遺体「」ﾄﾞｻｧｯ

男「！？」

男「こ・・・これは！フランシスコ・ザビエルの『聖なる遺体』の『胸骨の一部』ッ！？死んでも腐ることのなかったという伝説の・・・！！！！」

遺体「」ﾊﾞｧｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰﾝ!!!

女「す・・・凄い！！」

女「あれ！？日本語喋ってる！！」

男「何ッ！？こ・・・これが『遺体』のパワーか！」

仮面の男「ふふふふ……」

男「誰だ！」

仮面の男「見つけたぞ！煎じて飲めばハゲた頭もふっさふさというザビエルの骨！」

女「Ｏｈ！アンビリーバボー！」

男「あ、うさんくさい英語になった」

仮面の男「君が今の持ち主か」

仮面の男「その骨を賭けて、私と料理勝負だ！」

鉄人「よかろう！その勝負受けて立つ！」

男「ゲェーッ！鉄人の超人だーッ！」

女「ラーメンつくるよ！」

仮面の男「貴様ァーッ！その骨でダシをとるんじゃあないッ！」

男「どうするんだ……骨がなくなってしまっては勝負も何もない……」

鉄人「……責任をとってもらおうか」

女「えっ……そ、そんな……」

女「……分かりましたデース。では責任を取ってミーの骨をこの勝負に捧げマース」

縞シャツ「待ちな」

男「お、お前は伝説のギャンブラー！まさか勝負の熱に誘われて……」

縞シャツ「自分の身と引き換えならば……どんな違法も通るという誤解……それで責任をとったような気になるヒロイズム……」

縞シャツ「とんだ勘違いだ……」

縞シャツ「責任をとる道は身投げのような行為の中にはない……」

縞シャツ「責任をとる道は……もっとずーっと地味でまっとうな道……」

女「……ソーリー。ミーはトンデモない思い違いをしていたようデース」

鉄人「……ハッ！待て皆の衆！この女……若干の訛りを残しつつも日本語を喋っているぞ！」

仮面の男「『遺体』の力はダシを取られてなお顕在しているということか……！」