貴族「こちら側について頂きたい」騎士「給金次第」(52)

貴族「単刀直入に云わせても貰いましょう――こちら側について頂きたい」

騎士「こちら側、とは」

貴族「とぼけなくても結構ですよ。今現在、貴族派と王族派でこの国の裏は割れている。貴公にはこちら側のコマとして動いて頂きたいんです」

騎士「……私は姫様に仕える騎士であります。この場で今すぐに断罪しても、」

貴族「お金、必要なんでしょう?」

騎士「……ッ!」

貴族「調べはついています」

貴族「貴公は忠義で姫に仕えているんではない。お金が必要だから仕えている。そうでしょう?」

騎士「それは……」

貴族「こちら側に着けば……そうですね」パチパチ

貴族「これくらい出します。どうでしょうか」スッ

騎士「……頂戴いたします」

貴族「はっはっ! 良いですよ、貴公みたいな忠義で頭が固まっていない人間は! 武人でも話のわかる人間がいるんですね!」

貴族「……いえ、今のは武人を馬鹿にするような発言でしたね。申し訳ない」フフッ

騎士「気にしておりません……事実ですので」


貴族「しかし……貴公はなぜ、そこまでしてお金を必要とするんですか? なにか理由が?」

騎士「母が……」

貴族「お母様が? もしかしてご病気でしょうか?」

騎士「…………」

貴族「いえ、云いにくいなら結構ですよ。……いや、しかしそうですか。そうだ! この度の計画が完遂したら、私の知っている腕の良い治療術師と薬師を紹介しましょう。大いに役立つと思いますよ」

騎士「……宜しいのですか? それは助かりますが」

貴族「いえいえ、この計画は貴公あってのものなんですから、ね」クフフッ

――――――

――――

――

姫「思ったのですが」

騎士「ん? なんだい」

姫「現在、王国の転覆を企んでいる貴族が暗躍しているという話は知っていますね」

騎士「ああー、レストランで姫様を襲ったやつの大本ね」

姫「……もしも、本当にもしもですよ。アナタがその貴族に謀反を促され、そしてものすごい給金を確約されたら」

姫「いえ、本当に本当にもしもですよ? その、寝返ったり、裏切ったり……しますかね?」

騎士「ちょっと姫様、僕を見くびっているの?」

姫「そ、そうですよね。裏切るなんてそんな、」

騎士「当然即答で裏切るに決まってるじゃんか」

姫「うわああああん!!!」イヤァ!

騎士「ちょっと姫様、どうしたの」

姫「う、裏切るのですか!?」

騎士「いや、そりゃあ姫様の云うものすごい給金ってやつが確約されるならねー」

姫「不敬罪です! いや反逆罪です! 逆賊ですぅ!」

騎士「ちょっと姫様。僕はまだなにもしてないって」

姫「まだ!!! まだって云いました!!!」ホラ!

何かイヤな騎士だな

騎士「いやちょっと待ってって。言葉のあやってやつだよ。それにこれはもしもの話でしょ?」

姫「それは、そうですけど……でも、もしもが起きたら裏切るのでしょう!?」

騎士「うん」

姫「即答! 簡潔! 迷いがありません!」

騎士「僕はこういう人間って知ったでしょ?」

姫「……いえ、そんなこと云ってアナタは実は優しい人なのでしょう?」

姫「この前の少年の件で知りました。アナタは口で色々と悪そうなこと云ってますが、本質は善良だと」

姫「これは、あれですね。芸風というやつですね」ドヤーン

騎士「…………」

姫「どうしたのですか? 黙って。図星ってやつですかね」ドヤヤーン

騎士「…………」

姫「ちょっと聞いてますか? もしもし?」ドヤー?

騎士「…………」

姫「もしもし! もしもし!!!」

騎士「……っん? ああ、なにかな? 姫様」

姫「いえ、いきなり黙り込んでしまったので、どうしたのか……」

騎士「いや、単に姫様の許で働いていくのと、貴族に寝返るのとで、どっちが僕に得が出るのか考えてただけだよ」

姫「あ、なんだ……ってええええええ!?」

騎士「びっくりするなー。叫ばないでよ」

姫「え、だって、いきなりどうし……えええええ!?」

騎士「どうしたの姫様? 叫び過ぎだよ」

姫「いやなんで今夜の夕食を考えていた、みたいな軽さで謀反を企てているのですか!」

騎士「姫様が僕のありのままを芸風とかなんとか云うから謀反したくなってきちゃって」

姫「意味がわかりません!」

騎士「僕の素の性格すら信じてくれない主君に仕えるなんて耐えられないよ……」

姫「謀反を企てる素の性格なんて信じたくすらありません! というかアナタはお金で主君を鞍替えしようとしてるでしょうが!」

騎士「……別に僕はお金を貯めるのが好きなわけじゃないって云ったでしょ?」オボエテル?

姫「あ、そうでした! 貰ったり払ったりの瞬間が好きだったのですよね」

姫「だったら別に高いお金を積まれようとも、謀反する義理はありませんね。冗談、ということですか」

騎士「いやお金を貯めるのが好きなわけじゃないけど、貰う瞬間のお金が多ければ多いほど嬉しいし楽しいから、高いお金積まれたらバリバリ謀反する」

姫「やっぱり謀反するのですか!!!」モウヤダッ!

前作も全部見てたよ

騎士さんブレないなぁ・・・

なんだかんだで姫様が無事なストーリーなら何でもいいです。姫様お幸せに


騎士「だからもしもでしょー」

姫「……アナタを疑うわけではありませんが……いえ、疑うもなにも自分から謀反宣言してしまっているのですが」

姫「一部の貴族の間に、アナタを引き込もうとする動きがあるらしいのです」

姫「まだアナタに接触はしてきていないようですが……」

姫「当の本人がこれでは……心配を通り越してもう困憊です……」

騎士「あ、昨日貴族の人にご飯誘われたから行って来た」

姫「うおおおい!!! です!!!」

騎士「姫様言葉遣いが悪いよ……少年みたいな後付敬語になってるー」ヤレヤレ

姫「こ、こ、言葉遣いなんてどうでもいいでしょう!!! それよりアナタ!!!」フーッ!

騎士「僕がどうしたの?」ンー?

姫「なんでホイホイお食事なんかに出向いているのですか!!! それどう考えても引き込もうとしているでしょう!!!」シャーッ!

騎士「そうかな?」ハテ?

騎士「ちょっと僕じゃ絶対に行けないような超高級店を奢って貰いつつ、色々と現在の待遇とかについて訊かれた程度で、他には特になにも……」

姫「それです!!! そこです!!! 完全にそれアウトです!!!」


騎士「今日の姫様はちょっとばかし声が大きいよ? はい声量落としてー」

姫「だ、誰のせいで……っ!」ゲッホゲッホッ

騎士「ほら、むせてるしね」スッテーハイテー

姫「本当に、アナタは……っ」スーハースーハー

騎士「別に大丈夫だって。あんな高級料理を奢ってくれるすごい良い人に唆されたって、謀反なんか起こさないよ」

姫「懐柔されてきてます! 無意識ながら好意的になってます!!!」

騎士「姫様は心配性だなー」

姫「配下がいつ寝首を掻いてくるかわからない状況を楽観できないだけです!」

騎士「僕は騎士だよ? 寝首を掻くだなんて……やるなら正々堂々正面からに決まってるじゃん」

姫「そうですよね寝首を掻くなんて卑怯な真似は……って違います! 前提がおかしいです! 別に方法の卑怯さを心配しているわけではありません!」

騎士「えー? どうすればいいのさ」

姫「裏切らなければいいのです!!!」


騎士「わかった、裏切らないよ」

姫「本当ですか!?」

騎士「うん。どんなに高級料理を出されようとも、どれだけお金を積まれようとも……え? そんなに? 本当? えー、それならそっちに――」

姫「ちょっと! ちょっと騎士!」

騎士「――……どれだけお金を積まれようとも、裏切らないよ」

姫「口に出てましたからね! 想像の中のアナタは少なくとも裏切ってましたからね!」


騎士「あくまで想像だからさ」

姫「裏切る自分を想像する時点で、現実に起こったときの対応は明白でしょう!」

騎士「誘われなければいいんでしょ?」

姫「もうお食事に行ったりしてるじゃないですか!」

騎士「……これは、うん……詰んだね」

姫「勝手に諦めないでください!!! アナタがお金に目を眩ませなければいい話です!!!」

騎士「別に僕の目はお金に眩んだりしてないよ」

姫「本当ですか……?」

騎士「僕はお金を明瞭な視界で見つめた結果、お金には勝てない無理だと判断したんだ」

姫「たち悪いです! なおのことたちが悪いです!」

騎士「……もう、どうすればいいのさ」ヤレヤレ

姫「だからなんで私がわがままを云ってるみたいな対応なんですか!」モウッ


騎士「じゃあ姫様を安心させるために僕は裏切らない、と仮定するよ?」

姫「仮定ですか……」

騎士「とりあえずね。それで、どうすれば姫様は僕が裏切らないという仮定を信じてくれるのかな」

姫「それは当然、アナタが私に忠義を……は無理そうですけど……えっと、なんといいますか……お金だけではない私への気持ちと云いますか、親愛の感情などを持っているのであれば……」

騎士「友達未満恋人未満」

姫「そ、そうでした……アナタが私に向けてる感情はほとんど他人でした……っ!」ウグッ

姫「これは……詰みましたね」

騎士「でしょ?」ネッ?

姫「なんでそんな陽気なのですか! お高い料理とお金で唆されたら謀反率100%の騎士なんてどこの世界にいるというのです!」

騎士「ここに」

姫「云うと思いました!!! それとなんでここでゲス顔なのですか!!!」


姫「もう……私はどうすれば」

騎士「でもね、ここだけの話……僕はこれでも姫様に恩義を感じているんだ」

姫「え……?」

騎士「前に姫様にはご飯を恵んでもらったからね。あのときの恩義は忘れてないよ」

姫「私への恩義ってあのレストランで奢ったことだけなのですか!?」

騎士「……だから、たかが一回貴族の人に料理を奢ってもらった程度じゃ、寝返らないから安心して?」

姫「いや私も一回しか奢ってませんから相殺扱いで、もう一度奢られたらやすやすと貴族側についてしまう計算でしょうそれ!」

騎士「まあまあ姫様。もう誘われても一緒にご飯食べに行かなければいいんでしょ? 簡単だよ」

姫「……普通なら簡単でしょう」

騎士「普通じゃない僕ならすごく簡単ってことかな」

姫「普通じゃないアナタだから心配なんです!」

騎士「いやいや、本当に大丈夫だよ。ご飯で釣られるような男じゃないよ僕は」


姫「その点は信用なりません……」

騎士「えー? そんな食いしん坊キャラと思われてるの僕?」

姫「料理に、というより高いお金の掛かる高級料理に釣られてしまいそうなところが信用ならないのです!」

騎士「給金と同じで、高いものを振舞って貰えるのは嬉しいし楽しいからねー……。まあしょうがないところもあるさ」

姫「しょうがないで済ませてしまうところがどうしようもないのです!」

騎士「うーん、そうは云っても僕をずっと監視しとく術なんかないわけだし、姫様には僕を信頼することしかできないんじゃない?」

姫「ええそうですよ! 私はアナタを信頼したいのです!」

騎士「あとはホラ、神様に祈っとくとかね」カノゼンノウシンニデモサ!

姫「神様に頼らなくてもアナタが決断すれば問題ないのです!」

騎士「結果は神のみぞ知る……ってやつだね」

姫「アナタが知ってなくちゃオカシイのです!」モウッ!


姫「わかりました……私はアナタを信頼します!」キメマシタッ!

騎士「おっ、本当? じゃあ僕もその期待に添えるよう頑張るよ!」

姫「……本当に信頼しますからね?」

騎士「大丈夫。大船に乗ったつもりでいればいいさ」

姫「信頼はしますけど、やっぱり心配です……」ハァ‥


――
――――
――――――

騎士「…………」キィ バタン

貴族「おお、来ましたか。どうですか? 姫のご様子は」

騎士「いつも通り、お変わりありません」

貴族「それならば、アナタの謀反は気づかれていないようですね。万事順調です」クフフ

騎士「…………」

貴族「いやぁ……しかしあの姫は昔から気に食わなかったんですよ」

貴族「賊を装ってアナタが浚い、私が持つ裏ルートで他国の奴隷市場に流してしまいましょう」

貴族「あの美貌ならさぞ高く売れることでしょう……そして王族の力も衰退する」

貴族「貴公一人味方につけるだけでここまで順調に進むとはね……」クフフッ!

貴族「早くあの端正な顔立ちを苦悶の表情で歪ませて、」

騎士「――黙りなよ」


貴族「は、はい? どうしました? なにか云いたいことでも――」

騎士「黙りなって云ったんだよ。その口を閉じろよゲス野郎」

貴族「――ッ!? な、なにを云い出すんですか貴公は!?」

騎士「聞こえなかったのかよ、おい。その口を閉じて泣いて喚いて命乞いでもしてなよ」

貴族「まさか……裏切り返すということですか?」


貴族「もしかして、国王にでもバレて、私の対価以上を支払うとでも約束されましたかね? なら私はその倍出しましょう……だからこちら側に、」

騎士「お前は馬鹿なのか? 裏切り返すもなにも、僕は最初から仲間なんかじゃないけど?」

貴族「は、はあ? 貴公は私から対価を受け取ると……」

騎士「受け取るとって云っただけで、別に仲間になるなんて一言も云ってないけど?」

貴族「屁理屈じゃないですか!」

騎士「お前が勘違いしただけだろ」

貴族「お……」

騎士「お?」

貴族「お母様がご病気なんでしょう!? それはどうするおつもりで!?」

騎士「はあ? いつ僕がそんなこと云ったのさ?」

貴族「いつって……お金が必要な理由はお母様が……」

騎士「までしか云ってないよね?」

貴族「ッ!」

貴族「そ、それも嘘ならばなんでお金が必要なんですか!」

騎士「いやだから母がさ」

貴族「お母様が……?」

騎士「――お金が一番だって教育してくれたもんだから、その教えに倣ってるだけだよ」

貴族「おし、え……?」

騎士「そうだけど、なに?」


貴族「貴公は、どれだけ私をコケにすれば……ッ!」

騎士「あー、でも腕の良い治療術師を紹介してくれるのは嘘偽りなくありがたいよ」

貴族「お母様がご病気というのは嘘なんでしょうが……ッ!」

騎士「いや話し聞けって……僕はさ、立場的にお前を生かして捉えないければならない」

騎士「でもまあ、お前に個人的に思うところがないわけじゃない」

騎士「だからさあー……腕の良い治療術がいるってんなら、お前ギリギリまで傷めつけても問題ないでしょ?」ネッ?

貴族「貴公が云いたいことはよぉーくわかりましたよ……」


騎士「へえ、わかってくれたの。まあわかったからってどうにもならないけどね」

貴族「いえいえ……私とて、こうなることも想定していましたんで、ね!」パチンッ!

――「あー、そこの騎士さまとの交渉は決裂でしたか」「もとから騎士なんてのはいけ好かなかったしな」「早かったか遅かったのちげーだろ」「ちげーねえ……」ゾロゾロ‥‥


騎士「…………」

貴族「ここにいる人間は私が雇いれた傭兵たちでしてね」

貴族「全員合わせて四〇人はいるでしょうか」

貴族「貴公は強い……けれど、王国騎士団長様といえど、この数には歯が立たないでしょう」

貴族「貴公を仲間に引き入れられなかったのは本当に惜しかったですよ……」

貴族「けれどまあ貴公を討てるだけども、王族の力を削ることはできるでしょう」

貴族「さあ命乞いをどうぞ?」クフフ

騎士「そうだね、『王国騎士団長』じゃ、この人数、この手合いには勝てない」

貴族「くふふっ! 認めますか!」

騎士「――でも、今の僕は『王国騎士団長』じゃなくて、ありのままだから」

貴族「……はい? この状況で頭でもオカシクなりました?」クフッ?

騎士「いや、だからさ、手加減は――できないよ?」


貴族「――ッ!? か、掛かりなさい!」

傭兵a「オラァ!」

騎士「――」スッ ザスッ

傭兵b「なに!?」キンッ

騎士「――」スッ ザスッ

傭兵c「こいつ……!」ブンッ

騎士「――」スッ ザスッ

騎士「――」スッ

 騎士の戦い方は実に単調で、また丁寧だ。
 一言で済ませてしまえば、避けて切る――ただ、それだけである。

騎士「――」ザスッ

 だが、戦っている騎士を間近で見て、丁寧なんて感想が出てくる人間は皆無だと思われた。
 彼の剣は単調で丁寧で――また苛烈だった。一太刀振るうごとに、まるで稲穂のように傭兵たちは往なされていく。

騎士「――」シュンッ

 避けた後の体勢、剣を振った後の姿勢――本来なら隙になりえる状況である。
 だが、騎士の剣――彼の豪剣はどんな体勢から放たれようとも変わらず断ち切る。

騎士「――」ザンッ

 避けて、進む。一歩。
 切って、進む。また一歩。
 
 傭兵たちがどのような行動を取ろうとも、それを意に介さず、ただただ進む。

貴族「……ぁ、ああ!!!」

 剣を振るいながら気負いなく進むその姿――まさしく暴風。

騎士「ほら、これで詰みだ」シャチッ

貴族「な、なんなんですか貴公は!!!」ガタガタ

騎士「なに、今はありのままの僕だよ」

騎士「ただの災害みたいなものだと思っておけばいいんじゃない」

貴族「わけがわからない! 貴公はお金で動く、こいつら傭兵と同じ人間ではなかったのか!?」

騎士「……前にお前さ、武人は忠義バカばっかり、みたいなこと云ってたよね」

貴族「ま、まさか武人が馬鹿にされたからこのようなことを!?」

騎士「いや、そんなんじゃないよ。ていうかさ、最初に僕云ったでしょ? 覚えてないのか?」

貴族「は、はい?」

騎士「だから、そのことは気にしてないって――事実だから、ね」ザシュンッ!!


貴族「ァ……ァガ」ブクブク

騎士「寸止めで振っただけで気絶しちゃったよ……」アララ

騎士「後はこいつ縛って、他国との繋がりがある裏ルートとやらを暴けば他貴族派も静かにするだろう」

騎士「しかし、忠義、か……私のこれは、そんな綺麗なものではないだろうに」

騎士「……自分で云っておいて、なにを考えてるんだか」ククッ

 後日。

姫「このごろ貴族派からのちょっかいが減ってきました! なんか大人しくなってるのですよね!」

騎士「……あれじゃない、ほら。姫様に飽きた的な」

姫「え!? 私ってそんな一時的な流行で命狙われてたんですか!?」

騎士「または、姫様にそこまでの価値がないことに気づいたとかね」

姫「その言い方だとアナタは私を無価値だと思ってるみたいですよ!?」

騎士「…………」ア、イケネ

姫「なんですかその口が滑ったみたいな顔は! 不敬ですぅ!」

騎士「ひめさまへの、ちゅうぎとおんぎで、わたしはいきていますので」

姫「棒読みです! もうやだこの騎士!」

fin

ssには地の文が無いほうが好きだから自分も使わないようにしてたけど、どうしても表現できずに付けちゃいました。難しーい。

楽しかった、お疲れ様

乙~、相変わらず滅茶苦茶なくせに姫様裏切らない騎士が好きだよ



おつおつ

本当に面白かった

傭兵の義理固さか… 次は命掛けて戦う話とか見たい

40名の傭兵と戦うって命掛けてるだろ

乙!このシリーズ好き

乙 これ好きすぎるww

騎士より才能あると言われている弟子はどんだけ強くなるんだろうか

続き書いてくれぇぇー、、、書いて下さい

鬼才な作者がいると聞いて来ました。

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