男「彼女作り本気出す」 (7)

こんばんは。

グロ無し、エロ無しの予定です。

人によっては若干胸糞要素があると思います。

かなりの短編を1日?2日に一話ペースで書きます。

所々に私の実体験を混ぜる予定です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405955451

※家※

男「……おかしい」

男「何故俺には彼女が出来ないんだ……?」

男「極限的に容姿性格諸々が駄目って訳でも無ければ、一応は仕事もしてる……」

男「年収はまだ手取り200程度だけど…それでもまだ人生オワタではない筈……」

男「元カノと呼べる存在だって、何人かは居る。……まぁ、全員既に他の彼氏を見つけてるみたいだけど」

男「それにまだ、二十折り返し程度……」

男「なのに、何故今、俺には彼女がいない?」

男「別に欲しくないねと斜に構えてるでもない」

男「チャンスがあれば飛び付く……そのチャンスが無い訳なんだけど」

男「本当に世界には♂と♀は大体同じ位居るのか……実は♀は絶滅危惧種だったり……」

男「いや……いや、安易な発想で考えるのを止めるな。駅にうじゃうじゃ居るじゃないか」

男「…………」

男「決めた」

男「今日から、俺は彼女作りに励む!!」

男「例え泥を啜るようなことになろうとも、例え汚物を投げられようとも……」

男「俺は必ず彼女を作って見せるぞ!」


※警察署※

警官「初回だから、注意だけに留める。もう来るなよ」

男「すいませんでした……」

警官「前科としては付かないから、会社には連絡も行かない。これに懲りたらもうナンパなんてするんじゃないぞ」

男「……はい、ありがとうございました」ハァ


※家※

男「帰ってきた……」

男「誰だよ……適当に何回もナンパしたら彼女が出来るとかスレに書き込んでた奴」

男「一回目でアウトじゃねぇか……と言うか、まずナンパの仕方を知らん」

男「何か無いかな……彼女作れる方法……」PCカチカチ

男「ん……? 『童貞[ピザ]スの漏れでも彼女出来たったwww』?」

男「なんだこれ……」PCカチカチ

男「あ、出会い系か!! 確かに出会い系なら女の子も……サクラとかに注意したら良いんだよな多分」

男「いや、でも出会い系で彼女とかはちょっと……大体結婚する時に馴れ初めとかどう話すんだよ」



※男乃妄想※

男「彼女とは出会い系サイトで知り合い、趣味なども合って意気投合して、付き合う事になりました」

彼女父「ほう」

男「彼女の事を大切にします! どうか結婚をお許し下さいお義父様」

彼女父「ゲロ以下の臭いがするぜ」ペッ



※戻って家※

男「……駄目だ、多分駄目だ。それに友達とかに紹介するにも少し恥ずかしい……」

男「………………いや、でも、俺は決めたじゃないか」

男「泥水を啜る事になっても先ずは彼女を作る、と」

男「そ、それに馴れ初めとかは適当に誤魔化せばいいよね!」ウンウン

男「じゃあ登録だな!!」



※警察署※

男「すみません……振り込み詐欺に遭いました……」

警官「お前……この前の。どうしたんだ? 振り込み詐欺関係なら二階の受付だが」

男「出会い系で女子高生を名乗る人に、運転免許取りたいと強請られまして……20万」

警官「……いや、女子高生ってまず犯罪に近いからな。それ本当に女子高生だったら下手したら20万で済まないからな」

男「え……でも女の子って16から結婚出来るんじゃ……?」

警官「まぁ、そうなんだが。色々とややこしいんだ。とりあえず二階に行け」

男「はい……ありがとうございます」

警官「……多分立件は無理だがな……まぁ、もう来るなよ」

男「はい……」

流れはこんなのか、捻りを加えたこんなのかになります。

男に晴れて彼女が出来れば終わりますが、終わるのかな?

もし、男を助けようと思った方、何かお勧めして下さると、使わせて頂くかもしれません。

では、とりあえず今日はこれで。

あ、大切な事を言い忘れました。

ここに出てくる偏見や想像は全て男が個人的に考えているだけの主観です。

私は出会い系という広い電子の海で知り合って結婚するような奇跡的な確率は素晴らしいと思います。

では。

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