八幡「アタシはぼっちよりもビッチになりたかったのよ!」 (251)

静「君はあれだな、実に自分に正直な人間なんだろう」

八幡「もちろんよ?いつかイイ男を捕まえて歌舞伎町の二丁目で幸せに暮らしたいの!」

静「男が化粧をすることもやたらと凝ったネイルアートをすることも許そう、しかし君のその死んだ魚のような瞳にラメを
振り撒くのは個人的にやめて欲しい」

八幡「何なら女子の制服も着てきましょうか?」

静「やめてくれ!」

八幡「冗談よ、アタシにだって常識はあるわよ」

静「ものは相談なんだが」

八幡「なによ改まって」

静「いや、私もイイ男が捕まらなくてな、時間があるものだからテレビをよく見るんだが、どうも君のようなタイプの人種は
相談ごとに向いていそうでな」

八幡「まあそうよねえ、基本的にアタシみたいのは普通の人から見れば別の生き物だし、結構オープンに話してくれるらしいわね、アタシはすんごい
避けられてるけど」

静「私が顧問をしている奉仕部という部活があってな」

八幡「それがなによ」

静「君に相談役をしてもらいたいんだ」

八幡「嫌よ」

静「そういうとは思っていた!だが考えてみろ、君のように本当の自分を曝け出せずに苦悩している生徒も
いるんじゃないか?」

八幡「やるわ、部室はどこ?アタシの未来のアダムはどこ!?」

静「付いて来たまえ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406307387

雪乃「・・・・・」ペラッ

静「新入部員を連れてきたぞ」

雪乃「何度も言っていますがノックをしてください」

八幡「そうよ、静ちゃんホントジェラシーないわね」

雪乃「・・・・その色々凄まじい人は・・・・?」

八幡「アタシ?なんか静ちゃんに言いくるめられて連れてこられたのよ」

雪乃「そ、そう・・・・」

静「まあそういうことだ、後は任せたぞ雪ノ下」

雪乃「え」

八幡「行ったわね」

雪乃「そうね・・・・」

八幡「座るわよ」

雪乃「ど、どうぞ・・・」

八幡「奉仕部、って聞いたんだけど何するのよ?」

雪乃「生徒の悩みや抱えている問題の解決に導く活動よ」

八幡「なるほどそういうことね」

雪乃「それにしても、あなたのその言葉遣い・・・・」

八幡「ああこれ?アタシオネエってやつなのよ、気持ち悪いでしょうけど慣れたら大丈夫だと思うわ」

雪乃「確かに気持ち悪いわね」

八幡「あんた正直ねえ、そういう子好きよ?友達にならない?」

雪乃「お断りするわ」

八幡「あら、男にフラれるのは慣れてるけど女にまでフラれるなんていよいよアタシもおすぎ・ピーコ姐さん
に追いついたのかしら?」

結衣「さっき平塚先生に聞いて来たんですけど奉仕部ですか?・・・・ヒッキー!?」

八幡「あらいらっしゃい、あんたアタシと同じクラスよね?」

雪乃「気の毒に」

八幡「あんたさっきからマツコ姐さんより毒吐くわね!」

結衣「あー、やっぱガチの人なんだ・・・・」

八幡「そうよ~?男色ディーノとか大好きなんだから」

結衣「あ、あははははは・・・・」

八幡「それよりもあんた、何か用があって来たんでしょ?さっさと話しなさいよ」

結衣「えっとね、かくかくしかじか」

八幡「お世話になった人にクッキーを作ってあげたいですって?」

雪乃「あなたの友達に頼めばいいのではないかしら?」

あらごめんなさい

八幡「そうよ、静ちゃんホントジェラシーないわね」 ×

八幡「そうよ、静ちゃんホントデリカシーないわね」○

だったわね

結衣「まあ、ちょっとみんなの性格を考えると難しいといいますか・・・あはは」

八幡「薄い人間関係ね~」

雪乃「あなたの場合薄い濃い以前の問題よね」

八幡「そうなのよ~イイ男皆彼女いるのよ~」

雪乃「では、家庭科室に行きましょう」

移動後

八幡「こういうお菓子作りは計量が命なの!」

雪乃「私も作っておくわね」

結衣「う・・・難しい」

チーン☆

八幡「どう?アタシのクッキー、自信作よ」

雪乃「私の方が美味しいでしょう?」

結衣「・・・・」サクサク

八幡「どっちが美味しいのよ?」

雪乃「由比ヶ浜さん」

結衣「・・・・こ、今回はヒッキー!」

雪乃「そんな・・・・!」

八幡「バーカバーカ!胃袋もつかめねえのに男なんざ引っかかるかってんだ!こちとら死に物狂いで家事やっとんじゃ!気合いが違うわ気合いが!」

雪乃「覚えてなさい・・・・」

結衣「雪ノ下さんのクッキーも美味しかったんだけどね!あたしチョコ入ってるやつ好きだし!」アセアセ

雪乃「慰めないでちょうだい、本気で悔しいの」

結衣「ご、ごめん・・・」

八幡「今回はアタシが教えたげるわね」

結衣「むむむ・・・・」

八幡「そう、そうよ、アレンジなんて基本を覚えてからすることなの、最初は基本に忠実にしなさい」

雪乃(凄まじく教え上手ね・・・・)

八幡「さっき言ってたお世話になった人って男でしょ?」

結衣「う、うん、ちょっと残念な人だけど、恩人なんだよ」

八幡「きっと喜ぶわよ、あんたはアタシと違ってちゃんとした女なんだし、そんなでっかい乳してたら大体の男はイチコロよ?」

結衣「それは無いんじゃないかな?」

八幡「もっと自信持ちなさいよ、情けないわね」

チーン☆

結衣「で、出来た!」

雪乃/結衣/八幡「・・・・」サクサク

八幡「初めてにしては上出来ね」サクサク

雪乃「美味しいわ由比ヶ浜さん」サクサク

結衣「あたしがこんな美味しいクッキー焼けるなんて・・・・ありがとうヒッキー雪ノ下さん!」

八幡「お礼はその人に渡した後にしなさい」

雪乃「これなら渡しても問題ないわ」

結衣「ううん、最初に二人のクッキー食べたら自信無くなっちゃった」

雪乃「なら練習あるのみね」

八幡「まあ、出来るだけいいものを渡したい気持ちは分かるわね」

面白いw面白いけども、>>1の『歌舞伎町の二丁目で』だけは間違っているわ。
歌舞伎町と二丁目は別物。ディズニーランドとディズニーシーみたいに、別物。
新宿区歌舞伎町と新宿区新宿二丁目、住所も違うのよ。

一度二丁目に来てみるといいわ!

予想以上に盛り上がっててびっくりしたわよ!

>>24教えてくれてあ・り・が・と・う♡

八幡「一件落着ね~」

雪乃「手腕は認めるのだけれど、やはりあなたのドギツさには戸惑うわね」

八幡「なによ、人の事妖怪みたいに言わないでよ!傷つくじゃないの」

雪乃「由比ヶ浜さんももう来ないでしょうね」

八幡「そうね、きっともう少し頑張ってハートを射止めて・・・・はっ!?アタシとしたことが敵に塩を送るような真似を!」

雪乃「そういえばそういうことになるのよね」

八幡「チクショウあんの乳牛があああああ!アタシのロミオとアダムがああああああああああ!」

雪乃「そのケがあるならきっと由比ヶ浜さんは失敗するんじゃないかしら?」

八幡「あら、雪乃ちゃんの言うとおりね。ということは失敗してくれたらアタシが・・・・」ジュルリ

雪乃(おぞましいわね)

翌日

結衣「ヒッキー!」トテトテ

八幡「あらどうしたの?」

結衣「お礼あげる!」つクッキー

八幡「あら~、丁度小腹がすいてたのよ助かるわ~」サクサク

結衣「ど、どうかな・・・?」

八幡「ホントあんたが男なら今すぐにでも襲っちゃいたい位の出来よ」サクサク

結衣「複雑すぎる!」

八幡「うふふふ、渡す決心はついたの?」

結衣「しばらく二人に味見役してもらいたくて」

八幡「雪乃ちゃんがどういうか次第ね~、あの子が部長なんだから」

奉仕部

雪乃「適量でたまにであれば構わないのだけれど」

八幡「毎日クッキーつまむのは辛いものね」

結衣「ありがと!ゆきのん!ヒッキー!」

雪乃「ゆきのん・・・」

八幡「どういたしまして」

結衣「どうしたのゆきのん?」

八幡「あんた変なあだ名つけるの好きね~」

結衣「いいじゃんゆきのんって可愛くない?」

八幡「確かに可愛いわね」

別の日

雪乃/結衣「・・・・」

八幡「どしたの?部室の前でコソコソして」

雪乃/結衣「!」ビクゥ!

八幡「なによ二人して?」

雪乃「不審者が部室にいて・・・」

結衣「ほらあそこ」

材木座「・・・・」バサバサ

八幡「あらムチムチね、鍛えさせたらディーノ様みたいなガチムチになれるわね」

雪乃「何か用がありそうなら聞いてあげてくれないかしら?」

結衣「お願いヒッキー」

八幡「しょうがないわね~、おーい!そこのムチムチちゃ~ん?」

材木座「待っていたぞ!八幡!」

八幡「あら、あんたたまに体育で一緒になるムチムチちゃんじゃないの」

雪乃「知り合いなのかしら?」

結衣「ムチムチ・・・・なるほど!」

材木座「うむ!八幡とは前世よりかねてからの戦友なのである!」

八幡「何というかアタシとは違った方向にイタイわねあんた」

雪乃「それよりも、何か依頼なのではないのかしら?」

材木座「うむかくかくしかじか」

ごめんなさい、少し友達に呼ばれてラーメン食べに行くことになったのよ、で、明日は朝から劇に出るからちょっと更新できないかも知れないわ。許して頂戴ね!

ただいま帰ったわよ!劇は大成功だったわ、更新が遅れてごめんなさいね

八幡「ライトノベルねえ、あんた物書き目指してんのね、知らなかったわ」

材木座「うむ、感想ができるだけほしいのだ」

雪乃「読んでみましょう」

結衣「あたしも読むの?」

八幡「あんたこないだ入部手続してたでしょ」

結衣「とほほ・・・」

読後

材木座「どうでしたか・・・?」ソワソワ

八幡「つまんない、これならバディとかGメンとか読んでた方が一万倍有意義ね」

雪乃「ルビもあり得ない使い方で、何が何やら分からないわ」

結衣「眠い」

材木座「」チーン

八幡「難しいこと並べりゃいいってもんじゃないのよ」

雪乃「五十音を駆使してここまでつまらないのは読む人に失礼ではないかしら?」

結衣「お腹空いた」サクサク

材木座「うううう・・・・」プルプル

八幡「アタシね、こんなんだから結構ボロクソ言われたりするのよね、だけどあんたイタイ奴だしこの文章も酷いもんだけど

あんただけはアタシを差別せずに接してくれる根性については買ってるのよ?」

材木座「ううう・・・八幡」

八幡「男なら出来るまでやれや!やりたいことをめげずにやらねえなんざテメエそれでも金玉ついてんのか!?おお!?」

雪乃/結衣「・・・・」

材木座「わ、分かった!やる!こうなればとことんやってやる!」

八幡「そうそう、その意気よ、アタシとそこの雪乃ちゃんは国語の成績もいいし、何なら顧問の静ちゃんも国語教師だし

連れて来て見てあげるから頑張んなさい」

材木座「分かった!また持ってくる!材木座先生の次回作にご期待ください!」

八幡「ま~た仕事が増えたわね」

雪乃「あなた、ちゃんと性別に則った話し方できるのね」

結衣「そういえばクッキーの作り方教えてくれた時もだったね」

八幡「理屈じゃないのよ、『男』ってやつは」

皆さん申し訳ない、数日前に10余年飼ってた猫が死んで、何もする気力がおきませんでした。
やっと精神的に折り合いがついたので続き書いていく。

数日後

八幡(ダンスィ達を眺めながらのご飯もいいけど、オカズがどっちか分かんなくなるのよね)ムシャムシャ

結衣「ヒッキーじゃん、どしたのこんなとこで?」

八幡「あら結衣じゃないの、あんたこそどうしたのよ」

結衣「あたしは罰ゲーム」

八幡「いくら同じ部活のよしみでも怒るわよ?」ギロッ

結衣「ちちちち違うし!ゆきのんとジャンケンして負けたからジュース買いに来ただけだし!」アセアセ

八幡「あらごめんなさい、勘違いしちゃったわ」ケロッ

結衣「恐かったよ~」ウルウル

八幡「ごめんね結衣、ちょっと昔のトラウマが出てきちゃって」

結衣「ヒッキーのバカ~・・・」ポカポカ

「由比ヶ浜さん?」

結衣「さいちゃん?」

戸塚「やっぱり由比ヶ浜さんだ!比企谷君もいるんだね」

八幡「誰よあんた?乳無いけど可愛い女の子ね」

結衣「彩ちゃんは男の子だよ?」

八幡「え?」

戸塚「うん、ぼく、男の子、です」

八幡「・・・・・マジで?」

結衣/戸塚「うん」

八幡(こ、これは運命の出会い!?/////////////////////)キュンッ!

戸塚「どうしたの比企谷君?」ズイッ

八幡「あう、あの、その・・・・・・・・・」//////////////////////////////

結衣「さ、さすがガチの人・・・!」

戸塚「?」

結衣「ちょっとヒッキー変わった人だから落ち着くまで待ったげようね?ね?」

戸塚「うん!」ニコッ!

八幡「ぐふっ!」ブバアアアアアアアアアア!(だ、ダメ!可愛すぎて鼻血が!)ドバドバ!

戸塚「どうしたの!?」

中略

八幡「ごめんなさいねえ、取り乱しちゃって」フキフキ

結衣(すんごい女子力の高いハンカチ!?)

戸塚「そういえば比企谷君、テニス上手だよね!」

結衣「え?そうなの?毒蛾みたいなのに?」

八幡「誰が毒蛾よ!お蝶夫人とお呼び!」

結衣「いや、誰だし」

戸塚「フォームも綺麗でスピードもパワーもすごいんだよ」

結衣「そーなのかー」

戸塚「テニス部入らない?」

>>1
書いてくれるのは嬉しいが無理する事はないぜ?

無理するなよ
きっといいことあるさ

>>114>>115
ありがとうございます、気を紛らわせるのを兼ねて少し書きます。

八幡「それもイイかもしれないわね」

結衣「ハイストップヒッキー、今の奉仕部の部長に聞いてから決めようね?」

八幡「嫌よ、雪乃ちゃんに聞いたらノーって言われるに決まってるわ!」

結衣「もしもしゆきのん?あのね、ヒッキーがテニス部入るとか言い出してさー、え?連れて来て?分かったー」

八幡「チクショウ!」

戸塚「?」

奉仕部

雪乃「答えはもちろんノーよ」ニコニコ

結衣「だよねー」

八幡「静ちゃんの口車よりも確実にアダムを、ロミオを見つけられるチャンスだったのに・・・」シクシク

雪乃「戸塚君、彼をテニス部に入れることは、メリットよりもデメリットの方が多いわよ」

戸塚「どうして?」

結衣「ちょっとヒッキーあれだし・・・」

雪乃「知らないことが幸せに繋がることもあるということよ」

戸塚「?」

八幡「まーあれね、どっちにしろそこのまな板がダメって言ってるから無理よ」

雪乃「・・・・」ジロッ

八幡「結衣といい静ちゃんといい、山がそびえ立ってんのに平原が

雪乃「黙りなさい」ゴゴゴゴゴ

八幡「仕方ないわねー」ヤレヤレ

結衣「それならさいちゃんが強くなればいいじゃん!」

八幡/雪乃「その手があったわね」

戸塚育成計画

八幡「15~16にもなってくると体の柔軟さを維持するにはそれなりの運動量が必要なのよ

体が硬いとケガの原因にもなるわね、だから柔軟から始めるわよ!」

戸塚「はい!」

雪乃「どうしてあのドギツさでまともなことを言うのかしら・・・」

結衣「ねー」

八幡「ケガをすれば練習が遅れるわ、練習が遅れると実力を身に着けるのが遅れるの、実力を身に着けるのが遅れるともう高校の内では手遅れよ!気を引き締めなさい!」

戸塚「はい!」

雪乃「あのしゃべり方でなければ名コーチなのだけれど・・・・」

結衣「まああれがヒッキーなんだよ」

八幡「まだ硬いわ!」

中略

戸塚「はあはあ・・・」

八幡「休憩しましょう」

雪乃「はっ、私まで参加してしまっていたわ」

結衣「いいダイエットだこれ」ポカポカ

八幡「あんたたちまでやることないじゃないの」

雪乃「自慢ではないのだけれど、体力には自信がないわ、ちょうどいい運動よ」

結衣「あたしも似たようなもんかな」

八幡「まあいいわあんたたちも休んでなさい」

すみませんがここまでです

遅くなったわね、もう調子も戻ったからいつものノリで行くわよ!

戸塚「ふう・・・」フキフキ

八幡(何かしら?戸塚きゅんが汗を拭いてるだけなのに犯罪的にときめくわ・・・)

雪乃「比企谷君は何かスポーツをやっていたのかしら?随分と教え慣れていそうなのだけれど」

八幡「迸る汗!躍動する筋肉!そして時々ムチムチの肉汁!アタシからすれば天国なのよ!」ジュルリ

結衣「うわあ・・・」

戸塚「汗がどうしたの?」

八幡「何でもないわよ?さあ戸塚きゅんはアタシとラリーしましょ」

戸塚「うん!」

雪乃「毒蛾の毒牙・・・」

結衣「男なら何でもいいのかな・・・」

「テニスやってんじゃん、あーしらも混ぜてよ」

八幡「ああ?これ以上メスはお断り・・・・!?」

葉山「楽しそうだね、俺たちもやりたいんだけどいいかな?」

八幡(は、はははは隼人様ぁぁ!?)「くぁwせdrftgyふじこlp」///

優美子「な、何て言ったの?」

雪乃「さあ・・・」

結衣「出会っちゃいけない二人のパターンだこれ!」

戸塚「僕、練習でやってるから・・・・」

八幡「はっ!そうだったわね!戸塚きゅんの言う通りよ!ちゃんと手続きしてから来るのが筋ってもんよ!」

葉山「まあまあ、そう言わずにさ、ね?」キラッ☆

八幡「ぐっ!?」///

優美子「めんどーだしいいっしょ別に、あーし結構テニス強いし」

戸塚「え?そうなの?それなら一緒でいいよ!」

八幡「ちょおおおっと待ったあ!」

雪乃「何かしら?」

結衣「どうしたのヒッキー?」

八幡「あんたたちだけ楽しむのも癪だからあたしは戸塚きゅんと、金髪は葉山様とダブルスしなさい!それならここを使わせたげるわ」

葉山「葉山様・・・?」

優美子「まあそんくらいならいいけど」

雪乃「私たちが物凄く蚊帳の外なのだけれど」

結衣「今回は諦めて見守ろうねゆきのん」

雪乃「なんで私が審判を・・・」

八幡「あんたしかスコアつけられないでしょ」

結衣「あたしは確かにさっぱりだし」

葉山「僕ら四人は試合するわけだし」

戸塚「僕からでいいの?」

優美子「いいからさっさと打てし」

戸塚「やあ!」パコーン!

優美子「ふっ!」パコーン!

八幡「オラァッ!」パコーン!

葉山「せいっ!」パコーン!

結衣「一番掛け声が男らしいのがヒッキーなんて複雑だなあ」

しばらく打ち合って

葉山「優美子!危ない!」

八幡「ちょ・・・」

ガシャーン!

優美子「は、隼人・・・」///

うおおおおおおおおお!

雪乃「比企谷君の勝ち・・・なのよね?」

結衣「負けた気しかしない・・・」

八幡「まあいいわ、戸塚きゅんもいい練習になったでしょうし」

戸塚「うん!ありがとう!比企谷君!」

八幡「気にしなくていいわよ」///

結衣「あ、照れてる」

雪乃「先に戻っておくわね」

部室

八幡「ちょっとあんたたちー、戸塚きゅんがお礼を言いたいって」ガラガラ

結衣(着替え中)

雪乃(着替え中)

八幡「それにしても結衣ホント乳デカいわねー」

雪乃「・・・」ブンッ!

八幡「ぶるあああ!」ゴン!

戸塚「比企谷君大丈夫!?」

八幡(鼻折れたらどうすんのよまな板娘!)

誰も得しないラッキースケベでしたとさ

数日後

静「職場見学の希望欄にゲイバーを書いたのは後にも先にも君だけだと思うぞ」

八幡「あらそう?照れるわね~」

静「はあ・・・教師として書き直しを命じる、無難なところを書いておいてくれ」

八幡「仕方ないわね~適当に考えとくわ」

静「ああ、頼んだ」

部室

雪乃「あら、遅かったのね」

結衣「先生に呼び出されてどしたの?」

八幡「職場見学の希望の再提出よ」

雪乃「おおかたろくでもない所を書いたのでしょう?」

結衣「何だろ、簡単に想像つく」

八幡「マイノリティの苦悩よね~」

葉山「ここが奉仕部かな?」

八幡「あら葉山様じゃない、アタシに会いに来てくれたの?」

結衣「さすがにないから」

葉山「い、いや、奉仕部に依頼があるんだ」

八幡「まあそんなところだと思ってたわ」

雪乃「話してもらえるかしら?」

葉山「実は・・・・」

雪乃「チェーンメール・・・・」

八幡「男も女もオトコもオンナもジメジメしてるとこはしてるのね」

結衣「何で二回言ったし!?」

雪乃「恐らくニュアンスが違うのよ」

結衣「ああ・・・」

葉山「犯人を見つけてやめさせたいんだ」

八幡「やめさせるだけなの?甘すぎないかしら?」

葉山「まあそう言われるかもしれないけどさ」

八幡「なんかやる気起きないわね、あんたのそれは少なくとも自分の為ってことも無いんだろうけど、な~んか
独善的ね、地球に優しいとかあの手の匂いね」

雪乃「そういうところは分かるのね」ボソッ

結衣「なんかいったゆきのん?」

雪乃「少し昔を思い出したのよ」

結衣「ふーん」

葉山「・・・・」

八幡「ま、善良な一般市民としては犯人捜査にご協力するわよ、それでいいでしょ?雪乃ちゃん」

雪乃「同じクラスのあなたと由比ヶ浜さんに任せるわ」

結衣「がんばろー!」

結衣「ごめんね!よく分かんなかった!」

八幡「とりあえずあのヘタレイケメン関連のお友達をこそこそ見とくわよ、それで何も掴めなかったら次は女どもを監視していくしかないわね」

結衣「お願いヒッキー」

八幡「任せなさい」

監視中

葉山「何か分かったか?」

八幡「あんたはヘタレだってことが分かったのが一つと問題を何とかしたいだけなら何とか出来るわね、多分」

葉山「後で部室に行くよ」

部室

雪乃「それで、どうだったのかしら」

八幡「先に言っておくわ、犯人は分からずじまいになるわね」

結衣「ダメじゃん!」

葉山「どういうことだ?」

八幡「ヘタレを優しさととる甘い連中が多いから成り立つんだけど、ヘタレちゃん、あんたあの三人から離れなさい」

結衣「どういうこと?」

葉山「本当にそれで何とかなるのか?」

雪乃「なるほど」

八幡「一般論として、アタシはそうは思わないんだけど、あんた良い奴で通ってるじゃない?」

結衣「良い人じゃん」

雪乃「・・・」

八幡「一般論つってんだろうが、で、その良い奴に寄ってくる奴も良い奴とは限らないわけ

だからこんなことになってるのね。

だったらヘタレちゃんが一旦グループ抜けて三人にした状態にすればお互いの良さにも気付くって寸法よ」

結衣「???」

八幡「あんたやっぱバカね、ヘタレちゃんと三人は友達でもあの三人は友達の友達って状態なのよ」

結衣「なるほど!」

雪乃「良い人も大変ね、葉山君?」

葉山「・・・・」

八幡「あれも捨てたくない、これも嫌だ。そんなこと繰り返してたらいつかアタシより寂しい人生送ることになるわよ?」

雪乃/結衣「・・・」

八幡「占いとか予言とかじゃなくて断言するわ、高校の内にあんたは痛い目に遭うわ。覚えときなさいね」

翌日 教室

八幡(職場見学どこにしようかしら、オカモト株式会社とか行きたいわね)

葉山「比企谷君、君と同じ所に職場見学行きたいんだけどいいかな?」

戸塚「あ、僕も比企谷君と行きたい」

八幡(モテキが来たの!?ヘタレだけどイケメンと戸塚きゅんに迫られてる!)「い、いいいい良いわよ?」///

葉山「よろしく」

戸塚「どこ行くの?」

ちなみにオカモト株式会社は却下されました

数日後

静「珍しいな、君が遅刻とは」

八幡「ディーノ様の試合が放送しててね~」

静「なるほど、次から気を付けるようにな」

八幡「はーい」

ガラガラ

沙希「遅れました」

静「またか、最近多いぞ」

沙希「すんません」

八幡「あんた、少し肌が荒れてるわよ?寝不足はお肌に悪いわよ?」

沙希「・・・バカじゃないの」

八幡「キィーーーーー!人が親切にしてやってるってのにいいいいいいい!」

部室

八幡「ってなことがあってね~?もう最近の女はやんなっちゃうわ!」

雪乃「いきなり謎の生物に肌が荒れていることを言われたらそうなる気もするのだけれど」

結衣「ヒッキーキモイ」

八幡「何よ!ちょっと可愛くて男に困らないからって言いたい放題言っちゃって!失礼しちゃうわ!」

雪乃「はあ・・・」

結衣「・・・可愛い」///

八幡「っとそうだったわ、アタシ予備校あるから帰るわね、どうせ依頼も無いだろうし」

結衣「え、予備校!?」

雪乃「そういうことなら構わないわ」

八幡「じゃあね~」

予備校

八幡(数学、難しいわね・・・割り切れないのがオネエなのに・・・ああ、戸塚きゅんとイチャイチャしたい!)

沙希「・・・」カリカリ

八幡(あら、遅刻してた子じゃない、あの子も乳デカいわね、うちの学校雪乃ちゃん以外乳デカいんじゃないのかしら?)

「はいはーい、今日はここまで」

ファミレス

八幡「ドリアとステーキとドリンクバーお願いします」

八幡(そういや小町洗濯してるかしら・・・)

戸塚「あ、こういうことなんだ!」

八幡「ん!?」

結衣「げっ、ヒッキー・・・」

雪乃「あら比企谷君、奇遇ね」

八幡「こちとら予備校の帰りよ、あんたたちアタシの天使にちょっかい掛けてないでしょうね?」

結衣「天使って・・・」

雪乃「あなたが予備校うんぬんの話をしていたら勉強会をすることになったのよ」

戸塚「比企谷君もおいでよ!」

八幡「もちろんよダーリン!」///

雪乃「ダーリン・・・」

結衣「うわあ・・・」

八幡「そうそう、漢字は分解して覚えるとやりやすいわよ」

戸塚「ふむふむ」

八幡「衆道の読みは『しゅどう』よ」

雪乃「さり気なくあなたの世界に引き込むのをやめなさい」

結衣「手動が何であっち系になるの?」

雪乃「かくかくしかじか」

結衣「ああ、そういう・・・」

「あれ、オネエちゃん?」

八幡「あら小町、どうしたのこんなところで」

雪乃/結衣「!?」

戸塚「比企谷君の妹さん?」

小町「いやー、アネがお世話になってます、オネエちゃん、いきなりこんな可愛い女の子三人も侍らしてどうしたの?

とうとうノンケになったの!?」

八幡「何言ってんのよ、戸塚きゅんは男の子よ」

小町「え゛!?マジで!?」

戸塚「ぼく、男の子です」///

小町「あちゃー・・・お兄ちゃんのストライクゾーンど真ん中来ちゃったかー」

八幡「それより何よ、そこのさっきから黙ったままの可愛いダンスィは」

大志「お、お兄さん!いつも小町さんにお世話になってます大志と言います!」

八幡「ああ?誰がお兄さんだコラァ・・・」

大志「ひっ!?」

八幡「しかもテメエな~に小町を下の名前で呼び腐ってんだオイ!?」

大志「す、すみません!」

八幡「テメエ程度の男なんざ掃いて捨てるほど居るんだよ、テメエ如きが生意気してんじゃねえぞオラァ!!」

大志「」

小町「はいはいオネエちゃんストップね、ごめんね大志君、男扱いされることと小町と男子が仲良くするとすぐ怒るんだよ」

大志「だ、だだだだだだだ大丈夫だかららららら」ブルブル

結衣「すんごいシスコンだ!?」

雪乃「もはや手遅れなのね、色々と」

戸塚「妹思いなんだね~」

八幡「朝帰り?」

大志「は、はい・・・大体朝の五時過ぎくらいに帰って来るんです」

八幡「男のとことかじゃないの?」

小町「何か違うみたいだよ」

雪乃「どういうことなのかしら・・・」

結衣「単に遊んでるとか?」

大志「遊ぶにしても毎日となると流石に心配です」

八幡「で、それを小町に相談してどうする気だったの?ただの口実なら今から銚子の海に沈めるわよ?」

小町「ダメだよ、小町がオネエちゃんなら相談に乗ってくれる部活してるからって勧めたんだよ」

雪乃「まあ活動内容としては有りね」

結衣「ぶっちゃけどこまでとか知らないけどね」

八幡「で、その姉貴ってどこの誰なのよ?」

小町「え?お兄ちゃんと同級生のはずだよ?」

八幡/結衣/雪乃「え?」

学校

八幡「あの乳デカ二号だったのね」

結衣「一号ってあたしのこと!?」

八幡「他に誰がいるのよ、雪乃ちゃんが二号なわけないでしょ?」

結衣「ゆきのんに聞かれたら怒られるよ!」

八幡「いいのよ、あの子もアタシのこと化物呼ばわりだもの」

結衣「お互い酷過ぎる!」

八幡「取っ付きにくいし、ヘタレちゃん使ってみましょ」

結衣「ヘタレちゃん?」

駐輪場

葉山「強がらなくても大丈夫だからさ、話してみてよ」

沙希「あ、そういうのいいんで」

葉山「・・・」

八幡「顔が良くても掴めないのね」

結衣「隼人君・・・」

雪乃「先生に相談しましょう」

廊下

静「何か悩みがあるなら相談に乗ろう」

沙希「あたしのことより自分の心配したら?そろそろ結婚しないとやばいってマジで」

静「」チーン

八幡「確かにやばいわよね」

静「ぐふっ!?」ピクピク

結衣「結婚とかヒッキーが言っていいのやら・・・」

雪乃「そもそも日本では同性婚は認められていないわよね」

八幡「アタシはいいのよ、二丁目に骨を埋める気だから」

結衣「そこまでの覚悟!?」

雪乃「そこまで言うならもう何も言わないわ」

カマクラ作戦

雪乃「にゃあ」

カマクラ「にゃー」

八幡「あの子、猫アレルギーだって」

雪乃「そう・・・何も見てないわよね?」

八幡「見てないわよ~?雪乃ちゃんが猫に向かって『にゃあ』とか言ってるところなんて見てないわ~」

雪乃「ありえないとは思うのだけれど、誰かに話したりしたらちょん切るわよ」

八幡「工事の手間が省けていいわね、言い触らしちゃおうかしら?うふふふふふ」

雪乃「・・・・」

八幡「冗談よ」

雪乃「ほっ・・・」

小町「オネエちゃーん、今大志君の家に電話があって、エンジェルなんとかって店から電話があったみたいだよ」

八幡「なら調べてみましょう」

材木座「ここだ」

八幡「メイド喫茶ねえ」

雪乃「あなたには興味の湧かない所でしょうね」

結衣「あたしも行ったことないなあ」

八幡「嫌いではないから行ってみましょ」

店内

材木座「四人です」

八幡「あんな無愛想な子がホントにいるのかしら?」

雪乃「一応見ておく必要があるじゃない」

結衣「あ、見て!メイド服試着できるってさ!」

八幡「あらそうなの」

雪乃「試着ついでに川崎さんのシフトがないか確認しておくわ」

八幡「お願いね」

八幡「マズくはないわね」

材木座「こういうものだ」

結衣「ヒッキー、これ、似合ってるかな?」///

八幡「可愛いわよ、アタシが着るときっとここのAボーイ達に袋叩きにされるから羨ましいわ」

結衣「褒められてるのかどうか分からない!」

雪乃「川崎さんは居ないみたいよ、シフト表にも名前がなかったわ」

八幡「あらそう、やっぱり居なかったのね。雪乃ちゃんも似合ってるわよ」

雪乃「あなたよりは似合うでしょうね」

八幡「ひどいわ!」

結衣「次行ってみよ!」

バー

八幡「遅いわね・・・」

結衣「お待たせ、ゆきのんの家、いっぱいドレスとかあるから迷っちゃって」

雪乃「そんなに大したものでもないのだけれど」

八幡「まあいいわ、多分いるわね、アタシのカンがビンビン教えてくれるわ」

結衣「変な特技だなあ」

雪乃「妖怪の癖にレーダーが付いているのね」

八幡「当たり前よ、察知できなきゃ二丁目もハッテン場もあり得ないのよ」

雪乃「それにしてもあなた、その恰好・・・」

※画面ちっちゃいけど許してね


結衣「何か見たことある!」

八幡「アタシ、オネエだけど女装の趣味は無いのよ。TPOは守れる範囲で守るわ」

雪乃「・・・そう、とにかく入りましょう」


沙希「・・・・」トポトポ

八幡「森の妖精いただけるかしら?」

沙希「未成年に酒は出さないよ」

雪乃「こんなところで働いていたのね」

沙希「文句あんの?」

結衣「ま、まあまあ二人とも落ち着いて」

八幡「つうか何でいきなり喧嘩腰なのよ」

沙希「あんまり愛想に自信がないだけ」

雪乃「そう、だけれどそろそろシンデレラはお城から帰る時間ではないのかしら?」

結衣「どういう意味?」

八幡「十時以降は高校生は働けないでしょ?」

結衣「なるほど」

八幡「まあアタシもゆくゆくはゲイバーでお世話になるつもりだし、こういうお店を知っておきたい気持ちもあるけど

年を誤魔化してまで働くなんてウリセンみたいよあんた」

沙希「金が要るんだ、あんたがその分の金を払ってくれんの?」

八幡「ん~、払うわけはないけど、進学の関係でしょ?」

沙希「そうだよ」

八幡「じゃあ、朝五時に駅前のマック集合ね、損はしない話だから来なさい」

沙希「?」

雪乃「それじゃあ失礼するわ」

八幡「これお代ね」

沙希「・・・」

マック

八幡「眠いわね~」

小町「まあまあ、これも仕事なんだし」

結衣「ふぁーあ」

雪乃「・・・」

大志「オネエさん、本当に姉は来るんですかね」

八幡「来なけりゃあんたんちにカチ込むだけよ」

結衣「強盗じゃないんだから・・・」

沙希「大志、なんでこんなところに」

八幡「アタシたちがあんたを呼ぶように依頼してきた張本人だからよ」

雪乃「そこの妖怪が何かしらのいい案を教えてくれるそうよ」

八幡「うるさいまな板ね~」

大志「なにしてんだよ、こんな時間まで働いて」

沙希「来年にはあんたも進学でしょ、これ以上家に負担はかけられない」

大志「だからって」

小町「まあ二人とも、小町とオネエちゃんの話を聞いてくださいよ」

沙希、大志「・・・」

小町「両親揃って仕事人間なもので、よく家を開けてることが多かったんですよね。で、それが嫌で家出しちゃって
。オネエちゃんが必死になって探してくれて家に一緒に帰ってくれたんです。
その日からオネエちゃんは小町よりも早く家にいてくれるようになったんですよ」

大志「・・・俺もそんな感じだから」

沙希「・・・」

八幡「あ、そうそうお金ならなんとか出来るかもよ?スカラシップっていってね」

八幡「一件落着ね」

雪乃「姉・・・ね」

結衣「一人っ子だから羨ましいな」

小町「それじゃ皆さん、解散ってことで」

帰り道

小町「それにしてもまさかお菓子の人と同じ部活なんてね」

八幡「お菓子の人?何よそれ」

小町「オネエちゃんが事故ったときにマメにお菓子くれた人だよ?結衣さん」

八幡「え?そうなの?」

小町「そうだよ?いつも一緒に食べてたじゃん、お菓子」

八幡「どんな人か想像してなかったから・・・そうだったの」

小町「?」

職場見学

八幡「・・・」

結衣「ヒッキー!あとで打ち上げ来るでしょ?」

八幡「ねえ結衣」

結衣「どしたの?」

八幡「こんな気持ち悪いオカマの事なんか気にしないでまともな男といた方がいいんじゃないの?」

結衣「え・・・」

八幡「アタシも猫飼ってるからペットの大事さは分かるけど、無理することないと思うわ」

結衣「なに・・・言ってるの・・・?」

八幡「これ以上はお互いしんどいだけよ。だからここまでにしましょう?」

結衣「・・・・そんなんじゃないんだけどなぁ・・・」

八幡「・・・」

結衣「ヒッキーのバカ・・・・」

八幡(これでいいの、これで・・・・)

翌日

八幡「・・・」

雪乃「今日は由比ヶ浜さんは来ないのかしら?」

八幡「さあ、どうなのかしらね」

雪乃「そう、・・・いつもよりおぞましさが軽い気がするのだけれど」

八幡「あなたは相変わらず胸の厚みが乏しいわね」

雪乃「・・・」イラッ

八幡「・・・」

雪乃「もうすぐ由比ヶ浜さんの誕生日のようなのだけれど」

八幡「あらそう」

雪乃「メールアドレスに0618と入っていただけの推測なのだけれど」

八幡「それで?」

雪乃「由比ヶ浜さんのプレゼントを買うのに付き合って欲しいのだけれど」

八幡「別にいいわよ」

雪乃「じゃあ今週の休日、昼に落ち合いましょう」

八幡「分かったわ」

テスト

ごめんなさいね、更新しばらく不安定になると思うわ。

関西から関東行脚の繰り返しで忙しいのよ

でも今日は更新できるわ

休日

雪乃「来たわね」

八幡「そりゃもちろんよ」

小町「オネエちゃん、小町邪魔者じゃない?」

八幡「アタシも雪乃ちゃんもあの乳牛の好みなんか分からないわよ、だからあんたを呼んだんでしょ」

雪乃「助かるわ小町さん」

小町「まあいいですけどね」

八幡「で、小町のおすすめとか雪乃ちゃんの考えてるものとか見に行きましょう」

小町「レッツゴー」

雪乃「そうね」

雪乃「・・・パンさん」フニフニフニフニ

八幡「あら、イケメン発見!あ!あっちに絶妙なガチムチ兄貴が!」ジュルリ

小町「なにこの状況・・・」

八幡「戸塚きゅんとデートしたかったわ~」

小町「・・・・」

雪乃「これ全部ください」(パンさんグッズ大人買い)

八幡「そこのイケメンさん彼氏いるの?え?彼女いるの?残念だわ~」

小町「二人とも!」

八幡・雪乃「?」

小町「オネエちゃんは男の人をナンパしないの!雪乃さんももう少しオカマの営業力を警戒してください!」

八幡「そういえば結衣のプレゼント選びが目的だったのよね」

雪乃「ごめんなさい小町さん、浅慮だったわ」

小町「まあいいです、行きますよ!」

移動後

八幡「ここで決めましょ」

雪乃「そうね」

八幡「あら?小町が見当たらないわね」

雪乃「そう言えば」

マッチョマッチョメーン♪

八幡「もしもし?ちょっと小町どこいるのよ」

小町「ちょっと小町用事思い出したから帰るね!雪乃さんに謝っといて」

八幡「しょうがないわね、分かったわよ」

雪乃「小町さんからかしら?」

八幡「用事あるから悪いけど帰るって」

雪乃「それなら仕方ないわね」

八幡「どんなのが似合うのかしら」

雪乃「これはどうかしら?」つ 無難なエプロン

八幡「うーん、乳に栄養全部持ってかれたあの頭がこの機能美を理解できるとは思えないわね

もう少しバカップルとかが使ってそうなのが良くないかしら?」

雪乃「あなたの毒舌もなかなかのものね」

八幡「歯の浮くようなセリフは戸塚きゅんとイケメンとガチムチ兄貴にしか使う気はないわよ」

雪乃「・・・・まあいいわ、これにするわ」つ なんかめっちゃフリフリエプロン

八幡「あの子なら似合いそうなのがまた・・・」

雪乃「会計してくるわ」

八幡「アタシも何か買っておくわね」

雪乃「少し休憩しましょう」

八幡「そうね、道行くダンスィで充電しましょう」

雪乃「私にそんな趣味はないのだけれど」

八幡「知ってるわよ」

雪乃「・・・あなたと由比ヶ浜さん何かあったの?」

八幡「秘密」

雪乃「あったのね」

八幡「大したことじゃないんだけどね」

わんわん!

サブレ「わんわん!」

雪乃「い、いい犬・・・」タジ

八幡「あら可愛いワンちゃんね、飼い主はイケメンかしら?」キョロキョロ

結衣「すいません!うちのサブレが・・・え?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月26日 (土) 08:07:17   ID: 0SQIqlrw

すごい面白い

2 :  SS好きの774さん   2014年07月27日 (日) 04:58:10   ID: ha5_gEh8

このカンジ・・・嫌いじゃ無いわっ!

3 :  SS好きの774さん   2014年07月28日 (月) 23:48:51   ID: 34sb01lK

男色ディーノ......
お主DDTのファンか。

4 :  SS好きの774さん   2014年08月03日 (日) 00:31:26   ID: RW55bpgM

期待してなかったが意外と面白いなこれw

5 :  SS好きの774さん   2014年08月04日 (月) 04:55:14   ID: XGl2LBux

予想外に面白い

6 :  SS好きの774さん   2014年08月22日 (金) 23:19:17   ID: NnF_0-TJ

俺ガイルSSで久々の大物の予感。
続き楽しみに待っています。

7 :  SS好きの774さん   2015年05月23日 (土) 04:27:28   ID: W4ZorCc-

うああああもっと読みたい!

8 :  SS好きの774さん   2015年07月20日 (月) 12:07:14   ID: 0hiNYMZq

意外と面白いものに限って途中完結なんだよな

9 :  SS好きの774さん   2015年08月18日 (火) 22:27:07   ID: 3UUDGgOw

ホントそれ

10 :  SS好きの774さん   2015年10月20日 (火) 09:21:03   ID: tJgRN485

続きがきになるぅぅうううう

11 :  SS好きの774さん   2017年05月17日 (水) 15:06:05   ID: CZKKP8rM

続きはないのか・・・

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