男「ヤフオクショゴス」ショゴス「まさかのりめいく」 (62)

男「どうも。>>1代理の男です」

ショゴス「どーもー。みんなのアイドルショゴスダヨー」

男「心にもねえことを言うなよな……」

男「そんな事はおいておきましょう。さて、このssは以下の成分を含みます。面倒だったりだるかったり面白そうじゃなかったらGo backしてください。ツマンネレスマジ止めて精神的にしんどい、と>>1こと」

ショ「そんなんだからssが面白くないんだ。もう少し冒険してみるがいい。もしくは、そうだな……ドSっ気を万全に出した閲覧者のツマンネレスを前向きに考えてみるとか?」

男「止めて差し上げろ。>>1の心はガラスを超えてトマトなんだから」


ルール

1.これは別ににゃるこさんとは関係ないです。

2.(結構自分勝手に解釈した)クトゥルフ神話がテーマです。

3.変な設定をこめます。寧ろ何その勝手な設定うぜえとオモワレなことありげ。

4.稚拙すぎ遅筆すぎ厨二すぎ萎えるかもしれない。

5.ヒント:>>1はFateに嵌っている

6.男「ふざけてオークションにあったショゴスを買ってしまった」のリメイクです。
一応これを見なくても読めるようにはしていますが忘れてる設定とかあるかもしれないのでそこんところはこっちを読んでちょ。

7.>>1はドMじゃないです。S発言は止めてください。本当に止めてください。フリじゃないです。結構しんどいんですツマンネ発言。

8.時々安価を出しますけどその後gdる可能性は前回の見るとものっそいひどく判ります。

9.メタ発言とか日常茶飯事。

10.以上のことが貴方が考えてる1.55倍ぐらいはしんどいです



それでもいいならGo you.

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408189754

――――それは、本当にどうでもいい事柄が引き金だった。

男「暇だ……そうだ、ヤフオクで面白いの売ってねえかな……」カチッ

男「……って、何してるんだろうな俺は……早く山積みになったエ□ゲの処理もしなけりゃ――――ん? なんだこりゃ」カチカチッ

男「『ショゴス売ります。釣りじゃありません』……? 何だこりゃ。頭イカレてんのか? ……って、今50円なのかよ……」

男「……まぁ、100円ぐらいだったらネタにも出来るか……買って見ますか、と」カチッ

 この時はまだ、俺は気付いてすらいなかった。
――――面倒な“彼女”を、手元に置くということに。

数日後

優美な郵便屋さん「お荷物でーす」

男「ん? あ、はーい」

トットット

ハイデハコレ

ア、ハイ

トットット

男「なんだろこれ……心当たりといえば……」

男「…………まさか」

男「……いや、それはない! 絶対無い! 断じてない!!」

ビリビリッ









ショゴス「テケリ・リ!」

男「マジかよ…………」







こうして、俺の狂った生活は始まった。

1日目(つか今)《土》

男「マジか……」

ショゴス(以下ショ)「テケリ・リ!」ウナウナ

男「うわこらてめえ! ちょ、何処に行く! そこの棚は止めてぇえええ!!」ダッダッダ

ショ「テケリ・リ!」ウネウネウネウネ

男「まて、待つんだ! ショゴォォォォォォオオオオス!!」ゼンリョクシッソウゥゥゥゥゥ

数時間後

男「ハァ……ハァ……こ、こいつ……なかなかやりやがる……」カタデイキ

ショ「テケリ・リ!」ジタバタ

男「うぉおおお!? う、動くな! 割れる! 瓶が割れる!!」(ショゴスは瓶詰めにされています)

ショ「テ・ケ・リ…………リィィィイイイイイイイ!!」バリィィィイイイン

男「うわぁああああ!!? ま、マジで割ってきやがったぁぁぁぁあああ!! そして破片が目付近にぃぃぃいいい!!」モンゼツ

ショ「テケリ・リ♪」

男「あ、あいつ……またどっか行きやがった……あぁもう面倒くせえ!!」

男「もういいや、飯にしちまおうか……って、もう昼かよ……あいつどんだけ」

男「…………いや、そんなことはもういい。忘れよう」ポイッ

男「……今日は、昨日の残りしか無いのか」

チチチチチチ チン♪

男「お、出来たか……」トットット

男「よっこいしょ、と」ドスン

男「……野菜炒め、好きだな俺」モッキュモッキュ

 <キャラクター情報が更新されました>
†――――――――――――――――――†
|                  |
|      名前 男        |
|                  |
| 身長 173cm 体重 61.1kg 童貞  |
|                  |
|    好物 野菜炒め エ□ゲ   |
†――――――――――――――――――†

男「……はぁ、しっかしさぁお前」チラッ

ショ「テケリ?」

男「いや、テケリ? じゃねえよ。何で飯になった瞬間出てきてんの? あれなの? 暴食魔なの?」

ショ「テケリ?」

男「……まぁ、人の言葉なんかわかんねーか。ほらやんよ」モッキュモッキュ

ショ「テケリ・リ!」ムチャコムチャコ

男「……しかし、本当にお前何なんだ?」皿洗い中

ショ「テケリ?」

男「……とりあえず、クトゥルフ系の本でも読んで復習してみますか……」

ショ「テケリ・リ!」ピョンピョン

男「遊べってか? 嫌だね」

ショ「テケリ……」ショボン

男「あ、いや、今は無理だが、後でならばりばりオッケーだからな?」

ショ「テケリ・リ!」パァァァアア

男「……お前、俺の言葉理解してるよな?」

男「……んと。ショゴスが載ってるのは……これだっけか」

男「んーと……」パラパラ


男「疑念が確信に変わった。お前、理解してるな?」

ショ「テケリ?」

男「かわいこぶってももうわかってるからな。つか、そもそもてめぇただのアメーバじゃねえか。かわいこぶってもキメエだけだし」

ショ「テ、テケリ・リ!!」

男「…………」

ショ「テ、テケリ?」

男「ぶふぉほ!! 全然わかんねーやAHAHAHAHAHA!!」

ショ「テ、テケリ……リィィィイイイイイイ!!」ダダダダダ

男「アッハッハッハッハ!! ……え、ちょ、おまやm((

アァァァァアアアアアアアッァァァァァァア ッ


男「おま……け、結構パワーあるんだな……」

ショ「テケリ・リ!」ムフッ

男「……こいつは、怒らせねえほうがよさそうですな……」

今日はこれだけ。

書き打めはまだまだある

深夜

???「…………」

男「…………」スゥスゥ

???「……まるで女だな。なるほど、奴が好むだけある、か――――」


???「ふむ。あと何日で満月かな」

2日目《日》

※3日連休中です

男「最悪の目覚めだ」

ショ「テケリ・リ?」

男「起きた瞬間アメーバモンスターが顔面に張り付いて居ただなんて……あぁ、これが女子の豊満な乳ならばどれだけよかったか」ドヨォン

ショ「テケリ・リ?」

男「……もういいや。飯食って、さっさとこいつへの対抗策でも考えておこうか」



男「……って、インスタントラーメンしかねえ……」

ショ「……テケリ・リ……」

男「……すまん」

男「……ごっそさん」フー

ショ「テッケリ・リ」リー

男「何か話し方変わったぞさっき」

ショ「テケリリ?」

男「つながったし……」

ショ「テッケリーン」

男「お前何なの一体」

男「さてと。こいつをどうにかしないとな」

男「とりあえず、返品するという手は――――」

ショ「テッケ、テッケ、テ・ケ・リー」破壊され行くダンボール

男「……止めておこうか。つか無理だ」

男「――――そういえば、何であいつはダンボールの中でおとなしく収まって居たんだ?」

男「……謎が類を呼んだか」

幼「何言ってるのよあんた」

男「お、ようアホ娘」ビシッ

幼「誰が……」

男「久しぶりだな、何の様だ――――ってあ!! ちょっと待ってくれ幼馴染、今ちょっと……」バタバタ

幼(幼馴染ダヨー)「? どうかしたの」

ショ「テケリ・リ!」ドロドロ

男「―――――――――――――――」言葉に出来ない

幼「あ、玄関にいた奴」

男「……お、おま、おまままま」

幼「何、あれ。ラジコン?」ビシッ

ショ「テケリ・リ! テケリ・リ!」

男「え!? あ、あぁそうなんだよ! いやーヤフオクで面白そうだったからさー!」

幼「リモコンは?」

男「お、オートだからそゆの無かったんだ!」アセアセ

幼「ふーん……まぁいいわ。今日はちょっち野暮用でね」

男「お、おう、どうした?」

幼「ほら、私って頭良いし、勘もすごいから探偵やってるじゃない。でね、なんか変な依頼人が『コレ』を調べてって言ってどっか行っちゃったんだよねー」コト

男「……! これ……まさか……」

表紙に書いてあったのは衝撃と恐怖の文字列。

――――The King in Yellow。日本語に直すなら、『黄衣の王』。

 読みし生者を狂気の連鎖へ落とす魔性の本。嘗て、これによってどれだけの人が狂気へと陥れられたか。……しかしそれは、クトゥルフ神話の一つの物語での話。
 そんなものと同名の本が出ても、以前の俺ならば「へぇ~、ちょっと貸してくれない?」ぐらいの軽い気持ちでそれを読んだだろう。

――――だが今は違う。その空想物であり、架空の存在である彼――彼女かも知れないが――、ショゴスが今、此処にいるのだ。
 冷や汗が俺の頬を伝う。それを見た幼馴染が、「どうしたの?」と声をかけると、俺の意識は正気に戻った。

男「ううぇ!? あ、あぁいや……よく似た題名の本を知っていたからさ」

幼「ふーん、やっぱり。なんか、こういういかがわしいのはあんたにまかせりゃいい、か」

男「いかがわしいって何なんだよ。ほら、よこせ」

幼「ん。もらい物だから、汚すなよ?」ポイ

男「……ならてめぇも投げんじゃねえよ」キャッチ

幼「あーあーあー聞こえないよー。じゃあさっさと退散させてもらうよー」スタコラ

男「お、おい!!  ……ったく」

今日は此処まで。
それではまた

男「――――The King in Yellow……黄衣の王、か」

ショ「テケリ?」

男「……ショゴス、もう二度と人前に出るなよ。次やったらフォローのしようが無いからな」

ショ「テケリ・リ!」ピョンピョン

男「お、おい! 跳ねるなアホ!!」

昼食後

男「……さて、これなんだが」

ショ「テケリ?」ヒョコ

男「なあショゴス、ちょっとこれ読んでくれない?」

ショ「…………」カキカキ

男「……器用だなお前。鉛筆持てたのか」

ショ「テケリ!」チョイチョイ

男「ん?」














『お断りだ 童貞』






男「……お前、いや、何時言葉を覚えたとかは置いておこう。どうやら知能は人並みにあるみたいだしなぁ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ショ「テ、テケリ?」

男「だがな……どーてーって何かな、え? どーてーってさぁあああ!!」バンッ

ショ「テ、テケ!?」ビク

男「これがまだ馬鹿とか阿呆とかだったらいいが――――童貞だ? 打ち首にしてやるこの異形の怪獣ーーーー!!」ドタバタ

ショ「テ、テケリ・リーーーー!!」ドタバタ


ドンッ


オイ! ウッセーゾ!!

男「あ、すんません」

深夜

???「…………」

男「……どぉていって……なんだよ……ばか……」グスグス

???「……泣き寝入りするとは、子供か、君は」

???「……まあ、何。嫌いではないが、子供は」

???「しかし、異形の怪獣ねぇ……あっているんだか、そうじゃないんだか……鈍感なのかよくわからないね、君は」

三日目《月》


昼食後

男「忘れてた。これ」つコウイノホン

ショ「テケリー」

男「どうすっかなーこれー」

ショ「テケリ!」

男「読めよって? いやだね。死にたくない」

ショ「テケリ!!」ゴバー

男「迫力出されても読まない」

ショ「テケリ……」ショボン

男「落ち込んでも読まない」

ショ「テケリ・リ!」

男「ならどうしろって? 知るか」

ショ「…………テケリ」グス

男「おい、マジ泣きするな。うん、悪かった。悪かったってばおま」アセアセ

就寝時


男「そして結局読まねえとはな……」フトンモグリ

ショ「テケリ・リ」コソコソ

男「おい。何こっそり俺の布団に入ろうとしてるんだ化け物」

ショ「テケリ!」ホコホコ

男「……何時もはぶら下がってるのに、おかしな奴」ハァ

ショ「テケリ?」

男「いーよ、好きにしろ。どうせそろそろ洗濯しようと思ってたとこだ」ゴロン

ショ「テケリ!」パァァ

男「ただし、あまり汚すなよ。落ちなかったらただじゃおかねえからな」

ショ「テケリ!」ビシッ

男「……十一月だからかな。さみいのかもな」

深夜

???「…………」ゴソゴソ

???「うん……私は何をしているんだ?」

男「……ショ、ゴス……」

???「!!?」

男「……お前、何してんだよ……ああ馬鹿、むっちゃ液だらだら出てるから……ちょ、おま巨大化とかすんの……」スゥスゥ

???「…………寝言、か。……驚かせてくれるな、君は」ツンツン

男「むにゃ……ちょ、おまどこさわ――――こらやめろショゴス……幼馴染になるの反則……」スゥスゥ

???「……どんな夢を見ているんだ。私に変身能力は……ああ、あったか。でも巨大化は無いぞ、巨大化は」

???「……いけないな。どうもあの喋り方だとおかしくなってしまう」

???「……知るか。寝よう」モゾモゾ

四日目《火》

朝食後

男「いいか、ショゴス。俺は学校に行ってくる。今日部活は無いから四時には帰ってくる。飯は用意しておくから勝手に食え。理解したらテケリ・リと二回鳴け」

ショ「テケリ・リ! テケリ・リ!」ピョンピョン

男「よし――――あぁ、あとそれと戸締りよろしく。……絶対に、外に出たりするんじゃねえぞ。いいこだから」バタン

ショ「…………」ウネウネ

ショ「いい子だから、ね。……私を子供等と勘違いしてるんじゃないのか、あの童貞は」

学校

友「良くぞ参った我が親友よ。汝、我に力を貸す気にはならぬか」

男「……何だ、その笑い方は」ガラガラ

友「ん、昨日ちょっと読んだSSの主人公がこんな喋り方だったんだよ。で、貸してくれ」

男「……えっと、何を」

友「金」

男「無理」

友「そんにゃ……」(´・ω・` )

男「金が無いのはお互い同じだ。ちなみに、いくらだ」

友「二万ほど」

男「死んどけ」

女「元気だね、二人とも」

男「あ、おはようございます、女さん」

友「そうだよ女さん、こいつ元気すぎて朝立ちがまだ収まってないんだよ。こいつ」

男「そりゃてめえだろ、何あらぬ疑惑を作ってるんだこの蛸頭」

友「蛸頭!?」

男「だって触手っぽいじゃん、その前髪」

女「あ、それはわかるよ、触手」

友「なん……だと……?」

幼「おはー」ガラガラ

男「お、よっす」

女「…………」

幼「ん。あぁ何だあんたか。あれ、どうなった?」

男「ん? あぁこれな。何か一人で読むの怖かったから持って来たぜ」ゴト

友「――――? これって、何か知ってるぞ俺」

男「あー……前に教えたと思うけど、クトゥルフ神話じゃ結構ポピュラーな奴なんだけど、黄衣の王の本だよ」

女「黄衣の、王?」

女「なんか、怖いね」

幼「何? 男、そんなの本気で思ってんの? 女かあんたは」

男「思ってねえよ男女。……いやでもさ、物語と同名の本とかちょっとびびらんか?」

幼「びびらん。あと、おとこおんな止めろ。一応気にしてるんだぞ、それ」

友「なら乳をもうちょっとおっきくしなきゃ――――がべし!!」ドゴッ

幼「――――――蚊がいたぞ。取ってやったから感謝しな」

女「……暴力性なところも直さなきゃいけないよね、これじゃ」コソコソ

男「……同感ですね」コソコソ

幼「あ゛?」

男「なんでもないぞ乳無し子よ」













友「…………ぶふっ」

女「あー……」

幼「…………ほう」

男「――――あ」


エターナルフォースブリザード!! アイテハシヌ!!

オバアアアアアア!!?

ドゴオオオオオオン


女「~~~~……はぁ」アタマガイタイ

昼休み  屋上

男「――――身体は苦痛で出来ている」

女「なに、それ」クスッ

男「いや、好きなゲームの一文を変えた奴ですよ。……まあ、ちょっとアレな」ストッ

女「へぇ……そういうのやるんだ、男君って。結構意外」ストッ

男「そっすか? ……そういや、友にも同じこと言われた気がする」パカッ

女「そうなの? どんな風に?」

男「曰く……『お前みたいなフェイスが言っても冗談としか思えないが』と……」パクパク

女「あ、わかるよ、それ。ってあと食べるの早いね……」パカッ

男「……食べられる時食べておかないと、しんどいですからね」パクパク

女「……凄く、いいこといってることは言ってるのは判るけど……食べながらはマナーが悪いよ?」クスッ

男「サーセン、癖でした」

女「ふふ……」パクパク







教室

ゴソゴソ
???「……存在不適合物(バッドパーツ)、か。ふむ、何が起きてるのかな、今は――――」

???「――――まぁ、何。面白そうな開演だこと…………」





下校時

幼「男、早く帰るぞ」ガタッ

男「む、あぁすまない。今日は久しぶりに女さんと帰ることにした。最近、お前と帰ることが多かったから」ガタッ

幼「なんだよそれ。最近って、ものの三日くらいじゃないか」

男「そうだったか。ま、じゃ」シュビッ

幼「ん。ちゃんと送ってけよ色男」ヒラヒラ

男「黙れよ色女」タッタッタッタッタ

幼「……言う様になったね、あいつも」

幼「……まあ、絶妙に意味を履き違えてるんだけどさ」

友「な――――幼馴染が男と一緒にいない、だとぉ!?」ガガーン

幼「むぅ、何だその言い方。まるで私があいつの腰巾着みたいじゃないか」ムスッ

友「え、違うのきゃ?」

幼「――――シャイニングウィザードかけても、よろしくて、よ?」

友「あ、結構です。失礼しましたー」タッタッタッタッタ

幼「……ったく。……しかし、腰巾着ねぇ……なんというか、私には丁度いい言葉だね、こりゃ――――」

女宅

女「今日はありがとう。寄ってく?」

男「いえ。……家には大飯喰らいがいるんで、早く餌やらないと死んじまうかもしれませんので」ペコリ

女「そう……じゃあまた。ペットはちゃんと愛情を持って育てるんだよ?」

男「わかってます。そんじゃ」タッタッタッタッタ

女「…………ペット、ねぇ……」


男「さってと……女さんとも帰れたし、今日はいい日だったなー……」グフフ

男「……あ?」

リーマン「…………」スタスタ

男「……なんか、半魚人っぽかったな」

アパート 男の部屋

男「戻ったぞアメーバ…………っておい」

ショ「テケー……リリー」スヤスヤ

男「……判っちゃいたけど、テケリリーじゃねえよ……なんだこの惨事は……」ガサガサ

男「あーあー……カーテンとか全部駄目にしやがってこんの馬鹿アメーバが……」アシゲッ

ショ「テケー」ドロドロ

男「のぁ!? 溶けやがった! きしょ!!」バッ

ショ「……テケリ・リ」ムスッ

男「お、起きたか糞ゴス。何てったってこんな事をした。言ってみろ……じゃねえな、書いてみろ、おい」

ショ「…………」カキカキ

夕食前

ショ「テケリー」ツンツン

男「…………」

ショ「テケリー」ツンツン

男「……飯は、やらんぞ」

ショ「テケリー!」ドゴッ

男「が!?」フワッ


ドスッ


男「背骨がッ!!」

ショ「リリー!!」

男「……はぁ。良いよ、ったくどうせ言うこと聞きゃしねえ……」サッ

ショ「テケリ!」モヒャモヒャ

男「…………だーくそ。一瞬可愛いと思った自分が情けねえなぁ畜生」ガツガツ

ショ「テケリ?」モヒャモヒャ

男「黙って食え単細胞」

ショ「…………」ジトッ

男「……すまん、なんかごめん」

ショ「テケリ!」モヒャモヒャ

男「……なんだかなぁ……俺が飼われてるみたいじゃんか、まったく」ムシャムシャ

深夜

???「……今日は、よくも悪口雑言言ってくれたじゃないいか。え、男」グイグイ

男「ふがっ……」スヤスヤ

???「……えい、えい」ツンツン

男「ふが……ほが……」ビクッビクッ

???「……なんか、面白いな」

男「…………」スゥスゥ

???「……えい」ポスッ

???「……まあ、ちょっとは私も悪かったか、すまんな、男」ウトウト

五日目《水》

男「…………」

ショ「…………」スヤスヤ

男「…………何故に、俺の布団の上で寝てるかな」

ショ「……テケェ……リリ?」パチッ

男「よ、ショゴス。何故俺の上で寝ている」

ショ「…………テケ、リ?」カシゲ

男「……あー、もう怒ってないぞ、うん。別に言うの忘れてた俺がいけないんだし」

ショ「テケリー!」バッ

男「フライングショゴスポセイドン!?」ドサァッ

朝食後

男「……よし、じゃあ行ってくるぞ。……いいか、絶対に、絶対に汚したり壊したりするなよ?」ネンオシッ

ショ「テケリ・リ!」ビシッ

男「あ、あと。昨日言い忘れてたけど、あっちの棚のものは弄ったりしないでくれ。……まあ弄っても良いけど、壊したりしたら、燃やすから」

ショ「テケリ!?」ビクッ

男「…………一応言うが、本気だからな? じゃ、行ってくる。留守番頼むぞ」ガチャッ

バタンッ

ショ「…………」チラッ

ショ「……クトゥルフ関連で埋まってるな」

 <キャラクター情報が更新されました>
†――――――――――――――――――†
|                  | 
|                  |
|   男の好物 +クトゥルフ関連  |
|                  |
|                  |
†――――――――――――――――――†

学校


男「うーにゃー」ガラッ

幼「うわ、キモ」DONBIKI

男「……酷くないか、流石に」

友「いや、俺も引いたから」

女「わ、私はちょっと可愛いかなー……なんて!」フォロー!

男「……女さんだけだよ……助けてくれる人は」ゥゥ

校舎裏 昼食

幼「今日はあの子と食べないのね」モヒャモヒャ

男「流石に二日連続は……っていうか、サンドウィッチで大丈夫なのか、お前。陸上部だったろ」パクパク

幼「陸上部止めました」モヒャモヒャ

男「!? どうして。……足速かったのに」

幼「何か、飽きた」モヒャモヒャ

男「な、なんかって……」

幼「私は探偵になるの。そんな体力馬鹿みたいなことしたくないの」モヒャモヒャ

男「……一応言うけど、体力は必要だと思うぞ、探偵」パクパク

幼「そうかな。別に体力の限界なんて栄養ドリンクがあれば大丈夫でしょ」ゴクン

男「身体に悪いぞ、ドーピングは。捕まえる時とか、逃げられた時足速いほうが有利だろ」パクパク

幼「教えてあげるけど、探偵はそんなことしないから。やるとしても浮気の調査とか、そんな程度。……警察じゃ馬鹿馬鹿しくてやってらんない、っていうのが探偵に回ってくるだけ。漫画やアニメみたいにはならないから」スクッ

男「…………でも、お前だったら漫画やアニメみたいに活躍できると思うぞ、俺は」パクパク

幼「……もしかして、褒めてたりするの、それ」

男「んー……どっちかと言うと、怒ってる。そういう風に卑屈になってるお前に逆ギレしてるだけ。ただの自己満足だよ」パクパク

幼「逆ギレにしては、静かなのね」

男「反抗期も静かだったろ、俺。……多分、うるさいのは性に合わないんだ、きっと」パクパク

幼「……そう。でも、やめちゃったもんはしょうがないからもう戻らないからね」

男「わかってる。部活なんて自分の好き勝手で十分だしな」パクパク

幼「……あと、食べ終わるのまだ?」

男「ん。もうちょっと待って」パクパク

放課後

ガヤガヤ

男「……そういや、お前今何の部活に入ってるんだ?」

幼「ん、あぁ……確か、生命保護同好会、とかだったような」

男「……なに、その同好会とやらは」

幼「ん? いや、私もあまり出ちゃいないからよくわかんないけど、読んで字の通り、だとよ」

男「なんでそんな……」

幼「暇だったし、入らないよっかマシだろ、とね」

男「じゃあ他に新聞部とか入ればよかっただろ。あそこ部員少ないんだから、もしかしたら同好会に格下げされるかもしれないって部長さん嘆いてたし」

幼「……口ぶりからして、女かそいつ。お前、女関係になると直ぐ甘くなるからな」ジトッ

男「あ? あぁいや、そういうことで無くてな、まあ部長さんいい人だけれども」

幼「はぁ……もういい、面倒だ」ガタッ

男「お、おい」ガタッ

幼「帰る。お前も早く帰れよ」

男「いや待ってくれ。俺も一緒に行くから」

幼「は? ……女さんは」

男「部活に決まってるだろ。一緒に帰る人がいないんだよ。同じアパートなんだから一緒に行こうぜ幼馴染」

幼「……お前、部活は」

男「どうせ、俺も幽霊部員だからさ」

幼「……ちなみに、何部だ」

男「……心理学的ミステリー研究愛好会」

幼「ブッ……お前、そんなの入ってたのか……」クク

男「わ、笑うこた無いだろ。……面白そうだったんだから」

幼「くくく……そう言えば、お前ってそういう奴だったよな。うん、うん……」

男「……なーんか馬鹿にされてるようなんだけど。なあ、牛乳女」

幼「あ゛? 何か言ったかキモオタ童貞」ピキッ

男「……おい、後でお前んちに行くからちょっと待ってろ。腕相撲だ。……百勝百負一分二〇一勝負……あれ、そろそろ終わらせようぜ、売女」

幼「上等だエロオヤジ。負けた方は罰ゲームとして……そうだな、タバスコ20本一気とかどうだ?」

男「ふふふ……後悔すんなよクソビッチ」

幼「お前こそ、後で泣いても知らねえぞヤリチン……じゃなかったな、チェリーボーイだったか、お前」

男「……ふ、ふふふふふふふ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

幼「……く、くくくくくくく……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


モヴ「あ、アツいッ! 何だ、この熱さは…………ッ! ま、まるでサハラ砂漠(さヴぁく)を降臨させた様な――――」

女子「田中君、うっさい」

モヴこと田中「あ、はい……」










 結果。

 負けた。楽勝に。

幼「お前……衰えたな」ヤレヤレ

男「……何故だ? 家の奴に力吸われてるのか……?」ガクッ

幼「ほら、準備ももう出来てるから、はよ飲め」

男「…………幼馴染、サン……やっぱりやめましょうよ、ねぇ……これ一本でも致死量のあれですよね……」

幼「む、何だ? まさか怖気ついたか。……仕方ない、それではこっちの氷風呂に肩まで使って一時間と言うのは……」

男「一番っ、男! 逝きます!!」バッ

幼「おーやれやれ。永久に一番のターンだがな」パチパチ

男「うぉぉぉぉおおおお!! 死ぬなぁぁあああ!!」ゴクゴクゴクゴク

男の部屋(幼の部屋の真上)

男「ぉ、ォォォォォ……」ギュルルルルルルルル

ショ「テ、テケリ!?」ピョンピョン

男「ォォォ……今日は、綺麗じゃねえか……畜生……なんで、こんな日ばっかり……うぐ……」ギュルルルルルルルルル

ショ「テ、テケリ! テケリ!」

男「――――糞、すまない、ショゴス……俺は今日、死ぬらしい――――ガクッ」

ショ「…………」

男「はらがー……しぬよう……」シクシクスヤスヤ

ショ「……下から物騒な声がしたと思えば……おい、男。何をしたかは知らないが、そのままだと脱糞するぞ」チョイチョイ

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