アリト「なあドルべこれ何だ?」 ドルべ「それはコンドームだな」 (49)

アリト「は?何だよコンドームって」

ドルべ「それは・・・まあ何というか」

アリト「お前でも知らねえ事があんだな、おーいミザエル!」

ドルべ「ところでアリト、そのコンドームどこで見つけた」

アリト「メラグの部屋の前に落ちてた」

ドルべ「メラグの部屋の前・・・」

アリト「おいミザエル!早く来いよ!」

ドルべ「ま、待てアリト!」

アリト「ど、どうしたんだよビックリするじゃねえかよ」

ドルべ「この件は私とアリトだけの秘密にしてくれないか。色々と面倒な事になりそうだから」

アリト「あっそ別にいいけど、お前顔色悪いぞ」

ドルべ「気にするな・・・何でもない・・・」

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アリト「俺とドルべの秘密・・・でもコンドームが何か知りてえしな」

シャーク「どうしたアリト考え事をして」

璃緒「アリトにしては珍しい」

アリト「コンドーム」

シャーク「な、何だいきなり」

アリト「コンドームだよ。知ってんだろメラグ」

璃緒「し、知らないわ」

アリト「嘘つけ!お前が知ってる事ぐらい調べついてんだぜ!」

シャーク「アリト・・・どこでそれを知っちまったんだ」

アリト「そりゃドルべから聞いたんだぜ。コンドームって」

アリト「ナッシュなら知ってるよなコンドーム?」

シャーク「・・・」

璃緒「・・・」

シャーク「アリト、コンドームって言うのはな」

璃緒「凌牙!」

シャーク「空気入れたり水入れて投げつけたりする奴だ」

アリト「ふーん、要するに風船みたいなものって事だな」

シャーク「ああ、風船とは違うがな」

アリト「なるほどなメラグも子供っぽい事すんだな、部屋の前に落ちてたぜコンドーム」

璃緒「えっ」

アリト「あ、やべえ。これ俺とドルべの秘密だったんだ、誰にも言わないでくれよナッシュ!メラグ!」

シャーク「璃緒あれだけ注意したのに落としやがって」

璃緒「あれは私じゃない!絶対に凌牙よ!」

シャーク「馬鹿言うんじゃねえ!俺がそんなヘマするわけねえだろうが!」

璃緒「凌牙ァ・・・」

アリト「フーッ」

ギラグ「なあアリトそれ何だ」

アリト「こいつはコンドームって奴よ」

ミザエル「!?」

アリト「こうして風船みたいに膨らませんだよ」

ギラグ「何か先っちょが乳首みたいだな」

アリト「あ、本当だな。お前よく見つけれたなこの乳首」

ギラグ「それ一個だけなのかアリト」

アリト「心配すんな!メラグの部屋にいっぱいあると思うぜ!」

ミザエル「!?」

ギラグ「メラグの部屋?あいつも変わった趣味してるんだな」

アリト「取りに行こうぜ」

シャーク「大体お前が」

璃緒「それは凌牙だって」

アリト「おいメラグ!あれくれよ!」

璃緒「アリト少し黙ってて」

アリト「んだよ、じゃあ勝手に持ってくからな」

シャーク「アリト!」

アリト「どうしたナッシュ」

シャーク「いやお前コンドームのこと俺たち以外に言ったか?」

アリト「いやメラグの部屋の前に落ちてたのは俺とドルべの秘密だろ。そんで・・・」

シャーク「それで」

アリト「ハハッ・・・細かい事はいいだろナッシュ、ミザエルとベクターには言ってねえよ」

璃緒「ギラグはアリトから何か」

ギラグ「聞いてないぜ。風船の事しか」

シャーク「いいかアリト、絶対に言うんじゃねえぞ特にベクターには絶対に」

アリト「何だよまーたベクターと喧嘩したのかお前ら」

シャーク「言うんじゃねえぞ」

アリト「解ったよベクターには言わねえよ。男と男の約束なナッシュ」

シャーク「頼むぞ」

アリト「しかし何であいつらはコンドームの話したら青ざめんだろな、トラウマでもあんのか?」

遊馬「よぉアリト!」

アリト「お、おう遊馬かそれにⅢも」

遊馬「どうだアリト学校での生活は慣れたか」

アリト「ああ。あ、そうだ遊馬さお前コンドームって知ってるか?」

遊馬「何だよそれ!?新しいカードか?」

アリト「Ⅲは」

Ⅲ「さ、さあ・・・」

アリト「だよな。コンドームってのは風船みたいに膨らませたりして遊ぶんだぜ」

遊馬「そんなのただの風船と変わらねえじゃんか」

アリト「バカだなお前!見てろよ!」フーッ

遊馬「オオーッ!すげえ!見ろよⅢ先っちょが乳首だぜ乳首!」

アリト「ほら遊馬パス!」

遊馬「よし!Ⅲ!」

Ⅲ「う、うん」

遊馬「落とした奴は罰ゲームな」

アリト「いいぜ!熱くなってきたぜ!!なあ!」

Ⅲ「そ、そうだね(どうしてこうなるんだろ・・・そもそもコンドームって)」

アリト「ほらⅢ!」

Ⅲ「あっ」

遊馬「落としちゃったなⅢ」

Ⅲ「ば、罰ゲームって」

ベクター「そりゃお前嫌ななことに決まってんだろォ~Ⅲちゃ~ん」

遊馬「よォベクター!久しぶりに学校来てんだな」

ベクター「この姿で居る時は真月だって言っただろ遊馬!」

遊馬「あ、悪りいな真月」

アリト「お前家にも帰って来ねえしドルべキレてるぞ。ナッシュは嬉しそうだけど」

ベクター「ふーん、ほらⅢやれよ。なら俺が罰ゲーム考えてやるよ!」

ベクター「そうだな・・・じゃあ前に居るあいつのおっぱい触って来いよ!」

Ⅲ「前って」

遊馬「アンナか・・・やれるよなⅢ!」

アリト「大丈夫だろ?俺ら仲間みたいなもんだし胸の一つや二つぐらい」

ベクター「良からぬ事をしようぜⅢ」

Ⅲ「ううっ・・・」

Ⅲ「・・・ごめん!」

アンナ「うわっ!ちょ、何すんだよ!!」

ベクター「ウヒヒヒヒ・・・さてと」

遊馬「お、どこ行くんだベク・・・じゃなくて真月」

ベクター「ん?相変わらず鈍いなァ~遊馬巡査。あの凶暴そうな女が次に取る行動は決まってんだろ」

遊馬「次に取る行動?」

アンナ「遊馬ァ!!」

遊馬「ええっ!?何で俺なんだよ!!」

アリト「元気だな二人とも」

アンナ「お前も同罪だ!」バシッ

アリト「いってぇ!暴力に訴えるなんてそれでも女か!」

ドルべ「アリト!登校中ぐらい静かにできないのか!」

ミザエル「女の胸を揉んだらどうなるか解るだろ単細胞め」

小鳥「もぉ本当にバカなんだから男の子って」

遊馬「酷い目にあったぜ」

アリト「ああ・・・女ってのは凶暴すぎだろ」

小鳥「三人がアンナに変な事するからでしょ」

Ⅲ「何かごめん」

アリト「ったく・・・そうだ小鳥、これ知ってるか?」

小鳥「それって・・・」

遊馬「知らねえんだな!これはコンドームだぜ!」

鉄男「!?」

委員長「!?」

キャット「!?」

小鳥「コンド・・・最低・・・」

遊馬「え?」

小鳥「遊馬もアリトもⅢも最低よ!!」

Ⅲ「えっ」

遊馬「ちょ、待てよ小鳥!」

アリト「コンドームぐらいでキレすぎだろ」

鉄男「バカだなお前、コンドームって知らないのか?」

アリト「乳首風船だろ」

委員長「とどのつまりコンドームとは避妊用具なのです」

アリト「ひにんようぐ?」

鉄男「セックスする時に付けんだよ。妊娠しないようにな」

鉄男「まあ女はピル飲んだりするけどコンドームのが安全だからな。昨今の若い奴は着けねえで生でヤるから」

鉄男「外に出せばいいって考えが甘いんだぜ。精子ってのは頑固だからな」

アリト「意味わかんねえ」

委員長「アリトくんも時期に解りますよ」

アリト「うーん」

ドルべ「いただきま」

アリト「す」パクッ

ドルべ「・・・」

アリト「何だよ睨むなよ!別にお前だけじゃねえぜ同じクラスの委員長やナッシュの弁当のオカズも食ったんだから」

アリト「それにギラグなんてナッシュの弁当全部食ったんだぜ!あいつに比べたら俺なんて」

ドルべ「それで何用だ」

アリト「なあセックスって知ってるか?」

ドルべ「セックス!?」

アリト「ああ」

「どうしたんだドルべの奴」

「あの知的なドルべくんが急にセックスだなんて・・・」

アリト「なあ教えろよ」

ドルべ「ちょっと来い」

ドルべ「セックス・・・と言ったな」

アリト「ああ」

ドルべ「そんな卑猥な言葉を誰から聞いた」

アリト「鉄男」

ドルべ「そうか鉄男か(鉄男と言えばメラグに叶わぬ恋をし今だ諦めぬ熱き男)」

ドルべ「どこまでセックスに着いて聞いたんだ」

アリト「このコンドームはその時に使うとかどうとか」

ドルべ「・・・」

アリト「何だよ黙って」

ドルべ「未知の領域とでも言っておこうか。バリアンの中でセックスの領域にたどり着いた者はたった二人」

アリト「二人!?」

ドルべ「そう・・・これ以上は私の口からも言えない」

アリト「二人か・・・何かとんでもねえな」

アリト「よし俺もセックスとかいうのに挑戦するぜ!遊馬!」

遊馬「どうしたアリト」

アリト「セックスするぞ!」

遊馬「ああ!やろうぜ!」

アリト「・・・でどうすんだ」

遊馬「って言うかセックスって何だよ」

アリト「そりゃお前このコンドーム使って・・・」

遊馬「投げ合うとかじゃねえか」

アリト「それだ!多分な水入れて投げ合うんだろな」

遊馬「それなら結構な数のコンドームが必要だよな。買いに行こうぜ」

アリト「熱くなってきたな遊馬!」

遊馬「おう!」

アリト「コンドーム・・・コンドーム」

遊馬「コンドームってどこで売ってんだ」

アリト「さあなスーパーとかコンビニじゃねえか」

Ⅲ「多分だけど薬局にあるんじゃないかなって」

アリト「ふーん」

シャーク「お前本当に」

璃緒「多分ね」

遊馬「シャークといもシャークだ」

アリト「どっか入ってくぜ」

遊馬「えーっと・・・Ⅲ何て読むんだ」

Ⅲ「うん・・・産婦人科・・・えっ?産婦人科!?」

遊馬「産婦人科?」

アリト「?」

アリト「出てこねえな」

遊馬「お、出てきたぜ」

シャーク「マジなのか・・・」

璃緒「一度ドルべに相談しないと」

シャーク「あいつひっくり返るぜ・・・はあ・・・」

璃緒「・・・」

遊馬「マジな顔してたな」

アリト「ああ・・・まあいいじゃねえか。早く行こうぜ」

遊馬「そうだな」

アリト「ほら行くぞ遊馬!」

遊馬「来いアリト!」

Ⅲ「・・・」

V「お前は混ざらないのか」

Ⅲ「V兄様」

Ⅲ「だってコンドームで水風船なんておかしいよ」

V「一度やってみるといい。それもまた勉強になるんじゃないか」

Ⅲ「うん。そうだよね、遊馬!僕もやらせてよ!!」

アリト「ああ楽しかった。ただいま」

ミザエル「帰って来たかアリト」

アリト「何だよマジな顔して」

ミザエル「会議だ。来い」

アリト「会議?またギラグが学校のガラス割ったのか?それともベクターのやつが」

ミザエル「ギラグの事でもベクターの事でもお前が他校の生徒と喧嘩した事でもない、来い」

アリト「めんどくせえな」

ドルべ「来たか。座ってくれ」

ベクター「で?何の話なんだよドルべ?またナッシュが変なことやっちまったのか?んん??」

ドルべ「ナッシュ」

シャーク「ああ、聞いてくれみんな!璃緒が妊娠した!」

ベクター「ジャンジャジャーン!今明かされる衝撃の真実ゥ~ってか?冗談きっついなナッシュゥ~」

シャーク「冗談じゃねえ!璃緒の腹には俺の子供が居んだよ!!」

ギラグ「腹に子供?居ないだろ」

アリト「居ねえよな」

ドルべ「正確には胎内に新しい生命が宿ったという事だ。だが何はメラグの腹部も大きくなる」

ミザエル「しかし兄妹だろ。少し不埒すぎるぞナッシュ、メラグ」

シャーク「そりゃ解ってる・・・解ってるけどもしも愛した女が雌のドラゴンだったらどうする」

ミザエル「無論、孕ます」

シャーク「つまりそういう事だミザエル」

ドルべ「さてどうするナッシュ」

シャーク「俺は・・・学校やめて働くしかねえと思ってる」

ドルべ「しかし君はまだ中学二年生。アルバイトが出来るのは中学卒業した者のみ」

シャーク「昭和の時代では小さな子供でさえ働いていた。それと一緒だドルべ」

ドルべ「なるほどあの時代は生活に苦しく子沢山な家庭も多く父親は戦死なんて事があったからな」

シャーク「ああ」

アリト「いいじゃねえか!だろギラグ?」

ギラグ「そうだ!ナッシュは男だぜ!」

ベクター「はっ、バカかよバカすぎんぞナッシュ」

シャーク「俺も男だ。ケジメをつけるんだよ」

ミザエル「付き合ってなれんな」

アリト「おい!どこ行くんだよ!」

ミザエル「ナッシュ綺麗事を言ってるようだがお前はバリアン七皇のリーダーとしても男としても地に落ちた」

シャーク「ミザエル・・・」

ベクター「あーあ!やっちまったな!やっちまったよナッシュ!バリアン七皇の絆も空中分解だな!」

シャーク「ベクターアアアアアアアアアアアア!!!」

ミザエル「・・・」

カイト「何だこんな時間に呼び出して」

ミザエル「フッ・・・妊娠した」

カイト「妊娠?一体何が」

ミザエル「メラグがな」

カイト「凌牙の妹か。相手は凌牙だな」

ミザエル「何故解ったカイト!?」

カイト「奴なら妹に手を出す。そういう雰囲気だった」

ミザエル「私も雌のドラゴンになら手を出す、だが実の妹にそれもコンドームも着けずに」

カイト「俺も遊馬もこの世界に生きとし生ける者も精子と卵子の融合召喚により産まれた何も気にする事はない」

ミザエル「しかし実の妹に」

カイト「もしもハルトが女なら俺も妊娠させている。俺も凌牙も同じ穴のムジナよ」

ミザエル「・・・」

オービタルJr.「ピピッピピッ」

オービタル「エエーッ!?カイト様!オボミが産気づきました!オイラ・・・」

カイト「オボミが産気づいただと!?落ち着けオービタル!これで六体目か。帰らせてもらうぞミザエル」

ミザエル「すまなかったなこんな夜分に」

カイト「ああ気にするな。狼狽えるなオービタル!!」

オービタル「カシコマリ!」

シャーク「結局ミザエルは帰って来なかった。ベクターは何時もの事か」

璃緒「凌牙本当に学校やめる気?」

シャーク「男に二言はねえ」

璃緒「凌牙・・・」

凌牙「璃緒・・・」

ギラグ「おっ」ブッ

アリト「臭え!臭えよギラグ!」

ドルべ「はあ・・・もう遅いから寝るんだ二人とも、しばらく二人だけにしてやろう」

ギラグ「おう。おやすみ」

アリト「おいドルべ!どこ行くんだよ」

ドルべ「ミザエルを探しに行く」

アリト「お前よく働くよな。働きアリってやつだな」

ドルべ「アリトは単細胞、ギラグは影響されやすい、ミザエルは頑固、ベクターは愉快犯、ナッシュは怒りっぽい」

ドルべ「強いられてるんだ私がしっかりしないと・・・みんな野たれ死んでしまう」

アリト「もっと熱く生きようぜドルべ」

ドルべ「・・・」

アリト「ミザエルー!出て来いよ!」

ドルべ「どこに行ったんだミザエルは」

ミザエル「ここだ」

アリト「うわっ!どっから沸いて出て来たんだよ」

ドルべ「落ち着いたか?」

ミザエル「笑止」

ドルべ「そうか」

アリト「帰ろうぜ」

ドルべ「今日は帰れない。遊馬の家に泊めてもらおう」

アリト「また難しいこと考えてんだろ?お前もミザエルも」

ミザエル「それは私達に比べお前が短絡的すぎなだけだ」

アリト「フン」

小鳥「えっ!?璃緒さんが妊娠!?」

アリト「らしいぜ。妊娠ってなんだ?」

Ⅲ「・・・」

鉄男「璃緒さ・・・」

徳之助「鉄男が気絶したウラ!」

キャット「キャーキャー!」

委員長「と、とどのつまり皆混乱してますね・・・」

アンナ「俺だってその気になれば妊娠するんだよ!遊馬!」

遊馬「な、なんだよ」

セイ「でもあの二人がねー」

サチ「だよねー」

タイチ「けど学園一のワルと学園一のアイドルだもんな。先生達キレるんじゃないか?最近そういうのうるさいから」

ベクター「ま、下手すりゃ中絶なんてな」

小鳥「それにお金もかかるし。どうするんだろ」

遊馬「かっとビングだ!こういう時のかっとビングじゃねえかよみんな!!」

遊馬「もしも反対する奴が居たら俺が許さねえ!!」

アリト「それでこそ遊馬だぜ!」

遊馬「一年生代表で俺が先生と話をつけてやる!」

小鳥「ま、待って遊馬!」

遊馬「かっとビングだー!!」

凌牙「ゆ、遊馬!」

アリト「唸る拳が神をも砕く!アリト!」

璃緒「ア、アリト!」

ベクター「ジャジャ~ン!俺ベクター!」

ドルべ「ベクター・・・」

校長「君はかっとビングでお馴染みの元気少年の九十九遊馬くん」

教頭「神代凌牙の再来と言われている暴れん坊のアリトくんに不登校気味のベクターくんも」

教頭「一年生でも特に問題児と言われているトップスリーが何故」

遊馬「産ませてくれ!」

アリト「そうだぜ校長!産ませてやれよ!なあ!!」

校長「何が何だか・・・」

遊馬「デュエルだ!」

アリト「ほらカードを抜きやがれ!」

校長「待ちなさい。誰も中絶しろなんて」

教頭「そうだよ九十九くん、ただ出産するにあたって諸々の費用が」

ドルべ「お二方の言う通り我が家の家計は火の車だ」

校長「今や少子化と言われる時代、寧ろ産むべきだと私は思う」

教頭「うんうん校長先生の仰る通り。命とは尊い物せっかく授かった命を粗末にしちゃいかんよ」

遊馬「か、金?俺の貯金じゃダメなのか?99円あるけど」

アリト「俺は無一文だぜ」

ベクター「ヘヘヘ・・・ヒャハハハハ!!何だよ金かよ!金の工面してくれる奴なら知ってるぜ!」

シャーク「ベクター!こういう時に冗談はやめろ!この狼野郎!!」

ベクター「極東チャンピオンのⅣだっけか?なあナッシュ」

シャーク「Ⅳだと?バカ言いやがってあいつが」

ベクター「話はつけてやったぜ、お前ら兄妹のためなら全額負担してやるってよ!男だねェ~」

シャーク「Ⅳ・・・本当にあいつが」

ベクター「こういう時に親友ってのは使えるよな!頭悪いぜどいつもこいつも」

シャーク「そうか・・・お前があいつに話を・・・ありがとなベクター」

ベクター「まあ良かれと思って話といてよかったぜ。かなりムカつく野郎だったけどな!」

ベクター「じゃあな後は自分で頑張りなナッシュ」

遊馬「決まったな!」

アリト「これで文句ねえよな校長!」

校長「うむ」

校長「璃緒くんは産休学という事でよろしいですな教頭先生」

教頭「ええ。それでは頑張るのだよ璃緒くん」

璃緒「はい!ありがとうございました!」

校長「それと九十九くんとアリトくんは扉弁償しといてね。高いよ」

遊馬「そりゃねえよ!Ⅳはこれも負担してくれるよなシャーク」

シャーク「Ⅳがそこまでのお人好しなら苦労しねえよ」

ドルべ「頑張るんだアリト」

アリト「何でだよ!おいベクター!」

校長「若きデュエリスト達よ君たちは星だ」

教頭「闇夜を照らす星々だ」

そして月日が流れ

シャーク「俺が立ち会うのか」

璃緒「お願い凌牙」

シャーク「そうだな俺も親父になるんだから」

ミザエル「ナッシュ連れてきたぞ出産のプロを」

シャーク「な、何ィ!?お前!!」

カイト「フッ」

シャーク「カイト・・・何でてめえがこんなとこに」

カイト「俺はオボミの子を何度も取り上げてきた。これぐらい造作もない」

カイト「遊馬は俺の助手だ・・・なるほどこれは相当な難産になりそうだ」

遊馬「よし!いもシャークから子供を取り出そうぜ!!」

シャーク「遊馬お前・・・ヘマすんなよ」

カイト「報酬は高いぞ」

シャーク「ああ解ってる。Ⅳが負担してくれるらしいから」

遊馬「かっとビングだ!!!」

遊馬「こうして三人揃うと思い出すよな」

カイト「父フェイカー」

シャーク「ドン・サウザンド」

遊馬「ここにアストラルが入れば・・・なあ」

シャーク「・・・」

カイト「取りかかるぞ遊馬」

遊馬「ちゃんと見てろよシャーク!俺らがどうにかするから!!」

シャーク「遊馬、カイト頼むぞ」

カイト「遊馬、凌牙の妹の股を広げろ」

遊馬「こうだな」

璃緒「ングぐぐぐぐ・・・」

シャーク「璃緒オオオオオオオオオオオオ!!!」

アリト「今頃気張ってんだろなメラグ」

ギラグ「ベビーカーにおしゃぶりにガラガラだろ・・・後は」

ミザエル「粉ミルク」

アリト「ん?デュエル福袋か」

ドルべ「その中には伝説のデュエリストのデッキのレプリカが入ってるらしい」

アリト「縁起担ぎに買ってみるか。ドルべ金」

ドルべ「全く・・・」

アリト「お、何だこのデッキは?D-HEROだってよ」

ドルべ「そのデッキはエド・フェニックスが扱っていたという運命のデッキ」

ミザエル「フェニックスといえば不死鳥。前途洋々だ」

ギラグ「おしめも買わなきゃな」

アリト「頑張れよメラグ!お前には俺達やⅢら仲間が付いてるぜ!」

カイト「よし!」

シャーク「璃緒!」

カイト「喜ぶのはまだ早いあと6人だ」

シャーク「6人?バカ言ってんじゃねえぞカイト」

カイト「知らなかったのか?七つ子だ」

シャーク「七つ子!?」

カイト「ああ」

遊馬「出てきたぜカイト!」

カイト「遊馬、慎重にやれ」

遊馬「任せとけって!」

カイト「成功だ。凌牙お前は今日から父親だ」

璃緒「凌牙」

シャーク「璃緒!」

璃緒「この子達の名前は」

シャーク「右から鮫一郎、鮫二郎、鮫三郎、鮫四郎、鮫五郎、鮫六郎、鮫七郎だ」

璃緒「いい名前・・・」

カイト「報酬は俺の口座に振り込んでおけ」

遊馬「悪かったなカイト!」

カイト「気にするな」

遊馬「アストラル見てるかシャークが父親になったんだぜ。すげえよな」

ドルべ「大変だ!鮫一郎がお漏らしを」

ミザエル「ナッシュ!鮫二郎がどこか行ってしまったぞ」

ドルべ「ああ・・・泣かないでくれ鮫三郎、鮫四郎」

ギラグ「ダメだろ壁に穴あけちゃ鮫五郎!」

シャーク「おい璃緒!鮫六郎が泣きやまねえぞ!」

璃緒「ちょっと待って鮫七郎にお乳あげてるから」

アリト「人数増えただけじゃねえか!」

ベクター「ま、いいじゃねえか。見ろよナッシュのあの顔!面白おかしくて腹が痛いぜ!」

アリト「そういやお前これ何だか知ってるか?メラグの部屋の前に落ちてたんだけど」

ベクター「それはバイブ・・・さあな?ドルべに聞いてみろよ」

アリト「困った時はドルべ頼みだな!おいドルべ!これ何だ!!」

ベクター「ヘッヘッヘ、また良からぬ事が始まりそうだぜ」



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