。ついで」

シャロ「そっか」

イリヤ「…………決めたの?」

シャロ「…………」

イリヤ「私は、何も言ってあげられないわ…………ごめんね、シャロ」

シャロ「イリヤが謝ることじゃないわ。私が決めなきゃいけないこと。それに」

シャロ「もう、心は決まってるもの。あとは、一歩踏み出すだけなのよ」

シャロ「私は…………↓1」



1、「みんなのところに帰りたい」

2、「桜を助けたい」

シャロ「桜を助けたい」

イリヤ「…………!」

イリヤ「うん、シャロならそう言うって信じてた! 行こう!」

シャロ「…………待って」

シャロ「イリヤ、先に行って、千夜と衛宮先輩に伝えてほしいことがあるの」

イリヤ「え?」

シャロ「――――」ゴニョゴニョ

イリヤ「!」

イリヤ「わかった。気をつけてね、シャロ」

シャロ「ええ」

――冬木教会――


ギギギィィィィィ


シャロ「ごめんなさい、遅くなりました」

凛「少しくらいいいわ。簡単な問題じゃないもの」

凛「で、心は決まった? 衛宮君と千夜は反対、セイバーたちは傍観するらしいけど」

シャロ「…………」

シャロ「先輩を止めるつもりはありません。でも、桜の最期に、立ち会わせてください」

凛「…………」

凛「本気なのね?」

シャロ「はい」

凛「じゃあ、衛宮君たちと戦う必要があるけど……」

シャロ「手は打ってあります。イリヤ」

イリヤ「うん、セイバー」

セイバー「はい」ザッ

士郎「!」

千夜「セイバーさん……!?」

凛「……! 二人は傍観するはずじゃ」

シャロ「桜が死ねば、聖杯が顕れるはずです。イリヤの目的は、聖杯を降臨させること。利害が一致してますから」

凛「傍観は嘘だった、ってことね……」

凛「いいわ、行きましょう」

シャロ「はい」

綺礼「…………」



ガチャ


凛「さて……」

桜「…………」

桜「姉さんに、シャロさん、ですか?」

シャロ「! 桜……!」

凛「起きてたのね。寝てた方が都合がよかったんだけど……」

凛「桜、私は今から……」

桜「わかっています。私を殺すんですよね」

凛「……気づいてたのね。逃げないの?」

桜「自分がどれだけ悪いことをしたのかは、わかってるつもりです。死んで償えるとは思っていませんけど」

桜「生きていても、誰かが犠牲になるだけですから」

桜「それに、シャロさんに看取られながら姉さんに殺されるのなら…………悔いはありません」

凛「…………そう。意外と、肝が据わってるのね」

シャロ「先輩。私が代わることは、できませんか?」

凛「…………あなたが本気なのはわかったわ。でも、ここは譲れない」

凛「これは、冬木の管理者で……この子の姉である、私の役目だから」

シャロ「…………そうですか。でも、先輩」

シャロ「震えてますよ?」

凛「っ!」

桜「姉さん……?」

シャロ「殺したく、ないんですよね」

凛「…………それでも、やらなきゃ」

シャロ「……先輩、いい案があるんですけど。ちょっとこっち向いてくれます?」

凛「……? なによ…………」クルッ

シャロ「――――『焙煎回路・剛健特化(カフェインスペル・フォースブレンド)』!」

凛「っ、シャロ……っ!?」

シャロ「ああああっ!」ガシッ

凛「っ……!」

凛(なんて力……!)

シャロ「逃げなさい、桜!」

桜「…………できません。私は……」

シャロ「あとのことなんて考えなくていい! このまま死んで悔いがない? 嘘言うんじゃないわよ!」

桜「っ……でも」

シャロ「私は、あなたともっといっしょにいたい! 桜は! 桜はどうなのよ!?」

桜「…………私、は」

シャロ「衛宮先輩のことも、このままでいいっていうの――――!?」

桜「――!」

シャロ「私たちが助ける! だから、今は逃げなさい、桜!」

桜「…………」

桜「――――!」ダッ

凛「! っ、離しなさい、シャロ!」

シャロ「私の演技も見破れないほど動転してた凛先輩が悪いんですよ……! このまま、桜が逃げるまでここにいてもらいますから!」

イリヤ「…………」

綺礼「どうした、イリヤスフィール。衛宮士郎たちは、間桐桜の救出に向かったのだろう?」

綺礼「追わなくていいのか」

イリヤ「気づいてたのよね、演技だって。どうして見逃したの? 監督役なら……」

綺礼「監督役なら、見逃すべきではなかった。そのとおりだ。だが、言峰綺礼たる私は見逃した。それだけのこと」

イリヤ「なにを考えてるの?」

綺礼「私はいつでも、純然たる聖職者であろうとしているまで」

イリヤ「…………」

イリヤ「…………」タタッ


ギギギィィィィ

バタン


綺礼「門を叩け、さらば開かれん。お前たちが開く門の先には、なにがあるのだろうな」

士郎「桜!」

千夜「桜ちゃん!」

桜「! 先輩、千夜さん……!」

千夜「よかった、うまくいったのね!」

桜「はい……でも、シャロさんは…………」

セイバー「問題ありません、シャロならば必ずうまくやります。保険として、ランスロットも向いましたから」

桜「っ……! サーヴァント……」

士郎「安心しろ、桜。セイバーは味方だ」

イリヤ「じゃ、シャロは勝手に帰ってくるだろうし……逃げるよ!」

ヒュッ

ドガァッ


シャロ「っ……!」ガクッ

凛「なんで……なにをしたかわかってるの!? あなたが情けをかけたせいで、何人が犠牲になると……」

シャロ「それでも私たちは……桜を守るって決めた。曲げるつもりはありません」

凛「っ…………シャロぉっ!」ヒュッ


ガッ


凛「!」

バーサーカー「…………」

凛「っ、バーサーカー……!」

シャロ「……先輩。私たちは、待ってますから。先輩が、味方になってくれるのを」

シャロ「行くわよ、バーサーカー」

バーサーカー「…………」コク


ダッ


凛「…………なによ。なによなによ――――!」

凛「私だって、本当は…………!」

――宇治松邸・居間――


千夜「すっかり大家族になっちゃったわねー」

イリヤ「賑やかで楽しいよ! サクラ、よろしくね」

桜「は、はい。よろしくお願いします……」

シャロ(やっぱり元気がないわね……解決しなきゃいけない問題はたくさんあるけど、まずは桜を元気にしたい)

シャロ「ねえ、千夜。なにかいい策はないかしら」ボソッ

千夜「…………」



千夜の策↓1



1、「士郎に告白を促す」

2、「三人(シャロ、千夜、桜)でお風呂」

3、「みんなでトランプ」

千夜「ふふ、私に任せて」

千夜「じゃーん! トランプー!」

セイバー「む、それは噂の、カードゲームというものですね。決闘(デュエル)ですか?」

イリヤ「ちょっと違う気がする」

桜「えっと……私が言うのもなんですけど、遊んでていいんですか…………?」

士郎「まあ、いいじゃないか。ずっと気を張ってても仕方ないだろ」

シャロ「じゃ、配るわよー。バーサーカーも参加するわよね?」

バーサーカー「…………」コク

セイバー「この人数でバトルロワイヤル……! 熱い戦いになりそうですね」

イリヤ「最初はババ抜きだねー。7人もいると、手札が少なくなっちゃう」

セイバー「問題ありません。私には直感スキルがありますから」

シャロ「ズルくない!?」

セイバー「私の直感が告げている、有効なカードはこれであると――――!」バッ

バーサーカー「!」

セイバー「さあ、これであと1枚…………な、に……!?」

セイバー「ジョーカーだと……!? なぜだ!」

桜「セイバーさん、口に出てますよ」

バーサーカー「…………」

千夜「え? ……ふむふむ、なるほど」

千夜「セイバーさんの動きに合わせて、一瞬で手札の並びを変えたみたい」

桜「す、すごいですね……!」

シャロ「さすがランスロット! 私のサーヴァントは最強ね!」

士郎「…………ババ抜きだよな?」

イリヤ「騎士って、なんにでも本気になれるんだねー」

千夜「お次は神経衰弱…………なんだけど」

セイバー「これがブリテンの王、アーサー・ペンドラゴンの本気です」ドヤァ

士郎「直感スキルの濫用だ!」

桜「まさかセイバーさんの1ターン目で勝負がついてしまうなんて……」

シャロ「ないわー、セイバーないわー」

イリヤ「セイバー、空気読めないとか、人の心がわからないとか言われたことない?」

セイバー「!? なぜそれを!?」

シャロ「生前から本質的には変わってないのかしら」

士郎「ポーカーだ」

千夜「ロイヤルストレートフラッシュよー」パサッ

セイバー「3連続、だと……!?」

シャロ「勝てる気がしない」



桜「大富豪です」

シャロ「大貧民の底力を思い知れー! 革命!」

イリヤ「大富豪は死なない! 革命返し!」

シャロ「ひいいい!?」



セイバー「7並べですね」

バーサーカー「…………」パス4

士郎「どのマークも9が止められている……!? ジリ貧じゃないか!」

千夜「……」ニヤニヤ

桜「……」ニコニコ

シャロ「犯人は分かったわ。どうしようもないけど」

イリヤ「ふあぁー……」

桜「眠いですか? イリヤさん」

セイバー「よい子は寝る時間になりましたね。そろそろ片付けましょうか」

士郎「楽しかったか、桜?」

桜「はい。ありがとうございました」

千夜「楽しんでくれたみたいでよかったわ」

シャロ「私が大富豪で13連敗した甲斐があったってものよ……」

桜「すごい戦いでしたね……」

千夜「どこで寝る? 部屋は空いてるけど……」

シャロ「ホントに広いわね、この家」

桜「えっと……ちょっと、わがまま言ってもいいですか?」

士郎「桜は控えめすぎるくらいだからな。たまにはいいんじゃないか」

桜「その……みんなで、寝たいです」

シャロ「でもそんなに広い部屋は……あ」

シャロ「ここ片付けたらいけるかしら」

千夜「いけたわね」

イリヤ「わー! お布団がいっぱい!」

イリヤ「えーい!」ピョーン

イリヤ「あはははは!」ゴロゴロ

士郎「なんか、修学旅行みたいだな」

セイバー「!」

セイバー「まくら投げ、やりますか?」

シャロ「壁に穴が開くから勘弁して」

千夜「順番は右から、セイバーさん、イリヤちゃん、私、シャロちゃん、桜ちゃん、衛宮先輩でいいかしら」

士郎「いいんじゃないか?」

桜「…………。!」

桜「千夜さん!?」

千夜「がんばって」ボソッ

桜「う、うう……」

士郎「桜?」

桜「なっ、なんでもありません!」




千夜「じゃ、消すわよ。みんな、おやすみー」

イリヤ「おやすみなさーい……」

セイバー「ランスロットはいいのですか?」

シャロ「なんか、てこでも鎧脱ぎたがらないから……」

桜(せ、先輩の隣なんて、緊張して寝られない…………!)



士郎「…………」

士郎「桜、起きてるか」

桜「先輩……?」

士郎「俺たちが守るから。俺たちは、桜の味方になるって決めたんだ」

士郎「だから、頼ってくれ」

桜「先輩…………」

桜「はい、ありがとうございます……!」

シャロ(…………私も言いたいことあるけど、せっかく二人の世界だし、私はクールに寝るわ)

シャロ(おやすみなさい、みんな)



【10日目・終了】



シャロの夢判定↓1(コンマ1桁目)



123、「バーサーカーとお話しする夢」

456、「バーサーカーとセイバーとお話しする夢」

78、「セイバーとお話しする夢」

90、「夢は見ない」

【11日目】


――シャロの夢――


バーサーカー「おはようございます、マスター」

シャロ「うん、おはよ。会えてうれしいわ、バーサーカー」

バーサーカー「私もです、マスター」

シャロ「今日も助けてくれてありがとね。なんか私、バーサーカーに頼ってばかりかも」

バーサーカー「私としては、嬉しい限りです。主に頼りにされるというのは、どのような褒賞にも勝る名誉ですから」

シャロ「ふふ、相変わらずね。バーサーカーらしいわ」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「マスター。これから先、どのようになさるおつもりですか」

シャロ「! 桜のことね」

バーサーカー「はい」

バーサーカー「咎めるつもりはありません。むしろ、マスターがあのように決断したことを、嬉しく思っています。ただ」

バーサーカー「話を聞いていた限りでは、茨の道です。無論、私はどこまでもお供する所存ですが」

シャロ「ありがとう。あなたがいるなら心強いわ」

シャロ「正直、よくわからないのよね。どうすればいいのかって」

バーサーカー「マスター…………」

シャロ「でも、決めたの。みんなで、桜の味方になるって。桜を守るって」

シャロ「だから、やれるだけのことは……ううん、やれないことだって、やってやるわ」

バーサーカー「友のために、ですか。ああ、あなたらしい」

バーサーカー「意志の力は時として、圧倒的な武力や緻密な計略を上回ります」

バーサーカー「マスター。どうか、その志が成就されますよう願います。私にできることなら、力をお貸しします」

シャロ「うん。ありがとう、バーサーカー」

ガラガラガラ


シャロ「! ……時間が経つのは早いわね」

シャロ「あと何回、こうしてお話しできるのかしら」

バーサーカー「…………」

シャロ「あ、そうだ。昨日は言われっぱなしで返事してなかったから、今返すわね」

バーサーカー「……? 何の話でしょう」

シャロ「あなたがマスターでよかった、って言ってくれたでしょ。その返事」

シャロ「私も、あなたと契約できて幸せよ。ありがとう、ランスロット」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。今日の……あら?」

アオヤマ「日が変わってましたね。こんな時間までお付き合いいただき、ありがとうございます」

弟子二号「今回の、本編の更新は以上です。ちょっと、説明パートが多かったでしょうか」

弟子二号「原作と異なる点も多々あると思いますが、ご了承ください」

アオヤマ「では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

 ※人物の代わりに、場所などを指定することもできます(ラビットハウス、衛宮邸など)

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○チノと士郎が恋人同士だったらの続き、それから数年後場所は冬木教会今日はチノと士郎の結婚式である



リンゴーン


メグ「それでは、新郎新婦の入場ですー」

マヤ「はい、拍手ー!」


パチパチパチ


ココア「ふえええ、チノちゃあああん」グスッ

リゼ「ちょっ、静かにしろココア! いまからいいところなんだから!」

シャロ(な、なにここのドレスみたいなの……私に似合うわけないじゃない! ああ、千夜に任せるんじゃなかった!)

タカヒロ「…………」

千夜(タカヒロさんが号泣してるシーンを激写して、チノちゃんにプレゼントしてあげましょう)


大河「うう、士郎……あなたも巣立っていく時が来たのね…………!」

凛(新婦が法に触れるレベルのロリだという噂……本当なら、いちゃもんつけてなかったことにできるかも…………!」

桜(姉さん、心の声が漏れてます。祝福してあげましょう)

桜「先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩…………」ブツブツ

イリヤ(シロウ逃げて、超逃げて!)

綺礼「良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず」

綺礼「死が二人を分かつまで、愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」

士郎「誓います」


凛「……様になってるわね。なんか、邪魔するものは許さないって、背中で語ってるわ」

桜「先輩……奥さんのこと、愛してるんですね」

大河「うう、士郎……!」グスッ


綺礼「良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず」

綺礼「死が二人を分かつまで、愛を誓い、夫を想い、夫のみに添うことを、神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか?」

チノ「誓います」


ココア「チノちゃん……! 幸せになってねー!」ウワーン

リゼ「まだ静粛にするべき空気だろ!」

シャロ(ああ、気になる! 絶対似合ってないわよ! チノちゃんの晴れ舞台なのに集中できない……!)

タカヒロ「…………」グスッ

千夜(! シャッターチャンス!)


綺礼「誓いのキスを」

士郎「チノ。幸せにするからな」

チノ「はい、士郎さん……!」

士郎「ブーケトスだな。さ、チノ」

チノ「は、はい。がんばります……!」ブンッ


ポーン


青山「すみません、ティッピーを探していたら遅くなってしまって……!」

ココア「あ」


ポスッ


ティッピー「?」

チノ「……次に結婚するのはティッピーですかね」

あんこ「…………」ジー

ティッピー「!?」



アオヤマ「まじめに仕事してる綺礼さんって、なんかシュールです。Zeroの後半で聖書読んでるシーンとか、違和感がすごかったです」

弟子二号「あの声で聖書読まれると、かっこいいんですけどね」

弟子二号「ともあれ、お二人には幸せになっていただきたいですね」

アオヤマ「では、今回の更新は終了です」

弟子二号「遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました」

――Interlude――



大好きな人は言ってくれた。俺たちが守ると。

大切な人は言ってくれた。もっといっしょにいたいと。

心配することはなかった。私は、みんなに愛をもらっていた。なら、もう…………。


――――忘れたのか。


…………聞こえない。知らない。覚えていない。

だって、言ってくれた。助けてくれると。いっしょにいたいと。


――――それでも、お前の罪は変わらない。確かに、証拠は残っていない。その身を余さず、捕食したのだから。だが、


やめて……やめて…………っ!


――――あの蔵には、あの男の躯が転がっているはずだ


あ、ああああああああああああああああああっ!



――Interlude out――

――宇治松邸・居間――


桜「あああああああっ!」ジタバタ

士郎「桜! 落ち着け、桜!」

シャロ「な、なになに……!? どうしたのよ、桜!」

士郎「桐間、抑えるの手伝ってくれ! どこからこんな力が……!」

セイバー「…………! まずい」

セイバー「ランスロット! シャロとシロウを抱えて上へ! イリヤスフィールとチヤは私が!」ガシッ

バーサーカー「!」コク

イリヤ「ふえぇ……って、なに!?」

千夜「セイバーさん……?」

セイバー「この非常事態に寝ぼけたままとは……つくずく大物ですね」

バーサーカー「…………」ヒョイ

シャロ「っ、バーサーカー!?」

士郎「離してくれ! このままじゃ桜が……」

桜「あ、ああああああああああああああっ!」

士郎「桜あああああっ!」

ズッ

ズズズズズズ



――宇治松邸・屋根――


セイバー「……間一髪、間に合いましたね」

シャロ「な、なによ、これ……」

千夜「黒い、海……?」

???「…………ふふふ」

???「みなさん、どうかしたんですか? そんな高いところに集まって……」

士郎「さく、ら……?」

桜「はい。桜ですよ、先輩」

イリヤ「…………」



イリヤは聖杯の汚染について↓1(コンマ1桁目)



1~7、「お爺様はそんなこと教えてくれなかった」

890、「独自に調査済み」

イリヤ「なに、あれ…………個人の魔術でこんなことできるはずないし……」

セイバー「私にも、アレがなんなのかはわかりません。ですが……私の直感が告げている」

セイバー「あの泥は、触れることすら危険であると」

士郎「桜!」

桜「なんですか、先輩? 見てのとおり、私は無事ですよ。ああ、でも、そこのサーヴァントは邪魔ですねえ」

千夜「え…………?」

桜「上に上がれば安全だと、思いましたか?」


ズズズ

グアッ


セイバー「!」

バーサーカー「!」

桜「私が欲しいのは、あなたたちじゃないんです。消えてください」

桜「…………!」

桜「二人抱えたまま避けるなんて、さすがですね、セイバーさん。でも……」

バーサーカー「…………!」グググ

シャロ「バーサーカー!」

士郎「なんだ、この泥……!」

桜「安心してください、先輩、シャロさん。まだ、二人を食べるつもりはありませんから」

桜「じっとしていれば、バーサーカーさんが消えるだけで済みますよ」

シャロ「そんなの……!」

イリヤ「…………」

イリヤ(下半身を拘束されただけで、あのバーサーカーが全く身動きをとれてない……)

イリヤ(セイバーの直感通り、対サーヴァント戦で効力を発揮するってことかしら)

イリヤ(令呪を使えば、離脱できるはず。でもそれも、バーサーカーを見捨てればの話……!)

桜「セイバーさんも、逃がしませんよ? 速く捕まった方が楽に済みます――――!」

セイバー「っ!」

千夜「桜ちゃん、やめて……!」

イリヤ(悩んでる猶予はない……!)

イリヤ「令呪を以て…………」

シャロ「…………」

シャロ「↓1」



1、「最後の令呪を以て命ずる。私たちを連れて、今すぐここを離脱して」

2、「…………ごめん、バーサーカー」

シャロ「最後の令呪を以て命ずる。私たちを連れて、今すぐここを離脱して」 キィィィィィン

イリヤ「なっ、シャロ!?」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「■■■■■■――――!」


桜「!」

桜「…………まさか突破されるとは。私がちゃんとこれを使役できてなかったのか、令呪の力が強かったのか……」

桜「…………」

桜「まあ、いいです。今すぐ追わねばならない理由があるわけでもなし。別の用事を済ませてしまいましょう」

――アインツベルンの森――


ザッ


士郎「さ、さすがだな……こんな速度で離脱するなんて」

イリヤ「シャロ、なに考えてるの!」

千夜「イリヤちゃん……?」

セイバー「……確かに、バーサーカーはシャロに忠誠を誓ったのでしょう。しかし、それはランスロットという正常な彼の意思」

セイバー「令呪という縛りがなくなった今、バーサーカーである彼は……」

バーサーカー「…………」

イリヤ「バーサーカーの最後の令呪を使うなんて、正気の沙汰じゃ……」

シャロ「うん、わかってる。あの場は、イリヤとセイバーに任せるべきだった。でも、できなかった」

シャロ「彼を見捨てるなんて、私には……」



バーサーカー判定↓1(コンマ1桁目)



1~5、「狂気の勝ち。シャロに襲い掛かる」

6~0、「理性の勝ち。シャロに膝をつく」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「■■■■――――!」

士郎「っ……!」

千夜「シャロちゃん!」

シャロ「…………」



バーサーカーが襲いかかってきた。どうする?↓1



1、「こうなることは分かっていた。受け入れる」

2、「ここで死ぬわけにはいかない。セイバーに助けを求める」

3、「私の声が届かないはずがない。戦いながら説得する」

セイバー「シャロ、下がって!」

シャロ「ううん。セイバーは手を出さないで」

セイバー「っ! シャロ、本気ですか!?」

士郎「サーヴァント相手に一人で戦うなんて……!」

シャロ「…………彼のマスターとして、こうするべきだと思ったのよ」

千夜「シャロちゃん……」

シャロ「……ごめんね、バーサーカー。私のわがままのせいで、あなたにこんな戦いを無理強いしてしまって。でも」

シャロ「きっと、届かせてみせる。私の声を。来なさい、バーサーカー」

バーサーカー「――――!」

バーサーカー「■■■■――――!」



シャロ「あなたの戦い方は知ってる……速度をあげれば、追いつけないこともない。ねえ、バーサーカー」

シャロ「夢の中で、何度もお話ししたわよね。私、とっても楽しかったわ」

バーサーカー「…………」

シャロ「あなたが私のサーヴァントで、本当によかった」

シャロ「もう、令呪はないけど……私たちのつながりって、そんなものに頼らなくても、いいわよね……?」

バーサーカー「――――!」ピタッ

シャロ「…………ありがとう。私の言葉が届いてるってわかって、よかった」

シャロ「…………」

シャロ「あとは任せたわ。千夜」


ヒュッ

ビチャァッ



【DEAD END】



ラビット道場に送還されます

――ラビット道場――


ここあ「理不尽だよ!」

ここあ「あそこで3を選ばない人なんていないよ!」

ろぜ「わかる。気持ち的には3だよな」

ろぜ「とはいえ、ランスロットの本心はシャロに忠誠を誓ってても、狂化が仕事すればそんなの関係なくなるからな」

ここあ「うう……桜ちゃんも黒くなっちゃうし、大丈夫かなあ…………」

ろぜ「本編も佳境……のはずだ。あとどのくらい続くのかはよくわからないが……」

ろぜ「引き返してくれ。健闘を祈ってるぞ」



>>904に戻ります

バーサーカー「…………」

バーサーカー「■■■■――――!」

士郎「っ……!」

千夜「シャロちゃん!」

シャロ「…………」



バーサーカーが襲いかかってきた。どうする?↓1



1、「こうなることは分かっていた。受け入れる」

2、「ここで死ぬわけにはいかない。セイバーに助けを求める」

セイバー「シャロ、下がって!」

シャロ「…………うん。ゴメン、セイバー」

セイバー「あなたが謝ることではありません。それに……説得できない以上は、私が決着をつけねばなりません」

バーサーカー「■■■■■■――――!」

セイバー「っ――――!」


千夜「そんな……なんとか、戻ってきてもらうことはできないの……?」

イリヤ「……無理よ。シャロとバーサーカーのケースは特殊だけど……それでも、最後の令呪がなくなったなら」

イリヤ「バーサーカーの狂気を止めることはできないわ」

士郎「だったら、バーサーカーは……」

シャロ「…………」

バーサーカー「■■■■――――!」ヒュヒュヒュッ


ギギギンッ


セイバー「……?」

セイバー(動きが鈍い……あの泥の影響が残っているのか? いや、そうだとしても)

セイバー(『無毀なる湖光(アロンダイト)』を抜かないのはなぜだ……? ここで温存する意味など……)

セイバー(! まさか)

セイバー「躊躇っているのですか、ランスロット!」

バーサーカー「…………」

バーサーカー「■■■■――――!」ヒュヒュヒュッ


ギギギンッ


セイバー(間違いない……狂気に負けてもなお、今のランスロットは、私たちと戦うことを躊躇っている!)

セイバー(説得のチャンスがあるのか……? いや、なにもしないよりは)

セイバー「シャロ! 声をかけ続けてください! まだ、可能性は……」

シャロ「…………」

シャロ「ううん。それはできない」

士郎「桐間……!?」

千夜「シャロちゃん! どうして諦めちゃうの!?」

シャロ「たった一度……でも、ランスロットは確かに、狂気に負けてしまった。なら、たとえ今持ち直しても」

シャロ「次もまた、立ち直れるとは限らない」

千夜「でも……だったら、その度に私たちが」

シャロ「私は、それでもいい。でも、ランスロットは違う」

シャロ「自分が狂気に負けて、仲間を傷つけるなんて……ランスロットは、きっと自分を許せなくなる」

シャロ「せっかくアーサー王と和解できたのに、ランスロットは、自分で自分の罪を増やしてしまう」

シャロ「だから、セイバー。お願い。仲間たちを命がけで救った騎士として、ランスロットを逝かせてあげて」

セイバー「シャロ……っ!」

イリヤ「…………セイバー。シャロの決心を無駄にするような行動は、私が許さないわ」

イリヤ「バーサーカーを倒せないっていうなら、令呪を使う」

セイバー「…………」

バーサーカー「■■■■■■――――!」

セイバー「なんだそれは、ランスロット……どうしてそんな隙だらけの構えで突っ込んでくるんだ……」

セイバー「っ、ああああああっ!」


ヒュッ

ビチャァッ


バーサーカー「…………」

セイバー「見事だった、ランスロット。狂気に抗い続けたあなたの生き様、しかと見届けた」

セイバー「……シャロ、こちらに」

シャロ「…………」

シャロ「バーサーカー……」

バーサーカー「マスター……こうしてお話しするのは、初めてですね」

シャロ「……そう、ね」

シャロ「ごめん、バーサーカー。私が、もっとしっかりしていれば……!」

バーサーカー「謝るべきは私です。マスター、あなたは何も間違えてなどいない。ああ、そうだ」

バーサーカー「マスター。私に皆を助けさせてくれて、ありがとう」

シャロ「バーサーカー……!」

シャロ「いや、行かないで! 私、まだ話したいこと、たくさんあるのに……!」ギュッ

バーサーカー「……不甲斐ない私を、どうかお許しください。マスター、私が消えても、心はあなたとともにあります」

バーサーカー「どうか、暗闇に迷い込んでしまった友を、助けてやってください。私の死を嘆かず、前へ進んでください」

シャロ「っ…………」

シャロ「うん、絶対、助けだしてみせる……!」

バーサーカー「あなたなら……あなたたちなら、きっと成し遂げられましょう」

シャロ「うん、うん……! ありがとう、ランスロット……!」

バーサーカー「…………あなたのような主の胸に抱かれて、逝くことができようとは。至上の喜びです」

バーサーカー「あなたがマスターで、私は幸せでした。ありがとう、マスター」

シャロ「私も、私も……! あなたと契約できて、幸せだった――――!」



【バーサーカー消滅】

――柳洞寺・地下――


臓硯「…………」

臓硯「来たか、桜」

桜「はい。お爺様」

臓硯「かか、見違えたな。どうだ、気分は」

桜「とっても気持ちがいいです。我慢しないって、素敵なことなんですね」

桜「あ、そうそう。シャロさんたち、聖杯のこと、少し勘違いしてましたよ」

臓硯「シャロ……? ああ、いつぞや見つけた、桐間の後継者か」

臓硯「運命とは皮肉なものよ。間桐は衰退の一途をたどったというのに、儂から逃げ出した桐間があのような魔術師を輩出するとはな」

桜「残念ですか?」

臓硯「もはや関係ない。聖杯が手に入るのだからな」

臓硯「して、彼奴らの勘違いとは?」

桜「私が2つ目の聖杯、というのには気づいてましたけど」

桜「サーヴァントの魂がどこにあるのかはわかってなかったみたいです」

臓硯「それは無理もないこと。聖杯戦争に詳しい者であっても、この事態を想像することすら難しい」

臓硯「前回の聖杯の器が、不完全なまま機能しているとはな」

桜「イリヤさんが回収できなかった魂は、この中にあるんですね?」

臓硯「そうじゃ。前回は聖杯が使用されず、破壊されて終結したようだが、その破壊が中途半端であったのだろう」

臓硯「そのせいで、魂を回収する機能も、中途半端に働いている」

臓硯「それにしても、10年越しに機能するほどの器を用意できるとは、つくずくアインツベルンとはバケモノ揃いよ」

桜「…………まあ、難しいことはよくわかりませんけど」

桜「私は、これを食べちゃえばいいんですよね?」

臓硯「ああ。そのうえで、もう一つの器をのみこめば……聖杯は完成する」

ズズズズズ


桜「っ、ああああああっ…………!」

臓硯「…………」

臓硯「それにしても、サーヴァントの魂は残したまま、泥の影響のみ受けて汚染するとは……お前もつくずく歪んでおるの、桜」

桜「っ…………」

桜「…………」

臓硯「どうじゃ、桜」

桜「……これで、聖杯とつながることができたんですね。ああ、力がみなぎります」

桜「これなら、イリヤさんたちを食べちゃうのも、すぐに終わってしまいそうですね」

臓硯「カカカカ、そうか」

桜「あ、でもその前に、しなきゃいけないことがあるんですよね」

臓硯「なに?」

桜「そもそも、お爺様とお話しするのに、こっちを向いてるのっておかしいですよね。だって」


桜「お爺様は、私の中にいるんですから」


臓硯「! 桜、お前……!」

桜「…………」グチュグチュ


ズルッ


桜「お顔を拝見するのは初めてですね。ああ、なんて小さい」

臓硯「桜、やめ…………っ!」


グシャァッ

桜「さて……これで、残すはシャロさんたちだけですね」

桜「急ぐ理由もありませんけど……っ!?」

桜「な、なに……私の中で、なにかが暴れてる…………!?」

桜「まさか、こっちの器が回収したサーヴァント……! っ、なんで負けておいて邪魔をするんですか……!」

桜「っ、ああああぁ…………っ!」

桜(完全に溶かすまで時間がかかりそうですね……まあ、いいです。準備が整ってから、迎えに行ってあげますから)

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「こんばんは~。今日の本編の更新は以上です」

弟子二号「バーサーカーさん敗退……非常に残念です。彼の想いに報いるために、何としてもハッピーエンドにたどり着きたいです」

アオヤマ「では今回も短編を送りして終了しましょう。以下のルールに反している者は無効、安価下です」



・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

 ※人物の代わりに、場所などを指定することもできます(ラビットハウス、衛宮邸など)

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○ココア長女イリヤ次女士郎末っ子の3兄弟の学校生活


士郎「さて、朝飯できたけど……ココアは?」

イリヤ「寝てるよ」

士郎「だと思ったよ。悪いけど、イリヤ。起こしてきてくれないか?」

イリヤ「いいけど……シロウ。私のこと、お姉ちゃんとか姉貴とかって呼んでくれてもいいんだよ? 昔みたいに」

士郎「イリヤのこと姉貴って呼んでたら、周りの奴らにそういう趣味かと誤解されたのがトラウマなんだよ。察してくれ」

イリヤ「はー、シロウがもっと小柄だったらよかったのに」

士郎(イリヤより小柄だったら、それはそれでコンプレックスだぞ)


イリヤ「ココアー、起きてー! 朝ごはんだよー」

ココア「うーん、もう食べられない……」

イリヤ「その寝言ってリアルで発しうるものなんだね……はあ、しょうがない。特効薬を使おう」

イリヤ「お姉ちゃん、起きて!」

ココア「はいっ! ココアおねえちゃん、起床!」

イリヤ「朝ごはんだよー」

ココア「はーい」

キーンコーンカーンコーン


慎二「おい衛宮。今日も迎えが来てるぞ。羨ましいな、ウチの妹はそんなことしてくれないのに」

士郎「……まあ、毎日来られるとそれはそれで大変だぞ」

一成「しかし、いつ見ても似ていないな」

士郎「よく言われるよ。おかげで、衛宮は二股かけてるって噂がいっつもどっかで流れてるんだよなあ……」

ココア「士郎くーん! はやくはやくー!」

イリヤ「シロウー! 今日はスーパー寄って帰るんでしょ? もうすぐタイムセールだよー!」

士郎「げっ、そうだった! ふたりとも、またな!」


イリヤ「…………」ソローリ

士郎「イリヤ、そんなに菓子はいらないだろ。戻してきなさい」

イリヤ「ぶー、シロウのケチー」

士郎「こっちは家計を任されてるからな……ってココア。苦手な野菜を返品しようとするのはやめなさい」

ココア「えー……あ! じゃあ、士郎くんがお姉ちゃんって呼んでくれたら考えるよ!」

士郎「なんでさ」



アオヤマ「三人でお買い物するシーンを想像すると、姉弟というより夫婦と子供という感じがしました」

弟子二号「イリヤさんがお姉さんって、不思議な感じです。一番年上なのに」

アオヤマ「今日の更新は以上で終了です」

弟子二号「ありがとうございました」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「今後の更新も、基本的に夜になると思います(昼に更新しないとは言ってない)」

アオヤマ「というわけで、たまにはお昼から更新スタートです。安価はちょくちょくとる予定ですが」

アオヤマ「人がいらっしゃらないようなら考えますね」

弟子二号「早いもので、もう900レスを超えていましたね。頃合いを見て新スレを立てますので、どうかご心配なく」

弟子二号「それでは、本日もよろしくお願いします」

――アインツベルンの森――


シャロ「…………」

千夜「シャロちゃん……」

士郎「桐間……」

シャロ「…………」

シャロ「行くわよ、桜を助けに」

セイバー「! シャロ、大丈夫なのですか」

シャロ「全部終わったら、死ぬほど泣いてやるわ。だから、今は」


――私の死を嘆かず、前へ進んでください


シャロ「やるべきことを、やらなきゃ」

イリヤ「……うん、そうだね」

イリヤ「シャロは、強いね」

シャロ「そんなことないわ。全部……ランスロットのおかげ。彼のおかげで、頑張れるのよ」

セイバー「シャロ、これを」

シャロ「え? ……あ、これ」

士郎「バーサーカーの刀……え、どうして残ってるんだ?」

千夜「もともとは、バーサーカーさんのものじゃないのよ。宝具の能力で、自分のものにしてたみたいだけど」

イリヤ「バーサーカーが消えたせいで宝具の効果が切れて、こっちに残ったってことかしら」

シャロ「へし切長谷部……西洋の騎士のくせに、よく似合ってたわよね」



へし切長谷部は↓1



1、「シャロが持っておく」

2、「士郎に使ってもらおう」

シャロ「たった1週間と少し……でも、私にとっては彼の形見なのよね」

シャロ「千夜。しばらく私が預かってていい? 戦闘で使えるとは思えないけど……」

千夜「いいわよー。その方が、バーサーカーさんも喜ぶだろうし」

士郎「へし切って、たしか信長の……なんでそんなものが」

イリヤ「シロウが思ってる以上に、魔術の世界は奥が深いのよ」

イリヤ「魔術師のせいで、発見されたのに公表されない古代遺跡とか財宝とかなんて、この世にはたくさんあるんだから」

セイバー「罪深い生き物なのですね、魔術師とは」

セイバー「さて、これからどうしましょうか。戦うべき……というより、救うべきは桜ですが」

シャロ「追って来てる感じもなし……かといって、あそこに留まってるとも考えにくいわね」

千夜「どこに行ったのかしら?」

士郎「…………」

士郎「そもそも、桜の目的はなんなんだ? サーヴァントがいない以上、聖杯が降りても願いはかなえられないよな」

イリヤ「でも、今のサクラは正常だとは思えない。あの黒いのが何なのかはわからないけど」

イリヤ「一種の暴走状態にあるんじゃないかしら」

千夜「確かに、いつもの桜ちゃんとは雰囲気がまるで違ったわよね」

シャロ「…………」

シャロ「町の人を無差別に襲ってる、なんてことはないわよね……?」

セイバー「先の状態でも、シャロたちを攻撃対象から外すだけの理性……もとい、自我はありました」

セイバー「ですから、そのような状況は考えづらいですが……」

イリヤ「でも、時間が経つとわからないわ。ゆっくりしてる暇はないかも」

千夜「やっぱり、目的地があるのかしら?」

士郎「本当に聖杯とつながってたとすれば…………霊地、か?」

イリヤ「その可能性が高そう。でも、アインツベルン城に行くならここを通るはずだし……」

セイバー「可能性としては、柳洞寺、教会、中央公園あたりが候補でしょうか」

シャロ「…………」

シャロ「! 待って、確か遠坂邸も……」

イリヤ「確かに、あそこも格の高い霊脈だけど……住宅地のど真ん中よ? 大きな魔術を使うには適してないわ」

シャロ「そうかもしれない。でも、桜が凛先輩に固執する理由があるとしたら……!」

士郎「!」

千夜「まさか、桜ちゃん……!」

セイバー「目標は遠坂邸、ですね。行きますよ」

シャロ「セイバーはイリヤと先輩をお願い。千夜は私が抱えていくわ」

セイバー「わかりました、頼みます」

シャロ「――――『焙煎回路・速度特化(カフェインスペル・アクセルブレンド)』!」



焙煎回路判定↓1(コンマ1桁目)



1~4、「速度を強化」

5~9、「速度を大きく強化」

0、「速度を爆発的に強化」

シャロ「行くわよ、セイバー! このままじゃ、凛先輩が危ない!」

セイバー「はい、ついてきてくださ……って」


ダッ


セイバー(速い……!? この速度、サーヴァントで言えば敏捷Aクラスにも匹敵する……!)

千夜「し、シャロちゃん……!? ちょっと速すぎない!?」

シャロ「なんか、最近焙煎回路の調子がいいの。濫用してたらまた筋肉痛になるだろうけど……今はそんなこと考えてる場合じゃないわ」

士郎(どんどん人間離れしていくな……)



※度重なる焙煎回路判定大成功により、シャロの魔術が成長しました。今後、焙煎回路判定の難易度が少し下がります

――遠坂邸――


凛「…………そう。それがあなたの答えなのね」

凛「桜――――!」

桜「はい。今の私は、とっても素直ですよ? だから、ずっとほしかった姉さんを、迎えに来ました」

凛「スイートルームでもてなしてくれるっていうなら、考えてあげないこともないけど」

桜「ふふふ……スイートルームとはいきませんが、姉さんには特別なプレゼントを用意してありますよ」

桜「私がこの10年間で味わったすべてを、姉さんにも教えてあげる……その用意が――――!」


ズズズズズズズ


凛「拒否しようと連れて行く、って感じよね、これ。っていうか、桜。私に的外れな復讐しようとするのは勝手だけど」

凛「こんなところでこんな大それた魔術、許されると思ってるの?」

桜「神秘の秘匿、でしたっけ。私にはよくわかりませんけど……でも、心配しないでください」

桜「邪魔されないように、このあたりの人は、あらかじめみーんな食べちゃいましたから」

凛「っ……あんた、そこまで…………」

桜「それと、復讐なんて誤解ですよ。私は姉さんを愛していますから。だから」

桜「もっと愛してあげようって、そう思ってるだけなんです」

凛「……その泥のせいで狂ってると思いたいわ。あんたの中に、初めからそんな狂気があったなんて、信じたくないもの」

桜「狂う? 姉さんはおかしなことを言うんですね。私はただ、素直になっただけ。さあ、来てください、姉さん――――!」


ズズズズズズズ

グアッ


凛(まずいわ、こんなの触れるだけでも……!)



シャロたちは↓1(コンマ1桁目)



1~5、「間に合わなかった」

6~0、「間に合った」

凛(っ……無理、こんなの…………!)

桜「安心してください、姉さん。今、この子たちは私の制御下にありますから。殺傷力は抑えてあります」

桜「まあ、それでも危険な代物には違いありませんが……姉さんくらい優秀なら、少し生きるのがつらくなるくらいで済みますよ」

凛「っ、ぁ――――」


ズブブブブブ


桜「ふ、ふふふふ……」

桜「あはははははははははっ!」

桜「さあ、たっぷり味わってください、姉さん。私の10年を、間桐の10年を……」

ザッ


シャロ「凛先輩!」

桜「あら、皆さんお揃いで。でも、姉さんに用があるんなら、少し遅かったですね」

桜「姉さんは今、私の中にいますよ」

千夜「っ……そんな」

士郎「間に合わなかった、のか……!」

イリヤ「サクラ、教えて。あなたが使役しているそれは……ううん」

イリヤ「あなたと繋がっているそれは、なんなの?」

桜「おかしなことを聞くんですね、イリヤさん。あなたなら、知っていると思ったんですけど」

桜「これは聖杯……より正確には、聖杯の中身です」

セイバー「!? バカな、万能の願望器の中に、そのような禍々しいモノが詰まっているというのか……!」

桜「禍々しいだなんて……セイバーさんはひどいですね。このくらい、人間なら誰だってもっています」

桜「ただ、その量がちょっと多いというだけ。私は、その力を借りているんです」

シャロ「目的はなに? そんなのと手を結んで、あなたは何をしようとしているの?」

桜「さあ、なんでしょう……私はただ、みんなを愛したい、愛されたいだけです」

千夜「そんなの……そんなのおかしいわ!」

士郎「目を覚ませ桜! そんなのとは手を切って、戻ってこい!」

桜「…………どうしてみんな、わかってくれないんですか」

桜「私は、せっかく素直になって、正直に生きてるだけなのに……」

桜「っ、あ…………!」

シャロ「桜……?」

桜(まさか、あのサーヴァント、まだ……!? やっぱり、出てくるには早かったのでしょうか……)

桜(ここは、退いた方がいいですね。でも、イリヤさんを確保する必要がある。ここは……)

桜「……私は下がります。ですから、最低でも、イリヤさんは捕まえてきてくださいね」

桜「ライダー……!」


ザッ


ライダー「…………」

シャロ「! うそ……」

士郎「ライ、ダー…………!?」

イリヤ「まさか、自分の中からサーヴァントを復活させたっていうの……!?」

セイバー(桜の撤退とともに、黒い影は消えている……これなら)

セイバー「ここは私が。皆は撤退してください!」

士郎「っ……みんな、ここはセイバーの言うとおりに! 魔眼を使われたら、俺たちになす術はない!」

シャロ「魔眼……?」

セイバー「以前戦った私にはわかります。石化の魔眼、キュベレイ。彼女の真名は、メドゥーサ」

セイバー「彼女の魔眼は、対魔力を持つ私ですら、なんとか影響を軽減するのがやっとの強力な魔眼です」

セイバー「シャロ。イリヤスフィールたちとともに、ここは逃げてください」

シャロ「…………。わかった。頼んだわよ、セイバー」

セイバー「はい」



ライダーオルタ戦闘力判定↓1(コンマ1桁目、魔眼補正込)



1~7、「セイバーと拮抗」

890、「セイバーを上回る」

セイバー「……っ!?」

セイバー(魔眼の効力か……? だが、以前より格段に……!)

ライダー「――――!」ダッ


ドガァァァァァンッ


セイバー「なにっ……!?」

セイバー(素手で地面に穴を……! シロウがマスターの時は本気を出していなかった……? いや、違う)

セイバー(汚染されたことで、彼女の中の怪物が目を覚ましつつあるということか……!)

ライダー「はあああああっ!」

セイバー「それでも……負けるわけにはいかない」

セイバー「シャロたちの想いを……なにより、ランスロットの無念を背負っているのだから――――!」

ヒュヒュヒュッ

ギギギンッ

ドガァァァァンッ


セイバー「っ……!」

セイバー(軒並み能力が上昇している……まさか、これだけ攻撃して一発も通らないとは)

セイバー(宝具を使ってこないのがせめてもの救いだが……なぜ使わない?)

セイバー(こんなところを戦場に選んでいる以上、神秘の秘匿や、周囲への被害を考慮しているとは思えない)

セイバー(なにか、使えない理由があるのか……?)

ライダー「あああああああっ!」

セイバー「!」

セイバー(考えている余裕はないか……宝具を使われぬうちに、なんとかするしかない…………!)

――冬木教会――


シャロ「癪だけど、やっぱりあの人を頼るしかないわよね」

士郎「まあ、あんなでも一応監督役だしな」

千夜「問題解決のためには協力してくれるって言ってたのよね、イリヤちゃん?」

イリヤ「…………うん。そう言ってた、けど」


――監督役なら、見逃すべきではなかった。そのとおりだ。だが、言峰綺礼たる私は見逃した。それだけのこと


イリヤ(信用して、いいのかしら……)



ギギギィィィィ

シャロ「神父さーん。…………」

シャロ「返事がないわね」

士郎「まあ、この教会結構広いし、ほかの部屋にいるんじゃないか?」

千夜「探してみましょう」



イリヤ「いた?」

シャロ「ううん。千夜は?」

千夜「どこにもいないわ」

士郎「こっちもだ。留守なのか……? だとしてもどこに……」

――深山町・遠坂邸前――


ドガァァァァンッ

ヒュヒュヒュッ

ギィンッ


セイバー(目まぐるしく動き回ってはいるが、戦況は膠着状態……だが、なんだ? この違和感は……)

セイバー(宝具を使わないこと以外は、ライダーは全力を出している。だのに、なにかを隠しているような……)

ライダー「…………」ピタッ

セイバー「!」

セイバー「……急に動きを止めるとは、どういうつもりだ。ライダー」

ライダー「…………」ダッ

セイバー「! 逃げた、のか……?」

セイバー(追うべきか……いや、まずはシャロたちと合流すべきだ。おそらく四人は…………)

――冬木教会――


ガチャッ


シャロ「!」

セイバー「やはりここでしたね」

イリヤ「セイバー!よかった、無事だったのね!」

士郎「セイバー。ライダーは……」

セイバー「決着はつきませんでした。ただ、彼女が撤退を選択したようですので、ここに来た次第です」

千夜「撤退……? 追いつめたの?」

セイバー「いえ、戦況は五分五分だったはずですが……なにか理由があったのでしょう」

セイバー「おそらく、重要な…………」



ズズズズズズズ

カッ

イリヤ「!? なに……?」

シャロ「空が……ううん、町全体が紅く…………!」

士郎「! まさか……」

士郎「『他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)』……!」



シャロ抵抗判定↓1(コンマ1桁目)


1~3、「昏倒は免れるも、時間の問題」

4~9、「抵抗に成功するも、戦闘などには支障をきたす」

0、「完全に抵抗」



イリヤ抵抗判定↓2(コンマ1桁目)


12、「昏倒は免れるも、時間の問題」

3~8、「抵抗に成功するも、戦闘などには支障をきたす」

90、「完全に抵抗」



士郎抵抗判定↓3(コンマ1桁目)


1~5、「昏倒は免れるも、時間の問題」

6~0、「抵抗に成功するも、戦闘などには支障をきたす」

シャロ「っ……なにこれ、身体が重く…………」

士郎「結界の内側にいる人間を、吸収する、宝具、だ……」ヨロッ

イリヤ「シロウ!」

士郎「俺はまだ、ましだ。け、ど…………」


ドサッ


千夜「」

シャロ「千夜……? 千夜ぁっ!」

セイバー「魔術師でなければ、抵抗することすらできないのか……!」

士郎「元凶のライダーを、倒すしか、方法はない……早くしない、と…………」

シャロ「桜……ライダー……どうして、どうしてこんなこと…………!」

セイバー「もはや、判断力が正常に機能しているとは思えません。急ぎましょう、シャロ。このままでは」

セイバー「町一つ落とされかねない」

――柳洞寺・地下――


桜「ふふ、ご苦労様です、ライダー。影を使うよりずっと楽ですね」

桜「これで、労せずにみんな私の中に……」

ライダー「…………」

ライダー「サクラ」

桜「…………あら?」

桜「喋れたんですね。ずっと黙ったままだったから、てっきり喋れなくなってるものかと」

ライダー「私の身体が、汚染に抵抗していたからでしょう。ですが、完全に適合してしまった今、こうして意思を表せるようになった」

桜「なるほど、そうだったんですね」

桜「それで、なにか?」

ライダー「私の『他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)』は、結界内部にいる人間を」

ライダー「魔力として吸収する宝具です。これでは、シロウたちをあなたのものにすることはできない」

桜「…………」

桜「…………?」

桜「なにを言っているんですか? あなたが先に食べてしまうというのであれば問題ありません」

桜「あとから、私がそれをもらえばいいんですから」

ライダー「確かに可能ですが……私が一度吸収してしまえば、シロウやチヤはもう個人としての存在を保てていません」

ライダー「それは、ただの魔力の塊に過ぎないのです。それでも、この宝具を使ったままでいいのですか?」

桜「私はみんなを愛している……だから、みんなが欲しいだけなんです」

桜「カタチなんて関係ない。存在なんて関係ない。私の中にみんなを入れることができれば、それで……」

ライダー「…………」

ライダー(なんということでしょう…………まさか、ここまで汚染が進んでいるとは)

ライダー(今の彼女は、自分の考えがいかに破綻したものであるか、理解できていない……)

桜「それでは、ライダー。手筈通りに。きっと、セイバーさんとシャロさんは来るはずです」

桜「あなたは、セイバーさんを迎え撃ってください。それで…………」


ザッ


ライダー「!」

桜「…………ここを嗅ぎ付けるなんて。随分と勘がいいんですね」

桜「言峰綺礼――――!」

綺礼「勘? 否、お前自身が聖杯と繋がっている以上、ここ以外には考えられない」

綺礼「それにしても、皮肉なものだな、衛宮切嗣。お前が身命を賭して施した最期の悪あがきは」

綺礼「聖杯の気まぐれによって無に帰した。まあ、わずか10年で次が始まるなど、だれにも予想できなかったことではあるが」

桜「なにを言っているんです?」

綺礼「こっちの話だ。お前が気にすることではない」

桜「それで、なにをしにきたんです? まさか今更、この町のために私を殺しますか?」

桜「だとしたら愚策……こっちには、サーヴァントだっているんです」

綺礼「↓1(コンマ1桁目)」



1~5、「私はただ、それの誕生を見届けたいだけだ」

6~0、「間桐桜。お前の介入によって、私の望む結末はあり得なくなった」

綺礼「間桐桜。お前の介入によって、私の望む結末はあり得なくなった」

桜「……どういうことです」

綺礼「前回の聖杯戦争で、私はそれを……聖杯の中身を目の当たりにした。だが、あれは結局この世に生まれることなく死んでいった」

綺礼「セイバーが……衛宮切嗣が、拒絶し、破壊したからだ。聖杯に選ばれたマスターというのは、聖杯にとっては親のようなものだ」

綺礼「その親が、なにかを願うことによって……聖杯は、初めてこの世に誕生する。だが、衛宮切嗣はその責任を放棄した」

桜「親とか子とか……結構、ロマンチックな話がお好きなんですね」

綺礼「ロマンチック? 否、これはこの世の摂理だ。子には生まれる権利があり、親にはそれを受け入れる義務がある」

綺礼「なぜなら、子に罪はないからだ。生まれてからどうなるかなど分かりはしない。だから私は」

綺礼「あれが生まれる様を、この目で見届けたかった」

桜「へえ、そうだったんですね。だったら、私に協力してくれるんですか?」

綺礼「見届けたかった、私はそう言ったはずだ。すなわち、もう、私の願いは死んだのだ」

綺礼「間桐桜。アレは、お前と繋がってしまった。それはいい。使役され使役する、主従の関係であれば問題はなかった」

綺礼「だが、お前と聖杯の結びつきは強すぎた。お前の根底に巣食う憎悪が、絶望が、狂気が」

綺礼「アレの在り様を決定づけてしまった。生まれるのを待つまでもない。お前と繋がったことで、アレは」

綺礼「お前という存在の延長線上にしか存在しなくなった。もう、私が望んだ赤子はそこにはいない」

桜「…………」

桜「だったら、どうするんです?」

綺礼「たった一つの願いが死んだ以上、私を動かすものは一つしかない」

綺礼「この戦争の監督役として、お前を殺す」

桜「…………くだらない結論にたどり着いてしまいましたね」

ライダー「サクラ、私が?」

桜「いえ、いいです。あの人、前から気に食わなかったし。私が殺します」

桜「…………ああ、本当に。くだらない。視界に入れるのも不快なので」

桜「死んじゃってください」



ズズズズズズズズズズ

グアッ

ビチャァッ

――冬木教会――


イリヤ「私が残って、二人を守る。私の魔術じゃ、こんな法外な結界にどこまで対抗できるかわからないけど」

イリヤ「いないよりはましだと思う」

シャロ「わかった。任せたわよ、イリヤ」

士郎「っ……俺も、行く、ぞ…………」

イリヤ「バカ言わないで! 私やシャロですら抵抗するのでいっぱいいっぱいなのに」

イリヤ「シロウが耐えられるはずないじゃない!」

士郎「はあ、はあ…………っ!」

士郎「……悪い、桐間。桜の、こ、と…………」

シャロ「任せてください。引っ叩いてでも、連れ戻しますから」

セイバー「それでは、イリヤスフィール。行って参ります」

イリヤ「…………」

イリヤ「待って、セイバー」

セイバー「イリヤスフィール?」

イリヤ「令呪を以て命じる。必ず勝って、セイバー」キィィィィン

イリヤ「重ねて命ず。必ず聖杯を破壊してきて」キィィィィィィン

セイバー「…………!」

セイバー「承りました。必ずや」

イリヤ「頑張って。私のセイバーは最強だって、証明してきて」

セイバー「はい……!」

イリヤ「それと、シャロ。これ」

シャロ「…………? これは……」

セイバー「! イリヤスフィール……!」

イリヤ「セイバーはよく知ってるはずだから、聞いておいて。アーチャーの置き土産よ」

イリヤ「壊さないようにね。そんなに頑丈じゃないから」

シャロ「わかった。ありがと、イリヤ」

セイバー「ところで、シャロ。それは?」



へし切長谷部は↓1



1、「持っていく」

2、「置いていく」

シャロ「……持っていくわ。自己満足だってことはわかってるけど」

シャロ「これがあると、バーサーカーと一緒にいられる気がするから」

セイバー「……そうですね。私たちには、彼がついている」

セイバー「負けるわけにはいかない。もとより、負けるはずがない」

シャロ「ええ。イリヤ、こっちのことは任せるわね」

イリヤ「うん。…………二人とも」

イリヤ「また、みんなでご飯食べたり、遊んだりしようね」

セイバー「はい。必ず」

シャロ「トランプ以外にもあったはずだし、今度は一日中遊びましょ」

シャロ「…………それじゃ。行ってきます」

――柳洞寺・地下入口――


シャロ「ここまで派手に動かれちゃ、場所も分かっちゃうわよね」

セイバー「突入します。心の準備はできていますか、シャロ」

シャロ「うん。覚悟も、決まってる」

セイバー「魔術は、使わなくても?」

シャロ「ここから先は、聖杯から漏れてる魔力が強すぎて、ライダーの結界の影響が弱まってるみたい」

シャロ「だから、中に入ってから使った方が確実だと思う」

セイバー「なるほど。…………では」

シャロ「うん。行くわ」

シャロ「待ってて、桜……!」

――ブルーマウンテン道場――


アオヤマ「さて、本編・お昼の部はこのあたりで打ち切りです。そろそろ次スレですかね」

弟子二号「このまま本編を続けてしまうと、中途半端なところで『続きは次スレ!』になっちゃうので……」

アオヤマ「本編も佳境とはいえ、あと20レスで終わるとは思えませんし」

弟子二号「というわけで立ててきます。立てたらリンクを張りに来ますね」

弟子二号「立ててきました」


『【ごちうさ×Fate】シャロ「聖杯戦争?」第2羽【安価】』


【ごちうさ×Fate】シャロ「聖杯戦争?」第2羽【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411026868/)


アオヤマ「まずはこっちを埋めてしまいましょう。適当に埋めていただいてもいいのですが……」

アオヤマ「ただ埋めるにはちょっと残りが多いので、短編やりましょう。ルールはいつもと同じです」

弟子二号「あと、質問等も受け付けています。気になることなどあれば、お書きください」


・登場人物は『ご注文はうさぎですか?』または『Fate/stay night』に登場する人物のみ

 ※ごちうさに関しては、アニメ版、もしくはコミックス3巻までの登場人物に限ります

・上記二作品から、最低でも1人ずつ選出

※人物の代わりに、場所などを指定することもできます(ラビットハウス、衛宮邸など)

・R-18は無効



弟子二号「↓1さん。ご希望のシチュエーションと登場人物をお書きください」

○チノがセイバー(アーサー王)だったら、マスターは士郎


セイバー「あなたが私のマスターですか?」

士郎「え…………?」

士郎(なんだこの鎧に着られてる感。というか)

ティッピー「…………」モフッ

士郎(頭の上のそれはいったい……)


ランサー「はっ! 得物も見せねえとは、随分と卑屈な剣士がいたもんだなあ!」

セイバー「隠そうと晒そうと、私の勝手です」

士郎「おいお前! そんな小さい子に槍を向けるなんて恥ずかしくないのか!」

ランサー「うるせえ! こっちだって焦ってんだよ! どう見てもコスプレした小学生だもんなあ!」

セイバー「…………」ムスッ

セイバー「確かに成長は止まっていますが、現代に例えるとすると中学生です。そもそも」

セイバー「あの剣を抜きさえしなければ、もっとモデル体型になってたはずなんです」イライラ

士郎「じ、地雷だったか……?」

質問をシャロはどうして、へし切長谷部、を触媒にして織田信長(魔人アーチャー)を呼ばなかったんですか?

士郎「セイバー、好き嫌いはよくないぞ。大きくなれない」

セイバー「……サーヴァントは成長しませんから、別にいいんです。好きなものだけ食べてればいいんです」

士郎「それは違うぞ、セイバー。苦手なものを食べるってこと自体が大事なんだ」

ティッピー「そうじゃそうじゃ」

士郎「な、お前もそう思…………え?」

士郎「喋った!?」

セイバー「ティッピーです」

士郎「怖えええ。聖杯戦争怖えええ。なんで毛玉が喋るんだ……」



セイバー「士郎さん、今日はいっしょに寝ましょう。防衛を考えると、そうするのが一番です」

士郎「勘弁してくれ! 藤ねえや桜や遠坂に見られたら、俺の人生が終わってしまう!」

ティッピー「案ずるでない。勘違いされたその時は、現実にしてしまえばよい」

士郎「なんでさ」



アオヤマ「ロリアーサー……これはこれで」

弟子二号「少し席を外しますね。18時までには戻ってきます」

>>982
そもそも刀を取り寄せたのはランスロット召喚した後じゃなかったっけ

アオヤマ「18時に戻ると言いましたね、あれは(ry」

弟子二号「どうもすみません。遅くなってしまいました」

アオヤマ「質問をいただきましたので、お答えします」

弟子二号「でも、>>984さんの答えが正解なんじゃないですか?」

アオヤマ「確かに、>>982さんへの返答としてはそれでいいのですが、もう少し踏み込んでお答えします」

アオヤマ「千夜さんのコネを使えば、へし切長谷部に限らず、触媒となりえる聖遺物を入手することは可能でした。ただ」

アオヤマ「シャロさんたちはそうしませんでした。理由は大きく分けて2つ。まず>>177で千夜さんが仰っているように」

アオヤマ「日本のもの以外は、千夜さんにとって真贋の鑑定が難しいということ」

弟子二号「もし偽物を触媒に使ったら、なにが出てくるかわかりませんもんね」

アオヤマ「第二に、シャロさんの方針です。シャロさんにとって、聖杯戦争の勝利条件は生存して帰ることと、聖杯を託すこと」

弟子二号「いくら強くても、反りが合わないサーヴァントを召喚してしまうと、条件を満たせなくなるかもしれなかったんですね」

アオヤマ「ですからシャロさんは、あえて相性召喚を選択したのです」

アオヤマ「英雄の性格について記録が残っていても、それが本当である保証はありませんし」

弟子二号「そういえば、ひとつ訂正があります。読み返して気づいたのですが」

弟子二号「シャロさんの、焙煎回路による酔い方がバラバラでした」


VS凛 → 『回復特化』で酔う → 煽りEX

VSセイバー → 『視力特化』で酔う → 厨二病EX

VS綺礼 → 『視力特化』で酔う → 煽りEX


アオヤマ「ちょっとこちらでミスがありましたねえ……」

弟子二号「つじつま合わせ、と言ってしまうとアレですが」

弟子二号「焙煎回路による酔い方は、基本的にランダム、という解釈でお願いします」

弟子二号「さて……もう少しですが、どうしましょうか」

アオヤマ「私たちが適当に喋って埋めてもいいですけど……どうしましょう」

弟子二号「せっかくの安価スレですから、↓1さんに決めていただきましょう」



↓1



1、「アオヤマと弟子二号が適当に喋る(トークテーマに希望があれば併記)」

2、「短編(いつものルールで、人物とシチュエーションを指定、併記)」

アオヤマ「読者さんの疑問に二人でお答えする……なんか、ラジオっぽいですね」

弟子二号「それぽっく始めてみましょう」

アオヤマ「アオヤマと」

弟子二号「弟子二号の」


二人「オールナイトラビット!(夜とは言ってない)」

アオヤマ「3作目ですが、やる予定です。前回と同じように、完結したら次回の設定をコンマなどで決めます」

弟子二号「空気だった香風さんちの娘さんについては……ちょっと悩んでるところです」

弟子二号「ごちうさメインキャラの中で唯一本編に絡んでませんから、コンマなしで主人公にしてもいいんですけど」

アオヤマ「ちょっと確立をいじる程度にとどめて、またコンマで決めるかもしれません。まだ未定ということで」

「チノちゃんが出なきゃもう読んであげないよー!」

弟子二号「…………」

アオヤマ「…………」

弟子二号「知り合いの声が聞こえた気がしましたが、気のせいでしょう」

弟子二号「あと、1周目と2周目で主人公が変わってますので、しばらくは主人公は変えながらにする予定です」

アオヤマ「ごちうさのメインキャラの数を考えると、最低でも5周はやりたいところですね」

弟子二号「まだまだ先のことですし、どうなるかはわかりませんね。ただ、5次はもうやりつくしてる感があります」

弟子二号「桜さんルートにも入ってしまいましたし……」

アオヤマ「現在、アポクリファを読み進めているところですので、サーヴァントの選択肢がふやせればあるいは……」

弟子二号「アタランテさん、可愛いです。書いてみたいです」

アオヤマ「エクストラのサーヴァントが書ければ、たぶん問題は減るでしょう。隙を見て勉強してきます」

弟子二号「さて、こんな感じでよろしいでしょうか」

アオヤマ「お手数ですが、残りは埋めていただければ幸いです。質問等あれば、次スレのどこかでお答えしますので、遠慮なくお書きください」

弟子二号「本編も残りわずか……だと思います。もうしばらくお付き合いください」

アオヤマ「では、1スレ目は終了です。次スレにて本編の更新を再開します」

弟子二号「いったん中断します。後程お会いいたしましょう」

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