漣「私のご主人様」 (104)

*艦これSS
*遅筆
*ネタが切れるまでほのぼののと

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――提督執務室

提督「今日からこの鎮守府を任せれた――というものだ。慣例に習って提督と呼んでくれ」

漣「はい。貴女が漣のご主人様ですね」

提督「そうだ。俺がご主人様だ」

漣「調子に乗らないでください。ブッ飛ばしますよ」

提督「いや、それは困る」

漣「……ぷはははは。貴女も中々の変人さんですね」

提督「ああ。初対面だけど君とは息が合いそうだ」

漣「それでは早速鎮守府の中を案内しましょうか? ご主人様」

提督「よろしく頼む」

――提督執務室

提督「今日からこの鎮守府を任せれた――というものだ。慣例に習って提督と呼んでくれ」

漣「はい。貴女が漣のご主人様ですね」

提督「そうだ。俺がご主人様だ」

漣「調子に乗らないでください。ブッ飛ばしますよ」

提督「いや、それは困る」

漣「……ぷはははは。貴女も中々の変人さんですね」

提督「ああ。初対面だけど君とは息が合いそうだ」

漣「それでは早速鎮守府の中を案内しましょうか? ご主人様」

提督「よろしく頼む」

――食堂
漣「ここが食堂です。今は漣しか居ないので後で期待してくださいね」
提督「漣が作ってくれるのか?」
漣「出前とかもありますけど、ご主人様が望むのならば朝昼晩漣はカレーを作りますよ」
提督「カレーはいいよね。一見簡単そうだけど個性が出る料理だ」
漣「辛さはどうします? 甘口? 甘口? それとも……甘口?」
提督「全部甘口じゃないか。でも甘口が得意みたいだからそれにしようかな」
漣「ちなみに――漣が一番得意なのは数々の激辛ソースを加えた漣スペシャルですよ?」
提督「その時はお礼に提督スペシャルを奢ることにするよ」
漣「うっ、今日のカレーは普通に甘口にしましょうかね」

――中庭

漣「中庭ですね。仕事に疲れたらここでサボりましょう」

提督「鎮守府の真ん中で堂々とサボるのか」

漣「漣にとっては見つけやすいからここでサボってくれると助かったりします」

提督「それなら早速サボるとするか。漣もサボるか?」

漣「そうですね。少しはベンチに座ってゆっくりしますか」

漣「……ねぇご主人様。ご主人様はなんで提督になったのですか?」

提督「唐突だね」

漣「ふと気になったもので。そんなに綺麗なら他の道もあったんじゃないかなって」

提督「確かに他の道もあったけどね。あと――」

提督「勘違いしてるようだけど俺は男だ」

漣「いやいやご冗談を。それこそ嘘乙ってやつですよ」

提督「なんなら触ってみるか?」

漣「セクハラですか? ブッ飛ばしますよ」サワサワ

提督「と言いつつノータイムで触るのね」

漣「公にセクハラできるチャンスですから」

漣「むむむ……胸が無いなとは思ってたけど本当に」サワサワ

提督「言った通りだろ?」

漣「胸板大きくないけどそれなりに筋肉が付いていて……細マッチョと言うやつですか」

提督「これでも正規の軍人だからね」

漣「腹筋もいい感じについてますね。ふむふむ……」サワサワ

提督「そろそろいいんじゃないか? あと服に手を入れようとするのはやめてくれ」

漣「いえご主人様。これはご主人様が本当に男なのかを確かめているだけですしおすし」

漣「それに初日から憲兵さんのお世話になりたくないですよね?」

提督「……好きにしてくれ」

漣「はい。恨むなら下手に挑発した自分を恨んでくださいね」

――工廠

漣「ここが工廠です。気になったんですけど実は施設について色々と知ってたりします?」

提督「実は着任する前に先輩達から教えてもらってたりする」

漣「なるほど。男の娘は漣の範囲外でしたが、なるほどなるほど」

提督「俺をからかうのは……まぁいいけど、先輩がいる時は自重しろよ?」

漣「ホイサッサー。後、一人称は俺じゃなくて私ですよ。はいリピートアフタミー――わ・た・し」

提督「……これから私と一緒に頑張ってくれるか漣」

漣「はい。よろしくお願いします。ご主人様♪」

――提督執務室

曙「特型駆逐艦曙よ。って、こっち見んな! このクソ提督!」

提督「……漣。お、私何か悪いことしたか?」

漣「……いえご主人様。ぼののは所謂ツンデレというやつなのですよ」

曙「誰がツンデレよ! あとぼののはやめなさい」

提督「なるほどなるほど」

 そう言って曙の頭を撫でようとするもその手は曙に叩き落とされる。

曙「っ!? きゅ、急に触ろうとしないでよ!」

提督「すまない」

曙「いや、そのっ……!」

漣「ご主人様。ちゃんと手順を踏まないと駄目ですよ」

提督「……これからよろしく曙」

 そう言って右手を差出し、彼女の返事を待つ。

曙「……こっちみんな。さっきはそのごめ――」

 彼女が手を握り返し、謝罪を述べようとしたところで執務室の扉が勢いよく開かれた。

那珂「――艦隊のアイドル那珂ちゃんだよ! よっろしくぅ~!」

 訪れた沈黙の中で提督と漣はクスリと笑うのだった。

――提督執務室

提督「鎮守府の正面海域に出撃してもらおうか」

漣「いいのですか? ご主人様?」

提督「わざわざ偵察に来てくれているんだ。まだ新人と言っていい私の所に」

提督「なら相手の期待に応えてあげるのも筋ってものじゃないか」

漣「ご主人様は律儀ですねぇ」

提督「褒めるな。褒めても出るのは間宮アイスだけだぞ」

曙「……!」

漣「太っ腹ですね。よっ! ご主人様!」

提督「そうだろうそうだろう。だから、みんな無事に帰ってこいよ」

提督「それじゃ那珂、旗艦を頼めるか?」

那珂「えっ、いいの?」

提督「艦隊のアイドルなんだろ? 頼まれてくれるか?」

那珂「了解ー☆! それじゃ那珂ちゃん現場はいりまーす☆!」

曙「……」

提督「曙」

曙「なによ」

提督「頑張ってこい」

曙「……ふん」

漣「……ご主人様」

提督「どうした?」

漣「ご主人様の口調だと"私"は合いませんね。普通に"俺"の方がいいみたいです」

提督「そうか? 俺はそこそこ気にいっていたんだが……」

漣「ktkr! 俺にしろ。いえ、俺にしてくださいお願いします。やっぱりご主人様は絶対俺っ娘の方が似合ってますよ!」

提督「俺っ娘ね。そんなに女っぽいのか?」

漣「はい。顔から声色、見た目も違和感ないほど女でありやがりますね」

提督「……ありがとう。まあコミュニケーション取りやすいから気にしてないけどさ」

漣「ご主人様も苦労してるんですね」

提督「人並みには。ほら、漣も準備して来い。二人とも待ってるぞ」

漣「ええ、そうですね。それでは駆逐艦漣、出る!」

――工廠

提督「伝統……ねぇ」

提督「建造を頼めるかい? 燃料300 弾薬300 鋼材400 ボーキサイト300」

妖精「……」コクン

提督「さて、どの娘ができるのやら」

提督「おっ、四時間二十分か」

提督「……ふむ。先輩に聞いてみるか」

――食堂

漣「食べないと駄目ですか?」

提督「駄目。提督スペシャルをご賞味あれ」

漣「うぅ……」

曙「諦めなさい。ほら、私も付き合うから」

那珂「那珂ちゃんも手伝うよ☆ これもお仕事お仕事……」ブツブツ

漣「い、いただきます」

漣「……」

漣「……?」

漣「……おいしい?」

曙「……まぁまぁね」

那珂「美味しい☆」

提督「労働に対する対価はあって然るべきだ」

提督「でも漣。虚偽の報告で大破したまま進撃したこと、ちゃんと反省しろよ」

漣「……」コクン

提督「ならよし。今夜は漣のとびっきりのカレーを振る舞ってくれ」

漣「了解です。ご主人様」

――提督執務室

曙「このクソ提督!」

提督「どうしたぼのの?」

曙「漣の真似してぼののって言うな!」

提督「それでどうしたんだ?」

曙「流すな! さっき確認したけど、なんで資材がごっそり無くなっているのよ」

提督「建造した」

曙「……艦隊の充実も必要だからまぁいいわ。それで何回建造したの?」

提督「一回だが?」

曙「……」ポカーン

曙「え、それじゃ一回の建造であんなに資材をつぎ込んだの?」

提督「そうなるな」

曙「え、えー! な、何考えてるのよこのクソ提督!」

提督「落ち着いてぼのの」

曙「だからぼのの言うな!」

提督「いじめる?」

曙「アンタが言うな!」

提督「……現状で必要なのは艦隊の充実だ。そうだろ?」

曙「ん、まぁそうよね」

提督「つまりだこの段階で火力の高い子を着任することができれば戦闘がグッと楽になる。そうだな?」

曙「私に聞くな……でも一理はあるかもね」

提督「つまりはそういうことだ」

曙「……別に私はそれでもいいけど、漣にもちゃんと説明しなさいよ。あんたの秘書官でしょ?」

提督「ああ、わかってるよぼのの」

曙「だからぼののって呼ぶな! このクソ提督ぅ!」

さざなみかわいいとおもうけれど、ぼののかわいいともおもうきょうこのごろ

こんな感じでよければ云々

――提督執務室

漣「何考えてんのよ。このクソ提督♪」

提督「……曙の真似か?」

漣「似てました? ご主人様」

提督「ぼののと比べるとツン成分が足りないな」

曙「私の前で冷静に分析すんな。あとぼののはやめて」

提督「いじめる?」

曙「だから私を弄って楽しんでるのはアンタでしょうが!」

提督「ふむ。これがジェネレーションギャップというやつか……」

漣「へへへ、ご主人様――いじめてやるよー♪」

提督「や、やめるのでぃーす」

漣「うるせぇー♪」

曙「えっ、あの。えっ……?」

提督「……」

漣「……」

提督「ぼののはかわいなー」

曙「はぁっ!?」

漣「でもぼののっていうよりは、アライグマ君と足して割った感じですかね」

曙「何の話よ!?」

提督「さて、曙を弄るのはここまでとして何の用だ漣」

曙「おい」

漣「あーそれですか。資材が減ってたのでどうしたのかなーと」

提督「ああ。建造をしたんだ」

漣「なるほど。それにしては遅いですね。記録を見るともう四時間は経ってるんじゃないですか?」

提督「そうか。だとしたらもう少しだな」

漣「四時間超えとなると何が出るんですかね」

提督「先輩が言うには戦艦・正規空母級――所謂当りらしい」

漣「ご主人様。実はもう誰ができるか知ってたりします?」

提督「まあね。さてそれではお迎えに行くか」

曙「何なのよ本当……」

――工廠

加賀「航空母艦、加賀です。あなたが私の提督なの? それなりに期待はしているわ」

提督「よろしく頼む。加賀」

漣「……」

漣「か、加賀」

提督「漣?」

漣「加賀さぁーん!」

 そう言いながら漣は加賀に飛びついた。

 加賀は彼女を正面から抱き留め、頭を撫でながら答える。

加賀「久し振りね、漣」

漣「お久しぶりです。加賀さん」

提督「知り合いなのか?」

加賀「ええ、彼女も第一航空戦隊の一員でしたので。ほら、曙も来なさい」

曙「あの……その、ごめんなさい!」

加賀「……。……。漣、何かあったの?」

漣「えっと、その……色々と」

――中庭

提督「曙。ここにいたのか」

曙「……何よクソ提督」

提督「隣いいか?」

曙「好きにすれば」

提督「……」

曙「近い。もう少し離れてよ」

提督「……」

曙「なんの用よ」

提督「放っておけないだろ」

曙「……そう」

提督「……」

曙「……」

曙「……何も聞かないの?」

提督「そうだな。話す決心が出来たら聞かせてくれないか?」

曙「決心――ね」

曙「ねぇ……アンタは――貴女だけは私の味方でいてくれる?」

提督「出来るだけ曙の味方でいるつもりだよ」

曙「……そこは私の味方って言いきりなさいよ」

提督「そこはなかなか難しいところなんだ」

提督「例え話をしようか」

提督「漣が大破したまま進撃して、無事に帰ってきたとしよう」

提督「その時俺は漣を褒めるべきなのか叱るべきなのか――どっちだと思う」

曙「それは……」

提督「彼女の味方なら前者。彼女を思うのなら後者」

提督「だから答えは曖昧なんだ。曙の味方でありたいけれど、思うからこそ味方じゃなくなるときもある」

曙「……ねぇ、それなら私の事を見捨てたりしない? 理不尽に怒ったりしない?」

提督「約束する」

曙「ふぅーん。ならいいや」

曙「膝借りるわよ」

提督「お、おい」

曙「別にいいでしょ女同士だし」

提督「でも膝の間に座られると――」

曙「ん?」ムニュッ

曙「……」ムニュムニュ

曙「これナニ?」ムニュ

提督「曙、手を離しなさい」

曙「……」

提督「髪を引っ張るのはやめてくれ」

曙「……」

提督「顔をペタペタするのもやめなさい」

曙「……」

曙「……提督、性別は? 女……だよね?」

提督「あー……男だ」

曙「っ……!?」

曙「……。……。……。……たい!」

曙「変態! 変態! 変態! な、何触らせてるこんのクソ提督ッー!」

――中庭、物陰

「――こんのクソ提督ッー!」

漣「アチャー、もうばれちゃいましたか」ヒョッコリ

加賀「提督が男性……にわかに信じられませんね」ヒョッコリ

漣「と言われましても、れっきとした男性ですから仕方ないです。ええ」

「提督、お仕事終了! お疲れ様ー☆!」

「ただいま戻りました。司令官」

漣「那珂さんと白雪さんが帰ってきましたね。タイミングがいいのやら悪いのやら」

加賀「私達も合流しますか?」

漣「そうですね。行きましょうか」

ネタをパクッてたわけじゃないのです。
リスペクトした上で綿密に参考にしただけなのです。

曙ちゃんにクソ提督と呼ばれ続けるには触らせるしかなかった。

――提督執務室

加賀「あの、何か悩み事ですか?」

提督「顔に出ていたか」

加賀「ええ。少なくても私が気付く程度には」

加賀「提督は意外と顔に出やすいのですね」

提督「……」

加賀「相談ぐらいなら乗りますが」

提督「そうだな。頼む」

提督「事の発端は先輩との会話が原因で、確か――」

――回想

先輩「それで、ここでやっていけそうか?」

提督「やっていく――それしか選択肢はありませんよ」

先輩「相変らずだな。それで、今は誰がいるんだ?」

提督「加賀と那珂、後は漣と曙と白雪ですね」

先輩「……なるほど」

先輩「さて、依頼には報酬がある。それは知っているな?」

提督「ええ」

先輩「報酬は様々だ。例えば資源然り、白雪然り」

先輩「ただ依頼の報酬には限度があるものがある」

先輩「利用できるものは利用した方がいい」

先輩「それがおまえの為であり、彼女の為になるのやもしれんな」

提督「……先輩も相変らずですね」

――回想終わり

提督「先輩はそういう人なんだ。聞かれれば答えるが、自分の意見を他人押し付けることはしない」

提督「だから穏やかにそれを含ませる。言葉の中にそれを隠す」

加賀「それが分らないから考えていた――と?」

提督「そんなところだ」

加賀「……考えない――というのも手では?」

提督「確かにそれもそうだけど、こうも静かだとね」

提督「漣たちは遠征に向かっているし、仕事も殆ど終わっているし」

提督「一番益がありそうなのが先輩の考えを推測するてことだったってだけだよ」

加賀「私と一緒では不服ですか?」

提督「その問いは卑怯だが、なるほど頭がいいな」

加賀「……それでは一緒に考えてみましょうか」

提督「そうだな」

加賀「私が気になったのは最後の彼女が誰を指すか、ですね」

提督「おそらくそれが意見を隠す籠だろうね」

加賀「失礼ですが提督、婚約関係や男女間の交際がある方は?」

提督「いきなりだが、そういう人はいないな。仕事上、交友はむさ苦しい漢だけだったよ」

加賀「――"彼氏"は?」

提督「……それは漣の影響か?」

加賀「熱弁していましたので。実際提督は綺麗な顔ですから、ずいぶんおモテになったのでは?」

提督「勘弁してくれ……」

加賀「冗談はさておき、心当たりがないとなると艦娘(わたしたち)の誰かでしょうね」

加賀「つまり私か那珂、漣に曙に白雪」

提督「俺もその五人の内四人までは絞れたんだが、その後がな……」

加賀「……外された一人は白雪、ですね?」

提督「正解。彼女が白雪だった場合まずいことになるからね」

加賀「利用できるものとは本営のこと。なら白雪を派遣した本営を利用することが白雪の為ということになる」

加賀「それは本意ではないでしょう」

加賀「そしてその彼女が私――というのもありません」

提督「そうなのか?」

加賀「ええ、そうです」

提督「……」

加賀「……」

提督「……」

加賀「……聞かないのですか?」

提督「根掘り葉掘り聞くのは無粋――だけど、時と場合だからね。教えてくれないか?」

加賀「赤城さん。それが唯一の心残りですので」

加賀「今度こそ彼女を守り抜く。そうじゃないと彼女に顔向けできませんから」

加賀「どのみち私なら赤城さん関連でしょうね」

提督「……。……。……やっぱり先輩は凄い人だよ」

加賀「どうしたのですか?」

提督「すまない加賀。かっこ悪いけど自信がないんだ。結論は話せそうにない」

加賀「……そうですか」

提督「でも道は見えた。相談にのってくれてありがとう」

加賀「……どういたしまして」

――工廠

加賀「その答えは此処にあるのですか?」

提督「いや。これは念のためだよ」

加賀「さっきの話、彼女は私なのですか?」

提督「250 30 200 30で頼めるかい?」

妖精「……」コクン

加賀「……22分ですね」

提督「先輩に聞いた話だと白露型か朝潮型か――さっきも言ったけど自信はないんだ。過度な期待はするなよ?」

加賀「……」

提督「主力の君にそんな顔をされると艦隊の指揮に関わるな」

加賀「すみません……」

提督「やっぱりさっきの話を、俺を信じてくれないか?」

提督「もし君の期待を裏切るようなら、その時は好きにしていい」

加賀「……それは何でもする――ということで構いませんか?」

提督「何でもは勘弁してくれ。だができることならやって見せよう」

加賀「そうですか。それなら女装をお願いします」

提督「へ?」

加賀「期待は既に裏切られてますので」

提督「……実は楽しんでいないか?」

加賀「半分ほど」

――提督執務室

曙「艦隊が帰投したわ。クソ提と……く」

漣「ktkr!」

曙「なんで加賀さんの服を着てるの?」

提督「……」

曙「なんで加賀さんがクソ提督の制服を着てるの?」

加賀「……」シラッ

提督「気にするな」

曙「気になるわ! このセクハラ変態クソ提督!」

那珂「提督凄く似合ってる☆ やっぱり可愛いアイドルと美人マネージャとして売り出して行こうよ☆」

提督「俺がいると那珂ちゃんの姿が霞むけど、それでもいいのか?」

那珂「那珂ちゃん負けないよ☆」

漣「流石ご主人様。ノリノリですね!」

提督「漣、こういう時はふっきれるに限る。覚えておけ」

漣「今度何着か頼めますか! ご主人様!」

提督「おう。何着でも持ってこい!(白目)」

曙「あぁ、セクハラクソ提督が本格的にセクハラ変態クソ提督に……」

白雪「あの……司令官が女の服を着ているだけ、ですよね?」

曙「えっと、そ、そんなの知らないわよ!」

加賀「……すみません。不器用な子ですので」

白雪「いえいえ。お気になさらず」

曙「納得するな! あと加賀さんにだけは言われたくな――痛っ!」

――工廠

曙「なんでみんな此処に集められたのよ」

提督「ここにはいま記念すべき六人目の艦娘がいる」

白雪「これで第一艦隊が埋まりますね」

提督「ああ、そしてこれからは本格的に海域攻略をしていこうと思う」

提督「その為に追加で準備した新たな艦娘だ。白露型か朝潮型、誰が来ても仲良くしてやってくれ」

曙「なんでこっち見るのよセクハラ変態クソ提督」

提督「加賀、頼めるか?」

加賀「善処します」

曙「頭を撫でるな! あと加賀さんも一時期一緒だっただけで保護者面するn――」

加賀「……」ギロ

曙「ほ、保護者面しないでください」

加賀「たいそうな口を叩くようになったのね。いいわ。もう一度一抗戦のなんたるかを叩き込んであげる」

曙「ちょ、ちょっと待ってください! 助けてクソ提督!」

提督「……さて、誰が来たものかな」

曙「さ、漣!」

漣「頑張って!」

曙「白雪さん!」

白雪「朝潮さん達ですか。それは少し楽しみですね」

曙「ああ、もう那珂さんでもいいから!」

那珂「那珂ちゃんも手伝おうか☆?」

加賀「頼みます」

提督「……加賀」

曙「クソ提督!」

提督「出来るだけ服は汚さないようにな」

加賀「わかりました」

曙「助けてよ! このセクハラ嘘付き変態クソ提督ぅ!」

先輩が来日するはずだったけど、メモ帳保存する前に落としてデーターが消えたなんてまさかそんな
タイトルで漣SSと思わせて、その実曙SSになりそうで怖い(遠くを見ながら

建造する子は誰がいいかな。168だと加賀さんとの間で話できそうだけど
58も好きだし8ちゃんも好きだから潜水艦は本当に迷う

言葉選び間違えてるところあるけど、まじなんの?
×白雪「あの……司令官が女の服を着ているだけ、ですよね?」
〇白雪「あの……司令官が加賀さんの服を着ているだけですよね?」

誤字
×加賀「たいそうな口を叩くようになったのね。いいわ。もう一度一抗戦のなんたるかを叩き込んであげる」
〇加賀「たいそうな口を叩くようになったのね。いいわ。もう一度一航戦のなんたるかを叩き込んであげる」

ぼちぼち投下

イムヤ「伊168よ。何よ、言いにくいの? じゃ、イムヤでいいわ……よろしくね!」

白雪「司令官、これは一体……」

漣「ご主人様……」

イムヤ「?」

提督「……」

――食堂

提督「それでは、南西諸島沖の攻略を祝しまして」

「乾杯ー!」

提督「本当にお疲れ様。特に加賀とイムヤ」

加賀「このぐらい当然ですが、イムヤさんには助かりました」

那珂「イムヤちゃんが攻撃引き受けたおかげで那珂ちゃん達助かっちゃった☆!」

白雪「それでいてほとんど無傷ですから、本当に凄いです」

イムヤ「ちょ、ちょっとみんなして謙遜しないでよ。敵を倒したのは皆じゃない」

漣「いやいや、艦隊の勝利に大きく貢献したのは変わらないのねっ!」

提督「漣は良いこと言うな。だがそれは漣達も同じだぞ」

提督「イムヤが攻撃を引き受けたおかげで被害が少なかった。皆が敵を素早く倒したからイムヤの被害が少なかった」

提督「それが今回上手いことかみ合ったのが勝因だな」

曙「……」

提督「どうしたんだ曙?」

曙「どうして二人だけお酒で私達はジュースなの?」

提督「と言われてもな」

提督「漣、曙、白雪、イムヤに飲酒を薦めるのは倫理上不味いだろ」

那珂「あれ? 那珂ちゃんは?」

提督「那珂ちゃんはあれだ……アイドルはこういう時に場を盛り上げないとだろ?」

那珂「そうなの? なら一曲歌おうかな☆!」

那珂「それじゃ恋の2-4-11、みんな聞いてね☆!」

那珂「~~♪」

曙「それでなんで加賀さんだけいいのよ」

提督「加賀は特に止める理由が思い浮かばなかったからな」

加賀「やりました」

曙「ぬぬぬ……」

提督「まあ俺は酒弱いから恰好だけだがな」

曙「なら少し分けなさいよ!」

提督「駄目」

曙「ケチ! このセクハラ嘘付き変態クソケチ提督!」

提督「さっきはスルーしたが嘘は付いていないだろ?」

曙「嘘吐き! 私を守ってくれなかったくせに!」

提督「いやいや、あれは愛の鞭だな。なあ加賀」

加賀「ええ。皆可愛い子達ですから」

曙「だきつくn……抱き着かないでください!」

漣「ご主人様。もしかして……」

提督「か、加賀? 顔が少し赤いが大丈夫か?」

加賀「いえ、全然酔っていません」

漣「あっ」

提督「それならいいのだが……」

曙「ちょ、服の中に手を入れようとすんな!」

加賀「んー」

曙「ひぃっ!」

漣「これキス魔だ……ご主人様。漣は那珂ちゃんに飲み物の差し入れ行ってきますね!」

白雪「お、お供します」

提督「おい!?」

イムヤ「……」

提督「イムヤ! 無言で立ち上がるな。お願いだから座ってくれ……流石に一人だと厳しい」

イムヤ「わかったわよ……」

加賀「んー」

曙「たたた、助けて!」

提督「加賀、曙を離してあげなさい」

加賀「むー」

曙「た、助かった」

漣「ぼののこっちこっち!」じー

曙「なんで置き去りにしたのよ!」タッタッタ

提督「おま! 漣なに撮影して――」

曙「――あんたが加賀に酒を許したのが原因でしょクソ提督! あんたが何とかしてよ!」

加賀「提督」

提督「な、なんだ?」

加賀「お酒が進んでないみたいですが」

提督「いや、俺は酒が弱いからだな」

加賀「私だけ飲んでいては申し訳ないじゃないですか」

提督「ごもっともだが、最初からそういう約束で」

加賀「しょうがないですね」

 加賀は提督のグラスを手に取ると中に注がれている酒を一気にあおる

 そして提督の唇に自分の唇を強引に重ね合わせると口に含むソレを流し込んだ。

 提督の口の中で果実酒の華やかな香りが広がり、それを飲み干すと口の中で何かが残り香をむさぼるように蠢く。

 急速にアルコールが回る感覚と口の中で蠢く何かのせいで提督の思考は完全に停止していた。

提督「っ……。……んっ……」

加賀「んっ……ちゅっ……」

 加賀は虚ろな表情の提督を押し倒すと再び提督の舌と自分の舌を絡み合わせる。

 彼女は妖艶な笑みを浮かべながら彼の舌を吸い上げ、僅かな抵抗を肴に彼女は水音を立てながら彼の意識が飛ぶまで酒を楽しむのだった。

「はぁ……はぁ……ご馳走さま」

漣「あれは完全に堕ちましたね」

白雪「……///」

曙「……」ポカーン


漣「あっ、イムヤさんが」

「フゴッ……。……。……」

漣「空母を一撃(ワンパン)で沈めるとか。イムヤさんマジではんぱねぇー」

イムヤ「……」クイクイ

白雪「私達を呼んでるみたいですね」

漣「ご主人様たちの介抱ですかね……はぁ」

漣「大丈夫ですかご主人様?」

 意識が途切れ途切れの中、そんな声が彼の耳に入る。

(頭が痛い。口周りが気持ち悪い)

 次第にはっきりとする意識の中、頭痛と不快感に眉を顰める。

白雪「司令官、声は聞こえていますか?」

漣「それにしても本当に綺麗な顔なのね」

白雪「ええ、そうですね」

曙「なんでこれで男なのよ」

白雪「?」

漣「ぼののはわかってない! そこがご主人様の良いところなのです!」

曙「はぁ!?」

白雪「あの……」

曙「なによ」

白雪「司令官って男なのですか?」

漣「漣的には男の娘だけどねっ!」

白雪「男の子、ですか……?」

曙「もういいわ。早く帰りたいからさっさコレ運ぶわよ」

 提督は曙の手を振り払うと陽炎の如くゆらりと立ち上がる。

白雪「大丈夫ですか司令官?」

 反応を見せない彼に違和感を覚えた三人は彼の顔色を覗き込む。

 そしてそれとまったく同じタイミングで彼は叫んだ。

提督「誰が男の娘だぁああ!さぁざぁなぁみぃいいいいいいいいいいい!」

 トントン、と肩を叩かれ、彼は何かを叫びながら振り返る。

 いつの間にか彼の背後に回っていた彼女がそんな彼の腹部に強烈な一撃を叩き込んだ。

提督「ゴフッ……。……。……」

イムヤ「……。……。……静かに近づいて、確実に仕留めるの」

 その一部始終を見ていた三人と、食堂の陰に隠れていた那珂ちゃんは悟る。

 彼女だけは敵に回してはいけない、と。

――食堂

 さて、お酒で酔った人は二パターンに分かれる。

加賀「……昨日あの二人に何かあったの?」

漣「まあ色々ですねぇー」

 まったく記憶に残らないパターン。そして――

イムヤ「もうお酒は絶対に駄目だからね」

提督「はい! ご迷惑をおかけしましたっ!」

 ――記憶に残っているパターン。

 この日以降、鎮守府内での飲酒が厳禁になったのは言うまでもないであろう。

オチをパクッたわけじゃないのです。
リスペクトしたうえで、綿密に参考にしただけなのです。

曙ちゃんには色々なエピソードがあるんだよ

(長いけどウィキとかのまとめに書いてあるからそっち見れば大丈夫)

クソ提督の元になったエピソードの根源は珊瑚海海戦のエピソードだと言われてるね
本来は潮が翔鶴、曙が瑞鶴の護衛する予定だったけど、直前で潮と立ち位置を交代
案の定翔鶴が大破炎上した一方、潮ちゃんが護衛する瑞鶴は結局被弾がゼロ
んで曙ちゃんは翔鶴を含めて、他の全然関係ないことまで責任を押し付けられて曙だけ戦列を外されるんだよ。

珊瑚海海戦以降でも曙と潮は色々な因縁があるんだけど
艦これで妹の潮ちゃんに対して恨み事を一切言わない曙ちゃんが大好きです。
何があっても、どんな事があっても妹を大事にしている曙ちゃんが大好きです

――執務室

提督「マルゴーマルマル。さて、本日はまず二人の紹介からしよう。既に顔は合わせているがこの二人だ」

龍田「初めまして、龍田だよ」

深雪「深雪だよ。よろしくな!」

提督「知っての通り、二人は本営から派遣された子達だ。皆の活躍成果と言っても過言ではない」

提督「このまま海域の攻略を継続したいところだが、製油所地帯沿岸の海流に苦しめられ、我が鎮守府の備蓄は心許ない」

提督「故に本日は警備任務と海上護衛、この二つの遠征を交互に行なってもらう」

提督「警備任務の旗艦は白雪、海上護衛のセンターは那珂ちゃんだ」

提督「経験の少ない深雪と龍田は警備任務に、残りは海上護衛にあたってくれ」

提督「ただし加賀は待機、絶対だ。漣は俺を手伝ってくれ」

提督「朝食を取ってマルロクサンマルから本日の業務を開始する。連絡は以上」

――執務室

漣「ご主人様は怒っていますか?」

提督「藪から棒だな。どうしたんだ?」

漣「先日の祝勝会で怒っていたから……ちょっとね」

提督「あの日の事は全部俺が悪いよ。怒鳴ったこと含めてね」

漣「でもそれはご主人様が少なからず気にしていたから――ですよね?」

提督「……まぁ否定はしないよ。現に酔っていたとはいえ怒ったわけだしね」

提督「――女顔の癖にだとか。オカマだとか。昔は色々と心無いことを言われたものだよ」

提督「確かに一時期はこの顔や声が嫌いだった。でも、結局はそれを含めて俺なんだ」

提督「そう受け入れたつもりだったけど、許容するのとは違うからね」

漣「ごめんさない」

提督「……一つ漣に質問しよう。君は悪意を持って言っていたのかな?」

漣「そんなことない!」

提督「意地が悪い質問だったね。漣が悪意を持っていないのは知っていたよ」

提督「だからこそ漣は悪くない。許容しえないのは悪意を持ってそう中傷する人なんだ」

提督「もう一度言うけど、漣は悪くない」

提督「寧ろ気を遣わせてすまなかったな」

漣「ご主人様、少し膝を借りてもいいですか?」

提督「いいよ」

漣「これは漣なりのケジメなんです。今までごめんなさい」

提督「……」

漣「もしご主人様がよければ、これからもよろしくお願いします」

提督「俺も酔っていたとはいえ悪かった」

提督「こんな提督でよければ、これからも頑張ってくれないか?」

漣「……」

提督「……」

漣「……らしくないですね」

 そう言って彼女はクスッと微笑む。

提督「そうだな」

曙「艦隊が戻ってきたって。……って何やってるの?」

提督「仕事をしてるじゃないかぼのの」

曙「その呼び方やめろ」

曙「そうじゃなくてなんでメイド服を着ているのよ」

提督「仲直りの印だよな。な、漣」

漣「ね、ご主人様」

曙「仲直りはいいけど、なんでコスプレになったのかって聞いてるの!」

提督「いやいや、悪いのは俺だしな。漣の趣味に付き合うのがいいかなって」

曙「漣、昨日私に相談したでしょ? なんでこういうことになってるの?」

漣「いえ、ご主人様から頼まれたので///」

曙「じゃあなに? コイツが自分の意思で女装をしていると?」

提督「まあ減るものじゃないしな」

曙「この……この……このセクハラ変態コスプレクソケチ提督ぅーー!」

いやー、休みとった日が丁度イベント開始日だったわー
今から寝て起きたら丁度イベントだわー
気が付けば四日ほど休みだからイベントガッツリやれますわー


爆死する未来しか見えない

……さておき、地の文ってどれくらい入れた方がいいんだろう。台詞:地の文が6:4ぐらい?
あと、ネタ切れ感が半端ない

――提督執務室

赤城「航空母艦、赤城です」

赤城「空母機動部隊を作成するなら、私ににお任せくださいませ」

 執務室に入り、彼女はそう挨拶をする。

 だが、彼女の目線は彼ではなく、机の上に置いてある彼のアイスに注がれている。

 間宮アイス。

 給糧艦「間宮」から購入できるアイス。

 六個入り一箱300円。

提督「……赤城も食べるか?」

赤城「いただきます!」

提督「漣、間宮アイスを一箱半持って来てくれなか?」

漣「ひー、ふー、みー……九つですか」

提督「出撃部隊もそろそろ帰投するらしいから皆の分も頼む」

漣「了解でーす」

赤城「……皆ですか」

提督「ああ。加賀を旗艦に那珂、龍田、白雪、深雪、イムヤ。後はそこで寝てる曙だな」

赤城「こんな時間にお昼寝ですか?」

 クスッと赤城は小さく笑うと曙を見る。

 赤城たちに背を見せて寝ている曙の姿は、赤城の知っているソレと同じだった。

赤城「彼女は頑張り屋さんですからね。誰にも優しく、何より妹思いで……」

赤城「また無理をして、寝不足気味だったから休息を取らせた。そんなところですか?」

提督「あ、ああ。大体はあってる」

赤城「提督は優しいのですね」

提督「……その上に甘々らしいぞ。さぁ、漣と加賀達が帰って来るまでゆっくりしていてくれ」

赤城「了解しました」

 赤城はそう言って布団に腰かけると曙の頭を優しく撫ではじめる。

 その様子を見ながら提督は赤城の言葉を思い出す。

 誰にも優しい――根が優しいという点は提督も同意するところが、赤城が言うそれは贔屓目に見ても間違っている。

 そう言えば――提督は仕事の手を休めて加賀と曙が初めて対面した時の事を思い出す。

 加賀も初めは曙を見て困惑していた。

 それはつまり、加賀と赤城の知っている曙と今現在の曙。

 その二つの性格は違ったものではないか――提督はそう仮定すると赤城に頭を撫でられながら眠る曙を見る。

 誰にも優しかった彼女の性格が螺子曲がる何かがあったはずと彼は仮定する。

 貴女だけは私の味方でいてくれる? ――そして数日前、彼女に言われた言葉を思い出す。

 私の事を見捨てたりしない? 理不尽に怒ったりしない? ――彼女が何を抱えているのか。何を抱えさせられたのか。

 曙が何を嫌悪しているのか。

 それでも、せめて俺だけは曙の事を――提督は静かに誓うのだった。

――提督執務室

龍田「ねえ天龍ちゃんはまだなの~」

提督「前向きに検討中なんだけどなぁ」

龍田「ほらほら、こっちの任務には天龍ちゃんも必要でしょ?」

提督「と言われてもこればっかりは運だからなぁ」

朧「あの、私では不服でしょうか……?」

龍田「あ、あのね。そういう意味じゃなくて~」




加賀「……一口食べますか?」

赤城「いいの?」

加賀「一口だけですよ。それと赤城さんのも一口ください――」




白雪「那珂さんそんなに落ち込まないでください」

那珂「でも那珂ちゃんが大破しなかったら……」

イムヤ「気にしすぎじゃない? またみんな生きて戻ってこれたんだし」

漣「艦隊のアイドルは常に笑ってないと。正直似合いませんよ。落ち込んでる姿なんて」

那珂「……そうだよね。那珂ちゃんはみんなの為に笑っていないと☆」

曙「……。……うるさい」

漣「ぼののが起きた。おはよ~」

曙「ちょっ、危ないから飛び込んでくるな」

赤城「……?」

朧「おはよう曙」

曙「……おはよう朧」

赤城「おはようございます曙ちゃん」

曙「赤城……さん?」

赤城「ええ。これで第七駆逐隊は潮ちゃんだけ。早く会いたいですね」

漣「あ……」

朧「……」

赤城「……?」

曙「余計な気を使わなくていいわよ」

曙「悪いのは全部クソ提督共なんだから」

赤城「曙……ちゃん?」

曙「なによ?」

赤城「いえ、何でもありません……が」

曙「クソ提督。この後の予定は?」

提督「今日はゆっくりと休め」

曙「そう。なら寮に帰るから」

提督「お休み曙」

曙「……ふん」

朧「司令官、彼女も悪気は――」

提督「――大丈夫。心配しなくていいよ」

朧「……」

提督「今日は何もないから。行っておいで」

朧「失礼します」

提督「……漣。君はどうする?」

漣「……おぼろんに任せますかね。これでもご主人様の秘書艦ですから」

赤城「提督。私も失礼しま――」

提督「君は駄目だ赤城」

赤城「何故ですか!」

提督「君には整理する時間が必要だ。加賀、イムヤ……頼めるか?」

加賀「言われなくても」

イムヤ「まあいいわよ」

提督「加賀、俺は工廠に行くから部屋を頼むぞ」

加賀「わかりました」

提督「龍田、白雪、漣……行くぞ」




那珂「あれ? 私は?」

――駆逐寮

朧「曙入るよ」

曙「……なに」

朧「まだ気にしているの?」

曙「当たり前でしょ。アイツ等は絶対に許さないんだから」

朧「だから提督にも冷たく当っている、と?」

曙「……だったら?」

朧「何もしないわよ。曙の気持ちもわからなくはないから」

曙「……嘘よ」

朧「嘘?」

曙「別に今の提督は嫌いじゃない。けどどうすればいいかわからない」

曙「アイツ等とは違うのもわかってる。でもつい姿を重ねてしまう」

曙「だから……ああ、もう!」

朧「落ち着いて」

曙「……ごめん」

朧「ねぇ、曙は提督の事好き?」

曙「はぁ!?」

朧「だから提督の事好き?」

曙「いや、まあ確かに嫌いじゃないけど……って、いきなりなによ!」

朧「それでどんなところが好きなの?」

曙「だから好きって事で話を進めるな!」

朧「なら嫌いなところは?」

曙「……。……」

朧「なら言い方を変えよっか。提督の良いところを教えて」

曙「なんで私が……」

朧「私は今日会ったばかりだから、教えてくれない?」

曙「……少し意地悪だけど、根が優しい所」

朧「他には?」

曙「……寛容な所」

朧「他には?」

曙「……。……教えない」

朧「ふふっ」

曙「なによ」

朧「やっぱり朧は提督の事好きじゃない」

曙「だから好きじゃない!」

朧「はいはいそうですか」

曙「流すな!」

朧「でも曙の話を聞いて興味沸いたかも」

曙「はぁ!? 本当に言ってるの!?」

朧「綺麗で優しくて寛容で、ちょっと御茶目なところもあって」

朧「そんな彼女の下だと退屈も不自由もしそうにないでしょ?」

曙「え? あっ、そうね」

曙「……そういうことか」ボソッ

朧「何か言った?」

曙「何でもない」

――工廠

提督「建造を2回頼む。資材は両方とも30 30 30 30」

妖精「……」コクン

龍田「1時間と20分ですねぇ~」

提督「1時間はたしか天龍、球磨、長良、川内型」

提督「20分は吹雪、綾波、暁、初春型だったか」

漣「うーん。まだ加賀さん達の話が終わってないかも……どうしますご主人様?」

提督「高速建造剤でも使ってみるか」

イベントお疲れ様でした。
数日前に終わってたけどE5-1で曙ちゃんにずっとMPV取らせてたなんてそんなまさか

天龍型~川内型、吹雪型~初春型の中の子で一人ずつよろしく
天龍と潮おπじゃなくてもそれはそれで美味しいので

別に考えるのがめんどくなったわけじゃないのです
ただどの子も可愛くて迂闊に決められないだけなのです

>>63
>>朧「やっぱり朧は提督の事好きじゃない」

朧いつの間に……

>>72
顔から血が出るほど恥ずかしい
× 朧「やっぱり朧は――」
〇 朧「やっぱり曙は――」

ですね。(別に最近スラダン読み直したなんてまさか)

――工廠

漣「おお、凄い炎ですね」

提督「初めて見たけど、これは凄いな」

妖精「……!」デキアガリ

漣「ご主人様、新入りみたいですよ?」

提督「ふむ」

「……」

妖精2(まずいです!)

妖精(どうした?)

妖精2(建造に失敗しました!)

妖精(なんだって!)

妖精2(仕方がないので解体しましたが、ほんの少ししか)

妖精(一緒に謝るからお前も頭下げろ)ペコ

妖精2(すいませんでした!)ペコ つ資材

漣「これは……燃料2弾薬4鋼材11ですね」

提督「つまり?」

漣「建造に失敗したみたいです?」



――提督執務室

那珂「くしゅん」



被ると展開が面倒なので建造失敗は解体と同じ扱い、ということで一つ

――工廠

提督「君達はその道のプロだろう?」

 彼はしゃがみ込んで妖精達の肩を掴むと、そう脅しかける。

提督「二度はない。どういう意味かわかるよな?」

 その手の中で震える妖精を見て、提督は更に口を開く。

提督「そうだな。あと数回最少の資材量で建造を頼もう。全て成功したなら君たちに間宮アイスを奢ろう」

妖精2(マジっすか!)

提督「やる気が出たみたいだな。では追加で3回頼もう」

妖精(おい、さっそく取り掛かるぞ!)

妖精(はいっす!)

漣「おー、やる気満々ですね。どうしたんですか?」

提督「漣、間宮アイスのストックは後何箱あったか?」

漣「間宮アイスですか。艦娘用が28.5箱、提督用1箱。後は来賓用が5箱ですかね」

提督「……漣、悪いけど後で妖精達用にも注文してきてくれ」

漣「またですか……一体何箱ですか?」

提督「……そうだな。とりあえず15箱ほど頼む」

漣「了解しました。それにしてもご主人様の財布は大丈夫なんですか? 全部実費で注文して」

白雪「確か入渠用ドッグと母港も拡張していましたよね?」

提督「ああ。その辺は問題ないよ」

漣「本当ですか?」

提督「……衣・食・住の全てを支給されて、その上給料を貰っても使い道が、ねぇ……」

漣「あーなるほど」

白雪「あの、付き合ってる方とかは……?」

提督「ほほう。嫌味を言う口はこの口かぁ」

白雪「ご、ごめんなひゃい」

龍田「ということは提督さん。私も一つ欲しい物があるのですけどぉ~」

提督「あー、言ってみてくれ」

龍田「その、たまにはお酒も飲みたいかなぁ~って」

提督「我鎮守府ニ置イテ飲酒ヲ禁止スル。コレ絶対」

龍田「どうしてもぉ~?」

提督「ダメ絶対!」

漣「嫌な、事件でしたね」

龍田「何があったの?」

白雪「その……色々と」

漣「提督の初めてが加賀さんに奪われたりだとか、イムヤさんの腹パンがキレッキレだったりとか」

龍田「まぁ……あの子も潜水艦だものねぇ」

提督「さて、雑談もここまでだ。来たぞ」

球磨「クマー。よろしくだクマー」

木曾「木曾だ。お前に最高の勝利を与えてやる」

叢雲「あんたが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい!」

潮「特型駆逐艦……綾波型の潮です。もう下がっても――」

漣「――潮ちゃーん!」

潮「お、お姉ちゃん!?」

叢雲「あら? 姉さんじゃない」

白雪「久し振り叢雲」

木曾「ところで姉貴、その語尾どうしたんだ?」

球磨「ふふふ。木曾も姉を見習ってキソーって付けていいクマ」

木曾「まぁ……そのうちにな」

龍田「……」

提督「龍田。いつか必ず……」

龍田「……ありがとうございます」

――提督執務室

加賀「それで、赤城さんは昔の事を何処まで覚えていますか?」

赤城「それは……」

加賀「ちなみに、私は自分が沈んだその瞬間まで」

赤城「……」

加賀「赤城さんも同じなのでしょう?」

赤城「……」コクン

加賀「私はあの日の顛末を此処に来てイムヤさんから聞きました」

加賀「私達があの日の顛末を知らないように、あの後起きた戦闘を私達は何も知らない」

加賀「だから私達の知ってる子達に何かしらの変化があっても、それは仕方のないことなのよ」

赤城「でも、だからって……」

加賀「……私も思う所がないって言えば嘘になるわ。でも、受け入れて」

赤城「……」

イムヤ「……私から言えることは」

イムヤ「曙ちゃんの事は提督に任せた方がいいかも」

赤城「イムヤさんは何か知っているのですか?」

イムヤ「……ただ間が悪かっただけよ」

イムヤ「あの人達の考えもわかるし、曙ちゃんの気持ちもわかる」

イムヤ「だから間が悪かった。そうとしか言えないし、言いたくない」

赤城「……」

加賀「……」

那珂「……」

イムヤ「そんなことより、もっと生産的な話をしよ」

加賀「赤城さん……大丈夫ですか?」

赤城「……ごめんなさい。私、行ってきます」

加賀「……行ってらっしゃい」

――駆逐寮

 駆逐寮の一室にて、朧は曙の寝顔を眺めていた。

 どうしたものか、と彼女の姉として思考に耽っていると突如部屋の扉が二回トントンと叩かれた。

朧「どうぞ~」

 来客が来たのでその人を迎えに扉を開けると、扉の外に立っていた人物を見て驚く。

赤城「こんにちは」

朧「どうしたのですか? こんなところに」

赤城「その……曙ちゃんと話がしたくて」

朧「曙は今寝ていまして――」

曙「――起きてるわよ」

 ベッドから起き上がると、曙は真っ直ぐに赤城を見つめる。

曙「それで、用事は何ですか?」

 赤城は口を開くも言葉を失ってしまう。

 聞きたいことはあったのだが、彼女の現状を見て躊躇ってしまう。

曙「ちょっ!」

 だから赤城は曙に駆け寄り、ただ曙を抱きしめた。

 そしてこんな細い体にどれだけ重い物を背負わされたのか。

 そんなことを赤城は思い、その頬に一筋の涙が流れた。

書きたい話と書かなければならない話があるって某きのこ先生が言ってた。
イチャイチャさせたいんだけど一航戦と五航戦が来ると曙ちゃん絡みはシリアルにならざるを得ないという。

正確にはただイチャイチャイチャイチャしたかっただけなんです
今回も出来なくて鬱憤が溜まってるです

ですので誰か代わりに曙ちゃんとイチャイチャするスレ建ててください

――提督執務室

 朝、いつもの業務に提督が勤しんでいると、執務室の扉がノックされる。

提督「どうぞ」

 そう彼が答えると扉はゆっくりと開かれた。

 そして執務室の中に一人の少女が入ってくると、敬礼をして口を開く。

磯風「陽炎型駆逐艦十二番艦、磯風。他鎮守府から派遣して参りました」

提督「これからよろしく」

 そう言って手を伸ばす彼を見て、少女は表情を崩す。

磯風「ええ、こちらこそ」

 少女も同様に手を伸ばし、握手をする。

 さて、本来別の鎮守府に所属する少女が彼の鎮守府に来たのには理由があった。

 それは先日、彼の先輩の鎮守府で行われた祝いの席でのことだ。

――回想。先輩鎮守府、食堂

先輩「南西諸島防衛線、突破おめでとう」

提督「ありがとうございます」

漣「ありがとうございます」

先輩「ひとまずはそのことを祝して乾杯しよう」

先輩「乾杯」

提督「乾杯」

漣「ご主人様」

 そう言って自身の提督を見る漣に、先輩は話しかける。

先輩「大丈夫。こいつが飲めないことは知っているよ」

先輩「だから彼のはノンアルコール。僕のは違うけどね」

 先輩は自分のグラスを口に付けると、注がれているお酒を一気に飲み干す。

先輩「望むなら漣ちゃんにもお酒を用意したいところだが……」

提督「……」

先輩「……君のご主人様がお許しにならないからジュースで構わないね?」

漣「ご主人様……」

提督「駄目」

漣「ブーブー」

先輩「……それで資材の方は大丈夫か」

先輩「言ってはなんだが、まだ空母を運用するのは辛いだろう?」

提督「その辺りはお察しの通りです。暫くは遠征で資材を溜めようかと」

先輩「そこで一つ話がある。一人の駆逐艦の面倒を見てくれないだろうか?」

提督「……どういうことでしょうか?」

先輩「最近、うちの鎮守府に新しい駆逐艦が大勢着任してな」

先輩「正直全員を同時に見れるほど手は空いていないんだ」

先輩「そこで、そのうちの一人を君に任せたい」

提督「なるほど。引き受けるに当たって注意事項はありますか?」

先輩「……出来れば、危険な事は任せないで欲しい」

提督「わかりました。確かに、もしものことを考えると恐ろしいですからね。お互いに」

先輩「迷惑をかける」

提督「お安いご用です」

提督「少なくても、先輩の頼みと有らば喜んで引き受けますよ」

金剛「hey,提督。こんな可愛いGirlに一体何をask to do?」

先輩「金剛!? 違う。こいつは――」

金剛「――言い訳はNo Thanks。また女をたらし込んで、しかも今度は同僚デスカ!?――」

先輩「――!」

提督「先輩も相変わらずだなー」

漣「いいんですか? 金剛さんの誤解を解かなくて」

提督「誤解されるのはもう慣れてるからなぁ」

漣「あー。でもそれは別の意味で大丈夫なんですかね?」

――提督執務室

磯風「私の仕事は司令の補佐と聞いているが、具体的には何をすればいいんだ?」

提督「そうだな……」

提督「電話の対応に来客の対応」

提督「交際業務にかかわる事、掃除に整理整頓、オフィス環境の整備やスケジュール管理。こんなものかな」

磯風「いがいと……大変そうですね」

提督「そうだな。補足をするとスケジュール管理は俺がやる。磯風は本当に無理がないかの確認だな」

提督「お中元やお歳暮の手配や環境の整備もこっちから指示する」

提督「だから磯風は電話の対応と来客の対応、掃除に整理整頓にスケジュール管理の確認をやってくれれば問題ない。大丈夫そうか?」

磯風「……戦闘以外の事で期待されても困るが、問題ないだろう」

提督「なら磯風。最初の仕事は俺から指示しよう」

磯風「了解した。何をすればいい」

提督「朝飯を作って来てくれないか?」

磯風「私が……か。努力はするが……」

提督「……料理は苦手なのか?」

磯風「大丈夫だ。こんなこともあろうかとやり方は皆に聞いている」

提督「……」

磯風「そんな顔をするでない。それでは暫し待たれよ」

磯風「……持って来たぞ」

提督「ありがとう。こっちに持って来てくれないか?」

磯風「……」

提督「……見た目は普通の和食だな。美味しそうにできてるじゃないか」

磯風「司令の優しさは痛み入るが、あからさまな嘘はやめよ」

提督「焼き魚の焦げが多いだけだろ? このぐらいなら食べられるさ」

磯風「ならば後で感想を聞かせてもらおうか。嘘偽りなく、だ」

提督「……ごちそうさま」

磯風「お粗末様。それで、味はどうだった」

提督「……美味しいとは言えば嘘になるな」

磯風「そうか……」

提督「磯風、味噌汁の調理手順を教えてくれないか?」

磯風「……手順だと?」

提督「料理で失敗するのには理由がある。それを知ることは重要な事だ」

提督「それとも俺にアドバイスされるのは嫌か?」

磯風「危惧は無用だ。是非ご教授願いたい」

磯風「そうだな。器具の準備などは省いても差し支えないか?」

提督「ああ」

磯風「鍋に水を張った後火にかけて沸騰させる。沸騰したら出汁の素を入れて味噌を溶かす」

磯風「豆腐を一口大に切っていれた後に油揚げも一口大に切って入れる」

磯風「以上だ」

提督「手順は間違ってない、か」

磯風「無論だ。浦風から直接聞いたやり方だからな」

提督「さて、それでは結論から言ってみようか」

磯風「……」ゴクリ

提督「磯風。分量の計算を正確に行うように」

提督「味噌汁で説明しようか。味からわかるのは下味が弱く、味噌味がかなり濃い」

提督「磯風。水を張るときに何人分の水を鍋に張り、出汁の素を何袋入れて、味噌は何人分溶かした?」

磯風「水は鍋一杯で、出汁の素は一袋。味噌は……」

提督「……幸い豆腐と油揚げの形は綺麗だ。分量に注意したら次は美味しいのが出来るよ」

磯風「……努力しよう」

提督「さて、残りの味噌汁を持って来てくれ」

磯風「不味いのであろう。私が処分する」

提督「不味いと食べたらいけないのかい?」

磯風「不味いと言うことは舌が拒否しているということだ。無理をするな」

提督「無理は承知。これは磯風が俺の為に作ったのだろ?」

提督「要はプライドの問題だよ。誠意を持って作られたものは意地でも食べきる」

提督「これだけは譲れないし、譲らない」

提督「……という訳で持って来てくれないか?」

磯風「……馬鹿なお方だ。だが嫌いじゃない、そういうのは」

磯風「提督、私も手伝おう。それが私のせめてものプライドだ」

――提督執務室

曙「戻ってきたわよ……って誰もいないじゃない」

提督「おかえりぼのの」

曙「ぼののって言うな。それで、今日は新入りが秘書艦を務めるはずでしょ? どこにいるの」

提督「食堂」

曙「食堂!? まだ昼までかなり時間あるわよ?」

提督「色々あって今一航戦の二人が料理を教えてる」

曙「他の仕事は?」

提督「……」

曙「……はぁ。なんで加賀さんか赤城さんに手伝いを頼まないのよ。教えるにしても一人で充分でしょ」

提督「いや。最初は赤城が教えると言い出して、加賀に頼んだんだけど食材を無暗に使わないように見張ってくる、と」

曙「それで今日どうやって乗り切るつもりだったのよ」

提督「……」

曙「……仕方ないわね。新入りが戻って来るまでだから」

提督「曙?」

曙「だ か ら、戻ってくるまで私が手伝うって言ってるの。二度も言わせんな」

提督「……」

曙「……なによ」

提督「サンキューぼのの~」

曙「ちょっ、いちいち触るな抱き着くな!」

提督「憂い奴よの~」

曙「いいから離しなさい。このセクハラ変態コスプレクソケチセクハラ提督ぅーー!」

祝、早坂さん事務所復活
事務所のページで早坂さん復活してた!
これで第七駆逐隊の時報、改二が実装される日も夢ではなくなったよ!

地の文入れるタイミングがガバガバなんだよなぁ
書いた時のテンションで変わりますし

漣「ご主人様♪ 漣帰投しました~」

 執務室の扉を勢いよく開かれると漣が、その後に続いて朧と潮が部屋の中に入ってくる。

 提督は紙に走る筆を止めると彼女達に向き直り口を開いた。

提督「お疲れ。何か変わりあるか?」

漣「特にないですね。それで、新入りの子はどこですか?」

 漣が部屋を見渡す限り、執務室にいるのは二人だけ。

 提督用の机に彼が、その隣の秘書艦専用の机にもう一人。

 漣はその人物に困惑しつつも問いをかける。

漣「えっと、ぼのの?」

曙「だからぼののって言うな」

漣「なんだ。いつものぼののか」

 曙のいつも通りの反応を見てそう答えるも、曙は不服そうに漣を見る。

朧「それで曙。新しく来た子はどこ?」

曙「色々とあって、今は食堂らしいわよ」

朧「時間的にはお昼か。なるほど」

朧「それで曙が代わりに手伝ってるわけね。感心感心」

曙「一々頭撫でるな!」

 曙は朧の手を払いのけると扉の前に立っている潮の後ろに回り込む。

潮「え、あの……どうしたのお姉ちゃん?」

 おろおろとそう問う潮を見て、曙は背中から潮を抱きしめる。

曙「誰かさんと違って潮といると癒されるわね。漣もちょっとは見習ったら?」

漣「なにー、私も妹だぞー。差別はんたーい!」

曙「なら、漣も妹らしく振る舞いなさいよ」

漣「ぐぬぬ。……潮ばっかり贔屓しないでよ――」

朧「おお」

 漣はそこで言葉を区切ると、そこでまでの妹らしさに朧は感嘆を漏らす。

 そして漣は一つ間を開けてると笑みを浮かべながら口を開いた。

漣「――ぼののお姉ちゃん」

曙「アウト―!」

漣「ぼの姉?」

曙「略すな!」

漣「駄目?」

曙「駄目」

漣「……駄目?」

曙「駄目」

漣「……。……。うえーん。ぼの姉が虐めるよー(棒)」

 そう言いながら潮に駆け寄ると正面から潮を抱きしめる。

潮「ええ!? あ、あの……あの」

 正面から漣が、背後から曙に抱きしめられどうすればいいのか困惑する。

 さらに正面から抱きしめる漣に顔を胸に埋められ、潮の顔は羞恥に赤く染まっていく。

曙「こら、潮を盾にするな。あんたも潮の姉でしょうが!」

朧「はいはい。二人ともそのくらいにしなさい。潮も提督も困ってるじゃない」

提督「……」

曙「……クソ提督。一体誰のどこを見てたのよ」

提督「黙秘する」

曙「……変態クソ提督」

朧「?」

潮「?」

磯風「正午だ司令。握り飯を作ってきた。よければ食べてくれ」

提督「ありがとう。磯風」

磯風「礼には及ばん。それと――」

 磯風は漣達を見ると姿勢を正して敬礼する。

 漣達も敬礼をすると磯風が口を開いた。

磯風「――少しの間世話になる、磯風だ。よろしく頼む」

漣「代表としてご挨拶します。磯風さん、こちらこそよろしくお願いします!」


 漣が頭を深く下げるとそれに続いて朧と潮が頭を下げる。

 曙も朧に頭を掴まれると渋々と頭を僅かに下げた。

提督「……お前達一体どうしたんだ?」

漣「いや、だってあの磯風さんですよ?」

提督「?」

漣「もしかしてご存じないのですか?」

提督「……」

漣「いいですか? 磯風さんは武勲艦の中の武勲艦」


漣「あの雪風さんと並ぶ武勲を上げる駆逐艦の中の駆逐艦ですよ」

磯風「それは昔の話だ。それにここでは私の方が後輩だ」

磯風「そう持ち上げられると、こちらも少し困る」

漣「……それもそうか、ごめんね。それじゃよろしくね磯風ちゃん!」

磯風「ちゃ、ちゃん……だと? とにかく、ご指導ご鞭撻よろしく頼む」

 磯風はそう言って漣に手を差し伸べると、漣はその手を取って握手を交わす。

 そして漣は提督の方を向くと口を開いた。

漣「あの磯風を任されるなんて、ご主人様はあの人のお気に入りなんですね」

 その言葉に磯風は僅かながら反応する。

 その様子を目の当たりにしていた提督は直ぐに状況を察する。

 磯風が先輩に少なからず好意を寄せていること。

 そして自分が女性と勘違いされ、お気に入りと聞いて警戒したこと。

 彼は小さな溜息を漏らすと口を開いた。

提督「漣、他の鎮守府の子が勘違いするだろ?」

磯風「いえ、私は……!」

提督「とにかく信頼は結果で返す。これからビシビシ鍛えるからな磯風」

磯風「……! よろしくお願いします!」

提督「それではとりあえず、君の練習の成果を見ようか」

 提督はそう言って磯風が持って来た握り飯に手を伸ばす。

 口に含むと程よい塩味が口の中に広がるのだった。

磯風「お味の程は?」

提督「文句なし。いい塩加減だ」

磯風「そうか。赤城さんには感謝ばかりだ」

 磯風がほっと安堵すると、執務室の扉が勢いよく開かれた。

赤城「磯風さん!」

磯風「赤城さん……!?」

赤城「早く戻りましょう。食の……いえ、料理の道と言うのは過酷な物です!」

赤城「貴女はまだ覚えることが山ほどあります!」

磯風「いえ、私にも仕事が――」

赤城「――提督!」

 磯風の言葉を遮って赤城は提督に呼びかける。

 その見幕に呑まれ気味になりながらも答えた。

提督「なんだ?」

赤城「提督も磯風さんの美味しいご飯をもっと食べたいですよね!?」

提督「あ、ああ」

赤城「という訳で特訓再開です。さぁ行きますよ」

磯風「ですから秘書艦としての職務が――」

赤城「料理もこなせずに秘書艦が務まりますか!」

 赤城に手を引っ張られながら退出するその様を、提督と漣達は唖然と見ているのだった。

――提督執務室

 磯風が昼過ぎ以降執務室に戻ってきたのは夕方を過ぎ、夜のはじめ頃になってからだった。

 磯風の様子は満身創痍であり、息も途切れ途切れである。

 そして磯風は提督の夕食を彼に届けるとゆっくりと口を開いた。

磯風「……提督、リベンジだ」

 その料理の出来を見て、提督は感嘆の吐息を漏らす。

 今朝の献立は白ごはんに豆腐の味噌汁に鮭の沢庵焼きである。

 そしてさらにひじきの煮物を追加したのが今夜の夕食の献立であった。

 今朝のそれとは違い、味噌汁の色は濃くなく、魚は焼け焦げていない。

磯風「よく頑張ったな。ところで大丈夫か磯風?」

磯風「まだまだいける。心配無用だ」

提督「そうか。だが無理はするなよ?」

磯風「……そうか。ならお言葉に甘えて、数分だけ横になるぞ」

提督「駄目だ。今日はもう切り上げて、ゆっくりと休みなさい」

 磯風はかぶりを振ると真っ直ぐに提督を見る。

磯風「私はまだ務めを果たせていない。だから、それは飲めない」

 磯風が折れることはない。

 提督がそう思うほど、彼女の目には強い意志が宿っていた。

 そして同時に漣が言っていたことを思い出す。

 磯風は雪風に並び得る武勲艦であること。

 その貫禄は所属する他の駆逐艦にないものがあった。

 だからこそ、彼は妥協案を口にする。

提督「……わかった。その代り、先にシャワーでも浴びてきなさい」

磯風「すぐに戻る」

 磯風は短く答えると踵を返して、執務室を後にした。

――朝、鎮守府執務室

「どうする? そろそろ起こすか?」

「もう少し待つクマ。二人とも気持ちよさそうだから忍びないクマ」

 朦朧とした意識の中、声だけが提督の頭に響く。

「それで……どうした白雪、そんなところで顔を赤くして」

「あっ、いえ。大丈夫です」

「そうか? そんな素振りはなかったと思うが、風邪なら気を付けろよ?」

「は、はい」

 頭上で響くその声で、朦朧としていた彼の意識が次第に覚醒していく。

 体の右半分が熱を持つ何かに取りつかれてるかのように重く、熱い。

 彼の頭の隅でその事を疑問に思っていると頭上から声が聞こえる。

「所で姉貴。皆待ってるんだから、早く起こさないか?」
「……そうだったクマ。仕方ないクマ」

「ほら提督、早く起きるクマ」

「お前も早く起きろ」

 体を揺すられ、彼の意識は次第にはっきりとしていく。

球磨「おはようクマ」

 目を覚ますと、彼女がそっと微笑んだ。

提督「……今何時?」

球磨「六時半だクマ」

提督「すまない。すぐに準備する」

球磨「待つクマ! 無理に動いたら――」

 提督は体を起こそうとするも右半身に何か絡みついていたので、上半身だけを起こしてそれを見た。

磯風「んん……」

 そう寝息を漏らす彼女を見て、働きかけていた彼の思考は瞬時に停止する。

木曾「お前もそろそろ起きろ」

 微動だにしない彼の隣で木曾が未だ寝ている磯風の体を揺する。

磯風「うん……」

 彼女が寝息を漏らす度に腕は提督の腕を引き寄せ、足は彼の下半身に強く絡みつく。

木曾「こら、いい加減に――」

球磨「落ち着くクマ。ここは姉の力ってものを見せてやるクマ」

 球磨はそう言うと提督に手を伸ばす。

 差し出されたその手を提督は無言で掴むと、彼女は勢いよく引っ張って立ち上がらせた。

木曾「おい姉貴」

球磨「いいから見てるクマ」

 そして布団に取り残された磯風の手を引っ張り体を起こし、彼女の体を支える手を離した。

磯風「……!」

 体を支えるバランスがなくなり、文字通り崩れ落ちる最中、磯風は咄嗟に足を一歩後ろに下げてバランスを取った。

 磯風は何が起きたかわからず、寝ぼけ眼で辺りを見渡している。

球磨「おはようクマ」
磯風「お……おはようございます」

 状況が未だに把握できない彼はただの案山子となって立ち尽くすのだった。

メモからペーストすると

提督が男性だと知っている
漣、白雪、那珂、曙、加賀

知っていてもおかしくない
赤城(加賀経由)、龍田(直感)

男性だと知らないリスト
イムヤ、深雪、朧、木曾、球磨、叢雲、潮、磯風

このSSまとめへのコメント

1 :  神   2015年03月12日 (木) 02:29:54   ID: cAZkyar7

崇めよ…

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