提督「さて、資材を溜めるか」 (34)

*艦これSS
*遅筆
*ブラック鎮守府注意
*ブラック鎮守府注意
*ブラック鎮守府注意
*(ry


*胸糞注意

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叢雲「アンタが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい」

提督「そうだな。それでは君に一つ頑張ってもらうとしようか」

提督「君には一人で鎮守府海域南西諸島沖に出撃してもらう」

叢雲「どうして私一人なのかしら?」

提督「そう遠くない日に大規模な作戦が実施される。そのための経費削減だと思ってくれ」

叢雲「……わかった。出撃してくるわ!」





提督「――さて、彼女は弾薬を拾って来るだろうか」

――鎮守府海域 南西諸島沖

叢雲「弾薬……15。悪くないわ」
叢雲「敵艦!?沈みなさい!」

――鎮守府提督室

叢雲「作戦完了ね。艦隊が帰島したわ」

提督「お疲れ様。それで戦果はどうだった?」

叢雲「ごめんなさい。ルートが逸れて敵本陣にダメージを与えられなかったわ」

提督「つまり――何の成果もなし、と?」

叢雲「アンタ……酸素魚雷を食らわせるわよ!」

提督「ほう。それでは成果を聞こうか」

叢雲「まずは敵の前衛隊の撃破ね。砲撃と雷撃で二隻とも落としてやったわ。後は弾薬を少し拾ってきたわ」

提督「素晴らしい。それでこそ君に任せた甲斐があったというものだ」

叢雲「これぐらい当然の結果よ」

提督「それでは君にはしばしの休暇を与えよう」

提督「大破しているようだが、生憎ドッグが空いてなくてね。しばらく我慢してくれ」

叢雲「わ、私がドッグ入りなんて……屈辱!」

提督「そう言うな。全ては一人で向かわせた私を恨んでくれ」

叢雲「そう。それじゃ失礼するわ」




提督「これで準備は整ったか」

提督「さて、君たちに集まってもらったのは他ではない」

提督「先日、我々の友軍がサーモン海域北方にて敵艦隊と交戦したらしい」

提督「私としてはすぐに主力艦隊を送りたいところだが、後日に控える作戦の為にまずは偵察隊を送り様子を伺いたいと思う」

叢雲「ちょっと待って! 私もだけど、他の子もボロボロじゃない!」

 扶桑 叢雲(大破) 雷(大破) 曙(大破) 天龍(大破) 準鷹(大破)

提督「なにも私は交戦しろと言っているわけじゃない。偵察だけならば十分に任務を全うできるだろう」

提督「敵と交戦しそうになったら、即座に撤退してくれて構わない。何か意見は?」

叢雲「……ないわよ」

提督「他の子達も何か意見あるだろうか?」

「……」

準鷹「……」

提督「……念の為、扶桑にも艦隊に加わってもらう」

提督「着任して間もないが、彼女に旗艦を任せようと思う」

提督「扶桑、もしもの時は頼めるか?」

扶桑「了解いたしました。それでは戦艦扶桑、出撃いたします」

準鷹「……」ブルブル

――ーサーモン海域北方

曙「偵察だからって何を考えてるのよ、あのクソ提督!」

雷「でも司令官が大丈夫って言ってるわけだし、きっと大丈夫よ」

叢雲「本当に大丈夫なのかしら、索敵能力が高い隼鷹さんがあの調子だし」

隼鷹「…………」ブツブツ

天龍「まぁ、俺としては戦闘があっても構わないんだけどな! ……その時は俺が何とかしてやるよ」

扶桑「不吉な事を言わないで、そろそろ着くわよ」

扶桑「隼鷹さん、索敵機頼めます?」

隼鷹「ハハ……パーッと逝こうぜ、パーッとな」

扶桑「他の子達は潜水艦がいないか注意して」

天龍「!? 何か来るぞ!」

叢雲「敵艦載機!? 隼鷹さん!」

隼鷹「ハハハ……ハハッ」

隼鷹「あたし……やっぱり沈むのか……?」

雷「嘘……嘘よね」

天龍「撤退するぞ! 扶桑!」

扶桑「え、ええ。私が時間を稼ぎます。他の子達はその間に撤退して!」

雷「何で……どうして」

叢雲「しっかりしなさい。撤退するわよ」

曙「あぁ……もう。あのクソ提督ッ!」

曙「ほら行くわよ!」

雷「司令官…………」

天龍「……扶桑、俺達も撤退するぞ!」

扶桑「貴女も先に行って! 私に合わせたら逃げ遅れる!」

天龍「ふざけるな! そしたらお前が!」

扶桑「大丈夫。私も必ず追いつくから。――行って!」

天龍「クソ……死ぬなよ!」




扶桑「西村艦隊の本当の力……見せてあげる!」

扶桑「やっと逃げ切れた……砲塔が大きいと、肩がこるの……しばらくお休みを頂かないと」

扶桑「彼女達は……無事に……逃げ切れたかしら」

 燃料42 弾薬48

扶桑「はは、ハハハハハ……。空は……空はあんなに青いのに……」


――提督執務室

提督「艦隊はほぼ全滅。君だけが生き残り、他の子達は……」

提督「これがあの娘たちの形見なのだな」

  燃料66 弾薬72

扶桑「ご、ごめんなさい。私がもっと……しっかりしてれば」

提督「君が泣く必要はない。私が命令した結果、つまりこれは全て私の責任だ」

提督「彼女達には悪いことをしたが、必ず彼女達の無念は晴らそう」

提督「さて、君に必要なのは休息する時間だ」

提督「ドッグは……しばらく空きそうにない。申し訳ない」

扶桑「いえ、でも……しばらくはお休みさせていただきます」

提督「ああ、ゆっくりと休んでくれ」

扶桑「……失礼します」

58「てーとく! 戻ってきたよ!」

提督「お帰り58。損傷は中破と言ったところか。もう一度一人でオリョールに行ってきてくるか?」

58「提督!」

提督「なんだ?」

58「新しい艦を見付けてきたよ!」

提督「そうか。そこにいるのか?」

58「はい!」

提督「入ってくれ」

吹雪「はじめまして、吹雪です。よろしくお願いいたします!」

提督「ああ、それでは着任ついでに一つ君に頼むとしよう」

提督「鎮守府海域南西諸島沖に出撃してくれないか?」

というわけで解体するより轟沈させた方が資材が溜まることを利用した資材稼ぎの様子をSSにしてみました

三隻オリョクルしかさせてないうちの鎮守府は超ホワイトですね(錯乱


ちなみにモデルにした提督が言うには「一日中してると気が狂いそう」だそうです

ちなみに
戦艦  85/120
軽空母 40/40
重巡  40/65
軽巡  25/25
駆逐  15/20
仕様上二戦目轟沈でこれの3/5が還元されるので戦艦を沈めた場合……

あと補足しないとわかりにくいところあるから解説すると
隼鷹は前回の5-5の旗艦で今回の扶桑の立場だった
58は単艦オリョクルで疲労が高翌揚してる状態だったから台詞に"!"が付いていた

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