幼女「しばらくかくまってください」(280)

ただの日常なんで、なんも起こらないです。
よかったらみてってね、おにいちゃん!

幼女「しばらくかくまってください」

青年「……他をあたってください」バタン

幼女「ちょっ?!」

一レスの文短すぎる

幼女「ちょっとおにいさん!まってほしいっす!あけてください!」ドンドン

青年「何も聞こえないなぁ」

幼女「さむいっす!ゆきふってるんすよ?!」ガタガタ

青年「もうすぐ今年も終わりだしなぁ…」

幼女「うぅ…こんなおさないこどもがこまってるのに、なにもおもわないんすか…?」フルフル

青年「……ごめん本当にごめん。でも僕の知らない何処かで幸せになってください。」

幼女「おにいさんと生きていくことがあたしのしあわせっすから」テレッ

青年「(何言ってんだこの子…)」

>>3
四コマ的な形式なんで、そこはスマン。ツッコミが入るとこで切ってる。

幼女「あけてーあけてくださいー」ドンドンドン

幼女「あけてくれないとこっちにもかんがえがあるっすよー」ドンドンドン

青年「うむ。なんとでもしてくれ。何があってもこのドアは開けたりしないからね」

幼女「うわあーーー!!このへやのおにいさんがわたしのパンツ盗っt」バタン!

青年「どうぞ!どうぞお入りください!」

幼女「やったぜ」

青年「くそ…こんな年端もいかない子供にしてやられるなんて」グヌヌ・・・

幼女「むしろこどもだからこそしてやれたかんじっすけど」アヒャ

青年「というかほんとに僕に何の用だよ。とりあえず入れたけど、満足したなら早く帰ってよ」

幼女「いや、さっきからいってるじゃないっすか」

幼女「しばらくかくまってください」キリッ

青年「はい却下」

幼女「うにゃ?!」

幼女「なんでっすか!あたしのどこがきにいらないんすか!」

青年「気に入らないとかじゃなくて、普通に犯罪だからね。僕捕まっちゃうの。わかる?」フーッ

幼女「めいわくかけないっす!おまわりさんにもばれないようにするっす!」ジタバタ

青年「すでに迷惑かかりまくりなんだけど…大体なんで僕ん家?僕ら会ったこともないでしょ?!」

幼女「ああ、それは」


――15分前――

お姉さん「ふっ!ぐぬぬぬ…」ギリギリ

青年「…大丈夫ですか?」

お姉さん「あっすみません…自転車が重ね倒しになっちゃって…」アハハ

青年「手伝いますよ?よいしょ!」グッ!

お姉さん「あ、ありがとうございます!」ヨイショ

青年「起こせました?」

お姉さん「はい!ありがとうございました!」

青年「いえいえ。困ったときはお互い様ですから」

――――

幼女「ってことがさっきあったのでついてきたっす」

青年「見てたのか。で、なんで?」

幼女「いや、なんかおひとよしなかんじがしたっすから。たのめばちょろいかと」

青年「」

幼女「あと、せくしーなおんなのひとのたのみをことわれなさそうっす」ウフ♡

青年「そもそもお前はセクシーな女の人じゃないから安心しろ」

幼女「しつれいっすね!」プンプン

青年「そろそろ夕方だぞ。雪も強まってくるかもしれないし、はやく家に帰れよ」

幼女「…そ、それはできないんす」ウーン

青年「なんだ?お母さんとケンカでもしたか?」

幼女「じ、じつはあたし…ぎゃくたいされてるんす」

青年「え」

幼女「ののしられたりたたかれたり、はずかしめられたり」

幼女「ビョーキになっても、おいしゃさんにもつれてってもらえないんす」

幼女「おようふくもこんなのしかなくてさむいし」ペラッ

幼女「ほら、うえはこれいちまいなんすよ?しかもこんなうすいんす…」

幼女「しかもおふろにもめったにいれてもらえないんす」

青年「お、おとうさんは…?」

幼女「しらないっす。ずっとおかあさんとふたりっす」

幼女「おかあさん、むかしはやさしかったんすけど…」

幼女「しらないおじさんと、はだかでぷろれすごっこするようになってからはあたしのことをじゃまにおもってるみたいっす」ウツムキ

青年「っ!(なんてひどい扱いを…!しかもなんだ?何もわかってない子供の前でセックスなんかして…最低じゃないか!)」ギリッ

幼女「まあほんとはぷろれすじゃなくて、せっくすだってしってるんですけど」アヒャヒャ

青年「しってるのかよ!!」

幼女「いぬのこうびをかんさつするのがしゅみっすから」テレッ

青年「悪趣味だね?!」ドンビキ

青年「(しかし話はやけに現実っぽい‥)」

青年「(というか、こいつ・・・10才にも満たないような子供が、こんなリアリティのある嘘をつけるとは思えない)」

青年「(本当の話、なんだろうな…信じたくないが)」

幼女「じどうそうだんじょってところも、たよりなくて…もう、あたしにはにげることしかできないんす」

幼女「おにいさん…なるべくめいわくはかけないようにするっすから、ねるところだけでもかしてほしいっす…」ウルウル

青年「うぅ…しょうがない。好きなだけここにいなさい…」




幼女「えっ?まじっすか!やったっす!やっぱあたしっておんなのみりょくにあふれてるっす?のうさつされちゃったっす?」アヒャアヒャ!

青年「おいこらまてクソガキ」

幼女「じょうだんっすよ」

青年「まあ…ここで出会ったのもなんかのめぐり合わせだろう……
   奥の部屋にどーぞ。安いアパートのボロ部屋だけどな」

幼女「やっとクソさむいげんかんからでれるっす」フンス

青年「失礼なやつだな…靴脱げよ?」

幼女「え、くつはいてないっすよ?」

青年「えっ」

青年「……この雪が積りまくってる糞寒い中?」

幼女「そうっすね…。さむかったっす」フルフル

青年「…寒い玄関で待たせてごめん」ショボン

幼女「わわっ、そんなマジでしょんぼりしないでくださいっす」

青年「……」

幼女「ほんとなれてるんで!あしのうらのかわもあついっすから!」

青年「」ホロリ

幼女「…やっぱり、おにいさんはおひとよしっす。おひとよしすぎるっす」

幼女「そーいえば。あたし、からだもきたないっすけど?このままはいってもいいんす?」

青年「やっぱ先に風呂入ってくれ。そこの左にあるから。ちょうど湯もためてあるし」

幼女「ハーイ」ヌギヌギ

青年「一人で入れるよな?」

幼女「まあ。おぼれるようなとしじゃないっすよ」ヌギッ!

青年「じゃあ僕はなんか服探しとくから」


幼女「ああでもからだはあらってほしいっす」

青年「何言ってんだお前」

幼女「や、まじであらえねーんす」

幼女「じつは、りょうてともほとんどちからがはいらなくて…」ニギニギ

幼女「”わけあって”けがしてから、あくりょくがほとんどないんす」

幼女「ひじまではうごくんすけど…からだとかあらうにはちょっと」ショボン

青年「よろこんで洗わせていただきますとも!!」グスッ



幼女「いや、よろこんでやるのはまずいんじゃないすか」ナンカ、アブナイッス

青年「アッハイ」

メモ帳からコピーして貼ってるだけなんですけど、眠いんでねます。日曜くらいにまた更新します。
みてくれたおにいちゃんたち、ありがとね。

コメありがとね。やる気でるぜよ。
今日もちょっとだけ時間あるのですこし更新するよ。

――お風呂場――

青年「全然泡立たないな」ワシャワシャ

幼女「一ヶ月くらいあらってないっすから」ドヤッ

青年「うわ汚いな…」ワシャワシャ

幼女「といいつつちゃんとかみのけのさきまであらってくれるんすね」アヒャ

青年「…部屋が汚れると困るからだし」ワシャワシャ

幼女「あっ、それツンデレっていうんすよね!しってるっすよ」ニヤニヤ

青年「お前ホントに年いくつだよ」

幼女「あたしっすかぁ?ことしで8さいっすね」

青年「マジカ…ませてるな」

幼女「そうっすか?」

青年「………(こんなに幼いのに。明るく振る舞ってるけど、無理してるのかな)」

幼女「…?きゅうにだまってどうしたっすか?」

青年「いや、なんでもない(悲しいことだ…)」ワシャワシャワシャ





幼女「えっと…?ひょっとして、あたしのハダカでこうふんしたっす…?なんか、スミマセンね…」テレテレ

青年「してねーよ!!」バシッ

幼女「いたっ?!」

幼女「大丈夫っすよ」イテテ

青年「…なにが?」

幼女「あたしは、きづかいができるおんなっす!」ドヤ

青年「ほう」

幼女「めをつぶってますんで。その…おにいさんのモノをゆっくりとおちつけてください!なんなら耳もふさいどきます」ギュッ

青年「おい話聞けマセガキ」

幼女「えっ、ほんとにこうふんしてなかったんすか…」ビックリ

青年「マジで興奮してると思われてたとか心外過ぎるんだけど。もしそうなら僕、屑すぎだろ」

幼女「おにいさん…だいじょうぶっす。きっとなおるっすよ」

青年「え、なにが?」

幼女「さいきんは、その、おおいってきいたことあるっす。いーでぃー。」

青年「別に勃起不全じゃねーよ!!!」ドンッ!

青年「じゃあそろそろながすぞー」

幼女「ま、まってほしいっす!」

青年「え?」

幼女「このままだとせっけんがめにはいるっす」

幼女「なので、まずあたしがタオルを目に当てますから、おにいさんはゆっくりと、おゆを…」

青年「………」ザバー

幼女「にゃわっ?!」

青年「……(子供らしいところがなさすぎて逆に新鮮なリアクションだな)」シミジミ

幼女「ひどいっすね」シミマシタ…

青年「小学生みたいなリアクションだな」

幼女「いや、しょうがくせいっすよ」アヒャヒャ

青年「そうだったな」ハハハ

幼女「じゃあ、つぎはからだおねがいするっす」バッ

青年「お、おう」ドキッ

青年「……(頭はまだしも、やっぱ身体洗うのはいろいろまずくないか?)」

青年「(てかこれ、やっぱり僕捕まるよね?)」

幼女「おにいさん?」

青年「いや、なんでもない(考えるのやめよう)」

青年「(この子が安心して過ごせるよう、出来るだけのことをしてやろう)」




幼女「かたまってどーしたっすか?こんどこそ、下のアレがかたまったっすか?」アヒャー?

青年「湯船に沈めるぞ糞ガキ」

青年「洗うぞ―」ゴシゴシ

幼女「はいっすー」

青年「…」ゴシゴシ

幼女「ちょっといたいっす」

青年「ああ、すまん」コシコシ

幼女「あーさっぱりするっす―」

青年「……」コシコシコシ

幼女「……」ウデアゲル

青年「…」コシコシ

幼女「…」クルリ

青年「……(マ○コってどうやって洗うんだろ…)」コシコシ

幼女「そういえば、おにいさん?」

青年「なんだ?」

幼女「ま○こってどうやってあらうんすかね?」シラナインスケド

青年「僕もいま同じ問題を抱えてるわ」

――風呂あがり――

幼女「ありがとうございました!」

青年「ん、いいよ」フキフキ

幼女「めちゃくちゃさっぱりしたっす」ホワワ

青年「臭くなくなったな」

幼女「あっ!れでぃーにむかってくさいとかしつれいっすよ?」プンプン

青年「はいはい。失礼しましたっと」フキフキ

幼女「どうです?いい匂いになってるっす?」

青年「うーん…子供みたいな甘い感じの匂いになってるよ。いい匂いなんじゃない?」

幼女「やったっす!」アヒャヒャ

青年「(なにが嬉しいんだろ…)」


幼女「そういえばおにいさん。あれでよかったんすか?」クルリ

青年「なにが?」

幼女「ま○こっすよ!ぜったいそとがわしかあらえてねーっすよ!」

幼女「たぶんまだきたないっす!」クパァ

青年「とりあえずもっと恥じらいをおぼえような?」

おやすみなさい

青年「服をどうしようか」

幼女「ちいさいおんなのこの、ふくはないっすか?」クビカシゲ

青年「それあったら逆にまずいよね?」

幼女「そっすね」

青年「とりあえずこのシャツ着ておいて」ゴソゴソ

幼女「彼シャツってやつっすね」ニヤリ

青年「誰が彼氏だ」ハァ

幼女「ひどくバカにされてきもちっす」プクー

青年「そんなこと無いよ」ボウヨミ

――幼女着替え中――

幼女「よっと…どうすか?」ヒラヒラ

青年「かわいいんじゃないかな(なんだこの犯罪臭)」

幼女「ところで、おんなのこようのぱんつはないんすか?すーすーするんすけど」パサパサ

青年「ないにきまってんだろ。しばらくはノーパンで生きてろ」

幼女「サービスショット~」チラチラ

青年「はいはい。ありがとうね」

幼女「ち○こたたないっすね…」ションボリ

青年「お前は本当に何を考えているんだ」ドンビキ

青年「風呂入って綺麗になったし、飯にするか」

幼女「わくわく」

青年「もう出来てるから、座って待ってて」パタパタ

幼女「メニューはなんすか?!」ヨダレダラダラ

青年「今日はシチューです」ドヤ

幼女「わぁ!シチューはまだ、たべたことないっす!」

青年「えっ…(どういうことなの…)」オロオロ

幼女「あ、あたしのはじめて…おにいさんにうばわれちゃうっすね…」テレッ

青年「いちいち下ネタに繋げないと喋れんのか?」

幼女「おもくなったくうきを、ぶちやぶらねばと」

青年「僕が悪かったです」

青年「気を取り直して…よそうぞー」トロォ

幼女「ほわぁああぁぁ…いいにおいがするっす…」スンスン

青年「数日分作ったから、おかわりもあるぞ」

幼女「めちゃおいしそうっす!」

青年「よしくうか」

幼女「いっただきまーす!!」

幼女「よ、よっと…」カチャカチャ

青年「…大丈夫か?」

幼女「だ、だいじょぶっす。スプーンになれてなくて…」フルフル

青年「(…こぼしそうだな)」

幼女「も、もうすこし…」アセアセ

青年「(ちょっと可愛い)」

幼女「あっ」ポトッ

青年「あっ(落とした…)」

幼女「………」

青年「……」

幼女「…」ジワッ

青年「(な、泣いちゃう?!)」オロオロ

幼女「ペロペロ」

青年「ちょっと待て」

青年「行儀悪いから、机の上にこぼれたモノは舐めちゃだめだぞ」フキフキ

幼女「ご、ごめんなさいっす…」

青年「スプーン全然持ててなかったね…」

幼女「やっぱり、ゆびがうごかしにくくて…」ショボン

青年「っ!ごめん…」

幼女「いや、きにしないでほしいっす」ニコッ

青年「…普段どうやって食べてたの?」

幼女「いつもはパリパリを食べてるんで…」

青年「…うん?(パリパリ?)」

幼女「おててですくって、たべてるっす」

青年「えーっと、パリパリってなにかな」ハテナ

幼女「パリパリはパリパリっすよ?」フンス

青年「(幼児語かな?コーンフレークとか、スナック菓子かな。育ち盛りの子供にそんなのばかり与えるなんて…」グヌヌ


幼女「まずいっすけど、かわいいワンコがかいてあるから…きにいってるっす」

青年「ドッグフードじゃねーか!!!!」バンッ!

幼女「え…?」

青年「あっ…(しまった)」

幼女「どっぐふーどって、いぬのえさっすよね…?」

青年「え、えっとその…」

幼女「あたしは、いままで…えさをたべさせられてたっすか…」ウツムキ

青年「(…言わないほうが良かったかもしれない)」シマッタ

幼女「……」

青年「な、なあ!」

幼女「おにいさん?」キョトン

青年「僕のとこにいる限り、なんでも食べさせてやるから!」

青年「あんまり高いものは無理だけど…」

青年「こう見えて僕、料理が趣味なんだぜ?なんでも作ってやるよ」

青年「だから、元気だしてくれないかな」アセアセ

幼女「……フフッ」

青年「な、なんか可笑しかったか?」

幼女「いや、なんでもないっすよ」

幼女「おにいさん、ありがとうっす」ニコッ

青年「!(よかった、とりあえず大丈夫かな…)」

幼女「はやく、ごはんのつづきにするっす!さめちゃいます!」

青年「お、そうだな」

幼女「じゃあいただきます」アーン

青年「コラ」ポカッ

幼女「あたっ?!な、なんすか?」イジワルッスカ?

青年「何普通に犬食いしようとしてんだ」

幼女「えっ、だって…スプーンもてねぇっす」シカタナイジャナイ

青年「…とりあえず、食べさせてやるから」

幼女「……へへへ」

青年「そのうち持てるように練習しとけよ」

幼女「あーい」ニコニコ

おやすみ

青年「はいじゃあ、あーん」スッ

幼女「あーん」パクッ

青年「どうだ?」

幼女「…め、めっちゃうまいっす!!」パアアア

青年「!!」

幼女「こ、こんなおいしいもの、はじめてたべたっす…」ポロポロ

青年「泣くなよ…」ジワッ

幼女「だって、嬉しくて」ポロポロ

青年「………いっぱい食えよ」

幼女「ひゃ、ひゃい!」モグモグ

――食事中――

幼女「ごちそうさまっす!シチューおいしかったっす!」ケプ

青年「お粗末さまでした」

幼女「おにいさんの、しろくてあついの、おいしかったっす」ポッ

青年「なぜ言い直たし」

幼女「ぜんぜんそまつじゃなかったっす!りっぱだったっす!」テレッ

青年「(やっぱ追いだそうかな…)」イラッ

幼女「ふぁ…」

青年「そろそろねるか」

幼女「あ、きをつかわないでほしいっす」

青年「使ってねーよ。僕も元から早寝早起きなんだよ」

幼女「そっすか?じゃあおことばにあまえるっす」

青年「じゃあ布団しくぞー」パタパタ

幼女「”どうきん”ってやつすか」

青年「使い方はあってるけどちげーよ」

幼女「えー…」

青年「文句言わない。じゃあ、この布団使ってね」パサッ

幼女「わぁ!ふかふかっす!」モフモフ

青年「じゃあおやすみ」

幼女「あれ、おにいさんはどこでねるんすか?」

青年「え?床」

幼女「?!」

幼女「だ、だめっす!!」

青年「えっ」

幼女「おにいさんをゆかでねかせるくらいなら…あたしがゆかでねますから!」グイグイ

青年「待て待て待て」

青年「いいか?よく聞けよ」

幼女「なんすか」

青年「僕は大人。わかるか?」

幼女「まあ、そうっすね」

青年「お前は子供。オッケー?」

幼女「ひていできないっすね」

青年「だから僕は床で寝るし、お前は布団使え。僕のことは気にするな」フゥ

幼女「そこ!りろんがひやくしてるっすー。はいろんぱー」シラー

青年「難しい言葉知ってんね」ホウ

幼女「いっしょに!ふとんでねればいいじゃないっすか!」プクー

青年「いや、一応お前女の子だし…(パンツはいてないし…)」

幼女「そこでいきなり、おんなのこあつかいするっすか?!おとはなずるいっす!」プンプン

青年「とにかくお前が一緒の布団にいると、僕が寝にくい。以上」フィッ

幼女「おにいさん…」

幼女「いいすか?よくきくっすよ?」ハァ…

青年「なんだろう」

幼女「あたしはこどもっす。それはもう、みごとなまでに」

青年「確かに」

幼女「そしておにいさんはおとなっす」

青年「そうだな」

幼女「つまり、おとことか、おんなとかかんけいないっす」

幼女「だからいっしょにねても、もんだいないっす」ドヤッ

青年「論破された……?!」ザワッ

幼女「あたしがただしいっすから、とうぜんっす」フンス

――in お布団――

青年「」スヤスヤ

幼女「ねにくいとかいいながら、おにいさんすぐねちゃったっす…」チョットサミシイ

幼女「……」

幼女「おにーさん?もうねてるっすよね?」

青年「」スヤスヤ

幼女「……だいじょぶっすかね?」

青年「」スヤスヤ

幼女「おにいさん、あたしうそついちゃったっす」

幼女「もちろん、おにいさんをゆかにねかせるのも、わるいとおもったっすけど」

幼女「…ほんとは、あたしがさみしかっただけっす」

幼女「だれかといっしょにねるの、ほんとにひさしぶりっす」アヒャ


幼女「おにいさん」


幼女「ありがとっす」チュッ

幼女「…フフフ。キスしちゃったっす!」テレッ

幼女「おにいさんは、どうていっぽいっすから」

幼女「ふぁーすときす、うばっちゃったかもですね?」テヘヘ

幼女「…まぁ、あたしのほうもはじめてっすから、おあいこっすよね」テレテレ

幼女「……このしあわせが、なるべくながくつづきますように」ギュッ

幼女「おやすみっす。おにいさん」スヤアッ

幼女「」クークー





青年「(………ひっついてきて熱いし、寝れねぇ)」

青年「(…そんな童貞っぽいかな…………)」ショボン

青年「(………30までに卒業すりゃセーフだし…セーフだし……)」グスッ

コメントくれた人、ありがとう。見てくれてる人居てうれしい。
じゃあ俺もねるわ。おやすみ。

忙しくて更新できなかった。スマン。コメントありがとう。

――朝――

幼女「ふぁ…」パチッ

幼女「あ…あかるい?ここどこっすかね…」ボーッ

青年「起きたか?」ガサガサ

幼女「おにいさん?……そうだったす。ここはおにいさんのおうちでした」ポケッ

青年「なんだ寝ぼけてるのか?洗面に台を置いといたから、顔洗って来い。それくらいは出来るよね?」

幼女「おちゃのこさいさいっすー」トテトテ

青年「ご飯食べながら今後どうするか話そうか」ハイ、アーン

幼女「わかったっす」アーン

青年「とりあえず僕は大学生なんで、平日の昼間は家に居られないんだよ」

幼女「えっ…」モグモク

青年「そんな悲しそうな顔するなよ。今日と明日はちょうど休日だから、家のことは説明しておくから」

幼女「わかったっす……」

青年「ちゃんとお留守番できるな?」フーフー

幼女「そ、それくらいわけないっす!」アーン

青年「よし。じゃあ次。明日は僕、買い物に行くからお留守番しててね」

幼女「なっ?!きょうとあしたはおうちにいるって!さっきいったっす!!うそつきっす!」プンプン

青年「お前の服を買わなきゃいけないんだよ。いつまでもノーパンで居る気か?」

幼女「お、おにいさんがのぞむのなら…」テレテレ

青年「望んでねぇよ」ペシッ

幼女「あいたっ」アウッ

青年「今日は特に予定は無いから、ゆっくりしよう」カチャカチャ

幼女「はーい」ケプ

青年「結構食ったな」

幼女「おなかいっぱいっす。ごちそうさまっす」

青年「それと部屋のことなんだけど」

青年「二部屋あるから、こっちの部屋はお前メインにしていいぞ」

幼女「えー…」

青年「なんか不服か?」

幼女「おにいさんといっしょのへやがいいっすー…」プクー

青年「…別に僕の部屋に来るなとは言ってない。お前の持ち物とかが増えたら、この部屋においたりとかして使え」コッチ、セマイシ

幼女「ほんとっすか!?じゃあさっそく、おにいさんのへやにいくっす!」トテトテー

青年「転ぶなよ―」スタスタ

幼女「おにいさんのおへや、きたないっすよね」ジー

青年「汚いとは何だ。散らかってるだけで、不潔ではない」ドヤァ

幼女「むずかしそうなほんがいっぱいあるっす…」ソンケー

青年「お前にはこっちのがいいぞ」マンガ

幼女「わあ!マンガがいっぱいっす!」

青年「こっちの棚はマンガしかないから。好きに読んでいいぞ」

幼女「わーい!」パタパタ

青年「あぁ、やっぱり少し待て」

幼女「なんすか?」クビカシゲ

青年「ちょっとあっち向いてろ。教育上よろしくないやつは片付けとくから」ガサガサ

幼女「そ、それって…」ゴクリ

青年「エッチなマンガとかな。僕も男だし」

幼女「…………」

青年「………‥」




青年「えっ、ちょっ、なんで無言?僕がセクハラしたみたいじゃん…」アセッ

幼女「へっ?あぁごめんっす。おにいさんがシコってるオカズについてかんがえてたっす」テレッ

青年「一瞬でもお前が恥ずかしがったと思った僕がバカだったよ」

幼女「どんなエロマンガっすー?」チラッチラッ

青年「見せませんー」ガサガサ

幼女「ロリっすか?!」ワクテカ

青年「なんでそんないい笑顔なんだよ」ドンビキ

幼女「おしえてくださいっすよー」グイグイ

青年「(なんでコイツここまで性に対してアクティブなんだよ…)」ゲッソリ

幼女「じゃあこれにしとくっす」スッ

青年「あぁ、いいんじゃない?」

幼女「」ペラッ……ペラッ

青年「本与えとけば大人しい子は楽だわー」ハハ

――昼前――

幼女「おにーさん、このこかわいいっすね」トテトテ

青年「ん?あぁ、そのキャラか。たしかにな。ツインテールがよく似あってるよなぁ」

幼女「おんなのこらしくて、おひめさまみたいっす」

青年「あぁ、そのキャラはお嬢様なんだよ。もっと先まで読めばわかるよ」

幼女「へー!お嬢様っすか…」ペラッ

青年「なんだ、やっぱり女の子はみんなそういうのに憧れるもんなのか?」ハハハ

幼女「うーん」

青年「?」

幼女「あたしは、そうでもないっすよ」アハハ

青年「そうなのか?」

幼女「そうっすよー」クルクル

青年「……(虐待されてたって言ってたし、可愛いがってもらった経験が少ないんだろうか)」

青年「(それで女の子としても、自信がないのかな。……むしろかなり可愛い部類なんだがな。)」

青年「はっ?!いやいやいや!僕はロリコンじゃないし!!」ガンガン

幼女「どうしたんすかー?」

青年「…いや、なんでもない」

幼女「そっすか?」クイクイ

青年「うん?髪の毛弄ってどうした?」

幼女「えっ?!あ、ああいや、なんでもないっす」アセッ

青年「…ツインテールにしたいのか?」

幼女「……や、そういうわけじゃないっす」

青年「本当に?」

幼女「……さっきの、ツインテールのキャラがかわいかったっすから」

幼女「かみのけだけでも、まねしたら、なにかかわるかなって」

幼女「ちょっとだけ、そうおもった。それだけっす」

幼女「あぁ、でも!あたしなんかが…かみのけいじっても、にあわないっす」アハハ

青年「結んでやろうか?髪」

幼女「えっ?」ドキッ

青年「似合うかどうか、やってみなきゃ分かんないじゃないか?」ニコ

幼女「……えへへ。じゃあおねがいするっす」

青年「よっと…」クイクイ

幼女「……」ドキドキ

青年「…(あれ、意外と難しい……?)」グググッ

幼女「……お、おにいさん?」

青年「……ちょ、ちょっとまってね」アセアセ

青年「ごめんなさい。ほんとうにごめん」ドゲザ

幼女「…」ゴチャゴチャ

青年「ツインテールぐらい結べると思ったんだが…意外と難しいんだな……って言い訳にもならんな」ショボン

幼女「……えへへ」カガミ

青年「スマン。そのうち練習しておく。とりあえず解こうか?」

幼女「いや、このままがいいっす」ニヤニヤ

青年「えっ?」

幼女「このままが!いーんすよー」クルクル

青年「…そうか?お前がいいならいいけど」

幼女「おにーさん!どうっす?かわいいすか」ピタッ

青年「…あぁ。おまえはもともと、十分にかわいいよ」

幼女「!!」セキメン

幼女「あ、あはは。おにいさんがとうとうデレたっす」モジモジ

青年「ははは。どうした。いつもみたいに下ネタ言わなくていいのか?」

幼女「こ、こんかいはかんべんしといてやるっすよ!」ニコッ

すまん仕事に戻らねばならんのでここまでだ。また来るよ。

すまん、トリップ合ってるかテストした。今から少し投下する。
コメントくれた人たち、ありがとね


――夜――

青年「じゃあ、明日は服買ってくる。どんなのがいい?」

幼女「……おにいさんは、どんなのがこのみっすか?」

青年「なんでもいいんじゃない」

幼女「ふんっふんっ!」ガスガス

青年「なんで蹴るの!」

幼女「おにいさんは!おんなごころがわかってねーっす!」ガスガス

青年「しつれいな」イタクネーヨ

幼女「だから童貞なんす!」ガスガス

青年「」グサッ

――日曜日――

青年「じゃあいってきまーす」

幼女「きをつけてっすー」フリフリ


――デパート・洋服店――

青年「思ったより、いろいろあるんだな…」キョロキョロ

青年「スカートはこれとか?」ヒョイ

青年「派手すぎるか。それにスカートである必要もない」カチャ

青年「上着はキャラクターものがいいか?でもあいつそんなの興味なさそうだし」ゴソゴソ

青年「こっちは…ぱ、パンツだな。必須だがどうしよう」

青年「あーもうわからん」グルグル


30分後

青年「とりあえず、普段着はこの辺でいいかな」ゲッソリ



お姉さん「……あれぇ?」



青年「後は下着…一番安いやつでいいか」

お姉さん「こんにちは!また会いましたね!」パタパタ

青年「え?」

お姉さん「もう忘れたんですか?ほら私ですよ!自転車をお兄さんに起こしてもらった!」

青年「ああ、昨日の自転車こかしてたお姉さん」ポン

お姉さん「それそれ!その人ですよ!あの時はありがとうございました!」ニコッ

青年「いえ、お気になさらず」

青年「それと、僕の方が多分年下なんで敬語じゃなくていいですよ?」ガクセイッス

お姉さん「そう?ならお言葉に甘えちゃおう!」ニコニコ

青年「今日はお買い物ですか?」

お姉さん「そのとーり!このデパートの一階のドーナッツが美味しーの!んで、ついでにウィンドウショッピング!」グッ

青年「そうなのですか(ドーナッツ…帰りに買ってってやるか)」

お姉さん「キミもお買い物?…ってそれは…女の子用の洋服?」ジトッ

青年「(あっやばい)」

青年「ええっと、姪っ子!姪っ子の服を選んでたんです!」アセアセ

青年「(……なんで姪っ子連れてこずに一人で選んでるのか聞かれたらアウトじゃね)」ダラダラ

お姉さん「ふーん?誕生日とかかな?」ハテナ

青年「そ、そうですそうでっす!(助かった!面倒だしそういうことにしとこう)」

お姉さん「それを買うの?」チラッ

青年「はい。これでいいかなぁと」ガサッ

お姉さん「…その子、何歳?」

青年「えっと、今年で8歳ですね」


お姉さん「うーん…………ちょーっとこどもっぽすぎないかなぁ?その服」ムゥ

青年「そ、そうですか?」

お姉さん「そうだよ!最近の子はませてるから、もっと大人っぽい服のほうが喜ぶよ!」グイッ

青年「はぁ」

青年「(……確かにませてはいるな)」ナルホド

お姉さん「ちょっとまってて!」ダッ

青年「あ、はい」

お姉さん「例えば、これなんかどうかな?」

青年「ワンピースですか?たしかに可愛いかも…」ホゥ

お姉さん「そう!紺色を基調として白のフリルが少し入った、セーラーワンピ」

お姉さん「シンプルだから、小物とかカーディガンとかも合わせやすいと思うよ!」キラキラ

青年「そ、そうなんすか(何言ってんのか分かんない…)」

お姉さん「どうかな?」ニコッ

青年「そうですね…」

青年「(確かにあいつに似合うのは間違いない)」

青年「ソレにしようと思います。…あの、図々しいかもしれないのですがお願いが」

お姉さん「ん?なにかな?」

青年「さっきおっしゃってた、組み合わせ?の小物も教えてもらっていいですか?」ペコリ

お姉さん「!!もちろん!よーしお姉さん、はりきっちゃうぞー!」

お姉さん「どんな感じの子?写真ある?似合うの選んであげる!」

青年「(…まあこの人に見せるだけならいいか)」

青年「スマホに写真入れてます。こいつです」スッ

お姉さん「おおっ!かーわいいこだね!まかせて!!」フンス

青年「すみません、助かります」


――2時間後――

お姉さん「これでよし!」フゥ

青年「ありがとうございました。今更ですけど時間大丈夫ですか?」

お姉さん「今日はヒマだったから大丈夫だよ!どうせ一日ふらふらしてようと思ってたから」アハハ

青年「それならよかった。本当に助かりました」ペコリ

お姉さん「いいっていいって!この前はキミが助けてくれたし、お互い様だって!」

青年「お姉さん、おひとよしですね」ニヤリ

お姉さん「キミもね」ニヤリ

お姉さん「あ、そうだ。いっこ言い忘れてたよ」

青年「なんでしょう」

お姉さん「写真のその子、キミにすっごくなついてるよね?」

青年「そうですか?」ハテ

お姉さん「……うん、そうだと思うよ(あんな笑顔、信頼してる人以外に見せるわけ無いのに。鈍いなぁ…)」

お姉さん「それでね、今日服を選んだ時にボクがいたことはその子に絶対に言わないこと!」ビシッ

青年「……?すみません、よくわからないんですが」ウーン

お姉さん「分からなくてよし!とにかく言わないこと!」

青年「でもセンス良すぎるし、僕一人で選んだっていっても信じてもらえないかもしれないですよ」

お姉さん「そーいうときは店員さんに手伝ってもらった、って言うの!」ビシッ

青年「な、なるほど」

お姉さん「それに、選ぶときもボクはいくつか候補を持って来ただけだよ」

お姉さん「最終的にその中から選んだのはキミじゃん!」

青年「確かにそうですが…おねえさんが居なかったら、ここまでは絶対できなかったですよ」

お姉さん「あ~もう!マジメかっ!」ドスドス

青年「いててて」

お姉さん「キミが最終的に、その子のために、選んだ」

お姉さん「だから、ボクのことは言わなくていいの!」

青年「わ、わかりました」ビクッ

お姉さん「わかればよろしい!」


お姉さん「じゃあ、また機会があれば会おう!ばいばーい」フリフリ

青年「お気をつけてー」フリフリ

青年「…かえるか」


―お家―

幼女「おかえりんこーっす!」パタパタ

青年「はいはい、ただいまんこ」

幼女「あひゃひゃひゃ!!まんこっていったっすー!!」パタパタ

青年「………(喜びすぎだろ)」

幼女「おにいさん!おようふくはやくっす!」グイグイ

青年「はいはい。これね」ポスッ

幼女「ひゃっほう!あけていいすか?」

青年「いいぞ」


幼女「どんなのっすかねー」ワクワク



幼女「……わぁ!!す、すっごくかわいいっす!」パアァッ

青年「気に入ってくれてよかった」ホッ

幼女「かわいいワンピースっす!それにほかにもいろいろ…」ガサガサ

幼女「すごいっす!こ、こんなにいいものをかってくれるなんておもってなかったっす」ウルウル

幼女「きてみていいっすか?」ドキドキ

青年「おう、いいぞ」

幼女「ではさっそく!」パサパサ

青年「(僕の目の前で着替えるのか…(困惑)」

幼女「どうっすか?!」クルクル

青年「うん、かわいいよ。やっぱりよく似あってる」ウンウン

幼女「おにいさんがほめてくれたっすー!」クルクル

幼女「(…おにいさんがくれたふく)」

幼女「(あたしに、あたしのために、かってくれたっす)」

幼女「(いらないものでも、あまりものでもない)」

幼女「(あたしのためだけに、えらんでくれたものっす)」

幼女「…うふふふ」ニヤニヤ

青年「めちゃくちゃ嬉しそうだな…良かった良かった」

青年「後これ。ドーナッツもあるぞ」

おにいちゃんたち、おやすみなさい

放置しててごめん

幼女「ドーナッツ!?たべるっす!!」シュバッ

青年「ほれ」パカッ

幼女「ほわぁ…おいしそうっす…」ダラダラ

青年「食べ過ぎは良くないから一個だけな。残りはまた明日だ」

幼女「さきにえらんでいいんすか?」

青年「いいぞー」

幼女「えーっと……じゃあこれ!このチョコのやつにするっす!」パッ

青年「はいはい。じゃあ僕はこの生クリーム付いてるのにしようかな」ヒョイ

幼女「………(やっぱあっちのがおいしそうっすかね…)」ジーッ

青年「どうした?こっちのがいいのか?」

幼女「は、はい。こうかんしてもらっていいすか?」

青年「いいぞー」ヒョイ

青年「じゃあいただきm 幼女「ちょ、ちょっとまってほしいっす!やっぱりそっちで!」

青年「優柔不断なやつだな」

幼女「(こまったっす…おにいさんのもってるほうがおいしそうにみえちゃうっす…)」

幼女「(でもたべられるのはいっこだけっす…)」

幼女「じんせいは、くのうのれんぞくであるとはよくいったものっすね」ハァ

青年「ドーナッツの話じゃなけりゃ格好いいセリフだったんだがな」

青年「どっちも食べたいなら半分こするか?」

幼女「!!!」

幼女「はんぶんこ!そういうのもあるんすか!」

青年「お、おう」

幼女「そうしましょう!それがいいっす!」キラキラ

幼女「どっちもたべられて、とってもおとくっす!」

青年「うむ。僕も両方食べられるしな」

幼女「えっ…そ、そんな…”りょうほう”たべるなんて…」

幼女「で、でもおにいさんになら、あたし…たべられちゃってもいいかなって」テレテレ

青年「お前の下ネタに関する発想力には感動すら覚えるわ」

幼女「ドーナッツよりもあまいかもですよ?」ニコッ

青年「どこでそんなセリフ覚えてくるんだよ……」ドンビキ

幼女「ありゃ…いろけがたりなかったっすか」ペタン

青年「あと頭も」

幼女「な!?バカにしたっすね!ひどいっす!」プンプン

青年「はいはい。まあとりあえずドーナッツくうか」

幼女「はいっす!」


青年「どうやってはんぶんこする?切り分けるか?」

幼女「おにいさんがきにしないなら、はんぶんたべてこうかんする、ってかんじでいいっすよ」

青年「そうか?じゃあそうするか」

幼女「いただきまーす!」

青年「手伝わなくても食えるか?」

幼女「あ、はい。まったくうごかせないわけじゃないんで、これくらいならもてるっす」

青年「ん。そうか」


幼女「うめえええ!めちゃうめえっす!」ガツガツ

青年「うーん確かに美味い。いい店見つけたな」モグモグ

青年「うん。うまかった。じゃあこれ、半分な」ヒョイ

幼女「わーい!」パクッ

青年「わっ。おいおい。持てるなら自分で持って食えよ」ハァ

幼女「いいじゃないすか。いつも”あーん”してくれてるんですし」モグモグ

青年「いやそれはお前が箸もスプーンも持てないからだろ」

幼女「こまかいことはきにしない!」

幼女「それに、おにいさんがたべさせてくれたほうがおいしいんすよ」ドキドキ

青年「…?いや、同じものだし、味変わらんだろ(真顔)」

幼女「…おにいさんのどんかんさには、びびるっす」ハァ

幼女「ふぅ…じゃあおにいさん、これ。あたしのドーナッツのはんぶんっす」ヒョイ

青年「ああ、ありがt 幼女「…」サッ

青年「え?」

幼女「…」スッ

青年「いや、くれよ。半分食ったじゃないか」

幼女「おにいさん。”あーん”っす」

青年「…は?」

幼女「だから、あーん」

青年「いや、わけがわからない」

幼女「わからない?!ものわかりのわるいおにいさんっすねぇ!」ヤレヤレ

青年「」イラッ

幼女「いいすか?わかりやすくいうっすよ?」

幼女『あたしがおにいさんに、”あーん”してたべさせてあげるっす』

幼女『それいがいのほうほうで、おにいさんにこのドーナッツをわたすつもりは、ないっす』

青年「意味が、わからないっす」

幼女「あーっ!あたしのマネしたっすー!!」ケラケラ

青年「普通に自分で食うし」

幼女「いやっす」

青年「マジか」

幼女「マジっす」

青年「僕もいやです」

幼女「おててはあらったっすよ?」

青年「衛生的な問題じゃねーよ」

青年「何が悲しくて、年齢が二桁にも乗らないような子供から”あーん”されなきゃならんのだ」

幼女「えー…”ぷらいど”ってやつっすか?」ジトー

青年「普通に恥ずかしいから。自分で食べるよ」ハァ

幼女「だめっすか…?」ウルウル

青年「……わ、わかったよ。食べさせてくれ」アセアセ


幼女「おにいさんマジでちょろいっすね」ケロッ

青年「おいこらクソガキ」

青年「まあ、言ったことは守るよ」

幼女「あひゃひゃ!やったっす!はい!」スッ

青年「む」パクッ

青年「うむ。チョコレートのほうも美味い」モグモグ


幼女「ほぇ…おにいさんがあたしのだえきのついたくろいものをいっしょうけんめいほおばってるっす…」ジーッ

青年「食欲なくなるからマジでやめてくれ…」

幼女「あ、はいっす」

おやすみなさいっす

更新してなくてスマンな

―翌日―

青年「じゃあ講義行ってくるね」

幼女「………はいっす」ムスッ

青年「昼には一旦帰ってくるからそんな拗ねるなって」ハハハ

幼女「す、すねてないっすよ!」プクー

青年「はいはい。じゃあ、気をつけてね」バタン

幼女「うぅ…また、ひとりぼっちっす…さみしいっす…」グスグス

幼女「おにいさんはだいがくせいだから、しかたないっすよね」グスッ

幼女「よしっ!」

幼女「おにいさんがかえってきたとき、いっぱいほめてもらえるように!あたしもがんばるっすよ!」

幼女「おにいさんからは”おしごと”をまかされてるんすから!!」ドンッ!

~お兄さんメモ~

・洗濯物たたみ
・床にコロコロをかける
・トイレットペーパーを補充する
・玄関の靴並べ


幼女「………え」

幼女「お、おにいさん……」




幼女「これ”ふりがな”がついてないじゃないっすかぁああああ!!!」ガーン

幼女「むずかしい字がいっぱいでよめないっすよ…」ウーン

幼女「いっこめは…”たたみ”?」

幼女「……!!!なるほど!わかったっす!」ピコーン

幼女『たたみのめをかぞえているあいだにおわるよ』

幼女「おにいさんからの、よるのいとなみのおさそいっすね!」

幼女「おにいさんたら!ふつうは”てんじょうのしみ”っすよ!」アヒャヒャ

幼女「もー!どんなふうにヤるつもりっすか!」テレテレ

幼女「……ツッコミがないから、下ネタもむなしいだけっすね」ハァ・・・

幼女「”コロコロをかける”はわかるっす。あたししってるっす。これでおそうじするんす」ジャーン

幼女「……コロコロするっすかね。」コロ…ポロッ

幼女「ありゃ。やっぱあたしのてはつかいものにならないっすね…」ウーン

幼女「あしでやるほうがらくっすかね」コロコロ

幼女「けっこういけるっす」

・・・コロコロ中・・・・

幼女「…ちょっとたのしくなってきたっす!」コロ!コロ!

幼女「うひょおおおお」コロコロコロコロ

幼女「ふぅ…ふぅ…いいうんどうしたっす」ゼーゼー

幼女「どんどんいくっすよ!つぎ!!」

~お兄さんメモ~

・洗濯物たたみ
○床にコロコロをかける
・トイレットペーパーを補充する
・玄関の靴並べ

幼女「…”トイレットペーパー”」

幼女「たぶん、足しておけってことっすよね」ムフ

幼女「らくしょうっすね!」トテトテ

幼女「ははぁ、やっぱり。ストックがもうないっすね」フフン

幼女「あたらしいのをだして、と……」ゴソッ

幼女「あっ」ボチャン

ペーパー『さらばだぜ』ブクブク

幼女「……え?」ボーゼン


こんなことって、あるんすね。ユメを見ているみたいっす。あたしが置こうとした、新しいトイレットペーパー。

誰かのおしりを拭くために生まれてきたトイレットペーパー。その役目を一度も果たすことも無く

彼は冷たい水底へと吸い込まれていったっす。吸い込まれたっていうか、浸ってるかんじっすけどね。

そんな彼の姿に自分を重ねて、あたしは水じゃなく感傷に浸っちゃったっす。

あたしも自分の”役目”を果たせず、お兄さんを困らせちゃうんだろうなって。

わらえる。あひゃ。


幼女「ってげんじつからにげちゃだめっす!!」ガンガン!

幼女「えぇ…どうするんすかこれ。とりださなきゃ…」スッ

幼女「うわぁ…びちゃびちゃっす」ポタポタ

幼女「……おくところがないっすね」ウーン

ペーパー『ふやふやだぜ』

幼女「……」

幼女「これ、ながせばいいんじゃないすか?」ピコーン

ペーパー『やめたほうがいいぜ』

幼女「がちゃっとな」カチャ

ズゴゴゴゴゴゴッ

幼女「あぁーいいかんじっすねぇ」フフ

ズゴゴッ!ゴポッ

幼女「あ、あれ?」アセッ

ゴポポポポポ

幼女「わああああ???!!!な、なんであふれるんすかあああ!!!!」ヒエエエエ

幼女「た、たいへんなことになってしまったっす…」

ビシャビシャ

幼女「ゆかうえしんすい」アヒャ

幼女「…わらえないっす」

幼女「よくみたら、そんなにあふれてないっす。ふけばなんとか…」フキフキ

幼女「……べんきがタポタポっす」グスッ

幼女「どうしよう」

幼女「たのまれたこともできずに」

幼女「ぎゃくに、おにいさんのしごとをふやしちゃってるっす…」シクシク

幼女「このままじゃ、おにいさんにきらわれて…みすてられちゃうっす…」ベソベソ


青年(幻聴)『はぁ?こんな簡単な事もできないの?…本当使えないな。ポンコツじゃないか』

青年(幻聴)『だからお前の親も見捨てたんだろうな。こんなゴミみたいなガキが生まれて…親御さんに同情するわ』


幼女「い、いやだ……そんなの…」フラフラ

幼女「ちがうっす…あたしはポンコツなんかじゃ…」ジワッ

幼女「おにいさん…みすてないで…」ポロポロ

幼女「うぅ…ぐすっ。ケホッ。ゔええええ…」ゲホゲホッ

幼女「そ、そうだ。メモをみるっす。せめて、ほかのしごとはやるっす」グスッ

幼女「えっと…」ケホッ


~お兄さんメモ~

・洗濯物たたみ
OK―床にコロコロをかける
☓―トイレットペーパーを補充する
・玄関の靴並べ


幼女「…ほかのはよめないっす」シクシク

幼女「もうおとなしくじっとして……うっ!?」

幼女「……」ダラダラ

幼女「やばいっす。ひじょうにまずいっす」ガクガク

幼女「めちゃくちゃおしっこにいきたいっす…」シクシク

トイレ『タポタポやで』

幼女「………う、うわあああああん!!!おにいさあああん!!!」

幼女「はやくかえってきてほしいっすよおおお!!!」ビエエ

幼女「ふ、ふぅううぅうう!!」ギリギリ

幼女「がまん!がまんっす!」グヌヌ

幼女「すでにゆるされないくらいのしっぱいをしてるんすよ?!」

幼女「そのうえおもらしなんて、ありえないっす!!」ガクガク

幼女「ぅぅぅうぅうう」シクシク

短いけど今回はここまでで。
感想、保守、画像ありがとね。まだまだ書くよ。

おにいちゃんたち、ほうちしててほんとうにごめんね!

―昼前―

青年「やっと講義が終わった」

青年「急いで帰らないとな。あいつ、同年代の子供よりもかなりしっかりしてるとは思うが…」

青年「幼いことに変わりはないしな…」ウーン

青年「お手伝いしたいっていうからいくつか頼んだけど……やっぱり心配だ。手も不自由だし。」ムムム

青年「ハンガーとかでケガしてたら大変だぞ。急ごう」タタタッ

――家――

青年「やっと着いた」フィー

青年「ただいまー。いい子にしてたかー?」ガチャ

幼女「…」

青年「ん?どうした?えらく大人しいけど……」

幼女「……っぐ。ひっぐ」ベソベソ

青年「えっ?!ど、どうした?なんかケガでもしたか?」オロオロ

幼女「お、おにいさあああん!!!ごめんなさいっすよおおお!!」ビエエエ

青年「え」


幼女「お、おしごと、ちゃんとできなくて!」グスグス

幼女「といれも、あ、あふれちゃってぇええ!」ポロポロ

青年「わかった!わかったから!とりあえず落ち着けって!」ギュッ

青年「うおっ冷たっ?!」ビクッ

幼女「おしっこももらしちゃったっすよおぉぉぉ…」ベソベソ

青年「大丈夫!大丈夫だから!」ナデナデ

幼女「うっ、ケホッ、ぅうええええ」ゲホッゲホッ!

青年「よしよし。がんばったね。いいこいいこ」ナデナデ


幼女「…ひぐっ。ぐすっ」

青年「……落ち着いてきた?」ポンポン

幼女「……おにいさん、あたしのこと、きらいになるっすか……?」

青年「そんなわけないだろ」

幼女「でも、あたし、しっぱいしちゃって…」ポロポロ

青年「お前はまだ子供なんだから、そんなの当たり前だ。子供は失敗するもんだよ」

青年「失敗して、学ぶもんなんだ。最初から何でもできるやつなんて居ない」

幼女「おにいさん…」

青年「ほら、洗ってやるから。風呂行け」

幼女「ぐすっ。ありがとうっす…」トテトテ



青年「うーん。下ネタが飛んでこなかった。相当落ち込んでるな…」ムムム

---――

幼女「……」ホカホカ

青年「はいこれ、ココア」コトッ

幼女「……おにいさん」

青年「なんだ?」

幼女「いままでおせわになったっす。あたし、ここをでていこうとおもうっす」

青年「……まあ、落ち着けって」ココア、ノメヨ

幼女「…ズズッ。あまくておいしいっす…」

青年「うむ。ココアはうまいな」ズズー

幼女「…そういうわけで、ありがとうございました」コトッ

青年「まあまあ。ちょっとゆっくり考えろよ」ナデナデ

幼女「…っ!な、なでないでほしいっす!」ドンッ

青年「おっと、すまん」

幼女「……そ、そんなふうにやさしくされると」

幼女「でていくけっしんが、にぶるっすから…」グスッ

青年「じゃあ撫でよう」ナデナデ

幼女「っあああ!!もう!」

幼女「なんでっすかあああ」ポロポロ

青年「よしよし」ナデナデ

幼女「ふえええええ」ギュッ


ーー――――


幼女「…おにいさんは、なんであたしをたすけてくれるんすか?」

青年「うん?」

幼女「”かくまってくれ”とはいったっすけど、あたしはなにもできないっす」

幼女「あたしといっしょにいても、おにいさんはたいへんなだけっす」

幼女「なにもとくしないっすよ」

青年「そりゃ別に、目的があってお前をかくまってるわけじゃないしなぁ…」

幼女「…みかえりがないのに、たすけるっすか」

青年「まあ、そうだね」


幼女「そんなの、おかしいっすよ」

青年「おかしいか?」

幼女「へんっす」

青年「変か」

幼女「……聞いてるんすか?」

青年「聞いてるよ。僕がおかしくて変だって話だろ」

幼女「……あと、おひとよしすぎるっす」

青年「あぁ、よく言われるわそれ」

幼女「………」

青年「よしよし」ナデナデ

幼女「…あと、やさしいっす」コテッ

青年「そうか。それはお前以外からは言われたこと無いな」

幼女「ほかのひとは、みるめがないんす…」ギュッ


幼女「……あたし、ここにいていいんすか」

青年「何度も言ってるだろ。良いに決まってるって」

幼女「…まためいわくかけるかも…」

青年「わかってるよ。気にするな」

幼女「……みかえりもないかもっすよ?」

青年「だから、そんなのいらないって」


幼女「…もくてきが、わからないっす」

青年「だから言ってるだろ?」

青年「特に目的なんか無いって」

幼女「……そんなの…」

幼女「じゃあ、なんでっすか。なんでたすけるんすか」

青年「……うーん、”助けたいと思ったから”…じゃだめかな?」

幼女「りゆうになってないっす」

青年「理由がいるか?」

幼女「……」

青年「……」


幼女「……ふふっ。そっすね!」アヒャ

青年「おう。そうだ。」ニカッ

幼女「おにいさん」

青年「ん?」

幼女「ありがとう、っす」ニコッ


青年「うむ。まあ、アレだ。あまり深く考え過ぎるな」

幼女「わかったっす。でも、わたしにできることがあったら、なんでもいってほしいっす」

幼女「やっぱり、なにかおかえしがしたいっすから」


青年「別に気にしなくてもいいんだがな。…じゃあ今度もまた、頼むよ」フゥ

幼女「…はい!!」






幼女「えっちなことなら、まかせてほしいっす!」パアアッ

青年「いや?!それは頼んだことねぇよ!!」ビシッ!

幼女「あいたっ!」

青年「家事のことね!」

幼女「あ、そっちっすか」

またね!おにいちゃん!

幼女「はつでーと編はじまるっすよ」


―日曜日―

幼女「おにいさん」クイクイ

青年「なんだ?今課題中なんだが」カリカリ

幼女「デートしたいっす」

青年「……お前と交際しているつもりは無かったんだが?」


幼女「……はい?つきあってなくてもデートはするもんすよ?どうていっすか?」ハァ

青年「…………」シクシクシク

幼女「なくとはおもわなかったっす。ごめんっす」ペコリ

青年「イインダヨ。ドウセ、ドウテイダヨ」メソメソ

幼女「じゃあ、デートするっすよ」

青年「それとこれとは話が別だろ」

幼女「たちなおりはやいっすね」ホエー


幼女「あたしじゃふまんっすか?」

青年「そういう問題じゃないだろ…。お前と外で遊ぶのは無理だ」

幼女「あそんではくれるんすか?」

青年「…まあ、課題終わったらね?」

幼女「ってことは、おうちデートってことっすか?……ひ、ひにんはしてくださいっすよ?」テレテレ

青年「もうやだこの幼女」


青年「真面目な話、家出してるのに外に行くのは拙いだろ」

幼女「……そうすか?」ハテナ

青年「捜索願みたいな物も出されてるかもしれないし」

幼女「おにいさんがかってくれたぼうしがあるっすよ」ボウシー

幼女「ほら、コレをかぶってマスクとかすればいいっすよ」


青年「…まあ警察とかならごまかせるかもしれないが」

青年「親とか知り合いには流石にバレるだろ」

幼女「それこそ、めったなことじゃあわないとおもうっすけど…」

青年「なんでだ?お前この近所の子供だろ?靴も履いてなかったし」

幼女「えっ?あたし、わかやまけんしゅっしんすよ?」

青年「えっ」

幼女「ふぇ?」クビカシゲ

青年「…ここ名古屋なんですけど」

幼女「そうなんすか」ホエー

青年「…どうやって来たの?」

幼女「それはもう」

――幼女回想中――


……幼女回想シーン――

幼女「……あああああ!!!!もういやっす!なぐられたくないっす!」

幼女「からだがいたいっすよ!!」

幼女「……にげるしかないっす。でも、まえにげたときは、あっというまにつれもどされたっす…」

幼女「しっぱいしたらよけいになぐられるっす。……とおくににげるべきっすね…」ウーン

幼女「おや。あれは…?」


トラック運転手「じゃあ荷物はこれだけですねー?^^」

おばちゃん「あぁ、あと二階の化粧台を…」

トラック運転手「そういうのは先に行ってくださいねー^^;」

おばちゃん「すまないねぇ」ホホホ

トラック運転手「バイト君帰っちゃったじゃないですかー^^;」

トラック運転手「しょうがないから私がはこびますねー^^」

おばちゃん「ありがとねぇ」ホホホ


幼女「……うしろ(荷台)が、がらあきっすよ?」ニヤリ

幼女「(この高さ!のりこえられなければ……死!)」

幼女「(だがしかし!逆説的に!超えれば…生きられる!」

幼女「うわぁぁああああ!!!」タタタタタ

幼女「とうっ!」スターン

幼女「しゃああああ」ゴロゴロゴロ

おばちゃん「ん?なにか音が……気のせいかねぇ」ホホホ


――数時間後――

トラック「」ガタゴトガタガタ ブロロロロ

幼女「いいかんじっすねぇ」ゴトゴトゴト

幼女「これだけとおくにいけば、つれもどされることも…」クシュン

幼女「…ひえるっすねぇ…」ガタガタ

幼女「あ…」

幼女「ゆき、ふってるっす…」

幼女「どおりで。さむいとおもったっす」

幼女「…トラックがとまったら、どうしたらいいっすかね」

幼女「なにもかんがえてなかったす…」ウーン


トラック「」ブロロロ・・・ゴトン

幼女「ん?とまったっすね」

トラック運転手「ふぁ…そろそろ晩飯喰って寝ましょうかね^^」

トラック運転手「手違いがあったせいで、目的地まで今日中には着けそうにないですからね^^;」

トラック運転手「おやすみですね^^」スッヤァ



幼女「……うんてんしゅさん、でてこないみたいっすね」

幼女「いまがチャンスっす!」ピョン

幼女「う、うぅうぅううう」

幼女「さ、さむいっす……!!!」ガタガタガタ

幼女「これはまずいっす。のじゅくとかムリっす。しぬっす」ガタガタ

幼女「……ん?アレは…?」


---回想終了・・・・・・

幼女「そこで、おんなのひとをたすけてるおにいさんをみかけて……って、ないてるっすか?」アヒャ?

青年「…ごめん……めちゃくちゃ気軽に聞いたけど、めちゃくちゃ重い話しだった…」ポロポロ

幼女「そうすか?」

青年「もう何も心配しなくていいからね…ずっとここにいろよ…」ギュッ

幼女「ふわっ?!…よくわからないっすけど、ぎゅってされるのはきもちいいっす…」ポワワ

おにいちゃんたち、またね!

(お兄ちゃんたちごめんね…最近忙しくてね…)


青年「とにかく、お前はこの近所出身じゃないから、外に出ても知り合いは居ないんだな?」

幼女「そっすよー!」フンス

青年「…まあ、買い物に行くくらいなら良いかな」

幼女「!!」

青年「百貨店にでも行くか?近いし」

幼女「それは、でーとっすか!?」ワクワク

青年「…うん、まあデートってことでもいいんじゃない」

幼女「やったっすー!!おにいさん、ありがとっすー!!!」パタパタ

青年「はいはい。じゃあ着替えてね」


――着替え完了――

幼女「ばっちりっす!あとは帽子を…」

青年「あぁ、ちょっとまて」

幼女「?」

青年「……その、せっかくだし、髪の毛しばらないかー…なんて」

幼女「!!」

青年「ちょっと、結び方勉強したから」

幼女「お、おにいさん…」

青年「……なんだよ」フイッ

幼女「あたしのためにれんしゅうしてくれたんす?」キラキラ

幼女「すごく、うれしいっす!よろしくたのむっすよ!」ニコッ

青年「…おう」

…髪の毛結び中………………


幼女「ふわー」キラキラ

青年「…よし!今回はうまく結べたな!」フー

幼女「す、すごいっす!」クルクル

青年「…前はすまんかったな」

幼女「…ふふ。まえのもうれしかったすよ?」

幼女「おにいさんが、あたしのためにむすんでくれたってだけで」

幼女「あたしはおんりーわんで、なんばーわんなんすから!」ニコ

青年「…ふふっ、なんだよそれ。意味わかんないぞ」

幼女「わかんなくていいんすよ!」クルクル


青年「それじゃあ行くか。」ガチャガチャ

幼女「れっつごーっす!」

青年「じゃあ電車乗るから、それまで歩きね」

幼女「でんしゃっすか!でんしゃ、はじめてのるっす!たのしみっすー!」

青年「地下鉄だから景色とかは見えないし、人も結構多いからそんな楽しいもんじゃないぞ」

幼女「フフフ、『おにいさんといっしょなら、なんだってたのしいんすよ?』」キリッ

青年「あっ、そう」

幼女「あー!なんすかそのリアクションー!」プンプン

青年「流石に慣れてきただけ」

幼女「む、けんたいきっすか。これはあたらしいしげきがないとりこんのきけんがあるっすね…」ウムム

青年「いつ結婚したんだよ」

――ガタンガタン!ガタンガタン!――トビラガヒラキマス、ゴチュウイクダサイ……

青年「お、来たか。気をつけて乗れよ」

幼女「わぁ…なんか、ふつうにひとがのってるだけっすね…」

青年「まあ電車だからなぁ」

幼女「お兄さんのパソコンにあるヤツとちがって、だれもハダカじゃないっすし」

青年「えっちょっおま?!いつ見た?!」

幼女「えっ」

青年「えっ」


幼女「……ブラフっすよ?」

青年「……」

幼女「……」

青年「……」メソメソ

幼女「あの、なんかごめんっす」

青年「ダイジョウブダヨ…」メソメソ


青年「つぎの駅だぞ」

幼女「はやいっすね」

青年「2駅分しかないかr 「このひと、痴漢ですっ!!!!!!」

青年「え?」

女「あなた!あなたですよ!」

青年「(……え?なんか僕のほう見てない?気のせいだよね?)」

女「なんとか言ったらどうですか!」

青年「…???」


女「だからあなたですって!とぼけないで!」ガシッ!

青年「うええええ?!ぼ、僕?!」アセアセ

女「誤魔化さないで!わたしの、脚を触ってたでしょう!」イライラ

幼女「え?え?え?」オドオド

青年「いやいや!ぼくじゃないです!」アタフタ

女「証拠はあるんですか?!」

青年「いや証拠って」

女「とにかく、警察まで来てもらいますから!」

青年「Oh…」

幼女「あわわわ…大変っす…」オロオロ


女「ちょっと!駅員さん!」

駅員「どうしました?」

女「この男の人、痴漢です!脚を触られました!」ビシッ!

駅員「本当ですか?ちょっと向こうで話しを…」

青年「えぇ…(これメッチャやばいやつやん…人生詰むやつやん…)」オロオロ


幼女「ちょ、ちょっと待つっすよ!」ガシッ!

駅員「ん?お嬢ちゃんは?」

幼女「(えーっと、”めいっこ”ってことにするんすよね?)……おにいさんの”めい”っす!」

駅員「……姪っ子と一緒なの?」

青年「そ、そうです!(ナイスだ!助かるかも!)」

駅員「姪と一緒に電車乗って痴漢するとも考えにくいんだけど…失礼、勘違いでは?」

女「そんな!確かに触られました!それで振り返ったらこの人が居たんですよ?!」

青年「人違いです!姪といるのに痴漢なんて出来るわけないじゃないですか!」

幼女「そうっすよ!おにいさんはそんなことしてないっす!」

女「じゃあ証拠は?!証拠はあるんですか?やってないって証明できます?」

青年「そんな事言ったら痴漢したって証拠もないですけど…」

女「わたしの証言が証拠です!」

青年「そ、そんな・・・」


幼女「……むちゃくちゃなことを!!じょうだんもやすみやすみいうっすよ!このいんらんくそばばあ!」ギロッ

女「な、なんですって?」ビクッ

幼女「しょうこなら…あるっす」

女「な、何よ。お嬢ちゃん。その男が痴漢してない証拠なんて…」

幼女「おにいさんは……おにいさんは」





幼女「いーでぃー(勃起不全)なんす!」ドンッ!

青年・駅員・女「」


幼女「ぜっせいのびじょ(※自分の事)とおふろにはいっても!」

幼女「おにいさんのアレは…ちぢこまったまんまなんすから!」

幼女「ぜんらのじょせいのからだをいじくりまわしても(※お風呂で洗っているだけです)!」

幼女「おにいさんは、なーんともおもわないんすよ!」

幼女「そんなおにいさんがちかん?!ありえないっすよ!」

青年「あ、あの…」

幼女「しかもおにいさんは………どうていなんす!」クワッ!

幼女「おんなのひとにさわるなんて、そんなたいそれたことできるわけないんすから!!」ビシッ!

青年「」チーン


女「う、うん、そうなんだ…大変だね…」

駅員「えーっと…」

女「あの、なんか勘違いみたいで…ごめんなさいね?」

幼女「わかってくれたのならいいんす。」フンス

駅員「あ、じゃあ和解ってことでいいですか?」

女「あ、はい。ご迷惑おかけしました…」

駅員「痴漢対策はこちらでもさせていただきますので……えーっと、君はダイジョウブかな?」

青年「ダイジョウブデス…」


駅員「えっとだね?その、今は良い治療薬もあるし…」

女「ほら!女の子は別に経験人数はあんまし気にしない人が多いっていうか!これからじゃないですか?!」

青年「モウホットイテクダサイ…」

幼女「おにーさん。おにいさんをピンチからすくったわたしをほめちぎるのをわすれてるっすよー?」クイクイ

青年「ウン…アリガトネ…」ナデナデ

幼女「えへへへ…」ニコニコ


幼女「あ、ちなみにおねえさんのあしにさわったのは、すわってたおばーちゃんのにもつっすよ」

青年・駅員・女「へ?」

幼女「あたしみてたっす」

幼女「おばーちゃんのかいものばっぐからはみだした、ボウみたいなのがおねえさんのあしにあたってて…」

青年「それを先に言えええええ!!!!!」

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