犬耳俺「く~ん(笑)」 (25)

おまえら「どうしたんだ、こんな雨の中」

犬耳俺「…」

おまえら「おんぶしてやるから乗れ」

犬耳俺「……いいの?」

おまえら「ああ」

犬耳俺「ありがとう…優しいんだね」ニコッ

おまえら「……」ニヤリ

おまえら「家に着いたぞ」

おまえら「シャワー浴びてこいよ、濡れてるだろ」

犬耳俺「はーい」トテテ

~~~

犬耳俺「あのー、ごめんなさーい」

おまえら「なんだ?」

犬耳俺「服貸してくれない?」

おまえら「ああ、忘れてた」

おまえら「置いといたぞ」

犬耳俺「ありがとー」

犬耳俺「これ大きい…」

おまえら「そりゃそうだな、この体格差だしな」

おまえら「つーか髪くらいしっかり拭けよ、ほら拭いてやるからこっち来い」

犬耳俺「はーい」

おまえら「気になってたんだが、これって犬耳だよな? 何処で買ったんだ?」ワシャワシャ

犬耳俺「元からだよ」

おまえら「」

おまえら「そ、それよりお前の髪柔らかいな。ふわふわしてる」

犬耳俺「そう?ご主人様にもよく言われてたなぁ…」

おまえら「ご主人様……?」

犬耳俺「でもご主人様には捨てられたんだ、同棲することになった恋人がアレルギーだからって」

おまえら「……」

犬耳俺「捨てられて気付いたら人間になってたみたい」

おまえら「えっ」

犬耳俺「そう、俺犬なんだ」

犬耳俺「この耳はその名残ってやつだよ」

おまえら「そんなことあるわけ…」

おまえら「……」

おまえら「ちょっと良いか」耳を引っ張る

犬耳俺「痛い痛い痛い!やめてよ!」

おまえら「取れねえ…本物か」

犬耳俺「ひどいよ…。耳の機能はないから、飾り物だけどね」

おまえら「人間の耳があるもんな。ほら、拭き終わったぞ」

犬耳俺「ありがとー!」ギュッ

おまえら「!!」

おまえら「おっ…おい! ビックリするじゃねーか…!」

犬耳俺「い…嫌だった?(涙目)」

おまえら「嫌じゃねーけど…って、変なこと言わせんな馬鹿野郎!」ゴンッ!

犬耳俺「いだっ!酷い…動物愛護団体に訴えてやる」

おまえら「今は犬じゃねーだろ」

犬耳俺「たんこぶできちゃったよ…」ヒリヒリ

おまえら「……」

おまえら「あー、もう」髪グシャグシャ

おまえら「俺が悪かったから拗ねるな」ナデナデ

犬耳俺「もう暴力しない?」ウルウル

おまえら「…っ…!///」

おまえら「しねぇよ…」

おまえら「行く宛ないんだろ、お前。ここに置いてやるよ…」

犬耳俺「! 良いn――」

おまえら「ただし条件がある」

犬耳俺「条件??」

おまえら「性処理をしてもらう」

犬耳俺「性処理…?」コテン

おまえら「お前の主人してなかったのか?」

犬耳俺「よくわかんない…」

おまえら「主人は女か?」

犬耳俺「うん」

おまえら「……まあ、犬が居る部屋でするわけないよな。教えてやるよ」ボロンッ

犬耳俺「それって…人間のおちんちん?」

おまえら「そうだ」

犬耳俺「……おちんちんに何をすればいいの?」

おまえら「こうするんだよ」頭グッ

犬耳俺「んぐっ!?」

犬耳俺「ううう…(涙目)」

働かずに何を書いているんだ俺は……

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