一方通行「スクールアイドル?」 (31)

打ち止め「そう、最近はやってるんだってミサカはミサカは物知りなことを
自慢してみる!」

一方通行「チッ、くだらねェなァ」

打ち止め「そんなことないよ!ミサカの応援してるグループはμ'sっていう
グループなんだってミサカはミサカは雑誌を見せびらかしてみる!」

一方通行「スクールアイドルっていうからにはよォ、どうせ部活感覚なんだろ。
そンなもンクソブスしかいねェに決まって…」

一方通行(!?)

一方通行「オ…オイ」

打ち止め「ん?どうしたのってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「この女の名前…なンていうンだ?」

打ち止め「矢澤にこさんだよ」

一方通行「矢澤…にこ」

一方通行(かわいい…)

一方通行(こりャ打ち止めに匹敵するくらいにかわいい…)

一方通行(スクールアイドル…悪くはねェぜ!)

数週間後

一方通行「よし、早速買ってきたitunesカードで課金するぜェ」

打ち止め(最近あの人スクフェスに課金し過ぎだよ
ってミサカはミサカは心配してみたり…)

打ち止め「ねえあなた」

一方通行「あァン?」

打ち止め「どうせなら本物のμ'sに会ってみない?
ってミサカはミサカ提案してみる」

一方通行「本物の…μ's」

打ち止め「音ノ木坂学院ってところに通っているんだよって
ミサカはミサカは懇切丁寧に教えてあげてみる」

一方通行「本物の矢澤にこちゃン…」

一方通行「ちょっと行ってくる」

打ち止め「いってらっしゃいってミサカはミサカは笑顔で送り出してみる」

音ノ木坂学院校門前

一方通行「矢澤さン出て来ねェなァ」

一方通行(ン?あいつら確か…)

一方通行「オイ、その人ォ」

穂乃果「はい?」

海未「なんでしょうか?」

ことり(わあお、頭真っ白で赤い瞳…うさぎさんみたい…」

一方通行「オイ、後半聞こえてンぞ」

ことり「えっ///」カァァァ

一方通行「それはともく、矢澤にこさンは何処ですかァ?」

穂乃果「にこちゃんなら…」

にこ「私よ」

ことり「!にこちゃん!!」

一方通行「にこにィィィィィ!!」

一方通行「ボクファンなんですゥサインくださいィ!」

にこ「ふふん、いいわよ」カキカキ

一方通行「ありがとうございますゥゥゥゥゥ!」

一方通行「あと、握手とかいいですかァ?」

にこ「もちろん♪」ガシッ

一方通行「ありがとうございますゥ、二度と手は洗いませン!」

にこ「手は洗おうね~ニコッ」

一方通行「あ、それから一緒に写真とかいいですかァ?」

にこ「しょうがないわね~」

パシャ    パシャ

穂乃果「にこちゃんにもファンがいたんだ…」

海未「その言い方はいけませんよ穂乃果」

?「あいつは…第一位!」

垣根「よう、こんなところで会うとは奇遇だな第一位」

一方通行「よォ、ていとくん」

垣根「ふつうに垣根帝督と呼べ」

穂乃果「第一位?…何の事だろう」

海未「垣根帝督…どこかで聞いたことのある名前ですね…」

一方通行「そりゃコイツは学園都市に七人しかいねェレベル5の第二位
だからなァ」

穂乃果「レベル5!!」

にこ「ってことは第一位って呼ばれてたアンタは…」

一方通行「オレが学園都市の頂点の一方通行だァ」ドヤァ

垣根「ドヤ顔すんな」

ことり「レベル5なんて凄いですね♪」

垣根「ああっ!!そこいるのはことりちゃんですか!?」

ことり「えっ、そうですけど…」

垣根「俺大ファンなんです!サインと握手と写真お願いできますか!?」

ことり「あっはい、いいですよ」

垣根「よっしゃああああああああああああああああああああああ」

垣根「ありがとうございます」ホクホク

ことり「どういたしまして」ニコッ

垣根(かわええ…結婚しよう)

垣根(おっ、そうだいいこと考え付いた)

垣根「ことりさん」

ことり「なんでしょう?」

垣根「空を飛んでみたいと思いませんか?」

ことり「!?」

一方通行(あいつ…まさか!)

ことり「できるん…ですか?」

垣根「もちろん!俺の未元物質に常識は通用しねぇ!」

ことり「なら、少し飛んでみたいかも…」

垣根「okいいでしょう、ただ、ことりちゃんと飛ぶためには後ろから
抱き付くような格好になるけれど…」

ことり「大丈夫です♪」

垣根「よし、では早速…」ダキッ

ことり「っ」

垣根(ことりタンくんかくんか~いいにおいだな~)

一方通行(アイツ…これが狙いで…)

垣根「では、行きましょう」バサッ

穂乃果「すごーい!翼が生えてきた…」

にこ「悪趣味ね」

一方通行(こうなったらオレも…)

一方通行「オレも空飛べるんですよォ、よかったらにこにーもどうですかァ?」

にこ「えぇ!いいんですかぁ~?」

一方通行「もちろン」

にこ「やったぁ」

一方通行「ではいきますよォ」ダキッ

一方通行(ちっちェェェェェェェェェかわいいィィィィィィィィ!)

一方通行「よっと」カチッ キュイィィィン

一方通行「そらァ!」ダッ

穂乃果「あーいいなぁー私も空飛びたいー」

?「良ければオレが空の旅へご案内してやるぜ」

穂乃果「あなたは…?」

海未(妙な出で立ちですね…科学者の白衣を着ているわりに筋骨隆々で顔に
刺青が彫ってあります…)

海未(そしてなにより…体中機械仕掛け…)

数多「オレの名前は木原数多…高坂穂乃果さんのファンだ!」

穂乃果「えっ、穂乃果のファン!嬉しいな!」

数多「じゃあ早速空への旅へ」ダキッ

穂乃果「空飛ぶの楽しみだな~」

数多「…穂乃果ちゃん」

穂乃果「なに?」

数多「これからいっぱいオレと楽しいコトしようぜ…」

海未「!!それはどういう…」

数多「出発!」ドゴォォォォォォ

海未「!これは…マズいです!!」

海未「すぐにことりやにこ達につたえなければ…」メール送信

上空

ことり「メールだ」ピロリン

垣根「空でケータイ落としちゃってもいけないから降りるか」

ことり「はい」

垣根「よっと」

ことり「海未ちゃんからだ…えっと」

ことり「…え」

垣根「どうした?」

ことり「穂乃果ちゃんが攫われたって…」

垣根「なに!」

別な上空

にこ「あっ、メール…」ピロリン

一方通行「おりるぞ」

にこ「うん」

一方通行「よっと」

にこ「なになに…は?」

にこ「うそ…」

一方通行「どうしたンですかァ?」

にこ「穂乃果が顔に刺青の入ったごついサイボーグ科学者に攫われたって!」

一方通行「なっ!?」

一方通行(サイボーグってのは知らねェが間違いねェこの特徴は…)

にこ「とりあえず海未のところに戻るわよ」

一方通行「そうだなァ」

一方通行(木ィィィィィ原クゥゥゥゥゥゥン!!)

海未「戻ってきましたね」

垣根「で、攫ったヤツはどっちに…」

海未「あちらです」

一方通行「あのビルか…いくぞ垣根」

垣根「おう」

海未「あの、私たちも一緒に行ってもいいでしょうか」

一方通行「…危険だぞ」

海未「自分の身くらい自分で守れます」

にこ「それに仲間がピンチなのに自分たちは何もしないのは嫌だしね」

一方通行「…いいぜェ気を付けろよ」

ことうみにこ「はい!」

ビル内部

数多「グヘへへへへ…穂乃果ちゃんキスは初めてかぁ?」

穂乃果「嫌ぁ!離して!」

数多「離さないよぉ~穂乃果ちゃんはずっとオレのモノなんだから…」

穂乃果「嫌だよ…みんなぁ…」

数多「じゃあ穂乃果ちゃんのファーストキスも~らいっと」

一方通行「木ィィィィィィ原クゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!」

数多「ああん?」

一方通行「よォ木原クゥゥン、まだ生きてやがったのかァ」

一方通行「てめェはオレがぶっ殺してやったハズだがなァ」

海未「穂乃果を離しなさい!」

穂乃果「みんな…」

数多「よお一方通行、てめえは忘れちまってるみてえだが
学園都市の科学力は世界一ィィィィィィィィィなんだぜ」

数多「オレが半分機械化して復活してもなんらおかしくはねえんだぜ」

一方通行「するとてめェは死に損なっちまったってわけかよォ」

一方通行「ならもう一回殺してやるぜェ木原クゥゥゥゥゥゥゥン」カチッ

数多「無駄だぜ一分間に600発の徹甲弾を発射可能!
30mmの鉄板を貫通できる重機関砲を食らいな!!」ズガガガガガガガガガガガ

一方通行「銃弾なんか効かねェよ、呆けたんじゃねェか木原ァァァァ!」

数多「呆けてんのはてめえの方だぜ一方通行ァ!」

一方通行「何言って…ぐあァァァァァァァァァァァ!!」

垣根「一方通行!」

にこ「一方通行!!」

一方通行「クソッ…なぜ銃弾が…反射されねェ…」ハァハァ

数多「バカが、反射してるからこうなってんだろうがよ」

数多「この銃弾は鉛じゃなくて鉄でできててなぁ…」

数多「てめえの反射膜に触れる寸前で磁力を使って引き戻してんだよ!」

一方通行(てめェの木原神拳は何でもアリかよ…)

垣根「てめえは俺が潰す!」

数多「こいよエセホスト」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねえ!!」

数多「ケッ」ビュン

垣根「なっ!」

数多「オレははなっから常識なんてモンからはハズレてんだよ」ブンッ

垣根「ぐあああああああああああああああ」バキッ

ことり「垣根さん!!」

海未「くっ」ギリギリ

海未(私の矢で…)シュン

数多「ああ?」ガシッ

海未「なっ!?」

数多「つまんねえ攻撃してくんじゃねえよ」

にこ「うおおおおおおおおおお!!」ブンッ

数多「効かねえよ!」ガシッ

にこ「うわっ」

海未「にこ!!」

穂乃果「にこちゃん!」

数多「学園都市のレベル5の第一位と第二位でもかなわねえヤツに
てめえみてえなレベル0が勝てると思ってんのか?」

にこ「離しなさいよ!…グッ」

数多「オレは穂乃果ちゃん以外は興味ねえからよお」

数多「おまえはここで死ね」

ことり「にこちゃん!」

一方通行(木ィィィィ…原ァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!)

ぞわっ

バーーーーーーーーーーーーーーン

ことり「えっ…」

海未「いったい何が…」

一方通行「…」

数多「これは…あの時の…」バッ

にこ「ゲホッゲホッ(やっと解放された…)」

海未「にこ!」

ことり「にこちゃん!!」

数多「だが無駄だぜ、オレの体はあの時の衝撃にも耐えうるようにできて…」

一方通行「…」ガシッ

数多「なっ!?」

数多(逃げられねえ…あの時よりも強く…)

一方通行「yznkt殺wq」ブンッ

数多(死…     

ズドーーーーーーーーーーーーン

病院

垣根「散々な目にあったぜ」シャンシャン

一方通行「チッ、役立たずが」シャンシャン

垣根「役立たずはねえだろ…あれでも俺がんばったんだって…」

垣根「よっしゃああ、フルコン達成!」

海未「病院内でスクフェスはいけません!」ガラガラ

ことり「お見舞いにきました」

垣根「ことりちゅわああああああああああああん!!」

にこ「その様子じゃ大丈夫そうだけど」

穂乃果「私のせいで怪我させちゃって…ごめんなさい」

一方通行「おめェのせいじゃねェ木原のせいだ」

海未「怪我の具合は?」

一方通行「問題ねェ」

海未「そうですか、それはよかったです」

海未「ところでご家族のお見舞いとかは…」

一方通行「おまえらが来る少し前にきたぜ…うるさかったけどなァ」

垣根「俺のとこには誰も来なかった…心理定規のヤツめ…」シクシク

ことり「まあまあ…」

垣根「でもことりちゃんさえ居てくれれば俺はそれでいい!」

一方通行「しかしここのカエルとμ'sのメンバーが知り合いだったとはなァ」

にこ「まきちゃんの両親がここのお医者さんと友達みたいね」

穂乃果「本当に怪我は大丈夫なの?」

一方通行「もちろンだが、おまえのファンはキチガイが多いのか?」

穂乃果「そんなことないよ~」

海未「ほのキチというヤツでしょうか…」

ことり(海未ちゃんが一番それでネタにされてるコトは黙っておこう…)

一方通行「しかし木原クンもμ'sにはまってたとはな…」

にこ「μ'sってより穂乃果によね」

垣根「そういえばその木原ってヤツはどうなったんだ?」

海未「あの後アンチスキルに捕まったそうです」

一方通行「まだ生きてンのかよアイツ…」

にこ「あんたアイツとはどんな関係なの?」

穂乃果「なにか知り合いみたいだったけど…」

一方通行「アイツはオレの能力を開発した男だ」

穂乃果「ええっ!あの人が!」

にこ「ただの変態にしか見えなかったけど…」

一方通行「人は見かけによらねェもンだぜ」

海未「じゃあ、私たちはこれで…」

穂乃果「じゃあね」

ことり「また来ます」

垣根「ことりちゅわああああああああん!またね!」

にこ「スクフェスはほどほどにねー」

一方通行「おォ、またなにこちゃン」

ガラガラ

一方通行「…」

一方通行「…行っちまったなァ」

垣根「だな」

一方通行「さァて、スクフェスの続きでもするかァ」

垣根「だな、俺もEXを本気でフルコンさせることにしたから」シュウウウウ

一方通行「…オイ待て、なにしてやがる」

垣根「俺は本気でスクフェスをする時能力を使用するのさ」

一方通行「てめェそれズルじゃねェかァ!」

垣根「イベントの時とか凄い便利だぞ、お前も使ってみろよ」

一方通行「…そうなのか?」

垣根「能力使うと俺常にフルパフェだし」

一方通行「…マジか」

この件以降も一方通行、垣根とμ'sのメンバーとの親交は続いた
そして一方通行はスクフェスで能力を使いすぎてバッテリーが切れることが
多くなったため黄泉川にスマホを没収された。

終わり

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