ハルヒ「みくるちゃんを餌に蛸を釣るわよ!」 (15)

※割とキチ

キョン「いきなり何を言い出すんだ?」

ハルヒ「テレビで見たのよ」

キョン「何を?」

ハルヒ「もう!この動画を見なさいよ!ttp://youtu.be/qFmNko5jgi4

キョン「なるほど……確かに朝比奈さんで蛸が釣れてるな」

ハルヒ「そうよ!動画が見れなくなってたら、
    『みくる 餌 タコ』とかで調べれば画像は見つかるわよ!きっと!」

キョン「いや、今動画を見たから別にもう必要ないんだが」

ハルヒ「あんたに言ってんじゃないわよ!」

キョン「そ……そうか」

古泉「なるほど……ミズダコですか」

ハルヒ「そうよ!土曜日はみくるちゃんでタコ釣り。決定ね」

古泉「ちょっと待ってください」

ハルヒ「なによ?文句あるの?」

古泉「いえ。瀬戸内海ではミズダコは釣れないので……」

ハルヒ「そんなのなんとかしなさいよ!副団長でしょうが!」

古泉「解りました。何とかしましょう」

長門「朝比奈みくるが今この場にいないのは好都合」

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~~~土曜日~~~

みくる「ここどこですか~?」

ハルヒ「秋田県!」

みくる「何で連れてこられたんですか~?」

ハルヒ「タコ釣りの餌にするからに決まってるでしょうが!」

みくる「ふぇっ!?」

ハルヒ「とりあえずこの赤いバニー服に着替えなさい」

みくる「嫌ですぅ~!やめてください~!せめて更衣室でお願いします~」

ハルヒ「抵抗するから着替え終わるのに時間がかかっちゃったわ!」

古泉「おかげそこに置いておいた箱には結構お金が入ってましたよ」

みくる「ふぇ~~~!!」

古泉「旅費の足しにいたします。ありがとうございます」

ハルヒ「どこかにボートでもないかしら?」

長門「あれ」

ハルヒ「私が想像していたようなボートじゃない!ナイスよ有希」

キョン「……とスムーズに出航したまではいいが、どうするんだ?」

ハルヒ「この荒縄をみくるちゃんに括り付けて……っと、海にドボーーン!」

みくる「あ…あっぷ、あっぷ!助けて…助けてくださ~い!わ、わたし、泳げないんです」

ハルヒ「みくるちゃん頑張って!その調子よ!」

キョン「馬鹿野郎!何やってるんだ!
    朝比奈さん、ちょっと頑張ってください。すぐに引き上げますから」

ハルヒ「ちょっと、バカキョン!なに勝手に引き上げてんのよ!」

キョン「バカはお前だ!長門説明してやれ!」

みくる「キョンくん……ありがとうございます」

長門「タコは海底に身を潜めている」

キョン「聞いたか?あんな海面で、しかもバチャバチャやってたら釣れないんだよ」

みくる「え!?」

ハルヒ「それなら錘をつければいいじゃない」

キョン「ああそうだな」

ハルヒ「見て!丁度良く4キロの鉄アレイがボートにあるわ!」

古泉「無理ですね。腐敗ガスを考えると最低でも40キロは欲しいです」

ハルヒ「あんたも詳しいのね」

古泉「ええ。たまにバイト関係で使いますから」

ハルヒ「ふ~ん……」

みくる「あ、あの、じゃあタコ釣りは中止ですよね?」

長門「朝比奈みくるは醜い脂肪の塊。通常よりも圧倒的に高い浮力を有する。最低でも400キロ」

古泉「しかも今は赤いですから、その三倍ですね」

キョン「長門……あの鉄アレイでできるか?」

長門「可能」

キョン「やってくれ。俺もタコ釣りに興味がある」

長門「了解」

みくる「なんで、妙な呪文みたいなのを唱ええているんですか!!」

長門「完了した」

転覆、みんなまとめてドッボーーーン!!

~~翌日の新聞~~

秋田県で兵庫県の県立高校がボート遊び中に転覆事故。

遊んでいた一年生が3名死亡。

同じボートに乗っていた二年生は沖に流されていた所を無事に保護された。



みくる「それじゃあ、わたしは帰ります。もうここには用事がありませんから」

長門「……」

みくる「もう会うことはないと思いますが、長門さんもお元気で」

長門「了解」


チラ裏SS オチマイ

付き合って頂いた皆様においては、お疲れ様でした。

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