チノ「……ココアさんに、彼氏!?」 (27)

 ――夕刻、私はリゼさんと一緒に後始末を済ませていた。
 「もう、ココアさんは何をしているのでしょうか?」「ははっ、まぁあいつにも事情があるんだろう」といったやり取りをしながら。
 そんなこんなで私たちが店内の掃除を終えて、リゼさんが更衣室へ入っていった。
 それを見送った後、私は店の裏側へ掃除をしに向かった。

 
 そこに行って、私が見た光景――
 それは、ココアさんが少し年上くらいの男性客に、「二人きり」で話しかけられている所だった。
 相手の質問に対し、ココアさんは顔を赤らめながら応えている。


「――!」


 掃除に出た私はその光景を見て、瞬時に隠れてしまった。
 ココアさんが男性と一緒に話しているだけで驚きなのに――
 さらに、さらに……


(ほ、頬を染めてる……!?)


 チラッと見ると、ココアさんは頭に手をやりながら、嬉しそうに笑っている。
 相手の人の顔は、こちらからは見えない。
 けれど私の「勘」は、嬉しそうにしていると感じた。


 フラフラと、私は裏口から『ラビットハウス』へと戻る。
 ドクンドクンと高鳴る鼓動は、止まってくれない。


「……」


 どうしよう。
 私の考えが外れてなければ、あれは――


「コ、ココアさんの……?」


 ボーイフレンド!?

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・原作読んでないので、キャラの口調とか違ったらごめんなさい。
・すぐ終わる予定です。

「……おいチノ、どうかしたのか?」
「!」


 翌日。
 私は、いつも通り『ラビットハウス』の仕事に出ていた。
 昨日のことを思い出しボンヤリとしていると、隣から聞き慣れたバイトの方の声がする。
 気づけば、レジ前でお客さんが「?」という顔をしている。


「も、申し訳ありません」


 ペコペコと謝りながら、私は清算を済ませた。


 結局その後、ココアさんとはあまり上手く話ができなかった。
「どうしたのチノちゃん?」と、疑問符を浮かべられたりもした。
 しかしその度に私は、「い、いえ、何でもないです……」と返さざるを得なかった。


 そんなこんなで、翌日がやってきた。
 目の前で、当のココアさんは今日もうまい具合に接客業をしている。



 そんな姿を見つめながら、私は――



「……なぁ、チノ?」
「な、なんでしょうか、リゼさん?」



 またしても、ボーッとしていたらしい。
 リゼさんは心配そうに、というよりはどこか怪訝な感じに、私を見ていた。

「どうかしたのか? いつものチノらしくないけど……」


 私が焦っていると、リゼさんは的確なことを言ってきた。
 そうだ。いつもらしくない。
 それは、私自身が一番よく感じていたことだった。


「そ、そんなことは……」


 否定しながらも、私の目線は「ある人」に向かう。
 その人は今、お店から出て行くお客さんに笑顔を振りまいていた。
 夏という季節のため、『ラビットハウス』の制服も涼しいデザインとなっており、肌も――
 な、何を考えてるの私!?


「……そうか、ココアか」
「!?」


 私がポーッとしていたのだろう。
 その声にドキッとしてみれば、リゼさんは我が意を得たり、というポーズをしていた。


「な、なにを……」
「そんな様子で、否定できるのか?」


 私が必死の抵抗を試みても、隣でイタズラっぽく笑うアルバイトさんの様子は変わらない。
 どうやら、隣の職業軍人の娘さんは、観察眼も優れているらしい。


「……負けを認めます」
「そ、そんな、頭を下げないでくれ」


 しかし、どうやらツメが甘いのは変わらないとみた。
 リゼさんは私の態度に、ちょっと焦ったらしい。
 内心少し、「してやったり」と思った。
 とはいえ、それで私の状況が好転したわけでもなく――

「……で、実際、ココアのことなんだろう?」
「うう……」


 コホンと息をついた後で、再び元の調子に戻ったリゼさんに、私は「実は……」と切りださざるを得なかったのだった――





「……と、いうわけです」
「なるほどな……」


 閉店後。
 更衣室で、リゼさんと二人きりになる。
 ココアさんには、(リゼさんを通じて)「少しお買い物を頼んでいいでしょうか?」と打診して、この場からいなくなってもらっていた。


「ココアに、ボーイフレンド……」
「も、もしかしたら違う、かも」


 リゼさんにこう応じながら、私自身疑問に思った。
 実際のところ、ココアさんのボーイフレンドじゃないと考えてみよう。
 それならばなぜ、ココアさんはあんなに赤らんだ顔をしていたのか。
 そもそも、なぜ「男性客と」二人きりになっていたのか――


 そんなあれこれを考えると、結論はひとつにしかならない……。


「――や、やっぱりボーイフレンドさんの可能性が高い、と思います」
「そうか。私もそう思うんだ」


 そうか、ココアにボーイフレンドか……。
 そう呟くリゼさんは、どこか複雑そうな表情を浮かべていた。
 きっと、それを見つめる私も、よくわからない顔つきをしていたのだろう。



「いやまぁ、ココアのコミュニケーション能力は高いし、同性の私から見ても可愛いし……」


 目の前のリゼさんは、顔を赤らめながらそう言った。
 まぁ、私としても、リゼさんの挙げたココアさんの「長所」については納得せざるを得ない――
 以前なんてつい、「お姉ちゃん」と呼ばせたその能力たるや、並ではないと我ながら思う。


「だからその……か、彼氏も出来るんじゃないか?」


 顔を火照らせながら、リゼさんはそう結論づけた。
 なるほど。凄く納得がいく根拠だった。
 正直、目の前のリゼさんだって男性客は放っておかないと思うけど――それは今回は置いといて。


「……そう、ですか」
「こ、これはあくまでも私個人の結論だからな!」


 何故か慌てた様子で、リゼさんはそう言った。
 もしかしたら、自分でもその考えに複雑な思いを抱いてるのかもしれない――
 私はなんとなく、そう思った。




 ――翌日。


「あら、いらっしゃいチノちゃん」
「……し、失礼します」


 ペコリと私は頭を下げた。
 目の前でニコニコしている長髪の美人さん――宇治松千夜さんに向けて。





「いいのよ、そうかしこまらないで」


 言いながら、私の着いたテーブルの前にコトッとお茶を出してくれた。
 けれど、私はどうもかしこまってしまう。


「きょ、今日は、あの――」
「うん?」


 お盆を抱えた千夜さんに対しアタフタとする私に、彼女はニコッと笑ってくれる。
 さすが「あの」ココアさんをあっさりと一時期に、とはいえ雇った人だ。対応能力が高い。

「……ち、千夜さん」
「なぁに?」


 目の前でニコニコする彼女の前で、私は問いかける。



「コ、ココアさんに、ボ、ボーイフレンドさんが出来た場合って、どうすればいいんでしょうか?」




「ココアちゃんに彼氏さん、ねぇ……」


 千夜さんは私の目の前に座り、腕組みをしている。
 聞けば、今はお客さんの入りが殆どない時間帯だそうな。
 ……実際は、私の話を聞いてくれるために、そう言ったのだと思った。
 後で、その時間に『準備中』の札を掛けていたことが分かったから。


「チノちゃんは、どう思うの?」
「わ、私は……」


 ココアさんが幸せならそれでいいし、ちゃんと仕事もしれくれるなら別に――
 そう言おうとした口は、何故か閉じたままだった。
 思ったことが、なかなか口を突いて出てくれない。


「……そう。内心、複雑って感じなのね?」


 目の前の千夜さんは、どこまでもニコニコとした表情を崩さない。
 それが、私に安心感を与えてくれた。





「正直ね、私はココアちゃんって男の人受けしやすいって思うわよ?」


 あの笑顔に可愛さ、何より話す力。私も初めて会った時、それを強く感じたの――
 千夜さんが語るココアさんの「長所」は、大体リゼさんと同じだった。
 そして、また私もそれに心から納得してしまう。
 ……認めざるをえないことって、あると思う。



「た、たしかにココアさんにはそういう所ってあると思います、けど……」


 けど、の後に、私は何を言おうとしたんだろう?
 けどしつこいし、お姉ちゃん気取りしようとするし、それにそれに――
 何を言おうとしても、結局ただの文句にしかならないことに気づいてしまう。
 そんな私を、目の前の千夜さんは優しく見つめてくれていた。


「そうよそうよ! 私に少しでも分けてほしいくらいだわ!」
「……シャロちゃん、いつからそこにいたの?」
「二人が気付かなかっただけよ!」


 あ、目の前に金色の人――シャロさんがやってきている。


「今日は、バイトはいいの?」
「きゅ、休業日よ!」


 千夜さんがクスクスと笑いながら聞くと、シャロさんは顔を赤らめてそう応じた。
 なんとなく私たちの話を聞いていて割り込んできたように感じるのは、気のせいなのかな……。



「大丈夫ですよシャロさん、この話はもうすぐ終わるでしょうし」
「と、年下にまで心配されてる!?」


 私がお茶を飲みながら言うと、シャロさんは顔を真っ赤にしてしまう。
 ……シャロさんもモテるんだろうな。
 私はシャロさんの働くお店の客層のことを思い、少し思った。

「シャロちゃんにだってボーイフレンドはできるだろうけど、相手はすぐに離れちゃいそうよねぇ……」
「か、勝手に心配しないでよ! 私だって作ろうと思えば――」
「そうね。まずはすぐに怒っちゃう性格を直さないとね」
「……!」


 千夜さんの言葉に、プルプルと震えるシャロさん。
 けれど、私はシャロさんはそういう所でモテるんじゃないかな、と思ってしまうのだった。


「……で? ココアに彼氏ができたか、ですって?」
「盗み聞きなんて趣味が悪いのね?」
「し、してないわよ!」


 勝手に話が聞こえてそれで気になって――
 アタフタとしながら千夜さんに弁解するシャロさんは、素直に可愛いと思った。
 ……きっと、ココアさんも「誰か」に可愛いと思われたんだろう。そんなことも感じる。


「どうしたのチノちゃん? 何だか悲しそうだけど……」
「……!」


 いけない、こんな表情をしていてはダメだ。
 姿勢を正し、私は二人の「先輩」に尋ねる。




「……お二人とも、私の話を聞いてどう思いますか?」

「うーん……それは、彼氏さんの可能性が高いと思うけれど」
「私もそう思うわ。あのココアが顔を赤らめるなんて……」


 私たちにだってしたことないと思うし――
 そのシャロさんの言葉が、私に響いた。
 私もそう思う。
 実際のところ、ココアさんがあんな風に照れる光景なんて見たことがないと言ってもいい。



「チノちゃんは、実際に見たんでしょう?」


 私も強張った表情をしていたのだろう。
 目の前の千夜さんも、どこか心配そうだった。


「はい。私は、ココアさんが、お、男の人と……」


 顔を赤らめながら、話している様子を――
 それを説明すると、二人の顔はますます真剣味を帯びてくる。



「……チノちゃん、私思うのだけど」
「は、はい?」


 いけない、またボンヤリとしてしまった。
 果たして千夜さんは、真面目な表情を崩さずに言う。



「チノちゃんがココアちゃんに確認してみることが、一番いいと思うの」

「で、実際のところ、どうするんじゃ?」


 帰り道――
 歩く私に、今まで黙っていたティッピー――おじいちゃんが言う。
 私はそんな「彼」に対して、応える。


「……明日辺りにでも、ココアさんに訊いてみるつもりです」
「いいのか? わしもあの姿を見たら、ココアに――」
「い、言わないで、下さい……」


 きっとその時、私は苦しそうだったろう。
 そう言うとおじいちゃんは、「そうか……」と黙り込んだ。
 きっと、おじいちゃんもなにかを察していたんだと思う――





「本日もご来店、ありがとうございましたー!」


 皿洗いをしながら、目の前にいるココアさんを見つめる。
 彼女はいつも通りの笑顔で、お客さんを気持ちよく送り出していた。




 ――正直ね、私はココアちゃんって男の人受けしやすいって思うわよ?――




 千夜さんの言葉は、あの笑顔が裏付けている。
 たしかに、普通に「モテる」類の顔つきだ。
 ……ズキッと、胸が軋む、気がした。
 なんでだろう。どうして私は――

「『お姉ちゃん』が遠くに行って、寂しいか?」
「!?」


 瞬間、クルッと後ろに顔を動かす。
 そこには、イタズラッぽく笑うリゼさんの姿が。


「……か、からかわないでください」
「あれ? 怒ったか?」
「怒ってません!」


 そう言いながらも、次から次へと皿を洗っていく。
 この辺りの分野は、さすがにココアさんたちにも敵わないだろう――



「けれどな? あんまりココアのことを考えすぎると、いつかミスをするぞ?」
「……ひ、人の心を読まないで下さい」








 さて――



 そろそろ、ハッキリとさせないといけないと思う。
 リゼさんの「忠告」も、あながち的を外してはいない。



(……そう。このままだと、いずれ私はミスをしてしまう)


 そんな風に自分に言い聞かせながら、私は更衣室で待ち構えていた(ちなみに何かを察してか、リゼさんは先に帰ってくれた)。


(だから――!)
「あれ、チノちゃん? 怖い顔してどうしたの?」


 ……。
 あれ?
 気づけば目の前に、キョトンとした顔のココアさんがいた。
 彼女は近くに顔を寄せて、続ける。

「あんまり怖い顔してると、モテないよー?」


 クスクスと笑いながら言うと、ココアさんは自分のクローゼットの前へ向かった。
 そのまま制服を脱ごうとするココアさんに対し、


「……か、勝手に彼氏さんを作ろうとした、くせに……」
「んん?」


 私の言葉に、ココアさんはクルッと振り向いた。
 その顔はどこまでも、いつも通りだった。


「どうかしたの、チノちゃん? なんだか怖い顔だよ?」
「……!」


 わ、私の気も知らないで――!
 どこまでも笑顔を崩さない私の姉……いや、「アルバイトさん」に、私はきっとキツい表情を浮かべていたと思う。
 プルプルと震えながら、私は言う。






「ラ、『ラビットハウス』では勝手に、か、彼氏さんを作るのは禁止ですっ!」






 声を震わせながら、私は言った。
 その時のココアさんは、「?」という符号をいっぱいに浮かべたような顔つきをしていた。

「ど、どういうことかな、チノちゃん……?」
「――え?」


 おかしい。
 昨日のおじいちゃんの洞察によれば、多分この見方は正しかったはず――?
 それなのに目の前のココアさんは、アタフタとしている……。


「だ、だから、その――ボ、ボーイフレンドさんは、わ、私とかの許可が――」


 つられて、私は更に焦る。
 声はもう、震えてるどころの騒ぎじゃないだろう。
 ただただ恥ずかしくて、私は顔が赤くなるのを確かに感じた。



「こ、この前、裏口で、男の人とふ、二人きりでいたでしょう?」


 モジモジとしながら、私はココアさんに言った。


「――あれ? もしかして」


 そこで何故か、ココアさんはポンッと手を打った。
 合点がいった、というような表情。
 それに対し、今度は私がキョトンとする番だった。


 そしてまた笑顔を戻し、ココアさんは優しく言う――



「……あれはね」




「――彼女さんに、特製のコーヒーを作るための?」


 
 その作り方を、接客してくれたココアさんに聞いていた。
 ココアさんが言うには、そういう流れだったらしい。
 曰く、相手の男の人は、彼女さんがコーヒー好きということを知った。
 『ラビットハウス』で飲んだコーヒーが美味しかったから、その作り方をココアさんに訊いた。
 そして、ココアさんがそれに応じていた所を、私が見た――


「どう、納得してくれた?」


 そう言うと、ココアさんは嘆息した。
 まったく、この数日間、チノちゃんがなかなか目を合わせてくれなくて困っちゃってたんだよ――
 そんなことを呟くココアさんの声は、私にはよく聞こえなかった。



「……じゃ、じゃあ!」


 私は火照る顔も無視して、問う。



「ど、どうして、あの時顔を赤くしてたんですか?」
「ああ、あれは実際はチノちゃんが教えてくれたブレンドだったから。私のじゃないから、つい照れちゃって……」
「……!」


 そ、それじゃあ、この数日間は――!



「もう、チノちゃんったら。もしかして、『お姉ちゃん』がいなくなっちゃうと思った?」


 そう、照れくさそうに笑うココアさんに、私はしばらく応じることができなかった――

「ははっ、やっぱりそんなところだったか?」


 翌日。
 事の顛末を説明し終えた私に、リゼさんが笑いながら応える。



「……知ってたんですか?」


 おそらく、私は俗にいう「ジト目」というものをしていたのだろう。
 それに対しリゼさんは、あくまで笑顔を崩さない。


「まぁ、なんとなくな。そもそも、ココアに『彼氏』とか似合わないって思ってたし」


 実のところ、リゼさんは私に先んじてココアさんに訊いていたらしい。
 そこで「真相」を知ったのだそうな。
 だから、私をからかう余裕もあった。
 そう、どこか得意気に言うリゼさんに、私は悔しくなった……。


「悪いなチノ、私が先を越しちゃって」
「……むぅ」


 フフンと笑いながら言うリゼさんは、つい先日のアタフタとした姿を感じさせない。
 けれど、そう言われると何だか納得してしまう。
 ココアさんはたしかに「モテそう」ではあるけれど、どこかでそういう疑いを持っていたのは確かだから――


「……それじゃあ、私は店の裏を掃除してきます」
「うん、よろしくな」


 すごすごと引き下がる私の後ろで、きっとリゼさんは満面の笑みを浮かべていたのだろう。
 ……何だか、今回はずっとココアさんの掌の上で踊らされていたような気さえする。
 私だけじゃなく、千夜さんもシャロさんも――






 私が掃除をしに行ったら、そこには見知らぬ男性に顔を近づけているココアさんの姿があった。




「!?」



 思わず、手にある掃除用具を落としそうになる。
 男性はその後、手を振って去っていった――



「……」
「あ、チノちゃん? どうしたの?」


 私がプルプルと震えていると、気づいたココアさんが寄ってきた。
 私は、キッと見つめて問う。


「い、今の男の人は!?」


 私は、出来る限り声が震えないように務めながら、言った。
 プルプルと震えていただろう私に、ココアさんは困ったように応える。


「あ、あれ? 私のお兄ちゃん、なんだけど……」
「……」


 どうやら、久しぶりに妹さんに会いに来た、ココアさんのお兄さんだったそうな。




 言葉をなくす私の後ろで、クスクスと笑うリゼさんの声が聞こえた――






「完敗じゃのう、チノ……」
「お、お爺ちゃんは静かにしてて下さい!」


 きっとその時の私は、悔しさのあまり目に涙すら浮かべていたかもしれない。
 あと、もの凄く顔が熱かったことを覚えている――

☓務め→○努め

誤字でした(もしかしたら他にもあるかも……)

そんなこんなで、このSSはここまでです。
続けようかとも思いましたけれど、思いつかないので……。
キリもいいでしょうし。

それでは。

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