れんげ「新しい仮面ライダーの漫画が始まるん!」 蛍「SPIRITS?」 (616)

のんのんびより×仮面ライダーSPIRITSのクロスssなん



れんげ「新しい仮面ライダーが始まるのん!」 蛍「BLACK?」

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れんげ「新しい仮面ライダーが始まるのん!」 蛍「BLACK…RX?」

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れんげ「スーパーヒーロー大戦を観るん!」蛍「…」

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れんげ「スーパーヒーロー大戦Zを観るん!」蛍「…」

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れんげ「新作の仮面ライダーの映画を観るのん!」蛍「パラダイス・ロスト!?」

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過去のシリーズなん
よければどうぞご覧ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406127316



(このssの主な登場人物)


ほたるん:このssの主人公。
原作と同じく都会からやってきたこまちゃん大好きな女の子。
何故かこのssでは特撮好き、だが特撮好きといっても平成ライダーは知っているけど昭和ライダーはからっきし…


れんちょん:このssの主人公その二。
この村の子供たちの中では最年少の女の子。
一人称は「ウチ」
最年少で純真な心の持ち主なためかこのssシリーズでは特撮ヒーローたちと仲良くなったりする。


こまちゃん:越谷兄妹の姉の方。ドジっ子でめっちゃ小さくて可愛い。ほたるんに何故か好かれている。


なっつん:越谷兄妹の妹の方。元気一杯の女の子だがそそっかしいのが玉に傷。


卓:越谷兄妹の兄の方。重度の無口、このssにおいても頷く事しかできない。だが手先は器用。


駄菓子屋:のんのん村の駄菓子屋、駄菓子屋なのに色んな商売してる。
このssでは何故か子供たちに古いモノを定価価格で提供したりと物の価値がわかってるのかわからないのか…


(特別出演)


南光太郎:この村で放送中の「仮面ライダーBLACK」そして続編の「RX」の主人公。
よくこの村に訪れて子供たちの危機を救ってたりしている。
作者の都合でBLACKだったりRXだったり何故か安定していない。


正宗一成:このssの主ナレーション。
たまに違う人がナレーションを担当したりするけどこのssシリーズでは正宗さんが主ナレーション。
その渋くて熱い声は作者のお気に入りでこの声が掛からなきゃ特撮じゃないだろというのが作者の心情だったりそうじゃなかったり…



~駄菓子屋~


楓「ハイ、3,599円(税込)ね。」


蛍「ありがとうございます、さて今日はのんのんびよりのコミックス7巻の発売日です。
私たちは今日さっそく駄菓子屋さんでのんのんびより7巻(OAD付き特装版)を購入している最中なのですが…」


夏海「まったく、ほたるんは一人でOAD付きを買えてリッチだねぇ…
ウチらは母ちゃんが一人千円しかお小遣いくれないから三人でOAD付き買わないきゃいけないのにさ…」


小鞠「アンタは599円しか払ってないでしょうが!残りの3,000円は私とお兄ちゃんが支払ったんだし…」


卓「」コクッ



れんげ「駄菓子屋ー!ウチものんのんびより7巻が欲しいのん!」


楓「れんげはまだ小さいから通常版な、ほれ565円(税込)だ。」


れんげ「やったのーん!」


蛍「それにしてもこんな田舎町でどうしてコミックアライブの最新刊だけ発売日当日に帰るんでしょうか?
しかもOAD付き特装版とか専門店でないと売ってなさそうなのに…」


夏海「ていうか!子供にノルマなんか押し付けるな!!
何でウチらが自分たちの原作漫画を一人一冊買わなきゃいけないんだよ!?」


楓「うっさい黙れ、大人の事情だ。
こうやって原作の売上を上げないと2期のアニメ化がちゃんと放送されないんだぞ!」


蛍「なんという身も蓋も無い理由なんでしょうか。こんな現実知りたくもありませんでした…」



楓「ま、そんな大人の薄汚れた事情は置いといてだ。
実は今回そののんのんびより最新刊と一緒にお前たち向けな雑誌が入荷してな…」


れんげ「ウチら向けの雑誌?一体何なのん?」


楓「タイトルが『マガジンZ』とかいう講談社の月刊雑誌だな。それで、この1月号の表紙なんだが…」



「「こ…これは!?」」



【仮面ライダーSPIRITS】



「「か、仮面ライダーの漫画だぁぁぁぁぁ!!??」」




夏海「うっそ!駄菓子屋!?これマジか!仮面ライダーの新作漫画じゃんかよ!?」


小鞠「けど漫画描いてる人は石ノ森章太郎先生じゃないみたいだね。」


楓「なんでもそれ今度から始まる新連載らしくてな。
原作は石ノ森章太郎先生で漫画は少年サンデーで『俺たちのフィールド』を描いた村枝賢一先生らしいぞ。」


夏海「こうして仮面ライダーが集まって戦うなんて成井紀郎先生が描いた『決死戦七人ライダー』以来じゃん!」


蛍「俺たちのフィールド?決死戦七人ライダー?話に付いていけないんですけど…」


れんげ「面白そうな漫画なん!さっそくみんなで読むのん!」


蛍「仮面ライダーSPRITS…
そういえば以前に昭和の仮面ライダーたちが集まって戦う漫画があるってパパから聞いたような…
今までろくに読んだ事なかったけどこの機会に私も読んでみましょうか。
そして私たちはさっそく漫画を読み始める訳なんですけど…」

とりあえずここまでなん


のんのんびより7巻発売記念(販促)を兼ねての新作ssなん。

子供たちにまでのんのんびより7巻を買わせる駄菓子屋のやり口はさすがという程汚いのん

ちなみに前作終わったばかりでぶっちゃけここまでしか書いてないのん、またすぐ書き貯めるんで待ってほしいんな。

この短期間にここまでSSのアイデアひりだせるとか
>>1の頭の中覗きたい
期待



【第一話 摩天楼の疾風】


蛍「物語はアメリカのニューヨークからスタートですね。
ニューヨークでは謎の怪死事件が起きていて娼婦さんが死んじゃったみたいです。」


れんげ「なっつん、娼婦って何なのん?」


夏海「さぁ?醤油の親戚か何かじゃないの?」


楓(仮面ライダーの漫画なのに娼婦なんか出すな!子供が読んでるんだぞ!)


夏海「駄菓子屋?何か言った?」


楓「いや、別に何も言ってないから。」



[滝和也]


[ちっス]


小鞠「あっ!滝さんだよ!仮面ライダーで1号や2号の相棒の滝さんが出てきた!」


夏海「けどそんな滝も今じゃ窓際族か、ショッカーやゲルショッカー倒した功績で出世してると思ったんだけどな…」


れんげ「酷い扱いなん…」


楓(まあ無理もないよな、裏の世界見た人間だし正直厄介者扱いは仕方ないかも…
でも確か滝って嫁さんがいたと思うんだけど…?TV版11話で結婚式上げてたはずなんだが?)


小鞠「でも滝さんはそんな事気にもしてないよ!
スラム街にいる子供たちに仮面ライダーの存在を教えてる!」


卓「」コクッ



[戦友よ・・・・・・]


[お前は今・・・・・・どこで戦っている・・・・・・]


楓(哀愁感じさせる台詞だな…)


夏海「けどライダーが今どこにいるかは知らないみたいだね。」


蛍「それにしてもみなさんよく昔のライダーの話に付いていけますね。
私なんてここまでチンプンカンプンですよ?」


夏海「え?だってよく夏休みとか冬休みに1号やV3たちのライダーの再放送してるじゃん!」


小鞠「そうそう、それで放送が終わったライダーについては私ら無駄に詳しいからね!」


卓「」コクッ


れんげ「駄菓子屋も仮面ライダーの事スッゴイ詳しいのん!」


楓「いや、それはもう昔の話だから…もう大人だし大して興味なんかないからな…」


蛍「へぇ、昔のライダーか…今度動画サイトで見てみようかな?」



夏海「ま、それはともかく教会にいるペトレスク神父がメチャクチャ怪しいよ!
滝と仲のいいスパイクっていう男の子を………大変だ!コウモリの怪人にしちゃってるよ!?」


[昔・・・・仮面ライダーって男がいた・・・・!!]


小鞠「滝さんの必死の説得!けどスパイクくんは化け物になったショックで逃げちゃったよ…」


れんげ「そしてスパイクの夢を聞いた滝は何かを決意した顔を見せたのん!」


蛍「その頃、教会ではペトレスク神父に責められるスパイクくんの姿が…」


[もうよろしい]


[あなたはそのままできそこない(ミスクリエーション)の干物になりなさい]


れんげ「大変なん!このままじゃスパイクが危ないのん!?」


夏海「おっと待った!そこにバイクに乗った謎の男が現れたよ!この男はまさか!?」



[晩餐の前に無粋な方だ・・・・・・]


[どなたです?]



[仮面・・・・・・ライダー]



夏海「か、仮面ライダーだ!ライダーが現れた!!」


小鞠「けど現れたのは黒い服に骸骨の仮面をしたライダーだよ。こんなライダーいたっけ?」


蛍「平成ライダーにもこんなライダーはいませんね?」


夏海「黒で骸骨とかデザイン的に中二心満開な感じだね。」


卓「」コクッ


楓(石ノ森作品で骸骨のヒーローといえばスカルマンを思い出すな…)


れんげ「仮面ライダーBLACKに似てるん、謎の新しいヒーローなのん!」



[ライダ――――ッ パァ――――――ンチ!!]


[ライダ―――ッ キィ――――――ック!!]


れんげ「この仮面ライダーメッチャ強いんな!コウモリの怪人たちをバッタバッタなぎ倒してるのん!」


蛍「ショットガン撃ちこんだりメリケンサックに仕込んだ爆薬を爆発させたり
ブーツにスタンガンの高圧電流で敵の怪人たちを倒しているんですね。」


[カメンライダー・・か]


[嫌な名前だ・・・・]


[私の愛した彼らを壊した男の名もそうでした]


[誰もがののしった私の力を・・・・・・]


[彼らだけが認めてくださったのにいいい]


夏海「彼らってまさか…!?」


楓(ショッカーの事か?)



蛍「骸骨のライダーの仮面が割れてその正体が判明しました!
あのライダーは滝さんだったんです!通りで装備品が妙にリアルなはずですよ!」


楓(なるほど、今この場にはかつての友だった仮面ライダーはいない。
だけど自分が仮面ライダーになって助けようと…泣かせるじゃないか滝!グスッ)


れんげ「駄菓子屋…涙流してるけどどうかしたのん?」


楓「い、いや…なんでもねーから!さっさと漫画の続き読めって!」


夏海「続きって…うわわ!大変だ!
本性を露わにしたペトレスクが巨大なコウモリ怪人になって滝さんを八つ裂きにしようとしてる!?」


[ク・・・・ソオ・・・・]


小鞠「そんな…誰も助けに来てくれる人なんていないのに…」



((ドウン))


蛍「待ってください!間一髪でバイクに乗った男の人が現れましたよ!彼は何者なんですか!?」


れんげ「こ、この人は…」


[スマンな・・・・滝 遅くなった]


[ばっか・・・・ヤロオ]


楓(本郷猛だぁぁぁぁぁ!!やっぱりここで現れなきゃ嘘だよな!!)


夏海「うん?駄菓子屋?何か言った?」


楓「いや、気の所為だろ…」




[ライダー 変身]



れんげ「本郷猛が仮面ライダー1号に変身したのん!」


楓(そうそう、1号の変身ポーズはまず右腕を回してそして左腕に置き換えて…)


蛍「あれ?駄菓子屋さん…腕なんか回して何をしてるんですか?」


楓「あ、ちょっと肩が凝ったから回してるんだよ。」


小鞠「そして変身した後にライダーが滝に肩を手を掛けて…」


[敵は多いな滝・・・・]


[いや・・・・・・たいした事はないか・・・・]


[・・・・今夜はお前と俺でダブルライダーだからな]


楓(オオオオオオオオオオオオオ!!
本来なら1号と2号でダブルライダーなのにあえて滝をダブルライダーとか…
TV版の本郷の優しさと滝への友情を想わせる熱いシーンだ!!)


れんげ「………」


楓「な、何だ?どうかしたかれんげ?」


れんげ「どうして駄菓子屋さっきから妙にニタニタした表情してるか気になってるのん…」


楓「バカ!そんな顔してねえから!さっさと漫画の続き読んでろ!」



[ライダアアアキィ―――ック!!]


夏海「本家仮面ライダーのライダーキックだ!さっすが1号!一撃でペトレスクを戦闘不能に追い込んだ!」


小鞠「でも大変!ペトレスクは逃げちゃうし他のコウモリ怪人たちも街の中に出て行っちゃったよ!?」


蛍「どうでもいいですけどここでみんなから置いてきぼりを食わされる滝さんがちょっと可哀想に思えます。」


夏海「街に出たコウモリ怪人たちは1号がライダーパンチでやっつけたぞ!」


小鞠「でもその間にペトレスクはニューヨークから逃げようとしてる!
街にいるライダーじゃ追いつかないよ!?」



[逃がすかあああ!!]


蛍「うわ、滝さん大型バイクで橋を駆け上ってますよ!?
滝さんって確か普通の人間のはずですよね?どう考えてもこの人も改造人間並みのスペックです!
平成ライダーで生身でこんな芸当出来る人絶対いませんからね!?」


楓(滝はTV版じゃ最初はモトクロスレーサーで本郷のライバルだったからな。そのくらいはお手の物だろ。)


夏海「橋を駆け上った滝はそのままバイクをペトレスクに押し載せた!」


[どーでえ!!400キロだ!!堕ちやがれえ!!]


楓(HONDAのワルキューレに乗っかられたんじゃ動けないよな。これで怪人は動けなくなった訳か…)


((ブオオオオオ))


れんげ「そこに1号がサイクロンに乗って駆けつけたん!」


[滝!!行くぞ!!]


[おお本郷 来い!!]


夏海「1号が空に向かって大ジャンプだ!」



[ヒ・・・・・・ヒヒヒ、イイキニナルナニンゲン・・・・・・]


[電光ぉ―――――!!]


[キサマラハ・・・・・・カミニミハナサレタ!!カワイソウニナア、ヒャハ、ヒャハハ]


[ライダ―――― キィ―――――――ック!!]


[シヌ!!シヌ!!シニタエル!!ヒトリモノコラナイイイイ]


れんげ「1号の必殺技電光ライダーキックなのん!」


楓(こ、この技は…TV版13話で怪人トカゲロンに敗れたライダーがおやっさんとの特訓で編み出した必殺技!
この村枝って漫画家さんここで電光ライダーキックを持ち出すとかわかってるな!!)


れんげ「でもペトレスクは最期に神に見放されたとか不吉めいた事を言ってるのん。不安なん…」


夏海「大丈夫だよれんちょん、これ読んでみ!」



[バァカ・・・・]


[俺たちがいるかぎり]


[もう 一人も死なすかよ!!]


楓「!!」


蛍「………駄菓子屋さんが無言でガッツポーズしてるけど見なかった事にしておきましょう。」


小鞠「事件は終わってスパイクくんは本郷さんが持ってきたワクチンで元通り!これでめでたしめでたしだね!!」


夏海「いいや、そうでもないよ姉ちゃん!本郷が新たな戦いの予感を感じてるよ!」



[・・・・・・・・・・・・また 戦いが始まるかもしれん]


[・・・・・・・・ポイな]


[その時は・・・・頼む]


[・・・・・・人類の自由と平和ってヤツか?]


[ちっ しゃあねぇ・・・・]


[手伝ってやらあ]


れんげ「そして本郷は去って行ったん!」


蛍「これ良いシーンですね、大して台詞は無いのに一言二言で聞き入れちゃう滝さんとかカッコいいですし!」


夏海「これはウチ嵌ったわ!これから毎月読もうぜ!」


小鞠「うん、名作間違い無しだね!」


れんげ「ウチも!ウチもこれからSPIRITS読むのん!」


卓「」コクッ


蛍「確かに面白いですがこの連載1回目が載ってるマガジンZ…2001年1月号って今から13年前の漫画なんですね…
その頃って確か平成ライダーの仮面ライダーアギトが放送してた時期…時代を感じさせますね。(私は生まれてないけど…)」

とりあえずここまでなん

昨日資料のために久しぶりに押し入れにあるSPIRITS読んでたら徹夜してしまったん

やはり村枝先生は偉大なのん!

マガジンZったらウルトラマンの漫画もやってたよーな
あのドクターKの人書いてるやつ



<2月号発売日>


~駄菓子屋~


れんげ「駄菓子屋~、にゃんぱす~!」


蛍「こんにちは。」


夏海「来たぞ駄菓子屋!今月号のマガジンZ読ませろ~!」


小鞠「ちょっと夏海、少しはキチンとしなよ!」


卓「」コクッ


楓「そこの棚に置いてあるぞ、ほれ。」


夏海「おぉー!あったあった、どれどれ…」



【第二話 たった一人の戦場<前編>】


夏海「表紙のライダーは…これって仮面ライダー2号!?」


蛍「これが2号ライダーなんですか、改めて見ると1号とは違ってちょっと仮面の色が黒いんですね。」


楓(それはTV版の旧2号のマスクだな。
そもそも最初は2号のマスクはちょっと黒かったのに新1号編で1号と同じマスクをするから区別つかなくなったんだ!)


れんげ「駄菓子屋が険しい顔をしてるん、機嫌が悪いのん?」


夏海「きっと今月の売り上げが悪いんだよ、放っておこうね…」



蛍「さて本編ですけど、どうやら先月号の1号ライダーの活躍が新聞の一面記事を飾っていますね。
そしてそんな中で本郷さんからメールが届きました。
ていうか滝さんはいつの間に本郷さんのメルアドゲットしたんでしょうか?」


夏海「滝は本郷からの情報で一路『ガモン共和国』って国に向かったよ。
けどこの国はゲリラとかがたくさんいて危ない国だったんだ!」


小鞠「滝さんはさっそくクーデターに巻き込まれちゃった。
そんな時に仮面ライダーの情報を聞き出したんだけどなんと驚いた事にこの国ではライダーは赤い拳の悪魔と呼ばれてたんだよ!」


蛍「ちなみにテログループはすぐに殆どの人間が死亡してしまい、
彼らのリーダーであったグィン将軍も死んでしまいクーデターは失敗に終わりました。」


れんげ「滝は怪我人を担いでお寺にやってきたん、そこには真美さんって女医さんが働いてるのん。」



[滝!!]


[滝 和也か!!]


夏海「そしてその寺で滝はあの一文字隼人と再会を果たしたんだ!」


楓(一文字の服装はTV版の初登場時と同じ服、1話の時も思ったが村枝先生凝ってるな…!)


小鞠「けど一文字さんはある理由から新しい敵とは戦えないって…」


蛍「その理由が内戦で大人を信じられなくなった子供たちのためなんですね。」


楓(いくら仮面ライダーでも子供の心の傷は簡単には癒せないからな…)



蛍「そしてその夜、寺の付近で戦闘が起きてしまいました!」


[キャアアアアアア!!]


れんげ「一文字の顔に傷が浮かび上がって子供がビックリしたのん!?」


楓(この傷痕って漫画版仮面ライダーの改造手術の傷痕だよな?
TV版にはこの設定ないから原作から設定引っ張ってきたのか?)


夏海「一文字は戦闘が行われている場所に向かったけどそこは既に死体の山だった!敵はもう寺の方に行ってたんだよ!」


蛍「お寺には先ほどのクーデターで死んだはずのグィン将軍の姿がありました。
滝さんは彼が改造人間だと察したのです!」


[ダン・・・・ナ]


[・・・・ロシテ・・・・くれ・・・・・・]


夏海「さっき滝が空港であったテロリストの一人が滝に殺してくれって頼んだ!滝はそのテロリストを攻撃するけど…」



[!?!!!!]


蛍「そのテロリストの顔が破れてもうひとつの顔が…!彼らは既に改造人間だったんですね!」


れんげ「そしてグィン将軍が戦車の砲台を発射させたん!危ないのん!?」


((ドガアア))


蛍「でもその危機一髪の状況に…これは赤い拳?」


楓(ここで仮面ライダー2号の登場だぁぁぁぁ!!)



[ライダァァァァパアァァ――――――――――ンチ!!]



れんげ「ライダー2号の勝利なん!」


蛍「けど真美さんと子供たちは一文字さんの正体に怯えていますよ…」




[正義でも悪でも殺し合う人はみんな悪魔よ!]



蛍「これって複雑ですよね。
正義のヒーローは人々のために戦っているのにそれを否定されるなんて…
ここで一文字さんを心配する滝さんの顔がそれを物語っています。」


[ほほぉ・・・・いい性能だ!貴様の作戦目的とIDは!?]


[正義 仮面ライダー2号]


楓(自分が悪魔だと思われても、それでも子供たちのために戦うとかカッコ良すぎだろおい!?
うおおおおおおお!ダメだカッコ良すぎて泣けるぞ!ダメだ感動がこみ上げてくる!!)


れんげ「ほたるん、駄菓子屋が変な顔してなんか恐いん…」


蛍「そっとしておいておこうね、ところで先輩たちさっきから静かですけどどうしたんですか?」


夏海「いや、さっき2号が倒したこの怪人なんだけどさ…」


小鞠「この顔ってどこかで見覚えがあるような気がするんだよね、何だっけかな?」


卓「…」



<3月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「うおおお!れんちょん急ぐぞ!」


れんげ「うん!駄菓子屋ー!早く今月号のマガジンZを読ませるのん!」


楓「まずは落ちつけお前たち!そんなに急いでも本は逃げたりしないからな!?」


蛍「じゃあさっそく読んでみましょうか。前回の続きからですね。」


小鞠「早く早く!あれから一体どうなったの!?」


卓「」コクッ



【第三話 たった一人の戦場<後編>】


夏海「さっすが2号ライダー!改造兵士たちをあっという間に倒しちゃったよ!」


楓(だが改造兵士たちを倒した2号はどこか切ないな…)


[ウウム 妙だ・・・・・・]


[何故兵士どもの意識は苦痛を感じ命令を拒むのだ・・・・・・?]


れんげ「グィン将軍が兵士たちの事をこんな風に思ってるん!」


[まあだ ココのイジり方が足らんという事かな]


[いや・・・・はなっからスベテこそぎ出して一から作ってやるべきだったか・・・・・・]


[ただのタンパク質の塊などではなく・・・・・・な]


小鞠「酷い!グィン将軍最悪だよ!」


蛍「そう思うなら人間を改造するよりも最初からロボットを作った方が手っ取り早いんじゃ?」



夏海「許さないぞグィン将軍!そこへ2号が怒りのライダーキックだ!!」


[ライ・・・・ダアアアアキイイイイ―――――ック!!]


れんげ「でもダメなん!グィン将軍が本性を現したん!その正体はクモの怪人だったのん!?
グィン将軍はクモの糸で2号の動きを止めてお寺にぶつけたん!」


蛍「そして止めに砲弾を撃ち込むとか、さすが軍人。徹底してますね!」


小鞠「2号ライダーはそのまま建物の瓦礫の中に埋もれちゃった…
その間に滝さんも倒されて真美さんはグィン将軍に操られて子供たちを…
大変だよ!!子供に爆弾をくっ付けようとしている!?」


楓(おいおい、なんつー外道だよ!)



[たす・・・・け・・て たす・・・・]


[助けになど来ない・・・・ 誰もな・・・・]


[おとなしく弱者は強者の糧となれ]


れんげ「グィン将軍酷いヤツなのん!」


((ゴッ))


[やなこった この六角形が!!]


[腕ずくなんてよ テメエこそよっぽど弱者だぜ!!]


れんげ「そこに駆けつけたのは一文字なのん!」


夏海「さすがはライダー!危機一髪だ!!」


蛍「真美さんも滝さんが助け出してこれで形勢逆転ですね。」



[・・・・・・なあ 聞いてくれるか・・・・]


[お・れ・は・み・か・た・だ]


[変身―――――・・!!]



れんげ、夏海、小鞠、蛍「「「「カ……カカ…カッコいいーーーー!!」」」」



夏海「これはスゴい!子供たちを救った一文字がシンプルだけどたった一言…」


小鞠「俺は味方だ!って…それだけでもうヒーローの優しさを表してるね!」


れんげ「2号カッコ良すぎなのん!」


蛍「平成ライダー派な私もこの一言には痺れます!!
それにしてもこの村枝先生という方は間違いなく2号の事大好きなんでしょうね。
この後の戦闘シーンでもそれが十分に伝わります!」


卓「」コクッ



[なあ・・・・信じてみねえか]


[たとえ 神も仏もいなかったとしても・・・・・・]


[仮面ライダーはいる・・・・ってな]


れんげ「いるのん!仮面ライダーは間違いなくいるのん!!」


小鞠「この村に何度も来てくれてるしね!」


夏海「そうそう、ウチの村にはBLACKやRXがいるからね!」


蛍「それにしても仏の仏像に前で滝さんのこの台詞は少し皮肉が入ってると思うのは私だけでしょうか?」



夏海「そして戦いはクライマックスだ!
改造兵士は全部倒されて2号ライダーとグィン将軍の一騎打ちだ!!」


[ギイイイ]


小鞠「先に動いたのはグィン将軍だよ!将軍が刃物を投げ込んだ!」


れんげ「でも2号にそんな攻撃は当たらないのん!ジャンプしてライダーキックなん!」


蛍「でもそれだとさっきの二の舞になるんじゃ!?」


((ギュルルルルルル))


夏海「いや、大丈夫!2号は身体を回転させてクモの糸を蹴散らしている!」


れんげ「今こそ必殺技なのん!!」



[ライダアアアアア卍キイイイイイ―――――――ック]



蛍「仮面ライダー2号のライダー卍キックの炸裂でグィン将軍は倒されました!!」


小鞠「それだけじゃないよ!子供たちが…」



[やっと・・・・・・笑ったなぁ]


れんげ「子供たちに笑顔が戻ったのん!」


蛍「そして一文字さんはガモン共和国を去り、真美さんのデスクには既にいない一文字さんと笑顔の子供たちが貼られていました。」


小鞠「やっぱりヒーローが子供の笑顔を取り戻すっていい話だよね!
そういえば子供といえば1号と2号の頃は少年ライダー隊っていうのがあったね。
ちなみに蛍、これ昔買ったんだけど少年ライダー隊のペンダントだよ!
番組と同じ物でこれを使うと仮面ライダーや同じ少年ライダー隊のメンバーに連絡が取れるんだって。」


蛍「その玩具かなり年季入ってる代物ですね。
その手のお店に売ればたぶん高値で引き取ってくれますよ。」


夏海「くぅ~っ!それにしても1号の話に続いて2号の話も最高だった!!」


卓「」コクッ



蛍「1号と2号のお話はどっちも甲乙つけがたい名作ですね。
漫画家の村枝先生がライダー好きだというのがこれでもかというほど伝わってきます。」


小鞠「あれ?そういえばさっきから楓姉の姿が無いけどどうしたんだろ?」


れんげ「駄菓子屋ならここにいるん!何故か奥の部屋に引っ込んで顔を隠してるのん?」


楓「いや、ちょっと探し物してるだけだから気にすんな!」


楓(ふざけんな!今こんな顔で表に出られるか!?
何だよこの俺は味方だ→変身→必殺技の流れは…最高じゃんかよ!!
しかも必殺技のライダー卍キックってTV版31話で2号が滝と怪人アリガバリ戦で滝と一緒に特訓して編み出した必殺技…
滝との友情も今回の戦いの支えになってるって強調されてるって事か!
まったくこんなの見せられて素面の顔でいられるほど私は人間が出来ちゃいないんだからな…)


夏海「ま、いいや。漫画読み終わったしウチらもう帰るね。」


れんげ「駄菓子屋、バイバイなのん。」


楓「あ、あぁ…じゃあな…
………あれ?待てよ…?あいつらここ三ヶ月マガジンZ買わずにずっと立ち読みしてないか!?」

とりあえずここまで

この三ヶ月間ずっと子供たちに立ち読みさせていた事にようやく気付いた駄菓子屋

一体どうするのか!?

ちょっと返信なん

>>17

元々SPIRITSの話はRXのクロス終った頃からずっと考えていたのん
それでのんのん7巻発売記念にやったろうかなと思ったん

>>38
ウルトラマンのは確かお話終ったはずなん

ウチのssじゃさすがにそれはやらないのん…資料(漫画本)無いし…


しかしこのままマガジンZで追い続けてたら学年が……

>>64
このssはサザエさん時空でお送りしてるのん!

2号編はマジ涙でるからやめろ・・・
やっぱヒーローは子供と絡んでこそだよね、特に一文字は


>>67
頭痛が痛い的な言い方だけどほたるんの小学生らしい言い間違いってことでいいんじゃない?(小学生並の援護)

漫画版Blackを読ませてみたい



<4月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「うおおお!マガジンZ!!」


楓「来たか。おい待て、それを読む前にだな…」


夏海「よ~し!今月のSPIRITSは…やっぱり!1号2号の後とくれば…」


小鞠「仮面ライダーV3だ!しかもマガジンZ四月号の表紙をド~ンと飾ってる!?」


楓「そりゃV3はライダーの中でも一番の人気があるからな…ってそうじゃない!まずは私の話を…」


れんげ「さっそく読むのん!」


楓「聞…け…よ…!」



【第四話 熱砂のプライド<前編>】


蛍「舞台はエジプトの砂漠、そこに…大変です!たくさんのミイラが現れました!?」


夏海「このミイラたち…
身体のあちこちに機械が取り付けられていてまるでデルザー軍団のマシン大元帥に似てるね!」


楓(そしてその戦いの地にたった一人佇む男、仮面ライダーV3だと!序盤から盛り上がってるじゃねーか!?)


れんげ「V3が敵をバッタバッタ倒しているのん!」


小鞠「けど敵が多過ぎだよ!このままじゃ…」


[逆ダブル・・・・タイフーン!!]


夏海「さっすがV3!二十六の秘密の一つ、逆ダブルタイフーンで敵を一掃した!」


楓(でも逆ダブルタイフーンって使用後は三時間変身不能になるんだよな。
それと四つの弱点もあるしダブルライダーは何でV3に改造手術する時に弱点を四つも作ったんだよ…?)



小鞠「変身解除して現れた風見志郎…なんか目つきが鋭くてクールなキャラっぽいね!」


楓(服装はTV版の中期かな。風見志郎って熱血漢なキャラな時もあったがあえてクールさを取り上げてるようだな。)


れんげ「風見志郎…今やってる特警ウインスペクター(※このssの過去のシリーズ参照)の本部長に似てるのん!」


夏海「役者さんが同じ人だからね。」


蛍「ちなみに風見さんは今から三日前にエジプトのカイロにて日本人の発掘調査態が行方不明になった事件を調べていたそうです。
そこで調査隊の生き残りや後を付けてきたベガさんから今回の事件を知り現地に調査しに来ました。」


夏海「そういえばV3ってデルザー軍団と戦ってた時もエジプトにいたよね。」


小鞠「ていうか何で先輩ライダーたちって普段外国にいるんだろうね?」


楓(国内は現役のライダーに任せて自分たちは外国にいる悪を倒すためなんだろうな…)



[・・・・・・・黒い・・・・・・ピラミッド・・・・・・]


蛍「そして風見さんとベガさんは砂漠の砂嵐の中で黒いピラミッドを発見して内部に入りました。」


楓(ベガが先走った所為で三時間待たずに中に入るのか、嫌な予感しかしないな…)


蛍「黒いピラミッドに潜入した風見さんはそこでベガさんからこのピラミッドに纏わる節の力と甦りの術について聞かされました。」


((ドン))


れんげ「大変なん!V3がお腹を刺されたん!?」


夏海「しかもさっきのミイラ軍団が現れた!」


小鞠「風見さんは逆ダブルタイフーンの影響で変身できないしどうしたら…」


楓(TV版でも風見って変身前はかなりボロボロにやられるんだよな。
けどこんなとこまで再現するのはちょっとやり過ぎだろ?)



[テメェ死ぬ気か・・・なんてヤツだ 未練はねえのか!?]


[これっきりになっちまう身内はよ・・・]


[身内・・・・・・・・・いないね。俺は守れなかった・・・・・・お前は守ってやれ]


楓(こ、この台詞は…V3の第1話で風見はデストロンの怪人ハサミジャガーの所為で家族を亡くしているんだよな。
もう自分にはいない家族、だからこそベガには守ってやれって…わかってるな村枝先生!)


蛍「ミイラたちに囲まれて絶体絶命のピンチに追い込まれる風見さん!
けどその時、上から空飛ぶ箱舟が現れてそこにジャッカルの頭を被った女の人が現れました!」


[心を開き魂を冥界へといざないなさい]


[そして・・・・死者との再会を・・・・・・]


夏海「風見はその女の人に何かを見せられているよ!けどこれは…」


[トウ・・・・サン]


[カア・・・・サン]


[ユキコ・・・・・・!!]


楓(見せられたのは風見の死んだはずの家族の姿だと!次回どうなるんだ!?)



<5月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「だ・が・し・や・~!マガジンZ!マガジンZを早く読ませて!!」


れんげ「続きが…続きが気になるのん!」


楓「ちょっと待て!その前に今日こそはな…」


蛍「あの、駄菓子屋さんが何か言おうとしてるんですけど…」


小鞠「そうだよ、楓姉なんかスッゴイ怒った顔してるよ!」


夏海「大丈夫だよ!
きっと近所のおっちゃんに結婚はまだかって催促されてるだけだから!さぁ、読むよ!!」


楓「だから勝手に読むなって…」



【第五話 熱砂のプライド<後編>】


[仮面ライダー 力を・・・・]


[頼む俺を・・]


[俺を改造人間にしてくれ!!]


蛍「冒頭から回想シーンが始まってますね。これは…何でしょうか?」


楓(こ、これは…シルエットだけど風見志郎の家族がデストロンの怪人ハサミジャガーに殺されたシーンだ!
そして念願叶って風見は改造人間になるんだが…)



小鞠「先月号で重傷を負った風見さんが目を覚ましたけどそこにはファラオの王妃が…
キャッ!風見さんと王妃がキ…キスしてる!?」


夏海「まったくこまちゃんはキスくらいで大袈裟だな。」


[三千年マエ・・・]


[王ファラオガ死ンデ哀シミニ明ケ暮レテイタ私ニ完全ナル者ウネン・ネフェルハ
墓地ノ守護神”アヌビス”トナリテマテ・・・・・・ト]


[復活ノ刻ガクレバ王ニフサワシキ肉体ヲモッタ男ガタズネテクル・・・
ソシテ王ニフサワシクナイ者ハ王ノ復活ニソナエテ兵士ニセヨ・・・・・・ト]


蛍「けどこの王女は機械で捕らえていた日本人の調査隊を不死の儀式でミイラの兵士にしようとしていたのです!」



[三千年デスヨ・・・永カッタ・・・淋シカッタ・・・ファラオ・・・]


[!涙・・・・・・]


小鞠「王妃は三千年もずっと愛する人を待っていたんだね!でもV3はその誘いを断ったよ!」


[俺の望む世界には王も兵士もいらん]


夏海「風見は真っ向から王妃の誘いを断った!
けど王妃は無理矢理洗脳して言う事を聞かせようとしてる!?」


[王ノ記憶ヲ受ケ入レヨ・・・]


[ソシテ、カザミシロウノ魂ヨ・・・愛スル者ノスム冥界ヘトユケ・・・]


れんげ「このままじゃ…V3がファラオになってしまうのん!?」


蛍「大丈夫だよれんちゃん、次のページを見て!」




[ゴメンな・・・雪子・・・・・・俺はまだいけないよ・・・変身・・・V3]



夏海「風見がV3に変身した!そっか!三時間経ったんだ!!」



[フン・・・・・・ 三時間・・・・たったか]



楓(でも変身したV3の目に薄らと涙が…幻とはいえ今は亡き家族との一時の再会の所為か…)


[チッ・・・・上手く洗脳できればつかえる相棒にと思ったが・・・・やっぱ無理だったか・・・・]


夏海「ここでベガが正体を明かした!こいつは敵の怪人だったんだ!?」


楓(しかもタカの怪人か、こりゃV3にしてみれば一番相性の悪い敵だな…)



((ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ))


蛍「ピラミッドが浮き出しました!一体何が起こるんでしょうか!?」


[カザミ・・・・俺と来いよ]


[お前なら俺同様“愛されし民”になれるぜ]


れんげ「ベガがV3を仲間にしようとしてるん、けどなっつん。『愛されし民』って何なのん?」


夏海「たぶんビタミンとかの仲間じゃないかな。」


小鞠「またれんげに適当な事を教えて!ベガの誘いにV3はどう応えるの!?」



[確かに王妃はプログラムだったのかもしれん・・・・]


[だがキサマは・・・・キサマらは三千年間・・・・かけて王妃(プログラム)に悲しみを与え涙を流させた]


[死者を・・・・そして残された者の思いを利用した]


[そんなキサマらの愛などいらん!たとえ一人で戦うことになっても]


夏海「さっすがV3!ベガの誘いを断固断ったぞ!!」


楓(愛する者を…家族を失ったV3だからこそ王妃の心がわかるんだな、今回もいい話だなぁ…)


[V3キイイーッ!!]


れんげ「V3キックなん!これでベガを倒すん!」


夏海「いやダメだ!避けられちゃったよ!?」


楓(そうなんだよな、TV版でもV3は空飛ぶツバサ一族に苦戦させられておやっさんの特訓でやっと倒せた連中だからな…)



蛍「でも王妃が最後の力を振り絞ってピラミッドを爆破しました!」


[ニ・・ゲ・・・・テ ファ・・ラ・・オ]


小鞠「王妃はV3のために脱出用の箱舟を用意してくれたよ!
愛する人を守るために自分の命を懸けるなんて…うぅ…大人のロマンだね!」


夏海「ロマンはどうでもいいけどベガは既にピラミッドから脱出しちゃったよ。どうすんのこれ?」


((ゴオオオオオ))


れんげ「砂漠の彼方から物凄い速さで直進してくるマシンが!これは…V3の愛車ハリケーン号なのん!!」


蛍「そして同じく脱出したV3がベガさんの前に姿を現しました。遂に最後の勝負が始まります!」



[勝負だ カザミイイイ!!]


夏海「V3はハリケーン号の駆動力を利用して旋回してベガを追い込んでいくぞ!」



[V3―――――ッ!!]



[クッソオオオオオオ]



[マッハ・・・・キイイイイイ――――ック!!]



れんげ「V3の必殺技、V3マッハキックがベガに命中したのん!!」


楓(この技は確かツバサ一族の長であるツバサ大僧正が変身する死人コウモリを倒すために使われた必殺技!
V3が空を飛ぶ敵に対してこの技を使うのはさすが村枝先生!!)



[クソ・・・・カザミ・・・・負けたぜ]


蛍「戦いが終わり人間態に戻ったベガさん。
実は彼の家族の話は嘘ではなく本当は家族が危ない仕事をしなくてもいいように自分の身体を組織に売ったとか…
今回は一概に誰かが完全な悪人だとは決して言えない展開なんですね。」


[会ってないのか?]


[ケ・・・・会えるかよ こんな身体で・・・・]


[あんたもそうだろう カ・・・・ザ・・ミ・・・・]


[かも・・・・な]


[だが・・・・今はこの体が俺のプライドだ]


小鞠「し、渋い!」


蛍「そうですね。前回と違って今回はどこか寂しげでそれにクールな感じが…」


楓(風見が改造人間になったのは死んだ家族の復讐だが…
命を懸けてV3に改造手術を行ったダブルライダーの姿を見てこの改造人間の身体にプライドを持っているって事なんだろうな!
まったく今回も大した話でしたよ村枝先生!!)



楓「ウヘヘ…」


れんげ「また駄菓子屋が一人でニタニタしてるん、ウチ気味が悪いのん…」


夏海「じゃあそんな気味の悪い駄菓子屋は放っておいて漫画も読み終わったしさっさと出ようか。」


蛍「それではお邪魔しました。」


卓「」コクッ


楓「………あぁぁぁぁぁっ!?結局あいつらまた立ち読みしていきやがった!!??」

とりあえずここまで

またもや立ち読みさせてしまった駄菓子屋、お金を払ってもらえる日は来るのだろうか?

>>69
作者の文才皆無なのが原因なのん…

>>72
原作blackを絡ませるとかウチには無理な話なのん
他の人にやってもらうんな





<6月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「今日はマガジンZ6月号の発売日だー!」


楓「その前にちょっと待て!!」


夏海「あれ?駄菓子屋何で店の前に立って通せんぼしてんの?これじゃウチらお店の中に入れないじゃん!」


楓「今日という今日は言わせてもらうぞ!
毎月マガジンZを立ち読みしやがって!たまにはちゃんと買って読んだらどうだ!!」


蛍「あぁ、遂に怒られちゃいましたね…」


れんげ「ちなみに駄菓子屋、今回のSPIRITSはどんなお話なん?」


楓「あぁ?確か主役がライダーマンの話だけど…」



夏海「ライダーマン?………じゃあいいや。」


楓「待てコラ夏海!何だその態度は!?」


夏海「だってライダーマンって弱っちいし、カッコ悪いしおまけに主役じゃないし…」


小鞠「ヒーローごっこやる時でもライダーマン役やるくらいなら怪人役やるよね。」


卓「」コクッ


れんげ「ウチはライダーマン好きなん!」


蛍「平成ライダーでいうところのヘタレな2号ライダーポジションなんですね。」


楓「この夏海めぇ…ライダーマンはプルトン爆弾を命懸けで止めた偉大な戦士なんだぞ!
こうなったらお前にライダーマンの雄姿を意地でも見せたくなってきたわ!
ほら!読め!今月のマガジンZを読めぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


夏海「ちょっ…やめてください!何なんすか!?
幼気な中学生に無理矢理マガジンZを読ませるのはやめてくださいよ駄菓子屋さん!?」


蛍「何なんだろこの光景…?」



【第6話 右腕の記憶】


蛍「今回の舞台はフランス領のタヒチなんですね。けど何でタヒチ?」


楓(そういえばXの映画「五人ライダー対キングダーク」でライダーマンが登場した時に「俺はタヒチから来た!」と言ってたな。
なるほど、だからタヒチなのか!)


[俺は・・・・誰なんだ!?]


楓(おぉっ!結城丈二だ!)


夏海「いきなり登場して何言ってんだろ?」


蛍「これはたぶん記憶喪失なんじゃ?」


小鞠「けど、どうして記憶喪失になってるの?」


楓(そうか、ライダーマンはプルトン爆弾を命辛々止めたけどその所為で遺症で記憶喪失に陥ったんだな!)



蛍「そんな結城さんに一人の女性が近付いてきましたよ!
名前はアンリエッタ・バーキンさん。インターポールのデストロンハンターだとか…
でもデストロンハンターって何でしょうか?」


夏海「確かV3本編にもデストロンハンターいたね。佐久間ケンが!」


小鞠「でもあの人途中から急に訳も無くいなくなったけどどうしたんだろ?」


蛍「きっと中の人の諸事情ですよ、あまり気にしない方がいいと思います。」


夏海「二人は得体の知れない化け物に襲われてるよ!
アンリは記憶喪失の結城と荒れ狂う海に飛び込んじゃった!?」


[ニガ・・・・シ・・タカ]


楓(この化け物のシルエット…まさか!?)



[ニガ・・・・シ・・タカ]


楓(この化け物のシルエット…まさか!?)


れんげ「海岸に流れ着いた二人はそこでヒナウという女の子とそのお爺ちゃんに助けられたのん!
アイタ・ペアペアなん!!」


小鞠「しばらくは平穏な生活を送っていた結城さんとアンリさんだけど…
アンリさんは意を決して結城さんの失われた記憶について語り始めたの。」


[あんたの正体は・・・・“人殺し”よ]


[難百・・・・いえ何万人殺したのかしらね]


れんげ「ライダーマンはそんな事してないのん!」


楓(まあ直接は殺してないんだけどな、アンリもその辺はわかってるみたいだが…)


[また‥‥償うために生き返ったんだな]


楓(結城は歴代ライダーの中で一人だけ悪の組織に加担してたからな。
そしてアンリもそんな結城の腕を罪人の証と…今回の話はかなり重いな…)


[私も・・・・この子と同じよ・・・・]


[家族をデストロンに・・・・]


小鞠「アンリさんは家族をデストロンに…だから結城さんが許せないんだね。」



れんげ「話は終わった村に帰ると村は大火事になってるん!」


[お前は・・・・ヨロイ元帥!!]


夏海「なんてこった!この火事はヨロイ元帥の仕業だったんだ!?」


小鞠「そんな!V3が倒したはずなのにどうして生きてるの!?」


蛍「どうやら代わりの器を用意していたとか、まあ怪人が生き返るのはあまり珍しい事でもありませんけど…」


[結城 キサマはいずれデーストロンの大幹部となる]


[だが俺にはジャマな人物・・・・]


[俺の地位が危うくなる前にキサマを消す!!]


夏海「これはTV版の結城の回想シーンだね。」


蛍「これ…逆さ吊りにされて硫酸のプールに溶かされるとか平成の世には放送できないレベルですね。」


楓(そりゃ復讐の鬼にもなるわな…)



[おおおおおお]


蛍「結城さんがたった一人でヨロイ元帥に挑んでいきました!
ライダーに変身も出来ないのになんという無茶を!?」


夏海「ライダーマンってたまに無茶な事するよな。」


小鞠「そういえばストロンガーに出た時もいきなりストロンガーに襲い掛かってたしね。」


[フン]


((ブチィ))


夏海「けど変身すらしてない結城はまともに相手にすらならなかった!次第に追いつめられて大ピンチだよ!?
V3早く来てーーーー!!」


楓(本当にどうなるんだよ?)



小鞠「そんな時にヒナウが燃える家の中からある物をアンリが結城さんに渡したよ!それこそ…」


[そう・・・・・・・・・・・・・]


[ひとつ・・・・言いわすれて・・・・た・・わ・・]


[あんたがデストロンを裏切って・・・・ 償い始めた時の・・・・]


[もうひとつの・・・・名前・・・・・・]


夏海「アンリが結城にヘルメットを被せた!」


楓(こ、これはまさか!?)



[!・・・・・・ホ・・・・ホホオオオオ 思イ出シタカ]


[ツイニ思イダシタカ 結城丈二イイイイイィ]


[いや 違うな]


[!!]



[俺は・・・・ライダーマンだ]



夏海「ラ、ライダマンだああああ!!ライダーマンが現れたぞ!!」


小鞠「アンリさんが命を懸けて復活させたんだね!これはロマンチックだよ!」


れんげ「これは燃えるのん!!」


卓「」コクッ


蛍「確かにこの復活劇は素晴らしいですね、そして例によって駄菓子屋さんは何故か悶絶してますけど…」


楓(記憶を取り戻したライダーマンの復活!
そしてその再戦の相手が宿命のヨロイ元帥とは!
ライダーマンの復活劇においてこれほど相応しい相手は他にいないじゃねーか!!)



((バキャアア))


小鞠「パワーアームが折れちゃった!」


夏海「復活したヨロイ元帥はさらに硬度を増していてライダーマンの武器じゃ太刀打ちできないよ…」


[ドリルア――――――ム!!]


蛍「それでもめげずに武装をドリルアームに変えて再度ヨロイ元帥に挑んでいきますね。
この不屈の闘志は平成ライダーたちも見習ってほしいかと思います。」


楓(ドリルアームって確かTV版の48話で一度だけ使ったアタッチメントだよな。
これデザインはかなり再現度高いな、さすがは村枝先生だ!)


夏海「でもパワーアームですら無理だったのにドリルアームでどうすんだよ?」



れんげ「なっつん!これを見るん!ライダーマンのドリルアームでヨロイ元帥の身体にヒビが入ったのん!?」


[・・・・確かにたいした硬さだった]


[だがそれだけにキサマの体内に弾丸を撃ち込めば・・・・どうなる?]


[!?・・・・跳弾!!]


[マ・・・・マテ]


[マシンガンア――――ム!!]


((ドガガガガガガ))


夏海「スッゲーーー!!ライダーマンがヨロイ元帥に勝った!?」


小鞠「ライダーマンが一人で怪人を倒したのって初めてじゃないの!」


楓(そういえばスカイライダーでドブネズゴンと戦った時も協力して倒したからな…)


蛍「MOVIE大戦MEGAMAXだとロープアームでメズールを撃破してましたけど。」



れんげ「戦いが終わってアンリの仲間が迎えに来たのん。
それに最後、ヒナウが一言ライダーマンにこう言ってくれたんな!」


[ジョージの腕は・・・・ みんなを守る腕だもんね]


れんげ「ヒナウの一言でライダーマンがニッコリ笑っているのん!」


楓(復讐を遂げただけじゃなく仮面ライダーとして人々の平和を守れた。
この笑顔にはそういった想いが含まれているんだろうな…)


蛍「そして現在、結城さんは風見さんの依頼で先月号のエジプトでの戦闘でピラミッドの破片を調査しにきました。」


[スマンな結城 こんな所まで呼び出しちまって]


[なあに アイタ・ペアペア]


蛍「『アイタ・ペアペア』…ヒナウちゃんが言ってた気にしないの言葉でお話の幕引きとは粋な閉め方でした。」


楓(うぅ…ライダーマンをよく理解した復活劇たった!さすがは村枝先生!いいモノ見せて頂きましたよ!!)



夏海「ふぅ、今月も面白かった!」


小鞠「まさかあのライダーマンの復活劇が描かれるなんてね!」


れんげ「ウチ、感激なのん!」


卓「」コクッ


蛍「私もです。昭和ライダーはBLACKとRX以外あまり知りませんがSPIRITSで改めてその良さを知りました!」


楓「わかったか夏海!
ライダーマンは決して弱いわけじゃないんだぞ!わかったらさっきの言葉は訂正するように!!」


夏海「ゴメンよ駄菓子屋。ウチが間違ってたよ、じゃあねー!」


楓「夏海のヤツやけに足早にいなくなったな…?
ま、これで夏海もライダーマンの良さもわかってくれてよかったよかった。」


蛍「ちなみに駄菓子屋さんが今月も夏海先輩がお金払って本を読んでない事に気付いたのは、
それから10分後の事でした…」

とりあえずここまで

昭和のライダーごっこはライダーマン役だけは勘弁してという子供たちが実際に存在してたとか…



<7月号発売日>


夏海「駄菓子屋~!今日もマガジンZ見せろ!!…ってあれ?」


楓「zzz」


れんげ「駄菓子屋寝てるん?」


小鞠「困ったね、楓姉起きてくれないとどこにマガジンZ置いてあるのかわからないよ?」


楓(フッフッフ、前回の反省を踏まえてマガジンZを隠してやったわ!
夏海たちが金払って読むまで絶対に寝たふりはやめないぞ…zzz)



夏海「まあいいや、どうせこの辺りに隠しているんだろうし…」


楓(なっ!?夏海のヤツ一発で探し当てやがった!?)


れんげ「なっつん凄いのん!どうしてわかったん?」


夏海「いやぁ~、もう生まれてから彼是13年間この店に通ってるわけだからねぇ。」


小鞠「さすがは夏海!この村で一番の卑しん坊だね!」


卓「」コクッ


夏海「ハハハ、それ程でもないよ!」


蛍「それ絶対褒めてないと思うんですけど…」


楓(クソッ!今更起きるのもカッコ悪くなっちまったぞ…)



【第7話 機械の海<前編>】


蛍「地中海のスペイン沖、そこで海難事故が多発しているようですね。
目撃者の証言によると銀の化け物に襲われたそうです。」


れんげ「ニューヨークじゃ滝のとこに先月号に出てきたアンリがやってきたん!」


小鞠「アンリさんの依頼で滝さんも地中海に行く事になったの。」


夏海「その夜、滝とアンリは町の酒屋でロッサというフラメンコの一座に会ったんだ。
町のおっちゃんたちはみんなロッサにメロメロだけどたった一人、網元のグレコ爺さんだけはロッサが怪しいと思ってたんだよ。」


蛍「けどお爺さん以外の人たちは誰もロッサさんが怪しいとは思ってもいませんでした。
それどころかお爺さんは酔っ払ったお客さんたちに因縁を付けられてしまうんですが、
そこに一人の青年がやってきて助け船を出してくれたのですが…」



[じゃあこの俺をぶん殴るってことで カンベンしてもらえるかなあ]


楓(こ、この男はもしかして…!)


蛍「ケイスケと呼ばれる青年は酔っ払いの一人に殴られてしまいました…」


夏海「なんだよ大した事ないな…ってあれ?」


[!?・・・・・・お・・おい 拳が折れてるよ!!]


小鞠「殴った方が痛がってる!どういう事!?」


[あなた・・・・・・神 敬介ね]


夏海「神敬介!?じゃあこの人は…」


蛍「けどこの神さんという人は海難事故の調査のためにグレコお爺さんに近付いたようです。
あんまりいい人というわけでもなさそうですね。」


楓(本当にそうなのか、神敬介っていえば…)



小鞠「神さんの調査でわかった事は銀のお化けが出没した場所に銀のドクロを持った謎の魔女が現れた事。
それにさっきの酒屋で会ったロッサさんが怪しいって事だったの。」


夏海「それから滝とアンリは船から出て行っちゃったんだ。」


楓(熱血漢の滝には冷静な神敬介の態度が気に入らなかったのか。漫画じゃよくありそうな展開だな…)


れんげ「そんな時に銀の牛が現れたん!
牛は滝とアンリに襲い掛かったけど二人は太刀打ちできないのん!」


小鞠「そんな大ピンチの時に一台のバイクが現れたの!」


楓(こ、このバイクはクルーザー!じゃあやっぱり…)



蛍「バイクに乗った二人はこの町にある闘技場へと導かれました。
そこには一人の男が、いえ…これは仮面ライダー!?」


[そうよ!!]


[彼も仮面ライダー!!]


[仮面ライダーX!!]


れんげ「仮面ライダーXの登場なのん!Xの武器ライドルスティックで銀の牛は切り裂かれたんな!!」


[か・・・・仮面ライダーX]


[テ・・・・テメエが・・・・]


蛍「戦いが終わりXライダーの正体が明らかになりました。
それは先ほど滝さんたちが知り合った神敬介さんだったのです!」


楓(遂にXライダーと出会った滝、次号どうなるんだ?)



<8月号発売日>


夏海「うおおお!マガジンZの8月号発売日じゃあ!!」


れんげ「駄菓子屋、今日は起きてるのん?」


楓「当たり前だ、そう何度も寝てられるか。」


楓(結局前回は隠してあったマガジンZは見つけられて寝たふり作戦は失敗に終わったが今日は簡単にはいかないぞ!
何故なら…フフフ!!)


小鞠「「あぁーーーーー!?」」


夏海「何だ!姉ちゃんどうした!?」



小鞠「マガジンZが置かれてる棚なんだけど…一番上に置いてあって私たちじゃ取れない高さにあるんだよ!」


れんげ「本当なん、ウチじゃ無理なのん。」


夏海「ねえ駄菓子屋!椅子はないの?それさえあればなんとか届くのに!」


楓「悪いな、うちの椅子はどっか旅に行って今はいないんだ。悪いが自力でなんとかしてくれ。」


楓(これで観念して金出して買うならまあ取ってやってもいいんだがな。)


夏海「おのれ駄菓子屋!なんてヤツだ!?
こんな時に限って兄ちゃんはいないし一体どうしたらいいんだよ…」



蛍「あ、このくらいの高さなら私取れますよ。ヒョイッと。」


楓「な、なにぃ!?」


夏海「フフフ!驚いたか駄菓子屋!ほたるんの身長は小学生なのに164cmあるんだぞ!!
さぁ蛍!悔しがる駄菓子屋を横目にさっそくマガジンZを読むのだ!!」


小鞠「何で悪の怪人口調なのアンタ?」


蛍「あ、その前にちょっといいですか。
それじゃあ駄菓子屋さん、この本のお会計をお願いします。」


楓「え?あぁハイ…毎度あり…」


「「………」」


楓「は、初めてマガジンZを買ってもらえた!?」


夏海「ほたるん何でなんだよ!?」


蛍「何でって本は買って読まなきゃダメじゃないですか。
さあ、今月のマガジンZを読みましょう。」


小鞠、蛍「「わ~い♪」」


夏海、楓「「お、大人だ…大人の対応だ!」」



【第8話 機械の海<後編>】


[疫病だ!!また疫病で死んだぞ!!]


蛍「今回は先月号に登場したグレコお爺さんの回想シーンから始まります。
お爺さんは息子さん夫婦を亡くされたようなんですが…」


れんげ「滝と敬介なん!先月号に引き続き相変わらず仲悪いんな!」


小鞠「そんな滝さんの態度をアンリさんが代わって謝ってるね。まるで世話焼きお母さんみたいだよ…」


楓(その会話の中でかつての敬介の恋人である水城涼子に霧子が出てくるとは…
かつてGODに潜入していたあの二人がアンリの部下だったとは意外だな。)



夏海「ちょうど同じ頃、グレコ爺さんは海に出て銀のお化けを退治しようとしてたんだ!
そこへ滝も一緒に行く事になるんだけど…」


[確かにケースケはおせっかいで大ボケヤロウかもしれん]


[だが・・・・アレをワルく言うのは ワシ以外許さん!!]


れんげ「グレコ爺さんは敬介の事をわかってるんな!」


楓(さすがにライダーがそんな薄情なわけがないよな、わかる人はわかってくれてたのか!)


夏海「一方アンリたちのとこにも…大変だ!ヨロイ元帥が現れたぞ!?」


蛍「ヨロイ元帥も銀に…しかも形態がこの前のライダーマン編に出てきたのと似てますね。」


小鞠「銀のヨロイ元帥は海に逃げ込んじゃった、それを神さんも追いかけてくよ!」



[もう・・・・・・たくさんだ・・・!! 涼子・・・霧子・・・・・・オヤジ]


楓(なるほど、ここまで素っ気ない態度を見せていたのは関わった人が死んでしまうから…
今まで人の死を多く見てきた仮面ライダーだからこその心理的描写だな。)



[大 変 身!!]



夏海「出た!Xライダーの大変身だ!!」


小鞠「あれ?Xライダーって確かセッタップじゃなかったかな?」


楓(それはTV版前期のV3による再改造でマーキュリー回路が取り付けられる前だな。
この物語はTV版の話が終わった後だから変身ポーズが大変身に変わったわけか。
この漫画はこういった描写が細かいな!)


れんげ「けど滝とグレコ爺さんのとこには銀の龍と…それにロッサが現れたのん!
ロッサはバラの怪人になって銀のドクロを持っていたのん。」


蛍「ちなみにここで語れていますがかつて銀のドクロを引き上げたのはグレコお爺さんだったんですね。
その所為でお爺さんの息子さんのドメニコさんとロッサさんは疫病の疑いを掛けられて、
冒頭の回想通りに二人は心中したという…
なんとも悲しい話です。」



小鞠「そんなグレコ爺さんはロッサさんと刺し違えようとしてるよ!大変止めなきゃ!?」


[刺しちがえるなんてやめてくれよ オヤジ‥‥]


れんげ「そこへXライダーが現れたのん!」


夏海「けど様子がおかしいよ、何でグレコ爺さんの事を親父って呼んでんだろ?」


[オヤジ・・・・だと・・・・ お・・・・おい その・・鉄仮面をぬいでみろ・・・・]


[・・・・いや・・・・ダメだよオヤジ 俺は一度死んだんだ]


[ドメニコかあああ!!]


れんげ「これってどういう事なん?ウチにはわからないのん?」


楓(そうか、Xライダーは海で父親を亡くした。
これはそんな神敬介の亡き父親への想いとグレコ爺さんの息子への想いがこんな芝居を…)


[オヤジ・・・・俺はロッサを迎えに来た・・・・]


[もう誰もあいつに・・・殺させない・・・・!!]


れんげ「そしてXライダーはバラの怪人に立ち向かったのん!頑張るんなXライダー!!」



夏海「海中に潜った二人だけど…やばいよ!あの銀のお化けが今度は…こ…これは!?」


[キングダーク!!]


楓「キングダークだと!?
あのXライダーの好敵手だったアポロガイストが倒された後に送り込まれたGODの最高幹部!!
最後はXライダーが体内に侵入して中で操っていた呪博士を倒して爆破したけどこんなのをどうやって倒せってんだ…」


蛍「ここでネタ晴らしになりましてかつて疫病を流行らせたのは銀のドクロの仕業だったとか。
ドメニコさんは濡れ衣を着せられたに過ぎなかったのです。」


夏海「それに銀のキングダークが陸に出ようとしてる!止めなきゃ!?」


[今だ!! 爺さん!!]


[ロッサァアアアアア!!]


蛍「そこへ待ち構えていた滝さんとグレコお爺さんが捕鯨用の銛で銀のキングダークを射止めようとしましたが…」


[フ・・・・フフフ・・・・]


[オシカッタワネオバカサン]


夏海「そんな…あと少しで刺さったのに!」



((ズバ――――――――――ッ))


夏海「その時、海中から上がった何かがキングダークに当った!」


楓(これはクルーザー!?)


れんげ「クルーザーからXライダーが大ジャンプしたのん!」


[ヤツはそこだああ!!]



[X キイイイ―――ック!!]



楓(Xライダーの必殺技、Xキックが決まったぁぁぁぁ!!
ちゃんと技を繰り出す前に姿勢をX字にして力を溜める描写を忘れないとはさすがは村枝先生だ!!)



[ロッサ・・・・]


[ドメニコ・・・・]


蛍「戦いに勝利し、海原には先ほどのバラが散らばってました。
これで長い悪夢は終わりロッサさんの魂は安らかな眠りにつくはずでしょう。」


[コラ なめんなよ 「X」っての!!]


[俺ぁ機械もなんも積んでねえただの生身かもしんねーが]


[絶対に死にゃしね―――よ!]


楓(そして今月のラストシーンは滝の憎まれ口で幕を閉めると…
これは今回の話のテーマのひとつである敬介のもう誰も死んでほしくないって願いの答えなのかもしれないな。)



れんげ「今月も面白かったんな!」


小鞠「そうだね、滝さんがダブルライダー以外の仮面ライダーと会うのも新鮮だったし!」


蛍「ゲストキャラもいい味出してて本当に面白いです!
それにあの銀のドクロが散り際に言い残した選ばれし民とか今後の展開が気になりますね。
………って夏海先輩と駄菓子屋さんがなんか対峙してるぅぅぅぅぅ!?」


夏海「今回はお互いほたるんに救われたねぇ駄菓子屋!」


楓「ハァ?ふざけんな!金払ってもらったから私の勝ちだろ!」


夏海「フフフ、夏海ちゃんはお金払ってないし!
ウチの勝利は変わらないもんね!また来月も立ち読みさせてもらうからね!!」


楓「このっ!お前確信犯だったのか!?」


蛍「どうやらこちらも今後は白熱したバトル(?)が始まりそうな悪寒がします…」

とりあえずここまで

一見地味なXライダー編だけどさすがは村枝先生

ちゃんとライダーたちの描写を捉えてのお話だったのん



<9月号発売日>


蛍「今日はマガジンZ9月号の発売日ですね。」


れんげ「なっつんは一足早く駄菓子屋に向かったん、ウチらも急ぐのん!」


小鞠「まったく夏海ったらそそっかしいんだから!」


卓「」コクッ


~駄菓子屋~


れんげ「駄菓子屋~、にゃんぱす~。」


小鞠「あ、夏海だ。アンタ何で一人だけって…うわっ!」



楓「ほらほら、立ち読みすんなよ。」(パタパタ)


れんげ「駄菓子屋が埃たたきでなっつんの立ち読みを妨害してるん!」


小鞠「遂に楓姉が実力行使に出たんだ!」


夏海「…」


蛍「それに対して夏海先輩もまるで無心の如く本を読み漁っていますよ!さすがというか呆れ果てるというか…」


楓「こ、こいつ…まったく動じないとは…!?」


夏海「フフフ、先代駄菓子屋ですらウチを立ち退かせられなかったのに半人前の駄菓子屋相手じゃ力不足だよねぇ♪」


楓「こ、こいつ!?」


蛍「さぁ、夏海先輩と駄菓子屋さんは放っておいて私たちも今月のマガジンZを読みましょう。」


小鞠、れんげ「「ハ~イ」」


卓「」コクッ



【第9話 密林の破壊神<前編>】


蛍「物語はブラジルのアマゾン川流域の近くにあるマナウスという街から始まります。
そこには一人の少年がいました、名前はビクトルくん。なんと彼は天才児だったのです!」


小鞠「そんなビクトルくんのところに現れたのが…」


[外 出る!! 子供 太陽の下でたくさん遊ぶ!!]


[オレ アマゾン お前ガイドしにきた!!]


れんげ「アマゾンなのん!」


小鞠「やっぱりXライダーの次はアマゾンだよね。」


蛍「これまでのライダーと違って随分と個性的な服を着た野生児ですね…
さて、そんな二人に怪しい男が怪人を引き連れてやってきたのです!」


((ゴオオオオオオオオ))


れんげ「男が火を吹いたのん!アマゾン危ないん!?」




[ガアアアアァアウゥ]



[アァ―――マァ――――ゾォオオオ――――ン!!]



小鞠「けど大丈夫!アマゾンが変身してその場を脱する事が出来たよ!」


蛍「このアマゾンライダーの絵ですけど身体のまだら模様が面倒臭そうですね。
こんなのを丁寧に描き込むとか村枝先生はさすがです…」


れんげ「そしてビクトルが怪人に命令をする場面を見て男は一旦引き下がったのん!」


小鞠「その夜、さっきの怪しい男…サラマンダーはニードル、アスラ、プワゾンという三人の男たちと会っていたの。」


れんげ「サラマンダーは三人からビクトルを連れて来るように命令されたのん!」


蛍「ここにきて黒幕たちがようやく姿を現した訳ですね。彼らは一体何者なのでしょうか?」



小鞠「翌日、アマゾンとビクトルくんはギアナ高地にある悪魔の食卓と呼ばれているデビルズテーブルに向かったの。
そこは地元の人たちも恐れて近付かない場所で、
以前にもルポライターの人がセスナごと行方不明になったという曰くつきの場所だったんだけど…」


((ギャロオン)) ((ギャロン))


蛍「バイクで崖を登ってる…何なんですかこの光景は?」


れんげ「ちなみにこれはアマゾンのバイクジャングラーなん!
ビクトルに変なバイクって言われて怒ってるのがなんだか可愛いのん。」


[ビクトル]


[ナニ・・・・これ?]


[これ「トモダチ」という意味]


[ビクトル オレが怪我したとき クスリくれた ]


[お前もオレの大事なトモダチ]


小鞠「これはTV版でマサヒコくんがアマゾンに教えたトモダチサインだね。
それを今度はアマゾンがビクトルくんに教えるだなんて村枝先生って色々と拘ってるよね!」



[ちぇ・・・・甘ったるくて見てられねえなあ!!]


れんげ「そこへサラマンダーが現れたのん!ビクトルをさらおうとしてるん!」


[ビクトル!! ぐああああ ああ]


小鞠「サラマンダーの火でアマゾンが大ピンチだよ!」


蛍「そこでビクトルくんは苦渋の決断をするのですけど…」


[アマゾンもういい!!]


[もういい・・・・君は・・・・クビだよ・・・・]


[バイバイ]


蛍「ビクトルくんはアマゾンと別れる事に…」


れんげ「けどビクトルは別れる時にアマゾンが教えたトモダチサインをしてたのん!
その意味を受け取ったアマゾンは諦めずにビクトルを助けに行くんな!!」


[ビクトル泣いてた・・・・つらい・・・・悲しい・・・・]


[でも・・・・泣くな]


[オレがいる!! オレが行く!!]


小鞠「頑張ってアマゾン!ビクトルくんがあなたを待ってるよ!」


蛍「さて、そんな訳で今月号を読み終えた訳ですが…」


夏海「ぬぅぅ…これは気になりますな!次号が楽しみですぞ!」


楓「テメッ!コラッ!最後まで立ち読みしてんじゃねえ!!」(パタパタ)


蛍「こちらもどうやらようやく決着が着いたそうです…」



<10月号発売日>


れんげ「こまちゃん、ほたるん、急ぐのん!マガジンZ10月号の発売日なん!」


蛍「そんなに急がなくてもマガジンZは逃げたりしないから大丈夫だよれんちゃん。」


小鞠「例によって夏海はまた一足先に駄菓子屋に向かったけど…」


~駄菓子屋~


楓「♪~」(ガサゴソ)


夏海「ちょっと駄菓子屋!
ウチが立ち読みしてる最中に商品の並び替えしないでくれるかな?
気が散って立ち読みできないんだけど!ウチはお客様なんだぞ!!」


楓「うっせバカ!立ち読みしてるヤツは客とは言わないんだよ!」


れんげ「駄菓子屋がなっつんの周りで頑なに商品の入れ替えをしてるん…」


蛍「あぁ…ブッ○オフなんかでも長時間立ち読みしている迷惑なお客さんの足元で、
店員さんが嫌がらせの如く商品の入れ替え作業していますよね。」


小鞠「いい加減買えばいいのに…」


蛍「まあ二人の対決(?)は置いといて私たちは今月のマガジンZを読みましょう。
さて、先月号でサラマンダーに連れて行かれたビクトルくんはどうなったのでしょうか?」



【第10話 密林の破壊神<後編>】


蛍「前回の話でサラマンダーに連れ去られたビクトルくんですがそこで彼が見た光景は、
なんと既に絶滅した恐竜や独自の進化を続けた昆虫類だったのです!」


小鞠「そして驚いた事にビクトルくんはこの『ラスト・バタリオン』の遺伝子を元に作られた子供だったの!
その事でサラマンダーに化け物呼ばわりされたビクトルくんは獣たちを操ってサラマンダーを攻撃しようとするんだけど…」


[やっちぇえ!!]


[しゃーねえおしおきだ]


[現実ってもんを学びな!!]


れんげ「サラマンダーが怪人になってビクトルが操った獣を燃やしてしまったのん!?」


蛍「一方、アマゾンはというと…ようやく険しい崖を登って頂上に辿り着いたのですが…」


[ビクトルウゥ!!]


小鞠「けどそこでアマゾンが見たのは…コントロール装置に組み込まれたビクトルくんの姿だったの!」



[ビクトル ウ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛]


蛍「怒りの叫びを上げながらアマゾンはコントロール装置から無理矢理ビクトルくんを引き離そうとします。
そして…」


[・・・・ア・・・・マ・・・・・・ゾォン・・・・]


((ドガアアアアアン))


小鞠「ビクトルくんの呟きとともに装置は爆破!二人はどうなったの!?」


[ア・・・・マゾ・・・・]


[バカ・・・・]


[バイバイって言っただろぉ]


れんげ「爆発の瞬間にアマゾンライダーに変身してビクトルを助けたんな!!」


小鞠「よかった、二人は無事だったんだね!」


蛍「ちなみにサラマンダーはその少し前でアマゾンの爪により頭を真っ二つに斬られていました。
これカラーページで描かれているからかなりグロい描写ですね…」



小鞠「でも大変!
デビルズ・テーブルの周辺の山の頂上が動き出してニードルたちは空の彼方へ消えちゃったよ!?」


蛍「ニードル、プワゾン、アスラ、この三人は一体何者なんでしょうか?
それと…大変です!ニードルは置き土産に先ほど頭を真っ二つにされたサラマンダーを甦らせてしまったのです!?」


[なあビクトル 聞き分け良くしな]


[仲間になればお前のその力でラスト・バタリオンどもに人間を食い尽くさせてよお・・・・・・]


[この世界を自由にできるんだぜえ・・・・]


小鞠「サラマンダーからの悪の誘いだよ!」


蛍「V3編でも風見さんがベガさんに誘いを受けていましたけど謎の組織は人材不足なんでしょうか?」


[世界なんか・・・・いらないね]


[世界一の頭脳があったって・・・・世界を自由にできたって・・・・]


[一人ぼっちの世界じゃないか!!]


[アマゾンは・・・アマゾンは・・・ボクだけのために来てくれたんだぞ!!]


小鞠「ビクトルくんはサラマンダーの申し出を断った!」


れんげ「一人ぼっちだったビクトルにアマゾンという新しい友達ができたからなのん!!」



蛍「そしてアマゾンライダーはサラマンダーの口を抉って…平成ライダーじゃ間違いなく規制されて放送できないシーンですよこれ…」


れんげ「けどそれで大変な事になったん!
ニードルはサラマンダーを復活させただけじゃなく密かにパワーアップさせていたのん!?」


[ギシャアアア]


小鞠「大変だよ!サラマンダーが大きな恐竜になっちゃった!?」


れんげ「アマゾンはどう立ち向かうのん!?」


蛍「あ、アマゾンがジャングラーを呼び寄せて…これは腕輪…?
アマゾンが右腕にはめている腕輪と同じ腕輪を出してきました、この腕輪は一体?」


小鞠「こ、これって確か…ガガの腕輪だよ!
あのゲドンやガランダー帝国が狙っていたガガの腕輪がアマゾンライダーの持つギギの腕輪と合体した!!」



[スーパー 大切断]



れんげ「アマゾンライダーの必殺技スーパー大切断の炸裂なのん!!」


小鞠「このスーパー大切断はガランダー帝国の首領のゼロ大帝をやっつけた超必殺技なんだよ!」



蛍「そして事件は終わりビクトルくんはまた元の研究者としての生活に戻るのですが…」


[悪いけど・・・・ 僕はもう少し 遊んでいくよ!!]


小鞠「そしてビクトルくんは同じ年の子供たちと遊びに、アマゾンの人柄がビクトルくんの孤独を立ち直らせてくれたんだね!」


れんげ「やっぱり仮面ライダーは子供たちのヒーローなのん!」


蛍「今回もいいお話でした。さて、こちらは…」


夏海「この…駄菓子屋!駄菓子屋の所為で全然読めなかったじゃんかよ!?」


楓「うっせバカ!私だってお前の妨害するので全然読めねえんだ!
せっかくのアマゾン編なのにどうしてくれる!?」


蛍「なんと醜い争いなのでしょうか…
少しはアマゾンとビクトルくんの関係を見習ってください。」

ここまでなん

駄菓子屋となっつんの戦いは次回も続くん



<11月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「お~い駄菓子屋!マガジンZ11月号は置いてあるかい?」


楓「………そこに置いてあるだろ…」


蛍「駄菓子屋さん、今回は普通に本の在処を教えましたね。」


れんげ「おかしいのん!こんな素直なの駄菓子屋じゃないのん!」


夏海「まあまあ、きっと今日は駄菓子屋機嫌がいいんだよ。
そんな事はともかく今月の仮面ライダーSPIRITSはと…
あぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!??」


小鞠「ちょっと、何大声上げてんのよ夏海!」


夏海「だだだだってこれ本が…本が!?」


蛍「あ、輪ゴムで横に止められてます。書店さんがよく立ち読み防犯に使う手ですね。」


夏海「チックショー!駄菓子屋どういう事だ!?」



楓「どうもこうもあるか。お前みたいな迷惑な立ち読みバカを防止するためだ。文句あるなら金出して買え!」


夏海「ギギギ!おのれ駄菓子屋!!」


小鞠「さすがに今回は実力行使できたようだね。じゃあ夏海も諦めて今月はちゃんと買いなよ
………ってアンタ何してんの!?」


夏海「何って輪ゴム外してんの。このままじゃ読めないじゃん。」(ポィッとな)


蛍「うわっ!たまにいますよね。書店で輪ゴムで止めてる本を平然と剥がしちゃう人って…」


れんげ「このssを見ているよい子のみんなはやっちゃダメなのん!」


小鞠「れんげは誰に注意してんの?」


楓「おまっ!何してんだ!?」


夏海「へへっ、この程度でウチがどうにかなると思ったかい?
さあ、今月の仮面ライダーSPIRITS読むよー!!」


楓「ぐぬぬ!」


蛍「私たちはちゃんとお金を払って読みましょうね。」


小鞠、れんげ「「ハ~イ」」


卓「」コクッ



【第11話 彷徨の雷鳴<前編>】


蛍「前回の続きですね、あの空の彼方へと飛び立った大地ですがその正体は実は巨大なUFOだったのです。」


れんげ「UFOなん!UFOなん!」


小鞠「そこでは先月号で計画の邪魔をされたニードルたちが新たなる刺客を差し向けようとしていたの!」


[仮面ライダーと名のりし者たち・・・・ イヤな感じがします・・・・・・]


[できますか? ムラサメ・・・・]


夏海「新たなる刺客として差し向けられるのはムラサメってヤツなのか!
あれ…?ムラサメ?そういえばライダーにもムラサメって名前のがいたような気が…?」



蛍「場面は変わって神奈川県三浦市、今回の話の舞台ですね。
ここでは滝さんが仮面ライダーに関してある人物を訪ねに来ていたのです。」


小鞠「それと今回一緒に来るのはアンリさんじゃなくて三影英介さんっていう恐いおじさんが付いてきたんだよ。」


夏海「なんだよこれ…リーゼントにサングラスってほとんどヤクザじゃん!」


楓(ムラサメ…それに三影…?何だろこの組み合わせ…どっかで聞いた事があるような気が?)


[どいたどいた――――!!]


れんげ「そんな二人の車を一台のバイクが猛スピードで追い上げていったのん!」


蛍「背中にバラの刺繍のジージャン、それにSの字が刻まれたシャツとかこれまた随分個性の溢れる服装のセンスですね。」


夏海「バラの刺繍のジージャン…?」


小鞠「それにSの字が刻まれたシャツ…それってまさか!?」



[・・・・よお 今日はよ・・・・お前の名前と同じ花にしといてやったぜ・・・・]


[花言葉は・・・・へ・・・・そんなの俺が知るワケねえか・・・・]


楓(その男が岬ユリ子之墓にユリの花を手向けてる…このシチュエーションは…!?)


蛍「そして滝さんは『立花レーシングクラブ』というバイク屋さんにやってきました。
そこにはバイクの整備をしている一人のおじさんがいたのです。」


[滝・・・・か]


[オヤっさんひさしぶり!!]


れんげ「オヤっさんなのん!」


夏海「おぉーーー!あの仮面ライダー1号~ストロンガーの師匠でもあるオヤっさんの登場だ!!」


楓(まぁ、滝が出てるんだからオヤっさんが出てきてもおかしくないよな。いやむしろ遅いかも…)


蛍「けど再会したばかりなのに殴られる滝さん…
理由は今まで音信不通だったからだとか、ライダーって身内の事すっぽかし過ぎじゃないのでしょうか?」



小鞠「滝さんはオヤっさんに協力を求めるんだけど何故か断られちゃうの。
けどオヤっさんのとこには一人だけライダーがいたんだよ。」


[俺が城茂 バリバリの改造人間ってわけだ]


夏海「うっはー!城茂!ストロンガーだ!」


楓(これで栄光の七人ライダーが全員出演したって事になるのか。)


蛍「そして夜が明けて翌朝、茂さんはバイクで昨日のお墓のある場所へ出かけて三影さんもどこかへいなくなりました。
滝さんは昨日のオヤっさんの態度が気になる問い質したところ…」


[哀しい話だぞ・・・・ 滝・・・・]


れんげ「オヤっさんが泣いてるのん!」


楓(あのオヤっさんが涙を流さなければならない程の話ってまさか…)



夏海「一方、ユリ子の墓参りに来た茂の前に怪しげな男たちが立ちはだかったんだ!」


[エレクトロ ファイヤ―――――!!]


((バババババ))


夏海「けど有無を言わさずにエレクトロファイヤーで全員倒したぞ!さっすがー!」


れんげ「まだなん!煙の中から連中が出てきたのん!こ、これは…」



((シュゥゥゥ))



「「く、黒いZXだぁぁぁぁぁぁ!?」」


夏海「これってZXだよね!10番目の仮面ライダーZX!?」


小鞠「けど何で黒いの?おまけに同じ顔をしたのが13人もいるし!?」



楓(そういえば冒頭のページでムラサメとか言ってたな。
ムラサメといえば確かZXに変身する村雨良の名前だろ。
先々月号のアマゾン編でもルポライターを乗せたセスナが撃墜したとか言うが、
確か村雨良は姉とアマゾン川を取材していたらバダンに捕まり改造手術を受けたって…
じゃあこいつは本物のZXなのか?
つーか13人の仮面ライダーってこれ原作仮面ライダーのオマージュじゃんか!!)


蛍「みなさんが驚いている中、茂さんも変身した姿で出てきたのです。」


[俺は・・・・仮面ライダーストロンガー!!]


蛍「ほら、ストロンガーの登場ですよ。格好いいですね…ってみなさんそれどころじゃありませんね…」


夏海「そりゃそうだよほたるん!」



夏海「ZXは黒いし敵だし!」


小鞠「おまけに13人もいるし!」


楓(なんだか三影も裏切りそうな感じだし!)


れんげ「次回が気になってしょうがないのん!」


卓「」コクッ


「「次回どうなってしまうんだ~!?」」


蛍「と、とりあえず次号発売日まで大人しく待ちましょうね…」



<12月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「マガジンZ12月号の発売日だ!れんちょん急ぐぞー!」


れんげ「わかったのん!ウチ急ぐのん!」


蛍「駄菓子屋さん、今月号のマガジンZは…」


楓「そこだ…」


小鞠「なんかもう諦めた顔で対応してるよ楓姉、一体誰の所為なのやら…」


夏海「さあて、誰の所為なのかねと…お、あったあった!」


蛍「間違いなく夏海先輩の所為だと思いますけど…」



夏海「「あぁーーーーーーーーーーー!?」」


れんげ「なっつん!どうしたのん?」


夏海「ま、また輪ゴムで止められてる…しかも今度は縦横の両方だ!?」


楓「どうだ夏海!今度はお前といえども買わざるを得ないだろ!」


小鞠「遂に楓姉が本気を出した!」


れんげ「本気になった駄菓子屋はスゴいのん!」


蛍「何処がスゴイんだろっていう疑問は聞いちゃいけないんだろうな…
さて、夏海先輩はどうしますか………って何やってんですか!?」


夏海「いやだって縦横に輪ゴムで止められてようが外せばいいだけだしねぇ。
じゃ、今月も読ませてもらうからね駄菓子屋♪」ポイッ


楓「こ、こいつ!?」



【第12話 彷徨の雷鳴<後編>】


[脱走だ――――!!]


[志願した奇械人が脱走したぞ!! 裏切り者を処刑しろ―――――!!]


[あなたは?]


[俺は・・・・ストロンガーだ]


[そう・・・・悪党の恐れる仮面・・・・ライダー]


[仮面ライダーストロンガー!!]


[私は岬ユリ子 電波人間タックル!!]


[共に戦うわ!!]


れんげ「冒頭の回想シーンはストロンガーと相棒のタックルが登場なのん!」


楓(懐かしいなぁタックル。やっぱりストロンガーと言えばタックルだよなぁ…)



蛍「では先月号で13人のZX(?)に取り囲まれたストロンガーですがさっそく攻撃を仕掛けました。」


[電・・・・パァ――――――ンチ!!]


[電キイ――――――ック!!]


れんげ「でも黒いZXたちには全然効果がなかったのん!」


夏海「クッソー!最新型だからって調子に乗って!」


蛍「まあ車でも30年前のスポーツカーじゃ今のエコカーに色々と性能負けしますからね。
この辺ちょっと世知辛いかも…」



小鞠「そこに隊長格のコマンダーがユリ子さんの墓に近付いてユリ子さんも仮面ライダーかって聞いてきたよ!」


[へっ・・・・ハズレだマヌケ]


[そいつは十分すぎるほど闘った 『仮面ライダー』を名乗る事もねえ]


[岬ユリ子はもう ただの女だ]


楓(こ、これは!ユリ子もまた悲しい改造人間の宿命を背負った犠牲者なんだ…
力の限り闘った彼女を改造人間の宿命から解放させて安らかに眠らせてあげたいという茂の想いが…
くぅっ!泣けるじゃないか!!)


れんげ「駄菓子屋、何で泣いてるのん?」


楓「バ、バカ!別に泣いてねーし!」



蛍「同じ頃、滝さんとオヤっさんにも刺客が…!
その刺客はなんと滝さんの同行者の三影さんだったのです!」


夏海「三影のヤツ…先月号からニードルと密会してたし怪しいと思ってたんだよな!」


楓(三影…何気に思い出したがこいつも確かZXに出てたな。
確かTVスペシャルでタイガーロイドになってたはずじゃ…?)


小鞠「ピンチの二人はバイクで逃げ出すんだけどそのバイクが…」


[「テントロー」タックルの・・・・ユリ子の乗っていたマシンだ]


楓(そうか、タックルの死後もオヤっさんが持っていたんだな。)


小鞠「そしてオヤっさんは滝さんにタックルの事を語り始めたの。
蛍にも説明するけどタックルはデルザー軍団の魔女ドクターケイトの毒にやられちゃったんだよ。
それで最期はドクターケイトを道連れにウルトラサイクロンで…」


蛍「なるほどそうなんですか。
あれ?タックルって確かディケイドのMOVIE大戦にも出てきたような…
ハチ女相手に心中してた気がするけどあれはリ・イマジの世界という事で納得しておきましょう。」



れんげ「場面は変わって…ストロンガーは13人のライダーに囲まれてるん!」


小鞠「力が互角で13人もいたらこれじゃ勝負にならないよ!」


[チャ――――ジアップ!!]


[超電ドリルキィ―――――ック!!]


夏海「でも大丈夫!
ストロンガーにはデルザー軍団との戦いの時にパワーアップした超電子ダイナモの力があるもんね!
これで13人のZXも楽勝だ!!」


((ドカ カ カ カ カ))


[が あ ああ・・・・あ]


((ドガアアアン))


蛍「けどコマンダーが手裏剣みたいなのでストロンガーを刺した後に爆弾でドカンって…」


夏海「ZXの武器の十字手裏剣に衝撃集中爆弾だ!仮面ライダーが武器使うなんて卑怯だー!」


小鞠「いや、ライダーマンやXも武器使ってるから…」



楓(そこへオヤっさんと滝が倒したストロンガーの捜索を行っているZXのとこへやってきた!)


[よくも茂をぉ!!]


[オヤっさん!!]


れんげ「怒りに燃えるオヤっさんがコマンダーに挑んだのん!」


蛍「オヤっさん…バイクをウィリー走行とかこの人もただ者じゃありませんね。」


小鞠「けどオヤっさんはコマンダーに捕まって首を絞められて殺されそうに…」


[オヤっさん!!]


[グ ゲホォ]


夏海「もうダメだ…お終いだよ…先輩ライダーでも助けに来ないと勝てっこないよ…」



楓(待て!誰かが口笛を吹いてる…口笛といえばまさか!?)


[ヨオ オヤっさん どうしたい]


[し・・・・茂ぅぅ]


れんげ「茂なん!茂が生きてたのん!」


夏海「いやぁ~、ウチは信じてたよ!大体ライダーが死ぬわけないしね!」


小鞠「さっきアンタもうダメだって言ってたくせに…」


卓「」コクッ


蛍「そして茂さんは再びストロンガーへと変身します!」



[変身 ストロンガー]


[天が呼ぶ・・・・]


[地が呼ぶ・・・・]


[人が呼ぶ・・・・]


[悪を倒せと俺を呼ぶ・・・・]


[聞け 悪人ども・・・・]


[俺は正義の戦士 仮面ライダーストロンガー!!]


れんげ「ストロンガーの登場なのん!カッコいいのん…って…これは酷いのん!?」



小鞠「ストロンガーがボロボロだよ!!」


夏海「やっぱりさっきのコマンダーの攻撃が…」


蛍「酷過ぎますね、角部分は折れてるし口からは血の痕が…
おまけにトレードマークの胸のSの字にも切り傷とか重傷じゃないですか!」


楓(だがそれでもストロンガーは戦う事を止めない…
たとえボロボロでも正義は必ず勝つって事を体現してんだな!)


蛍「けれどそんなストロンガーの姿を見た三影さんは反発して銃を取り出したのです。」


[何が正義の戦士だよ この夢想家め それが勝利者の姿かよ・・・・]


[腐れきったこの世に善も悪もねえ!! 強い者が生き残る!! 勝ち残った者こそ正義よ!!]


れんげ「酷い事言うのん!」



[あっそ じゃあやっぱり俺が正義じゃん これから楽勝で勝ってくるんだからよ]


夏海「それに対してストロンガーのこの返し!さすがだね!」


[俺は違う 俺はキサマらとは]


[三影・・・・]


蛍「そして不気味な事を呟く三影さん、何やら今後の展開に禍根を残しそうな予感がします…」


((ボシュウ))


((ドシュッ))


[!!]


夏海「ひぃぃっ!ストロンガーのお腹にZXのマイクロチェーンが刺さった!?」


小鞠「このままじゃストロンガーがなぶり殺しにされちゃうよ!」



((ガシイイ))


れんげ「ストロンガーがコマンダーの首を掴んだのん!」


楓(この構え…まさかこの技は!?)


[カクゴしな・・・・キクぜ・・・・コイツはよ]


[その技・・・・まさか・・・・!! タックルと同じ・・・・]


[へへ・・・・・・使えるぜ 俺はタックルと同時期に改造されたんだからな]


[や・・・・やめろ!! やめてくれ茂・・・・!!]


[オヤっさん 命にゃあ懸け時ってやつがある・・・・ あいつも・・・・そうだったんだ]


[超電子・・・・ウルトラサイクロン!!]


れんげ「超電子のパワーでウルトラサイクロンなのん!」


蛍「技の威力は凄まじくその場にいたコマンダーを含めて12人のZXたちが一気に倒されました!?」



[コーヒーが入ったわ――――・・・・]


[ヘエーめずらしい事もあるもんだ ユリ子とは長い付き合いだけどコーヒーを入れてもらったのは初めてだぜ!!]


[ねえ茂・・・・・・・・]


[いつか悪い怪人がいなくなって世の中が平和になったら・・・・]


[二人で・・・・どこか遠い 美しい所へ行きたいわ・・・・]


[いいねえー・・・・ 俺も行きてえよ]


[ホントに?約束してくれる?]


[ああ・・・・約束だ]


楓「うっ…うぅ…グスッ…」


夏海「あれ?駄菓子屋がもうメチャクチャ号泣してる?」


れんげ「駄菓子屋…悲しい事でもあったのん?」


楓「れんげぇ…大人になると…色んな事で泣いちゃうんだよ…」



蛍「ちなみに自爆技を行ったストロンガーですが実は超電子ダイナモが自爆を押さえ込んでくれたので助かったそうな。
あれだけ決め込んで実は生きていたとか…まあ無事だからいいですけどちょっとカッコ悪いかも…」


れんげ「戦いを終えた茂はすぐに旅立とうしてたのん。」


夏海「何ですぐに旅立つのかね?大怪我してるんだから治してから行けばいいのに?」


[約束だからよ なあ]


[いつか――――・・・・]


[世の中が平和になったら―――――・・・・]


楓(そうだよな…茂はユリ子の言ういつか平和になった時に交わした約束を果たすために戦うんだな!
村枝先生…アンタ凄いよ!!凄すぎるよ!!)



蛍「駄菓子屋さんは感激のあまりもう私たちの事は眼中にありませんね…」


夏海「ま、駄菓子屋もお年頃って事で。じゃあ来月もよろしくね~♪」


楓「来月は休載だ!バカヤロー!!」


※(実際にマガジンZ2002年1月号発売時は仮面ライダーSPIRITSは休載してました。)

とりあえずここまで

更新遅れてごめんな

お詫びに新連載のssをでもどうぞ
こっちはギャグ無しのシリアスなんで注意してほしいん

南光太郎vs真・仮面ライダー
南光太郎vs真・仮面ライダー - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407240535/)



<2月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「ようやく2月号の発売日、さあて駄菓子屋はと…あれ?」


このみ「いらっしゃいみんな♪」


小鞠「何でこのみちゃんが留守番してるの?」


このみ「楓ちゃんに店番頼まれちゃったんだ、楓ちゃんは奥で倉庫の片付けしてるらしいけど…」


楓(コソコソ)


れんげ「本当なん!駄菓子屋がお店の奥にいるん!」


蛍「駄菓子屋さん倉庫の片づけをしてるはずなのに何でこっちばかり見てるんでしょうか?」



楓(今までの反省を踏まえて今回は他の人間に店番を任せてみようと思う。
あいつも私以外の人間に注意されれば反省して立ち読みを止めるかもしれん!)


夏海「まあいいわ、さっそくマガジンZの2月号読ませてもらうね!」


このみ「ちょっとなっちゃん!立ち読みはダメだって楓ちゃんが言ってたんだよ。メッ!」


夏海「ブ~!固い事言うなよこのみちゃん!どうせ駄菓子屋からタダ同然で店番させられてんだろ?
だったらさぁ、ね?いいだろ?」


このみ「で…でも…」


夏海「それに今回のSPIRITSはスカイライダー編だよ、このみちゃんスカイライダー好きだろ?」


このみ「スカイライダー?読む読む!一緒に読も~♪
あの俳優の村上弘明さんカッコいいんだよね~!」


楓(こ、このみがぁぁぁぁぁぁ!?夏海に籠絡されたぁぁぁぁぁ!?)


このみ「じゃあメガネくん、私と一緒に読もうか?」


卓「」コクッ


夏海「ムッ!」



【第13話 約束の蒼空<前編>】


蛍「さて、何やらご機嫌斜めな夏海先輩はさて置いて本編開始です。
前回13人のZX部隊がやられてしまった敵陣営、そこで彼らは遂に三幹部の一人であるプワゾンを派遣する事になったのです。」


小鞠「そして今回の舞台はノルウェーのトロムソ地方だよ。
雪に覆われた寒そうな場所、そこにハングライダーで空を飛ぶ男の人が…!」


[スゴイな フィヨルドから吹き上がる風は・・・・]


[いつまでも飛んでられるって感じだ!!]


このみ「この人はスカイライダーでお馴染みの筑波洋さんだね!」



夏海「懐かしいよねスカイライダー!」


小鞠「その名の通りライダーの中で一人だけ空を飛べるし!」


このみ「途中から先輩ライダーが助けに来てくれたりしたし!」


楓(そういえば先輩ライダーたちが助けに来るようになってから空飛ばなくなったな。
空飛ぶシーンって予算掛かって大変だったのかな?)


蛍「そんな洋さんの他にもう一人同行者が…何ですかコレ?」




[洋さ―――――ん!! 待って―――――な―――――]



れんげ「がんがんじいなのん!!」


蛍「がんがんじい?」


夏海「そういえばいたね、こんなのも…」


楓(ちゃんとスクーター乗ってるし、無駄に凝るのが村枝先生だな…)


蛍「さて洋さんは飛行中にとあるお城を発見、そこにいたのは一人の美しい女性でした。
けど…あれ?この女性はプワゾンに似ている気が…?」


このみ「うわぁ、キレイなお城だね!こういうお城に行ってみたいよねメガネくん!」


卓「」コクッ


夏海「ムムッ!」



[しまっ・・・・!]


れんげ「けどハングライダーが墜落してしまったん!よそ見しちゃダメなん!」


小鞠「地面に落ちた洋さんはそこでインターポールのグレゴリオっていう刑事さんに捕まっちゃうの!
この人が言うには洋さんが連続科学者誘拐犯だって言うんだけど…」


[ガンガンガンガラガンガガンガガンガガ――――ン]


[その名も高きがんがんじい様や!!]


蛍「ガンガン言い過ぎです…」


れんげ「ヒーローごっこ言われてがんがんじい大暴れなのん!」


小鞠「その所為で洋さんたちが余計疑われて本当に捕まりそうになっちゃうよ!?」


このみ「まあしょうがないよね。日本でだっておまわりさんに暴行したら公務執行妨害だし…」


夏海「本編と同じでがんがんじい足引っ張ってるよね…」



[待ってください!!]


蛍「そこへ助け船が、先ほどの美しい女性のフレイアさんが洋さんたちの無実を証明してくれたのです!」


[フレイア!! 外に出るなといってあるだろう!!]


夏海「それともう一人、爺ちゃんが…
この人はラルス・ボーヒネン博士で洋たちは今回この人を守るためにやって来たんだってさ。」


蛍「さて、無事にお城に入れた洋さんとがんがんじいですが…」


[ワイも日本人 「がんがんじい」こと「矢田勘次」や!!]


蛍「あ、あれ?普通に人間のおじさんが…?ロボットとかそういう類かと思ってたのに…」


夏海「ハハハ!面白い事言うなほたるん!そんな訳ないじゃん!」


れんげ「そうなん、これは単なる着ぐるみなのん!」


蛍「なんだろう…
ヒーロー番組を一気に否定するような発言を浴びせられた気がするのは私の気のせいでしょうか?」



小鞠「そんながんがんじいだけど洋さんの粋な計らいでフレイアさんと一緒に街へ。
この辺まるでロマンスだよねぇ~」


夏海「そっかな~?がんがんじいの恋話とか誰得かっての…」


このみ「いいよね!西洋の街でのデートって!私憧れるよメガネくん!」


卓「?」


夏海「えぇ~い!何がロマンスだ!デートだ!?ライダーは戦ってなんぼのもんじゃー!!」


蛍「まあそうですよね、そんな二人はさて置いてお城には不穏な気配が…
なんとニードルの命令で派遣されたプワゾンがボーヒネン博士誘拐のために現れたのです!」



[やあ・・・・・・・久しぶりだね]


[アナタはあまり 再会いたくはなかったかもしれないけど・・・・]


小鞠「プワゾンが力を解放してお城は吹っ飛んじゃった!?」


れんげ「けどそこにスカイライダーが現れたのん!」


[へえ――― 面白いね]


[自由に天駆けるカメンライダーがいたなんて]


[そうだ俺は空を飛べる仮面ライダー スカイライダーだ!!]


れんげ「スカイライダーはセイリングジャンプしてプワゾンと空中戦を始めたのん!!」


蛍「その名の通りスカイライダーだからこそできる空中戦だね。」



小鞠「ところでこのスカイライダーって色が番組当初の黒っぽい緑の色から
明るい色になってるからたぶん大特訓の後なんだよね。」


夏海「大特訓…ありゃ酷かったよね…
七人ライダーたちが洋にリンチ仕掛けてきたからね。
先輩たちがバイクで追いかけ回したりストロンガーなんて鉄球投げつけてたし…」


楓(そういえばあの時のV3は何故か手袋が赤かったな…)


このみ「まあまあ、そのおかげでグランバザーミーに勝てたんだから。ねぇメガネくん?」


卓「」コクッ


夏海「ムムムッ!」



蛍「当初は互角の戦いを繰り広げていたスカイライダーですが実はプワゾンは周囲に毒を仕込んでいたのです!」


[毒鱗粉の結界だ!!]


[さよなら(アジュー)スカイライダー!]


夏海「スカイライダーが負けちゃったよ!」


このみ「スカイライダーって結構苦戦しがちだからね…」


蛍「ディケイドのMOVIE大戦でもディケイドに回避不能な必殺技を喰らって墜落してましたからねスカイライダー…」



小鞠「けどそこへがんがんじいとフレイアさんが帰って来たんだけど…」


[フ・・・・フレイ・・・・フレイお兄さま]


蛍「なんという事でしょうか。二人は兄妹だったのです!?」


このみ「兄妹だなんてこれは気になるね!そう思わないメガネくん?」


卓「」コクッ


夏海「このみちゃん…何で兄ちゃんに肩抱き着きながら聞いてるんだろ?」


れんげ「何故かなっつんが凄い不機嫌な顔してるん、何でなん?」


蛍「そんな訳で次号に続きます。」



<3月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「3月号~!マガジンZの3月号を読ませろ~!」


一穂「ハイストップ。」


れんげ「ねえねえなのん!」


蛍「本当だ!先生が何で駄菓子屋さんにいるんですか?」


一穂「楓から学校を通して苦情をもらってね。
さすがに教員としては動かなきゃいけないというわけなんよ。ハァ、面倒臭い…」


楓「フフフ!教師に通報したんだ。これでさすがの夏海も…」



夏海「まあいいや、一姉も一緒にマガジンZ読もうよ!」


楓「バーカ!仮にも教師だぞ、そんな生徒と一緒に立ち読みする教師が…」


一穂「ほほぅ、仮面ライダーSPIRITSねぇ。面白そうだからウチも読んでみるか…♪」


楓「ここにいたよ!コンチクショー!!」



【第14話 約束の蒼空<後編>】


蛍「後編スタートです、さっそくプワゾンことフレイさんはなんと蛾の怪人と化したのです!?」


一穂「この怪人、仮面ライダーのドクガンダーに似てるねえ。」


[コラァ やめんかいバケモン!!]


小鞠「前回やられたスカイライダーに代わってがんがんじいが怪人に立ち向かうけど、
フレイさんの放つ毒は強力で鎧が解けちゃうほどなんだよ!」


[私もね・・・・バケモノなの・・・・]


蛍「ですがフレイアさんの持つ解毒作用の能力でなんとか助かりました。
実はなんとフレイアさんも改造人間だったのです!
その直前にフレイさんをバケモノ呼ばわりしてしまったからフレイアさんに対して気まずいがんがんじい…」



((キイイイイ))


れんげ「そこに戦闘機が駆けつけたのん!」


夏海「でもすぐにやられちゃったね。」


一穂「そのおかげでみんな無事に避難できたから良しとしなきゃ。」


蛍「ここで過去に何があったのかが語られます。
実はフレイさんとフレイアさん兄妹は10年前に飛行機事故に合い重傷を負ってしまったのです。
しかし生命工学の技術により治療することが出来たのですが…」


一穂「その時の実験の結果、フレイには毒素の力を、フレイアにはその解毒の力が身に付いたわけだね。」


小鞠「けどフレイさんはその力に耐えきれずに突然失踪しちゃったんだ。」



夏海「その話を聞いたがんがんじいは外へ飛び出しちゃったよ!」


[人として頼んます!!]


[もうこれ以上フレイアはんを哀しませんといてくれ!!]


れんげ「がんがんじいがフレイにお願いしてるのん!」


[バケモノさ フレイアやカメンライダーと同じようにね!!]


[コラ もういっぺん言うてみい]


楓(自分をバケモノだと言うフレイ、それを聞いたがんがんじいは…)



小鞠「同じ頃、フレイアさんは…大変だよ!?
博士がフレイアさんの能力を強化させようとしているよ!?」


[10年前の飛行機事故・・・・フフフ・・・・]


[そういえばあれも・・・・ 私が仕組んだものだったなぁ]


れんげ「酷いのん!」


夏海「なんてヤツだ!実の子をそんな目に合わすなんて!?」


楓(そこへ筑波洋の怒りの鉄拳が!
洋は自分の身も顧みずに培養液に入ってフレイアを助け出そうとするぞ!)



夏海「その頃、がんがんじいは…まあボコボコにやられてたわけで…」


[どや・・・・まいったか・・まいったなら撤回するんや]


[洋はんもフレイアはんも人間や・・・・ってなあ]


楓(そんなボロボロになっても洋やフレイアを人間だと認めるがんがんじい!
なんだか今回はがんがんじいが主役に思えてきたぞ!)


[人間は弱いから裏切り・・・・奪い合う・・・・]


[人間は弱いから恐れ・・・・殺し合う・・・・]


[それが人間さ・・・・それが・・・・]


小鞠「ダメだよ!このままじゃがんがんじいが殺されちゃう!?」



((バオオオオオ))


蛍「そこへバイクに乗った洋さんが現れました!」



[スカイ・・変身!!]



夏海「やったー!スカイライダーの復活だ!今度はプワゾンの毒なんてヘッチャラだぜ!!」



[ライダ―――ブレイク!!]



((ドグアアア))


れんげ「そしてライダーブレイクが決まったのん!!」


楓(スカイライダーの愛車、スカイターボに搭載されている高震動発生装置による必殺技ライダーブレイク!
この描写は本編のシーンを忠実に再現してるな!!)



蛍「実はスカイライダーに毒が効かなかったのはフレイアさんを助ける際に培養液に飛び込んだから免疫が付いたんです。
その力で毒を浴びたがんがんじいを介抱するのですが…」


[げん・・・・や ひろ・・・・しは・・・・も フレ・・・・アはん・・・・も]


[にん・・・・げん・・・・や]


楓(気を失ってても洋たちの事を人間だと認めているがんがんじい…
その言葉を聞いたスカイライダーはフレイの先ほどの言葉を思い出していた…)


[それでも俺は人間を信じる・・・・]


[人間のために闘う]


[俺は・・・・それだけでもいい]


一穂「この台詞はスカイライダーのEDテーマから引用されてるね。
しかもこのページが石ノ森先生の原作タッチに描かれてるからまた哀愁を感じさせてくれるねぇ。」



蛍「ですがその間にもフレイさんは博士を連れて空を飛んで連れ去っていたのです!
幼き日に交わした約束である父親と一緒に空を飛ぼうと、でも博士は…」


[約束?なんだそれは?]


[そんな話はど――――でもいい!!]


[そんな事より早く!!早く私を組織の下に連れてゆくのだ!!]


[お前にそのスバラシイ肉体を与えた技術の園へ・・・・]


楓(なんてこった…父親は既に狂ってたなんて…)


蛍「この言葉を聞いたフレイさんは実の父であるボーヒネン博士を…」


[!!・・・・グア エ゛エ゛ァアアアアア]


楓(がんがんじいのように洋たちを人間だと認める一方で救いようのない人間もいる…
先ほどのスカイライダーの台詞がここで身に染みるな。)



れんげ「そしてスカイライダーが後を追ってきたのん!」


楓(ちなみにスカイライダーは前回の戦闘で重力低減装置が故障しているから、
前回の冒頭で使われたハングライダーを使って飛んできたんだな!)


夏海「そしてスカイライダーとの最後の戦いだ!」



[大 回 転 スカイ―――キイ―――ック!!]



蛍「戦いはスカイライダーの大回転スカイキックが決まりフレイさんを見事倒しました!」


一穂「大回転スカイキックはストロンガーに特訓を受けて身に付けた技だね。
しかも回転する事で毒を寄せ付けないようにするとかちゃんと考えて技を繰り出してるよね。」



小鞠「戦いが終わって洋さんはフレイさんを倒してしまった事を詫びようとするんだけど…」


[ねえ洋さん 私・・・・この城を孤児院にしようと思うの・・・・]


[父と二人だった時ももてあましてたしこれからはなおさら・・・・]


[これからは兄の分も・・・・人を好きになろうと思うの]


[だから洋さんもこれからは 兄の分まで笑ってほしくて・・・・]


楓(兄を倒した洋を許してその兄の分まで笑ってくれというフレイア…)


[わかった・・・・笑うよずっと・・]


[この蒼空に誓って――――・・・・]


楓(そして洋もまたそんなフレイアの願いを叶えるためにもこの美しい蒼空に誓ったんだ!
今回もまた見事な話でした村枝先生!!)



夏海「どうでもいいけどこのページのがんがんじいがメッチャ嫉妬の目で洋の事見てるよね。」


小鞠「本当だ、がんがんじいちょっと可哀想…」


蛍「サブキャラは所詮主役のイケメンには敵いませんからね…」


一穂「ふぅ、年甲斐も無く漫画を読んだけど意外と面白かったねぇ♪」


夏海「そうそう!仮面ライダーSPIRITSは全年齢対象だもんね!
一姉も今度から一緒に読もうよ!!」


楓「ミイラ取りがミイラ取りに…結局今回もダメだった…」ガクッ


れんげ「駄菓子屋、どんまいなのん。」

とりあえずここまで

ウチのssの駄菓子屋がどんどんアホの子になってる気がするのん

本編ではちゃんと大人なので安心してほしいんな



<4月号発売日>


~駄菓子屋~


れんげ「4月号発売日なのん!」


夏海「さあ今月もマガジンZを立ち読みっと…!あれ?あぁーーーーー!?」


蛍「あ、今回は紐で結んであるんですね。これじゃちょっと手じゃ解けませんよ。」


楓「オラ!どうだ夏海!今回は立ち読みできないだろ!」


れんげ「駄菓子屋も考えたのん!」


夏海「ムムムッ!けどこんな事くらいで夏海ちゃんは諦めたりしないのさ!
ほら、こうやって隙間からなら読めるし~!」


蛍「うわ、往生際が悪いと言うかなんと言うか…」


楓「おまっ!そんな事すると本が傷つくだろ!?」



【第15話 流星の神話<前編>】


[チェ――――ンジ パワ――――ハンド!!]


れんげ「今月はいきなり仮面ライダースーパー1が出てきたのん!」


夏海「あ、本当だ!序盤からライダーが出てくるなんて珍しい展開だね!」


楓(これは月の基地なのかな?そこで宇宙開発の仕事をしているみたいだな。)


蛍「ところで私、スーパー1について全然知らないんですけど何で宇宙開発をしているんですか?」


小鞠「うんとね、仮面ライダースーパー1は元々宇宙開発を行うために生まれた改造人間なの。
だけどスーパー1の力を悪用しよとしたドグマやジンドグマが現れて戦う事になったけどスーパー1はその戦いに勝ったんだよ!」


夏海「スーパー1の能力はファイブハンドといって銀の腕のスーパーハンド。
凄い怪力を生み出すパワーハンド、3億ボルトのエレキ光線を出すエレキハンド、
超高温火炎と冷凍ガスを出す冷熱ハンド、それに小型ロケット型のレーダーを打ち出すレーダーハンドがあるんだよ!」


れんげ「それだけじゃないのん!
スーパー1は拳法家で赤心少林拳の技を繰り出す事が出来るのん!!」


楓(そしてスーパー1こと沖一也は戦いに勝利した後に、
ジュピタースーパー1のシャトルに乗って宇宙に旅立ったんだがまさか月面で基地建設してたとはな…
もっと遠い宇宙に行ったかと思ってたのに。)


蛍「宇宙開発に拳法家、なんだか平成ライダー13作目の仮面ライダーフォーゼの設定を全部詰め込んだ感じですね。」



蛍「さて一方、地球の国際宇宙ステーションでは月面で働くアストロノーツのために親族との交信をする企画があったのですが…」


[この谷源次郎とジュニアライダー隊は誰がなんと言おうと沖一也の家族ってワケだ]


夏海「うおっ!懐かしい!谷の親父さんとジュニアライダー隊のみんなだ!!」


小鞠「私たちBLACKが始まる前は観てたもんね!」


れんげ「みんなスーパー1とお話ししたくて待ち遠しいのん!」


楓(スカイライダーとスーパー1のオヤっさんポジションの谷さんが出るとは、
それにハルミやチョビまでちゃんと描くとは村枝先生は本当に作品を大事にしてるなぁ。)



[ぬぅがああああぁぁ]


蛍「けどせっかくの楽しい催しが開かれる最中、一人だけ不機嫌な人がいました。
それは先ほど一也さんに荷物を渡したセルゲイ・コリバノフさんだったのです。」


楓(奥さんに離婚されて親権も取られておまけに子供に会えないとか…
現代社会の荒波がライダーの世界にもやってきたか。)


小鞠「ところでこのセルゲイさんの奥さんってアンリさんに似ている気がするんだけど…?」


蛍「そんなセルゲイさんが家族を蔑にしてまで月を目指した理由、それは兎に会うためとか…
意外とロマンチストな方なんですね。」


小鞠「そうそう、お月さまには兎さんが餅つきをしてて…」


夏海「姉ちゃん…中2にもなってまだそんな事信じてんだよな…」


蛍「可愛くていいじゃないですか!?先輩はピュアなままでいいんですよ!!」


れんげ「何でほたるんが怒るのん…?」



((ズズズズ))


小鞠「そんな時に月で地震が!?」


楓(月で地震ってありえないだろ…)


れんげ「調査に出ようとするセルゲイたちの前にアスラが現れたのん!?」


夏海「そして現場に到着したスーパー1が見たのは巨大なクレーターが!
けどその間に、月面基地はアスラに襲われてしまったんだ!?」


[ホオ・・・・その異形・・・・]


[こんな所でカメンライダーに会えるとはな?]


[モロイ・・・・まるで兎小屋だな・・・・]


[こんな未熟な技術でなにか成せると想っていたのか]


れんげ「みんなが一生懸命作った月面基地を壊されてしまったのん!」


蛍「しかも作業員たちまで皆殺しに…月面じゃ逃げ場なんてありませんからね…」


[ウ オ オ オ]


楓(スーパー1がアスラに怒りのキックを!みんなの敵を取ってくれスーパー1!!)



<5月号発売日>


~駄菓子屋~


れんげ「マガジンZの5月号発売日なのん!」


夏海「さあてと、さっそくマガジンZを立ち読みしますかなって…なんじゃこりゃ!?」


蛍「あらら、今度は縦横全部紐で閉じてあるんですね。これじゃ立読みのは不可能ですよ。」


夏海「くっ!駄菓子屋め!?ウチの楽しみを邪魔するとはなんてヤツだ!!」


楓「うるせえバカ!読みたきゃまず金払え金!」


蛍「そうですよ夏海先輩、駄菓子屋さんだって商売でやってるんだから…って何やってんですか!?」


夏海「いや、この紐の隙間を頑張ってこじ開ければ見れるはずだよ!」


((ビリッ!))


楓「馬鹿やめろ引っ張るな!本が破れるだろ!?」



【第16話 流星の神話<後編>】


蛍「さて、そんな駄菓子屋さんと夏海先輩は放っておいて本編ではスーパー1とアスラが対峙しています。」


[ここには・・・・人類の夢があった]


[そして・・・・その夢に人生を掛けた人達も・・・・]


[それを・・・・よくも・・・・]


小鞠「怒りに燃えるスーパー1!今こそ赤心少林拳が繰り出される時だよ!!」




[スーパーライダ――――・・・・旋風キィ――――ック!!]



れんげ「スーパー1の必殺技スーパーライダー旋風キックなのん!これでアスラも…」


((ボコォ))


蛍「いいえ!アスラは喰らってません!それどころか身体から幾多の触手を出して正体を表そうとしています!?」


[チェ―――ンジ冷熱ハンド!! 超高温火炎!!]


れんげ「冷熱ハンドでアスラの身体を燃やしたのん!これなら!」


[あの力は神のものなり 愚者にくれてやるわけにはいかぬ]


蛍「遂にアスラの正体が判明しました!その正体は巨大なアメンボ怪人だったのです!?」


[キサマ・・・・ドグマ・・・・ジンドグマか!?]


[・・・・・・・否・・・・我が組織の名は・・・・]


蛍「遂に明かされる敵組織…!
ですがちょっとタイミングが悪く実は生存していたセルゲイさんたちから連絡が!」



小鞠「でも今度はアスラがセルゲイさんたちを襲おうとしている!
スーパー1はVジェットを使ってアスラの足止めに成功してシャトルに乗り込んだよ!」


れんげ「そしてみんなは月を脱出して地球に戻るのん。
けどこれVジェット置き去りなん、Vジェット可哀想なのん…」


蛍「きっと後で回収すると思うから大丈夫だよたぶん?
ですが月を脱出したシャトルは突如出現した魔法陣に吸い込まれてしまったのです!?」


小鞠「同じ頃、国際宇宙ステーションではとんでもない事が…!」


[ヒ・・ヒイ うああああ]


[あ・・・・あ・・・・隕石・・・・いや要塞・・・・?]


蛍「なんという事でしょうか!
宇宙ステーションの正面に巨大な醜い顔をした隕石が現れたのです!?
そしてその顔の上に人らしき人物が…あれ?でもこれって…?」



[ヒトよ・・・・見えて・・・・いる・・・・か]


[ヒトよ 聞こえている・・・・か]


[神は・・・・嘆き・・・・悲しんでいる・・・・]


[愛さなければよかった・・・・ ・・・・とな]


[そうして流した黒い涙の中から俺たちは来た・・・・]


[俺たちは「BADAN」 神に愛されし者]


「「バ…バダン!?」」


れんげ「大変なのん!黒幕はバダンだったのん!?」


小鞠「そっか!だからZXが出てきたわけなんだね!」


蛍「あの…ちょっと待ってください!バダンって何ですか?」


小鞠「仮面ライダーZXに出てきた敵だよ!
けどZXってTVSPで1回しか見た事ないから私も詳しくは知らないけど…
初代ライダーのショッカー~スーパー1のドグマまでの歴代の悪の組織を裏で操っていたんだって!」



蛍「なるほど、それは手強そうな組織ですね。
そしてこの宣戦布告とも取れる光景を全世界にいるライダーたちや滝さんも目撃していました。
ニューヨークでは滝さんが、イギリスでは本郷さんが、メキシコでは一文字さん、エジプトでは風見さんが!」


小鞠「香港では結城さんとアンリさんが、地中海では神さんが、アフリカではアマゾンが!」


れんげ「オーストラリアでは茂が、アラスカでは洋がこの宣戦布告を見てたんな!」


[ヒトよ・・・・スデに手遅れだ キサマらに未来はない]


((ザザザザザ))


蛍「そしてその言葉を遺して隕石とZXは急に姿を消してしまいました。
ですがそれと入れ替わりで再び魔方陣が出現したのです!?」


((ゴオオオオオオ))


れんげ「大変なん!シャトルは加速が止められなくてこのままじゃ地球に辿り着く前に燃え尽きてしまうのん!?」



小鞠「シャトル内も既にパニック状態だよ!もうどうしたらいいの…?」


[俺・・・・外に出て機体を支えてみます]


[!!]


蛍「ですがなんと一也さんが外に出てシャトルを支えると!そんな事出来るんですか?」


[テメェ 死にに行く気じゃねぇだろうなあ!!]


[・・・・・・・・死ぬわけにはいきませんよ]


[俺はまだ・・・・人類が未来をつかむ姿を見ていない]


[・・・・上等]


蛍「一也さんはセルゲイさんに自分は絶対に死なないと誓って単身、シャトルの外に出ようとします!」


れんげ「ここでスーパー1への変身シーンなのん!」



楓「……しまった!夏海に気を取られて…もうそんなに話進んでたのか!?」


蛍「これがスーパー1の変身ポーズ…なんだかちょっと難しいですね。すぐに覚えられなさそう…」


夏海「え?何々?スーパー1の変身ポーズだって…?
それならウチ知ってるよ、手をくるくる回転させんの。簡単でしょ!」


楓「ハァ?ふざけんなお前!そんないい加減な変身があるか!赤心少林拳舐めんじゃねえぞ!!
まず、赤心少林拳の型を決める!そして腕を構えて気合を込めながら回転させる!
そうするとスーパー1の変身ベルトサイクロードのバックルカバーが開いて風車が回転してスーパー1に変身するんだよ!!」


蛍「………駄菓子屋さん、無駄に詳しいですね…」


楓「べ、別に好きでやったわけじゃないからな!
駄菓子屋なんて商売してりゃ子供が好きそうなモン知っておかなきゃいけないわけだし!」



[セルゲイさん!!やっぱムチャじゃないのか!?]


[ウルセエ!!あいつが生きて帰るって言ったんだよ!!]


[仮面ライダースーパー1]


小鞠「そして変身したスーパー1はシャトルの外へ、頑張ってスーパー1!」


夏海「…ってえぇーーー!?これ次回に続くの!?今までは2部構成だったのに…」


楓(恐らく次々回からZX編が始まるからスーパー1でシリーズを一区切りさせるんだろうな。)

とりあえずここまで

続きは夜なのん

乙、
スピで一番美人は弁慶だと思います



<6月号発売日>


~駄菓子屋~


夏海「うおおお!マガジンZ6月号の発売時だぁぁぁぁ!!」


れんげ「なっつん!表紙を見るのん!こ、これは…!?」


小鞠「1号~スーパー1までの9人の仮面ライダーに中央に黒いZXがいる!
やっぱり新しい敵はバダンなんだね!」


蛍「けどZXはこれからどうお話に関わるんでしょうか?ていうか味方じゃないんですか?」


夏海「それよりもまずはスーパー1編だよ!
前回で墜落寸前のシャトルをスーパー1がどう救うかちゃんと見なきゃ…ってあぁ…
あぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!????????」


小鞠「ちょっとどうしたの夏海!?」


蛍「未だかつてないほどの叫び声を上げましたね…」



夏海「こ、これ…今月のマガジンZが…」


れんげ「今月のマガジンZはビニールで包んであるん!これじゃなっつんは立ち読みできないのん!?」


楓「どうだ夏海!今回こそ諦めて買うんだな!」


蛍「そうですね、これはもうお手上げでは………って今度は何してんですか!?」


夏海「フッフッフ!甘いぜみんな!
こういうビニールの包装は実は下に穴が開いてるから下からちゃ~んと見れるわけよ!!」


小鞠「ちょっと本当にやめてよ夏海!アンタ今この村で一番情けない事してんだよ!
姉妹の縁切りたくなるほどの事なんだからね!!」


卓「」コクッ


蛍「そうですよ夏海先輩!マガジンZなら私が買ってるんですからそんな卑しい事しないで!」


夏海「止めるなみんな!これは戦いなんだ、ウチと駄菓子屋の…生きるか死ぬかのね!!」


楓「な、夏海…!」


蛍「生きる(立ち読み)か死ぬ(買う)かの戦いですか…なんと醜いですか…!?」


れんげ「なのん!」



【第17話 流星の神話<後編>】


蛍「じゃあいつも通り夏海先輩は放っておいて本編です。
前回の続きでシャトルの外に出たスーパー1は高熱と耐えがたいGの中で機首前に進んでいます!」


小鞠「そんな時、国際宇宙ステーションからシャトルに連絡が!でもみんなパニックだよ!」


れんげ「けど谷の親父さんがセルゲイにこう言ったのん!」


[「兎」は・・・・「月に兎はいたのか?」]


小鞠「それはセルゲイさんの息子のマシムくんからの伝言だったの!」


[大丈夫だぞ 絶対に大丈夫だ!!  あんたらにはスーパー1が!!仮面ライダーがついているんだからな!!]


れんげ「けどその通信を最後にシャトルとの連絡が途切れちゃったんな…」


蛍「そういえば前から気になっていましたけど何で国際宇宙ステーションが富士山の麓にあるんでしょうか?」


楓(それは確かスーパー1の終盤で富士山の麓に新しい国際宇宙ステーションが建造されたから…)



小鞠「セルゲイさんが昔、マシムくんに伝えた話は…これってまんま日本の童話だよね?」


れんげ「そうなん!月の兎なのん!
猿、狐、兎の三匹が腹ペコになっている旅人にご飯を上げるけど兎だけ何も上げられなくて…
自分の身体を焼いて旅人に食べてもらおうとしたのん!
けど実はその旅人は神様でその姿を見て関心した紙さ派は兎を月の神殿に葬ってあげたんな。」


小鞠「そうそう、兎っていい子だよね!うぅ…グスッ!」


蛍「昔は感動する昔話だなと思いますけど今聞くととんでもない話ですね。
神様が旅人の振りなんかしなければその兎さんは死なずに済んだのに…」



[重力コントロール最大出力!!]


[チェ―――ンジ冷熱ハンド!!超低温冷凍ガス!!]


蛍「さて、シャトルの機首に辿り着いたスーパー1はシャトルの冷却に成功。
そのおかげで速度と機体温度が安定してきたのです!」


[よぉしマシム!!帰ったらバッチリ話してやる!!いたぜ兎がな!!]


[話の通り馬鹿がつくくらいお人よしの兎だ!!]


[だがなそいつはスゲェタフなやつだ・・・・]


[炎の中に飛び込んだって絶対に死にはしねえ!!話してやるぜマシム!!]


[生きて・・・・帰ってなぁ!!]


楓(炎の中に飛び込んでも死なないバカなお人好し、まさしくスーパー1の事じゃねえか!
スーパー1と兎の童話をこんな風にうまく設定させるとは村枝先生スゴい!!)


小鞠「さっきまで絶望してたセルゲイさんや他のクルーもスーパー1のおかげで立ち直れたよ!
頑張ってスーパー1!みんな無事に地球に辿り着いて!!」



((ザアアアアアア))


蛍「そして地球に辿り着いたシャトルですが…
スーパー1と機体は一応無事ですが…中にいるクルーたちの生存が確認できませんね?」


小鞠「そんな!?…じゃあセルゲイさんたちは…」


[死んだか・・・・]


[ヒトとは・・・・モロきものだ]


れんげ「アスラなん!魔法陣が海に浮かび上がってそこから月基地を壊したアスラが現れたのん!?」


楓(スーパー1がシャトルの冷却でボロボロになってるところを狙うとはなんて卑怯な奴だ!)



[我もヒトであった頃は強さを求めて生きた あらゆる拳法家を屠り拳神とまで呼ばれた・・・・]


[だが しょせんは短きヒトの命 老いとともに拳神の名も地に堕ちた]


[そんな虚無の中で我が神と出会った・・・・]


[そうして得た永遠の命と永遠の拳を・・・・我の為に・・・・]


[カメンライダーよ・・・・己も拳士ならばその力 己が拳の為にあるのではないのか]


蛍「アスラが戦う理由は自分の力を誇示したいからなんですね。この手のキャラのテンプレですが…」


小鞠「それに対してシャトルを守るために身体中ボロボロで満身創痍になったスーパー1の答えは…」


[そうだな・・・・だが俺は 拳法家である前にサイボーグS-1として生まれた]


[人の夢の為に生まれたこの拳・・・・この命はその為のものだ]


楓(アスラが戦う理由は自分のため、だがスーパー1が戦う理由は人の夢のため!
スーパー1が強く戦う理由があるとすればそれなんだ!
傷つきボロボロの身体になっても赤心少林拳の構えを取り戦う意志を見せるのは、
それでもスーパー1が人の夢のために戦うからなんだ!!)



[フン・・・・人の・・・・夢の為・・・・かそういう奴から死ぬ]


蛍「で、でもスーパー1の腕にアスラの足が刺さってしまいました!?
両腕を封じられたら勝ち目が…」


[カズヤ 飛べ!!]


((ゴオオオオオ))


れんげ「セルゲイなん!実は生きてたセルゲイがシャトルのブースターを動かしたんな!」


小鞠「その隙にスーパー1はアスラの拘束から離れて空高くジャンプ!月をバックに必殺キックだよ!!」




[ス―――パ―――ライダ―――]



((グン))



[月面――――キィ――――ック!!]



れんげ「スーパー1の必殺技スーパーライダー月面キックが炸裂なのん!」


楓(ス、スーパーライダー月面キックだと!?
その技はあのジンドグマの帝王テラーマクロが変化するカイザーグロウを倒した技じゃないか!!
そして技を決める際に今回の舞台である月を背景にするとか凝った演出見事です村枝先生!!)


蛍「そしてアスラとの戦闘も終わり救助隊が駆けつけました。
その中には国際宇宙ステーションで交信をするためにやってきていたクルーたちの家族の姿がありました。
そして一也さんを慕うジュニアライダー隊の姿も…」


[一也さ―――ん!! おかえりなさい!!]


れんげ「それだけじゃないのん!セルゲイの息子のマシムの姿もあったんな!」


小鞠「それに奥さんの姿も…
よかった!セルゲイさんだけひとりぼっちじゃなくて本当によかったね!」


楓(マシムが頭に被ってるのはジュニアライダー隊のヘルメットだ。
なるほど、隊の最年長でリーダーの良が貸したんだな。
谷さんやジュニアライダー隊のみんなはフォローしてくれた。
そのおかげでセルゲイ一家に笑顔が戻ったんだ!
戦闘だけじゃなく周りのこういった描写も忘れないとか村枝先生はちゃんと考えてるな。
スーパー1編、アクションは勿論ちゃんと感動出来るお話でした!!)



れんげ「…」


楓「あれ…?れんげどうかしたのか?」


れんげ「ウチも…ウチもマシムみたくジュニアライダー隊のヘルメット欲しいんな!」


小鞠「まったく…子供はすぐに影響されちゃうんだから!」


楓「しょうがねえな、ジュニアライダー隊のヘルメットは無いが…
代わりに私がガキの頃に大事にしてた少年ライダー隊のペンダントを代わりにやるよ。」


れんげ「駄菓子屋…いいのん…?これ駄菓子屋の物じゃ…?」


楓「ここまでSPIRITSを見てくれたからな、それに私のような大人が持つより子供のお前が持ってた方がいいだろ。
失くしたりするなよ、絶対大切にするんだぞ!」


れんげ「うん、わかったんな!」



[ミンナ・・・・ただいま]


蛍「そして一也さんの一言でスーパー1編は締め括ります。
ですが……前回で姿を現したバダンが気になりますね!」


小鞠「そうだよ!ZXも敵になっちゃうしこれから一体どうなるの!?」


れんげ「まだまだ気になる事がたくさんあるんな!」


卓「」コクッ


楓「ま、続きが気になるのはわかるが…」



夏海「ぐぬぬ!うまく見れない…!?」


小鞠「夏海!アンタまだやってたの!いい加減諦めなよ!!」


夏海「だ、大丈夫…あともうちょっとで見終るから…!うおおお!!」


((ビリッ!ビリビリッ!))


「「あぁーーーー!?」」


小鞠「大変!マ、マガジンZが…」


れんげ「なっつんがビニールの包装を無理にこじ開けようとしたから…」


蛍「夏海先輩がマガジンZを破いてしまいました!?」



夏海「やばっ…これは…ハッ!?」



楓「「クオラァァァァァ!夏海ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!お前なんて事を…!!!!!」」



夏海「こ、これはウチの所為じゃないし!じ、事故なわけだし!?」ダダッ


蛍「結局この後、夏海先輩は駄菓子屋さんから一目散に逃亡しました。
ちなみに破損したマガジンZはお義兄さんが買い取りなんとか事は荒立てずにすんだのですが…」


楓「まあ、買い取ってくれたおかげで見せに損失は無かったが…
夏海ぃぃぃぃぃ!!もうあいつはこの店の敷居は絶対に跨がせないからな!!」


れんげ「駄菓子屋はお怒りなのん…」


小鞠「さすがに今回はフォローできないよ夏海…」


卓「」コクッ

ここまで

これで1号~スーパー1編までのSPIRITSの1部エピソードは終わりなのん

さてこれからは先は…どうすっかなのん

>>239
あんなおっちゃんを嫁にしたがるとは特殊性癖な方もいらっしゃるんな!

玩具屋で子供がギャレンのベルト買ってて
父親「ギャレンか、橘さんかっこいいよな」
子「うん!」
密かに目から涙が…



~???~


その頃、とある場所にて一人の男が永い眠りから覚まそうとしていた!
(ナレーション:正宗一成)


………


…………


……………


「起きろ!起きるのだ!我が忠実なる僕よ!」


「う…うぅ…俺は確か…ダモンに裏切られて…それからどうなった…?」


「お前はあの後、我の手により甦った。我らの事を忘れたとは言わせんぞ!」


「ハッ!あなたさまは…俺を甦らせてくださった大首領さま!?」


「よいか、お前はこの地にてあるモノを急いで完成させねばならん!
そしてもうひとつ、ある男とそれに少女をこの…我がいる場所へ誘うのだ!
全ての計画の成功はお前に掛かっている、それを忘れるな!!」


「ハハッ!して大首領様…この場所は一体…?」


「ここか?ここは…」


大首領と呼ばれる存在を奉る一人の男、この者たちは一体何者なのだろうか?
そして同じくインターポール本部でも…
(ナレーション:正宗一成)



~インターポール本部~


アンリ「佐久間本部長、ただいま戻りました。
あのバダンについての組織についてひとつだけわかった事があります。」


佐久間「ご苦労アンリ、一体どんな情報ですか?」


アンリ「日本のとある農村で連中は何かを企んでいるとの事でした!」


佐久間「なるほど。しかしその情報はまだ確かなものではないのですね?」


アンリ「残念ながら、『彼ら』に動いてもらうほど確実な証拠がありません。」


佐久間「では、『彼』に動いてもらいましょう。」


アンリ「彼…?」


佐久間「そう、彼です。いい機会です。
いずれ彼に部隊の隊長をやってもらう予定ですし今回の任務に彼の資質を確かめるためにも適任でしょう!」


アンリ「ハァ…?」


そしてインターポール本部でも何やら重要な話が行われていた。
一体これから何が始まるというのだろうか!?
(ナレーション:正宗一成)



<7月号発売日>


~道端~


蛍「フンフ~ン♪
いくらここがドが付くほどの田舎でも今はもうネットの動画サイトで何でも見れちゃうもんね~!
それにしても今週の鎧武面白かったです~!終盤に向けてこれからどうなるんだろ~?
そしてネットで鎧武の次のライダーのネタバレ見ちゃった、今度はドライブってライダーかぁ…
こまちゃん先輩たちに教えてあげよっと!」


夏海「よぅ、ほたるん!ほたるんも駄菓子屋に行くのかい?」


蛍「あ、夏海先輩!はい、今日はマガジンZの発売日ですからね。
先輩たちも先に行ったみたいなので私もこれから向かおうと…」


夏海「そっか、ウチもこれから駄菓子屋に行こうかなと思ってたんだよ!一緒に行こうか!」


蛍「え…?だって夏海先輩先月駄菓子屋さんで怒られたはずじゃ…?」


夏海「なあに!あれからもう一ヶ月経ってるんだよ!
駄菓子屋だってそんな昔の事を蒸し返すほど意地の悪い事しないって!」


蛍「そうでしょうか…?案外ネチネチ根に持ってたりして…」



~駄菓子屋~


れんげ「…」


小鞠「…」


卓「…」


夏海「お、れんちょんに姉ちゃんたちだ!
みんな店の前でウチらの事待っててくれたんだな、関心!関心!」


蛍「そうでしょうか、みなさんお店の前に貼られてある貼り紙を読んでいるみたいですけど?」


れんげ「あ、なっつんなのん!」


小鞠「ゲッ!夏海…!?アンタ今日は大人しく帰りなよ!」


卓「」コクッ


夏海「あん?何でウチが帰らなきゃいけないわけ?」


れんげ「それは…」


蛍「あぁーーーーーーっ!?夏海先輩!これを!お店の前に貼られてある貼り紙を見てください!!」


夏海「貼り紙?何々?」




【夏海 お断り】



夏海「なんじゃこの貼り紙はぁぁぁぁぁぁ!?」


れんげ「やっぱり駄菓子屋はお怒りなのん…」


小鞠「楓姉も今回は本気だよ…
やっぱり先月のマガジンZ破った事をまだ怒ってるんだよ…!」


卓「」コクッ


蛍「私、お店の出入り禁止されてる人初めて見ました!」


夏海「ちょっとちょっと!?
駄菓子屋のヤツ一ヶ月前の事をまだ根に持ってるの!?
あんなのもうとっくに終わった事じゃんかよ!どんだけ女々しいんだ駄菓子屋め!!
こうなったら店に乗り込んで直接文句言ってやる!!」


れんげ「なっつん!ダメなん!なっつんは出入り禁止されてるのん!?」


夏海「だ~いじょうぶだって!こんなの無視したって平気平気…」




楓「ゴラァァァァァ!!夏海!お前は出入り禁止だろ!!」



夏海「うげっ!駄菓子屋!?
何でウチだけ出入り禁止になんなきゃいけないんだよ!こんなのおかしいじゃん!?
客を出入り禁止にするなんてとんだ悪徳業者だブー!ブー!」


楓「何もおかしくはないだろ、ウチの店に危害を加えるようなヤツは客でも何でもない。
親にチクられないだけマシだと思えってんだ!」


夏海「なんだよ…この…駄菓子屋のバカーーーー!!」


蛍「夏海先輩何処かへ行っちゃいましたよ。」


楓「放っとけ、どうせ拗ねてるだけだ。それよりも私はこれから出掛けるからな。」


れんげ「駄菓子屋どこに行くのん?」



楓「業者のトラックが途中でパンクしてこっちまで品物届けられないらしいんだよ。
だからこれからパンクしたトラックから荷物を受け取りに行かなきゃいけないんだ。
…まったく面倒臭いったらありゃしない…」


蛍「それはお気の毒に…あれ?でも待ってください?
それって今日届くはずの品物なんですよね?それじゃつまり…」


小鞠「マガジンZも…?」


楓「あぁ、お前らがお目当てのマガジンZもまだ届いちゃいないんだ。
悪いが戻るまで待っていてくれ。」


「「えぇーーーーーー!?」」


れんげ「そんな…がっかりなのん…」


蛍「こればっかりはしょうがないですよ、これからどうします?」


小鞠「ここに居ても退屈だし…夏海でも追いかけに行こっか?」


卓「」コクッ

とりあえずここまで

ここから先は毎度恒例のオリジナル展開なのん

それにしても更新遅れて申し訳なかったのん

またボチボチやってくのでよろしくなん!

ちなみに↓完結したのでよければ是非見てやってほしいのん

南光太郎vs真・仮面ライダー
南光太郎vs真・仮面ライダー - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407240535/)



~秘密基地~


夏海「まったく駄菓子屋のヤツめ!
先月の事をネチネチと…大体姉ちゃんたちも全然ウチの事庇ってくれないし!?
可愛い妹が出入り禁止にされて可哀想だとは思わないのかよ!!」


ここはアニメ3話でも登場した越谷兄妹が廃墟を利用して作った秘密基地。
夏海はこの秘密基地にて先ほどの出来事にふて腐れていた。
さて、そんな時!
(ナレーション:政宗一成)


((ガサッ!))


夏海「ほへ?今何か気配が…?」


この廃墟と化した秘密基地にて何やら気配を感じる夏海。
その時であった!
(ナレーション:正宗一成)



((ブロロロロロ!))


夏海「これって…バイクの音?でもこの辺でバイクを使うのは駄菓子屋くらいじゃ…
まさか駄菓子屋のヤツ、わざわざウチに謝りに来たんじゃ!?
お~い!ウチはここだよ!」


((ブロロロロロ!))


夏海「お~い!お~…ムッ…モガ~っ!?」


??「おい!大人しくしろ!黙ってりゃ何もしねえから!!」


夏海「ちょ…何だこの展開~!?」


外から聞こえるバイクの排気音に気付き手を振ろうとした夏海。
だが突然、背後から忍び寄ってきた何者かの手により夏海は連れ去られてしまう!?
(ナレーション:政宗一成)



~秘密基地への道中~


蛍「夏海先輩を探すのはいいですけど一体何処へ行ったんでしょうか?」


小鞠「まあ夏海が隠れる場所なんて限られてるからね、きっといつもの秘密基地だよ。」


卓「」コクッ


れんげ「なっつんは怒られるといつもそこにいるのん。」


蛍「この村で隠し事は出来ませんね…」


((ゴロゴロッ!))


小鞠「それにしてもお天気悪いなぁ、こういう日に限っていつも何かトラブルが起きるんだよね。」


蛍「そうですね、このssに限って言えば突然正義のヒーローやら悪の怪人が現れたりしますもんね…」


そして同じ頃、蛍たちも夏海の後を追ってこの秘密基地へ向かっている最中であった。
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「ところでほたるん、今月のSPIRITSはどんな話になるのん?」


蛍「それは…たぶん今までの話の流れからしてZXってライダーの話になるんじゃないかな?
けど私、ZXっていうライダーは本当に知らないのでよくわからないんですよね。
どんなZXってどんなお話なんですか?」


小鞠「え~と確か…主人公の村雨良はある日セスナでお姉さんの村雨静さんと一緒にアマゾン川の取材をしてたの。
けどその取材の最中にバダンの円盤を目撃してしまって捕まっちゃったの!
お姉さんは不幸にもバダンに処刑されてしまって村雨良も改造手術されてしまってZXになっちゃうんだ…
けど洗脳が解けて今度は逆にバダンに立ち向かおうとするんだよ!」


蛍「なるほど、昭和ライダーにありがちな設定ですね。」


れんげ「ウチもZX見た事あるん!
V3やライダーマン、それにスーパー1と一緒にビデオ観てたのん!」


小鞠「そうそう、V3がZXにビデオ観せたよね!
そういえば秘密基地にスーパー1までの特集をした古いビデオがあったような…」


蛍「みんなで一緒にビデオ…?それはちょっとよくわからないかも…」



れんげ「それでほたるん!BLACKは?光太郎はいつになったら出てくるのん?」


小鞠「そうだね、ZX編が終わったら次はBLACK編が始まるかもね!楽しみ~♪」


卓「」コクッ


蛍「みんなもうBLACK編を楽しみにしていらっしゃる…
けど…あの…話の腰を折ってごめんなさいですけど…たぶんBLACK編はやらないと思いますよ?」


「「え?」」


「「嘘?マジで?」」


蛍「はい。たぶん恐らく…」



「「なんでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!???」」


卓「?」



蛍「あ、あの…私に文句言われても困りますよ…!
でも理由があるとすれば仮面ライダーSPIRITSって講談社さんの漫画じゃないですか。
それに原作版仮面ライダーblackは小学館、掲載されてる会社が違うし著作権の関係もあるから
諸々の大人の事情でBLACKは出せないんですよ~!?」


れんげ「そんな…ガッカリなのん…」


小鞠「そうだね、今TVでやってる私たちのヒーローが出れないなんて…」


卓「」ガクッ


蛍「ほら…あの…光太郎さんはこの村なら毎週TVで観れるからそれでいいじゃないですか!」


れんげ「けどBLACKもSPIRITSに出してほしいんな!」


蛍「だから私に言われても…そういう意見は講談社さんかもしくは村枝先生にお便りを出してね…」



((ブオオオン!))


その時だ、何者かがバイクで蛍たちに近付こうとしていた!
(ナレーション:政宗一成)


小鞠「バイクの音…?」


れんげ「きっと駄菓子屋なん!駄菓子屋がなっつんを心配してきてくれたのん!」


蛍「それはあり得ないでしょう…」


卓「」コクッ


そしてバイクは蛍たちの前に近付く。
だがそのバイクは明らかに楓の持つバイクではなかった。
(ナレーション:政宗一成)



蛍「あ…あれ?あのバイク駄菓子屋さんのじゃありませんよ!」


小鞠「それに乗ってる人も男の人だし…」


卓「」コクッ


れんげ「あれは…あのバイクに乗ってるのは…間違いないのん!」


光太郎「れんげちゃん!それにみんな!!」


れんげ、蛍、小鞠「「光太郎さん!!」」


卓「」コクッ


なんとそのバイクに乗っていたのは!
このssシリーズでもお馴染みの我らがヒーロー!南光太郎であった!!
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまで

村枝先生がSPIRITSでBLACK編やってくれそうにないんでウチのssで勝手にBLACK編やらせてもらうのん

BLACKがSPIRITSに出れない理由ってこれでいいのかちょっと微妙なんで半信半疑に思ってほしいんな


単純に最新のライダーをZXにしてるからそれより後のライダーなBLACKは出てこないだけなんだと思ってたのん

>>305
たぶんそれで正解なん
けど世の中には大人の事情というのもあるん

ほたるんはそんな大人の事情ばかりを気にするませた子なのん

この光太郎は先日完結したVS真からの帰りなのかね?

この子達に平成ライダーvs昭和ライダーなんて見せたら、また士が責められそうだな



れんげ「光太郎!にゃんぱす~!」


光太郎「にゃんぱ…じゃない!キミたち!急いであの廃墟の中に隠れるんだ!」


小鞠「え…?えぇっ!?廃墟ってアレ私たちの秘密基地だけど一体どうしたの!?」


光太郎「詳しい話は後だ!早く!!」


蛍「わ、わかりました!?」


卓「」コクッ


??「廃墟に入ったか、予定通りだな…」


光太郎と蛍たちが廃墟に入って行くのを遠くから確認する謎の男…
蛍たちは状況がわからぬまま廃墟内に入るが、するとそこには一台の見知らぬバイクがあった!
(ナレーション:政宗一成)



~秘密基地~


れんげ「またバイクなのん!」


蛍「このバイクは…黒くて大きいですね!詳しくはわかりませんがアメリカンってタイプですよ!」


光太郎「HONDAのワルキューレか…するとこれはまさかさっきのヤツのモノじゃ…!?」


小鞠「ヤツ…?うんもう!光太郎さん!ちゃんと事情を話してよ!一体何があったの!?」


光太郎「すまない、実は俺にもよくわからないんだ。
バイクで走っていたら目の前に突然変な魔法陣が出てきて気が付いたらこの村にきていたんだ。
それだけじゃなく…」


((パシュッ!))


蛍「キャッ!銃弾!?」


小鞠「どうなってんの!?」


光太郎「やはりここにも…実は先ほどから俺を銃で狙っているヤツがいるんだ!」


蛍「そんなー!?」


小鞠「でも待って!それじゃ…!」


れんげ「ここに一人でいるなっつんも危ないのん!」


卓「」コクッ


光太郎から事情を聞き急いで夏海の安否を確かめようとする子供たち。
だが、その時!
(ナレーション:政宗一成)



??「夏海ってのはひょっとしてこの子の事か?
ちなみにそのバイクは俺のモンだぜ。勝手に触んないでくれよ!」


夏海「お~い!みんな~!」


れんげ「なっつん!」


小鞠「夏海!」


蛍「先輩!あれ?でも先輩の背後に誰かいる…?」


光太郎「お前は一体誰だ!?」


??「誰…だと?お前こそ一体誰だってんだよ!?」


そこに現れた一人の男。
夏海の背後にいるので姿はよく見えないが何やら大きな銃を持っていた。
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「なっつん!その人は誰なん?」


夏海「あぁ、この人はねぇ…」


??「テメェか、さっきから俺を狙う野郎は!さては…」


((バッ!))


男は銃を捨てて素手で光太郎に襲い掛かる。


((ガッ!))  ((バシッ!))


光太郎「クッ…この男…かなり強い!?」



??「組み合ってわかったぜ!お前…改造人間だな!」


光太郎「何故それを…?お前は一体何者なんだ!?まさかゴルゴム!いや…クライシスか!?」


蛍「光太郎さん、なんでもかんでもゴルゴムやクライシスに結び付けるのはどうかと思いますよ…」


??「ゴルゴムにクライシスだぁ?聞いた事もねえぞ!お前こそバダンの一味か!?」


光太郎「バダンだと…?」


れんげ「バダンってZXの敵なのん!」


夏海「やれやれ!やっちまえ二人とも!!殺し合えー!!」


れんげ「な、なっつん…?」


小鞠「夏海!この人一体誰なの!?」


夏海「あ、おっと!二人の戦いに夢中になっちゃったよ!え~とこの人はねぇ…」


((カッ!!))


夏海は廃墟にあった灯りを点けてこの正体不明の男の姿を照らす。
男は黒いプロテクターに黒いヘルメットを装備しており、そのヘルメットにはドクロが描かれていた。
その男の姿に子供たちは見覚えがあった!!
(ナレーション:政宗一成)



蛍「あの姿は…確かSPIRITSの1話で見たような…」


小鞠「あの原作版仮面ライダーblackを意識した姿は間違いないよ!」


れんげ「間違いないのん!あの人は…」


卓「」コクッ


夏海「そうだよ、仮面ライダーの相棒でお馴染みの滝和也だよ!」


「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!???」」


そう、彼こそ仮面ライダーSPIRITSにおける人間側の主人公でもある滝和也であった!
その彼が何故こうして光太郎と戦う事になってしまったのか…?
そんな疑問を後回しに子供たちは急いで戦いの仲裁に入った。
(ナレーション:政宗一成)



夏海「さて、どっちが勝つのかな?」


小鞠「バカ!そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?」


蛍「二人ともー!ストップ!ストーップです!戦いを止めてください!!」


れんげ「二人が戦う必要なんてないのん!!」


光太郎、滝「「なんだって!?」」


子供たちが仲裁に入り、誤解だった事が判明。
滝は光太郎にこれまでの事を謝罪をした。
(ナレーション:政宗一成)


滝「…てーことはだ、お前も仮面ライダーなんだな?」


光太郎「そうです、俺は南光太郎。一応仮面ライダーです。
滝和也さん…以前先輩たちから聞いた事があります。
まさかそんな偉大な人とお会い出来るなんて光栄です!」


滝「ヘヘッ!良い奴だなお前!気に入ったぜ!!
さっきはいきなり襲っちまって悪かったな。」


光太郎「いえ、俺の方こそ…けどあなたの持っている銃はショットガンですね。
俺を襲っていたヤツとは違う銃だ…!」


滝「お前も…俺たちを襲っていたヤツとは違うな。
俺もここに来た時、変なヤツに襲われたんだ。
パンチパーマにマントを羽織った男だったんだが…?」


小鞠「パンチパーマにマント…?そんな変な人うちの村にはいないけど?」


蛍「一体どうなっているんですか?」


卓「?」


誤解も解けて一段落するものの未だにこの状況が呑み込めない一同。
さて、これより場面は変わり時を少し遡る事になる…
(ナレーション:政宗一成)



~ICPO極秘保管庫~


時は数時間前に遡る、ここはICPO(インターポール)が管理する極秘保管庫。
そこにある残骸が厳重な護衛付で運ばれてきた。
(ナレーション:政宗一成)


職員(A)「うぅ、いつ来てもここは不気味だぜ…仕事じゃなけりゃこんなとこ来たくもねえや!」


職員(B)「さっさとこいつを置いていこう。それでお終いだ!」


((ドサッ!))


残骸はまるで投げ捨てられるかのようにぞんざいに扱われた。
職員たちが去った後、その残骸からまるで怨念のような呻き声が聞こえてくるではないか!
(ナレーション:政宗一成)



???(う、うぅ…ここは…我は確か戦いに…そうだ!我は戦って…そしてどうなった!?)


????(ここに来たという事はキミは戦いに敗れたという事さ。)


???(何…?では我はカメンライダーに倒されて…待て!お前は誰だ!?)


プワゾン(久しぶりだねアスラ、僕だよ。プワゾンだよ。)


アスラ(なんだと!?)


なんと残骸の正体は仮面ライダースーパー1との戦いに敗れたアスラだった!
そしてそのアスラに語りかけてきたのはなんとスカイライダーとの戦いに敗れたプワゾン!
これはどういう事なのかとアスラは周りを見回すとなんとそこには!?
(ナレーション:政宗一成)



ペトレスク(主よ…助けて…!私まだ死にたくない!)


グィン(そうだ…私にはまだやるべき事が…)


アスラン(こいつらはニューヨークとガモン共和国でカメンライダーに倒されたコウモリロイドとクモロイド!?)


ベガ(ようアスラ、久しぶりじゃねえか!こんなとこで懐かしの顔が揃うとは会えるとは嬉しいねえ!)


サラマンダー(チッ!ニードルはいねえのか!?あの野郎をこの俺の炎で炙り殺してやれてえのによお!!)


アスラ(ベガにサラマンダー、タカロイドにカメレオロイドまで…!ここは一体何なのだ…?)


プワゾン(恐らく人間たちが僕らカメンライダーに敗れたバダンの怪人の残骸を掻き集めているんだろうね。
まあ連中にしてみれば僕たちは貴重なサンプルだから、
回収して隅まで調べ尽くしたいという気持ちはわからなくはないけど正直不快だな…)



ベガ(そういやラ・モールの野郎とロッサがいねえな。あいつらはどうしたんだ?)


アスラ(ラ・モールはまだ出撃していない、それにロッサは…俺たちとは違うからだろう。)


プワゾン(彼女の本体はあの銀のドクロだからね。
どうやら人間たちは銀のドクロをまだ回収してないみたいだね。
ニードルはあの銀のドクロに御執心だったけど…)


アスラ(あのドクロは我らバダンの計画にとって必要なモノ。
俺もニードルからその事を伝えられているが…)



??????「「ひゃはははははは!!無様に敗けたお前らがバダンの心配だと!?」」


??????「泣かせて、いや!笑わせてくれるねぇ!」


?????「…」


そこへ残骸と化したアスラたちの前を嘲笑うように三人の人影が…!
(ナレーション:政宗一成)


ジゴクロイド「初めましてだな三下ども!俺はジゴクロイド!」


カマキロイド「あたしはカマキロイド。ちなみにこっちの爺さんはカニロイドね。」


カニロイド「…」


アスラ(ジゴクロイドにカマキロイド…?)


プワゾン(それにカニロイドだって?)


ベガ(テメェらなんぞ見た事もねえぞ?新入りか!?)



ジゴクロイド「ハッ!新入りだぁ?人間の感覚で物を言いやがって!」


カマキロイド「あたしらは最初から人間じゃないのさ、口の利き方に気をつけな!」


サラマンダー(気の強い女は嫌いじゃねえぜ!それで俺たちをどうする気だ?)


グィン(どうせ失敗した我々の処分にでも来たのだろう、一思いにやってくれ。)


ペトレスク(そんな!?処分なんてイヤだ!神の御慈悲を!?)


アスラたちはこの三人が自分たちの処分にやって来たんだろうと思いそれぞれ覚悟を決めるが…
しかし三人がここに来た理由はそれとはまったく違っていた!
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「おいおい、早とちりすんなよ!
お前らの処分だけなら俺らが出向く訳ねえだろ!それだけならコマンドロイドどもにやらせらあ!」


カマキロイド「あたしらがここに来たのはアンタらにチャンスを与える為さ。」


アスラ(チャンスだと…?)


ジゴクロイド「どうせテメェらはこの後人間どもに解体されるんだろ。
ならもう一度バダンのために、忠誠を尽くす気はねえか?」


カマキロイド「アンタたちだって元は人間だけど神によって『選ばれた民』なんだろ?
神はまだアンタたちを必要としているらしいんだよねぇ…」


プワゾン(神がまだ…!)


アスラ(我らを必要としているだと…!)


ジゴクロイドたちから思いもよらぬチャンスを与えられたアスラたち。
彼らの返答は…?
(ナレーション:政宗一成)



サラマンダー(俺はその話乗ったぜ!どうせここにいてもろくな目に合わねえんだ!
だったら…!それにニードルの野郎にも復讐が出来るしな!)


グィン(私も乗った!私のような優秀な兵器がこのような場所で朽ち果てるなどあってはならない事だ!)


ペトレスク(神がまだ私を愛してくださった!ならば私は主に忠誠を尽くすのみ!)


ペトレスク、サラマンダー、グィンと次々とジゴクロイドの話に乗ろうとする。
そしてアスラとプワゾンも…
(ナレーション:政宗一成)


ベガ(いいだろう。俺もその話乗ったぜ!ここにいても面白え事は何も無さそうだしな。
アスラにプワゾン、お前らはどうする気だ?)



プワゾン(僕も行くよ。あの醜い人間たちを今度こそ…!)


アスラ(バダンがこの俺にさらなる強き肉体を与えてくれるなら俺は再び忠誠を尽くすだけだ!)


ジゴクロイド「ヘヘッ!いい返事だ!だが後悔すんなよ!
お前らの選択がひょっとしたら死ぬよりもさらに最悪な結果にならなきゃいいがなぁ!!」


カマキロイド「さぁ、最後はアンタの仕事だよ。カニロイド!」


カニロイド「…」


((ブシュゥゥゥ!))


カニロイドが吹く泡がこの厳重な保管室をドロドロに溶かしてしまう!
(ナレーション:政宗一成)




((ヴィー!ヴィー!ヴィー!))



佐久間「何事ですか!?」


アンリ「佐久間本部長これを見てください!
やられました!連中は仲間の残骸を回収していったようです…
この事を至急各地にいる彼らに伝えます。」


数分後、駆けつけた佐久間やアンリがそこで見た光景は…
室内の壁がドロドロに溶かされてアスラたちの残骸が紛失してしまった保管室であった!
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなん

最近更新が遅めでゴメンな

>>311

世の中にはリ・イマジ世界という公式さまが考えてくださった便利な設定があるのん
この世界もそんなリ・イマジ世界の一部…なのかもしれないのん!(※深く考えないように!)

>>312

むしろあれは士よりも本郷さんが責められそうな気がするん



~秘密基地~


光太郎「やはり俺たちを襲っているヤツらがいると…!」


滝「そういう事になるな、一旦ガキどもを安全な場所に送り届けるか。」


場面は戻りのんのん村(名称不明)の秘密基地。
そこでは光太郎と滝が子供たちを避難させようと相談をしていたのだが…
(ナレーション:政宗一成)


夏海「えぇーっ!ウチらに帰れだって!?嫌だよ!もっと戦いが見たいよ!!」


小鞠「ちょっと夏海!光太郎さんたちの言う通りにしなきゃ!」


蛍「そうですよ、ここには危ない人たちがうろついているんですからね!」


れんげ「なのん!」


卓「」コクッ


光太郎たちの意見に賛成するれんげたち。だが夏海だけは…
(ナレーション:政宗一成)



夏海「何言ってんだよみんな!ここでバダン帝国の神聖なる儀式が行われるんだよ!
そんな光栄な場に居合わせるチャンスだってのに帰ろうだなんてどうかしてるよ!」


小鞠「な、夏海…?」


蛍「夏海先輩…何を言ってるんですか?」


蛍「なっつんがおかしいのん!いつもならこんな事絶対に言わないのん!」


卓「」コクッ


滝「この夏海って子は俺と会ってからずっとこの様子だったんだ、もしかしたらこりゃ…」


光太郎「何かがおかしい!一刻も早くここから出よう!」


いつもと何か様子がおかしい夏海を見て急いでここから出ようと言う光太郎と滝。
ふと滝は思い出したかのように光太郎にある質問をするのだが…
(ナレーション:政宗一成)



滝「こんな時に聞くのも何だがよ、そういえばお前…仮面ライダーの何人目なんだ?」


光太郎「俺は…11人目ですけど…?」


れんげ「一応光太郎は11人目の仮面ライダーなのん!」


蛍「光太郎さんって11号と12号を兼任してるからこの辺りややこしいんですよね。」


滝「11人目だぁ!?」


小鞠「え…?何でそこに驚くの!?」


光太郎からの返答に急に驚いた顔をする滝!
実は滝はここに来る前にアンリからある情報を聞いていた。
(ナレーション:政宗一成)


滝「俺はアンリから仮面ライダーが本郷と一文字の他にもいて全部で9人いるって聞いたぞ!
現に俺はXの神敬介とストロンガーの城茂ってのには会ったぞ!
だが11人目ってなんだ!?つーかその前に10人目はどこ行った!?」


光太郎「落ち着いてください滝さん!10人目は確か村雨さんのはずじゃ…?」


れんげ「そうなん!10人目はZXなのん!」


小鞠「けどそのZXは…」



その時であった!


((ダーンッ!))


光太郎「銃声!これはさっきの俺を狙っていた銃の音だ!?」


蛍「じゃあ光太郎さんを追っていた人がここに来たんですか!」


??「ムラサメか…まさかお前らみたいな何の変哲もないガキどもがこいつの事を知っているとは思わなかったな。」


??「…」


二人の男が現れる。
一人はサングラスを掛けたリーゼント風の髪型の男、もう一人はパンチパーマにマントを羽織った男。
その男たちの正体は…?
(ナレーション:政宗一成)



滝「お前は…三影!?それにもう一人は確かおやっさんとこに現れたヤツ!
確かコマンダーとか言われてた野郎だな!お前はストロンガーに敗れて死んだはずじゃなかったのか!?」


れんげ「そうなん!村雨良なのん!」


ムラサメ「村雨良…?前…俺の事を知っているのか?」


三影「おっと、こいつの事をコマンダーだのムラサメと呼ぶのはやめな!
こいつには神より授かりし新しい名とそして肉体が与えられたんだ!」


光太郎「どういう事だ…?
村雨先輩のあの眼…あれは正気の眼じゃない!まるで洗脳された眼だ!?」


滝「洗脳…!じゃあ三影!お前はやっぱりバダンに!!」


三影「そうだ、俺たちは神より選ばれし民。そしてお前らは神に見放された人々…」


蛍「そんな!でも何でバダンがどうしてこんなとこにやってきたんですか!?」


小鞠「そうだよ!ここは昔私と夏海が見つけた秘密基地だよ!ここに来て何をする気なの!?」



三影「まったく、お前ら人間は…
視野が狭すぎるな、ここは元々お前らガキの遊び場じゃない。
我々バダンの重要な拠点だったんだよ!」


光太郎「なんという事だ…まさかここがバダンの施設だったとは!?」


小鞠「そんな…嘘…だって私たち今までずっと遊んでても何も起きなかったよ!」


三影「こんなド田舎にこれだけの廃墟が何故あるのか今まで何の疑問も抱かなかったのか?
我々バダンが人目を避けるために設置したのさ。
今までこの廃墟で何も起きなかったのにも理由がある。
それはヤツが傷を癒すために深い眠りについていたからだ。」


滝「ヤツ…?」


次々と明かされる重大な事実!
バダンの手先と化した三影、それに死んだはずのムラサメ!
そしてこの夏海や小鞠の秘密基地がバダンの関連施設である事に驚きを隠せずにいた!!
(ナレーション:政宗一成)



夏海「へへぇー!バダンの大首領さま!お助けください!大首領さま!」


れんげ「なっつん!何やってるのん!?」


夏海「何って大首領さまだよ!みんなも拝むんだ!そしたら大首領さまに助けてもらえるよ!!」


光太郎「まさか夏海ちゃんがおかしくなったのもお前らの仕業か!」


三影「そうだ、このガキにはちょっと実験体になってもらった。」


滝「実験体だぁ!?」


三影「いずれ日本中の人間が見るべき破滅のビジョン。
それをこのガキに見せつけてやったのさ。結果はこの通りの出来、完璧だ。」


小鞠「そんな…夏海が…!」


三影「しかしここまで見事に掛かるとは予想外だ。
もしかしてこのガキ、最初から心に何かを抱えていたんじゃ…?」


バダンが夏海に見せた破壊のビジョン。
これこそ後にバダンが日本襲来時に全日本国民に見せるバダンシンドロームの事であった!
(ナレーション:政宗一成)



三影「これでお喋りはお終いだ。必要な人間以外はここで死んでもらう!」


((ブオオオオ!))


滝「三影…!お前その姿は!?」


タイガーロイド「俺は人間である三影英介を捨てた!今の俺はバダンの怪人、タイガーロイドだ!!」


滝の目の前で怪人に変化する三影。
その姿はバダンの怪人、タイガーロイドの姿であった!
(ナレーション:政宗一成)


タイガーロイド「さぁ、お前も姿を変えろムササメ!
いや、違うな!神より授けられしお前の名を叫べ!お前の名は…」


ムラサメ「そうだ、俺の新たな名は………ゼクロス!!」


((ブオオオオ!))


れんげ「ZXも変身するのん!」


小鞠「けど変身って叫んでないしあれは変身とちょっと違うよ…」


蛍「ていうか待ってください!あのZXの身体の色が…」


光太郎「何だ…あのZX先輩の身体の色は…!?」


変化したムラサメの身体を見て驚きを隠せずにいる一同!
それもそのはず、なんとそこにいたのは…
(ナレーション:政宗一成)



ZX「これが新しい俺の身体…」


タイガーロイド「そうだZX、それがお前が神より授かりし新たな身体だ!」


滝「間違いねえ!あいつはストロンガーと戦った時よりも完全な身体になってやがる!?」


蛍「ていうかあのちょっと待ってください!ZXって確か身体が赤いはずですよね?」


小鞠「そうだよ、確か真っ赤な身体のはずなのに…」


光太郎「そうだ。ZX先輩の身体は赤いはず…それなのにこの色は一体…?」


れんげ「おかしいん!ZXの身体が灰色になってるのん!?」


そう、れんげの言う通りそこにいたZXはなんと灰色をしていた。
それも先月に見たマガジンZ6月号の表紙に出てくるZXと同じ姿で…
(ナレーション:政宗一成)



タイガーロイド「さて、変身してもらおうか。ゴルゴムの世紀王さんよぉ!」


光太郎「貴様!ゴルゴムの事を知っているのか!?
いいやそんな事はどうでもいい!罪もない子供を洗脳した事は絶対許さん!!」


((ギリッ!ギリギリッ!))


光太郎「「変…ンン…身!!」」


((プシュゥゥゥゥ!))


BLACK「「仮面ライダーBLACK!!」」


滝「いい変身だ、ダブルライダーと同じくらい迫力があらぁ!よし、俺も行くぜ!」


蛍「滝さんも再びドクロのヘルメットを被って戦闘状態に!」


れんげ「ライダーたち!みんな頑張るのん!」



BLACK「ハッ!トゥァッ!」


ZX「ヌンッ!」


れんげ「仮面ライダーBLACKとZXの夢の対決なのん!」


小鞠「本編じゃ実現不可能な戦いだね!」


卓「」コクッ


滝ライダー「うらぁーッ!」


タイガーロイド「フンッ、やるな滝!さすがは伝説のFBI捜査官といったところか。」


蛍「こっちも負けていませんよ!
滝さんも武装でタイガーロイドと互角の勝負を、もう滝さんも改造人間でいいんじゃないでしょうか?」


仮面ライダーBLACK対仮面ライダーZX!

滝ライダー対タイガーロイド!

二対二の戦いは当初は互角かと思われたていたのだが…
(ナレーション:政宗一成)



タイガーロイド「人間の分際でここまで戦えるのは褒めてやる。だがなぁ、所詮お前は人間なんだよ滝!!」


滝ライダー「あんだと!?」


((ドバッ!))


タイガーロイドの鋭利な爪により斬撃が容赦なく滝を襲う!
その斬撃は凄まじく仮面ライダーの外皮みたく頑丈ではない滝のプロテクターでは防御しきれるモノではなかった!
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「チッ!?」


BLACK「滝さん!?」


ZX「よそ見をするな、十字手裏剣!」


((ドシュッ!)) ((ドシュッ!))


BLACK「ぐはっ!?」


ZX「続いてこれだ、衝撃集中爆弾!」


((ドッカァァァァァン!))


BLACK「ぐぅぅっ!?」


れんげ「大変なん!BLACKがZXの爆弾で吹っ飛ばされたのん!?」



BLACK「まだまだこれからだ!行くぞ!」


拳を握り絞め、力を込めるライダー!
ベルトのキングストーンの力を込めて必殺技を発動させる!
しかしそれはZXもまた同じく、ポーズを決めて必殺技の体勢に入った!
(ナレーション:政宗一成)


BLACK「ライダ―――ッ!」


ZX「ZX―――ッ!」


BLACK、ZX「「パ―――ンチッ!!」」


((ドゴォッ!!))


BLACK「クッ…!」


ZX「グォォッ!?」


れんげ「BLACKとZXのライダーパンチなのん!
でもBLACKのライダーパンチの方が威力は上だったのん!!」



ZX「う…うぅ…」


タイガーロイド「おいZX!クソ、気絶しやがったか…!グホォッ!?」


滝ライダー「生身だと思って甘く見んな!油断大敵だ!クソッタレ!!」


タイガーロイド「おのれ…滝!」


れんげ「滝も負けてないのん!メリケンに仕込んだライダーパンチでタイガーロイドにダメージを与えたんな!」


小鞠「今回の敵は手強いよ!あのZXが敵になっちゃうわけだし…」


蛍「敵の目的は一体…?」


バダンの目的は一体何なのか…?
蛍が疑問に思ったその時、背後から忍び寄る怪しい影が!
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなん

続きはまたなんな

最近更新が遅くてゴメンなのん



???「ZXのシンクロ率40%か、まだダメなようだな。
やはり神のボディを完全にシンクロさせるには…」


((ガシッ!))


蛍「え?キャァッ!?」


小鞠「蛍!?」


れんげ「大変なん!ほたるんが変なおっちゃんに捕まってしまったのん!」


BLACK「蛍ちゃん!おのれ!蛍ちゃんを離せ!その子は関係ないはずだ!」


???「いいや、そうはいかない。今回の計画にはこの娘も関わるのでな。」


滝「この…!…っておい!!こいつは!?」


突然背後から現れて蛍を捕らえた謎の男。
滝はその男の顔を見て思わず恐怖に怯えてしまう!
(ナレーション:政宗一成)



滝「ば、馬鹿な…お前は…何故お前が生きてるんだ!?」


BLACK「滝さん!あの男を知っているんですか!?」


小鞠「あ、私もあのおじさん知ってるよ!」


れんげ「ウチも知ってるん!」


卓「」コクッ


蛍「私はこんなおじさん全然知らないんですけど…?」


滝ライダー「お前のそのツラ!忘れろと言われたって忘れられねーよ!地獄大使!!」


地獄大使、かつて滝が仮面ライダーと共に倒した悪の組織ショッカーの大幹部!
その地獄大使が何故甦ったのか?
(ナレーション:政宗一成)



???「地獄大使…そうか…ダモンはそう呼ばれていたのか…」


滝ライダー「ダモンだぁ?何言ってやがるお前は地獄大使だろ!?」


???「あのようなヤツと一緒にするなぁぁぁぁぁ!!」


((キィィィィン!))


滝ライダー「うわぁぁぁぁ!?」


蛍「滝さんが吹っ飛ばされちゃいました!」


謎の男は突如念力を発してその衝撃波を滝に浴びせた!
その威力に思わず吹っ飛ばされる滝!
しかし男はそんな滝には目もくれず蛍を連れて仮面ライダーの近くに寄ってきた。
(ナレーション:政宗一成)



ガモン「お初にお目に掛かる、ゴルゴムの世紀王ブラックサン。
我が名はガモン、暗闇の使い。長い年月を掛けてようやく眠りから目覚めた男。」


BLACK「ガモンだと…?
誰だか知らないが俺の事をブラックサンと呼ぶな!」


小鞠「あれ?ガモン…?この名前何処かで聞いた事あるような…?」


れんげ「2号編の舞台になったガモン共和国と同じ名前なのん!」


蛍「偶然…なんでしょうか?」


ガモン「フフ、威勢のいい男だ。だが、嫌でも従ってもらうぞ!これを見るがいい!!」


((ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ))


そこに現れたのは全長20mはあるかもしれない巨体、しかしその巨体には何故か首が設置されていなかった。
それだけではない、中央に人が入れるサイズの窪みがあった。
(ナレーション:政宗一成)



BLACK「デカい!これは一体…?」


ガモン「おっと失礼、どうやらまだ未完成だったようだ。我より生まれし子供たちよ、急いで仕上げるのだ!」


ガモンは自分の子供たちにこの巨体を完成させるようにと指示を出す。
その指示と同時に三人の怪人たちの姿があった!
(ナレーション:政宗一成)


ジゴクロイド「あいよ親父!」


カマキロイド「これでもICPOの施設から急いで戻ってきたんだから、人使い荒いわね。」


カニロイド「…」


蛍「三人の怪人が!」


小鞠「けどあの三人の怪人たちだけど…何か持ってるよ?」


れんげ「あれは…首なん!怪人の首なのん!?」


BLACK「なっ…!お前たち一体何をする気だ!?」


ジゴクロイドたちが持ってきたのはなんとかつての怪人たち残骸。
だがそれはただの残骸ではない、なんとそれは…
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「あれは…間違いないのん!ニューヨークで1号と滝が倒したペトレスク!
それにガモン共和国で2号が倒したグィン将軍なのん!?」


蛍「それだけじゃありません!
V3が倒したベガさんにアマゾンライダーが倒したサラマンダーも!」


小鞠「スカイライダーが倒したプワゾン…じゃなくてフレイさんも!」


れんげ「先月号のマガジンZで倒されたはずのアスラまでいるのん!」


BLACK「そんな…ヤツラ…自分たちの仲間になんて事を…!」


蛍たちが見たものはなんと怪人の首であった!
それもただの怪人たちではない、仮面ライダーSPIRITSにおいて歴代ライダーたちと戦い敗れた者たちの首だ!
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「おいおい、バダンの怪人をこんなガキどもが知ってるとはどうなってんだ?」


カマキロイド「まあそんな事はどうでもいいわ。
そう、お嬢ちゃんたちの言うようにこいつらは選ばれし民でありながら仮面ライダーに敗れた負け犬たちよ。
けどこんなヤツらでも使い道があるの。それは…こうよ!」


((ブンッ!))


サラマンダー「コラッ!投げつけるんじゃねえ!もっと丁寧に扱いやがれ!」


プワゾン「残骸だった僕たちを首だけにしてどうするのかと思ったけど…」


アスラ「オォッ!これが新たな肉体か!よいぞ、力が漲る!」


ベガ「何言ってやがる…お前らの思考が流れてきて反吐が出るぜ!」


グィン「頭の中で私たちの思考がせめぎ合ってるだと…どういう事だ?」


ガモン「フフフ、お前たちの意識は今ひとつとなっている!
これはいずれ時空破断システムの生体コンピューターと同じシステムとなる試作品よ!
そしてこれだけではない、さぁ!最後はお前だZX!!」


((ガシャンッ!))


れんげ「最後に中央に気絶しているZXを設置させたのん!」


((ガガガガガガ!))


三人の怪人たちはアスラたち5人の首を巨体に設置する。
するとその巨体はまるでそれが起動スイッチだったかのように稼働し始めたではないか!
(ナレーション:政宗一成)



ガモン「完成だ、これぞバダンの選ばれしたみとそして神のボディであるZXを全て取り込んだ…
その名もガッタイロイド!!」


BLACK「ガッタイロイドだと!?」


蛍「ダサい…名前ダサ過ぎます!センスを疑いますよ!」


小鞠「けどこれってまるでアレだよね…」


れんげ「ゲドンの十面鬼みたいなのん!」


卓「」コクッ


ガッタイロイド「「ガァァァァッ!!」」


((ガッ!))


BLACK「グハァッ!?」


れんげ「BLACKが吹っ飛ばされたのん!」


アスラたち選ばれし民と、そしてZXを取り込んだバダンの最強怪人ガッタイロイド!
その力は凄まじく仮面ライダーBLACKをいとも簡単に薙ぎ払ってしまうほどだ!
(ナレーション:政宗一成)



ガモン「最後の仕上げだ、ガッタイロイド!いや…ZX!シンクロせよ!!」


ZX「う…うぅ…ぐぅっ…!」


意識を失い取り込まれたZXにシンクロを促すガモン。
そしてガッタイロイドの身体が金色の光を放ち始めた!
(ナレーション:政宗一成)


蛍「ガッタイロイドの身体が光り出しました!?」


ガモン「いいぞ、シンクロ率40%!50%!60%!今までの被検体では出せなかった数値を出しておるわ!!」


小鞠「シンクロ…?一体何の話!?」


ジゴクロイド「遂に70%突破だ!あの負け犬どもがまさかこんな形で役に立つとはな!」


カマキロイド「こういうのをなんと言うのかしら?」


カニロイド「…ハイブツ…リヨウ…」


プワゾン「なるほど、ZXの安定を図るために僕たちを使ったわけか…」


グィン「我々はZXのための補助脳扱いか。」


ベガ「ケッ!まあタダで復活できるとは思っちゃいなかったがこんな扱いとはな…!」


タイガーロイド「ゴミになった貴様らでもこうして再びバダンのために働ける事に感謝するんだな。」


BLACK「かつての仲間をゴミ扱いとは…なんてヤツラだ!」


ガッタイロイド「「ガァァァァァ!!」」


タイガーロイド「80%突破…どうやらこれが限界のようだな。」


ガモン「これまで被検体どものテストの結果ではここまでの成果は得られなかった。
上出来だ、これで大首領さまをお迎えする事が出来る!」


蛍「大首領さま…?」


ガモンが言う大首領とは…?
その時、この場にいる全員の脳裏にある言葉が伝わった!
(ナレーション:政宗一成)



大首領(我は大首領…!)


BLACK「大首領だと…!?」


大首領(そうだ!我こそはショッカー、ゲルショッカー、デストロンと数多の組織を束ねてきた長である!!)


小鞠「そんな…!じゃあ他の組織の首領たちって…?」


大首領(全て我の仮の姿よ!)


驚愕の事実が判明してしまう!
なんとこれまでの悪の組織のトップは全てこの大首領なる存在の仮の姿だという事であった!!
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「ヘヘッ、大首領さま。アンタの御所望だった肉体だ!
シンクロ率80%よ、どうだい。このボディを早く使って人間どもを血祭りに上げたいと思わねえかい?」


大首領(シンクロ率80%…これ以上は望めぬか…)


蛍「気の所為でしょうか、なんだか残念だと思っている風に聞こえるような…?」


ガモン「さぁ、大首領さま!あなたさまの新たなボディの準備が整いました!今こそ現世に甦る時が来たのです!!」


れんげ「新しいボディって…まさか大首領はZXを乗っ取る気なのん!」


小鞠「そんな…嘘!?」


BLACK「れんげちゃんの言っている事は本当なのか!」


ガモン「察しの良い娘だ、その通り!
このZXのボディは大首領さまが現世に復活した時のための器なのだ!!
これというのも全てはあの忌々しいあやつの所為で…!」


蛍「あやつ…?」



タイガーロイド「そんな事はどうでもいい、それよりも大首領。その話が本当ならムラサメは…」


大首領(ただの器に過ぎぬ、それも我をあの牢獄から出すためのな!)


ガモン「まさか貴様、騙されたと思い我らバダンに反旗を翻す気ではあるまいな?」


タイガーロイド「舐めた事を、俺をその辺の俗物と一緒にしてもらっては困る。
たとえムラサメが神ではなかろうと俺の理想がバダンのそれと同じならば何も揺らぐ事は無い!!」


大首領(………今はその言葉を信じよう。さてガモンよ…!)


ガモン「ハハッ!今こそZXの身体を用いて現世に降臨なさるのですね!」


バダンの企みはこうであった。
何処か別の場所にある牢獄と呼ばれる場所に捕らわれている大首領!
その大首領の身代わりとなるべく開発されたZXのボディ。
だがそのボディは常人に扱えるモノではなくこれまで幾人もの被検体がその犠牲となってしまった。
そこでバダンはかつての戦いで敗れた選ばれた民であるアスラたちを使い、シンクロ率の数値を高めようとしていた!
そして数値は80%まで高まりいよいよバダンの大首領がこの世に降臨するかと思われたのだが…!?
(ナレーション:政宗一成)



大首領(駄目だ!この器は我には相応しくない!!)


ガモン「なんですと!?しかし数値は80%なのですぞ!これ以上は…」


大首領(そのためにもうひとつの計画を企てたのではないか、ガモンよ。世紀王を我の下へと導くのだ!)


れんげ「もうひとつの計画って何なのん?」


大首領(もうひとつの計画とはこれだ!)


((フォォォォ!))


小鞠「これは…魔法陣?」


BLACK「この魔法陣は…!俺をこの村に導いたものじゃないか!?」


蛍「待ってください!この魔法陣は…?」


れんげ「仮面ライダーSPIRITSの第16話でスーパー1が乗っていたスペースシャトルを吸い込んだ魔法陣なん!?」


そう、れんげたちの目の前に現れたのは仮面ライダーSPIRITSの第16話にて現れた魔法陣であった!
大首領はこの魔法陣で一体これから何をしようというのだろうか!?
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「チッ!結局これだけお膳立てしたってのに最後はこうなるわけかよ…」


カマキロイド「そう怒らないでよ、仮にも大首領さまの前よ!あの御方の前で失礼があったらあたしら皆殺しだよ!」


カニロイド「…」


ガモン「ジゴクロイドよ、お前たちにはもうひとつやってもらう事があるぞ。わかってるな!」


ジゴクロイド「あぁ、わかったぜ親父!」


ガモンはジゴクロイドたちに他の任務を与えてこの場から遠ざけた。
そしてガモンは魔法陣の前に立ち先ほど人質に取った蛍を連れ出してきたではないか!
(ナレーション:政宗一成)



蛍「キャァッ!?」


BLACK「蛍ちゃん!おのれバダン!蛍ちゃんを傷つけてみろ!絶対に許さんぞ!!」


ガモン「フフ、お前が素直に言う事を聞いてくれればこんな小娘を傷つけるつもりはない。
世紀王ブラックサン、この魔法陣にお前のキングストーンの光を与えてほしいのだ!」


れんげ「魔法陣にキングストーンの光を…?」


小鞠「けどそんな事してどうするの?」


卓「?」


魔法陣にキングストーンの光を浴びせろと、ガモンの要求はそれだけだった。
ガモンは口にはしなかったがもしその要求に応じなければ蛍の命は…
(ナレーション:政宗一成)


BLACK「いいだろう、その代わりすぐに蛍ちゃんは返してもらうぞ!キングストーンフラッシュ!!」


((ヴィカァァァァ!!))


そして仮面ライダーBLACKのキングストーンフラッシュが魔法陣に浴びせられるのだが、
その時、突如異変が!?
(ナレーション:政宗一成)



((ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!))


小鞠「何これ!地震!?スゴイ揺らいでるよ!」


れんげ「あの魔法陣なん!あの魔法陣から地震が響いてるのん!」


BLACK「これは一体…どうなっているんだ!?」


ガモン「フハハハハハ!成功だ!あやつが作りし牢獄の強固な門が破壊されようとしているのだ!!」


蛍「も、門って…?」


大首領(オォッ!やはりこれだ、この光だ!これならば我は現世に…!)


((ドドドドドドド!!))


その時であった!


((ドバァァァァァァァァァ!!))


大首領(ヌォォォォ!もっとだ!もっとキングストーンの光を浴びせろ!!)


BLACK「何だこれは!?巨大な手が魔法陣から出てきたぞ!!」


ガモン「これはもしや…大首領さま!」


タイガーロイド「ケッ、我慢できずにあっちから無理矢理出てこようとしてやがるな!
このままじゃこの場所がぶっ壊れちまう、ここには時空破断システムがあるし壊されるわけにはいかねえ。
こうなりゃ…!」


蛍「あのちょっと、何をする気ですか!?」


タイガーロイドはこの場所を破壊させまいとガモンが人質に取っていた蛍を…
魔法陣の中に放り込んだ!
(ナレーション:政宗一成)



タイガーロイド「おらよ!アンタの所望してた小娘だ!」


蛍「イヤァァァァァ!?なんか今回私の扱い酷過ぎるぅぅぅ!?」


BLACK「いかん!蛍ちゃんが!待て!!」


タイガーロイドの手により魔法陣に放り込まれる蛍、その後を追って仮面ライダーも魔法陣の中へと入って行った!
(ナレーション:政宗一成)


れんげ「蛍とライダーが魔法陣の中に入って行ったのん!
卑怯なん!BLACKがキングストーンフラッシュしたらちゃんとほたるん返してくれるって約束したのん!」


タイガーロイド「その約束を交わしたのはガモンとだろ、俺には知ったこっちゃない。」


小鞠「約束を守らないなんてやっぱり悪の怪人だよ!私たちも後を追わなきゃ!」


卓「」コクッ


そしてれんげたちも魔法陣の中に入って行った蛍とライダーの後を追おうとするのだが…
(ナレーション:政宗一成)



大首領(必要な者は揃った!それ以外の者に用は無い!)


「「キャァァァァァァァ!?」」


滝ライダー「クソッ!あの偽地獄大使の野郎…思いっ切りぶっ飛ばしやがって!?
やっと戻ってこれたじゃねーか…ってガキどもが危ねえ!!」


((バッ!))


小鞠「あれ?私たち助かったの?」


れんげ「でも代わりに滝が…!」


滝ライダー「子供たちには指一本触れさせねーぞコラ!」


大首領(おのれ…人間が…!だがよい、これで我は再びこの世に降臨できる!)


大首領の巨大な手に掴まり必死に抵抗する滝。
だが大首領はそんな滝を気にも止めず、彼を連れて魔法陣の中に戻ってしまった。
(ナレーション:政宗一成)


小鞠「どうしよう…蛍が…魔法陣の中に入っちゃったよ…」


れんげ「それに光太郎に滝もなん…」


卓「」コクッ


ガモン「これで計画は第二段階に進行できる。
まあ恐らく心配ないと思うがこの計画を邪魔する者が現れぬために次の手を打つぞ!」


そしてガモンはこの秘密基地の廃墟の外に今までにない巨大な魔方陣を召喚する、そこから出てきたのは…
(ナレーション:政宗一成)



~外~


((ゴゴゴゴゴゴ!))


ジゴクロイド「ヘヘッ!親父のサザンクロスが現れたか!」


カマキロイド「さぁ、サザンクロス。この辺り一帯に暗雲を出して!
そしてこの一帯を地球から切り離すのよ!!
そうする事で誰もこの場所に入る事は出来ないからねぇ!」


そしてサザンクロスの口から放たれる暗雲、それはこの辺り一帯を覆いつくし誰も入る事の出来ない結界と化した!
(ナレーション:政宗一成)



~秘密基地~


ガモン「この廃墟一帯を切り離した、これで何人もこの神聖な儀式の邪魔は出来ぬ。」


タイガーロイド「最早人間どもの邪魔は入らない。まさに完璧な状況ってわけだ。」


小鞠「よくわかんないけどつまり…」


れんげ「他に誰も助けに来れないって事なのん?」


卓「」コクッ


タイガーロイド「それで残ったガキどもはどうする?
こんな小っこい身体じゃコマンドロイドになれそうにもないし今すぐ殺すか?」


小鞠「小っこい言うな!!」


ガモン「まあ待て、まだガッタイロイドは不安定だ。
その子供たちはガッタイロイドの安定を促すために生体部品として利用させてもらおう。
伊藤博士はいるか?」


そしてガモンの命令で伊藤博士と呼ばれる中年の学者風の男が現れる。
(ナレーション:政宗一成)



伊藤「………一体何の用だ…?」


ガモン「この子供たちを後でガッタイロイドの生体部品にしたい、用意が終わるまで暫く預かってもらおうか。」


タイガーロイド「ついでに夏海とかいうクソガキ、お前も来い。バダンの兵士として使ってやる。」


夏海「へへぇー!ありがてぇですだぁ!」


そしてガモンとタイガーロイドはガッタイロイドにれんげたちを取り込む準備をするためにいなくなってしまった。
仮面ライダーと蛍たちは魔法陣の中に消え去り夏海もバダンに洗脳されてしまい、残ったのはれんげ、小鞠、卓、の三人。
三人は途方に暮れていたが…
(ナレーション:政宗一成)


小鞠「どうしよう…蛍はバダンに捕まっちゃって夏海も洗脳されちゃったよ…」


れんげ「それに光太郎も滝もいなくなってもう誰もバダンに対抗できないのん…」


卓「…」


さすがの三人も絶望に陥ってしまうのだが…


伊藤「いいや、まだ希望はある!」


れんげ「希望…?」


小鞠「けど一体どんな希望が…?」


卓「?」


伊藤「これだよ、この小さなキューブ。これこそが私たち人間を救うたったひとつの小さな希望だ。」


そして伊藤博士の手からある小さく四角いモノが取り出された。
これこそがこの絶望的な状況を打開できる唯一の秘策であるのだが…
この時の三人にはこれが後に重要なモノになるとは夢にも思わなかった。
(ナレーション:政宗一成)



~???~


光太郎「…」


光太郎「……」


光太郎「………」


光太郎「ここは、どこだ…?」


その頃、魔法陣に吸い込まれた光太郎は奇妙な場所に立っていた。
そこは砂漠、砂だらけで他には何もない所であった。
(ナレーション:政宗一成)



滝「ゲホッ!ゴホッ!」


光太郎「滝さん!あなたもここに来てたんですね!?」


滝「あぁ、あの大首領ってヤツの手に飛び乗って気付いたらここにいたんだ!
けどここはどこだ?それにあの蛍って子もどうなった?」


光太郎「そうだ!蛍ちゃん!!蛍ちゃんはどこに!?」


辺りを見回す光太郎、だがそこに蛍の人影はどこにも見当たらなかった。
しかしそんな二人の前にある幻影が現れようとしていた…
(ナレーション:政宗一成)


????『蛍…その少女の居場所に案内しよう…』


滝「なっ!お前は!?さっきのZXとかいうヤツにそっくりじゃねーか!」


光太郎「だが微妙に身体のラインが違う、一体どういう事だ?」


ツクヨミ「私には名前という概念が無いのだが、かつて人間たちからこう呼ばれていた。ツクヨミと…」


光太郎、滝「「ツクヨミ!?」」


ツクヨミ、それはZXと同じ身体でありながらその実体は無く、
幻影のような存在であり光太郎たちは蛍のいる場所まで案内される事になる。
一方その頃、蛍はというと…
(ナレーション:政宗一成)



蛍「う…うぅ…ん…ここは…どこ?砂漠!?」


????「小娘、ようやく目覚めたか…」


蛍もまた光太郎たちと同じくこの広大に広がる砂漠に居た。
そんな蛍の目の前にはたった一人、マントを羽織り金色に輝く身体の男が立っていたのだが…
(ナレーション:政宗一成)


蛍「あなた…ZXにそっくり…けど何で金色なの?」


????「ZXにそっくりか…それもそのはず、あやつはこの我を元に作られたのだからな!」


蛍「あなたを元に…って!あなたは一体何者なんですか!?」


JUDO「我が名はJUDO、すべての生命の長。」


蛍の目の前に立っていた男は…
バダンの支配者にしてかつての悪の組織を束ねていた大首領の正体であった!!
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなん

さて、いきなりのラスボスの出現。果たしてほたるんの運命や如何に!?



~村外れの国道~


楓「ハァ…さっきはちょっと言い過ぎたか…?
いやいや!私悪くないし!悪いのは立ち読みしてる夏海の方だからな!
…って!お、見えてきた。あのパンクしてるトラックがそうだな!」


れんげたちがバダンに捕まった頃、楓はパンクした業者のトラックがある国道まで来ていた。
そこにはトラックのドライバーの他にパンクの修理を手伝おうと一人の青年ともう一人、奇妙な格好をした者の姿があった。
(ナレーション:政宗一成)


ドライバー「いやー、すみませんね。パンクの修理を手伝ってもらって。」


洋「いやいや、困った時はお互い様ですから。」


がんがんじい「せやで!ガンガンガンガラガンガガンガガンガガ――――ン!
パンクの修理はこのがんがんじいさまにお任せや!!」


楓「スカイライダーの筑波洋にがんがんじい!?」


がんがんじい「なんやお姉ちゃん?サインなら後にしたってや!」


洋「ていうか何で俺たちの事知ってるんですか?」


なんとパンクの修理を手伝っていたのはあのスカイライダーの筑波洋にがんがんじいであった!
そして同じ頃、ある場所でも…
(ナレーション:政宗一成)



~旭ヶ丘分校~


一穂「…でここが教室でその奥が給食室で…」


谷「いやぁ、すみませんなぁ。急に大勢で押し掛けてしまって。」


一穂「いえいえ、あのジュニアライダー隊がうちの学校見学をしてくれるというのならお安い御用ですよ。」


ジュニアアライダー隊「「ありがとうございます!」」


一穂「それにあのスーパー1まで来てくれるとはねぇ…」


一也「ここがのんのん村(名称不明)の旭ヶ丘分校ですか。
噂には聞いていましたが随分とのどかな学校ですね。」


谷「しかしこんな時にすまんな一也。まだ静養中だったのに子供たちに付き合わせてしまって…」


一也「気にしないでくださいおやっさん。
むしろ何もしてないと身体が鈍ってしょうがないですよ!」


一穂「まさかあの仮面ライダースーパー1の沖一也さんが来るとはねぇ。
あとでれんちょんたちに自慢したらさぞ羨ましがられるだろうねぇ、フフフ♪」


ここ、のんのん村(名称不明)にある旭ヶ丘分校を見学に訪れていた沖一也と谷源次郎。
それにジュニアライダー隊の子供たち。
しかしそこで一也は何やら怪しげな気配を感じる!
(ナレーション:政宗一成)



一也「むっ!あの暗雲は…?」


一穂「はて?あの辺りは使われてない廃墟しかないはずだけど?」


その時であった!突如校舎内に地鳴りが!?
(ナレーション:政宗一成)


((ゴゴゴゴゴゴゴ!))


谷「この地震は何だ!?」


一穂「おわわっ!?今までこんな地震起きた事なかったのに…?」


一也「この地震の震源地は…あの暗雲の出ている場所からだ!」


分校の外から見える暗雲…
さて、その震源地である暗雲内部にある廃墟では地下からあるモノが出てこようとしていた!
(ナレーション:政宗一成)



ガモン「フハハハハ!我の目覚めと共に今こそ正体を現すのだ!!」


タイガーロイド「まさかこの村の連中は夢にも思わなかったろうな。
この村に…俺たちバダンの黒いピラミッドが眠っているとは…!」


((ドォォォォォォン!))


夏海と小鞠の秘密基地の隣に突如として出現したのはなんと…黒いピラミッド!
かつて仮面ライダーSPIRITSのV3編で風見志郎が潜入したピラミッドとまったく同じモノがそこにあった!
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「親父ぃ、こいつがここと同じように日本各地に眠っているんだろ。
さっさと全部掘り起こしちまったらどうだい?」


カマキロイド「バカ!世の中には手順てのがあるんだよ。
まずは世界への鎮圧、その後に日本各地のピラミッドを掘り起こさないといけないんだからね!」


ガモン「そうだ、まずは人間どもの軍備を削がなくてはいかん。ピラミッドを掘り起こすのはその後だ。」


ジゴクロイド「ケッ!面倒臭えな!」


タイガーロイド「それで、この村をどうする気だ?
いくらここが辺境の村でもさすがにこの騒ぎとなれば人間どもが黙っているとは思えんが…?」



ガモン「フフフ、抜かりはない。
実はこの周囲を覆っている暗雲だがこれは特殊な結界を兼ねていてな。
うっかりこの暗雲に入れば暗雲が生み出す放電により焼け死ぬであろう。」


カマキロイド「ちなみにこの暗雲を突破するには時速600キロを超える速さで突っ走る必要があるんだけど…」


ガモン「人間どもにそのような速さを持つマシンがあるはずがなかろう。
これでは守りは万全だ!ハーッハハハハハハハハハ!!!!!」


タイガーロイド「果たしてそうかな?
そうやって人間どもを侮っていると後で足元を巣食われるぜ。」


ガモン「案ずるな、万が一に備えてこの村を制圧しておく必要もある。」


カマキロイド「でも誰がそんな面倒な事を?私はゴメンだよ、面倒臭いし…」


ジゴクロイド「俺もゴメンだ。
こんなド田舎の村の制圧なんてカッコ悪い仕事より俺はもっと強いヤツと戦いてぇからな!」


カニロイド「…」


ガモン「慌てるな、村の制圧はこの日本各地にあるピラミッドを守護する者たちにやらせる!」


タイガーロイド「ピラミッドを守護する者たちだと?」


ガモンはそう言うと何やら不気味な呪文を呟き始め、そして魔法陣からある者たちが召喚される。
その者たちの正体は…!?
(ナレーション:政宗一成)



((オォォォォォ!))


「「あ゛あぁぁぁぁ!!」」


タイガーロイド「なんだこれは…?召喚した改造素体どもが別の姿に変化しやがったぞ!」


ガモン「甦るのだ!かつての戦いに敗れた者どもよ!その名も銀王軍!!」


銀河王「ガァァァァ!」


サドンダス「ウゥゥゥゥ!」


ガモン「行け!銀王軍!この村を制圧するのだ!!」


ガモンが召喚した者たちはなんと、かつて映画『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』にてスカイライダーと戦った銀王軍!
その支配者である銀河王と銀王軍最強の戦士と称されるサドンダスであった!
そしてガモンは銀河王とサドンダスにのんのん村の制圧を命じられさっそく行動を開始する!!

とりあえずここまで

このssの銀河王はMOVIE大戦MEGAMAXの方に出てきた平成の銀河王じゃなく昭和の方なん

SPIRITSじゃ出番無かったんでウチのssで出したのん



~村外れの国道~


楓「………という訳なんです。」


洋「なるほど、そういう事だったんですね。」


がんがんじい「まったく夏海っちゅう子は卑しいで、ほんまに!」


その頃、楓は洋とがんがんじいに自分が夏海に言い過ぎたのではないかと相談をしていた最中であった。
(ナレーション:政宗一成)



楓「ま、こんな事しょっちゅうなんでね。商品傷つけられたから今回はさすがに私も怒ってさ…」


がんがんじい「まったくとんでもない子やな!夏海っちゅう子は!!」


洋「ハハ、けど楓さん。ひとつだけ言わせてください。
確かに夏海ちゃんは悪い事をしてしまった。
けどそれで夏海ちゃんと仲違いするのだけはやめてほしいんだ。
あの子が素直に謝りに来たらその時はちゃんと許してやってくれないか。」


楓「洋さん…?」


洋「俺は昔、ある事で子供を死なせてしまってね…
だからあなたたちにはそんな後悔だけはしてほしくはないんだ。」


楓「洋さんそれってもしかしてボンゴの事を言ってるんじゃ…」


がんがんじい「ボンゴ…?なんやそれ?」



洋「…」


洋はボンゴという少年について思い出していた。
ボンゴ、それはネオショッカーの怪人ゾウガメロンの子供の事である。
スカイライダーである筑波洋を貶めるためにネオショッカーが送り込んだ少年怪人であったが、
洋に育てられていくうちに情が芽生え、遂には実の親であるゾウガメロンを裏切り育ての親である洋に味方するまでになった。
しかしそんなボンゴに悲惨な結末が待っていた。
洋に味方した事を怒ったゾウガメロンは実の子であるボンゴを殺してしまった。
スカイライダーはゾウガメロンを倒したが洋は未だにボンゴの事を悔やんでいた…
(ナレーション:政宗一成)


洋「楓さん、子供なんてあっという間に大人になってしまう。
だからこそ子供の事をちゃんと見守ってあげないといけないと俺はそう思うんだ。」


楓「ちゃんと…見守るか…」


がんがんじい「なんかワイだけ蚊帳の外なんがつらい…」


そう楓に優しく諭す洋、だがその時!
(ナレーション:政宗一成)



銀河王「ハァッ!」


がんがんじい「ギャーッ!空から怪人がやってきてもうた!?」


洋「お前は…銀河王!!」


楓「嘘だろ…銀河王って確か8人ライダーと戦ったあの…!」


銀河王「…」


突如現れる銀河王、その狙いはこの場にいる者たちの命であった!
(ナレーション:政宗一成)


洋「銀河王め、まさかいきなり蘇るなんて…がんがんじい!楓さんを安全な場所へ!」


がんがんじい「よっしゃ!まかしとき!さ、楓はん。
このハンサムながんがんじいがえすこ~とさせたるかんな!……って楓はん?」


楓「…」


楓は白目を向いて操られたようにまるで憑りつかれたかのようにフラフラと崖のあるガードレールの前に飛び込もうとしていた。


がんがんじい「なにしとるんや!若いモンが命を粗末にしたらあかんやろ!?」


楓「……あ…あぁ…けどなんか突然スゴイ死にたくなってきて……何だコレ…?」


洋「どういう事だ…?先ほどの楓さんとはまるで様子が違うぞ!」



銀河王「ソウダ、ソノオンナハリュウノユメヲミテイル!」


洋「龍の夢…?」


銀河王「イマハコノムラノモノタチノミダガイズレハニホンジュウノニンゲンドモスベテガミルユメ!
ツクバヒロシ、オマエモゼツボウニノマレルガヨイ!」


なんとバダンは大首領の復活の他にも密かにこの村で後のバダンシンドロームの実験を行っていた。
その所為で村人の大半が今の楓と同じくバダンシンドロームに蝕まれてしまった…!
(ナレーション:政宗一成)


銀河王「テストハカンペキダ。コノムラノレンチュウハワレワレガテヲクダサズトモシニタエルダロウ。」


洋「そうはさせん!」



((バッ!))


洋は変身ベルトを出現させると手をかざし変身ポーズを取った!


洋「「スカ――――イッ!変身!!」」


がんがんじい「よっしゃ!スカイライダーの登場や!スカイライダー頼むで!!」


スカイライダー「トゥッ!セイリングジャンプ!!」


現れたのは仮面ライダー8人目の大空の戦士、スカイライダーだ!
スカイライダーはベルトの重力低減装置を起動させ銀河王に挑む!!
(ナレーション:政宗一成)



~旭ヶ丘分校~


一也「この暗雲、気になるな。」


谷「まったく、何か嫌な予感がするぞ。」


一穂「ありゃ?なんだか気分悪くなってきたような…」


ジュニアライダー隊「「大変だ!一穂先生が倒れちゃったよ!」」


一方こちらは旭ヶ丘分校、突然倒れ込む一穂。
そしてここにもバダンの魔の手が迫りつつあった!
それはなんと上空から飛来してきた!!
(ナレーション:政宗一成)



サドンダス「「ガァーーーーーーー!!」」


一也「むっ!こいつは怪人…!」


谷「こいつは…確か怪人サドンダス!8人ライダーと戦った銀王軍の怪人だ!?」


サドンダス「ガゥゥ…!既にこの村の住人の殆どが竜の夢に取り込まれた!残るはお前たちだけだ!!」


谷「なんだと!それじゃあ一穂さんの様子がおかしいのはお前たちの所為か!?」


一穂「zzz」


ジュニアライダー隊「「どう見ても寝てるよ~!」」


サドンダス「新たなる組織、バダンの目的を妨げる者は容赦せん!ここで死ね!!」


一也「バダンだと?ここにいるみんなに手は出させない!」



((ゴッゴッゴッゴッゴッゴッ!))


一也「行くぞ!変身!!」


赤心少林拳の構えを取る一也、そして変身ベルトサイクロードのバックルカバーが開き光が溢れ出た!


スーパー1「「仮面ライダースーパー1!!」」


変身完了、そこには赤心少林拳の使い手であり惑星開発用改造人間S-1!
またの名を仮面ライダースーパー1が現れた!!
(ナレーション:政宗一成)


谷「オォッ!仮面ライダースーパー1!この前の負傷は完璧に治って戦線に復帰だわい!!」


ジュニアライダー隊「「頑張れスーパー1!!」」


そしてここ、旭ヶ丘分校の校庭でスーパー1とサドンダスの一対一の戦いが行われる!
バダンの傀儡と化した銀王軍、果たして仮面ライダーたちはこの村を救えるのか!?
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなんな

スカイライダーとスーパー1の登場なん

他の昭和ライダーたちもボチボチ出してく予定なん

けど…SPIRITS本編は設定に隙がないので銀王軍以外の敵キャラがいないのが困るん

他の組織の怪人を使うと本編と辻褄が合わなくなるし難しいんな



~黒のピラミッド~


そしてここは黒のピラミッド内部にある牢屋。
そこではバダンの兵士と化した夏海が捕らわれの身となったれんげ、小鞠、卓の三人の門番をしていた。
(ナレーション:政宗一成)


れんげ「なっつん!ウチらをここから出すのん!」


小鞠「そうだよ!しかも何そのダッサイタイツ!そんなのさっさと脱ぎ捨てなよ!」


卓「」コクッ


夏海「えぇーい!黙れ!ウチは既にバダンのコンバットロイドなのだ!
ウチはこの村で唯一人、バダンの選ばれし民となったんだ!わかったか!!」


小鞠「何がコンバットロイドだよ!?
アンタそれただの戦闘員だよ!ライダーとの戦いでいつもボコボコにされる雑魚役だからね!!」


バダンシンドロームの効果は凄まじく夏海はバダンのコンバットロイドとしての役割を受け入れていた。
何を言っても聞く耳を持たない夏海、そんな中でれんげは先ほど伊藤博士に言われた事を思い出していた。
(ナレーション:政宗一成)



(回想)


小鞠「じゃあそのメモリーキューブを使えばZXは…」


伊藤「そうだ、ZX…いや村雨良くんの記憶は戻るはずだ。
だが、これはまだ未完成のモノ。まだ使うわけにはいかない…
そこでこれをキミたちに託したい。」


れんげ「さっきと同じ小さな四角いのなん!けどこっちは…赤いんな!」


伊藤博士が取り出したのはもうひとつのメモリーキューブ。
しかしそれは先ほどれんげたちに見せたメモリーキューブとは違い赤く輝いているのが特徴的であった。
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「赤く光って…まるで人の魂みたいなのん!」


伊藤「魂…そうかもしれないな…
これは村雨くんの姉である村雨静くんの記憶が込められたメモリーキューブ。
それを私が加工したモノだ。
彼女は村雨くんが選ばれる直前にZXボディの被験者になっている。
このキューブを使えば彼女の記憶、いや…魂があのZXボディの中で目覚めるかもしれん!」


小鞠「これを使えばなんとかなるんだね!」


伊藤「だが成功する可能性は低い、もしかしたら失敗するかもしれない…」


小鞠「じゃあこれって一か八かの賭けって事!?そんなぁ…」


れんげ「こまちゃん!大丈夫なん!大体こういうのは成功するって相場が決まってるのん!」


卓「」コクッ


伊藤「それではこれをキミたちに託す、これを使うには…しまった!バダンの連中だ!」


夏海「フハハハハ!バダンの大幹部となった夏海ちゃんがお前たちを連行しに来たぞ!」


伊藤「い…いかん!とりあえずこれはキミたちに預けておく!頼んだぞ!」


それからバダンのコンバットロイドと化した夏海により伊藤博士の元から引き離された三人。
だが伊藤博士はその直前に赤いメモリーキューブをれんげに託していた。
(ナレーション:政宗一成)



~そして現在~


れんげ「けどこの赤いキューブを一体どう使ったらいいのん?」


小鞠「使い方がわからないとどうしようもないよ…」


卓「」コクッ


小鞠「こんな時、ライダーがいてくれたら…」


れんげ「光太郎やほたるんは今頃どうしてるのん…?」


れんげたちが魔法陣によって姿を消した光太郎、滝、それに蛍の安否を気にしていた頃、
その蛍たちはというと…
(ナレーション:政宗一成)



~砂漠(?)~


蛍「じゃあここって…」


JUDO「そうだ、ここは虚空の牢獄とでも呼ぶべき場所。ここには何もない。
例えばこの地平線の先を行ったところですぐに元居た場所に戻され、
上空を目指したところで反転しまた同じ場所に戻される。
この空間を破壊しようと核以上の破壊力を放った事もあるが………それも無駄に終わった。
全てはあやつが我をこの無限地獄に閉じ込めるために行った事…許せん!」


蛍「あ、あやつ…?一体誰が大首領をこんなとこに閉じ込めたんですか?」


JUDO「それは…むっ!どうやらそろそろ招かれし者がここに来るようだな。
その前にやらねばならぬ事がある!
一条蛍、お前をここに招いたのはそのためなのだからな!!」


蛍「えっ!な…なにを!?」


そう言うとJUDOは蛍の頭に手を伸ばす。そこから蛍の記憶を覗きこんだ!
(ナレーション:政宗一成)


((キィィィィ!))


JUDO「フフフフフ!やはり我の思った通り!進化は続いていたようだ!
これで…あの忌まわしきあやつ…いや!ツクヨミを超える事が出来る!!」


蛍「えぇっ!?一体何の事ですか!?」


JUDOに記憶を読まれる蛍、それはこの村で蛍だけが知る記憶であった!
(ナレーション:政宗一成)






……


…………


光太郎「蛍ちゃーん!」


滝「おーい!どこだ!返事しろ!」


ツクヨミ『大丈夫だ、もうじき蛍という少女の下へ着く。ほら、あそこだ。』


そしてツクヨミの案内で蛍のいる場所に案内された光太郎と滝。
そこで二人が目にしたのは…
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「待っていたぞ世紀王!それにツクヨミ!」


光太郎「お前がJUDO!バダンの大首領か!?」


滝「ケッ!テメェがペトレスクやグィンを影で操っていた張本人とはな!
ここで戦いの決着をつけてやるぜ!!」


二人は大首領JUDOを前にしてさっそく身構えた!
しかしJUDOはそんな二人の前に一人の少女を見せる、その少女こそ…
(ナレーション:政宗一成)


蛍「うぅ…光太郎さんに滝さん…?」


光太郎「蛍ちゃん!」


滝「野郎!この子に何かしたら承知しねえぞ!」


JUDO「無礼なヤツラよ。もう用は無くなったので返してやろうかと思ったが気が変わった。
世紀王、それに滝、この娘を帰してほしければ我と戦え!!」


光太郎「なんだと!?」


滝「テメェッ!まるでガキの退屈しのぎみたくコロコロ意見変えやがって…!何のつもりだ!?」


JUDO「退屈しのぎか…まさにその通りだがお前たちにはわかるまい、あの地獄の日々を…」


蛍「地獄の日々…?」


JUDOは思い出していた。
ツクヨミにこの空間に閉じ込められて以来の無限地獄の日々を…
(ナレーション:政宗一成)



(回想)


いざ進めやキッチン~♪めざすはジャガイモ~♪


ツクヨミ『さぁJUDO、キテレツ大百科が始まったよ。』


JUDO「…」


はじめての チュウ~♪ 君とちゅう♪ I will give you all my love♪


ツクヨミ『JUDO、キテレツは面白いナリな。』


JUDO「語尾が移っとるぞ貴様…」


『コロ助、サヨナラは言わないからな!』


『キテレツ!行ってくるナリ!』


ツクヨミ『ふむ、今回でキテレツも最終回か。寂しいな…』


JUDO「ようやくこのキテレツ地獄が終わる…さて、次のアニメは何が始まるのだ?」


ツクヨミ「…」



すいみん、すいみん、すいみん、すいみん、スイミン不足♪


ツクヨミ「残念、またキテレツが始まるのだよ。」


JUDO「チィィィィッ!またキテレツかぁぁぁぁっ!」


ツクヨミ「そうだ、お前はこの閉ざされた空間で永遠にキテレツを見なければならん運命にある。」


JUDO「ツクヨミ!絶対許さねえ!!」



~再び現在~


JUDO「そして我は決意した!このキテレツ地獄から抜け出してやろうとな!」


蛍「なんとマヌケな理由…でも何故でしょうか?
どこか共感できるような…いえ、むしろなんだか他人とは思えない悩みを感じます…!」


ツクヨミ『良いじゃないか、キテレツ面白いし…』


JUDO「ツクヨミ!我が怒りも既に頂点に達したわ!
最早貴様の好きにはさせん、これを見るがいい!!」


((ブゥゥン!))


JUDOはベルトにある虚像投影装置を使い、自分を含む10体の分身を用意する。
その分身はZXのモノとは違い、実体のある分身。
そしてその内の一体のJUDOが腰のベルトを変化させる。
そのベルトは…!
(ナレーション:政宗一成)



蛍「ハッ!JUDOのベルトが変化して…
これは………仮面ライダークウガの変身ベルトのアークル!?」


そう、JUDOの腰に巻かれているのはZXの変身ベルトではなく、
平成ライダーの仮面ライダークウガの変身ベルトのアークルであった!
そしてアークルが光り出しJUDOはある言葉を叫んだ!
(ナレーション:政宗一成)


JUDO「超変身…!」


((カッ!))


JUDOクウガ「これぞ、仮面ライダー16番目の戦士!仮面ライダークウガ!!」


蛍「えぇーっ!?仮面ライダークウガに変身しちゃった!!」


光太郎「これは…一体どういう事なんだ!?」


滝「つーか…16人目ってどうなってんだよ…?」



ツクヨミ『そうか、JUDO…お前の狙いは…!』


JUDOクウガ「そうだ!我は今一度進化せねばならない!
ツクヨミ!二度とお前に封印されぬために何者にも負けぬ力を手に入れたのだ!!」


蛍「そ、それじゃあ私の記憶を読んだのは…!」


光太郎「そうかわかったぞ!
JUDOが蛍ちゃんを攫ったのは新たなライダーたちの記憶を知るためなんだな!
おのれJUDO!許さん!!」


滝「チッ!よくはわからんが敵はさっさと蛍ちゃんを助けてここから脱出するぞ!」


光太郎「「変身!仮面ライダーBLACK!!」」


滝ライダー「行くぜ!」


二人とも戦闘態勢に入りJUDOとの戦いに挑もうとする!
だがJUDOは…
(ナレーション:政宗一成)



JUDOクウガ「せっかちなヤツらよ。この永い間、我は退屈でしょうがなかった。
思えば…この空間に閉じ込められて以来、戯れた事がなくてなぁ!」


BLACK「俺たちとの戦いを戯れだと!?」


滝ライダー「こいつ…舐めやがって!」


JUDO「「フハハハハ!まだまだこれからよ!見るがよい!変身!!」」


そして残り9体のJUDOも変身を行う、分身したJUDOたちの身体が光り輝き次の瞬間そこに現れたのは…!
(ナレーション:政宗一成)



JUDOアギト「目覚めよ、その魂…」


蛍「あれは…平成ライダー2番目の仮面ライダーアギト!?」


JUDO龍騎「戦わなければ生き残れない…」


蛍「平成ライダー3番目の仮面ライダー龍騎!?」


((Standyng by Complete))


JUDO555「携帯電話で変身か。フフ、面白いモノよ…」


蛍「平成ライダー4番目の仮面ライダー555!?」


((ターンアップ!))


JUDO剣「運命の切り札は自分自身…」


蛍「平成ライダー5番目、仮面ライダー剣!?」


JUDO響鬼「鍛えておる…」


蛍「平成ライダー6番目の仮面ライダー響鬼!?」


((Change Beetle))


JUDOカブト「お婆ちゃんが言っておった、天の道を往き総てを司るとな…」


蛍「平成ライダー7番目の仮面ライダーカブト!?」


JUDO電王「我、参上…」


蛍「平成ライダー8番目の仮面ライダー電王!?」


JUDOキバ「ウェイクアップ、運命の鎖を解き放て…」


蛍「平成ライダー9番目の仮面ライダーキバ!?」


((カメンライド――ディケーイッ!))


JUDOディケイド「覚えておけ、通りすがりの仮面ライダーだ…」


蛍「そして最後は平成ライダー10番目の仮面ライダーディケイド!?
そんな…クウガ~ディケイドまでの平成ライダーに同時変身するなんて…!?」



BLACK「馬鹿な…こんな事があり得るのか!」


滝ライダー「クソッタレ!大首領はなんでもありかよ…」


その場にいた蛍たちは自分たちの眼を疑う光景があった。
そこに現れたのは平成ライダーのクウガ~ディケイドの仮面ライダーたちが勢揃いしていたからだ!
そしてJUDOが変身した平成ライダーたちはBLACKと滝ライダーを取り囲み一気に必殺キックを発動する!!
(ナレーション:政宗一成)


JUDOクウガ「マイティキック!」


JUDOアギト「ライダーキック!」


JUDO龍騎「ドラゴンライダーキック!」


JUDO555「クリムゾンスマッシュ!」


JUDO剣「ライトニングブラスト!」


JUDO響鬼「音撃打、爆裂強打の型!」


JUDOカブト「ライダー、キック…!」


JUDO電王「我の必殺技、パート2!」


JUDOキバ「ダークネスムーンブレイク!」


JUDOディケイド「最後だ、ディメンションキック!」


((バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!))


BLACK、滝ライダー「「うわぁぁぁぁぁぁ!!??」」


蛍「そんな…光太郎さん!滝さん!?」


10人の平成ライダーによる必殺技がBLACKと滝ライダーに次々と繰り出された!
一体どうなってしまうのか!?
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまで

大首領がほたるんをさらったのは平成ライダーの記憶を読み取るためだったんな!

BLACKと滝ライダーの敵はなんとあのクウガ~ディケイドまでの平成ライダーたち!

さぁ、どうなる!?



~黒のピラミッド~


ここは黒のピラミッド内部。
そこではれんげ、小鞠、卓が夏海の手によってガッタイロイドの下へ連行されている最中であった。
(ナレーション:政宗一成)


夏海「うりゃー!歩け!」


小鞠「もう、急かさないでよ!」


卓「」コクッ


れんげ「こまちゃん!ガッタイロイドなのん!?」


そしてれんげたちが連れて来られた場所、そこはガッタイロイドがいる大広間であった!
(ナレーション:政宗一成)



ガモン「ようやく連れて来たか。
さて、お前たちも偉大なるバダンのために働ける時が来た。
それではさっそくこのガッタイロイドの生体部品として吸収されるがいい!」


タイガーロイド「お前らもそこにいる夏海とやらと同じく栄えあるバダンの手足となって働けるんだ。
その事に感謝するんだな。」


夏海「イーッ!イーッ!イーッ!」


小鞠「嫌だ!嫌だ!こんな化け物になるなんて絶対イヤだーーーー!?」


卓「」コクッ


れんげ「こんな時どうしたら…ハッ!」


れんげはふとある事を思い出し、ポケットに入っているペンダントを取り出した。
それは先月の仮面ライダーSPIRITSを読み終えた際に楓から貰ったあの少年ライダー隊のペンダントであった!
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「この駄菓子屋から貰った少年ライダー隊のペンダント!
これを使って仮面ライダーたちに助けを呼ぶのん!!」


((ピピーッ!ピピーッ!))


れんげ「お願いなん!仮面ライダー!ウチらを助けてほしいのん!」


れんげは少年ライダー隊のペンダントを光らせて仮面ライダーに助けを求めた!
すると外では…
(ナレーション:政宗一成)



~のんのん村~


銀河王「ハァッ!」


サドンダス「ガァァッ!」


スーパー1「クッ…!ヤツら強すぎる!?」


スカイライダー「気を付けろ一也!
こいつらはただ再生されただけじゃない!パワーアップしているんだ!」


谷「銀河王にサドンダス…まさか銀王軍が甦ってこんな田舎の村を攻めてくるとはな!」


ジュニアライダー隊「「スーパー1大丈夫…?」」


がんがんじい「安心せい!スカイライダーがおるんや!あんなヤツラすぐに倒せるわい!」


その頃、のんのん村で戦うスカイライダーとスーパー1の二人の仮面ライダー。
二人はいつの間にやら合流して銀河王とサドンダスを相手に戦っていた。
すると彼らに先ほどのれんげからの通信が伝わってきた!
(ナレーション:政宗一成)



『お願いなん!仮面ライダー!ウチらを助けてほしいのん!』


スカイライダー「これは…子供からの通信?だが一体何処から…?」


スーパー1「この通信はまさか…チェーンジ、レーダーハンド!
………やはり!このSOSの通信はあの暗雲の中からです!!」


スカイライダー「なんだって!それじゃあ…あの中に子供がいるのか…!?」


谷「なんだと!あの暗雲の中にこの村の子供たちが捕らわれているとは!」


がんがんじい「えらいこっちゃ!すぐに助けに行かんと!」


銀河王「マテ、タスケニハイカセナイゾ。」


サドンダス「あの子供たちは大首領さまの生贄となるのだ!」


スカイライダー「クソッ!邪魔をするな!?」


スーパー1「まずはこいつらを倒さないとダメか…」


しかし銀河王とサドンダス、両者は手強く二人は苦戦を強いられてしまう…
(ナレーション:政宗一成)



がんがんじい「あかん!ライダーたちも今立て込んどるわ!」


谷「こういう時こそ俺たちの出番だ!あの暗雲に飛び込むぞ!」


ジュニアライダー隊「「オォーッ!」」


スカイライダー「先輩頼みます!」


スーパー1「ジュニアライダー隊のみんなも頼んだぞ!」


暗雲の中に飛び込もうとする谷とがんがんじい、それにジュニアライダー隊!
だが…
(ナレーション:政宗一成)



銀河王「イノチガオシケレバヤメテオケ、シヌゾ。」


スカイライダー「なにぃっ!?」


サドンダス「あの暗雲の中は放電が流れている。行ったが最後、雷に打たれて焼け死ぬのがオチだぞ。」


がんがんじい「スカイライダー!そいつらの言うとる事はほんまや!
雷がゴロゴロ鳴ってて入れへんわ!?」


谷「なんてこった…あの中には助けを呼ぶ子供がいるんだぞ!?」


ジュニアライダー隊「「そんな…」」


サドンダス「あの中に飛び込むのなら時速600キロの速さで突っ走らなければならんが…
我ら銀王軍がお前たちを行かせはせん!」


スーパー1「おのれぇっ!」


谷やがんがんじい、それにジュニアライダー隊では入れない暗雲。
この暗雲を突っ切るには仮面ライダーしかいないのだが…
そのライダーたちも怪人との戦いに追われてそれどころではない。
このピンチをどう迎えるのか!?
(ナレーション:政宗一成)



楓「れ…れんげ…?」


がんがんじい「か、楓はん?」


谷「バカッ!この中に入ったら雷に打たれて焼け死ぬぞ!?」


その時、バダンシンドロームを発症していた楓がフラフラと暗雲の中に入ろうとしていた。
急いで止めるがそれでも楓は言う事を聞こうとしなかった。
(ナレーション:政宗一成)


楓「離せ…あの中にれんげたちが…」


がんがんじい「アホゥッ!この中に入ったら雷に打たれて死んでまうわ!
ここは暗雲が晴れるまで待つんや!」


楓「ふ…ふざけんな…そんなの待ってたられんげが死んじまう…
私はれんげたちを…助けに一人でも…行ってやる…!」


バダンシンドロームに心を支配されても子供たちを想う気持ちは変わらぬ楓…
その時、後ろからある爆音が響いてきた!!
(ナレーション:政宗一成)



((ブオン!))


((ブオオオン!))


((ブロロロロロロ!!))


がんがんじい「なんや…?また新しい敵かい!?」


谷「いや違うぞ!これはバイクの音…!ま、まさか!?」


そこに現れたのは7台のバイクであった!
そのバイクには7人の男たちが、そう彼らこそ…!
(ナレーション:政宗一成)



本郷「谷さん。それに洋、一也!久しぶりだな!」


スカイ、スーパー1「「本郷さん!?」」


一文字「少年ライダー隊のペンダントからの通信を受けて駆け付けて来たぜ!」


風見「それにしてもダラしないな二人とも。こんな敵を相手に手間取るとは…
また大特訓するか?」


がんがんじい「一文字はんに風見はんや!」


結城「アンリからの連絡を受けて近くまで来ていたのが幸いだったな。
さて、この暗雲に入る方法だが…
この暗雲を抜けるには計算して時速600キロの速さで突っ切る必要がある。」


敬介「しかし結城さん、俺たちのマシンは…
1号、2号のサイクロン号が時速500キロ。ハリケーン号が600キロ。ライダーマシンは300キロ。
俺のクルーザーで700キロ。アマゾンのジャングラーが300キロ。
茂のカブトローも300キロとこの暗雲を突破できるのは2台しか…」


大介「ウゥ…アマゾンのジャングラー…突破できない…?悲しい…」


ジュニアライダー隊「「結城さん、神さん、アマゾン!」」


谷「クッ…!あの七人ライダーのマシンでは突破は難しいというのか!?」


神敬介の言う事はもっともであった。
時速600キロ以上のスピードを出せるのはハリケーン号とクルーザー号しかない。
だがその時、唯一人だけ話に参加せずに暗雲を見つめる男がある策を思いついた!
(ナレーション:政宗一成)

バトルホッパーとアクロバッターは何キロでるんだっけ?



一文字「おい茂、お前もボーッとしてないで少しは何かいい方法を思いつかないのか!」


茂「おっと、悪い悪い…だがな!この暗雲を見てちょいといい手を思いついたぜ!」


がんがんじい「ほんまでっか!そりゃ一体どんな方法や…!?」


茂「方法は至ってシンプルよ!黙って俺に付いてこい!!」


敬介「ついて来いって…お前さっきの話を聞いてたのか!?」


がんがじい「せやで!闇雲に突っ込んだら黒焦げになるわ!」


茂「へっ!そんな事、俺が知るか!!」


そう言うと城茂はカブトロのアクセルを吹かして突入しようとしていた。
あまりにも無茶な行動に周りは止めようとするが、それに賛同する者も…
(ナレーション:政宗一成)



本郷「茂の言う通りだ。ここで手を拱いていても仕方がない!」


一文字「ま、そう来るよな。行くか!」


結城「待てよ、確かカブトローは落雷を受けると…それにあの方法を使えば…!
みんな、ひとつだけ策を思いついたぞ!」


そして結城の立てた方法でこの暗雲に突入する事になった。
それはカブトローを先頭に他のバイクが後ろに一列で並ぶフォーメーションであった!
(ナレーション:政宗一成)


谷「結城くん、こんな方法で本当に大丈夫か?」


結城「確証はありませんが恐らくは…」


がんがんじい「不安や…正直ワイも一緒に行きたいけど…」



風見「悪いな、今回の作戦はスピードが命だ。
お前さんを後ろに載せたらスピードが出せなくなるのでな。」


一文字「心配すんながんがんじい!絶対成功させるからな!」


敬介「あぁ、そうだ!あの暗雲の中には助けを待っている子供たちがいるんだ!」


大介「子供たち待ってろ!今俺たちが行く!!」


楓「あ…あぁ…」


本郷「楓さん、心配しないでくれ。子供たちは俺たちが絶対に助けてみせる!」


茂「行くぜみんな!!」


((ブロロロロロロ!!))


そしてカブトローを先頭に各バイクが暗雲の中に突入する!
しかし暗雲の中に入ると同時にバイク目掛けて放電が彼らを襲った!!
(ナレーション:政宗一成)



((ゴロゴロ!))


((バチィッ!!))


がんがんじい「あかん!ライダーたちのマシンが雷に当ってもうたわ!?」


谷「なんという事だ…これでは…」


放電は本郷たちのマシンに直撃した。
その光景を見て失敗したかと思った…その時!
(ナレーション:政宗一成)


茂「よーし!いい雷だ!カブトロー!この雷のエネルギーを吸収しろ!!」


がんがんじい「どういうこっちゃ?雷に打たれたのにみんな無事やで!?」


結城「カブトローは落雷のエネルギーを受けると時速1010キロのスピードを出す事が可能なんだ!
そして…」


谷「オォッ!カブトローの後ろを並んでいる他のマシンも物凄いスピードを出してるぞ!
これは一体どういう事だ!?」


結城「これぞ、スリップストリームだ!!」


スリップストリームとは!
前方を高速で走るマシンの後方に付き、その後方のマシンを引っ張る力が働く事を言う!
そのスリップストリームの力を利用してカブトローだけでなく他のマシンたちも時速600キロ以上の加速に成功した!!
(ナレーション:政宗一成)



谷「なるほど、こんな方法があったとは…!」


がんがんじい「ちょっと無理がある気がするんやけど…」


ジュニアライダー隊「「なんでもいいや!行けー!仮面ライダー!!」」


楓「お…お願い…れんげたちを…」


本郷「あぁ!必ず救ってみせる!!さぁ、突入だ!!」


「「オォ――――ッ!!」」


そしてライダーたちの掛け声と共に暗雲の中に魔法陣が出現。
彼らは迷わずにその魔法陣に突入して行った!
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなん

>>440

バトルホッパーは時速500キロでアクロバッターは750キロなん

バトルホッパーじゃこの暗雲を突破するのは無理なのん…



~虚空の牢獄~


((ドサッ!))


BLACK「グハッ…!?」


滝「ゲフッ…!」


JUDOディケイド「フフフ、他愛もないヤツらよ。」


蛍「そんな…光太郎さんに滝さんが…」


その頃、ここ一面砂漠だらけのこの虚空の牢獄では…
大首領JUDOが変身するクウガ~ディケイドまでの必殺技を受けてBLACKと滝が地に伏していた。
(ナレーション:政宗一成)



JUDOクウガ「キングストーンを持つ世紀王ですら太刀打ちできないこの力!やはり我の進化は成功したようだ!」


JUDOアギト「これでこの永遠に続く虚無の地獄に別れを告げられるわ!」


BLACK「大首領…貴様…何故それだけの力を持ちながらこの場所に幽閉されているんだ!?」


JUDO龍騎「そうか、今代の世紀王。貴様は創世王から何も聞かされていなかったのだな。」


JUDO555「ならば話してやろう、かつて古の時代にそのキングストーンを用いていたのは我らだったのだ!」


BLACK「なんだと!?」


蛍「そんな…けど何で…?」



JUDO剣「元々そのキングストーンは我とツクヨミ、そしてアマテラスの所有物であった。
太陽と月の石、その神秘の力で我らはこの星に住む人間どもを次々と服従させていた。
神として人間どもの前に降臨し、お前たち人間を支配するためにな!」


滝ライダー「ハッ!まったく今も昔もテメェはやる事が変わんねえな!」


JUDO響鬼「だがそこにいるツクヨミはそれに異を唱えた。
こやつは人間どもに自由を与えて我らの支配から解放させようとした!
それこそが生物の進化だなどと語ってな!」


ツクヨミ『そうだ、私とお前たちはそこで決裂した。そして…我らは戦った。』


JUDOカブト「そして今から5万年前、我とツクヨミはこの日本の地で死闘を繰り広げた。
その戦いでアマテラスは死に残った我はツクヨミをあと一歩というところまで追い詰めたのだが…」



JUDO電王「我は予想すらしていなかった。
当時、太陽と月の両方のキングストーンを預けていた男が我を裏切り…
キングストーンの力でツクヨミと共に我を封じた!」


ツクヨミ『その代償に私は身体を失ったがそれでもJUDOをこの牢獄に閉じ込める事に成功できた。
しかし…』


JUDOキバ「ククク、笑える話よ!
今度はその男が裏切りキングストーンを用いて暗黒結社ゴルゴムを築いた!!」


BLACK「するとまさか…お前がキングストーンを預けていた男というのは…!?」


JUDOディケイド「そうだ、当時の創世王の事よ…
彼奴めは我らがこの世界から消失したと同時に暗黒結社ゴルゴムを率いてこの世界を裏から支配してきた!
そして我はこの虚空の牢獄で永い幽閉の時を過ごしたが…
それも全てはツクヨミ、そして創世王の所為だ!この屈辱は永遠に忘れられん!!」


蛍「そんな事実があったなんて…」



JUDOディケイド「ついでに教えておいてやる。
お前のそのブラックサンの姿だが、それは我を参考に作られたらしい。
つまりお前は我の模造品よ…!」


BLACK「この俺がお前の模造品だと!?」


JUDOディケイド「いや、貴様だけではない。
他の1号~ZXまでの仮面ライダータイプの改造人間は全て我が現世に甦るために各組織に作らせた試作品。
つまり、貴様ら仮面ライダーは我の模造品である限り絶対に我を倒す事は出来んのだ!!」


蛍「そんな…!」


滝ライダー「…」


遂に明かされた衝撃の真実!
ゴルゴムの次期創世王の証であるキングストーンは元々大首領JUDOが所持していたモノ。
そして大首領JUDOは現世に帰還するために歴代の悪の組織に命じて仮面ライダータイプの改造人間の製作を行っていた。
それも全てはこの牢獄から脱出し、現世への帰還を果たすために!!
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「くだらねえな…」


JUDOクウガ「何…?くだらないだと!」


滝ライダー「あぁ、くだらねえ!くだらな過ぎて欠伸が出るほどだぜ!」


蛍「くだらないって衝撃の事実じゃ…!?」


滝ライダー「確かによぉ、テメェが物凄い存在ってのはわかった。
だがそれだけでライダーの連中がテメェを超えられないだと?笑わせんな!」


JUDOクウガ「それはどういう意味だ…?」


滝ライダー「さっきのこいつらの攻撃を喰らってわかったよ。
お前らの攻撃には…心が…いや!魂がねえんだよ!!」


JUDOディケイド「魂…だと?くだらぬ…何を戯言を!」


滝ライダー「戯言だと思うかい?
だがなぁっ!俺は何度も見て来たぜ!仮面ライダーたちが必殺技を繰り出して怪人を倒すところをな!
あいつらの必殺技はただの技なんかじゃあねえ!
自分たちだって一歩間違えれば怪人だったかもれない…
そんなクソみたいな行いをするテメェら悪党の都合で悪人にされちまったヤツらを…
そして、明日を生きる子供たちを守るための必殺技だ!!」



BLACK「滝さん…そうだ…JUDO!
いくらお前が外見だけ似せたところで所詮は借り物の力、本物に劣るだけでしかない!」


滝ライダー「へっ!言うじゃねえか!光太郎!!」


BLACK「滝さん…俺の事を名前で…!」


蛍「滝さんが光太郎さんの事を認めてくれたんですね!」


滝ライダー「ま、今更だがな!」


JUDOディケイド「貴様らぁぁぁぁぁぁ!!
えぇぃっ!所詮は強がり!戯言をほざいているだけの事だ!
この10人の仮面ライダーたちを前にどう勝てるというのだ!?」


確かにJUDOの言う通り状況は未だ二人にとっては不利であった。
だが滝はまるで余裕の笑みを浮かべると次の瞬間…!
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「うおおお!走れ光太郎!」


BLACK「え…?は、はい!」


JUDOディケイド「フハハハハハ!
あれほど大口を叩いて結局は逃げているではないか!皆、ヤツらを追うぞ!」


滝はBLACKを連れていきなり走り出した。
だがJUDOの言うように闇雲に逃げ出した訳ではない。
JUDOクウガ~ディケイドが後を追おうとするとそれを待っていたかのように、
今度は急に反転して円を描くように回転していった!
(ナレーション:政宗一成)


蛍「滝さん…逃げるはずがJUDOたちと一緒にスゴイ速さで回転して…キャッ!」


((ギュウウウウウウ!))


ツクヨミ『これは…まるで竜巻!』


蛍「一体何をする気なんですか!?」


JUDOクウガ「フンッ!所詮は小細工!どうにもならぬわ!」


BLACK「いけない!JUDOが滝さんに追いつこうとしている…!?」


滝ライダー「さすがに俺は生身だから…これ以上は無理か…
だが、お前らが全速力で追いかけてくれたおかげで準備は整った!
光太郎!俺が合図したら一斉に同じ事すんだぞ!いいな、わかったな!!」


BLACK「わかりました!」


JUDOの魔の手がいよいよ滝に襲い掛かろうとしていた。
だがあと一歩というところで滝はこう叫んだ!
(ナレーション:政宗一成)




滝ライダー「「跳べ―――――ッ!!」」



BLACK「トウァッ!!」



JUDOアギト「あやつら跳びおった!」


JUDO龍騎「よし、我らも跳ぶぞ!」


「「ハァッ!」」


高速で回転していたBLACKと滝がいきなり空中にジャンプ!
ぶつかるかもしれない状況でお互いの身体をまるで絶妙なタイミングで交互に交わしてみせた!
その光景を目の当たりにしたJUDOたちも後を追うようにジャンプしようとする!
だが、これこそ滝の狙いであった!
(ナレーション:政宗一成)


JUDO555「しまった…ぶつかる!」


JUDO剣「急いで回避せねば…!」


JUDO響鬼「ダメだ…間に合わな…」


JUDOカブト「しまった…これでは!?」


JUDO電王「まさか…滝はこれを狙って!」


JUDOキバ「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


((ドオ゛オオオオオオオン!!))


しかし遅れてジャンプしたJUDOが変身する平成ライダーたちは同じようにはいかなかった。
瞬時に10人でジャンプしてしまった結果、交わす空間を取れずに高速でぶつかりその衝撃で大爆発を起こした!!
(ナレーション:政宗一成)



蛍「ス…スゴイ!あの大首領…いえ!
平成ライダーたちをたった二人でやっつけてしまいました!?
ついでに大首領が倒されたので私も人質から解放されました。」


滝ライダー「やったぜ!この技はライダー車輪。
かつて仮面ライダー1号と2号がショッカーが作り出したショッカーライダーを倒すために特訓した技だ。
ぶっつけ本番で成功できてよかったぜ…」


BLACK「そうですね、こっちもギリギリだった。
もしタイミングがずれてぶつかっていたら先に倒れていたのは俺たちの方だったかもしれないからね…」


ツクヨミ『JUDOよ、人間を侮り過ぎたな。お前の敗因はそこにあったんだ…』


大爆発を起こし燃え盛る炎を見つめるツクヨミ。だが…
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまで

続きは今日中にやるのん



JUDO「「ふぅざぁけるなぁぁぁぁぁ!!」」


滝「なっ!大首領…!?生きていたのか!」


蛍「しかも元の姿に戻ってます!」


JUDO「当然だ!あの程度で我が敗れるわけがあるまい!
おのれ…この屈辱許さんぞブラックサン!いや、仮面ライダーBLACK!!」


BLACK「諦めろ。
既に蛍ちゃんは人質から解放されてお前の言う事を聞く必要も無くなった。
俺たちが元の世界に戻る事を邪魔しなければ俺たちもこれ以上手を出す気は無い。」


ツクヨミ『そうだ、いい加減にしろJUDO。お前は平成ライダーの力を性能面しか見ていなかった。
だから負けたんだ…』


平成ライダーたちの力を性能面でしか見なかったJUDO…
だがJUDOはそんなツクヨミの話を頑なに拒んでみせた。
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「否!今のは彼奴らの力が旧式だっただけの事よ!
貴様らを捻り潰すには平成ライダーでも最新のライダーたちの力を使うまでだ!!」


((シュィィィィン!))


そしてJUDOは再び分身を繰り出した。
現れた分身は5体、その5体はベルトを変化させてそれぞれの変身に必要なあるツールを持ち出した。
それはUSBメモリにメダル、そしてスイッチに指輪、さらに果実に似た錠前らしき物を持っていた!
(ナレーション:政宗一成)


BLACK「何だあれは…?とてもじゃないが戦う道具には見えないぞ?」


滝ライダー「まったくだ。あんなモンで何をしようってんだ?」


蛍「そんな…嘘…!あれは!?」


BLACKと滝にはそれが何なのかまったくわからなかった。
だがこの中で唯一人、蛍だけは知っていた!
JUDOが取り出したのは新たな仮面ライダーに変身するためのツールだった!!
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「「変身!!」」


((『CYCLONE!』 『JOKER!』))


((『タカ!』 『トラ!』 『バッタ!』))


((『3』 『2』 『1』))


((シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!フレイム!プリーズ!ヒーヒーヒーヒーヒー!))


((ブォォォォ!ブォォォォ!!ソイヤッ!!花道・オンステージ!!))


滝ライダー「何だこりゃ!?おかしな歌やら…!空から果物が降って来たぞ!?」


ツクヨミ『JUDO…お前は一体何を…?』


JUDO「フハハハハ!我が分身たちよ!変身した姿をこの者たちに見せつけるがよい!!」


分身したJUDOたちは変身を終えるとその姿をまるで自慢でもしたがるかのように蛍たちにみせつけた!
そしてその姿はなんと…!!
(ナレーション:政宗一成)



JUDOダブル「さあ、お前の罪を数えろ…」


蛍「平成ライダー11番目の仮面ライダーW!?」


JUDOオーズ「ハッピーバースデーとでも言おうか…」


蛍「平成ライダー12番目の仮面ライダーオーズ!?」


JUDOフォーゼ「宇宙キ……などとさすがに言わぬ…」


蛍「平成ライダー13番目の仮面ライダーフォーゼ!?」


JUDOウィザード「約束する、我が最後の希望だ…」


蛍「平成ライダー14番目の仮面ライダーウィザード!?」


JUDO鎧武「ここからは我のステージだ…」


蛍「現在絶賛放送中(のんのん村除く)の平成ライダー15番目の仮面ライダー鎧武!?
けど…そんな…今度は平成ライダー2期の仮面ライダーに変身しちゃうだなんて…!?」


なんと今度は平成ライダー2期の仮面ライダーW~鎧武に変身する大首領JUDO!
蛍の記憶は当然ながら平成ライダー2期に関する情報もある。
それを使えば変身する事は可能だがそれを目の当たりにして驚きを隠せずにいた…
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「さて、どうした?そのように黙っていてはではあまりにも興が乗らんではないか。」


蛍「だって…こんな事って…あり得るわけが…!」


JUDO「それだけではない!これを見よ!」


JUDO鎧武「ハッ!」


((ジィィィィ!))


JUDO鎧武が何も無い場所をいきなり斬りつけた!
だが次の瞬間、なんとそこから線ファスナー状の裂け目であるクラックが出現!
JUDOダブル~鎧武は次々とその中に入りそして全員が入ったと同時に閉じてしまった!?
(ナレーション:政宗一成)



BLACK「しまった!JUDOの分身たちを行かせてしまった!?」


滝ライダー「クソッ!このままじゃ現世が大変な事になっちまう!」


蛍「そんな…!けどまだ肝心のJUDOの本体はこっちにいるんですけど…?」


ツクヨミ『馬鹿な…現世への帰還を誰よりも望むお前が何故ここに残る必要が…?』


蛍の言う通り、先ほど行ったのは分身たちでJUDO本人はまだこの牢獄にいた。
それには確かな理由があった。
そう、あれほど現世への帰還を果たそうとしているJUDOがどうしてもやり遂げなければいけない確かな理由が…
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「我は人間どもを統べる支配者だぞ!
その我が貴様らのような虫けらにこうもコケにされるのは許せん!
貴様らはこの場で我自らが処刑を行う!!」


滝ライダー「チッ!やっぱそうくるか!」


蛍「け、けど…鎧武まで出して新たなライダーの力は無いはずじゃ…?」


JUDO「いいや、まだひとつだけ残っておる。
それもまだ貴様らの知らぬ、まったく新しい仮面ライダーの力!
これを使って貴様らを血祭りにあげてやる!!」


そう言うとJUDOはあるベルトとブレスレットを取り出した。
ブレスレットにある小さなミニカーをブレスレットに装填しこう叫んだ!
(ナレーション:政宗一成)


JUDO「変身!!」


((カッ!!))


蛍「キャッ!眩しい!?」


BLACK「この光は…うん?JUDOがいなくなったぞ!?」


滝ライダー「大首領の野郎は何処に消えやがった!」


ベルトから眩いまでの赤い光が灯ったと同時に、JUDOの姿が忽然と消えてしまう…
だが次の瞬間、地平線の彼方から轟音と共に何かが蛍たち目掛けて駆け込んできた!
(ナレーション:政宗一成)



((ブロロロロロロ!))


滝ライダー「こいつは…バイク…いや違う!車の排気音だ!?」


BLACK「こんな場所に車…一体誰が…?」


ツクヨミ『ここはJUDOを閉じ込めるための空間、これもヤツの戯れとやらに過ぎないのだろう。
だがヤツは…一体何に変身した…?』


((ブオオオン!))


その轟音は凄まじいスピードで蛍たちの前にその正体を晒した!
そしてその轟音の正体を見てその場にいる誰もが思わず驚く…
なんとその轟音の正体は見た事も無い赤い車だった!?
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「何だこの赤い車は!大首領はライダーに変身してんじゃないのか?」


BLACK「むっ!誰か降りてくるぞ!」


蛍「あれは…そんな…!嘘…!?」


その赤い車、スーパーマシン『トライドロン』から出てきたのは…
(ナレーション:政宗一成)




JUDOドライブ「蛍よ、感謝するぞ!お前の記憶が我にこの姿を与えてくれた!
まだ誕生すらしていない新ヒーロー、仮面ライダードライブの姿をな!!」



BLACK「仮面ライダー…ドライブだと…?そんなライダー聞いた事も無いぞ!」


ツクヨミ『なんという事だ!
JUDOはまだ誕生すらしていないライダーに変身してしまうとは…!?』


蛍「そんな…私のネットで見たネタバレで…まだ放送前の…
平成ライダー16番目の仮面ライダードライブに変身しちゃうなんて!?」


なんとJUDOは、蛍がネットで見た鎧武の次の新ライダーである仮面ライダードライブに変身した姿で現れた!
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「つーか…これライダーじゃく………ドライバーじゃねーか!!」


JUDOドライブ「フンッ!そんな事我が知るか!要は勝てばいいのだ!勝てばな!!」


そして新たな仮面ライダードライブに変身したJUDOは構えを取りBLACKと滝ライダーと静かに対峙する!!
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまで

ライダー車輪でJUDOの変身した平成ライダーたちを倒せたと思ったら…
今度は平成2期のライダーたちに+まだ雑誌と予告しかやってない新ライダーに変身してしまった大首領JUDO!

一息ついたと思ったらまた大波乱!休む暇もないのん!



しかしこれ10月5日までどうするんだw



~大広間~


ここは先ほど、れんげたちが連れて来られた黒のピラミッド内部の大広間。
この大広間の中央に座しているガッタイロイドを安定させるために、
さっそくれんげ、小鞠、卓の三人を生体部品にしようという準備が着々と進められていた。
(ナレーション:政宗一成)


小鞠「もうダメだ…お終いだよ…」


れんげ「こまちゃん諦めちゃダメなん!きっとライダーたちが助けに来てくれるのん!」


卓「」コクッ


夏海「エーイッ!お前たちうるさいぞ!これ以上ウチの仕事を増やすな!」


小鞠「夏海に至っては普通に戦闘員だし…ていうかアンタなんでそんなやる気なわけ!
普段は家のお手伝いだってろくにしないのにぃ…!?」


アスラ「まったく人間とは恐ろしいモノだ…。」


プワゾン「そうだね、自分の命を守るためなら平気で身内を売り飛ばすんだから恐いモノさ…」


コマンドロイドとなった夏海を見てそう呟くアスラとプワゾン。
だが小鞠は…
(ナレーション:政宗一成)

ちょっと修正

>>476から




JUDOドライブ「蛍よ、感謝するぞ!お前の記憶が我にこの姿を与えてくれた!
この新ヒーロー、平成ライダー16番目の仮面ライダードライブの姿をな!!」



BLACK「仮面ライダー…ドライブだと…?そんなライダー聞いた事も無いぞ!」


ツクヨミ『なんという事だ!
JUDOはまだ誕生すらしていないライダーに変身してしまうとは…!?』


蛍「そんな…私のネットで見たネタバレで…まだ放送前の…
平成ライダー16番目の仮面ライダードライブに変身しちゃうなんて!?」


なんとJUDOは、蛍がネットで見た鎧武の次の新ライダーである仮面ライダードライブに変身した姿で現れた!
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「つーか…これライダーじゃなくて………ドライバーじゃねーか!!」


JUDOドライブ「フンッ!そんな事我が知るか!要は勝てばいいのだ!勝てばな!!」


そして新たな仮面ライダードライブに変身したJUDOは構えを取りBLACKと滝ライダーと静かに対峙する!!
(ナレーション:政宗一成)



~大広間~


ここは先ほど、れんげたちが連れて来られた黒のピラミッド内部の大広間。
この大広間の中央に座しているガッタイロイドを安定させるために、
さっそくれんげ、小鞠、卓の三人を生体部品にしようという準備が着々と進められていた。
(ナレーション:政宗一成)


小鞠「もうダメだ…お終いだよ…」


れんげ「こまちゃん諦めちゃダメなん!きっとライダーたちが助けに来てくれるのん!」


卓「」コクッ


夏海「エーイッ!お前たちうるさいぞ!これ以上ウチの仕事を増やすな!」


小鞠「夏海に至っては普通に戦闘員だし…ていうかアンタなんでそんなやる気なわけ!
普段は家のお手伝いだってろくにしないのにぃ…!?」


アスラ「まったく人間とは恐ろしいモノだ…。」


プワゾン「そうだね、自分の命を守るためなら平気で身内を売り飛ばすんだから恐いモノさ…」


コマンドロイドとなった夏海を見てそう呟くアスラとプワゾン。
だが小鞠は…
(ナレーション:政宗一成)



小鞠「ちがうよ!夏海はほら…洗脳されてるだけだし!本当はこんな事しないモン!」


プワゾン「そうは言うけど人間の本心なんてわからないものだよ。
例えそれが家族の間でも…僕がそうだったからね…」


れんげ「フレイ…でも!」


ベガ「家族か…
そういえばBADANの援助を受けている俺の家族はどうしてんのかな?」


小鞠「そっか、ベガは改造手術を受ける代わりに家族の生活を保障されたんだっけ。」


『家族』、その言葉に一人の男が反応を示した。


ZX「家族…俺にも家族はいるのか…?」


ZXである。
ガッタイロイドと化したZXが意識を取り戻し自分が記憶を失くす前の家族について疑問を持ち始めた。
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「いるのん!ZXにだって家族がいるのん!」


小鞠「そうだよ、確か一人だけ家族が…」


その時であった!
(ナレーション:政宗一成)


タイガーロイド「よし、全員お喋りはそこまでだ!
ガキどもを生体部品として取り込むための作業をさっそく開始する!
それとZX、お前は余計な事は何も考えなくていい。
BADANはお前に全てを与えてくれる、だから安心しろ。」


ZX「そうか…BADANは俺に…与えてくれる…」


小鞠「嘘だよ!BADANは与えてくれるどころか奪ったんだからね!」


ZX「…奪った…だと?どういう…事だ…?」


タイガーロイド「チッ、おい夏海!さっそく始めるぞ!グズグズするな!」


夏海「イーッ!」



ベガ「ヘヘッ、タイガーロイドの野郎焦ってやがる!
ま、どうせ都合の悪い事をZXに聞かれたくないんだろうが…」


焦るタイガーロイドを嘲笑うように見つめるベガ…
そんな時、彼の脳裏にある懐かしい言葉が語られてきた!
(ナレーション:政宗一成)


(ベガ…)


ベガ「……?
今の声…俺の親父やお袋たちの声が…?だが何故俺の頭の中に直接聞こえてきたんだ…?」


アスラ「…」


不思議な体験をするベガ、
何故こののんのん村よりもはるか遠くBADANの援助でエジプトで暮らしているはずの彼の家族の声が聞こえたのか…?
(ナレーション:政宗一成)



~黒のピラミッド(外)~


ジゴクロイド「チッ、暇だぜ…」


カマキロイド「本当…退屈でしょうがないわ…」


カニロイド「…」


そしてここは黒のピラミッドの外側。
ここでは先ほどガモンに命じられたジゴクロイドたちが、
空に浮遊するサザンクロスの真下にある黒のピラミッドの頂上で門番の如く待ち構えていた。
(ナレーション:政宗一成)


ジゴクロイド「親父も暇過ぎて退屈しちまったのか、
ガッタイロイドの件を全て三影の野郎に一任して自分はサザンクロスの中に引っ込んじまった…
だが親父も心配性だぜ、こんな万全の態勢で攻め込むバカがいるわけねえってのによ!」


カマキロイド「そうとも限らないよ。
これまでアスラたちを倒した仮面ライダーたちの件もあるし…
それにBADAN内部で叛乱の動きもあるって噂だからね。」



ジゴクロイド「叛乱だぁ?
人間の科学者どもが裏でコソコソやってるのは聞いてるがよそんなの大した事ねえだろ?」


カマキロイド「それだけじゃないよ。
あのニードルがZXのボディに執着しているのは知っているだろ。
あたしらの父親であるガモンが目覚めた今、あいつはもう組織のリーダーじゃなくなる。
それにニードルは今までの失態でリーチが掛かっているからね。
あと一回でも作戦を失敗したらリーダーの地位を追われるどころか間違いなく破棄される…
それなら背水の陣を覚悟でZXボディを奪取しようとか企んでいるんじゃないのかい?」


ジゴクロイド「なるほど、親父が警戒しているのはライダーだけじゃなく身内に対してもか…
それならあの三影の野郎もだ!
あいつ、親父に信頼されてはいるが実際は何を考えてるのかちっともわからねえ!
野郎もニードルと同じく何か別の目的を感じるぜ…」


カマキロイド「今あの人が信用できるのはアタシらだけね。
まあ当然だよ、アタシらは人間じゃない。あの人の細胞から生み出された暗闇の子供なんだからさ…」


カニロイド「…」


BADANの組織に関する勢力は現在ニードルがリーダーとして指揮を執っている。
だがガモンが組織の幹部として返り咲けば、ニードルの今の地位も危ういのは確か…
どうやらこれまでの歴代の悪の組織と同じくBADANも一筋縄という訳ではないようだ。
(ナレーション:政宗一成)



((ブロロロロロ!))


カニロイド「…!」


ジゴクロイド「どうやら…このまま退屈せずに済みそうだな。」


カマキロイド「アタシらの出番のようだよ…!」


その時、バイクの爆音がこの辺り一帯を覆う暗雲の中から聞こえてきた。
そしてジゴクロイドたちもこの退屈な時間をようやく終わらせると歓喜に震え上がったのだが…
(ナレーション:政宗一成)


本郷「暗雲を突破した!みんな無事か!?」


一文字「大丈夫だ!全員あんな暗雲如きでくたばるほどヤワじゃないさ!」


風見「あれは…黒のピラミッド!エジプトで俺が発見したのと同じモノだ!」


結城「やはりあれはエジプトだけでなく世界各地にあるようだな!」


敬介「一体あのピラミッドは何なんだ…?」


大介「敬介!今はそんな事…気にしない!それより…!」


茂「あぁ、ガキどもを助ける事が先だろ!」


現れたのは無事に暗雲を突破した本郷たち栄光の七人ライダーたちであった!
本郷たちはその勢いに乗ったまま黒のピラミッドに突入しようとするのだが、
ジゴクロイドたちがそうはさせまいと彼らの前に立ちはだかった!
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「ハァーッ!ようやく来たな侵入者どもめ!」


カマキロイド「お決まりの台詞だけどここを通りたければあたしらを倒す事だね。」


カニロイド「…」


風見「チッ、邪魔をしてくれるな…」


茂「こうなったら一気にやっちまおうか!」


本郷「待て!お前たちは先に行け!」


一文字「ここは俺と本郷で相手をする!」


結城「わかりました、二人とも気を付けて!」


そして本郷と一文字の二人をこの場に残して他のライダーたちは黒のピラミッドへ入って行った!
(ナレーション:政宗一成)



ジゴクロイド「お前ら二人だけ残ったか、舐めやがって…!」


カマキロイド「さっさとこいつらを始末して残りの連中を追わないと!」


カニロイド「…」


一文字「おっと、舐めてるのはどっちだい?」


本郷「お前たちの相手はこの俺たちだ!一文字、変身だ!!」


本郷と一文字の変身ベルトであるタイフーンを出しそれぞれ変身ポーズを取る!


本郷「ライダ――――ッ!変身!!」


一文字「変…身!!」


本郷、一文字「「トォッ!」」


変身ベルトタイフーンの風車が激しく回転しそれと同時に二人は空中にジャンプ!
そしてジャンプした二人が地に降り立った時、そこには先ほどとは違う別の姿に変身を遂げていた!!
(ナレーション:政宗一成)


1号「仮面ライダー1号!」


2号「仮面ライダー2号!」


そう、そこには仮面ライダー1号、それに2号の伝説のダブルライダーが颯爽と現れた!
そしてダブルライダーはジゴクロイドたちを相手に戦いを開始する!!
(ナレーション:政宗一成)



~大広間~


タイガーロイド「何…?侵入者だと!?」


夏海「ハイッす!断じて夏海ちゃんの所為じゃありませんがどうしますかタイガーロイドさま!」


れんげ「ライダーなん!ライダーが来てくれたのん!」


小鞠「助けが来てくれたんだ!」


卓「」コクッ


そして栄光の七人ライダーが侵入した報告はピラミッド内部にいるタイガーロイドにも伝わった!
その頃…
(ナレーション:政宗一成)



((ブオオオン!))


風見「ここか!」


結城「このまま奥まで突っ込むぞ!」


黒のピラミッド内部に侵入した風見、結城、敬介、大介、茂の五人。
だが、その時!
(ナレーション:政宗一成)


((シュィィィ!))


JUDO鎧武「ハァッ!」


茂「何だテメェらは!?」


敬介「その姿…まさか…仮面ライダー?」


JUDOダブル「ほぅ、この者たちは…」


JUDOオーズ「よいところで会った。腕試しに我らと戦ってもらおうか!」


なんとクラックが出現しそこから先ほど平成ライダー2期のライダーたちに変身した大首領JUDOの分身たちが現れた!
平成ライダー2期の力を手に入れたJUDOの分身たちは風見たちに勝負を挑んできた!
(ナレーション:政宗一成)



敬介「悪いが俺たちは先を急いでいる、お前たちの相手をしている場合じゃ…」


茂「面白れえ!売られた喧嘩は買うのが礼儀よ!」


結城「茂…!?」


大介「アマゾンも!アマゾンも戦う!ガゥッ!」


風見「どうやらこいつらを避けては通れないようだ、行くぞ!変身だ!!」


そして風見たちもまたそれぞれ変身ポーズを取った!
(ナレーション:政宗一成)



風見「変身…Vスリャァァァァァァ!!」


結城「ヤ―――――――――ッ!!」


敬介「大変身!!」


大介「ア――――ッマ――――ッゾ――――ン――――ッ!!」


茂「変身…ストロンガ――――ッ!!」


次々と変身する風見たち。そして変身を終えた彼らはそれぞれ名乗りを上げた!


V3「仮面ライダーV3!!」


ライダーマン「ライダーマン!!」


X「仮面ライダーX!!」


アマゾン「仮面ライダーアマゾン!!」


ストロンガー「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、悪を倒せと俺を呼ぶ!
聞け!悪人ども!俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!!」


JUDOフォーゼ「彼奴らも変身しおったか。JUDOフォーゼ、タイマン張らせてもらおう!」


JUDOウィザード「フフフ、あのような旧型の改造人間など平成ライダーの力を得た我らの敵ではない!
さぁ、ショータイムだ!!」


V3「舐めるな!性能差だけが全てではない!」


ライダーマン「そうだ、俺たちを甘く見ると後悔するぞ!」


X「子供たちを救うためにもさっさと勝負を終わらせてやる!」


アマゾン「アマゾン!絶対に負けない!」


ストロンガー「そういうこった!
俺たちの邪魔をするならテメェらがライダーだろうと容赦はしねえ!!」


そして仮面ライダーV3、ライダーマン、仮面ライダーX、仮面ライダーアマゾン、仮面ライダーストロンガー!
対するはダブル、オーズ、フォーゼ、ウィザード、鎧武とここに昭和ライダー対平成ライダーの戦いが始まった!!
(ナレーション:政宗一成)



~虚空の牢獄~


((ブオオオオ!))


JUDOドライブ「ククク、この新ヒーローである仮面ライダードライブとどう戦う!」


ツクヨミ『JUDOは新たに得たライダーの力を楽しんでいるようだな…』


滝ライダー「野郎…!」


蛍「あわわ…どうすれば…」


BLACK「…」


そして虚空の牢獄ではJUDOが変身した仮面ライダードライブが駆るトライドロンに、
蛍、滝、ツクヨミ、それにBLACKの三人が翻弄していた。
だが…
(ナレーション:政宗一成)



BLACK「JUDO、進化が出来るのはお前だけではない!
俺たち人間も、いや…この世に生ける者全てが生きて行くうえで必ず進化を遂げていくんだ!」


JUDOドライブ「何を言っておる…?つまらん戯言だ…!」


蛍「進化…ってまさか光太郎さん!?」


滝ライダー「おい…一体何が起きるってんだよ!?」


BLACK「今こそ見せよう、この俺の進化を!
キングストーン!今こそ神秘の力を示してくれ!!変身!!!!」


((キュィィィィィッ!))


滝ライダー「眩しい!BLACKの身体が光り出した!」


ツクヨミ『な…仮面ライダーBLACKもまた進化を遂げる事が出来るのか!?』


蛍「それって…もしかして…!」


((ブロロロロロロ!))


その時である!
次元を超えて赤い車の形をしたマシンがBLACKの居た場所に颯爽と駆けつけてきた!!
(ナレーション:政宗一成)



JUDOドライブ「赤い車…?これはどういう事だ?」


((シュタッ!))


そしてその赤い車の上に一人の黒いボディに赤い目の戦士が降り立ったではないか!
この者こそ仮面ライダーBLACKの進化した姿!その名も…
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「何だあいつは!BLACKは…光太郎は何処に行った!?」


蛍「落ち着いてください滝さん!光太郎さんはパワーアップしたんです!」


ツクヨミ『パワーアップ…?そうか、彼もまた独自の進化を果たしたのだな!』


JUDOドライブ「おのれ…たかが我の模造品如きが進化とは生意気な!貴様…何者だ!?」




RX「「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!RX!!
バダンの大首領JUDO、蛍ちゃんたちが住むのんのん村の平和を脅かし…
そして俺たち仮面ライダーの力を悪用する事はこの俺が許さん!!」」



蛍「やっぱり!BLACKの進化形態であるRXの登場ですよ!」


滝ライダー「へっ!やるじゃねえか光太郎!」


ツクヨミ『この力、感じるぞ!彼ならばもしかするとJUDOを…』


JUDOドライブ「太陽の子、仮面ライダーBLACKRXだと?
フンッ、ゴルゴムの世紀王如きが少し進化した程度で我に適うと思うか!
貴様がどれだけ身の程知らずかその身に叩き込んでくれるわ!!
行けトライドロン!あの赤い車を破壊しろ!!」


RX「JUDOドライブ!車に乗るライダーはお前だけじゃないぞ!
ライドロン!お前は無敵のマシンだ!その力を今こそ発揮するんだ!!」


そう言うとJUDOドライブはトライドロンに乗り込みライドロン目掛けて突進する!
だがRXも負けてはいない、ライドロンに乗り込みトライドロンに挑んで行く!!
(ナレーション:政宗一成)



蛍「うわぁ、二人ともそれぞれの車に乗り込んで戦い出しましたね…」


滝ライダー「もうあいつらライダーじゃなくドライバーだろ…
何でライダーって名乗ってんだよ?」


ツクヨミ『ライドしてればみんなライダーなのだよ…』


そして蛍、滝、ツクヨミの三人が見守る中で、
ライドロンとトライドロンによる激しいカーチェイスが行われた!!
(ナレーション:政宗一成)



RX「ライドロン!ライディングアローだ!」


JUDOドライブ「正面から真っ向勝負か、よかろう。一気に蹴りをつけてやろう!
こちらも………むむっ?
そういえばこのマシンをどうやって扱えばよいのだ?それに関する記憶がないぞ!?」


ツクヨミ『どうしたというのだ?JUDOの様子がおかしいぞ!』


RX「今の内だ!ライドロン、行け!!」


((ドッガァァァァン!))


滝ライダー「やったぜ!RXのライドロンがトライドロンをぶっ壊した!
だがどうしてJUDOは攻撃に転じなかったんだ…?」


蛍「そっか!
JUDOは私の記憶を使って平成ライダーやドライブに変身したから…
私はドライブについての情報はネットのネタバレを見ただけで肝心な事はまだ何も知らないんです!
つまり私が知らない事はJUDOもわからない!
だからJUDOはあのマシンの操作方法が全然わかんないんですよ!!」


滝ライダー「なるほど!
カッコつけて最新のライダーになったはいいが肝心なとこで墓穴を掘ったな!光太郎やっちまえ!!」


RX「さあ蛍ちゃん、滝さん、ライドロンに乗って!この牢獄から脱出するぞ!!」


RXは蛍と滝をライドロンに乗せて自分はライドロンの車体の上に乗り出した。
そして先ほどのライドロンの攻撃で大破したトライドロンの残骸から出てきたJUDOドライブ目掛けて突進する!
(ナレーション:政宗一成)



JUDOドライブ「おのれ…我の力で本物と瓜二つのマシンを出したのに負けるとは…」


ツクヨミ『JUDO、嘆いている暇は無い。ライダーがお前を襲ってくるぞ。』


RX「JUDO!俺たちはこの牢獄から脱出する!お前はここで朽ち果てろ!!」


JUDOドライブ「小癪な…ならばハンドル剣!ドア銃!」


滝ライダー「あの野郎…何かドアやハンドルを武器に戦おうとしてるぞ!
またふざけてやがるのか!?」


蛍「いえ、たぶんあれはJUDOの所為じゃなく玩具メーカーの所為では…」


JUDOドライブ「えぇぃっ!蛍の記憶からでは扱い方がわからぬ!どうすればいいのだ!?」


RX「そんなふざけた武器、俺が蹴散らしてやる!」


RXは再び身体を変化させフォームチェンジを行う。


ロボライダー「俺は悲しみの王子、RX!ロボライダー!ボルティックシューター!」


JUDOドライブ「ぐっ…!しまったドア銃が!?」


バイオライダー「俺は怒りの王子、RX!バイオライダー!バイオブレード!」


JUDOドライブ「ぎゃっ…!今度はハンドル剣が!?」


RXはロボライダー、バイオライダーにフォームチェンジしてJUDOの武器を封じる。
既に武器を失い攻撃力が削がれたJUDOドライブ、だがRXの攻撃は止まる事を知らない!
RXはライドロンを再度JUDOドライブに向けて突進させる!JUDOに最後の攻撃を仕掛けるためだ!!
(ナレーション:政宗一成)



RX「「リボルケイン!」」


蛍「出ました!RXの必殺武器リボルケインです!これで大首領もお終いです。」


滝ライダー「新しいライダーはキックが必殺技じゃねえんだな…
まあいいや!RX!ヤツを倒してさっさとここからおさらばしようぜ!!」


((ブロロロロロロ!))


RX「「トゥァッ!!」」


ライドロンがエンジンを響かせ時速1500キロまで最大加速する!
そしてライドロンの最大加速を利用してRXは空中へ大ジャンプ!
そのままJUDOドライブ目掛けてリボルクラッシュを決めようとする!!
(ナレーション:政宗一成)


JUDOドライブ「我がこんな攻撃で…!」


RX「うおおおお!」


((ブンッ!))


((パキィンッ!))


JUDOドライブは間一髪のところでRXのリボルクラッシュを躱す事が出来た。
だが、それと引き換えにドライブのベルトを弾かれ変身が解けてしまい元のJUDOの姿に戻ってしまう…!
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「しまった…変身が解けた!?」


蛍「チャンスです!今ならJUDOを倒せます!」


滝ライダー「やっちまえRX!この戦いに蹴りをつけるんだ!」


RX「JUDO!覚悟!!」


RXはJUDOにリボルケインの光の刃を突き刺そうとした!


JUDO「…!」


JUDO「……」


JUDO「………?」


JUDO「何だ…?我は生きているのか…?」


やられる!?
…そう思ったJUDOは覚悟を決めたのだがRXのリボルケインがJUDOの身体を突き刺す事は無かった…
それどころか辺りを見渡すと先ほどまでいたRXもライドロンもそれに蛍や滝の姿も無い。
居るのは幻影のツクヨミ唯一人だった…
(ナレーション:政宗一成)



JUDO「まさか…ツクヨミ…貴様がヤツらを…!」


ツクヨミ『そうだ、お前がやられる寸でのところで私の能力で魔法陣を出して彼らを現世に帰還させた。』


JUDO「馬鹿な…何故そのような事を!我を倒すのはお前の悲願ではないのか!?」


ツクヨミ『確かに、JUDO…お前は倒されなければいけない存在。
だが…お前を倒すのはRXではない。お前を倒すのは………』


ツクヨミはそう言い掛けるとそのまま姿を消してしまう。
そしてこの無人の牢獄には再びJUDOだけが取り残された…
(ナレーション:政宗一成)


JUDO「ツクヨミ…仮面ライダー…おのれ!よくも我を恐怖させたな!
だが次は無いぞ!そうだ…我が人間如きに恐怖するなど二度もあり得ぬ!
そしてこの屈辱は永遠に忘れん!そう…永遠に!覚えていろ!仮面ライダァァァァァァ!!」


JUDO「「ヌ゛オオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」


この無人の虚空の牢獄で大首領JUDOの叫びだけが響いた…
この後、JUDOと因縁のある一人の男が再びJUDOを恐怖させる事になるのだが、
怒りに震えるJUDOにはそんな事になろうとはこの時はまだ予想すらしなかっただろう…
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなん

既に日にちが過ぎてしまったけど倉田てつをさんお誕生日おめでとうなのん!

それとJUDO…なんかRXで圧勝しそうな感じだったけどツクヨミさんのおかげでとりあえず生き残れたのん

本当はこのままリボルケインでJUDO倒したかったけどそんな事したらSPIRITSの連載が終わってしまうので出来ないのん


>>482
一応このssは9月中に終わらせる予定なん

まあこのssでのRXとドライブ(偽物)との戦いはツールの扱い方知りませんって事で、
決着が着いたのでどうかこれでご勘弁してほしいん

正直ウチもまだ放送始まってないライダー出すとか無茶じゃねとか思ったん…


ところで、ドライブとRXって意外と共通点多いよな

ドライブ
・バイクに乗らずに車に乗る
・ベルトに意思がある
・愛車の名前は「トライドロン」

RX

・バイクに乗るけど車にも乗る
・ベルト(というかキングストーン)に意思がある
・愛車の名前は「ライドロン」

これやっぱ、意識してるのかな



>その姿…まさか…仮面ライダー?

初見でライダーと判別出来るのが難しい奴もいた気が…というか特殊能力の平成、物理の昭和だとどっちも一筋縄ではいかないな


知識ゼロで武器使いこなせなかったJUDOさんの気持ちがよくわかる。電王見てなかった時に友人からデンガッシャー渡されてどう組み替えるのか全くわからんかった…
初見だとケルベロスや555系ツールとかも扱い難しいと思う




((なんだと!大首領が負けた!?))



大首領JUDOが敗れた!
その影響は現世にいる大首領の配下たちにも影響が出た!!
(ナレーション:政宗一成)



~のんのん村~


銀河王「「グガァァァァ!?アタマノナカガヒビク!!?」」


サドンダス「こ、これは…大首領さまに何かあったのか!?」


スカイライダー「ヤツらの動きが止まった…?」


スーパー1「一体何が起きているんだ!?」


がんがんじい「なんやようわからんがスカイライダーチャンスや!」


谷「そうだ!決めるなら今だぞ二人とも!」


スカイライダー「ハイ先輩!銀河王!このチャンスを逃さん!」


スーパー1「よーし!こっちも行くぞサドンダス!」


そしてのんのん村で戦っているスカイライダー、スーパー1と戦う銀王軍にその影響が出た!
このチャンスを逃さなかった彼らは怪人たちに必殺技を繰り出した!!
(ナレーション:政宗一成)



スカイライダー「行くぞ!99の技の一つ、竹トンボシュート!」


銀河王「グ…ガガッ!」


がんがんじい「やったで!スカイライダーの竹トンボシュートで銀河王の動きを封じたで!」


谷「今だスカイライダー!」


スカイライダー「行くぞ銀河王!スカイスクリュ―――ッキ――――ック!!」


銀河王「「ガハァッ!?」」


銀河王にスカイライダーのスカイスクリューキックが決まる!
(ナレーション:政宗一成)



スーパー1「スカイライダーが勝ったか、ならば次は俺だ!トゥッ!赤心少林拳諸手打!」


サドンダス「うごっ!?防御できない!?」


谷「オォッ!スーパー1の赤心少林拳か!」


ジュニアライダー隊「「今だスーパー1!」」


スーパー1「うん!銀王軍の怪人サドンダス、赤心少林拳の力を今こそ受けてみろ!」


サドンダス「な、何をっ!?」


スーパー1「ス―――パ―――ライダ―――稲妻旋風キィ―――ック!!」


サドンダス「うぎゃぁぁぁぁ!?」


仮面ライダースーパー1のスーパーライダー稲妻旋風キックを喰らい倒されるサドンダス!
(ナレーション:政宗一成)



銀河王「ウゥ…オノレ…コウナレバ!」


サドンダス「BADANよ、我らにもう一度力を与えてくれ!」


銀河王とサドンダスは暗雲の中にいるガモンに力を求めるのだが…


ガモン(ならぬ!)


銀河王「ナゼダ!?」


サドンダス「頼む…このままでは…」


ガモン(我らBADANは役立たずを二度も甦らせるほどお人好しではない。
銀王軍よ、貴様らはそのまま朽ち果てるがよい!)


銀河王「ソンナ…」


サドンダス「BADANは我々を見放した…」


銀河王、サドンダス「「うわぁぁぁぁぁぁ!?」」


((ドッカァァァァァン!))


銀河王とサドンダスはBADANから見放され、最後は力尽き大爆発を起こして倒された。
(ナレーション:政宗一成)


スカイライダー「銀河王、サドンダス、まともに戦えば恐ろしい相手だった…」


スーパー1「戦いの最中でヤツらに異変が起こらなければもっと長引いてましたからね。」


谷「だがこれで敵は倒した!」


がんがんじい「ライダー!暗雲の中にいる子供たちを頼むで!」


スカイライダー「オゥッ!」


スーパー1「よし!」


そしてスカイライダーとスーパー1も自分たちのマシンである、
スカイターボとブルーバージョンのバイクに乗り込み暗雲の中に突入した!
(ナレーション:政宗一成)



~黒のピラミッド(外)~


ジゴクロイド「あぁ…そんな…」


カマキロイド「神が…大首領が…嘆いているよ…」


カニロイド「あ――――あ――――あ――――」


黒のピラミッドの外でダブルライダーと戦っていたジゴクロイドたちにもその影響はあった!
大首領の敗北を感覚で知った彼らは嘆いていた。
当然だ、ガモンの細胞から生まれた彼らは人間ではない。
その影響は計り知れるモノではなかった。
(ナレーション:政宗一成)


1号「何だ…?怪人たちが涙を流しているぞ!」


2号「わけがわからんが…チャンスは今しかないよな!行くぞ!!」


そして1号と2号はこの機を逃さなかった!
(ナレーション:政宗一成)



1号「ライダーキック!」


ジゴクロイド「ぐはっ!?」


2号「ライダーパンチ!」


カマキロイド「この…っ!」


ジゴクロイドとカマキロイドにライダーキックとライダーパンチの応酬!
そしてカニロイドには…


1号「行くぞ一文字!」


2号「オォッ!」


ダブルライダー「「ライダ―――!ダブルチョ―――ップ!!」」


カニロイド「!?」


そして最後は…


ダブルライダー「「トォッ!」」


ダブルライダー「「ライダ―――!ダブルキック!!」」


「「ぐはぁぁぁぁぁっ!?」」


ジゴクロイド「クソッ!この状態じゃ俺たちに勝ち目はねえ!」


カマキロイド「一旦引くよ!だがねぇ覚えておきな…」


「「我らBADANの攻撃はこれからだ!
神に見放されし者たちよ、お前たちはいずれ全てが死に絶えるのだ!!」」


その捨て台詞を吐きながらジゴクロイドたち三人は上空にあるサザンクロスへと引き上げて行った。
(ナレーション:政宗一成)



「「ギャァァァァァッ!?」」


V3「何だ…?」


ライダーマン「こいつら…いきなり苦しみ出したぞ!」


JUDOダブル「まさかこれは…」


JUDOオーズ「あり得ぬ!我の本体が負けただと!?」


JUDOフォーゼ「その影響が我らにもくるとは…」


JUDOウィザード「苦しい…これでは…」


JUDO鎧武「ぬぅぅ…だがこのまま負けるわけには…」


V3たちが戦うJUDOの分身たちにもその影響が伝わっていた。
そしてV3たちもこの機に乗じて一気に畳み掛けた!
(ナレーション:政宗一成)



V3「行くぞ!そこの半分こ怪人め!」


JUDOダブル「ぬぅ…いくら分身であろうと我もまた大首領…貴様如きに負けぬわ!
マキシマムドライブ、ジョーカーエクストリームを喰らえ!!」


まずは仮面ライダーV3対JUDOダブル!
その場にジョーカーエクストリームによる突風が吹き溢れ、
竜巻に包まれながら身体を分割させたJUDOダブルが両足蹴りを叩き込む!
(ナレーション:政宗一成)


V3「風を操る戦士か…この風…利用させてもらおう!」


ジョーカーエクストリームにより発生された風が、
V3の変身ベルトダブルタイフーンの風車を激しく回転させた!
そしてこの風を受けてV3のパワーを高める結果となった!!
(ナレーション:政宗一成)


V3「トォッ!V3―――!必殺キ―――ック!!」


JUDOダブル「なっ…我の力が…風がヤツに吸収されて…うわぁぁぁぁ!?」


((ドゴォォォォ!))


V3「風は仮面ライダーにとっては力の源だ。その力で俺に挑むとは愚策だったな!」


仮面ライダーV3対JUDOダブルの戦いはV3の圧勝に終わった!
(ナレーション:政宗一成)



ライダーマン「ヤーッ!」


JUDOオーズ「こざかしいわ!」


続いてライダーマン対JUDOオーズの戦い!
こちらの戦いはライダーマンが苦戦を強いられていた…
(ナレーション:政宗一成)


ライダーマン「ぐっ…強いな…!」


JUDOオーズ「ククク、タカ、トラ、バッタと…
空と地の強者の力とそして貴様らライダーの元となったバッタの脚力を併せ持った戦士の力よ!
結城丈二、貴様は改造手術を受けていはいない半端者!そのような者に我は倒せぬ!」


ライダーマン「確かに…俺は右腕のみ機械の半端なライダーかもしれん…だが!」


JUDOオーズ「行くぞ!タトバキック!!」


ライダーマン「悪に対する怒りは…他のどのライダーにも負けん!!ロープアーム!!」


((ギュルギュルギュル!))


JUDOオーズ「何!?し…しまったぁぁぁぁぁ!!!!」


タトバキックを繰り出したと同時にライダーマンが放ったロープアームに身体を固定されたJUDOオーズ…
命中すれば強力な技であったタトバキックだが、
その失敗の反動がJUDOオーズにもろに影響しそのまま地面に叩きつけられた!
(ナレーション:政宗一成)



ライダーマン「強力な技だけが全てじゃない、時には経験と工夫を凝らした策が勝つ時もある…」


JUDOオーズ「おのれ…デストロンの子よ…何故我に立ちはだかる…」


ライダーマン「うん…?その言葉…あなたはまさか!?」


((ドガァァァァ!))


しかしJUDOオーズは次の言葉を発さず爆散してしまう。
最後にライダーマンは一人こう呟いた…
(ナレーション:政宗一成)


ライダーマン「あなたは…まさか…父なのか…?」



X「ハァッ!」


JUDOフォーゼ「むんっ!このっ!」


仮面ライダーX対JUDOフォーゼ!
その戦いは一見互角に思えたが…
(ナレーション:政宗一成)


JUDOフォーゼ「片腕にロケットを装着とは…なんともバランスの悪さよ!」


X「おい、これ以上の戦いはやめろ!
お前はその力を使いきれてない。本来その力は別の者が使うはずなのだろう。
そんな扱いきれない力では既に勝負は見えている!」


JUDO「黙れ!どのような力であろと我に扱えぬモノなどあり得ん!
喰らえ!リミットブレイク!ライダーロケットドリルキック!!」


X「言ってわからないのなら…ライドルスティック!ライドル風車!」


((ガギギギギギッ!))


JUDOフォーゼが放つライダーロケットドリルキック!
だがXライダーはライドル風車でJUDOフォーゼの必殺技を耐えきってみせた!
(ナレーション:政宗一成)



JUDOフォーゼ「馬鹿な…突き破れないだと!?」


X「恐らく本物ならこのライドル風車を突き破れたろうな。
だがお前が使うのは所詮借り物の力、そんなモノで俺を倒せるものか!真空地獄車!!」


JUDOフォーゼ「何だこれは…!くっ…離せ!?」


真空地獄車は相手に組み付いてジャンプして空中で高速回転させて相手の戦闘力を失わせる技だ。
そしてXライダーは逆回転して離れた後に必殺のキックを放った!
(ナレーション:政宗一成)


X「Xキ―――ック!!」


JUDOフォーゼ「うぎゃぁぁぁぁ!?」


JUDOフォーゼにXライダー必殺のXキックが決まった!
(ナレーション:政宗一成)



アマゾン「ケケーッ!」


JUDOウィザード「おのれ…ちょこまかと動きおって!」


仮面ライダーアマゾン対JUDOウィザードの戦い!


アマゾン「ガゥゥ…!」


JUDOウィザード「獣が…これでも喰らえ!コピーで分身した後にストライクウィザード!!」


アマゾン「ガァァァ!?」


JUDOウィザードはコピーとキックストライクウィザードリングを同時に使用して、
分身を放った状態で必殺キックをアマゾンに叩き込んだ!
だが、アマゾンも負けてはいないぞ!
(ナレーション:政宗一成)



アマゾン「アマゾン…負けない!」


JUDOウィザード「ぬ゛ぅぅ…まさかまだ生きてるとは…ならばフレイムシューティングを喰らえ!」


((ダンッ!ダンッ!ダンッ!))


火炎弾が連射されアマゾンに襲い掛かる!


アマゾン「ケケ―――ッ!」


((ドシュッ!))


だがアマゾンはその火炎弾を自らの爪で斬り裂いた!
(ナレーション:政宗一成)


JUDOウィザード「そんな…あり得ぬ!?」


アマゾン「ウゥゥ…!ガァァァッ!大切断!!」


((ズバッ!))



JUDOウィザード「ギャァァァァ!?この…獣めぇぇぇぇ!!」


アマゾン「それ…お前の力…ちがう!お前…間違った力の使い方する!だからアマゾン負けない!」


アマゾンライダーの必殺技大切断がJUDOウィザードの身体を引き裂いた!
そして血飛沫が舞う中でJUDOウィザードの身体は消えて行った…
(ナレーション:政宗一成)



JUDO鎧武「フンッ!ハァッ!」


ストロンガー「慣れねえ力でやるじゃねえか!」


そして最後は仮面ライダーストロンガー対JUDO鎧武の戦い!


JUDO鎧武「情けない分身どもめ、最早我一人か…!」


ストロンガー「テメェもさっさと負けて楽になるかい?」


JUDO鎧武「ほざけ!我に敗北はあり得ぬ!無頼キック!!」


ストロンガー「へへっ!正面から堂々と…いいねえ!
なら俺も小細工なしで行くぜ!ストロンガー電キ―――ック!!」


((バシィィィッ!))


ストロンガーの電キックとJUDO鎧武の無頼キックが同時に炸裂する!
果たして勝ったのは…?
(ナレーション:政宗一成)



JUDO鎧武「ぐはぁぁぁ…!?」


ストロンガー「俺の…勝ちだ!」


その勝負はストロンガーの勝利に終わる。
この戦いによりJUDOが現世に放った分身は全て消滅した…
(ナレーション:政宗一成)


~虚空の牢獄~


JUDO「おのれ…ライダーどもめ!せっかく得た平成ライダーの力が…」


ツクヨミ『あれはお前の力ではない、借り物の力を得ただけでは事を為し得るのは無理だよJUDO…』


JUDO「黙れ!…フンッ、まあよいわ!
所詮平成ライダーなんぞの力などあの程度の事だったのだ!
我が間違っていた、信じられるモノは力!それも我自身の力のみだ!!」


そして虚空の牢獄では大首領JUDOが感覚で分身たちの敗北を察知していた。
これによりJUDOが蛍の記憶から得た平成ライダーの力は全て失われたのだが…
だがJUDOは今回の事を気にも止めなかった。
自らの力こそ最強と、改めてそう確信したからだ!
(ナレーション:政宗一成)


今回も失敗したタトバキック…



~大広間~


タイガーロイド「こいつは…一体…?」


そして大広間にいるタイガーロイドたちもこの異変を察知していた。


アスラ「わからぬが…何か只ならぬ事が起きたのだけは間違いない!」


プワゾン「恐らく仮面ライダーたちが侵入したんだろうね…」


サラマンダー「ハハハ!面白くなってきたじゃねーか!」


ペトレスク「あぁ…私にはわかる!これは…神が…嘆いておられるのだ!」


ベガ「…」


グィン「こうなればこのガッタイロイドでライダーどもを向かえ撃つのだ!
そのためにも急いでこの子供たちを取り込まねば…」


夏海「うりゃうりゃ!お前らガッタイロイドさまに早く取り込まれろー!」


小鞠「ちょっ…!押さないで!」


れんげ「なっつん!正気に戻るん!」


卓「」コクッ


異変を察知したタイガーロイドたちは急いで子供たちを取り込もうとするのだが…
その時、一人の男がそれに待ったを掛けた!
(ナレーション:政宗一成)



ZX「待て…」


タイガーロイド「どうしたZX?
この非常事態に備えて急いでそのボディを安定させなきゃいけないんだがな。」


ZX「わかっている…だがその前にひとつだけこの子供たちに聞きたい事がある…」


小鞠「私たちに…」


れんげ「聞きたい事…?なんなのん?」


卓「…」


ガッタイロイドに取り込まれたZXはその巨体をれんげたちの前に近付けて話し掛けてきた。
そのZXの話とは…?
(ナレーション:政宗一成)



ZX「俺には記憶がない…だから教えてくれ…家族とは何だ…?それはどういうモノなんだ?」


小鞠「家族は…」


れんげ「この村のみんなが家族なのん!
駄菓子屋に姉ねえたちにこまちゃんにほたるんも!
それに駄菓子屋に出入り禁止にされておまけに悪の組織に操られているなっつんも!
み~んな家族なのん!!」


卓「」イマヨバレナカッタ


小鞠「そうだよ!どんな時でも信頼して支え合う!それが家族だよ!
そりゃたまに夏海みたく変な跳ねっ返りもいるけど…そういうのも含めて家族だよ!!」


ZX「信頼…支え合う…俺にはそんな家族がいたのか…?」


タイガーロイド「おいZX!?」


アスラ「いかん!子供との戯言がZXを惑わしている!」


ペトレスク「急いで子供たちを始末するのです!」


グィン「よし、すぐにガッタイロイドに子供らを取り込んでやる!」


そしてガッタイロイドがれんげたちを取り込もうとした…その時!
(ナレーション:政宗一成)



伊藤「今だ!その赤いキューブをZXのベルトにはめ込むんだ!!」


タイガーロイド「伊藤博士!貴様…裏切ったか!?」


夏海「な…なんだぁ!?タイガーロイドさま!ウチはどうすれば…!?」


卓「」カチャカチャ


小鞠「ポンコツの夏美は置いといて…れんげ!さっきの赤いのを!
兄ちゃんがZXのベルトをどうやってやったのか知らないけど開けてくれたから今の内だよ!」


れんげ「わかったのん!ZX!受け取るのん!!」


((カチッ!))


れんげは先ほど伊藤博士から手渡された赤いメモリーキューブ…
レッドキューブをZXのベルトにはめ込んだ!
本来ならZXのベルトにはめ込むなど出来ないはずだが、
ZXが近くに寄って話し掛けてきてくれたおかげでそのチャンスが出来た!
(ナレーション:政宗一成)


れんげ「ベルトの中にレッドキューブをはめ込んだのん!」


小鞠「これから何が起こるの…?」


((パリィンッ!))


れんげ「あ!キューブが割れたのん!?」


小鞠「そんな…」


ZX「…」


グィン「フンッ!何も起こらんぞ!」


ペトレスク「どうやら失敗に終わったようですね!」


アスラ「つまらん余興だ!子供らよ、この罪は命で償ってもらおうか!」


怒ったアスラがガッタイロイドの刃を突き立てれんげたちに付き刺そうとする!
だが…その時!異変が起きた!!
(ナレーション:政宗一成)



ZX「「うぅ…ぐぅ…うおおおおおおお!!」」


タイガーロイド「何だ…!おいZX!どうした!?」


アスラ「こ、これは…!」


グィン「いかん!これでは…」


サラマンダー「おいおい…ガッタイロイドとZXが切り離されちまうぞ!?」


サラマンダーの言うようにガッタイロイドに取り込まれたZXが切り離されてしまった。
しかしそれだけではない…!
なんと先ほどレッドキューブが割れたZXのベルトから赤い光が溢れ出てきた!
それは瞬く間にZXの身体全体を覆いこれまで灰色だったZXの身体が赤く塗り替えられていくではないか!!
(ナレーション:政宗一成)


タイガーロイド「こいつはどうなっている!?」


伊藤「やったぞ!どうやら成功したようだな…!」



~サザンクロス~


サザンクロス内部の玉座に居るガモン…
ガモンもまたそこでZXの異変を察知していた!
(ナレーション:政宗一成)


ガモン「シンクロ率…80…85…90%…あり得ん!
単独でのシンクロ率は40%が限界でガッタイロイドを補助脳にする事でようやく80%の数値を出したのに…
まだ上がるぞ!なっ…馬鹿な…シンクロ率99%だと!!
こんな事があり得るのか…!?」


なんとZXのボディはシンクロ率99%とこれまでの実験では得られなかった数値を出した。
それと同時にガモンの脳裏に異空間にいる大首領からテレパシーが送られてきた!
(ナレーション:政宗一成)


大首領(ガモンよ…!)


ガモン「ハハッ!大首領さま!何用でしょうか?」


大首領(うむ、我の器を99%までシンクロさせたようだな!
これでよい、残り1%はあとでどうとでもなる。
だが既にその施設は仮面ライダーどもが押し寄せてきておる!
お前はZXのボディを回収し、直ちに我らの痕跡を消してその場から立ち去れ!!)


大首領からの指示が伝わった。
ガモンは急ぎ、その場にいるタイガーロイドにZXと共にサザンクロスに帰還するように命じた!
(ナレーション:政宗一成)



~大広間~


タイガーロイド「あぁ、了解した。ここから撤退すればいいんだな。」


伊藤「撤退だと…?」


タイガーロイド「そうだ!
本来なら怪しげな行動をする貴様をこの場で処刑してもいいんだが…
今回のZXボディの完成の功績に報いてお咎めは無しだそうだ。
だが今度下手な真似をすれば…その時は俺が貴様を殺す!わかったな?」


伊藤「フンッ、好きにしてくれ…」


そして魔法陣が現れタイガーロイドは体色が赤に変化したZXと伊藤博士を連れてこの場から立ち去ろうとするのだが…
(ナレーション:政宗一成)



ペトレクス「待ってくれ!
ZXのシンクロ率が高まったのは喜ばしい事だ!だが…我々はどうなるんだ!?」


グィン「そうだ!何故私たちを置いて行こうとする!?」


タイガーロイド「あぁ、ガモンから命令でお前らガッタイロイドは破棄されるとの事だ。」


「「なんだと!?」」


タイガーロイド「お前たちは選ばれし民でありながら仮面ライダーとの戦いに敗れた者たち…
こうしてガッタイロイドとして甦ったが結局ZXのボディを完璧にする事も出来なかった。
最早BADANにとってお前たちは価値の無い存在…
よってBADANはこの施設と共にお前たちの破棄を決定した。」


れんげ「酷いのん!仲間を見捨てるなんて!」


夏海「タイガーロイドさま!ウチを見捨てないで!」


小鞠「コラー!夏海は行っちゃダメ!!」


夏海「離せコンニャロー!ウチは選ばれし民なのだ!」



タイガーロイド「それとガキども、ついでだからお前らに面白い事を教えてやろう。
俺たちBADANはこれより世界征服に乗り出す!最初のターゲットはまずはアメリカ!
そしてその次は…ガモン共和国!!」


れんげ「ガモン共和国ってグィン将軍が悪さしてたとこなのん…!」


小鞠「しかもさっきの地獄大使に似たガモンって人も同じ名前だったよね!これはどういう事なの!?」


タイガーロイド「これは本当なら秘密だが…
まあどうせお前たちもここで死ぬ事だろうし冥土の土産代わりに教えてやる。
ショッカーの地獄大使とガモンは親類だったそうだ。
ガモンはその昔地獄大使に裏切られてその事を未だに根に持っているという話だ…
ヤツは過去の失態を恨めしく思っている。だからその痕跡を消そうとしている。
そのためにガモン共和国を狙うんだとよ…!」


れんげ「そんな因縁があったんな!?」


小鞠「なんかこの後の話のネタバレを一気に聞いた感がするんだけど…」


卓「」コクッ


タイガーロイド「それじゃこれでお別れだ。
まもなくこの大広間をガモンの魔法陣が包む。今度は誰もこの中に出入りする事は出来ん。
そして魔法陣に包まれたこの大広間はあと5分以内にこの場は爆破される。
BADANはその痕跡を絶対に残さない、全ては消去され何も無かった事にされるだろう…」


((シュゥゥゥ!))


そしてタイガーロイドも魔法陣に入りその場からいなくなった。
残ったのはれんげ、小鞠、卓、それに未だに洗脳が続いている夏海とガッタイロイドだった。
(ナレーション:政宗一成)



夏海「うわぁぁぁぁん!ウチ置いてかれた!どうしたらいいんだよ!?」


れんげ「なっつん落ち着くん!BADANはなっつんの仲間なんかじゃないのん!」


小鞠「そうだよ!アンタ利用されてただけなんだから!」


卓「」コクッ


BADANに見放された事をショックに思う夏海。
だがそれは…ガッタイロイドに取り込まれているアスラたちも同じであった!
(ナレーション:政宗一成)


ペトレスク「馬鹿な…神が…我らを見捨てた…?そんな…あり得ない!?」


グィン「我らは選ばれし民だぞ!それが何故…!?」


ベガ「…」


サラマンダー「ケッ、俺の時と同じだろ。
BADANは失敗した者の事なんてヤツら考えちゃいねえんだよ!」


プワゾン「所詮BADANも人間と考える事は一緒なわけか…」


ガッタイロイドに取り込まれているプワゾンたちはれんげたち以上に動揺していた。
自分たち選ばれし民が捨てられるわけがないとそう思っていたのに…
だが、アスラだけは違った!
(ナレーション:政宗一成)



アスラ「それがどうした!」


プワゾン「アスラ…?」


アスラ「我らはこのガッタイロイドという最強のボディを手に入れた!
これさえあればBADANなど最早必要ない!我らだけで世界を征服できるではないか!!」


グィン「うむ、アスラの言う通りだ!
我々のような優秀な兵器がこの様な寂れたド田舎で朽ち果てるなどあってはならぬ事よ!
今こそ立ち上がる時だ!!」


ペトレスク「そうだ…BADANが…神が我々を見放したのではない…
私が新たな神となればいい…それだけの事じゃないか!」


サラマンダー「ま、こうなる展開は読めてたしな!
BADANに反旗を翻すのも悪くはねえ!
これで心置きなくニードルの野郎に恨みを晴らせる!…だが…その前に…!」


ガッタイロイドに取り込まれたアスラたちはBADANに反旗を翻る事を決めた。
だがその前に彼らにはやるべき事があった。
それはここにいるれんげたちをガッタイロイドの体内に取り込む事であった!
(ナレーション:政宗一成)



夏海「あ…あのぉ…何でウチにまでそんな物騒なモンを向けるんでしょうか…?」


アスラ「知れた事!お前たちを取り込み更なる糧とするためよ!」


小鞠「そんな…!?」


れんげ「まだ諦めてなかったんな!」


夏海「ところで…ガッタイロイドさま…?その糧になるのはもしかして…」


ペトレスク「えぇ、あなたも一緒に糧になるのですよ!」


グィン「弱者は大人しく強者の糧となれ!」


ガッタイロイド「「ガァァァァ!」」


「「うわぁぁぁぁぁぁ!?」」


れんげたちを一気に取り込もうとするガッタイロイド!だが、その時であった!


((ブオオオオン!))


ガッタイロイド「「ギャァァァ!?」」


小鞠「何かがガッタイロイドを弾いたよ!」


れんげ「あれは…ライドロンなのん!」


蛍「先輩!それにれんちょんもみんな大丈夫でしたか!」


滝「オォ、どうやら全員無事だったようだな…」


ライドロンから降りてきたのは滝と蛍であった。
ツクヨミの手により強制的に元の世界に戻されたのだが何故かRXの姿が見当たらなかった…?
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「でも光太郎は何処にいるのん?」


小鞠「そういえば、確か一緒にいたんじゃないの?」


蛍「おかしいですね?確か私たちと一緒に元の世界に戻ったと思ったんですけど…?」


「うぅ…」


その時だった、魔法陣から人影が!それはなんと…


BLACK「みんな…よかった…無事だったんだね…」


れんげ「BLACKなのん!」


小鞠「よかった、これで全員揃ったね!」


蛍「で、でも光太郎さん…何でRXからBLACKに戻ってるんですか?」


BLACK「これは恐らく…大首領の所為だ…
ヤツは俺がリボルケインを突き刺す瞬間、咄嗟に俺から光のエネルギーを吸収していたんだ。
その所為で…俺はBLACKの身体に戻ってしまったんだ…
おまけにヤツが俺のエネルギーを吸収してしまったからこのままでは満足に戦う事も…」


蛍「そんな…ここにきて再び大ピンチだなんて!?」


ツクヨミの手引きで大首領JUDOを閉じ込めていた牢獄から脱出が出来た蛍たち。
しかしその代償は大きかった…
大首領JUDOはツクヨミが彼らを帰還させる前になんとRXの力を吸収していた!
そしてRXの力を失い立つのもやっとなBLACKの前には未だ健在なガッタイロイドが立ちはだかっていた!
(ナレーション:政宗一成)



アスラ「ククク!力を消耗したライダーなど恐れるに足らず!」


ガッタイロイド「「ガァァァァァ!!」」


BLACK「うわっ…!?」


れんげ「いきなり襲い掛かるとは卑怯なん!」


サラマンダー「へっ!汚いもクソもあるかよ!」


グィン「そうだ、これは戦争だ!弱った相手から倒すのは兵法では常識よ!」


ペトレスク「その通り、我らは神となった!その神の行いを否定する者こそ悪!!」


滝「グィン…ペトレスク…テメェら!!」


夏海「BADANさま!ウチだけは…ウチだけは助けてぇぇぇぇぇぇ!?」


小鞠「夏海!いい加減にしてよ!」


プワゾン「まったく人間は醜いね。こんな時でも自分だけ心配してるんだから…
そこの小さいお嬢さんたち、その夏海という娘はもう見捨てたらどうだい?
そしたら楽になれるよ。」


プワゾンからの思いもよらぬ言葉、だが小鞠は…



小鞠「嫌だよ!!」


プワゾン「おかしいな、そんな身勝手なヤツは見捨てれば楽になれるはずなのに何故だい…?」


小鞠「そりゃ…夏海は…お馬鹿で…お調子者で…意地汚くて…宿題だって忘れるけど…」


蛍「一応事実ですけど改めて言うと夏海先輩いいとこありませんね…」


小鞠「でも家族だもん!妹なんだもん!見捨てる事なんて出来るわけないじゃん!!」


卓「」コクッ


プワゾン「妹…?」


れんげ「そうなん!
プワゾ…フレイにもフレイアっていう妹がいるはずなん!こまちゃんの気持ちがわかるはずなのん!!」


プワゾン「フレイア…」


小鞠の言葉に動揺するプワゾン。だが…
(ナレーション:政宗一成)



ガッタイロイド「「ウガァァァァ!!」」


アスラ「情など無用!必要なのは力のみ!!」


グィン「その通りだ!兵器は殺戮だけを目的とすればよいのだ!」


ペトレスク「まったくみなさんは…
私は情は必要だと思いますよ、まあ死という慈悲深き情ですがねぇ!」


サラマンダー「なんでもいい!ニードルの野郎に復讐できればそれでな!!」


ベガ「…」


蛍「ダメです…他の人たちは聞く耳すら持ってくれませんよ…」


BLACK「やはり…俺がやらなければ…
うぅ…ダメだ…足に力が入らない…このままでは子供たちが…最早これまでなのか!?」


アスラ「フフフ、まずは貴様からだ!死ね!黒の仮面ライダー!!」


そしてガッタイロイドの魔の手がBLACKに伸びる!
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「うおおおお!ライダーパンチ!」


ガッタイロイド「ヌゥ!?」


BLACK「滝さん!」


蛍「滝さんが光太郎さんを助けてくれました!」


BLACKのピンチを救ったのは滝だった。
滝は膝をついているBLACKに向かってこう叫んだ!
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「情けねえぞ光太郎!」


BLACK「滝さん…だが俺はもう…RXになれない…これでは戦えない…」


滝ライダー「バカヤロウ!そんな事くらいで弱音を吐くんじゃねえ!
俺の知ってるライダーならこんなピンチくらいなあ笑って吹き飛ばしてたぜ!」


れんげ「そうなのん!光太郎はまだ元気なん!」


小鞠「お願いBLACK!夏海をBADANの洗脳から救って!」


蛍「お願いします光太郎さん!」


卓「」コクッ


BLACK「みんな…」


仮面ライダーBLACKを励ます子供たち、それに滝は最後にこう付け加えた。
(ナレーション:政宗一成)





滝ライダー「それにな…お前は今一人じゃない…
これは昔ダチに言われた事の受け売りだがよ、今は俺とお前でダブルライダーだ!」




BLACK「ダブル…ライダー…」



蛍「ダブルライダーって…」


れんげ「仮面ライダーSPIRITSの第一話で1号が滝に送った言葉なのん!」


小鞠「それを今度は滝さんがBLACKに…!」


卓「」コクッ


滝からの激励の言葉を受け取ったBLACK!
そしてこの場にいるみんなからの応援を受けた仮面ライダーBLACKはもう一度足を踏ん張り立ち上がった!!
(ナレーション:政宗一成)



BLACK「「うおおおお!仮面ライダーBLACK!!」」


アスラ「おのれ…まだやる気か!?」


グィン「あれだけ消耗しているのに信じられん!」


ペトレスク「彼は不死身なのですか!?」


BLACK「そうだ…俺は…いや!俺たち仮面ライダーは!!」


滝ライダー「時代が望む時、仮面ライダーは必ず甦るってな!昔誰かが言ってた言葉だぜ!!」


れんげ「仮面ライダーは不滅のヒーローなのん!」


蛍「そうだね!仮面ライダーは何度だって甦るんですから!」


小鞠「頑張れ二人とも!」


卓「」コクッ


子供たちの声援を受けながらBLACKと滝のダブルライダーはガッタイロイドに立ち向かう!!
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「まずはテメェだ!そこの爬虫類野郎!」


サラマンダー「あん?俺の事か?ふざけやがって返り討ちにしてやらぁ!」


BLACK「そうはさせん!」


BLACK、滝ライダー「「ライダ―――ッ!ダブルパ―――ンチッ!!」」


サラマンダー「ぐはっ!?」


グィン「しまった…サラマンダーがやられおった!?」


ペトレスク「あぁ、可哀想に…」


サラマンダー「チクショウ…俺はまだ…ニードルに復讐してないのに…!」


ライダーダブルパンチでガッタイロイドに取り込まれたサラマンダーの首を撃破した。
残るはアスラ、プワゾン、ペトレスク、グィン、ベガの4人となった!
(ナレーション:政宗一成)



アスラ「チィッ!舐めて掛かったのが仇となったか!
全員、これ以降は油断をするな!今こそ我らの力をひとつに合わせてヤツらを倒す!!
そしてこの魔法陣の結界を抜け出し」


そしてアスラたちはガッタイロイドの力をフルパワーに高める!
その力は凄まじく子供たちなどは立っているのがやっとな状態であった…
(ナレーション:政宗一成)


((バチッ!バチバチッ!))


蛍「キャァァァァ!?」


BLACK「みんな大丈夫か!」


れんげ「平気なん…けど…」


小鞠「ガッタイロイドが結界を壊して逃げちゃう!
あんなのがここから出て行ったら外でどんな悪さをするかわかんないよ!?」


卓「」コクッ


滝ライダー「あの野郎をここから逃がすわけにはいかねえよな…
光太郎、俺がなんとかあいつを足止めしてみせる。
その間にお前はタイミングを合わせてありったけの力を込めた必殺技でヤツを倒してくれ!」


BLACK「そんな…けど滝さん…それだとあなたが!?」


滝ライダー「頼んだぜ!」


『頼んだぜ!』
滝はその言葉を言ったと同時にガッタイロイドにしがみ付いた。
ガッタイロイドが結界を破ろうとするのを身体を張って阻止していたのだ!
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「おらー!お前ら大人しくしやがれ!」


ペトレスク「おのれ滝!どこまで目障りなヤツ!」


グィン「こうなればまずは貴様から!」


((ドガッ!)) ((バシッ!))


ガッタイロイドの巨体は滝の身体を振り落とそうと暴れ回った。
次第に傷つきボロボロになっていく滝、だがそれでも滝は離そうとはしなかった!
(ナレーション:政宗一成)


BLACK「滝さん…!?
だがここには俺の力の源である太陽の光が届かない場所…これでは力を回復させる事が出来ない…」


その通りである。
この黒のピラミッドの上空は未だにサザンクロスによる暗雲が立ち込めていた。
これでは太陽の力を得る事など到底不可能に近いのだが…
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「光太郎!!太陽の力だけがお前の全てじゃねえ!!」


BLACK「滝さん…」


滝ライダー「どこまでだって強くなれる!お前が仮面ライダーならな!!」


れんげ「滝の言う通りなのん!光太郎はBLACKの力を信じるん!」


蛍「そうですよ!RXよりBLACKが弱いってわけじゃないんですから!」


BLACK「そうだな…俺は仮面ライダーBLACK!
ここにいる子供たちを守りこの平和な村を必ず守ってみせる!!」


「「よく言った!11人目の仮面ライダーよ!!」」


その時である!
この大広間に響く男たちの声が!その正体は!?
(ナレーション:政宗一成)



1号「遅くなってすまん!」


2号「だがもう大丈夫だ!」


V3「ここからは俺たちも戦うぞ!」


ライダーマン「待ってくれみんな、ここは魔法陣が包まれている。」


X「簡単には入れないか…」


アマゾン「でも子供たちがいる!アマゾン助けに行く!」


ストロンガー「…だな、ここまで来て手を拱いてる場合じゃねえ!」


スカイライダー「相変わらずせっかちですね、先輩…」


スーパー1「だが時には力押しも必要かもしれません。急がなければ子供たちが…!」


なんと大広間の前に現れたのは仮面ライダー1号~スーパー1までの9人ライダーだった!
BADANがこの村に放った怪人たちを全て倒し、9人ライダーたちはこの場に集結したのだ!!
(ナレーション:政宗一成)



れんげ「凄いのん!仮面ライダー1号~スーパー1まで勢揃いなのん!」


蛍「仮面ライダーSPIRITSの読者である私たちには驚くべき光景ですね!」


小鞠「けど…ZXはいないんだね…」


卓「」コクッ


滝ライダー「な…何だ!?本郷たちがやって来たのか!?
けど…あぁ…チクショー!怪人が邪魔して見えねえぞぉぉぉぉぉ!?」


そして仮面ライダーたちが集結した光景を見て喜ぶ子供たちと、
ガッタイロイドにしがみ付いている所為でその光景を見れない滝…
(ナレーション:政宗一成)


アスラ「ぬぅぅ、ライダーどもめ!まさかここまでやって来るとは…!?」


ペトレスク「ですが!不幸中の幸いと言いましょうか…
私たちを閉じ込めているこの魔法陣がある限り彼らはこの場に入る事は出来ません!」


グィン「そうだ。この黒のピラミッドの爆破まで残り2分!
爆破前に我々はここを脱出すれば仮面ライダーたちはこのピラミッド諸共木端微塵よ!!」


れんげ「酷いヤツらなのん!」


蛍「やはり悪の組織の怪人だけあって残酷な事を平然と考えますね!」


アスラたちはガッタイロイドの力をフルパワーにしてここから飛び立とうとしていた!
だがそれは思わぬ形で阻まれる事になる…!
(ナレーション:政宗一成)



((ズシャッ!))


ガッタイロイド「「グガガ…!?」」


アスラ「どうしたというのだ…ガッタイロイドの身体が言う事を聞かんぞ!?」


ペトレスク「いけません!このままでは脱出できない!」


グィン「これは…そうかわかったぞ!
我々の中で誰かがガッタイロイドの動きを邪魔しているのだ!?」


そう、ガッタイロイドに取り込まれている彼らの中でたった一人裏切った者がいた。
それはなんと…


プワゾン「僕だよアスラ…」


アスラ「プワゾン!まさか貴様が!?」


グィン「何をしている!早く脱出せねば我らはここで死んでしまうのだぞ!」


プワゾン「それもいいんじゃないかと思うんだ…」


ペトレスク「なんですと!?」


プワゾン「少し…人間だった頃の事を思い出したんだ…
僕は人間だった頃…妹とよく遊んでいた…可愛い妹さ…
そこにいる小鞠って子が姉の夏海を心配しているのを見て…ふとあの頃を思い出したんだ…」


小鞠「フレイ…ってちょっとちがうよ!私がお姉ちゃんだから!?」


蛍「先輩…今はいいとこなんで邪魔しちゃいけませんよ!」


れんげ「そうなん!邪魔しちゃダメなん!」


小鞠「いや…だって私がお姉ちゃんだし!」


プワゾン「このガッタイロイドが飛び立てば一体どれだけの死人が出るだろうね…
そしてこの怪人に…もしも…もしも…僕の妹であるあの優しいフレイアが殺されるとしたら…
それは許されるべき事じゃないんだよ!!」


スカイライダー「フレイ…!人間の心が戻ったのか!」


なんと夏海を心配する小鞠を見たプワゾンは人間の心を取り戻していた。
だが人間の心を取り戻したのはプワゾンだけではなかった…!
(ナレーション:政宗一成)



アスラ「おのれプワゾン!こうなれば貴様を殺して…」


ベガ「待てよ!」


グィン「ベガ!貴様先ほどから様子がおかしかったがまあいい!
早くプワゾンを始末してこの場を去ろう!」


先ほどから無言でいたベガ、だがベガはそんな指図を受ける前に先ほど感じたある疑問をアスラたちにぶつけた!


ベガ「俺はさっき…ZXと思考が繋がっていた時に…頭の中から家族の声が聞こえてきたんだ…
あれは幻聴なんかじゃない…間違いなく俺の家族の声だった!
なぁ…教えてくれ!BADANは俺の家族に何をしたんだ!?」


アスラ「何をだと…?
くだらない事を…貴様…今はどんな事態かわかっているのか!」


ペトレスク「大体あなたの家族などもうとっくに…」


ベガ「まさかテメェら…俺に家族を援助すると偽って…!?」


アスラ「そうだ、BADANはお前を改造手術した時にZXボディの被験者になってもらった。
まあ言うまでもないが実験は失敗してお前の家族はZXボディに取り込まれただけで終わったがな。」


蛍「そんな…改造手術を受けてしまい家族に会えないベガさんを利用したんですね!」


れんげ「BADAN許せないのん!」


なんと酷い話もあったものか…
BADANはベガの改造手術を持ち掛けた際に彼の家族を既にZXボディの実験に利用していた。
その事実を今まで知らなかったベガは嘆き…そしてBADANを…アスラたちを憎んだ!
(ナレーション:政宗一成)



ベガ「アスラーッ!!」


アスラ「クッ…離反者が二人も出てしまった!?」


ペトレスク「いけません!このままでは我らの神をも超える身体が…」


グィン「この状態では身動きひとつ取れんではないか!?」


妹を想うプワゾンとBADANによって家族を失ったベガがガッタイロイドを行動不能状態に貶めた。
そして二人はかつて自分たちを倒した仮面ライダーにこう告げた!
(ナレーション:政宗一成)


プワゾン「今だ仮面ライダー!僕たちがガッタイロイドの動きを抑える!だから…」


スカイライダー「フレイ…よかった…フレイアさんの事を思い出してくれて…だがこれでは…キミは…」


プワゾン「早く!キミはフレイアに誓ったはずだろう!僕の分まで笑ってくれると…!」


ベガ「おいカザミ!やってくれ!こいつを…俺たち家族の敵を取ってくれ!!」


V3「あぁ、わかったベガ!お前の家族の無念…この俺が晴らしてやる!!」


そしてその言葉はかつて二人を倒したスカイライダーとV3に伝えられた!
(ナレーション:政宗一成)



1号「今こそチャンスだ!この機を逃してはならん!」


ライダーマン「俺たちの最大の必殺技をこの魔法陣に撃ち込むんだ!
そうすればこの魔法陣は破れるはずだ!!」


ストロンガー「結局は力づくかよ、だが…悪くはねえ!!」


2号「行くぞみんな!子供たちを救い…」


V3「そしてBADANの犠牲となった人々の無念を晴らすんだ!!」


「「オゥッ!!」」


そして仮面ライダーたちは大きくジャンプして渾身の必殺技をこの魔法陣に叩きつけた!
(ナレーション:政宗一成)



1号「電光ライダ―――ッ!キ―――ック!!」


れんげ「仮面ライダーSPIRITSの一話で披露した1号の電光ライダーキックなのん!」


2号「ライダ―――ッ!卍キ―――ック!!」


蛍「腐れ外道のグィン将軍を倒した2号の必殺技ライダー卍キックです!」


V3「V3―――ッ!マッハキィィィィック!!」


小鞠「V3がベガさんを倒したV3マッハキックだ!」


ライダーマン「パワーア―――ム!!」


蛍「対ヨロイ元帥戦では不発に終わりましたがライダーマンのパワーアーム!」


X「Xキィィィ―――ック!!」


小鞠「XライダーのXキック!この技でロッサさんを安らかに眠らせてあげたんだよね!」


アマゾン「ス―――パ―――大切断!!」


れんげ「アマゾンがサラマンダーを倒した超必殺技スーパー大切断なのん!」


ストロンガー「超電ドリルキィ―――ック!!」


蛍「あれは黒のZX部隊を倒した超電ドリルキック!
何でウルトラサイクロンを出さないのかってまああれは自爆技だからという事で…」


スカイライダー「大回転スカ―――イキィ―――ック!!」


れんげ「プワゾンを倒した大回転スカイキックなのん!」


スーパー1「ス―――パ―――ライダ―――!月面―――キィ―――ック!!」


蛍「そして最後はアスラを倒したスーパーライダー月面キックが!!」


仮面ライダーSPIRITSにおいてライダーたちが繰り出した必殺技がそれぞれ繰り出された!
9人の仮面ライダーたちの攻撃は凄まじく魔法陣に亀裂が生じていくのだが…
(ナレーション:政宗一成)



ライダーマン「ダメだ…力が足りない…」


X「そんな…ここまで来てか…!」


ストロンガー「弱音を吐くな!踏ん張れ!!」


2号「そうだ…あと一歩なんだぞ!あと少しで破れるはずなんだ…!」


1号「だがそのあと一歩が…せめてあと一人…あと一人いてくれたら…」


9人の仮面ライダーたちが総力を上げて魔法陣の破壊を決行した!
だがこの魔法陣は強固で9人ライダーの力でも完全に破壊する事は出来ない…
せめてあと一人、あと一人加勢してくれればなんとかなるのに…とライダーたちが思ったその時!!
(ナレーション:政宗一成)



((ゴォォォォ!))


れんげ「空から大きな音が聞こえてくるのん!」


蛍「それも…何か…ジェット機のようなエンジンの音が聞こえてくるような…?」


小鞠「一体何がやって来るの!?」


卓「?」


((ドガァァァァァン!))


BLACK「これは…赤い光だ!
赤い光がこの黒のピラミッドの天井を破壊しながら一直線にここまでやってくるぞ!?」


BLACKの言う通り空から赤く光り輝く何かが降り落ちてきた!その正体は…
(ナレーション:政宗一成)



ZX「うおおおお!ZXキ―――ック!!」


れんげ「ZXなのん!ZXがきてくれたん!」


小鞠「これで10人ライダーが勢揃いだよ!」


蛍「いえ先輩…10人じゃありません!12人ですよ!
光太郎さんと…それに滝さんも入れて仮面ライダーが12人揃ったんですよ!!」


そう、今この場に滝を含めて12人のライダーたちが集結した!
そして魔法陣の亀裂がさらに広がり遂に破壊されるに至ったではないか!
(ナレーション:政宗一成)


((バリィィィンッ!))


1号「みんなの力を結集して魔法陣を破ったぞ!」


2号「よし、最後はBLACK!お前が決めろ!」


BLACK「ハイ!!」


そして仮面ライダーBLACKは拳に力を込めて必殺技の体勢に入る。
今、仮面ライダーBLACKには10人…いや11人の先輩ライダーたちの魂が受け継がれた!!
(ナレーション:政宗一成)



BLACK「魔法陣の結界が破れて先輩ライダーたちの想いが…魂が伝わってくる!
この熱い魂は…太陽の力にも負けない強い力だ…これなら!行くぞガッタイロイド!
この村を…子供たちの平和を守るために!
そして11人の先輩ライダーから受け継がれた正義の魂を今こそ見せてやる!!」


ガッタイロイド「「ガァァァァ!!」」


蛍「仮面ライダーBLACKが大ジャンプしました!」


小鞠「お願いBLACK!夏海を救って!」


卓「」コクッ


れんげ「今こそ必殺技を放つのん!!」


11人の先輩ライダーの魂とれんげたち子供たちの応援を受けて、
仮面ライダーBLACKは今こそ最強の必殺技を放った!!
(ナレーション:政宗一成)





BLACK「「ライダ―――ッ!SPIRITS!キィィィィィック!!」」




ガッタイロイド「「「ウギャァァァァァァ!!???」」」



仮面ライダーたちの魂を込めて放った仮面ライダーBLACKの最強必殺技、
その名もライダーSPIRITSキック!
その威力は凄まじくガッタイロイドの身体は崩壊していった…!!
(ナレーション:政宗一成)


アスラ「ギャァァァァ!?」


ベガ「よくやってくれた…」


プワゾン「これで…僕たちも安心して…逝ける…」


グィン「おのれ…ベガやプワゾンだけでなくアスラまでが死んだか!
こうなればこの身体から抜け出しまた新たな組織に与するしか…」


ペトレスク「そうですね、私たちが生きていれば再び復讐の機会はあるはず…」


しかしガッタイロイドの体内ではペトレスクとグィンが抜け出そうとしていた。
彼らはBADANに代わる組織に与しようと企んでいたのだがそれを許す事が出来ない男がった一人いた!
(ナレーション:政宗一成)



滝ライダー「そうはさせねえよ!」


ペトレスク「しまった…滝!?」


グィン「しまった…ガッタイロイドから抜け出せば首だけの状態…今の我々に戦闘力は無い…!」


滝ライダー「まったく…テメェらクソどもときたら油断も隙もねえな…」


滝だ!なんと滝が二人が抜け出すのを予め予想してたのか待ち構えていた!
(ナレーション:政宗一成)


滝ライダー「お前らは腐れ外道よ!
罪もないガキたちを利用して食い物にしたり戦争の道具にしようとした!
これからまたどっかの組織に取り入ってそこでもガキを利用しようってか?
そんなのはな…この俺が絶対に許さねえ!!」


ペトレスク、グィン「「ひぃぃぃっ!?」」


滝ライダー「喰らえ!ライダ―――ッ!パンチ―――ッ!!」


ペトレスク「うがぁぁぁ!?」


滝ライダー「ライダ―――ッ!キ―――ック!!」


グィン「ぎぃぇぇぇぇ!?」


そして滝の手によりペトレスクとグィンは死んだ。
今度こそ二度と復活できないように跡形も無く粉砕される形で…
(ナレーション:政宗一成)

とりあえずここまでなん

続きは朝方にでも…

>>517-518
平成ライダーの武器はぶっちゃけ主人公たちも説明書が無ければ扱い相当難しいと思うん
JUDOなんて数万年近く牢獄にいる引き篭りには難易度高過ぎるんな!

>>536
やっぱりタトバキックは不発じゃないと!
失敗しないタトバキックはタトバキックじゃないのん!




((ドッガァァァァァァァン!!))



谷「黒のピラミッドが大爆発したぞ!」


がんがんじい「ひぃぃぃっ!こりゃ中にいるのはみんな死んでもうたんじゃ…」


そして暗雲は晴れて谷のおやっさんやがんがんじいも黒のピラミッドの周囲に来れたのだが…
突然の大爆発に驚いていた。
そしてその中には…
(ナレーション:政宗一成)


楓「おい…れんげは…れんげは大丈夫なのか!?」


がんがんじい「楓はん!まだ燃えとるんやで!行ったらあかん!」


楓「離せ馬鹿!まだあそこにはれんげたちがいるんだぞ!」


楓である。
バダンシンドローム自体がまだ未完成だったのと黒のピラミッドが崩壊した影響で正気に戻れたようだ。
(ナレーション:政宗一成)



((ブオン!))


((ブオオオン!))


ジュニアライダー隊「「バイクの音だ!」」


谷「これはまさか…」


がんがんじい「ひょっとして…!」


1号「トォッ!」


爆風から現れたんは仮面ライダー1号のサイクロン号であった!
そしてサイクロン号を先頭に他のライダーたちのマシンが次々と爆炎の中から出てきたではないか!!
(ナレーション:政宗一成)



スカイライダー「がんがんじい、お待たせ!」


がんがんじい「スカイライダー!心配させたらあかんで!」


スーパー1「おやっさん、それにジュニアライダー隊のみんな。無事に戻ってこれました。」


谷「うむ、よくやってくれたスーパー1!」


ジュニアライダー隊「「スーパー1お帰り!」」


楓「れんげは…れんげはどうした?」


ライダーマン「あぁ、あの子たちならあそこさ!」


((ブロロロロ!))


RX「トゥァッ!」


最後に現れたのは仮面ライダーBLACKRXが乗るアクロバッターとライドロンが!
そしてライドロンから降りてきたのはれんげたちであった…!
(ナレーション:政宗一成)


れんげ「駄菓子屋、帰ってきたのん!」


楓「れんげ無事だったな!」


小鞠「でも危機一髪だったよね。
爆発が起きる直前で暗雲が晴れたからRXに戻れてライドロンで私たち助かったし…」


RX「あぁ、これというのもZX先輩が赤い閃光で暗雲を晴らしてくれたおかげで太陽の力でRXに戻れたからなんだが…
そういえばZX先輩は何処に行ったんだ?」


蛍「それに滝さんもいませんよ?まさか今の爆発に巻き込まれて…」


そう、脱出したのは1号~スーパー1とRX、それにれんげたちだけであった。
滝とZXの姿はどこにもなかった…
(ナレーション:政宗一成)



~サザンクロス~


ガモン「フフフ、伊藤博士よどうした?何故青ざめた顔をしている?」


伊藤「…」


その頃、サザンクロス内部ではガモンが伊藤博士を呼びつけていた。


伊藤「私を殺すのだろう、もういい。覚悟は出来ている…」


ガモン「殺すとはとんでもない!
あなたは今回のZXボディ完成の最功労者だ!称賛こそすれ何故殺さねばならぬのだ?」


伊藤「称賛か…」


ガモン「さて、では何か褒美を与えねばならぬ!
ふむ、何がいいかな?そうだ!これがよい、うむ!そうだ…そうしよう!!」


((ドスッ!))


伊藤「がはっ!?」


ガモンは伊藤博士の首筋に自らの肉を植え付けた。
それは…


ガモン「今植えつけたのは我が種子…いずれこの種子があなたを人類の英知へと案内させてくれる!」


伊藤「人類の英知だと…!?」


ガモン「今はまだ知らなくてもよい。
だがこれだけは肝に銘じておけ!今後は……我々を出し抜いて勝手な真似をするな!!」


ガモンが行ったのは褒美ではなく制裁であった。
この後、伊藤博士率いるBADANの科学者たちは時空破断装置の生体コンピューターとされてしまう…
(ナレーション:政宗一成)



三影「フン、これで逃げられない鎖も付けたことだし奴も二度と勝手な真似は出来んだろう。
それにしてもZX、まさか大首領からの命令でガッタイロイドの討伐を行っていたとはな…」


ムラサメ「…」


ガモンに種子を埋め込まれる伊藤博士の背後には三影と変身を解いたムラサメの姿があった。
実はZXは勝手に抜け出したのではなく大首領JUDOの命令を受けてガッタイロイドを倒しに行ったのだが…
(ナレーション:政宗一成)


ムラサメ「いや、俺は大首領の命令でヤツを倒したのではない。」


三影「なんだと…?」


ムラサメ「女が…女が頼んだんだ?」


三影「女…?女なんてどこにいる?」


ムラサメ「三影…お前には見えないのか…俺に纏わりつく女の姿が…?」


三影「つまらん事を…もしかしてバグか?
まあいい、さっさとニードルのとこに行くぞ。これから初陣だからな!」


ムラサメ「あぁ、わかっている…」


そう、伊藤博士が精製したレッドキューブは成功していた。
ZXのボディにはムラサメにだけ見える女の幻影が…
その女の正体は村雨良の姉である村雨しずかなのだがムラサメがその事実に気付くのはもう少し先の事であった。
そしてニードルのいる司令室まで向かう三影とムラサメ。
彼らはこれより初陣を迎える事になる…
(ナレーション:政宗一成)



~アメリカ~


滝「ぐへっ!?」


ここはアメリカ、ワシントン州。
滝和也はのんのん村からここ、アメリカに戻っていた。


滝「ペトレスクたちを倒した時に魔法陣に飛び込んだのは正解だったな。
おかげでこうして生きてアメリカに帰ってこれたしよ、おまけに愛車のバイクまである!
あのガキどもは…まあライダーが助けてくれたはずだろうな…
それにしても本郷たちが居たみたいだが結局他のライダーたちとは顔を合せなかったか。
ま、いいや!どうせ近い内に会う事になるだろうしよ!」


そう言って平和な空を見て黄昏る滝。だが、次の瞬間!


((ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ!!))


滝「な…何だ!このUFOの大軍は!?」


なんと空から突如出現したのは謎のUFOの大軍であった!
そのUFOは一斉にある場所へと向かっていた!
(ナレーション:政宗一成)


滝「あの方角…まさかノーラッドか!?」


滝は急ぎバイクを走らせUFOが向かった場所へと急行する!!
(ナレーション:政宗一成)



~のんのん村~


光太郎「結局滝さんもZX先輩も見つからなかった、彼らは何処に行ったんだ?」


本郷「滝の事なら心配するな、あいつなら大丈夫だ。」


一文字「そうだな、あいつは俺たちが言うのも変だが改造人間かって思うほど人間離れしてるしな!」


蛍「ダブルライダーのお二人からも人間離れしてると思われてる滝さんって一体…」


夏海「わっはははは!」


れんげ「あ、なっつんが高笑いしてるのん!」


小鞠「何してんのアンタ?」


夏海「フッフッフ!これで邪魔者はすべて消えた!
これからはウチがこの村を支配してやるんだい!!手始めにまずは駄菓子屋のお菓子を全部頂こうか!
無論タダで!!」


楓「何言ってんだこの馬鹿は…?いい加減にしろスピアビクトリー!」


((ボカッ☆))


夏海「痛ーっ!…ってあれ?ここはどこ?ウチは夏海…そしてお前は守銭奴の駄菓子屋じゃないか!」


れんげ「なっつんが正気に戻ったのん!」


蛍「まさかこのシリーズでずっと売れ残っている駄菓子屋さんの不良在庫。
DXバナスピアーで叩いたらバダンシンドロームが治るだなんて…!」


楓「ま、世の中大体叩けば治るからな。」


夏海「コラー!ウチは中古家電じゃないんだぞ!」


「「アッハハハハハハ!!」」



本郷「これで終わったな。」


一文字「あぁ、BADANも今回の件で懲りて形を潜ませるだろうな。」


れんげ「あ、BADANといえば…
ライダーのみんな!急いでガモン共和国に向かってほしいのん!」


一文字「ガモン…って俺が居た国じゃ…けど何で?」


小鞠「え~と詳しい説明してる暇は無いけど次に狙う国がガモン共和国だってタイガーロイドが言ってたの!」


本郷「なんという事だ!
ヤツらは既にガモン共和国に向かっているはず…行くぞ一文字!」


一文字「オゥッ!」


夏海「うわっ!二人とも早いな、あっという間にいなくなっちゃったよ!?」



風見「さて、どうやら俺たちもそろそろ行かねばならんようだな…だがその前に…」


結城「それは先ほどのガッタイロイドに取り込まれていた男の首だな?」


蛍「それってベガさんの首ですね!」


洋「それとフレイの首も…俺たちが勝てたのは彼らのおかげだ。
既に彼らは死んだ身だ。だが…せめて弔う事くらいはしておきたい。」


がんがんじい「せやな、死んだらみんな仏や!正義も悪も関係ないわ!」


れんげ「二人のおかげでウチらも助かったのん!ありがとなん!」


蛍「それからみんなでベガさんとフレイさんのお墓を立てたのですが…
ところでここに来るヒーローのみなさんってこの村を共同墓地と勘違いしてませんか…?」


小鞠「今回は大目に見てあげようよ…!」



風見「では俺たちも行くか。俺は本郷先輩のあとを追ってガモン共和国へ向かう。」


結城「そうだな、俺はアメリカへ行く。」


敬介「俺たちも世界各地に散らばります!」


大介「のんのん村のみんな友達!バイバイ!」


茂「へへっ!さてとBADANのヤツらには以前ボコられた借りがあるからな!
その借りをまとめて返さなきゃならねえ!!」


洋「それじゃ楓さん、俺たちもこれで。」


がんがんじい「みんな元気でなぁ~!」


一也「俺たちも一旦戻りましょう。BADANの動向が気になる。」


谷「うむ、じゃあみんな帰るぞ!」


ジュニアライダー隊「「バイバ~イ!」」


れんげ「みんなバイバイなのん!」


蛍「あれだけ居たのにもう帰っちゃうなんて…まるで風のように去って行きますね。」


光太郎「あぁ、先輩たちはこれからBADANとの戦いが待っているからね!」


小鞠「これから大変だからね。」


卓「」コクッ



楓「おっと、そういえば…
さっき業者からようやく仕入れたマガジンZの7月号があるんだが…」


れんげ「あ、7月号なのん!早く読みたいのん!」


楓「あ~その…今回は一冊しか入荷してないんだよな。
だから売るにしても…その…たった一人にしか売れないんだが…」


蛍「一人しか…あ!そういえば…私今日お財布を持ってきていなかったような…」


小鞠「そういえば私も今日お金持ってない…かな?」


卓「」コクッ


れんげ「そういえば…ウチもなのん!」


夏海「みんなどうしたんだよ?
まったくしょうがないな~!じゃあしょうがないから今回はウチが買ってあげるか!」



楓「おっと待った!夏海はその前に…何か言う事があるだろ?」


れんげ「そうなん!なっつんは言う事があるん!」


蛍「そうですよ、小学生の私たちがこれだけ気を利かせているですから…!」


小鞠「ほら、早く!」


卓「」コクッ


夏海「うぅ…わかったよ!
この前はマガジンZ破ってすいませんでした!もう二度としません!ごめんなさい!!
…これでいいんだろ?」


光太郎「ハハ、まあ楓さん。
夏海ちゃんもちょっと意地を張ってますけどこれで許してあげてください。」


楓「ま、あの意地っ張りの夏美がここまでして謝ったのは上出来かな。
スカイライダーの筑波さんにも言われたし今回だけは許してやる!
ほれ、夏海の奢りで今月のマガジンZだぞれんげ。」


れんげ「早く!早く今月号を見るのん!」


蛍「新展開は一体どうなるんでしょうか!」


小鞠「そうそう!ZXとかBADANとかどうなっちゃんだろ!」


卓「」コクッ


光太郎「そうだね、俺も先輩たちの事が気になるんだ!」


夏海「今回はウチがお金出したのにみんなウチをそっちのけで夢中になってるし…
あんまりウチの事無視すると夏海ちゃん泣いちゃうぞ!?」



仮面ライダーSPIRITS第2部 第1話 強襲


[・・・・・・そうですか・・・・]


[アスラまでが・・・・沈黙しましたか・・・・]


れんげ「ニードルなん!ニードルがアスラが倒された報告を受けてるん!」


蛍「今頃になってアスラが倒された報告を聞いてるという事はニードルは今回の件を何も知らされなかったようですね。」


[なんだって・・・・やってやるさ]


[俺に記憶をくれるのならばな]


光太郎「ZX先輩は記憶を求めて戦おうとするのか…
そうか、改造人間は脳改造を受けると人間だった記憶が失われてしまうからな。だから…」


楓「この辺は初代から変わらない描写だよな。」



蛍「そしてアメリカのノーラッド北米防空司令部にBADANの大軍が押し寄せてきたのです!」


光太郎「これは黒いZX軍団!?」


夏海「ストロンガー編に出てきた連中だ!」


蛍「でもあの時の黒いZXよりも完成度高いですよこれ!」


[お・・・・おい 世界は]


[世界はどうなっちまうんだよ!!]


れんげ「滝なん!滝が基地に向かっているのん!」


光太郎「よかった。先輩たちの言うようにやはり滝さんは生きていたんだ!」



蛍「けど滝さんがそこで見た光景はたった2時間で廃墟にされたノーラッド基地の光景だったのです!」


[ククク・・・・楽しい事を聞かせてやろうか]


[俺たちはこれからガモン共和国を襲う・・・・]


光太郎「なんだって!?」


れんげ「やっぱりBADANはガモンを襲うんな!」


小鞠「でも大丈夫だよ!ガモン共和国にはダブルライダーが向かったもんね!」


[はあ はあ はあ はあ]


蛍「共和国の兵士を相手にZXは殺戮の限りを尽くしているのですがそんな彼に一人の女性の姿が…」


[だ・・誰だ・・・・なぜ泣いている]


れんげ「この人は一体誰なのん?」


楓「ZXに縁のある人だからもしかして…」



夏海「そこに1号ライダーがZXの目の前に現れた!」


[キサマ・・・・キサマは・・・・俺が・・・・誰か知っているのか!?]


[知らんな・・・・俺にわかる事はたった一つ・・・・]


[キサマが今刻んでいるのは最悪の記憶だ]


れんげ「そして二人はライダーキックを放つのん!」


楓「うおお!1号とZXのキックのシーンだがこれ見開きで…」


【原作/石ノ森章太郎】


【仮面ライダーSPIRITS第2部 仮面ライダーZX―Forget Memories―】


れんげ「仮面ライダーSPIRITSの第2部の始まりなのん!」


蛍「メモリーってZXの記憶に関する話なんですね。」


光太郎「なるほど、ZX先輩はBADANに記憶を奪われてしまった。
これは彼が記憶を取り戻すための話なんだな!」


れんげ「第2部の主役はZXなんな!」


夏海「ますます盛り上がってきたぜ仮面ライダーSPIRITS!」


小鞠「うん!これからも面白くなるね!」


卓「」コクッ


蛍「というわけで1部に引き続き盛り上がりを見せる仮面ライダーSPIRITS第2部。
私たちはこれからも仮面ライダーSPIRITSを応援していくのでした!」



<その夜>


~一条家~


蛍「ふぅ、あの後光太郎さんも帰っちゃったし、
村もバダンシンドロームから解放されて元通りになったのはいいんですけど…」


『沖縄に出発な~ん!』


JUDO(にゃんぱす~!)


蛍「」


蛍「…」


蛍「気の所為でしょうか…
私の部屋でのんのんびより7巻特装版OADのアニメを貪るように観ている大首領JUDOが居るように見えるのですが…?」



JUDO(フッ、気の所為ではないぞ蛍よ!)


蛍「あ、本物でしたか…って!そうじゃなく大首領が私の部屋で何してんですか!?」


JUDO(実はお前の記憶を覗いた際に精神リンク出来るようにしておいたのだ。)


蛍「そんな!それじゃあ牢獄の中でも現世で活動できるという事ですか!
今度は一体どんな悪巧みを企んでいるんですか!?」


JUDO(フフフ!心して聞くがよい!我はこれより…)


蛍「おのれJUDO!この村とこまちゃん先輩の平和は私が守ります!!」


JUDO(お前が観ている今時のアニメをこれより全て視聴してやるのだ!!)


蛍「なんと恐ろしい事を…って!悪の大首領が何言ってんですか!?」



JUDO(いや…牢獄の中退屈だし…アニメキテレツしかやっとらんし…
吾輩だって新しいアニメ観たいのだ!あんな牢獄の中での引き篭り生活なんかもうブタゴリラナリ!)


蛍「大首領JUDO…キテレツ地獄を味わっている間にすっかりキテレツ口調が…
まあ事情はわかりましたよ、けどライダーたちとの戦いはどうするんですか…?」


JUDO(安心しろ、2部は始まったばかりで原作はあと10年以上続く。
連中が我と戦うのはもっと先の話よ!)


蛍「10年って長過ぎますよ…
…とまあこうして私の部屋に大首領JUDOの幻影が最新のアニメ観たさに居着いたのでした。」


JUDO「あぁ、今期じゃヤマ○ススメが一番面白いナリ。○おいちゃん可愛いナリ!」


蛍「もうダメですこの大首領…ていうか普通そこは○こなちゃん可愛いでしょ!?」


おしまいなのん!

というわけでこのssはこれでお終いなのん

今回も長引いてしまってごめんな!



ちなみに今回のオリジナルストーリーをわかりやすくするとこういう流なのん

1.

JUDO「この虚空の牢獄から出たい、なんとかしろ!」


ガモン「合点でさあ!BADANの技術でZX作りました!」


JUDO「なんやこれ?シンクロ率40%とか舐めてんの?やり直し!」


2.

ガモン「ZXボディの補助としてガッタイロイドを作りました。
これでシンクロ率はさらに高まって80%まで行けますわ!」

JUDO「これなんか…俺のボディにしちゃカッコ悪くね?
あぁ…もういいわ!プランBでブラックサンとほたるんを牢獄に連れて来い!
こうなったらキングストーンと平成ライダーの力で自力で脱出したる!」


3.

JUDO「…失敗した…何だよRXって?知らねーよそんなバケモン!?
それにカッコつけてドライブになるんじゃなかった…扱い方知らねーし…
これどないしょ…?」

ガモン「あれ?伊藤博士が変な事したらZXのシンクロ率が99%まで高まった!なして?」

JUDO「え?99%!あーもうそれでええわ!あと1%くらいなんとかなるからZX回収してさっさと撤収や!
え?ガッタイロイド?そんな粗大ゴミは処分じゃ処分!!」

とまあ要約するとこんな流れなん
BADANのみなさん頑張ったけど自分たちが立てた計画は尽く失敗に終わってたんな…

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