「終末世界の願望機」【安価】 (38)

▼ここは終末戦争により文明が崩壊した世界。

高濃度のエネルギー汚染に街は機能を失い、戦争を生き残った人々はそれぞれ独自のコミュニティを形成し生活しています。

エネルギー汚染は新たな生物を生み出しました。真紅の目を持つ人間の成れの果て。
“レッドアイ”と呼ばれるクリーチャーたちは、今尚崩壊した都市に巣食い、生存者を見つけてはがむしゃらにその爪を振るいます。

「魔法」と名付けられた力は、終末戦争の末期から確認されていました。
戦争に利用されたエネルギーがある一定数の人間に特殊な反応を見せたのです。
この力は人によって異なり、炎を生み出すものもあれば、風を起こしたり、物質を瞬時に凍らせたりなど、様々な種類が存在します。

放棄された各地の都市部は、エネルギーの温床。汚染地帯であると同時に、そんな「魔法」の力の源であるのも確かです。

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さて、いつからでしょうか? かつての文明の中心地、帝都“ノープレス”に、人の願いを叶える機械が存在すると言う噂が広がり始めたのは。
それは絶望しか無い現実に救いを求めた、酔っ払いの狂言なのかもしれません。
しかし不思議なことに、その噂を「くだらない冗談」として笑い飛ばす人間はこの世界には一握りしかいませんでした。

“ノープレス”はエネルギー汚染の爆心地。今までその地に足を踏み入れ、帰ってきた者はいないと言います。
そこには願いを叶える機械を始めとする、数多くの財宝……そしてそれと同じくらいの危険が眠っていることでしょう。

コミュニティを離れ、秘められた財宝を求めて汚染された区域への冒険を繰り返す者達を、人々は「冒険者」と呼びます。
これはそんな冒険者の一人……その中でもとびきり危険な、「願いを叶える機械」を求めた冒険者の物語です。

これから主人公のステータス設定を行います。

名前及び性別「>>4
※「傭兵」や「坊主」など、通常台詞の文頭に配置される名前

種族「>>5

戦闘スタイル「>>6
※「近接」「遠隔」「魔法」のいずれか。希望があれば使用する武器の種類もふまえて

性格、容姿「>>7
※ある程度自由に設定してもらって構いません
が、人が平気で死ぬ世界であることはお忘れなく……

設定第一段階。上記が決まり次第、次のステータス設定に移ります。
露骨に変な設定は飛ばして再安価になる可能性もありますのでご注意を。

女騎士 女

魔神と人間のハーフ

近接 剣

背は女性にしてはかなり高めで胸も大きい
髪型はポニーテール

・名前「女騎士」
・性別「女」
・種族「魔神と人間のハーフ」
・戦闘スタイル「近接(刀剣)」
・容姿「高身長、巨乳、ポニーテール」

性格を再度安価「>>9

破滅願望あり

・名前「女騎士」
・性別「女」
・種族「魔神と人間のハーフ」
・戦闘スタイル「近接……刀剣」
・容姿「高身長、巨乳、ポニーテール」
・性格「破滅願望有り」

それでは設定の第二段階に移ります。

女騎士の初期スキル「>>13,>>14,>>15
※女騎士が最初から得意とする技術。刀剣の扱いはこの安価外で1点獲得済み。
「交渉」「隠密」「狩猟」etcetc...
初期投資なので重要ですが、この安価とは別にスキルを修得する機会はあります。

女騎士の先天特性「>>16,>>17,>>18
※女騎士が生まれつき持っている特性です。
「夜目が効く」「逃げ足が速い」などなど、便利な能力を付与できます。
後から変更はできません。追加もありません。
行き過ぎた超能力は制限か、再安価になります。

女騎士が願望機に求める願い「>>19
※この旅の目的です。

諜報

忍び足

サバイバル

耳がいい

鬼の気迫

とてもタフ

自分と刺し違えるほど強い相手に殺される

・名前「女騎士」
・性別「女」
・種族「魔神と人間のハーフ」
・戦闘スタイル「近接(刀剣)」
・容姿「高身長、巨乳、ポニーテール」
・性格「破滅願望有り」
・スキル「剣術(1)・諜報(1)・忍び足(1)・サバイバル(1)」
・特性「耳が良い・気迫・とてもタフ」
・願い「自分と刺し違えるほど強い相手に殺される」

以上が主人公のステータスとなります。
では、本編。

*中央大陸南部.某コミュニティ**

女騎士「……」

女騎士「ふう。準備完了」

女騎士「村長に挨拶していこう……」

村長「呼んだか?」

女騎士「わ。来てたのか」

村長「お前が出発するとなるとな。最後に顔でも拝んでやろうと思って」

女騎士「はは。なんか餞別でも無いのかい?」

村長「あぁん? その剣を無償で鍛えてやったこと、忘れたわけじゃあるめぇ?」

女騎士「冗談だよ……大事に使わせてもらうよ」

村長「ふん。ぶっ壊すんじゃねーぞ」

女騎士「分かってるよ」

村長「しっかし、村一番の剣士がノープレスに旅立つとはね……」

女騎士「止めるなよ」

村長「そんなつもりじゃない。何年前だったか、お前と同じようにノープレスに向かった奴を思い出してな……」

村長「それから音信不通だ。死んでるのかどうかも分からん」

女騎士「……私は死なないよ。ノープレスに着くまでは」

村長「分かってるさ、お前は強い。だが慢心はするなよ」

村長「レッドアイは至る所にいるんだ。戦闘してる内に都市に迷いこむなんてこたぁ……」

女騎士「おいおい……私は狂犬か何かか」

村長「戦闘狂だとは思うがね。慢心と油断は一番の敵だ」

女騎士「……肝に銘じるよ」

村長「これをやるよ」ポイ

女騎士「なに? ……ネックレス?」

村長「つけとけ。微弱だが、エネルギー汚染から身を守る効果がある」

女騎士「……ありがとう」

【防護のネックレスを身につけた】

村長「んじゃ、行ってこい。達者でな」

女騎士「ああ。それじゃ……」

女騎士「……ふう……」

女騎士「いよいよ……だな」

女騎士の装備
【使い慣れた刀剣】※磨きたて
【革鎧】
【革の篭手】
【革のブーツ】
【防護のネックレス】※エネルギー耐性

女騎士の所持品
【応急薬】x3
【食料と飲料水】x三日分
【寝袋】
【松明】x3

現在時刻
【午前九時】

女騎士「ノープレスは遙か北にある。地図が失われたせいで、正確な位置までは分からないが」

女騎士「この辺りは平野だ。北へ幾つか道が伸びている」

女騎士「当然北を目指すとして、まずは……どこに行こうか?」

安価【>>26
1,近隣の別コミュニティ
2,放棄された集落
3,ひたすら道沿いに北へ

女騎士「北西に、戦争時に放棄された集落がある」

女騎士「最寄りの放棄集落で、何度か訪れたこともある」

女騎士「もしかしたら、旅に有用な物が残ってるかもしれない」

女騎士「行ってみるか……」

**

現在時刻
【午前十時】

女騎士「到着。小規模な村だから、エネルギーの汚染も少ない」

女騎士「ここでレッドアイとの戦闘になったこともあったな……」

女騎士「……ん。あれは」

安価>>28
コンマ0-40「瀕死のレッドアイと冒険者の死体」
コンマ41-70「友好的な冒険者を発見」
コンマ71-99「無傷のレッドアイが姿を見せる」

ほい

レッドアイ「guuaaa...」ボロボロ

女騎士「……レッドアイ。既に手負い」

女騎士「それとあれは、冒険者の……」

女騎士「……成程。相打ち寸前だったんだな」

女騎士「それなら……」

ブンッ

レッドアイ「GAAA...!!」グシャリ

女騎士の投擲した石がレッドアイの頭部を抉る。
かすれた断末魔をあげ、レッドアイはその場に倒れ伏した。

女騎士「いつもこのくらい楽ならな……」フゥ

女騎士「さて、と」ガサゴソ

【生存者のバックパックから幾つかの応急薬、食料を見つけた】

女騎士「……悪いね。こうでもしないとやっていけないし」

女騎士「……? この人のネックレス……名前が刻まれてる」

女騎士「“アイラ”……」

女騎士「……アイラ? 近くのコミュニティに、そんな人がいたはずだ」

女騎士「……」

遺体のバックパックとネックレスを、
安価>>31
1,届ける
2,届けない

刀なの剣なのどっち?
安価下

**近隣のコミュニティ**

アイラ「……そう。弟を、その村で……」

女騎士「……レッドアイは殺した。弟さんは、集落の離れに埋葬した」

アイラ「……冒険者なんて無茶だって言ったんだ。ろくに武器も使えないくせに……」

アイラ「ましてノープレスまでなんて……行けるわけなかったのに」

女騎士「私がもっと早く着いていれば……」

アイラ「女騎士さん。あんたは良い人だね」

アイラ「でもいいんだ、あいつが勝手にやったことだから」

アイラ「あいつの遺品、持って行って。無いよりはマシでしょう?」

女騎士「いいのか?」

アイラ「どうせここにあっても、使わないもの……」

女騎士「……ありがとう」

【アイラから応急薬と食料を渡された】

アイラ「あんたもノープレスに行くんだね。まあ、あんたくらい強ければ問題はないでしょうけど……」

アイラ「ノープレスまでの道は分かるの?」

女騎士「いや、正確には……」

アイラ「そう……と言っても私も詳しくは分からないのだけど」

アイラ「北の渓谷を超えたところに、【レジスタンス】の拠点があるって聞いたわ。そこまで行けば、良い情報が聞けるんじゃないかしら」

アイラ「ただ、渓谷は最近賊が集まってるらしくて……【アウトロー】の奴らね。気をつけた方がいいかも」

アイラ「少し遠回りになるけど、北東の荒野にもコミュニティがあるわ。そっちはまだ安全かしらね。道なら分かるから、書いてあげる」

女騎士「な、なにからなにまで済まない……」

アイラ「いいのいいの」

【北の渓谷とレジスタンスの拠点、北東のコミュニティの情報を得た】

アイラ「じゃあ、気をつけて」

女騎士「ああ。ありがとう」

女騎士「……」

女騎士「良い情報が聞けた」

女騎士「人助けも悪くはないな……」

女騎士「……」

女騎士(……何故だろうか)

女騎士(あのレッドアイに殺された男の死に顔は……苦痛に歪んだものではなく)

女騎士(むしろ安心しきったような……安らかな顔に見えた)

女騎士(私の願望がそう見せたのか?)

女騎士(私の願い。私を殺してくれる者の手で、殺された時)

女騎士(きっと私も、あんな顔をして死ぬのだろう)

女騎士(それは、はたして、どれほど甘美な感覚か……)

【女騎士の好評が1上がった】0→1

今回はここまでになります。次回投下のために、次の目的地の安価だけ。

安価下
1,渓谷を抜け、【レジスタンス】の拠点へ
2,北東の荒野のコミュニティへ


>>32
【使い慣れた剣】が正しいですね。紛らわしくてすみません。
一応スキルの方は「刀剣全般の扱いを知っている」ということにしたいと思います。

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