モバP「フツウのなつやすみ」 (21)



…すー


P「?」

比奈「…ぷはっ」
http://i.imgur.com/Txlaveo.jpg
http://i.imgur.com/BOJNqkV.jpg
http://i.imgur.com/nnnYdHD.jpg
http://i.imgur.com/wbCQ8CM.jpg

比奈「はふ…えへへ。なんだか、夏の香りがしまスね。森が近いと」

比奈「いつも吸わない濃い空気がする気がするっス」

P「うん。そうだな」

比奈「はい」

比奈「もう少しのんびりしてて平気でスかね?」

P「いいよ。どうせ時間はたっぷりあるし」

比奈「わーい」

P(わーいって)

比奈「川なんて来ることなかったっスからねー。アニメの世界っス」パシャパシャ

P(一応はしゃいでるのかな)


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ぱしゃん


比奈「水ってつめたいんでスねー」

P「なに言ってんだ」

比奈「いや、ほら。川の水ってなんだか…特別つめたい気がするような」

P「ああ」

P「うん。それはそうだな」

比奈「はい」

比奈「ふふ。私が暑いのもあるかもっスけど」

P「夏だからな」

比奈「えー。夏だからでスかね?」

P「ちがうのか?」

比奈「どうでスかねー」


比奈「でっかい入道雲っスねぇー…」ンアー

P「そうだなぁ。…そんなふうに見上げてると後ろ向きに倒れるぞ」

比奈「にゃ」バシャッ

P(言わんこっちゃない)

比奈「わぷ、つめ、つめた」

P「大丈夫か?」

比奈「あ、プロデューサーっス」

P「入道雲みたいに見つけるな」

比奈「でっかいプロデューサーっス」

P「いつも通りです。ほら」

比奈「えへへ。どうもっス」ギュ


比奈「くしゅ」

比奈「…あぅ。さすがにパーカーまでぬれちゃうとちょっとさむいでスね…」

P「よしよし」ポンポン

P「陽にあたっていれば乾くとは思うけど…どこかかけておこうか」

比奈「あっ、と、い、いえ…それは。は、はずいでスから…」ゴニョ…

P「ん?いまなんて」

比奈「なんでもないっス!な、なにか言うと水かけちゃいまスよ!」

P「いやさっき倒れたときにもうかかったし」

比奈「あ、じゃあいいスか」パシャ

P「いやかけられても平気ってことじゃない。ぐへ」バシャー

比奈「あはははは」

P(意味もなくたのしそうだな)

比奈「へへ」ニヘラ

比奈「まあ。まー夏でスからねー」

P「ああ、うん。そうだな」



じりじり


比奈「…」アウ

比奈「バーベキューで焼かれちゃう…お肉の気分でス」

P「なにもそこで横にならなくても」

比奈「や。でもほら」

P「?」

比奈「空が青いので。きれいっスよ」

P「…」

P「そうだな。空が青い」

比奈「青いっス」コクコク

比奈「それで…雲が白くて、葉っぱが緑でス。川が冷たいでス。ここは暑いでス」

P「うん」

比奈「夏でスねー」

P「夏だな」


じーわじーわ


比奈「蝉もいたっス」

P「うん。蝉もいるな」クス


比奈「…」


じーわじーわ


比奈「ふふ、蝉うるさい」

P「笑いながら言う台詞か、それ」

比奈「うん。だってちゃんと蝉の声聞くのなんて、私初めてでスもん」

比奈「なんだかおかしくて。うるさいっスね。ほんとに」

P「…そっか。そうだな」

比奈「はい」


比奈「一年まえの私は」

P「?」

比奈「たぶん想像してもなかったっス。インドアなんで。まさか自分がこんな場所に来るなんてなー、っス」

P「うん」

比奈「夏は暑くてきらいでスけど」

P「うん」

比奈「…へへ。」パシャン

比奈「ちょっと好きになりそうでス」

P「…そっか。よかった」

比奈「よかったでス。えへへ」ニコ



じーわ


P「そろそろみんなのところに戻るか」

比奈「あ、はい。んしょ」

比奈「ふあ…」

P「ひなたぼっこで眠くなったか」

比奈「ん、はい…少し…。んー…」ゴシゴシ

比奈「えへへ。なにかしてたわけでもないでスけど」ニヘ

P「まあな」


P「戻ってからのんびり昼寝でもしようか」

比奈「いいでスね」ニコ

待ってた


待ってた、待ってたぞ(感涙)



・・・・・


じーわわ


仁奈「とう」ストン


ガララ

<タダイマーッス


仁奈「お」

仁奈「比奈おねーさんでごぜーます!おかえりー!ですよ!」タタッ

仁奈「みてくだせーちょうどスイカを!仁奈が!仁奈がスイカを切りわけたところでごぜーます!きれいに切れましたよ!」ピョンピョン

比奈「わーほんとだ。上手に切れてまスね。けがしないように気をつけるっスよ」ナデモフ

仁奈「はーい」

柚「わーPサン比奈サンおかえりー」ニパー

楓「おかえりなさい」

P「はい」


柚「どこまで行ってたの?」

P「そこの川の方に」

楓「お魚さんはいましたか?さかないたかなー…ふふ」パシャ

P「ビニールプール使ってるんですね」

柚「さ、さっきまでスイカを冷やしてた!いまも足つけてるだけだよ!」パシャー

P「え、なに入ってたのかもしかして」

仁奈「柚おねーさんが仁奈と一緒に遊んでくれてたですよ!」

比奈「へー。柚おねーさんはやさしーでスねー」クス

柚「あわっ。ひ、比奈サンその言い方はなにかなー!」

楓「普通に使っても気持ちよかったですよ?…あ、普通に使って、浸かって…おお。ふふっ」キラキラ

P「えっ楓さんも入ってたんですか」

比奈「あははは」



じーわじーわ


柚「もー。むー。スイカやけ食いだよっ」シャクシャクッ

P「太るぞ」

柚「す、スイカくらいなら大丈夫だよっ。Pサンもー!」ペチッ

P「いてて」

楓「種はここに吐き出していいからね」

仁奈「むぁい。…もみゅ、ぷあ。えへへ。おいしーです」ニコ

比奈(…、ここからだと、ひまわり畑がよく見えるんだ…きれいだなー…)シャクシャク…

比奈「夏っスねぇ…あむ」ボソ

・…

比奈「――…?…あ」

P「ん?」


P「…ああ」

柚「わー」

仁奈「わー!」

楓「わぁ」

比奈「虹だ」

P「うん」

比奈「ふふ、プロデューサー、やっぱり私思ったより夏好きっス」

P「そっか」

比奈「はい。ありがとうございまス。にへ」

P「いや。うん。どういたしまして」

比奈「はい。へへ」ニコ



・・・・おしまい

おわりん

>>10 ありがとうございます!

比奈さんアイプロ!天国!無事杏ちゃんが二人連れて来てくれました!!スマイル比奈さん可愛い!
お読みいただきどうもでしたー

清涼感がいいね

おっつおっつばっちし☆
比奈だから来ることはわかってた、二枚どりおめでとう
やっぱこの面子でなきゃね


今回のアイプロは荒木先生の乙女っぷりがやばい

貴方のせいで! いま比奈ちゃんの順位点報酬を取りに走っている!
彼女のために何かできる実感! 天国はここにあったんだ!

おつ
いつも通りまったりした雰囲気たまらんね

乙!
荒木先生……天国……うっ、重力が

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