【ごちうさSS】チノ「私の命はあと7日」 (21)

昼病院

チノ「え……あと7日しか生きれないって言うんですか?」

医者「そうだね……ガンがもう他の場所にまで転移してしまってるからしょうがないんだね?」

チノ「ど……どうにかならないんですか!?」

医者「どうにもできないね?抗生物質を投与しても数日寿命が伸びるくらいだね?」

チノ「はい……わかりました……ありがとうございます……」

夕方ラビットハウス

チノ父「チノ……もう明日から学校は行かないでいい……」

チノ父「精一杯……自分がしたい事をしなさい……」

チノ「はい……お父さん……」

チノ「(ココアさん達になんて言って伝えましょう……)」

チノ「(まず私が伝えるときに泣いちゃいそうです)」ボロボロ

チノ「(ってもう私泣いちゃってるじゃないですか……)」ボロボロ

チノ「(そうだ!私にしかできない事をしましょう!それがいいです!)」

ビデオ撮影一日目

チノ「あーあーちゃんと撮れていますか」

チノ父「バッチリだよ」

チノ「では……ココアさん、リゼさん、シャロさん、千夜さんこんにちは」

チノ「このビデオを見ていると言う事は既に私は死んでいるのだと思います」

チノ「まず……私は昨日、お医者さんに寿命は残り7日しかないと宣告されました」

チノ「正直……自分でも実感が湧きませんし……また嘘であってほしいとも思っています」

チノ「これで……今日の撮影は終了です……」

プチッ

ビデオ撮影二日目

チノ「どうも……ココアさん、リゼさん、シャロさん、千夜さんこんにちは」

チノ「今日はラビットハウスであった出来事について話したいと思います!」

チノ「久々にラテアートを披露する機会があったのですが……」

チノ「ココアさんのラテアートの腕がまたあがっていました!」

チノ「もうリゼさんと渡り合うくらいだと思います……」

チノ「私がいなくなってしまってもココアさんがいればラビットハウスは安泰ですね!」

チノ「リゼさんはラテアートでティッピーを書いていました」

チノ「迷彩柄のティッピーだったのでリゼさんらしいなと思うと同時に可愛らしいとも思いました!」

チノ「これで今日の撮影は終了です!」

プチッ

ビデオ撮影三日目

チノ「……ココアさん、リゼさん、シャロさん、千夜さん……こんにちは」

チノ「……今日はラビットハウスにシャロさん千夜さんが来てくれました……」

チノ「シャロさんは頭に猫耳をつけたまま来ていました……」

チノ「どうやら外すのを忘れていたらしいです……ふふっ……シャロさんらしいですね……」

チノ「千夜さんは……新しいメニュー名を考えたと言って私に色々教えてきました……」

チノ「白銀の翼-チノスペシャルってなんですか……?もうネーミングセンスがだめだめですよ……」

チノ「これで今日の撮影は終了です……」

プチッ

ビデオ撮影四日目

チノ「……こんにちは」

チノ「……最近死期が近づいてくる度にこんな思いが強まっていきます」

チノ「なんで私はここで死んじゃうんですか……?」

チノ「なんで私は死ぬのに……ココアさん達はまだ生きていられるんですか……?」

チノ「こんなの理不尽でおかしいんじゃないんですか……?」

チノ「生きたいのに生きることができないなんておかしいんじゃないんですか!?」

チノ「なんとか言ってくださいよ……」

チノ「なんとか言ってくださいよ!!!ココアさん!!!」

チノ「いつもヘラヘラしてて私の事なんて本当は全く考えてくれてないんですよね!?」

チノ父「チ、チノ!!!それ以上は!!!」

プチッ

ビデオ撮影五日目

チノ「昨日はすいませんでした……」

チノ「私が死ぬのはココアさん達のせいではないとわかっているんですが……」

チノ「それを認められない自分がいるのも確かです……」

チノ「えへへ……見て下さいよこの頭……」

チノ「お父さんがまだ私に生きていてほしいらしく抗生物質を取るように言ってきました……」

チノ「試した結果がこれです……」

チノ「私の髪の毛が触るだけではらはらと落ちていくんですよ……?」

チノ「笑いものですよね……」

チノ父「ごめんな……ごめんなチノォォォ」ボロボロ

チノ「あ……泣かないでくださいお父さん!誰だって生きてほしいと思うのは当然です!」

チノ「あの……撮影を手伝ってくれているお父さんが辛そうなので今日はこれで終了です……」

プチッ

ビデオ撮影六日目

チノ「き……急に体調が悪くなってきまし……た」

チノ「どうやら……私の体には……限界が来ているようです……」

チノ「もっと……ココアさんとお話したかったなぁ……」

チノ「もっと……もっとリゼさんと一緒に……遊びたかったなぁ……」

チノ「……シャロさんみたいな……素敵な女性になりたかったのになぁ……」

チノ「千夜さんと一緒に……ラビットハウスの……メニュー名を考えることも……したかったのになぁ……」

チノ「んっ……もう……今日はここまでにしておきます……」

プチッ

ビデオ撮影最終日

チノ「はぁ……はぁ……もうお話するのも……大変になってきました……」

チノ「今日は……最後に皆さん宛に手紙を……書きたいと思い……ます……」

チノ「あ……手が震えて……手が震えて……うまくかけません」ボロボロ

チノ「私の手……動いてください……!」

チノ「早く……動いて……!!!」

……数分後

チノ「なんとか……書き終えました……」

チノ「せっかくのお手紙が……よれよれの字で見難いのに……涙で滲んじゃってます……」

チノ「本当に……すみません……そして……さy」バタッ

チノ父「チ、チノ!?」

プチッ

昼ラビットハウス

ココア「チノちゃぁぁあああん」ボロボロ

リゼ「チノ……なんで……」ボロボロ

シャロ「チノちゃんのバカ!死んだら……意味ないじゃない!!!」ボロボロ

千夜「シャロちゃん……泣いちゃだめよ!きっとチノちゃんは悲しむわ」ボロボロ

シャロ「そう言うあんたも泣いてるじゃないのぉぉ」ボロボロ

チノ父「これは最後にチノが書いた手紙だよ……読んでやってくれ……」スッ手紙

リゼ「なぁ一人ずつ……うぅ……読んでいかないか……?」グスッ

ココア「じゃあ私から……読むね……」

ココア「『ココアさん大好きです』だってさ……」ボロボロ

ココア「私だってチノちゃんの事……大好きだよ」ボロボロ

リゼ「次は私が読むぞ……」

リゼ「『ラビットハウスを守ってください』だそうだ……」ボロボロ

リゼ「汚い字で何書いてるんだ……勿論守るに決まってるだろ!」ボロボロ

ちょっと急用
書き溜めしてあるので戻ったら更新

シャロ「じゃあ……次は私が……」

シャロ「『これからも私の憧れだった貴方でいてください』って書いてるわ……」ボロボロ

シャロ「憧れの存在で良かったって今思ってるわよ……チノちゃん!」ボロボロ

千夜「最後に……読むわね……」

千夜「『ラビットハウスと仲良くしてください』って……」ボロボロ

千夜「言われなくてもそうするわ……」ボロボロ

チノ父「みんな……まだ言ってなかったけどまだ手紙があるんだ……」

ココア「え……?」

チノ父「みんなで読んでくれとチノが言っていた……」スッ手紙

ココア「じゃ、じゃあみんな読むね……?」

ココア「『私の考えた物語はどうですか……?』」

リゼシャロ千夜「……は?」

ココア「『最近皆さんが調子に乗っていると思うので懲らしめてあげようと考えました』」

ココア「『どうですか?泣けましたか?』」

ココア「って書いてあるよ……」ヘナヘナァ

チノ「フフフ……皆さん!私の考えた物語はどうでしたか!?」トビラバァン!

リゼ「どうも……」

千夜「こうも……」

ココアリゼシャロ千夜「あるかー!!!!!」

終わり

セミの寿命が一週間だと言うのを聞いて思いつきましたこれにて終了です

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom