所持金８０００円ゲット！

能力屋さん

主人公「……ｶﾞﾁｬもできないなんて…」ﾊｧ…

幼馴染「何してんの？」

主人公「幼馴染ちゃん……能力ｶﾞﾁｬしようと思ったんだけどお金がなくて…」

幼馴染「もう、仕方ないなぁ」

主人公「えっ？」

幼馴染「２０００円足りないの？」

主人公「なんでわか――」

幼馴染「私が買った能力が心を読む系統の能力だからよ！」

主人公「そうなんだ」

幼馴染「それじゃあ、貸してあげるからいいやつ引きなさいよね！」

主人公「うん！」

主人公「ｶﾞﾁｬにも色んな種類があるんだなー」

１、身体系ｶﾞﾁｬ

２、エスパー系ｶﾞﾁｬ

３、心理系ｶﾞﾁｬ

４、自然系ｶﾞﾁｬ

主人公「これにしようかな」

どれにする？

安価下１※選ぶだけです。

主人公「男なら身体系でしょ！」ｶﾞﾁｬﾘﾝｺ


結果！


ぞろ目……力の流れを把握する能力+６０秒間だけ無呼吸で身体を動かし続けることができる能力

０１～７０……１０秒間だけ無呼吸で身体を動かし続けることができる能力
７１～８０……２０秒間だけ無呼吸で身体を動かし続けることができる能力
８１～９０……３０秒間だけ無呼吸で身体を動かし続けることができる能力
９１～９８……６０秒間だけ無呼吸で身体を動かし続けることができる能力


安価下１　適当にレスお願いします！

主人公「………」ｶﾞﾁｬﾘ

金のカプセル「」ｺﾄﾘ

主人公「おおおおお！　金のカプセル！！」

幼馴染「すごい！」

主人公「飲んでみるね」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

幼馴染「うん！」

主人公「………」ｺﾞｸﾘ

幼馴染「……どう？　能力は薬が身体に馴染んだらどんなのか理解できるはずだけど」

主人公「……うん、分かるよ」

幼馴染(一分間も無呼吸で動けるなんて凄い能力……)

主人公「……僕もこれで能力者に…」


不良「うわ、ｶﾞﾁｬやってるやついるしｗｗｗ」

不良２「おもれーｗｗ　自分の能力を運で決めるなんてｗｗ馬鹿ｗｗｗ」


主人公「………」

幼馴染「ほっといて行きましょう」

主人公「………」


１、戦う
２、やめとく


安価下１

主人公「……人には事情があるんだ。外野は黙ってろよ」

不良「あ？」

不良２「うわｗｗこいつ死亡確定ｗｗ」

主人公「………」

不良「おめー、俺ら相手にｶﾞﾁｬの能力で勝てると思ってんの？」

主人公(僕の能力は一分間無呼吸で動き続ける能力。つまり、全力を一分間出し続けることができる……)

幼馴染「あいつらの能力は炎と水を操るみたい。左が炎で右が水ね」ﾎﾞｿﾘ

主人公「え？」


不良「死ねやこらぁあああ！」ｺﾞｫｵｵｵｯ

主人公「」

主人公「………」ボロボロ

不良「ひゃはは！　よえーよえー！　さすがはｶﾞﾁｬの能力ってだけあるな」

不良２「つか、能力使ってんの？　わかんねーんだけどｗｗｗ」

主人公(全方位に任意で繰り出せる自然系に対してどうやって対処しろと！？)

不良「もういいや、とどめさすか」

不良２「そうだな」

主人公「くっ……」


不良達「死ねやぁあああああ！！」ｺﾞｫｫｫｵｵｵｯ


主人公(駄目だ、やられる！！？)

？？「………」ﾀﾀﾀｯ

主人公「………やられ…ない？」


不良「んな……」ドサッ

不良２「ばかな……」ドサッ


主人公「え？」

幼馴染「生徒会長！」

生徒会長「やぁ、危ないところだったね」

主人公「えっと……だれ？」

幼馴染「この人はウチの学校の生徒会長じゃない！」

生徒会長「この不良達は極悪男子校の制服を着てたから心配になってね」

幼馴染(さすがこの世界に二つとない能力“森羅万象”を有してるだけあるわ。心も読めないし……)

生徒会長「君は、能力を手に入れたのかい？」

主人公「は、はい……」

生徒会長「へぇ、無呼吸で……ね」

主人公「自然系の彼らには手も足も出なかったですけど」ｱﾊﾊ

生徒会長(ここの店主、“また市場に出てない自作ｶﾞﾁｬ”を……)

主人公「生徒会長？」

生徒会長「……いや、その能力使いようによってはかなり強くなるよ」

主人公「ほんとですか！？」

生徒会長「ああ、頑張りたまえ」ﾆｺｯ

主人公「はい！！」

幼馴染(なんでそんなに嬉しそうなのよ！)


生徒会長は

１、男
２、女

安価下１

主人公「いやー、生徒会長ってあんなカッコ良かったんだなぁ」ﾆｺﾆｺ

幼馴染「恋愛感情がないだけマシだけど、なんかモヤモヤするわ」

主人公「え？」

幼馴染「な、なんでもない。それより、その能力を生かす方法考えないと」

主人公「そうだなぁ、水の中にもぐるとか！？」

幼馴染「なんか敵の能力みたい……」

主人公「それじゃあ毒ガスの中で――」

幼馴染「だから敵の能力みたいだって……」

主人公「それじゃあ、息を潜めて後ろから！」

幼馴染「お前は悪の軍団に入る気かこらぁあああ！」

主人公「じゃ、じゃあどうすればいいんだよ！」

幼馴染「そりゃあ、一番オーソドックスな戦い方は、無呼吸連打でしょ」

主人公「そりゃ僕だってそれが一番だとは思うけど……」

幼馴染「何か問題でも？」

主人公「……自然系の人らに一生勝てそうにない…」

幼馴染「訓練次第じゃない？」

主人公「そうかなぁ……」

幼馴染「まぁでも、焦ることないんだしゆっくり考えましょ。そもそも英雄職に就く必要もないんだし」

主人公「幼馴染は知ってるだろ！　僕のお父さんは――」

幼馴染「あーはいはい、Ｓ級ヒーロープラチナフェニックスでしょ」

幼馴染(“未来予知”の能力で犯罪が起きる前に対処する稀代のヒーロー。……ならどうして主人公を置いてどっかいっちゃうのよ！)

主人公「僕もきっとお父さんのような立派なヒーローに！」

幼馴染「あーはいはい、がんばれがんばれ」

主人公「し、信じてない！？」

幼馴染「それじゃあ明日から肉体強化のトレーニングね」

主人公「えっ！？」

幼馴染「そりゃあ、どんな方法で戦うにせよ最終的には直接攻撃しかないんだから肉体鍛えて損はないでしょ」

主人公「それは……そうか」ﾊｧ…

幼馴染(身体鍛えるのが嫌なヒーローって……)ﾔﾚﾔﾚ



　こうして、主人公は英雄への道を一歩踏み出したのだった！

主人公のステータスと能力


名前：主人公
性別：男

身体能力：Ｃ
思考能力：Ｃ
判断能力：Ｃ
経験値：Ｃ

総合：Ｃ

能力：無呼吸で一分間動き続けることができる能力レベル１


一学期「謎の転校生は最強能力！？」

１、挑む
２、訓練する


※挑んだ場合能力は結果次第でアップします。

主人公「訓練あるのみ！」

チャンスは５回

１、身体能力アップ
２、思考能力アップ
３、判断能力アップ

コンマ５０以上でアップします！
※五回ともミスだった場合、どれか一つを強制的に引き上げます。
ぞろ目で二つアップします！

それでは安価下１～５お願いします！

成功４回/５回！(一回はぞろ目)

身体能力を二段階と判断能力を一段階アップは決まっているので、

残り、どれを上げるかお願いします！

１、身体能力アップ 現在ランクＡ
２、思考能力アップ 現在ランクＣ
３、判断能力アップ 現在ランクＢ


訓練によって引き上げられるランクの最高はＳです！

あと三つどれを上げるかお選びください

安価下１～３(身体能力は残り１段階だけ、判断能力は２段階だけ)

二回分決まっているのに、あと三回上げられるの？

>>43二つだけでした。ごめんそ。


主人公の能力値

身体：Ｓ
思考：Ｂ
判断：Ｂ
経験：Ｃ

　一学期のほとんどを自身の能力向上に費やした僕は、すっかりクラスメイトとの距離も離れ、夏休みに入っても連絡を取り合う仲間もいなくなっていたので、とりあえずは部屋で項垂れていた。

　時折馬鹿にしたような蝉の鳴き声に狼狽しつつ、施設の部屋にはクーラーもついていないのでアスファルトの上に降り立つことを覚悟したのだった。


夏休み

１「図書館の少女」
２「海辺の幼馴染」
３「孤独な夏ヒーローの空」
４「そんなことより訓練の夏」


安価下１