赤城「スイーツ食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 (1000)

赤城「ところでスイーツって何でしょうか?」

提督「ん?赤城はスイーツを知らないのか?」

加賀「はい」

提督「えっ……加賀は気分が高翌揚してたんじゃないのか……?」

加賀「食べ放題と言う言葉に反応しただけですけど」

提督「スイーツって言ったらあれだ。甘いものだな。甘味だよ甘味」

赤城「甘いもの……すき焼き……」たらり

加賀「肉じゃがも味付けは甘いですよね……」たらり

提督「いや、そうじゃなくてデザート的な……」

赤城「……すき焼きですね!」

加賀「肉じゃがは主食とかデザートとかそう言う垣根を超越した食べ物ですから」

提督「いや、飯食った後に食後のデザートですき焼きとか肉じゃがが出てきたらおかしいだろ」

赤城「食後にすき焼きと肉じゃがが出てくるんですか!?」

加賀「さすがに気分が高翌揚します」キラキラ

提督(どうしよう)

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高翌揚の変換がおかしな事に
次からは慢心せずに気を付けます

提督「まあ例によって連れて行けるのは4人だけです」

武蔵「よし、ではまた殴り合いで決めるとするか」

島風「かけっこにしようよー!かけっこ!!」

雪風「くじびき!くじびき!」

赤城「大食い対決で決めましょう!」

加賀「対決で食べ放題、そして商品は肉じゃが食べ放題……さすがです赤城さん」

提督「よし。今回は俺の独断で決めるとするか」

赤城「!?職権乱用は反対です!!その顔は私達を選ばらないつもりですね!!」

提督「ああそうだよ!お前達と行ったら毎回毎回入れる店が減って行くんだよ!他の客にも迷惑がられるし!」

加賀「頭に来ました」

提督「うるせー!!ちょっとは遠慮しろ!!」

北方棲姫「クルナト……イッテイタラ…………ツレテコラレタ……」

赤城「あれでも少しは遠慮しています!」

提督「なおさらたちが悪いわ!!」

加賀「連れて行かないと言うならついて行くまでです」

提督「上等だ!なら振り切ってやる!!」


龍驤「相変わらず仲ええなぁ」

瑞鶴「一航戦の二人にあれだけの態度を取れるのは提督くらいだもんねー」

鳳翔「もう長い付き合いですから」

赤城「提督」

提督「なんだ!」

赤城「私達はこれまで文字通り命をかけてたたかってきました」

提督「え、あ……はい。真面目な話か……」

赤城「私達一航戦がベストな状態で戦い続けることが出来るのはその覚悟があったからなんです」

提督「覚悟?」

赤城「つい最近のMI作戦での事です。敵の新型艦載機に制空権を奪われ、空からは爆撃の雨あられ」

赤城「絶体絶命の窮地へ追いやられたその時、味方艦隊を退避させつつ最前線で私達は顔を合わせて言ったんです。もし、これで最後になったとしても思い残す事は無いと……」

赤城「そうやって悔いなく生きて来たからあの場も乗り越えて帰ってこれたんです!ね!加賀さん!」

加賀「え?……あっ、はい」

提督「完全に作り話じゃねーか!!」

赤城「本当です!!もし今回スイーツ食べ放題に行けなかったら、私達は窮地でその事が頭をよぎり皆さんと退避し、結果全員轟沈だってありえるんですよ!」

提督「利根、ミッドウェーでそんな事があったのか?」

利根「うむ!いたって何事もなく作戦を終えたぞ!」

提督「…………」

赤城「だからスイーツがたべたいんです!!」

提督「もう分かったから……連れて行くから……」

提督「えー……まあ赤城と加賀は連れて行くけど、ちゃんと後4人連れて行くから安心してくれ」

卯月「うーちゃんケーキ大好き♪しれぃかぁ~ん♪」

榛名「提督がご自分で決められると言うのは……逆に大変そうですね。……榛名は甘いものは大好きです!」

金剛「ヘイ、提督ぅ。紅茶の持ち込みはOKデース?」


最上「あはは、金剛さんはもう選ばれる気満々だね」

熊野「ほんと……提督の独断なんてつまらないですわ」

最上「どうしてだい?」

熊野「だって提督のお気に入りなんて大体決まってるじゃない」

最上「それを言うなら熊野は練度も利根さんと並んでトップクラスだしチャンスぞゃない?」

熊野「全然。あっちは艦隊のエース、私達は東京急行でドラム缶わ運ぶだけ。レベルは同じでも中身が違い過ぎますわ。ねぇ、鈴谷」

鈴谷「ほぉぅ」

熊野「戦艦なら金剛型、駆逐艦なら第六駆逐隊、航巡なら利根型……毎回そんなかんじじゃない」


提督「よし!まず最上!行くか!」

最上「えっ……ボクを選んでくれるのかい?」

熊野「とおぉぉう!!」←色々フラグを立てたのに最上に持って行かれて錯乱

鈴谷「ほぉぅ!」

最上「嬉しいなぁ……ボクを選んでもらえるなんて思ってもいなかったよ」

提督「甘いものは苦手とかじゃないか?」

最上「うん!もちろん大好きさ!」

提督「……え?」

最上「だから、大好きだよ!」

提督「やれやれ……最高だな!」

皐月「うー……司令かーん」ジタバタ

提督「ん?」

皐月「どうしてボクを抱っこするんだよ。恥ずかしいよ」ジタバタ

提督「皐月も食べに行かないか?ケーキとか好きだろ?」

皐月「ホントに!?ボクを選んでくれるの?」

提督「ああ(最近駆逐隊で第六駆逐隊や曙ばかり可愛がり過ぎだと愛宕に怒られたし……)」チラッ

曙「…………私、ちょっと部屋に帰る」うるっ

提督「あああああ!!自分で選ぶとか言わなきゃ良かった……!!」

提督が選ぶあと二隻を>>32>>33で!

あたごん

たかお

提督「よし、じゃあ後はパンパか高雄で!」

愛宕「提督?もしかして当たり障りが無いように私達を選びませんでしたかー?」

高雄「まぁ愛宕は提督の教育係りだから、たまにはこう言う役得があってもいいんじゃ無いかしら」

提督「いやいや、二人とも考えに考え抜いた結果選んだ二人だから!」

愛宕「本当かしらぁ?」

高雄「理由はどうあれスイーツ食べ放題は……すこし気分が高揚してきたわね」

提督「よし!じゃあ紅茶を選びに行った金剛が戻る前に行くぞ!用意が出来次第正面入り口に集合だ!」

愛宕「ぱーん♪……じゃなくて、はーい♪」

最上「すぐに準備してくるよ」

皐月「…………」スヤァ…←抱っこされたままお眠

提督「榛名、悪いけど金剛のこと頼む」

榛名「はい。榛名は選ばれませんでしたけど大丈夫です」

提督「あっ……もしかして怒っ」

榛名「怒ってなんていませんよ。言ったじゃないですか。榛名は大丈夫だと」

提督「はわわ…………ちょっ、耳かして」ひそひそ

榛名「んっ…………えっ、それは本当ですか……?」

提督「帰ってきてからな。だから今だけ金剛をたのむよ」

榛名「はい!榛名にお任せください!お夕飯、食べずにお待ちしていますね♪」

北方棲姫「テンリュウ……テンリュウ……」

天龍「おわっ!こっちくんなよ!」

北方棲姫「テンリュウ……スキ…………テンリュウ、テンリュウ……」ジリジリ

天龍「おい!誰かこいつをなんとかしてくれ!!」

提督「じゃあいってきまーす」

天龍「おい!!投げっぱなしかよ!!」

北方棲姫「テンリュウ……♪」ギュッ

正面入り口

提督「よし!みんな揃ってるな!」

愛宕「あのー、提督?その手に持っているのは……」

曙「…………ほんと、冗談じゃないわ」

提督「階段の裏っかわで泣いてたんだよ!仕方ないだろ!!幸いにも左手は空いてたし!右手に皐月!左手に曙!」

愛宕「もう……他の駆逐艦の子がヤキモチやいても知りませんよ?」

提督「大丈夫、駆逐艦全員にヨーグルを配ってきたから」

赤城「何をしているんですか!急ぎますよ!」キリッ

加賀「急がないと置いて行きますよ」

提督「いや、お前達は店も知らないしお金もないだろ……まあ行くか。演習も遠征も出しておいたし」



その頃天龍は肩に北方棲姫を乗せたまま演習へ向かい、相手艦隊を新型艦載機で叩きのめしていた

またかきます

演習

天龍「ったく、おっせーなぁ」

電「天ちゃん、ちょうちょつかまえたのです」

天龍「つかまえんのは勝手だけど殺すんじゃねーぞー。触りすぎるとすぐ死んじまうからなー」

電「はいなのですー」しゅたたたた

雷「天ちゃん、またピカピカの泥だんご作ってー」

天龍「ばーか、遊びに来たんじゃねーっての。お前らも戦うんだからなー」

暁「それよりも少しお腹がすいたんだけど……」

天龍「演習が終わったら何かコンビニで買ってやっから我慢しろー」

響「流石に暑いな……喉も渇いた」

天龍「熱中症はマジでヤバイから水分補給だけは欠かすんじゃねーぞー」

電「水筒のお水はさっき泥だんごを作る時に使っちゃったのです……」

天龍「無駄使いしてんじゃねーよ。ったく……」

雷「天ちゃんミルクとか出ないの?出そうな気がするんだけど」

天龍「出るか!んなもん!!」


摩耶「なんだ、今日の演習相手はお前らか?こりゃ楽勝だな」

天龍「んだとコラ!捻り潰してやんよ!!」

木曽「軽巡と駆逐艦だけを演習に出すとは……お前達の指揮官は無能だな!」

天龍「んだとぉ……!ん?いや、それに関しては俺も賛成だ」

摩耶「お前らあれだな?あー……天龍保育園だっけか!」

天龍「甘く見んじゃねーよ。こいつらは天龍幼稚園だ」

摩耶「は?……まあこれはアレだなキラ付け演習ってやつか。楽勝楽勝♪」

長門「何くだらない話をしている。配置に付け。演習とは言え勝敗を決める戦いだ。負けは許されないのだぞ」

陸奥「獅子はウサギを狩るのにもなんとかってねぇ♪」

隼鷹「こんな暑い日は早く帰って一杯やりたいなぁー」

飛鷹「あんたそればっかりじゃない」


天龍「なめやがって……!いくぞ!」

摩耶「あん?お前ら五人で戦うのか?なめてんのはどっちだ?」

天龍「六人いるだろうが!背中におら!」

北方棲姫「…………」ひょこっ

摩耶「なんだなんだ、また小さいのが出て来やがったなぁ」

長門(おほおぉぉぉ……!)きゅんっ

木曽「こんなガキまで戦場に引っ張り出すとは……呆れたぜ」

摩耶「ははーん、さてはうちの長門さん対策だな?だがそうはいかねーぞ!世間じゃながもんとか言うのが結構いるらしいがな!」

摩耶「うちにいるのは紛れもない戦艦長門だ!老若男女問わず、お前にもガキにも平等に暴力をもって蹴散らすまでだ!」

長門「えっ……お、おい、なにもそこまで……」アタフタ

天龍「別に情けをかけろなんて言わねーが……ガキにも暴力を振るうなんて最低だな!!」

電「ほっぽちゃんをいじめるなんて許さないのです!」キッ

雷「うちの長門さんは優しいお姉さんなのに信じられないわ!」

暁「一人前のレディー失格ね!」

響「敵とは言え失望したな」

摩耶「なんとでも言いやがれ!それだけうちの長門さんは」

長門「帰る……」とぼとぼ


長門撃沈

長門「…………」いじいじ

摩耶「長門さーん」

陸奥「あらあら……これは重症ねぇ……。どんなに被弾しても弱音をはかないあの子がポロポロ泣きながら砂をいじってたわぁ」

摩耶「くっそぉ……!戦い始める前から精神攻撃とか卑怯だぞ!それならこっちも……変な眼帯しやがって!!かっこいいとでも思ってんのか!!」

木曾「えっ……」

天龍「お前!仲間に何てこと言うんだ!最低だぞ!!」

木曾「や、やはり俺に言ったのか?」プルプル

摩耶「ち、ちがう!あたしはあいつに!!ああもうめんどくさい!!行くぞ!!」

北方棲姫「カエレ……ッ!!オマエタチ……キライ!!」

天龍「うわっ!びっくりした……お前そんなでかい声でんのかよ……」

木曾「なんか子供にえらく怒られた……」シュン

摩耶「は、はあ?別にガキに嫌われてもなんともねーし……」シュン

飛鷹「あーあー……あんた達メンタル弱いくせにでかい口叩き過ぎなのよ」


木曾、摩耶、撃沈

飛鷹「仕方ないわねぇ。私達が航空戦で蹴散らしてあげるわ!」

隼鷹「見たところ相手に空母はいないみたいだし……一方的になって悪いけど勘弁してよぉ……!」

北方棲姫「……」しゅたっ

天龍「あっ!こら!ガキは俺の後ろに引っ付いてろって言ったろーが!!」だきっ

電「はわわ……爆撃は苦手なのです……」

天龍「おう!お前らもこっちこい!!俺の影から出るんじゃねーぞ!!」

飛鷹「園長先生も大変ねぇ……。まあ良いわ、旗艦のあなたを倒せば勝ちだし……あなた一隻で許してあげ」

ブンッ

天龍「あん?なんだこれ」

隼鷹「な、なぁ飛鷹。なんか変なたこ焼きみたいなのが飛んでくんだけど……」

飛鷹「あんたねぇ……昼間っから飲んでたでしょ」

隼鷹「酔ってなんかないって!シラフだから!!ほら!たこ焼きが!」

北方棲姫「テンチャン……イジメル…………ユルサナイ……!!」クワッ

隼鷹「あー……多分これヤバイやつだわ……って、飛鷹なにしてんの?」

飛鷹「決まってるでしょ。中破した時にお尻を出すポーズよ」

隼鷹「ああー……」

ボンッ

隼鷹、飛鷹、撃破

天龍「おおー……!まさか危機的状況で俺の眠れる力が……!」

電「天ちゃんすごいのです!」

北方棲姫「ウンウン……テンチャン……スゴイ」

天龍「だろ!なんかこうよぉ、ビビビッときたんだよ!お前らには分かんねーだろうなぁ!」

北方棲姫「テンチャン……オッパイ……ヤワラカ…………ワンコチャンミタイ……」スヤスヤ

天龍「なんだ、もう疲れて寝ちまったのか?仕方ねぇなぁ」

陸奥「ちょっと、私をお忘れじゃないかしら?頼みのその子もお眠みたいだし……私一人で」

電「むっちゃんなのです!第三砲塔を狙うのですー!」無慈悲

雷「第三砲塔付近だけを集中攻撃よ!」

暁「運が悪いから適当に撃っても全部第三砲塔へ飛んで行くわ!」

響「魚雷も空を飛んで第三砲塔に刺さるよ」

陸奥「ちょっ……待っ…………あっ!」

ボンッ!

陸奥、撃沈

天龍「今回も楽勝だったな!」

電「天龍幼稚園は無敵なのです!」

長門「…………」いじいじ

天龍「なんだ、あいつまだ残ってたのか。おーい、もうみんな帰っちまったぞー」

電「……ちょっと待っててなのです」タッタッ


長門「私は……私は別に子供に……」

電「あの……コレあげるから元気だすのです」

雷「さっきは言い過ぎたわ。あなたそんな悪い人に見えないし」

長門「泥だんご……?」

暁「みんなで一生懸命作ったんだから!」

響「おかか味だよ」

長門「……する」

電「?」

長門「家宝にして一生大切にする!それに今後、深海棲艦以外の駆逐艦には一切手を出さないと約束する!」

電「はいなのです♪」


ここにまた一人、新たなながもをが誕生した

次からスイーツ食べに行きますまたかきます

☆スイーツ深海棲艦☆

愛宕「この店みたいですけど……」

高雄「中で働いている人は普通の人みたいね」

提督「もしかしてこの国はすでに裏で相当深海棲艦に掌握されているのでは……」

皐月「そう言えば駅前に最近コンビニができたんだけどね」

曙「確か名前がシンカイイレブンだったわね」わ

高雄「昨日青葉が見ていた週刊誌には「深海棲艦でも恋がしたい」とか言う漫画が大人気だとか」

愛宕「巷では深海棲艦ファッションとか言うのが流行ってるみたいねぇ」

提督「もうこの国はダメだな」

店員「いらっしゃいませー♪何名様でしょうかー♪」

提督「あっ、8人なんですけど……(ヲ級のコスプレ……)」

店員「お客様申し訳ありません。テーブル席が6名用となっておりますので、2組に分かれて頂くことになりますがよろしいでしょうか?」

提督「じゃあこっち6人とこの2人で」

店員「かしこまりました。8名のお客様ご来店でーす♪」

店員達「いらっしゃいませー♪」

店員「あまーいスイーツの海にー♪」

店員達「ナンドデモ……シズンデ……イキナサイ……」


曙「ね、ねぇ……」

提督「ああ、これはかなりヤバイ店だ」

店員「それではお時間ただいまより90分となります♪」


皐月「うーん……ここって回転寿司屋さんだっけ?」

提督「流れてるのは寿司じゃなくてスイーツだけど……」

赤城「先々月私達が来た時はお寿司屋さんでしたが……」

提督「原因はお前達か」


赤城「いよいよスイーツ海戦……気を引き締めて行きましょう」

加賀「私と赤城さんがいれば何も問題ありません」

提督「ちょ、ちょちょ、ちょいまち!お前達はこっちの席な」

赤城「はい?それは構いませんが」

提督(2人を上流に座らせると何も回って来なくなりそうだしな)

愛宕「席は3人づつで良いわよね♪」

高雄「6人用といっても大人3人だと少し狭いわね……私と愛宕、そっちは提督と最上さんに座ってもらって」

愛宕「曙ちゃんか皐月ちゃんにはこっちに来てもらおうかしらぁ♪」

曙「えっ……あ、」アタフタ

皐月「わーい♪じゃあボクは司令官と一緒がいいな♪」

愛宕「じゃあ曙ちゃんはこっちね♪」

皐月「ねえねえ司令官!ここじゃレーンがよく見えないんだけど」

提督「よし!じゃあこうするか!これで自分で選びたい放題だぞ!」ひょい

曙「ちょ、ちょっと!そんな事言って皐月を膝に乗せたいだけなんでしょ!ほんっと目を離したらすぐこれなんだから!このクソ提督は!」ズイズイ

最上「わっ」

曙「あんたみたいなクソ提督は私が隣で監視しとかなきゃ何しでかすか分からないし……ほんっと、冗談じゃないわ!めんどくさい!」

愛宕「あらあらあらぁ♪」ニヤニヤ

曙「ほら皐月!早くおりなさい」

皐月「でもボクこの席が気にいったんだけど」

曙「そんな所にいたらこのクソ提督にお尻とか触られるわよ」

皐月「ええーっ!なんでお尻を触るんだよお!」

提督「そこに尻があるからさ」

皐月「そんなぁ……うーん、まぁ良いか」

曙「は!?良いわけ無いでしょ!?」

皐月「だって自分でケーキとか取ってみたいし。提督の足の上に座ってれば触られないよ」

曙「そんなの足で感触を楽しんでるに決まってんでしょ!」

皐月「もう良いよお。それより早く食べよっ!」

曙「うぅー……」

愛宕「素直になれないのも大変ねぇ♪」

提督「さて、右の足に皐月が座って左足はフリーな訳だが」ぽんぽん

曙「だ、だから何よ……」

愛宕「…………♪」ニヤニヤ

曙「ま、まぁ、私がこっち来ちゃったら最上さんも狭くてアレだし……し、仕方ないわね……」

最上「え?ボクは大丈」

曙「仕方なしなんだから!!」スッ

愛宕「ハアァァ……♪高雄、高雄!なんだかキュンキュンするわ♪」ゆっさゆっさ

高雄「わかったからあんまり揺らさないでくれるかしら」ゆっさゆっさ

提督(タンクが……)

愛宕「高雄、そのパンプキンパイ取ってー♪」

高雄「はいはい」

愛宕「高雄、そのパンナコッタ取ってー♪」

高雄「はい」

愛宕「パインも貰おうかしらぁ♪」

高雄「よく食べるわねぇ。ペース早いわよ」

愛宕「高雄、そのパンパカケーキ取ってー♪」

高雄「パンパカケーキ?パンケーキでしょ」

愛宕「パフェも美味しそうね♪パッキーも刺さってるし♪」

高雄「パッキーって……ポッキーでしょ?」

愛宕「パパイヤもあるのね♪」

高雄「…………」

愛宕「パパロアも美味しそう♪」

高雄「ねぇ愛宕。いちごのショートケーキはどうかしら?」

愛宕「パ……ぱちごの……パートケーキ……?」

高雄「愛宕しっかりしなさい!頭がパンパカパーンじゃない!!」

皐月「おいしぃー♪ボク、いちごのケーキ大好きなんだ!」

曙「回転寿司みたいでアレだけど……味は悪くないわね」

最上「チョコレートケーキも美味しいよー♪」

提督「そりゃよかった」

皐月「司令官は食べないのかい?って、ボク達が座ってるから食べれないのか……」

提督「気にしなくて良いよ。俺はケーキよりもこの状態を楽しんでるから。まさに両手に花」

皐月「でも美味しいしさ!ボクげ食べさせてあげるよ!」

曙「!」

皐月「ほら、あーんして」

提督「そう言うことなら!ふひひ、あーん!!」

提督「んんん、んまい!!皐月が食べさせてくれたから格別うまい!!」

皐月「ほんとに!?」

提督「ああ、甘いものはあまり好きじゃないけどコレは最高に美味いよ」

皐月「じゃあもっともっと食べさせてあげるね!まっかせてよ、司令官♪」

曙「フ、フンッ!そんな事言って、どうせ誰が食べさせても同じ様な事言うんでしょ!」

提督「いやいや、皐月の食べさせてくれたケーキは最高だったよ」

曙「じゃあ、試しに私も食べさせてあげるから口あけなさいよ!ほら、早く!!」

提督「ふひひっ!あーん」パクッ


曙「……どうなのよ?」

提督「最高だ!格別うまい!!」

曙「ほらみなさい。私が食べさせても同じじゃない♪」

皐月「えーっ!ボクが食べさせてあげたのが格別じゃなかったのかよー!しれいかーん!」

提督「いやいや、両方とも最高に美味かったよ。二人ともマジ天使!」

三十分後

皐月「もうお腹いっぱい、これ以上食べれないよおー」

曙「甘いものなんてそんなに沢山食べれるもんじゃ無いわよね」

提督「……」チラッ


赤城「すき焼きは!すき焼きはないんですか!?」ムシャムシャ

加賀「まさか肉じゃががスイーツに含まれていないなんて……頭に来ました。やけ食いです」パクパク

客「全然ケーキが流れて来ないじゃ無い!」

客「豆大福ばかりだわ!!」←全部食べ切らない一航戦なりの気づかい

客「注文したケーキも全然流れて来ないわ!!」

店員「おかしいですね……注文された品は流しているのですが……」


赤城「ハッ!!」シュパッ

加賀「ナイスキャッチです赤城さん」

赤城「時々上のレーンから高速で流れていくこのケーキはいったい……いただきます」ムシャムシャ

提督「あっ……2人の手が急速に暖かく……」

愛宕「赤ちゃんとかが眠くなった時に暖かくなるわよねぇ♪」

皐月「司令官、ちょっと眠いかも……」うとうと

曙「……」こくりこくり

愛宕「こっちは狭いしあっちの席で寝かせてあげようかしら」

提督「まあ滅茶苦茶食い荒らしてるけど寝かせるくらいなら大丈夫か……」スタスタ


赤城「お茶が欲しくなりますね」

加賀「確かに甘くない……例えば肉じゃがとか食べたいですね」

提督「二人とも、ちょっと子供達を寝かせるから。可愛いけど間違って食べない様にな。ああ保存したい!!」

提督「…………」パシャッ


提督「ただいまただいま。さて、あと三十分くらいだけどまだ食えるか?」

最上「もちろんさ!……って、まだあんまり食べてないだけなんだけどね」

提督「そうか。さっきまであんな座り方してたからな……よし、じゃあ今からどんどん食ってくれ!レーン側座るか?」

最上「ううん、提督にお願いして取ってもらいたいかな。そっちのほうが……た、楽しそうだし!」

提督「そうか?」

最上「うん!そうだよ!」

愛宕「あら、あらあら♪」ニヤニヤ

最上「あっ。提督、チョコレートパフェ食べたいかな」

提督「よしきた。はい」

最上「ありがと……」

提督「ん?」

愛宕「二人とも、そうやってるとまるでカップルみたいねー♪」

最上「そ、そそ、そんなこと……!」

愛宕「思い切ってあの子達みたいに膝に座っちゃえば良いのに♪ずっと羨ましそうに見てたわよね?」

最上「それは……そうじゃなくて、その……ボクは駆逐艦じゃないし、戦艦や重巡や航巡がそんな事できないし……」

提督「うーん…………」


提督「金剛、膝の上に座るか?」

金剛「イエース!もちろん座らせていただきマース♪」

提督「榛名、膝の上に座るか?」

榛名「そんな、榛名が提督のお膝になんて…………でもせっかくですし、提督が良いと言うなら……是非」

提督「利根、膝の上に座るか?」

利根「うむ、座ろうか!」


提督「わりと座りそうだな……」

愛宕「パッキーゲーム♪」

高雄「ポッキーでしょ」

愛宕「高雄、高雄!パッキーゲームしましょ♪」

高雄「どうして姉妹でそんな事するのよ。しないわよ」

愛宕「ええー……じゃあ、こっちのチョコの方から食べて良いからー」

高雄「しません」


最上「あははっ、二人は仲が良いね」

提督「……なぁ、最上。ちょっと良いか?」

最上「ほえ!?だ、だだ、だめだよそんな、ボク達がポッキーゲームなんて……!」

提督「いや、そうじゃなくてさ。髪触っても良い?」

最上「髪……?」

提督「いやー、最上の髪って短いけど柔らかそうだろ?騒ぐんだよ……髪ソムリエの血が!」

最上「髪ソムリエ!?」

最上「うーん……まぁ提督が気になるなら触ってもいいけど……」

提督「では……」なでなで

最上「…………」カアァァ…

提督「あー……これは良い……」

最上「そ、そうなの?」

提督「うむ……この指を通る感じとか……柔らかくて素晴らしい!100点!!」

最上「そんな……でも、提督は変わってるね……。男の人って長くてツヤツヤした髪が好きなんじゃないのかい?赤城さんみたいな……」

赤城「この黄色いの美味しいですね」ツヤツヤもぐもぐ

提督「そうかな?俺はショートカット好きだけど。最上くらいの長さとか最高だぞ」

最上「そうなの!?……あっ、そうなのかい?でもボクなんて男の子みたいって言われるし……」

提督「こんなに可愛い子が男の子な訳ないだろ!それに……」じーっ

最上「な、なに?」

提督「けっこう……ね」

最上「けっこう?…………あ、ああ!もう、どこみてるんだよお!」

提督「ふひひ、さーせん」なでなで

最上「もう……、ほんとに仕方ない提督なんだから……」

愛宕「本当に二人とも恋人みたいねぇ♪」

最上「そ、そんなんじゃないよ!」

提督「満更でもないです!」

最上「提督まで……冗談やめてよ。本気にしちゃうじゃないか……」

提督「それに俺たちだけじゃなくてお前らもだろ?」

愛宕「私たち?」

提督「女同士でポッキーゲームとか、どうみてもレズカップルですわ」

高雄「こ、これは!愛宕があんまりにもしつこいから仕方なく!!」



愛宕「でも髪の短い女の子が好きって事は……私は論外って事かしらぁ?」

提督「いやいや、愛宕みたいな頼れるお姉さんタイプも好きだよ」

曙「じゃあ髪が長くて子供な私たちは論外って事ね。フンッ」

皐月「そうなのかよー!しれいかん!!」

提督「なんだ、起きたのか。俺が駆逐艦を論外にするわけないだろ?もう駆逐艦ってだけで好みさ!!」

曙「つまり女の子ならなんでも良いんでしょ。このクソ提督!!」

わいのわいのー

最上(はぁぁ……詳しい話、聞きそびれちゃったな……)



入店から90分後、6人は店を後にし赤城と加賀は2週目に突入

見事敵深海棲艦の拠点(スイーツ店)の撃破(閉店)に成功した

またかきます

榛名「提督、おはようございます♪」

提督「おお、榛名か。おはよう」いそいそ

榛名「こんな朝早くからお掃除ですか?」

提督「ちょっと今日は客が来るんでな。ささっと片付けてるんだよ」

榛名「そうだったんですか。前もって言っていただければ榛名がしておきましたのに……」

提督「いや、さっき電話があってな。急に来るとか言い出したんだよ」

榛名「急に?……もしかして軍令部からの急な連絡でしょうか?」

提督「違う違う。昔同じ学校に通ってた友達だよ。もう何年ぶりになるかな?」

榛名「提督にもお友達がいらしたんですね!榛名、少し安心しました♪」

提督「う、うん……」

提督「あいつも提督になってこの近くに着任したらしいんだよ。で、挨拶がてら来るらしくてな」

榛名「そうですか♪でしたら榛名達もお出迎えの準備をしなくてはなりませんね!」

提督「いーよいーよ、適当で。客って言っても大した客じゃないから」

榛名「お友達にそんな言い方してはダメですよ!……とは言え、そう言うこと悪気も無くを言える気兼ね無いお友達と言うのも良いですね」

提督「そうか?」

榛名「はい。青春時代を共に過ごした仲間……男同士の熱い友情とか!榛名、憧れちゃいます!」

提督「そんな熱い友情って程のもんでも無いけどなぁ」

榛名「卒業して何年も経つのに会いに来てくれるなんて素晴らしい友情じゃないですか……♪」

提督「それにあいつ女だから男同士の友情とはちょっと違うしな」

榛名「そうでしたか。では榛名は失礼します」カチャッ

提督「あれ?てっきり片付けを手伝ってくれるのかと……」

館内放送

榛名『緊急事態発生!緊急事態発生!手の空いている全艦娘の皆さんは至急会議室へお集まりください』

霧島「この声は榛名姉様?」

榛名『繰り返します!緊急事態発生!危険レベルは……緊急レベルは最高レベル、最高レベル5です!至急会議室へお集まりください!!』

比叡「ひえー!!き、緊急レベル5!?」

緊急レベル1……鎮守府前に敵駆逐艦
緊急レベル2……鎮守府前に敵艦隊
緊急レベル3……鎮守府前に姫鬼級を含む敵艦隊←夏イベE6が該当

緊急レベル4……味方艦隊の大破撤退
緊急レベル5……地球滅亡、及びそれに準ずる事態

金剛「外を見る限り海は平和そうネ……と言う事はそれに準ずる事態……」

霧島「前にレベル5が発令された時は確か……お正月に食糧庫がカラになった時でしょうか」

金剛「あの時はお正月休みで鳳翔さんが買い物に行っていなかっただけで、赤城が勝手に騒いでいたぢけデース!」

比叡「あの榛名があんなにも取り乱して……これはただ事じゃ…………」

金剛「とにかく急いで会議室へゴーデース!!」

金剛「て、提督に女性の客が!?」

榛名「はい……突然会いに来るとか……」

比叡「へ?それの何処が緊急事態なんですか?指令にもお友達がいてよかったじゃ無いですか」

大井「そうよ。人間の友達がいてよかったじゃない」

千代田「むしろその二人が引っ付けば千歳お姉は千代田だけのものに……」

金剛「クソレズはだまってくだサーイ!!あーもう……提督LOVE勢以外は出て行くネ!!」

大井「言われなくても出て行くわよ。くだらない…………さあ北上さん♪一緒にお風呂にでも入って洗いっこしたり……あら?北上さん?北上さーん」タッ

北上「ふう……ごめんよ、大井っち。でも私もまぁ……提督LOVE勢なんだよね」

金剛(ハッ!これは思いがけず、提督への気持ちを知るチャンスデース!)

またかきます

唐突に提督と結婚する艦を>>152

IDが58だしゴーヤで

58「てーとく、結婚指輪はどこにあるでちか?」
提督「オリョールにあるんだ」
58「ごーや、オリョールにいってくるでち」

オリョ……ごーや承知しました

清霜ヤバイ腰が砕け散るくらい可愛くてもう何十分も放置して放置ボイス聞き続けてる
まったく艦これが進まない。遠征も出せない

ざわざわ

金剛(うーん、結構残りましたネ……特に駆逐艦が)

雪風「雪風はしれぇ大好きですよ!」

睦月「睦月も好きなのね!」

皐月「ボクもボクもー!!」

夕立「夕立も提督さん好きっぽい!」

わいわい

金剛(まぁ駆逐艦の子供達はまだ愛だの恋だのは良くわかっていないみたいネ。それと他にも……)

赤城「緊急会議はお茶菓子が出るから良いですよね」パリパリ

加賀「朝からお煎餅が食べられるなんて気分が高揚します」

金剛(あの二人は別の目的で残っているみたいデース。となると注意するのは……)

榛名「榛名は大丈夫……榛名は大丈夫……」

利根「よく分からんが我輩も提督は好きじゃからな!残るぞ!」

不知火「…………」ズズーッ…

金剛(あの二人と、さり気なくお茶をすすっているぬいぬいも危険ネ……)

巻雲「夕雲姉さん、早く部屋に戻ってトランプの続きをしましょうよぉ!」

夕雲「あらあら、ダメよ巻雲さん。ちゃんとお話を聞かなきゃ」

長波「しゃーねーなぁー。代わりに長波様が相手してやんよ!」

巻雲「夕雲姉さんじゃなきゃダメなんですー!」

夕雲「困ったわねぇ……」

秋雲「んじゃこの秋雲さんが残って話し聞いとくから、トランプでもなんでもやっといでよ♪」

夕雲「仕方ないわねぇ……じゃあお願いするわ」

巻雲「わーい♪秋雲もたまには役にたつし!」

秋雲「はいはい。巻雲、あんたまた額に肉書いとくかんねー」

金剛(巻雲と長波は白……夕雲と秋雲は黒デスネ……)

夕張「敵襲!敵襲ー!」

金剛「とうとうやってきたましたネ!!相手戦力は!?」

鬼怒「旗艦と思わしき影に……護衛艦が2隻だよ!詳しくはまだ分からないけど……」

金剛「すぐに彩雲を飛ばして索敵してくだサーイ!」

赤城「加賀さん、こっちのお煎餅甘くて美味しいですよ」パリパリ

加賀「このクッキーもなかなか……」パクパク

龍驤「うちも同じように食べたら……同じくらい大きく……」ムシャムシャ

金剛「あー、もう!こうなったら流星でも彗星でも良いから誰か飛ばしてくだサーイ!」←主砲ガン積み

扶桑「山城……晴嵐か瑞雲を飛ばして偵察してあげなさい」

山城「姉様がそうおっしゃるなら……」渋々←扶桑に引っ付いて残っていた


山城「確かに敵?は3名みたいね……護衛艦は夕立と卯月……旗艦はその女性…………え……?」

金剛「どうしたデース?」

山城「そんな……あれは人間のはずなのに……!!」

金剛「だからどうしたネ!?」

ピンポーン

金剛「シット!もう本丸まで……!!こうなったら提督が出る前に門前ばらいデ……」

ガシッ

金剛「なっ!何するデース!!」

山城「あれは確かに……」

提督「おー、久しぶり。元気にしてたか?」

女提督「ええ。そちらこそ元気そうね……」

金剛「ノー!どうして邪魔したデース!!」

山城「……さま?」フラフラ

金剛「山城?」

山城「……」タッ

扶桑「あら……山城が走るなんて珍しいわね。どうかしたのかしら……?」


提督「んじゃ、まぁとりあえず俺の部屋に」

山城「ハァッ、ハァッ……!」ダッ

提督「うをっ!ど、どうした山城?」

山城「姉……さま……?」

女提督「あら、あなたの鎮守府にも山城がいたのね。初めまして♪でも残念だけど私はあなたのお姉様ではないのよ?」


その女提督は山城が見間違う程に扶桑(私服バージョン)そっくりだったらしい

山城「あの……姉さ…………お客様のお荷物は私が……」

女提督「そう?それじゃあお願いしようかしら……♪ありがとう、山城」

山城「は、はい!」タッ

提督「あの山城がキビキビと……そう言えば髪型や服装とかは違うけど扶桑にそっくりだな」

女提督「ええ、よく間違われるのよ」


山城「姉様が、姉様が……ラフな格好の……ポニーテールで身長の小さい姉様が……フフ、フフフ……」

金剛「ヘイ!山城!!その荷物をこっちに渡すデース!何か弱点が」

山城「例えこの鎮守府の全てを敵に回しても……あの小さい扶桑姉様は私が護るわ…………この荷物も……」

金剛「ひっ……」

山城「匂いまで扶桑姉様と同じ……あんな人が提督だったら…………フフ、フフフ……」

霧島「金剛姉様?」

金剛「あ、あれは本気で躊躇無く敵を抹殺する目デース……」

その頃、比叡は

比叡「ひえー!!またババを引いてしまいましたよー!!」

夕雲型の3名とババ抜きを楽しんでいた

夕立「提督さん!夕立のお友達が来てるっぽい?」

卯月「うーちゃんの友達も来てるはずっぴょん!」

女提督「あら、元気いっぱいね。あなた達も挨拶するのよ」

病夕立「よろしく……あ、よろしくっぽい……」

病卯月「ども、卯月です……あ、ぴょん。……はは」

提督「えっと……どこか調子悪い?」

女提督「ううん、いつもこんな感じなのよ……恥ずかしがり屋さんなのかしら……?」

病夕立「ソロモンの悪夢とか言ってるけど……実際どれくらい戦果を上げたかはよく分からないし……なんか、だから全部ぽいぽい言ってれば良いかなって……あ、良いっぽいか……ははっ」

病卯月「卯月はどうせ遠征行くだけの存在だから……強く無いし、だからぴょんぴょん言ってキャラ作りして……中破したらパンツも見えるようにした……したっぴょん」


提督「大丈夫!?なんかもう深海棲艦になりかかってない!?」

女提督「そうかしら?一応うちの鎮守府で明るい二人を連れてきたんだけれど……」

提督「その鎮守府大丈夫か!?」

提督室

金剛達「…………」ゴゴゴゴゴ…

提督「なんだお前ら……部屋めちゃくちゃ狭いんだが……」

山城「お茶が入りました……♪」コトッ

女提督「ありがとう。とっても良い香りね」

山城「はい……、いろいろ込めて注ぎました」

提督「俺にはお茶入れてくれた事すらないのに……」


夕立「なんか元気無いっぽい?」

病夕立「自分ではよくわからないけど……ぽい」

時雨「きみ……運が0だけど大丈夫かい?」


病卯月「もうぴょんぴょん言うの嫌……キャラ作りとは言えなんか痛いし」

卯月「キャラ作りって何っぴょん?」

病卯月「もう何が何だか……わからないっぴょん……」

弥生「あの……」

病卯月「……?」

弥生「少し……暗いですね……」

卯月(弥生に暗いって言われたぴょん!!と言うか、弥生は弥生でストレートに言い過ぎっぴょん!!)

またかきます

提督「それで今日はまた急にどうしたんだ?」

女提督「ええ、今日は結婚の申し込みにきたのよ……」

提督「なんだ、またその話しか。そんなに気を使わなくて良いって言ってるだろ?」

金剛「ちょ、ちょ、ちょっ……いきなり何を言い出すデース!!提督もまたって……何度も言われてるデスカ!?」

榛名「まさか昔いじめられてて、それを助けたのを理由に……とかありきたりな話しでは……」

女提督「その通りよ……この人は学生時代私を守り続けてくれた王子様なのよ……フフフ」

金剛「そんなわけ無いデース!こ、こんな事言うのはあれデスガ……それだけ美人なら周りが放って置かないはずネ!」

榛名「まさか今は痩せて綺麗になったけど、昔は凄く太ってたりしてたとかいうありきたりな話しでは……」

女提督「その通りよ……」

金剛「今日の榛名は冴えているネ……」

提督「それで昔からその事を気にして結婚してくれるって言ってくれてるんだよ。ありがたい話しなんだけど本当に気を使わなくて良いんだけどなぁ」

金剛「こっちはこっちでまったく冴えていないデース!」

女提督「今はそれなりに男性から声をかけてもらえるし……(何故かその人は不幸な事故に巻き込まれるけど)少し自分に自信を持てたから来たのだけど……」

女提督「もしかしてここにいる艦娘の事が気になっているのかしら……?」

提督「んー……そうだな。皆を放ってはおけないだろ?」

金剛「そうデース!そうデース!」

女提督「それなら大丈夫……みんなうちの鎮守府で面倒みてあげるわ……うちの母港は1200隻まで保有出来るから」

不知火「うちはせいぜい200が良いところですね」

女提督「この鎮守府は小さくて不便でしょ……?うちにくれば一人一部屋用意できるけど」

木曾「一人一部屋……そうなれば夜中に変な鳴き声(クマー!にゃー!)や変な喘ぎ声も聞こえず熟睡が……」←クマタマ北上大井と相部屋の可哀想な状況

金剛「しっかりするネ!!」

女提督「その他にも大きな入渠ドッグや、最新設備を備えた大きな工廠も用意してあるわ」

明石「大きな工廠……最新設備……」フラフラ

金剛「騙されてはダメデース!きっとマイナスドライバーとナットしかないネ!!」

女提督「あとは大宴会場と大食堂もあるわ。もちろん専属シェフがついて24時間営業よ」

金剛「ノー!もうおしまいデース!!少なくともあの2人は」

赤城「良い加減にしてください!どの様な条件を出されようと、私達は提督とこの鎮守府が好きで此処にいるんです!」

加賀「その専属シェフとやらに鳳翔さん並の腕があるとでも思って?……もしそう思っているなら大概にしてもらいたいわね」

赤城「私達が命をはって戦えるのは提督とこの鎮守府と鳳翔さんの為だけです」

金剛「な、なんか一航戦がまともな事をいっているデース……」

鳳翔「あの子たちっ……!」ブワッ

女提督「随分とこの鎮守府を気に入っているみたいだけど……あなたはどうかしら?」

山城「私……私は……」

提督「?」

山城「…………」←ゴミを見る目

女提督「?」

山城「…………」←憧れの眼差し


山城「私は……」

扶桑「山城……あなたが行くと言うなら止めはしないけれど……そうなると私はココに残るからお別れね」

山城「姉様!!あ、ああ……!私はなんて馬鹿な事を……!私ももちろん姉様と共に……一生ここに残ります……!」

女提督「あら……」

金剛「そういう事なのでお引き取り願いマース!」

女提督「まあ別にあなた達はオマケ……私が欲しいのはこっちだけだから……」

女提督「もう一度言うわ。私は貴方が好きなの。だから結婚してくれないかしら……?」

金剛「しつこいデスネ……何度言っても無駄……」

青葉「大変です!敵襲……敵襲です!!相手は100隻程の大船団!全て戦艦級です!!

青葉「偵察機からの映像がここに!」

ザザッ

山城「私達の女提督姉様を奪おうとするなんて許せない……不幸にしてやるわ……」

山城4「女提督姉様に手を出す輩は皆を不幸になれば良いのよ……」

山城56「でももし女提督姉様の誘いを断って悲しませたりしたら……」

山城89「絶対に許さない……不幸にしてやるわ……」

山城99「そうね……どちらにせよ……不幸な事故にあってもらいましょうか……」

雪風「奇跡も魔法もありません……」


金剛「な、なんデスカ!あの濁った目の集団は!!」

女提督「あら、あの子達……留守番するように言っておいたのだけど……」

提督「どっちに転んでも不幸に!?」

女提督「と言うわけであの子達がココへ攻め込む前に返事を聞きたいのだけど……」

金剛「もはや脅迫デース……」

提督「……すまん!実は俺、婚約者がいて今日にでも結婚するんだ。書類もココに……だから結婚は出来ない」

金剛(ノー……なんてバレバレな嘘を)

女提督「そう……それなら仕方ないわね……」

金剛「!?」

女提督「……で?誰と結婚するのかしら?」

提督「それはまあ……な」キョロキョロ

金剛(ハッ!これはチャンスネ!!婚約者のフリをしてどさくさ紛れにサインしてしまえば……!)

金剛「ヘイ、提督ぅー!私はココデース!」ヒソヒソ

榛名「提督、榛名は状況を理解しているので選ばれても大丈夫です!」ヒソヒソ

赤城「提督は私と夫婦になるんです!」ドンッ

加賀「私もそれなりに愛しているので……赤城さんと一緒に3人で子作りしてもいいけれど」ドンッ

秋雲『ボケて!』サッ

提督(なんかとんでもなくややこしい事に……一航戦ってそんなに懐いてくれてたのか?ってか、秋雲のあのカンペはいったい……)

提督(とにかく当たり障りのない愛宕あたりに頼んで……あ、あれ?いない!?)

その頃愛宕

愛宕「はーい♪パンパカ体操第二始めるわよー♪」

子供達「パンパかパーン!」

夏休みなので朝のパンパカ体操を行っていた

提督(どうする……どうする……!!)

ガチャッ

58「ただいまでちー。ごーや、オリョールから帰りましたー」

提督「ゴーヤ!ゴーヤじゃないか!!どこ行ってたんだこの大切な日に!」

58「どこって、提督に言われてオリョールへ行っていただけでちよ?」

提督「そうか、新婚旅行の下見か!まったく気の早い奴だ!アハハハハ」

58「てーとく、何を言っているでち?」

女提督「もしかして婚約者って言うのは……」

提督「ああ!このゴーヤだ!今日結婚予定のな!」

58「ごーや、今日てーとくと結婚するのでちか?」

提督「もちろん!」

58「それはサプライズでち!ふつつかものですがよろしくお願いしまちぃ」ぺこり

またかきます

58「ごーやは、てーとくとけっこんします……」カキカキ

提督「結婚は無理なんだ」

女提督「とてもじゃないけどこんな子供と結婚なんて信じられないわ……」

58「ごーやは子供じゃないでち!もうお嫁さんなのでち!」

女提督「だったらキスくらい当然済ませてるわよね?」

58「キス?」

女提督「大人な付き合いをしていたなら当然それく」

58「キスはごーやの得意分野でち。てーとくによくお願いされました」

女提督「う……嘘をついている様には見えないわ………」

58「最初はてーとくに言われて渋々行ってたでちけど、今では気分転換に自分から行くくらいでち!」

女提督「キスでイク……!?」

58「キスは少し危険でちけど、とっても気持ちいいのでち!」

女提督「ぐぬぬ……」

女提督「だ、だったら当然夜の営みの方も済ませているのよね」

58「夜の営み?」

提督「あー……ほら、俺のあげた魚雷の話しだよ」

女提督「そ、そうよ!この人の魚雷を……あ、あれしたり……」カアァァ…

提督(恥ずかしいなら言わなきゃ良いのに……)

58「もちろんいただいたでち!ごーや、おっきな魚雷大好きです!」

女提督「ふぁ!?」

58「今朝も提督にもらった魚雷をごーやが発射したでちから……」

女提督「そ、そんな卑猥な……嘘よ!」

58「嘘じゃないでち!ちゃんとごーやの身体に装填して発射したでち!」

女提督(中出し!?)

58「特に今朝いただいた魚雷はとても大きくて……53cmはあったでち……あれは凄かったでち」

女提督「53!?」

金剛(挿れたら股からヘソの上くらいまでネ……)

榛名(は、榛名は大丈夫です。何センチでもちゃんとご奉仕してみせます……!)

女提督「わかったわ。今日の所は引き上げさせていただくわね……(無理無理、53センチなんて人間には無理よ……)」

提督「いやー、危機は去ったな」

霧島「それにしても100隻近くの山城が来ていた割りには攻め込まれませんでしたね」

正面門前

山城29「あ、あの、次は私もよろしいでしょうか……!」

扶桑「もちろん。貴方達も私の大切な妹ですから……」

山城29「扶桑姉様……!」

青葉「はーい、撮りますよー」パシャッ

山城39「まさか生の扶桑姉様とツーショット写真が500円で撮れるなんて……幸運だわ……!」

門前では扶桑姉様とツーショット写真大会が行われ、青葉は儲かっていた

金剛「とりあえずこの書類一式はこの金剛が預かってー……」そろー…

加賀「赤城さんの幸せの為にもココは譲れません」

金剛「シット!めんどくさいのが出てきたネ……」

赤城「加賀さん……でもあなたも提督の事を……」

加賀「私は赤城さんと提督が幸せになって……その後で2人が私を幸せにしてくれればそれで満足ですから」

金剛「それはもう愛人宣言じゃないデスカ!!」

加賀「2人と平等に愛人になるなら問題なくってよ」

金剛「わけわかんないデース!」

榛名「皆さんすみません!」

ズドンッ!!

提督「ぎゃー!爆風で部屋が!!」

金剛「書類は!?」

榛名(こうして手を上げていれば……この中で1番運の高い私の手に舞い降りるはず……!)運41←もはや思考回路はショート寸前

パシッ

58「はい、てーとく。ごーやの名前はもう書いてあるでちよ」←運50

提督「まあ約束だしな。えーっと……これでよしっと」カキカキ

金剛「ノー!!なんかめでたい音楽がなり始めたネー!!」

榛名「榛名は……榛名は二番目でも大丈夫です……!」

金剛「もうおしまいデース……」

榛名「すみません……榛名が余計な事をしたせいで……でも提督ならきっと皆とケッコンを!」

金剛「無理デース……この鎮守府にそんな財力は無いネ……きっとあの無料配布の1枚が最初で最後……私達は一生レベル99止まりネ」

榛名「それなら私達でお小遣いを出し合えば何枚かは……」

金剛「それだとまた皆と取り合いになってしまうデース……私はもう榛名や他の皆とこんな事で争いたく無いヨ」

榛名「金剛お姉様……」

金剛「はぁー……とは言えケッコンはおしいデース!誰か一括で全員分出せるくらいの大金持ちがいれば……」


その頃夕雲型の部屋

比叡「ヒエー!また最下位じゃ無いですか!」

巻雲「比叡さん弱すぎです!罰ゲームで、えーっと、えーっと……百億万円罰金です!」

比叡「ヒエー!なんですかその金額!?」

長波「それを言うなら百億か百万円にしろ。そんな桁は無いからな」

巻雲「そうなんですか?では百万円です!」

夕雲「もう、巻雲さんったら……冗談はそれくら」

比叡「ヒエー……助かりました。百万ならなんとかココに。これ以上は銀行へ行かないと」バサッ

長波「ヒエー!!」

巻雲「夕雲姉さん、これで何が買えるんですか?巻雲、ラムネが食べたいです!買えますか?」

夕雲「比叡さん……あなたいったい……」


比叡はレベル19の頃から謎の紳士へーかと知り合いになり、何故か寄って来た政界、財界の著名人とも多数の繋がりがある。

進められた土地を買えば何故かたちまち高騰
同じく株も買えば買うほど儲かる一方

使わない土地は企業に貸し出し、働かなくとも月に数百万~数千万の稼ぎがあった

そんな彼女も今ではレベル70……もはや財産がどれだけあるのか自分でも分からない……と言うか、興味が無かった

時は流れて夏イベント中盤……

比叡「司令、艦隊がMI作戦から戻りました!」

提督「おお、ご苦労さま」

比叡「ようやく比叡も姉様達と出撃出来て……感無量です!ヒエー……!」ぽろぽろ

金剛「戦果リザルトがあがったヨー♪」

赤城「提督、お喜びください!今回の新しい艦娘すべての保護に成功しました!あとお腹すきました」

提督「よし、ではさっそく並んでもらおうか!」


春雨「駆逐艦、春雨です。あ、あの、よろしくお願いします!」

提督「君達姉妹はみんなそっくりだね。よろしく頼むよ(村雨や白露みたいに中破でパンツ期待してしまうな……)」

大淀「私は初めましてではありませんが……よろしくお願いします」

提督「確かに付き合いだけで言えば1番古い付き合いだもんな!改めてよろしく!」

早霜「フフフ……早霜よ……よろしく」

提督「これは新しいな……(パンツ見たい……)」

時津風「時津風だよー。ねぇねぇ、天津風と雪風はどこー?」

提督「くっっっそ可愛い!!その頭もふりたい!!」

雲龍「正規空母雲龍……よろしくお願いします」

提督「…………でかい」じーっ

磯風「どこを見ているの?あなたが司令でも容赦しないわよ」

提督「君が磯風か随分苦労させられたが…………めちゃくちゃおっぱい柔らかそう」

ズドンッ!!

提督「ってて……」

清霜「えーっと、最後が私!清霜です!着任遅れてごめんなさい!」

提督「ふむ……ではこの新入り君達を部屋に案内して上げてくれ」

比叡「はい!」

提督「あと清霜は残る様に」

清霜「えっ……清霜だけですか?」

早霜「あなたがさっさと着任しないから……フフフ、先に行っているわね……」

清霜「ちょっとー!!」

パタン


小一時間後、改修MAXにタービンと女神を積んだ清霜が部屋に案内された

またかきます

良かった。じゃあ自分は清霜と

提督「おーい、羽黒ー」

羽黒「はい、なんでしょうか?」

提督「清霜見なかったか?」

羽黒「清霜さんなら食堂で見ましたけど……」

提督「そうか、ありがとう!」

羽黒「あ、あのっ……!」

提督「ん?」

羽黒「えっと……ご、ごめんなさい!なんでもないです……」

提督「そっか?じゃあまたな!」

羽黒「……提督」

食堂

提督「おー、いたいた!清霜!ちょっと良いか?」

清霜「また私ですか?それは構いませんけど……まだ姉さま達とお話を……」

秋雲「あー、良いよ良いよ行っといで」

夕雲「毎日秘書艦は大変でしょうけど頑張ってね」

巻雲「清霜、しっかりお役立ちです!」

清霜「はい!それじゃあ清霜いってまいります!」

提督「今日は新しいゲームがー…………」


秋雲「はーあ。なーんか疲れるわぁー」

夕雲「あらあら、秋雲がほっぺを膨らますなんて珍しいわねぇ」

秋雲「そういう夕雲こそ。あんまり面白そうな顔はしてないけど?なんならその顔、描いたげよーか?」

夕雲「確かに……少し面白くは無いはね……清霜は悪い訳じゃ無いんだけど……」

夕雲「あなたがココへ来た時を思い出すわね。四六時中提督は秋雲秋雲って」

秋雲「えっ……そ、そうだっけ?」

夕雲「あなたが随分先の海域にいたから相当無理して突き進んだらしいわよ?」

秋雲「そ、その話は今は良いでしょ!それよりも今は……」

金剛「提督の暴走を止めるべきデース!」

夕雲「あら、金剛さん」

金剛「最近提督は毎日毎日秘書艦を清霜ばかりに……!このままでは鎮守府の秩序が乱れてしまうネ!!」

青葉「青葉の取材によると、すでに今の状態をよく思っていない方もちらほら……」

金剛「提督は基本平等に接してはいマスが、ごく稀に偏った愛情を注ぐ傾向が見られるネ」

金剛「前回は確か秋雲……」

秋雲「うぇっ……わ、私?」

金剛「その前は島風だったネ!その度に鎮守府にはみょーな空気が流れてしまったね……これは由々しき事態デース!!」

愛宕「よく言うわねぇ……♪その前はあなただったじゃない。金剛♪」

金剛「そ、そうだったデスカ?昔の事はよく覚えていないネ……」

愛宕「あなたの時は秘書艦どころか食事の席も隣だったし、寝る時も」

金剛「と、とにかく今はこの状態を何とかするべきネ!!ちょっと抗議してきマース!!」ダッ

金剛「失礼しマース!!」

ガチャッ

提督「ん?どうした金剛?」

金剛「ちょっと最近の提督の態度に対して抗議しにきただけデース!!」

提督「抗議?」

金剛「提督は最近清霜ばかりを猫可愛がりし過ぎね!たまには他の艦にもその愛情を注ぐべきデース!」

提督「そんな特別扱いしてないだろ?」

金剛「そう言うことは膝に乗せてる清霜を降ろして頭を撫でるのやめてから言うネ!!」

提督「うーむ……今寝てるんだが」ナデナデ

清霜「…………むにゃむにゃ」スヤスヤ

金剛「この提督は……まさかとは思うけど明後日、私達金剛型とピクニックへ行く約束まで忘れたわけじゃないネ!?」

提督「えっ……そんな約束したっけ……」

金剛「ムフゥ……!!」ピクピク

提督「うわっ!わ、分かったから主砲をこっちに向けるな!覚えてるから!!」

提督「まあ確かに最近清霜ばかりを可愛がり過ぎてた感はあるかもな……」

金剛「ありすぎデース」

提督「それで皆を不快にさせてたなら謝るよ。本当にすまなかった」深々ー…

金剛「そ、そこまで謝らなくても……」アタフタ

提督「そうか……あの時羽黒が何か言いたそうだったのもこの事だったのかもしれないな……」

金剛「とにかく反省してくれたのなら私はそれで満足デース」

提督「反省はしている。でもな、言い訳もさせてくれ」

金剛「言い訳?」

提督「清霜、悪いけど起きてくれないか?」

清霜「ん、んー……司令官?おはようござ……」

提督「良いか?俺がココで仕事する訳だ。で、清霜が秘書艦として隣に座る訳だ」

金剛「それがどうしたデース?」

提督「5分仕事に没頭して放置するとだな……」

5分後…

清霜「……ねぇしれいかん?なにしてるの
?」そわそわ

清霜「ねえなにしてるの?なになになに?ねーえ♪」スリスリ


提督「……めちゃくちゃ可愛いんだよ!!」

金剛「そんなね知らないネ!!」

長門「その一件……この長門に任せてもらおう!」

金剛「どこから出てきたネ!!」

長門「あー……新入りの……名は知らんが私を提督と思って接するが良い」ワクワク

清霜「ハァ……??」

金剛「あいつ絶対名前知ってるネ……」

5分後…

清霜「んー……ねえしれいかん?なに?なにしてるの?」そわそわ

長門「…………」

清霜「ねえなにしてるの?なになになに?ねーえ♪」スリスリ

長門「…………」ブッ

金剛「のわっ!?なに鼻血出してるデース!!」

長門「これは凄いな。正直たまらん!」

金剛「お前はいったい何をしに来たデース!!」

清霜「ほわぁー……これが世界のビッグセブン……戦艦長門さんの艤装かぁ……」ペタペタ

長門「なっ……」

清霜「ああっ!ごめんなさい!私、戦艦に憧れてて……」

長門「いや、まぁ……触られるのも嫌いでは……ないが……」

清霜「かっこいいですよね!戦艦って……私もあと何回くらい改装したら戦艦になれるのかなぁ……」

長門「いや、駆逐艦はいくら改装しても戦艦にはなれぬが……」

清霜「ええーっ!なれないんですか!?そんなぁ……なれるもん…………ぜったいなれるんだもん……」うるうる

長門「すまん!私が間違っていた!なれる、なれるぞ!この長門が断言しよう!!」

清霜「ほんとに……?はぁ……良かったぁ……」ほっ

長門「…………」ぎゅっ

金剛「えっと……本当に何しにきたデスカ……?」

清霜「あのっ、金剛さんの艤装も見せてもらって良いですか!?」

金剛「ええ!?ま、まぁ構わないデスガ……」

清霜「金剛さんは高速戦艦なんですよねぇ……戦艦なのに高速だなんてすごいなぁ……♪」

金剛「ま、まぁそれ程でもありマース♪」

清霜「わっ!これが32号電探ですよね!?すごいなぁ……私もこんなの乗せてみたいなぁ……」

長門「コホンッ……あー、なんだ……重い、重いな。栄光の46cm砲は」チラッ

清霜「きゃー!これが46cm砲なんですね!!おっきいなぁ……触っても良いですか!?」

長門「まあそこまで言われたなら仕方ないな……特別に触らせてやろう」

金剛「ぬっ……な、なんだか向こうに敵影が見えたきがするネ。観測機でも飛ばしてみマース」

清霜「観測機!?すごいなぁー!そんなのまであるなんて!!」

提督「ぐぬぬ……」

翌日

提督「おーい、羽黒ー」

羽黒「はい」

提督「あー……いや、なんでもない!すまんすまん」

羽黒「そうですか……」

提督「そうだ、月末に小規模だけど花火大会があるらしいんだけどさ、良かったら一緒に行かないか?」

羽黒「私が司令官さんとですか……?」

提督「なんなら足柄達も呼んでくれてかまわないけど……」

羽黒「あ、あのっ……!行きます、私……司令官さんと……2人で……」

提督「そっか。じゃあ細かい計画はまた今度決めような」

羽黒「はい……、私……すごく楽しみにしてますから……!」

提督「俺も楽しみにしてるよ。羽黒の浴衣姿とかな!」

羽黒「浴衣……ですか。わかりました、似合うかどうか分かりませんが……着てみます……!」

提督「楽しみ楽しみ」スタスタ

羽黒「司令官さん……♪」

広間

提督「おーい、清霜見なかったかー?」

夕雲「提督、清霜さんならあそこに」

わいわいがやがや

清霜「やっぱり大和型のお二人は何もかもがビッグサイズですね!」

清霜「えっ!?瑞雲とかも飛ばせちゃうんですか!?航空戦艦って凄いんですね!!」

清霜「榛名さんの主砲は初めて見ました!迷彩ですか?凄いなぁ……!」


提督「なんだあの戦艦の集まりは……」

夕雲「清霜さんったら戦艦に憧れてますから……あんな目で見られたら戦艦の皆さんも気分良くなったみたいで♪」

提督「ぐぬぬぅ……」

秋雲「なになに?恋人でも取られた様な顔してぇ♪なんなら秋雲が慰めてあげよっかぁ♪」

提督「うう……秋雲……」だきっ

秋雲「ええ!?ちょっ、いくらなんでもこんな場所でまずいって!ほらほら」

提督「なら提督室で……今日な秘書艦は秋雲に頼む……」

秋雲「しょうがないわねぇ♪おいで、秋雲さんがたーっぷり慰めて……あ、げ、る♪なーんて♪」

このあと秋雲とめちゃくちゃセックスした


めちゃくちゃセックスした

余談

金剛「あっ!そうデース!比叡、榛名、霧島、ちょっとこっちに来るネ!」

比叡「どうかしたんですか?」

金剛「実は明日、提督とピクニックへ行く事になりましたデース♪」

霧島「それはまた急なお話ですね」

榛名「榛名は大歓迎です!」

金剛「いやー、昨日急遽行く事に決まったネ♪」

またかきます
次のヒロインカッコカリは>>275で!

子日

ね……ねのっ……子日!!

金剛「今日は提督とピクニックの日デース♪」

比叡「気合い!入れて!用意しました!!」

榛名「榛名も腕によりをかけてお弁当を作りました♪」

霧島「後は提督が来るのを待つだけですね」

金剛「楽しみにデース♪今日は何の日♪」

子日「ねのひだよぉー♪」

金剛「…………」

比叡「えっと……この子はこんな所で何をしているんでしょうか?」

榛名「子日さん、こんな鎮守府から離れた場所に一人で来ては危険ですよ?」

子日「一人じゃないよ?子日だよぉ!」

霧島「では私が鎮守府まで送っ」

初春「これ、子日。勝手に先先ゆくで無い」

榛名「初春さんまで……」

若葉「若葉だ」

初霜「金剛型のみなさん、お待たせして申し訳ありませんでした」

初春「この子日が何度も迷子になってしまったのじゃ。待たせてすまんかったのう」

金剛「話しが見えてこないデース……」

書き始めて早々に用事が……また書きます

秋雲「なになに?提督、もう……イッちゃうのー……?」

提督「そう言うお前こそ、眉をひそめて随分気持ち良さそうじゃないか」

秋雲「これは別に……」ピクンッ…

提督「ほら、そんなにシーツを強く掴んだらシワになるだろ」

秋雲「ひっ……ぐ、うぅ……あっ、この秋雲が、これくらいで感じるわけないし……」

提督「言わなきゃ気づかないとでも思ってるのか?今ので3回……いや、4回目か」

秋雲「うぅー……そんな事言ってられるのも今のうちなんだから……ね!!」ガシッ

提督「足を腰に絡めて……なんのつもりだ?」

秋雲「こうなったら絶対抜いてやんないんだから……!」グッ

提督「お、おい、あんまり奥まで……」

秋雲「なになにぃ?すんごい気持ち良さそうな顔してぇ……今の提督の顔、後でスケッチブックに描いて見せたげようかー?」

提督「秋雲……っ、もう、やば…………」

秋雲「いいのぉ?こんなに深く挿して出しちゃったら……秋雲さん、赤ちゃん出来ちゃうかもよ?」

提督「だったらこの足を離……っ」

秋雲「ンッフッフッ♪仕方ないなぁ……だぁー……メッ♪」グイッ

提督「ああ……っ!」

秋雲「~ッッッ!!…………♪」

あ、はい

提督「そんなに腰を浮かせてどうした秋雲……まだ終わって……」

羽黒「司令官さん!!た、大変です!!」

提督「どわっ!!」グラッ

バタン!

提督「ってて……」

羽黒「だ、大丈夫ですか!?いきなり驚かせてごめんなさい……!」

提督「いやー、大丈夫っスよ……うすうす気づいてたんで……だいたい俺はルパンの次元も逃げ出すくらいの早撃ち……」

羽黒「司令官さん?」

提督「で?そんなに慌ててどうしたんだ?」

羽黒「それが電話で司令官さんを出せって金剛さんが……なんだか随分機嫌が悪いみたいなんですけど……」

提督「金剛が?…………あっ」

羽黒「えっと……私はどうすれば……」

提督「よし!俺はもう出かけて居なかったって伝えてくれ!」

羽黒「はい……」ピッ


金剛「もしもし!提督!!もう集合時間5分前ネ!なにしてるデース!!」

羽黒「あ、あの……司令官はもうお出かけしたみたいで居なくて……あのっ、ごめんなさい……!」

金剛「あっ、そうデスカ。羽黒ちゃんが謝る事ないネ。こちらこそ大声出して申し訳ないデース」

羽黒「えっと……これで良かったんでしょうか……?」

提督「ありがとう!助かったよ。5分あればなんとか間に合うか……」

羽黒「あ、あのっ……!司令官さん……」

提督「ん?」

羽黒「その……この前お約束した花火大会の事なんですけど……詳しい日時を……」

提督「あ!そうだそうだ!悪い!今月末に花火大会があると思ってたんだけど俺の勘違いだったみたいでな」

羽黒「勘違い……ですか…………?そうですか……」

提督「今月末じゃなくて明日だったんだよ。羽黒は明日でも大丈夫か?無理そうならまた改めて」

羽黒「だ、大丈夫です!私も、その……待ち遠しくて……昨日もよく眠れなかったですから……」

提督「これはお詫びに……」書き書き

羽黒「そんな、お詫びだなんて……大丈夫ですから!」

提督「はいよ!提督の「許してくださいなんでもしますから券」だ!好きな時に煮るなり焼くなり好きに命令してくれ!」

羽黒「なんでも……」

提督「じゃあちょっと急いでるから!明日の昼から出発な!!」

羽黒「は、はい!楽しみにしてます……!」

提督「俺も楽しみだよ!」ダッ

羽黒「すごい券……もらっちゃった…………」

提督「うおおお!!はーしーれー!いーのーちーをーもーやーせー!!」

清霜「武蔵さんはそんな格好で寒くないんですか?」

提督「あっ、清霜」キキーッ

武蔵「ん?一年中ずっとこの格好だからな。夏場の今は暑いくらいだ」

清霜「ほえー……やっぱ、戦艦は凄いなぁ。私なんて冬にそんな格好したら風邪引いちゃいますよ」

長門「清霜も将来戦艦になるのならそれくらい鍛えておかねばな」

清霜「そっかぁ……まずサラシ買ってこなきゃ……」

長門「うむ。偶然ここにサラシ用の布を持っているのだが。なんなら私が巻いて」ササッ

清霜「大和姉さんはサラシじゃないですよね?なんだか固そう……」

大和「え、ええ!?そうかしら?」

長門「ちょ、ちょっと待て!!どうして大和だけ大和姉さんなんだ!」

清霜「えっ……深く考えた事無かったけど
……失礼でしたか?」

長門「いや、私もそれで頼む。なんなら長門お姉ちゃんでもかまわんが」

清霜「はあ……えっと、長門お姉ちゃん……?」

長門「我が生涯に一片の悔い無し…………っ」グッ!

清霜「え!?なんでガッツポーズ?長門お姉ちゃん?白くなってるけど大丈夫!?」


提督「なにやってんだあいつら……」

金剛「遅いデース……遅いデース!」

提督「おーい、お待たせお待たせ」

金剛「提督ぅ!何してたデース!」

提督「すまんすまん。よし、皆揃ってるな」

金剛「そうデース!これはどう言うことネ!!」

提督「どうって?」

子日「ねのひだよ!」

金剛「今日は私達金剛姉妹とピクニックに行く約束だったデース!」

提督「ああ、その事なんだがな。よく考えたらそんな約束して無いだろ?」

比叡「司令!遅刻の言い訳に……いくらなんでも酷すぎです!金剛お姉様がどれだけ楽しみにしていたか!」

金剛「ギクッ」

榛名「金剛お姉様……もしかして本当に……」

霧島「霧島の計算によると……はぁ」

子日「ねのひの計算によるとー……計算なんてキライキライ!」

金剛「や、約束はちゃんとしたデース」ぴゅー、ぴゅー

榛名「金剛お姉様……口笛吹けていません……」

提督「そもそも俺は寝過ごす事はあっても女の子との約束を忘れる事は無い」

霧島「寝過ごしたんですね。司令」

金剛「そんな事言っても約束したネ!」

比叡「私は金剛お姉様を信じます!悪いのは司令です!!」

提督「いや、忘れる訳無いんだよ。特に相手が金剛、お前みたいな可愛い女の子ならな」

金剛「可愛い女の子……?」カアァァ…

比叡「お姉様?」

金剛「ごめんなさい。嘘をついていましたデース」

比叡「ひえー!!すみませんでした、司令!」

霧島「金剛お姉様……ちょろ過ぎです……」

提督「まあそう言う事だからこの子達も連れて行って良いだろ?」

子日「この子じゃないよ!ねのひだよ!」

金剛「うぅー、仕方ないデース」

提督「で、ピクニックって何処へ行くんだ?」

金剛「あっちの方の山デース」

提督「アバウトって言うか……もはや登山では……」

金剛「大丈夫ネ!現地までは車で行きマース♪」

提督「それもうピクニックかどうかも怪しいな。しかしこの人数じゃ車は無理だろ?」

比叡「これくらいなら大丈夫ですよ!あっ、来た来た!おーい」

ブロロロ……

初春「なんじゃ、えらく長い車じゃのう」

若葉「長いぞ」

初霜「これはリムジンと言う車ですね。初めて見ました……」

提督「なんだこれ……レンタル……?傷付けたら死ぬしか……」

子日「うわぁー、おっきぃなぁー♪ねのひあたーっく!」ボコン!

提督「ぎゃー!何やってんのこの子!!」

運転手「ちょっ……」

子日「ねのひあたーっく!」ボコン

提督「すみません、すみません!!」

比叡「別に構いませんよ。さぁ、行きましょう」

提督「いや、お前が良くても」

運転手「はあ……お嬢様がよろしいのでしたら」

提督「ええ!?」

ブロロロ……

比叡「さぁさぁ、お姉様!紅茶です!」

提督(落ち着かん……比叡っていったい……)

初春「それでこの車は何処へ向かっておるのじゃ?」

若葉「生ハムとこの黒いつぶつぶ……美味いぞ」

比叡「はい!あの山にはゴルフ場がありますから、そこなら芝生もあるし見晴らしも最高ですよ!」

提督「いや、ゴルフ場でピクニックとか無理だろ?」

比叡「大丈夫です!今日はお客を入れない様にお願いしておきましたから!」

提督「ん?」

金剛「さぁさぁ、提督も紅茶をどうぞデース♪」

提督「なあ金剛……もしかして比叡ってめちゃくちゃお嬢様なのか……?比叡さんって呼んだ方がいいのか!?」

金剛「何おかしな事言ってるデース?比叡は私の妹ネ!お嬢様では無いデスヨ?」

提督「だ、だよな」

金剛「たまたま大きな車を何台かと山とか持ってるだけデース♪」

提督「うーん…………」

金剛「ところで提督はどうして初春型の皆さんを連れてきたデスカ?」

提督「それはまぁ……影が薄いから」

初霜「ええ!?影が薄いですか……?」

初春「薄くなど無いのじゃ!!」

若葉「若葉だ。髪の話しはやめてくれ。デリケートな問題だ」

子日「ねのひあたーっく!」ドン

運転手「ぐえっ!」

提督「やめて!!」

またかきます

子日「とうちゃーく!」

初春「これはまただだっ広い広場じゃのう。島風などが喜びそうじゃ。今度はやつも連れてきてやろう」

若葉「砂場だ」

子日「砂場にねのひあたーっく!」ズザー

提督「こ、こら!バンカーに飛び込むな!」

子日「…………」ズゾゾゾゾ

提督「砂の中に潜るな!!」

若葉「潜水艦ならぬ潜砂艦だな」どやっ

提督「う、うん……」

比叡「大丈夫ですよ!あとでちゃんと係りの人が綺麗にしてくれますから!」

提督「しかしなぁ……コースの上の方からめちゃくちゃ偉そうな人がずっとこっちを睨んでるんだが……あれ怒ってるだろ」

比叡「え?あっ、確かにこっち見てますね。どうしたんでしょう?」

金剛「なにジロジロ見ているデース!!」

提督「金剛さんもうやめて!!」


男1「なぜ比叡お嬢様がこんな所に」

男2「ピクニックをなさっているらしい。とにかく何事も無きよう目を離すな。もし怪我でもされてみろ……」

男3「吹き飛ぶぞ。俺たちの様な者の命など……いとも容易く。比叡お嬢様の擦り傷の数だけ心臓に釘を打たれると思え」

若葉「プールもある」

初霜「すこし喉が渇きましたね」

比叡「ではそちらのコップでどうぞ!」

提督「えっ……池の水を飲むの?」

比叡「それはソーダの湖ですからね!底の方が美味しいですよ!」

若葉「スーパーマリオで見た湖……存在していたのか……!」

提督「若葉、よく知ってたなそんな事」

初春「わらわはお腹がすいたのじゃ」

榛名「お弁当は持ってきたのですが……5人分しか作ってこなかったので少し少ないかもしれませんがよろしいでしょうか……?」

提督「ああ、大丈夫大丈夫。こっちの四人分は俺が作ってきたから」

金剛「提督が!?て、てて、手作りデスカ!?」

提督「まあおにぎりと卵焼きとかだけなんだが」カパッ

榛名「ハアァ……!榛名、そちらをいただきたいです!!」

金剛「私もそっちが良いデース!」

比叡「もちろん私は金剛お姉様と同じで!」

初春「わらわはこっちの豪勢なほうが良いのう」

霧島「でしたら私も提督の作ったこちらを。榛名姉様が作ったお弁当は提督達でお召し上がりください」

金剛「提督の手料理が食べれるなんて幸せデース……♪」

榛名「榛名も来て良かったです。金剛お姉様には感謝感謝ですね……♪」

金剛「ですが…………」


提督「さすが榛名、料理が上手いなぁ!」

初春「これはどうやって食べれば良いのじゃ?」

提督「それはこの皮をとって……ほれ、あーん」

初春「はむっ…………うむ、美味じゃ!」

初霜「提督、こちらの煮物も美味しいですよ。どうぞ」

提督「あむっ……、うん!うまい!」

若葉「痛いぞ……!だが、悪くない……」

提督「うわっ!なんで口から血出てんだ!?って、カニを殻ごとかじったのか!?」

若葉「丸かじりはダメなのか。朧とは違うのだな」

提督「いや、朧も丸かじりはダメだから……ほら、ちょっと見せて。うーん……口の端をちょっと切っただけだな」

若葉「……朧め」

提督「ひどいとばっちりだよ!」

子日「ねのひあたーっく!」ズザー

提督「ねのひー!砂場で遊んで無いでお前も飯くえよー」

子日「ねのひはロボだからご飯なんて食べないんだよー。だから遊ぶー」

提督「子供か!……ああ、子供か」

金剛「ううー……あっちの方がたのしそうネ……」

榛名「榛名は料理を褒めていただいて感激です……!」

わいわい

戦艦棲姫姉「呑気に騒いでいるな……なにも知らずに」

戦艦棲姫妹「この前はあのバカの裏切りでめちゃくちゃになったが今回は大丈夫だ」

飛行場姫「へっくしゅ!……フフフ、なんど見ても良い男ねぇ……♪」←あのバカさん


戦艦棲姫姉「主力級は金剛型だけね……行きましょうか」

戦艦棲姫妹「はい、姉様」

ぶーん←ゴルフカートで移動中の姫様


金剛「ん?あっちから誰か来まーす」もぐもぐ

比叡「おかしいですね。今日は貸し切った筈なのに……」

榛名「あっ……あれは……!霧島、すぐに索敵を!!」

霧島「は、はい!…………!?そ、そんな!あれはまさか……!戦艦棲姫!!」

金剛「随分と可愛い車で来ましたネ」もぐもぐ

戦艦棲姫姉「フッフッフッ……ようやくこの時が来たのか」

戦艦棲姫妹「ついに我らの念願が叶うのですね」

戦艦棲姫姉「フッフッフッ……」

戦艦棲姫妹「フッフッフッ……」

戦艦棲姫姉「……もう少しスピードは出ないのか?」


金剛「あいつら遅いデスネ。走って別の場所に行きまショウカ?」

榛名「それはあまりにも可哀想かと……」

比叡「まったく榛名は甘いんだから。そう言うのが命取りになるんですよ?」

霧島「あっ、車を降りて走って来ましたね」

比叡「ちょっとあなた達!今日は貸し切りなんですよ!だいたい入り口に警備員がいたはず」

戦艦棲姫姉「邪魔者は殺した」

黒服「…………」ぐったり

比叡「ひえー!!お姉様、こいつら思いのほか悪です!冗談通じない系ですよ!!」

金剛「シット!そういえばこいつら悪者だったネ!!」

戦艦棲姫妹「あれ?気絶させただけでは?」ヒソヒソ

戦艦棲姫姉「こっちの方が悪者っぽいだろ」ヒソヒソ


提督「おかしいな……こう言う場合、だいたい事前に知らされているんだが」

戦艦棲姫姉「あのバカは貴様の写真をばら撒いた部屋に監禁(自主的に)している」

提督「だとしてもだ。だったら逆にどうしてそっちが俺達の行動情報を……」

戦艦棲姫妹「そちらと同じだ。お前達の中に情報を流した者がいたと言うことだな」

提督「青葉ああああああ!!!!」

金剛「青葉のやつとんでもない事してくれたネ!!」

榛名「また青葉さんですか……」

比叡「いつの間に話しを聞かれたんでしょうか」

霧島「まったく、毎回毎回……」

戦艦棲姫姉「お、おい、その青葉と言う奴を庇う訳では無いが……そいつは無関係だぞ」

提督「なんだ、青葉に弱みでも握られてるのか?」

戦艦棲姫妹「青葉と言う者はここまで皆に信用されてなくてよく我々の所に堕ちてこないな……」

提督「だってそれ以外考えられないだろ。誰にも気付かれず深海棲艦が忍び込んで情報を得て……また抜け出すか艦載機でも飛ばして仲間に知らせるなんて……」


北方棲姫「ブーン、ブーン」タッタッタッ


提督「あああああっ!!そう言えば一人、艦載機飛ばしまくって遊んでる深海棲艦が……!!」

戦艦棲姫妹「昨日北方棲姫からこんな手紙が届いてな」

『チイトクト、ユンユーカタ、ピクニックイク……ホッポ、イッショ……ピクニック……イキタイ』

一同「……」ほっこり

またかきます

比叡「金剛お姉様!こうなったらやりましょう!!今なら私だって戦えます!!」←レベル74

戦艦棲姫姉「やめておけ。お前達では相手にならんぞ」

金剛「くっ……霧島!!」

霧島「はい!」

金剛「子供達と提督を安全な場所へ案内してくだサーイ……」

霧島「そんな!相手は戦艦棲姫が2隻……私達全員でも勝てるかどうか…………私も戦います!!」

金剛「私達が今しなくてはならない事はこいつらに勝つ事じゃなくて、提督を護る事デース!!」

霧島「お姉様……わかりました。安全な所まで案内したらすぐに戻ります!」ダッ

金剛「いい子ネ……でも戻ってこなくて良いヨ……多分私達は……」

榛名「金剛お姉様、榛名は最後までお供いたします!」

金剛「よーし、それじゃあタップリ時間を稼いでやるネ!!榛名!」

榛名「はい!」

金剛「比叡!」

比叡「ひえー!離してくださーい!!今シリアスにいい感じなんです!!」

黒服達「お嬢様をお護りしろー!!担いで車でお運びしろー!!」

比叡「お姉様ー!!」

バタン!ブロロロー

金剛「…………」

榛名「…………」

戦艦棲姫姉「我々の狙いはあの提督のみ。他はどうでも良い」

戦艦棲姫妹「貴様らも今道を開けるなら見逃してやっても良いぞ?流石に2対2では結果は火を見るよりも明らかであろう?」

金剛「そ、そんなのやって見なくちゃわからないデース!」

霧島「お姉様ー!!」

金剛「なっ……!まだこんな所にいたデスカ!?なにしてるデース!!」

霧島「それがその……っ」

子日「うーりゃーあーー♪」シュタタタタ

榛名「子日ちゃん!?」

子日「すーぱー……ねのひぃー……」

戦艦棲姫妹「ハッハッハッ、なんだ?えらく可愛い特攻隊長だな」

子日「あたーっく!!」ビュンッ

戦艦棲姫妹「面白い。丸めて投げ捨ててやろあああああああああ!!!!?」

ボッコーン!!!!

critical hit!!354!!

榛名「ね、子日さんが……!さながらラディッツに頭突きを浴びせた孫悟飯のように!!

戦艦棲姫妹「ごほっ、ごほっ……!」

金剛「これはチャンスデース!榛名!今の内にあっちの戦艦棲姫にトドメを!」

榛名「はい!」

金剛「私はこいつを足止めして、最後は霧島もいれて3人掛かりででも良いから倒すネ!!」

榛名「申し訳ありませんが、そう言うことですので」ジャキン

戦艦棲姫妹「ぐっ……」


子日「いったた……頭がいったいなぁー……」なでなで

戦艦棲姫姉「貴様は……危険だな。今排除しておこう」バシッ!

子日「きゃんっ!!」バタッ

榛名「子日さん!」

戦艦棲姫妹「フッ……バカめ」ドンッ!

金剛「榛名!」

戦艦棲姫姉「どこを見ている」ドンッ!

榛名「きゃあああああ!」
金剛「あああああああ!」


提督「あの二人がいっぺんに小破するとなんだか声が凄いんだよな……けしからん」

初春「なにを悠長な事を言っとるのじゃ。助けずとも良いのか?」

提督「まあ実戦訓練も大事だしな。中破までは心を鬼にして見守ろう。あいつらはうちの主力、やってくれるさ」

榛名「敵に背を向けてしまうとは……不覚です……!」

金剛「まだ全然やれマース……それよりも子日を……」

子日「…………」スクッ

榛名「子日さん!大丈夫ですか!?」

子日「殴りやがったな……顔を…………どたまにきたぜ…………」

榛名「子日……さん?」

子日「今日が何の日か教えてやろうか」ズンッ

戦艦棲姫姉「なんだ貴様は……?」

子日「今日がお前の…………ねのひだよ!!」

金剛「てっきり命日とか言うのかと思ったら……」

榛名「やっぱりねのひなんですね……」

子日「永久をさ迷うこの世ならざる者……歪みし哀れなる者……」

金剛「な、なにか詠唱し始めたデース」

子日「浄化の力によりて、世界と世界を結ぶ彼方に消え去らん事を……」

提督「だ、大丈夫かあれ?なんかホーリブレスでも撃ちそうな詠唱始めたけど」

初春「うむ……あれはそのような物ではないぞ?」

提督「そうなの?」

初春「ほれ、足元を見てみよ」

提督「これは……なんか光って……」

初霜「この光は魔法陣の一部なんです」

提督「ちょ、ちょっと展開について行けないんだけど……陣と言うか、見渡す限り光ってるけど」

若葉「当然だ。この魔法陣は超巨大……惑星一つ、地球全体に大きな魔法陣を作っている。若葉だ」

提督「そんなでかい魔法陣でいったい何を……?」

初春「ガーディアンフォースを召喚しておるのだ。宇宙にのう」

初霜「獣なのか、生物兵器なのか……詳細は分かっていませんがソレはこう呼ばれています……」

若葉「エデンだ」

提督「その……エデンって奴は強いのか?」

初春「エデンは宇宙から超出力のレーザービームを撃つからのう。その惑星におる限り逃げ場は無いのじゃ」

初霜「威力は言うまでもなく……目標を確実に消し去ります」

若葉「ちなみに周辺数キロは草木も生えぬ焼け野原だ」

提督「ダメだろそれ!!なんとかして止められないのか!?」

初春「仕方ないのう」ピッ

子日「…………」しーん…

榛名「どうしたんでしょうか……?動かなくなりましたが……」

初春「当然じゃ。わらわが電源を切ったからのう」

提督「電源!?」

初春「なんじゃ?食事の時にも言っとったであろう?子日がロボだと」

提督「あれ本当だったのか……?」

初春「正確にはロボと言うより生物兵器と言ったところか?」

初霜「駆逐艦なのに人型の私達も似たようなものですけどね」

初春「子日の本当の名前はNEーH1と言ってのう。NEはNERV、H1はその初号機と言うわけじゃ。改良されておるからケーブル無しでも数日は戦えるぞ」

提督「H1のHは!?」

若葉「はっさくだ」

提督「まさか子日にそんな秘密が……」

戦艦棲姫姉「なんだか知らんが……もうこいつが動かないなら問題無い」

初春「どうするのじゃ?ピンチならスイッチを入れるが」

提督「いや、もうなんか疲れたし平和的に話し合いで決着つけよう……」テクテク


戦艦棲姫姉「フフッ……やっと我々の元に来る気になったか」

提督「いや、ちょっと話し合いをしよう。あの森の中辺りで」

戦艦棲姫姉「ふむ……まあ聞くだけ聞いてやろう」

金剛「提督!ここは私達が!」

提督「大丈夫大丈夫。平和的に解決してくるから」

10分後

提督「ふぅ……」

金剛「提督ぅ!」

提督「今回は手を引いてくれる事になった。妹君、お姉さんを連れて帰ってくれるかな?森の中で倒れてるから」

戦艦棲姫妹「姉様が!?」

金剛「さすが提督デース!どうやって倒したデスカ!?」

提督「指二本でね」

金剛「あっはっはっ♪またまたー♪」


提督に嘘は無かった

鎮守府

金剛「今日はなかなかスリリングなピクニックだったデース♪」

榛名「少し疲れましたけど後半は楽しかったですね♪」

比叡「申し訳ありません。比叡は……比叡は……」

霧島「元気だしてください比叡お姉様。それ!ワンッツー!」

初春「たまには皆で出掛けるのも良いものじゃな」

子日「きょーは何の日♪ねのひだよぉー♪」

初霜「今度はもっと大勢で行きたいですね」

若葉「若葉だ」

提督「とにかく疲れたし眠いな……」


提督(しかし戦艦棲姫……凄かったな……思い出しただけで俺の魚雷が……)

秋雲「あれ?提督帰ってたのー?」

提督「あっ」

秋雲「えっ?」


この後秋雲と無茶苦茶セックスした

またかきます

次のヒロインカッコカリは>>406

蒼龍

提督「困った……非常に困った……」


雷「司令官!ねぇ司令官!!聞いてる!?」

響「今日は花火大会があるらしいんだ」

暁「一人前のレディーとして綺麗な物には目が無いんだから!別にわたがしとか食べたいなんて思ってないんだから!」

電「少し遠いけど電車でGOなのです!」

提督「いや、だから今日は用事があってだな……」

雷「そんなの後回しで良いじゃ無い!」

響「花火大会より大切な用事なんてあるのかい?」

暁「べ、べつに金魚すくいとかヨーヨー釣りとか興味ないし!焼きトウモロコシとか焼きとりとか興味ないし!!」

電「司令官さん!」

提督「ぐぬぬぅ……ん?あれは……」

提督(羽黒はもう鎮守府を出ようとしてるな……まだ待ち合わせの一時間前なのに……)

羽黒「せっかく司令官さんと2人きりなんだし……こっそり出て行かなきゃ……」コソコソ

足柄「あら?羽黒ちゃん、何処かへお出かけ?」

羽黒「ひゃっ、あ、あの……」

那智「なんだ、どうかしたのか?」

足柄「羽黒ちゃんがお出かけするみたいなのよ」

妙高「あら、可愛い浴衣」

羽黒「あ、あの……ちょっとお散歩を……」

足柄「浴衣きて散歩なんて風情があるわねぇ♪私も来てみようかしら!」

羽黒「えっと……お買い物に行くだけですから……」

那智「そうか。なら荷物持ちをしてやろう!どうせ暇だしな!」

羽黒「だ、大丈夫です!その……まだ何か買うって決まったわけじゃ無いですし……荷物なんて……」

足柄「なによなによ、私達姉妹でしょ?遠慮は無用よ♪」

那智「うむ!足柄の言う通りだ!」

羽黒「でも、あの……私…………」

妙高(ん?そう言えば今日って確か……)

羽黒「そろそろ行かないと待ち合わせの……」

足柄「待ち合わせ?」

羽黒「あうっ……待ち合わせじゃなくて、えっと、えっと……」

那智「どうした?まさか何者かに呼び出されているのか!?」

羽黒「違います!そうじゃなくて……えっと」

妙高「もう良いじゃ無い。急いでるみたいだし行かせてあげなさい」

那智「だがもし脅されているなら助けねば!」

妙高「そんなんじゃ無いわよ。ね?」

羽黒「は、はい……!」

足柄「やっぱりサンバの格好の方が良いかしら……」

那智「ぬ……まあ2人がそう言うなら……」

妙高「さぁ、私達は早く戦果の報告へ行くわよ」

足柄「はーい」


妙高「羽黒ちゃん、ゆっくり楽しんでいらっしゃい。……でも提督にご迷惑はかけないようにね?」ヒソヒソ

羽黒「妙高姉さん……はい、わかりました!では言って来ます!」


妙高「はぁ……若いって良いわねぇ……」

那智「急に何を言い出すんだ。足柄が落ち込んでしまったぞ」

足柄「大丈夫、まだ若い……まだ若い……」

提督室

雷「てーいーとーくー!」

暁「レディーのお願いを聞いてくれないなんて許さないんだから!」

響「はっちゃんにパンを貰った」ホクホク

電「早くしないと間に合わないのです!」

提督「ああああ……!もう分かったから!」

雷「やったわ!」

提督(子供をつれてちゃ花火に集中できないけど……)

提督(まぁ羽黒なら許してくれるよな……)

ガチャッ

妙高「あなた達、提督もお忙しいんだからわがままを言ってはダメよ」

雷「ううっ、妙高さん……」

妙高「提督も駆逐艦の子達に甘すぎます!先約があるならそちらを優先してください」

提督「そ、そうだな」

暁「もう、なによー!せっかく司令官が連れて行ってくれるって言ったのにー!!」

電「はわわ……妙高さんにそんな口をきいてはいけないのです……」

響「怒らせると酷い目にあうと初風が言っていた」

妙高「あの子ったら大げさなんだから……」

暁「そ、そう言えば妙高さんはおにばばあだって言ってたけど……」

妙高「ほんと、あの子ったら……!」ピキピキ

電「ひんっ……」

妙高「とにかく提督をこれ以上困らせない!わかった?」

雷「はーい……」しゅん…

電「鎮守府からでも小さく見えるかもしれないのです」

暁「でも、ここだと露店とか無いし……」

響「今回は相手が悪すぎた。あきらめよう」

トボトボ……

妙高「はぁ……仕方ないわねぇ。提督、この子達を連れて外出してもかまいませんか?その花火大会へ」

雷「花火大会に連れて行ってくれるの!?」

提督「そうしてくれると俺も助かるよ」

妙高「じゃあ出掛ける準備をしてらっしゃい。お小遣いは1人1000円だけよ?」

電「はいなのですー!」ダッ

暁「なによ!妙高さんがおにばばあだなんて嘘じゃない!」


提督「はあ……本当に助かったよ」

妙高「私の事はかまいませんから……それよりもあの子のことよろしくお願いしますね?」

提督「ん?ああ、もちろん分かってるよ。後これ……色々ねだられるだろうから、これで色々買ってやってくれ」

妙高「あら、こんなにたくさん……やはり少し甘やかし過ぎでは?」

提督「半分は妙高へのお給料だよ。あいつらの子守りは大変だからな」

妙高「そうですか。では有難くいただいておきますね♪」

雷「妙高さーん!準備できたわー!」

妙高「ではいっ行って参ります」


初風「あっ……妙高姉さん、お疲れ様で」

妙高「初風、ちょっと良いかしら?」ゴゴゴ…

初風「え?ええ!?ええー!?な、なな、なんですか!?妙高姉さん?妙高姉さん!?」

青葉「青葉……なにも見ていません……」

提督「当面の危機は乗り切ったが……どうやってここから脱出するかな……」

提督「おそらく金剛あたりがそろそろ嗅ぎつけてきそうだし、やはり一航戦に頼むか……」

提督「ああー!でもあいつらに頼むと報酬に食事処間宮の食べ放題券を3枚づつ……いや、切羽詰まってる事に気づけば5枚づつの要求もありえる……」

提督「ううーん…………」

ガチャッ

蒼龍「蒼龍、遠征よりただいま戻りました」

提督「お……おお!蒼龍!!」

蒼龍「はい?」

提督「蒼龍!蒼龍!!実にいいタイミングで!!」ゆさゆさ

蒼龍「ちょ……提督、そんなに揺らされると九九艦爆がはみ出ちゃうから……」

提督「うおおお!!」ゆさゆさゆさ

蒼龍「確信犯ですか!!」ぽろんっ

提督「すまん。間が差した」

蒼龍「まったく……提督はまったく……」

提督「実は頼みたいことがあるんだ」

蒼龍「頼みたいことですか?」

提督「ああ。俺の護衛を頼みたいんだ」

蒼龍「提督の護衛を……それは重大な任務ですね…………どの海域で護衛すればよろしいのでしょうか?」

提督「この鎮守府内を」

蒼龍「……はい?」

提督「この鎮守府内を誰にも見つからないように護衛してもらいたいんだ。彩雲ガン積みで」

蒼龍「えっと……それに何の意味が?」

提督「理由は聞かず頼まれてくれ!このとおりだ!!」ばふっ

蒼龍「頭下げる振りして顔をうずめないでください!!」

提督「すまん。間が差した」

内緒やけど間じゃなくて魔やで(小声)

提督護衛中

蒼龍「この廊下を渡れば正門ですが……うーん、曲がった先に金剛さんがいますね」

提督「くそっ……よりによって金剛とは…………ここまで来て……!」

蒼龍「仕方ありませんね……私が金剛さんを誘導しますからここで待っていて下さい」

提督「頼む!」

スタスタ

蒼龍「あのー、金剛さん」

金剛「ん?蒼龍から話しかけてくれるなんて珍しいネ!どうかしたのデスカ?」

蒼龍「あっちの方で青葉が提督のプライベートエロDVDを販売していまし」

金剛「感謝するデース!!」びゅんっ

蒼龍「…………」


提督「ありがとう!それにしても凄い勢いで走って行ったな。何を言ったんだ?」

蒼龍「いえ、別に……」

提督「とにかく助かったよ!これはお礼だ、受け取ってくれ!」サッ

蒼龍「これは間宮さんの食べ放題券……3枚もですか?」

提督「じゃっ!」ダッ

蒼龍「あっ……もう。…………私って食いしん坊だと思われてるのかなぁ……」

蒼龍「でもせっかくだし貰っておこうかな。肉じゃががある日に使っちゃおうかなー♪」

スーッ……

蒼龍に怪しげな二つの影が接近していた頃……

金剛「青葉!やっとみつけたネ!!」

青葉「おや?金剛さん、どうかしましたか?」

金剛「提督の新作プライベートエロDVDを私にも売ってくださーい!」

青葉「はて?そんな物今日は青葉、販売していませんけど?」

金剛「フワァッツ!?無いデスカ!?」

青葉「いえ、ありますけど」


あった

>>456
魔が差しました

ご飯食べつつまたか来ます

加賀「あら……?お待ちなさい。何か落としたわよ」

蒼龍「えっ?あっ、すみません!」

加賀「別に謝るような事ではないけれ…………」スッ

赤城「加賀さん?どうかしましたか?」

加賀「こ、これは…………」

赤城「なっ……!!これは食事処間宮さんの食べ放題券!?」

加賀「提督しか購入を許されていないこの券をどうしてあなたが……?」

食事処間宮食べ放題券は提督のみ買うことを許されており、戦艦や一航戦へのご褒美としてごく稀に渡されるチケットである

蒼龍「それはさっき提督のお手伝いをしたらいただいて……」

加賀「そうですか……」ワナワナ

蒼龍「えーっと……それってそんなに凄い物なんですか?」

赤城「当然です!」

加賀「その食べ放題券が一航戦だとすれば、いまから私達が食べに行こうとしている日替わり定食の券なんて軽空母どころか五航戦レベルです」

蒼龍(加賀さんの中では軽空母>>五航戦なんだ……)

加賀「しかも今日のメニューは肉じゃが……肉じゃが食べ放題だなんて……」

蒼龍「そう言えばお二人も時々このチケット使ってますけど、加賀さんは肉じゃが好きな割りに肉じゃがの日に使わないですよね?」

赤城「私達は貰ったその日に使っちゃいますから……」

蒼龍「ああ……」

加賀「肉じゃが食べ放題……肉じゃが……」

赤城「ほら、加賀さん。ちゃんと返さないとダメですよ」

加賀「で、ですが、落し物を拾った場合……一割いただけるのでは!?この場合、肉じゃが一割が私に」

赤城「加賀さん!……そんな事で一航戦の誇りを捨てる気ですか?」

加賀「肉じゃがが……肉じゃがが……」

蒼龍(普段クールな加賀さんをここまで豹変させる肉じゃがっていったい……)

赤城「すみません、加賀さんは肉じゃがが絡むといつもこんな感じで」

加賀「…………お返しします」スッ

蒼龍「いえ、良いですよ。それは差し上げます。拾ってくれたお礼に」

加賀「ですが一割ではなく全ていただくわけには……」

蒼龍「でしたら残りの九割は別の形で返してください。えーっと……戦闘術の指南とか♪」

加賀「お安い御用です!ではこれは有難くいただきます」キラキラ

蒼龍「はい♪」

赤城「あっ、あっ……」オロオロ

蒼龍「それにチケットはまだありますから。今日が肉じゃがの日なら私も使っちゃおうかなー♪」

赤城「あ、あのっ……」オロオロ

加賀「あっ……」アタフタ

赤城「あ、いえ……その、わ、私は後で行きますから、お二人で……えっと……」

蒼龍「赤城さんもご一緒にどうですか?チケットは3枚ありますから」

赤城「本当ですか!?……じゃなくて、私は落し物を拾った訳でも無いのにそんな……」

蒼龍「良いんですよ。私も加賀さんと二人きりなんて緊張しちゃいますから。あはは……」

赤城「ではその券を床に落としてください!私、拾いますから!」

蒼龍「なんですかそのプレイ!?申し訳なさすぎてできませんよ!」

瑞鶴「はぁー、美味しかった!やっぱり肉じゃがは最高ね!」

加賀「五航戦の子が肉じゃがを口にするなんて100年早いわ」

瑞鶴「ゲッ……!出たわね、肉じゃがおばけ……」

赤城「瑞鶴さんも肉じゃが食べたんですね。どうでしたか?」

瑞鶴「もっちろん最高でしたよ!」

加賀「さあお二人とも、こんな所で無駄な時間を過ごさず中へ入りましょう」

蒼龍「あはは……ごめんね、瑞鶴ちゃん」

スタスタ

瑞鶴「なによー!……あれ?」

瑞鶴「蒼龍さんって一航戦の二人と仲良かったっけ……?」

瑞鶴「って言うか、赤城さんはともかく加賀さんが赤城さん以外と仲良くしてるのなんて見たことないし」

瑞鶴「どうやって仲良くなったんだろ。いいなぁ……」

食事処間宮

間宮「いらっしゃい♪あら、今日は3名なんて珍しいわね♪」

加賀「食べ放題3名、よろしくお願いします」キラキラ

赤城「今日は肉じゃがと聞いて加賀さんが張り切ってるんですよ♪」キラキラ

間宮「あらぁ……困ったわね……」

蒼龍「どうかしたんですか?」

加賀「まさかあの五航戦の子が食べ荒らして肉じゃがが……頭にきました」

間宮「瑞鶴ちゃんは一人前しかたべなかったんだけど……さっき大和型の二人がきてたのよ」

蒼龍「それは大変でしたね……」

赤城「なんとかならないんでしょうか……」しょぼーん

間宮「うーん……他の料理で良かったらなんとかなるんだけど、肉じゃがみたいな煮込まないといけない料理はなかなか……」

蒼龍「あれ?でもそこの大きなお鍋にたくさん入っているのは肉じゃがですよね?」

間宮「ええ。でもこれだけの量だと……」

加賀「この量だと前菜程度……肉じゃが食べ放題……」ガックシ

蒼龍「これが前菜……」

鳳翔「お困りのようですね、間宮さん」

間宮「あら、鳳翔さん」

鳳翔「実は昨日、大和型のお二人が食べ放題放題券を手にいれたと聞いて、品切れにならない様に念の為うちでも肉じゃがを仕込んでおいたんですよ」

間宮「本当ですか!?」

鳳翔「余計なお世話だといけないから黙ってたんですけど……良かったら使っていただけますか?」

大鯨「採れたて新鮮な馬鈴薯たっぷりですよ♪」

春雨「よいしょっ……おまたせしました!まだまだ持ってきますね!」

間宮「ありがとうございます鳳翔さん。おかげでこの子達におなかいっぱい肉じゃがを振る舞えそうです」

鳳翔「いえ、困った時はお互い様。昼は間宮さん、夜はうち。同じ食事処として一緒に頑張っていきましょう」

間宮「はい!」

蒼龍「わぁ……こう言う友情みたいなのって素晴らしいですよ……ね…………」

加賀「…………」ダバダバ

赤城「…………」ダバダバ

蒼龍(うわぁ……肉じゃがげ来て嬉しいのか友情を見て感動したのか知らないけど、滝の様に涙が……)

間宮「と言うわけでお待ちどうさま♪」

鳳翔「味付けは違うけど我慢してくださいね♪」

蒼龍「なんだか一つのカウンターに間宮さんと鳳翔さんがならぶなんて不思議な感じですね」

赤城「まるで夢でも見ているかの様です……」

加賀「私は幸運とか奇跡なんて信じていないけれど……これは奇跡と言われても反論出来ないわね……」

蒼龍「そこまでですか……」

大鯨「お待ちどうさまです♪こちらが間宮さん特製肉じゃが、こちらが鳳翔さん特製肉じゃがですよ♪」

蒼龍「へぇー、同じ肉じゃがでも結構違うものなんですね」

赤城「当然ですよ。間宮さんと鳳翔さんの肉じゃがは、言わば対をなす存在……」

加賀「間宮さんの肉じゃがはあっさりした上品な味わい。無限に食べれるような繊細な料理」

加賀「そして鳳翔さんの肉じゃがはどこか田舎を感じさせるコッテリとした濃い味の肉じゃが……ご飯が止まりません」

蒼龍「つまりどっちにしても無限に食べちゃうんですね……」

赤城「この間宮さん特製肉じゃがの肉を……鳳翔さん特製肉じゃがのじゃがいもに乗せて……」

加賀「もはや何も言葉が出ません……」

蒼龍「肉じゃがってこのダシって言うか汁も美味しいですよね!……ってマナーが悪かったかな」

加賀「何を言っているんですか!この汁こそ肉じゃがの醍醐味。それが分かるなんて素晴らしい事ですよ」

赤城「私達なんてコレをご飯にかけて食べちゃいますからね!」

加賀「以前それを下品だなんだとバカにした愚かな五航戦がいましたが……」

加賀「私達は綺麗な物を綺麗に食べに来たのではなく、美味しい物をより美味しく食べに来たのだと言いたい!」

蒼龍(普段はクールななに肉じゃがげ関わると熱い人なんだなぁ……)

蒼龍(普段はクールなのに肉じゃがが絡むと熱い人なんだなぁ……)

赤城「今日は蒼龍さんのおかげで最高の一日になりましたね!」

蒼龍「あっ……」

加賀「ほうはひまふぃふぁふぁ?」もぐもぐ

蒼龍「この間宮さんと鳳翔さんの肉じゃがの汁を混ぜてご飯にかけたらどうなるのかなー……って」

赤城「!!」ガタッ

加賀「二航戦……恐ろしい子……」

蒼龍「えーっと……褒められてるのかな……?」

絶賛ブレンド中

赤城「いただきます……」ドキドキ

加賀「さすがに緊張します……」ドキドキ

蒼龍「な、なんだか私まで……」ドキドキ

ぱくっ……

若葉「若葉だ。肉じゃがむにゅにゅ……」むぎゅーっ


赤城、加賀、蒼龍は一口食した瞬間に何も言わず抱き合った

若葉はその中央で挟まれた

これが世に言う正規空母トリオ爆乳サンドである

蒼龍・赤城・加賀「ごちそうさまでした」

間宮・鳳翔「はい、お粗末様♪」

大鯨「わぁー……、あんなにあったのに空っぽですね」

春雨「はぅー……補給任務疲れましたー……」


赤城「今日は本当にありがとうございました」

加賀「言葉では言い表せないほど感謝しているわ」

蒼龍「そんな、私こそ今日はなかなかお話しできないお二人と沢山話せて楽しかったですから!」

赤城「だったらもっとお話ししましょうか♪」

蒼龍「良いんですか?」

加賀「立ち話もなんだから私達の部屋に行きましょう」

蒼龍「ええ!?一航戦のお二人のお部屋ですか!?」

加賀「そうだけれど?」

赤城「外の方が良かったですか?」

蒼龍「い、いえ!喜んでお邪魔させていただきます!」

蒼龍(二人のお部屋に入ったなんて話し聞いたことないよね……肉じゃがくらい楽しみかも……!)


蒼龍は期待を胸に案内され一航戦の部屋へ向かった

加賀の鉄壁のガードで守られてきた赤城との愛の巣へ

加賀が何故この部屋へ蒼龍を通したのか蒼龍はまだ知らない

またかきます

蒼龍「うわぁー……大きな部屋……」

赤城「そうですか?」

加賀「あまり他の方の部屋へお邪魔したことが無いからよく分からないけれど」

蒼龍「私と飛龍の部屋よりうんと大きいですよ!金剛姉妹の部屋と同じ間取りかも……」

赤城「まあ広くても物は少ないですけどね」シュルシュル

加賀「適当に座ってくつろいでくれて構わないわ」シュルシュル

蒼龍「あっ、部屋では胸当てを外すんですね」

赤城「さすがに自分の部屋でくらいはリラックスしたいですからね♪」

加賀「休息は大事」

赤城「さてと、汗いっぱいかいちゃったしそれじゃあサッとシャワー浴びてきますねね」

蒼龍「ええ!?」

赤城「どうかしましたか?」

蒼龍「あ、いえ……」

蒼龍(どうしよう……いきなり加賀さんと二人きりだなんて……間が持つかな……)

加賀「飲み物はお茶で良いかしら?」

蒼龍「お、お気遣いなく!」

加賀「そうはいかないわ。お客をもてなすのは当然ですから」

蒼龍「なんだかすみません」

加賀「でも困ったわね。お客なんて殆ど来ないからどうもて成せば良いか……」

蒼龍「そう言えばあまりお二人の部屋へ出入りしている人は見ませんね」

加賀「たまに駆逐艦や軽空母の子達が来る程度かしら」

蒼龍「へぇー……ちなみに誰が良く来るんですか?」

加賀「駆逐艦なら夕立や龍驤……軽空母なら隼鷹がたまにくるわね」

蒼龍(加賀さん……龍驤さんは駆逐艦では……)

加賀「でも……そうね、私が自分から招いて入れたお客はあなたが初めてかしら」

蒼龍「それはなんて言うか……光栄です!」

加賀「…………」じーっ

蒼龍(わぁ……加賀さんって少し眠そうな眼だけど、こうやってじっくり見ると凄く綺麗……)

蒼龍(赤城さんはいつもニコニコしてるイメー……あ、あれ?)

加賀「…………」スーッ

蒼龍(ええ!?な、なな、なに?加賀さん!?近っ……え!?ええ!?)

加賀「…………」クンクン

蒼龍「…………っ」

加賀「少し汗のにおいがするわね」

蒼龍「へ……?あ、そっか……遠征から帰ってそのまま来たから……」

加賀「だったらあなたもシャワーを浴びれば良いわ。着替えは私のを用意しておくから」

蒼龍「何から何まですみません……」

蒼龍(びっくりした……)

加賀「…………」

蒼龍「…………」

加賀「…………」

蒼龍(い、息苦しい……やっぱり間が持たないし……!何か話題を……)

蒼龍「あ、あの……」

加賀「?」

蒼龍「すみません!なんかつまらない感じにしちゃって!」

蒼龍(ああああっ!何言ってんのよ私は!!余計空気が悪くなるじゃない!!)

加賀「そんな事無いわ。私、これでも楽しんでいるのだけれど」

蒼龍「そ、そうなんですか……あっ!そう言えば最近はMI作戦で活躍されているんですよね!飛龍から加賀さん達の活躍を毎日聞かされてるんですよ!」

加賀「……そう」

蒼龍(あっ、今ちょっと嬉しそうだったかも……?)

蒼龍「私はまだ練度が皆さんより低いですから……MI作戦がどんな感じか聞かせてもらえませんか?」

加賀「良いけれど」

蒼龍「お願いします!」

加賀「と言ってもあの子から毎日聞いているなら同じ様な事を言うだけかも知れないわね」

蒼龍「そんな事ないです!飛龍は着眼点が悪いって言うか……ビューンとかドカーンばっかりでわかりにくいって言うか……だからお願いします!」

加賀「まず機動部隊本隊は私達空母を主軸として組まれます。うちなら私と赤城さんと飛龍、後は長門型の二名と他の空母が一隻いたわね」

蒼龍(瑞鶴さん……)

加賀「知っての通りMI作戦は機動部隊同士の戦い……基本は私達正規空母しか戦いません」

加賀「戦いと言っても敵艦隊を撃滅すると言うよりかは、いかに航空戦で優位に立ち被害を抑えるかと言う戦いですから被害は殆どありません」

蒼龍「はあ……」

加賀「たまに随伴護衛艦の子が被弾して帰ることもありますが……ああ、あとあの子も」

蒼龍「あの子?」

加賀「もうっ、私がここまで被弾するなんて!誘爆を防いで!飛行甲板は大丈夫!?……とか何とか」

蒼龍「!?」

加賀「あの程度の練度で被弾すると思っていなかったなんて……慢心以外の何者でもないわ」

蒼龍「ぷっ……ふふっ」プルプル

加賀「?」

蒼龍「ご、ごめんなさ……ふふっ、ごめんなさい、笑うつもりは……」プルプル

加賀「いえ、あんなていたらくを晒したのだから笑ってやれば良いわ」

蒼龍(加賀さんがする瑞鶴ちゃんのモノマネ……そっくり……!)プルプル

赤城「はぁ、サッパリしました♪」

蒼龍「ふふふっ、もうダメ……あははははっ」

加賀「うんうん」コクリコクリ

赤城「なんですか?随分楽しそうですね!」

蒼龍「あっ、赤城さん。ダメ、おかしくて涙が出ちゃう……ふふっ」

加賀「シャワーが空きましたね。お先にどうぞ」

蒼龍「いえ、私は最後で。加賀さんからお先にどうぞ」

加賀「そう。なら遠慮なく」



蒼龍「はぁー……やっと落ち着いた……加賀さんって意外と愉快な人なんですね」

赤城「意外ですか?私はずっと愉快な人だと思ってましたけど♪」

蒼龍「私達の中では加賀さんは厳しいってイメージが強いですから……特に瑞鶴ちゃんに」

赤城「うーん……成長させる過程で、三流は無視。二流は褒めて一流は非難するって聞いたことがありますから……」

赤城「きっと皆さんには期待しているんですよ♪一流として」

蒼龍「そうなんですか……じゃあ瑞鶴ちゃんの事は一流の中の一流だと思って叱っているんですね」

赤城「面倒見が良いですから、加賀さんは♪」

赤城「せっかくですし一緒にシャワー浴びて来てはいかがですか?」

蒼龍「そんな!お邪魔しちゃ悪いですから……」

赤城「女同士でも裸の付き合いは良いものですよ?普段なんて私が入ってると毎日加賀さんも入ってきますから」

蒼龍「お二人は本当に仲が良いんですね」

赤城「フフッ、一緒に入れば蒼龍さんも仲良くなれるかもしれませんよ?」

蒼龍「それじゃあ、失礼してお邪魔しちゃおうかな……」


コンコン

加賀「!」

蒼龍「し、失礼します!」

加賀「あら、どうかしたの?」

蒼龍「えっと……お背中をお流ししようかなと……」

加賀「…………」

蒼龍「あはは……」

加賀「そう。ならお願いしようかしら」

蒼龍「はい!」

加賀「そこにかけてあるボディータオルを使ってくれるかしら」

蒼龍「はい!……では失礼します」

蒼龍(はぁー……ため息出るくらい綺麗な背中…………こんなタオルでこすっちゃって良いのかな……)

加賀「全く動かないけれど……私の背中がどうかしたのかしら」

蒼龍「あっ!ご、ごめんなさい!」ゴシゴシ


蒼龍「あの……私、ずっと加賀さんの事を誤解していました」

加賀「……?」

蒼龍「怖くて厳しい人なんじゃ無いかって……でもその厳しさにもちゃんと理由があって、普段はとても楽しい方なんだなって」

加賀「私は感情表現が苦手だから……そう思われても仕方ないわね」

蒼龍「三流は無視。二流は褒めて、一流は非難する……本当は瑞鶴ちゃんも一流はさだと思って期待しているんですね」

加賀「いいえ、嫌いだけれど」

蒼龍「えっ……」

加賀「嫌いだけれど」ツン

蒼龍(あ、あれぇー!?)

お風呂上がり

加賀「五航戦の子なんて嫌いだけれど」

蒼龍「赤城さーん……!ずっとこの調子なんですけど……」

赤城「うーん……ツンデレってやつですね♪」

蒼龍「いつデレるんですか!?あと翔鶴ちゃんは完全に巻き添えですよね!?あの子すっごく加賀さんの事好きなんですよ?」

加賀「そうね……あの子はとても良い子だと思うわ」

蒼龍「本当ですか!?」

加賀「五航戦でなければね」

蒼龍「ああー」

赤城「フフッ、でもお二人はすっかり仲良しさんですね」

蒼龍「えっ……そんな事は……」

加賀「お風呂ですっかり打ち解けましたから」

蒼龍(いつのまに!?加賀さんの中ではあれで打ち解けてたの!?)

龍驤「おーい、遊びに来たでー」

赤城「あら、龍驤さん」

龍驤「おっ!なんやなんや、うち以外にお客さんがおるなんて珍しいやん!」

加賀「あなたはいつも勝手に上がり込んで来るだけでお客では無いわね」

龍驤「なんや冷たいこと言うなぁ。うちらライバルでもあり友達でもあるやん」

加賀「空母と駆逐艦ではカテゴリーが違い過ぎてライバルにはならないけれど」

龍驤「誰が駆逐艦やねん!!空母や空母!!」

蒼龍「あの、龍驤さんっていつまここへ来て何をしているんですか?」

赤城「えーっと……野球を見て、一人で騒いで……気付いたら帰ってますね」

蒼龍「放置!?」

龍驤「あー、ええねんええねん。うちこの空気が気に入っとるだけやから。テレビもでかいしな!」

蒼龍「変わってるなぁ……」

龍驤「あっはっは♪しかしまぁ……なんて言うか……」

蒼龍「……?」たゆん

加賀「…………」バイン

赤城「……ん?」ボイン

龍驤「バイン!」……

一同「…………」


龍驤「あほー!!」ダッ

蒼龍「なんだったんでしょうか……」

赤城「さてと、それじゃあお布団に入りましょうか♪」

蒼龍「お布団!?」

赤城「お話しするなら布団の中が盛り上がるじゃ無いですか♪」

蒼龍「なんだか小学生の修学旅行みたいですね……」

加賀「布団の用意が出来ました」

蒼龍「あれ……?でも一組しか……」

赤城「最初は二組あったんだけど、毎日加賀さんが私の布団に入って来ちゃうからダブルにしてもらったんですよ♪」

加賀「やりました」

蒼龍「ここに三人寝るんですか?」

赤城「少し狭いですけどなんとか入れそうですね♪」

加賀「真ん中は狭苦しいと思いますので私が」キラキラ

蒼龍(なんだか加賀さんが楽しそうだし良いか……)

赤城「さぁさぁ♪なにからお話ししましょうか♪ワクワクして来ますね!今夜は寝かせませんよ!」

蒼龍「まだ夕方前なんですけど……」

加賀「流石に気分が高揚します」

蒼龍「えーっと……最初の話題では赤城さんにお任せして良いですか?」

赤城「…………」スヤスヤ

蒼龍「ええ!?確かに修学旅行とかでめ一番張り切ってた子が真っ先に寝たりしますけど……早過ぎませんか!?」

加賀「じゃあ私から良いかしら」

蒼龍「えっ?加賀さんからですか……?なんだか意外ですね。もちろん!よろしくお願いします」

加賀「九九艦爆がはみ出るの意味が知りたいのだけれど」

蒼龍「えっ…………」

加賀「あなたの身体を揺すると胸の間から九九艦爆が出て来るのかしら?それとも胸自体を九九艦爆と例えているのか……」

蒼龍「えっと……それはですね……」

加賀「こんな感じで揺らせばはみ出るのかしら」ゆさゆさ

蒼龍「あ、あのっ、そんなに揺らすとお借りしたパジャマのボタンが……!」

プチッ、プチッ……ぽろん

加賀「……この状態が九九艦爆がはみ出た状態なのかしら?」

蒼龍「わわわ……」

加賀「だとしたら私は……」プチプチ

蒼龍「はい!?」

加賀「九七式艦攻と言ったところかしら」ポロリ

蒼龍「はわわ……」カアァァァ

加賀「…………」プチプチ

蒼龍「ちょっ……ダメですよそんな!!」

赤城「フフフ……肉じゃが…………」スヤスヤ

加賀「……九六式艦戦」どやっ

蒼龍「なにしてるんですか!」

蒼龍「もう……ボタンが無いからしまえないし……」

加賀「そんなに隠さなくても。綺麗ですよ」

蒼龍「そ、そう言う問題じゃ…………それに形とかその他もろもろ、加賀さんの方が綺……」

蒼龍「赤城さんの胸……凄く綺麗ですね……」

加賀「むっ……」

蒼龍「あっ、いえ!もちろん加賀さんも綺麗ですよ!?でも、なんて言うか赤城さんのは……見惚れてしまう程……」

加賀「この美しさが分かるとは……やはり私の目に狂いは無かったようね」

蒼龍「分かりますよ!だってこれは……まさに理想の……」

加賀「それでは特別にある秘密を教えて差し上げましょう」

蒼龍「秘密を?」

加賀「はむっ……ちゅっ……」

蒼龍「ちょっ……!」

加賀「ん……ごくっ、ごくっ……」

蒼龍「えっ……」

加賀「……やりました」

蒼龍「冗談ですよね!?」

蒼龍「いくらなんでもそんなバカな事が……お子さんもいないのに……」

加賀「まあ空母と言うくらいですから」

蒼龍「そんな理由で母乳は出ませんよ!」

加賀「まあ騙されたと思って……」

蒼龍「…………」

赤城の胸は、ノーマルな女性をも虜にするほど魅力的だったと言う

蒼龍「……はむっ」ちゅっ……

加賀「…………」

蒼龍「…………」ごくん

加賀「やりましたか?」

蒼龍「やっちゃいました……本当に出るなんて……しかも凄く甘くて美味しい……」

加賀「赤子用の母乳とは違いますね」

赤城「くすぐったぃ……ですよ、フフフ……むにゃむにゃ」

加賀「…………」こくり

蒼龍「うぅー……」こくり


赤城「んっ……らめ…………むにゃむにゃ……」

このあと滅茶苦茶吸われた

ぎゅるるるるぅ…………

蒼龍「ハッ!」

加賀「赤城さんのお腹が……これ以上はやめておきましょうか」

蒼龍「えっ?これって出ただけお腹がすくシステムなんですか?」

加賀「そうみたいね」

蒼龍(加賀さんより赤城さんが良く食べるのって加賀さんに吸われてるからなんじゃ……)

加賀「あなたも立派なものを持っているけれど……でないのかしら?」

蒼龍「で、出ませんよ!多分…………か、加賀さんの方が出そうですけどどうなんですか!?」

加賀「さぁ……どうかしら。試したことが無いわね。赤城さんはいつも先に寝てしまうし」

蒼龍「そうなんですか……」

加賀「……吸ってみる?」

蒼龍「えっと……わ、私で良ければ」


以前なら断っている所だが、赤城のそれは麻薬の様な美味しさで蒼龍の感覚を狂わせていたらしい

蒼龍「それじゃあ失礼して……」かぷっ

加賀「んっ……」ピクン

蒼龍「…………」

加賀「…………っ」

蒼龍「…………ぷはっ」

加賀「はぁ……っ、はぁ……」

蒼龍「あの……出ちゃいました……」

加賀「……そう」

蒼龍「やっぱり空母って出ちゃうんでしょうか……私も?飛龍も?龍驤さんも!?」

加賀「さすがに零式艦戦52型では無理があると思うけれど」


龍驤「誰が52型や!!なんかもう……それえぐれとるやないか!!」

瑞鳳「な、なによ急に大声だして」

龍驤「へ?あ、いやー、すまんすまん。なんやってんやろ?なんかピーンときたんよ」

加賀「んー……」

蒼龍「あ、あのっ、加賀さん……もう私、ダメです……!」

加賀「なるほど……あなたからは出ませんでしたね」

蒼龍「はぅぅ……もうお嫁に行けない……」

加賀「大きさの問題では無い……?」

蒼龍「もしかしてお二人がよく食べるのって、栄養をそこに蓄える為なんでしょうか?」

加賀「よく分かりませんが……お腹が空いたので鳳翔さんの所へ行きましょうか」

蒼龍「もうお腹空いたんですか!?」

赤城「確かにお腹が好きましたね……」ムクッ

蒼龍「あっ……」

赤城「あら?なんだか胸が痛いような……?」

蒼龍「い、行きましょう!すぐに鳳翔さんの所へ!!」


三人は居酒屋鳳翔へ向かい、瑞鶴はその様子を羨ましそうに眺めていた

翌日、MI作戦にて……

長門「蒼龍は実戦らしい実戦はこれが初めてか」

蒼龍「はい!入渠中の飛龍に変わり精一杯やらせていただきます!」

長門「フッ、そう気を張りすぎるな。身体が持たんぞ」

蒼龍「はい!」

長門「とは言え航空戦では我々戦艦は手だし出来んからな……よろしく頼む。その代わり近距離での殴り合いなら私達に任せろ」

蒼龍(駆逐艦が絡まない時の長門さんは迫力があって頼もしいなぁ……)

赤城「敵機動部隊、来ます!!」

瑞鶴「アウトレンジで決めたいわね!」

加賀「…………」イラッ

陸奥「まずい……!敵艦攻隊数機、抜けて来たわよ!!」

長門「蒼龍!瑞鶴!!行ったぞ!!」

蒼龍「えっ!?ええっ!?」

ズドンッ!

蒼龍「……っ!…………あ、あれ?」

赤城「大丈夫ですか?」小破

加賀「まったく、あまり手を焼かさないでちょうだい」小破

蒼龍「そんな……お二人とも私をなんかを庇って……?」

赤城「なに言ってるんですか。可愛い後輩を護るのも我々一航戦の仕事ですよ♪」

加賀「お願いだからこれ以上私の仕事を増やさないでもらいたいものね」

赤城「つまり加賀さんにとっても蒼龍さんが可愛い後輩って事ですよね♪」

蒼龍「赤城さん、加賀さん……」

瑞鶴「あのー、ここにも可愛い後輩がいるんですけどー!」中破

赤城「あっ」

加賀「あの子は好運艦()なんだから自分でなんとか出来るでしょ」

瑞鶴「きぃー!!」

雷が落ちたのかWi-Fiが繋がらなくなった。PCもお亡くなりになった!もうおしまいだ!!

次ヒロインカッコカリは>>567

島風

明日には治ってるだろう(慢心)

島風了解しました。羽黒は犠牲になったのだ。犠牲の犠牲に、な……

島風「提督!提督提督!提督ー!!」ダダダダダダ

提督「んー?」

島風「聞きましたよ!第六駆逐隊の子達だけ花火大会に連れて行ったなんてずっるーい!!」

提督「一応黙っとく様にいったけど……あいつらを口止めしても……まぁ、そうなるよな」

島風「昨日私が来た時は用事があるからダメだって言ったのに!!」

提督「違うだよ。あれも断ったんだけど、たまたま妙高が来て連れていってくれることになってな」

島風「えーっ!どうして私にも声かけてくれなかったんですかぁー!!」

提督「ちょっとバタバタしてて……ってか声でかいな」

島風「なっとくいきません!」

提督「まぁ夏はまだまだ長いんだから、また今度な?」

島風「またそんな事言って!夏は過ぎるのがはっやーいんですよ!!」

提督「そんなに早いのか?」

島風「速いです!!」

提督「島風よりも速いのか?」

島風「私より……?」

提督「夏が過ぎるスピードは島風よりも速いのか?」

島風「…………島風の方が速いですよー!」

提督「なら大丈夫だな!」

島風「はい!それじゃー失礼しまーす♪」

提督「…………(まさか昨日と同じ手に引っかかるとは)」

妙高「失礼します」

島風「おぅっ!?」

提督「どうした妙……高…………さん、怖い顔して……」

妙高「提督、少しお話しよろしいでしょうか?うちの羽黒の事でちょっと」ワナワナ

提督「ひっ……」

島風(ちょっと覗いて見ておこうっと……)

妙高「昨日帰って来てからおかしいんですよ。あの子の様子が」

提督「は、はい……その、どの様に……」

妙高「心ここにあらずと言いますか……ぼーっとしていて」

提督「つ、疲れが溜まったんですかね!?」

妙高「かと思ったら、提督と言う言葉を聞くと顔を真っ赤にして目を逸らすんですよ」

提督「羽黒は恥ずかしがり屋だからな!な!?そうですよね!?」

妙高「提督、どうして私に敬語なんですか?何かやましいことでもお有りに?」

提督「…………」

妙高「確かに羽黒の事を提督にお任せさましたけど、まさか妙な事をしていませんよね?」

提督「はははっ、妙高だけに妙な事ってか」

ダンッ!!

提督「バカ言ってすみませんでした!!」

妙高「……で?あの子に何をしたんですか?」

提督「ち、ちゃうねん……あれは事故っちゅうか……」

妙高「ふざけないでください」

提督(くそ、龍驤め……何が怒られてる時は愛嬌たっぷりな関西弁なら許してもらえるだ……!)

提督「本当に普通に花火大会を楽しんでいたんです……夜店も回って、花火も見て、ただ帰りの電車で……」

妙高「電車で?」

提督「そうだ、あれは半分足柄の責任で!あいつが羽黒に浴衣を着るなら下着を付けないのが普通とか言うから!!」

妙高「そんな言い訳は聞いていないんですけど」

提督「あ、はい……あの、俺も……まさか下も穿いていなかったなんて思わなくて……」

妙高「提督、どうしてあの子が下着を付けていないと知っているんですか?」

提督「それは……」

妙高「あの子に限って自分からそんな事を言う様な事は無いと思うんですが。まさか提督が何らかの方法でお確かめになったのでは?」

提督「その……感触で…………」

妙高「そう……」

島風(提督、今までお疲れ様でした。さようなら)

羽黒「もうやめてください……!」

妙高「羽黒ちゃん?」

羽黒「あのっ……、わたし……私が司令官さんにお願いしたんです……!」うるっ

妙高「えっと……」オロオロ

羽黒「私から司令官さんにそうして下さいとお願いして……だからこれ以上司令官さんを責めないでください……!」

妙高「わ、わかったわ。もう何も言わないから、ね?」

羽黒「本当ですか……?」

妙高「ええ。あなたは足柄や足柄や足柄と違って嘘をつくような子じゃないもの。信じているわ」

羽黒「ありがとうございます……!あの
、提督さんにはご迷惑をおかけして……その…………」カアァァァ…

提督「羽黒?」

羽黒「ご、ごめんなさい!!」ダッ

提督「えっ!?」

妙高「提督……今回はあの子を信じて見逃して差し上げますけど……頼まれたからと言って破廉恥な事は」

提督「はい!!心に刻んでおきます!!」

提督「ふぅ…………妙高に尋問されるのも何か興奮するな……」

島風「ていとく!」

提督「うわっ!びっくりした……」

島風「やっぱり花火大会行ってたんじゃないですか!!ずっるーい!!」

提督「もう今日は勘弁してくれ……」

島風「良いんですか?そんな事言って」

提督「え?」

島風「提督が羽黒さんにハレンチな事したって金剛さんに言っちゃいますから!」

提督「なんて惨いことを!!」

島風「にしし♪許して欲しかったらー、島風の言うこと聞いてもらえますよねー♪私、いきたい所があるんですよ!」

提督「わかったよ。で、何処に連れていって欲しいんだ?」

島風「えっとー♪>>604行きたいんです!」

またかきます安価下

提督の部屋

(まったく話の内容についていけないけど青葉が人気あるのは分かった)

島風「私、提督の部屋に行ってみたいんです!」

提督「……ん?いや、ココだけど」

島風「違いますよー!提督室じゃなくて、提督が寝たりしてる部屋に行きたいんです!!」

提督「だからココだけど……」

島風「えっ……提督ココで暮らしてるんですか……?」

提督「そこに四畳半の和室スペースがあるだろ?そこで寝てるよ」

島風「そんな……提督って鎮守府でも五番目くらいに偉い人だと思ってたのに……こんな貧しい暮らししてたなんて……」

提督(一番じゃ無かったんだ……)

島風「そんなのつまんないですよ!つまんないつまんないつまんなーい!!」

提督「そう言われてもこればっかりはなぁ」

島風「提督つまんない!提督の私生活つまんない!!提督の生き様つ」

提督「それ以上はいけない!俺のハートがもたないから!!」

島風「じゃあこの部屋を探検しよーっと」

提督「切り替え早いな……」

島風「お宝いっぱい見つけちゃうんだから!」

提督「宝探しは良いけど物壊したりしないでくれよー」

島風「提督!このDVDなんですかー?」

提督「さすが島風。なんて速さで俺の急所をついて来やがる……」

島風「えっと……駆逐艦青葉?……あれ?青葉さんって重巡ですよね?」

提督「昔は駆逐艦だったんじゃないか?」

島風「こっちは青葉の秘密?これは……提督だけの従順青葉?……提督、これなんて書いてるんですか?」

提督「それはじゅうじゅんって読むんだ。きっと重巡の漢字を間違えたんだな」

島風「これは……青葉、見られちゃいました……む、む……提督!これも読めないです!」

『青葉見られちゃいました。無修正』

提督「んー、それなー。俺も読めなくて困ってるんだよ」

島風「そっかー。妙高さんなら知ってるかも!聞いてこよーっと♪」

提督「やめてください死んでしまいます!」

提督「おとなしくその物をこっちに渡しなさい」

島風「提督のそんな必死な顔初めて見たかも……あっ!もしかしてコレが時津風ちゃんの言ってた、提督が必死に隠してた何か!?」

提督「良いから返しなさい」

島風「にしし……♪私を捕まえるつもりですか?誰も島風には追いつけませんよ!」ビュンッ!

提督「誰も島風には追いつけないか……確かにそうかもしれないな。だが……」

ガシッ

島風「おぅ!?」

提督「島風、お前が俺の先を走ったことは一度たりとも無いんだよ」

島風「この私が捕まるなんて……とでも言うと思ったら大間違いですから♪」バッ

島風「タービン出力全開!これで提督にも……」

ガシッ

提督「俺より早く動くつもりかい?お嬢ちゃん」

島風「私が遅い……?私がスローリー!?冗談じゃないんだから!!」

提督「まだまだ速さが足りないな」

島風「くっ……この私が速さで負けるなんて……!殺してください!!」

提督「お前は女騎士か」

またかきます

島風「あー……鍵付きの引き出しに」

提督「今日はめちゃくちゃ忙しいから静かにしてくれよー」

島風「はーい。提督ー!遊びませんかー?」

提督「遊びませんよー。話聞いてましたかー」

島風「提督ー!見てください見てください!」

提督「こらこら、机の上に立たない」

島風「提督ー!島風は退屈なんですけど!」だきっ

提督「うぇっ……!ちょ、首、首が締まって……っ、後ろから抱きつく……」

島風「提督!提督、提督、て、い、と、く!!」だきっ

提督「いや、前から抱きつかれてもいろんな意味で困るから」ムクムク

島風「ていとく!!」ゆさゆさ

提督「おぅっ!!」

三十分後

提督「えーっと、この書類は……うわっ、これも今日までか」

島風「天津風ちゃん、かけっこしませんか!?」

提督(島風の意識が別にいってるうちに進めよう)

数時間後

提督「はあー、やっと終わった」

島風「時津風ちゃんと天津風ちゃんは仲良しなんですね!」

島風「同じ服みたいだけど雪風ちゃんも仲良しなんですか?」

提督「おーい、島風ー。仕事終わったから相手してやれるぞー」

提督「天津風と時津風も長いこと島風の相手してくれてあり…………」

島風「えー、時津風ちゃんのそのモフモフ耳じゃないの?」うつろ

島風「天津風ちゃんの服って可愛いよね!」虚ろ

島風「うん、連装砲ちゃんもそう思うよね」虚ろ


提督「わわわ……島風が一人で大変な事に……」

気晴らしに島風を次に連れて行く場所
or
島風は一人で楽しそうだし他の艦娘と出かける

>>655

きばらし

提督「おい、島風!大丈夫か!?」

島風「連装砲ちゃんが……お出かけしたいって……」虚ろ

提督「島風!!」

島風「ハッ……!?あ、あれ?今ココに連装砲ちゃんと……私は島風とお話ししてて……」

提督「しっかりしろ!連装砲ちゃんは話さないし、島風はお前だ!!」

島風「提督……?提督!おはようございまーす♪」

提督「はぁ……良かった。長い事待たせて悪かったな」

島風「そんなに待ちましたか?」

提督「どうだ、今から間宮さんの所に行って甘いものでも食べるか?」

島風「甘いもの!?パフェでも良いんですか!?」

提督「よし、じゃあパフェ食いに行くか」

島風「やったー♪提督とパフェなんて久しぶり♪」


青葉「やれやれ……青葉は司令官を信じていましたが……たまたま見かけたとは言えこんな記事書かなくて済んで良かったです」

『提督、幻想病の島風さんを見捨てて他艦とお出かけ!』

青葉「ジャーナリストとして真実を伝えるのが仕事とは言え……司令官が周りから白い目で見られるのは可哀想ですからね」

提督「間宮さん、この店で一番高いパフェを頼みます」

島風「間宮さん!いつものアレお願いしまーす♪

間宮「はい、いつものアレですね♪」

提督「いつものアレ?」


間宮「お待たせしました♪桃とビワといちじくのパフェです♪」

島風「はっやーい!」

提督「へー、変わった組み合わせのパフェだなぁ」

間宮「何言ってるんですか、これは提督さんが島風ちゃんの為に考えたパフェじゃないですか♪」

島風「そうですよ!島風スペシャルです!」

間宮「ほら、足の速いくだものを使ったパフェを作るとか言って」

提督「あー、そう言えばそんな事もあったっけ……懐かしいな」

島風「昔は毎週火曜日にこのパフェをご馳走してくれてたんですよ?」もぐもぐ

提督「あー、ほらほら。口にクリーム付いてるから」フキフキ

島風「んっ……提督、ありがとうございまーす♪」

間宮「ほんと懐かしいですね。こうやって島風ちゃんがパフェを食べるのを二人で見守って……提督さんが時々口を拭いてあげてましたっけ」

島風「そうですよ!あの頃よく皆の前で提督と間宮さんを、お父さんお母さんって間違えて呼びましたから!」

間宮「あら、じゃあ私と提督さんが夫婦って事になるのかしら?」

提督「こんなに料理が上手で面倒見の良い奥さんなら喜んで貰いたいくらいですよ」

間宮「ふふっ、そんな事言ってると本気にしちゃいますよ?」

提督(この大人びた余裕な感じがたまらん)

島風「でも時間が経つと駆逐艦の子達も増えてきて、私だけ特別扱いは出来ないからって……あんまり来なくなっちゃって」

提督「そういやそうだったな……」

島風「だから今日はこうしてパフェを食べに連れてきてもらってすーっごく嬉しかったんです!」

提督「そっか、そんなにこのパフェが好きだったのか」

島風「違いますよ!こうしてると私だけが提督から特別扱いされてる気がして……」

島風「他の子と平等に!って言うのは分かってるんですけど……やっぱりこう言うのは嬉しいですから……」

島風「だから今日はありがとうございました!間宮さんも、ごちそうさまです!」

間宮「うぅっ……最近なんだか涙腺が緩くて……」ポロポロ

提督「ふえぇ……」ポロポロ

島風「ちょっ、どうして二人とも泣いてるんですか!?」

間宮「良いのよ気にしないで、遊んできなさい」

島風「うーん……じゃあ天津風ちゃんの所に行ってきまーす♪」

提督「島風!」

島風「おぅ!?」

提督「来週の火曜日もパフェ食うか?」

島風「良いんですか!?」

提督「ああ。でも皆には内緒だぞ」

島風「はい♪それじゃあ失礼しまーす」タッ

提督「やれやれ。秘密にするのも大変そうだな」

間宮「ご苦労様です、お父さん♪」


翌日、鎮守府新聞

『提督、島風さんの為に特別パフェを制作!』
『提督と間宮さんに夫婦疑惑!?島風さんは2人の子供か!?』


提督「青葉ー!!!!」

青葉「ひゃー!司令官、これはジャーナリストの血がー!!」

ダイナミックにバレた

次の主人公カッコカリは>>664でお願いしつつまたかきます

熊野

雪風「しれぇ!早く早く!始まっちゃいますよー!!」

提督「はいはい!」

北上「いやぁー、なんかこっちまでドキドキしてくるよねぇ」

提督「身内がテレビに出るんだから当然だよ」

神通「どうか上手く行きますように……歌も踊りも失敗しませんように……!」

川内「もう、神通ったら心配し過ぎ!あの子なら大丈夫よ!だからこれ終わったら夜戦しよっ?」

多摩「そろそろ出番にゃ!」

TV「それでは次のアーティストをご紹介しましょう!デビューから驚きのスピードで瞬く間にスターの仲間入りを果たしたこの人です!」

利根「うむ、我輩が利根である!今日はよろしく頼むぞ」

那珂「いいなぁ。那珂ちゃんもアイドルになりたいなぁ」

筑摩「利根姉さん!利根姉さん!!」ガタガタ

龍驤「あー、もう!ちょっとキミ!テレビを揺らさないで!」

那智「そんなに気になるなら現地に行けば良いではないか」

提督「いや、なんかもうひと暴れして出禁になったらしい。利根にファンが付いてるのが気に入らないとかなんとかで暴れて」

愛宕「確かに凄いファンの数よねぇ……うちでもこんなに注目されてるわけだし♪」

筑摩「利根姉さん!私だけの利根姉さんが……私だけの利根姉さんが!!」ガタガタ

龍驤「わぁかぁったぁかぁらぁ、うちを揺らさんといてーえぇぇー」ガクガク

隼鷹「あっ、もしかしてテレビと間違われてんじゃないの?」

龍驤「誰がフラットテレビじゃボケー!!」

隼鷹「あはははは♪」

熊野「沢山のファンと鎮守府でも人気者に…………決めましたわ!わたくし、アイドルになります!」

一同(また熊野がおかしなことを言い出したな)

司会「それでは利根さんのデビューシングル、カタパルトは今日も不調!よろしくお願いします」

利根「なに!カタパルトが不調じゃとー♪整備や兵站こそが大事なのじゃー♪」

ファン「のじゃ!のじゃ!!」

筑摩「のじゃ!のじゃ!!」


提督「この前はなんだったっけ?」

鈴谷「んー……プロゴルファー?いや、ピアニストだっけ?」

最上「サッカー選手じゃなかった?ほら、ワールドカップ見てた時にさ」

鈴谷「あー、そうそう!その前がピアニストでもう一つ前がプロゴルファーだ」

熊野「あれはわたくしに不向きだったのよ。ボールを足で蹴るだなんて……野蛮ですわ!」

提督「それがサッカーだからな……」

雷「ビルドファイターはー?」

熊野「あれも明石さんにロボットを制作していただいたけど動かなかったのですもの」

熊野「で・す・が!今回は本気でしてよ!この熊野の美貌を生かすには最高の……そう、これは天職ですわ!」

熊野「と言うわけで、わたくし少々やらなくてはならない事がありますから。みなさん、ご機嫌よう♪」

筑摩「姉さん!!いま、いま姉さんが私に向けてウインクしましたよ!!ねえ!?姉さん!姉さん!!」グワングワン

龍驤「…………」ブクブク…

妙高「筑摩さん!それ以上はいけない!!」

翌日

鈴谷「ヒップよし、ウエストよし、バストー……良し!ほぉぅ♪これで熊野にゃ負けないねぇ♪」決めポーズ

熊野「鈴谷!ちょっとよろしくって?」ガラッ

鈴谷「なっ!!ちょっ……い、いきなりお風呂場のドア開けないでよー!!」

熊野「あなた……裸で何バカみたいなポーズとってますの?痴女……だったのかしら?」

鈴谷「うっさいなぁー!で、何の用なのよ!!」

熊野「そうでしたわ!実はわたくし、本日よりファンクラブを開設いたしましたの♪」

鈴谷「ファンクラブ?」

熊野「ええ♪それで、あなたとも長い付き合いですからこの栄光のファンクラブNo.1を差し上げようかと思いまして♪」

鈴谷「えー……私めんどくさいのはパース」

熊野「まあ!なんて言い草ですの!」

鈴谷「それよりも風邪ひいちゃうから閉めるよ!」がチャッ

熊野「まったく……遠慮せずとも受け取ればよろしいものを……仕方ありませんわね。他を当たりましょう」

ちょっとあれがあれしたのでまたかきます!

図書室

熊野「あら、お姉様方こんな所にいらしてたんですか」

最上「やあ熊野。ちょっと今度の作戦での事でね」クルッ

ガンッ!

三隈「くまっ……!!もがみん……振り向きざま肘がくまりんこのみぞおちに……」

熊野「実はわたくし、お二人を探していたんですのよ。これを差し上げたくて♪」

最上「熊野ファンクラブ会員証……?」

熊野「はい♪こちらの会員No.1は最上姉様に。2番艦のくまりんこにはNo.2を差し上げますわ♪」

三隈「私も三隈お姉様とか呼ばれたいのだけど……」

最上「えっと……ボクは遠慮しておくからNo.1は三隈にあげるよ」クルッ

ガスッ

三隈「くまっ!!…………もがみん、エルボーが……くまりんこのお顔に」

最上「だ、大丈夫かい!?衝突禁止!!」

三隈「だ、大丈夫よ……でもこのカードは私もご遠慮しようかしら……」

熊野「まあ、お二人とも遠慮せず受け取ってもらってかまいませんのに……」

最上「良いから良いから!ボク達は他の人に譲るよ!じゃあ行こうか、三隈!」

ドスッ

三隈「くまっ……!!」

熊野「ちょっと、お二人とも……」


最上「いやー、熊野には悪いけど付き合うと長いからね……」

最上「この前も一週間は付き合わされたっけ……ねぇ、三隈」

三隈「頭を∞の形になるように左右に大きく振って……もがみんの全てをかわすつもりで……!くっまりんこっ!くっまりんこっ!」

最上「何してるのか分からないけど……忙しそうだから先に行くね?」クルッ

ガンッ!!

三隈「くまっ……!!」


これが世界初のデンプシー破りである

熊野「もしかして……みなさんこの会員カードを受け取っていただけませんけど…………やはりNo.1と言う事が重圧になっているのかしら……」

熊野「最初は姉妹艦にと思いましたが仕方ありませんわ。気の強そうな方にNo.1をお譲りしてからお誘いし直しましょう」

スタスタ

熊野「あら、ちょうど良い所に」

摩耶「あん?なんだ、熊野か。何がちょうど良いんだよ?」

天龍「つーか、俺達に話しかけてくるとか珍しいなぁ、おい」

熊野「ええ。普段は野蛮そうなあなた方にこちらから話かけるなんて事はないのですけど……」

摩耶「やめろ!天龍はこう見えて繊細なんだからよー!!泣くぞ!!」

天龍「お前がやめろ!」うるっ

摩耶「で?その野蛮なあたしらにお嬢様のお前が何の用だよ?」

熊野「ええ。実はわたくしのファンクラブに入っていただきたいのだけれど」

摩耶「お前……この流れで凄いこと言い出したな……」

熊野「今なら会員No.1と2をご用意していますわ♪」

天龍「野蛮だとかなんとか酷いこと言いやがって……!嫌いな奴にんなもん配ってんじゃねーよ!」

熊野「あら、確かに野蛮だとは言ったけれど……嫌いだとは言ってませんわよ?むしろ飾らないそういう生き方も素晴らしいと思いますわ」

天龍「そ、そうか?嫌いじゃ無いのか……?本当か?」

熊野「同じ鎮守府で共に戦う仲間をどうして嫌うのかしら……?まぁ初対面の時は少し怖い印象がありましたけど」

天龍「怖いか!?俺が怖いのか!?そ、そうか、よし!そのなんとかカードもら」

摩耶「おちつけ!!初対面の時はって事は、今はもう……ハッ」

天龍「なんだよぉ……」うるっ

摩耶「とにかくあたしはパス。なんか面倒くさそうだしな」

天龍「俺もやめとくか……よく考えたら今のファンクラブだけで手一杯だしよ」

熊野「まあ!すでにどなたかのファンクラブにご入会してらっしゃるの?」

天龍「ご入会っつーか……」

摩耶「こいつのファンクラブだよ。30人くらいいんじゃねーか?」

天龍「数は良く知らねーけどよ、確か駆逐艦が何十人かと……あと軽巡が1人」

龍田「ちなみに私が会員No.1で会長をやってるのよー♪」

天龍「うわっ!いつの間に!?」

雷「天ちゃん!今日は握手会の日って言ったでしょ!」

天龍「知るか!んなもん!!」

暁「もうみんな並んでるんだから早くしてよねっ!ぷんすか!」

くちくか~ん……ずらり

天龍「なんでわざわざ握手するのにそんな並んでんだよ!!」

響「やはりこう言うの形から入るのが大事」

電「先頭は1時間前から並んでいるのですー」

天龍「アホか!そいつどんだけ暇なんだよ!!」

若葉「若葉だ」

天龍「あー、もう……分かったからちょっと待ってろ!!」

摩耶「結局行くのかよ……」

天龍「仕方ねーだろ!1時間とか待たれてんだからよー!!1時間だぞ!」

摩耶「はぁ……お前は多分一生こんな感じなんだろうな……」

天龍「ったくよぉ、1時間も突っ立って疲れんだろ!」

若葉「つらいぞ!……だが、悪くない」

天龍「ほら、握手でもなんでもしてやっから来いよ。この部屋使うんだろう?」

一同「ん?今なんでもって……」


熊野「なんて事ですの……まさか天龍さんですらこれ程のファンがいらっしゃられるだなんて……」

摩耶「天龍ですらって……」

武蔵「なんだ?握手会?なんで新しい訓練か何かか?」

摩耶「げっ……武蔵姐さん……」

武蔵「よう、摩耶!私たちも握手会(近接格闘訓練)しようじゃねーか♪」

摩耶「いや、なんて言うか……あれはファンクラブの催しで……」

武蔵「何言ってんだ、摩耶は私のファンみたいなもんだろ♪」

摩耶「あ、あはは……そっすよねー……」

武蔵「さあ、一緒に訓練して強くなるぞー!お前も目指せ戦艦、大和型だ!」

清霜「武蔵さん!清霜も訓練したら戦艦になれる!?強くなれる!?」

武蔵「おう!任せとけ!!」

摩耶「じゃーなー……」ズルズル


熊野「まさかこんなにもファンクラブがあったなんて……もたもたしていられませんわ!早くこのNo.1を捌ききらなくては……」

またかきます

熊野「そうですわ!このNo.1は提督に差し上げれば皆さんも入り易くなって万事解決じゃありませんか♪」


熊野「…………と言うわけで、提督に差し上げます♪」

提督「えっ……それって入会費とか年会費とかいる系……?」

熊野「何を言ってますの?そんな物いただくわけありません!」

提督「そうか。じゃあせっかくだしいただこうか」

熊野「はい♪こちらが会員カードになってまして、ココにNo.が書いていますわ♪」

提督「へー、なかなか手が混んだ物用意したんだな。どれどれ……」

熊野「この熊野のファンクラブ第一号となれたのですから、提督も胸を張って自慢してよろしくてよ?」

提督(がっつり手書きの手作り会員カードだな)

熊野「それではわたくしのファンクラブ会員として、この熊野を今後しっかり応援してくださいまし♪」

提督「ん?応援って何を応援すればいいんだ?」

熊野「それはー……」

提督「アイドル熊野の応援な訳だから戦闘で応援するとはちがうよな」

熊野「それもそうですわね……やはり踊ったり歌ったりした方がよろしいのかしら?」

提督「おっ!いいね!まってました!!」

熊野「なんだか宴会場みたいな感じですけど……まぁよろしいですわ。わたくし、ダンスと歌のレッスンは幼少の頃から嗜んでおりますので♪」

提督「あっ、そーれ!そーれ!!」

熊野「その掛け声はやめてくださいな!」

熊野ダンシング

提督「おおー……」

熊野「ふぅ、いかがでしたか?」

提督「めっちゃパンツがチラチラして最高でした」

提督「しかし本当に歌って踊れるんだな。まるでアイドルみたいだったよ」

熊野「まるで……ではなく、本当にアイドルなのですけど?」

提督「いやー、とにかく楽しめたしファンクラブに入って良かったよ」

熊野「まぁ♪当然とは言え嬉しいことを言ってくださいますわね♪」

熊野「それではわたくし、ファンクラブの勧誘に行きますので失礼いたしますわ」

パタン

提督「…………」

提督「意外と大人っぽいの穿いてたな」

数日後

熊野「提督、いらして?」

提督「ん?もうそんな時間か」

熊野「ええ♪本日も午後5時より開演ですわ♪」

提督「それは良いんだけど新しいファンクラブ会員は集まったのか?」

熊野「いえ、どうやら皆さんNo.2と言う数字に遠慮してしまっているようでして……」

提督「そ、そうか……」

熊野「ですが人数に関わらずアイドル熊野は全力を出させていただきますから、ご心配なく♪」

提督「で、今日は何してくれるんだ?」

熊野「今日はファン感謝祭を行いたいと思いますの♪」

提督「それ、俺に感謝祭って事になるよな……」

熊野「さぁ、こちらに座ってくださいまし♪」

提督「あれ?熊野も座るのか?」

熊野「ええ♪今日は握手会をしようと思いますのよ」

提督「まじかよCD買わなくても握手できるとかすげーな!!」

熊野「本来なら数秒なのだけれど、今は提督一名しかいませんから1時間ほど握手して差し上げますわ♪」

提督「1時間!?」

熊野「はい♪」

提督「…………」

熊野「さあさあ、お手を♪ご遠慮せず」

にぎっ

提督「お、おう……なんか熊野と手を握るなんて始めてだな」

熊野「アイドルと長時間握手が出来るなんて、提督も本当に幸運ですわね♪」

提督(なんか緊張してきた……)

熊野「あのー、何かご質問なども受け付けていましてよ?」

提督「今日のパンツの色は」

ギュッ

提督「いだだだだだ!!」

熊野「あまり下品な質問は受け付けていません事よ?」

提督「本日の……おパンツのお色は……」

熊野「提督は何か勘違いをなさっているようですわね」

提督「パ、パンツ……」

熊野「まったく、そんな事を知って何の意味があるのかしら?」

提督「興奮するんだよ!色々と!!」

熊野「憲兵に」

提督「すいませんでした!!」

熊野「はぁ…………ピンク、ですわ」ボソッ

提督「え!?」

熊野「さあ、他の質問はありませんの!?」

提督「ありがとうございます!はかどります!!」

提督「だったらマジな質問しても良いか?」

熊野「もちろんよろしくてよ」

提督「実はな、ずっと気になっていたんだが」

熊野「まぁ……随分真剣な表情で……」

提督「熊野、お前のおっぱいの成長加減はどんな感じなんだ!!」

熊野「…………」

提督「長女の最上は実は結構ある。三隈は控えめ、鈴谷は言うまでもなく……ただ熊野だけはよく分からんのだよ」

提督「最初は三隈と同じで控えめかと思ったんだが……最近わりとある様な気もしてな」

熊野「提督は……頭がお悪いのかしら……」

熊野「先ほども言いましたがその様な下品な質問は受け付けておりませんわ!」

提督「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」

熊野「そこまでショックを受けなくても……」

提督「はぁ……じゃあ、今日の朝食は?」

熊野「サンドイッチを食べましたわね」

提督「そうか……」

熊野「他に何かありませんの?」

提督「……かわいい」

熊野「はい?」

提督「いや、普段こんな近くで顔合わせること無いからさ!じっくり見るとめちゃくちゃ可愛いな!!」

熊野「そ、そそ、そんなの当然ですわ!」

提督(新しい楽しみ方を見つけた)

提督「この握ってるても柔らかくてスベスベだし、なんか良い匂いするし」

熊野「な、なんなんですの?急にその様な褒め言葉を……」カアァァ…

提督「きゃー、熊野さん目逸らさずこっち見てー」

熊野「くう……」チラッ

提督「その照れた表情もめちゃくちゃ可愛い!目も綺麗!吸い込まれそう!」

熊野「ひぅっ……」

提督「唇もツヤツヤ!リップ塗ってるんですか!?」

熊野「そ、その様な物は付けていませんわ」

提督「ええ!?天然でそのツヤツヤプルプル加減!?凄い、キスしたい!!」

熊野「キスだなんて……は、破廉恥ですわ!!本日のファン感謝祭はもう終了します!」ダッ

提督「やれやれ……くっそ可愛いなおい!」

熊野「ハァ……殿方とこんなにも長く手をつなぐなんて……わたくしったら破廉恥ですわ……」

またかきますわ

鈴谷「ほおぅ♪熊野じゃーん♪」

熊野「…………」ポー…

鈴谷「どうかしたの?手眺めたままポーっとしちゃって」

熊野「…………あら、鈴谷じゃありませんの。ご機嫌よう」

鈴谷「あんた大丈夫?そう言えば前に言ってたファンクラブとかなんとかは人集まったの?」

熊野「いえ、まだファンクラブ会員は提督だけですけれど?」

鈴谷「ええっ……まだって、あれから結構たったような……」

熊野「ではわたくし、部屋へ戻りますので」

鈴谷「本当に大丈夫なのかねぇ……」

ガチャッ

最上「おかえり。今日もアイドルごっこかい?」

三隈「もがみん、ごっこなんて言ったらまた怒られますわよ」

最上「あっ」

熊野「…………はぁ」

最上「?」

三隈「どうかしたのかしら……?」

最上「おーい、元気無いけどどうかしたのかい?」

熊野「……ちょっとお手を借りてもよろしいかしら?」

最上「手を?こうかい?」スッ

にぎにぎ…

最上「およ?」

熊野「ハァ……やっぱりなんだな違いますわ……男性っぽい最上姉さんならと思いましたのに……」

最上「??」

熊野「わたくし、少々具合が悪いので横にならせていただきます……」


鈴谷「おーい、夕飯の時間だってー」

最上「熊野、ご飯だって」

熊野「あまり食欲がありませんの……皆さんわたくしに気にせず行ってくださいな」

鈴谷「ちょっと、本当に大丈夫ー?」

熊野「大丈夫ですわ」フリフリ

最上「しょうがない。とりあえずボク達だけで行こうか」


熊野「わたくしったら本当にどうしたのかしら……明日まで提督に会えないと思うと……」

熊野「ハァ……なんだか具合が悪いですわ……」

まずい寝そうまたかきます

お食事処鳳翔

雷「今日のお夕飯はカレー♪」

電「早く並ぶのですー♪」

暁「どうして私たちと睦月型だけこっちに並ぶのかしら」

響「こっちは甘口の列だよ」


赤城「それでは皆さん、今日も美味しい夕食を作ってくれた鳳翔さんに感謝を込めて」

加賀「感謝は大事。いただきます」

一同「いただきまーす!」

鳳翔「はい、どうぞめしあがれ♪」

赤城「おかわり!!」


提督「いやー、いくつになってもカレーは美味いなー」

曙「ハァ?なに子供みたいな事言ってんのよ。ウザいなぁ」

愛宕「そう言いながらしっかり隣に座ってるのよねぇ♪」

曙「そ、それはたまたま隣になっただけで……」

愛宕「そう?提督の両脇の席って結構な倍率なんだけど♪」

提督「所で熊野はどうした?」

愛宕「熊野さん?……そう言えば居ないような」

曙「こんなに艦がいるのによく気づくわねぇ……」

提督「そりゃ気づくさ。一応提督だからね」

曙「ふーん……」

愛宕「私が居なくても気づいてくれるのかしら♪」裏声

曙「やめてください!」

提督「おーい」

鈴谷「あっ、提督じゃん。チィーッス」

提督「熊野どうした?居ないみたいだけど」

鈴谷「それがさぁ、なんか食欲無いとか言って寝てんだよねー」

最上「元気もなかったみたいだし心配だね……」

三隈「同じくまりんことしても心配です……」

鈴谷「もしかしたら私らには相談しにくい悩みでもあんのかなぁ……」

提督「そうか。じゃあちょっと様子みてくるか」

最上「うん、そうしてくれると助かるよ」

三隈「くまりんこ!」

球磨「クマー」


コンコン

提督「おーい、熊野?大丈夫かー」

熊野「あら提督、ご機嫌よう」

提督「どうした?どこか調子悪いのか?」

熊野「そう言う訳では無いのですけど……なんかこう……お腹が好きませんの」

提督「そうか。でも寝るにしても着替えないと」

熊野「そうですわね……」

提督「制服でベッドに寝てるとなんかエロいぞ」

熊野「どう言うことですの!?」

提督「エロいのと犯罪を犯してる感じがして二重にドキドキしてるんだけど」

熊野「まったく……提督は」ぐうぅ…

提督「分かりやすいお腹の鳴り方したな」

熊野「あらやだ、わたくしったら……」

提督「何か食べれそうか?」

熊野「そうですわね。提督の顔を見ていたらお腹がすいてきましたわ」

提督「俺そんなアンパンマン系の顔してるか?あー……鳳翔さんの所に行けばまだ夕飯あるかもしれないし行って見るか」

熊野「はい、よろしくてよ♪」

居酒屋鳳翔

提督「あっ……もう夜間営業の居酒屋モードになってる」

熊野「わたくしお酒はあまり飲まないのだけど……」

提督「まぁ何か食べ物もあるだろ」

ガラッ

鳳翔「いらっしゃいませ♪」

隼鷹「おお!提督じゃん!」

龍驤「くぉらぁ!隼鷹!まだ話しは終わっとらんで!!ええか、あんたらのその乳はなぁ、うちの分も含まれて」

飛鷹「はいはい、ほら飲み過ぎよ」

提督「変な酔っ払いがいるし、からまれないように向こう行くか」

熊野「下品な方達ですわ」

龍驤「こらぁー!!誰が下品で変な酔っ払いじゃー!!」

提督「下品で変な美乳の酔っ払い」

龍驤「美、美乳……?そ、そーか?まぁ確かに大きさはちーとばかし小ぶりやけど……せやな!うち、美乳キャラで行くわ!」

提督(もう何も言うまい)

提督「鳳翔さん、何か食べ物ありますか?」

鳳翔「おつまみがおおくなりますけど……こちらのメニューなら」

提督「調子悪いなら湯豆腐とか」

熊野「この焼き鳥と唐揚げをいただきますわ!」

提督「えっ、大丈夫か?そんな脂っこいの食べて」

熊野「はい♪なんだかお腹がペコペコで仕方ありませんの」

提督「まぁ食欲があるなら良いか。鳳翔さんお願いします」

鳳翔「はい喜んでー!!」

提督「おわっ、びっくりした……」

食後

熊野「なんかもう、いっぱいですわ♪」

提督「しかし良く食ったな」

熊野「焼き鳥なんて普段あまり食べませんでしたけど、あんなにも美味しいものでしたのね。わたくしハマってしまいそうですわ♪」

提督「鳳翔さんのあの絶妙な焼き加減と秘伝のタレがあってこそだ。コンビニとかで買ったらガッカリするぞ?」

熊野「でしたらまた提督に連れてきていただこうかしら」

提督「お金があったらな」←居酒屋中は個人で経営しているので有料

熊野「楽しみにしていますわ♪」

提督「それじゃあまた明日。今日はゆっくり休むんだぞ?」

熊野「はい……」

提督「おやすみ」

熊野「……あ、あのっ」

提督「ん?」

熊野「わたくし……なんだかまた調子が悪くなってきたみたいですの……」

提督「えっ、大丈夫か?」

熊野「なんかこう、モヤモヤすると言うか……息苦しいと言うか……」

提督「やっぱり一度明石に見てもらうか?」

熊野「提督、よろしければ今夜はご一緒にいていただけませんかしら……」

提督「さすがに最上達もいるのに無理だろう……何気に最上めちゃくちゃ乙女だからな」

熊野「それもそうですわね…………はぁ」

提督「大丈夫だよ。何かあれば鈴谷にでも言えば」

熊野「あの人、一度寝るとなかなか起きませんから……」

提督「三隈と最上は?」

熊野「あの2人は寝ててもしょっちゅう衝突(物理的に)して近寄るのすら危険ですわ」

最上「むにゃむにゃ……」ドンドンドンドンッ!!

三隈「くまぁっ!!拳、手首、肘、肩の四連続攻撃……くまっ……」ガクッ

最上「むにゃむにゃ……」スャァ


提督「うーん……しかし最上型の部屋で一夜を過ごしたなんて知れたら……考えただけでも恐ろしい」

熊野「ですわよね……わがままを言ってごめんなさい……」しゅん…

提督「でも放って置くわけにもいかないし……俺の部屋に来」

熊野「行きますわ!すぐに着替えと枕を持って来るので少々お待ちを」タッ

提督「元気あるのか、ないのか……よく分からんな」

青葉「青葉見ちゃいました!!」

またかきます

熊野「まぁ……昼間に来る提督の部屋とはまた違った不思議な雰囲気ですわ……」

提督「そうか?薄暗いだけだろ?って言うか、えらい可愛らしいパジャマだな」

熊野「わたくしは何処で寝ればよろしいのかしら?」

提督「この布団で寝てくれ。昨日干したばかりだけど毎日使っててあんまり綺麗な布団じゃないけどな」

熊野「提督とご一緒の布団で寝るなんて緊張しますわね……」

提督「いやいや、俺はあっちのソファーで寝てるから何かあったらすぐ起こしてくれ」←病人に対しては紳士

熊野「そんなのいけませんわ!それではわたくしが提督を布団から追い出したみたいじゃありませんか!」

提督「じゃあ……一緒に寝るか!ふひひ」

熊野「ええ、わたくしはそれで構いませんわ……」

提督「と、とぉぉぅ……」

熊野「提督のお布団……なんだか落ち着きますわね……」

提督「加齢臭とか言われなくて良かった……」

熊野「わたくし、布団が変わると眠れないのですけど……提督の布団は肌にあうのかしら?」

提督「枕だけは持参してきたみたいだけどな」

熊野「あら、提督はご存じないのかしら?アイドルには枕営業と言うのがあるらしいんですのよ?」

提督「枕!?どこでそんな……足柄か!!」

熊野「詳しい事は分かりませんけどアイドルは皆していると青葉さんが先ほど……」

提督「そっちか!!」

熊野「ところで……枕を持ってきてどう営業すればよろしいのかしら……?」

提督「それはその……」

熊野「とりあえず……握手会でもいたしましょうか?」

提督「あ、ああ」

にぎっ

熊野「提督、これからも熊野をよろしくお願い致しますわ」

提督「こちらこそドラム缶運搬よろしくお願いします」

熊野「そ、そう言えば提督……わたくしの胸に興味がお有りだとか言ってましたわよね……」

提督「何言ってんだ熊野…………あるよ!」

熊野「そんなにわたくしの胸に興味がお有りなの?」

提督「めちゃくちゃあるよ!大なり小なり大概の男は興味あるよ!!」

熊野「そう…………その、色々わがままを聞いていただいたお礼に……少しだけなら触っても良いけれど……」

提督「そい!」むにゅっ

熊野「ひゃぁっ……す、少しは躊躇してくださいな!」

提督「熊野……付けてない派か」もにゅもにゅ

熊野「つ……つけると、育たないと……聞きましたから……んっ」

提督「しかし形も大切だぞ?これだけあれば大きさは十分じゃないか?」ふにふに

熊野「あら……、提督はこれくらいが、ぁっ……お好みかしら……?」

提督「…………」こねこね

熊野「やっ……先は、やめてくださいまし!」バッ

提督「ハッ!!つい夢中で!!」

熊野「この熊野の話しもろくに聞かず胸ばかり触るなんて……ありえませんわ」

熊野「提督、これからもここに来てご一緒に寝ても構わないかしら……?」

提督「それはちょっとまずいな。周りの目もあるし……間違いなく金剛あたりが暴れそうだ」

熊野「そんな……誰にも気づかれないように細心の注意を」

提督「そうは言っても…………なっ!くせ者!!」ドン!

青葉「ふにゃっ!!」ドスンッ

熊野「まぁ、天井を棒で突ついたら青葉さんが降って来ましたわ!」

青葉「青葉、見つかっちゃいました?」

提督「この鎮守府に青葉がいる限り隠し事は不可能だ」

熊野「そんな……」

青葉「熊野さんが司令官に胸を揉ませている写真もバッチリです!」えっへん!

熊野「なっ……!わ、わたくし、失礼させていたたまきますわ!」ダッ

提督「あっ、体は大丈夫なのか?」

熊野「体はもう大丈夫ですわー!!」ダダダッ

提督「やれやれ……」

青葉「まったく、やれやれですね。それじゃ、青葉も失礼します!」

提督「ちょっと待て」

青葉「あ、青葉も体ならもう大丈夫です!」

ドサッ

提督「さてと、このパパラッチをどうしてくれようか」

青葉「あ、青葉には報道の自由が!!あとあまり上に乗られると機材の故障にもつながり……!」

提督「覆いかぶさるだけなら大丈夫だろ?」

青葉「そ、そそ、それでもやっぱりあのっ、青葉、もしかしてちょっと深入りし過ぎちゃいましたか!?」

提督「そうだな。熊野にも余計な事を教えてくれたみたいだし」

青葉「なになに?何の話しですか!?」

提督「おかげで俺の46cm砲が暴発寸前なんだが責任とってくれるんだよな?」

青葉「よ、よよ、46cm!?あ、あのっ、青葉まだ男性経験は無くて、まだそっちの取材は……!!あのっ、あのっ!」

提督「…………」

青葉「優しく……取材してくださいね……っ」キュッ…

提督(冗談のつもりだったのに大変な事になってしまった)

提督「青葉、目開けて」

青葉「いえ、青葉直視できません……」

提督「そうじゃ無くて冗談だから」

青葉「冗談……?あっ冗談だったんですか!?」

提督「ただし次はどうなるかわからんからな」

青葉「はい!次は見つからないように気をつけます!」

提督「おま…………」

青葉「では青葉はやることがあるので失礼しますね!」

提督「はいはい」

青葉「あー……司令官!」

提督「んー?」

青葉「青葉の新しいDVD……今から撮影する事になると思うんですけど……また買ってくれますか……?」じゅんっ

提督「……それは買いますけどね!!」

青葉「予約ありがとうございます♪でわでわ♪」

提督「まったく……この超絶フル勃起どうしよう」

ガチャッ

熊野「提督……?青葉さんはもう居ないのかしら?」キョロキョロ

提督「ああ……って、どうしたんだ掛け布団なんか持ってきて」

熊野「実は……この布団と提督の布団を交換していただきたいんですの……」

提督「布団を?でもそっちの方がどう考えても高そうな」

熊野「良いから早くしてくださいまし!また見つかってしまいますわ!」

提督「は、はい!」



鈴谷「あれ?熊野、その布団どうしたの?」

熊野「なんでもありませんわ♪」

熊野(提督の匂い……少し動悸がしますけど、やっぱり落ち着きますわ……♪)クンクン


その夜、熊野は提督の匂いを嗅ぎながら熟睡し
提督は熊野の匂いを嗅ぎながら絶頂した

翌日

提督「えー、本日の朝礼をはじめます」

金剛「ヘイ!提督ぅ!!ちょっと待ってくだサーイ!!」

提督「はい、何ですかー」

金剛「どうして熊野が提督の隣にピッタリ引っ付いているネ!!」

熊野「仕方ありませんわ。ここが一番おちつくんですもの」

金剛「そこは1200年前からこの金剛の席デース!!」ズンズン

熊野「あら、1200年前からいたのでしたらそろそろ他の艦に譲るべきでは無くって?」

金剛「この小娘……言ってくれるネ!!」

熊野「わたくしが小娘では無くて、金剛さんがおばさんなだけじゃなくって?」

金剛「良い度胸してるネ……」

熊野「あなたに褒めらた所で嬉しくもなんともありませんわ」

金剛「ぐぬぬ……!」

霧島「お姉様いけません!団員同士のマジギレ禁止ですよ!!」

金剛「団員って何デース!この小娘捻り潰してやるネ!!」

鈴谷「ちょっ……熊野!あんたも謝んなって!!」

熊野「何も謝る事なんてありませんわ!売られたケンカを買わせていただいただけですわよ」

電「はわわ……大変なのです……」

摩耶「いーぞー♪やっちゃえやっちゃえ♪喧嘩は祭の華だ!」

鳥海「朝礼はお祭りじゃないでしょ!」

古鷹「青葉、取材しないの?」

青葉「はい?青葉、色恋沙汰にしか興味ありませんから!」

巻雲「あうあうあぅ……二人とも、喧嘩はやめてくださーぃ」

金剛「お子様は引っ込んでるネ!!」

熊野「巻き込んでも責任は取れませんわよ!」

巻雲「あうあぅ…………ふぇーん、夕雲姉さーん!」

夕雲「あらあら、大丈夫よ。こっちにいらっしゃい」

ザッザッ

金剛「霧島!手を離すデース!!こふぃふぃ……むぐぅぅ!!?」

熊野「鈴谷!その手をお離しにはふぅふぇ……むぐ!?」

武蔵「謝れ」グググッ

金剛「むぐ!むぐむぐ!!」プラーン

長門「十秒だけ待ってやる。謝れ(巻雲に)」グググッ

熊野「むー!むぅー!!」プラーン

長波「うわぁー……おっかないなぁ……アイアンクローで体が浮くとか……」

秋雲「長門さんのも痛そうだけど、武蔵さんのアイアンクローとか頭が割れちゃうよ……」

陸奥「そうかしら……うちのも駆逐艦が絡むととんでも無い力出すから……」

金剛「ご、ごめんなふぁぃ……」

熊野「もうしわけありまふぇんふぇふは……」

武蔵「まったく、世話の焼ける」

長門「喧嘩に駆逐艦を巻き込むんじゃ無い」

金剛「……」キッ

熊野「……」キッ

武蔵「あとは任せたぞ、風紀委員」

妙高「仕方ありませんね……」

提督(俺の知らない間にそんな役割まで……ってか、この喧嘩に俺の出番無いな……)

金剛「一週間提督の半径1メートル以内に侵入禁止!?」

熊野「ありえませんわ!」

妙高「朝礼で騒ぎを起こし、駆逐艦まで巻き込むなんて情状酌量の余地はありません」

金剛「そんなぁ……」

熊野「ですわ……」

那珂「金剛さんはともかく熊野さんは仕方ないよ!!だってアイドルは恋愛禁止なんだよ!!」

利根「なに?!それは本当か!?」

熊野「どうして急に恋愛の話になりますの?」

足柄「それは貴女が提督を愛しているからよ!ルーららら~♪」

提督「あいつ、いつの間に屋根上に……」

妙高「後でちゃんと躾けておきます……」

熊野「私が提督を?あ、ありえませんわ!」

妙高「とにかく決定は覆りません。2人が決まりを破らないように今日から一週間提督の隣には山城さんと千代田さんに付いてもらいます」

千代田「えっ……どうして私が提督なんかと……」

山城「不幸だわ……」

提督「なんか俺が可哀想な事になってない!?」

二日後

雷「はやくはやく!TVはじまるわよー!」

電「なのですー」

司会「本日のゲストはつい先日アイドルから女優業へ転身を発表された利根さんです!」

利根「うむ!よろしく頼むぞ」

司会「突然の女優宣言でしたがいったい何があったのでしょうか?」

利根「アイドルは恋愛禁止らしいからのう。我輩、それは困るので女優になったのじゃ!」

司会「おや、もしかして既に意中の人が!?」

利根「当然じゃ!提督よ、愛しておるぞ!見ておるかー!」


愛宕「あらあら、提督もてもてですねー♪」

筑摩「姉さん……?姉さん、姉さん…………姉さんの幸せの為なら……」

熊野「……わたくし、女優になりますわ!」

鈴谷「また始まった……」

熊野「やはり上品なわたくしにはアイドルより女優がピッタリだと思いますの♪」

最上「アイドルは恋愛禁止だしね」

熊野「あら、恋愛なんてする気はないけれど……」

鈴谷「でもあんた提督の事が好きなんでしょ?」

熊野「嫌いでは……ないけれど……?」

鈴谷「でもあんなにベッタリ……」

熊野「ええ、あれからよく考えたのですけど……提督の匂いってお父様にそっくりだったのよ」

提督「お父様!?やっぱり加齢臭が……」

熊野「一種のホームシックの様な物かしら?もうすっかり治りましてよ」

金剛「それは本当デース!?」

熊野「あら金剛さん。その節は生意気言って申し訳ありませんでしたわね」

熊野「そうですわ。金剛さんさえ宜しければお詫びにお布団を交換いたしませんこと?」

金剛「布団を?それは日本に古くから伝わる仲直りの儀式デスカ?」

熊野「いえ……わたくし、提督と布団を交換したのですが…………最近提督のにおいが臭くてよく寝付けませんの」

提督「ぎゃあああぁぁあ!!」

金剛「熊野!本当に布団を交換してくれるなら…………私たちは今から親友デース!」ガシッ

雷「司令官、元気だして!臭くても良いじゃない!」

提督「ふぇ……」

電「臭さも含めて司令官さんなのです!」

提督「ひぐっ……」

暁「コーヒーの苦味と同じで一人前のレディーなら臭みも楽しめるし……」

提督「ううっ……」

響「確かに司令官は臭いな。生臭い」

提督「…………」

若葉「くさいぞ」



その日、提督は涙で枕を濡らし
金剛は匂いを嗅ぎながら布団を濡らした

またかきます

午後の金剛姉妹

コンコン

提督「入るぞー」

金剛「提督ぅ♪こんな時間に何かようデスカ?」

提督「ちょっと用が」

金剛「わかったデース!ついにこの金剛とバーニングラブしてニューフェイスを作るつもりになってくれたネ!!」

提督「えーっと……」スタスタ

金剛「あ、あれ?提督ぅ!!」

榛名「はっ……!提督、榛名は改二の改修も完璧に終えていつでも準備……」

提督「おっ、いたいた」

霧島「霧島の計算によると……この角度はもしかして、もしかすると……」

提督「そーら、比叡。いくぞー」

比叡「むにゃむにゃ…………ハッ!!寝てません!寝てませんってー!!……あれ?指令?」

提督「今日の予定は演出を5戦こなしたあとに東京急行だ」

比叡「ひえー、またですか!?もう勘弁してくださいよぉー……」

金剛「そうデース!最近毎日毎日比叡ばかり駆り出して……たまには私達にも声かけてくだサーイ!」

提督「だめだめ。ほら、行くぞ」ヒョイッ

比叡「ああああ!!担がないでくださいよ!パンツ見えちゃうじゃないですかー!!」

提督「安心しろ。後ろからは丸見えだが俺には見えん」

金剛「ノー!!提督に担がれるなんてズルいヨ!比叡ー!!」

比叡「ひえー!榛名、代わってぇー!!」

榛名「榛名はいつでも代役は大丈夫です!」

霧島「この作戦から行くと霧島を連れて行くのが最善かと!!」


一同「かわって!!」


結局、誰の願いも叶えられなかった


金剛「はぁ……でもまぁ練度を高めるには仕方ないネ……比叡はまだ改にすらなっていないレベル19……」

榛名「榛名も練度を下げて良いですから提督とマンツーマンの毎日を……」

霧島「あれ?2人ともご存知なかったのですか?比叡お姉様はとっくに改どころか改二になっていますよ?」

金剛「なっ……!?」

榛名「そう言えば最近髪が短くなっていたような……」

霧島「霧島の計算によると……比叡お姉様の現在のレベルは81です」


提督は使っているうちに比叡に愛着が湧いていた

北方棲姫「テンリュウ……テンリュウ……」

天龍「なーんだ、またお前か」

この鎮守府に来て随分生活にも慣れた北方棲姫。彼女には一つ謎があった。それは……

北方棲姫「ナガト……ナガト……」テトテト

長門「うむ」

何故か天龍だけではなく長門にも懐いていると言うこと

陸奥「へー……可愛いものは大体寄って来ないあなたに懐くなんて珍しいわねぇ」

北方棲姫「ナガト、アメ……アメ……!」

陸奥「……で、どうしていつもあなたの顔をみると飴をせがむのかしら?」

長門「うむ……」ガサガサ

陸奥「あなたもあなたでどうしてぺろぺろキャンディーを持ち歩いてるの?」

長門「うむ……」スッ

北方棲姫「アメ……ナガト……アメ……あむっ」あむあむ

長門「うーむ……」なでなで

北方棲姫「アメ……ナガト、スキ」にこにこ

長門「うむ」

北方棲姫「ナガト、キテ……アソブ……」

長門「うむ!」

陸奥「うむ!じゃないわよ。これからMIに出撃よ」

北方棲姫「ナガト……キテッ、テ……イッテルノ……!」グイッ

長門「うむ」

AL作戦

妙高「さて……他の敵は撤退したし、あとはこの子を倒せば作戦は成功なのだけど……」

北方棲姫「カエレ……!」

愛宕「なんだかやりづらいわねぇ……」

北方棲姫「コナイデッテ……イッテルノ……!」

隼鷹「どうする?私はなんか可哀想になってきたよ」

北方棲姫「コナイデッ……!」ビュン

千歳「わっ、艦載機をあんなに……やっぱりやるしか……」

長門「ここはこの長門に任せてもらおう」

妙高「長門さん?MI作戦へ出てる筈のあなたがどうしてここに?」

長門「…………」

愛宕「あのー……?」

長門「仲間のピンチを救わないで何がビッグセブンだ!!」


敵に幼女がいると聞いて駆けつけた長門だった

千歳「援護します!」

長門「無用だ。まだ作戦も序盤、資材を無駄にする事はない」

隼鷹「何言ってんだよぉ!敵さんあんなに艦載機を飛ばして……」

長門「長門型の装甲はだてではない。私は核でも沈まんさ」

ババババババ!!

妙高「長門さん!」

長門「……うむ」

北方棲姫「コナイデッテ……」

長門「……」キラキラ

愛宕「あ、あら?なんだかキラキラしてるような……」

響「この状況で高揚状態になるなんて……」

島風「長門さんバトルサイボーグみたい!」

長門「ここは私一人に任せてお前達は鎮守府へ戻れ!」

千歳「なに言ってるんですか!」

長門「敵の主力部隊が鎮守府を襲撃する計画があるらしい。確かな情報との話だ」

妙高「それなら尚更早く倒して戻らなくては!」

長門「敵とは言え相手は子供。それを大人が寄ってたかって攻撃するわけにも行くまい。ここは私に任せろ」

隼鷹「でもさぁ……相手は姫級だよ?」

長門「良いからうちの子供達を連れて早く行け!響や島風に私が子供と戦う姿は見せたくない」

愛宕「……分かったわ。みんな、ここは長門さんに任せて行きましょう」

長門「あっ、あと私がココに来たことは内緒でたのむ。特に陸奥にはな」

長門「いったか……」

北方棲姫「コナイデ……」

長門「…………」カサッ

北方棲姫「……ッ」ビクッ

長門「食うか?」

北方棲姫「ナニソレ……」

長門「なんだ、飴を知らんのか?」

北方棲姫「アメ……?イラナイ、カエレ!!」

長門「甘くて美味しいぞ」

北方棲姫「シラナイ、アマクナイ……!カエレ……!」

長門「…………」ぽいっ

北方棲姫「……!!」ビクッ

長門「良いから食ってみろ。こう」パクッ

北方棲姫「…………」ペロッ

長門「うむ」

北方棲姫「アマイ……」あむあむ

長門「…………」パシャッ、パシャッ!←青葉に借りて来たカメラ

北方棲姫「アマイ……オイシイ……」あむあむ

長門「それを食べたらお前も家に帰るんだぞ」

北方棲姫「アリ……アト……」

長門「ん?」

北方棲姫「アリアト…………」

長門「それを言うならありがとうだ」

北方棲姫「アリガト……?アリガト、ナガト……」

長門「ああ、もうたまらん」


鎮守府

武蔵「なんとか守り切ったか」

大和「情報無しに皆でALやMIへ攻め込んでたら大変な事になってたわね」

飛行場姫「ふんふーん♪」←情報を流した犯人

提督「みんな!よくやってくれた!」

北上「まぁー、私が残ってたから当然だよね!」

提督「MI作戦もご苦労様!」

赤城「これでようやく……あの運命を変える事が出来…………泣いてはダメ、一航戦の誇りが……っ」うるっ

加賀「赤城さん」バッ

赤城「加賀さん……そうですね、あなたになら…………ごめんなさい、少しだけ胸をお借りします……」ギュッ

加賀「……やりました」キラキラ


提督「AL作戦もご苦労様!」

妙高「はい、労いありがとうございます」

北方棲姫「アリガト……」

提督「うむ!では皆、宴会の準備だ!」



提督は一目見て全てを受け入れた。彼もまた筋金入りのロリコンだった

またかきます

陸奥は悩んでいた

陸奥「なんだか私のキャラが薄い気がする……」

長門「お、おい……飴を……」

文月「ふぇー?あめだまくれるのー?」

長門「うむ……」

文月「わーい、ありがとー」

長門「……」ほっこり

文月「じゃあわたしー、あっちで天ちゃんがいるからいくねー♪ばいばーい」

長門「あっ……」

陸奥(私の姉に当たる長門は最近、子供にまとわりつくストーカーみたいなキャラがついて来たし……しかもあまり懐かれない)

陸奥「世界のビッグセブンとか言っても大和型の2人に比べると随分パワーが落ちちゃうし……」

陸奥「戦艦で上から三隻って言われると大体大和武蔵長門って選ばれちゃうなやぬよね」

陸奥「あーあ、私も運以外は長門と同レベルなのになぁ」

陸奥はエロい(断言)

陸奥「逆にその不幸を売りにしてみようと思っても……」

巷で千人に聞きました!不幸な艦と言えば!?

1位 扶桑姉妹(1000票)
以下同順

陸奥「って感じであの2人にシェアを独占されちゃってるし……しかも答えが扶桑や山城じゃなくて扶桑姉妹って……」

陸奥「だいたいこれも長門の運が高いから私の運の低さが目立たなくなって……実際の数字ならあの姉妹より私の方がうんと不幸……」

大鳳「あいたっ!」

電「はわわ……ごめんなさいですー!」

大鳳「気をつけなさーい。これで18回目よー」ぽいっ←運4

電「何故か野球をすると打った球が大鳳さんに当たってしまうのです……」

陸奥「…………」←運5

陸奥「だったらこのナイスバディーを生かしてセクシーに攻めようとしたんだけど……」

陸奥「最近は駆逐艦の子も育ちが良いから目立たないのよね……」

陸奥「それなら駆逐艦の子供には無理なお姉さん路線で攻めて見たんだけど……」

暁「もう!夏休みの宿題終わらないんだけどー!」←夏休みなんて無かったのに宿題は出されている

妙高「ほら、手伝ってあげるから」

卯月「うーちゃん算数は苦手だっぴょーん……」

那智「仕方ないな。どれ、見せてみろ」

陸奥「お姉さんキャラもあの2人に……あぁーっ!もっと勉強しておけばよかった!!」

陸奥「で、でも提督になら……!」


陸奥「だから火遊びはやめてって言ってるでしょ?え?本気なの?ふぅーん……お姉さん、知らないぞ♪」

提督「……フフッ」

陸奥「ちょっと、どうして笑うのよー!」

提督「いやー、だって無理して強がってお姉さんキャラを作ってる感じしかしないから」

陸奥「そんな事…………」

提督「例えば似たような例を出すとこの秋雲だな。こうやって髪とか触ると」サラッ

秋雲「なになにぃ?セクハラぁー?いーのー?」ニヤニヤ

提督「と、そんな事してただで済むと思うなみたいな雰囲気を出すけど」

バタン

秋雲「ちょっ、ちょっとタンマ!じ、冗談だよね?あ、ほら、今日は私、危ない日だしぃー……」

提督「と、なる」

陸奥「わ、私はならないわよ!」

提督「じゃあ試してみていいですか!?」

陸奥「い、今はまだ明るいし……あ、あーもう、ちょっと用事があるから行くわね!」タッ

提督「ふむ……」

秋雲「あのさー、提督?重たいしそろそろ……」

提督「ああ、すまんすまん」


この後めちゃくちゃセックスした

陸奥「全てにおいて中途半端……何でも一番にはなれない運命なのかしら……」

陸奥「こうなったらもう第三砲塔を爆発させて、爆発キャラとして生きて行くしか……」

ボンッ!

大鳳「爆発!?」

電「大変なのです!また大鳳さんのお尻付近が爆発しちゃったのですー!!電はちょっと見てくるのです!」

陸奥「…………」


雷「困ったわねぇ……電が行っちゃったからメンバーが足りなくなっちゃったわ」

陸奥(いっそ、扶桑姉妹みたいに私も子供達に避けられる長門姉妹として行きて行こうかしら……)

陸奥「ねぇ、良かったら私を代わりに入れてくれない?」

雷「えーっ!むっちゃんが遊んでくれるの!?」

陸奥「むっちゃん!?」

暁「むっちゃんは暁のチームだし!」

雷「ダメよ!電が抜けたんだから代わりにうちへ入るの!」

響「ならうちから電の代わりを出そう」ズイッ

若葉「若葉か」

北方棲姫「…………」じーっ

陸奥「ああ、飴ね。こんなのしかないけど」スッ

北方棲姫「アメ、スキ……むっちゃん、スキ……」

雷「じゃあ最初のチーム決めから始めましょ!」

暁「望むところよ!むっちゃんは絶対暁のチームなんだから!」

陸奥「あらあら」

長門「…………」ギリッ


陸奥は子供受けが良く作戦は失敗し、長門には酷く恨まれて(羨ましがられて)しまった


陸奥「よーし、じゃあさっそく……コフッ!」ボスッ

雷「むっちゃーん!!」

若葉「デッドボールだ」

またかきます

ケッコン(ガチ)

この鎮守府には2人の金持ちがいる

1人は比叡。自分でもよく分かっていないが、まあなんだか知らない間にお金がどんどん増えていくお嬢様。

そしてもう1人が鳳翔さん。艦娘としての役割をこなしつつ別途で食堂(夜)の仕事もこなし、

更に深夜まで食堂を改装して個人で居酒屋鳳翔をいとなんでいる。

そんな鳳翔さんの将来の夢は小さくても良いから2人(大切大切)で店を持つことである。ちなみにお母さんとか呼ばれてはいるが若い

休日のお昼、鎮守府外

鳳翔「うーん……やっぱりこの辺りで、となると……」

提督「あれ?鳳翔さん、こんな所で何してるんですか?」

鳳翔「あら、提督。こんにちわ」

提督「これは……土地、ですか?」

鳳翔「はい。私、将来小さくても良いのでお店を開きたくて」

提督「それは良いですねー。鳳翔さんの店なら絶対はやりますよ」

鳳翔「ありがとうございます……♪」

提督「そうかー、鳳翔さんが店を…………店!?じ、じゃあうちの居酒屋鳳翔は閉めちゃうんですか!?」

鳳翔「えっと……さみしいですがそうなりますね……」

提督「ぎゃあああああああ!!」

鳳翔「提督!?あの、もちろんそれはまだまだ先ですよ?あくまで夢ですから」

提督「先ってどれくらい先なんですか!?」

鳳翔「えっと……あと何年かは貯金を貯めないと……」

提督「そう言えば貸店舗じゃなくて土地を探しているんですか?」

鳳翔「はい。せっかくですから自分で一から店を始めたくて」

提督「でもこの辺りで土地を買って店もってなるとかなりかかりそうですね」

鳳翔「そう簡単に夢がかなってしまってもつまらないですから……」

提督「土地かぁ……」

鳳翔「それで、そのっ……もし提督がよろしければ、そのお店を私と一緒に……」

提督「それはもちろん!いくらでも手伝いに行きますよ!」

鳳翔「手伝い…………はい、ありがとうございます……」

提督「でも食堂の居酒屋鳳翔がなくなったら皆淋しがりますよ。特に軽空母の連中が」

鳳翔「居酒屋はしなくなってもお夕飯はちゃんと作りますから」

提督「いっそあの食堂の土地を」

鳳翔「食堂を居酒屋に改造したら怒られますよ?」

提督「あっ、じゃあもう鎮守府の庭に建てちゃうとか?角に建てて外からの客が入れる様に……」

鳳翔「そんな事が出来るなら嬉しいですけど……それこそお上の方に怒られますよ」

提督「大丈夫、大丈夫!うちにはリーサルウェポンがいるから!」

鳳翔「リーサル?」

提督「とりあえず2、3日待っててくださいよ」

鳳翔「……?」


数日後

19「提督、あそこ何工事してるなの?」

提督「ああ、あそこな。新しい鳳翔さんのお店が出来るんだよ」

能代「ほぇー……よくお偉いさんがそんな事許可しましたね」

提督「うちはお嬢様を連れて行ったからな」


比叡「ひえー……っくちゅん!!あー、ティッシュティッシュ」

榛名「はい、どうぞ」

比叡「まったく、休みなのにいきなりわけの分からない所に連れて行かれて……司令にも困ったものですよ」

金剛「それで比叡は何をしたデース?」

比叡「えっと……提督と一緒に鳳翔さんのお店を鎮守府に出せるようにお願いしただけですね」

霧島「そう言う交渉なら妙高さんの方が適任だったのでは?」

比叡「誰でも良かったんじゃないですか?二言返事ですぐに許可がおりましたし」


鳳翔「提督、ありがとうございます」

提督「いやー、お礼なら比叡に言ってください」

鳳翔「比叡さんに?」

提督「来年の初めには完成するみたいですね。まさかもう間取り図まで作ってたなんて」

鳳翔「ずっと夢でしたから……」

提督「でもこんなに早く夢が叶ってしまったら……鳳翔さん的にはつまらなかったですかね?」

鳳翔「いえ、まだ半分ですから……」

提督「そうなんですか?店を出す以外に後何が?手伝えるなら手伝いますよ?」

鳳翔「そうですね……こちらは自分の力だけでなんとか……」

提督「そうですか。では応援してますから頑張ってくださいね!」

鳳翔「……フフッ、でもこちらの夢はまだまだ当分叶いそうにありませんけど」

提督「まぁ夢はすぐに叶ってもつまらないですから……でしたよね」

鳳翔「でもこちらの夢は早く叶って欲しい気もしますけど」

提督「え?だったら教えてくださいよ!」

鳳翔「提督にだけは内緒です♪」

提督「ええー」


鳳翔さんの夢は小さくても良いから二人(提督提督)で店を持つこと


キャッキャ、ウフフ

金剛「なんだかあの2人……キャッキャ、ウフフしてマース!!

つぎは>>882

>>878
すげえどうでもいいけど、「酒保鳳翔」でGoogleストリートビューすると天津風ってお店が近くにあるよ

天津風「良い風……連装砲くんもそう思うでしょ?」

天津風「そうよね。でもこの風…………そう?連装砲くんもやっぱりそう思う?」

天津風「台風でも来てるのかしら?」

雲龍「…………」

天津風「え?そんな事無いわよ!ほんとだってば!」

雲龍「さっきから……誰とお話ししているの?」

天津風「はわっ……!い、いつからそこに!?」

雲龍「そうね……良い風って辺りからかしら」

天津風「い、言っておくけど独り言を言ってたわけじゃ無いんだから!」

雲龍「ええ……だから誰と話していたのか聞いているのだけど」

天津風「それはその……れ、連装砲くんとよ!」

雲龍「連装砲くん……?」

天津風「そうよ!心が通じていればお話し出来るんだから!」

雲龍「ふーん……私もお話ししてみても良いかしら?」

天津風「それは構わないけど……」

雲龍「初めまして、雲龍と言います……」

連装砲くん「…………」

雲龍「…………何も返事がないのだけど」

天津風「あ、当たり前じゃない!それはまだ心が通じて無いからよ」

雲龍「心……」ジッ…

連装砲くん「…………」

雲龍「連装砲くん……?聞こえているかしら……連装砲くん?」

連装砲くん「…………」

天津風「あ、あのっ……もうそろそろ……」

雲龍「連装砲くん、初めまして。正規空母の雲龍です。よろしくね」

連装砲くん「……よろ……しく」

天津風「えええ!?連装砲くんが喋ったあああ!!!?」

雲龍「よかった。私も心が通じたみたい……」


翌日、天津風と島風の部屋からは連装砲に話しかける言葉がより一層増したと言う

次は>>890

時津風

時津風「この風どうかなー?天津風ー、この風どう思うー?」タッタッ

天津風「連装砲くん!私ともお話しせましょ!ね?」

島風「連装砲ちゃん、連装砲ちゃんもお話しできるよね?」


時津風「はわわわわ……」

雪風「どーしたんですか?時津風ー?」

時津風「なんか……二人とも頭がおかしくなってる!」

雪風「それは大変です!しれぇにお知らせしないと!」


雪風「しれぇ!!」

時津風「しれぇー!!」

雪風「しれぇ!しれぇ!」

時津風「おーい、しれぇーってばぁ!しれぇー!!うぉーい!聞こえてないのー!!」

提督「う……うるせぇー!!なんだいったい!お前達は来るなら1人づつ来てくれ!」

雪風「島風と天津風が連装砲に話しかけてます!」

提督「それはいつもの事だろ?寂しさが生んだ悲しき心の影だよ。そっとしておいてやれ」

時津風「しれぇー、アイス食べたーい」

提督「騒いだりアイス要求したりやりたい放題だな」

雪風「雪風もアイス食べたいです!」

提督「ここには無いからよ間宮さんの所に行っておいで。連絡しとくから」

時津風「ここで食べたーい」

雪風「移動するのがめんどくさいです!」

提督「だからココには無いって言ってるだろ」

間宮「失礼します。提督、今日は暑いですからアイスなんていかがですか?……あら、あなた達も食べる?」

時津風「わぁーい♪」

雪風「やりました!」

提督「雪風効果か……!」

時津風「アイスは美味しいよねー」ぽけーっ…

雪風「美味しいですねー」ぽけーっ…

提督「バニラも美味しいけどチョコも捨てがたいよなー」ぽけーっ…←働く事をやめた

時津風「しれぇー」

提督「んー?」

時津風「しれぇー、しれぇー……」

雪風「しれぇ……しれぇ……」

提督「…………」

時津風「しれぇー……」スヤスヤ

雪風「しれぇ……」スヤスヤ

提督「え!?これ寝息!?」

間宮「まみゃぁ……」スヤスヤ

提督「間宮さん!?あ、あれ……?俺まで…………」


金剛「フッフッフッ♪そろそろ提督がこの青葉特製睡眠薬入りアイスを食べ終わった頃ネ!」

青葉特製睡眠薬……口にすると数分間で効果が出る。約30分で目は冷ますがどれだけ口にしても副作用は無く30分で目を覚ます優れもの

金剛「提督が寝ている間に既成事実をバーニングラヴデース!」

青葉(その様子を青葉がカメラでバーニングラヴしちゃいます!)


時津風「しれぇー、しれぇー……」スヤスヤ

雪風「しれぇ……しれぇ……」スヤスヤ

間宮「まみゃぁ……」スヤスヤ

金剛「シット!中から子供達の声が……これでは襲えないデース!(まみゃあ?)」

青葉(ちぇっ……フレームの中に子供がおさまるのは青葉的にもNGですね……出直しましょうか)


提督は色々と寝言に助けられた

またかきます

次は>>899

青葉

これって>>1が雲龍とってなかったらある意味いじめだけど…ここの>>1は大丈夫だよな!

>>917
イベントは3日以内にクリアするのが紳士の証やで(ニッコリ)

艦娘集会

金剛「提督は明らかに駆逐艦を贔屓目に見過ぎているネ!!」

愛宕「それは確かにそうだけどー……仕方ないんじゃない?子供は可愛いし」

長門「ああ、その通りだ」

金剛「確かに子供が可愛いのは分かりマース。でも!その可愛がり方が子供と違うのが問題なんデース!!」

高雄「可愛がり方?」

金剛「最近だと清霜を見る目が明らかに子供に対する物ではなかったネ!」

清霜「ええっ!?」

金剛「提督と何かありませんでしたカ?」

清霜「えーっと…………」←お姉様達には内緒にするような事をしていた

金剛「他にも!秋雲と無茶苦茶セックスしているのはともかく、第六駆逐隊だけを特別に可愛がったり!私も可愛がられたいデース!!」

愛宕「そうねぇ……秋雲さんと無茶苦茶セックスしていたのはともかく、駆逐艦とは平等に接するべきよねぇ……」

秋雲「あ、あれ?なんでそうなっちゃうの?」

金剛「とにかく提督には一度痛い目にあってもらうしかないデース!」

愛宕「まあ頭を冷やさせると言う意味なら協力するけど……どうすれば提督が痛い目にあうのかしら?」

金剛「そんなの簡単デース。皆で提督を無視すれば良いネ!そうすれば提督もきっと気持ちを入れ替えてくれるヨ!!」

天龍「確かに殴ったりするよりはうんと効き目ありそうだな」

暁「暁は今のままでも構わないけど!」

金剛「このままでは提督がロリコンダメ人間になってしまいマース!」

雷「ダメ人間でも良いじゃない!私が一生面倒見てあげ」

トンッ……

妙高「あら大変。雷さんが急に寝ちゃったみたいね」

卯月「うーちゃんも今のままで」

トンッ……

妙高「あらあら、こっちも……疲れてたのかしら?」

島風「おっそろしくはっやーい手刀……島風じゃなきゃ見逃してたし……」ゾッ

天津風「私にも妙高さんが何かした事は分かったけど……」

初風「はあぁぁ……怖い……死にたくない…………私は逆らわないですから……」ガタガタ

妙高「何も一生無視し続ける訳じゃありません。そうね、一週間くらいでどうかしら?」シュパッシュパッ

金剛「へ?あ、は、はい!それでかまわないネ!」

電「司令官さんの為になるなら……」

妙高「反対の方がいたら遠慮無く言ってくださいね。私の前で」

若葉「若葉だ」

トンッ……

島風「はわぁぁ……!まだ名前しか言ってないのに!」

金剛「とにかく今から一週間は提督との交流を禁止しマース!」

一同「はーい」

金剛(とりあえず3日くらいは様子を見て、そして落ち込んだ提督に私が優しい声をかければ……!)

榛名(落ち込んだ提督に榛名が優しくして差し上げれば……提督はもしかして……)

那智(正直諦めかけていたが……これをうまく利用すれば私にもまだチャンスが……)

一同(私にもワンチャンある……!)

不知火「ですが無視すると言うのも難しいですね……不知火に上手く出来るでしょうか……」

ガチャッ

提督「おーい、皆で集まってどうしたんだー?」

不知火「…………チッ」

提督「えっ?えっ!?……俺何かした!?」

霧島「あれは……まるでゴミを見るような目……」

翌日

提督「おっ!電、おはよう」

電「はわわ……司令官さんがいるからあっちに行くのです……」

響「了解した」

提督「…………」

金剛「ふぁーぁ……提督とお話し出来ないのはつまらないデース……」

提督「金剛、俺がなんだって?」

金剛「げ……提督」

提督「なんか皆変なんだよ。よそよそしいって言うか……何か知らないか?」

金剛「あー……あっ!ぬいぬい、おはようございマースおん」

不知火「おはようございます。今日は良い天気ですね」

提督「ほんと、気持ち良いなぁ」

不知火「チッ……朝から良い気分が台無しですね……せっかくの良い天気でしたのに」

提督「…………」

赤城「今日の朝ごはんは何でしょうかね♪」

加賀「焼き魚の匂いが……さすがに気分が高揚します」

提督「2人とも、おはよう!」

赤城「確かに焼き魚ですね。フフフ……♪」

加賀「しかも、これは鯖ですね……やりました」

提督「お、おい……」

スタスタ←本気で気付いてない2人

提督「なんだ、これ…」



そして、なんやかんや一週間後

提督「…………」ぼー…

カタカタッ

提督「くせものっ!!天井裏か!!」バスッ

ドスンッ

青葉「あいたたた……司令官、勘が鋭くなってきてますねー」

提督「ひっ……く、くるな!こっちを見ないでくれ!」

青葉「ども、お久しぶりです!青葉です!あっ、これ司令官にお土産です!」

提督「沖縄土産……?」

青葉「いやー、ここ一週間ほど全国の鎮守府を取材してきたんです♪」

提督「ええ?全然知らなかったって言うか聞いてなかったんだけど!?俺、提督だよね!?」

青葉「すみません、言い忘れてました♪うっかりうっかり」

提督「って言うか……青葉は何も変わってない……のか?」

青葉「そうですか?この辺とか日焼けした気がするんですけど」

提督「そう言う意味じゃ無くてさ」

提督説明中……

青葉「なるほど……皆さんが提督を避けていると。確かに何かニオイますね」

提督「はぁ……」

青葉「青葉は普通と言う事は、この数日で皆さんが豹変するような事が……何か心当たりはありませんか?」

提督「正直心当たりは腐る程あるんだが……ここ一週間で突然だから何が原因かまったく分からなくて……」

青葉「わかりました。では青葉が皆さんに原因を聞いてきますね!」

提督「…………まった」

青葉「はい?なんでしょうか?」

提督「いか……ないで…………」

青葉「へ?」

提督「行かないでくれ!!」

提督「せっかく普通に接してくれてるのに……理由を聞いて青葉まであんな目で俺を見るようになったら……もう死ぬしかない」

青葉「そんな大袈裟な……と言うか司令官、よく見たら痩せましたか?」

提督「ああ、ここ最近は食堂での空気に耐えられなくてな……水道の水と棚にあったお菓子だけで過ごしてたから…………」

提督「それも昨日無くなったんだけど、部屋から出るのが怖くて……」

青葉「そこまで追い詰められてたんですか!?」

提督「打たれ強いと思ってたんだが……これはさすがに堪えたよ……」

青葉「うーん……だったら理由を聞いて来る前に食事に行きましょうか!」

提督「部屋から出るのは……」

青葉「ご安心ください!この天井裏を通って、さらに青葉の作った秘密経路を辿れば鎮守府外に出れます!」

提督「青葉……お前、俺に内緒でなんて物を……」

青葉「ささっ!行きましょう!」

金剛「けーっきょく、皆目を光らせていて出し抜くチャンスが無かったデース!」

榛名「皆さん考える事は同じだったみたいですね」

電「やっと司令官さんとお話し出来るのです」

暁「一人前のレディーとして毎日書いたお手紙をあげちゃうんだから!」

秋雲「ハァ……まさかこの秋雲がこんなにも提督に依存してたなんて…………気づいたら薄い本ばっか描いてたし…………」うずうず

ガチャッ

金剛「ヘイ!提督ぅ!少しは頭が冷えましたカー?」

榛名「……あら?提督?」

暁「お手紙書いたけど、司令官もお手紙を書いてたのね。でも漢字ばかりで読めないじゃない!ぷんすか!」

霧島「提督の手紙?」

『皆へ……五里霧中、四面楚歌、孤城落日、油断大敵……我、今、生涯に於ける絶対的危地……絶句舌根、死屍累々、阿鼻叫喚、破天破漢……されど、我、未だ死なず……巧妙あり、我、その巧妙に向かい突き進む……探さないでください』

潮「どこの坂崎おっちゃんですか!」

曙「潮ちゃん!?初めてのセリフがそんな……」

金剛「まってくだサーイ……これ、いつの手紙デスカ……?」

愛宕「そう言えばここ最近は食堂でも見かけなかったわねぇ……」

熊野「よく見たら以前来た時より部屋が荒れ果ててますわ……」

北上「なんかこれ、ヤバくない……?」

榛名「まさか……提督、死んだりしてませんよね……?」

羽黒「でもここに、我未だ死なずって書いてありますし……」

58「てーとく、かわいそうでち……お手紙が所々濡れてて……きっと泣きながら書いてたのでちよ……」

妙高「濡れて……?本当だわ!手紙が濡れてる……って事はまだ書いてからそれ程時間は経ってない筈よ!」

金剛「急いで探し回るネ!まだこの辺りにいるはずデース!!」

その頃2人は……

提督「ううう、うまい!うますぎる!!何日ぶりだ、温かい食事……!それにビールも……!体に染み渡ってきやがる!!」

青葉「大袈裟ですねー♪」

お好み焼き屋で食事をしていた

またかきます

提督「いやー、美味かった美味かった!」

青葉「司令官、なんだかすみません。お誘いしたのは青葉なのにご馳走になっちゃって」

提督「気にするな!今日は鞄に貯金箱入れてきたからな!俺の全財産だ!」

青葉「あははっ、銀行とかカードじゃなくて貯金箱ってなんだか子供みたいですね」

提督「でも中身は大人級だぞ。青葉あれ欲しがってただろ?あの何とかってカメラ。ほら、たまちゃんのお父さんが持ってるさ」

青葉「ライカですか?」

提督「そうそう。それ買ってやるよ」

青葉「良いんですか!?でも、すっごく高いですよ?」

提督「なんならその後アイスでも食べて帰るか?」

青葉「はい!」


二時間後

青葉「司令官、ありがとうございます!これで明日からスクープをいっぱい撮っちゃいます!」

提督「俺はあまり撮らないでくれよ?」

青葉「それは約束出来ませんね。スクープある所に青葉ありです!」

提督「まぁだいたい天井裏に潜んでるもんな……」

青葉「えっと……すみません、ちょっとお花摘みに行ってきますね!」

提督「花?ここデパートだぞ?」

青葉「もうー……察してください。青葉だってレディーなんですよ!」もじもじ

提督「花?花…………あっ、悪い悪い。じゃあここで待ってるから」

青葉「はい!ではチャチャっと放尿して来ますね!」ダッ

提督(何の為にさっき花摘みにいくって言ったんだ……)

提督「しっかしいつ来てもでかいデパートだな……」

提督「ん?あれは……」




青葉「さてと、それじゃあ日も暮れて来ましたしそろそろ帰りましょうか!」

提督「あ、ああ……そうだな……」

青葉「海の近い鎮守府も良いですけど、たまにはこう言うちょっと都会でお買い物も悪くないですねー♪」

提督「…………」

青葉「司令官?」

提督「帰りたくない……」

青葉「なに家出少女みたいな事を言ってるんですか!」

提督「家出少女か……確かに、居場所がないって点では似てるかもな……家出おっさんか」

青葉「少女がおっさんになるだけでグッと哀れになっちゃいますね……」

提督「青葉、先に帰っててくれないか?俺はちょっと寄る所があるんだった」

青葉「お断りします!司令官が何処に行こうと付きまといますからねー」

提督「いや、ちょっとお花を摘みに」

青葉「それくらいなら尚更待ってますよ」

提督「小腹が空いたから……」

青葉「ご一緒します♪」

提督「ここに入るから!」

『Hotel フィレンツェの恋泥棒』

青葉「ええ!?ここって……その、ラブをするホテルでは……」

提督「ああ」

青葉「わ、分かりました。青葉、ご一緒させていただきます!」

提督「マジでか」

あと10レス程で終わります
またかきます

青葉「わわわ……こういう所は初めてなのでなんだかドキドキしますねぇ……」

提督「はぁ……」

青葉「司令官、元気だしてください!」

提督「俺さ……もう提督辞めようかと思ってるんだ……」

青葉「ええ!?な、なな、何言ってるんですか!?そんなスクープいりませんよ!」

提督「自分で言うのもなんだけどさ、これでも艦娘達とは仲良く出来てたつもりなんだよ」

青葉(まぁ8割から9割は司令官に好意を持ってますから……)

提督「それがいきなりこれだぞ?多分俺……なんかとんでもない事しでかしたんだよきっと……」

青葉「も、もしそうだとしても、わざとじゃないんですから……」

提督「悪気がなくて嫌われる様な事してるなんて最低だよな……」

青葉(どんな事でも半日経てばケロっとしてる司令官がここまで追い込まれてるなんて…………)

青葉「大丈夫ですよ。皆さん良い人ばかりですから……ちゃんと話し合えば解決するはずです!」

提督「話し合いができれば良いけど……」

青葉「青葉にお任せください!きっと話し合いの場を用意してみせますから!なんせ交渉は得意分野ですからね!」

提督「…………」

青葉「それに万が一にも話し合いが出来なくても……えっと、こう言う時は…………司令官、青葉がいるじゃない!と、雷さん風に言ってみたりして……あはは」

提督「青葉……」

青葉「もし司令官が鎮守府を出て行くと言うなら青葉もお供しますから……」

提督「青葉……!!」ダキッ

青葉「はわわ……っ、し、司令官、前にも言った通り青葉、こう言うのはよく分からなくて……!」

提督「びえぇぇぇぇんん!!」ダバダバ

青葉「司令官…………よしよし……大丈夫。大丈夫ですから。青葉がきっとなんとかして見せます……」なでなで

青葉「青葉はいつだって司令官の味方ですよ?……まぁジャーナリストととして司令官の不利益になる事も書かせていただいてますけど!」

提督「いや、基本的にいつも不利益こうむってるんだけど」ずびっ

青葉「あ、あれぇー?そうでしたっけ?」

提督「でもまぁ……うん、なんか元気出たよ」

青葉「それは良かったです!」

提督「なぁ青葉、これさ……デパートで待ってる時につい勢いで買っちゃったんだけど貰ってくれないか」ガサ

青葉「これは……指輪ですか?」

提督「買ったは良いけどこんなの勢いで渡すもんじゃないと思って鞄にしまってたんだけどさ、今の話を聞いてて決心ついたんだ」

青葉「もしかしてケッコンカッコカリですか!?青葉としてくれるなんて嬉し……あれ?でも書類がありませんけど……?」

提督「それはその……婚約指輪なんだけど」

青葉「はて?ケッコンカッコカリにコンヤクカッコカリなんてありましたっけ?」

提督「いや、コンヤクカッコカリは無いな」

青葉「えっと……じゃあこれはもしかして……」

提督「…………」

青葉「司令官、本当に青葉で良いんですか?これはその……ケッコンカッコカリと違って1名しか選べませんよ?」

提督「分かってるよ。もちろん勢いも少しはあるけど……でもしっかり考えて青葉を選んだんだ」

青葉「そうですか……ではこれは有難くいただきますね。断る理由なんてありませんから……♪」

提督「はぁ……良かった…………」

青葉「だって青葉はもう一生司令官についていくって言ったじゃ無いですか♪」

提督「そうだったな。じゃあもう一度帰るか……あの鎮守府へ」

青葉「はい!青葉、お供させていただきます!……と、その前に」

鎮守府近辺

提督「うへぇ……緊張する……」

ブーン…

青葉「あっ、あれは赤城さんの彩雲……」

金剛「…………ぃとく…………ていとく……提督ぅーー!!!!」ダイブッ!

提督「どわっ!!なっ、え?あれ?金剛?」

妙高「やっとお戻りになられたんですね」

提督「皆、いったいこれは……」

かくかくしかじか…………


提督「…………」へなっ…

金剛「提督ぅ、しっかりしてくだサーイ!まさかこんなに思い詰めるなんて思ってなかったデース!ごめんなさいネ!!」

加賀「まったく……世話を妬かせるのも大概にして貰いたいわね」

赤城「とか言ってますけど、置き手紙見た後1番慌ててたの加賀さんですよね♪全艦載機を流星にして提督を探そうなんて……彩雲か偵察機を飛ばさないと♪」

加賀「…………」

愛宕「青葉、よく提督を連れてきてくれたわねぇ♪」

青葉「なーんだ、やっぱり何か勘違いだったんですね!あっ、でもコレは返しませんよ?」

提督「もちろん。それは一生青葉の物だよ」

金剛「その指輪は……なんデスカ……?」

提督「あっ……」

青葉「これは司令官にいただいた婚約指輪です♪青葉、司令官の正妻候補になっちゃいました♪」

一同「ふぁ!?」

提督室

提督「疲れた……」ばたんっ

コンコン

提督「もう今日は勘弁してくれー……」

青葉「司令官、青葉です」

提督「ん?青葉か……入り口から入って来るなんて珍しいな。いつもは天井から降ってくるのに」

青葉「あははっ、今日は取材じゃありませんから」

提督「取材と言うなの盗撮だろ。で、今日は取材じゃないならどうしたんだ?」

青葉「あの、えっと……司令官から婚約指輪をいただいたと言う事は……青葉、司令官さんのお嫁さんになるんですよね……?」

提督「まぁ、そうなるな」

青葉「それでその……青葉はまだまだ子供ですから、結婚は早いと言うか……大人になってから結婚したいと言うか……」

青葉「でも早く司令官と結婚したくて、だから、だからっ…………司令官、青葉を大人にしてくれませんか……?」スルッ…

提督「はえ!?」ガタッ

青葉「実はホテルを出るときこっそり持ってきちゃいました……♪備え付けの避妊具……これがあればエッチできるんですよね?」

提督「本気……?」

青葉「お、お隣失礼しますね」

提督「青葉……いつもこう言う感じならめちゃくちゃモテそうだな」

青葉「青葉、詳しい事は本当に全然分からなくて…………だから司令官にお任せしても良いですか……?」

提督「ああ……疲れ果ててたのに…………辛抱たまらん!!」ガバッ

青葉「し、司令官!せめて電気は消してください!」

提督「っと、そうだったな。秋雲、探照灯は消してくれるか?」


このあと滅茶苦茶セックスした。3人で

ここまでです。
色々安価用に分岐も作ったけどスレの残り的にカット。青葉に振られて深海棲艦コースとかも良いねと!

おわりです!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月25日 (月) 16:38:39   ID: 30lsrNKI

今回も期待しています!

2 :  SS好きの774さん   2014年09月02日 (火) 21:46:19   ID: re7S9umP

次スレどこなんですか(バンバン

3 :  SS好きの774さん   2015年02月15日 (日) 16:50:25   ID: ZNbPe1OT

次スレはまとめフィルタを無効にすれば大体はURLが貼られてあるんですよっと

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