ことり「みんな大好きだから」 (261)

ラブライブのグロテスク系になる予定です。注意です。

キャラ崩壊やセリフの言い回しがおかしい点があるかもしれないです。

チラ裏程度の文章で至らない点が多々ありますので見苦しい場面が多くある可能性があります。

以上を踏まえまして問題ある方苦手な方はブラウザバックしてください。
ではよろしくお願いします。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406318137

どこかの暗くて広い部屋
そこの隅に意識を失った穂乃香が椅子に体をギチギチに固定されていた。

穂乃香「ん… たしか練習の帰りに海未ちゃんと別れて帰ろうとしたら急に目の前が暗くなって…

ことり「おはよ、穂乃香ちゃん3日間も目が覚めないから死んじゃうんじゃないかと思って心配したんだよ?」

穂乃香「ことりちゃん!ここはどこ!」

ことり「んっとねぇ~ どこでもいいと思うよ。」

穂乃香「じゃあどうして穂乃香は縛られてるのかな?」

ことりのいつもの様な仕草とあいまってあまりのも不可解な状況に穂乃香はパニック状態になりつつあった。

ことり「それはね 絶望する顔が見たいからだよ。」

穂乃香「どういう事?穂乃香よくわからないな…って海未ちゃん!!」

猿轡をかまされてキャスター付きの台に手足を縄で縛られて
目隠しにヘッドフォンをされた海未が唸っていた。

海未「うぐっうぅ!んん!んー!」

ことり「海未ちゃん 今猿轡外してあげるね。」

猿轡をはずした途端海未が叫んだ。

海未「一体なんなのですか!ここはどこですか! 早くこの縄をほどきなさい!」

ことり「穂乃香ちゃんがいるの気が付いたら3日ぶりの再会でうれしくて泣いちゃうね。
    でも感動の再会はもうちょっとあとでね。」

ことり「さぁて、いっぱい楽しもうね?」

1実は夢落ち(END)

2いろいろ追いつめる

すまん一応安価です。
>>5でよろしくお願いします。

1

2
後穂乃果やで

>>6 すまん変換ミスに気が付かなかった。直しておきます。

ことり「海未ちゃんこれ何かわかる? ってこのままじゃ何も見えないし聞こえないよね。その前に…」

穂乃果「穂乃香ちゃん このあとすごい光景見ることになるけどここ壁が薄いからちょっと静かにしててね。」

ことりがいまだに状況が飲めずにパニック状態で何?どういう事?
と問いかける穂乃果に先ほどまで海未に噛ませていた猿轡を噛ませダクトテープで口を塞いだ。

そして海未を隣の部屋に連れて行った。

ごめんミスった訂正

ことり「海未ちゃんこれ何かわかる? ってこのままじゃ何も見えないし聞こえないよね。その前に…」

ことり「穂乃果ちゃん このあとすごい光景見ることになるけどここ壁が薄いからちょっと静かにしててね。」

ことりがいまだに状況が飲めずにパニック状態で何?どういう事?
と問いかける穂乃果に先ほどまで海未に噛ませていた猿轡を噛ませダクトテープで口を塞いだ。

そして海未を隣の部屋に連れて行った。

ことり「それじゃ、海未ちゃんとご対面だね。」

ことりが彼女の目隠しとヘッドフォンをとり、海未と目を合わせた。
彼女はひどい耳鳴りの中キッと睨みを利かせ言葉を吐いた。

海未「ことり!いったいどういう事ですか?悪戯にしては度が過ぎてますよ!」

ことり「そんな事はいいの。海未ちゃん、私の後ろを見てくださ~い。何が見えますかぁ?」

パッとその一点に明かりが灯り、ドラマや病院でよく見るものが見えた。

海未「あれって…手術台ですよね。ってそんな事より!」

ことり「そうだよ。これから海未ちゃんが泣き叫ぶ為の特別ステージだよ。」

海未「ことり!つまりどういう事かちゃんと説明してください!怒りますよ!いいえ、もう怒ってます!」

海未「穂乃果の手掛かりが見つかったといええて呼び出しておいてこの様な仕打ちを受ける覚えがありませんよ!」

叫びながらことりに声をかけるのであったが突如現れた屈強な男たちに縛られたまま
手術台に乗せられて抵抗むなしく固定された。

海未「あなたたちは一体誰なんですか!やめてください!なんでこんなことを!」

ことり「この人たちはね お母さんの取り巻きでね。私が融通利かせてあげるっていったら
    すんなり協力してくれるって言ってくれたの。この計画を実行してるの。」

海未「ことり、一体どういう計画かだけは教えてくれますよね…」

海未の怯えた表情を見ながら満足そうにことりは問いかけた。

ことり「海未ちゃん 穂乃果ちゃんが行方不明になったの覚えてるよね。」

海未「そんなの当たり前じゃないですか!この3日間どれだけ探しても見つからなくて、ほんとに心配してるのに…」

穂乃果と言う単語を耳にしてより暗くなる海未

ことり「大丈夫だよもうすぐ会えるからね。」

そういうと彼女はナイフのような光るモノを手に取り海未の首筋にあてた。
冷たい金属の感触が彼女の肌にあたる。

海未「ことり!まさかあなた…穂乃果を、穂乃果を殺したって言うんじゃないでしょうね。」

ことり「さぁ?どうだったかなぁ…。穂乃果ちゃんはいい子にしてたよ。
    まるでアルパカさんの背中ですやすや眠るようにしてたからね。」

海未の目に絶望と悲しみがこみあげて憎しみをあらわにしながら遂に感情がはじけた。

海未「くっ…ことりあなたっていう人は!いえ、人にあらず!この畜生!鬼!悪魔め!
   どうして穂乃果に手をかけた!いいなさい!なんで!」

ことり「そうそうその顔!私の計画通り!。みんながだいすきだから絶望してる時の顔を見るためだよ!
    私、行き場いない悲しみを背負った瞬間の顔を見るのが大好きなの。
    でも誰もしてくれない…だからみんなを絶望させる!今の海未ちゃんみたいにね!」


海未「ことり!あなたは狂ってます!」

ことり「う~ん満足、満足。それじゃ海未ちゃんバイバ~イ。」

そう言うとことりは手に持っていたナイフのようなものを勢いよく引いた。

海未「ひっ!!ああああああああああ!!」

ことり「なーんてね。 海未ちゃんよく見て、これただのスプーンの柄だよ。」

海未「……!!」

ことり「そのあっけにとられた顔すごくいいよ。すごく素敵だね!って海未ちゃん」

ジワァァァァァァ

唐突に命の危機から解放された海未が安堵から失禁した。

そして、失神した。

目の前のモニターに映る狂気に晒され、失神している海未に高翌揚して笑っていることりを目の当たりにした穂乃果
伸ばすことができない手が伸び猿轡やテープがあるはずなのに声が出た。

ことりちゃん!もうやめてええええええええええ!!

ふと目の前の視界が明るくなりそこは部室であった。

穂乃果「あれっ?ことりちゃん?うみちゃん?どこ?」

にこ「なーにねぼけてんのよ?さっきまでスッゴイうなされてたけど大丈夫?」

脂汗を垂らしながら制服が汗で張り付いてる。

穂乃果「うん、なんとか…ところでにこちゃん。二人がどこにいるか知らない?」

にこ「すぐ来るでしょ。あんたが爆睡してるから生徒会の仕事とっとと片づけてくるって言ってたし。」

にこ「だからも穂乃果も早く汗拭いてっすっきりしなさ… ねえ?ほのか」

穂乃果「ん?なあに?」

にこ「あんたの周りにできてる水たまりだけど…」

穂乃果「ん?えっ?うわああああああああああ!!なんじゃこりゃあああああああ!?」

にこ「あんな高校生になっておねしょとかどういう事よ!」

睨みを利かせながらにこが迫ってくる。

穂乃果「いやこれはことりちゃんがうみちゃんにスプーンをあてて、
    うみちゃんが漏らした訳であって、だから穂乃果のじゃないよ。ねっ?」

にこ「なにわけのわからないこと言ってんのよ!!早く掃除しなさい!!」

穂乃果「ごめんなさあああああい!」

にこ「モップとバケツ持ってきたから早く済ませるわよ。」
にこ(あのホノキチ達にこんなのばれたら穂乃果の身が危険よ!)

穂乃果「あのさ、私制服グショグショなんだけど…」

にこ「あ~もう、早くジャージでもレッスン着でもいいから
   早く着替えてスカートとパンツを水につけてきなさいよ!
   こっちは私が処理しとくから!」

穂乃果「にこちゃんありがと…本当にごめんね…」

つままれた猫のようにおとなしく涙を溜める穂乃果

にこ「いいのよ。妹たちでこういうの慣れてるから」
   

穂乃果「それじゃすぐにもどるね…」

そう言い残すとジャージを手に取り女子トイレへと向かった。

にこ「もう、はやく片づけないと…うわぁ!」

バケツにけつまずき、盛大にお尻を穂乃果の水たまりに落とした。

凛「イッチバーンにゃー!」

最悪のタイミングである。

にこ「げっ…」

凛「あれ?にこちゃ…あああああああ!」

にこ「ち、ちがうのよ!おねしょなんてしてないから!」

凛「大丈夫。凛は口が堅いから誰にも言わない!」

にこ「そのにやけた顔のど子が固いって言うのよ!」

そしてこういう時に限って厄災は重なるのであった。

海未「お疲れ様です。あれ?私の穂乃果の匂いがするのにいませんね。
   ってにこ!どうしてお漏らししてるのですか!まさか凛が脅かした拍子に!
   凛なにをしたのですか!私も穂乃香に同じように漏らせたいから教えなさい!」

凛 「違うよ!にこちゃんがおねしょしたって言ってたにゃ!」

にこ「ちっがーう!」

悶着している間に穂乃果が帰ってきた。




穂乃果「にこちゃん戻ったよ!ってあれ?みんなどうしたの?」

にこ「穂乃果いいから説明してあげて!今までに至る顛末を!」

海未「穂乃果どうしてジャージに?そんなことよりバッチイから近づいたらダメです。ちょっと外に出ててください。」

穂乃果「え、なんで?にこちゃんが(私の代わりに)おねしょを片付けてるだけだよ?
    おねしょでスカートが濡れちゃったから着替えてきただけだけど」

海未「やっぱり!にこ!後輩に粗相の始末を手伝わせるなんて
   最上級生としての自覚が足りません!もっとしっかりしてください!」

にこ「これが泣きっ面に蜂って言う事ね。」

そして、にこのおねしょ事件としてにこチキ真姫ちゃんに聖所として崇められ、毎日そこに顔をこすりつけていたとかどうとか。

いいかげん おわる。

う~ん

まさかの夢落ちになって精神的肉体的な拷問パートばっかり書き溜めてしまったせいで勢いでかいたらカオスになった。

でも楽しいね。勢いでSS書くって。

こんな駄文になってしまったけどを読んでくれてありがとう。

せっかくだし書き溜めた拷問パート投下してもええんやで

>>24 ありがとう
それじゃ 書き途中なので不定期ながら、みんなをいたぶることりSSを投下させていただきます。

>>10にまでもどる

ことり「そんな事はいいの。海未ちゃん、私の後ろを見てくださ~い。 何が見えますかぁ?」

ことりがボタンを押すと明かりが灯り目の前には縦に長いピラミッド型の棒がそびえ立っていた。

海未「これって、なんですか…ことり!つまりどういう事か
   ちゃんと説明してください!怒りますよ!いいえ、もう怒ってます!」

海未「穂乃果の手掛かりが見つかったといって呼び出しておいて
   この様な仕打ちを受ける覚えがありません!」

この海未の問いかけをはぐらかすかのように目の前のモノの説明を始めた。

ことり「これはユダのゆりかごっていうんだけど う~ん、簡単に説明するとね。」

ことり「昔からある処刑用の拷問道具でね。
    おまたからゆっくり体に刺してどんどんと体に入れてね、
    最後にはおなかの中身をえぐっちゃうの。」

ことり「海未ちゃんはどういう事かわかるよね。」

まるでお菓子の話をするように楽しそうな声で問いかけ、
そして溶けたように据わった目で海未を見つめた。

海未「つまり、私がこれを…いやっ!やめてください!死んでしまいます!」

慌てふためき必死に逃れようとガタガタと台の上で暴れるが固定されていて身動きが取れず、
ことりによってユダのゆりかごの手前まで連れて行かれた。

海未「何かの冗談ですよね!ことり!ねえ!
   このあとみんな出てきてドッキリでしたとか、
   実はただ私が寝ぼけて夢を見てるだけですよね!」

海未「そうです。これは夢!悪い夢!早くさめて…私はやく起きて!おねがいだから!!」

ことり「そう思ってるのはいいけど、これ夢じゃないよ。よくこのゆりかごを見て。
    大丈夫、もうすぐ穂乃果ちゃんに会えるよ」

ユダのゆりかごを見ると
サビだと思われた周りに赤茶色の乾いた液体がこびり付いていた。
それを目の当たりにした海未がことりの言葉と結び付けて何かを察し、

海未「もしかして!穂乃果を!」

ことり「ん~穂乃果ちゃんはいい子にしてたよ。ちょっと暴れたりしたけど
    急に静かになってまるでお人形さんみたいだったね。」

海未「くっ…ことり貴方っていう人は!いえ、人にあらず!この畜生!鬼!悪魔め!
   どうして穂乃果に手をかけた!いいなさい!なんで!」

激昂し怒りをあらわに体をよじりながらことりを責めたてるが、一向にお構いなしに

ことり「それじゃ、さっそくですが海未ちゃんをゆりかごの上に移動しま~す。」

まるで、これから楽しいイベントが始まるかのように声をかけると
屈強な男たちが数人現れて抵抗する海未を台から解放し服を脱がした。
そしてユダのゆりかごの上に来るように手足をまた縛り直して中吊りの格好にした。

ことり「どお?上からの眺めは?」

ことりの問いかけを無視し叫んだ。

海未「この男の人たちは一体誰なんですか!やめてください!なんでこんなことを!」

ことり「この人たちはね お母さんの取り巻きでね。
    私が融通利かせてあげるっていったらすんなり協力してくれるっていったからこの計画を実行してるの。」

海未「計画ってなんですか!」

ことりは楽しそうに笑いながら答えた。

ことり「みんなの事が大好きだから」

海未「は?じゃあなんで?こんな鬼畜の所業をを平然とするんですか?好きだったらできないでしょう?」

ことり「好きだからこそ!みんなが絶望してる時の顔を見たいんだよ!
    私、行き場いない悲しみを背負った瞬間の顔を見るのが大好きなの。
    特に愛してやまない人がなにかを失って絶望する顔。もう考えただけでたまらないの!」

海未「ことり!あなたは狂ってます!なぜそれならすぐに私たちを標的にしなかったのですか!?」

ことり「そんなの簡単だよ。絆が深くなればなるほど底は深くより黒くなるんだよ?」

海未「一体どこであなたは人の道を踏み外してしまったのですか……」

ことり「でも最初の原因は穂乃果ちゃんだよ。
    小さいときに目の前で猫さんが車に撥ねられたとこがあったの覚えてる?
    あのときの穂乃果ちゃんの恐怖と助からない命が目の前にある愕然とした表情。
    あれが未だに私の中に残ってる。」

ことり「あの時の穂乃果ちゃんほどかわいいものがなかったよ!だけど、
    そのあとから穂乃果ちゃんが本当に絶望してるのを一度も見てないの。
    だからいままで計画を練りに練ってついに今日にまで至ったの。」

海未「……だったらなんで穂乃果を殺したのに私まで殺そうとするのですか?訳が分かりません!」

ことり「じゃあ、いまからその理由をお持ちしま~す。」

そう言うとことりは待ちなさいと叫ぶ海未を無視しながら闇の中に消えていった。

ことり「穂乃果ちゃん。あのさっきまでのやり取り聞いてたよね。」

うつむきしゃべれない穂乃果に一方的に話しかけることり。

ことり「それじゃちょっとだけいいもの見せてあげるね。じゃ~ん!」

そう言うと穂乃果のすぐ脇にあった段ボール箱からドサッと出てきたのは
穂乃果と瓜二つな服装と髪型の人形のようなモノであった。

夢醒めた後が結構面白かった

そしてことりが部屋の電気をつけた途端

穂乃果「んー!!んうううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

絶叫した。

そして余りにも激しく暴れたせいで勢い余って椅子が倒れ、
穂乃果はその人形のようなモノの顔がが目の前に見えた。
それは体中から血を滴らせ、片目がえぐり取られ意識があるのかないのかさえ分からない

凛であった。

ことり「どお?この‘ホノカ'ちゃん?ちょっとボロボロだけど
    元が似てるからそっくりにメイクしてあるでしょ?」

無邪気に笑いながら、彼女は続けた。

ことり「凛ちゃんって意外と直感が鋭くてね、
    昨日ここを突き止めちゃったの。ちょっと前までは凛ちゃんの秘密基地だったみたいで
    それで穂乃果ちゃんを助けようと縄をほどこうとしたの。
    だから一足先におやつにしちゃった。」

ことり「あの時の私を見た時の凛ちゃん。
    私が追いかけてきたのと勘違いして一緒に縄をほどこうって言ってたけど騙して拷問しちゃった。
    あの時の私が犯人って知った時の凛ちゃんの顔かわいくってみんなにも見せてあげたかったなぁ…
    って穂乃果ちゃん?」

穂乃果「………」

楽しく話すことりと真逆にあまりの惨状に穂乃果は失神していた。

ことり「まあ、いっか。睡眠薬使う手間が省けたね。
    あと、さっき凛ちゃん見た時すっごくかわいい顔してたね。穂乃果ちゃん。」

穂乃果を撫でながらそう言うと先ほど箱から取り出した凛の体をさっと拭き血を落とすと
同じような椅子に縛り付けそのまま海未のいる部屋に運び出した。

>>33 勢いでかいたものだけどそう言ってもらえるとすごくうれしい。
   


ことり「海未ちゃんお待たせ!理由を持ってきたよ!」

海未「穂乃果…?ほ、穂乃果!無事でしたか!?返事をしてください!穂乃果!!」

ことり「これからちょっとしたゲームをはじめま~す。」

海未「ゲーム?冗談じゃありません!早く穂乃果を開放して私もおろしなさい!」

ことり「もう、せっかちさんなんだから…ここにもう一人の‘ホノカ’ちゃんがいま~す。どっちかは本物の穂乃果ちゃんでもう片方は私特性の‘お人形さん’だよ。」

海未「そんなことはどうでもいいんです!いいから早く」

ことり「も~そんなに騒いだら穂乃果ちゃん起きちゃうでしょ?だから今ここにこんなものがあります。」



そう言うとことりは小柄な包丁を取り出した。

海未「何をする気ですか?まさか!?ダメです!
   はやまってはいけません!お願いだから!!」

ことり「じゃあ、海未ちゃんがそのままゆりかごに刺さってくれる?
    それともゲームをして勝てば穂乃果ちゃんも海未ちゃんも解放して自首する。
    
    これでいい?」

海未「本当ですか?
   本当にゲームに勝てば誰も死ぬことなく解放してくれるのですね?
   その言葉に偽りはありませんか?」

ことり「うん、それでいいよ。‘誰も’死んじゃうような状況にならなければ海未ちゃんの勝ちでいい?
    できる範囲でルールを付け足してもいいよ?」

海未(口元にテープが巻いてるのであっちが本物でしょう。
   もう片方のあのうつむき方と不自然な髪ははきっと人形…)

勝算を掴んだと確信した。

海未「ええ、それで構いません。それでどうすればいいのですか?」

ことり「ルールは簡単だよ。海未ちゃんが指名して私はそれに包丁を刺す。
    それで死んじゃいそうな状態になったら私の勝ちでいいね。
    じゃあはじめちゃう?」

海未「それではルールを追加で私が勝っても負けても私の身の安全と穂乃果の安全を保障して…」

ことり「それはだめだよ。
    海未ちゃんが負けたら私の言った通り絶望の中でゆりかごに揺られてもらうからね。
    あと負けたらどの道穂乃果ちゃんが死んじゃうよ?」

海未「…それじゃ私がおとなしくゆりかごの餌食になれば
    そのゲームをしなくて穂乃果は無事で済むのですか?」

ことり「それは面白くないから穂乃果ちゃんを目の前で殺して
    絶望の中でゆりかごに揺られてもらう方が私はすきだよ。
    それだったらゲームをして万が一にかける方が得策だとおもうけどな~」

しばらくの沈黙の後、かすかにテープが張られている穂乃果の頭が動いた。

海未(うごいた…!ことりも気が付いてない…これなら勝てます!穂乃果ありがとう…)

彼女の中で勝算は確信へと変わった。

海未「わかりました勝負しましょう!」

ことり「そうこなくっちゃ。」

わくわくしながらことりが答えた。

ことり「それじゃ、どっちの穂乃果ちゃんに包丁を入れる?」

海未「後から入ってきた穂乃果…いえ、人形にします。」


即答だった。


ことり「ほんとにこっちの‘ホノカ’ちゃんでいいの?」

海未「ええ、そちらは先ほどから微動だにしませんし、髪がすごく不自然です。
   そしてテープが巻いてある穂乃果は先ほど動いたのを見ました!」

ことり「それじゃホントに刺しちゃうよ?いいの?これで最後の確認だよ?」

海未「構いません!」

ことりは不敵な笑みをこぼしながらつぶやくように言った。

ことり「そっかぁ~さっきのルールで人に包丁を刺すとは一言も言ってないんだよ。」

海未「え、どういうことですか?」

ことり「私は海未ちゃんが指名したものに包丁を刺すって言ったんだよ。
    穂乃果ちゃんに刺さらなかったらとも言ってないよ。
   
   ‘誰も’死んじゃいそうになる状態にならなかったらだから、
    椅子とか海未ちゃんを拘束してる縄や、引き分けになるけど私でもよかったんだよ。
    
    あと、本物の穂乃香ちゃんを選んだとしても
    私は海未ちゃんを誘導してこっちの‘ホノカ’ちゃんに刺すようにしむけるつもりだったんだから。」

海未「つまり…まさか!やめてください!
   あなたのいう人形はモノじゃなくてじゃなくてまさか本物のひ!」

ことり「もう遅いよ!えーいっ!」

勢いよく突き立てられた包丁は脇腹を刺し、
その人形だと思っていた‘ホノカ’に意識を取り戻させ断末魔を奏でさせた。

「――――ッ!!いあ゛っ、ううううううああああ!!いだあああああああああああああああああい!!! 」

ことりが容赦なく深く突き刺し、包丁を捻り腹の中を念入りにえぐった。
身動きが取れず手足をバタバタと動かし痙攣し、痛みから逃れようとあまりに頭をガクガクと揺らすので
ウィッグが落ちていつものショートヘアがあらわになった。

凛「ごべんなさいごべんなざいごべんなざいごべんなざ…リンいいごにずるがら!!
  もうほのがぢゃんだずげないから!!もおおおおおやだあああああ!!
  がよぢいいいいんだずげでええええええ!!」

海未「まさか…凛を…い、いや…いやあああああああああ!!凛の目がっ!!」

ことり「そうそう凛ちゃんも海未ちゃんも!もっと聞かせて!もっとその悶絶する顔を見せてね!」

手元から小さなナイフを取り出して、凛の刺し傷にあてて一部をこそぎ落とした。

より悶絶する凛を尻目にそのこそいだ肉片を海未の口に当てた。

ことり「はい。海未ちゃんの今日のおやつですよ~。ちゃんとモグモグしましょうね~。」

海未(海未!食べてはなりません!これを食べたらことりと同族になってしまいます!)

ことりは口を塞いで抵抗する海未の鼻を塞ぎ口をあけるのを待ちながら声をかける。

ことり「海未ちゃん!早く口を開けないと死んじゃうよ?
    どうして凛ちゃんの好意を無駄にするの?ことり悲しいな…
    せっかく凛ちゃんのかわいい声がきけて味わえるのになぁ…」

海未(このままだったら死んだ方がましです!)そうは思うが人間は生命の危機が迫ると水の中でも
口が塞がれていない状態だと空気を取り込もうと無意識に呼吸をしてしまう。
もちろん海未も口を開いてしまった。

ことり「ほらやっと素直になった。」

口の中に凛の肉片を詰めこまれ、吐き出そうとしたが先にことりの手で塞がれてしまった。

ことり「ほらちゃんとカミカミしてゴックンしなきゃ。ペッしたらダメだよ!」

海未にとってたかがほんの2センチほどの薄いの肉片を飲み込むのにとてつもなく長い時間に感じられた。

ことり「ちゃんと食べたようだね。えらいえらい。
    あと、こうなるようにしたのは海未ちゃんなんだから
    海未ちゃんが凛ちゃん殺してるんだよ?わかる?」

海未(私が凛を刺した…)

海未「ちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがうちがう!!
   ことりに貶められた!!私は殺してない!!殺してない!!ちがうちがうちがう!!」

目を見開き発狂して泣き叫び暴れ、懇願しながら大量の血を流しているかつて見たことない凛の形相、
自責をし完全にパニックになっている海未を見てことりが目を輝かせて笑う。

その騒ぎによって穂乃果も目を覚ました。
目の前に見えるのは宙吊りになって発狂している海未。
そのすぐ横では大声で喚く凛とすごく笑顔のことりであった。

狂気に晒された穂乃果は嘔吐した。
しかし口を塞がれ轡をはめられていた為、吐瀉物が口からあふれて鼻から吹き出し、呼吸ができなくなってしまった。
楽しそうにしていることりがふと横を見ると顔を真っ青にした穂乃果がズビズビと鼻を鳴らしながら窒息しかけていた。

ことり「あ~穂乃果ちゃん!まだしんじゃダメー!」

そう言うと凛に包丁を刺したまま駆け寄り、穂乃果のテープと轡を急いで外して気道を確保して事なきを得た。

ことり「もう穂乃果ちゃん。ゲーってする時はちゃんと言ってくれないと。」

海未「そんなもの…つけてあったら…いえるわけないじゃない…ですか…」

心身疲れ切った海未が息も絶え絶えに言って意識を失った。

ことり「意識がない海未ちゃんゆりかごに刺しても面白くないな…穂乃果ちゃんも朦朧としてるし…」

凛を見ると様子がおかしい、うなだれた凛の顔を下からのぞき込んだ。
なんと笑っている、開いた口元がニヤニヤと笑っている。

凛「にゃは、にゃはは…にゃはははははははははははは!!」

焦点の定まらない凛が、笑い声をあげて狂った。
縛られた手と足をジタバタさせて、傷口から血を噴き出しながら甲高い笑い声をあげ続ける。

凛がとうとう壊れてしまった、痛みを快楽に脳が変換し苦痛を和らげる。
こうなってしまった人間の最後は本当に見苦しい。
ことりはこの異常な状況を見て拗ねた。

ことり「もぉ~これじゃ絶望してないよ…このお薬で戻ればいいけど…」

凛に精神安定剤と強心剤を打ち込み暫くして凛は意識を吹き戻した。

凛「ことりちゃん…もう…死なせて…」

凛の懇願を無視し、ことりはより絶望を与える一言を発した。

ことり「そっか二人の意識が戻るまで凛ちゃん!今から輸血してあげるから楽しく あっそびっましょっ?」

凛「い、いや゛……もおいだいのやだああああああ!!がよぢいいいいんだずげでええええええ!!」

ことり「そっか、じゃあ花陽ちゃんもよんで一緒に楽しもうね?」

凛「だめえええええええええ!!がよぢんにげでええええええええええ!!」

正常な意識を取り戻し、恐怖に怯え泣き叫びながら嫌がる凛を無理やり椅子ごと引きずりながら
ことりは楽しそうに暗闇へ消えていった。

ふう、部分的に書き足しながらの書き溜めが尽きたので、書き込みながらまた溜めておきます。
予定ではこの後かよちん呼び出して凛との友情を引き裂こうとすることりの方針
海未に関してはもうちょっとあとにゆりかご行きの予定です。
一応コロたしてしまうのはかなり後の予定なので思う存分絶望させたいと思ってる。

それでは用事があるので失礼します。皆さん良いSSライフを

けいおんの拷問ssを思い出した

ただいま まだ書き溜めてないけどまた書きはじめるよ

>>50 あ~、懐かしいなあれ 当時処刑器具とか調べてた時に偶然読んだわ。
   あれ程のレベルには到底届かないけど頑張るよ。

ことり「あ、もしもし 花陽ちゃん?そうそう穂乃香ちゃんの事なんだけど…
     うん、凛ちゃんがね… 花陽ちゃんここにきてね うん、まってるね。」 

携帯電話の通話を切ると、凛を置いてきた部屋を目指した。

ことり「り~んちゃん。花陽ちゃんすぐ来てくれるって!よかったね。もうすぐ一緒になれるよ。」

凛「どうして…?ハァ…ど、どうしてこんなひどい事…うっ」

ことり「それは昨日も言ったでしょ?それとも絶望なんてしないってまたどんなに痛いことしても
    無理やり笑ってまた私をイライラさせたいの?だから凛ちゃんのおめめをかたっぽくり抜いてあげたんだよ?
    あれでさすがに凛ちゃん素直でかわいくなったよね。
    さっきおなか刺したときみたいに脂汗たらたら流して大声で出してすっごくかわいかったね。
    あんまりしゃべると傷口が拡がっちゃうからいい子にしようね。」

凛「もう……やだよ……」

うつむき唇を強く噛みしめる凛の顔を満足げに見届け、ことりは手に注射器を隠し持つと花陽を迎えに外へと向かった。

―――――――――――

花陽「ここは…」

ことり「おはよ。花陽ちゃん。」

花陽「あれ?さっきまでお外だったのに?…あれ、なんかすごく臭い。」

ことり「だっていま‘お赤飯’炊いてるからね。もうすぐできるよ。」

花陽「お赤飯ってこんな匂いしないはずだけど…うわっ!」

立ち上がって炊飯器の近くに行こうとして足が縛られていた為、前のめりに倒れた。

花陽「どうしてしばられてるの?」

ことり「そんなの簡単だよ。これから御馳走を食べるのにゆっくりしてもらうからだよ」


花陽(御馳走?ことりちゃん何言ってるんだろう)

花陽「そんな、凛ちゃんが穂乃果ちゃんの手がかりを見つけたから
   来てって言ったのに何でお赤飯なの?」

ことり「これからわたしにとってすっごくうれしいことが起きるからそれの前祝いだよ!」

炊飯器タイマーが炊き上がりを告げた。

ことり「花陽ちゃん炊き上がりのご飯の匂い大好きだったよね。」

花陽に向かいながら炊飯器を前に差し出し、蓋を開いた。


花陽「え、なっなに?…うぷっ!…おぇぇぇ!!うえっぅぅ、ぅっ!おぇぇぇ……!!」

ことり「花陽ちゃん。そんなうれしいからって、おなか一杯入れるためにゲーってしなくてもよかったんだよ」

開かれた蓋から あがった湯気からは獣が焼けるような乾いた生臭く、
そして赤黒く半固形状になった米だったものを何かで台無しにしたものであった。

ことり「じゃ~ん!ことり特製のお赤飯!今お茶碗に盛ってあげるね。」

吐き戻し手ではいながら逃げようとする花陽をよそに用意をすることり

ことり「おじさんたち。花陽ちゃんが逃げられないように足と腰だけ縛っておいてね」

ことり「花陽ちゃん、できたよ。さあ楽しいパーティの始まりだよ。」

無理やり縛りつけられことりに対して怒りをあらわにした。

花陽「やだ!!何考えてるの!!」

そう吐き捨てるとと茶碗を手で払った。
ガチャンと音を立て茶碗が割れ、中のお赤飯と呼ばれたものが飛び散った。

ことり「もう…花陽ちゃんがご飯を無駄にする悪い子だとは知らなかったよ!」

その言葉に違反してことりは楽しそうに目を輝かせていた。


花陽「ことりちゃん何言ってるの!あれじゃごはんが台無しだよ!一体何をどうしたらああなっちゃうの!?」

ことり「それはね。花陽ちゃん大好きなものでご飯を炊いただけだよ。」

花陽「そんな変な臭いのするのなんか好きじゃないよ!」

ことりはこの言葉を聞き、不敵な笑みをこぼす。
お澄ましした笑顔を作り手を前で合わせて花陽に詰め寄った。

ことり「じゃあこれが何でできてるか教えてあげる。」

そう言うと部屋を仕切るようにかけてあった厚手の布を取り払った。

花陽「え、どういう事?」

理解できない状況に混乱し唖然としている。
目の前には椅子に固定され、真紅のシャツを身にまとい、
首に両端がフォークの様な棒をつけてヒー、ヒー、と
必死に上を向いてもがいている凛の姿であった。

ことり「だからこれ、凛ちゃんで炊いた‘お赤飯‘だよ!」

ことりが凛にかけた上着を捲るとすごく痛々しく縫われた脇腹の傷口がみえた。

花陽「やだっ……うぇっ!!」

絶句し、吐き戻しそうになって口を押える花陽
それを見てことりの目がより一層輝いた。

ことり「今ね凛ちゃん必死に上むいてるからわからないけど、
    これ。親友の花陽ちゃんにあげる。」

追い打ちをかけた。
手から机に転がすように置いた丸い物体を見て花陽の顔色がより一層悪くなった。

少し曇った黄色の虹彩はまさしく凛の眼球であった。

花陽「どうして……どうしてそんなひどいことするの?……
    ことりちゃん悪い事だってわかるでしょ?……なんで……」

彼女は瞳からボロボロと大粒の涙を流しながら問いかけた。

ことり「これが本当の私なの!みんなにいじわるしていじめて絶望した顔を見る!すっごく楽しいよ!」

花陽「どうすれば…」

ことり「ん?」

花陽「どうすればもうこんなことしないでくれるの!?これ以上凛ちゃんをイジメないで!」

ことり「友達思いの花陽ちゃんに免じてこれなんてどう?」

今日はもう寝ます。明日かえってきたら書き溜めてながらまた小出ししていきます。

ことりは据わったままの笑顔をしながら提案をした。

ことり「この3合分の‘お赤飯’を 全部 食べてね。」

花陽「それだけでいいの?」

花陽(3合ならいつものご飯と同じ)
花陽に希望が生まれた。
しかしそう簡単に許すわけがない。

ことり「だけど、全部をお昼休みと同じ50分以内で食べてね。
一口につき1分以内で飲み込んでね。あとゲーってしても罰ゲームね?」

花陽「罰ゲームでもなんでもいいよ!凛ちゃんを助けられるなら!」

ことり「そっかぁ、時間を過ぎたら凛ちゃんとかわいいおててがバイバイ、
    ゲーってしたら花陽ちゃんの爪を剥ぎ取るね。それじゃスタート!」

花陽「えっちょっと待って!」

ことりは新しい皿に‘お赤飯’を盛り付けた。

もうやるしかない。

手元のスプーンを手に取り花陽は一口いれた。
しかし加熱された血の味は専門の業者がしっかり処理を行ったとしても
えぐみと臭みがあり、とても好みを左右するものである。
我々が目にするものでいえばイギリスのブラッディプティングなどがいい例であろう。
ましてや、素人が何も処理せずそのまま米に血を入れてそのまま炊いただけのモノであればもう察しはつく。

花陽「うぷっ…!!」

口に手を当てて頑張って飲み込もうとするが口の中に広がる生臭さに耐えかねて吐き出した。

ことり「指の間から漏れたね!花陽ちゃん!右手出して。」

ことりがペンチを持ち出してすごく目を輝かせ笑いながらカチカチと鳴らしながら迫ってくる。
その逆にこれから起こりうる事に恐怖し、花陽は手を固く握り胸元にあて体を必死に曲げて抵抗する。

ことり「早くしないと時間がたって凛ちゃんの指落としちゃうよ?」

花陽「どういう事!?」

ことり「時間が過ぎたら凛ちゃんとかわいおててがバイバイって言ったじゃん!
    ちゃんと食べる時間制限は凛ちゃんのおててがなくなっちゃう事だよ?」

そう言うも、花陽はなかなか理解できずに話が違うとつぶやいて決心がつかない。
しびれを切らせて凛のもとへ向かう。

ことり「凛ちゃん、親友って言ってるのに所詮自分が一番かわいいんだよ。」

凛「かよちんは……そんな子じゃないもん……」

ことり「まだそんなこと言って…
    花陽ちゃんがちゃんと罰を受けてればこんな目には合わないんだよ。」

凛の手を肘掛けに指が動かせなくなるくらい強く押し付けると小指の付け根に包丁をあてて、
ゆっくりと押し込むように引いた。

包丁が入りその感触が凛の背筋を凍らせて海老反りにさせる。

凛「あ゛っ、ああああ!!う゛あ゛あああああああああ!!」

ことり「もうちょっとで骨だからもっとゆっくり切る?これも花陽ちゃんのせいなんだよ。」

包丁を動かすたびに花陽のせいとささやいた。

一方、凛はビクビクと足を痙攣させながら頭を振り乱す。
その度に首につけられた異端者のフォークをのどと胸に打ち付けまた悶絶する。
骨に差し掛かると勢いをつけて叩き切った。

凛「あがが……あっ……ううっ……」

異端者のフォークがあるせいで上を向いたまま息を切らせている。
そして凛に見せつけるように指を目の前に出した。

ことり「ほら、終わったよ。凛ちゃんの指。見える?これで一本目だよ。
    花陽ちゃんのせいで小指さんとバイバイだね。
    …じゃあ次は花陽ちゃんの番だね。」

花陽「……」

壮絶な光景を目の当たりにし放心して手を強く握りしめて歯をカチカチと鳴らしている。

ことり「だってゲーってしたら花陽ちゃんで、
    ちゃんと時間内に食べなかったら凛ちゃんだよ?って、あれ?」

花陽「……」

放心して失禁までしてなかなか指を差し出さないので
満足げにまた標的を凛に絞るようなしぐさを見せた。

ことり「それじゃ凛ちゃん。花陽ちゃんのせいで2本目…

これ以上大事な親友がまた悶絶する姿を見たくないと正気を取り戻した。

花陽「…まって!わかった!凛ちゃんの分も私が受けるから!」

ことり「ルールはルールだよ。ちゃんと守らなきゃ。でもぉ…」

花陽「でも…?」

おもむろに花陽の左手にテープでゆるくペンチを巻きつけた。

ことり「親指と人差し指の2枚爪はがしてね。ほら早くぅ!」

花陽「自分でやるの…?」

ことり「はやくっ!はやくっ!」

パンパンと手を打ちながらことりが催促する。

しばしの沈黙が続いた。そして意を決して爪をペンチに挟み込んだ。

花陽「うぅっ……ぐうううぅぅぅ!!ひあああああああ゛あ゛あ゛!!」

自分で自分を痛めつける時、常人であれば無意識に弱くしてしまう。
時間をよりかけて痛みを味あわせるのには十分な方法である。

花陽「2枚…終わったよ…」

花陽は躊躇を重ね、相当な時間を費やして地獄から解放されたはずであった。

ことり「じゃあこれから凛ちゃんの分を始めま~す。」

ことり「右手が痛そうだから左手にしてあげるね。」

地獄はまだ続いた。

そう言うと手際よくテープをはがし始める。花陽は何が起こるか解っている。
指から血を流しながらも右手で抵抗をするも痛みで力がだせずことりの腕をつかむがすぐに振り払われてしまう。

花陽「爪!凛ちゃんの分合わせてはがしたでしょ!なんで!」

ことり「爪を2枚はがしてて言ったけど、これが凛ちゃんの分とは言ってないよ。
    花陽ちゃんはこれだけで凛ちゃんと同じ罰だと思ったの?浅はかだね~。」

なおも抵抗する姿をあえて凛がの視界から見える位置でおこなう。

ことり「ほら!凛ちゃんの分って言ってもこんなに抵抗してるよ!
    やっぱ凛ちゃんより自分なんだよ!花陽ちゃんってずるいね!」

横目で見てる凛の眼から涙がこぼれ落ちる。

「……かよちん。」

その目には何か別のものが宿り始めていた。

テープをはがされても、抵抗が続きペンチを握り締め左手の拳を緩めない。

ことり「じゃあ右手にしますよ~!」

そう言うと抵抗している花陽の右手を思いっきり握りしめた。
爪がはがれた指を強く圧迫された激痛から花陽の左手からペンチが落ちる。

ことり「じゃあいままでおにぎりを支えてくれた親指さんにバイバイしようね。」

そう言うと親指を乱暴に掴みあげ素早く包丁を振り落した。

花陽「ひいっ!!やあっ!!あ゛っいだあああああああああ!!」

ことり「暴れると危ないよ!まだ切れてないから。もう一回!」

ドンッ!

乱暴に指から包丁を抜き、また振り下ろす。花陽がとっさに腕を引いて机に当たった。
しかし、暴れたせいで親指の骨に入った亀裂から真っ二つに割れた。

花陽「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ」

ことり「危うく自分の手にあたるかと思ったよ。自分で指をもぐなんてつまんな~い。
    でも時間をこれで早く食べないと、残り35分だよ。」

ごめん訂正>>72

ことり「危うく自分の手にあたるかと思ったよ。自分で指をもぐなんてつまんな~い。
    でも時間をこれで早く食べないと、残り65分だよ。」

悶絶して指があった場所をおさえる花陽
ハアハアと息を切らしながら花陽は無事な左手で
‘お赤飯’を少量ずつすくいながらこんな仕打ちを受けても
唯一の目的である凛の救出の為と、ゆっくり口に運んでいく。
しかし、何口か食べると吐き気と戦いなかなか飲み込めずに止まる。これを何度か繰り返していた。

ことり「また時間経っちゃったね。さあ、凛ちゃん。また花陽ちゃんがちゃんと食べないせいで指とバイバイだね!」

凛「……かよちん。」

ことり「そう、花陽ちゃんのせいだからね。凛ちゃん手を出して。
    今度のはどの指がいいかな?右手の指全部なくなっちゃったから左手だね。」

凛「……かよちんが。」

ことり「もう、かよちんだけじゃ解らないよ。じゃあ適当に落とすから。」

手際よく指を落としたが先ほどと
打って変り泣き叫ぶ様子もうめくような声も聞こえず、
ただ花陽の名を漏らすだけであった。
ことりはその様子をただ意識がもうろうとしてるだけど苛立ってもう一本指を落としたが反応がなく、
しばらく焦点の定まっていない眼と食い縛った表情を見つめて確信した。

ことり(あとすこしで最高のステージだね。)

いったんここで寝ます。
今日も夜勤なのでまた明日の朝に書き溜めときます。

乙女式EX523コンボでしくったので(とばっちりで)にこに―がいろんな意味で確定しました。

一方の花陽は必死に飲み込んでは吐き気と戦いながらまた口に入れるを繰り返していた。
そして体が理性の抵抗を越した。

花陽「うえええええっ……」

ことり「あとちょっとで左手の爪も全部なくなるね。」

凛の為と素直に指をだし、

花陽「早くして……」

ことり「つまんないな~。はい。」

一気に中指の爪を引き抜いた。
花陽の頭の中には凛を助ける。凛が受けた仕打ちに比べれば大したことはない。これしかなかった。

花陽「うぅっ……あと何分…?」

ことり「えっと25分だよ。」

花陽「そっか……」

そう言うとまた食べだした。

ことり(さあて、あと食べ終わるまであと少しだけど凛ちゃん解放した後が楽しみだね。)

ことり(でもただ開放するのじゃつまらない……あっそっかこのてがあったね!)

ことりはとっさの閃きに微笑んだ。
残り20分 花陽は米櫃を空にした。

花陽「ほら……ちゃんと食べたよ……だから凛ちゃん返して……」

ことり「えっ、何言ってるの?私は3合分全部食べてねって言ったんだよ?
    ゲーって出してこぼれたのも全部食べなきゃ。」

花陽「そ、そんな……」

愕然とした。自分の周囲には2倍以上の吐瀉物が散乱している。

ことり「でもぉ、頑張った花陽ちゃんにはご褒美として救済措置をしてあげま~す。」



ちょっとつけたし。

愕然とした。自分の周囲には体に収まってる分の2倍以上の吐瀉物が散乱している。

ことり「でもぉ、頑張った花陽ちゃんにはご褒美として救済措置をしてあげま~す。」



男たちを使って大きなボウルを取り出してせっせと吐瀉物をかき集めさせ、花陽の前に置かせた。

ことり「早くのめば、その分楽になるよ。」

花陽「……」

目の前に置かれた自分の吐瀉物、飲めば凛が解放される。
友情を信じ、きっと凛にも伝わっているはず。

もうこれですべてが終わる。
キツイ胃酸の酸味と濃縮された血の味が喉を通り何度もむせながらも黙々と飲み込んでいく。
不思議と吐き気が来なかった。

自分が凛を思う気持ちが勝っている。そう思い込んで疑う余地がなかった。
解放されたら凛ちゃんになんて声をかけよう。
そうだ、まずは抱きとめて安心させてあげよう。そして、頭を撫でてあげよう。
いつもみたいに楽しく笑える日が戻ってくる。この地獄を抜け出せば何とかなる。
全てを飲み干し、

花陽「さあ!凛ちゃんをはなして!」

ことり「あ~あ、凛ちゃん。またね。」

しかし、ことりの声は落胆していなかった。


凛の異端者のフォークと縄を解くと同時に、男たちに命令して花陽の縄も解かせた。
その場にうなだれるように膝をついて凛は座り込むような形になった。

一心不乱によろめきながらも凛のもとに駆け寄った。
そして先ほど脳内でイメージした通りに抱き寄せようとしたが…

凛「く゛っ、く゛るなあ゛あ゛あああああああああああああああああ!!!!」

凛の突如大声をあげ、花陽を突き飛ばして拒んだ。
錯乱してるだけであろう、そう思った。

花陽「大丈夫、もう怖くな…

凛「お前のせ゛いだ!!お前がいなけ゛れば!!りっ、凛はこ゛んな目に合わながった!!」

花陽「それはことりちゃ…

凛「まだ凛をいた゛めつ゛け゛た゛いの!?も゛うやだあ゛あ゛あああああああああ!!!!」

傷口が開き、血が噴き出すのを顧みずに
近くに置いてあった包丁を残った指で握リしめるとことりではなく花陽に向けた。

花陽「なんで……凛ちゃんのために頑張ったのに……まってよ凛ちゃん……危ないから包丁…

凛「だか゛らこ゛っちにく゛るな!!!!お前が!!お前が!!」

この光景をことりは満足げに笑った。
純粋である凛だからこそ極限状態で痛み、恐怖と共に花陽のせいと吹き込んで洗脳をするのは容易と踏んでいた。
しかし最初は意志を保っていたのでこの計画に失敗したと思ったが、
精神安定剤が切れた辺りから堕ちたようでご満悦である。

そして花陽に関してはとことん上げて落とす。
希望を追い続け、けなげに頑張りそれが実った瞬間のこの仕打ちをくらう。
より深い絶望を味あわせてるにはうってつけだった。

今の凛にとっては花陽はこの一連に関する全ての恐怖でしかなく、
花陽は自分のおこなったことが無意味だったと感じるが、そう思いたくない。

花陽は怯え睨みつけて震える凛にだから大丈夫だよと声をかけながら近づく。


ドスッ


凛「……ハァハァ!!」

花陽「……!!」

凛が花陽の胸元に包丁を刺し、右手で思いっきり押し込んだ。

凛「お前が…!!お前が…!!」

花陽「…………そっか。」

花陽は怯えて暴れる凛の手を押しのけて、静かに長い時間抱きしめた。
じょじょに意識が失せていく凛に耳元でやさしく諭すようにささやいた。

花陽「凛ちゃん……ごめんね……花陽のせいだよね。
   花陽がちゃんとしないからいつも凛ちゃんに迷惑かけて、もう大丈夫。一緒に帰ろうね。」

凛「かよ……ち……ん……」

花陽「もう頑張らなくていいんだよ。ね?」

凛「もう……眠い……」

花陽「うん。じゃあ一緒におやすみしよっか。」

凛「うん……ごめんね……凛、弱くて……」

花陽「いいよ。大丈夫……」

凛「…………」

花陽「今一緒に行くからね。」

そう言うと花陽は凛の体を離すと自分に刺さった包丁を引き抜き、ゆっくり凛の顔が見える位置に寝そべった。

花陽「凛ちゃん……また一緒に遊ぼうね。」

二人は力尽きた。ただすごく安らかな顔をしてた。
もちろん一名を除いて

ことり「なんで!なんで!なんでえ!!つまんな~い!!」

息絶えた凛を執拗に蹴る。

ことり「せっかく絶望した顔が見れたと思ったのに、花陽ちゃんがこんなに強かったなんて予想外だよ!
    もっと凛ちゃんと友情がボロボロになるのが見たかったの!なのになんで!!」

ことり「もういいや、じゃあね、ふたりとも。私は大事な友達の元に戻らなくっちゃ。」

二人を残し、電話を取りながら部屋を出た。

「もしもし、うん、あ、二人とも確保した?それじゃここのメール送っておいてね。」

海未「穂乃果……ですからことりを正気に戻す方法を……」

穂乃果「でも、とりあえず縄を解いてもらわないと何もできないよ……」

海未「それにしても寒いですね……」

穂乃果「あはは……そりゃ海未ちゃん裸んぼだもん。寒いって。」

海未が吊るされて約3時間、四肢に痛みが走りながらも目の前にいる穂乃果も意識を取り戻し、
凛の行方、ことりについて話し合っていた。

ことり「ただいま~二人ともいい子にしてた?」

海未「……。」

穂乃果「ことりちゃん!凛ちゃんは!?凛ちゃんはどうしたの?」

穂乃果の問いに不満の顔をした。

ことり「もういいの。今おじさん達が楽しく遊んでるはずだから。」

穂乃果「つまり、おじさん達にひどい事されてるの?」

海未「やっぱり……あなたは最低です……。」

ことり「あれれ?海未ちゃんスッゴイ脂汗だよ。どうしたの?」

海未「いえ、手足が流石に縛られて疲れてるだけです……。」

ことり「う~ん。どうみても違うよね?こんなに苦しそうにおなかヒクヒクさせてるってことはおなか痛いのかな?」

穂乃果の凛に対しての質問より、海未の現状が女子としての悲惨になることの方が気になる。
ことりの質問に対し海未は図星を突かれ、黙り込んでしまった。ことりの楽しみが一つ増えた。

ことり「もっと素直になりなよ。」

ことり「ただ手が痛いだけならこんなことしても大丈夫かな?

ことりは自分の指を海未の脇腹にあて、そっと這わせた。
海未はその感触から逃れようと必死にもがいた。そのせいで少量を漏らし、床に飛散した。

海未「うぅ……はっ!ほっ、穂乃果!み、見ないでください!」

四つ裂きの形で縛られた海未がどんどん赤面し、
自分が床に飛散させたモノを一番の親友に見られた事にかなりの動揺をしている。

穂乃果「だっ、大丈夫見てないから!違う方見てるから。」

確実にその光景を見てはいたが穂乃果自身は気を遣い丸わかりの嘘をついた。
ことりはそんなことお構いなしにこの状況を利用した。

ことり「穂乃果ちゃん。海未ちゃんのうんち食べたら海未ちゃんの足の縄から順番に解放してあげようかな~?」

穂乃果「……ホントに食べたら海未ちゃんの事助けてくれるの?」

ことり「うん。あ、でもまずは海未ちゃんに全部出してもらわないとね。ほら海未ちゃん。
    早く全部出してよ。一番の親友の穂乃果ちゃんが全部食べてくれるってさ。」

海未「いやです!そんな辱めを受けるなら私はこの下の杭に刺さった方がましです!」

穂乃果「で、でも!わたしが食べたら海未ちゃんは自由なんだよ!
    そうすればひどい事されなくて済むし……ほ、穂乃果は全然平気だからさ!」

穂乃果の言葉を聞いて腹痛を抑えながら考えた。
海未(穂乃果が私のために嘘をついてるのは確実ですがこのままことりが素直に解いてくれるとは思いません。
  でも、今のことりは丸腰ですし万に一つ降ろしてもらえたらことりには悪いですが、
  とりあえず押さえ込んで穂乃果を救出できるかもしれません。でも漏らすのを見られるのはすごく嫌です……)

海未「で、でも……」

ことり「いいから早く出しちゃいなよ。穂乃果ちゃんが楽しみにしてるよ。」

えいっ!っと海未の腹に拳を叩きつけた。

排泄音と共に大量の糞尿をまき散らし、海未は見ないでください!と半ベソをかきながら
その光景をマジマジと見つめる穂乃果に訴えるように叫んだ。そして周囲には臭いが充満している。

ことり「さあ、穂乃果ちゃん。たくさん海未ちゃんを味わってね。」

そう言うとおもむろに椅子押し出すようにして手前まで持っていきおもむろに倒した。

穂乃果「海未ちゃん。た、助けてあげるからちょ、ちょっと待って…………うぇっ!」

穂乃果が胃液を吐いた。
これが通常の人の反応である。その中ことりが穂乃果の髪を鷲掴みにして床にこすり付けて楽しんでいた。

ことり「早くちゃんと食べてよ~舐めとって助けた証拠にその顔を海未ちゃんに見てもらおうね~。」

この惨状が長く続き、穂乃果はまた白目をむいて気絶してしまった。

ことり「あれ?穂乃果ちゃん?穂乃果ちゃん?また白目むいちゃったの?
    花陽ちゃんよりも精神弱い子だったのか~。ちょっと残念……」

海未「当たり前でしょ!こんなことされたら誰でも気絶します!」

ことり「海未ちゃん。そんなおしりを茶色に染めて言われても説得力無いよ。
    花陽ちゃんは‘凛ちゃんのお赤飯’食べさせられても自分の指切りおとされても
    ちゃんと凛ちゃんの為ってバカみたいに最後まで意識を保ってたよ。」

海未「花陽って……指切り落とすって……ことり……あなたは……。」

ことり「大丈夫だよ。海未ちゃんもそろそろ二人の所にいけるはずだからね。
    それじゃ穂乃果ちゃん。おはようしようね。」

奥に置いてあったカバンから注射器を取り出し、首元に刺して少しすると穂乃果が意識を取り戻した。

穂乃果「ん……あっ……。」

意識がうつろとしていたが目を覚ましてぼけーとしていた。

ことり「穂乃果ちゃん。海未ちゃんが痛い思いをしま~す。」

穂乃果「ん~……はっ!まっ、まって!穂乃果全部食べるから!お願いだから海未ちゃんにひどいことしないで!」

ことり「そうだね。約束くらいちゃんと守らなくっちゃ。」

また穂乃果の椅子を倒し舐めさせた。何も考えずただ無心に舐めとる。いやいやで苦しそうでない顔がつまらない。

ことり「なんか飽きちゃった。穂乃果ちゃん、もういいよ。許してあげる。」

穂乃果「ホント?約束通りに縄をほどいてくれるの?」

ことり「うん、いま緩めてあげるね。」

そう言うと海未の足を縛っている縄を左右順に伸ばして横向きからユダのゆりかごの上に縦になるようにした。

穂乃果「よかったね海未ちゃん!これでやっと自由になれるよ!」

海未が何かを悟った。

海未「待ってください!死んでしまいます!」

ことり「それじゃカウントダウン!穂乃果ちゃんも一緒に数えましょ!」

海未「ヒィッ……!!」

穂乃果「えっ、どういう事?あっ!待ってやめて!だめ!親友でしょ!どうして!?」

ことり「前にも言ったでしょ?あ、あの時は海未ちゃんだけだったね。
    まあ気にしないでいいよ。たっぷり目に焼き付けてね!」

穂乃果が懇願してやめてと懇願しながら訴えかけるも無視して手元にあるボタンに指をかけて数を数えた。


寝ます。また書き溜めたら、小出ししていきます。

ことり「さーん にー いーち!」

ゼロと言うかけ声とともにボタンが押され、
両腕を縛っていた縄のテンションがなくなって大の字から両腕をあげる形でユダのゆりかごに突き刺さった。

海未「あひっっっっ!!!!あっっ!!、ぃあっっ!!」

括約筋を突き破られ、内臓をえぐられて一時的に声を出せずにただ口をパクパクとさせていた。

ことり「あはっ!海未ちゃんお魚さんみたいに口をパクパクして、すっごく面白いよ!」

穂乃果「ことりちゃん!もうやめてよ!笑ってないで海未ちゃんを早くあの棒から抜いてあげて!」

ことり「そう?分かった!」

ことりは素直に手元のボタンを押し、ゆっくりと海未を引き上げた。
それと同時に股間から大量の血や排泄物を滴らせていた。

海未「うっ、うぅっ……」

ことり「じゃあ第二回戦いってみましょ~。」

再度ボタンを押し、虚ろな海未をユダのゆりかごに落とした。

海未「あぁっ!!」

海未「…………」

落とした際に性器に刺さり、子宮を突き破った。

ことり「あ~あ、ごめんね。海未ちゃん赤ちゃん産めなくなっちゃったね。
    あれ?海未ちゃんまだおやすみは早いよ?」

バケツに入ったキンキンに冷えた冷水を海未の顔面めがけて放った。

海未「っはぁ!うっ!!いああああああああああああっっ!!」

海未が意識を取り戻したが、激痛に泣き叫び始めた。

ことり「穂乃果ちゃん。なんで目をつぶってるの?」

穂乃果が海未の串刺しになる光景を見るに見かねて目をつぶっている。

ことり「ちゃんと目に焼き付けないとだめだよ~。」

そう言うと嫌がる穂乃果のまぶたを指で無理やりこじ開けて海未の方を見せつける。
自重でゆっくりではあるが海未の体へ徐々に深く突き刺さっていく。

そして海未の足が地面についた。



ごめん名前のID変わったけど>>1です。
まだスレのやり方だよく解ってないので申し訳ないです。



ことり「ねぇ、さすがにおなかすいたでしょ?」

ことりの声を完全に無視して独り言のように二人はつぶやいている。

穂乃果「うぅっ……ごめん海未ちゃん……私がいるのに何もできなくて……」

海未「はぁ……はぁ……これは……夢……起きれば……いつも通りに学校……」

ことり「これからおいしいごはんとってくるからしばらく待っててね。」

ことりは部屋を意気揚々と出ていった。

ことり「あ、もしもし。あ、着いた?……うん!それじゃ二人の特別なステージを
    用意してあるからそっちに連れて行ってちゃんと縛っておいてね。」

携帯をしまい、ぼそりと呟いた。

ことり「にこちゃん。アイドルとして最っ高の恐怖と絶望のステージにもうすぐ立てるね。」

うふふっ、と楽しそうな笑い声をあげながら廊下を進んで飯の準備に向かった。

穂乃果「海未ちゃん……その、ごめん……大丈夫?な訳ないよね……」

うつむいたまま穂乃果が声をかけた。

海未「一応……足が……付いたおかげ……多少……楽に……なった気……します……」

実際海未の体からどんどん血が滴り落ち、血液が足りずに意識が朦朧としている。
ただ穂乃果に心配させまいと気力だけで保っている状態である。
そこに医療キットの入ったバッグを持った男が来た。

男1「たっく、ことりさんがあんなサイコパスだとは思わなかったぜ……
嬢ちゃん今痛み止めに止血と輸血してやっからちょっと痛いけれどもじっとしててくれ。」

穂乃果「そこのおじさん……穂乃果達を助けてくれるの……」

男1「……その事に関しては何とも言い難い。ことりさん次第だからな。」

穂乃果「どうして……」

男1「……こんな計画だとは思わなかった。本当は逃げ出したい。」

穂乃果「そう言うなら私達を助けてよ!ここで見たことをすぐに話すから!
    そうすればおじさん達も見過ごしてるところで罰はあるだろうけど……」

男1「……すまない。」

手際よく海未の処置を施すと、穂乃果に近づいて一言ぼそりと伝えた。

男1「これからくる夕飯は体力的に厳しいだろうが食べない方がいい……君達のためだ。」

男は部屋の電気を消すと扉の向こうに消えていった。

ことり「おまたせ~。」

ガラガラと音を立てながら大きな配膳台を押してきた。
上には鉄板と豪勢に肉が盛られている。

ことり「今日は希ちゃんが大好きなおろしたての新鮮焼肉で~す。」

穂乃果(あのおじさんが言ってた程ひどそうじゃないけど……)

薬が効いて落ち着いた海未がことりにいつもの剣幕で噛みついた。

海未「ことり!まさか!その肉は希じゃないでしょうね!!」

ことり「海未ちゃんの早とちりだね。そんなわけないよ~。気になるなら電話かけてあげようか。」

ことりは穂乃果と海未に素早くダクトテープを口にはると携帯をスピーカーに切り替えて通話を始めた。

希『もしもし、ことりちゃん。どないしたん?』

ことり「希ちゃん。今日部室いけなくてごめんね。」

希『まあ、穂乃果ちゃん行方が分からんくなって仕方ないやん。
  ところで、昨日から凛ちゃんが見当たらんらしいけどことりちゃん知らへん?』

ことり「ああ、凛ちゃんなら今、私の隣で花陽ちゃんと一緒にすやすや寝てるよ。だから安心していいよ。」

希『そうなん?』

ことり「あ、明日だけどちょっと来てほしいところあるけど時間あるかな?」

希『ええよ。受験も終わったし、何時くらいにいけば…ん?
  ごめん。にこっちからキャッチはいったわちょっと待っててな。』

ことり「いいよ大丈夫。」
   「ほらね。ちゃんと生きてるでしょ。」

携帯を切りながらにっこりと笑った。

海未「うぐっうもう…」

ことり「そうだったね。はがしてあげないとね。」

海未「ふう…それならば食べても大丈夫でしょうね。」

ことり「そうだね。手が使えないから私が食べさせてあげるね。」

こうして5人の焼肉が始まった。

最近仕事が忙しくて書き溜められなくてすみません。
焼肉とニコのプロットはできてるので明日時間があったら書き溜めておきます。

牛歩ですが、ちゃんと完結させますのでお付き合いよろしくお願いします。

では失礼します。

ことりが鉄板の上に綺麗な桜色の肉をのせると食欲をそそる音を出しながら
どんどん焼きあがり、二人に見せるように食べた。

ことり「さっすがよく運動してるだけあって、脂肪が少ないからあっさりしてておいしいね~。
    はい、海未ちゃんもどうぞ。」

薄くスライスされた赤身の肉を焼き、海未の口にやさしく入れた。

海未「たしかに、あっさりしてますが今まで食べたことない不思議な味ですね……」

ことり「えぇ~そんなことないよ。一度は二人で食べたもん。海未ちゃんの忘れん坊さん。」

可愛く微笑むと穂乃果に向けて差し出す。

ことり「今日はいっぱいゲーってしちゃったからおなかペコペコだよね。あい、あーん。」

穂乃果「……」

ことり「どうしたの?食べないの?具合でも悪いの?」

穂乃果「……そのお肉って何の動物なの?」

ことり「あまり食べないけどよく知ってる動物の肉だよ。別においしいから気にしなくていいよ。
    穂乃果ちゃんもおなかすいてるでしょ?ほ~らいい匂い。」

約3日ぶりの食事、いままで意識を失い胃にあったものもあまり消化されず全て吐きだして
体の機能も低下している穂乃果にとってこれとなくおいしそうに見える。

ことり「穂乃果ちゃんもこれからいっぱーい体力使うんだから食べないと持たないよ。」

目の前にある肉を鼻の近くまで持っていく。穂乃果は空腹に負けた。

穂乃果「たしかに……おいしい。」

ことり「でしょ~。もう一つのお肉は脂がのってるけどこれはこれでおいしいよ。」

この一時、異様な光景ではあるがいつもの3人のように食事を楽しんでいた。

ことり「じゃーん。ここからは希少部位を出していきます。コブクロで~す。」

そこにあったのは何も手を加えられずに卵巣までが付いたままの子宮が二つ。

ことり「じゃあ、これをお料理していきますね~。」

何事もなく包丁を取り出して手際よく捌く。

しかし二人の顔色が微妙に変化をした。

海未「あの、ことり……それって食肉となる動物のモノにしては小さくないですか……?」

ことり「うんそうだね。でも大丈夫だよ。私の好物だもん。」

穂乃果「ねえ、これって本当に食べていい動物のなんだよね?」

ことり「大昔は食べてたことはあったけど最近はあまり食べないかな~。」

海未「ことり、しっかり答えてください。本当にそれは何の肉だったのですか?」

ことり「もう、海未ちゃん気にしすぎだよ~。とりあえず食べてみればわかるよ。」

焼き上げたコブクロを二人に放り込む。恐る恐る食べる二人だが、そんなことは一向にお構いなしで
ことりは次々と配膳台の布の裾から内臓が入った桶を取り出してはその場で捌き、二人にふるまう。
穂乃果は無心となりとにかく腹を満たし、海未も同じく体力を消耗し、
ユダのゆりかごが刺さったままで圧迫感はあるが疲労からくる食欲に負けて食べた。

ことり「本日の希少部位ラストはハツとレバーです。」

二人の目の前に出たのは写真でもよく見たことがある人間のモノであった。

海未「まさか……いや、やはり……い、いままで食べてたあの肉は……」

穂乃果「…………。」

ことり「海未ちゃん。何思ってるかわかるよ。凛ちゃんって言いたいんだよね?」

海未「…………そうです。」

ことり「半分正解で半分はずれだよ。」

海未「……。」

ことり「じゃあ正解発表しま~す。」

配膳台の下から大きな箱を取りだした。

ことり「答えは……

言葉は二人の耳に入らなかった。

眠るように目を閉じ、寄り添うように収まっている凛と花陽であった。
ただ体中の肉を削がれ、一部骨が露出し、腹を切り開かれて内臓をすべて取り出されて中身がからになっていた。

海未「もう、いや……こ、ことりはどうして……こんなに惨いことができるのですか……」

遂に海未の感情が狂気と恐怖、怒りによって顔を歪ませた。

ことり「みんな大好きだから。」

ことり「好きな人ほど心身ともに苦痛に悶えて悲しみ絶望してゆがんだ顔が見たいの。だから今の海未ちゃん。その顔すごくいい……」

海未の顎を指で持ち、うっとりとした顔で見つめる。

ことり「このまま二人とも凛ちゃんたち吐き出すかなと思ったけど、予想外だね。穂乃果ちゃんは…あれぇ、どうしたの?」

据わった目をして精一杯に微笑みを浮かべていた。

ことり「どうして笑ってるの?ねぇ?なんで?穂乃果ちゃんも一緒に泣きなよ!!
    目に前にあるのは大事な仲間だったんでしょ!?食べたモノばらされたら
    吐き戻して私を嫌悪して馬鹿にして怒って悲しみに暮れるのが普通でしょ!?」

穂乃果「あはは……凛ちゃんと花陽ちゃんすごくおいしかったよ。
    ほ、ほんとに二人は、し、死んじゃってもあんなに寄り添って仲良しなんだね……」

ことり「何言ってるの?もう壊れちゃったの?そんなにおいしかったの?ほら、凛ちゃんのレバーだよ。食べなよ。」

穂乃果の前に置くと髪の毛を鷲掴みにして執拗に叩きつけるよう何度も押し付けた。

ことり「ほらほらぁ、早く食べないと凛ちゃんで窒息しちゃうよ~。おいしかったんでしょ?ちゃんと食べなよ~。」

目を輝かせながらことりが穂乃果の顔持ち上げて覗き込むように眺めたが、
死んだ様な目から涙を流しながらもことりに対して、
あはは……おいしいね…… と、薄ら笑みをこぼす穂乃果を見てことりがいら立ちをあらわにした。

ことり「ねえ、穂乃果ちゃん!!もっと悲しんで!!もっと苦しんでよ!!
    こんな地獄見せられたらもう絶望するしかないでしょ!!なんで笑うの!?
    ホントは壊れてなくて無理やりそんな笑顔を作ってるんでしょ!?私がそんなに嫌いなの!?
    それじゃホントはあんまり穂乃果ちゃんに傷はつけたくなかったんだけどもう仕方ないよね。」

先ほどまで使っていた包丁を取り出すと乱暴に穂乃果の左腕の拘束を解き、机に手を叩きつけた。
何をされるかを悟った瞬間、我に返り穂乃果の顔色が変わり本気で抵抗を始めた。

穂乃果「待って!!ダメ!!やめてよ!!お願い!!穂乃果悲しむから!!絶望するから!!苦しむから!!」

ことり「じゃあ、苦しんでね?」

ことりがやっと見たいものが見れたと満足そうに笑ったが時すでに遅しと
包丁をちらつかせながら、切られまいと拳を作る穂乃果にぼそりと呟いた。

ことり「指出してくれないなら腕ごと切り落とすだけだよ?包丁だとちゃんときれるか心配だなぁ……」

穂乃果「ひっ!!」

ことり「どれがいいかな?……そうだ!いい事思いついちゃった。」

台のすぐ下から四角い箱のようなものを取り出した。

ことり「これね~。指切り機だよ。真ん中に空いてる穴に指を入れて上と下にある刃が同時に動いて
    スパッと切れるから痛みもできる限り少なくしてある優れものなんだよ~。」

拳を解いた薬指を掴むと機械を根元まで入れた。

ことり「穂乃果ちゃん震えてるの?」

穂乃果「もう……元の私たちには戻れないの……。」

顔面蒼白でガクガクと震えながら穂乃果は大粒の涙を流しながら問いかけた。

ことり「うん、もう戻れないよ……。穂乃果ちゃんがあの時あんな顔さえしなければこんな事にはならなかったよ。」

穂乃果「スクールアイドルしてたのが夢のようだね……」

サクッと指を落とすとうめき声をあげているものの、ただ今までのように戻れない精神的ダメージが強ぎて
うなだれるように腕を垂らした。ことりにとっては放心状態の穂乃果があまり面白くなく、

ことり「今日はもう遅いから帰るね。海ちゃん、穂乃果ちゃん。おやすみなさい。」

と凛、花陽も放置してそのまま部屋を出た。

ことりは携帯を取り出すと、ほかのメンバーからの留守番電話とメールが山のように入っていた。

希の最初のメールにはこう書いてあった。

にこっちから妹ちゃんたちが遊びに行ったきり帰ってこないって
電話がさっきあったんだけど、ことりちゃん何か知らない?

ことり「大丈夫、明日にはきっと姉妹揃って仲良くしてるはずだよ。」

それじゃまた書き溜めに戻ります。また時間をいただきます。

薬指に走る痛みで穂乃果は目を覚ました。
あの後暫くして戻ってきたことりに止血と称してコテで穂乃果は指の切り口を焼かれ、
海は何かを延々と呟いて声をかける穂乃果の声が全く聞こえていなかった。
だが今は鎮痛剤も切れて喋る余裕もなく、顔を真っ赤にしてハァ、ハァ、と肩で息をしながら苦痛に悶えていた。
そしてすぐ横を見ると物寂しそうに箱の中に花陽だけが収まっている。

穂乃果「もう、こんなみんな見たくないよ……」

うなだれて悲しむ穂乃果や苦痛に顔を歪めている海未を遠目に喜ばしき光景と満足そうに見つめて笑っていた。
十分堪能したことりは携帯を取り出すとメールを送った。

―――――――――――


にこ「妹がいなくて気が気じゃないってのに、
   ことりったらイイモノがあるからってこんな街外れの廃墟に呼び出して何様のつもりよ。」

ことり「にこちゃん!こっちこっち!」

廃墟から出てきて手を上げて大きく振りながら呼ぶ姿を見てにこが苛立ちを覚えた。

にこ「ちょっとこっちは妹が行方不明で苦しんでるってのに、
   あんたも穂乃果がいなくなったせいで気が落ちてるだろうになんでそんなに明るく笑ってられるのよ。」

ことり「まあま、落ち着いてよ~。にこちゃんにはとってもイイモノなんだからさ。早く入っておいでよ。」

にこ「もう、しょうがないわね。」

ことりに連れられて中に入っていくニコの姿を遠巻きに観察する人影が暫くしてからその廃墟に入って行った。



こに「なんでこの中こんなに暗いのよ。なんか最近全部の窓を意図的に埋めたって感じじゃない。」

ことり「にこちゃん、ちょっとこれ付けてね。」

にこ「なんでアイマスクなのよ」

ことり「どうせ懐中電灯がないと歩けないような所なんだから私が案内してあげるからさ。」

にこ(ここまでするんだったらきっとドッキリとかで3年生の卒業祝いとかなのかしらね。
   実はこころとここあもここにいてさらに穂乃果やみんながいたりして。
   もう人のこと心配させて……アイマスクとったらみんなにお灸をすえてやらなくっちゃね。)

にこ「もう、しょうがないわね。」

ことり「それじゃ出発しま~す。」

にこの手を引っ張りながらことりが楽しそうに男たちに準備をさせた部屋へと誘っていった。

細かい事だが113は海になってるし114はこにになってるね、

部屋の手前に着くとアイマスクを外され、扉が開かれた。

ことり「じゃ~ん!!」

にこ「っ!?……なによ……ちょっとこれ……しゃ、洒落になってないわよ……。」

ことり「えへへ、そんなにびっくりした?すごく会いたかったでしょ~。」

目の前にしたのは裸にされて耳を塞がれ目隠しと猿轡をつけられて泣きながら唸っているこころとここあであった。
足と手だけを台に固定するように縛られ、左右に大きなギロチンがある。
その奥には穂乃果らしき人影が椅子の上にある。

ことり「あれね。腰斬台っていうの。中国では斬首よりも
    ひどい刑罰だったんだってさ。それを現代風にしてみました~。」

にこ「そうじゃなくって……なんで、なんであの子達がここになんであんな所にいるのよ!!」

ことり「いつも笑顔のにこちゃんがいったいどんな素晴らしい顔になるかを見たくてご用意しました~。」

にこ「ことりが……準備、したぁあ!?」

襟を掴んで顔を寄せながら凄い剣幕で迫り問い詰める。

にこ「どういう事よ!!ぁあっ!?意味わかんないんだけど!?」

ことり「まあまあ、落ち着いてよ。これ何かわかるかな?助けたいんでしょ?」

手元にある2個のボタンの付いた箱を見せながらにんまりと笑った。
にこにとってはパッと見で想像がついた。コイツに逆らえば二人の命があぶない。

にこ「っく、で、私は何すればいいのよ?」

ことり「意外と素直になったね。はい、あれ。」

妹たちのすぐ脇に置いてあったナイフを指差した。

ことり「二兎追う者は一兎も得ずって知ってるよね?」

にこ「つまりどういう事よ。」

ことり「いらない方を自分の手で始末してね。頸動脈を切れば早く楽にできるよ!」

にこ「えっ、しっ、始末ってアンタ本気で言ってるの!?」

ことり「もちろん。にこちゃんにとってアイドルよりも大切なものを失う姿を見たいからね。」

にこ「無理に決まってるでしょ!!だったら私が二人の代わりになるわよ!!それで十分でしょ?」

自分が犠牲になれば何とかなるはず。二人だけは無事で返してあげたい。ただそれだけ。大切な宝物だもの。

ことり「そしたらにこちゃんの意識が飛ぶ前に二人を真っ二つにして
    泣きわめく2人を見ながら死んじゃう事になるけどいいかな?」

にこ「そ、そんな……。」

ことり「あとね、こんなものも用意しました~。」

奥から前に近くにある博物館で見たことのあるものが出てきた。
見たものより小ぶりではあるが苦悩の梨である。

ことり「今から5分以内にどっちか決めないと、これでかわいい悲鳴聴かせてあげるからね。」

>>115 指摘ありがとう できる限り名前の変換ミスを気を付けるようにします。

書き溜め最中なのでまた溜まりましたら小出しにしていきます。 

にこ「…………」

にこ(そんな……どっちかなんて決められるわけないじゃない……)

ことり「にこちゃん!あと4分だよ!」

にこ「さっきも言ったでしょ!大切な妹たちを手にかけられるわけないでしょ!あんたもお姉さんや親友を手にかけるなんてできないでしょ!」

ことり「できるよ。」

即答された。何よ……、何かが狂ってる。

にこ「そ、そんなこと言っても実際はどうだか……」

ことり「じゃあなんでここでこんな風に座ってるかわかる?」

指差した先にある穂乃果らしき人影ににこを連れて行った。

ことり「ほら、これ何かわかる?」

ことりがポケットから取り出したのは昨日凛から落とした7本の指である。

にこ「え、まさか……うぇっ!」

ことり「そんな指と切り落とした後見ただけで吐き出しちゃうなんていい顔したね。」

ことり「でもよく見てよ。」

上を向くように顔を持ち上げると無表情で文字通り死んだ目をした凛とにこの目が合った。

にこ「ほ、ほの……違う!!凛!!どうして!!返事しなさいよ!!」

ガクガクとゆするとウィッグが落ちて片目がえぐられてぽっかりとした空洞がみえた。

にこ「ことりぃぃいいいいいいいいいい!!」

ことり「うわっ!」

ことりの襟首を掴みそのまま馬乗りになる形で押し倒した。

にこ「なんで凛を手にかけたの!!」

ことり「そんなの凛ちゃんが純粋ですごく簡単に壊れてくれるから
    いい顔も見れて私はすごく幸せだったよ。」

にこ「ならば私が今からあんたを殺して地獄に送り込んでやる!!」

コイツだけは絶対に殺す!

殺意に目覚めたにこは襟首を強く締めたが、
苦しみはするが命乞いをする様子もなく手元のボタンに手をかけた。

二人がとてつもない金切声を発した。

こころ・ここあ「「ん゛っ!!ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!」」

にこ「こころ!!ここあ!!」

ことり「ゲホっ、ゲホっ、ん、んん、にこちゃん安心して、
    今のは死なない程度に電気ショックかけただけだからね。」

にこ「このクソが!!」

ことり「おっと、その握りこぶしで暴力をふるならまた押しちゃおうかな。」

そう言いつつまたボタンを押した。

こころ・ここあ「「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!」」

にこ「やめなさいよ!!お願いだからやめて!!」

ことり「ほらほら、すんごいビクビク体を動かして面白いね。」

にこ「お願いだから!!お願いだから二人をひどい目に合わせないで!!」

ことり「そうだね。じゃあ早くどっちか決めてね。
    あと5分経ったからまた悲鳴を上げてもらうね。」

にこ「さっき言ったことと約束が違うじゃない!!」

ことり「なにも違わないし、約束もしてないよ。5分も考えないでパッと
    どっちか殺しちゃえば悲鳴も聞かなくて済んだんだよ?」

ことり「それじゃ、苦悩の梨をどっちに使おうかな……」

目を爛々と輝かせて吟味を始めた。

にこ「ほんとにもうやめて!」

ことり「うるさいなぁ。そうだ!にこちゃん。これでお話できるよ」

そう言うと猿轡を取り、耳栓を抜いた。

ここあ「おうちにかえして!」

ことり「まだ元気みたいだね。」

スイッチに手をかけたが、

にこ「スイッチを押さないで!!」

ここあ「お姉さま!?ここにいるの!?助けて!!」

にこ「ここあ大丈夫!大丈夫だから!!このアイマスクどうやって外すのよ!!もう!!」

ことり「じゃあこころちゃんのも、とっちゃお。」

こころ「もう……やぁ……。」

ことり「いい感じにのびてるね。じゃあこころちゃんに苦悩の梨をプレゼントしてあげる!」

こころの未熟な性器にあてがう。

こころ「ひっ!」

ことり「やっぱり処女膜があるから反射で体が持ち上がるね。」

えいっえいっ、と突いて反応を見て楽しむことりと必死に逃れようとするこころ。
それに対して金切声で叫ぶここあをなだめてアイマスクのことだけでいっぱいになってるにこには
横で起きていることにまだ気が付いていない。

ことり「いい感じに疲れてきたね。いっくよ~。」

こころ「い゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああああああああ!!」

にこ「こころ!!!!」

ここあ「なに!?どうしたのこころ!?怖いよぉおおおおおお!!お姉さまぁあああああ!!」

にこ「大丈夫だから!大丈夫……大丈夫だから……。」

ここあの頭を撫でてナイフを持ち、ことりに向かった。

にこ「ねえ、ことり。決心したよ。」

ことり「ん?どっちを殺すの?」

ニコりと笑いながらことりが手元のハンドルを回す度にこころが叫び声をあげる。

にこ「あんたよぉおおおおおおおおお!!!!」

ことり「げふっ!」

眠気がやばいので今回の投下はここまでにしときます。

また書き溜めたら投下していきます。

にこ「はぁ……。はぁ……。」

ことり「うぅ……。」

ナイフは左腕を貫通し、あばら骨で止まった。

にこ「これで、終わりのよう、ね……」

ことり「こ、これ何かわかる?」

スイッチを見せたが

にこ「あんたを殺せばとまるでしょおおお!!」

ことり「それはどうかな?」

ことり「も、もう知らないよ?ニコちゃんが選択を誤ったんだからね。」

スイッチを押してしばしの静寂が続いたが何も起きない。

にこ「どうやら不発のようね。残念だけど妹たちにした償いはしっかり受けてもらうわよ。」

ナイフを引き抜き、ことりの首筋めがけて突き立てたが唐突にここあが叫び声を上げた。

ここあ「あ゛つ゛い!!あ゛つ゛い!!あ゛つ゛いよぉ!!
    お゛ねええええええさ゛は゛あああああああ!!た゛す゛け゛て゛えええええええ!!!!」

にこ「何したのよ!!」

ことり「あのアイマスク目の所がすんごい熱くなるんだよ。すんごい勢いで頭振ってるし、
そろそろまぶたが焼け落ちて目が見えなくなるかもね。」

にこ(私のせいで……私がことりに刃向ったせいで……こころとここあがこんなつらい目に……)

にこ「あ、あぁ……。」

あまりのことに手からナイフが落ちて乾いた鉄の音が響き、その場に崩れた。

ことり「ニコちゃんこっちに顔見せてよ。」

にこ「あ、あ……。」

こころのうめき声とここあの悲鳴の中でにこの顔を乱暴に持ち上げると一番見たいモノがそこにはあった。

にこ「も、もう妹たちを苦しめないでよ……。お、おねがいだから……。くぅっ……。」

ことり「そっか、この手があったね。急所もはずれてるみたいだし、まだ持つね。
    穂乃果ちゃんの最高の顔を見る方法よーく解ったよ。」

自責と負の感情をいっぱいにため込んだにこの表情の中からなにかを悟り、
手元のスイッチのボタンを押した。

乾いた鉄の擦れる音、こころの絶叫が続いてが聞こえた。

ことり「ニコちゃん。私を殺すんじゃなかったの?……聞こえてないね。
    それじゃぁ、こころちゃんとここあちゃんと仲良くしてね。」

ナイフを拾い上げ、虚ろな目と狂気に満ちた表情
お姉ちゃんが今助けてあげるからと呟きながら妹達の方へふらつきながら向う。

その間にことりは止血の為腕を縛り、ふらりと穂乃果たちのいるところに向かった。

真姫「すごく臭いわね。この部屋から匂ってくるけど……。」

にこから連絡を受けて後を追ってきた真姫。
携帯のライトで照らしながら歩くが真っ暗な建物内で道に迷ってしまった。
そして偶然見つけた何かを引きずった跡を見ながら辿り着いたのは穂乃果たちの置いてある部屋。



真姫「ちょ、ちょっと、な、なんなのよ……。そこらじゅう血まみれじゃない……。」

真姫「引きずった跡もこの箱からね。人形……かし、ら?
   って!!コレ花陽じゃない!!まって冗談じゃないわ!!」

穂乃果「誰?……。」

か細い声で虚ろな顔をライトが照らした。

真姫「ほ、穂乃果!!無事なの!?」

穂乃果「もう、わかんないや。凛ちゃんも花陽ちゃんも海未ちゃんもみんなみんなひどい目に……。」

真姫「どういう事よ?ちゃんと説明してよ!」

穂乃果「真姫ちゃん、早くここから逃げて……。ことりちゃんが来たら真姫ちゃんも殺されちゃうよ……。」

真姫「ちょっと意味ワカンナイ!穂乃果、今縄解いてあげるから。とにかく一緒に逃げましょ!」

穂乃果「もう私は絶対に助からないから……。この事を早く警察に連絡して……。」

真姫「いいから!!穂乃果がいなくちゃ一緒に練習した卒業式のあいさつはどうするのよ!!」

その時部屋の明かりがついた。それと同時に穂乃果の顔がこわばる。

ことり「あれぇ?真姫ちゃん。どうしてここにいるのかなぁ?」

真姫「ことり!腕から血が出てるじゃない!あとニコちゃんはどこに、って海未!!」

明かりがついて部屋の奥が見えるようになり、何かに串刺しになっている瀕死の海未の姿が見える様になっていた。


私事で失礼ながら身内に不幸があり、忙しくなるので再来週あたりに更新になるかもです。

真姫「何よ……ことり!ニコちゃん見つけて早く逃げなきゃ!!
   警察呼んできてこんなことしたサイコパスを捕まえてもらわないと!!」

ことりの腕を掴もうとしたが、逆にことりに掴まれて動くに動けない。

真姫「ちょっ、ちょっと!!幼馴染がこんな状態で立ち止まるのも分かるけど、早くいかなきゃ私たちもヤバ……。」

真姫「ことりなんで笑ってるの。その腕に持ってるものって。」

ことり「あ~。これね。」

真姫「待って、まさかこれ全部ことりが……。ちょっと冗談が過ぎるんじゃ、」

ゴッ と鈍い音を立てて真姫の延髄を叩いた。

真姫「うぐっ、うぅ……。」

ことり「う~ん。漫画みたいに一発じゃ落ちないかぁ。」

痛みにもがく真姫を何度も叩いて無理やり気を失わせた。

ことり「ちょっと予定外だったけど真姫ちゃんはどんな顔してくれるかなぁ?」

真姫「う……ん……。」

真姫「確かことりに、って、動けない!!なんで縛られてるのよ!?」

ことり「おはよ~。って言ってもまだコンニチワの時間だけどね。」

ことり「さて真姫ちゃん。これが何か解るよね?」

真姫「金槌、と釘、よね……。」

ことり「真姫ちゃん、急になんで冷や汗かいてるのかな?」

真姫「そ、そんな事ないわよ。」

ことり「じゃあ、なんでそんなに震えてるのかな?」

真姫「ふ、震えてなんかないわ!」

ことり「そっか、ことりだったら怖くて震えちゃうけどね。
    だって椅子に縛られて指と爪の間に釘あてられてるんだもんね。」

ことり「ところでだけど、これが指を真っ直ぐにしたらどれくらい痛いかなぁ?」

真姫「そんな事、しないでもわかるでしょ!」

ことり「じゃあ、打ってみよっか?」

真姫「えっ、ちょっと待ってよ!!冗談でしょ?」

ことり「まずは1本目だよ。」

真姫「や、やめな……ひっ、ぎゃああああああああああ!!!」

掴まれて真っ直ぐになった指先と爪の間から打ち込まれた釘は
爪を剥ぐように刺さり第二関節までの骨を割りながら突き刺さった。

ことり「う~ん、あともう一回かな?」

もう一度打ち込むと指の付け根の手前から釘の先端が顔を出した。

真姫「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!あ゙っああ……」

ことり「まっきちゃ~ん。気絶するのにはまだ早いよぉ~。」

真姫の目を見開き悶絶した表情にうっとりとしたことりが手際よく気付薬を真姫に嗅がせた。

真姫「や、やだやだやだやだやだやだやだやだやだぁ!!もうやなの!!」

ことり「あ~あ、いつも強気の真姫ちゃんがたったの指一本で幼児退行しちゃった。」

ことり「ほんとはすごくメンタルが弱いんだね。それじゃ、二本目だよ。」

真姫「やっ!!もうやぁなの!!」

ことり「でもやめてあげない。」

真姫「パパァー!ママァー!だずげでえええええ!!」

そして別の指を持ち、先ほどよりも太い釘を当てて思いっきり打ち込んだ。

真姫「あがっ……。」

真姫が一瞬で失神した。

ことり「もっと楽しませてよ。」

失神してもなお指に釘を刺す。釘を打つ度に真姫がビクンビクンと反応する。
指5本に釘を刺し終えてやはり表情がないと面白くなく気付薬を嗅がせるも意識が戻らない。
ことりが縄を解き次の準備をしようとしたが、真姫がパッと目を見開いた瞬間脱兎のごとく扉に走った。
失神していたが気付を嗅がせた後で準備している間に目が覚めた真姫が命の危険から本能的に走り出しただけであった。




ことり「なんで、そんな!?」

動揺することりからパンプスが脱げようとも気にせず走り、扉まで着いた。しかし指を釘で破壊されて慣れない手でドアノブを回そうとして空振り、手間取っている間にことりが迫ってくる。

真姫「お願いだから早く開いてよ!」

扉をガタガタと音をたたせながら開けようとするもパニックでうまく開かない。

ことり「まきちゃ~ん。逃がさないよ~。」

遠くからことりの声が迫ってくる。

真姫(ヤバいヤバいヤバい)

やっと扉が開いた。

真姫「ここって……この廃墟って」

ことり「そうだよ。ここは住民の反対で潰れた葬斎場だよ。
    凛ちゃんはすごいよね。子供の時に花陽ちゃん連れ込んで遊んでたとか。」

真姫「こ、ことり!いつの間に!」

ことり「真姫ちゃんが手間取ってるときにはもう横にいたんだけどなぁ。」

ことり「凄く慌てて焦ってる真姫ちゃん。すごくレアなもの見れて幸せだよ。」

真姫「狂ってる……。こ、こっちに来ないで!!」

ことり「真姫ちゃんいつもみたいに髪の毛クルクルしたり
    ピアノも弾けなくなっちゃうけど逃げたから仕方ないよね。」

そう呟くように言い放ったあと、真姫にスタンガンを当てて気絶させた。


真姫「う、嘘よね。」

ことり「嘘じゃないよ。ホントだよ。」

意識を取り戻した真姫が見た光景は手の全ての指は釘が貫いて動かなくなって、
足首が自由になるように台車に縛り付けられていた。
ことりが近づいて首筋に何かを2、3回打ち込んだ。

真姫「い、今何を入れたのよ!」

ことり「失神しにくくなる薬だよ。あと強心剤も入れたからそう簡単には意識を失う事もできないよ。」

真姫「や、やだ……。」

ことり「もう逃げられないようにしてあげるから。」

真姫「ちょっと、そんなハンマーどっから持ってきたのよ!!」

ことり「そんなこと気にしてる暇なんてないと思うよ。」

それっ!っとことりが振り回すとと真姫の足首をあさっての方向に向いた。

真姫「んぐぁッ!ぎゃあああああああああ!!」

ことり「それじゃ今度は右の足!」

拳を握ろうにも釘が邪魔して痛みから紛らわすこともできず、
身をよじらせてもがく振動で両足首がぶらぶらと揺れている。

ことり「んん~。真姫ちゃん今すごくいい顔した。もう一回やって!」

真姫「ひぃっ!!」

ことり「この怯えきった表情もいいけど、さっきの苦悶の表情が見たいの!じゃあ。」

振り下ろしたハンマーは弁慶の泣き所を叩き割った。

真姫「ぐふっ」

もう苦痛で精一杯の真姫が、目を白黒させ口をパクパクと開け閉めしている。

ことり「その顔じゃないの!わかる!?さっきの顔が見たいの!!」

そう言うとまたもう片方の脛を粉砕した。

真姫 「ぅぎ、ぎぇええええええ!!!」

常に冷静を装っている真姫から聞いたこともない悲痛の叫びが聞こえた。
つい先ほどまでソックスから覗く白くきめ細やかな色をした足は真紫に変色し、
骨が砕けているせいでおかしな形になっている。

ことり「そう、そうそう!その顔が見たかったの!!その恐怖と絶望に満ちてるその顔!!
    もっともっともぉーっと!!かわいい顔が見たいのぉ!!!!」

こうして体中の骨を砕かれ、内臓は破裂し、真姫の意識は徐々に薄れていった。


―――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――

……ちゃん。」
真姫ちゃん!」
「真姫ちゃん大丈夫!?」


真姫「っ!!」

真姫が目を覚ましたのは夕日が差し込む1年生の教室。目の前にはいつもの二人が。

花陽「真姫ちゃん!!」

凛「ま~きちゃん。どうしたの凄い汗だよ?」

花陽「大丈夫?すっごいうなされてたよ?」

真姫「ちょ、ちょっとすごく怖い夢を見たのよ……」

凛「凄いってどんな?」

真姫「みんながひどい目にあってことりが急にハンマーを振り下ろしてきて、
   笑いながら私の指にくぎを刺しこんだり、骨をたたき割るの……」

真姫「すっごく怖かった……。」

花陽「真姫ちゃんもすごく怖かったんだね。こっちにおいで。」

真姫「うっ、うん。」

花陽の胸に顔を埋めて安堵からいつものクールさから見れないほど大声で泣き出した。

真姫「うわぁあああああああっ!!怖かったよぉ!!あれが夢でよかったよぉ!!」

凛「いいな~。凛もかよちんと一緒にギューッってしたいにゃ~。」

花陽「もう、凛ちゃんは。仕方ないな~。」

花陽が真姫の頭を撫でながらあやすように言った。

花陽「もう、怖くないよ。夢は夢だから。ことりちゃんもちょっとおかしくなっちゃったけど
   ホントはいい子なんだよ。だから好きなだけ怖いのを涙と一緒に出して一緒にイこうね?」

凛「真姫ちゃんもいっぱい怖かったんだね。大丈夫凛もいい子いい子してあげるにゃ。」

凛も手を頭において撫でてくれる。

凛「突然かよちんが凛ちゃんを迎えに行かなくちゃっていった時は驚いたけど。みんな仲良しこよしで楽しいにゃ。」

花陽「だって真姫ちゃん一人にしたらかわいそうでしょ?」

真姫「そんな、わ、私は一人でも……、ううん。すっごくうれしい。花陽、凛、あ、ありがと……。」

凛「真姫ちゃんがトマトみたいに真っ赤だよ。」

真姫「もう!凛!ちょっとこっちに来なさい!!」

凛「真姫ちゃんが怒ったー!ここまでおいでー。」

花陽「もうふたりとも、ま、まってよぉ~。」



花陽と凛と一緒に帰る。所でココはどこだろう?すごく暖かい。そんなことはどうでもいいや。



凛に花陽、そしてμ'sのみんなが大好き




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ことり「あ~あ夢中になりすぎで殺しちゃった。すごいいいの表情してると思ったら急に安らかな顔して。
    こんなことなら気付薬のもっと強いやつ注射すればよかった……。最後まで最高の顔してくれただろうし。」

ことり「あ、忘れてた。穂乃果ちゃんたちの様子見に行かなくちゃ。」

顔以外真姫であったと言われなければわからないくらい原型をとどめていないモノを放置して
改めて穂乃果の元へと向かった。


一応ここまでです。また書き溜めますのでお時間いただきます。

ことり「ただいま~。穂乃果ちゃん。海未ちゃん。元気にしてた?」

穂乃果「……元気なわけないじゃん。海未ちゃんはこんなになってるし。」

海未「……。」

瀕死の海未は苦しむ素振りもなく男から受けた処置ももうすでに意味がなくなっている。

ことり「海未ちゃん。抜いてあげようか?」

海未「……。」

わずかに口が動き何かを呟いている。

ことり「ん?なに?」

海未「ま……真姫は?ど、どうした……ですか……?」

ことり「こんな時まで海未ちゃんはホントに他人への思いやりが強いね。感心しちゃうね。」

ことり「そんな海未ちゃんに免じて抜いてあげましょう。」

スイッチを押すと海未の体が持ち上がり、中に貯まったどす黒く変色した血や膿等がドバっと出てきた。

ことり「海未ちゃん。私一番いい穂乃果ちゃんの見かたが分かったの。」

海未「……。」

縄を解き、海を寝かせて耳元でことりが囁いた。

ことり「真姫ちゃんなら私が殺したよ。」

海未「…………。ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

穂乃果「え、なにどうしたの!?海未ちゃん!!そんな体なのに起き上っちゃだめだよ!!」

突如目を見開いて叫びの胸倉を掴みあげて傷口から垂れ出ている内臓を気にせず、ことりを地面に叩きつけた。

海未「ああっ!!ああっ!!ああっ!!あああああああああああああっ!!」

叫ぶ度にことりを地面に叩きつける。

穂乃果「海未ちゃん!もうやめてよ!!ことりちゃんが
    悪いことしてもそこまでしたら海未ちゃんが死んじゃう!!」

海未「殺すっ!!殺すっ!!殺すっ!!殺すっ!!殺すっ!!
   殺すっ!!殺すっ!!殺してやるううううううう!!」

渾身の力で首を絞め上げるが、ことりの顔は満面の笑みを湛えていた。

海未「なんでっ!!なんでことりは笑っていられるのですか!!人を傷つけて貶めて!!
自分の欲に溺れて!!心が痛まないのですか!!本当にあなたはそれでも人なのですか!?」

ことり「……。」

海未「やめて下さい……。そんな黙ってにっこりと笑わないで……
ください……。殺しにくくなるではないですか……。」

ことり「大丈夫だよ。海未ちゃんはいつも素敵だもの。」

海未「だからそんなこと言わないでください。
   今までのことりのように微笑まないでください。お願いですから……くっ。」

ことり「どんどん手の力が弱くなってるけどこれでいいの?」

海未「お、おかしい……ですね……。せ、精一杯……絞めてる……つもり……なん……ですが……。」

目の前がどんどん霞み行く中で満面の笑みのことりが何かを言っている。

なんて言っているのでしょうか?なんででしょう。穂乃果……。
私がこうやって二人と知り合えたのに、何を違えたのでしょうか?
どうしてことりは人の道を捨ててしまったのでしょうか?
神様お願いです。これが悪い夢だとして下さい。

このまま目が覚めた瞬間いつも通りの朝で、いつも通り二人と一緒に学校に通って、
穂乃果の居眠りを注意して、ことりがフォローする。そしてみんなと一緒に練習する。

穂乃果、これからも笑っていてください。貴女は太陽のような人ですから。

穂乃果「…………う、海未ちゃん。」

重なるように倒れた海未を無造作にどかして起き上がり、血にまみれたことりがどんどんと近づいてきて、
目を見開いてポロポロと涙を流す穂乃果の頬の涙の跡を撫でて愛おしそうな顔を浮かべた。

ことり「やっぱり穂乃果ちゃんはこの顔が一番かわいいよ。」

ことり「ニコちゃんで見た通り身近な人が目の前で亡くなるほどに絶望と悲しみが増すね。」

穂乃果「ことりちゃん……。もうやめてよ……。」

ことり「じゃあ、雪歩ちゃんを目の前で苦しめたら……

穂乃果がこの一言にことりを見開いた眼で睨み付けてダメと叫び、暴れて椅子が倒れた。

穂乃果「うわぁっ!…痛っ、待って!ことりちゃん!!雪歩はダメ!!ダメったらダメぇええええええ!!」

ことり「それじゃ、次は穂乃果ちゃんの目の前でしっかり痛めつけられるように頑張るね。」

穂乃果「もうやめてよ!!」

ことり「ごめんね。それじゃ楽しみにしててね。あ、もしもし?もう流石に……」

少しばつが悪そうな顔をしながら携帯で誰かに連絡をしながら去って行った。

穂乃果「海未ちゃん……。いつもみたいにそんな状態の穂乃果を叱ってよ……。
    そんな死んだ魚みたいな目をしてないでよ……。
    にっこり笑ってよ……。
    今まで通りにみんな元気に生活したいよ……。」

全く動かなくなった海未に対して延々と言葉をかてけいる時にまた別の男が入ってきた。

穂乃果「ねえ、おじさん。海未ちゃんのことどうするの?」

男2「先ほど、ことりさんが死んだから処置をしてほしいと言われたんだ。」

穂乃果「……どうやるの?」

男2「腐りやすい臓物を抜き出して、防腐処理をするってところだな。」

穂乃果「?」

男2「まあ、簡単に言えばミイラだ。」

穂乃果「できれば、海未ちゃんをおうちに返してあげてほしいな……。」

男2「……すまん。ことりさん次第だ。」

男が海未の体をころがして仰向けにした所で事態が一変した。

男2「ちょっと待てよ。」

胸に手を当てて耳を当てた。そして唇に唇を重ねはじめた。

穂乃果「おじさん!海未ちゃんにエッチなことしないでよ!」

男2「ち、違う!この子はまだ生きてるんだよ!!」

穂乃果「えっ?」

男2「心臓が動いてるが息をしてないだけだから人工呼吸してるだけだ!!
   ったく、もしもし!?まだ生きてた。ちょっと搬送の手伝いをしてくれ。」

穂乃果「またことりちゃんにひどい事されるの?」

男2「いや、俺はことりさんのやることにハッキリ言って反対だ。まさかこんなことだと知っていれば……。
   だから命を無駄にしたくないんだ!!」

穂乃果「おじさん熱いね。じゃあ、大丈夫のなのかな……。」

男2「ことりさんは死んでると思っているから、別の部屋でできる限りの処置はするさ。男1!早く治療を!」

男1「でもことりさんにばれたら……」

男2「そしたら俺が個人的にやったことにしておけばいいから!早く搬送するぞ!」

男2「それじゃ君の大事な子を少し預かるよ。」

穂乃果「海未ちゃんをよろしくお願いします。」

海未はストレッチャ―乗せられて運ばれていったが、
この時の穂乃果の目には今までの絶望の中に希望を宿していた。



ことり「海未ちゃん意外とあっけなかったなぁ……。なんでわくわくした後はこんなに切ないんだろう。
    もっともっと長く楽しみたいのに……。海未ちゃんが私のコレクションになるのはうれしいんだけど。」

ブツブツと呟きながら2人をおびき出していかに痛めつけて精神を踏みにじる作戦を考えていた。

ことり「やっぱりどっちかをいたぶる姿を見せるのが早いいのかなぁ……。にしてもニコちゃんどうしたんだろう。」

様子を見に花陽に地獄を見せた部屋を抜け、真姫が見た炉の脇を通り、
凛を拷問し、ニコの妹たちを苦しめた部屋に着いた。

ことり「ニコちゃ~ん。いますかぁ~?」

万が一を考えてそろりと小さな声ではいってみると、意外な光景が待っていた。

にこ「にっこにっこに―!ほらぁ、ここあもぉ、こころもぉそんな顔しないのぉ。一緒に、にっこにっこにー!」

ことり「ニコちゃん。」

にこ「ほらこころぉ、ここあぁ。そんな顔しないでぇ、笑って笑ってぇ!」

ことり「ニコちゃん!」

にこ「!!……ってことりかぁ。ねえ、うちの妹たちぃ、
   いつもみたいにぃ、笑わないのぉ。なんでだろうねぇ?」

振り返ったにこは血まみれで焦点が合わない目を見開き、薄ら笑いを浮かべて枯れた声で問いかけてきた。
その奥には下半身のないこころと首だけになって目の周りが焼けただれているここあがあった。

完全に壊れたにこの狂気にことりも思わずたじろいでしまったが、これを転機と考えて

ことり「そうなの~。実はね……」

何かを吹き込んだ。するとたちまち顔つきがかわり、そいつらはどこにいるのかと問いただし始めた。

ことり「今よんであげるから。」

携帯から簡単にメールを送り、にこにここで待つようにいい、その場を去った。

にこ「二人ともぉ、おまたせぇ。ほらぁ笑ってぇ!!」

まるでことりがやった事が無かったかの様に妹たちにふりかえるとまた虚ろな顔をして二人をあやし始めた。



とりあえずここまでです。

まだ色々と出来上がってないのでまた牛歩ですが更新していきます。

そろそろ話を終わらせるべくエピローグを考えてるのですがなかなかいい案が思いつかないので
オマージュさせてもらおうと考えてます。

絵里「どうして日も沈み始めたというのにこんな街外れな所に……。」

亜里沙「お姉ちゃん。ことりさんが本当にここに来れば穂乃果さんの行方が分かるの?」

絵里「ことりが穂乃果の手掛かりがあったからここに来てほしいって
   言われたけどなんで亜里沙までついてきたのよ。」

亜里沙「だって穂乃果さんがいないってお姉ちゃん心配してたから。
    私も何かお手伝いできればって思って。」

絵里「もう、ところでバレンタインは誰にチョコあげたのよ。やっぱり気になる男の子はいるの?」

亜里沙「え、別に好きな人とかそんなことないよ!」

絵里「本当にいないの?お姉ちゃん気になるな~。」

亜里沙「もうやめてよぉ。それにしても希さん遅いね。」

絵里「そうねメールでも送っとくとしましょ。」

ことり「おまたせ。あれ?希ちゃんは?」

亜里沙「なんかまだ忙しいみたいでこれてないみたいです。」

ことり「どうしよ……。予定が狂っちゃう……。」

絵里「ことりどうしたの?」

少し顔つきが変わり何かを呟くことりに穂乃果の事だと考え声をかけたが

ことり「ううん。なんでもない。亜里沙ちゃんがいれば何とかなるかも。」

この発言に違和感を覚えた。

亜里沙「ほんとですか!私でできることならなんでもしますよ。」

ことり「ありがと、それじゃこの建物の中なんだけどきてくれるかな?」

絵里「情報なら外でも話せないの?」

ことり「今、なかでほかのみんなが待機してるから。早くしよ?」

焦りの表情を浮かべたことりを見て絵里が問いかけた。

絵里「ねえ、何かちょっと慌ててない?」

ことり「当たり前だよ。穂乃果ちゃんの手掛かりがあるんだもん。」

絵里「いえ、穂乃果の事以外で何か慌ててるでしょ?」

ことり「そ、そんな事は無いよ。」

絵里「あと、ことりって今生理周期だったっけ?なんかやけに血なまぐさいんだけど……。」

今まで笑っていたことりから笑顔が消えた。

亜里沙「お姉ちゃん!失礼だよ!」

モラルを欠いた発言に驚き声を荒げたが絵里とことりの問答は続き、

ことり「うん、今回早く来ちゃって重いから、自分でもちょっと臭いって感じてたの。ごめんね。」

絵里「じゃあ証拠見せてくれる?下着越しでも着けているならわかるでしょ?」

ことり「今ナプキン切らしててタンポンなの。だから臭いが漏れちゃうみたいで。」

絵里「そうなの。変な事聞いてごめんなさいね。」

そんな訳ない。何か絶対に隠している。絵里は疑心暗鬼でことりについて行こうとした。
しかし、希から来たメールのせいでそれが確信に変わった。

希[ことりちゃんについて行ったら命が危ない。
 ことりちゃんと真姫ちゃん以外の携帯が全く通じないから。
 もしもことりちゃんの近くにいるなら早く逃げて。カードがそう告げてるから。]

絵里「希……。」

ことり「どうしたの?早くいこうよ。」

絵里「ちょっと待ってほかのみんなが中で待機してるって言ったわよね。ちょっと連絡してもいい?」

辺りをキョロキョロと見るようにあからさまにことりの挙動がおかしくなった。

ことり「え、ちょっと待って、ここ建物の中だと圏外になるからかからないかも……。」

意見を聞かずに絵里が電話を鳴らした。

《愛してる ばんざーい!ここでよかったー》

ことりのコートのポケットから着信メロディが流れた。
それはことりのではなく、真姫が捕まった時に取り上げたものであった。

絵里「なんであなたが、真姫の携帯を持っているのよ!」

ことり「さっき真姫ちゃんが落として、それを拾ったから……

絵里「ならなんで目をそらすの?」

ことり「そ、そんな事は無いよ。」

絵里「ちょっとコート脱いでみてくれる?私の考えが正しければ」

ことり「寒いから中に入ったら脱ぐよ。」

絵里「じゃあボタンを外すだけでいいわ。前だけでも見せてくれれば。」

亜里沙「ねえ、お姉ちゃん。なんでそんなに。」

絵里「いいから亜里沙は黙ってて!!」

亜里沙「う、うん。」

絵里「ことり、拒否するなら無理やり脱がすけど文句ないわよね。」

ことり「あるに決まってるよ!!だからなかに入るまで待ってよ!」

絵里「いつものあなたらしくないわよ?どうしてそんなにイラついてるような仕草してるのよ。」

近づいてコートを掴んできた絵里に対して
ボタンがはじけ飛ぶのも構わずコートを脱ぎ捨ててすぐ後ろにいた亜里沙を捕まえた。

亜里沙「えっ?ひぃっ!!」

体を押さえられて首元にナイフを突き立てられた。

絵里「何するのよ!!亜里沙を放しなさい!!」

ことり「おとなしく言う事聞いてくれたら放してあげる。」

絵里「あと、その服の血は一体なんなのよ!!」

ことり「今は気にすることじゃないよ。いいから一緒に来て。」

亜里沙「お姉ちゃん助けてぇ……。」

絵里「わ、わかったわよ。」

涙をポロポロこぼす亜里沙にナイフを突き立てたまま絵里を建物内へ誘導していった。

里「なんでこんなことするのよ。」

ことり「怯えてる亜里沙ちゃん可愛いね。もっと怖がってもいいんだよ?」

絵里を無視するかのように亜里沙を言葉と時々ナイフを
軽く食い込ませるようにして恐怖を煽り楽しんでいる。

ことり「はい、とうちゃくー。」

ことり「これからお見せしま~す。」

扉を開くといつもの明るい声が聞こえた。

絵里「ちょっとこれ……。」

ことりが亜里沙と共に部屋の奥に連れて行った。
にこがいつものように、にっこにっこにーとポーズをとっているが、その奥にあるモノを見てしまった。
腰を抜かしナイフが首をかすめて血が滴ることも気が付かずに亜里沙はへたり込み狂気と恐怖に失禁した。

亜里沙「あっ……。」

絵里「こころちゃんとここあちゃん……。うぷっ。」

絵里も目の前の惨状に吐き気を催した。

絵里「うぇっ……。まさか!ことりが!!」

ことり「最後はニコちゃんが決めたんだもの。」

絵里「ニコ……、あなたがやったんじゃ、ないわよね?」

にこ「あ、絵里ぃ。希はどこぉ?でもなんでぇ私の妹たち動かないのにぃ……。」

今までにここまで

にこ「あんたの妹動けるのぉ?」

手にナイフを握った瞬間に絵里が悟った。
亜里沙が危ない。

絵里「亜里沙!!逃げて!!」

にこ「亜里沙ちゃあん。ほぉら、笑って笑ってぇ!にっこにっこにぃ~!って。」

亜里沙「い、いやっ!ニコさん。こ、こここ、こち、こっち、来ないで……。
    やだぁああああああああああああ!!!!」

この光景をことりは止めようともせずに目を輝かせて絵里と亜里沙の感じる恐怖を間近に楽しんでいた。

一方、希は嫌な予感を感じてカードを見た後、警察にことりの居場所といきさつを連絡した。
しかし悪戯と思われて取り合ってもらえずに猪突猛進に走りながら絵里を助けに廃墟に向かっていた。

希「ちょっと、なんで、ことりちゃんの最近の挙動を考えたらわかったやん。
  なのにウチがもっと気を使って声かけてあげてたらこんな事にならなかったかもしれんのに。」

希「あ、理事長ですか?ことりちゃんってここ最近どこかに泊まるとか言ってました?
  …はい。そうですか。ありがとうございます。」

また携帯で電話をかけた。

希「エリチ、生きてて……。」

ここの先をかいてる最中にPCモニターぶっ壊れたせいで今書き直してます。またしばしお待ちください。
あと、絵里が里になってたのを指摘されて、気が付いた。ごめんなさい。

ほかの場所での失態、失礼しました。

携帯から>>1です。
文章訂正です。

>>169

にこ「あ、絵里ぃ。希はどこぉ?でもなんでぇ私の妹たち動かないのにぃ……。」

今までにここまで壊れたにこを見た事なく、その笑顔の目からは狂気を発していた。

にこ「あんたの妹動けるのぉ?」

手にナイフを握った瞬間に絵里が悟った。

にこ「あれぇ?なんで避けちゃうのかなぁ?」

無意識にてを出して掌がバッサリと切れたが、そのおかげで首への致命傷はさけられた。

亜里沙「に、ににににこ、ニコさん!!ほ、ほんと、ほんとに待って!!」

にこ「そっかぁ、おなかの方を刺せば……、なるよねぇ?」

亜里沙「やぁあああああああああ!!」

絵里「ニコぉおお!!」

横から飛びかかると、にこともつれる様に転げた。
マウントについた絵里がにこを叩きつけるように押さえつけた。

絵里「これ以上亜里沙を傷つけると言うのならニコでも許さないから!!」

にこ「ふ~ん。あんたも希と同じように私の大切なものにぃ、手をかけるつもりなんでしょぉ?」

絵里「希がどうしたって言うのよ!」

にこ「希が妹たちを連れ出してここに監禁してこころを殺したんじゃない!」

絵里「希はそんなことしてない!」

にこ「嘘よっ!!」

絵里「やったのはことりなの!覚えてないの?」

にこ「ことりは希と絵里を呼び出そうとしてた!私に復讐の機会を与えてくれた!!」

ピシャリッと音がして頬をはたいた。

絵里「思い出しなさいよ!!矢澤にこ!!希はあなたの妹を一生懸命探してくれてたじゃない!!
   なのに、なのになんでよ……。まるでことりのオモチャみたいに言われたこと鵜呑みにして、
   いつものあなたらしくしてみなさいよ!!」

にこ「あっ、あっ、」

にこの目が涙ぐみ始めた。
よかった。これで正気に戻る。絵里はそう感じとった。

にこ「あっ、あっ、うわぁぁぁあああああああああああ!!!!」

絵里「もう心配ないわ。大丈夫だから。」

マウントを解こうと体を浮かした瞬間、にこの蹴りが腹部にしっかり決まった。

絵里「うぐっ!!」

さっきと逆の位置になった絵里に対してナイフを拾い上げ、逆手に持ち直してマウントをとった。

にこ「よくも!!よくもよくもよくも!!これ以上私の大切なものを奪わないでよ!!」

絵里「ちょ、ちょっと!そんな物騒なのを早く捨てなさい!!」

にこ「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
   うるさいうるさああああああああああああああい!!!!」

塞いでいた耳から手を放してナイフを振り上げた時、絵里に覆いかぶさるように亜里沙が入ってきた。

亜里沙「ニコさんやめてください!!」

にこの手が止まった。

亜里沙「妹を失った悲しみがわかるのなら、お姉ちゃんを失う悲しみも分かるでしょ!!」

にこ「……」

亜里沙「だから私にニコさんと同じようなこころの傷を負わせないで!!」

にこ「そっか……。」

絵里「ニコ……。」

亜里沙「ニコさん。」

にこ「ならば絵里!!妹を失う悲しみがどんなものか知りなさいよぉおおおおおお!!!!」

勢いよくナイフで亜里沙の背中めがけて深く刺し込んだ。

絵里の顔面に落ちるように転がり頭上で悶え苦しみ、泣き叫びながらバタバタと暴れる亜里沙の髪を乱暴に掴みあげ、

にこ「うるさいから黙ってくんない?」

絵里「ニコお願い!!やめて!!亜里沙は何も悪くないでしょ!!」

にこ「そう言ったのにやめてくれなかったでしょ!?
   あの子達はまだ小さかったのに!!」

絵里「それをしたのはこと



喉にナイフを刺し込んで縦に水落ちまで掻っ切った。



声が出なくなった亜里沙がヒューヒューと音を立てて赤い泡をゴポゴポと噴き出す。

絵里「亜里沙あああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

目、鼻、口全てをこれでもかというくらい大きく開いて大声で叫んだ。

ことり「わぁお!スッゴイ絵里ちゃんの顔が見れたぁ!亜里沙ちゃんには感謝しなくっちゃ!」

絵里「ニコおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

亜里沙を掴みあげて体勢を崩していたにこを弾き飛ばした。
そして立ち上がった絵里を見上げ睨みつけながら吐きかけた。

にこ「なによ。あんたも私と同じ苦しみを知れてよかったじゃない。人の妹に手を出すからこうなるのよ。」

絵里「なんでことりがやったことをこんな簡単に忘れるのよ!」

にこ「だーかーら!ことりことりってどうしてことりに罪をなすりつけようとするの?」

絵里「ニコ……。本当に覚えてないの?」

にこ「絵里、まるで見てたかのような口ぶりよね。どうしてここまでしらを切れるの?」

絵里「いままさに、ことりがあそこで愉悦と至福を嗜んでるからよ。」

絵里が見下ろす視線の先には生にしがみ付いている表情を浮かべて
必死に喉を抑えて呼吸をしようとている亜里沙をしゃがんで観察し、
満面の笑みを浮かべていることりであった。

にこ「……ふーん。」

絵里「こんなになるなんて……。」

にこ「さっきまであんなに怒り狂ってたのに。どうして急にドライになれるのよ。」

絵里「ドライ?バカにしないでよ。もちろん妹を失うかもしれない恐怖もあるけど。」

にこが落としたナイフを拾い上げ、

にこ「う、うそでしょ……。」

絵里「嘘じゃない。」

にこ「じょ、冗談が過ぎるんじゃない?」

絵里「冗談でもない。」

にこ「こ、ことりのせいって言うのなら。」

絵里「でもやったのはニコ。」

にこ「こ、こっちに来ないでよ。」

絵里「でもニコは無視して亜里沙を傷つけた。」

後ずさりするにこの腕を乱暴に掴み、切り付けた。

にこ「痛っ!!」

絵里「そして、たしか背中にナイフを突き立てたわよね。」

にこ「や、やめ……むぐ!!」

背中を切られまいと壁に押し当てる。すると口を覆うように顔を掴んだ。

絵里「で、喉をばっくりと縦に切り裂くのよね。」

にこ「んむぅぅうううううう!!!!」

両手で必死に絵里の手を掴み必死に抵抗を試みる。

絵里「鬱陶しいわね。黙ってて。」

あまりに冷たい絵里の視線に一瞬抵抗が緩んだ。

絵里「今はその元凶のあなたに対する復讐の方が強いから。」

喉にナイフと突き刺す体制と恐怖におののくにこの顔を見ながらことりがヒュッと乾いた音をさせた。

ことり「もっと楽しみたかったけどごめんね。絵里ちゃん。この後で標的にされるのは流石に嫌なんだよね。」

絵里の首が宙を舞い、血の噴水が辺りを染めた。
恐怖から解放されて呆然としているにこがハっと我に返った。

にこ「そうよ。なんでことりがやったのに、どうにかし……うがっ!」

ことり「正気に戻っちゃったんだ。ちょっと眠っててね。」

にこを気絶させ、男たちを呼び出して出立の準備を始めさせた。

意識を朦朧とさせながら必悶えている最中に目の前に転がってきた首があった。
自分の方に顔を向けて頬に触れながらやさしく笑いかけ、お姉ちゃんと一緒ならば怖くはない。そう思った。

亜里沙は生にしがみ付く事をやめた。



日も完全に沈み、真っ暗になった場所についた。

希「ここか。エリチ、待っててな。」

そう呟くと建物の中に入っていった。

ここまでです。書き溜めに戻りますのでまたお待ちください。

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希「あがあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

ことり「ほーら、これで3本目。そんな大声出して泣いちゃって。ホントに希ちゃんはかわいいね!」

体を固定し、開口器をつけられてヨダレと血を垂れ流し、ことりによってえげつない方法で抜歯されていた。

ことり「ねえ、さっきまでのクールな態度はどこに行っちゃったのかなぁ?」

希「ひぃ……ひぃ……、こ、こうな……、らいよううや……。」

ことり「そう。それじゃあ。」

1時間前

希「想像以上にこれはヤバいわ……。」

出入り口からすぐの部屋に1年生3人の遺体が置かれ、惨状を物語っていた。

希「ちょっと、流石にまた警察に連絡せんと。」

携帯を取り出しそうとした。

「の~ぞみちゃん。」

後ろからぬめりのある感触が頬にあたると共にいつもの甘い声がした。
しかし、今の希にとっては危険で恐怖である。

希「これ、ことりちゃんがやったんやろ?」

ことり「うん。」

希「一緒に警察いこか?」

ことり「やだよ。それにしても冷静だね。」

希「それは、いままでのことりちゃんの行動見てれば大体わかるんよ。」

ことり「どこら辺で?」

希「天然装ってあそこまでできる人いないやろ。」

ことり「本当に天然じゃないって言えるの?」

希「そんなことよりも、エリチはどうしたん?」

問いに対し、無言で希の口に指を入れて唇辺りにこすり付けるようにして

ことり「この味わかる?絵里ちゃんの味だよ?」

希「そか、どうやって殺した?」

ことり「希ちゃん。声震えてるよ。」

希「だからエリチをどうやって殺したかって聞いてるの!」

ことり「海未ちゃんの家から拝借した日本刀だよ。
    昔、海未ちゃんからちょっとだけ刀の振り方習ったけど、
    手入れが行き届いてるとこんなに簡単に切れるものだったんだね。」

希「もう、ことりちゃんを救う方法はなっうぐっ!!」

希が携帯電話に手をかけた瞬間首を思いっきり絞め、2分くらいで希の抵抗がなくなった。

ことり「時間ないけど希ちゃんも凛ちゃん位しっかりあげるおやつにしてあげるからね。」







希「ここは……。って!」

縛り付けられて口に取り付けられた器具の感触を感じ、恐怖を感じた。

ことり「どお?この拷問御用達の開口器の感触は?」

希「うちにこんな趣味はないよ。」

ことり「あったらあったでやだよ。それじゃ開いてこうね。」

笑顔で希の口に入れた器具を手動で回すと徐々に開き、言葉の自由を奪う。

希「ころりやん。いっらいないうるいなん?」

ことり「え~?なんていってるかわかんな~い。」

と、ケタケタと笑いながら手元にペンチを出した。

ことり「希ちゃん。ベロを引き抜かれるのと歯を抜かれるのとっちがいい?」

希「ろっひもいやや!!」

ことり「だからなんて言ってるかわかんないでしょ!!ちゃんと喋ってよ!!」

希「らから!ろっひもいやや!!」

ことり「そうやってはぐらかしてさせないつもりでしょ。そうはいかないんだからね。」

完全にふざけながらことりが犬歯にペンチで挟み、渾身の力で引っ張った。

希「い゙ら゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

まるで野獣のような唸り声をあげ、体をくねらせて身もだえする。

ことり「希ちゃん。ちゃんと抜けないからそんなに暴れないでよ。」

希「ひぃっ!!」

とてつもない笑顔で今にも笑い転げそうな顔をしたことりを見て希は恐怖に固まった。

ことり「そうそう。」

また力いっぱい引っ張ると希の悲鳴とミシミシと音を立てて抜け、血がドロリと噴き出した。

ことり「それじゃ2本目だよ。」

そして反対の犬歯を希の悲鳴と共に引き抜き希に見せつけた。

ことり「もうこれで大好きなお肉が食べられなくなるね。」

自分の血でむせ返りながらことりを力なく見た。
今の彼女に何をしても何を言っても届かない……。そう思ってしまった。

ことり「もっと悲しそうで恐怖におののく必死な顔してよ。もしくは地獄に私を突き落してやる
    ってくらいの顔してくれるとうれしいんだけどね。」

そう言うと下前歯をペンチで挟み、引き抜き始めた。

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最近仕事忙しいのでここまでです。今後更新遅れるかもしれないですがご了承ください。

ことり「そう。それじゃあ。」

何かを合図すると男達が何かの道具を部屋に入れてきた。

ことり「まあ、木製だけどアイアンメイデンだよ。ここに誰が入ると思う?」

希「あはあ、うひ?」

ことり「ううん、ちがうよ。」

男達に声をかけると意識が朦朧としたにこと椅子に縛り付けられたまま意識のない穂乃果が運ばれてきた。

希「いほっひ!!ほのあひゃう!!」

ことり「ここから希ちゃんが悲鳴を上げずに歯を抜けたら
    ニコちゃんは解放してあげるけど、もしも悲鳴をあげたら……。
    わかるよね?」

希「うぅ……。」

希(にこっちと穂乃果ちゃんの為や)

ことり「さあ、希ちゃんの友情が試される時だよ。」

まあ、無理な話である。奥歯を抜けるほどの力で引っ張られればほとんどの人は否が応でも声をあげる。

ことり「やっと奥歯抜けたけど薄情者だね。ニコちゃんをこんな簡単にあの中にぶち込みたかったんだね。」

希「ひゃう!!いほっひはあいへうなおおあひや!!」

ことり「そんな大切な友だちとか言っても、約束守れなかったんだから。」

アイアインメイデンを開くと以外にも中には針も棘もなくただの空洞になっていた。

希(なんで……。からっぽの中にニコっちを入れるんや?いったい何をする気なん?)

ことり「さあ、次いこう。」

また、希の奥歯を抜き始めた。

希「い゙っ…!!い゙がっ!!い゙あ゙っ、あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」

ことり「ニコちゃんのために踏ん張るけど我慢しきれなくなるこの顔。たまらないねぇ……。」

恍惚をしたため、まるで性的な欲求を満たすかのごとく笑みをこぼしながら続けた。

ことり「ねえ?今どんな気持ち?ニコちゃんを守れない悔しさ?それとも私への憎しみ?」

希「ひぃ……、ひぃ……。」

ことり「喉鳴らしながらこっち睨み付けても無駄だよ。」

太い鉄製の槍を手にするとアイアンメイデンに思い切り打ちつけた。

にこ「に゙ぎぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

ことり「ビンゴォ!」

中に入れられたにこが痛みによって意識が覚醒し、雄叫びを放ち、
希自分が我慢しなかったばかりに、にこを痛めつけてしまった後悔を深く感じていた。
一方のことりは、まるで好きな音楽を聴くかのように聞き入った後、目を細めながら問いかけてきた。

ことり「この中、見てみたくない?」

希「やっ……、やあ……。」

ことり「そうだ。口枷外して体起こしてあげるね。」

口枷を外し、固定していた台を起こすと口に溜まっていた唾液と血がドロリと顎をつたった。

希「もうやめてよ!ウチが、うちが全部ニコっちの分引き受けるから!!」

ことり「これを見ても?」

足元の扉だけを開くと槍によって切断されて落ちた左腕が見えと痛みに悶えて泣き叫んでいる声が。

希「そ、それでもウチは代わないとアカンと思う。」

ことり「そう、拘束といてあげるから脱いでよ。」

希「へ?」

ことり「服脱いでよ。ニコちゃんと同じようにね。」

希「嫌って言ったら?」

ことり「まだ槍はたくさんあるよ?次はニコちゃんの足かなぁ~?」

手元に槍を持ち、転がすようにしていた。
そのときあること希は気が付いた。さっきからことりが左腕を庇う様に動いている。
声をかけられて触られた時も歯を抜かれた時、今までの行動で左腕を使ったのは首を絞めた来た時だけ。
これはもしかしたら転機と考え素直に従う振りを決めた。

希「わかったから早く解いて。」

ことり「話が早いのはいいね。」

ことりが手際はいいがに左手をあまり使わずに外し始めた。
外し終えて希がふらりと立ち上がった。

希「ところでさっきから左手使ってないけどどうかしたん?」

ことり「ニコちゃんに刺されちゃっただけだよ。」

希「そか。」

ことり「なんでそんなそっけない返事……。イタァアアアアアアアアアアアアアイ!!」

希が後ろに回り込み、おもむろに左腕に傷に近い位置をおもむろに鷲掴むと渾身の力で握りしめた。

ことり「イヤアアアアアアアアア!!イタアアアアアアアアアアイ!!希チャンハナシテヨオオオオオオオ!!」

希「これは愉快やね。さっきまであんなに笑ってたことりちゃんが、
  自分が見てよろこんどる顔を自分で浮かべてるんよ。ほら台に映った自分の顔見てみ!!」

男たちが駆け寄ろうとすると希が声を荒げた。

希「ちょっとそこのおじさん。見たところ医者でしょ?ニコちゃん止血して早く病院に連れてって。」

ことり「やめて!止血だけにしておい……。イタアアアアアアアアア!!」

希「ほら、はやくし……。あれ?」

足の甲に槍が刺さった。

ことり「残念だったね。ほーら。」

そのまま抜き取って希の足にめがけて横払いをした。

足に当たり、そのまま希が崩れるように倒れた。

ことり「これくらいの痛みは慣れてるからね。左手動かさないのは治るの早くするだけだし、もう怒ったよ。」

倒れた希に圧し掛かるとおもむろに服を剥き始めた。


ことり「あ~これ、足の骨に最低でもヒビ入ったよね~。」

槍を放し、手元にナイフを持ち希のブラジャーを切ると豊満な胸が露わになった。

ことり「それにしても本当におっぱい大きいよね。」

希「いきなりやね……。」

ことり「いい弾力でいい感触だね。」

希「残念だけど、うちにそっちの気はないよ。」

ことり「私もないからね。さて、本題に入るよ。」

男達を近くに呼び、命令を下した。

ことり「好きに弄んでいいよ。」

希がみるみる青ざめていった。

ことり「だってそっちの気が無くても、こっちはいいって事でしょ?」

希「だからって、こんなこと……。」

男1「パス。年下に興味ない。」

男2「あまり好きじゃない。とりあえずあの中に入ってる子の止血する方が先だし。」

ことり「もう、つれないな~。せっかくこんな若い子を好き勝手にできるのに~。」

このままだと危ない方向は回避できる。希は少し安堵を浮かべたがそうはいかなかった。

男3「じゃあいただきます。」

男4「あ、同じく。」

ことり「それじゃ、あとは好きにしていいよ。何してもいいけど壊れない程度にね。」

男達「わかりましたー。」

希「や、やめて……。やだ……、いやぁあああああああああああああああああ!!」

抵抗すれども意味がなく、男二人に掴まれて希が別の部屋に引きずられていった。

とりあえずここまでです。また書き溜めます。

一応聞きますが希の性描写はいれるかいれないかどっちがいいですかね?
とりあえず安価↓3人分位で入れるなら希、入れないならにこで書き分けます。

訂正が多くてごめんなさい。
誤字と途中でまた切れてました。


>>196

ことり「これを見ても?」


足元の扉だけを開くと槍によって切断されて落ちた左腕が見えてて痛みに悶えて泣き叫んでいる声がより一層大きく響いた。

希「そ、それでもウチは代わないとアカンと思う。」

ことり「どうだった?にこちゃん。さっきの希ちゃんのあの顔見た?すごい命乞いするような顔してたね。
    もう最高のかわいい顔で、ってその中に入ってたら見えないよね。」

顔の扉を開くと顔をヨダレや涙、鼻水でくしゃくしゃにして脂汗を浮かべていた。

ことり「あ、その顔。なかなかいいけど何か足りないよね。あ、そうか。」

せっせと男が腕付近の扉をあけて止血をしている横で
意識がない穂乃果に気付け薬を打ち込み、強制的に覚醒させて声をかけた。

ことり「穂乃果ちゃん、おはよ。もうこんばんわなんだけどね。」

穂乃果「私を殺すの?凛ちゃんや花陽ちゃん、真姫ちゃんの所にいけるのかな?」

ことり「ううんまだ殺さないよ。ニコちゃんがこれから串刺しになるだけだよ。」

穂乃果「ことりちゃん。」

ことり「ん?」

穂乃果「もうすぐ何の日か知ってるよね?」

ことり「うん。卒業式だよね。」

穂乃果「ニコちゃんも絵里ちゃんや希ちゃんと一緒にちゃんと卒業させてあげてほしいなって……。」

ことり「じゃあコレ見ても一緒できるって思う?」

にこの左腕で穂乃果を撫でてプラプラと振って
見せつけるようにすると、穂乃果の表情がまた静かに曇った。

穂乃果「なんでみんな大好きなのに……、ひどい事ばっかり……。
    だれも殺さないでよ……。こんなの……、もうこんなの見たくないよ……。」

このなにもかもを背負い込み、ただの痛みではない。心身共に追い詰められてこの表情。
思春期に入り、誰にも理解されることはない。そう信じて中学時代を過ごし、高校生になった。
穂乃果とともにスクールアイドルを始め、気が付けば人が増えて9人になった。
μ'sが解散することを宣言した。この時決心した。

幼少期から思っていた大切な人のあの顔が見たい。
考えてきた数多くの計画を実行しようと。

単純にして純粋。
肉体を痛めつければ苦しみ、精神を削れば嘆く。そしてそれが合わさってできる表情。
みんな大好きだからこそ、μ'sのことりにとって最高の顔を見たい。ただそれだけだった。

ことり「……。穂乃果ちゃん。ニコちゃんと雪穂ちゃん。殺すとしたらどっちを生かしてあげたい?」

穂乃果「選べないよ……。」

ことり「じゃあ、どっちも死んじゃうよ?」

穂乃果「何も殺さなくても……。ことりちゃんが満足する顔を見られるなら、
     穂乃果がいつだって苦しむよ……。だからもうやめてよ……。」

ことり「でも苦しみを味わって絶望の中で死を迎える瞬間の
    あの表情が見たいの。苦しみ悶える顔でも十分大好きだけどね。」

穂乃果「じゃあ穂乃果を殺していいよ!とことん苦しんでその表情をしてあげるから!!」

ことり「穂乃果ちゃんはホントに人の事を考えられる優しい子だね。
    だけど、自分から言い出すって言うことは覚悟があるってこと
    だからあまりいい顔してくれる気がしないんだよね。」

ことり「そう言う事だから先に用意しておきました~。って言いたいところだけどメインは後にしておいて。」

穂乃果「メインって……。むぐっ!」

ダクトテープで口を塞いで杭とハンマーを持つと、にこのもとに向かった。

ことり「さあ、ニコちゃん。いっぱい楽しもうね。動くと危ないから動いちゃだめだよ。」

杭をアイアンメイデンにあいた小さな穴に刺すと固定された。
中では腰を固定されて立った姿勢のままのにこが
不穏な振動にパニックを起こして叫んでいるのが外からでもわかる。

ことり「まずは1本!」

振り被り2、3回打ち込むと、ちょうどにこの股下をかすめて刺さった。

にこ「やだ!!!もう殺して!!!お願い!!!一思いに殺しなさいよおおおおおおおおおおおお!!!」

ことり「2本目行ってみよ~。」

またあけてある穴に杭を刺し込み、振りかぶる。今度は脇腹をかすめた。

にこ「ことり!!やだっ!!もう嫌!!!嫌ッ!!!早く楽にしてえええええええええ!!!」

その叫び声を聞きながらにこが動かなければ決して肉体を貫くことのない杭を3本、4本とドンドンを打ち込む。
30本ほど打ち込むとふと手を止めた。

ことり「さて、お待ちかねの顔を御開帳~。」

顔のあたりにある蓋を開くと目を見開いて恐怖に慄いて過呼吸気味に叫び、
先ほどに近い表情をしたにこを見て笑みをこぼした。

ことり「いい顔になったね。そのすごく切羽詰った顔。大好きだよ。」

もちろんことりの声など聞こえる暇もなくとにかく叫びことりに早く殺してくれと切望している。

ことり「それじゃニコちゃん。行ってみようか。動かすと痛いよ。」

そう言うと杭を足元の扉めがけて刺し、また打ち込んだ。

にこ「だから!!殺しなさいよおおおおおおお!!」

ことり「思い通りに死んだら安らかに終わっちゃうじゃない!!」

にこ「お願いだから!!妹たちの所にいかせてよ!!!!」

ことり「もう、うるさいな。それじゃ最初の目的の穂乃果ちゃんについてだけど。」

ことりが引きずるように穂乃果を持ってくると安堵に表情が少し和らいだ。

ことり「まだちゃんと生きてるよ。」

にこ「穂乃果……。よかった……。凛の死体を見た時にもう穂乃果もだめかと思ったけど、ホントよかった。」

ことり「そんな、安らかな顔をしたところで穂乃果ちゃんとのお別れは済んだ?」

にこ「えっ。」

ことり「えっ、じゃないよ。だって殺してくれって頼んだじゃない。
    だからこれから穂乃果ちゃんの目の前で殺してあげるね。」

ふらりと視界から消えたと思うと縄と無数のミキサーを用意した。

ことり「ニコちゃん、足と手どっちからがいい?」

にこ「なっ!!やっ!!やだっ!!待って!!殺すんだったら一思いにやってよ!!!!」

ことり「そんなんじゃ面白くないじゃない。今までの事見てて分かるでしょ?
    こころちゃんやここあちゃんに私がやった事忘れたの?」

にこ「だからって!!」

ことり「ところでだけど、このアイアンメイデンの扉が沢山扉があるか知ってる?」

にこ「いいからやるなら一思いにさっくり殺しなさいよ!!」

にこの叫びを無視して説明を続けた。

ことり「昔に拷問にかける時に手っ取り早く中に入った人を
    痛めつけるためにできてるんだって。しかも抵抗できないようにピンポイントで
    扉が開けられるようになってるからこれからスッゴイ楽しみだね。」
ことり「それじゃ、片方だけだったらおかしいから右手とバイバイしよっか。」

扉を開くと暴れたせいで見事に二の腕に杭が貫通していた。

ことり「ちょうどいいね。じゃあここに縄で止血帯を作って……っと、よし!」

ミキサーを取り出してまた別の扉も開いて右半身が露わになった。

にこ「お願いだからああああああああ!!!!」

ことり「穂乃果ちゃん。これからおいしい‘ニコちゃんジュース’作ってあげるからまっててね。」

いつもの優しい笑顔で穂乃果に言い終えると同時にミキサーを稼働させた。
指を動かし、腕を動かせる範囲で必死に抵抗するにこの右手は容器の中に徐々に入って行くのであった。

ことり「そんなに暴れたら飛び散っちゃうよ~。」

楽しげにミキサーを床に置くと杭を取り出して間接に乱暴に当ててすぐに打ち込んだ。

とりあえずここまでです。最近仕事が激化してるので更新が遅れて申し訳ないです。また書き溜めるのでお待ちください。

にこ「びぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

目を見開いて天を仰ぐように雄叫びを上げ、関節を壊された腕が垂れ下がるように下を向いた。

ことり「あ~もう、気が狂いそうなくらいいい顔してる。でもこれからが本番だよ。」

にこ「あ゙っ!!」

手をミキサーに入れるとゴリゴリと鈍い音とともに、にこが失神した。

ことり「あ~、もうニコちゃん!!起きてよ!!」

男に強心剤にオピオイドを打たせると暫くしてにこがはっと我に返った。
にこ「うう゛ぅぅぅぅぅぅ……、」

オピオイドは副作用で神経障害性疼痛を起こし、
多量接種するとちょっとした刺激を致命傷同等の痛みに変換する事が出来る。
だから拳をミキサーで切り刻まれるとなると即失神ものだが、強心剤がそれを許してはくれない。

にこ「いやっ!!!私を殺゛し゛て゛!!!!私゛く゛こ゛っう゛え゛え゛!!!!」

失神できない事とより増強された痛みに吐き気を催しながら
はりつけられた体をガクガクと揺らして悶えていた。
しかしそれもつかの間、にこの拳を3分の1程度んだところで
ミキサーからガッと鈍い音とが鳴り、中のブレードが停止していた。

ことり「あ~あ、ほんとに油や骨ですぐダメになっちゃうんだね。」

そう笑いながらにこに語りかけるが、
体中から汗や涙等の体液を噴き出して文字通り瀕死の状態であった。

ことり「ニコちゃん。ジュース用だけどミキサーはたくさん用意しておいたから、
    安心して最後までちゃんと‘ジュース’になってね。」

にこ「あ゛っ!ああ゛ーーー!!!!!」

新しいミキサーがニコの腕を切り刻む

にこ「いぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!あ゛っ、あ゛っ!!!!!!」

そしてまだ地獄が続く。

にこ「あ あ゛ああああ……!!!お゛く゛ぇぇぇぇぇぇ!!」

ミキサーが壊れたら交換。その都度鋭い痛みがにこを襲う。

にこ「け゛ほ゛、あ゛あ゛、こ゛ほ゛っ、!!!!」

二の腕付近の止血帯を付けた所まで終わり、体を吐瀉物等で汚し、
両方の二の腕からは筋繊維や骨をむき出しにした凄まじい地獄絵図を作り上げて
ことりが満足そうにため息をついた。

ことり「流石にオピオイドはやりすぎたかな?ニコちゃん死んでるかもしれないけど。これはこれで満足だし。」

無数のミキサーからぐちゃりとミンチになった‘にこのジュース’を掻き出すと
スプーンに乗せて穂乃果に差し出した。

ことり「ほら、テープはがしてあげたから。あ~ん。」

穂乃果「……。」

ことり「あ~ん!」

穂乃果「……。」

ことり「あーん!!」

穂乃果「……。」

ことり「口をあけなさい!!」

穂乃果「……。」

ことり「あ け な さ い !」

左手で無理やり口を開かせると押し込むようにして入れ込んだ。

穂乃果「……。」

無言で飲み込むと涙が頬をつたった。

ことり「そんなにおいしかった?それじゃ、メインだよ。」

そのまま皿に盛りつけられたパンと肉だけのシンプルなハンバーガーが出てきた。

ことり「ちょっと冷めたけど穂乃果ちゃんの好きなものを二つ合わせてみたすぺしゃるなご飯です!」

そんなセリフを無視してブツブツと何かを呟きはじめた。

穂乃果「……かった。」

ことり「えっ?なに?」

穂乃果「こんなことになるなら黙って廃校になればよかった。」

ことり「私はこの今が最高に楽しいし、ハッピーだよ。」

穂乃果「ことりちゃんに出会わなければこんな悲惨なことを見なくて済んだかもしれない……。」

ことり「今の穂乃果ちゃんの顔はすごく素敵だけどそう言うこと言われるとさみしいな。」

穂乃果「そのハンバーガーの中身はどうせ真姫ちゃんなんでしょ?そんなの食べたくないよ。」

ことり「違うよ。」

穂乃果「うそだよ。だって真姫ちゃんをことりちゃんが追いかけたっきりだもん。」

ことり「真姫ちゃんは穂乃果ちゃんのメインにならないよ。」

穂乃果「じゃあメイン……、ってなに?」

ことり「食べたらわかるよ。」

口に突き付けられて仕方なしに小さく一口かじり、もそもそと口を動かした。

ことり「いい子だね穂乃果ちゃん。」

穂乃果「雪穂ぉ……。」

そうもらすと何も言わずにすすり泣き、
ことりの言葉に何も耳を傾けずに無心でそのハンバーガーを平らげた。

ことり「もうすぐ本番だから。穂乃果ちゃんまたね。」

食べ終わるのを見届けた後、ことりがにこと穂乃果を置き去りにしてすぐに出ていった。


その夜、穂乃果は声が枯れるほど号泣した。

一旦ここまでです。またお待ちください。

朝日が昇り、ことりは希が連れて行かれて部屋を探していた。
広間や部屋を巡り、たどり着いた部屋からはすえた吐き気を催す臭いが立ち込めていた。

ことり「おはよ。希ちゃん。」

希「…………。」

ことり「嬲られて完全にいかれちゃったね。」

裸で床に転がっていた希は乾いた精液にまみれ、体中が腫れあがり、
下半身から血や排泄物を垂れ流した後がハッキリ見えた。
ことりが抜いたほかにも前歯がなくなっていた。

指先ににこの肉片をつけて口元に当てると力なくしゃぶりついた。
そして舐めとると虚ろな目でことりを見た。

希「ことりちゃん……、お願い。たふけて……。」

ことりに向けて手を伸ばすがことりが手を取る事を
拒否されて叩き落とされた。希の目が曇り、生気を失った。

希「えっ……。」

求めた希望から全てを拒否されたかのような顔であった。

ことり「希ちゃん。今が一番のいい顔だよ。」

ことり「ごめんね。もう時間がないの。だから希ちゃん。」

希「やだ……。たふけて……。」

ことり「そろそろ明日の準備が始まるから楽しかったここはもうおしまいだよ。」

希「……?」

ことり「気にしないで、希ちゃんにはこのまま静かに死んでもらうからね。」

希「てぃにたくないよ……。」

ことり「大丈夫。さあ、これ飲んで。」

手元に小さなカプセルを取り出して希の口元に運んだ。
もちろん拒もうとしたが前歯がない分容易に入り込んでしまった。
吐きだそうとするがことりの手が口を塞ぎ、
そのままカプセルが溶けて口の中できつい苦みと酸味が広がった。

ことり「そろそろかな、それじゃ希ちゃん。今までありがとう。明日を楽しみにしてるよ。」

そう言い残して男たちに指示を飛ばして遺体の搬出を任せた。




ことりが重たげに袋をもちながら穂乃果の部屋にやってきた。

ことり「おはよ。穂乃果ちゃん!」

穂乃果「……。」

縛っていた縄をほどき始めながら声をかけた。

ことり「穂乃果ちゃん目の周りが真っ赤だよ?」

穂乃果「さっきニコちゃんがママ、ママってすすり泣きながら死んでいったよ……。」

ことり「それにひどい声。どうしたの?」

穂乃果「もう沢山だよ……。」

ことり「昨日のハンバーガーはおいしかったでしょ?」

穂乃果「……。」

ことり「昨日の材料もってきたよ。穂乃果ちゃんが見つかったって
    言ったらついてきちゃうんだもん。穂乃果ちゃんでやってみたいことは
    ほとんどやれたから満足だし。お姉ちゃんに食べてもらえて本望だろうね。」

手元の袋から出てきたのは雪穂の生首であった。
それと同時に穂乃果が青ざめて体中が震えだした。

穂乃果「わ、わた、私……、雪穂を……雪穂を食べちゃったんだ……。」

穂乃果「ゆ……ゆ、ゆゆ……う゛ぇっ!!」

穂乃果の中にあった希望が一つ断たれた。
顔を強ばらせて、頬に右手を差し伸べた。

冷たい。

この時、ことりは少し離れて姉妹の最期に二人だけの空間を作ってあげた。
穂乃果の呼吸は次第に荒々しくなり、体はブルブルとより震えた。

穂乃果「いやっ……、雪穂、雪穂!笑ってよ!!穂乃果怖いよ!!いつもみたいに叱ってよ!!!」

穂乃果「穂乃果が、穂乃果がしっかりして無いせいで、う゛わ゛ああああああああああ!!」

穂乃果「いや゛ぁっ!!ゆき゛ほっ!起き゛て゛よ!!一人にしないでよ!!!」

穂乃果「ひっぐぅ、うぅぅっ!!!や゛た゛ああああっ!!!!」

ことり「最強にすごくいい顔してる。」

目を見開き、体を震わせてまた枯れた声で泣き、
自責をする姿を見てことりは興奮するような快楽に陥っていた。
男からの報告の電話があるまでは。

ことり「もう、今最高にいい瞬間を見ているのに。」

ことり「あ、もう準備できたの。じゃあ学校に行く前に証拠隠滅しないとね。」

その頃、世間ではラブライブを優勝したスクールアイドルのリーダー失踪事件を
トップニュースで報道が始まったばかりであった。

ことり「事件でいい感じに盛り上がるだろうね。さあ、穂乃果ちゃん。時間だよ。」

穂乃果に麻酔を打ち込むと暫くして雪穂を手放しそのまま眠りに落ちていった。
ことりと男達で延々と灯油を撒く作業が終わり、火を放つ。
そこから離れ、学院に向けてトラックが動き出した。

ここまで。多分最後の書き溜めに入ります。もう少しお付き合いお願いします。

出来れば全部終わってから本編でやらなかったシーンやって欲しいな

夜が明け始めたばかりの学院のシャワールームでは遺体と2人を洗う作業が行われていた。

ことり「早くしてよ!穂乃果ちゃんは私が洗ってるから特に希ちゃんはしっかり洗っておいて!」

海未「うっ……。」

男1「意識が戻ったのか。まともな治療ができていればよかったが今はまだ静かにしてくれ。」

海未が静かに頷いて、男に身を委ねた。

ことり「みんなにお化粧しなくちゃね。穂乃果ちゃん。これからのライブは史上最高のものになるよ。」

穂乃果「……。」

一通り体を洗い終えると衣装を着せてまず部室に運び込む。

ことり「もうすぐみんなとお別れだけど最後に最高の顔が見れたよ。」

全員を座らせると自らも着席すると静かに微笑み、一人一人に話しかけ始めた。
誰も喋らず、静かな部室にはハタから見れば異様な光景も彼女にとっては至福のひと時である。

ことり「ねえ、目を抉られる前に言ったよね?絶対に花陽ちゃんの事裏切らないって。でもあれ嘘だったよね?
    ニコちゃんもだったけど私の声で簡単に洗脳されちゃうなんて本当に純粋だったね。」

ことり「そうそう、いっつもニコちゃんにワシワシしてたけど、いざ自分が襲われた時
    どうだった?連れて行かれる時の最後に見たあの顔は二度と忘れられないよ。」

ことり「あの後だけど絶対に私のこと殺そうとしてたよね?ふふ、そんな嘘言わなくていいんだよ。
    あの掴みかかり方はどう見ても本気で殺しにかかってたもん。」

ことり「クールな甘えん坊さんがあそこまで泣きわめく姿……、
ホントに最高だったよ。また見たいな。」

ことり「それで妹だけであそこまで簡単に壊れるなんて信じられなかったけど、よっぽど心の支えだったのかな?」

ことり「ホントに最後まで信じて絶望しなかったのはホント残念だけどすごかったよ。
    今度コツとか教えてくれる?」

ことり「海未ちゃん。これでもうすぐお別れだよ。みんなにバイバイしよっか?終わったら私と一緒に暮らそうね。」

ことり「穂乃果ちゃんもほら、準備して。そろそろ薬がきれるんだから。」

穂乃果「……。」

ことり「……。」

数分間の沈黙のあと男たちを呼び出した。

ことり「みんなをステージに運んでおいてね。私は式場に向かうから。」

ことりが姿を消した後、海未が静かに目を開き、
男からもらった鎮痛剤を飲むと部室の奥にフラフラと向かっていった。

卒業式当日、臨時職員会議になるほど各報道機関が押し寄せるほどの大騒ぎとなり、一時騒然となった。
華やかな門出の席で暗く沈んだ生徒、教員たちが粛々と式を進めていた。

理事長「本日の送辞、答辞はみなさんご存知の通りですが……、
    元生徒会長の絢瀬さんと生徒会長の高坂さん、さらにμ'sのメンバーが行方不明になっています。
    ですので送辞を理事長が代理で……。」
 
舞台袖から唐突にカツカツと靴を鳴らし、衣装を身にまとったことりが出てきた。

理事長「こ、ことり!!留学に行ったんじゃ、その格好はどうしたのよ!!」

ことり「理事長、私からみんなに大事なお話があるの。ちょっといいかな?」

理事長「え、ちょっと待ちなさい。いったいどういう事か説明してくれる?」

ことり「いいからマイク借りるよ。」

おもむろにマイクをスタンドから外す。

ことり「みなさん!ここ最近テレビで私たちがよく取り上げられてますが大事な発表があります!」

ことりの登場にざわめく会場をよそに話を続けた。

ことり「出発地点である講堂でこの式が終わった後にお待ちしてます。」

ただそう言い残すとことりは足早に会場から去って行った。
もちろんその後ざわめきが続き式どころではなく、中断されるように終わってしまった。

ことり「皆さん。お集まりありがとうございます。」

生徒、教員が詰め寄せたが、席に座る者は一人もいなかった。

ことり「今日は解散するμ'sの最後のライブを披露したいと思っています。」

後ろにある大きな垂れ幕を引き落とすとざわめきが消え、
瞬間的な沈黙を持たせた後にすぐに悲鳴と狂気の世界に変わった。
スタンドで無理やり立たされた8人がことりと同じ衣装を纏っているが
手元に首があったり、体中に欠損があることがはっきり見えて
あからさまに死んでいるとわかる状態であった。

ことり「みんなのこの姿、あの表情、この声。」

教員が慌てて講壇に駆け寄ってきたが、ことりの手元にはナイフが握りしめられていた。

ことり「先生でもこれ以上近づくなら容赦しません!大好きなみんながいる
    私の求めてきた世界がここにあるんだから!!絶対にぜった……っあれ……。」

海未「ハァ……、ハァ……。」

ことり「うそ。海未ちゃん生きてただなんて。
    なんで教えてくれなかったの?
    それならばもっともっと楽しみたかっ……うぐぁっ!!」

後ろから突き刺した包丁を渾身の力で捻り、内臓を一気に破壊する。それと同時に鮮血が噴き出した。

先生「園田!!お前何やってるんだ!!」「南大丈夫か!」「早く警察と救急車を。」

ことり「白い衣装が真っ赤になっちゃった……。自分の姿を見れないってつまらないんだよね。」

海未「ことり……今までありがとうございました。そして、もう二度と
   みんなや穂乃果をこんな目に合わせないようにここでケリをつけます。」

包丁を抜き取ると同時に教員たちに海未とことりが取り押さえられた。

ことり「どう私死んじゃうよ。穂乃果ちゃん。
    悲しんでくれるかな?いい顔してくれてるかな?
    ……穂乃果ちゃん。海未ちゃん、みんな大好きだよ。」

ことり(寒い……。すごく寒い……。これが死ぬ手前なんだ。ほら穂乃果ちゃん。
    しっかり見て、最後に私の一番好きな顔して……。)

--------------------



海未「穂乃果。元気にしてましたか?」

穂乃果「……。」

事件から暫く経ち、μ's関連の報道も次第に収まり肉体の傷も癒えた。
裁判等に関してはことりと男達の所業が明らかになり、海未の行動は極限状態にあったとして罪に問われなかった。
学院は理事長交代という話以前に廃校が確定し、
在学生や入学予定だった生徒たちも急遽他校への編入をする異常事態に陥ったりもした。

海未「早く穂乃果も学校に戻れるといいですね。」

穂乃果「……。」

海未「雪穂も……。」

穂乃果「雪穂!!雪穂!!」

雪穂の名前を出すと定まらない視点で唸るような声しか上げないのに
この名前を聞くと覚醒したかのようにベッドから飛び出してくる。
今の彼女に対して禁句であった。

穂乃果「雪穂!!どこ!?どこにいるの!?返事して!!」

海未「穂乃果!!落ち着いて下さい!!雪穂はもういないんです!!」

海未「穂乃果!!いつものあなたに戻ってくださいよ……。あの明るくて太陽のようだったあなたに……。」

穂乃果「雪穂!!海未ちゃん!!雪穂どこ!?」

久しぶりに呼んでくれた名前もこういう時しか発してくれない。
暴れる穂乃果を押さえつけるように抱きしめて落ち着かせようと泣きながら噛み合わない会話を続けた。

それからかなりの時間が経った。
穂乃果も精神が落ち着き始め、成人を迎えた。そしてある日、国際便で荷物が届いた。

海未「差出人が分かりませんが……。」

開けると小さな箱と手紙が入っていた。
手紙を見た瞬間に箱を落とした。

落ちた箱からは白く干からびた穂乃果の指が綿にくるまれていた。
あの数年前の恐怖が一瞬にして蘇り、海未は恐怖にその場に崩れて恐怖に泣きだした。



[大好きな海未ちゃん穂乃果ちゃんへ 大切にしていたモノをお返しします。今度、迎えに行きます。]



これにて終了でございます。長い期間お付き合いいただいた方ありがとうございました。
一人でも楽しんでいただけたのであるのなら幸いに思います。

初SSで初長編と言う勢いに任せたモノを書き、色々なSSを書いている人の苦労がよくわかりました。
各所での叱咤激励 本当に励みになりました。 

あと>>238様に関しては今後書く気力があった時に書かせていただければと思いますので、HTML化依頼を少し遅らせていただきます。
一応プロット上では
ことりが穂乃果の様子を見に来たら目の前で縄をほどいているところを発見
凛をだましてコウノトリにかけて執拗に言葉と薔薇鞭で責める。それでも反抗する凛から目をえぐり取る。
と、なってました。ただ時間軸の動かし方がまだよくわかってなかったので箇条書きのことりの説明になりました。

それでは今後もちょくちょくSSを書いていきたいと思います。
改めて最後まで読んでくれた皆様に謝辞を。

穂乃果が行方不明になって2日目の昼過ぎ



凛は自分の秘密基地で考え事をするために向かい、
とぼとぼと歩きながら顎に指を当て空を見上げた。

凛「穂乃果ちゃんがどこに行ったか考えてみたけど、
  やっぱり何かおかしいよ。あそこなら何か閃くかもしれない。」

キョロキョロと周りを見回すと

凛「よし。」

正面の扉ではなく焼き炉の調整室の扉からこっそりと入って行った。

凛「よし、とうちゃー……っ!!」

ガタっと音を立て、立てつけの悪い扉を開くと普段は無かった窓が板で打ちつけられていた。
仕方なしに携帯のフラッシュで照らすと暗くうっすらと見える目の前には
意識を失って縛られている穂乃果が目の前にあった。

凛「なんで、なんでなんでここに!!って解いてあげなくちゃ!!」

凛「穂乃果ちゃん!今解くからね。がんばって!目を覚まして!」

声をかけるがうんともすんとも言わない穂乃果をゆすり、起こそうと試みるが全く反応がない。

凛「あーもう!これどうやって結んであるの!?」

携帯を口に咥えながら縄と悪戦苦闘すること10分程経った時に
静かに入ってきた一人にも全く気が付く事が無かった。

「りーんちゃん。」

凛「誰!?」

ことり「じゃーん、私だよ。」

凛「どうしてことりちゃんがここに。」

ことり「だって凛ちゃんがここに入ったのが見えたからね。」

凛「そっか!ことりちゃん。とにかく穂乃果ちゃんを一緒に……いぐぁっ!!。」

後ろを振り返った凛の首筋に注射器が刺さり、そのままふらふらと意識を失っていった。

凛「う……ん……。あれ?」

コウノトリで拘束され、身動きできない状態に違和感を覚えた。

コウノトリ自体は基本的には体育座りのような格好で拘束され体を大きく曲げる為、
伸ばすことも縮めることもできなくなる。
活発なまさに凛のような娘にはとてつもない精神に苦痛を与え、
血行が悪くなるのと同時に呼吸器を圧迫するので
徐々に酸欠に近い状態にさせることもできる代物である。

更に目と耳を塞がれて自分の叫ぶ声も聞こえず、まさに暗黒状態でパニックを起こしていた。

凛「わああああああああああ!!だれかあああああああ!!」

体を動かそうと必死にもがき、しっかり聞き取れない声を確認しようとして大声を出す。

5時間後
意識が朦朧とし、呼吸が浅くなった。さらに拘束されて動かせない関節の節々に
ジワリと押し込まれるような痛みを感じていた。

凛「ふぅ……、ふぅ……。」

ことり「あ、凛ちゃん。元気?」

純粋に楽しむような目で凛を見下ろしながら耳の詰め物を引き抜いた。

凛「助けて……。」

ことり「やだよ。」

凛「かよちん……。」

枯れた声でボソボソと独り言をつぶやく凛を見て無視されたことにイラついた様子で

凛「いたっ!」

ことり「花陽ちゃんがいるから凛ちゃんがこんなことになるんだよ!」

全くを持って根も葉もないことを吐きなが背中を強く叩いた。
更に続けて何度も何度も叩き根も葉もない花陽に対する憎悪を吐き、暴力を浴びせ続けた。

体中が腫れあがり、失禁をしながらもかよちんは関係ないと
うめく凛に業を煮やしたことりが薔薇鞭を取り出して

凛「い゙ぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

躊躇なく凛の肉を抉った。

ことり「ほら、花陽ちゃんはどんなに呼んでも助けに来ない悪い子なんだよ。」

凛「……かよちんは、そんなんじゃな……い゙だあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」

執拗に肉を抉り、深く切り傷を受けても凛はとにかく花陽の擁護に回った。

ことり「もう怒った。それ以上いうならこうだよ!」

手元にスプーンを取りだすと倒れている凛の頭を
思いっきり押さえて眼球と頭蓋骨の隙間に容赦なく入れ込んだ。

凛「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ああああああああああ!!!!!!」

ことりも聞いた事が無いとてつもない断末魔を上げて体をよじさせるが
深く突き刺さったスプーンは抜ける事が無く一緒に動いた。
そして完全に凛は意識を失っていたが気にすることなく笑いをこぼしながら
ことりがこの光景を楽しそうにぐりぐりと肉を剥しにかかっていた。

スプーンを一周させ、強く押し上げるとポンと肉片が付いたまま飛び出して伸びきった視神経でぶら下がる。
それを切り取り、眺めて一舐めすると満足げにほほ笑んだ。

ことり「きれいだよ。凛ちゃん。意外としぶとかったけどやっと取れたね。さて、止血してお化粧しなくちゃ。」

凛をコウノトリから解放すると箱に入れて凛を引きずり、穂乃果のいる部屋に運んだ。



そして凛が意識を取り戻したのは次の日、脇腹に包丁が刺された瞬間であった。

ちょっと短めになりましたが 凛パートはこんな感じでした。
そのうち雪穂は書きたいと思ってます。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月11日 (月) 02:00:36   ID: hODRRRko

かなり悲惨でファンの方には申し訳ないけど、
1つの作品として、しっかりと
最後まで書き上げてほしい。

2 :  SS好きの774さん   2014年08月15日 (金) 13:26:32   ID: 8ksUUp-0

5人の焼肉(意味深)

3 :  SS好きの774さん   2014年08月15日 (金) 18:21:38   ID: BV4CY1Sf

なんかつまんなくない、好きなジャンルではあるけどあんまり引かれないな…今のところ誰か死んだ?

4 :  SS好きの774さん   2014年08月21日 (木) 16:00:47   ID: G0IuDHHZ

こんなの書ける俺凄いでしょ?ドヤァ

5 :  SS好きの774さん   2014年08月21日 (木) 22:28:51   ID: YxSyuk22

なんかこういうのは見てて辛いな。
爪剥がしはひぐらしで見た時のトラウマがまたきた

6 :  SS好きの774さん   2014年09月28日 (日) 14:59:18   ID: Opak3EQS

糞鳥死ねよまじで屑だなこいつ

7 :  SS好きの774さん   2014年10月02日 (木) 22:21:11   ID: OwMDmwz9

4がうぜー

8 :  SS好きの774さん   2014年10月19日 (日) 22:43:02   ID: BtVH_vWt

読んでて辛いな
ことりちゃんに関しては数週間ぐらい立ち直れそうにないわ

9 :  SS好きの774さん   2014年10月29日 (水) 23:37:49   ID: oVkB492N

生きてるのは、ほのうみのぞにこだよな。希も死んじゃうのかな。性格良さげな男が助けてくれないかなー。何人かは残ってほしい。

10 :  SS好きの774さん   2014年11月18日 (火) 16:12:33   ID: 6OjIxvfd

4氏ねよwwwwwwwwww

11 :  SS好きの774さん   2014年11月25日 (火) 19:24:15   ID: WFLUjmO5

頭大丈夫か、精神科行くことオススメするぞ犯罪者予備軍

12 :  SS好きの774さん   2014年11月27日 (木) 21:05:36   ID: MnYiEWMB

この>>1歴低学だよ

13 :  SS好きの774さん   2014年12月23日 (火) 02:15:40   ID: 08LRQtqV

すごいバッシングうけてるけど
自分は好きです!
たまにはこういう狂った作品もいいよね

14 :  SS好きの774さん   2015年05月12日 (火) 21:51:55   ID: 9xFsfO1A

なんかこう終わらない夏休みに近いものを感じる

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