にこ「で、なんであんたたちなのよ!」 (101)


舞台は夏休みの学校です。合宿というわけではありません。
にこほのりん+みんなで毎度のごとくわちゃわちゃと食事を作っていきます。
お時間あればよんでいってもらえると喜びます。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406354156

穂乃果「くじ引きなんだもん、私達のせいじゃないよ!」

凛  「そうだそうだ!って、ことでにこちゃんよろしくお願いするにゃ!」

にこ 「ハァ・・・幸先思いやられるわね・・。そんなこと私が許すわけ無いでしょ!いい機会だからあんたたちも覚えんのよっ!」


ほのりん「ええええーー!」


にこ 「えーじゃないでしょ!大体穂乃果!あんたが言いだしっぺでしょうが!」

穂乃果「ううう・・後片付けに当たって、ことりちゃんと組んでお任せするつもりだったのに・・」

にこ 「あなたは最低です!」ほっぺぎゅー

穂乃果「いはい、いはいお!ひほひゃん!」

--------30分前


穂乃果「練習終わったし、今日はお昼をみんなで食べようと思って許可とってきてるんだ!」

海未 「せっかくなので作るところからしてみようという話になりまして、家庭科調理室の仕様許可を取ってあります。」

ことり「3班に分かれて、買出し、調理、後片付けにわかれて昼食を担当するんだよ。じゃ、くじを出すね♪」

ことり「えー・・っと、調理は・・にこちゃん、穂乃果ちゃん、凛ちゃんだね・・。」

花陽 「あ・・あはは・・・にこちゃんが居てくれてよかったね・・・」

海未 「そうですね、にこがいればなんとかしてくれるでしょう。信頼していますよ。」

希  「そうやね、ほのまきりんになってたらと思うとちょっと洒落にならんかったんちがう?」

真姫 「な、なにいってんのよ!私だって料理くらいできるわよ!」

絵里 「あら、そうだったの?知らなかったわ いつの間に。」

真姫 「・・・っぴ、ピザならいくらでも作れるわよ・・」

凛  「いや、お昼ご飯ピザじゃなかったらどうするつもりだったんにゃ。」

絵里 「凛、あなた偉そうにいってるけど大丈夫なの?」

凛  「そんなわけないにゃ!」エヘン

穂乃果「うーん、おまんじゅうなら自信あるんだけどなぁ」

にこ 「はぁ、幸先思いやられるわね・・」

花陽 「にこちゃん、がんばってね。協力できることならするよ?私達のお昼はにこちゃんにかかってるから!」ウルウル

凛  「かよちん泣かせたらゆるさないにゃ!」シャー

にこ 「あんたがその原因でしょうがぁぁぁああ!!」



調理組は にこほのりん で決定してますので買出し組を 安価下1~3でお願いします。

残りは片付け担当になります。被った場合やにこほのりんが指定された場合はそのまま下になります。

すいません、なんかの手違いで>>5の時点でだいぶ飛んでます。
ここから投下しなおします。すいません

>>2の続きになります

ことり「えー・・っと、調理は・・にこちゃん、穂乃果ちゃん、凛ちゃんだね・・。」

花陽 「あ・・あはは・・・にこちゃんが居てくれてよかったね・・・」

海未 「そうですね、にこがいればなんとかしてくれるでしょう。信頼していますよ。」

希  「そうやね、ほのまきりんになってたらと思うとちょっと洒落にならんかったんちがう?」

真姫 「な、なにいってんのよ!私だって料理くらいできるわよ!」

ごめんなさい、飛んでませんでした。暑くて頭おかしくなってるみたいです。
あと一人 安価下でお願いします


ことり「で、買出し組が 海未ちゃん、絵里ちゃん、真姫ちゃんだねっ。」

にこ 「なんなの・・・しっかりしてるはずの3人だけどなにか言い知れぬ不安を感じるわ・・。」

海未 「にこ、安心してください。私達がそんな変なものを買ってくると思いますか?」



にこ (海未はこういってるけど天然で言えばμ's1といっても過言でもないし、絵里はまともそうに見えるけど
   
    ポンコツ入るとどうしようもないし。真姫ちゃんは・・・どうせトマトでしょうね。予想が付く分マシか。
   
    そういう意味では一番アンパイなのが真姫ちゃんかしら。残り二人が暴走すると何買って来るんだか解っ
 
    たもんじゃないわね。)

真姫 「失礼ね!買い物くらい大丈夫よ!」

絵里 「そうよ、にこ。私達のどこが不安なのよ?」

にこ 「そうね、ごめんなさい。あんたたちなら大丈夫よね。」

希  「じゃぁ、うちらが片付けやね。出番はだいぶ後になるなぁ。」

ことり「そうだね。じゃぁ、とりあえず部室のテーブル片付けて綺麗に拭くところからだねっ。」

花陽 「あ、私も手伝いますっ!」


にこ(・・・この3人が買出しのほうが良かったんじゃないの?いや、だめね、ある意味誰も信用しちゃいけないわ。
  
   チーズケーキとお肉とお米買ってこられても焼肉丼とチーズケーキにしかならない。そう思うと予想が付か無
   
   い分、意外性のあるものを買ってきてくれるとプラスに考えるのよ・・。)


凛  「にこちゃんさっきから眉間のしわがすごいにゃ・・」

穂乃果「じゃっ、三人でいってきてね!もういっそお惣菜とかお弁当かってきてくれていいからね?」

にこ 「それ私達の意味ないでしょ!」


にこ (ほんとに大丈夫かしら・・信じてるわよ、絵里、海未、真姫ちゃん・・)

凛  「にこちゃん今度は窓から遠くを眺めだしたにゃ・・」

穂乃果「ことりちゃーん、暑いからお茶入れてー」

ーーーーースーパーにて

絵里 「いやー、しかし暑いわね。とりあえず帰りにみんなの分の飲み物買って行きましょうか。
   
    あ、帰りに飲むのは別よ?役得ってやつね。」

海未 「しかし、絵里、そんなことしていいんですか?部費から出ているのに個人的なことに使っ
    
    ても良くないと・・。」

真姫 「何堅いこといってるのよ。この暑い中貧乏くじ引かされたとおもえばそれくらい当然じゃ
 
    ない。まぁ海未がそういう事にこだわるんなら私がおごってあげるわ。」

海未 「いや、何も真姫が出すことはないでしょう。せめて年上の私が。」

真姫 「先輩禁止なんでしょ?硬いこといわなくてもいいじゃない。そんなこと言い合うのがそも
  
    そも面倒よ。」

絵里 「そうね、年下の二人のそんな言葉聴いて私が出さないわけにはいかないじゃない。飲み物
  
    3本くらい出させて頂戴?」

海未 「いや、ここは私が」

真姫 「私が出すって言ってるでしょ?」

絵里 「私に出させて?」

うみまき「どうぞどうぞ」

絵里 「チカァ・・」

改行おかしい

絵里 「おかしいわ・・二人ってこんな子達だったかしら・・。」

真姫 「絵里?大丈夫?ほら、ぼーっとしてないで選ぶわよ。」

海未 「さて、何を買いましょうか?」

真姫 「にこちゃんから何か頼まれてるわけじゃないの?」

絵里 「なんでも私達に任せるそうよ?とりあえずここに預かってきたお金あるから、ここの範囲
  
    で買える物をみんなで食べれる量、ってことで頼まれてるわ。」

海未 「昨日穂乃果がそのほうが面白そうだよね!って言い出しましてこういう事に・・。
   
    あげくに調理するのが穂乃果達ですからね。にこには本当に申し訳ない事に。」

真姫 「大丈夫よ、にこちゃんなら何買っていってもおいしく料理してくれるわ。

>>17 指摘ありがとうございます。これでどうでしょうか?

絵里「あら、信用してるのね。

真姫「このあいだにこちゃんがピザ作り方教えてくれてね。最初につくってもらったんだけど、

   そりゃ美味しかったわよ。家で素人が作るのにあんな美味しくなると思わなかったわ。」

海未「それは凄いですね。私も多少は料理を嗜みますが、にこにはおそらく適わないでしょう。
   
   ましてやピザなんてどう作るかすら知りませんから。

絵里「ほんとににこと真姫は仲がいいわね。私も今度つくってもらおうかしら。」

真姫「べ、別に普通よ。なんかいまにこちゃんご家族が居ないらしくて夜一人らしいのよ。
  
   だからお願いするなら今じゃないかしら。にこちゃんの正確だと妹さんたち放って置くのは

   無理だろうし。

絵里 「へー、そうなのね。知らなかったわ。今度頼んでみようかしら。
    
    でもほんとに何でも知ってたわね・・。」

真姫 「た、たまたまよ!もういいでしょ!」

海未 「それじゃそろそろ買うものを決めていきましょう。昨日の穂乃果の決めたルールでは、

    一人一品メインとなるもの、その後に付け合せに使えそうなものや調味料を買うことになってます。」

絵里 「9人分だから結構買わないといけないのね。予算もなんかとんでもないもの買わない限りは大丈夫よ。」



海未 「ではまず私は>>21を。」

絵里 「私は>>22にするわね。」

真姫 「私は>>23ってところかしら。」


スーパーで買える食材でお願いします。調味料などではなくお肉とか魚とか大雑把なものでも、
鯛とか鶏胸とか指定していただいてもかまいません。
明らかに無理なものは下に一つずつずらします。

それなりにいろんなもの食べてますので大丈夫だとは思いますが>>1が食べたことの無い食材
の場合、考えさせていただきます。

台詞の途中で開業するなら一人のセリフは連続していたほうが読みやすい

〇〇「~~
    ~~」
って感じで

>22
ありがとうございます。次からそのようにさせていただきます。
何分まだ不慣れなもので教えていただいて助かりました。

申し訳ありません、丸被りしてしまいました


>>24,25,26

でお願いします

海未 「真姫はブレませんね。」

絵里 「ほんとね。」くすっ

真姫 「・・・なんか不満でもあるの?」

絵里 「いや、ごめんね?そんなつもりはなかったんだけど。」

海未 「真姫らしくていいじゃないですか。私も好きですよ?トマト」

絵里 「でも、さすがにこれだけじゃ無理だから、野菜とか買って行きましょうか。メインはこの3つね。」

海未 「ええ、しかし凛大丈夫でしょうか?」

真姫 「あの子、たぶんイカやえびは大丈夫のはずよ。この前えびカツバーガー食べてたし、海鮮ラーメン
    つれてかれたこともあるし。」

海未 「そうですか。誰かが食べれないとやっぱりこういうときは可愛そうですからね。」

絵里 「海未はほんとに本人に見えないところでは優しいわね。そんなところが好きよ?」

海未 「もう・・からかわないでください!あ、絵里、疲労回復に梅干がいいんですよ?買っておきますね。」

絵里 「要らないチカ・・どうして私にはやさしくないチカ・・」

海未 「あ、ついでにこれもかっていきましょうか。>>35

絵里 「そうね、それじゃー・・私は>>36ね。

真姫 「確かに調理室にはなにもなかったんだからもう少し要るわね。>>37

ワイワイ

絵里「さて、あの後ちょっと足したしこれで帰りましょうか。ちょっとフードコートで買ったジュースでも飲みましょ?」

真姫「あら、海未珍しいわね。ラムネ?」

海未「ええ、これだけは不思議と昔から飲めるんです。子供のころから変わらない夏の味ですね。」

絵里「真姫は・・ミネラルウォーター・・?なんかやっぱりおしゃれね」

海未「っていうか絵里は何を飲んでるんですか?みたことないんですが。

絵里「わからないわ。なんか見たことないしビアって書いてあるから暑いときにいいかと思って。」

真姫「・・・あんたそれルートビアよ・・?わかって買ったの?」

絵里「あら、有名なのね。私は始めてみたから買ってみたの。どんな味なのかしら。」グビッ

真姫「好きな人はたまらないらしいわね。特にアメリカじゃ子供が大好きって感じらしいけど私は二度とごめんだわ。」

絵里「!!・・・・た・・タイガーバームの味がするチカ・・・」ナミダメ

真姫「なんでルートビアしらないのにタイガーバームはわかんのよ!イミワカンナイ!」

海未「大丈夫ですか?絵里?」

絵里「もう・・散々よ・・早く帰りましょ・・」トボトボ

-----家庭科室

ピーマン

チーズ

鶏肉

何を作るか考えていたらほんとにそんな時間になってしまっておなかへってしまいました。
とりあえず夕食食べてから再開していきます。

今日に限ってファイトクラブなんで18時からだったんだ・・見逃してしまった
ぼちぼち再開していきます。


海未 「ただいま戻りました。」

真姫 「死にそうなくらい外暑いわ・・これ明らかに貧乏くじよ!」

絵里 「の・・希、お願い、水道水でもいいから飲み物を・・」

希  「なんかえりちだけ凄い弱ってるけど大丈夫・・?ちょっとまってな?」

海未 「絵里は・・まぁ色々有りまして・・。」

にこ 「とりあえずちょっと買ってきたものを確認させてもらうわよ?どれどれ・・」

にこ (イカ、海老、トマト、ピーマン、鶏肉にチーズ、葉物に調味料・・・)

にこ 「絵里、海未、真姫ちゃん・・・!!!」ひしっ

うみまきえり「ウ"エェェエ!」

にこ 「ごめんなさい、そしてありがとう!にこが悪かったわ!」うるうる

海未 「に、にこ、落ち着いてください、何をそんなに・・」///

真姫 「ちょ、ちょっとにこちゃん、暑いんだから・・もう・・」///

絵里 「にこ、ごめん、やめて。暑いの」

にこ 「なんであんただけ普通にいやがってんのよ」

ことり「どう?にこちゃん。美味しいの作れそ?」

にこ 「うんうん、これなら期待してていいわ!大丈夫よ。任せなさい!」

凛  「凛たちも任せていい?」

にこ 「あんたたちはだめよ。ほら、手洗って準備しなさい!」

海未 「そういえば、凛、真姫には確認したんですがイカ海老は食べれますか?」


凛  「うん、大丈夫だよ。お魚っていっても魚介類全般じゃないから。大丈夫にゃ!」

絵里 「海未がね、せっかく買ってきても食べれないんじゃないか、って心配してたのよ。」

凛  「海未ちゃーん、やっぱり海未ちゃんはやさしいにゃぁ」スリスリ

海未 「だ、だめです、凛、いま汗をかいてしまってるので辞めてください、恥ずかしいですっ!」///

穂乃果「だ、誰!?ピーマン買ってきたの!」

海未 「私ですが?」

穂乃果「ちょっと、何で凛ちゃんにはそんなに優しいのに穂乃果のピーマンは買ってくるの!」

海未 「あなたの場合は苦いから嫌いっていうだけじゃないですか!食べたから気分悪くなったり
    するわけでもないでしょう?好き嫌いなんてしないで食べなさい!」

穂乃果「やーーーだーーーー!ひどいよー、ことりちゃーん!」ひしっ

ことり「ほ、穂乃果ちゃぁん・・ んー、海未ちゃん食べなきゃだめ?」

海未 「好き嫌いはなしです!」

穂乃果「ほら、海未ちゃんやっぱり私のこと嫌いなんだぁあああ・・ こうなったら!」

にこ 「ほら、あんたもぐだぐだいってないでとっとと手洗ってきなさい。どさくさにまぎれて
    逃げようもんならとっ捕まえて生のピーマンそのまま口に押し込むわよ。」

穂乃果「ひ、ひぃぃ!ああ、今日はなんてついてないんだろう・・」

凛  「穂乃果ちゃん、もう諦めるにゃ。別に料理したって殺されたりはしないよ。」

穂乃果「そうだね・・。ピーマン口に押し込まれるよりはマシだよね・・」

にこ 「あんたらなんでそんなに料理すんのが嫌なのよ。」

にこ 「はい、それじゃ買出し組みはさすがに休憩させてやんなきゃ倒れちゃうだろうから、
    素直に涼んでてね。ってあれ?花陽は?」

ことり「あ、花陽ちゃんはお米取りに行くって海未ちゃん達と同じくらいに一回家に戻っちゃったよ?」

にこ 「イ"エ"ニ"カ"エ"ッ"チ"ャ"ッ"ダノ"オ"?」

花陽 「ハァハァ、た、ただいま。」バンッ

希  「あ、おかえりー。・・・凄い勢いだねって、かよちん、何その量・・。」

花陽 「いや、せっかくだしどんなもの作るかわからないからいろんな種類のお米もってきたの。
    私にできるのはこれくらいだから・・。」

にこ 「いや、「くらい」のレベル超えてるわよ・・なにその自分の背丈ほどあるリュックサック・・。」

凛  「かよちん、学校の帰りにお米買いによるときいつもこんな感じにゃ。」

花陽 「もー、凛ちゃん、それ内緒だよぉ・・」テレテレ

希  「うん、せやね。かよちんやもんね。おかしいことなんてなかった。」

ことり「希ちゃん、順応しちゃうの?」

にこ 「じゃぁとりあえず下ごしらえとお米の準備からしましょうか。」

凛  「もう覚悟はきめたにゃ。なんでもこいにゃ!」

穂乃果「うー・・ピーマン・・・」

にこ 「あんたもしつこいわね。大丈夫よ、このにこちゃんがちゃんと食べれるようにしてあげるから。」

穂乃果「だぁってー。嫌いじゃない人はみんなそういうけど、やっぱり食べたら苦いんだもん・・」

にこ 「そこはあんたも調理するんだから。自分が納得いくようにすればいいわ。」

凛  「穂乃果ちゃん、往生際がわるいにゃ。」

穂乃果「凛ちゃんはいいよ!だって嫌いなもん入ってないんでしょ?!」ぶーぶー

にこ 「ほら、子供じゃないんだから。とりあえずイカは私が裁くから、あんたらは海老の皮むいて頂戴」



凛  「普通に甲羅外していけばいいのかな。尻尾は?」

にこ 「尻尾はそのままでもいいわ。ほんとは真ん中の尖ってるのを落とすんだけど、
    さすがにあんたらにそれ無理だろうし。」

穂乃果「おー!ちべたい!きもちいねー!凛ちゃん!」

凛  「うん、これならいくらでもできるにゃ」

にこ 「イカの皮をむいて、と。あ、ごめんね、ことり、希、申し訳ないけど物とってもらうとかは頼んでもいい?」

ことり「もちろん、いいよー?遠慮なんてしないで。どうせご飯できるまではすることも特に無いし。」

絵里 「希ー・・お願い、扇いでくれない?」

希  「ごめん、にこっち、ちょっとうちは大きな子供の面倒みないと・・」

にこ 「はぁ、まぁ仕方ないわね。この暑さの中いってくれたんだからねぎらってあげてもバチ当たんないし。」

希  「うちも手あいたらいうてな?手伝うから。」

にこ 「悪いわね。ありがとう。それじゃことりはボウルにキッチンペーパー引いてここにおいてくれない?」

ことり「うん、いいよ?ちょっとまっててね。」

凛  「にこちゃん、こんな感じでいい?」

にこ 「うん、いいわ。あんたら包丁使える?」

穂乃果「いや、それくらいできるよ・・。にこちゃん穂乃果の事バカにしてない?」

にこ 「問題ないなら何であんなに嫌がったのよ!」

穂乃果「えー・・だって面倒くさいもん」

にこ 「海未、ちょっとお仕置きしてやt・・」

穂乃果「さーて!やっるぞー!」

にこ 「わかりやすいわね、あんた。んじゃ背腸とってくれる?」

凛  「せわた?」

にこ 「海老の内臓よ。まぁ食べれるけど取っといたほうがおいしいわ。」

穂乃果「あ、おかーさんがよくあってるよ?つまようじでほじるんだよねっ?」

にこ 「そういうのもあるけど今日は背中を開くわ。」

凛  「背中・・・開く?」

にこ 「まぁ口で言ってもわからないのは仕方ないわよね。見てなさい?
     まず、利き手で包丁をもって・・。」

凛  「こうかにゃ?」

にこ 「で、反対の手で海老を持つでしょ?で、海老の背中を包丁のもち手の根元にある刃の
    方にあてて、海老を動かすの。」

凛  「ふむふむ。おお、背中がぱっくり・・」

穂乃果「こんな感じかな?」

にこ 「穂乃果、意外とあぶなっかしくないわね。」

穂乃果「えへへ~。もっとほめて?」

凛  「ねぇ、凛は?!凛はどう?」

にこ 「うん、凛も上手くできてるわね。」

凛  「えへへ~♪」

穂乃果「で、これでいいの?終わり?」

にこ 「違うわ、で、開いたら中に黒くて細いものがあるでしょ?それが海老の腸よ(たぶん)」

凛  「ふむふむ。これをポイすればいいの?」

にこ 「そうよ。で、軽く水で流して背腸とった海老だけさっきの洗ったトレイに戻してね。」

穂乃果「うんうん、んじゃとりあえず二人でしちゃおっか」

凛  「ふふーん、んじゃ競争するにゃ!」

穂乃果「よーし、負けないよっ!」

にこ 「ちょっとあんたら!それはやめなさい!なれないのにそんなことしたら絶対指切っちゃうんだから!」

ことり「あはは・・にこちゃんほんと大変だねぇ」

にこ 「ことりも毎日こんな感じだと思うと同情するわ・・。」

ことり「大変じゃないよ?おとなしい穂乃果ちゃんなんて穂乃果ちゃんじゃないもん。」

にこ 「そうね、魅力半減どころか怖いわね。静かな穂乃果なんてどこか悪いとしか思えないわ。」

穂乃果「ちょっとー!二人とも聞こえてるよー!」

ことり「あ、ことりみんなの分のお茶入れてくるね!」

にこ 「あ、逃げた。まぁいいわ、にこはとりあえずゲソとスミ袋、エンペラ、腸をわけたしと。
    ちなみに冷凍のイカの場合はスミ袋とワタは捨てたほうがいいにこ。新しい鮮度がいい
    イカだけ利用できるけど、冷凍のワタは古くなってるといけないので使っちゃだめニコ」

凛  「にこちゃーん、海老は準備できたよ!」

にこ 「思ったより早いわね。ちょっと見直したわ。」

穂乃果「ふっふーん、さて、にこちゃん次はなにかな?」

にこ (のりのりね・・・ホント解りやすくてかわいいわね)

凛  「あとは野菜かにゃ?」

にこ 「あ、言うの忘れてた。海老の殻ゴミ箱にいれちゃった?」

穂乃果「いや、ボウルにのこしてるよ?」

にこ 「えらい!危なかったわ、言うの忘れてたから捨てられてるかと。」

ほのりん「ふっふーん。」

にこ 「いや、たまたまでしょ?」

凛  「ひどいにゃ!にこちゃん!」(たまたまだけど)

穂乃果「そうだよ、こんなこともあろうかと!(たまたまなんだけど)

にこ 「そうね、ごめんね。助かったわ」(絶対たまたまよね)

にこ 「じゃぁ次は野菜とお米ね。」

花陽 「お米は私が担当しますっ!」フンス

にこ 「え、あんた疲れてないの?」

花陽 「いえ、お米をみんなに一番美味しく食べてもらうなら私の疲れなんてっ!」

にこ 「まぁお米に関しては、私より花陽のほうが絶対美味しくできるから任せるわ。
    花陽ちょっとこっちに。(今日は・・・・)」

花陽 「(ふむふむ・・・あ、なるほど)ちょっとまってね、にこちゃん。用意したお米
    じゃ合わないからこっちのと取り替えるからね!」

にこ 「あんた何種類もってきたのよ・・・。そうね、じゃお米担当はr・・」

凛  「穂乃果ちゃんいってくるにゃ」

ほのにこ 「え?」

凛  「凛はもうお米はかよちんからそれなりに認められてるから大丈夫なの。だから
    穂乃果ちゃんが教わってくるにゃ」

にこ 「っていってるけど、それでいいの?」

花陽 「うん、凛ちゃんはもう花陽が何十回と教えてるから。花陽も何度も食べてるけど、
    そこらへんの定職屋さんよりは美味しく炊いてくれるから。」

にこ 「そ・・そう。凛も色々大変ね・・。」

凛  「こっちのかよちんも好きにゃ。こっそり(実は大変だけどね・・)」

にこ 「そうね。(あんた生贄にしたの?)」

凛  (しっ!そんなつもりじゃないにゃ!でも穂乃果ちゃんもちゃんと教えてもらった方が
    あとあとのためにゃ・・)

穂乃果「じゃぁ、かよちゃん、よろしくね」

花陽 「任せてください!何処に出しても恥ずかしくないお米を用意してもらいますから!」キラキラ

にこりん「がんばってねー(棒読み)」


にこ「さて、じゃぁ凛はピーマンの処理ね。」

凛 「うん、とりあえず半分に切って種を取るんだよね?」

にこ「お、ちゃんと解ってるじゃない。そうね、まず全部半分に割って、種を取って水洗いしてくれる?」

凛 「わかった。にこちゃんは?」

にこ「私はその間にさっき凛たちが剥いた海老の殻をつかってダシを取るわ。
   凛、全部半分にできたら声を掛けなさい?」

凛 「はいにゃ。」

にこ「こっちはまず煮立ったら塩を入れて、包丁で軽くつぶした海老の頭を入れる、と。
   で、海老の頭がお湯の中で踊りだしたらもう一回へらで適当につぶして・・」

凛 「にこちゃん、全部きれたよ!」

にこ「あ、ごめんね、ことり。穴あきのお玉なんてある?」

ことり「うーん、ごめんね。それはなかったかなぁ。お母さんに今度いっておくね?」

にこ「やめて、大事にしないで。いいわよ、なかったらなかったでザルでいいわ。」

ことり「わかった。ザルはここにおいておくね?」

にこ 「ありがと。それじゃ凛、続きやるわよ」

にこ「あんた包丁の持ち方がちょっと危なっかしいから、よく見てなさい?
   まず、包丁をもって半分にしたピーマンの断面をまな板につけて、もち手は猫の手よ。」

凛 「それ、みんないうけど凛が猫っぽいから得意だとか大間違いだにゃ!」

にこ「いろいろいいたい事あるけどとりあえずこの際いいわ。まずこうやってみなさい?」

凛 「うん。でもこれ早くきろうとすると指の背中きっちゃいそうで・・。」

にこ「あのね、カッコつけて早くしようとしなくていいのよ。ゆっくりでいいの。」

凛 「でもでも、みんなトントントントン!って綺麗にやるのに指こんな形でなんでできるのかわかんないにゃ。」

にこ「あのね、凛。あんたダンス得意だけどみんなで振り付け考えて、すぐに今と同じテンポで踊れた?」

凛 「そんなことできるわけないにゃ。考えればわかるにゃ。」

にこ「なんかいまめちゃめちゃ腹立ったけどいいわ。要はそういうことよ。みてくれもなにもどうでもいいのよ。
   まずは正確に切れること。安全に切れることよ。速度はそのうち追いついてくるわ。なんでもいっしょ。
   もちろんダンスも包丁もよ。だからいきなりそんな高等技術持ち出してあーだこーだいうのやめなさい。」

凛 「・・はい。ごめんなさい。ゆっくり、こんな感じでいい・・の?」ストン、ストン

にこ「そうよ、上手くできてるわ。私も隣で切るから残りもそんな感じでほそくきっていくわよ?」

凛 「うん。がんばるにゃ。」ストンストン

にこ 「凛、がんばったわね。ちゃんと綺麗にきれてるわ。少し幅にむらはあるけどみじん切りにするし、
    これくらいなら全然問題ないわ。」

凛  「凛、上手くできたかな・・?」

にこ 「うん、上出来よ。」

凛  「えへへ・・にこちゃーん」スリスリ

にこ 「ほら、今料理してて手が汚れちゃうから、あとでごろごろしてあげるからいまは続きよ?」

凛  「もー!凛ねこじゃないにゃ!」

にこ 「説得力が微塵も無いわね。それじゃ細く切っただけじゃみじん切りにならないからそれを
    横に切っていくわよ。

凛  「こんな感じで束にして、こう・・?」

にこ 「そうそう、で、切れたら飛び散らないようにこっちのボウルに移すわよ。
    包丁を横にして刃のおなかに・・こうやってのせて。」

凛  「手切っちゃいそう・・大丈夫?」

にこ 「刃に手を当てて変に動かさない限り切れないわよ。ためしにほら、触るだけだとなんともないわ」

凛  「ちょ、にこちゃん、手きれちゃうにゃ!」

にこ 「大丈夫よ。ちょっと刃に押し付けただけじゃ切れないわ。まぁとんでもなく切れ味がいいとだめだけど。」



凛  「うう・・みてるこっちがドキドキするにゃ。こ・・こんな感じで乗せるのかな・・?」

にこ 「上手くできたわね。で、イカはさばいたし、えびのダシも取ったし、あとは鳥ね。
    にこがしてもいいんだけど、ここは凛にしてもらうわ。」

凛  「今度はなにするの?」

にこ 「今日はももにくね。こっちは処理がもっと大変なのよね。臭みがある部分が実際多いのよ。」

凛  「これを切っていくんだね?」

にこ 「切る前にいろいろ処理があるのよ。」

凛  「ばばーんと切っていくだけじゃだめ?」

にこ 「だめー。まず、皮を上にして端っこの黄色い部分を切り落としていくわよ。」

凛  「ここらへん?かな?」

にこ 「そうね。そこが切り落とせたら今度は裏側を向けて?」

凛 「したよ?で、こっちもそこを落とすの?」

にこ「こっちもそうなんだけど、表は皮で白かったけど裏は皮じゃないのに白い皮、っていうか
   筋みたいなのがあるでしょ?そこをそぎ落としていくの。」

凛 「あれ?上手く切れない・・」

にこ「そうね、簡単にはがれるものじゃないから回りに肉も薄く剥ぎ取らないとだめね。
   急がないからゆーっくり包丁いれてみて?」

凛 「ゆーっくり・・そーっと・・これくらいの薄さでもいい?ってこれは何なの?」

にこ「うん、上出来よ。そこも捨てるわ。気になるなら嗅いで見なさい?あんまり顔つけちゃだめよ」

凛 「うへ、臭いにゃぁああ!」

にこ「でしょ?腐ってるわけじゃないのよ。ためしに残った普通のお肉嗅いで見なさい?」

凛 「まぁ生臭いけどさっきの比じゃないね?」

にこ「でしょ?それがわかった今、あれ食べたい?」

凛 「いや、取るにゃ・・臭いにゃぁあ・・」

にこ「あんた素直ねー。とりあえず包丁はひとまずいいわ。置いて手洗いなさい?
   私は穂乃果の方みてくるわ」

凛 「わかったにゃー。ことりちゃーん、お茶いれてほしいにゃ!」

ことり「うん、まっててねー。すぐいれるね?」

すいません、ちょとごにょごにょしてました。少しだけ再開します。

にこ 「穂乃果ー・・?」

穂乃果「ひっ、に、にこちゃーん!」ひしっ

花陽 「あ、にこちゃん。どう?そっちは?」

にこ 「順調よ。で、えーと、穂乃果になにが・・」

穂乃果「ううう・・・だってさっきからううう・・・にこちゃん、文句もういわないからっ!
    お手伝いするから!だから向こうで穂乃果に・・」

花陽 「穂乃果ちゃん、ごめんね、私お米のことになると・・」

にこ 「えーと、花陽・・何があったのか説明してもらえる?」

花陽 「あのね、今回はお米洗えないからまず、ザルにこして大きなゴミが無いかチェックして、
    それを2回繰り返して、次は目に見えるゴミを一つずつ丁寧に取り除いてたの。」

にこ 「・・・・・う、うん。で、どう?できたのかしら?」

花陽 「うん、穂乃果ちゃんも手伝ってくれたおかげでだいぶ綺麗に。残ってたぬかもざるで
    何度も越したから大丈夫だと思うよ?」

にこ 「・・・穂乃果、がんばったわね・・」ナデナデ

花陽 「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「ひゃ、ひゃい!!」ガクガク

にこ 「・・・見てない間にいったい何が起きたのよ・・。」

にこ 「まぁいいわ、穂乃果こっちいらっしゃい。」

穂乃果「うん!にこちゃんとこいくっ!」ひしっ

凛  (あー・・まぁ・・最初はああなるよね。あのかよちんに口応えしちゃったら
    ああなるのは目に見えてたにゃ・・。穂乃果ちゃん、ごめんね)

ことり「はい、穂乃果ちゃん、にこちゃん、とりあえず冷たいお茶でも飲んで?用意したよ?」

にこ 「あ、ありがとう。気が利くわね。頂くわ。」

穂乃果「こ、ことりちゃあああああん!」だきっ

ことり「ふえぇ、ほ。ほのかちゃああん、ちょっとだめだよぉ」

穂乃果「ことりちゃん、慰めてぇぇ」

ことり「あ、あはは・・ちょっと怒られてたもんね。詳しくはことりにはわからないけど。」

にこ 「凛はどう?休めた?」

凛  「うん。もう大丈夫だよ。次はなにするの?」

にこ 「穂乃果もちょっと休ませないとだめそうだしね。買ってきたものある程度は見たけど
    まだ袋あったからそっちも見てみないと。思ってる材料だけだとちょっと足りないのよ。」

凛  「凛にはなにができるのかさっぱりわかんないから、にこちゃんが言うとおりにするにゃ。」

にこ 「凛はえらいわね。穂乃果に爪の垢飲ませたいくらいよ・・」なでなで

凛  「にこちゃん、はずかしいにゃ・・
   (あの状態のかよちんにお説教くらったらああなっても仕方ないよ・・)」

にこ 「さてと、残りは何が。ふむふむ、たまねぎ、じゃがいも、パウダーのカレー粉・・。
    最悪カレーにすればいいとおもって気を利かせてくれたのね。でも」

にこ  (うーん、こまったわね。正直サフランもないし、ことりのために大蒜
     買ってきてないわね。サフランなんかあるわけないし・・・。
     パエリアには無理がでてきたわね。
     カレールーじゃなくてカレー粉だけじゃカレーにもなりゃしないし・・・)

にこ  「ここからどうもっていこうかしら・・」
    

サフランのくだり2回でてますが気にしないでください・・。すいません。



凛  「どうしたの?にこちゃん。難しい顔して。」

にこ 「いや、食べれないことは無いんだけど思った材料が足りなくて。」

凛  「もう一度買いにいってもらう?」

にこ 「そういえばあの3人どうしてんの?」

凛  「あそこで希ちゃんも混ざってトランプしてるよ。のんきなもんにゃ・・」

ドウシテカテナイノデスッ!コノマッキーニカトウナンテ100ネンハヤイワ!ハラショー・・ウチモマケテミタイワー

にこ 「・・確かにのんきなもんね。あー、そういえば真姫ちゃんトマトかってたわね。」

凛  「なんかこないだ真姫ちゃんにピザの作り方教えたの?」

にこ 「そうよ。まぁトマトっていうとイタリアンが一番先に・・ん?」

凛  「どうしたの?」

にこ 「凛?ナイスよ!」ゴロゴロ

凛  「に、にこちゃん。くすぐったいにゃ!でもどうしたの?ピザとかパスタとかつくるの?
    ここまできてお米使わないとかよちんになにされるか・・・」ガクガク

にこ 「そうよ。パエリア以外にもお米が主役の料理あるじゃない。大して手間も変わらないし。」


にこ 「穂乃果、凛、それじゃ続きに入るわよ。手洗ってらっしゃい!」

ほのりん「はーい」

ことり「穂乃果ちゃんももう落ち着いたみたいだから。何か手伝うことあったらいってね?」

にこ 「ありがとう、ことり。とりあえずは今のところ大丈夫よ。ゆっくりすわってて。」

にこ 「それじゃ大き目のフライパンにオリーブオイル引いて海老とイカを炒めていくわ。
    凛、魚介がいたまったら横のさらに取り出してね。」

穂乃果「穂乃果はなにすればいいの?」

にこ 「穂乃果はこのボウルに料理酒を鶏肉が1/3浸るくらいいれて、塩、胡椒かけてレンジで
    8-10分蒸して。その間にピーラー取って来なさい。」

穂乃果「解ったー。場所はことりちゃんにきけばいいかな?おーいことりちゃーん」

にこ 「私はその間にたまねぎを薄いみじん切りにして、トマトも切っとかなくちゃね。」



にこ 「さて、あとは・・」

穂乃果「にこちゃん、ピーラーってこれ?」

にこ 「そうよ、皮むき機よ。これでジャガイモをどんどん削っていって?」

穂乃果「また単純作業か・・」

にこ 「なら私と代わる?」

穂乃果「えーっと・・えへへ、とりあえずこれ2個でいいのかな?」

にこ 「そうね。それおろし終えたら教えてね。ここからは時間との勝負ね。
    凛、とりあえず炒め終わったら新しいフライパン用意してこっち手伝って!
    そのフライパンはそのままでいいわ。」

凛  「わかったー。なんかにこちゃんさっきからいきいきしてるきてるにゃ・・」

にこ 「よし、トマトも切れた、たまねぎもok、鶏肉もそろそろできるわね。
    あとはチーズを処理して・・。いや、チーズは凛に任せましょう。」

穂乃果「にこちゃん、これでいい?」コンモリ

にこ 「早いわね、あんた。ちょっと予想外よ。ありがとう。それじゃ次は
    サラダほうれん草水洗いして水を切っておいて。あと適当に根元を
    包丁で切っておいてね。」

穂乃果「なんか穂乃果簡単なことしかしてない気がする・・」

にこ 「それ終わったら凛と二人で大事な仕事があるから。二人が失敗したら一品
    食べれなくなるんだから根性いれてやんなさい!」

穂乃果「にこちゃん急にプレッシャーかけすぎだよ!よーし、穂乃果やっちゃうよ!」

凛  「で、次はなにすればいいの?」

にこ 「えーっとね、凛、このチーズを大根おろしでごりごりすっちゃって。
    擦ったのはボウルにいれておいといてね。それができたら穂乃果と最後の
    締めを任せるわ。」

凛  「・・・凛と穂乃果ちゃんに任せるのは無謀すぎない?」

にこ 「大丈夫よ。私も横にいるしあんたと穂乃果を信用してるからよ。」

凛  「そこまでいわれたらできないなんていえないにゃ!」フンス

にこ  「花陽、悪いけどお米もってきてもらえる?」

花陽  「うん、用意しておいたよ。」

にこ  「ごめんね、花陽、若干出来上がるものが変わっちゃったけど調理に使う
     水分なんかは何も変わらないわ。花陽の期待は裏切らないから。私を信じて。」

花陽  「大丈夫だよ。最悪のときのために白米もしかけてあるから!」

にこ  「・・・・あ、そうか。あんたどっちにしろ食べるものね・・。」

花陽  「うん!」

にこ  「さて、凛、穂乃果!あんたたちはそっちのフライパンにオイル引いて
     カリカリになるようにたまねぎとその細いジャガイモ揚げるのよ。」

ほのりん「あ、揚げるの?」

にこ  「そうよ。その出来次第で料理が一品食べれないものになるか、
     美味しくなるかは決まるわ!」

凛   「責任重大にゃあ・・」

穂乃果 「単純作業に文句いってたらこんな大仕事任せられちゃうなんて・・」

にこ  「大丈夫よ。まずは加減がわかるジャガイモからね。少しずついれて
     くっつかないようにね。お箸で持ち上げてぽきぽき折れる様なら
     大成功よ。たまねぎはそれが終わってからだからジャガイモができたら
     見せなさい。」

穂乃果 「いくよ、凛ちゃん!」

凛   「がってんにゃ!」

にこ 「こっちはもう時間との勝負ね。まずは魚介を炒めたフライパンに花陽から
    もらったお米を入れて・・と。少しずつ色が変わってきたわね。」

希  「どう?にこっち?順調?」

にこ 「あんたね、手伝うとかいいながら遊んでただけじゃない!」

希  「いやー、海未ちゃんがしつこくって・・」

にこ 「まぁいいわ、あんたちょっと手伝いなさい。いまから言うそこに用意してあるものを
    言うタイミングで入れていって。」

希  「いいで。なにができるんやろ?」

にこ 「希、料理酒!」

希  「いくで?」

にこ 「次はトマトよ。」

希  「この切ったやつやね?」

にこ 「で、私が煮込んでる間に向こうに海老の頭が一杯入った鍋があるから、
    ザルとお玉、そのお鍋もってきて!できたらついでにことりも捕まえて来て」

希  「なんや急に人使い荒いな・・」

にこ 「いいでしょ、遊んでたんだから!!」

希  「にこっちこわーい。」

にこ 「うああああああ!!こっちは急いでんのよぉおおおおお!」

ことり「にこちゃん、呼んだ?」

にこ 「きてくれたわね。とりあえず希、あんたザルをもって!ことりはこのフライパンに
    ザル越しにお玉で少しずつ私がいいっていうまでそのスープを足してくれる?」

ことり「うん、とめるときはちゃんと言ってね?」

にこ 「大丈夫よ、じゃそのまま一杯ずつ入れていって」

希  「ストップ!」

ことり「え?」

にこ 「どうしたの?」

希  「いや、引っかかるかナーと思って・・」

にこ 「あんたねえええええええええええ!!!!」

ほのりん(にこちゃん荒ぶってる(にゃ))

にこ 「いい?ことり、「私が!」ストップって言うまでよ!」

ことり「だまされたわけじゃないよぉ・・。急に言うからびっくりして。」

にこ 「あ、それくらいでいいわ。ストップ。でもまだ足してもらうからそばに居てね。」

穂乃果 「にこちゃん、どう?上手くできたでしょ!」

にこ  「どれどれ・・?」パリパリ
    「上出来ね!これならばっちりよ。」

穂乃果 「ふふん!穂乃果にかかればこんなもの・・」

凛   「凛もいっしょにしてたのにー!」

にこ  「んじゃ、二人はレンジから鶏肉出してその後たまねぎもそんな感じにカラっと
     あげてね。頼んだわよ。」

ほのりん「らじゃー!」

にこ  「ことり、もう2杯ほどスープ足してくれるかしら。」

ことり 「うん、2杯だね。」

にこ  「こんなものね。どれどれ・・」モグモグ

希   「どんなもん?」

にこ  「うん、いい感じね。ことり、希ありがとう。
     あとは盛り付けようのお皿だしてもらえるかしら」

ことり 「かよちゃーん、お皿の用意するよー!」

花陽  「チョットマッテテー!」

凛   「それかよちんの台詞じゃないよね!!」

にこ  「突っ込みはいいから自分のほうしなさいよ!」

穂乃果 「どう?今度も上手くできてるとおもうけど。」

にこ  「どれどれ」パキパキ
    「うん、合格ね。えらいわ」ナデナデ

穂乃果 「えへへー。どう?見直した?」

にこ  「うん、ちゃんとやればできるんじゃない。見直したわ。
     で、最後にピーマンも同じように揚げなさい。」

穂乃果 「えー・・ピーマンも・・」

にこ  「当初の予定とは違う形になったけど、そんだけパリパリにあげれば
     苦味もそんなに苦にならないはずよ。自分で揚げるんだから納得いくように
     揚げれてなさい?」

穂乃果 「なるほど・・。じゃぁやってみるね。」

にこ 「さて、こっちはあとは魚介をもどして、最後に買って来てくれてたカレーパウダーを入れて
    よく和えて・・と。できたわ!あとはあっちね。」

穂乃果「うーん・・・」モグモグ

にこ 「どう?できた?」

穂乃果「・・・うん、大丈夫だと思う・・。」

にこ 「ピーマン苦手なのあんただけなんだからあんたが大丈夫だと思えばみんな食べれるわよ。」

穂乃果「あ、それもそっか。じゃぁ大丈夫。」

にこ なでなで

穂乃果「なんでなでるの?」

にこ 「あんた今日一日がんばったでしょ?それに嫌いなもんでもなんとか克服してるしさ。
    素直に、今日のあんたは良くやったわ。穂乃果」なでなで

穂乃果「・・・もう!今日の!って酷いよにこちゃん!でも・・えへへ・・ほめられたら
    悪い気しないよね・・?」

にこ (ああ、犬耳と尻尾が見える・・可愛いわ・・)


凛  「にこちゃーん、鶏肉どうすればいい?」

にこ 「今日はスライスにするわ。凛、それを薄く切っていって。
    穂乃果はサラダ用のお皿にほうれんそうをしいてくれる?」

穂乃果「うん、わかった!まかせて!」ピコピコ

にこ 「あれ?ホントに尻尾生えてなかったかしら・・。まぁいいわ、私はドレッシングを。」

にこ 「よし、こっちも完成ね!」

ほのりん「にこちゃん、お皿にもれたよー!」

にこ 「それじゃこれをサラダにかけて、と。よし、完成!

    みんなー!できたわよー!」

海未 「すいません、にこ・・。すっかり遊んでしまいまして・・。
    少しは手伝うべきだったのでしょうが・・その・・」

にこ 「いいのよ。あんたたちはこの暑い中ちゃんと買い物してきたんだし。
    正直、何買ってくるかドキドキしてたのよ。予想以上にしっかりしたもので
    こっちも助かったわ。ありがとう。」

絵里 「にこ、私達をなんだとおもってるのよ。もう少し仲間を信用しなさい?」

真姫 「エリー、ルートビア知らずに買って涙目になった人がいっても説得力皆無よ。」

絵里 「何でばらすチカ!!」

希  「んー、にこっちは相変わらず美味しそうなの作ってくれるな。今日は二人も
    ありがとうな?」

ほのりん「いえいえ!きっと楽しみにしててね!」フンス

ことり「最後の仕上げ手伝ったけど、そこから色が変わってるね・・?」

花陽 「ああ、白いご飯が進みそうです・・・いい香り・・」

真姫 「え・・・あ、そうね。花陽だものね。」

にこ 「今日は穂乃果と凛もちゃんと手伝ってくれたわ。ことりも希も手伝ってくれたし、
    お米に関してはもちろん花陽だしね。あんたたち3人もいいもの選んで買ってきて
    くれたからこれができたのよ。さぁ、召し上がれ!」

凛  「そういえばにこちゃん、メニューの名前は?」

絵里 「え?二人は知らないの?」

穂乃果「穂乃果たちは言われたとおりに手伝ったらできただけだから。
    難しいことは聞かないでよー!」

にこ 「そうね。魚介のカレーリゾット、チキンのクランキーシーザーサラダってとこかしら」

希  「なんか凄い名前やな。」

真姫 「そうね、ちょっとしたお店で出されても違和感ない名前よね。
    でも、にこちゃんの料理なら大丈夫よ。私が保証するわ。」

海未 「真姫、さらりと言いましたが・・・」///

真姫 「いや、別にそういう意味じゃないんだから!なに赤くなってんのよ!」///

希  「そういう真姫ちゃんも顔が・・」

にこ 「あー、もうさめないうちにとっとと食べなさいよ!それじゃいくわよ!」

μ's 「いただきまーーーす!」

真姫 「てっきりパエリアになるものかとおもってたのに。リゾットなのね。」

海未 「私はてっきりシーフードカレーかと思ってました。」

絵里 「私もカレーかと・・。」

にこ 「まぁそうよね。カレールーならまだしもカレー粉だけじゃちょっとカレーにならなくて。
    で、大蒜も買ってなかったでしょ?サフランもないし。何か代用・・と考えたけど難しくて」

ことり「あ、ことりのせい?ごめんね、にこちゃん」

海未 「いえ、無理に食べれないものを買ってきてメインに据えられたらやはり気分が
    いいものではないですから。気を使わなくても。にこには申し訳ないと思いますが。
    小鳥が謝ることではありません、むしろ私が・・」

にこ 「あー、もう別にいいじゃない。ちゃんとしたものできてるでしょ?気にしないの!」

穂乃果「海未ちゃんそんなこといって!穂乃果の嫌いなピーマンかってきてたでしょ!」

海未 「ピーマンはメインになりえないでしょう!大体穂乃果は苦いというだけで・・」

凛  「もう!やめようよ、おいしくたべよ?」

ほのうみ 「ごめんなさい・・」

にこ 「そうね。せっかく作ったんだから笑顔で食べて欲しいにこ!とりあえず感想は?」


真姫 「海老のだしがすごいわね。海老入れただけでこんなになるものなの?」

ことり「あ、それはにこちゃんがえびの殻でだしをわざわざ取ってたんだよ。」

海未 「それでですか。深いコクがありますね。海老の身にもちゃんと海老の味が残ってますし」

希  「うん、トマトと溶けたチーズがちゃんと味を閉じ込めてて」

絵里 「海老もイカも歯ごたえちょうどね。柔らかすぎず堅すぎず」

凛  「えへへ、それは凛が炒めたんだよ!」

花陽 「うん、凛ちゃん凄いね。ご飯がとまらないよ!」

穂乃果「うう・・ご・・ごはん・・」

にこ 「なんか新たなトラウマ抱えたやつができちゃったわね・・」

絵里 「シーザーサラダのパリパリしてるこれはなにかしら?」

真姫 「香ばしいわね。鶏肉との相性もいいし。」

穂乃果「えへへ、それはね、穂乃果が丁寧に薄く擦ったジャガイモとピーマンだよ!」

海未 「この小さいのはピーマンですか?」

穂乃果「たまねぎとピーマンだよ。穂乃果が食べれるように結構香ばしくしてみたんだ。
    苦くないよね?」

ことり「うん、ピーマンって言われないと解らないね。焦げてないし苦くも無いよ?
    ドレッシングのチーズも絡んで美味しいねっ」

希  「こないだ作ってもらった鳥とほとんど同じやのにまた食感も味も全く変わるんやね」

にこ 「でも、ちょっとしっぱいだったのはチーズだらけになっちゃったことかな・・。
    ごめんね?味がちょっとにてるよね。」

真姫 「大丈夫じゃない?最近だとこの中で一番チーズ口にしてるはずだけど食べてる内から
    飽きが来ることなんてないわ?」

凛  「うんうん、濃い海老とトマトの甘さが強いからそんなに気にならないにゃ!」

海未 「しかし穂乃果と凛も凄いですね。ココを手伝ったといわれなければ解りませんでしたよ。」

穂乃果「う・・・海未ちゃんがほめてくれたよ!ことりちゃああん!」

ことり「よかったね、穂乃果ちゃん!」

海未 「失礼な!別に穂乃果が嫌いなわけではありません!これだけしてくれたんですから
    ほめるのは当然です!大体、穂乃果もいつもこれくらい・・」

にこ 「ほら、海未、よしなさい。」

海未 「あ、すいません、つい・・。穂乃果も申し訳ありません。」

穂乃果「ううん、いいよ。でも、穂乃果もこれくらいできるんだからねっ!」




海未 「では、今度穂乃果にうちで作っていただきましょうか。とても美味しいのでぜひ
    また食べてみたいです。」

穂乃果「・・・・こ、ことりちゃぁん!どうしよう!」

ことり「海未ちゃん、あれ本心で言ってると思うよ?がんばってね?」

穂乃果「ええええええ!こ、ことりちゃんまでぇ!にこちゃあああん!」

にこ 「何で私にふんのよ!知らないわよ、これくらいできるんでしょ!」

凛  (口は災いのもとにゃ・・もぐもぐ)

花陽 「凛ちゃん、美味しいよ?凛ちゃんもがんばったんだね。」ニコニコ

凛  「かよちんはほんと天使にゃ・・。ほっぺたにご飯付いてるよ?」

真姫 「あー、おいしかったわ。ほんとにこちゃんの料理はハズレないわね。」

希  「ほんまにね。にこっち一家に一人欲しいくらいやわ。」

にこ 「何いってんのよ!大銀河宇宙ナンバー1アイドルが二人もいたら宇宙が大混乱よ!」

絵里 「いいわね、私も今度にこに何か作ってもらおうかしら。」

にこ 「あんたは・・怖いわ。私が食べたこと無いもの要求しそうで・・。

絵里 「ひ、酷いチカ!ペリメニとかボルシチとかシャシリクとか食べたいだけチカ・・」

にこ 「ごめん、絵里。ほんとに最後一つなんだかすらわからないわ。そもそも前二つも
    食べたことないし。」

絵里 「なんで私だけこんな扱いチカ・・」

にこ 「みんな食べ終わったみたいね。それじゃ」

μ's 「ご馳走様でした!」



希  「なぁ、さっきの話しやけどえりちが一回作ってあげたらいいやん!」

絵里 「・・・それ名案ね、希。」

まきこと(あ、ちょっと立ち直った)

にこ 「食べたことないし興味は凄くあるわ。ホントに作れるの?」

絵里 「もう少し信用しなさい?大丈夫よ、今度腕によりを掛けて作ってあげるわ!」

ほのりん(信用できるわけないよ(にゃ・・)

海未 「ペリメニでしたら、私も興味ありますね。」

花陽 「ご飯に合うんでしょうか・・?」

にこ 「まぁ花陽なら合うんじゃない?」

凛  「なんかかよちんの扱い雑くないかにゃ?」

にこ (あんた、あの言葉についてどうフォローしろっていうのよ!)

凛  (そこは合うに決まってるわね!っていうべきにゃ!)

ことり「どうしたの?二人で後ろ向いて?」

花陽 「花陽はこんどにこちゃんとじっくりご飯にあうおかずの作り方を教えてもらいたいな?」

にこ 「そ、そうね。それもいいかもしれないわね。」

花陽 「にこちゃん・・もしかして嫌だったりするのかな・・?ごめんね?」

にこ 「ち、ちがうわよ。どんなおかずがあうかなーってかんがえt」

凛  「にこちゃん、かよちんいじめたら許さないにゃ!」

にこ 「もー、あんたがよけいややこしくしてんじゃないの!」

ギャーギャーニャーニャー

終わりです。
ありがとうございました。
後半勢いとアイデアだけで書ききってしまったので、
不遇な扱いのキャラがでてしまった感があります。ごめんなさい。

すこし改行気をつけてみましたが、多少改善されたでしょうか?
こうしたほうが読みやすいよ、などありましたらご忠告いただければ助かります。

文才に関してはそれほど恵まれていないので、ココをこうしろとおっしゃって頂いても
改善できるかの保障はできませんがお許しを。

長々とお付き合いありがとうございました。

コメントありがとうございます。
html依頼出しておきました。

次は何にしようか考えているところです。
にこえりと家族団らんについては今は書けないので保留ですが、
他になにかネタ有りましたらよろしくお願いします。

あと、料理関係ありませんが、短めですのでお時間あれば。


にこぱな「アイヌの・・・涙?」
にこぱな「アイヌの・・・涙?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406444283/)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月27日 (日) 22:41:52   ID: OdeJ5Un2

腹減ってきた

2 :  SS好きの774さん   2014年07月28日 (月) 07:08:41   ID: NrzXjpOI

荒ぶってきた

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom