由比ヶ浜「ヒッキー……あたし彼氏出来たんだ」八幡「……へぇ」 (29)

素晴らしいオリキャラ(笑)SSを再び!

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佐藤一輝「俺の青春ラブコメは間違っている」

雪ノ下「何馬鹿みたいな気持ち悪い独り言を言っているのよ」

佐藤一輝「キモいとか言うな、普通に傷付くからな。俺は中学までリア充だったんだ、八幡みたいにメンタル強くないんだぞ」

由比ヶ浜「そんなの信じられないけどなー、カズキーとは一年の時から一緒だけどクラスでは寡黙だし」

佐藤一輝「いや、そう言うクール系がモテるんだと思ったんだか誰も話しかけてこなくてな、唯の無口で終わった」

雪ノ下「高校デビューというやつかしら。あなたらしい無計画な行動ね」

由比ヶ浜「あはは……高校デビューは人のこと言えないや……」

八幡「……」

佐藤一輝「そうだな。でもお前の場合、高校入学時は黒髪で化粧もしてなかったが徐々にビッチっぽくなったから高校デビューと言うより高校入ってからデビューと言ったほうが正しくないか?」

由比ヶ浜「変な造語作るなしっ!」

雪ノ下「ふふ」

佐藤一輝「今の笑うとこあったか?」

雪ノ下「いえ、一輝と由比ヶ浜さんのやり取りが微笑ましくってね」

由比ヶ浜「そ、そんなことないしっ!」

雪ノ下「すこし、妬けるわね」

佐藤一輝「お前がそういうのは珍しいな」

雪ノ下「あなたと由比ヶ浜さんは一年の時からの付き合いなのに私は二年になってからじゃない、たまに会話に入れないわ」

佐藤一輝「そういうの気にする必要ないと思うぜ」

由比ヶ浜「そうだよ雪のん!」

雪ノ下「ええ、ありがとう。二人共」

八幡「……」ペラッ

佐藤一輝「まあ雪乃との付き合いももう5ヶ月になるんだ、俺はかなりお前の事知ってるぜ。一人暮らししてること、姉が一人いる二人姉妹だってこと、パンさんが好きなこと、結構寂しがりやさんだってこと、ちょっとめんどくさい所があるけどそれもお前の良い所だしな、あと、勿論ケー番とメルアドも知ってるぜ」

雪ノ下「そう並べられると、恥ずかしいわね」///

由比ヶ浜「ねえ、カズキーっ!私は、私は!!」

佐藤一輝「結衣はそうだな、何も考えて無いようでホントに何も考えてなかったりするな」

由比ヶ浜「それって馬鹿にしてるっ?」

佐藤一輝「いや、褒めてるよ(゚∀゚)」

由比ヶ浜「馬鹿にしてるし!(# ゚Д゚)」

雪ノ下「ふふ(^-^)」

八幡「……('・_・’)」ペラッ

佐藤一輝「それにしても暇だなー、今日は依頼ないのかなー」

由比ヶ浜「急に話題ズラしてっ、もう!……まあ、いいけど」

雪ノ下「(そこで許してしまうのもあなたの魅力よ由比ヶ浜さん)そうね、今月は一件も来ていないわね」

佐藤一輝「あの文化祭が終わった後だから増えるかと思ってたんだがなー、雪ノ下が実行委員長で俺が副委員長で頑張ったんだけどな」

由比ヶ浜「私も頑張ったよ!」

佐藤一輝「はいはい、分かってるって」

八幡「……」

雪ノ下「そうは言ってもずっと裏方なのよね、私達の評価を上げられたとは思えないわ。大したトラブルもなかったし」

佐藤一輝「いや、あったじゃん、トラブル。集計表を持って逃げた平委員の相楽ちゃん」

由比ヶ浜「ああ……あれ……」

佐藤一輝「アイツ探すの大変だったんだぜ、なあ、八幡」

八幡「ビクゥッ うぁ、あ、はい……そ、そうですね……」

佐藤一輝「おい、そういう態度取るのやめないか、こっちが悪いことしてる気になる」

八幡「うぇ、あ、あぅ、スミマセン」

佐藤一輝「だから、その人を馬鹿にしたような声出すのやめろって言ってるだろ!!」

八幡「ウィッ、ヒィィ!!」

佐藤一輝「く、このっ!!」

由比ヶ浜「ちょ、カズキー。もうやめなって」

雪ノ下「そうよ、一輝。弱い者いじめはいけないわ」

八幡「スミマセン、スミマセン、スミマセン、スミマセン、」ボソボソ

佐藤一輝「ん、ハァ、しょうがねえな。ホント、ムカつく奴だぜ。何で静ちゃんもこんな奴奉仕部に入れたかな、まともに会話もできねえんだぜ、気分悪い」

由比ヶ浜「あ、あははー。しょうがないよ、ヒキタニ君はコミュ障なんだから。かわいそうだし、そっとしといてあげようよ。ね?」

雪ノ下「そんな事では進歩なんてないわよヒキタニ君。少しは会話に入ろうと努力すべきだわ。でないと後々苦労するのはあなたなのよ。一輝のように会話で人を楽しくするようにと言うつもりはないけど、喋るくらいなら出来ないといけないわ」

八幡「………ソウハイッテモ」ボソホ

佐藤一輝「おい、雪乃はお前の為を思って言ってるんだぞ!ちゃんと聞けよ!」

八幡「びゅひぇっ、はいぃ!!」

由比ヶ浜「…………気持ち悪い」

佐藤一輝「しょうがねえさ、ここまで来たら、ちゃんとした病院とかで見てもらった方がいい。もしかしたら、頭の病気かもしれねえぞ」

雪ノ下「失礼な言い方だけれども、心の病気というのも立派な病気として認められているわ。家族の人に連れて行ってもらうのがいいわね」

佐藤一輝「なら小町に連絡するか?優しい子だし迎えに来てくれると思うぜ」

雪ノ下「妹さんに迷惑をかけるのは忍びないわね」

佐藤一輝「可哀想だけど、兄妹だからしゃあねえよ。ちゃんと面倒見なきゃ。今度小町には俺からちゃんとお礼しとくからさ」

雪ノ下「一輝がそうするなら妹さんも嬉しいでしょうね」

ーキーンコーンカーンコーンー

佐藤一輝「ああ、もう下校時間か、クソ、ヒキタニのせいで暇とはいえ無駄な時間つぶしたぜ」

由比ヶ浜「…………うん」

雪ノ下「………今日はもう帰りましょう。ヒキタニ君の事はまた今度にしましょう。やはり、平塚先生にも意見を聞いたほうがいいわ」

佐藤一輝「コミュ障を治すってのも難しいもんなんかねー」


由比ヶ浜「……ねえ、カズキー。今日は一緒に帰らない?」

佐藤一輝「ん、おう、いいぞ」

雪ノ下「なら私もご一緒してよろしいかしら」

佐藤一輝「俺はいいぜ」

由比ヶ浜「私も、もちろんいいよ!」

佐藤一輝「なら決定だ、由比ヶ浜はバス停まで、雪ノ下は駅まで送って行くわ」

由比ヶ浜「ありがとうカズキー!」

雪ノ下「私もお礼を言っておくわ」

佐藤一輝「おや、今日は素直可愛い雪乃ちゃんかー」

雪ノ下「んもう、ちゃかさないでよ」///

由比ヶ浜「ムムー雪のんばっかりずるいー私は、私は?!」

佐藤一輝「結衣ももちろん可愛いよ」

由比ヶ浜「可愛いとか言うなし」///

佐藤一輝「はは、テレ顔もかわいい」

由比ヶ浜「///」プシュウ

雪ノ下「あまりからかうのもやめなさい、もう教室も締めるわよ」

佐藤一輝「おう、頼むぜ」

佐藤一輝「じゃあなーヒキタニ、小町ちゃんによろしくなー」

雪ノ下「………さようなら」

由比ヶ浜「………行こっ、カズキー」

佐藤一輝「オイオイ、背中を押すなよー」

雪ノ下「気持ちもわかるけれども、挨拶くらいはした方がいいわよ、由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「…………そうだね、雪のん。また明日、ね、ヒキタニ」

八幡「……………ウス」ボソ

佐藤一輝「……じゃあ帰るかー。なあ、どっか寄って行かねえか?」

由比ヶ浜「おお、イイねー!」

雪ノ下「登下校中の買い食いは禁止だけれども、今日は特別に許可します」

佐藤一輝「ははは、雪乃もノリいいじゃねえか。じゃあ、陽乃さんとか小町とか呼ばねえか?それに今の時間なら彩加もテニス部の練習終わってるだろうし、沙希も今日は予備校ねえ日だし。あと、材木座も」

由比ヶ浜「最後のはともかく、いいんじゃないかなー」

雪ノ下「姉さんも呼ぶのね、まあいいけど」

佐藤一輝「仲良くしないといけないぜ。それにああ見えて優しいんだぜ、陽乃さん。それに、からかった時に顔を赤らめるのとか雪乃そっくりだしな」

雪乃「そんなに似てるかしら」

佐藤一輝「仕草とかはよく似てるなー、可愛いとこも似てるし」

雪乃「///」

由比ヶ浜「あー!また二人の世界に入ってる!私も混ぜてっー」

佐藤一輝「結衣はアレだな、おっぱいの大きさは陽乃さんにも勝ってる。誇っていいぜ」

由比ヶ浜「何言ってるし」///

雪ノ下「ええ、そこに関しては尊敬すら感じているわ、あの姉に勝てる部分がある女性なんて、あまりいないのよ」

佐藤一輝「そこまで言うと凄まじいな、陽乃さん。結構普通の女の子なんだけどな」

雪ノ下「あなたにとってはそうかもしれないわね。そういう意味では一輝が一番すごいわ」

佐藤一輝「アッハッハッ、あんまり褒めるなよ。惚れちまうぞ」

雪ノ下「それなら褒めまくらないとね私に惚れてもらう為にも」

由比ヶ浜「カズキーカッコイイよ!!大好きっ!!」

佐藤一輝「ふははっ、モテる男はツライぜ」

ワイワイキャアキャア

アッ、カズキー!ワタシモヨバレタカラキタヨ。カズキサーンキチャイマシター。オネエサンモキタヨー

オーミンナキタカー。バショハキメテナイケドアソブゾー。ワイカワラズミキリハッシャナンダカラ

ワイワイキャアキャア


八幡「……………………フヒッ」



ー終わりー


一輝さんこれで満足でしょもう就職してください

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