凛「良かったわね桜。 私も嬉しいわ」

桜「姉さんっ！」

凛「ライダーに人気投票で負けたり格闘ゲームでは悪役にされたり自分のパチモンに少ない人気を取られたりしたけど、本当に、良くがんばったわ…」

桜「姉さぁ～～ん」

凛「桜…」ギュッ

セイバー「……」

セイバー「……は？」

凛「セイバーいたの！？」

桜「セイバーさん…」

セイバー「私は…私のルートは？」

桜・凛「「そ、それは…」」

セイバー「Zeroでのイジメから救済されると思いきやまさかのルート無しですか…良かったですねサクラ、リン」

桜「うっ」

セイバー「いえ、別に良いのですよ。
Fateがこの世に出てからの10年間、いつも私ばっかりが前に出ていましたものね。
これでまた自分のルートを望むというのは欲張りすぎというものでしょう」

凛「せ、セイバー…」

桜「……」

セイバー「フフっ。 ですが今まで一線級で頑張って来たものが、今までの10年で一番盛り上がるであろう場所にいれないというのは、皮肉なものですね」

凛「ちょっとセイバーいい加減にし「良いんです」」

凛「桜？」

桜「良いんです姉さん。 セイバーさんの言う通りです。 やっぱり私なんかより、ドル箱であるセイバーさんのルートを望んでいる人の方が、多いですよね……」

桜「だから……いいんです」

凛「桜……」