コナン「八十稲葉殺人事件」 (42)

ある日の買い物帰り、蘭が福引きを当て天城旅館というところに行けることになった、
蘭はおっちゃんたちの為に、渡そうとしたがどうやら日にちが合わず、俺と蘭と二人で行くことになった、日に何人も死ぬ米花町から離れてのんびりとできるはずだった……この時までは

八十稲葉駅


蘭「やっと着いたねーコナン君」

コナン「うん、でも長かったから僕疲れちゃったよ……」

蘭「旅館の人が迎えにくるはずだから、もう少し待っててね」

コナン「うん」(こんな、田舎なら来なきゃよかったぜ……)


従業員「毛利蘭様御一行ですね、お待たせしました」

蘭「ありがとうございます」

従業員「それではこちらに車を用意してますので、こちらへ」

二人は、車に揺られ天城旅館へと向かう


従業員「あれ?」


蘭「どうしました?」

従業員「ちょっとガソリンが足りないみたいなんで、スタンド寄ってもよろしいですか?」

蘭「分かりました」

従業員「すみません、出掛ける前にしっかり補給してたはずなんですけどね……」

コナン「(眠ぃ……)」

ガソリンスタンド


「らっしゃーせー!!」


従業員「レギュラー満タンで」

「あざーす!!」

コナン「ちょっと、トイレに行ってくるねー」

蘭「場所わかる?」

コナン「うん」スタッ

コナン「ふースッキリしたー」

「こんにちは、ボク」

コナン「え?」

「旅行かなにかかい?」

コナン「うん、そうなんだ!!」

「ここら辺はなにもない田舎だけど、田舎には田舎なりのいいものがあるから君みたいな子に喜んでもらえたら嬉しいよ」

コナン「よくわかんないや」

「ハハッ、正直な子は嫌いじゃないよ」アクシュ

コナン「それじゃまたね、お兄さん」タタタタタ

「またね……工藤新一君……」ボソッ

天城旅館

蘭「着いたよーコナン君」


コナン「うわー!!大きい!!」

蘭「老舗って感じだねー」

コナン「わーい!!」

二人は荷物を置き、周辺を探索することにした

歩けど、歩けど田んぼ道、流石は田舎と言ったところだろうか

蘭「空気が気持ちいいねー」

コナン「そうだねー」

ちらほら、帰宅中の生徒が見える、どうやら近くの学生みたいだ

蘭「ここら辺の学生さんみたいだねー」


コナン「蘭お姉ちゃんと同じぐらいかな?」

蘭「近くに学校あるのかな?」

コナン「ふーん……」

コナン「……!?」

蘭「コナン君?!大丈夫?」

コナン「大丈夫……だよ……ちょっと疲れたみたい」

蘭「無理しちゃダメよ、早く帰りましょう」

蘭はコナンを背負い、旅館へと帰ることにした

旅館部屋


コナン「ごめん、蘭姉ちゃん」

蘭「大丈夫よ、気にしないで」

コナン「……」


蘭「寝ちゃったか……まぁ数日の予定だし大丈夫よね」

翌日、雨が降り敷けっていた

コナン「雨だね……」

蘭「天気予報じゃ、晴れだったのにねー」

コナン「明日は晴れるみたいだよ?」

蘭「最終日になるけど、思いで作ろうね」

コナン「うん!!」

翌日

天気は晴れたが、平穏は突然終わりを迎えた

蘭「よかったね、晴れたよ」

コナン「そうだねー」

田んぼ道を歩く二人

蘭「ほんと、空気がおいし……」

コナン「蘭姉ちゃん?」


蘭「あぁぁ……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」


蘭の視線の先には、電柱に死体がぶら下がっていたのである

コナン「!?」

二人はすぐさま警察を呼んだ


「なるほど……散歩していたら、遺体を発見したのですね……」

蘭「そうなんです……」

「詳しいことをお聞きしたいのですが大丈夫ですか?」

蘭「はい、なんとか……あれ?コナン君?」

遺体を勝手に調べる、コナンがそこにいた


コナン「(被害者は、地域のアナウンサー……外傷はない……毒殺の可能性があるのか?でもなぜ電柱にぶら下げる必要があるのか……)」

蘭「こら!!お邪魔したらだめでしょ?」

コナン「ご、ごめんなさい」

蘭「折角の旅行なのに台無しね……」

コナン「(この事件……いままでの奴とは何か違う……なんだろ?この違和感……なんだ?)」

今日はここまでです

帝丹小学校


コナン「(やっぱり昨日の事件が頭から離れない……なぜだ?いままでこんなことはなかったのに)」


元太「よーコナン、元気ねぇぞー!!」

光彦「なにか悩みごとですか?」

歩美「私たちにできることがあったら相談してよね!!なんたって私たちは少年探偵団だから!!」


コナン「ハハハ……はぁ……」(悩みがなくて気楽なもんだぜコイツら)

放課後

コナン「只の殺人事件にしては、謎が多すぎる……」


灰原「何をぶつぶつ言ってるの?探偵さん」

コナン「うおっ!?」

灰原「そんなに驚かなくてもいいじゃない」

コナン「ワリィ、考え事しててな」

灰原「昨日あった殺人事件のことかしら?」

コナン「あぁ、いままでは、何かしらトリックがあったが今回は全くそれらしい形跡がない……おかしいだろ?こんなこと」

灰原「まぁ、数多くの迷宮をクリアした貴方ならどうにかするんでしょ?」

コナン「お前な……他人事だとおもって……」

灰原「それじゃ、頑張ってね」


コナン「まったく……」

帰宅中コナンの耳に噂話が飛び込んだ


「知ってる?マヨナカテレビっていうの」

「マヨナカテレビ?だっせぇネーミング」

「午前0時ぴったりにテレビを見ると未来の相手が映るんだってさ」

「まじで!?」

「マジマジ、やってみろよ」

「OK、なにか見えたら連絡するわ」


コナン「マヨナカテレビ……ねぇ……」

毛利探偵事務所

午前0時五分前


コナン「まぁ……別にきになるわけじゃねぇし、蘭が映らないとかいう心配してるわけじゃないし……まあ色々とあってだな……」

コナンは事務所にあるテレビを見つめる

コナン「……大丈夫だよな……?」

午前0時丁度

テレビが映り、ぼやっとなにかを映し出す

コナン「!?」

テレビには蘭ではない別の誰かが映っている

コナン「誰だ?この人?」

コナンとは全く面識のない人が映り、そして消える

コナン「……結局ガセかよ……ビックリさせんなよ……まぁテレビが勝手に映るってことは確かにおかしいな……博士に相談するか……」

翌日

博士「マヨナカテレビじゃと?」

コナン「そう、博士なんか知らねぇか?」

博士「はてのう……興味本意で光彦君の家のテレビに電源入れるスイッチを作ったことがあるが、新一の家のスイッチは作ってないぞ?」


コナン「何でそんなのあんだよ?」

博士「いやー、勝手に怖い映像を流して、楽しもうと思ってなフォフォ」

コナン「まぁいいや……ちょっとテレビ見せてもらうぜ?」

博士「構わんぞ」

博士の家に置いてあるテレビは大きく、博士でも画面を隠せないくらい大きいものであった

コナン「相変わらずデケェテレビだな……」

ふと画面に手が触れたその時


ズルッ


コナン「!?」

手が飲み込まれているのである


コナン「なっ?!」

ズルズル

何かに引っ張られるようにテレビの中に引っ張られるコナン

コナン「離せっ!?この!?」

抵抗するが、所詮は小学生 そのまま引っ張られテレビの中へと落ちていった

???

コナン「うわぁぁぁぁぁ!?」

ドシャ

コナン「痛てて……どこだここ?」

辺りを見渡すと、テレビスタジオみたいなところについた

コナン「……博士の発明品じゃないよな……それに霧がかかってて良く見えねえ……」

仕方がないので周辺を探索することにした

コナン「出口は無しか……困ったな……」

「うわぁぁぁぁぁ!?」

どこからともなく叫び声が聞こえる

コナン「なんだ!?」

コナンは声のする方へと走って行った

???

団地のような場所に出たコナン、そこには4人の人物がいた回りには明らかに生き物ではないであろうなにかが4人を襲っている


「マジかよ!?俺死にたくねぇよ!?」

「私だって嫌よ!?」

「一体どうしたら……」

「もうダメクマー!!」

コナン「なんだありゃ?!」

とても現実とは思えない光景に驚くコナンだか、民間人が危険にあっている、コナンが取った行動は


コナン「効くかどうかわかんねぇけど……」チキチキ

キック力増強シューズのを起動させ、ベルトからサッカーボールを出す

コナン「いっけぇぇぇぇぇ!!!」ドシュ!!

キック力増強シューズにより物凄い勢いで放たれるボールは謎の物体に当たる

ガンッ

謎の物体に当たるものの、ダメージはほぼ無しに近い

コナン「嘘だろ!?」

ボールをぶつけられた一体がコナン目掛けて突撃してくる

コナン「ここまでか?!」

どこからともなく声が聞こえる

「我は汝、汝は我……汝に力を授けよう……叫ぶのだ……我の名を」

コナン「ペ……ペ…ル……ソナ」カッ

コナンは知らないはずの言葉を口にしていた、そして目覚めたのである……ペルソナ使いとしての才能が開花したのである

ペルソナの姿 >>43

ペルソナの名前 >>45

初期スキル >>47 >>48 >>49


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