『この前、デート先の相談したろ？』


薫「純一！ゴメン、待った？」

純一「いや、全然。・・・・って、このやり取り、まだ続けなくちゃいけないの？」

薫「なんか雰囲気出るじゃない」

純一「でも、実際僕ちょっと待ったんだけど」

薫「細かい事気にしないの！で、今日は何処に行く？」

純一「あー・・・・。そのことなんだけどさ」

薫「なに？」

純一「何処もいかないっていうのはどうだ？」

薫「え？」

純一「僕はさ、薫といればどこでも満足っていうか・・・・・」

薫「あたしは満足じゃないわよ」

純一「なっ・・・・！」

薫「あはは、泣きそうな顔になった」

純一「で、でも」

薫「あんたと一緒ならどこでも幸せなのは当たり前。それをどこまで引き上げられるかが重要なのよ」

薫「あんたとの思い出を、いっぱい作りたいの」

純一「薫・・・・・・・」

『この前、家に呼んだんだ』


薫「おじゃましま～す！・・・・あんたの部屋に堂々と入るのは初めてね」

純一「ああ、そうだな。今日は美也も中田さんの家にお泊りに行ってるよ」

薫「へえ、じゃあ二人っきりって訳ね」

純一「う、うん・・・」

純一（どうしよう・・・・。分かってはいたけどすごく緊張する！付き合う前はこんな気分にはならなかっただろうな・・・・）

薫「よいしょっと」ギシ

薫「このベッドも懐かしいじゃない」

純一「あの時は本当に大変だったよ」ストン

薫「でも、いい思い出よ。・・・何処に座ってんの？」

純一「な、なんだよいきなり」

薫「なんで椅子に座るのよ。あんたの座るところはあたしの隣でしょ」

純一「薫・・・・・・・」

『閑話休題その一』

純一「でさ、薫が・・・・・」

梅原「へえ、うらやましいぜ大将！」

梅原（そういや俺、この前・・・・・）

――――――――――――――

―――――――――

――

～～クリスマス～～

梅原「今頃大将は棚町と一緒か・・・。うまくやってるかな」


？？「ねえ、梅原君！」

梅原「おお、田中さん。どうしたんだい」

田中「き、きっと梅原君も橘君がいなくて一人だよね？私も薫と一緒にまわるつもりだったし・・・・」

田中「だから、一緒にまわらない？」



梅原「そいつはだめだ、田中さん。」

田中「あうぅぅ・・・・」

梅原「一度や二度フラれたからって身近な男で手を打とうなんて考えちゃ駄目だ」

梅原「せっかく可愛いんだから、もっといい男狙いなよ」

田中「ま、待って梅原く・・・」

梅原「じゃあな」








梅原（俺、もったいねえええええええええええええ！！！！！！！）

誕生日なのにスレが無かったから衝動的に建てた

実はあんまり考えてない

とりあえず




薫ハッピーバースデイ！！！！！！！

『で、その後さ・・・・』


純一「・・・・・・・・・」

薫「・・・・・・・・・」





純一（薫の横顔可愛いな・・・・。ちょっと照れてそっぽ向いてるのが何とも・・・。本人には絶対言わないけどね！）






薫「・・・・・ん？なによ」

純一「べ、別に」




薫「・・・・・・・・・」

純一「・・・・・・・・・」






薫（ふふ、照れちゃって。こっち見てたの知ってるんだから。でも、そんなところも可愛くて好きよ。・・・・・本人にはずぇーったい言ってやんないけどね！）






純一「な、なんだよ」

薫「別に～？アンタの横顔見てただけ」

純一「薫・・・・・・」

『まだ続きが・・・・』


薫「なんか変な感じね」

純一「何がだ？」

薫「こうやって純一を見上げてると、なんか負けた気がする」

純一「負けた気分って・・・。確かに、上から眺めると優越感があるかも」

薫「純一のクセに」

純一「そんなに言うなら膝枕交代してくれよ」

薫「い～や！」

純一「な、なんでだよ・・・・・」

薫「ここに寝ていいのはあたしだけ。つまり貴重な場所なんだから、簡単にはどかないわよ」

純一「薫・・・・・・」

『買い物に行ったんだけど』




薫「ねえ、純一」

純一「なんだ、薫」

薫「このお茶碗の犬、なんかアンタに似てない？」

純一「なっ！お前、失礼だな！」

薫「別にバカにして言ってる訳じゃないのよ？ほら、なんか期待した目で見てる感じとかさぁ」

純一「いつ僕がそんな目をしたんだよ」

薫「・・・・・ベットの中？」

純一「う・・・・・。し、仕方ないだろ！薫が誘って・・・」


ゲシッ

純一「いたっ！」

薫「こんなところで何言ってるのよ！この変態め！」

純一「薫が先じゃないか！」


薫・純一「がるるるるる・・・・・・」




薫「はあ、アホらし。私このお茶碗買ってくるわ」

純一「むっ・・・・。まだバカにするのか」

薫「違うわよ！わ、私が使うんだから文句ないでしょ！」

純一「いや、そうだけど・・・・」

薫「・・・・・別にいいじゃない。何となくアンタに似てたから、欲しくなっちゃったのよ」

純一「薫・・・・・」

『閑話休題そのに』

伊藤「よっす、梅原君」

梅原「ああ、香苗さん」

伊藤「どうしたの？そんな死にそうな顔して」

梅原「いやあ、よく考えなくてももったいない事したなーってな」

伊藤「なにかあったの？」

梅原「もしかしたら可能性もあったかもしれねえのによ・・・・」

伊藤「・・・・・・まあいいわ。梅原君、今暇？」

梅原「おう！」

伊藤「じゃ、じゃあ、私の所手伝ってくれない？」

梅原「おう、任せてくれよ」

伊藤「・・・・・よっしゃ！」

梅原「・・・・？どうかしたのかい、香苗さん」

伊藤「べ、別になんでもないわよ！喜んでなんていないんだから！」

梅原「・・・・・・・本当にどうした？」

伊東「あはは・・・・。ゴメン、気にしないで」



梅原（俺のクリスマス、お手伝いで終わりたぁふさわしいじゃねえか。）

梅原（俺の分まで幸せになれよ、大将・・・・・・！！！！）