【新世紀】まんじゅうこわい【エヴァ落語】(66)

代理

アリガトウ>>1サンアイシテルー

テテレッテッテテテーテテッテ
テテレッテッテテテーテテッテ
やあ衆道家カヲルだよ

それにしても友達はいいねえ

リリンの生み出した文化の極みだよ

両親や兄弟に話せないようなことでも

仲の良い友人になら何でも相談できるしね

何かあるとすぐに集まってくれるところもいいよね

ミサト「ねえ今日はなんであたしたちを集めたのよ」

リツコ「ふふっ、今日は私の誕生日なの」

ミサト「ちょっとぉ!そういうこ事は早く言いなさいよ」

ミサト「参上日だなんて、一体どこに参上するのよ」

リツコ「…参上日じゃなくて誕生日よ、生まれた日よ」

ミサト「生まれたって何が生まれたの?」

リツコ「何がって私の誕生日と言っているでしょう?」

ミサト「へーいつ生まれたの?」

リツコ「だから今日って言ってるでしょう」

ミサト「今日~!?バカ言ってんじゃないわよ!どう見たって30はゆうに超えてるわよ」

リツコ「黙りなさい、あなたもほぼ同い年でしょう」

リツコ「今日っていうのは30年前の今日私が生まれたって事よ」

ミサト「なーんだ、ビックリさせないでよ、年食いすぎて頭おかしくなったかと思ったじゃない」

リツコ「ビックリしたのは私よ」

ミサト「それでなんで集まる必要があるの?」

リツコ「あたし30歳になるの」

ミサト「それはさっき聞いたわよ」

リツコ「30よ!30!!出産どころか結婚もしてないのにもう30歳なのよ!」

リツコ「そんな女が一人でコンビニのケーキを買って一人でロウソク30本並べてハッピーバースデーを歌うなんて」

リツコ「悲しすぎるでしょう?」

ミサト「…ごめん、なんかその…ごめん」

リツコ「分ってくれればいいのよ」

ミサト「…まあまあ…気を落とさないでお酒でも飲んで今日はパーっと騒ぎましょう!」

リツコ「駄目よ」

ミサト「ダメってなんでよ」

リツコ「お酒は駄目なのよ、今日はアスカ達未成年組も呼んでるから」

ミサト「いいじゃない、そんな堅い事言わずにさあ、誕生日なんだし」

リツコ「あなた、潰れるまで飲むでしょう?それを世話するのは誰だとお思い?」

ミサト「うっ、痛いとこ突くわね、じゃあスイーツパーティでもしましょうか?」

リツコ「それも駄目よ」

ミサト「なんでよ、いくらブランデーが入っててもスイーツなら酔いつぶれないでしょう?」

リツコ「もう忘れたの?あなたがぼた餅を食べすぎた時お医者さん呼んだりお坊さん呼んだり大変だったのよ」

ミサト「ううっ面目ない」

ミサト「そうねえ、じゃあなんか面白い事やりましょう」

リツコ「あら、興味深いわね」

ミサト「硬化ベークライトをちょっちもらってきてあんたの型をとって銅像を作るのタイトルは『三十路』」

リツコ「あなたの誕生日の催しはそれで決まりね」

ミサト「あーウソウソ、謝るから勘弁して」

ミサト「それにしても他のみんな遅いわね」

リツコ「そうね、あなたとこのまま二人きりだったら私の血管が持ちそうにないわ」

ミサト「大変ねー更年期って」

リツコ「さようなら」

ミサト「ごめんなさいお願いだから銃をおろして下さい」

なんてたわいもない話をしてるうちにみんな集まってきたんだ

マヤ「すいません、遅くなっちゃって」

マリ「ひいふうみいってアレ?一人足りなくない?」

ミサト「ああ、シンジ君か…遅刻なんて珍しいわね」

アスカ「ったく、バカシンジの奴、このアタシを待たせるなんて調子に乗ってるわね」

加持「あれでシンジ君結構モテるからな、リっちゃん振られたかもしれないぜ」

リツコ「ふふっ、彼にそんな度胸無いわよ」

綾波「碇君大丈夫かしら」

ミサト「寝坊でもしたんじゃない?今頃走ってこっちに向かって…ほら噂をすれば足音が聞こえてきたわ」

シンジ「ハアハアった、助けて下さい!追われてるかもしれないんです!かくまって!」

綾波「碇君大丈夫?」

アスカ「ふん、どうせ町の不良にでもからまれたんでしょ?」

シンジ「ち、違うんだ、リツコさんとの約束におそくなっちゃって」

シンジ「急いでて上の道を近道して通ったら父さんが出たんだ!もう本当に怖かったよ」

綾波「自分の父親が怖いの?」

シンジ「そりゃそうだよ!だってグラサンしてんだよ!グラサン!グラサンしてるのは皆殺し屋なんだよ!」

ミサト「シンジ君落ち着いて、タモリもピーコもグラサンしてるけど殺し屋じゃないわよ」

シンジ「ハアハア…すいません取り乱しちゃって」

マリ「いいってことよ、ゲンドウ君見た目めっちゃ怖いから仕方ないよ」

シンジ「そうなんですよ、もう怖くて怖くて…僕通りがかりの人にしがみついちゃったんですよ」

アスカ「迷惑なやつね」

シンジ「それでしがみつかれた人が驚いちゃってね、こういうんだ」

カヲル「どうしたんだい?君がこんな風に積極的に愛情表現をしてくれるなんて」

シンジ「あのっすいません、でも違うんです、そこに父さんがいて」

カヲル「ふふっ、人なんて誰もいないよ、嬉しいな僕に甘えてくれてるんだね」

シンジ「そんなっ確かに怪しいグラサンの男がいるでしょう?」

カヲル「ああ、確かにグラサンなら落ちているみたいだね」

シンジ「あれ?」

カヲル「さあ、此処ではなんだし近くのホテルにでもい・・・」

シンジ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

シンジ「という訳なんです」

アスカ「グラサンと父親見間違えてホモに追いかけられたって事?」

シンジ「そうなんだ」

アスカ「話しが違うじゃない!それにグラサンをお父さんと見間違うって何よそれ」

シンジ「しかたないじゃないか!父さんの印象は9割がグラサンで1割がヒゲなんだから!」

アスカ「そんなん言ったらあのおっさんからグラサン取ってヒゲ剃ったららあんたの父親じゃないってことになるわよ」

シンジ「もうなんだよ!アスカはおかしいよ」

アスカ「おかしいのはあんたの中の父親像よ」

ミサト「まあまあ、アスカもシンちゃんも抑えて、誰にだって怖いものはあるんだから」

リツコ「虫が好かないってやつね」
 
シンジ「そうですよ、みんなだって怖いものあるでしょう?」

マヤ「そうねえ、シンジ君程じゃないけど私は男の人がちょっと苦手かな…」

マリ「あたしはカエルかな」

ミサト「へえ以外ねえ得意そうにみえるんだけど」

マリ「なんか口を開けるのが生理的に嫌にゃんだよねー」

マリ「だから自分のがま口のサイフ開けるのも嫌なんだー」

アスカ「なーにけち臭い事言ってんのよ、真剣に聞いて損した、ミサトはなんか怖いものある?」

ミサト「体重計」

リツコ「無様ね、私は蜘蛛かしら」

マヤ「蜘蛛ってなんか足がいっぱいあって怖いですよね」

加持「俺は美しい女性の涙かな…美人は笑ってなくちゃな」

カヲル「僕は明日が怖いな…一生懸命走ってもゆっくり歩いても同じように来る明日が怖いね」

綾波「私はレギュラーみたいな顔して話しに加わってるあなたが怖いわ」ポイッ

アスカ「全くいつの間に入ったのかしら」

シンジ「みんなそれぞれ怖いものがあるんですね、そういえばアスカの怖いものって何?」

アスカ「あんたバカぁ?超絶完璧美少女のアタシに怖いものなんてあるはずないじゃない」

シンジ「ええ~そんな事無いだろう?何か怖いものあるだろう?」

アスカ「なーに言ってんのよ、さっきから黙ってきいてりゃあれが怖いだのこれが怖いだの」

アスカ「いい?これからの時代は相手に弱みを見せちゃだめなのよ!」

アスカ「それに人間ってのは万物の霊長なのよ」

マリ「ひゃ~~姫むつかし―事知ってるね!万物のれーちょーってなに?」

アスカ「それはあれよ…万物が…えっと…霊長するのよ」

リツコ「無様ね」

アスカ「あれが怖いだの笑わせんじゃないわよ、カエルが怖いなんて…アタシの目の前にカエルが出てきたらぞくぞくするわよ」

シンジ「ほら、怖いんじゃないか」

アスカ「ほんとバカね!食べたくて胃がぞくぞくするのよ」

ミサト「意外となんでも食べれるのね…」

アスカ「そりょそうよ!四足で食べれないものなんてこの世にないわ」

アスカ「だからこの辺に猫がすくないでしょう?」

マリ「姫…にゃんこも食べちゃうの~?」

アスカ「それは冗談よ、まあ食糧難になったら食べるでしょうね」

アスカ「夜も目が見えるようになるかもしれないし」

アスカ「あっ、でもこないだ、そう言ってたらコタツを持ってこられてさあ食えなんて言われて困ったわね」

アスカ「まあ断ったけどね、これはあたるものだからって」

ミサト「なーに言ってんだか」

マリ「強情張ってないで姫もいいなよ、思い出せば一つくらい怖いものあるでしょう?」

アスカ「何言ってんのよ!思い出せってのは何かあるから思い出せるのよ!何もないのに思い出せるわけ…あ」

アスカ「………………」

シンジ「どうしたのアスカ?急に黙りこくっちゃって…」

アスカ「…ごめんちょっと帰るわ」

マヤ「どうしたの?アスカ顔色が青いわよ」

アスカ「怖いもの…思い出しちゃったの」

シンジ「ええ?ほらやっぱりあったんだ!ねえなにが怖いのアスカ?」

アスカ「いやっ言わせないで!」

シンジ「そんな事言わないでよ、みんな言ったんだからさ」

アスカ「こんな恥ずかしい事口が裂けてもいえないわ!お願いだからいわせないで」

綾波「大丈夫、みんな言ってるんですもの」

アスカ「言ってもいいけどアンタ達アタシを笑い者にするんでしょ?」

加持「笑い者って…そんな事するわけないよ、みんなも笑わないよな、ほら言ってみなよ」

アスカ「…じゅ・・」

ミサト「ごめん聞き取れなかったわ」

アスカ「まんじゅ…」

リツコ「マンジュ?それは何かしらイヌ科の動物かなにか?」

アスカ「だから…まんじゅう」

マヤ「まんじゅうってあの甘いお菓子以外に何かあるのかしら?」

アスカ「だからその甘いまんじゅうで合ってのよ!」

シンジ「あはははははは」

アスカ「ほおら!笑うじゃないの!うそつき!」

シンジ「あっごめん、それにしてもびっくりだね、何も怖くないアスカがまんじゅうが怖いなんて」

アスカ「全く恥ずかしいったらありゃしない」

ミサト「それじゃあちょっち実験ねアスカ―唐まんじゅう」

アスカ「きゃっ!やめてよミサト、アタシはそういう高いまんじゅう程苦手なの」

シンジ「なら栗まんじゅうは?」

アスカ「ああっやめて胸が苦しい」

綾波「ゴマまんじゅう」

アスカ「お願い!やめて!もう耐えられないおうちに返してー」

加持「おいおい!アスカの奴真っ青になって震えだしたぞ!本当らしいな」

マヤ「ごめんなさいアスカ、驚かしちゃって」

マリ「ごめんね、冗談だと思ったんだけどにゃ、お薬買ってこようか?」

アスカ「大丈夫…ちょっと寝かせてもらえば治ると思う…」

リツコ「なら奥にいって私のベッドで寝ててちょうだい、よくなったら出てきてね、本当にごめんなさいね」

ミサト「シーしずかにみんな集まって」ヒソヒソ

ミサト「最近のアスカどう思う?」ヒソヒソ

シンジ「うーんちょっとわがままに拍車がかかってますね」ヒソヒソ

リツコ「確かに最近少し素行が悪いわね」ヒソヒソ

マリ「まあそこが姫のいい所でもあるんだけどね」ヒソヒソ

綾波「ボカボカしたい」ヒソヒソ

加持「おいおい何をたくらんでるんだい?」ヒソヒソ

ミサト「ちょっち懲らしめてやろうかなーってね」ヒソヒソ

リツコ「成程ね…まんじゅうと聞いただけであんな風になるなら実物を見たらどうなるか気になるわね」ヒソヒソ

マリ「ニッシッシッシ実物があったら姫どうなんだろうね?まんじゅうに追っかけられて噛みつかれたりするのかな?」ヒソヒソ

綾波「待ってまんじゅうは追っかけたり噛みついたりするの?」ヒソヒソ

マリ「姫のイメージの話しだよ!おもしろいじゃん」ヒソヒソ

マヤ「そんないくらアスカが傍若無人だからって可哀そうですよ」ヒソヒソ

マヤ「まんじゅうって聞いただけであんなになっちゃうんですから」ヒソヒソ

マヤ「本物を見たら死んじゃうかもしれないですよ」ヒソヒソ

加持「そしたら確実に明日の新聞に載るな、まんじゅうであん殺したなんて」ヒソヒソ

シンジ「まんじゅう買ってきました」

マリ「早いねー、まだ話しもまとまってないのに」

マヤ「先輩お皿はこれでいいですか?」

リツコ「ノリノリじゃない…」

>綾波「ボカボカしたい」
吹いたw

加持「何を買ってきたんだい?」

シンジ「はい、色々買ってきましたよ」

ミサト「栗まんじゅうに中華まんじゅう、へーパンダまんじゅうなんてあるんだ」

シンジ「それにこれも」

マリ「おっ唐まんじゅうじゃにゃいか!奮発したねー」

加持「葛まんじゅうに蕎麦まんじゅうに紅白まんじゅう…葬式まんじゅうか」

綾波「碇君ちょっと手際が良すぎるわ」

シンジ「以外においしいんだよ、それど、どうせあとでみんなで食べるんだから」

シンジ「それじゃアスカの枕元に置いてきますね」ヒソヒソ

ミサト「起こしちゃだめよ」ヒソヒソ

シンジ「おいてきましたよ」ヒソヒソ

ミサト「グッジョブよ、シンちゃん今起こすからね」ヒソヒソ

ミサト「アスカー気分はどう?治った?」

アスカ「ありがとう…だいぶ良くなったわ…でもなんだか寒気がしてね、何となくまんじゅうが周りにいる気がするの…」

リツコ「凄いわね、アスカ虫の知らせかしら?」

マリ「姫―起きて枕元を見てみてー」

アスカ「うるさいわね…大きい声出さないでよ…枕元が何だってん…いやああああああまんじゅうーこわいよー」

ミサト「くっふふふアスカ凄い声出したわね…まんじゅうに追いかけられてるわよ」

綾波「えっまんじゅうって追いかけt」

シンジ「綾波その件さっきやったよ」

アスカ「いやあああああアタシが怖いっていったまんじゅうをみんなでこんなに買ってきてーこわいよー(あっ白餡だ…」パクパク

マヤ「なんかおかしくないですか?」

リツコ「確かに少し変ね」

マリ「姫がまんじゅうに噛みつかれてるか見てくるね」

アスカ「あああもうアタシの中に入ってこないでーこわいよー(あっこの皮おいしい」パクパク

マリ「うーんまんじゅうが姫にじゃなくて姫がまんじゅうに噛みついてたね」

ミサト「なんてインチキ、一杯食わされちゃったわよ、ちょっとアスカ!」

アスカ「いやあ穏当に怖いわね、まさか粒餡だなんて」

シンジ「ひどいよアスカ僕らをだますなんて…本当は一体なにが怖いの」

アスカ「そうねえ、今は苦いお茶が怖いわね」二ヤァ

おあとがよろしいようで

カヲル「ふうお疲れ様」

アスカ「お疲れ―」

マリ「にゃー今回から楽屋裏ネタまでパクルのかー気が引けるにゃー」

ミサト「リ、リスペクトだからあちらさんも許してくれるわよ」

シンジ「凄いやカヲル君僕なんかより全然うまいもん」

カヲル「ふふっありがとう」

カヲル「でも本当にすごいのはシンジ君の方だよ」

シンジ「えっそんな事無いよ」


カヲル「そんな事あるよ、一番最初に舞台に出たのはシンジ君じゃないか」


シンジ「あれは偶然くじで一番だったから…」

カヲル「何事も最初の一歩が一番難しいんだよ、だから君の方がすごいよ」

シンジ「カヲル君…」

アスカ「ハイハイストップストップ」

綾波「碇君顔が赤いわ」

シンジ「えっいやその…」

アスカ「まあ気色悪く褒めあうのもいいけどまだまだ未熟なんだから」

アスカ「↑ほーらエヴァネタが少ないって指摘されてるじゃない」

カヲル「ふふっそうだね、次は君の番だっけ」

アスカ「ええ、そうよ格の違いを見せてやるんだから」

カヲル「参考にさせてもらうよ」

マリ「ミサトちゃん次回予告お願-い」

ミサト「はいはい『次回新世紀エヴァン落語 寿限無 次回もサービスサービスぅ』」

マリ「なーんか手ぇ抜いてない?」

ミサト「き、気のせいよ、オホホホホホホホホ」

おっつ
思ったんだけど、いっそ本当の落語みたいに全部ひとりで演じさせる
ってのはどうかな

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