魔王「ふんまた懲りなくやってきたか」勇者「こんどこそ倒す」(10)

魔王「貴様これで何度目かわかっているのか?」
勇者「うるさい何度でも戦ってやる」

魔王「貴様なぜ私を倒そうとする?」
勇者「お前はどれだけの人の命を奪ったと思っているんだ」
魔王「なら問おう勇者よ貴様は貴様のために死ぬ家畜や植物の命の数を覚えているか?」
勇者「そんな屁理屈はいいさっさと決着をつけよう」
魔王「まぁまて勇者よこのまま戦ってもお前に勝ち目はない」

勇者「ふんずいぶん余裕じゃないか
だがなこれまでの俺だと思うなよ」
魔王「全く話を聞かないだな」
勇者はブツブツと呪文を唱えた
そうすると勇者の腰にかかっていた
剣が光り始めたのだ
魔王「ほう面白いまだそんな小細工を隠していたか」

勇者「主よ導きたまえその光は悪しきを挫き
この地を浄化したまえ
我は勇者神より授かったこの力でいざ戦おう」
魔王「一人で盛り上がっているところに
水を指すようで悪いが
少し私の話を聞いてもらおう」
魔王「この力は冷徹なりて聖なる光を闇に飲み込まん」
魔王の唱えた呪文により勇者の剣の
光は闇の渦の用な物に吸い込まれた

勇者「糞っなんでいつもこう簡単に」
魔王の手の動きと共に触手の用な物
がでてきて勇者を拘束した
勇者「なんでだ俺は勇者なんだぞ
なんでこんなにも力の差があるんだ」
魔王「少し落ち着くんだ
今からする話を良く聞くきけ
なぜお前ら人間は魔族を目の敵にする?」
勇者「それはお前らが人を殺しすぎたからだ」
魔王「その言い方だと少しなら殺してもいいようにきこえるが?」
勇者「………」
魔王「だんまりか
それなら私の推測の話をしよう
貴様の国は世界一の大国
故に人口が多い
最近人口がまた爆発的に増えたらしいではないか
それによって貴様らは当然
人民を抱えきれなくなった
人を上手く減らす方法はないか
そこで私たち魔族からの講和条約に亀裂を作る事によって
我々に人を減らさせようとしたのではないのか?」

勇者「そんなのはただの戯言だ
お前ら悪魔は好戦的な種族だ
そんなお前らと話し合いなどしてもムダだ」
魔王「なにを言う
好戦的なのはどちらだ?
貴様らは一つの種族に一つの王を持たず同じ種族どうしで戦う
なんて醜いのだ
どうせ我々との戦いも邪魔な国民を減らし魔族を一掃すると言うことなのだろう?」

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