コナン「すげー台風だな…」阿笠「そうじゃのぅ…」 (65)


コナン「これじゃ予定してたキャンプは中止だな…」

元太「マジかよ」

歩美「そんなぁ~」

光彦「残念です…」

灰原「ま、仕方ないわ。ゲームでもやって過ごしましょ」

もう嫌な予感しかしない

光彦....


阿笠「…ちょっと待った!ワシにいい考えがあるぞい!」

コナン「何だ?」

阿笠「台風が来てる今こそ、外に出るんじゃ!」

歩美「え~!どうして!?」

阿笠「実際の台風をその身で味わって、危険性を学ぶんじゃよ」

光彦「なるほど!いい勉強になりそうです!」

元太「土砂降りの中を歩くなんて面白そうだな!」

コナン「ま、たまにはそういう経験も良いかもな」

まーた光彦狩りか






コナン「…というわけで、外に出たが…」

元太「すっげー雨だな…」

灰原「さっそく帰りたくなったわ…」

阿笠「まあまあ…そう言わずに、出発じゃ!」

歩美「どこに行くの?」

阿笠「川じゃよ」

なんでこういうスレくると光彦の死因予想しちゃうんだろ


歩美「どーして?」

阿笠「台風の怖さが良くわかる場所…それが川なんじゃよ!」

コナン「たしかに、水かさが増えて流れも速くなってるからな」

元太「ぐへへwwうなぎがこぼれ落ちてたりしねーかな…」

灰原「この位の雨じゃ、水が溢れるまではいかないわよ」クスクス



光彦「…」ニヤニヤ

光彦逃げろ!!!


光彦「(…フフフ…これはチャンスです!)」

光彦「(きっとそのうち大風が吹くはず…!)」

光彦「(灰原さんの後ろを歩いていれば、パンチラを拝めるかもしれません…!)」



十数分後…


歩美「うぅ…かなり風が強くなってきたね…」

灰原「傘が飛ばされそうね」

コナン「くっそ~…合羽を着てくれば良かったぜ」


光彦「(よぉし、良い調子ですよ~!)」

光彦「(もうすぐパンチラが拝めます…!)」


阿笠「…ふぅ、川沿いの道に到着じゃ!」

元太「すっげー!激流だぜ!」

歩美「ちょっと怖い…」

阿笠「さぁ!この川に沿って歩いていくぞい」


光彦「(あと少し…あと少し風が強まれば…!)」




ビュオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!!!!



阿笠「おわっ!!!!突風じゃ!!!!」

コナン「みんな傘を手放せ!!!!!」パッ

阿笠「」パッ

歩美「」パッ

元太「」パッ

灰原「」パッ


光彦「(…!!灰原さんのパンツ…見えました!!)」

コナン「光彦…!!!傘を放せ!!!飛ばされるぞ!!!!」




光彦「…えっ…?」



ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!



コナン「光彦おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

珍しくコナンが光彦に助言したキガスル



ドボォォン!!!


元太「や、やべぇ!!光彦が飛ばされて川に落ちちまったよ…!!!」

灰原「みんなで走って追いかけるわよ!!」

光彦「ゴボボボボボボボボボ」ジタバタ

コナン「待ってろよ光彦!必ず助けてやる!!」

光彦「は…はぃ゛!!」

やっぱりwwww


歩美「ど、どうするの!?」

阿笠「ワシの持ち物の中に役立つ物があるかもしれん!」

コナン「よし、使えそうな物を探すんだ!」

阿笠「了解じゃ!」ガサゴソ

灰原「早くしないと円谷君が危ないわ…!」


阿笠「ぬぅ…走りながら荷物を漁るのは難しいわい…」ガサゴソ

元太「急げよ博士!」

阿笠「…あった!ペットボトルじゃ!」

コナン「なるほど、ペットボトルの浮力を利用して体を浮かせるのか…」

阿笠「そうじゃ!中身も少し残っておるから、投げる時も風に飛ばされんわい!」

コナン「よーし元太!これを光彦の元へ投げるんだ!」

元太「まかせろ!」ブンッ!!

ちなみに灰原のパンツ何色だった?



ボチャンッ!


元太「よっしゃ!光彦の目の前に落ちたぜ!」

コナン「光彦!!そのボトルにつかまれ!!」

光彦「はい゛!!」ガシッ

光彦「……ぷはぁっ…はぁっ…」

コナン「とりあえず浮力は確保できた…博士、他に使えそうな物は!?」

>>20
純白でした!!


阿笠「…うぅむ…カメラにお菓子、タオルにハンカチにティッシュ…」

阿笠「どれも使えそうにないのう…」ガサゴソ

コナン「クソッ…どうすれば…」

歩美「ねえ!あそこ!釣竿が捨てられてるよ!」

灰原「本当だわ!あれで円谷君を引き上げれば…!」

コナン「よ~し!使わせてもらうぜ!」

事態が好転する予感が全くしない


阿笠「かなり錆びとるのぅ…」

コナン「だが幸い、糸もおもりも付いてる!」

コナン「針も付いてやがるけど、こいつを取る道具が無ぇな…」

灰原「円谷君に針が当たらないよう気を付けるしかないわね…」

コナン「あぁ…さっそく投げるぜ!」


コナン「光彦!こいつを掴め~~!!!」ヒュン!!



ビュオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!!



コナン「しまった!!風が…!!」


…プスッ


光彦「…!痛い゛っ…!!!」

歩美「光彦君の腕に針が…!!」

Oh…


コナン「す、すまん!光彦!抜くぞ!!」グイッ

光彦「い゛っ…!」

元太「おいコナン!ちゃんと投げろよな!」

コナン「バーロ、今度こそ外さねぇよ!」ヒュン!!




コナン「しまった!針が光彦の服に引っかかった!」


コナン「しまった!おもりが頭に当たった!」


コナン「しまった!また服に!」


コナン「しまった!引っ張ったら服が破けた!」


コナン「しまった!今度はズボンに針が!」


コナン「しまった!ズボンも破けた!」


コナン「くっそ~!なんだかんだで光彦が全裸になっちまった!」

灰原「何してんのよ!?」

コナン「風のせいなんだから仕方ねぇだろ!!」


歩美「…あ!風が弱まった!!」

元太「今だ!!」

光彦おおおおお

いたいいたい


コナン「よし!!いくぜ!!」

灰原「今度こそ成功させなさいよね!」

コナン「オッケー!」ヒュン!!



ビュオオオオオオオオオオオォォォォ!!!!!!



コナン「しまった!針が光彦のキンタマに!!」

灰原「」

安価取らないコナンSSは糞

ワロタwwwwwww


光彦「い゛っ…!!?」

コナン「スマン、光彦!抜くぞ!」グイグイ

光彦「あ゛あ゛…あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛…!!」



…プツン



一同「あっ」


コナン「糸が切れたああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!」


灰原「ちょっと!!どうすんのよ!!」

元太「もう使える物何もねーぞ!!」

コナン「…クソッ…また何か探すしかねぇ!!」


光彦「ぼ、僕のキンタマ…痛い゛…」

ぎゃああああああああああああああああああああああああ

ひえー

ここまで来るとコナンに悪意が見られる


光彦「……あっ…」

光彦「(だんだんペットボトルのフタが緩まって……ああっ!!)」

光彦「コナン君!!大変です!!ペットボトルのフタが流されました!!!」

コナン「何!?」

阿笠「そういえばワシ、いつもフタを緩めに閉めとるんじゃった…」

灰原「激流に揉まれてフタが開いたのね…!」

光彦「ゴボボボボボボボボ」

コナン「くそっ…何とかしてまた浮力を確保しねーと…」

おまえら光彦に何されたんだよ


阿笠「……ま、まずい!!ペットボトルの中身が少し残っとったじゃろ!?」

コナン「それがどうかしたのかよ?」

阿笠「あれは超強力な下剤なんじゃ!!」

灰原「ってことは今、川の水にはその下剤が混ざって…」

コナン「光彦!!水を吸い込むな!!」

光彦「もう遅い゛でず!!!」ゴボゴボ

阿笠「いかん…あの下剤は一滴でも飲んでしまったら…」

光彦「(…うぅ…急に便意が…!!)」




ブリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!ブピピ!!ブバッ!!!!!!!!!



歩美「きゃああああ!!!」

元太「光彦の奴、流されながら脱糞してやがるぜ!!」

光彦「ん゛ああぁぁぁ…」ブリュブリュブリュブリュ

コナン「今はそんな事気にしてる場合か!早く使えそうな物を探すんだ!」

元太「お、おう!」

クラスメイトの前で全裸で川に流されながら脱糞とか

>>45
安心しろ
みんな平然と受け入れてる


光彦「ゴボボボボボボボボ」ブリュブリュブリュ

コナン「光彦!!とにかく泳げ!!沈んじまうぞ!!」

光彦「は…はい゛!!」バシャバシャ

灰原「…江戸川君!あそこにゴムボートが置いてあるわ!!」

コナン「!!」


阿笠「誰かが救助に使った物のようじゃのう!」

コナン「こんなラッキー2度とねえ!!使わせてもらうぜ!!」

灰原「どうするの?」

コナン「オレのキックで光彦の元に届けるんだ!」

コナンのキックだとゴムボートが。。


歩美「コナン君がんばれー!!」

元太「いっけー!!」

コナン「光彦!!このゴムボートに掴まれ!!」

コナン「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」



ドゴォ!!!!!



バシャ-ン!!!



コナン「しまった!!!光彦がボートの下敷きに…!!!!!!」


光彦「!!?!?コボボボボボボボ!!!!」

コナン「やべぇ…あれじゃあゴムボートが蓋になって息が出来ねぇ!!!」

灰原「完全に状況が悪化してるじゃないの!!どうすんのよ!?」


コナン「……」


コナン「…もうオレたちに出来ることは1つしかねぇ…」


コナン「博士、119番通報してくれ…」


光彦「ゴボボボボボ…ゴボボ……ゴボ…」



ううう~う~…♪ううう~う~うう~♪(事件解決BGM)


救助隊の人達が駆け付けたとき、光彦は既に死んでいた…


もし最初から通報していれば、光彦は助かっていただろう。


オレ達は、少年探偵団に出来ないことは無いと錯覚していたのかもしれない…

おめぇらのせいだろwwww

また光彦が死んだ



-次の日-


歩美「きゃあああああああああああ!!!!」

灰原「博士ん家の屋根の上で人が死んでる…!!」


コナン「…」

…プルルルルルル プルルルルルル

コナン「もしもし、警察ですか?」

コナン「……米花町2丁目の……はい、……はい……」


元太「…あれ?いつもだったら通報は俺らに頼んで、自分は推理し始めるのによぉ…」

まぁ博士がクローン準備してるだろうし。


ピッ

コナン「……よし、通報完了だ。警察が来るのを待つか」

灰原「あら、推理しないの?」

コナン「ああ、これは警察の仕事だ。オレらが首を突っ込んじゃいけねぇ」

歩美「そっか…光彦君が、教えてくれたんだよね…」

コナン「あぁ…」



コナン「みんなも事件や事故があったら、まずは通報するんだぞ」

コナン「自分たちの力で何とか出来ると思っちゃいけねぇ」

コナン「光彦のような犠牲を、増やさないためにも…」



~END~

まさかのGOODエンド

台風が来ていたので書いたぞい

またの~

乙だの~

光彦は犠牲になったのだ

面白かったわ

何良い話風に締めてやがるwww

通報は国民の義務だからな
だけどやたらに通報して迷惑をかけても駄目だ
皆も事を見極めて行おう!

光彦に捧ぐ

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