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「「「海未（ちゃん）、誕生日おめでとう！！」」」

海未「……あの」

「「「？」」」

海未「私の誕生日は３月です」

「「「えっ」」」

にこ「誰よ勘違いしたの！」

希「穂乃果ちゃんや！」

真姫「穂乃果！ どういうこと！？」

穂乃果「わ、私は悪くないよ！ 紛らわしい名前してる海未ちゃんが悪い！」

海未「私に責任転嫁しないでください！！」

絵里「海未に謝るチカ！！」

穂乃果「うぅぅ……海未ちゃんのバカ！」ﾎﾟｶｯ

海未「うっ」ﾄﾞｻｯ

ことり「海未ちゃん！？」

海未「……」ﾋﾟｶｱｱｱｯ

凛「う、海未ちゃんの体が光って……！」

海未「……」ﾋﾟｶｱｱｱｯ

ことり「ああっ、海未ちゃんの体が２つに！！」

花陽「わかれちゃったのお」

希「いったい何が……」

？？「いたた……」

？？「メェ～」

穂乃果「海未ちゃんと……羊？」

ことり（可愛い……）

？？「だ、誰ですか貴方達は！ それにここはいったい……」

ことり「ごめんね、あなたの名前を教えてもらってもいい？」

海「私の名前は園田海。UTX学院に通う高校生です。今はA-RISEというグループの１人として活動しています」

絵里「海ちゃん可愛いチカ！」

凛「海未ちゃんがA-RISEのメンバー！？」

海「それよりここはどこですか？ どこかの学校のようですが」

ことり「ここは音ノ木坂学院だよ」

海「音ノ木坂……なるほど。だから未がいるんですね」

羊「メェ～」

にこ「『未』？」

海「はい。私の双子の妹・園田未（ひつじ）です」

希「い、妹？」

海「はい。最近未が学校でスクールアイドルのグループに入ったと聞いたのですが……もしかしてあなた方がμ'sですか？」

花陽「た、確かに私達がμ'sですけど……」

海「そうですか！ これからも未のこと、よろしくお願いしますね」

未「メェ～」

海「ふふ、そんなに照れる必要はありませんよ。姉として、当然のことですから」

未「メェ～」

海「ふふ……それでは私は帰ります。皆さん。未のこと、お願いします」

「「「……」」」

真姫「どうするの、穂乃果」

未「メェ～」

にこ「どうやって海未を元に戻すのよ？」

穂乃果「別に戻さなくていいんじゃない？」

花陽「えっ」

ことり「そうだね、未ちゃん、可愛いし……モフモフだし～♪」ｽﾘｽﾘ

未「メェ～///」

真姫「何言ってるのよ！ 本物の海未はA-RISEのほうに行っちゃったのよ！？」

穂乃果「それは違うんじゃないかな？」

にこ「どういう意味よ」

穂乃果「海ちゃんと未ちゃんは、私が海未ちゃんを２つに割ったことで生まれた。つまり、どっちも海未ちゃんなんだよ」

未「メェ～」

穂乃果「いや、海未ちゃんが外見と中身に分かれたなら……むしろ、外見を引き継いだ海ちゃんよりも、中身を引き継いだ未ちゃんのほうがより本物の海未ちゃん――そういうことにならないかな？」

花陽「ならないよ」

穂乃果「じゃあ戻すか戻さないか、多数決で決めようよ」

希「えりち、今の話わかった？」

絵里「さっぱり分からないチカ！！」

希「つまりな？ 海ちゃんも未ちゃんも海未ちゃんなんよ。海未ちゃんが２倍なんよ」

絵里「海未がダブル！？ 真夏の雪だるま大作戦！！？ ハラショー！！」

希「サーティワン行きたいわぁ」

凛「凛も行きたいにゃ！」

穂乃果「はい、賛成３、反対５で海未ちゃんはこのままってことで！」

真姫「そんな……」

花陽「なんてことだ……なんてことだ……」

１週間後



穂乃果「いやー、やっぱりサーティワンはうまい！」

ことり「未ちゃん、キャラメルリボン、どう？」

未「とても美味しいですよ、ことり」

絵里「溶けて手がベタつくチカ……」

にこ「真姫ちゃん、あーん///」

真姫「に、にこちゃん……///」

凛「スイカサマーも季節ピッタリで美味しいにゃ！」

花陽「やっぱり私は王道を征く、ポッピングシャワーですか」

希「新商品のレモンマスカルポーネチーズケーキも濃厚で……うーん、スピリチュア～ン♪」





おわり