SentiMental RyuJo(仮) (21)

艦これSSです
龍驤ちゃんメインの予定です

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提督「どうした草臥れた顔して……まるで深海棲艦みたいだ」


龍驤「誰だって疲れてる時はあるやろ、生きてれば……今日な、ウチの握手会やったんよ」


提督「おお、那珂ちゃん顔負けのアイドルだな」


龍驤「そんなんとちゃうよ……なー、来た人の行列、どんだけ長かったと思う?」


提督「うむ……2、3kmくらいか?」


龍驤「13kmや」


提督「はぁ……たまげたなぁ……」


龍驤「言うても、長さ言ってもピンとけえへんやろ? 実際見たら顎外れてまうよ、あはは……」


提督「……うちの大事な龍驤が、外でも愛されてるようでなによりだ」


龍驤「愛されてなんかっ……!」ボソッ


提督「ん?」


龍驤「な、なんでもない、ごめんね! ウチ、ちょっち休むわ!」


提督「……そうか、ゆっくり休め。お前は大事な主力メンバーの一人だからな」


龍驤「……うん、ありがとう」


提督(何かあったんだな……しかし龍驤は素直じゃないからな……)


提督(ここはひとつ……手を打つか)

龍驤(酒でも飲まんとやってられんわ……)


龍驤(隼鷹……とは飲む気はしないなぁ……別にあいつが悪い訳やない、けど……)


龍驤(大きくないのと言えば……瑞鳳いいかも……ちょっち誘ってみよっかな……)


瑞鳳「あ、龍驤ちゃん! ちょうど良かった!」


龍驤「へ?」


瑞鳳「今日ね、一緒に飲まない? 提督に誘われたの、『俺の部屋で飲まないか?』って」


龍驤「提督も一緒……」


瑞鳳「嫌だった? だったら無理にとは言わないけど……」


龍驤「ううん、嫌じゃないよ?」


龍驤(でも、愚痴れなくなるなぁ……あんまり提督に心配掛けたくないし)


龍驤「てかそもそも、瑞鳳が誘われたんでしょ? 二人で楽しんだらええのに」


瑞鳳「違うの、私はおまけよ? ホントは龍驤ちゃんを誘いたかったんだって!」


龍驤「そうなん?」


瑞鳳「提督がね、『俺が直接誘っても断られるから』って……喧嘩でもしちゃった?」


龍驤「まさか……滅多に怒らん人と喧嘩なんて、冗談でもおもろないで?」


瑞鳳「そっか、そうだよね……えっと、それじゃ大丈夫かな?」


龍驤「うん、誘ってくれてありがとう。何時頃行けばええの?」


瑞鳳「うーんと、ヒトハチマルマルかな? あ、ご飯食べちゃ駄目よ? 用意するからね!」


龍驤「至れり尽くせりやなぁ……」


龍驤(ひょっとして提督、気付いてるんかな……いや、まさかなぁ)


龍驤「……ウチちょっち疲れたから、それまで休むわ。またあとでなー」


瑞鳳「ええ、よろしくね!」


瑞鳳「……ホントにごめんねよろしくっ」ボソッ


龍驤「? ……まぁいっか」


龍驤(時間になるまで、部屋でゴロゴロしてよ……)


龍驤「ただいまー……って誰もおらんけどなー」


龍驤「はぁ……疲れたわ……ねむ……」zzz……

龍驤(……ん……すっかり寝てしもたんやね……)

龍驤(なんか、温かいなぁ……人のぬくもりみたいやぁ……)

龍驤「んん……?」

提督「おう、やっと目覚めたな、おはよう」

龍驤「きゃああああああああああ!!!!!!」

提督「寝起きだってのに元気がいいねえ……何かいいことでもあったのか?」

龍驤「へ、変態や! 人の寝込み襲うとかありえんやろ!?」

提督「な、何もしてないって……龍驤が来ないから見に来ただけだって」

龍驤「……そっか、そうやね」

龍驤(よく考えたら、ウチみたいなまな板に手出すとか、ありえんわ……)

龍驤(72を一丁前に、被害者ぶってるんやろな、あはは……)

提督「……俺は、そんなに信用できないか?」

龍驤「え、どしたの急に」

提督「落ち込んでる理由、俺なんかには話せないか……?」

龍驤「お、落ち込んでなんか……ちょっち疲れてるだけで……」

提督「……そうか」

龍驤「なんで……そんな悲しい顔しとるん……?」

提督「……ごめんな、頼りなくて……」

龍驤「泣きたいのはウチの方やのに……なんでキミまで泣きそうなの……?」

提督「……」

龍驤「う、ウチ、いつも迷惑かけてるから……これ以上キミを困らせたくなくて……」

提督「……」

龍驤「だから、黙ってようって、思ってたのに……」

龍驤「いいの? キミをもっと困らせても……」

提督「とんでもねえ、待ってたんだ……俺はお前の力になりたいよ」

龍驤「……うん。ウチの話、聞いてくれる?」

提督「当たり前だ……何時間でも、何日でも聞いてやる」

龍驤「大袈裟やなぁ、もう……でも、嬉しいわ、優しいね、キミは……」

提督「あ、でも瑞鳳が準備して待ってるから、ずっとは無理だな」

龍驤「そっか……じゃあ、手短に話すね」

今日の握手会での出来事を、ファンの心無い言動を、時々言葉に詰まりながらも伝えた。

提督「そんな事が……」

龍驤「来てくれるんは嬉しいけどな……人が増えると、どうしても色んな人が来るから……しゃーないんやけどな……」

提督「……辛かったな」

龍驤「……うん……でも、こういうことしてる以上、覚悟はしてたんよ」

提督「……そうか」

龍驤「……してた、つもりやったんやけどな……ウチ、思ってたより弱かったみたいや……」グスッ

提督「龍驤……」ギュッ

龍驤「……キミ……なんでこんなに優しいん……? ウチ……勘違いしてまうよ……?」

提督「……吐き出しとけ」

龍驤「ふえっ……?」

提督「ムカついたこと、思いっきり言葉にして、全部吐き出すんだ」

龍驤「そ、そんなこと言われても……どうしたら……」

提督「……」スゥ……

提督「貧乳でなにがあかんねん!!!!!!!!! 龍驤はこんなにかわええやろおおおお!!!!!!!!!!!」

提督「……ふぅ、こんな感じかな」

龍驤「……」ポカーン……

提督「龍驤?」

龍驤「え、あ、うん……ちょっちびっくりして……」

提督「ああ、ごめんな、いきなり大声出しちまったな……」

龍驤「ううん、大丈夫……ウチも、ちょっとやってみていい?」

提督「いいぞ、遠慮なくやってやれ」

提督「ムカムカした気持ち、全部言葉にして叫んでやれ!」

龍驤「うん!!」



龍驤「ウチのことまな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板ま
   な板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板まな板って……」



龍驤「いじめか!? あんたら無機物イジメて楽しいんかぁ!?」




龍驤「人の身体的特徴をバカにするなって小さい頃習ったやろがぁ!!!!」




龍驤「途中からウチの顔引きつってたこと気付かんかったんか!? 限度ってもんがあるやろ!?!?」ドカッ




龍驤「あんたらの血は何色や!? 絶対赤ちゃうやろ、あんたら人間ちゃうわ!!!」バキッ




提督「少し落ち着け」




龍驤「落ち着いてられんわ!!! どーせ提督もウチのことバカにしてるんやろ!?」




龍驤「どーせ男なんか皆同じや!!! 胸無い女なんか女と思ってないんやろ!!!!」




提督「龍驤ッッッッッッ!!!!!!!」

龍驤「あ……ご、ごめんね……」


提督「言葉だけって言ったろ? ……でも、吐き出して少しはスッキリしたか?」


龍驤「……うん……したと思う……ありがとう」


龍驤「けど……一人で盛り上がって、八つ当たりして……ウチ、最低やね……」


龍驤「でも、許せなかったんよ!! ……『あんなまな板使う提督は余程の変態ロリコン野郎だ』なんて……」


龍驤「ウチだけならまだしも、提督までバカにするなんて……!」ギリッ


提督「龍驤……」


龍驤「あ、頭冷やしてくるね! ちょっち放っておいて……」タッ


提督「駄目だ」ヒョイッ


龍驤「ちょ、ちょっとキミ……何すんの!?」ドサッ


提督「言っとくけど、抵抗しても無駄だ」プチプチ


龍驤「な、ななな何脱がしてんの!?! 憲兵呼ぶで!?」


提督「そいつは困るな……ほぉ、絆創膏を付けてるのか……」


龍驤「どーせウチにはブラなんか必要ないから……ていうか何なんホント……」


提督「剥がすぞ……」ペリペリ


龍驤「だ、駄目!! あ、あああ……///」

提督「……綺麗な桜色だな」


龍驤「み、見ないでよ……こんな貧相な胸見てもしゃーないやろ……?」


提督「そんなことはない……」カプッ


龍驤「んあっ……!」ビクッ


提督「んむっ……龍驤のおっぱい……おいしいよ……?」チュパチュパ


龍驤「な、なめたらアカン……なめたらアカンよぉ……」ビクッ


提督「はむ……れろ……んぐ……」


龍驤「あ、ああっ……はぁ……はぁっ……やっと、やめたぁ……」ビクビク


提督「龍驤、こいつを見てくれ、どう思う?」ギンギン


龍驤「す、すごく……おっきいね……」


提督「お前の所為でこんなに興奮してるんだ……」


龍驤「ほ、本当なん……? ウチの胸で……」サワッ


提督「こ、言葉よりも信じられるモノが目の前にあるだろ……くっ」ビクッ

龍驤「う……うち……嬉しい……!」


提督「……いいか龍驤、これから俺が言うことを、よーく心に刻んどけよ」


龍驤「う、うん!」


提督「女の胸のふくらみが嫌いな男なんて居ねえ、おっぱいは男のロマンだ」


提督「デカい胸が好きな男は多い……それはゆるぎないひとつの事実だ」


龍驤「うん……悔しいけど、そうやね……」


提督「だからって、ガタガタいうんじゃねえ!!」


提督「愛宕にも、金剛にも、千歳にも、大鯨にも、加賀にも、天龍にも!」


提督「数多の巨乳に欲情してきた俺が、お前に欲情してんだ!!」


提督「俺が欲情したお前は、巨乳なんかに絶対負けねえんだよ!!!」


龍驤「……あははっ」


提督「な、何が可笑しい」


龍驤「バカみたいなこと大真面目に言ったら、笑うなっていう方が無理やって……」

龍驤「っていうか……キミがただの節操無しなだけでしょ?」


提督「そ、それは否定できないが……」


龍驤「正直やね……でも、嬉しいわ……ありがとう」


提督「……おう」


龍驤「あのね……ウチ、提督のこと……」


瑞鳳「な、何してんのよーっ!?!?」ジャーンジャーンジャーン


提督「げえっ 瑞鳳!?」


瑞鳳「中々戻ってこないと思ったら……なんで龍驤ちゃんが裸なのよーっ!?」


提督「こ、これにはマリアナ海溝より深い訳が……!」


瑞鳳「問答無用です! 憲兵さんに通報しちゃうんだから!」プンスカ


提督「け、憲兵さんだけは勘弁を……!」


憲兵?「ドーモ、テイトク=サン。憲兵です」


提督「アイエッ!?」

憲兵?「ハイクを詠め、カイシャクしてやる」


提督「アイエエエエ……って川内じゃないか!」


川内「いやー、夜戦は良いよね、夜戦はさぁ……」


龍驤「な、なんで川内も連れてきたん? 瑞鳳……」


瑞鳳「えっ? つ、連れてきた訳じゃないんだけど……?」


川内「夜戦の匂いがしたから、こっそりついてきちゃった! ビンゴだね!」


提督「ビンゴだねって……お前の想像してる夜戦と違うと思うが」


川内「えっ、男女の夜戦でしょ? もー、それくらい分かってるよ!」


提督「」


川内「いやー実は提督とやってみたかったんだよねー! まだ未経験だからさー」


提督「え、ええと……そういうのは川内にはまだ早いだろ?」


川内「えー!? ちっちゃい龍驤さんとシてるんだから、私だっていいじゃん!」


龍驤「」

スレタイSentakuitaに見えた

>>16
RJ「え、ひどくない?」



提督「龍驤とはシてた訳じゃないからな?」

川内「えー? 何の説得力もないよ? おっぱい丸出しの龍驤さんが居るのに」

龍驤「こ、これはなー……あはは……」

提督「これには深い訳があるんだ……分かってくれ」

川内「わかった! わかったから! やーせーんー!」ジタバタ

提督「……そもそも、具体的にどんなことをするか、分かってるのか」

川内「んーとね……キスでしょ? あと、抱きしめ合ったり触り合ったりー……」

提督「ふむ、そうだな……」

提督(まあ、その程度なら……)

川内「騎乗位でリードするのが私には合ってるみたいだよ? あと、だいしゅきホールドやってみたい!」

提督「」

提督「お前、どこでそんな知識を覚えた!?」

川内「えー? 那珂が教えてくれたんだよ、わが妹ながらオトナだよねー」

提督(幻滅しました……那珂ちゃんのファンやめます……)

川内「ねー、やろうよ! 提督も夜戦好きなんでしょ!?」

提督「あのな川内……男女の夜戦は、好きな人同士がするものだ」

川内「えー!? 提督は私のこと……嫌い……?」ウルウル

提督(あ、あざとい……! 流石、那珂の姉……天然だろうけど)

提督「好きだ、好きだが……それとこれとは話が別だ!」

川内「言ってること滅茶苦茶だよー……いいよ、それなら私にも考えがあるもん」

提督「な、なんだ……?(嫌な予感が……)」

川内「夜戦してくれなきゃ、さっきの事、皆に言っちゃおーっと!」


書き溜め尽きた……ではまたそのうち書きます

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