男「SS書いたら人間関係が変わった」【一部安価】 (160)

男「冴えない高校生活の暇つぶしとして始めたSSだけど、まさかこんなことになるとは……」



男の初めて書いたSSの出来

安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

タイトルもあればお願いします!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408034828

男「冴えない高校生がssを書いて人間関係を変えていく話にしよう」カチャカチャ

男(安価にしようかと思ったけど、処女作から安価はきついよな……)

男「やっぱ設定的にもラブコメだよな」カチャカチャ

男(んー、ヒロインを作らなきゃなー)カチャカチャ



ヒロイン

安価↓1

例)金髪、幼馴染、義姉など

男「ヒロインは意外性を持たせるためにホームレスにしよう」カチャカチャ

男「うん、主人公がSSを書いてたらホームレスと出会う。そのホームレスが実は作家でいろいろ指導してもらいながら恋に発展していく……と」

男「おお、これはウケそうだ!!」カチャカチャ


翌日


男「朝まで書き続けちゃった……」ハァ

男「さて、学校行くか……」

同時刻 隣の家

幼馴染「男の家のルーター使わせてもらってたら衝撃の事実を知ってしまった……」


男と幼馴染の関係


安価↓1好感度コンマ判定70以上で二人だけの秘密、30以下で言いふらされる

00

幼馴染「あいつキモイキモイと思ってたら、あんな根暗なことしてたのか」ハッ

幼馴染(まぁ、SSなんて読んでる私も同じっちゃ同じだけど、書いたりはしねーしな。あいつきもっ)

幼馴染「クラスのみんなに言いふらしてやろ」ニヤニヤ


学校


男「おはよー」ガラッ

男(こんな時、ssの主人公だったら女の子がいっぱい挨拶してくれるんだろうなぁ……)

生徒たち「………」ニヤニヤ

男(……やっぱ返事なし…か。まぁ、友とラノベの話でもしよう……)

男「おはよう友」

友「おう、お前大変なことになってるぞ」ニヤニヤ

男「え?」

キョロ「よぉww ウェブ作家さんww」ニヤニヤ

男「え……何?」ビクッ

男(ウェブ作家? 何の話だ? ずっと前にブログで書いてたオリジナル小説はちゃんと消去したし……)オロオロ

DQN「お前暗い暗いって思ってたけど、オタクだったのかよwww」

男「……ちょ、ちょっと待ってよ…、いったい……」

幼馴染「男SS書いてたら人間関係が変わった」ニヤニヤ

男「!!?」ビクッ

男(ななな、なぁ!?)ダラダラダラ

男(SSが……ばれてるぅ!?)

男「な、何の話だよ……」オロオロ

生徒たち「………」ニヤニヤ

男(だ、駄目だ……ごまかせそうにない…)

速すぎワロスwwwwワロス……

幼馴染「まじキモイから」

男(幼馴染と仲が悪いのは前からだけど、どうしてここまで……)

幼馴染(あんたみたいな面白くないSS書く奴はさっさとやめてほしいんだよ)フンッ

友「ま、まぁ趣味は人それぞれっていうし。内容も別に問題ないし」スッスッ

男「だぁあ!? よ、読むなぁ///」



この日、クラスでは俺のSSを評価する会が開かれた。

そして俺は43点という低評価を受けて、自己満野郎という烙印を押されたのだった。



放課後

DQN「よぉ自己満野郎wwwキモイss書いてる暇があったら勉強しろよww」

キョロ「ほんとになwww」

男「………」ウゥ…

幼馴染「あんたと幼馴染でほんと不幸だわ」

男「………」

イケメン「………」

男「イケメン君……」

男(イケメン君は本当にイケメンで誰にでもやさしい。だからきっとひどいことは……)



イケメン「……美少女で作家がホームレスって無理があると思うし、そんな人とあんないきなり恋愛関係になることはないと思う」



男「」

友(哀れ男……)



男「うぅ……ぐすっ」ポロポロ

男(何であんなに酷いこと言われなきゃダメなんだよ! 俺はただ好きでSS書いてただけなのに!)ウゥ…

男(もう二度とSSなんて書くか!)クソッ



幼馴染の部屋

幼馴染「あれから更新なしか。まぁあんなおもんないのがばれたんだしな」カチカチ

幼馴染(別のSS書いてもすぐに皆にライン入れてやる)ニヤリ



iPhoneでWi-Fi入れずに書くんだ男!

翌日

男「………」ガラッ

生徒たち「………」ニヤニヤ

男(……みんな俺を見下してる…くそ……)

友「よぉ、気にするなよ。趣味は人それぞれだ」

男「………ああ」

友(逆効果だったかな……)

幼馴染(うわーキモイ顔がさらにキモくなってるwww)

イケメン(もう更新しねーのかな……誰だって最初は下手くそだと思うけど)

男(はぁ、なんとかこのクラスだけでおさまってくれねーかな……)



収まる?

安価↓1

1、収まる
2、収まらない

昼休み 図書室

男(良かった。噂にはなってないみたいだ……)

男(それでも、クラスには居づらいし、ぼっちみたいにこんな場所へ来てしまった……)ハァ…

男(本当はSSが書きたい。俺がもっと面白いSSを書ければ……でも…)


生徒たち『………』ニヤニヤ

生徒たち『………』クスクス


男「うぅ……」ガクガク

男(怖い……また…ばれちゃうのが…)



イケメン「こんなとこにいたのか男」



男「……イケメン…くん?」

イケメン「もうSSってやつ書かねーの?」

男「い、いや、だって面白くないって言われたから」

イケメン「そうなん? 誰が言ったの?」

男「え、だって、みんな……」

イケメン「その誰というのが誰なのか分かんねーけど、クラスの大半のやつは面白くないというより分かりづらいって印象だったけどな」

男「えっ?」

イケメン「まぁ、そりゃワンピースとかに比べたら面白くないのかもしれないけどさ。俺は新鮮だったぜ」

男「イケメン君……」

イケメン「あの話はあのあとどうするつもりだったんだ?」

男「………」

イケメン「……そりゃ言いづらいか…」ハハハ

男(イケメン君に気を使わせるなんて最悪だ……)

イケメン「まぁ、次の作品は俺だけでも教えてくれよ。ちゃんと評価するからさ」ポンポン

男「………」



男「……結局、イケメン君にお礼を言えなかったな……」

男(でも、イケメン君は俺の作品をまた読みたいって言ってくれたな……)ニヤニヤ

男「い、いや、でもまたバレたら……」

男(それにつまらないのを読ませてまた気を使わせるのも嫌だし……)

男「でも……」

男(……ん? ケータイの電波って毎回ID変わったりすんの? つかWIFIと別回線だから……)

男「……書いて…みようかな……」


男の2作目のSSの出来

安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

タイトルもあればお願いします!

勇者「二度目の聖戦」

男「今度は分かりやすい話を書こう。イケメン君はSS読んだことないっぽいから変なキャラ設定とかもやめとこう」

男「読者ウケを狙って無理にギャグを入れたりするのもやめよう。今回は素直な気持ちで書くんだ」カチャカチャ



男「人間関係を戻したい」カチャカチャ

男(主人公には苛められっ子の妹がいた。妹は美少女過ぎたため一部の女子にねたまれたらしい)

男(苛めはエスカレートするが、妹はそれを家族に隠し続けた)

男(主人公はある日、母親に頼まれて妹の体操服を中学校に届けに行った)

男(そこで、主人公は妹がいじめられているところを目撃してしまう)

男(主人公は悩んだ。妹はいじめられている最中一度も泣かなかった。家族の前でも泣かなかった)

男(主人公は妹が助けを求めてくるまで手出しをしないことにする。……ただ、その時のために身体を鍛え続けた)


男「ふぅ……とりあえずこんなとこか…」ハァ…

男(自分的には文章も内容も面白いと思うけど……どうなんだろう…)

翌日

男「誰かレスしてくれたかなぁ……」スッ

男「!!」


期待!

面白い!

続きが気になる!

妹prpr


男「こ、高評価なレスがこんなにも!!」プルプル

男(う、うれしぃ~~~)ウルウル

学校

男「~~~♪」

友「よぉ、なんかご機嫌だな」

男「ああ、ちょっとな」ニマニマ

友「?」

幼馴染「………きも」ボソッ

イケメン「……?」

男(イケメン君に読んでほしいけど、がっかりさせたくないし、誰かに意見を……)



誰に読ませる?


1、幼馴染
2、友
3、後輩
4、委員長(同じクラス)
5、ツンデレちゃん(同級生別のクラス)

安価↓1

2

男「友、話がある」

友「?」

男「ここじゃなんだから非常階段のところへ」

友「お、おう……」



男「俺の新しいSSを読んでくれ!」

友「お前、書いたのか……また」

友(頑張ったんだな……)フフッ

男「ああ、自信あるんだ。頼む」

友「………」コクリ

男「………」

友「………」

男「……どう、だった?」ドキドキ

男(まぁまぁ読める程度ならイケメン君にも見せよう……)

友「続き」ボソッ

男「え?」


友「続きを早く書け。私が言えるのはそれだけだ」


男「そ、それって――」

友「いいか! 完成してない作品を他人に見せるな! 特にリアルで見せたら感想に影響されて名作が駄作になるぞ!」

男「え、えっと――」

友「わかったか!?」

男「わ、分かった!」コクコク



幼馴染(男のやつまた書いてるのか……)ニヤリ




体育

男(主人公は運動神経抜群……いや、普通のやつが努力して強くなった方がいいか)ダダダッ

体育教師「5秒フラット……」

体育教師(こいつ……なんで運動部に入らないんだ……)

イケメン(男って何気にハイスペックだよなー……本人気づいてないけど…)



教室

幼馴染「……あった」スッ

幼馴染(IDで分からないってことは、おそらくこれで……パスワードはどうせ)

幼馴染「……やっぱりね」ニヤリ



男「よーし続きを書くぞー!」カチャカチャ

男(主人公は待った。妹が擦り切れていくのを見て自分の心も擦り減っていくのを感じた)

男(それでも主人公は待った。妹はきっと自分に助けを求めに来る。そう信じて)



友の部屋

友「………」カチカチ

友(当然だけど書くスピードが読むスピードに追い付いてくれない……)カチカチ

友(更新ボタンを何度押したって、一分前に更新されたスレが更新されるはずもなく……)


幼馴染の部屋

幼馴染「な、何よこれ……」ワナワナ

幼馴染(悔しいけど続きが気になる!!)カチカチカチ!

男(妹は死んだ)グスッ

男(妹は死んでしまった)

男(静寂に満ちた妹の部屋で彼女の匂いに涙する)ポロポロ

男(悲しいのか?)グスッ

男(悔しいのか?)

男「主人公はただ自分の力を振るう場所を失ってた喪失感に涙しただけだった、と」カチャカチャ



男(意外性を求めたように見られるかもなぁ……)



翌日

男(評価は……)スッ



続きを早く!

面白い!

妹を生き返らせてくれ!

主人公最低!でもきっと理由がある!

さぁ!復讐の時間だ!



男「……これは自信が持てる…」ウンウン

学校

男(主人公は自分の求めた人間関係を取り戻すため、いじめっ子たちに妹の死体を苛めさせる。泣きながら死体を蹴るいじめっ子たちを見て……どうしようかな…)ウーン

男「おはよう」ガラッ

生徒たち「!」ザワッ

男「……ん?」

男(なんかいつもと様子が……)

友「よぉ」

男「おはよう友、なんか様子が変じゃない?」

友「それは……」

友(お前が面白いSSを書いたせいだけど、イケメン君が影響を与えないために完成するまで黙っておこうと言ったので黙っておくことにしよう……)

昼休み 校舎裏

男「………なんだよ」

幼馴染「きも。告白かと思ったでしょ?」

男「んなわけあるかよ」

幼馴染「単刀直入に言うわ」

男「………っ」



幼馴染「妹を生き返らせなさい」



男「……え?」

男「俺に妹はいないし死んでもいないけど……」

幼馴染「きもっ! 察しなさいよ! あんたの書いてるSSの話よ!」

男「!? な、何で!?」

幼馴染「どうでもいいから! あんたSSだからって人を殺していいと思ってんの!?」

男「……いや、放っておいてくれよ」

幼馴染「もし妹を生き返らせないんだったら」

男「だったら……?」

幼馴染「あんたのSS荒らしてやるんだから!!」

男「!!」



男はどうする?


1、妹を生き返らせる
2、それはできない


安価↓1

男「それはできない」

幼馴染「はぁ!? 荒らされても良いっていうのね!?」

男「……嫌だけど…」

幼馴染「嫌なら――」

男「俺のSSだ! お前の指図は受けねーよ!」

幼馴染「!」

男「放っておいてくれよ……」

幼馴染「………」




男「!!」


クソ作品

駄作

終わってるw

くそくそくそ


男(否定的な意見と意味不明な文章の羅列が200レスくらい……)

男「まじかよ……良い感じにできてたのに…」プルプル

男(幼馴染……そんなに俺が嫌いかよ…)

男(続き書いても……無駄だろうな)


実際、数レス更新したが、荒らされたスレを立て直せることはできず、二作目も未完で終わってしまった……。


あ、あぼーんを使うんだ男!

友の部屋

友「……まじか…」イライラ

友(男がこれを完成させて自信をつければ、すべてがうまくいくはずだったのに……)イライラ

友「……ん? どうしてこの荒らし一つだけ空白なんだ……?」

友(まるで自分のIDを試したかのような……)

友「……そうか、そういう事か…」ギリッ


幼馴染の部屋

犯人は幼馴染?

安価↓1コンマ70以下で犯人は幼馴染71以上で犯人はイケメン

幼馴染「あはは、あはははは!!」カチャカチャ

幼馴染(男が悪いのよ! 私の言う事聞かないから!)カチャカチャ

幼馴染(いつだってそう! あいつは運動もできるし見た目もまぁまぁ良いから調子に乗って! 私の意見なんかいっこも聞かずに!)カチャカチャ

幼馴染(好きだった時期なんて一瞬よ! あとは劣等感と嫉妬心! 私の心は張り裂けそう!)カチャカチャ



幼馴染「ここは私の居場所なんだから……とらないでよぉ…」ポロポロ



実は書いていた幼馴染のSSの評価は?

安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

タイトルもあればお願いします!

幼馴染「実は魔王だったのよ」男「だから勇者の俺を苦しめて……!」

友「ふぅん、そういうことか」カチカチ

友「幼『男のスペックが高過ぎて辛い…』男のIDとかぶってるから、バレるのが怖かったんだ」

友(内容はハイスペックな男を幼馴染にもつ女が色んな事件に巻き込まれるSS。スレ内の評価は普通……)

友(それなりに固定の読者がいるみたいでレスでやりとりも時々ある……)

友「……邪魔したんじゃなくて邪魔されたくなかったのか…」

友(本来であれば、目には目を……だが)

友「………」

翌日

男「………」

友「おはよう」

男「おはよう」

生徒たち「………」

友(皆面白いって言ってただけあって、気の毒に思ってるんだな)

イケメン「……よ、元気か男」

男「イケメン君……」

男(本当なら完成したSS読んでもらいたかったな……)

イケメン「俺もさ、SS書き始めたんだ!」

男「え!」

友「!」

イケメン「一人でやってたら恥ずかしいだろ? だから俺も参加することにした」

男「イケメン君……」ウルウル

友(そうか、その手があったか……)



イケメンのSS
安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

タイトルもあればお願いします!

イケメン「読んでくれよ俺のSS///」テレテレ

男「うん!!」


そうめん流ししてたら滝から落下していた


ルヒィ「よーし、そうめん流しすっぞー」

ナビ「ちょっと私の分も残しなさいよね!」

チャッキー「俺の分もだぞるひぃ!」

ヨジ「おいおい、そうめんはいっぱいあるんだから仲良くしろよな」

ゾロ目「いいから早く食わせろクソコック」

ヨジ「あぁ!? お前に食わすそうめんはねーよ!」

ゾロ目「んだとこらぁ!?」

るひぃ「いいから早くしろよー!」

るひぃ「んめぇ~~~♪」パクパク

ちゃっキー「これめちゃうま!」パクパク
ナビ「なんだかおいしすぎて商店しそうだわ!」

ゾロ目「ん、なんかおかしくねーか?」

ヨジ「おかしくねーよ! おいしいんだよ!」
るひぃ「西氏! さっきからふわふわしてるぞ!?」

ナビ「ちょ、ちょっと待って! これってもしかして」


一同「落ちてるーーー!?!?!?!?!?」


こうして、るひぃ海賊団は滝壺へと落ちた。

だが、幸い海でなかったので全員助かった。

ああ、さようならゴールデンメリー号。君のことは忘れない。

そしてまた逢う日まで

完。




男「」

友「」

イケメン「俺ワンピース好きだからさ。二次創作っていうの? けっこうあったから便乗してみた」

男「え、えっと、なんで名前は変えたの?」

イケメン「だって著作権に引っかかるかもしれないじゃん」

友「な、なんで流しそうめん?」

イケメン「夏だし」

男「ところどころ誤字があるのはわざと?」

イケメン「え、おわっ、マジか!?」

男「わざとじゃないんだ」

友(改行もミスってるけど……もういいか)

イケメン「いやー、SSって難しいんだな」

男「うん、でも簡単にできるし楽しいよね!」

イケメン「ああ、そうだな」ニコッ


幼馴染「………おはよー」ガラッ


友「………」

今日はここまで!

明日の展開

1、幼馴染と仲良くなる
2、幼馴染をどん底に落とす
3、幼馴染は放っておく

多数決安価↓1~5

おやすみなさい!

女「おはよう幼馴染さん」

幼馴染「おはよ……」

女「……? 元気ないね」ナデナデ

幼馴染(ハイスペックな幼馴染が主人公の趣味であり生きがいだったカヌーをやり始めた話を取り入れたら止まらなくて朝まで書いちゃった……)

友「……幼馴染さん、ちょっと良いかな」

幼馴染「……なによ」

幼馴染(男の友達で女か男かよくわからんキモイ奴……でも、頭はキレる……)



友「……カヌーの描写リアルだったよ」



幼馴染「!!?」

友(ま、釘くらいはさしておかないとね)

幼馴染(ば、ばれてた!?)ガクガク

女「幼馴染さん?」

幼馴染「な、なんでもないっ」アセアセ

幼馴染(ばらすつもりなら、このタイミングで言うはずないし……あいつ私に釘をさしてきた!?)

昼休み 屋上

イケメン「なぁ、俺も本気でSS書いてみようと思うんだ!」

男「えっ?」

友「………」

イケメン「今回は反応悪かったけど、最初の所で期待とかスレタイで吹いたとか言われて嬉しくってさぁ!」ニコニコ

男「………」

友「………」

イケメン「俺って何の取り柄もないから、ああいう誉め方されたの初めてで」ニコニコ

男「………」

友「………」

イケメン「……ど、どうした二人とも? やっぱ俺がやるのはキモイかな……?」シュン…

二人「///」ズキューン

イケメン「い、いや、でも俺やって――」


二人「大好き」ギュッ///


イケメン「話を聞け」ポリポリ///

男「俺もまた書いてみようかな……」

イケメン「ぜひ書いてくれ!」

男「えっ?」

イケメン「……本当はあれがどう終わるのか楽しみだったけど、やっぱあんなことになったら続けられねーよな」

男「……うん、きっともう最初に描いてた結末にはならないと思う……」

イケメン「そうだなよな。だから、新しく書いてくれ!」

男「わ、わかった……」コクリ


イケメン&友「やった」ガッツポーズ


男(現実に期待してくれてる人がいるって……いいな)



男「新しいSSかぁ……」

男(哀しい系ならいくらでも書けそうだけど、二人には笑顔になってほしいなぁ……)



男の三作目SSの出来

安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

※ただし、哀しい系SSを指定すれば任意で95点まで出すことができます。

例) 

哀しい系SS 95

男「幼馴染は振り向かない」

そのほかのジャンル(もしくは指定なし)はコンマ判定です!


タイトルもあればお願いします!

カオス系ss

男「なんか幼馴染がトイレにハマってた」

男「幼馴染もSS読んでるなら、こういうカオス系は絶対に続きが気になるはずだ」カチャカチャ


男「なんか幼馴染がトイレにハマってた、と」カチャカチャ

男(まずはトイレの種類から調べないとな)カチカチ



 男は調べた。

 トイレの成り立ち、トイレのメーカー、世界中のトイレ、そしてトイレの作法を。



男「へー、トイレって面白いんだなぁ」

男(よし、カオスSS書くぜ!)カチャカチャ



 例えばそう、これがラノベなら可愛らしい妹……そうだな義理の妹と本物の妹が俺の腹に圧し掛かって起こしに来るだろう。

 朝というのはそれほどまでに描写しやすく、同時に物語の始まりとして綺麗すぎると言っても過言じゃないくらいしっくりきている。

 じゃあ、現実で俺を起こす役目を担ってるのは誰だろう。

 答えは一つ――尿意だ。

 尿意は優しい。俺が本当に目覚めたい時間まで待ってくれる。少しずつ少しずつ増していき、寝坊しそうになると猛烈な勢いを演出する。

 これは、妄想ではなく人体の奇跡とも言える所業ではないだろうか。

 だから俺は尿意に感謝し、尿意が疲れないようにすぐに起きることにしていた。



 トイレに入ると、まずはズボンとパンツをずり下ろす。漫画などで女性が膝上あたりにズボンを残してトイレをしている描写があったが、男でしてる奴はいないだろう。

 尿意はその本懐を遂げ、俺はついに小便をすることとなるのだ。



幼馴染「………」ジーッ

男「」



 俺の性器を見つめる二つの瞳。

 なんだこれは。

 だが、解放されようと雪崩のようにこみ上げる尿を止めるすべはなく、

男「尿を幼馴染の顔にかけてしまうのだった……と」カチャカチャ

男(こっから、幼馴染と男の掛け合いが続いて、と)カチャカチャ

男(かたや不法侵入とトイレをのぞく変態を糾弾する男)カチャカチャ

男(かたや男性のトイレの仕方が知りたい幼馴染)カチャカチャ

男(トイレにハマった幼馴染と静かにトイレを済ませたい男との戦いが今始まる!)カチャカチャ



スレタイでワロタ

期待

ハマったってそっちかwww

幼馴染は男で!

いや女で!



男「おお、すごい反応だ!」

男(……でも、これってこの段階で幼馴染にバレたら殺されるよな……)

男「今は黙っておこう……」

とある家


後輩「……はぁ」

後輩(中学生でSSにハマるなんておかしいよね……)カチカチ

後輩「しかも普通じゃなくてカオスな奴が好きだなんて」カチカチ

後輩「スレタイでワロタ、と」カチャカチャ

後輩(幼馴染がトイレにハマった……か。こんな内容どうやったら書けるんだろう……)カチカチ

後輩「そういえば、幼馴染先輩が男先輩もSS書いてるとか言ってたな」

後輩(今度どんなの書いてるか聞いてみようかな)

後輩「幼馴染ちゃんぺろぺろ、と」カチャカチャ

イケメンの部屋

イケメン「今までワンピースしか読んだことなかったけど、漫画っておもしれーんだな」ペラペラ

イケメン(男が貸してくれた漫画どれも面白い……やっぱ面白い漫画読む奴は面白いSSを書けるんだな……)

イケメン「よし、そろそろ書いてみようかな……」


イケメン二作目
安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

タイトルもあればお願いします!

泳げゴム人間!

イケメン「泳げゴム人間!」カチャカチャ

イケメン(これは面白い!! ルヒィがゴムボートから発想を得て、ゴム風船でグランドラインを渡っていく話だ!)





まwたwおwまwえwかw

ルヒィシリーズきたww

つまらなさすぎて逆に気になる(小並感)



イケメン「おお、前作のこと何も書いてなのに分かってくれる人がいる!」カチャカチャ

イケメン「やっぱSSっておもしれーなぁー」カチャカチャ



男の部屋

男「……イケメン君…やっぱりルヒィで行くんだ…」

男(でも、前回のに比べたら誤字もないし内容もまとまってきている……すごい)

友の部屋

友「………」カチャカチャカチャカチャ


サイト「小説家になろうぜ!」

ランキング10位 ドラゴンのために人類裏切ったけど何か?


友「またランキング上がった……」ニヤニヤ

友「男もあんだけ面白いSS書けるんだから、こっちに来たらいいのに」カチャカチャ

友(男は更新してるかな……)カチカチ



友「ルヒィ………」

友「ルヒィシリーズきたwwと……」カチャカチャ

翌日

男「ふぁぁ、今日も眠いなぁ……」

母親「いってらっしゃい」

男「はーい」ガチャッ


後輩「おはようございます先輩」ニコッ


男「え、えっと……」

母親「後輩ちゃん、おはよう」ニコッ

後輩「おはようございます」ニコッ

男(あ、幼馴染の向かいの家の後輩ちゃんか。久しぶりすぎて分からなかった)

後輩(相変わらずかっこいいなぁ……こんなかっこいい人が書くSSはさぞやかっこいいんだろうなぁ)

男「ど、どうしたのかな?」

後輩「あ、あの、少し相談があって……」モジモジ///

男「そ、そうなんだ///」

後輩「は、はい///」

母親「若いっていいわねぇ」

母親(創作意欲が湧いてきたわ!)

男「え、SSが好きなの?」

後輩「………///」コクリ

男「へー、面白いよねSS」

後輩「はい、手軽に読めますし」

男「だね。てか昔みたいにため口でいいよ」

後輩「……じゃ、じゃあ!」

男「?」



後輩「昔みたいに……男お兄ちゃんって呼んでも良い?」

男「っ///」ドキッ

男(後輩ちゃんが可愛く育っている……)ドキドキ

後輩「えへへ///」

男「も、もちろん///」コクリ


幼馴染「朝から気分悪いの見てしまった」

幼馴染(まぁでも、カオスで面白いSS見つけて気分がいいから赦してやるか…)

後輩「それで、男お兄ちゃんがどんなSS書いてるか気になって」

男「……えっと…」

男(いきなり幼馴染に小便かけるSSを紹介するのか!?)

男「え、えっと……この前書いてた奴はちょっと荒らされちゃって」

後輩「えぇ!? 男お兄ちゃんが書いたSSでも荒れるのぉ!?」

男「な、なんだその信頼感は……」

後輩「そ、そうなんだ……」

後輩(お兄ちゃんだって失敗することがあるんなら私が書いても大丈夫かな……)

男「今度書いたら教えるから」

後輩「うん! 絶対だよ!」ニコッ

男(うわー、可愛いなぁ。SSに出てきそう)

教室

男「おはよう」

イケメン「おはよう男!」

友「おはよう」

男「イケメン君、新作書いたんだね」

イケメン「ああ、前回より上手くかけたぜ!」ニコッ

男「だね。面白かったよ」

友「まだまだ書きなれてないって感じだけどね」

イケメン「努力します」

友「それより、男は新しいSS書いたのか?」

男「あ、あー……えーっと…」

男(どうしよう……黙っておこうかな…)


1、言う
2、言わない


安価下1

男「実は、これを……」

イケメン「幼馴染が……」

友「トイレにハマった……」

男「しーっ、声に出さないで!」

イケメン(トイレにハマっているのを助けるSSか?)

友(幼馴染にSSで復讐するの?)

男「意見感想は読んだ後で、というか完成してないから言わないでおいてくれるとありがたいかな」

イケメン「おう、それじゃあ夜に読むわ」

友「楽しみにしてる」

男「うん」ニコニコ

男(最初はどうなるかと思ったけど、SS書いててよかったかもしれない)

DQN「なぁオタクよぉ、お前はかかねーのかよ」

オタク「へ?」

キョロ「お前いつもラノベ読んでんだからおもしれーSS書けるんだろうが、あぁ!?」

オタク「い、いや、無理だよォ」

キョロ「面白くなくても良いから、エロいの書けよエロいの」

オタク「え、キョロ君読むの?」

キョロ「! な、何言ってんだよ! 俺が書く訳ねーだろ!」アセアセ

オタク「う、うんそうだね(書く? 何言ってんだこいつ)」

キョロ(俺のSSつまらんとしか言われねーし、三作に一回くらいしかレスこねーし、ばれる訳にはいかねーんだよ!)

DQN「あー、喧嘩してー」

キョロ「お前、そればっかりだな……」



キョロ「さーて、俺の書いた超大作まどか「ほむらちゃんとならどこまでも歩いて行ける」はどうなったかなーと」カチカチ


死ね

死ね

死ね

キモイ

死ね

死ね


キョロ「」

オタク「ははは! まどまぎ厨の振りして荒らしまくるのは最高だぜ!!」カチャカチャ

オタク(表の世界では力があるものが勝つけど、ここの世界は躊躇わない者が強い!!)カチャカチャ

オタク(ま、一方で僕の書いた小説はランキング11位で評価されてる訳だけど)カチャカチャ

オタク「……ランキング10位を僕から奪った小説…キモイタイトルのくせに」ギリッ

オタク「………」

オタク(で、でも、もしアカウントがバレたら……いや)


オタク「ネット社会は躊躇わない者が強い……」ニヤリ


男「………」

男(トイレにハマった幼馴染はあまりのハマりっぷりに世界中を旅する)カチャカチャ

男(最終的に自身がトイレとなり、男は幼馴染に……いや、ちょっと下品すぎるか)カチカチ

男(世界中のトイレの紹介をするとともに、ジョジョに出てくるような敵との心理戦を男は繰り広げる)

男(下品な中にも誇りあり。男が幼馴染と最後まで旅したのは、愛ゆえの行動だった……と)タァンッ


男「……終わった…」フゥ…



感動した



最高

次の作品も絶対教えてください!

書籍化決定!



男「………」プルプル

男(これって何だろう……武者震い? いや、何でもいいや。とにかく嬉しい!!)

友「……え、何これ…」カチカチ


小説家になろうぜ! 友の小説感想

終わってる

キモ

こんな小説が10位なんて世も末

もう二度と更新しないでください

通報しました


友「なん……で…」







オタク「くくく!! 更新を一旦中止しますだって!!」ギャハハ

オタク「これで俺の10位は復活だぁああ!!」

オタク(次いでにSS荒らしに行くか……)

オタク「……これなんか良いな」ニヤリ



義妹「お兄ちゃんがカッコ良すぎて辛い」



後輩(両親を事故で亡くした少女が養子としてとある家族に引き取られる)カチャカチャ

後輩(その家の長男はとある世界で勇者をしていて、見た目も完ぺきで妹は一目ぼれ)カチャカチャ

後輩(たび重なるイベントの末長男は魔王と結婚、妹は長男の幸せそうな笑顔を見て満足そうに笑う)

後輩「こんなところかな」フフッ



乙!

まぁまぁよかった!

義妹ちゃん可愛かった


後輩「わぁ、いっぱいコメントもらえた!!」

後輩(嬉しいな///)

後輩(次の作品のために意見をもらっておこうかな)カチャカチャ



65:進撃の妹[saga]:20○○/08/15(金) 17:10:56.90

ありがとうございます!

質問なんですが、どこがおもしろかったでしょうか?

具体的に教えてもらえるとうれしいです!

後、次回の作品でリクエストがあれば受け付けます!



後輩「教えてもらえるかな」ニコニコ


は? 何こいつキモイ

めんどくさ

二度と書くな

死ね

終わってる

最強最悪につまらない←貴重な意見


後輩「な、なんで……」ウルウル






オタク「くかかかか! 最高な気分だぜ!!」カチャカチャ

男の部屋

男(感想は明日聞くとして、モチベーションの高いうちにもう一作作ろうかな……)


男の4作目SSの出来

安価↓1コンマ数値が点数(00が100点)

※ただし、哀しい系SS、カオスSSを指定すれば任意で95点(カオスは96点)まで出すことができます。

例) 

哀しい系SS 95

男「幼馴染は振り向かない」

そのほかのジャンル(もしくは指定なし)はコンマ判定です!


タイトルもあればお願いします!


ほのぼの系ss
猫「いぬです」幼女「そうですか」

男「よし、次はほのぼの系で行こう」カチャカチャ


幼女「……ん、あれは……ねこたーーーん」ポテポテポテ

猫「にゃっ!? あれは近所でも有名な動物を見つけては抱きつく幼女!?」

猫(人間の臭いがついたとなればボス猫たる俺の威厳がなくなるにゃ!)

幼女「ねっこたーん」ジリジリ

猫「いぬです」

幼女「え?」

猫「いぬです」

幼女「そうですか」ギューッ

猫「し、しまったーーー! こいつは犬でも猫でも抱きつくビッチだったーーー!」



男「………」カチャカチャ




       / ̄ ̄ ̄ ̄\.   | [書き込む] 名前:[   ] E-mail[   ]   |
       /;;::       ::;ヽ   | ┌―――――――――――――――― |
      |;;:: ィ●ァ  ィ●ァ::;;|.  |.|幼女「……、ん?あれは……ねこたーーーん!|
      |;;::        ::;;|. |.| 猫「にゃっ!? あれは近所でも有名などうb  |

      |;;::   c{ っ  ::;;|   | |                              |
       |;;::  __  ::;;;|   \                      /
       ヽ;;::  ー  ::;;/      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 カチャ     \;;::  ::;;/        _____________
   カチャ    |;;::  ::;;|          | |                  |
          |;;::  ::;;|          | |                  |
.   / ̄ ̄ ̄      ̄ ̄ ̄\.  | |                  |
   |;;::              ::;;|.  | |                  |
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   〈 l l l l            l l l l 〉 |_|_____________|
   [二二二二二二二二二二二二]      _|_|___|_

男(もしかしたら俺に萌え系はむいてないのかもしれない)カチャカチャ


ポロンッ


男「ん、ライン?」


友『……電話していい?』


男「……何かあったのかな?」ピッ

男(まぁ、友だって電話したい時だってあるか、なんたって――)


1、女の子だもんな
2、男の子だしな

安価下1

男「男の子だしな。男同士で会話したいときだってあるだろ」

友『もしもし』

男「どうしたんだ?」

友『読んだよSS、面白かった』

男「ありがとう、嬉しいよ」

男(実際、どんなレスよりも友人にほめられた方が嬉しいなぁ)

友『それで、さ。お願いがあるんだ』

男「うん」

友『僕の読んでるネット小説がさ、ちょっと荒らされてるんだけど』

男「えっ」

友『本当に面白くないのか、それとも荒らされてるだけなのか判断してほしいんだ』

男「俺でいいの?」

友『うん、男の漫画や小説を見る目は確かだから』

男「わ、わかった」

友『じゃあ、URL送るね』

男「おっけー」ピッ

翌朝


男「朝まで読んでしまった……」

男(正直めちゃくちゃ面白かった……)

男「学校で友とドラウラ(友の小説の略称)の話したいな」ニコニコ

後輩「………」トボトボ

男「?」


後輩に話しかける?


1、話しかける
2、話しかけない


安価下1※フラグが消えたり現れたりする可能性があります。

男「どうしたの後輩ちゃん」

後輩「……お兄ちゃん…」

男(元気ないな……)

後輩「ちょっと……」

男「何かあったの?」

後輩「……実は」



公園

後輩「……ということがあって」

男(荒らされちゃったのか……)

後輩「SSで完結した後に慣れ合うのってあんまり歓迎されてないのに調子に乗った私が悪いんだけど……」ウルウル

男「後輩ちゃん……」

後輩「でも……うれしくて…つい……」ポロポロ

男「………」ナデナデ

男「落ち着いた?」

後輩「……ん」コクリ

男「まぁ、俺もSSがクラスの皆にばれた時は死ぬしかないって思ったしなぁ」

後輩「クラスの!?」

男「あはは、皆の見下した感じが怖かったよ」

後輩「ど、どうしてるの、今……」

男「……全員とは言わないけど、SSを書き続けたら仲良くなれた」

後輩「!!」

男「というより、本当はいつだって仲良くなれたんだ。けど、俺が勝手に壁を作ってただけで」

男(イケメン君は俺なんかと仲良くならないって自分で決めつけて……)

後輩「お兄ちゃん……」

男「だから、さ。後輩もSS書き続けろよ。きっと良いことあるからさ」

後輩「でも……」

男「なんなら俺に読ませてよ」

後輩「えっ、読んでくれるの!?」

男「もちろん!」

後輩「わーー……い」サァ…

男「?」

後輩(あんな年下の主人公が義理のお兄ちゃんを大好きになる話を読まれたら、私がお兄ちゃん好きなのばれちゃうよ!?)アワアワ

男「……やっぱ、嫌……かな」シュン…

後輩「そ、そんなことない!!」

男「ほんとか!」ニコッ

後輩「………」ウゥ…

後輩(でも、お兄ちゃん鈍感そうだし……)

男「タイトル教えてくれよ。まだ依頼出してないだろ? 掲示板見るから」

後輩「て、手際が良すぎだよぉ」オロオロ

男「………」スッ

後輩「………」プルプル///

後輩(こ、告白より恥ずかしいよぉ///)プルプル

男「……終わった…」

後輩「ど、どうだった?」

後輩(で、でも逆にいれば、これで鈍感なお兄ちゃんが私の気持ちに気づいてくれれば!!)


男「いやぁ、俺も義理の妹がほしくなったよ!」


後輩「ですよねー」ウルウル

男「?」

後輩(鈍感お兄ちゃんが気づく訳なかった)

男(それにしてもこのレス、なんか煽り方が“あいつ”に似てるな)

男「後輩ちゃん、もしかしたら俺この荒らしを知ってるかもしれない」

後輩「えっ!?」

男「もし俺の想像通りなら、きっとこいつは愉快犯だ。だから気にしないでいいよ」

後輩「う、うん」コクリ

男「また義妹シリーズ書いてよ。とってもラブラブな奴」ニコッ

後輩「わ、わかった!」コクコク///

学校

男「友、犯人は一人だけだ」

友「えっ」

男「しかもそいつはSSでも荒らしてる」

友「ほ、本当か!?」

男「ああ、タイミング、文体、時間、共通点が多すぎる」

友「じゃ、じゃあ僕の作品が批判された訳じゃ……」

男「決してない。自身を持て!」

友「う、うん!」コクリ

いったん離れます。続きは30分か一時間後で。

キョロ「イラつくぜ」イライラ

DQN「あ?」

キョロ「い、いや、DQNにじゃねーよ!」

DQN「あ?」

キョロ「ご、ごめん! 今度飯おごるからさ」

DQN「……あー」

キョロ(こいつほんとむかつく! 喧嘩が強いから友達にしてやってるけど、いつかぜってーぶっとばす!)

オタク「………」オドオド

オタク(二人とも機嫌が悪い……やだなぁ…)

キョロ「最近イケメンと男って仲良いよなー」

DQN「あー、そうだなー」

キョロ(あいつら無駄に顔が良いからむかつくんだよなぁ……)イライラ

オタク(ランキング確認しよ……あ)

オタク「10位……」ボソッ

キョロ「?」チラッ

キョロ「ん? 小説家になろうぜ……って、これおめーか!?」バッ

オタク「ちょっと!!」ドンッ

DQN「………」プチッ

オタク「あ……」

DQN「来い」グイッ

オタク「ぼ、ぼくじゃない! ご、ごめん! 違うんだ!!」ズリズリ

キョロ「まじかよ、こいつランキング10位じゃねーか!?」

生徒たち「!」ザワッ

友「10位……?」

男「………」

キョロ「えっと……最強僕の最強論? くはっ、あいつ俺ツエーかよww」

友「ランキング11位の人、オタク君だったんだ……」

男「キョロ君、オタク君はDQN君とどこに!?」

キョロ「あ? なんでおめーに――」

男「どこに行ったの?」ジッ

キョロ「う、えっと……校舎裏だと…」

男「………」ダッ

友「ど、どうしたの!?」ダッ

イケメン「?」ダッ

校舎裏

DQN「お前、俺を馬鹿にしてるのか?」ドンッ

オタク「い、いや、そんなこと……」

オタク(なんだよ、何でおれがこんな……)

DQN「まぁいいや、殴ってやる」グワッ

オタク「っ!?」ビクッ

DQN「くらえ!!」ブンッ



男「ちょっと待った」ガシッ



DQN「!?」

DQN(俺の拳をつかんだ!?)

男(うわー、手が折れたー、死ぬー)

オタク「男君……」

男「DQN君、もういいだろ。弱いやつを苛めたって意味ないし」

DQN「………」スッ

男「え?」

保健室

男「………」ボロボロ

イケメン「そりゃDQNは他校の番長と喧嘩しまくってるし」

友「それでも、DQN君は今までで一番タフだったって褒めてたよ」

男「うれしくない……」ハァ

オタク「……男君」

男「ああ、大丈夫だった?」

オタク「う、うん」

男「小説家になろうぜでランキング10位なんだね」

オタク「そ、そうなんだけど……」

男(どうしてそんなに怯える? 何が彼を……)

男(ランキング10位……いや、まさかな…)

出版社

編集「いやー、よく来てくれました!」

DQN「くそ、俺は喧嘩したかったんだよ」

編集「それはもう、終わり次第好きにしてください。それより書籍化の話ですが」

DQN「……好きにしろよ。俺は金儲けなんてどうでもいいんだ」

編集「だから賞などに応募せず小説家になろうぜで連載していたんですね」

DQN「あー、それもあるかな」

編集「それでは、私が話を進めておきますので今日はお帰りください」

DQN「あー」





編集「はー、怖かったー」

編集2「あの人、見た目時代遅れの番長ですもんねw」

編集「だけど、書く小説は抜群に面白い、つーか商業向けだ」

編集2「萌えもあるし、駆け引きも面白い、何より本人が喧嘩好きだからバトルの描写がリアルだし」

編集「小説家になろうぜで二年間二位なのは伊達じゃない……」

編集2「けど……」

二人(幼女が義母さんになったけど問題でも?……はねーよなぁ…面白いけど……)ハァ…

おやすみなさい

DQN「ただいまー」

幼女「おかえりなたーい」テトテトテト

DQN「出迎えとかいいから」

幼女「何言ってるんでちか! おかえりなたいはお母たんのぎ……ぎ…」

DQN「ぎふ?」

幼女「そうぎふでつよ! ぎふだから当然なのでつ!」フフンッ

DQN「あー、はいはい」

幼女「うぅ……DQNちゃんがいじめる……」

DQN「うっせ! 幼女のフリしたって中身は50のババアだろうが!」

幼女「てへ★」

DQN「ああいらつく……」

DQN(男の奴けっこう喧嘩強そうだったな……今度鍛えてみるか…)

男の部屋

後輩「わぁ、久しぶりに来たよー」テテテッ

男(な、なりゆきで後輩を家に入れてしまった!!)

後輩(先輩の部屋……落ち着く…)ニコニコ

男(やっぱ可愛いなぁ…)

後輩「それで、今日は犯人探しするんですか?」

男「ああ、本当はしたくないんだけど、釣りSSをしてみようと思う」

後輩「釣り?」

男「まぁ、本来ネットで使われてる意味とは少し違うけど」

後輩「釣るんですか?」

男「……間違いであればいいけど…」

男(ドラウラはランキング10位になるくらいすごい小説だ。固定ファンだって多い。連載も長いし今まで大きな批判は受けていない)

男「……あのタイミングであれだけの量をあの短時間に入れるってことは…」

後輩「犯人は一人?」

男「ああ、しかもあんな内容のない批判はドラウラを読んでいるとは思えない」

男「それに、あの文章どれも最後に丸がついてなかった」

後輩「?」

男「つまり、彼は2chもしくはSS掲示板に定期的に出入りしレスしている」

後輩「だから私のと同じ犯人だと?」

男「うん、後は批判が直接的というか、思いっきり批判してきただろ? あれって匿名とはいえそうそうできることじゃない」

後輩(確かに、相手が誰か分からないけど人間なのは確かなんだから躊躇しちゃう……)

男「だから、犯人は同一人物の可能性が高いってわけさ」

男(さらに言えばコメントとレスの時間から察するに昼間に書きこみができない人物……学生や会社員の可能性が高い…)

男「よし、そろそろ書くか」スッ

後輩(わぁ、誰かがSS書いてるところ見られるなんて新鮮!)

男「内容は最強の主人公が世界を改革していく話」

後輩「何でそんな内容に?」

男「ちょっとね」

男(内容的に“あの小説”に劣っていてはいけない。せめて出版できるレベルの内容にしないと……)




男の第四作目

男「最強の俺が世界を変えてやる!」

の評価

安価下1コンマ判定※30以下70以上でオタクを釣れます。


それでは適当にレスお願いします!

男(内容は最強の主人公が普段はただの高校生を演じながらも、日本の中枢を力でねじ伏せて改革していく話)カチャカチャ

後輩(すごい、下書きとか構成とかもなしにどんどん話を造ってる……)

男(主人公の考え方や能力は“あの小説”に類似させる。が、この主人公には葛藤があり優しさがありそれゆえの油断がある)カチャカチャ

後輩(男お兄ちゃんの考えるキャラは本当に生きてるみたい……悩みや苦しみが伝わってくる……)

男(あくまで最強の主人公だが、最強ゆえに解決できない事象が多々あることも知る)

後輩(ああ、男お兄ちゃんかっこいいな……)

男(最強俺のライバルはもちろん……“最弱なライバル”)カチャカチャ

後輩「好きだなぁ」ボソッ

男「へっ!?」ガチャチャッ

後輩「………へ?」カァ///

男「そ、それって……」ジッ///

後輩「や、やぁ……///」ドキドキドキ



男「後輩ちゃんもドラウラ好きなんだ!(後輩ちゃんは妹後輩ちゃんは妹)」



後輩「」

男「いやー、まじカッコイイよな主人公。さすが友だぜ(妹に手は出さない妹に手は出さない)」ウンウン

後輩「あーいや、そうですねー」

男(うぅ、ショック受けてる……辛い…)ズキズキ

後輩「……あれ? これ……」



まじパクリw

駄作極まる

このネット小説のパクリ【URL】



男「きた……」

男(ここは怒ったふりして反論をして……)カチャカチャ


誰もそんなの読んでないだろww

宣伝乙ww

は、ランキング10位だぞ

誰だって知ってるだろ


男(煽りつつ電話だ)ピッ



オタクの部屋

オタク「くそっくそくそっ!」カチャカチャ

オタク(設定が被ってる上にあっちの方が面白いなんてむかつくんだよ!)カチャカチャ

オタク「絶対に終わらせてやる!!」カチャカチャ


prrrr



オタク「なんだこんな時に……男!?」ピッ

男『オタク君、今大丈夫?』

オタク「あ、ああ、大丈夫だけど?」

男『ちょっと知り合いの女の子がさ、オタク君の小説に興味持っててさ』

オタク「え、まじ!?」

オタク(まじかよ、女の子にまで読んでもらえてるのかよ)

男『少し出てこれないかな。その子はいないんだけど、写真とか見せたいし』

オタク「す、すぐ行く!」ピッ

オタク「ぼ、僕にも春が!!」ダダダッ

男「よし、今の内にさらに煽っておく」

後輩「なんか心が痛いですね……」

男「うん、もし違ったら土下座でもなんでもするよ」

後輩「……でも、この反応は」

男「そうだね。今は全く反応してこないってことは……」


ピンポーン


男「はーい」

後輩「きた!?」

男「ちょっと行ってくる」

オタク「よ、よぉ」

男「ごめんね、急に呼び出したりしちゃって」

オタク「別に暇だったし」

男「そういえばあの小説面白かったよ」

オタク「そうか!」ニパーッ

男(自分の小説が誉められたらうれしいよね……)

男「でも、設定的に似たようなのがいっぱいあるから難しいよね」

オタク「そうなんだよ。ほんと大変だよ」

男「俺も前に設定パクられてさー、すごい腹立ったんだ」

オタク「まじ!?」

男「もう殴ってやりたくなったね」

オタク「だよな! ほんとむかつくよな!」

男「そういえばSS読んでたらオタク君の小説とよく似たSSが――」

オタク「ああ、最強の俺が世界を変えてやるって奴だろ? ほんとムカつくわぁ」

男「………やっぱり」

オタク「え?」



男「やっぱり君だったんだね。オタク君」



オタク「!?」

男「今日のしかもついさっき始まったスレをそんなすぐに出せる訳ないからね」

オタク「な、何の話だよ……」

オタク(ま、まさかこいつ……僕をは、はめ……)

男「そのスレの話さ。今から君の家に行って君のパソコンでレスすれば分かることだけど、そこまでしなくてももう認めてくれるよね?」

オタク「ぼ、僕は……」プルプル

男「………」

オタク「そ、そうだよ! あれは僕だ!」

男「やっぱり……」

オタク「う、生まれて初めてあんな暴言吐いちゃったよ! やっぱパクられるって腹立つんだな!」ハハハ

男「………」

オタク(誤魔化しきれぇえええ)

オタク「でも、やっぱ僕は誰かを傷つけるなんて向いてないや。もう二度としないよ」

男「そっか」

オタク「今日はやっぱり帰るね」クルッ

男「ああ……」

オタク(ぷーーーwww 騙されてヤンの!!)

男「………」

男の部屋

後輩「どうだったんですか?」

男「うん、やっぱり彼だったみたい」

後輩「じゃあ!!」

男「いや、何もしないよ」

後輩「えっ」

男「……俺は友達を信じてるから…」

後輩「お兄ちゃん……」

男「あー、HTML化依頼しなきゃ」

後輩「このSS楽しみにしてくれてる人を裏切っちゃったね」

男「うん、このことはちゃんと反省して次に生かさなきゃ」

後輩「………」

オタクの部屋

オタク「く、くくくっ、あーーはっはっは! 結局HTML化依頼してるしwww」

オタク(しょせん僕に適う人間なんてネット世界にはいないんだ!)

オタク「そういえばランキング2位の小説キモイな」

オタク「幼女がお母さんなんてありえるわけねーだろwww」

オタク(最大限の罵声を浴びせてやろwww)カチャカチャ

数日後。。。


男「え!? DQN君が退学でオタク君が入院!?」

イケメン「ああ、何でもDQN君が彼を半殺しにしたみたいだ」

友「………」

男「なんでそこまで怒ったんだろう……」

イケメン「まぁでも、実は彼小説家になろうぜで二年間ランキング2位を保持するくらいの凄腕で、プロデビューするらしいんだ」

男「す、すごい……」

友「あれがDQN君が書いてたことの方がすごい……」

男「……ああ、そういうことか」

二人「?」

男(プロデビューする小説を批判したらサイト側だって怒る。DQN君は怖いからサイト側も彼に言われるがままに個人情報を渡したんだな……)

男「結局、規約なんて形だけなんだなぁ」

二人「何いってんだ?」

男「いや、こっちの話」

二人「………?」

キョロの部屋

キョロ「くーーーw疲れました、と」カチャカチャ

キョロ(最高のSSが書けたぜ! レスだって合計5つももらったし!)

キョロ「実は、この話は僕にとっても人生を賭けたお話で」カチャカチャ

キョロ(感動的に締めよう。そしたら次も読んでくれるはず)

キョロ「それでは、まどかたちにあいさつをしてもらいましょう」カチャカチャ

キョロ(登場人物が挨拶してくれるなんて斬新だろ)

キョロ「みなさんありがとうございました、と」カチャカチャ

キョロ(なんかオチとして弱いな……そうだ!)

キョロ「なんでキョロくんが……と」カチャカチャ


キョロ「うひょー! かなりおもしれーーーwww」タァンッ




その後、彼を見た者はいないという。



お・わ・り?

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