【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩⅠ【幻想入り】 (1000)

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                 /: : : : :;;:::::;;_ヽ,-.//: : : : : : : : 〈
                    /: : : : : : : :": ミi: : ';ム:-:=:'':=:ミ; :!
                     |: : : : : ; ィ:'':'': 入;ィヽ:.r= :.;,__;,:=-::':`ヽ、
                |: ; :-:'´: : : :/: :ノヽ: : :ヽ:::::::::::::::::::::::::::ヽヽ     ,. -ヒ''''''''' ‐ ミ
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    _,..,l゙>チミr '"メ,チ'ヾ!¨ト/::::::|:´:::::::|以‐ト:::::::|!:::リ|i:_;;l:__!リ';`:::::::!::::l::!::::〉   メ_x、 | ≧ト、  .| .!
.   z´ 7 、 ..ィ    !, .ヾア';::::::|::::::::!/!!|,狐ミ::::::ト:::|レ イて ミト、::::::::!:::::l:|N.,ィ .iゞ' `ヽ! ゞ' .! / .| /    イ
\  | _,ィ,i i/o リ ノレ'ol| ム !::::|:i:::::::!:|,〉イて ヾヽ|ヽ!  込少イ:/:::::!:::::l::|| 'レ>、! / ` ヽ 、 レ‐-トz  /
  \´/.y'1ゝ  '´__  レ1ヽ ';:::/!:!:::::ヽト 弋_以   ,    xwxl/::::/::::::l::|!| ヽ-Y-- = -‐ ''7ミニトヒ>/
   .レ!レ!.k_‐''´   `ヽ,| !N::l::|:|!::::ト;ト、xwx         /!::::/::::::∧¨゙!"¨ヾ!"ヽ、__,ィ::7  ',’ ヽノ|  
  |\Vヽlト、`" = '"´∠イ//|;!:Ⅳリ:`ミ、     __  -‐'   ムイ:::::::::!:::|ヽ.ト、 /:::::::ノ-!::::::l!  l-‐ '' /
  | 、‐='7!:::`''t_-ァ'':´::|!二フ .|:l::VV:::::::ヽ     ¨    //:::::::::!|:::::';:`'ーヽ!r '  `ヽイ`=1ー="
  ゝ-=二キ!::::::/`ヾヽ;:∥=.イ:!|::/|:::::::::/::l>...,,_     ,.イ://:::::::::l:::l::::::V/.∥ !><!   | l\
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     /  /       ',  V"7:/メ::::::://     `、  l/   //::::::::::::::|  .  `i´ゝ,--.r= ミ、__,ゝ
.      ヽ、/   _  ヽ_ノ:/:/ ,'::::::::/:!    zx=ひト、 .//::::::::::::::::| ..:    /=メ  .|    l
        `¨ゝ '|   `¨´ W:::/l.7:::::::/:::!   i彳 ./|||キli ,':l!:::::::::::::::::|::::   ム=イ ..:!     !
           !    ∥:/:::〉:::::::l:::::|   !! //!!!!: yl::!i:::::::::::::::::::!   /  ) ..:::::;:!       !
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   「みんな、ありがとう。そして、またね」


このスレは幻想郷を舞台に色々やろうっていう東方安価コンマスレです。
筆者が甘いので色々とご迷惑をお掛けすると思いますがご了承ください。
独自解釈、キャラ崩壊、パロディネタが多いと思われます。
更新は基本不定期です。ごめんなさい。
また、展開に応じてキャラの死亡やR-18的な内容になる可能性もあります。
主は遅筆です。
以上で大丈夫だ、付き合ってやるって人がいるならば、よろしくお願いします。
コンマは基本的に>>1の采配で行っています。
補正とか色々で+-が付いたりします。
自由安価時にお下劣な内容などこれはダメだなーと判断した際は安価↓にすることもあります。あしからず
また、1(ファンブル)・0・ゾロ目(クリティカル)は他の補正を受けません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407060466


以下、過去スレ

第一幕
主人公:安藤(妖怪・細胞生物)
(始まり~)
【安価とコンマで】幻想に走り給う【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357661533/)
(~第一幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365604576/)
第二幕
主人公:鎌足 零(妖怪・鬼)
(始まり~序章終了)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368284855/)
(第二章)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373446161/)
(二章~終章 第二幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅤ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375801188/)
第三幕
主人公:夢路 現(幽霊・怨霊)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅥ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383315512/)
(中盤~異変の途中まで)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅦ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385033465/)
(夢路異変途中から~第四幕途中まで)
第四幕
主人公:リンガー・ローゼス(妖精)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅧ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387368247/)
(第四幕途中から~)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅨ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389459001/)
(第四幕中盤~第四幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403358501/)
第五幕
主人公:???
(第五幕開始)
Now



※リザルト乗っけてなかったので


名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす(足を引く)程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:高
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【7】:前に進み出る勇気を、少しだけ得ました
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
幻想郷縁起
種族的に珍しい男の子な上に、苗字まで名乗っている妖精。
体が弱く、体を使った運動――弾幕ごっこが苦手と語っているが水泳だけは得意。
仲間を集めて組織を作り、そのメンバーがメンバーな為警戒されていたが、その目的は『毎日を面白おかしく過ごす』というもので、様子見を経て無害と判断された。
その目的は仲間だけに留まらず周囲にも影響を与えており、人間の里でも希に活動しているのが見掛ける。
多岐に渡る遊びを考案しているらしく、一般からの参加も可能。人間の身体能力にも配慮しているらしく、子供も大人もよく混じって遊んでいる姿が見受けられる。
当人は大地の気質から生まれた妖精であり、その能力は様々な意味を見い出せるだろう。
また、リンガー・ローゼスは遊んでいる時間、楽しい時間をこよなく愛しているらしい。
時間が止まれば良いと思うくらい、楽しんでもらえれば本望ですとは本人談。
しかし、余談であるが風見 幽香と正面から弾幕ごっこで勝ったこともあると噂されている。
体が弱いと疑いたくなるが、その時も精根尽き果てて気絶した、と風見 幽香本人から聞かされた。最強の妖精、と巷では彼の事を呼ぶ者も多い。どこぞの氷精とは――※修正済
同じ種族のスターサファイアと大変仲が良い。三月精の家に住んでいる。男女同衾とは、この子の将来が心配だ。


持ち物

なし

特殊設定

妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:イベント中、もしくは戦闘中にファンブルが出た際、もう一度だけ判定を行う。戦闘時は一回のみ発動出来る。

現在の仲間
蓬莱山 輝夜
チルノ 大妖精
スターサファイア
ルナチャイルド サニーミルク
秦 こころ リグル・ナイトバグ
藤原 妹紅 風見 幽香

現在行ける場所

迷いの竹林
人間の里
霧の湖
妖怪の山
太陽の畑
マヨヒガ

レベル 4/4
レベルMAX


相関図
『妖精』
チルノ:いつでもこのチルノ様を頼ってもいいのよ、リンガー!【仲間】(10)
大妖精:無理もほどほどにね、リンガーくん【親友】(9)
ルナチャイルド:前に進む勇気、私も持てる様に頑張らないと【仲間】(14)
サニーミルク:いやっほー! これからも楽しい毎日でありますように!【親友】(10)
スターサファイア:これからも守ってね、リンガー。私の大好きな男の子【パートナー】(17)
『迷いの竹林』
リグル・ナイトバグ:心配だなぁ。無茶しないようにね【仲間】(8)
『人間の里』
秦 こころ:君は強く、可愛く、面白い子でずっとずっと仲間だZE【仲間】(10)
本居 小鈴:何時でも遊びにおいで。わからない文字とかあったら教えてあげるから【顧客】(7)
『永遠亭』
蓬莱山 輝夜:最高に面白い妖精君。あなたなら、きっと駆け抜けてくれると、信じていたわ【仲間】(19)
八意 永琳:姫様に変な事をさせない様に【知り合い】(2)
鈴仙・優曇華院・イナバ:姫様が楽しそうなら、問題なしですね【知り合い】(6)
『守谷神社』
東風谷 早苗:なんだか、すっごく楽しそうですね!【保護欲】(8)
『英雄伝』
藤原 妹紅:お姉ちゃん、と呼んでくれ!!【友愛】(11)
博麗 霊夢:狡賢い妖精は面倒以外の何でもないわ【嫌悪】(0)
八雲 紫:そう、あなたも……【安堵】(7)
『妖怪の山』
姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい!【愛玩】(8)
犬走 椛:もう、本当に可愛いなぁリンガー君は【愛玩】(8)
『太陽の畑』
風見 幽香:越えていきなさい。その絆が、黄金の輝きを放つと信じるならば【愛】(16)


※はい、というわけで新スレだ! とうとう十スレを超えちゃったよ……ローマ数字だと、十一以降は文字並べないといけないのが難点

※これからキャラメイクー、と行きたいですけどちょっと休憩で。

※再開は19:30頃。作っている間に飯抜けするかもしれないんで、ご了承ください

※では、一旦休憩!


※再開の時間だぁぁぁぁぁああキャラメイクするぞぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!


※よっしゃああああああああ! 万歳! 万歳っ!! おぉォオ、万歳ぁぁぁあいっ!!



 ――声が聞こえる。頭の中に、誰かの声が聞こえてくる。

『初めまして、と言っておこうかしら? これから幾つか質問するから、答えて頂戴』

 何を? と問をかけたくても口が動かない。

 否、動かしたくてもソレ自体がないのだ。

 故に、何もすることが出来ない。感じない。

『頭の中で答える感じで大丈夫よ。今のあなたは何もないのだから』

 ――こんな感じ?

『そう、それでいい。……では、聞きましょう』

『貴方の性別は?』

↓2から6までで一番二桁コンマが一番高い数値を採用


>>26 選択:男 ※これは運命仕組まれてますわ

『……最早何も言わないわ。あなたは男なのね』

 ――なにやら、すまない。

『いいえ、気にする必要なんてないわ。……さて、それではあなたはどういう存在なのか教えて頂けるかしら』

※選択

1:人間(一般的な存在である。能力を持つ持たないなどあるが、基本的に弱者である。外来人の場合完全なる弱者である可能性が高い)

2:妖怪(幻想郷に住まう(やってきた)存在である。様々な種族が存在する。力を持つ者、持たぬ者関係なく人間にとっては天敵)

3:妖精(自然の具現とされる存在。死の概念はない。基本的に力を持たず、頭が弱い。悪戯好きで子供の姿が多い)

4:幽霊(動植物の気質の具現。姿形を自らの意思で変化させることが出来る存在。また、どんなものでもすり抜けることができる)

以上から選択

↓5まででコンマ二桁が一番高い種族を選択

1


※人間! やっと来たぞ、人間が!!

>>43 選択:1 ※人間(一般的な存在である。能力を持つ持たないなどあるが、基本的に弱者である。外来人の場合完全なる弱者である可能性が高い)

――人間だ

『ええ、そうみたいね。でも、あなたは外の人間かもしれないし里の人間なのかもしれない。あなたはどっち?』

――■は

※選択

1:外の人間だ
2:里の人間だ

↓5まででコンマ二桁が一番高い選択を採用

外来


>>58 選択:1 外来人

『あなたは外の人間ね。神隠しにあったか、それとも自らの意思でやって来たのか』

――わからない。……なぁ、■はどうすれば良い

『焦らないで、まだ時間はあるわ。……そうね、あなたがここで生きられるくらいの力を持っているかもしれないし、持っていないかもしれない』

――どういうことだ?

『それを、見てあげましょう』

※判定

↓2で身体能力判定

↓4で精神判定

↓5で頭脳判定

↓6で潜在能力判定

※判定

↓で身体能力判定

↓2で精神判定

↓3で頭脳判定

↓4で潜在能力判定


※すまん、ちょっとストップ。間違えて修正前のも書いた。もっかい判定しなおす


※改まして。そして変えたつもりが変えてなかったのもあったのでさっきのは無効に。ホントすいません

※判定

↓2で身体能力判定

↓4で精神判定

↓6で頭脳判定

↓8で潜在能力判定

なにが起こるか……

たあ


※れれれ、冷静になれ。ちょっと俺も予想外の事態で戸惑っている。

※と、とりあえず一旦飯落ちするんで、20:30頃に再開しますわ

※こ、これはワンチャン振りなおしを認めてもいいレベル……。特に、今回からはちょっと仕様が変わるから


※ただいまです

※おーけー、おーけー。これはこれで一回プレイしてみないとわからん。

※よし、仕様変更は安価で決めよう。うん。それも後で出します。

※あと、振り直せるものは一つだけにしよう。何かしら上げられれば、なんとかなるなる

※……潜在能力以外は、修練とかで上げられるから(白目)

身体能力:>>93 コンマ4
精神:>>95 コンマ:4
頭脳:>>97 コンマ:2
潜在能力:>>99 コンマ:1(ファンブル)

※うーん、改めて冷静になって見てみてもひどいものだ


※ここのコンマ神も、試練与える事を覚えたということかな

※さて、では振りなおすかしないかを決めます

※選択

1:身体能力を振り直す
2:精神を振り直す
3:頭脳を振り直す
4:潜在能力を振り直す
5:振り直さない

安価↓4で決定


※スナイパー! これは仕方ないね。あと、心配はわかるけど私が甘いので、ひどい方向へ転んでいかなければなんとかなるなる

※決定案

身体能力:4 普通以下。体が弱い
精神:4 豆腐の精神
頭脳:2 一般よりも頭の出来が悪い
潜在能力:1 そんなものなかった

『……あなたは、一体なんなのかしら』

――その言い方は、やめてください

『いいえ、だけどきっとあなたにだって隠している力がある筈、それを探ってみましょう』

※使える設定出します




※ごめん、頭脳の説明があれだった。こいつ⑨並の馬鹿だ


あなたは馬鹿だ。あらゆる意味で馬鹿だ。
馬鹿故に恥を知らず、馬鹿故に恐れを知らない。
あたいってばさいきょーね!
効果:精神判定に-を受けない

半人
あなたは半人だ。
人間と、何れかの種族とのハーフである。
効果:身体能力判定・戦闘判定に+1

記憶喪失
あなたには記憶がない。
その為自分が何者なのかわからない。
もしも記憶を取り戻せれば、真の自分を顕に出来るだろう。
効果:様々な初回判定に-2 記憶復活で特殊設定追加可能

歪み付き
あなたは歪みを持っている。それはあなたの望む願いの攻撃的な具現である。
使えば使う程その侵食が進み最終的には異形と化してしまうが、より強い力を得られるだろう。
だが、条件をクリアすると……?
効果:戦闘時の判定に+1 特殊パラメータ『汚染度』追加

改造
あなたは自分の体の一部、もしくは全身を改造された、またはしている存在だ。
人間と言うには強く、妖怪と言うには半端な存在である。
効果:行動判定に+1

変身
あなたは特定のアイテムを所持している、そうする術を持っている。
それを使い、変身することができる。
その使い方で、あなたは悪にも正義にもなれるだろう。
効果:戦闘時、あらゆる判定に+補正 他の所持している戦闘スキルの補正無効

ヘタレ
あなたは臆病者である。妖怪などの人外が恐ろしくてたまらない。
故に常に逃げ腰である。だが、逃げる事に関してあなたは得意である。
効果:逃走・回避判定に+1 精神判定に-1

勇者
あなたは大いなる勇気を持つ者だ。
あなたは優しく、どんな恐怖にも立ち向かうことが出来るだろう。
効果:精神判定に+2 悪行と思われる行動が出来ない

○○嫌い
あなたは特定の種族や人種が嫌いだ。故に、その相手への友好など望まない。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に+1 友好判定に-1

○○好き
あなたは特定の種族や人種へと好感を持っている。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う


これ以外でも、本編中に目覚める可能性は大いにある。

選択出来るのは二つまで

『貴方の持つ可能性は、どれかしら?』

一個目、↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

改造


※うおっと、ちょっとタイミング悪かったかな。申し訳ない。

※00は、うちでは100(最大数)扱いでござい

※とりあえず、一個目は本人がずらしてと仰ったので>>177 選択:改造

改造
あなたは自分の体の一部、もしくは全身を改造された、またはしている存在だ。
人間と言うには強く、妖怪と言うには半端な存在である。
効果:行動判定に+1

※これのおかげでマイナスは大体打ち消せる筈

※じゃあ、次行きます

二個目、↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

猫好き


>>197 選択:猫好き ※あ、こいつ本格的に馬鹿ですわ。機械の体を持ってて猫って……

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

※一旦まとめます



名前:
読み:
能力:
種族:人間(外来人)
危険度:
人間友好度:
身体能力:4 普通以下。体が弱いが改造で補っている
精神:4 豆腐の精神
頭脳:2 ⑨と言われても仕方ない。妖精並
潜在能力:1 そんなものなかった
幻想郷縁起
なし


特殊設定

改造
あなたは自分の体の一部、もしくは全身を改造された、またはしている存在だ。
人間と言うには強く、妖怪と言うには半端な存在である。
効果:行動判定に+1

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1


※猫の毛で自爆する未来しか見えない(愕然)


※星ちゃんは……まぁ、セーフなんじゃないかな。こいつ馬鹿だし

※あ、そうだ。今回の奴の改造がどれくらいなのかを判定で決めよう

※判定

1:全身改造
2~:両手両足改造
4:両腕改造
5:両足改造
6:右腕改造
7:左腕改造
8:左足改造
9:右足改造
0・ゾロ目:???

判定直後


※案の定である

>>218 コンマ:0 ※真・改造に変化

真・改造
あなたは脳を残して全身を改造されている。見た目は人間のままだが、中身はオーバーテクノロジーの塊である
人間と言うにはかけ離れ、妖怪と言うには最も縁遠い存在である。
効果:行動判定に+2 戦闘判定に+1

※ああ、こいつあれだ。潜在能力ないわそりゃあ。ぶっちゃけ、もう完成されてるもの。神秘得ればすごいことなるぞ


『なるほど、それはそうね。ええ、そうだわ。あなたはそう。だからこそ、こんな数値だったのね』

――……・わけが、わからない。自分が見えているのに、見えないぞ

『慣れない体で動けばそうなるわよね。……それじゃあ、科学の申し子。あなたの名前を、聞かせてもらおうかしら』

↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用


>>274 命名:片山 刑(かたやま けい)
            カタヤマ ケイ
――名前は、刑だ。片山 刑。

『なるほど、刑、ね。なんだか面白い名前じゃない』

――どういう意味だ?

『ふふ、どうでしょう。それじゃあ、あなたはなんでこんな場所に来てしまったのかしら。それを覚えている限りで、聞かせてもらっても良い?』

――そうだな

↓2~5までで理由、境遇、願いなどあればMIXして設定に使います(あまりにもこれはない、と思ったものは安価↓します)


※こちらでそれっぽく組み込みます

――オレは、そうだ。実験の為に、自分からこの体になった。全てオレが設計し、オレが体現したかった事を、成したんだ。例え異端と罵られようが、それで構わなかった

『それで?』

――だが、気付いたんだ。オレは、最早人間と呼べるべきものではなかったのだ。オレがそう思っても、周りはそれを認めてくれやしない。

『……そうね。あなたのその体は既に、人間と呼ぶには掛け離れている。しかし、妖怪というには見当違い』

――自暴自棄になって、慣れないこの体で研究所を抜け出し、気付けば一匹の猫をひたすらに追いかけていた

『何故猫をひたすらに。馬鹿と天才はなんとやら、というけれど』

――違う、不安だったんだ。あと、猫が好きだったから尚更かもしれん

『そうして、気づいたらここに居た、と』

――教えてくれ。ここはどこだ。そもそもここは現世なのか、それとも死後の世界なのか

『……そうね、言うなればここは幻想の集まる場所。忘れ去られた者達の楽園。そして、行き場のないモノ達の行き着く場所』

――……そうか。行く場のないモノ達が行き着く場所ならば、オレは一人の人間として平穏に暮らせるだろうか

『さあ、それはあなた次第ではあるけれど。……あら、でもそうね』

※ゲームモード選択
1:何時もの幻想郷
2:幻想郷天狗道

↓5


※ごめん、モード名しか書いてなかったので、ちょっと補足と確認

※天狗道を選ぶと、一部を除いて基本的にみんな自分の事しか考えていません

※例えば、誰かの為に動くとして、そんな自分が素晴らしいと、誰かを好きになったとしてその人を好きになった自分は素晴らしいと考えてる人ばっかです

※最初の内はそこまでひどくありませんが、日数・シナリオが進むにつれてどんどんハードになってみんな最後には自分の事しか考えなくなります

※そこで絆を紡いで、天狗道完成回避を目指すモードです

※それでもよろしいですか?


※……ごめんなさい、やっぱなしで。gdgdになる未来が見えたので


※シナリオの一つとして使うくらいに考えて、温めておきます。本当に申し訳ない。

※えっと、言ってる事が二転三転してごめんなさい。普段通りにやっていきます。


『あなたが、ちゃんと生き抜けられるなら、の話だけれど』

――おい、なんだ。急に、意識が

『目覚めなさい、片山 刑。そして、あなたの願い、望みを掴み、忘れられない絆を貴方が育む事を祈っているわ』

――待て、オレはまだ聞きたいことが

―――――

――――

―――

――



-


※科学の最先端のその先を行くオーバーテクノロジーの塊なので、能力はちょっとお預けでお願いします



 神童と持て囃されたのは、何歳の頃からだったか。

 子供の頃の記憶は、よく覚えていない。

 物心付いた時から、オレは施設に居た、と思う。

 真っ白な世界。真っ白な壁。真っ白な床。全てが白に支配された箱庭で、顔も思い出せない誰かと会話していた気がする。

 それはもしかしたら、母親だったのかもしれない。

 それはもしかしたら、父親だったのかもしれない。

 ただ、出された問題を解いていくだけの日々。

 そして気付けばオレは歳を重ね、オレの部屋の中で、何かを考えて論文に起こし、実行しては怒られた。

 その頃からだろう、オレを見る周囲の目がおかしくなったのは。

 何故オレの考えている事が理解出来ない。当時のオレはそう思っていたし、今もそう思っている。

 実際に検証結果を出しているのに。実際に実績をあげているのに。

 オレの研究は悉く封印指定され、禁忌として闇に葬られた。

 何が駄目だったのかもわからない。何がいけなかったのかもわからない。

 ただオレは――




※内容安価

※どこで目を覚ました?

↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用

チルノと湖


※キャラ指定は……一応許可とは書いてないので出発点を霧の湖にするだけにさせていただきます

>>306 指定:霧の湖

一日目

 ―霧の湖(昼)―

刑「……変な夢と、懐かしい夢を見たものだ」

 パッチリと目を覚まして、オレは未だぼやける視界を正そうと目を擦ろうとする。

 しかし、すぐに目が緑色に染まり、補正完了という字が画面の端に浮かび上がった。

刑(そう言えば)

 逃げ出して、猫追いかけて、気を失ったんだっけか。

 我ながら傑作だ。自分を自分で改造し、あの耄碌で頭の硬い先人どもにわからせてやろうと思ったのがこの様だ。

 頭がまだ働いていないのだろう、脳だけは生身だからな。ここは一旦深呼吸をして、

刑「……なんだ、こりゃあ」

 思わず絶句した。いかんいかん、オレは未だ夢の中にトリップしている様だ。

 オレはまず、何処にいた? コンクリートジャングルだ。こんな広大な湖のある場所じゃない。

刑「って言ってもな」

 目が覚めている以上、そしてこの体である以上、そんな幻覚なんて見る筈がない。

 オレの設計にはミスなんてないし、オレの記憶にも失敗の文字はない。

刑「という事は」

 これは、あれか。非科学過ぎて認めたくないし、拒絶反応が出そうな気がするけれど。

刑「神隠しってやつにあっちまったのかな」

 額を右手で覆って、オレは深くため息を吐いた。

 なぜか知らないけれど、それがすんなりと心に落ち着いたのが、妙にムカついた。

 


                  幻想に走り給う

                    第五幕

                   片山  刑

                  開      幕


※現在公開可能な情報

名前:片山 刑
読み:かたやま けい
能力:
種族:人間(外来人)
危険度:???
人間友好度:???
身体能力:4 全身改造の弊害。機械の体に慣れていないようだ
精神:4 何かトラウマでも持っているのかもしれない
頭脳:2 理解されないが故に、馬鹿みたいに見える
潜在能力:1 既に完成されているので、打ち止め
幻想郷縁起
なし


特殊設定

真・改造
あなたは脳を残して全身を改造している。見た目は人間のままだが、中身はオーバーテクノロジーの塊である。
人間と言うにはかけ離れ、妖怪と言うには最も縁遠い存在である。
効果:行動判定に+2 戦闘判定に+1

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

ロックマンXのようになる可能性が微レ存?


>>330 ※Xとはちょっと違う感じですね。元々は人間です。生体パーツは液体に浮かぶ脳しかありませんが



 とりあえずだ。とりあえず、今の状況をまとめてみよう。

 ここは携帯の電波も衛生通信も届かない僻地。向こう岸に見えるのは、紅い洋館。地図を照会してみたが、そもそもそういう場所がない。

 携帯の電波はまだ良い。しかし、衛生通信の通信が届かないなんて事はあるのだろうか。

 あの空が実は偽物で、本当はこの中がドーム状の建物だとか?

 電波を遮断する様な特殊な何かがこの空を覆ってるとか?

 実は巨大な窖の中だったり、別の惑星だったり、そもそも異世界だったりとか?

刑「三流映画もいい加減にしろよ、畜生!!」

 最新鋭のスマートフォンを地面に叩きつける。

 って、やばい! これが壊れたら暇つぶしの道具がなくなる!!

刑「……さすがはオレが耐ショック耐電耐水防塵加工したフレームだ。何ともないぜ」

 ふふ、自分の才能が、この灰色の脳を自画自賛して……

刑「じゃなくてだな!」

 現実逃避しても仕方ない! 今はこの場所がどんな所で、どんな世界で、どんな生き物や不思議が待っているのかを……

刑(あれ、そう考えるとラッキーじゃね?)

 うん、非科学的な事を肯定する気はないけれど、これがもしも所謂神隠し――もしくは、召喚だったとしよう。

 それはそれで頭の悪い話だが、それはさておいてだ。

 オレは目にしたものを否定する様な頭の硬い輩ではない。

 もしもそういう世界であり、万が一そういうものが居たとしよう。

刑「……面白い」

 せっかく逃げ出したんだ。帰る場所なんて何処にもない。だったらここでゆっくりスローライフなりを楽しむのもありかもしれない。

 さて、そうと決まればフィールドワークか。この体にも慣れないと、さすがに何かあった時不便だしな。

 何か探すか、歩き回ってみるか。

※選択

1:適当にぶらついてみる(遭遇判定あり)
2:この周辺を歩いてみる(遭遇判定あり)
3:あの紅い館に行って誰かいないか訪ねてみるか
4:その他(内容明記)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


>>334 選択:2



 体を慣らす、動作に慣れる、というのはとても大切なことだ。

 いきなりどこか遠くへ行ってみても、もし何かがあった時困る。

刑(とは言え)

 基本的に体を動かす事をして来なかった人生だ。

 ……寧ろ、よく逃げ出せたな、オレ。

 プログラミングは間違ってはいないだろうけど、無理な動きが出来ない様にリミッターは掛けてある。

 この体が壊れた瞬間、オレの人生はおしゃかだ。この頭の中の脳が潰されてもアウト。

 心臓はもう無いし、酸素とブドウ糖の供給さえ脳に出来れば問題はない、筈だ。

刑「……いや、問題あったわ」

 食べ物だ。もしもこの場所が未開の地だろうと何か食べられるものはあるだろう。

 毒素は聞かないし、耐蝕もこの身体にはちゃんとしてしてある。

 そもそも、人工筋肉も人工皮膚もナノマシンで自動修復する機能さえある。

……が、それは良い。もしもオレの知っている食べ物がなかった場合、未知の食物を経口摂取しなければならない。

 それがもし、この体を脅かすものだったら?

……ありえる。そもそもここが地球なのかすらも怪しいのだ。空気中に含まれる元素が99%合致していようと、ここは未知の場所。

刑「いきなり不安になってきた……」

 やべえ、泣きそうだ。出るのは眼球レンズの修復液だけど。

※判定

5以上で誰かと会う(霧の湖に居そうなキャラ限定)

判定直後


※そして、頭が良すぎて悪く見えるという事を私がちゃんと使いきれるかという問題が浮上

>>343 コンマ:6 成功

※更に登場安価(霧の湖に居そうなキャラ限定)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

ルナサ


>>350

 歩いていると聞こえてきたのは……これは、ヴァイオリンか?
 
 音波照合、方角指定、距離計算――向こうか。

 音色がする方へと、オレは徐々に向かっていく。

 すると、なんだか気分がどんどんと暗くなっていく。

 なんだこれは、なんなんだこの悲しい音色は。

刑(脳波測定。なんだこりゃあ、欝病一歩手前まで来てるじゃないか)

 ヤバイ、と思ったオレは即座にその音だけを遮断することにした。

 フィルターを掛けて、脳に作用する波長だけを切り取る。

 そうすることで、あの悲しげな音楽は聞こえなくなったが他の音はちゃんと拾えるという所謂嫌な音を聞かずに生活するという――

「……何してるの」

刑「……いえ、なにもしていません」

「……ここらじゃ、見ない格好だね」

刑「はい。あなたも大変めずらしい姿をしていますね」

 思考を中断して、思わず敬語になってしまった。

 いや、いやいやいや。ここがもしも異世界だったとしたら、とか。

 そういう頭の悪い事は確かに考えたけれども!!

 なんだこれは! 一体どうすればいいのだ!!

 視界に写し込んだレーダーにまったく反応せず、音だけを頼りに来てみれば。

 目の前にいきなり金髪ショートボブの少女が現れて、しかも未だ反応はなく音は鳴り続けている!

 更に言えば、その音の発生源もここだって出てるし、更に更に、ヴァイオリン宙浮いてるよこれ。

刑「……もうやだ、帰りたい」

 帰る場所なんて何処にもないけれど。あー、もうひっそりと暮らさせてください。脳死するまで土いじりするんで。

「……あなた、外来人?」

刑「なんですかその外来人って」

「……やっぱりその反応、そうなんだ」

 しかし、この少女は一体何者なのだろうか。

 普通に会話してしまっているが、サーモグラフにも金属探知にも、ましてや生体反応さえ感じ……

 はは、いや、そんな馬鹿なことがあるか。うん、多分初期不良品を掴まされたんだ。違いない。

※判定

ルナサ・プリズムリバー
1程無関心 9程放っておけない

判定直後

放っておけねぇー


>>357 コンマ:4

※ルナサ・プリズムリバー:変な人間【無関心】を入手しました

ルナサ「私はルナサ・プリズムリバー。……そうね、忠告だけしてあげる」

 そう言って、彼女――ルナサはオレから目を逸らして呟く。

ルナサ「ここは幻想郷。あなたたちの常識が通用しない場所。そして、普通の人間にとって、何よりも危険な場所」

刑「おい、それってどういう――」

 彼女の、曰く忠告を聞いてオレはその意味がよく分からず、更に尋ねようとする。

 しかし、そんなオレが言葉を途中で止めてしまうほどの出来事が目の前で起こった。

 彼女の体が、透けていくのだ。

ルナサ「死にたくなかったら、人里か博麗神社に行くことをおすすめする。……忠告したからね」

刑「……マジかよ」

 そう言って、彼女の体は完全んい透明なものへとなって自然へと消えていった。

 幽霊――いや、ヴァイオリンが浮かんでたから、所謂ポルターガイストってやつか?

 それが、あの女の子で。

 目の前で、オレに忠告をして、去って行ったと。

刑「……なんだよここ」

 幽霊と普通に会話しちゃったぞ。つーか、なんてオカルトチックな出会いだ畜生。

 なんなんだよ、幻想郷って。なんなんだよ、常識が通用しない場所って。

 ある意味常識の外に居るオレが、なんでこんな驚かされてんだよ。

 そりゃあ、生体反応も何も引っかからねえよな。だって幽霊だしよ。

……やべえ、となるとここいらにもたくさんいるんじゃねぇか?

 でも、さっき忠告してくれたしな。人里って事は、人間の居る場所があるってのか?

 んで、その博麗神社って場所。神社って事は、お祓いでもしてくれるのか?

……ああ、なんだよこれ。なんなんだよ、この状況!!

 せっかく逃げて来たのに、なんだよ。いきなり迷い込んじまったのは地獄だったってか?

 笑えないだろ。そんなのよ……。

※ルナサと出会いました


 ―霧の湖(昼2)―

 常識がここに通用しない。それを痛感はさせられた。

 普通に幽霊と喋ったし、望遠モードにした視界で羽の生えた子供が遊んでるのを木の上からも観察出来たからだ。

 妖精、って奴だろう。イギリス人が見たら、発狂しそうだ。

刑(しっかし)

 手持ちにあるのはソーラー充電器、スマートフォン、ライター、十手ナイフ。

 こんなんで、どうやっても生活なんか出来る気がしない。

 いち早くその博麗神社って場所を探すか、人里に行けば良いのか?

 同じ人間――まぁ、オレの素性を知ったらどう思うかはわからんが――の居る場所があるっては、あの話を信じるなら確かだけどよ。

 どうするかな。正直、この場に居続けても仕方ない気がする。

※選択

1:適当にぶらついてみる(遭遇判定あり)
2:この周辺を歩いてみる(遭遇判定あり)
3:あの紅い館に行って誰かいないか訪ねてみるか
4:人里を探しに動こう。レーダーを使えばなんとかなる筈だ(判定あり)
5:博麗神社って所を探そう。神社って言うんだ、それっぽい場所に有るはずだ(判定あり)
6:その他(内容明記)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

6さるの見参!


>>365 選択:6 チルノ見参



 とりあえず、動こう。そう思って、木からズルズルと降りたその時、

「ちょっと待って、大ちゃん。置いてかないでよ!」

大妖精「あ、えっ!? ごめんね、チルノちゃん!」

チルノ「くっそう。このあたいが普通にずっこけるなんてぇ……」

 遠くから聞こえて来たのは、そんな会話だった。

 声色的に、幼い少女の二人組だろう。

刑「……驚いたな。妖精も喋れるのか」

 背中に大きな羽を持つエメラルドの少女と、氷の羽を持つ青い少女。

 いや、こんな事に驚いていたら日が暮れそうだ。さっきも幽霊に忠告されただろう。ここでは常識が通用しないと。

刑(どうするか、言語はどうやら日本語と大差がないようだ。コミュニケーションは取ろうと思えば、あるいは)

 しかし、姿形は少女とは言え伝承に現れる様な超常の存在だ。

 下手に刺激してしまえば、何があるかわかったものじゃない。

※選択

1:ここは慎重になろう。接触は早計だ
2:虎穴に入らずんば虎子を得ず。ここはコミュニケーションを取るべきだ
3:その他(内容明記)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2

あまりにも機械的すぎるとなんかいやだな…
早苗さんとかむっちゃ食い付きそうなキャラだな
空も飛べる?


>>376 ※見た目はまんま人間、肌を剥がせば機械。そういう人。ヘルシングの少佐みたいな。ただ、デブじゃない

>>372 選択:2

刑(虎穴に入らずんば虎子を得ず。ここはコミュニケーションを取るべきだ)

 もしも話せる相手だった場合、こちらに有益な情報を手に入れる事が出来る可能性がある。

 今オレが欲しいのは、間違いなく情報だ。情報はなによりも価値がある。それを見落とす者は、ただの愚か者だ。

 ただ、これは賭けだ。リスクが伴う。

 いや、行こう。オレはとりあえず、彼女達に接触を試みた。

 未開の地に踏み込んだ研究員が、原住民と出会った時の気持ちってこんななのだろうか。

 心臓がないはずなのに、胸が緊張で高鳴っている様な錯覚を覚える。

刑「こ、こんにちは」

チルノ「……あんた誰?」

 結構ムカついたけど、我慢だ。

大妖精「ちょっとチルノちゃん! 知らない人にそんな態度したら悪いよ!」

 どうやらこっちのエメラルドの女の子の方は話が分かるようだ。

刑「オレは片山 刑って言うんだ。その、外来人ってやつらしいんだけど――」

 とりあえずオレは、この子達に今オレが陥っている状況を新しく仕入れた情報とを織り交ぜて話してみた。

※判定

チルノ
1程つまらなさそう 9程あんたすっげえな! 0・ゾロ目で???

判定↓1

大妖精
1程よくわかってない 9程放っておけない 0・ゾロ目で???

判定↓2

んん

※妖精には加護がまだ付いているようだ。子供に癒される刑さんの図
>>379 コンマ:9
※チルノ:あんたがすげーやつだってことはわかったわ!【憧】を入手しました
>>380 コンマ:66(ゾロ目)
※大妖精:大変でしたね、でももう大丈夫ですよ!【親切】を入手しました


刑「……というわけで、オレは一刻も早く情報を集めたいんだ。ついでに、安全が欲しい」

 オレ自身の、この体やここに来る経緯の事は伏せて説明する。

 出来れば元の世界に帰りたくはない。あそこにはもう、居場所がない。

 元より煙たがられていたくらいだ、きっと居なくなって老人どもは清々しているくらいだろう。

 しかし、オレはこんな体になっても人間だ。まだこの体に慣れていないし、あんな超常の奴らに襲われたら死んでしまう。

 理解出来ないものを理解する為にも、俺には時間と場所が必要なのだ。

チルノ「……うーん、よくわからないけど、あんたがすっげぇってのはなんとなくわかった。そんなすげえやつが、このあたいに頼んでくるなんていい目をしてるじゃないか!!」

大妖精「いえ、それよりも騒霊さんと会ってよく無事でしたね」

 青い方――チルノという少女は本当によくわかっていないのだろう。ただ、その得意気なドヤ顔は頂けないしたまたまだ。

 一方で、エメラルドの少女――大妖精は本気でオレの事を心配してくれているのか、その可愛らしい表情が何とも荒んだ心を癒してくれる。

 ああ、良いなぁ。オレにも妹が居ればこんな子が良いなぁ。

チルノ「ふふーん、このあたいが居ればもう安心よ! 幽霊なんて怖くないもの!!」

 それはいかん。フラグや。

大妖精「大丈夫ですよ、チルノちゃんだって強いですから。……そう言えば、人間の里か博麗神社でしたっけ。ご案内するなら、どっちがいいでしょうか」

刑「案内って……」

 いやいやいや、別にそこまでしてもらおうとは思っていなかったのにまさかの申し出だ。

 しかし、彼女達も妖精と言う名の超常の中にいる存在。

大妖精「外来人の方って、よく食べられたり襲われたり攫われたり餌にされたりその死体が森の中で発見されたりするんです」

刑「……わかった。想像したくないからその先は言わないでくれ」

 食べられたり襲われたりって、ここには食人鬼かなにかでもいるのか!

大妖精「あ、その原因は基本的に妖怪のせいなんですけど……」

刑「妖怪。今度は妖怪と来たか……」

 本当にここは、異世界の様だ。言語が通じるという奇跡に感謝しつつ、オレは心に募る不安でため息を吐く。

チルノ「他にも神さんとか、人魚とか、空飛ぶ人間とか、魔女とか、吸血鬼もいるわよ! ま、さいきょーのあたいに掛かればちょちょいのちょいさーだけど!」

 神って。人魚って。空飛ぶ人間とか魔女とか吸血鬼って。

 全部、幻想の中にしか存在しない様なもんじゃないか。

 何なんだここは、だから幻想の郷って? 洒落が効いてるじゃねぇかよ、笑えない。

刑「……あー、なんだ。人間の里ってのは、広いのか?」

大妖精「はい、そこそこおっきいです。あと、妖怪とかの研究をされてる方もいらっしゃったかと」

 そ れ だ。

刑「おっけー大妖精ちゃん。オレをその場所に連れていってくれ」

 研究している場所があるっていうのなら、話は別だ。その神社なんて知ったことじゃない。

 せっかくだから超常現象の研究してやろうじゃないか、ここがそういう世界なら、それがオレの出来ることだろう。

刑「となると、研究材料の収集に必要なケースや試験管はどうにか用意するとして。あとはデータをまとめるプログラムはオレ自身で代用するだろう。この世界の技術がどれくらいのものかは正直見てみなければわからないが紙とペンとがあれば研究は効率抜きなら出来るし元々オレはそうしている方が向いてるし、ということは協力者が必要になるから……」

 それからオレは、チルノからフライングクロスチョップ(ガチの飛空からの)をくらって漸く正気に戻り、大妖精ちゃんの案内で人里へと向かったのだった。

※チルノと大妖精に出会いました
※人里に刑が案内されました


※教授? 出そうと思えば出せるんじゃないかな。旧作もある程度なら出しますよ。ただ、キャラが曖昧なのでこういう口調、性格っていうのを随時ツッコミしてくれると助かります。しかし、靈夢、魔梨沙。お前らはダメだ

 ―人間の里(夕方)―

 というわけで、大妖精ちゃん達のおかげでやって来れたよ人間の里。

 本当に、日本に近い景観だな。明治初期――いや、江戸末期くらいか。木造の建物が立ち並んで、茶屋とか呉服屋の中に西洋風の建物もちらほらと見える。

刑「さて、少し散策だ」

 文字も、まるっきり日本語だった。ここの人間たちも、オレの知る人間って生き物とまったく同じだ。

 喋ってる言葉も、仕草も、客寄せの声も、何から何まで慣れ親しんだものだ。

刑(異世界、って思ってたけど実は違うのか……?)

 しかし、こんな人里にもちらほらと妖怪らしき存在やチルノたちの様な妖精の姿が見える。

 それが、違和感。それが、オレの考えをかき混ぜる。

 料金を見ると、本当に明治やそこらで使われてただろうもの通貨が書かれているし、物々交換も可能な様だ。

 何か作って売ってみるかねぇ、と。そんな楽観的な考えをしながら歩いていると――

※誰と出会った?

1:阿求
2:慧音
3:霊夢
4:その他(内容明記)

※人里に居そうなキャラで、最初に書きましたが旧作もあり

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

緑巫女


※はーい、最初のイベントやっちまうよー(歓喜)

※嫁が来て喜びの舞を踊る>>1の図




>>393 選択:4 早苗 コンマ:88(ゾロ目)

刑「……あん?」

 なんだかよくわからない、なんだか言い表せない、なんだかよくわからない感覚がオレを襲う。

 オレの体は、その全てが生身と変わらない。中身は機械だが、脳に送る情報の伝達は完璧だ。

 だから、そう。これが何かおかしな感覚だってのは、わかる。

 目の前に現れて、ぶつかりそうになったこの女の子。

 慌てて転びかけるのをなんとか回避出来たものの、なんだ。

 なんだろうか、この変な感覚は。

「え、あの、すいません! 全然気が付かなくて!」

刑「あ、ああ。なんだ、オレも怪我しなかったから、大丈夫だ。気にしなくて良い」

 慌てて謝る緑色の髪に、蛙の髪飾りを付けた少女。サイドの長い部分には、髪を纏める様な、巻きついている様な蛇の装飾をつけている。

 巫女服で、それでいて、なんだかここの雰囲気に似つかわしくない。

 雰囲気が、オレのよく知るものに似ている気がした。

※判定

東風谷 早苗
1程すたこらさっさ 9程心配 0・ゾロ目で???

イベント発生中:+1

判定直後

おらぁ!


>>403 コンマ:8+1=9

※東風谷 早苗:何かあったら、守矢神社に来てください!【知り合い】を入手しました

「あれ……? あなたもしかして、外来人の方ですか?」

刑「……あ、ああ。そうだな。今日、気が付いたら湖に居た」

「本当ですか!? よく無事にここまで来れましたね。あ、もしかしてかなり運が良い方だとか?」

刑「いや、どちらかと言えば悪運だと思うぞ。……何だかんだで、てんやわんやしてたからな」

 話の種が花開けば、スムーズに会話が進んでいく。

 ここの住人らしくない、と言えば良いのだろうか。確かに巫女服で、合っていないわけではないのだが。

 だからこそ、話易いというか。会話の相手が、正真正銘の人間だからだろうか?

早苗「あ、せっかくですので自己紹介させていただきますね。私の名前は東風谷 早苗と言います。守矢神社で、風祝りをさせていただいています」

刑「……ん、この地には神社が二つもあるのか」

 里に案内されている間に、まったく違う方向に博麗神社があるとは聞いていたが。

早苗「ええ、まぁ、私たちの方が新参なんですけど、色々とお世話になったり信仰集めたりさせてもらっています」

刑「……新参、とは?」

早苗「えっと、ですね。……あー、一般の方からすると多分受け入れ難いと思うというか、常識に囚われずにお聞きしていただけると嬉しいんですが」

刑「……ここが常識が通用しない場所なのは、百も承知だよ」

 というか、幽霊や妖怪や妖精が普通に居る時点で、オレの常識は粉々に砕かれてますって。

早苗「では。……ここが日本だって言ったら、驚きます?」

刑「……あー、うん。そうね」

 その言葉が、彼女の発したそれが決定打となった。

 なるほどな。ここが日本ね。ここが日本って。

刑「んなわけあるかぁっ!!」

 ここが日本だって? 妖怪や幽霊や妖精が普通に居座ってる場所があってたまるか!!

早苗「だから常識に囚われない様にって言ったじゃないですか~!」

刑「それとこれとは話が別でしょうが! 日本? ここが日本!? 確かに、歴史や写真でみる過去の日本の……って」

 なんだ。その口ぶりからすると、早苗さん、あんた。

刑「あんた、日本人?」

早苗「はい! 現代生まれ現代育ち! 携帯だって思い出の品として持ってる元女子高生ですよ!」

 あー、なるほど。違和感の正体がやっとわかったわ。

刑「……なるほどねぇ。あんたが居るってんなら、確かにここは日本で、知らない場所で、幻想郷だわ」

早苗「……なにを言ってるんですか?」

刑「いや、実感が急に湧いたってだけだよ」

 



 彼女は、オレと似た様な境遇なのだろう。

 元女子高生だって事は、通っているうちにここに来ちまった口なのか。

刑「……にしても」

 ここが日本かぁ。異世界だとか別の惑星の方がまだすんなりいけたって。

 でも、彼女がそう言っているって事は嘘ではないだろう。一応質問してみるか。

刑「はい、質問です。これはなんでしょう」

早苗「スマホですね。見たことない型ですが」

 はいかくてーい。これかくてーい。こんなもん何処にでも似たようにあってたまるかって話だ。

刑「……はぁ。早苗さんや」

早苗「呼び捨てで良いですよ。えっと」

刑「刑だ。片山 刑。歳も近そうだし、好きに呼んでくれ」

早苗「では、刑さん。……何か困ったことがあれば、守矢神社に来てください。ここで会えたのも何かの縁です」

刑「そうね。多分しばらく、ここで厄介になるから困った時はそうさせてもらうとするさ」

 そう。オレには元の場所に帰る気なんてさらさらない。だから、まぁ、その内世話になることもあるだろう。

 今絶賛困ってるっちゃ、困ってるんだがね。

 まぁ、良いさ。

※判定

7以上で――

判定直後


>>408 コンマ:3 ※特に何もない

早苗「ではでは、お待ちしてます!」

 そう言ってから、彼女は空を飛んで行く。

 空を、飛んでいく。

刑「……今日の宿、どうすっかな」

 つくづく、この幻想郷ってやつは、オレの常識をぶち壊してくれるみたいだ。

※東風谷 早苗と出会いました




※というわけで、さすがに疲れたので今日はこれで終わりです

※リンガー君のエピローグから刑さんの夕方まで。キャラメイクで波乱が起きて、頭脳の設定が上手く使えなさそう(白目)

※き、きっと研究とかそういう話になるとぶっ飛ぶんだよね!(震え声)

※今日の夜は夜勤なので更新はお休みさせていただきます。明日の夜に出来ればやろうかと

※では、長々と続きましたが五代目です。頑張って行きますので、今後もお付き合いいただければ。

※お疲れ様です


※色々と構想が捗っているようで見ていて楽しいです。ネタも拾えて良いよね(にっこり)

※刑の場合は弾幕ごっこは出来るのかな。そこもまた今後の展開次第ですかね

※あ、それと刑はノリが軽いです。「そうだ、京都へ行こう」の思いつきで行動するくらい軽いと思ってください

※遅れましたが、再開します。


 ―人間の里(夜)―

 すっかりと日が沈んだ頃、オレは大妖精ちゃんの言っていた屋敷を探しながら途方に暮れていた。

 ここが日本――年代的には江戸末期から明治初期くらいの――だって事はわかったが、どうも不便でならない。

 体力の心配をする必要はないが、たまにこけそうになって自動姿勢制御して変なポーズになったりとか、慣れない体が恨めしくなる。

 まぁ、それも動かして行けば解決するだろうけれど。

刑「……電気って偉大だったんだな」

 街灯というものが存在しない、月明かりとスマホのライトを頼りに歩くオレは、声を震わせた。

 日本とは言え見知らぬ土地、見知らぬ輩、見知らぬ人外がいる場所だ。

 警戒もするし怖がりもする。

 皆家に帰っているのか人通りなんてほとんどない。

刑「……えっと、方角は、方角は」

 そんなこんなでオレは絶賛迷子だった。

※選択安価

1:無事屋敷に到着
2:イベント発生(最安価)
3:その他(内容明記)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


>>437 選択:2 ※イベント発生

※最安価(何があった? もしくは誰と会った?)

※人間の里で起こりそう、もしくは居そうなキャラ限定

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


AQNと遭遇


>>444 指定:阿求

「こんな時間にお一人で出歩かれますと、危ないですよ」

 そうしてフラフラと歩いていれば、不意に忠告の声を掛けられる。

刑「……お嬢ちゃんこそ、夜の一人歩きは関心しないけどな」

「あら、それもそうですね」

 声を掛けて来た主は、着物を来たおかっぱ頭の少女だった。

 見た目で歳を考えるに、チルノや大妖精ちゃんと同じくらいだろう。背丈も似ている。

「こんばんは、人里で見掛けない方。ここは人間の里、もしも知らなくば色々とお節介をお焼き致しましょうか」

刑「ああ、良いよ。だいたい把握してるから。ここがどんな所かもな」

「あら、それは失敬。もう誰かとお会いになられたのですね。……それはとても運が良い。運が悪くば、死んでしまっていたことでしょう」

刑「おいおい、随分と物騒な事を飄々と言ってくれるじゃないか」

「事実ですから」

 にっこりと笑って、少女は言い放つ。

 なんだろうか、この見た目に似つかわしくない落ち着いた雰囲気は。まるで、年上の女性と話している気分になる。

 そういう年頃なのだろうか。最近の小学生の高学年は中学生と大差ないからなぁ。

 いや、そういう歳に見えるってわけでもないけれど。

※判定

阿求の第一印象
1程良くない 9程興味の対象 0・ゾロ目:???

補正
外来人:+1

判定直後

そいやぁっ!!


※補正でゾロ目になってもバーストはしませんぜ……

>>447 コンマ:8+1=9

※稗田 阿求:少し変わった方ですが、賓客として招き入れたいですね【興味】

「……あなた、どこか体に不自由でも?」

刑「は?」

「いえ、動きが少々悪い様に見えたもので。もしも違うのでしたら、申し訳ありません」

刑(……あっぶねぇ。無駄に取り乱す所だった)

 一瞬、見抜かれたのかと身構えそうになったがどうやら違うらしい。

 それはそうだ、このオレが設計し作り上げたこの体は、開いて見せない限り本物と見分けが付かないだろう。

刑「いや、謝らなくても良い。ただ、少し疲れているんだ。ここに来て、休む間もなくてな」

 嘘は言っていない。体に不慣れなせいでそう見えるならそれで構わない。だって事実だし。

阿求「なるほど、それは確かに。……あ、自己紹介が遅れました。私の名前は稗田 阿求。この人里で幻想郷に住まう者達を書に書き留めている者です」

刑「オレの名前は、片山 刑……あ?」

 今、この子――阿求ちゃんは、なんて言った?

阿求「片山 刑阿さんですね」

刑「違う、阿はいらない。……じゃなくて、書に書き留めているって?」

阿求「そうでしたか、失礼致しました。そしてその質問に答えるならば、幻想郷縁起という、私が見聞しました方々をまとめた書の編纂と執筆をしいると思っていただいて結構です」

 編纂って事は、この子が大妖精ちゃんの言ってた研究している場所の主、ってことになるのか?

阿求「外の世界の事も聞きたいですし、どうやら書に興味があるご様子。どうですか? 今夜は我が家に……」

刑「行く、超行く今すぐ行くっていうか元々君に会いに来た様なもんだし外の世界の話とかべらべら喋っちゃうからさあその家まで案内してください!!」

阿求「えっと……」

刑「ここに突っ立ってる時間も勿体ない! そして勿体ない! 即答即決即行動! 研究とは時間の消費に比例して積み重ねられるものだって知ってましたか!?」

 オレには殆ど必要ないけど。

阿求「あ、はい。それじゃあ、案内しますね」

刑「キタコレ!!」

 よしよし、これで寝床とここに住む者達の情報とか仕入れることが出来そうだ。

 研究出来る場所があるならオレのやれる事の幅も大きくなる。

 ははは、天はオレに味方してくれている様だ。

刑「ふふふふふ、はははははははは!!」

「うるせぇ! 静かにしやがれ!!」

刑「あ、はい」

 どうやら、テンションが上がって素が出てしまった様だ。ふむ、少し自重しよう。

※阿求と出会いました

※稗田家に案内されました


※現在公開可能な情報

名前:片山 刑
読み:かたやま けい
能力:
種族:人間(外来人)
危険度:???
人間友好度:???
身体能力:4 全身改造の弊害。機械の体に慣れていないようだ
精神:4 何かトラウマでも持っているのかもしれない
頭脳:2 理解されないが故に、馬鹿みたいに見える
潜在能力:1 既に完成されているので、打ち止め
幻想郷縁起
なし


現在行ける場所
1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:守矢神社に行ってみるか
4:その他(内容明記)

特殊設定

真・改造
あなたは脳を残して全身を改造している。見た目は人間のままだが、中身はオーバーテクノロジーの塊である。
人間と言うにはかけ離れ、妖怪と言うには最も縁遠い存在である。
効果:行動判定に+2 戦闘判定に+1

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

相関図
『人間の里』
稗田 阿求:少し変わった方ですが、賓客として招き入れたいですね【興味】
『冥界』
ルナサ・プリズムリバー:変な人間【無関心】
『妖精』
チルノ:あんたがすげーやつだってことはわかったわ!【憧】
大妖精:大変でしたね、でももう大丈夫ですよ!【親切】
『守矢神社』
東風谷 早苗:何かあったら、守矢神社に来てください!【知り合い】


※コンマ一桁判定

※刑はどれくらい自分(外の世界)について話したか

1程基本以外喋らなかった 9程喋りに喋りまくった 0・ゾロ目で話せる事を話した上で体の事もうっかり話した

補正
頭脳【2】:+2

判定↓

※阿求がどれくらい把握出来たか

1程知っていて取るに足らないと判断した 9程興味津々に書き留めた 0・ゾロ目で???

一度見た物を忘れない程度の能力:+3

判定↓2

へい


>>460 コンマ:55(ゾロ目) ※うっかり話しちゃった☆彡

>>461 コンマ:7+3=10(擬似クリティカル) ※……なるほど

※おい、頭脳【2】が光り輝いてるぞ


 二日目

 ―人間の里・稗田家(朝)―

 睡眠、というのは人間ならば誰しもが必要とする行動である。

 三大欲求の一つとして数えられる程のものであり、それがどれほど重要なのかを誰もが知る所であろう。

 睡眠は脳を休ませ、後の活性化を促す。

 故に、昨夜の失態は間違いなく寝不足のせいであり――

刑「……失敗した」

 うっかりと、体の事についてまで彼女に全てを話したのもそのせいなのだ。

 オレは人間だ。ただ、この体を構成する人間たらしめる成分が、この頭部の中の超強化ガラスの中にある液体に浮かぶ脳髄だけという話で。

 未来を考えたオレが取った行動の末に、こうなっただけなのだ。

 だけど、自分でこうした事を理解出来る様な輩なんて存在しない。

 研究所の老害どもはこれを否定した。研究所の比較的若い者達も、困惑していた。

 脳だけが生身の人間など、人類には早すぎると、ただそれだけを言われて。

刑「あー、もうどうするかなぁ」

 言った事は取り返しがつかない。もう既に機械の部分もノリで見せてしまった。

 恐るべし、深夜テンション。向こうが覚えて居なければ良いんだが……

 それとは別に、その幻想郷縁起と言うまとめられた書物も読ませてもらった。

 他にも研究途中の書物も多いらしい。細胞とかを見たいと思ったが、それを見るものが存在しないそうだ。

刑「とりあえず」

 未だ慣れない機械の体を動かして、立ち上がる。

 朝は何をしようか。

選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:守矢神社に行ってみるか
4:阿求と話そうか
5:その他(内容明記)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

※そろそろいい時間なので今日はここまで。明日も夜に出来ると思います。
※まさかこんなに早く自爆するとは思わなんだ。とりあえず、お疲れさまでした。次回は安価の続きから

4
おつ


※わざとじゃないなら仕方なし。これから気を付けて頂ければ問題もありません。みんな仲良く、安価スレ

※再開します。>>472 選択:4から




阿求「何か問題でもありましたか?」

刑「……いや、大ありでしょうに」

 昨夜の件について覚えているか、とかどう思っているのか、とか気になって来て聞いてみれば、あっけらかんとそう言われた。

 可愛らしく小首を傾げ、ん? と阿求ちゃんは唇を尖らせている。

阿求「私の知る人間の体とは違いますが、あなたは人間なのでしょう?」

刑「いや、確かにそうなんだけどさ……」

阿求「なら、何も問題はないと思いませんか。人間の定理が、幻想郷と外の世界では違うんですね、と。その程度の事だと思いますが」

 あなたは自分が人間だと、そう言った。それが大切なんですと阿求ちゃんは言う。

刑「……なんだかなぁ」

 思いっきり危惧していたから、何ていうか肩透かしをくらった気分だ。

 まぁ、なんでこの身体になったかを追求されても答える術がないから何とも言えないんだが。

阿求「……しかし、昨夜の話を聞いて思ったんですが」

刑「なんだ?」

阿求「あなたはどうも、過程と周囲を蔑ろ――と言いますか、飛躍させている様に思えます」

刑「結果だけあれば問題はないと思うんだけどなぁ」

 過程を教えた所で、それを再現出来るとは思えない。特にここには再現する術もないと思うし、そういう技術がないだろう。

 顕微鏡すらも、あったとしても旧式も旧式過ぎるものだとすれば、研究が紙媒体と見聞でしか纏められていないのも頷ける。

刑「第一、オレはそれが苦手でなぁ……」

 研究結果を出して、その論文も結構雑なものだった。

 だが、それを理解出来る存在もまた居た。そのせいで糾弾も良くされたけれど……

阿求「それを考えるのも、また良いでしょう。人間関係と同じですよ、片山さん」

 その言葉に、オレは目を逸らして頭をかく。

……苦手なんだけどなぁ。そういうのって。

 さて、オレの心配も杞憂に終わってしまったわけで。

 もっと何か話すと思っていたから時間が余ってしまった。

 阿求と話すか、何か出来ることはあるだろうか?

※自由安価(内容明記)

※連投は、五分経っても書き込みがなければ可

↓3


※えーっと、阿求と百物語について語ればいいのかな?

>>493
That's right!


>>494 ※おーけぃ、それで行きます

指定:幻想郷百物語

阿求「そうだ、片山さん。外の世界でも百物語はあるんですよね」

刑「ん、ああ。オレはあまり好んではいないけれど……」

 納涼、という名目ではしゃぎたい連中が中途半端な形でやる様な現代の百物語なんて、アウト・オブ・眼中だ。

 そもそも、向こうに居る間はそういうものを『信じていなかった』し、『どうでも良い』ものという無関心にカテゴライズしていたもの。

 多少の知識はあるし、さすがに有名な妖怪やそういうものは嫌でも耳に入ってくるが。

阿求「好きではない、というと苦手だったんですか?」

刑「違う違う、そもそも興味がなかったんだ。無駄な事だと思ってたからな」

 そう、妖怪なんて『存在しない』と思っていたし、それも『勘違い』だったと思っていたのだ。

阿求「それは違います。物事には何にでも意味がある。無駄な事なんて、ないと思いますよ」

刑「……そんなもんとは思わないけどぁ」

 誰もが求めるものは、完成されたものだ。

 販売されているものは、その行程の悉くを無視されている。

 確かにそういうものを見て楽しむ人も居るだろうけど、最後には『完成されたもの』を評価する。

阿求「百物語も、その楽しみがあると思いますけどね。丁度良い季節ですし」

刑「……いや、どうだろうな」

 本物の妖怪が偏在するこの幻想郷で、そんなものをしても意味がないようにも思えるんだが。

阿求「どうでしょうか、片山さんもこの機会に百物語を学ばれてみれば」

刑「……うーん」

 行程を楽しむ、ねぇ。

※判定

7以上で成功。成功で頭脳上昇

判定直後



 

あなや


>>499 コンマ:0(クリティカル)

※前向きですわ。これは前向きですわ

刑「……そうだな。それもまた、良いかもしれない」

 オレはそういうものに意味があるとは思えない。

 研究でもそうだ。こうすればこれが出来る。それを結果として、データの提示は義務付けられていたからしたけれどそれも乱雑なものだった。

刑「百物語について教えてもらえないか?」

 そういう事を、無駄な事をするという行為は今でも良くわからない。

 だけど、それに意味があると彼女は言った。

 だったら、それ知る事も一つの道だろうか。

阿求「はい! だったら、せっかくですし片山さんの知識と照らし合わせながら学んでみましょうか」

刑「あまり期待してくれないでくれ」

 せっかく死ぬ筈の命だったんだ。その命が拾われたなら、少し変わってみるのも良い趣向だろう。

 ここが幻想の生きる世界なら、そうだな。

 その研究の行程もまた、残してみようかね。

 それから、オレは阿求ちゃんから百物語の作法と少しの話を教えてもらった。

……百物語って、歴史が深いんだな。

※阿求の好感度が上がりました
※刑の頭脳が2→3にあがりました
※刑が百物語を学び始めました

伝達力が上がったということかな?


>>505 ※そう思っていただいて構いません

 ―人間の里・稗田家(昼)―

 百物語の事を教えてもらったあと、阿求ちゃんに昼飯をもらってしまった。

 久々に美味しい和食を食べた気がする。

 研究所に居た頃はジャンクフードが基本だったからなぁ。

刑「……まぁ、栄養バランスなんて今のオレには関係ないけど」

 食べる事自体は必要だし、味も嗜好として感じる様にしてあるけれど。

 ぶっちゃけ、水分とブドウ糖さえあれば問題ないという。

刑「それはそうとして」

 暇があるから何かするかね。

※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:守矢神社に行ってみるか
4:稗田家をうろついてみる
5:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

1


>>510 選択:1

 ―人間の里(昼)―

 さて、阿求ちゃんに一言入れてからオレは散歩に出ることにした。

 見るや見るや、何とも文化遺産を眺めている様な気分になる。

 阿求ちゃんから里の見取り図を見せてもらったし、マッピングも完了しているので道に迷うこともないだろう。

刑(しっかし)

 平和なもんだ。妖怪が存在しているこの世界で、なんでこんなに人間は呑気なのだろうか。

 正直、オレはそれが疑問でならない。オレが考えているほど、妖怪は恐ろしいものではないのだろうか。

刑「……それを知るってのも、行程かねぇ」

 研究には必ず妖怪の協力も必要になることだろう。

 その為にコミュニケーションや接する機会を増やさなければならない。

 そんな事を考えながら歩いていると――

※判定

5以上で誰かと出会う

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント

判定直後

3


>>513 コンマ:8 ※成功

※最安価

※誰と遭遇した?(人間の里に居そうなキャラ限定)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

早苗さん


>>516 選択:早苗

早苗「あれ、刑さん。奇遇ですね」

刑「お、早苗か。こんちゃーっす」

 相変わらず巫女服を着こなしている早苗と遭遇した。

 手には先端に長方形の紙を刺した棒が握られている。

早苗「こんちゃーっす!……ふふ、こうやって挨拶するのもなんだが懐かしく感じてしまいます」

刑「そうなのか?」

早苗「はい。ここに来てからもうしばらく経っていますし、こうやって砕けて会話するのも中々ないですから」

 朗らかな笑みを浮かべて、彼女は言う。

 スマホを知っているってことは、ここ数年の内のどこかで来たという事だとは思うが……

刑「そうか、巫女も大変だな」

 偏見で語るのは申し訳ない事だが、巫女という職業(?)は厳かなイメージがある。

 まぁ、バイトとかは別で。本職ともなれば、それに当てはまるわけがないだろうし。

早苗「ええ、信仰を集めるのも一苦労です。最近は仏教の寺に道教にとライバルも増えて来てしまいまして」

刑「ん? お前のところはそういう宗派じゃないのか?」

早苗「私の場合は土着信仰――所謂、地域で信仰される神様の為に働いているので。メジャーではから、それも大変なんですよ」

刑「メジャーじゃない、神様の信仰ね」

 そう言えば、阿求から見せてもらった神様の項目だと、それがその存在の力の源だって書いてあったか。

刑「……所で、早苗の神社――守矢神社だったか。そこで信仰してる神様ってのは?」

早苗「神奈子様と、諏訪子様ですね。あ、簡単に言えば蛇・蛙信仰です」

 蛇信仰……いや、一瞬頭に過ぎった存在はやめておこう。

 ネットで拾った知識だ。それも気まぐれにみただけだ。きっと関係ない。

 さて、早苗もこれから休憩するらしいので何か話せそうだ。

 何か話題はあっただろうか?

※自由安価

※連投は、五分経っても書き込みがなければ可

↓3

>>491

>>524 指定:百物語

刑「そう言えば今日、百物語について教えてもらってな」

早苗「百物語ですか? そう言えば、もう納涼の季節ですからね」

刑「ああ、阿求ちゃんに作法や話を聞かせてもらったんだ」

早苗「阿求ちゃんって……」

 むっとした表情で、早苗がオレを睨んでくる。

早苗「小さな女の子に手を出すのは犯罪ですよ?」

刑「そういう意味じゃねえよ! 誰がロリコンだ!!」

早苗「ロリコンは病気ではないそうですが、ペドフェリアはれっきとした精神病らしいですね」

刑「欲情なんてしてないからな! ついでに言えばそういう対象として見てたまるか!!」

 確かに雰囲気は歳不相応に見えるけれど、オレにそんな趣味はない。

 ちなみに、ペドフェリアは11歳までの女児を性的対象として見てしまう精神病、だと聞いたことがある。

 いや、これも不確定な知識だけれど。そんな事を語っても仕方ないけれど。

早苗「昨日はどこに泊まられたんですか?」

刑「阿求ちゃんの家だが」

早苗「これは案件が発生しますね」

刑「招かれたのと色々話す事があって、その流れで泊まっただけなんですけどぉっ!?」

 いや、なんでこんな流れになってるんだ。オレは百物語について話そうとしただけだろうが。

早苗「ふふ、冗談ですよ。ちょっと楽しくなっちゃっただけです」

刑「いや、お前な……」

 いたずらっぽく笑って、早苗はウィンクしながら人差し指を立てて唇に当てる。

早苗「しかし、刑さんもノリが良いですね。こう、ツッコミを入れてくれるのは中々こう、良いものです」

刑「お前が接しやすいだけだっつの。普通だったらここまでやらねえよ」

 まぁ、ここに来て最初に出会った『人間』で、しかも歳が近しいってのが大きいだろう。

 オレはオレで、この子の第一印象がとても良い。

早苗「私が、接しやすいですか。……はは、外の世界の人からそんな事を言われるだなんて」

刑「あん? なにか言ったか?」

早苗「なんでもありませんよ」

 言葉の後半を上手く聞き取れずオレは尋ねるが、彼女は本当になんでもないように微笑みながらそう言った。

早苗「あ、百物語で思い付いたんですが、そういうイベントをやってみても良いかもしれませんね」

刑「百物語のイベントだ?」

 なんだ、人を集めて語ろうってか。

早苗「はい、もしよろしければ刑さんが語り部をやってみても良いかもしれませんね」

刑「そりゃあ阿求ちゃんのが適任だろ」

早苗「いえいえ、これには刑さんが人里の人と交流を深める為にも良いと思うんです。せっかく、幻想郷に来たんですから」

……なるほど、ねぇ。

 ま、それも百物語を覚えて気が向いたらだな。

 研究もしたいし、やれる事を探したいとも思っている。

 その後、早苗と他愛もない会話を思いっきりしてから別れたのだった。

※早苗の好感度があがりました


※今日はここまでで。明日は出来るかわからないのです

※百物語が気になっている刑さん。今は平和ですが、これから先何が待っているのよら

※では、お疲れ様です。早苗さん、俺だ。信仰させてくれ


※子供? 作ろうと思えば作れるんじゃないですかね(てきとう)

※人が居れば再開するよー

いるかも


※では、始めます。ちょっと遅れたけど勘弁な


※色々と空いた時間に調べ物すると捗る

 ―人間の里(昼2)―

 百物語。一つの物語が終わる毎に、用意した百の行灯の一つを消していく遊び。

 過去、武家の肝試しとしても用いられ、それが現代にまで通じている。

 怪談の途中で妖怪が現れたり、怪談の終わりに妖怪が現れたりという報告も、江戸時代にはあったらしい。

 それが今や、外の世界ではテレビ番組の企画として扱えわれたり、遊び半分で行われたり。

刑「そりゃあ、オレも興味持たないわなぁ」

 元々結果を持たない事な上に、行程なんてどうでも良いと思っていたんだ。

 中途半端になった事柄に、オレの食指が動くわけがない。

 まぁ、今は興味を持っているし、早苗の言うイベントって奴も悪くはないとは思っていたり。

 ははは、きっかけがあれば人は変わると言うけれど。

刑(……そう簡単に変われるのなら、苦労はしないか)

 今でも腹の中では本当に意味があるのかと疑っているし、これが気まぐれである事は間違いない。

 まだ百物語も学び切ったわけじゃないし、うむ。

刑「ま、気ままに行こうかね」

 そもそも、オレの行動は基本的に思いつきだ。

 今は、思い浮かんだ事をやっていけば良いだろう。

 まだ幻想郷に来てから一日二日。オレはまだ、ここの事を知らな過ぎるのだから。

 というわけで、これからどうするかな。

※選択

1:人里で散歩を続けるかねぇ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:守矢神社に行ってみるか
4:稗田家に戻るか
5:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


>>551 選択:2

 ―霧の湖(昼2)―

 さて、思い付きで行動と言ったがやって来てしまった霧の湖。

 幻想郷については昨夜の内に阿求ちゃんから現状最新の地図を見せてもらったので、ある程度なら道もわかるが。

刑(……予想外に、時間が掛かるな)

 この体に慣れていない内は仕方ないとはいえ、ぎこちなさはまだ残っている。

 歩くだけでこれだ。走って転びそうになったら、とんでもないことになりそうな気がする。

 ま、これから幾らでも慣れる機会はある。散歩するだけでも、だいぶ改善されるだろう。

刑「さって、何かあるかなぁっと」

 というわけで、せっかく来たんだ。何か物珍しいものや生物はいっないっかなー。

※ある程度外出をすれば、身体能力の平均である【5】にまでは出来ます。その先は、修行や鍛錬と言った行動を提案してください

※判定

5以上で発見・または遭遇

判定直後

んー


>>557 コンマ:3 ※何も見つけられず

 ―霧の湖(夕方)―

 と言っても、そう易々と発見出来る事もなく。

刑「野草も動物も、オレの居た世界と共通はしてるんだな……」

 結局は、簡単なものに注目を置いてしまう始末だった。

 例えば、雀。例えば、カラス。例えば、オオバコやら。

 そりゃあ、ここが日本なら生息域があって然るべきか。

 それがわかっただけ、まだマシかもしれない。

 もうすぐ夜が来る。このまま居れば、危険ではあるが妖怪と接触出来るかもしれない。

 それとも、人里に戻るか守矢神社に行って安全を祈ってみるか。

 今からなら、おそらく完全に夜が来る前に到着する事が出来るだろう。

 出来る、よな?

※選択

1:人里に戻るかねぇ
2:霧の湖でフィールドワークを続けるんだ!
3:守矢神社に行ってみるか
4:稗田家に戻るか
5:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

3で


>>562 選択:3

※無事に夜になる前にたどり着けたかどうかを判定

5以上で成功 1(ファンブル)で妖怪に襲われる 0・ゾロ目で???

身体能力【4】:-1
真・改造:+2

判定直後


>>566 コンマ:7+1=8 ※成功

 ―守矢神社(夕方)―

 夕暮れに染まる妖怪の山、その山道を超えた先に目的地はあった。

 守矢神社、早苗が巫女――風祝りとして働いている場所である。

刑(……なんとか、夜になる前に着けたな)

 境内に足を踏み入れて、目の前にある社を眺めながらオレは思う。

 荘厳な雰囲気、近くには湖があるらしくやや湿度が高いけれど、都会の嫌な湿気とは違う。

 それは幻想郷の気候風土に関係するかもしれないが、うむ。蛇・蛙信仰の場所と聞くとそれらしい。

刑「さって、と」

 早苗が居れば、話が通し易いんだけどなぁ……

※判定

1(ファンブル):誰もいない上にいきなり襲われる
2~:早苗居た
5~:早苗+神奈子様も居た
7~:守矢家集合
0・ゾロ目:???

判定直後

んー


>>570 コンマ:9 ※守矢家総出演

「ケロ? 見ないお客人だね。こんな時間に、参拝かい?」

「命知らずが居たもんだね。……お前、人間だろう」

 そんな事を考えていれば、社の方からやって来たのは蛙の頭をコミカルにした様な特徴的な帽子を被った幼女と、胸元に黒い装飾の鏡を着けた女性だった。

 オレを見掛けるなり、二名は訝しげに声を掛けてくる。

刑「ん、ああ。この神社の者か?」

「うん、まさにそうだけど」

「……ん、その口ぶりからすると、私たちの事を知らないみたいだね」

 オレの言葉に、ケロっとした表情で頷く幼女。女性の方は両腕を組みながら唇を一文字に結ぶ。

刑「あーっと――」

早苗「ちょ、あちょちょちょちょ、刑さん!?」

刑「あ、早苗。良かった、いないかと思ったわ」

早苗「何してるんですか、というかこんな時間に参拝って命捨てるつもりですか! いえ、寧ろなんでそんな和やかに諏訪子様と神奈子様と会話してるんですか!!」

 慌てて、焦って、早苗は捲し立てるようにもの凄い剣幕でオレにそう言う。

刑「え……ということは」

諏訪子「洩矢 諏訪子だよ。昨日早苗が言ってた外来人って、やっぱり君だったか」

神奈子「八坂 神奈子だ。早苗から聞いているみたいだが敢えて言おう。私たちが、この守矢神社の神様だよ」

 え、マジすか。

※判定

諏訪子からの印象
1程悪い 9程良い 0・ゾロ目で……?

判定↓

神奈子からの印象
1程悪い 9程良い 0・ゾロ目で……?

判定↓2



おりゃ!!

>>574 コンマ:4 ※何かひっかかってるご様子

>>545 コンマ:9 ※行動力がある奴は嫌いじゃないご様子

※洩矢 諏訪子:うーん、何か引っ掛かるなぁ【疑問】を取得

※八坂 神奈子:命知らずの様だが、その行動力は嫌いじゃないね【関心】を取得

 ―守矢神社・居間(夕方)―

 それから案内されたのは、この神社の住居スペースである家屋だった。

 何度か改装されているのか、人里にあるものと同じ様な木造建築だが鉄筋やセメントで補強されている。

刑「電気は通っているのか?」

神奈子「通わそうと思えば通わせることは出来るけど、中々難しい問題があってね」

刑「なるほど」

 おそらく、妖怪の類の問題だろう。

 物理的にケーブルを出すにも、電柱を立てる技術もなさそうだし地下ケーブルもそういう事だろうか。

 やろうと思えば出来る、ということはその術は一応あるらしいが。

 電灯が放置され、代わりに行灯やロウソクが立ててある理由が、なんとなくわかった。

諏訪子「それにしても、随分と軽い御仁だねぇ。こんなんで良いのかい、早苗」

早苗「どういう意味ですか、諏訪子様……」

神奈子「この時間に参拝に来る、帰り道の事を考えていない。命知らずの向こう見ずな馬鹿なのか、それとも身を守る術を持っているのか」

刑「……あ」

 言われて気付く。

諏訪子「なんだ、その反応を見るに前者だったかー」

刑「……まぁ、良いんですがね。妖怪と接触はしたかったし」

 危険性はこの際無視して、妖怪の山、と呼ばれるここは妖怪が多く生息している筈だ。

 後先考えずに来たことはもう仕方ない。それをチャンスに変えてどうにか先を掴んでみよう。

早苗「ちょ、刑さん! 馬鹿ですかあなたは!!」

刑「至って真面目だが?」

早苗「妖怪は危険なんですよ!? 自殺志願なんて冗談でもやめてくださいよ!」

刑「いや、簡単には死なないから大丈夫だって」

早苗「……何なんですか、その自信はいったい何処から湧いてくるんですか?」

刑「心から」

早苗「……諏訪子様、神奈子様ぁ」

 オレとの会話を区切って、助けを求めるように早苗は神様方に声を発する。

 ん? 何か間違った事言ったかなぁ。

諏訪子「馬鹿に付ける薬はないよ、早苗」

神奈子「まぁそう言ってやるなよ諏訪子。私はこういう行動力のある馬鹿は嫌いじゃない」 

 散々な言われ様だった。

刑「いや、馬鹿って」

早苗「馬鹿ですよ。刑さん、自衛の手段がないのに、夜の妖怪の山に行こうなんて馬鹿以外のなんでもありませんよー」

刑「……そんなに危険なのか?」

早苗「えっと、危険度で言うならば冬眠明けのヒグマの巣に血糊をたっぷり付けて踊りながら飛び込むくらいですかね」

刑「……オレが浅はかだった」

 ああ、それは間違いなく危険だわ。普通に殺される。


早苗「後先考えずに行動するのは良いですけど、ちゃんと自分の身を省みて欲しいものです」

刑「はは、そうかい」

 腰に両手を当ててご立腹な早苗に、オレは苦笑でもって返す。

 何とも、ああ、何ともそれは言われたくない言葉だ。

 自分の身を省みれ、なぁ。

刑(……んな事ちゃんとしてれば、この体にはなっちゃいないさ)

 必要な事の為なら一もなく二もなく動く必要がある。オレはそう思っているし、信じている。

 この体もその結果だ。別にその事を愚痴る気もなければ、未練を垂れ流す気もない。

 だが、そうだな。そう言ってくれる奴が、オレの周りにはいなかったのは、確かだった。

諏訪子「……んー?」

神奈子「どうしたんだい、諏訪子。難しい顔をして」

諏訪子「ケロ、なんでもないよ神奈子」

 そんな中で、早苗の後ろに居た諏訪子様の様子が気になったのか神奈子様が尋ねていた。

 どうやらそれもなんでもなかったらしいが。

諏訪子「なぁ、刑って言ったかい?」

刑「ああ、そう言えば自己紹介してませんでしたね。片山 刑です。あってますよ」

諏訪子「うんうん、じゃあ刑くんや」

 何故かオレを見つめる諏訪子様。

 そうして、オレに何か用があるのかそう言って、

※判定

7以上で??? 0・ゾロ目で???

判定直後

ほいっさ!


>>583 コンマ:0(クリティカル)

諏訪子「既知感って、知ってるかい?」

刑「既視感、ではなくてですか」

諏訪子「ああ、既知感だ。既に視た事があるんじゃなくて、既に知っている様な感覚」

 突然の言葉に、オレは思わずオウム返しをした。

 既に知っている様な、感覚って。

諏訪子「例えば、初めて食べた筈の料理の味を知っている様に感じる。出会った事がないのに、知っているように感じる。ここに行った事がある、した事がある、そんな、感覚さ」

神奈子「……おい、諏訪子」

諏訪子「ふふ、どうだい片山 刑。君は、そんな感覚を覚えたことはあるかい?」

 呆れる様に呟いた神奈子様の呼びかけに、微笑みながらも彼女はオレに尋ねてくる。

刑「……」
                                     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
諏訪子「ちなみに私は感じた事がある。……ねぇ、刑君。昔、何処かで会ったことはないかい?」

※更に判定

7以上で??? ゾロ目で成功と同様

クリティカル経由:+1

判定直後

iuty


※おまえら、こんな時間にわらかすんじゃないよwwwwwwwwwwwww

>>592 コンマ:8+1=9 ※成功

 何処かで、会った事があるか、だって?
      ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
刑「……何で、そう思ったんですか?」

 そうだ、オレは初めてここで諏訪子様や神奈子様と会った。

 それなのに、何故この方はそんな質問をして来たんだろうか。
             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
諏訪子「そうだよね、君とは初対面の筈だからね」

早苗「諏訪子様、どうかしたんですか?」

 ニコニコと満足そうに笑う諏訪子様に、早苗が怪訝そうに表情を曇らせて尋ねる。

諏訪子「うんうん、わかった。ごめんね、刑君。変な質問しちゃってさ」

刑「……はぁ」

 しかしそれに諏訪子様は返さず、代わりにオレへの謝罪が飛んで来た。

 可愛らしく傾げた頭で、ケロっとした笑顔を浮かべながら。

 疑問を疑問として残されて、オレは生返事をする。

諏訪子「神奈子、刑君は今日ここに泊まってもらおう。さすがに参拝に来た客を危険な夜道に返して、妖怪の餌にするのは忍びないからね」

神奈子「あ、ああ。別にそれは構いやしないが……。なんだ、掌返しがひどいな」

諏訪子「ちょーっと面白い事になってきたからね。……ふふ、早苗も良いかい?」

早苗「あ、はい。私も、今の外の世界の事に興味ありますし別に構いませんが……」

諏訪子「はい、じゃあ決定だね。久々に、賑やかにしようじゃないか」

 そう言って、オレの意思も聞かずに諏訪子様はそう言って掌を勢い良く合わせる。

 乾いた音が鳴り響いた。

 それをオレは、『どこかで聞いた事がある様な気がして』ならなかった。 

※洩矢 諏訪子と八坂 神奈子に出会いました。
※諏訪子の印象が、『へぇ、中々どうして……【関心】』に変化しました
※早苗の好感度があがりました
※既知感の片鱗が出始めたようです


※今日はここまでで。明日も出来れば今日と同じ時間くらいに出来れば。もしくはもうちょっと早くやるかも

※コンマ神は羽振りが良すぎる件について。もっと他にコンマ神を求めてるスレはあるでしょうに

※では、お疲れ様です。また次回お会いしましょう


※23時頃に再開します


※再開します

 ―守矢神社(夜)―

 神様二人も交えた夕飯は普通に行われた。

 早苗の作った料理は中々に美味しくて、満足出来た。

 これが女子力というものか……

刑「……さて」

 意味はないが夕涼み、と言って縁側で星空を眺める。

 食卓はもっと厳かで静かな風に行われると思っていたが、なんというか、ホームドラマでよく見られる様な賑やかなものだった。

 家族。……なるほど、家族か。

 姉と、次女と、末っ子と。そんなイメージが頭を過ぎって小さく笑う。

 失礼なものかもしれないけど、何だか暖かいものだ。オレが体験したことのない、感覚だったと思うのに。

 どこか、違和感があるのはどうしてだろうか。

……まぁ、良い。今日を振り返る事を終えてもまだ眠るのに時間はある。

 何かするかな。

※選択

1:いや、やっぱりこのまま寝るかな
2:月見をこのまま続けるか(判定あり)
3:やっぱり夜の妖怪の山って気になるなぁ(判定あり)
4:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


※お前ら、月見好きだな。零の時も現さんの時もそうだったけどwwww

>>613 選択:2

※続いて判定

3以上で誰かが来る。1(ファンブル)で敵襲

判定直後


>>616 コンマ:成功

※選択

1:早苗
2:諏訪子
3:神奈子
4:その他(守矢神社に来そうなキャラ限定)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

かなすわ


>>621 選択:4 かなすわ



諏訪子「おーうおう。こんな所でお一人様とは寂しいねぇ」

 柱に背を預け、片膝を立てて月を眺めていればからかう様にやって来たのは諏訪子様だった。

刑「ん、諏訪子様に……神奈子様ですかい」

神奈子「郷に思いでも馳せてたのか?」

刑「いえ、別にそういうわけじゃないです。ただ、まぁ、なんとなく」

 神奈子様の言葉に、オレは自嘲する様に鼻を鳴らして小さく笑う。

 最早、あの場所に居れればという後悔などない。研究に必要なものの悉くはあったから、未練はあるけれど。

 帰る場所ではないのだ。あそこは、オレの居場所ではない。

刑「月でも眺めていれば不思議な事でも起きないかな、などと思っただけですよ」

諏訪子「不思議なんて、この幻想郷には満ち満ちてるよ」

神奈子「焦る必要はないさ。求めなくとも、そのうち不思議な事の方からやってくるだろう」

 いや、別にそんな真面目に言ったわけじゃないのにマジレスされても。

刑「忘れてください。他愛もない事だったのに」

 そう言ってからはぁ、とため息を吐く。

 いいや、せっかくだし何か別の話をふってみるとしようか。

※自由安価

※連投は、自分のレスから五分経っても書き込みがなければ可

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

ここでは科学が根を張ることはないんですかね


>>623

刑「……ここでは、科学が根を張ることはないんですかね」

 ふと、そんな事を思ったので軽く口からもらす。

 この地にどうしてかやって来て、もう二日目の夜。

 文明は黎明を迎える前かその直後程。いや、工場や貿易がない分、水準はもっと過去のものだろう。

 幻想郷の人間の大半があの人里に住んでいるという時点で。そして、幻想郷におけるヒエラルキーが低い時点で問題も多いのだ。

神奈子「科学がまったくない、というわけじゃないさ。例えば、この妖怪の山に住む河童は外の世界から遅れてはいるけど、技術を持っている」

刑「……河童が、ですか?」

諏訪子「そうだねー。神奈子がやろうとしている『山の産業革命』も、彼女達がいなければ成り立たなかっただろうし」

刑「産業革命って……」

 思わず神様から出た言葉に、オレは驚愕する。

 呆れと、関心。旧い神様だろってツッコミと、だがそれも興味があるという本音がオレの中で生まれる。

諏訪子「核融合炉も作ったけど、色々あってエネルギーの回収も非効率的だし」

神奈子「技術研究所で代替エネルギーを研究しようにも、そもそも技術が遅れてるからね」

諏訪子「そもそも、神奈子はもう少しゆっくりやっても良いんじゃないかねー。結構一人で指示出しもしてるし」

神奈子「そう言ってもね、ここはもう少し発展出来るのよ。山の神として、山に利益を与えるのも良い事じゃないか。信仰も集まるし」

刑「……えっと、色々言いたい事があるんですけれど」

神奈子「どうしたの、片山」

 前頭部を右手で覆って、今の会話で感じた頭痛を堪えながら呟く。

 神奈子様は反応してくれた様で、あぐらをかいたまま顔をこちらへ向けた。


刑「……研究所貸してください!!」

神奈子「は?」

諏訪子「へ?」

 即刻土下座した。

 設備があるなら、それは願ってもない事だ。研究が出来る場所を、そのうち『作ろう』なんて思っていたからこれはなんという僥倖。

神奈子「いやいや、待て待て待て。話が見えないぞ」

刑「研究したいから、設備貸してください!!」

諏訪子「飛びすぎ、飛躍し過ぎだよ刑君や。その理由は?」

刑「研究したいからです!!」

 土下座したまま、叫んだオレの言葉の後に待っていたのはしばらくの静寂だった。

 神奈子様も、諏訪子様も声を出さない。オレはただ、黙して待つ。

 蝉時雨が響くのと風が吹き、時々鳴る風鈴だけがこの場におけるBGMだった。

神奈子「……あのね。例え早苗の友人だとしても、理由も語らない相手に施設は貸せないよ」

刑「そんな、理由は言ったじゃないです!」

諏訪子「刑君、主語が抜けてたら伝わないって。どうして、何で、何のためにかをちゃんと言わないと」

 その言葉に、オレは心の中でそう言えば、と呟く。

 えっと、なら、こういう時に必要な言葉は。

※判定

5以上で伝達力アップでちゃんと伝えられる

補正
頭脳【3】:-1

判定直後


>>630 コンマ:8-1=7 ※成功 頭脳アップ

刑「オレは、外の世界では得られない、ここでしか叶えられない未知の存在の研究をしたいんです」

 そうだ。オレはそれをしたいと思った。だからこうして、土下座をして頼んでいる。

 知らない事を知りたい。研究したい。今まで外の世界で、新しいものを求めて研究して、完成させた様に。

 オレは未知を求めている。オレは理解出来ないものを求めている。

 既に知っているものになんて意味はない。簡単に知る事の出来るものに意味はない。
                         ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 だから、行程など要らない。だって、既に知っているのだから。

諏訪子「なるほどねぇ。どうするんだい、神奈子」

神奈子「どうするって、そんな簡単に決められる事じゃないだろう。そもそも、そういう事の為に作ったわけじゃない」

刑「そこを何とか!」

 出来るならば、河童の技術というのも見てみたいのだ。

 オレの居た外の世界よりも遅れているとは言え、妖怪の作った物。それに触れたい、いじりたい。

諏訪子「まぁ、この話については保留って事で。君とは今日初対面だし、もっと互いを知ってからにしよう。それからでも遅くはない」

神奈子「だね。……そういうわけで、申し訳ないけど即決は出来ないよ。ほら、頭をあげなさい」

刑「……わかりました。無理言って申し訳ない」

 研究所については、保留ということになったが仕方ないか。

 そんなホイホイと部外者を招き入れるわけにはいかないのだろう。

 半ば希望があるだけマシか。駄々をこねるのは、子供のする事だ。

神奈子「所で、お前が研究者だとは驚きだねぇ。どんな分野だったんだ?」

刑「分野には囚われずに、色々と手を出してました。機械工学、脳科学、生物学、上げれば多分、キリがないかと」

神奈子「へぇ。所謂、馬鹿と天才は紙一重ってやつか」

 いや、だから馬鹿って。

神奈子「いきなり土下座するわ、研究所貸してくれって叫ぶわ、それだけじゃなくても、今日のお前の言動を見てると、どう見たってな」

刑「必要な事の為なら、なんでもして然るべきではないですかね」

諏訪子「じゃあ、早苗がお風呂に入っているのを覗いたらすぐに研究所貸すって言えば、覗きに行くのかい?」

刑「有無も言わさず行きますけど」

 即答した。

諏訪子「……馬鹿だねぇ」

神奈子「……ああ、馬鹿だ」

 何故だ。何故そこまでオレは馬鹿って言われなければならないんだ。

 それからオレは酒を持ってきた神奈子様達と月見酒をしながら雑談に花を咲かせた。

 釈然としない気持ちも、他愛もない会話をしていればすぐに忘れる。

 良い神様だとは思う。今までが今までだったから、なんとなく噛み締めてしまうけど。

 こんなのんびりとした時間も、悪くない。強く、そう思うオレだった。

※神奈子と諏訪子の好感度があがりました
※刑の頭脳が【3】→【4】にあがりました。少しずつ、理由や行程を混ぜながら会話出来る様になったみたいです



※短いですが、今日はここまでで
※何だか調子が出ないので、申し訳ない
※では、お疲れ様です。次回は出来れば、また明日


※EXTRA ステージに空亡を出すって言うのは向こうさんがそれになる前に決めていたので、図らずしも被ってしまったのは大変申し訳ない。こっちが後出しだから、言い訳にしかならないけれど。

※刑くんは殆ど武器と呼べるものを持っていません。妖怪と出会したら、運が悪けりゃ簡単に殺されます。

※さて、22:30頃に再開します


※あ、でも大丈夫。刑くんも言ってたけどそう簡単には死なないから。真・改造は舐めたらだめよ。

※あと、この人体を改造していても人間ですから。しかも外来人です。そこは注意しましょう

※Q.刑くんの体には何がいますか? A.自動修復用のナノマシンです。簡単な怪我なら自然に治ります。ぶっちゃけナノスキン

※では、始めます。



※現在公開可能な情報

名前:片山 刑
読み:かたやま けい
能力:
種族:人間(外来人)
危険度:???
人間友好度:???
身体能力:4 全身改造の弊害。機械の体に慣れていないようだ
精神:4 何かトラウマでも持っているのかもしれない
頭脳:4 何とか考えている事を他人にちゃんと話せるレベル
潜在能力:1 既に完成されているので、打ち止め
幻想郷縁起
なし


現在行ける場所
1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:守矢神社に行ってみるか
4:稗田家をうろついてみる
5:その他(内容明記)

特殊設定

真・改造
あなたは脳を残して全身を改造している。見た目は人間のままだが、中身はオーバーテクノロジーの塊である。
人間と言うにはかけ離れ、妖怪と言うには最も縁遠い存在である。
効果:行動判定に+2 戦闘判定に+1

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

相関図
『人間の里』
稗田 阿求:少し変わった方ですが、賓客として招き入れたいですね【興味】
『冥界』
ルナサ・プリズムリバー:変な人間【無関心】
『妖精』
チルノ:あんたがすげーやつだってことはわかったわ!【憧】
大妖精:大変でしたね、でももう大丈夫ですよ!【親切】
『守矢神社』
東風谷 早苗:何かあったら、守矢神社に来てください!【知り合い】
洩矢 諏訪子:へぇ、中々どうして……【関心】
八坂 神奈子:命知らずの様だが、その行動力は嫌いじゃないね【関心】


※夢判定

コンマ一桁6以上で刑は夢を見る

判定直後

ほれ


>>650 コンマ:2 ※失敗

 三日目

 ―守矢神社・客間(朝)―

 朝だ。眩しい朝日と、清々しい風と、爽やかな水の流れを感じて目を覚ます。

 上体を起こして軽く背筋を伸ばし、オレは大きく欠伸をした。

刑「……そういや、昨日は」

 ここに泊めてもらったんだわな。夜道は危険だからって、夕飯までいただいて。

 月を眺めていたら、研究所の話とか諏訪子様と神奈子様から聞かされて。

 オレはそれに食いついて、でも保留という。

 まぁ、世の中はそう簡単に上手くはいかない。自分の思い通りに動く世界なんてのは、どうかしてる。

 予想が出来てもつまらない。物事は、順調に運ぶ方がレアケースなのだ。

刑「……布団畳んでおくか」

 体の方は、さすがは機械と言うべきか疲労なんて感じることはない。

 ある程度動かすのに慣れては来たが、まだ激しい運動をするには控えておいた方が良いかもしれない。

 さて、朝はどう過ごすかな。

※選択
1:人里に戻るか
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:神社の境内を散歩でもするかな
4:その他(行動明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

3


>>657 選択:3 ※コンマ一秒の勝利

 ◇

刑「ふぁーあ……ねむ」

 何だか客間に居ても落ち着かないので、境内を散歩する事にした。

 盛大な欠伸は、まだ脳が酸素を欲しているからなのだろうか。

 まぁ、起きてまだ数分と経っていないし、オレも目覚めがいい方ではないから仕方ないか。

刑「それにしても、これは凄いもんだな」

 湖ごと引っ越して来たってんだから、ニュースになってても良いと思うんだが。

 そう思いながら、神社の裏手側にある湖を眺める。

 太陽の光に反射する水面が、キラキラと輝きを放っていた。

……忘れられたものの来る場所、ね。幻想になるってことは、周囲から存在そのものも忘れられちまうのかな。

 そう思うと、少しばかりため息を吐きたくなった。

刑「まぁ、オレには関係――ん?」

 そんな事を考え呟いていると、

※判定

5以上で誰かと遭遇

判定直後
 


>>662 コンマ:7 成功

※誰と会った?(守矢神社に居る・または来そうなキャラ限定)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

にとり


>>667 指定:にとり

「あー、もうなんだよ。いきなり壊れるとか……」

 湖の畔で、立ち往生している少女を見つけた。

 緑髪をツーサイドアップに結んでいて、服も全体的に青を基調にしている。

 近くには大きなリュックサックと何だかよくわからない、マジックハンドの様なものが置いてあった。

 色合い的にも、状況的にも、あれは彼女のものだろう。

刑(……マジックハンド?)

 気になって近付いてみると、降りる間に取り出したのであろうドライバーやスパナがそこかしこに広げられていた。

 ああ、なるほど。彼女は河童か。

 この幻想郷でこういった技術を持っているのは河童だけだと聞くし、見るからに何かを治そうとしている。

「えっと、あれおかしいな……。基盤は問題ないし、錆びるなんてない筈なんだけど」

刑「ん、何かお困りのようだな」

「ひぇえっ!? に、人間!!?」

 好青年演じたら驚かれた! 地味にショック!!

※判定

河城 にとりの心象
1程悪い 9程良い 0・ゾロ目で……?

判定直後
 

 


99


>>671 コンマ:2 ※うーん、この

※河城 にとり:か、勝手に触ったら駄目なんだって!【警戒】を入手しました

「……み、見慣れない服装のやつだな。外来人か?」

刑「ああ、そうだ。オレは外来人だ。名前は片山 刑。好きに呼んでくれ」

にとり「片山、か。私は、にとりだ。河城 にとり」

 にとり、か。何だかお値段以上、とかいうCMのキャッチフレーズを彷彿とさせる名前だな……

 いや、それは今、そして彼女の名前と何の関係もないとして。

 しかし、目を逸らしてオレの顔も見ずに会話するのかお前は。

刑「……にとり、ね。よろしく。所で、そのマジックハンドだけど」

にとり「あ、ちょ、まっ! か、勝手に触ったらダメだ!」

刑「いや、あのな」

にとり「こ、これは私が作ったものだから、私の手で治す。盟友の手は要らないぞ!」 

刑「だから話を」

にとり「ダメったらダメだ!」

……目を逸らされながら、明後日の方向へと叫ばれた。取り付く島もない。

 何でそんな頑なになっているんだと、オレは思う。

 いや、そりゃあ初対面で機械触らせろだなんて言って、触らせてもらえるとは思っていないが。

 オレがそういうの得意って言おうにも、こんな状態じゃあ話にもならんし。

にとり「じゃ、じゃあね。私は家でゆっくり治すから!」

刑「あ、おい待てこら!」

 ざぱーん、と。工具やその他広げていたものをそそくさとかたしたにとりは、湖の中へと潜水していく。

 あー、もう最悪だろ。何でこんな気持ちにならなきゃいけねーんだよ。

 額を右手でおさえ、空いている左手で後頭部をガシガシとかく。

 そうしていると、視界に一つの異物を見つけた。

 腐食した、ネジ?

刑「……ああ、なるほどね」

 データを計測すると、微生物の反応があった。腐食している。

 多分、そういう類のプランクトンか何かが付着したんだろう。パーツ丸々交換だな、これだと。

 そんな事を思いながら、オレは湖を眺め続けた。

 オレ以外いなくなったこの場所は、早苗の朝飯の号令が響くまでゆったりとした時間が流れていた。

※にとりと出会いました


※明日早いので今日はここまでで。

※明日は19:00頃かそれより少し早く出来ればいいなと思います

※EXTRAについては、今後も書き溜めして投稿します。しばしお待ちください

※短いですが、お疲れ様です。また次回お会いしましょう


※仕事が夜まで長引くので、今日の再開は23:00頃からにします。

※全部台風が悪いんや


※再開しますー


 ―守矢神社(昼)―

 朝食を終えて、冷たい麦茶で一服入れる。

 一服と言えばタバコを連想してしまうのは、現代人だからだろうか。

 まぁ、それはそうとして。

刑「うーん、イイねぇ」

 夏の午前、正午に差し迫る時間。喉を潤す麦茶。

 電化製品は使えないから、どうやって冷やしているのか聞いてみればボトルを地下水から引いた水に浸しているらしい。

 一昔前に良く見られた、田舎町特有のアレだろう。スイカとか、野菜とか、洗うついでに浸しておくアレ。

 そんな感じで食休みをして、オレはこれからどうするかなと考える。

 研究所は保留、となれば百物語について調べるのもありか。

 しかし、もっと他に思いつく事もあるかもしれない。

 誰かと話すのも良いだろうし、フィールドワークをするのも良いだろう。

 さて、どうするかな。

※選択
1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:神社の境内を散歩するか
4:稗田家に行くか
5:妖怪の山でフィールドワークでも
6:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


>>695 選択:2

※道中で襲われないかの判定

1(ファンブル)、2で襲撃

補正
真昼間:+1

判定直後


>>701 コンマ:00(ダブルクリティカル) ※ボーナスを差し上げよう

 ―霧の湖(昼)―

 走ったり、ジャンプしたり、宙返りをしたり、バク転をしたり。

刑「漸く慣れて来たな、この体にも……」

 三日と掛かってしまったが、やっと自分の意思に従って動く事が出来る様になった。

 人間離れした動きは無理だろう。リミッターを解除すればあるいは可能かもしれないが、その後確実に障害が発生する。

 火事場の馬鹿力に頼れば、それに耐えられる人体ではない。

 機械の体でそれを言えば違和感があるかもしれないが、それでも無理をすれば壊れるものは壊れる。

 物語の中の、SFの世界の様に都合よくは出来ていないのだ。

 それでもこの体は十分にSFの域にあって、現代科学では再現出来るとは思えないけれど。

刑「よっし、良い天気だし今日もやるかねぇ」

 気の向くままにフィールドワーク。思いつきでオレは行動する。

 ちなみに、守矢一家には既に世話になった事を告げて出てきた。

 何時でも頼れ、だそうだ。思わず信仰したくなった。奇跡は望んでいないけれど。

 それはそれとして――

※判定

5以上で誰かと遭遇 1(ファンブル)で襲撃

判定直後

※身体能力が【5】にあがりました。一般人くらいに動ける様になりました

本当ここのコンマシンはなにがしたいんだか…………


>>709 コンマ:9 ※成功

※誰と遭遇した?(霧の湖に居そうなキャラ限定)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

咲夜

メルラン


>>713 >>714 コンマ同値の為、再判定

偶数:咲夜
奇数:メルラン

※0は偶数とする

判定直後


>>722 コンマ:0(偶数) 指定:咲夜 ※もうやだここのコンマ神

「……あら、これは珍しい。こんな所に人間が」

刑「うわぁいっ!?」

 いきなり背後から喋り掛けられたので、思わず体を跳ね上がらせてビクッとさせてしまう。

 心臓止まったらどうするんだと言いかけたが、その止まる心臓がオレにはない。

 いや、心臓部って言えばあるけれど。勝手に機能停止する様なものでもない。

……さて、恐る恐る振り返ってみるとそこに居たのはメイドさんだった。

 銀髪で、サイドの髪を三つ編みに結んだ、深い青を基調にした服の上にエプロンドレスを着たメイドさん。

刑「……どうも」

「ふふ、どうも」

 あ、これ絶対馬鹿にされてるわ。

※判定

十六夜 咲夜の心象
1程良い 9程悪い 0・ゾロ目で……?

判定直後

 

おー


※ミスった事によって助けられたな。いや、ホントにコンマ神は>>1を弄ぶのが好きみたいで……グギギ

※表記ミスですが、まぁ書いてしまったものは仕方ない。なんでや、何でこうなるんや

>>725 コンマ:1 ※超好印象

「ごめんなさい、驚かせたみたいで」

刑「……まぁ、そうだな。おかげで天地がひっくり返るかと思った」

 心臓云々と言った冗談はさておいて、驚いたのはガチで本当の事だ。

 上品に微笑むメイドさんは、念を押すように謝ってくる。

咲夜「本当に、申し訳ない事をしました。私は十六夜 咲夜と申します。あの、湖の先にある『紅魔館』でメイド長を務めさせて頂いております」

 紅魔館、紅魔館ねぇ……。

刑「……片山 刑だ。あー、この服装でわかるとは思うが」

咲夜「やっぱり、外来人の方でしたか」

 最初からわかっていた、と言わんばかりにそう紡いでから十六夜は頷く。

咲夜「でしたら、忠告を。郷に入っては郷に従えという言葉がありますが。……ここに来てしばらく経つ、そして居残るつもりでしたら、この幻想郷に適した服装をした方がよろしいですわ」

刑「と言うと、和装かな」

咲夜「ええ、それが一番かと。妖怪に襲われて、返り討ちに出来る実力があるのならば話は違いますが」

刑「……ちなみに、なかった場合は」

 恐る恐る聞いてみる。

咲夜「外来人は、妖怪たちにとって『食べても良い人間』、という位置に居ます」

刑「ああ、わかったわかった。皆まで言わなくても良い、十分だ」

 つまり、普段見られない格好をしていると妖怪に襲われ易いと。

……あれ、好都合じゃないか? いや、でも接触するならば出来る限り安全を心掛けた方が良いよな。

 早苗にどやされるのも、面倒だ。

咲夜「ちなみに、あなたが取るに足らない人間ならば、お嬢様方の食事にしていた所です」

刑「……ははは、それは笑えないな」

 紅魔館のお嬢様って言えば、吸血鬼じゃないですかヤダー。

※判定

7以上で――

判定直後


※食える部分? デザート脳髄ジュース、チューチューするくらいしかない

>>737 コンマ:0

※0出すぎぃ!! ちょwwwもう笑うしかないwwwwwww

「まぁ、それもまた運命と言うものだよ人間。迷い込んだ外の人間は、運が悪ければ食われる。我々吸血鬼には、血が必要。そう考えれば、妥当だと思うがね」

咲夜「あら……」

 そんな事を考えていれば、翼を羽ばたかせて降り立ち語る、異形がそこに居た。

 見ただけで精神に圧迫を掛けられ、側に近寄って来る度に恐怖が足を竦ませる。

 それは、人間という種族として当たり前の反応なのだろう。

 弱者はあくまで弱者なのだと、言い聞かせられている様な、そんな存在が、目の前に存在していた。

安藤「お初にお目に掛かる。安藤=バアル・ゼブルだ。人間の里では、不本意ながら『紅魔館の伯爵』と呼ばれている」

 そう言って、紳士さながらの動きで挨拶をするのは、吸血鬼だった。

 異形の翼。発達した犬歯。纏う雰囲気。カリスマというべきだろうか、その圧倒的な空気はオレに強制的な畏怖を与えてくる。

咲夜「安藤さん、妹様のお相手はよろしいのですか?」

安藤「いや、ちょっと面白いのが来ていると思いましてね。少し抜け出して来たんですよ」

咲夜「……お嬢様に、怒られますよ?」

安藤「何、心配無用です。この事は既に、把握していますから」

 紅魔館の伯爵は、そう言って不敵な笑みを浮かべた。

 阿求ちゃんの、紅魔館について語った頁にそう言えば、あった気がする。

 安藤。自称、『中級妖怪』の紅魔館に住まう男性吸血鬼。悪魔の力を持つ、存在。

安藤「さて、刑君。この幻想郷はどうだい、面白いだろう。知り合いは出来たかな? 頼れる味方は増えたかな? 人間が此処で生きるには、少々肩身が狭いと思うが何、楽しんで生きてくれると嬉しい限りだ」

刑「オレの、名前……」

安藤「ふふ、妖怪の聴力を舐めてはいけないよ。ねぇ、咲夜さん?」

咲夜「あまり虐めてあげないでください。さっき驚かせてしまったばかりなんですから」

安藤「ははは、これはすまない。怖がらせてしまったかな? そんなつもりは無いんだ、素直に謝らせて欲しい」

 軽いノリで、本当に軽いノリで吸血鬼は頭を小さく下げる。

刑「……わけが、わからないぞ」

安藤「だろうね。きっと、君は今混乱している筈だ。でもそれで良い。その意味を、君はこれからの未来で嫌でも知る事になるだろう」

 そう言って伯爵は笑った。朗らかに、他意を感じさせない程の見事な笑顔で。

 しかし、体は竦んでいる。だが、この出会いにオレはある種の感動を覚えていたのもまた、事実だった。

 妖怪。未知の存在。その中でも最も有名だろう吸血鬼という種と、出会えたのだ。

刑「ふふふ、あははは、ははははははは!!」

 だから、オレは思わず恐怖を払拭するように笑い声を上げた。
  

 

 



刑「なるほど、それは僥倖! そして望むところ! 態々ご忠告とは痛み入る。感謝するよ伯爵殿。オレは今、猛烈に感動している。この出会いに、感涙してしまいそうだ!」

 興奮のあまり脳がショートを起こしているのではと思うくらいに、オレは奮い立っていた。

 込み上げてくる笑いは、その顕れだろう。恐怖を覚えている事に変わりはないけれど、それに勝る好奇心がオレを突き動かしている。

 この吸血鬼は、オレのイメージと少々ズレていた。しかし、そんなもの些細なものだ。

 好意的に接してくれるならば、それは都合が大変よろしい。だってオレは、幻想を研究しようとしている者なれば。

咲夜「あら、これはこれは……」

安藤「うん、いい反応だ。意気が良いならば、それに越した事はない」

刑「そう取って頂けるならば、嬉しいものだ」

安藤「しかして、そうだな」

 笑いの止まらないオレに対して、伯爵は顎に手を当てながら唇を動かす。
                                             ヒューマン
安藤「私は兎に角、その態度をフランやお嬢様に見せてみろ。……潰すぞ、人間 」

 それは、冷徹な声だった。青ざめる様な声だった。

 底冷えする様な声だった。淡々とした、声だった。

 そして、両人から視線が突き刺さる。伯爵の紅い瞳が浮かぶ双眸、その右目は白い筈の部分が黒く反転している。

 それは本当の意味での忠告だった。

 調子に乗るな。図に乗るな。相手を弁えろ、お前は弱者だ。

 そう、告げている。その全てが告げている。言わずとも、睨み付けるという行動だけで伝えて来ている。

安藤「私は人間の肉は好かん。臭いし、硬いからな。だが、気をつけろ。人間は本来、命を奪われる側の存在であるのだと、肝に銘じておくが良い」

 口から出されたのは、その要約とも言える内容だった。

 お優しいものだ。何とも興味深い。力を持たぬ者への憐れみか? 格下への憐憫か?

刑「ええ、存分に」

 泣き喚いて逃げ出したかった。寿命が縮むかと思った。実際、思えば簡単にオレを殺せる力を持っているだろう。

 だがオレは、彼との会話が楽しかった。それがとても素晴らしい体験だと思った。

 なるほど、確かに会話というものは素晴らしい。未知を求めるならば、知らぬ事を求めるならば、これは確かに良いものだ。

 新鮮な気持ちだった。他の妖怪はどの様な反応を示すのか気になって仕方なかった。

 だが、伯爵はそんなオレに自重する様に言っているのだろう。見透かされている。その視線で、オレの全てが見透かされている様に思えた。

 何を馬鹿な事を言う。だが、同時にこうも思う。

刑「まるで、心配しておられる様な口ぶりですな」

安藤「ああ、心配しているぞ。君は面白いから簡単に死なれてしまうのは、忍びない」

咲夜「ふふ、せっかく知り合えましたしね」

 一瞬で、空気の緊張が解かれる。

 和やかな空気だった。微笑む二人の表情に、察する。

 これ以上を、きっと今は求められないのだと。

 釘を刺しているのだ。命が惜しいならば、慎めと彼女達は無言で告げている。

刑「ですな。せっかく知り合えたんだ、殺されたくもない」

咲夜「あら、そんな物騒な事はしないわよ」

 どの口が言うんだ。オレはそう思いながら、苦笑するしかなかった。





 




『あら、安藤。あなたにしては良い演技をするじゃない。中々なものだったわ、拍手してあげる』

安藤「これはこれは、何とも嬉しい事で。泣いて喜ぶべきですかな?」

『言う様になったものね。パチェの蔵書整理の仕事をさせようかしら』

安藤「フランとの時間に、差し支えないのであれば喜んでお受け致しましょう」

『このフラコンめ。……まぁ、良いわ。アレは面白いわね。しばらくぶりに、楽しめそう』

安藤「ええ、だからこそ私は出向いた。……惜しいですねぇ、彼は」

『恐らくは、しばらく死を前にしても突き進むでしょうね。……でも、これ以上の深追いは赦さないわ』

安藤「わかっております。これは彼の幕劇。片山 刑という人間を主役とした舞台ならば」

『先達としてこれから出来る事は、見守る事よ。鎌足はちょっと特殊だから、その限りではないけれど』

安藤「はは、そうですね。……所で、お嬢様」

『何かしら』

安藤「三時のおやつは、レアチーズケーキに御座います。ジャムは三種、ブルーベリー、アプリコット、りんご。紅茶はアールグレイ。ストレートが、おすすめですね」

『フランに言っておくわ。楽しみにしていて、と』

安藤「はい。お嬢様も是非に、ご堪能くださいませ」

※十六夜 咲夜、安藤=バアル・ゼブルと出会いました

※十六夜 咲夜:とても興味の尽きない人間ですね【興味】を入手しました


※安藤の登場は何回か判定をしてからと思ってたけど、0出されればすっ飛ばすのも仕方ないね

※今日はここまでで。明日も23:00頃に再開する予定です

※調子に乗ったり興奮すれば、語気も強くなる。人間ってそういうもの

※では、お疲れ様でした。また次回、お会いしましょう


※前回宣言した通り、そろそろ再開します

※誰かいますか?


※再開します

 ―霧の湖(昼2)―

 伯爵、十六夜とはあの後すぐに別れる事になった。

 食材の買出しと、仕事に戻るとの事だったが……

刑(人肉以外にも、吸血鬼は食事をするんだな……)

 好物は恐らく、血なのだろう。伯爵は好まないと言っていたけれど、彼は例外なのだろうか。

 まぁ、そんなわけでフィールドワークも成果が上がらないので休憩していた所だ。

 これからどうするか、考える。

※選択

1:人里行って散歩すっかなぁ
2:霧の湖を引き続きフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家へ行こうか
6:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用



>>765 選択:5

 ―稗田家(昼2)―

 稗田家の呼び鈴を鳴らした時、丁度出戻りだったのか門の前で阿求ちゃんと出くわした。

 両手に手提げ袋を持っていたので聞いてみれば、知り合いの貸本屋に行っていたらしい。

 で、そのまま家内に案内されて今は午後の一服をしながらオレ達は会話していた。

阿求「どうですか、何かめぼしい事はありましたか?」

刑「そこそこな。収穫はあった」

 妖怪の山の研究所、伯爵との出会い。

 研究所の方は保留なので何とも言えないが、伯爵との会話は本当に新鮮で楽しかった。

 今後も、ああいった体験が出来ればと思う。

阿求「それは良かった」

 ほっこりと笑いながら、阿求ちゃんは正座の姿勢で熱い緑茶を口にする。

阿求「あつっ」

……何だか和やかな気分になった。

 さて、こうやってのんびり過ごすのも悪くはないが何か話題やする事はあっただろうか。

※話題・行動安価(内容明記)

※連投は、自分のレスから五分経っても書き込みがなければ可

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用



 

守矢神社に行った話


>>772

刑「そう言えば、守矢神社に行ってみたんだが」

阿求「山の神社にですか? それはまた、アグレッシブな」

刑「あそこの巫女――早苗とは、阿求ちゃんと会うちょっと前に知り合いになっていてな」

 元々、何かあったら来てくれと言われていたからな。

刑「で、言ったら即説教くらった」

阿求「何かしたんですか?」

刑「時間を考えて来いってさ。夕方に行ったんだけど、帰り道で妖怪に襲われたりしたらどうするんだって」

阿求「ああ、確かに。それは怒られますね。特に、あなたの体の事を知らなければ」

刑「……忘れてなかったのな」

阿求「ええ、記憶力は人一倍良いので」

 小さく呟いて、オレはため息を吐いた。

 忘れてくれていた方が、ぶっちゃけオレの精神衛生上良いんだがねぇ。

阿求「秘密にする必要なんて、無いと思うんですが。寧ろ、話題に上がると思いますよ」

刑「やめてくれ、オレは別に有名人になりたいわけじゃないんだ」

 はやし立てられるのは苦手だ。昔は、その為に頑張ってた時期もあったけれど。

 それから今に至るまで、思いっきり非難されて異端視されて、面倒な思いをして来たんだ。

 それを繰り返すつもりなんて、ない。

阿求「受け入れられるきっかけになるとは思うんですけどね。良いじゃないですか、改造人間」

刑「……そんなもんかねぇ」

 まぁ、うん。阿求ちゃんがそう言うのだったら、別に良いのかもしれないんだけどさ。

 迷うんだよ。オレのやることって、受け入れ難い事が多いらしくて。

……いつか、バレた時の事を考えると、良いのかもしれないけどさ。

※阿求の好感度があがりました




 ―阿求の家(夕方)―

 それからしばらくのんびりとにべもない会話を阿求ちゃんと続けた。

 阿求ちゃんは編纂を進めるとの事で、今は部屋に篭っている。

 ゆっくりしていけとは言うけれど、家主のいない所で過ごすのもなぁ。

刑「秘密の公表、ねぇ」

 機械の体。脳髄だけが生身である、ほぼ全てが作られた存在。

刑「……そう簡単に出来るのなら、秘密にする事もないよな」

 外の世界と、最早異世界と言ってしまえる程に文明の差があるこの幻想郷で。

 オレは果たして、受け入れられるのだろうかと心配になるのだ。

 せっかく、第二の人生を過ごせるというのに不意にしたくないと考えてしまう。

刑「……やめよう、キャラじゃない」

 オレは思い付いた行動をするだけだ。それで、良い。

 今は出来るだけこの幻想郷での見聞を広める事に勤しもう。

 さて、だったら何をしようかね。

※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:阿求ちゃんの部屋に行くかな
6:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

5


>>780

 ―稗田家・阿求の部屋(夕方)―

 何か外を出歩く気にならなかったので、阿求ちゃんの部屋に向かう事にした。

 その目的は、まぁ編纂の手伝いと言って良いだろう。

 外は既に夕暮れ。気取って言うならば逢魔時。つまりは、これが妖怪の時間と人間の時間の境目。

阿求「これを棚にお願いします」

刑「はいよ。……あとこれ、さっき言われた本」

阿求「ありがとうございます」

 部屋の中で淡々と行われる作業。

 これと言って特筆する様な事もないが、ただ真剣な表情で書を綴る阿求ちゃんは何だかかっこよく見える。

 そんなこんなで作業の手伝いの合間にオレは、その内容を見てこの幻想郷の事を学ばせてもらっていた。

 そして、

阿求「今日はこのくらいにしておきましょう。お手伝いありがとうございます」

刑「いや、良いよ。茶の礼だ。元々こういう事をするのも、慣れてるしな」

 区切りが着いたのか、阿求ちゃんの言葉でふぅ、とお互いに息を深く吐いた。

阿求「そう言えば、研究職をしていたんでしたっけ」

刑「ああ。……まぁ、技術屋でもあったけどな。言ったと思うが、この体もオレが設計したもんだし」

阿求「そうでしたね」

 クスクスと笑って、阿求ちゃんは言う。

 今日はもう終わり、とも言っていたしこれから夕食その他で仕事はしないのだろう。

 いや、仕事なのだろうか。これは役割、というものなのかもしれない。

 家柄と、そういうものなのだろう。稗田家という、その家に生まれた故の。

 まぁ、それはオレがツッコミを入れる事は野暮だろう。

 仲良くは出来ているとは思うが、そこまで話す義理はないだろうし。

阿求「ああ、そう言えば泊まる場所は見つかりましたか? 見つかっていないなら、今夜も泊まっても構いませんよ」

 そんな事を考えていれば、阿求ちゃんから提案が出される。

 うん、そうだな。まぁ、特に腰を据える場所もないのだからそれは受け入れていいだろう。

刑「うん、そうさせてもらうよ。正直、助かる」

阿求「ふふ、また外の世界のお話をお聞かせ頂く事が条件ですが」

刑「お安い御用だな」

 他愛もない事でも、喜んでもらえるなら話す甲斐もある。

 さて、そうと決まったは良いがまだ時間はありそうだ。

 何かまた話題を振ってみよう。

※話題・行動安価(内容明記)

※連投は、自分のレスから五分経っても書き込みがなければ可

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

猫に会いたい


>>787

刑「そう言えば、猫を象った妖怪は居るのか?」

阿求「また唐突な質問ですね……」

 仕方ないだろ、気になるんだよ。

刑「猫、好きなんだ」

阿求「猫妖怪ですか。……あんまり、こう、おすすめはできませんね」

 阿求ちゃんの表情が、見やれば曇っていた。

阿求「マヨヒガ、という場所と旧地獄に居るらしいんですが」

刑「……何とも物騒だな」

 地獄は元より、マヨヒガと言えば遠野物語に出てくる家だ。オレでも知っている。

 迷い込んだ者に富をもたらすとされているが、それは欲を持っていなかったから。

 色々とバリエーションもあるらしいから一概にこれだけ、とは言えないだろう。

阿求「強さで言えば、幻想郷の中でそこまでとはいえないでしょう。ですが、その背後に居る妖怪が問題なんです」

刑「……と言うと?」

阿求「幻想郷の賢者、大妖怪である八雲 紫。そして、旧地獄の地霊殿と呼ばれる屋敷の主、覚妖怪の古明地 さとり」

刑「大妖怪と、覚……か」

 種族で言えば、前者の方はわからない。そもそも阿求ちゃんが言っていないのだから、恐らく種族もわからないのだろう。

 しかし、後者だ。覚といえば心を読む妖怪である。

阿求「地獄に行くだけでも、人間にとっては危険度が高すぎる。しかして、マヨヒガは行こうとして行ける場所でもない」

刑「それに加えて、大妖怪と覚妖怪か……」

阿求「そもそも、人間にとって妖怪は天敵ですからね。会いに行こうとすれば、命の保証は出来かねます」

 これは、困ったぞ。

刑「なんという事だ……。せっかくだから猫の妖怪とお近づきになりたかったというのに、何故そんなにも危険度が高いんだ! これはあれか、オレに対する嫌がらせなのか!! 神は死んだ!!」

阿求「あ、いえ、ここではいろんな神様が生きていますよ? ニーチェ的に言っているなら、野暮でしょうけど」

 よく知っているな、阿求ちゃん。……じゃなくてだな!

刑「クソ、クソっ! 世の中やっぱりクソだな! どこに行ってもこういう障害が付きまといやがって!!」

阿求「ですが刑さん、たまに人里にも姿を現すみたいですよ?」

刑「マジで!?」

 神は死んでいなかった! むしろ、あなたが神か。

阿求「……まぁ、接触するのは良いですが、節度は弁えましょう。何かあってからでは、遅いですからね」

刑「わかっているさ。オレは紳士だからな……」

 そう、好きな相手だからこそ危害を加えてはならない。お触りは御法度! それは十分に仲良くなってからだ!!

 Yes,cat! No,touch!

 そうか、そうか。ここには猫妖怪が居るのかぁ。良いなぁ、仲良くなりたいなぁ。

※阿求の好感度があがりました
※猫の妖怪はたまに人里に来る様です


 ―稗田家(夜)―

 伯爵の時とは違う興奮も、時間が経てば冷めるというもので。

 夕食を頂いて風呂を借りた後、オレは縁側でまた夕涼みをしていた。

 星や月を眺めるのは好きだ。落ち着くし、頭がスッキリとする。

 それにここは外の世界とは違い、余計な光が無いし空気も澄んでいるからか星がよく見える。

刑「百物語、幻想研究、猫」

 何ともまぁ、三日でよく色々とやろうと思った事か。

 住む場所も不定だし、泊まらせて貰って、飯まで貰って。

刑「……ヒモじゃん」

 駄目人間全開だった。いや、マジでやばいだろ今の状況!

 人間としてどうなんだよ。そして男としてどうなんだよ!

 いや、確かに好意には甘えているけれど。ぷーたろうは、どう考えたってやばい。

 とは言え、まだここに来てから三日だ。住む場所って言っても、そう簡単には見つけられるはずがない。

 職にしたってそうだ。何か作って生計を立てるにも、その素材が手に入るかもわからないし先立つ金もない。

 あれ、詰んでね?

刑「……はぁ。それはとりあえず置いておこう」

 今どうしようもない事を考えても仕方ない。成るように成れ、だ。

 寝るまで時間はあるけれど、この時間はどう過ごすかな。

※選択

1:いや、やっぱりこのまま寝るかな
2:月見をこのまま続けるか(判定あり)
3:ちょっと夜の散歩でもするか(判定あり)
4:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

1


>>793 選択:2

※判定

5以上で誰かがくる

判定直後


>>797 コンマ:77(ゾロ目)

※自由安価(内容明記)

※不自然じゃない程度でお願いします。旧作も靈夢と魔梨沙以外ならあり。頑張ります

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

ちぇん


>>803 選択:橙

 一瞬、これは何だと思った。

 あまりにも非現実的過ぎて、あまりにも唐突過ぎたからオレは思わず呆けてしまった。

 庭に一人、居る。

 二股の尻尾を揺らし、帽子の下から生えた動物の耳を可愛らしく動かす、茶髪の少女。

 猫だ。猫が居る。化け猫だ。

刑(キタコレッ!!)

 心の中で盛大なガッツポーズをした。

 これでもかと言うくらいに、地を揺らすくらいの勢いで。漫画やアニメだったら、集中線が入っていた事だろう。

 いや、しかし彼女は妖怪だ。下手に何かしようものなら、オレは殺されてしまう。

 しかし、何故こんな夜更けに、そしてここへ来たのだろうか。

 疑問に思いながらも、視線を彼女に集中していると。

※判定

橙の心象
1程悪い 9程悪い 0・ゾロ目で……?

補正
猫好き:+1

判定直後


※ミス。9程良いなのに、悪いって書いてた。寝ぼけてるなぁ

>>807 コンマ:6+1=7 ※中々好印象

※橙:良い人なんですねー【好感】 を入手しました


「あの、すいません。阿求さんはゴザイタクですか?」

刑「うわっ!?」

「ひゃあ!?」

 目の前に居て、話し掛けられたものだから思い切り驚いた。

 なんだ、今日は唐突に声を掛けられて驚かされる日なのか!?

刑「あ、あああすまん。ぼーっとしてたもんだから」

「い、いいいいえ。私もいきなり話しかけたから」

 思わず謝る。ここで接し方を失敗してはまずい!

 友好を見せろ。選択しろ。ライフカード! ライフカードはどれだ!!

 えっと、確かカタコトだけど阿求ちゃんが居るかどうか聞いて来ていた筈だから、

刑「ああ、阿求ちゃんか。居るけど、こんな夜中にどんな用事で?」

「そうですか、それはよかった! 藍さまから紫様の手紙だって、渡されたものがあるんですよ!」

 そう言ってやれば、パァっと表情を明るくする少女。

 ああ、良いなぁ。猫耳だ、猫尻尾だ。

「ところで、あなたは?」

刑「ん、オレは片山 刑。……まぁ、所謂『外来人』ってやつだ」

橙「私は橙といいます! 片山さんですね、覚えました!」

 橙ちゃん、ね。よし、オレも覚えた!

 しかし、この子が例の大妖怪がバックに居るっていう妖怪なのか……

 とてもそうは見えないが、それもオレの偏見によるものなのだろう。

 妖怪は妖怪なのだ。そして、緊張と興奮がオレの中で沸々と湧き上がる。

橙「普段なら驚かせる事に余念はないんですけど、今日ばかりはお使いなので失敬しました。ごめんなさい」
              マドモアゼル
刑「いいや、大丈夫だよお嬢さん。気にする事はないさ」

橙「それなら良かったです! 良い人みたいで、安心しました!」

 あー、心がキュンキュンする。なんだこの可愛い生き物。

 猫ってのは、やっぱり良いなぁ。人型なんて邪道だと思ってたけど、これはこれで中々くるものがある。

 巷で猫耳やら猫尻尾付けたコスプレしてる偽物とはダンチだな。

橙「あ、すいません。もっと話したいけど、用事を済ませて帰らなきゃ」

刑「そうか。何か、時間食わせたみたいですまんな」

橙「いえ、大丈夫です。あ、もし何かあったら、普段は妖怪の山に居るのでお呼びください! 力になりますよ!」

刑「そうか、わかった。何かあったら、頼らせてもらうよ」

 妖怪の山、ね。この子も、つまりはそこで生き抜く力を持っているという事だろう。

 その後、オレは阿求ちゃんの部屋の場所を教えてそのまま空を眺めた。

 こんな素敵な出会いをくれた神よ、感謝してやる!

 と、そんな都合の良い事を心の中で叫びながら。

※橙と出会いました



※現在公開可能な情報

名前:片山 刑
読み:かたやま けい
能力:
種族:人間(外来人)
危険度:???
人間友好度:???
身体能力:5 機械の体にも慣れた様だ。人間離れした動きは出来ないけど
精神:4 何かトラウマでも持っているのかもしれない
頭脳:4 何とか考えている事を他人にちゃんと話せるレベル
潜在能力:1 既に完成されているので、打ち止め
幻想郷縁起
なし


現在行ける場所
1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家へ行こうか
6:その他(内容明記)

特殊設定

真・改造
あなたは脳を残して全身を改造している。見た目は人間のままだが、中身はオーバーテクノロジーの塊である。
人間と言うにはかけ離れ、妖怪と言うには最も縁遠い存在である。
効果:行動判定に+2 戦闘判定に+1

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

相関図
『人間の里』
稗田 阿求:少し変わった方ですが、賓客として招き入れたいですね【興味】
『守矢神社』
東風谷 早苗:何かあったら、守矢神社に来てください!【知り合い】
洩矢 諏訪子:へぇ、中々どうして……【関心】
八坂 神奈子:命知らずの様だが、その行動力は嫌いじゃないね【関心】
『冥界』
ルナサ・プリズムリバー:変な人間【無関心】
『妖精』
チルノ:あんたがすげーやつだってことはわかったわ!【憧】
大妖精:大変でしたね、でももう大丈夫ですよ!【親切】
『妖怪の山』
河城 にとり:か、勝手に触ったら駄目なんだって!【警戒】
『紅魔館』
十六夜 咲夜:とても興味の尽きない人間ですね【興味】
『八雲家』
橙:良い人なんですねー【好感】


※気づけばこんな時間です。今日はここまでで

※次回は恐らく木曜日。その間に、EXTRAの書き溜めも出来ればいいなぁ

※そろそろフラグを立て始めても良いかな、と思い始めてます

※では、お疲れ様です。次回またお会いしましょう

※追伸

※トレスですが、こんなものを書いてみました。まだ途中ですが、座に収まってる組の自分的なイメージ。ちょっと見づらいかもしれませんが、勘弁




※まだ完成してないので、完成したらwikiにあげます。

※23:30頃に再開します


※再開します


※夢判定

コンマ一桁6以上で刑は夢を見る

判定直後

ヒャッハー


>>824 コンマ:5 ※失敗

 ―稗田家・客間(朝)―

 目が覚めれば、朝。

 日光の輝きに目を細めて、軽くかく。

刑「あー、はぁ」

 大きくあくびをかまして、オレは背筋を伸ばす。

 酸素を深く取り込んで、脳を覚ます。

 昨日は良い出会いが多かった。

 今日も、何かあれば良いなとオレは思う。

刑「さて」

 こんな気持ちの良い目覚めをしたのだ。

 体も慣れ、動きに支障もなくなったわけだし篭っているのも勿体ない。

 朝は、何をしようか。

選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:守矢神社に行ってみるか
4:阿求と話そうか
5:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


>>828 選択:4



刑「おはようさん」

阿求「はい、おはようございます」

 そんなわけで、家屋の中を歩いていれば阿求ちゃんとばったり会ったので挨拶を交わす。

阿求「昨夜は、ふふ。運が良かったみたいですね」

刑「ああ、まさか話をした後に会えるとは思わなかったよ」

 お互いに微笑んで、オレ達は言葉を混じえる。

 昨夜の事、というのは橙ちゃんの事だ。阿求ちゃんに用があると言っていたし、その時に話したのだろう。

 噂をすればなんとやら、とはよく言ったものだ。

刑「猫は良い……こう、見てるだけで癒される」

阿求「あなたのそんな表情も、珍しいですね」

 ほわぁ、と思いを馳せていれば阿求ちゃんからそんな言葉を掛けられた。

刑「そうか?」

阿求「はい。良い感じに、弛緩してましたよ」

刑「だらしないって?」

阿求「基本的に仏頂面ですからね、刑さんは」

 そうか? と、オレは首を傾げて眉間をつまんでみる。

 さて、そんな話もそこそこに他にも話題を振ってみようか。

※話題・行動安価(内容明記)

※連投は、自分のレスから五分経っても書き込みがなければ可

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

外の世界への愚痴


>>837

刑「……まぁ、オレも外で色々あったからな」

 仏頂面と言われて、思い返してみればそうなっていて然るべきかもしれない。

刑「オレのやる事なすこと、嫌な目で見やがって。……妬むならまだしも、何で何から何まで否定しやがるってんだよ」

阿求「外の世界のお仲間の事ですか?」

刑「仲間? 仲間なんて呼べるべきものじゃないっての……」

 封印指定、禁忌扱い、異端視、オレに向けるそれは、少なくとも良いものじゃなかった。

刑「最初は向こうから求められたから、精一杯やったのによ。いつの間にやら、それとは真逆になりやがって」

 最後には非難轟々。今までよくもまぁ、籍を置いてくれたとは言うがなら何で早くに首を切ってくれなかったのか。

阿求「それはそれは。……何をしたんですか?」

刑「もう覚えちゃいないよ。結果出して満足して、捨てられたからな。……覚えていても仕方ないってのもあった」

 改良しようとか、改善しようとか思わなかったし。むしろ、それが最善だと思ったから手を加える事も出来なかったっていうのもあるけれど。

刑「……もしかしたら、資料もこっちに流れてきてるかもしれねぇな」

阿求「それは、面白そうですね」

 ここが幻想になったもの達の楽園なら、そういう事があってもおかしくはないかもしれない。

 阿求ちゃんなら、オレの考えを理解してくれるのではないかとそんな淡い期待を抱く。

 もしも、受け入れてくれたならオレはどれだけ喜ぶのだろうか。

 そんなイフを思いながら、オレは口を紡いでいく。

 外の世界の愚痴を、延々と朝食が出来るまで垂れ流す。

 少しだけ、申し訳なかった。

※阿求の好感度があがりました


 ―稗田家(昼)―

 ここ最近、体に良さそうな食事を取れている。

 今のオレには関係ないけれど、生身の頃だったら体調もずっと良くなっていたかもしれない。

 朝・昼・夜の三食全てがジャンクフード生活。金には困っていなかったから、別に気にしていなかったけれど。

刑「……さて」

 いい加減、住む場所は決めた方が良い気がする。

 小規模で良いから、研究実験出来る場所も欲しい。

……まぁ、それはそれとして昼は何をしようか。

※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家でこのまま過ごすかな
6:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


>>843 選択:2

 ―霧の湖(昼)―

 というわけでやって来ました、今日も今日とて霧の湖。

 オレが目覚めた場所だし、周りに遮蔽物がないから何かおかしな事があっても察し易い。

刑(さてと)

 適当にフィールドワークをしつつ、誰かと会えないかな、なんて期待を胸の中に抱く。

 そんな風に、スマホで写真を取りつつ生態系の調査をしていれば――

※判定

5以上で誰かがくる

判定直後



 


>>849 コンマ:6 ※成功

※誰と遭遇した?(霧の湖に居そうなキャラ限定)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

夢美


>>852 指定:岡崎 夢美

※旧作キャラにつき、口調その他は自己解釈を含みます

刑「……おい、待てやコラ」

 思わずスマホのカメラで撮りつつ呟く。

 見た限り、うん。なんだこれ。世界観をぶち壊しにしてくれる様な、そんな見た目の船がそこにはあった。

 言葉に出来ない、言い表せない、形容し難いがとりあえず、船である。

 その数瞬の後、その船の姿が透過していくのをオレはただ呆然としつつ眺めた。

……ステルス機能って、お前。

刑「なんだこれ、白昼夢か何かを見ているのだろうか」

 この幻想郷にはそんな事出来る技術は存在していない筈だ。

 そも、見た限り現代でもあんなものを作れはしないだろう。

「あーっ!」

刑「わーっ!?」

 そんな事を考えていればいきなり聞き覚えのない人物の叫び声が聞こえて来たものだから、オレも思わず叫んでしまった。

 振り向けば、そこに居たのは全体的に赤い女の子。いちごを連想させる、そんな少女がそこに居た。

※判定

岡崎 夢美の心象
1程どうでもいい 9程好感 0・ゾロ目で――?

判定直後

んー


>>865 コンマ:8 ※いいぞぉ。

※岡崎 夢美:幻想の研究なんて、素敵【好感】を入手しました

「あなたまさか、今の見てた?」

刑「あ、ああ」

 形容し難い船も、それが消えていく様もしっかりと見た。

 そして、船の画像もしっかりとスマホに保存してある。

刑「この船の持ち主か、あんたは」

「……あら、電子機器」

刑「そうだ、電子機器だ」

 画像を表示しているスマホを翳して尋ねてみれば、キョトンとした表情でそんな事を呟かれた。

 なるほど、やっぱりこの少女――早苗と同い年くらいか――はそういう存在らしいな。

刑「外の人間か?」

「そういうあなたも、ここの人間じゃないみたい。……なんだ、焦って損した気分」

刑「うるせぇよ。こんなだだっ広い場所にあんなもん置いとくのが悪い」

 見るからにがっかりされるのは心外だったので、毒吐く。

「確かにあなたの言う通り、無用心だったとは思うわ。……それにしても、私の知ってる幻想郷とは別の場所に来ちゃったみたいね。素敵」

刑「ここの他に幻想郷があるって?」

「並行世界ってこと。さっきあなたも見たでしょう、あの船は可能性空間移動船って言うのよ」

 土を軽く触りながら、まるで何かを確かめる様にしつつ少女は説明してくれる。

 可能性空間移動船って、並行世界を行き来できるって事か?

刑「おいおい、どこぞの世界線漂流も真っ青だぞそれは。観測する世界を自分で変えることが出来るって」

 何世紀後の技術だ。現代を超えてると思ったけれど、それにしたって先に行き過ぎだろ。

 オレだって、理論だけ立てて要らねえと投げ捨てたもんだぞ。

「あら、理解出来るんだ」

刑「オレもまぁ、そっちの畑の人間だったからな。……今じゃ、道具も何もなくて何もできなくなっちまったけど」

「ちなみに聞くけど、どんな研究がしたいのかしら」
   ココノ
刑「幻想郷」

「それは素敵。私も、魔力の研究がしたくて幻想郷によく来るのよ」

 魔力――って聞くとオカルトの研究って事か? それはまた似て非なるものを研究したがっているもので。

夢美「今更だけど、自己紹介させてもらうわね。……私の名前は岡崎 夢美。職業は大学教授よ。あなたは?」

刑「片山 刑だ。元研究員って所だな。今はしがないプー太郎だよ」

夢美「刑、ね。……あなたの話に興味があるの、少しだけ時間を貰ってもいいかしら」

 オレはその提案に、喜んで首を縦に振る事にした。

 それから話したのは、夢美の居る並行世界の科学の話や魔力と言ったオカルトへの見解。

 テンションがおかしくなったのは言うまでもないが、白熱したパーカッションが出来たと思う。

 そんな風に、オレは夢美と日が傾き始めるまで話したのだった。

※岡崎 夢美と出会いました


※パーカッションじゃねぇ。ディスカッションだ。何で間違えた

※良い時間なんで、そろそろ寝ます。半分寝ぼけているみたいなんで

※明日は無し――か、もしかしたらお昼に少しだけやるかも。お盆だし、人居るならですが

※あ、ちなみに今更ですがEXTRAステージで紫はロッズ・フロム・ゴッドを使っていましたが、本当はリトルボーイを使わせるつもりでした。

※だから、焼き払うって表現をしたわけです。とは言え、すきま往復の際に摩擦熱も凄い事になっているとは思うのでそのままにしましたが。

※変更した理由は、時期が悪かったと言うしか。ある意味似た様なものですが、だからと言ってツァーリ・ボンバーは規模がやばいですし。

※では、お疲れ様です。また次回お会いしましょう


※今回の場合は、紅魔館に安藤が居るんでフランは攻略対象外になります。他のキャラは大丈夫です。周囲の人物が全部駄目になると、収集つかなくなるんで

※例えば、零君が居る場合は霊夢は対象外になりますが、天子や萃香などは対象になります

※では、遅れましたが再開しようと思います。文章書きながらお待ちしています




 ―霧の湖(昼2)―

夢美「あー、面白かった。良い意見をありがとう。この世界の人間は、そこまで発達していないみたいだねぇ」

刑「技術面で言えば、そうだな。力学も統一されてないし。……まぁ魔力なんてのはてんで空想っていう意見は変わりないかもしれないな」

 夢美とのディスカッションも良い時間になったので終了。それからゆっくりと他愛もない話をする。

 スマホのディスプレイに表示されている時刻は、午後二時を過ぎた頃だ。

夢美「そうだ、工具が欲しいんだったな。これを渡しておこう」

 ポケットにスマホをしまっていると、夢美が何処からかベルトポーチを取り出して投げ渡して来る。

 オレはそれを受け止めて開けて中身を見れば、一般的な工具が入っていた。

夢美「ディスカッションの礼だよ。予備だから、好きに使ってくれて構わない」

刑「良いのか?」

夢美「御近付きの印さ」

 そう言って、夢美はにっこりと笑って見せた。

 そうかい、なら勝手に使わせて貰うとしよう。

 さて、思わぬ所で工具も手に入った。これで先立つものもなんとかなるかもしれない。

刑(これからどうするかな)

 夢美とはまだ話せそうな気もするが、あまり長く引き止めるのもなぁ。

※選択

※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家へ行こうか
6:まだ夢美と話すかね
7:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


>>884 選択:6 コンマ:88(ゾロ目) ※イベント発生

刑「……あー、夢美。お前、どれくらいこっちにいるんだ?」

 霧の湖から移動しようかな、何て考えたがそう言えばと思ってまだ近くに居た夢美に尋ねてみる。

 可能性空間移動船なんてものを持っているし、魔力とやらのオカルトの研究も別に此処でやるわけではないんだろう。

 ただ、科学者のフィールドワークというものは一日二日で終わる様なものじゃない。

 だからオレは、彼女に滞在期間を聞く事にした。

夢美「エネルギーの再充填されるまで、って感じかな。日数で数えれば一ヶ月かそこらね。時間にして七二〇時間、分にして四万三千二百分、秒にして」

刑「二五九万二千秒だろ。そもそも曖昧なんだから、約って前に付けろ」

夢美「失敬。でも、それも最長期間かしらね。実際はもっと早く戻るかも。どうしたのよ、まさかこの岡崎教授の助手になりたいって?」

 面白そうであるが、そのドヤ顔とニヤケ面は頂けない。

刑「だーれがなるか。いや、ちょっとばかり面白い企画でもやろうかなんて思ってさ」

夢美「企画って、何かするのかしら」

刑「百物語で、エネルギーの計測って面白そうじゃないか?」

 そう、それはオレが今思い付いた事だ。

 最近、阿求ちゃんから聞いて百物語について学び始め、その手の企画でもやればどうかと早苗からも言われていた。

 行程の重要性について学ぶ機会だと思ったし、ここに永住する気満々なので人里の面々とは友好でありたい。

 そういう意味でやろうとは思っていたけれど、夢美の登場でもう少し面白そうな事が出来る気がしたのだ。

刑「人間の精神ってものは簡単にブレるものだ。そこは脳波を計測するにあたって色々な事がわかっている」

 だが、ここは幻想郷だ。外の世界の常識なんて当て嵌められない。

夢美「つまり、怖い話で生まれるエネルギーがあるかもしれないと」

刑「妖怪の食べ物も、そういうものから来ているらしいからな。……どうだ、乗ってみないか?」

 間違いなく思い付きで、実際すぐに出来る様な事じゃない。

 ただこれはオレにとって一石三鳥にもなり得る話だった。

 そして、夢美にも良い話な筈だ。力学以外のエネルギーの証明にも使える可能性だってある。

 魔力を人間や動植物の精神から生まれるというよくある設定から考えれば、似た様なものだと思ったのだ。

夢美「……そうねぇ」

 少しだけ考える様に、顎に手を当てる夢美。

 その答えは――

※判定

1(ファンブル):即答でお断り
2~:保留
4~:曖昧だけど乗ってくれた
7~:ノリノリだ
0・ゾロ目:???

判定直後

妖怪1足りてしまった


>>888 コンマ:2 保留 ※妖怪イチタリテルが出たぞ

>>890 ※あんたのコンマ、スゲー不吉だぞ

夢美「……あー、悪いけど保留させてちょうだい」

刑「……理由は?」

夢美「一、不確定要素が多すぎる。ここが幻想郷である以上、怖い話が怖い話として機能するかわからない」

刑「確かに、それは思う所ではあるな」

 妖怪が普通に跋扈しているわけだから、普段から慣れている可能性もあるっちゃある。

夢美「二、計測する機材がちゃんとそれに反応するかわからない。確かに魔力について調べる為の機械はあるけど、そっち方面でちゃんと動いてくれるかはわからないのよね」

刑「調整は掛けられないのか?」

夢美「ぶっちゃけ無理ね。実験出来るならするけど、それってあなたの企画の一部を潰す様なものでしょ?」

刑「そうか……」

 してくれても構わないんだが、どうやら彼女はオレの顔を立ててくれている様だった。

 そも、もしも恐怖からエネルギーが発生すると前提しても計測する場合に行われる実験は二通り程か。

 怖い話をする。これは一番安全だが非効率的で、その上そういう企画をするのだから彼女の言うとおりやってしまっては元も子もないだろう。

 もう一つは、妖怪と遭遇させる事。これは被験者が危険な上に計測側も危険であるのは自明だ。人体実験を気にする様な性分ではないけれど、今後を考えると立場が危うくなる。

夢美「三。出来るなら、私も万全の状態でその計測をしてみたいから」

刑「と言うと?」

夢美「一旦、研究所に戻るかして計測器に改良を加えたい。これが最たる理由よ。だから保留って言ったの」

……おいおい、ちょっと待ってくれよ。

刑「良い奴だなぁ、お前」

夢美「ふふ、もっと崇めてくれても構わないのよ。それに、私も興味が出たからっていうのも理由ね」

 両腕を組んで、得意気に鼻を鳴らす夢美。

夢美「まぁ、それも刑がちゃんと怖い話――百物語で集めた被験者を怖がらせる事が出来れば、という前提条件があるけれど」

刑「そうだな。……まぁ、成るように成るとは思っている」

 慣れ親しんで居るものにこそ、改めて恐怖は持っていた方が良いだろう。

 半ば安心を持ったその時こそが危険なのは、全てに置いて言える事だと思っている。

 例え、ここが平穏な場所で呑気な妖怪が居たとしても。

刑「外の世界での出来事を、脚色してやっても良いはずだ」

夢美「なるほど、文明の進み具合もまったく違うものね」

 そう、結局はそこを話してしまえば良いのだ。

 例えば、『ロボット』の事や『ネット』の事、最後の手段としては『オレの体』について語っても良いだろう。

夢美「うん、結局は保留だけど検討してみるわ」

刑「ああ、そうしてくれ。オレも色々と頑張ってみるさ」

 互いに小さく笑って言葉を交わす。

 面白い事になって来た。これから百物語について考え、真剣に学ぶのもありだろう。

 早苗や阿求ちゃんに相談してみようか。いい意見がもらえるかもしれない。

 そんな事を考えながら、オレは夢美とまた他愛もない会話を続けたのだった。

※夢美の好感度がグッとあがりました
※フラグ1を達成しました シナリオイベント『刑式・百物語の夜』まで残り『1/6』です


 ―霧の湖(夕方)―

 さて、すっかりと夕暮れだ。

 日中は夢美と話し込んで終わりを迎えてしまった。

 それが別段悪い事ではないから良しとしよう。工具も貰えたわけだし、夢美には感謝してもしきれない。

 ついでに、帰るまでは此処の周辺に停泊するからとは彼女の弁である。

 そういう夢美は今、やる事があるらしく船の中だ。

 長く話してしまったし、彼女にも用があったのではと申し訳なく思ってしまう。

……まぁ、楽しかったから良いよな、と思うオレは多分自己中なのかもしれない。

刑「さって、こんな時間だしどうするかね」

 人里に戻るか、守矢神社に厄介にならせて頂くか、それとも妖怪の山かここでフィールドワークでも進めるか。

 後者は多分、この時間内に戻ることは叶わなくなってしまうだろう。

 夜は人外の時間だ。襲われる可能性も高くなると思う。

 命の危険は百も承知だが、さてどうするべきかね。

※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖でフィールドワーク続行
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家へ行こうか
6:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

1


>>898 選択:1 コンマ:00(ダブルクリティカル) ※更にイベント発生

※なんだこれ。……なんだこれ!?

 ―人間の里(夕方)―

 以前に早苗から説教を喰らってしまっている以上、あまり危険を犯してもなと思って戻って来たのは人間の里。

 ここで暮らす人間達ののんびりとした空気を、オレは嫌いだとは思わない。

「あら、こんばんわ」

刑「ええ、こんばんわ」

「兄ちゃん、もう幻想郷には慣れたかよ」

刑「ええ、大分。これで仕事が見つかれば万々歳なんですけどね」

「ハハハ、兄ちゃん線が細いからな! もっと飯を食え、飯を!」

刑「肉体労働は苦手なものですから、どっちかと言うとオレは頭脳派なもので」

 こんな風に、たった数日ではあるが道行く人との会話も取れる様になっていた。

 田舎特有のコミュニケーション能力の賜物なのか、それとも外来人が珍しいだけなのかは知らないけれど、オレにとって歓迎される事は大変喜ばしい事である。

 そもそも、向こうに居た頃はそんな扱いなどされていなかったから、その分嬉しさも増しているのだろう。

刑(……オレの事を深く知ったら、どう思うんだろうな)

 ただ、その分不安も大きくなるわけで。

 異端。目の上のたんこぶ。嫌悪された学者。封印指定の研究を幾つも生み出した男。

 オレの研究は、人間の為になると思って行って来たものばかりだというのに。

 利権など知った事ではないし、日々の生活と研究出来る金さえあれば良かったのに。

刑「とは言え、それも杞憂かね」

 ここの人間は、あの研究所に居た連中とは違う。

 きっと、何事も無いように受け止めてくれる筈だ。

 そんな風な期待だって持っている。持てる様になった。

 それは多分、阿求ちゃんが発端で、早苗達のおかげでもあるんだろうけれど。

「ですから、我々人間は幻想郷を掌握する為に妖怪を放逐する必要あるのです! 妖怪に日々怯え、巫女などに頼ってばかりなどあってはならない!」

刑(あん……?)

 その時に聞こえて来たのは、何かの演説の様だった。

 熱心に叫ぶ男を筆頭に、何やら物騒な得物を持った連中が広間の一部を占領している。

刑(こんな場所にも居るんだねぇ、右翼って言うか過激派って言うか)

 男を見やるに、インテリの様に思えた。体は細いし、服装も派手でメガネを掛けている。

 どこぞのニュータイプが言っていたけど、インテリは派手な事をするというのは間違っていないだろう。

 夢みたいな目標ばかりを掲げて、民衆を焚きつける様にしてから鎮圧されるのがオチなんだ。

 派手なのは、良くも悪くも人々の印象に残るだろう。だけど、妖怪の放逐なんて土台無理な話をする。

 そんな事を考えながら呆然としていると――

※選択

1:早苗がオレの肩を叩きながら現れた
2:阿求ちゃんが面倒そうな表情を浮かべながらオレの隣に並んだ
3:その他(人間の里に居そうなキャラ限定でお願いします)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


※霖之助とは全くの無関係です

>>905 選択:2

阿求「……またですか、あの方々は」

 阿求ちゃんが面倒そうな表情を浮かべながら、オレの隣に並んだ。

 ため息を吐いていたし、これが初めてというわけではなさそうだ。

刑「また、っていうのは何度もこんな事をしてるって事か」

阿求「ええ、そうです。……って、お戻りになっていたんですね。刑さん」

刑「今しがたな。気がつかなかったのか」

阿求「すいません」

 いや、謝る様な事じゃあないけれど。

 そんな事を言いつつ、少しばかり会話をしていれば演説が終わったのか、例の男を筆頭に解散していく集団が横目に見えた。

刑「どこにでも居るんだな、ああいう奴って」

阿求「外の世界でも?」

刑「さすがに武装はしてなかったけどね。……民衆を煽って、何か起こしたい奴はなんでこう、変に意欲的なのか」

 それが正義だって信じ込んでいるのかもしれない。現代日本にそれが必要か否かは、政治の問題だから深くは言えないけれど。

刑「さすがに、妖怪を放逐しようぜって必死こいて言っても、成果がなければ誰も見向きしないだろうって思う」

阿求「ええ。……聞く所によれば、成果を得ようとして何度も返り討ちにあっているみたいですね」

刑「妖怪に挑んでるってか」

阿求「死者も出しているそうです」

 行動は苛烈、なれど成果は実らず、ね。

 阿呆らしい。何を持ってそんな事を考えてるのかわからない。

 命の危険を晒すなら、一人でやれって言うんだ。

阿求「時たまに、能力に目覚める方も居ますから。一概に人間が弱いわけではないんです」

 そう言って、阿求ちゃんは苦悶の表情を見せてその事について説明してくれた。

 妖怪退治や里の護りが出来る人間は、そうやって不思議な力に目覚めた者達によって行われているらしい。

 博麗の巫女は妖怪退治のベテランとして有名であり、白黒の魔法使いも同様。

 最近では早苗や十六夜、それと冥界に居る半人半霊の剣士も名が売れてきているそうだ。

 そうで無くても、人間に危害を加えるくらいに妖力や霊力を溜めた妖怪の退治も能力持ちの人間や有志によって行われていると阿求ちゃんは言う。

阿求「ですが、妖怪を無闇に退治する事を私は良しとは思いません。均衡が保てなければ、ここは恐らく崩壊してしまうでしょう」

 バランスの崩壊、ね。それは生態系の話なのか、ヒエラルキー的な問題なのか。

 それとも食物連鎖?

 ただ怯える暮らしを良しとしないのは、わからないでもないけれど。

※選択

1:だが、まぁ、あいつらの気持ちだけは、わからなくもないな
2:確かに、バランスは大事だ。ちょっとした事で、世界は崩壊するからな
3:人間って、そんなもんなのかもしれねぇな
4:その他(内容明記)

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


刑「確かに、バランスは大事だ。ちょっとした事で、世界は崩壊するからな」

 だけど、全面的にそれを是と捉える程オレはバカじゃない。

 人間の手によって絶滅の危機に瀕した動物が何れ程居るだろうか。

 そうして、そうなるまで追いやっておいて身勝手に保護を叫びそれを良しとする人間が何れ程居るだろうか。

 生態系が狂うだけで、世界は一変する。

 異常繁殖、異常発生、トリガーが引かれるだけで簡単に淘汰される程、生き物ってのは弱いものだ。

刑「この場所が失われるって事は、大損失だ」

 幻想の行き着く場所、外の世界では存在しない者達が暮らす場所。

 科学者として、こんな素晴らしい世界が無くなるなんて事はあってはならない。

 出来るなら、確かに人間が怯えて暮らす世界などどうにかしたいとは思う。

 だが、力というものは相応にあって然るべきなのだ。

刑「精神の追い付かない力は、ただの暴力でしかない。そうは思わないか?」

阿求「そうですね。……人間は、まだまだ未熟ですから」

 受け入れ難いから戦う。認められないから争う。簡単な事で、人間は殺し合える。

 能力を持っている者たちが、そういう存在では無いことをオレは祈ろう。

刑「……ただ、まぁ」

 ああいう存在が居るからこそ、恐らくこの里の人間にとって人外は恐怖の対象になり続けているんだろうな、と。

 そんな風に、皮肉ながら冷静に思ってしまう自分が居るのが、少しだけ寂しかった。

※阿求の好感度がグッとあがりました
※妖怪と対立している組織があるようです


※今日はここまでで。今日のコンマ神は一段とあらぶっていましたね。いやホント

※次回の更新は明日の夜になるかと。もしかしたら、ワンチャン昼から出来るかもしれませんが

※あ、そうそう。工具が手に入ったので自由行動で何かする事は出来ます。路上で修理屋をしたりとか、何か作って販売したりとか

※通貨をステータスとして出すつもりはありません。ぶっちゃけ管理とか面倒なんで

※ただ、そういう事をしていれば周囲の評価もあがります

※と、いう感じで今日はお疲れ様でした。次回またお会い致しましょう


※やっぱ夜に再開だってさ。21:30頃に再開します

※張り合う時は、コンマを賭ける時だ……!


※再開します

 ―人間の里(夜)―

 今日も今日とて阿求ちゃんが家に泊めてくれると言うが、とりあえず稗田家には寝る時か阿求ちゃんと話す時に赴くとして。

 オレは今、夜の人間の里を散歩していた。

 今日も大変色々な事があったものだが、物品的に喜ばしいのは工具が手に入った事だろう。

 夢美には感謝している。しばらくは霧の湖に足を向けて眠れない。

 次に、人間の里に居る妖怪と敵対しようといている者達。

刑「あいつらの目的って、なんなんだろうな……」

 人間が平和に生きる為なら、今でも十分だと思う。

 確かに、妖怪に怯えて暮らすのは精神衛生上よろしくないというのはわかるけれど。

 だが、それで死者を出すほどの活動をする必要はどこにあるのだろうか。

 外の世界の人間と、ここの人間で考え方や観点が違うと言われればそこまでかもしれないが。

刑「……勝手に決め付けるのは、ダメだ」

 何にしても、オレはまだここの事を知らなすぎる。

 さて、ぶらぶらしてはいるがこれからどうするかな。

※選択

1:眠くなるまで散歩するか……(判定あり)
2:稗田家に行って眠るか……
3:阿求ちゃんと話に行くか
4:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント
※採用されたレスのコンマが末尾1(ファンブル)だった場合襲撃。尚、11の場合襲撃はなし

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

2


>>926 選択:2 コンマ:00(ダブルクリティカル) ※イベント

※初っ端からこれかよ、壊れるなぁ

 ―稗田家(夜)―

 今日はもう眠ろう。そう思って阿求ちゃんの屋敷の門を潜ると、何やら声が聞こえてきた。

 声の発生元は彼女の部屋からで、襖の障子に映った影は二つ。

 昨夜の橙ちゃんに引き続き、誰か客でも来ているのだろうか。

 邪魔をしても悪いし、そそくさと客間に向かおうとも思うが挨拶もなしに眠らせてもらうのも気が引ける。

阿求「ええ、はい。その件については――」

 畏まった口調で語る阿求ちゃん。

 どうやら、彼女にとって今日の客は上の立場に居る存在なのだろう。

 そんな事を考えていると、突然引き戸が開かれる。

※選択

1:紫
2:神子
3:聖
4:諏訪子

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


>>935 選択:3

「聞き耳を立てる無粋な者が居ると思えば、こんな夜更けにどうかしましたか?」

 卑下する声と同時に、縁側へと歩みを進めるのは柔和な笑みを浮かべた女声だった。

 腰ほどまで伸びた、巻かれている金色の髪は先端に向かうにつれて紫色にグラデーションされている。

 ゴスロリを思わせるファッションで、何だかもの凄い派手な人が出たなとオレは思った。

 それは兎に角、

刑「いや、すまない。阿求ちゃんに用があったんだが、何か話していたんで悩んでいたんだ」

「……あら、それはそれは」

 警戒されている、というのは何となくわかる。

 穏やかな笑みではあるが、恐らく知り合いが阿求ちゃんに見知らぬオレが居たから気を張っているのだろう。

阿求「白蓮さん、ご心配なく。彼は私のお客様ですから」

白蓮「そうなんですか?」

刑「片山 刑だ。……居候に近い形で、泊まらせてもらっている」

 そこで助け舟を寄越してくれた阿求ちゃんの言葉に、白蓮と呼ばれた女性は首を傾げる。

 そのタイミングで自己紹介をしたオレは、軽く頭をさげて警戒を解こうとした。

※判定

聖 白蓮の心象
1程悪い 9程良い 0・ゾロ目で……?

補正
イベント中:+1

判定直後


>>938 コンマ:1+1=2

※聖 白蓮:……何かを起こす気がします【警戒】 を入手しました

白蓮「……何か、よからぬ事を企んではいませんか?」

刑「……あ?」

 唐突な言葉に、オレは思わず声を漏らして凄んでしまう。

阿求「白蓮さん、どうしたんですか突然」

白蓮「いえ、申し訳ありません。……片山さんでしたね、私は聖 白蓮。命蓮寺――人里近くにある寺の尼僧にございます」

 阿求ちゃんに謝りを入れると、オレへと自己紹介を返してくれる。

 しかし、オレに向ける気配というか、態度は刺々しいものの様に感じた。

刑「聖さん、ね。さっきの質問だが、意図がわからない。オレはまだこっちに来たばかりの、あんた達から見れば外来人ってやつでな」

白蓮「そうでしたか、失礼しました。……そうですか、外来人ですか」

 見定める様に、言いながらオレの瞳をまっすぐと見据える聖さん。

 纏う雰囲気は柔らかくなったが、どうも違和感は残っている。

 その目をオレは知っている。つい最近まで、周囲の人間がオレへと向けていたそれと似た様な視線。

刑「阿求ちゃん、客間、今日も借りるよ」

阿求「へ、あ、はい。おやすみなさいませ」

刑「ああ、おやすみ。聖さんも」

白蓮「ええ、おやすみなさい」

 気分が悪くなって、居心地が悪くなって、オレは逃げる様に客間へと向かって足を進めていく。

 胸糞が悪くなった。くそ、安心して、油断して、忘れられると思っていた時にこれだ。

 本当に、世の中クソだ。タイミングが悪すぎるだろ、畜生……




白蓮「……彼は」

 聖 白蓮は片山 刑を一目見た瞬間に感じたのは、危機感だった。

 第六感に訴え掛ける様な、警鐘が頭の中で鳴った気がしたのだ。

 それは根拠の無いもので、眉唾な感覚で、ただの気のせいなのかもしれない。

阿求「これまで様々な方を見て来ましたが、刑さんは中々曲者だと思いますよ」

白蓮「曲者、そうですね。曲者と表現するのは、確かにあっているかもしれません」

 阿求が巻物を整頓しながら白蓮に言うと、彼女は難しい表情を浮かべながら呟く。

 白蓮は幕劇と直接関係していない人物ではあるが、その敷地を賢者に貸しているという意味で言えば協力者だ。

 彼女はだから、『異常』についても知っているしこの『幕劇』の趣旨を理解している。

白蓮「……どうするつもりなんでしょうか」

阿求「あれでお優しい方ですよ。多少、何を考えているかは理解出来ないかもしれませんが」

 白蓮の言葉に、阿求は微笑みながらフォローを入れる様に語る。

 阿求にとって刑の存在は、興味深いものとして認識されている。

 外来人であり、体のほぼ全てを幻想郷では有り得ないレベルの技術で機械化されている改造人間。

 彼は研究者であり技術屋だ。だから、彼の存在は色々な意味でこの幻想郷に新たな変化を齎す事だろう。

 幻想を研究したい、と彼は言った。

阿求「きっと、面白い事をしてくださると思っていますよ」

白蓮「……だと、良いのですがね」

 一方で、白蓮の心中は穏やかではなかった。

 詳細を握るとしても、それは白蓮に許された事ではない。

 恐らく演出家が出張るかそれに準ずる存在が現れて、片山 刑を良くも悪くも誘導する事だろう。

 脚本家は何処かでこの幕の筋書きを描いているだろうし、演者はそれに従うだけ。

 だが、このままで良いのかと彼女は思う。

白蓮「――南無三」

 噛み締める様に呟き、彼の今後がどうか平和なものであって欲しいと白蓮は願う。
デウス・エクス・マキナ
“ 舞台装置 ”を動かす歯車は噛み合い、幕劇という世界の時間を動かしていく。

 刻々と、少しずつ、物語を進めていく。

 雲一つない空、つくつく法師の鳴く晩夏の夜。

 その終わりを、まだ誰も知らない。

※聖 白蓮と出会いました



※現在公開可能な情報

名前:片山 刑
読み:かたやま けい
能力:
種族:人間(外来人)
危険度:???
人間友好度:???
身体能力:5 機械の体にも慣れた様だ。人間離れした動きは出来ないけど
精神:4 何かトラウマでも持っているのかもしれない
頭脳:4 何とか考えている事を他人にちゃんと話せるレベル
潜在能力:1 既に完成されているので、打ち止め
幻想郷縁起
なし

持ち物
工具一式:スパナ、ドライバー各種、ニッパー、ハンマー等の一般的な工具。夢美からもらったもので、ベルトポーチにしまってある

現在行ける場所
1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家へ行こうか
6:その他(内容明記)

シナリオイベント『刑式・百物語の夜』まで残りフラグ『1/6』

特殊設定

真・改造
あなたは脳を残して全身を改造している。見た目は人間のままだが、中身はオーバーテクノロジーの塊である。
人間と言うにはかけ離れ、妖怪と言うには最も縁遠い存在である。
効果:行動判定に+2 戦闘判定に+1

猫好き
あなたは猫が大好き。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。ごろにゃーん
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1

相関図
『人間の里』
稗田 阿求:少し変わった方ですが、賓客として招き入れたいですね【興味】
『守矢神社』
東風谷 早苗:何かあったら、守矢神社に来てください!【知り合い】
洩矢 諏訪子:へぇ、中々どうして……【関心】
八坂 神奈子:命知らずの様だが、その行動力は嫌いじゃないね【関心】
『冥界』
ルナサ・プリズムリバー:変な人間【無関心】
『妖精』
チルノ:あんたがすげーやつだってことはわかったわ!【憧】
大妖精:大変でしたね、でももう大丈夫ですよ!【親切】
『妖怪の山』
河城 にとり:か、勝手に触ったら駄目なんだって!【警戒】
『紅魔館』
十六夜 咲夜:とても興味の尽きない人間ですね【興味】
『命蓮寺』
聖 白蓮:……何かを起こす気がします【警戒】
『八雲家』
橙:良い人なんですねー【好感】
『英雄伝』
岡崎 夢美:幻想の研究なんて、素敵【好感】


※寝落ちしたりしてました。申し訳ないですが、今日はここまでにさせて頂きます

※明日は18:00過ぎくらいから出来ると思うので

※では、お疲れ様でした。また次回お会いしましょう


※残りレスが50を切ったので、新スレ建てました。キャラメイクで半分近く消費してたから、埋まるの早すぎワロチ

※新スレは↓

【安価とコンマで】幻想に走り給うⅩⅡ【幻想入り】
【安価とコンマで】幻想に走り給う ⅩⅡ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1408266533/)

※ちょっとやって、埋まりそうになったら移動します

※再開しましょうかね。誰かいますかー?



※うっす、書いてる間にも参加者は増えると信じてる

※夢判定

コンマ一桁6以上で刑は夢を見る

判定直後



>>955 コンマ:3 失敗

※最初はだーれも夢を見ないのね

五日目

 ―稗田家・客間(朝)―

 昨日に引き続き、稗田家で朝を迎える。

 いっそのこと、阿求ちゃんに居候させてくれって頼んだ方が良い気がして来た。

 定住出来る場所が今のところ無いので、こんな風に毎夜頼んで泊まらせてもらうよりかはマシかもしれない。

刑「……でもなぁ」

 良い歳の男が、年下の少女の家に居候させてくれと頼む。

……今でさえ不甲斐ないのに、更に無様な姿を曝せと。

刑(いやいやいや、無駄なプライドを持っていても仕方ないだろ)

 そんなもの、そこらの犬にでも食わせておけば良い。

 何よりも、家がないという事は安全が保証されていないという事だ。

 背に腹は変えられないだろう。

 ホームレスだけには、なりたくない。

刑「さて」

 頼むタイミングも重要だし、何時か何処かで切り出すとして。

 昨夜の気分の悪さもない。朝は何をするかな。

※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:阿求と話すかな
6:その他(内容明記)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

5


>>959 選択:5



阿求「昨夜は申し訳ありませんでした」

 適当に稗田家の中を散歩していれば、庭で鉢合わせた阿求ちゃんから開口一番にそう言われてオレは目を丸くした。

刑「どうしたんだ、いきなり」

阿求「白蓮さんも謝っていましたが、何やら表情が険しく見えたので」

……ああ、見えてたのね。

刑「もう気にしてないから大丈夫だよ。まぁ、ちょっと間が悪かっただけさ」

 そう、間が悪かっただけ。オレを知らない彼女が警戒して、そんな事を言っただけのことだと思う。

 オレはこの土地にとっては異邦人。阿求ちゃんへの心配もあったのだろう。

刑「阿求ちゃんが謝る様なことじゃない。だから、ほら。そんな申し訳なさそうにしないでよ」

 そんな表情されたら、言葉に困るし昨日の事を思い出してしまう。

 あの時の気持ちなんて、思い出したくもない。

 話を変えよう。このままだとズルズルとこの話題を引き摺ってしまいそうだ。

 何か話す事はあったかな?

※話題・行動安価(内容明記)

※連投は、自分のレスから五分経っても書き込みがなければ可

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

仕事手伝うからしばらく居候させて欲しい


>>965

刑「あー、なんだ。さっきの話から何の関連性も無くて申し訳ないんだが」

 他愛のない会話も思いつかず、とりあえずと出したのはついさっきまで考えていたこと。

刑「仕事手伝うから、ここにしばらく居候させてもらえないか?」

阿求「居候、ですか? 別に構いませんよ。寧ろ、今更な気もしますが」

 確かに三日程ここに泊まらせてもらいましたけど。

 そんな軽々と答えられても困る。

刑「……いや、まぁ頼んでおいてなんだけどさ」

阿求「なんですか?」

刑「そんな簡単に決めちゃっても良いの? オレも男なんだぜ?」

阿求「信頼してますから」

 信頼してるってお前……。まだ知り合ってから数日と足っただけでよくそんな事を言えるな。

 確かに、手を出すつもりなんて更々ないけどそれでも警戒してくれた方がまだ反応のし甲斐があるというもので。

阿求「それとも、刑さんは私を襲う程女性に飢えている鬼畜外道でそういう趣味がある、と? なら、今すぐにでも外に放って良いんですよ?」

刑「変なこと聞いてすいませんでした!」

 見た目が小学生か中学生くらいの少女に勢い良く土下座する大学生くらいの男がそこに居た。

 というより、オレだった。

阿求「純粋に信頼してますよ。そういう人だったら、人間の里に溶け込むことも、今こうして私と会話していることも無いでしょうし」

刑「……それはちょっと、買い被り過ぎじゃないかな」

 オレはそんな良い人ではない。外面が良いだけだ。

阿求「まぁ、頭の回転が早い様なのでそれも計画の内、と考える事も出来ますけど。……刑さんがそういう事を考えるとは思えないので」

刑「随分な言い方をしてくれるじゃないか」

阿求「好意に水を差してくださった意趣返しですよ」

 わーお、良い性格してんなお前……

刑「素直に受け取れってか」

阿求「そういう事です。お手伝いして下さるのは気が向いた時で良いので」

 クスクスと笑い、阿求ちゃんは袖で口元を隠しながら言う。

 そういうわけにもいかないと思う手前、さっきの様に言われてはそうせざるを得ないだろう。

 まぁ、気が向いたらと言われたからそれを理由に手伝いをしてしまえばこちらのものだが。

 気が向いてるから手伝っているのだと、そう言えば解決だろう。

 阿求ちゃんは存外に強かな様だから、その先に何かまた返されるかもしれないが。

刑「わかった、しばらくよろしく頼む」

阿求「はい、こちらこそよろしくお願いします」

 今は、居候ながら住居を定められた事を、素直に喜ぼう。

 オレはそう思うことで、納得するのだった。

※阿求の好感度があがりました
※刑が稗田家に居候することになりました


 ―稗田家(昼)―

 今朝の事もあって、その後簡単な資料の整理などをして朝食を頂くことにした。

 手伝いと言っても、恐らく今のオレに出来る事はそういう事だけだろう。

 編纂を手伝う事は出来ないだろうし、だからと言って口出しが出来る程オレに知識はない。

 その内、工具を使って何か作って送ってみるか。

 素材さえ揃えられば大抵の物を作れるだろうし……

刑「……ま、それはそれとして」

 帰る場所が出来たという事が、ちょっと嬉しかったりする。

 そんなこんなで、昼だ。

 何かしよう。


※選択

1:人里散歩すっかなぁ
2:霧の湖にフィールドワークだ
3:妖怪の山へフィールドワーク
4:守矢神社に行ってみるか
5:稗田家で過ごすか
6:その他(内容明記)

4


>>974 選択:4

 ―守矢神社・境内(昼)―

 散歩がてら、足を伸ばす事にしてやって来たのは守矢神社。

 鳥居をくぐり、境内に足を踏み入れれば見えるは立派な建築物。

刑「一度道を覚えてしまえば、時間も掛からないか」

 妖怪の山は険しいけれど、オレの体の都合で疲れる事はないが運動にもならない。

 まぁ、景色を堪能出来るし途中で何か探す事も出来るから良いけれど。

 掃除の行き届いている境内を歩いていれば――

※判定

5以上で誰かがくる

判定直後

んー!


>>977 ※成功

※誰と遭遇した?(霧の湖に居そうなキャラ限定)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用


※ごめん、コピペで楽しようとしてミスった

※再度やらせて頂きます

※誰と遭遇した?(守矢神社に居そうなキャラ限定)

※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合イベント

↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用

あやや


>>991 選択:文 ※連投の為ズラさせて頂きます

※続きは次スレから。ここは埋めてしまってくださいな。

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