穂乃果「――」海未「……穂乃果、どうかしましたか?」 (244)




ガララー

穂乃果「ただいまー」


雪穂「おかえりなさい。お姉ちゃん当てにダンボールが届いてるよ」


穂乃果「私に……?」


雪穂「うん。はい、これ」


穂乃果「思ったより小さいね。なにが入ってるんだろう」


雪穂「え、お姉ちゃんが頼んだんじゃないの?」


穂乃果「うーん、そんな記憶ないけどなぁ」


雪穂「取り敢えず開けてみたら? もしかしたら忘れてるだけかもしれないし」


穂乃果「うん、そうしてみる」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405916940



穂乃果「これは……眼鏡?」


雪穂「お姉ちゃん、視力悪かったの?」


穂乃果「ううん、全然」


雪穂「そっか、もしかしたら届け場所間違えたのかも。問い合わせてみるね」


穂乃果「うん」


穂乃果「そういえば、1度も眼鏡かけたことないや」


穂乃果「少しだけならいいよね」スチャッ


穂乃果「ん……これ、伊達眼鏡だ」


穂乃果「なんで伊達眼鏡……他になにかあるかな」ガサゴソ



______________________

好感度数値化眼鏡の使用について

・この眼鏡をかけることによって相手の好感度が数値化され、表示されます

好感度の計測は以下の通りになっています

0以下---興味なし
00---10無関心
11---40普通
41---80好き
81---100大好き
100以上---知らない方があなたの身のためです

______________________


穂乃果「………へぇ」


穂乃果「(この眼鏡をかけてたら、相手の好感度が分かるんだ。結構気になってたんだよね。皆が穂乃果のこと、どう思ってるのか)」


穂乃果「(もし、0以下がいたら……考えるのやめよ)」


穂乃果「(明日が楽しみだなぁ……!)」ワクワク



雪穂「お姉ちゃーん」


穂乃果「ゆ、雪穂!」


雪穂「特に間違ってないみたい」


穂乃果「ごめん。これ、確認したら私が頼んだ物だった」


雪穂「もう、やっぱり! これだからお姉ちゃんは……!」


穂乃果「(雪穂で試してみよう!)」カチッ



穂乃果>【高坂雪穂 好感度85】


穂乃果「………」


雪穂「お姉ちゃんはホントだらしなくて………お姉ちゃん、聞いてるの?」



穂乃果「雪穂」ギュッ


雪穂「きゅ、急にどうしたのっ!?」


穂乃果「お姉ちゃんも雪穂のこと、大好きだからね」ギューッ


雪穂「は、はあっ!? バカじゃないの!」


穂乃果「(雪穂にバカって言われちゃった。これ、本当にこの数値、合ってるのかな……?)」


雪穂「(お姉ちゃん……私も、大好き///)」ギューッ


穂乃果「(他の人でも試してみないと分からないね、今日は寝よう)」バッ


雪穂「あ……」


穂乃果「今日はもう寝るね、おやすみ」


雪穂「お姉ちゃん!」


穂乃果「なに?」


雪穂「一緒に、寝ていいかな」モジモジ


穂乃果「……うん、いいよ」



-朝-

穂乃果「ふわあぁぁ…」


雪穂「おはよう、お姉ちゃん」


穂乃果「雪穂……おはよう」


雪穂「お姉ちゃん、いつもと違って2度寝しないね」


穂乃果「いつもよりぐっすり眠れたからね」


雪穂「へぇ、よかったね」


穂乃果「うん、雪穂のおかげだよ」


雪穂「……へ?」


穂乃果「雪穂の抱き心地がよかったから、すぐ眠れたんだ」



雪穂「な、なに言ってるの!? お姉ちゃんのバカ!」


穂乃果(「うーん、やっぱり眼鏡が壊れてるのかな。雪穂怒ってるし、もう1回確認してみよ)」スチャッカチッ



穂乃果>【高坂雪穂 好感度90】


穂乃果「(あ、上がってる! でも、どうして?)」


雪穂「(ホント、お姉ちゃんのバカ)」ドキドキ


ドンドン! ガチャ


ほのママ「穂乃果! 早く起きなさ―――雪穂、どうしてここに?」


雪穂「こ、これには理由が……!」


穂乃果「雪穂がお姉ちゃんと寝たい、って言うから一緒に寝たの」


雪穂「お姉ちゃん!」///


ほのママ「それより2人とも、時計見なさい!」



穂乃果「まだ6時12分だよ?」


ほのママ「携帯の時計は!?」


穂乃果「えーっと、8時10分………あっ」ダラダラ


雪穂「お姉ちゃん! 遅刻!」


ほのママ「海未ちゃんとことりちゃんには先に行ってて、って言っといたわ」


穂乃果「ああぁっ!! 早く準備しなきゃ!」


雪穂「もう! お姉ちゃんのせいで遅刻だよ!」


穂乃果「私も雪穂のせいで遅刻ですぅ! どうしてそんなに抱き心地がいいの!?」


雪穂「そんなこと聞かれても……知らないわよ!」///


穂乃果「準備よし! それじゃあ行って来るね!」バタン


雪穂「あ、お姉ちゃん待ってよー!」バタン


ほのママ「ホント、仲いいわね」フフッ



穂乃果「それじゃあ私こっちだから、じゃあね雪穂!」タッ


雪穂「うん!」


雪穂「(どうしたんだろう、私)」


雪穂「(お姉ちゃんのこと考えると、胸が)」ドキドキ


雪穂「お姉ちゃん……」



キーンコーンカーンコーン

穂乃果「はぁ…はぁ…! セーフッ!」


先生「遅刻です」


穂乃果「………ありゃ」



海未「まったく! どうして寝坊するんですか! あれほど目覚ましセットするよにに……!」ガミガミ


穂乃果「ご、ごめんね」


ことり「海未ちゃん、もうそのくらいで……」


海未「ことりは穂乃果に甘過ぎです! そうやって甘やかすから穂乃果が……!」ガミガミ


ことり「ひえぇぇ……」


穂乃果「(海未ちゃん凄く怒ってる……穂乃果のことが嫌いだから、怒ってるのかな)」


穂乃果「(もしかして私、海未ちゃんに嫌われてる……?)」


海未「穂乃果ッ! 聞いているのですか!?」


穂乃果「は、はい!」


海未「次からは寝坊しないで下さいね!」



穂乃果「(いやいや、そんなことないよね! 海未ちゃんと10年以上一緒にいるんだし!)」


穂乃果「(大丈夫、だよね?)」カチッ



穂乃果>【園田海未 好感度300】


穂乃果「(えーっと、100以上は確か……)」



『知らない方があなたの身のためです』



穂乃果「――」


海未「……穂乃果、どうかしましたか?」


穂乃果「ううん、なんでよないよ!」


海未「……そうですか」


穂乃果「見なかったことにしよう、そうしよう」


海未「穂乃果?」


穂乃果「ううん、こっちの話」

続きは夜に

脱字誤字は脳内変換でお願いします

むしろ数字振り切り過ぎてて表示されなくなったのを、「嫌われてたんだ…」って思わせた方が…

>>49
ネタの先読みはだめなんよ
続き



穂乃果「(ことりちゃんはどうだろう)」カチッ



穂乃果>【南ことり 好感度300】


穂乃果「(海未ちゃんと同じかぁ。100以上は

『知らない方があなたの身のためです』

って書いてあるけど、どういう意味なんだろう)」


穂乃果「(まあ、数値は高いし、いいのかな?)」


穂乃果「」ムムム


海未「なぜ今日の穂乃果は眼鏡をしてるんでしょうか?」


ことり「なんでだろう。でも、似合ってるよね!」


海未「はい! とても似合ってます!」


ことり「眼鏡してる穂乃果ちゃんも可愛い!」


穂乃果「(海未ちゃんとことりちゃんは穂乃果の話題で盛り上がってるみたい)」



穂乃果「2人とも、なんの話してるのー?」


ことり「穂乃果ちゃんは眼鏡が似合うねって♪」


海未「まあ、いつものバカ面よりはマシです」


穂乃果「あ、バカ面ぁ!?」


海未「はい」


穂乃果「う、海未ちゃんだってトランプしてる時、アホ面になってるじゃん!」


海未「誰がアホ面ですか!」


ワーワーギャーギャー

ことり「………羨ましいな」ボソッ


海未「ことり、なにか言いましたか?」


ことり「ううん、なにも」


ことり「(私は穂乃果ちゃんと言い争ったりしたことないから。こうやって言い合える海未ちゃんが少し、羨ましいな)」



-放課後-

穂乃果「やっと授業終わったあぁぁ……」


海未「授業の半分は寝ていたじゃないですか」ハア


穂乃果「うぐっ、で、でも話は聞いてたもん!」


海未「寝ながら聞いていたのですか、それは凄いですね。是非、授業の内容を聞かせてくれませんか?」


穂乃果「うわーん! 海未ちゃんが虐めてくるよー!」ダキッ


ことり「よしよし」ポンポン


海未「また穂乃果はことりに甘えっ………」


海未「(私は、ああいう風に穂乃果に甘えられたこと、ありましたっけ……いや、ないですね)」


海未「(ことりが少し、羨ましいですね……)」


ことり「海未ちゃん、穂乃果ちゃんをあんまり虐めちゃダメだよ」


海未「はい、善処します」


ことり「それじゃあ、部活行こっか」



ガラッ

海未「こんにちは」


ことり「遅れましたー」バタン


にこ「やっと来たわね、2年生トリオ」


海未「一括りにするのはやめて下さい」


穂乃果「(えーと、皆いるね。1人ずつ見ていこう)」


にこ「皆集まったわね。それじゃあ、アイドル研究部の活動を始めるわよ!」


シーン

にこ「ちょっと、スルーしないでよ!」


絵里「皆、着替えて10分後屋上に集合ね」



凛「かよちーん、今日も練習頑張ろうにゃー!」


花陽「うん!」


にこ「あんた達ねぇ……!」


希「にこっちは外、出ないん?」


真姫「にこちゃん、とっとと行くわよ」


にこ「分かってるわよ!」バタン


ことり「にこちゃんは今日も元気だね」


穂乃果「うん」


海未「ほ、穂乃果」


穂乃果「な、なに」ツーン


海未「先程は、からかい過ぎました……ごめんなさい」



穂乃果「もう怒ってないよ」


海未「そ、そうですか! よかったです!」ダキッ


穂乃果「(でも罰として、もう1回好感度を見させてもらいまーす)」カチッ



穂乃果>【園田海未 好感度500】


穂乃果「(んん??)」


穂乃果「(200も上がってる……どうなってるの……?)」


海未「(穂乃果はやっぱり優しいです///)」ギューッ


ことり「(海未ちゃんずるい)」プクー


穂乃果「(深く考えるのはやめよう)」



穂乃果「希ちゃん!」


希「どうしたん、穂乃果ちゃん?」


穂乃果「一緒に準備体操しよう!」


ことり「!?」


海未「えっ……!?」


希「ええよ」


海未「(穂乃果が希を……珍しいですね)」


ことり「(め、珍しい組み合わせだ)」


海未「ことり、よかったら一緒にしましょう」


ことり「うん」


海未ことり「(気になる!)」



希「珍しいね、穂乃果ちゃんがウチを誘うなんて」


穂乃果「今日は希ちゃんとやりたいなって思ってたの。ダメだったかな?」


希「……穂乃果ちゃん、ウチにその手は効かんよ」


穂乃果「ええっ、なんのこと?」


希「(これを素でやってたら……穂乃果ちゃん、相当のたらしやん)」


穂乃果「(ごめんね、希ちゃん。見させてもらうよ。でも、本当に今日は希ちゃんとやるって決めてたんだよ)」


穂乃果「(それでは)」カチッ



穂乃果>【東條希 好感度170】


穂乃果「(お、思ったより高い!)」



穂乃果「希ちゃん!」


希「んー?」


穂乃果「これからもよろしくね!」ダキッ


希「!」


穂乃果「(の、希ちゃんに初めて抱きついたけど。な、なんか凄い!)」


穂乃果「(なんて言うんだろう……母性本能が凄い?)」


希「」ナデナデ


穂乃果「(ね、眠くなってきた……)」


穂乃果「スー…スー…」


希「お休み、穂乃果ちゃん」ナデナデ

続きは明日にでも



海未「ちょっと穂乃果! なぜ寝るんですか! まだ練習すら始めてませんのに!」


ことり「(穂乃果ちゃん、立ったまま寝ちゃった……)」


希「海未ちゃん、このまま寝かせてあげて」


海未「で、ですが!」


穂乃果「ムニャ…?ウミチャン スキ…」


海未「!? し、仕方ありませんね! 穂乃果はそのまま寝かせてあげてください///」プイッ


希「ふふ、ありがとう」


海未「希は……穂乃果と一緒にいてあげて下さい」


希「うん、分かった」


希「」ナデナデ


-練習後-

希「穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃん」ユサユサ


穂乃果「ムニャ…」


希「もう練習終わったよ」ユサユサ


絵里「なかなか起きないわね」


海未「穂乃果、起きて下さい」ペチペチ


穂乃果「………ムニャ…ふわあぁぁ…」


海未「やっと起きましたか」


穂乃果「あれ、もう朝……?」


海未「なに寝ぼけてるんですか。夜が始まったばかりですよ」



穂乃果「あれ、練習は!?」バッ


海未「もう終わりましたよ」ハア


穂乃果「えっ!?」


真姫「全く、何時間寝てるのよ」


穂乃果「ご、ごめんなさい。つい眠くなっちゃって」テヘ


希「穂乃果ちゃん」


穂乃果「! 希ちゃん! ごめん、迷惑かけて!」


希「全然気にしとらんよ」


海未「希に感謝して下さいね。希が寝かせてあげなければ、私が叩き起こすところでした」


穂乃果「海未ちゃん……」


海未「な、なんですかその目は。もともと穂乃果が眠るのがいけないんですよ!」


穂乃果「うん、それは分かってるけど……ありがとう、希ちゃん」


希「ううん、こちらこそありがとうな。とても良いものが見れたんよ」


穂乃果「良いもの?」




希「穂乃果ちゃんの可愛い寝顔が見れたんよ」






ガララー

穂乃果「ただいまー」


雪穂「お姉ちゃん、遅い !今何時だと思ってるの!?」


穂乃果「ごめんごめん、学校で居眠りしちゃって」


雪穂「まったく……もうご飯出来てるからね」


穂乃果「はーい」


穂乃果「(眼鏡って初めてかけると違和感があるって聞いたことあるけど、もう慣れちゃった)」


穂乃果「(さてさて、今日も雪ちゃんの好感度を見ちゃうぞー)」カチッ



穂乃果>【高坂雪穂 好感度93】


穂乃果「(じ、地味に上がってる)」


雪穂「お姉ちゃーん」


穂乃果「ん、なに?」



雪穂「ご飯食べないのー?」


穂乃果「食べるよー!」


雪穂「お姉ちゃん、まだその眼鏡してたの?」


穂乃果「うん」


雪穂「それ伊達眼鏡でしょ」


穂乃果「そうだけども、なんかよくて」


雪穂「………まあ、似合ってるからいいけど」ボソッ


穂乃果「なにか言った?」


雪穂「べべべ別に言ってないけど!」


穂乃果「(また雪穂怒ってる……)」



穂乃果「(あ、怒った直後に測るとどうなるんだろう)」カチッ



穂乃果>【高坂雪穂 好感度94】


穂乃果「(い、1だけ上がってる)」


穂乃果「(なんか、好感度見てると悪い感じがするなぁ)」


穂乃果「(まあ、全員分見たら使うのやめればいいよね)」


穂乃果「(今のところ1位は海未ちゃん、2位にことりちゃん。その下に希ちゃんかぁ……)」


穂乃果「(あれ、文字が出てきた)」



______________________


1000以上---キチ1歩手前
1500以上---手遅れ

______________________


穂乃果「(なんか追加されてるし……)」


穂乃果「(キチってなんだろう?)」


穂乃果「明日誰かに聞いてみよう。それよりもご飯ご飯~♪」


-次の日-

穂乃果「……………」



穂乃果「眠い、凄く眠い。なので2時間だけ寝よう……」


「そんなに寝たら学校に遅刻するで」


穂乃果「確かにそうかも……それじゃあ、1時間だけ。お休み、希ちゃん……ん?」


穂乃果「希ちゃん!?」バッ


希「おはよう、穂乃果ちゃん」


穂乃果「どうして希ちゃんがここに!?」


希「来ちゃった♪」


穂乃果「えええええええええぇっ!!?」




穂乃果「あの、え、え!?」


希「穂乃果ちゃん驚きすぎやで」


穂乃果「そりゃあ驚くよ!」


?希「なら成功やね。寝起きドッキリ大成功~」


雪穂「お姉ちゃん、希さんにお礼いいなよ」


穂乃果「雪穂!」


雪穂「お姉ちゃんが寝坊するから、希さんが起こしに来てくれたんだよ」


穂乃果「いや、穂乃果寝坊してないよ! 昨日は時計の電池が切れてただけだから!」


雪穂「まあ、そんなこといいから」


穂乃果「(か、華麗に流された!?)」



雪穂「それより時計見なよ。あんまり時間に余裕ないよ」


穂乃果「は、8時……昨日より早い!」


希「穂乃果ちゃん、はい」


穂乃果「ありがとう、希ちゃん」シュルシュル


ピンポーン

穂乃果「あ、海未ちゃんとことりちゃんだ!」


穂乃果「希ちゃん、行こ!」


希「うん!」


穂乃果「いってきまーす!!」バタン


雪穂「………私も学校行こ。亜里沙、まだかな」

続きは明日にでも、誤字脱字は脳内変換でお願いします
にこにー誕生日おめでとう



穂乃果「おはよう、海未ちゃんことりちゃん!」


海未「おはようございます」


ことり「おはよう、穂乃果ちゃん、希ちゃん」


希「おはようさん」


海未「穂乃果、1つ尋ねてもいいですか?」


穂乃果「うん、いいよ」


海未「なぜ希が穂乃果の家から出てきたのですか」


穂乃果「そ、それは……」


希「ウチが穂乃果ちゃんちに押しかけたんよ」


海未「なぜ朝に?」



希「どうしても穂乃果ちゃんの寝顔が見たくて」


穂乃果「!?」


海未「寝顔なら昨日、散々見たじゃないですか」


ことり「うんうん♪」


穂乃果「(皆に穂乃果の寝顔見られてたんだ……恥ずかしいなぁ)」


希「いや、ウチは依存してしまったんや」


海未「はい?」




希「穂乃果ちゃんの寝顔に!!」バンッ


穂乃果「(希ちゃーん、その誤魔化し方はどうかと思うよー)」


海未「確かに穂乃果の寝顔は魅力的です」



穂乃果「(んん??)」


海未「ですが依存してしまうとは……穂乃果、いけない子です」


ことり「あはは……」


穂乃果「(ブーメランで帰ってきたよー)」


穂乃果「(今日の海未ちゃんノリがいいね)」カチッ



穂乃果>【園田海未 好感度650】


穂乃果「――」


穂乃果「(また上がってる!)」


穂乃果「(ことりちゃんと希ちゃんは……)」カチッ



穂乃果>【南ことり 好感度350】

穂乃果>【東條希 好感度200】


穂乃果「(こっちも上がってる!)」



穂乃果「(いやいや、昨日今日で上がりすぎだよ!)」


穂乃果「(一体どうなってるの!?)」


穂乃果「(う~ん……)」


希「じゃあ、行こっか」ギュッ


海未「(さ、さりげなく穂乃果の手を握った!?)」


海未「コホン。穂乃果、行きますよ」ギュッ


ことり「両方取られちゃったぁ……」


穂乃果「あはは……」


穂乃果「(人に触れてる時間の方が多い気がしてきた。あ、希ちゃんと海未ちゃんの手、あったかい)」



ヒデコ「おはよー、穂乃果。朝から両手に花だね」


穂乃果「もう、そんなのじゃないからね」


希「ウチは穂乃果ちゃんのものやでー」


穂乃果「希ちゃん、嘘はよくないよ」


希「穂乃果ちゃんのいけず~」


ヒデコ「希先輩って愉快な人だったんだね……。それじゃあ教室で」


穂乃果「うん、また後で。希ちゃん」


希「なーに、穂乃果ちゃん?」


穂乃果「………ううん、やっぱりなんでもない」


穂乃果「(なんかやりづらい)」





絵里「希が変?」


穂乃果「うん」


絵里「そうかしら、いつも通りの希だったわよ」


穂乃果「なんて言うんだろう……言葉で説明できない感じ……」


絵里「どういう感じよ……」


ガチャ

希「あ、えりち、ここにいたん」


絵里「希!」


希「あれ、穂乃果ちゃんもいるやん!」


穂乃果「うん」



希「2人とも、なんの話してたん?」


穂乃果「次のライブについ――」


絵里「希についてよ」


穂乃果「(絵里ちゃーん!?)」


絵里「(穂乃果、ここは私に任せなさい!)」フッ


穂乃果「(その顔なに!?)」


希「ほー、ウチについて話してたんだ。因みにどんなこと?」


穂乃果「(絵里ちゃん、ホントに大丈夫なのかな)」


絵里「穂乃果が希と、もっと仲良くなりたいって相談してきたのよ」


穂乃果「(………希ちゃんと、もっと仲良くなりたいのはホントだけど。でも、もう少し違う返しみつからなかったのかなぁ……)」



穂乃果「(少し恥ずかしい……)」


希「そ、そうなん、穂乃果ちゃん?」


穂乃果「えっ、うん……」


希「嬉しい」ダキッ


穂乃果「!」


希「ウチも、もっと穂乃果ちゃんと仲良くなりたかったんよ……!」ギューッ


絵里「こ、コホン。希、そろそろ授業の時間になるわ」


希「!」バッ


絵里「それじゃあ穂乃果、放課後ね」


希「また後でな、穂乃果ちゃん!」バタン


穂乃果「うーん……どうなってることやら」



-昼-

穂乃果「私、購買でパン買ってくるねー」


海未「着いていきましょうか?」


穂乃果「ううん、1人で大丈夫だよ。すぐ帰ってくるね」




凛「あ、穂乃果ちゃんだー!」


穂乃果「凛ちゃん!」


凛「穂乃果ちゃんどこに行くの?」


穂乃果「購買だよ」


凛「凛も行こうとしてたところだにゃ」


穂乃果「そうなの、じゃあ一緒に行こっか」


凛「うん!」

続きは明日にでも
好きなSSが完結して嬉しいやら寂しいやら

続き期待
完結したssとは西木野博士のかな



-購買-

穂乃果「今日はなに買おうかなーっと」


凛「凛はおにぎりとメロンパン買うにゃ」


穂乃果「すみませーん、ランチパック下さーい」




穂乃果「パン4個も買っちゃった。海未ちゃん怒るかなー」


凛「穂乃果ちゃん!」


穂乃果「なに、凛ちゃん?」


凛「お願いがあるんだけど……」


穂乃果「??」



-放課後-

海未「穂乃果、帰りましょう」


ことり「久しぶりのオフだね~。どこかよっていかない?」


穂乃果「ごめんね、私はパス! じゃあね!」


海未「ほ、穂乃果!」


ガラッ

希「穂乃果ちゃーん……あれ、穂乃果ちゃんいないやん」


絵里「えっ、穂乃果いないの?」


海未「今日は用事があるみたいで……」




穂乃果「お邪魔しまーす!」


穂乃果「(私は今、凛ちゃんの家に来ています)」


凛「いらっしゃい、穂乃果ちゃん!」


穂乃果「(凛ちゃんのお父さんお母さんは今日、家に帰らないそうです)」


穂乃果「(1人だと寂しいらしいので、私は凛ちゃんちにお泊りに来ました)」


穂乃果「」キョロキョロ


凛「どうしたの、穂乃果ちゃん?」



穂乃果「ううん、凛ちゃんの家に来るのって初めてだから、つい」


凛「凛の部屋はこっちだよ」


穂乃果「はーい」


穂乃果「凛ちゃん、これ」スッ


凛「お饅頭……?」


穂乃果「今度穂むらで売ることになった新作なの。よかったら凛ちゃんに食べて欲しいな」


凛「ありがとー、穂乃果ちゃん!」ダキッ


穂乃果「喜んでくれてよかった」

凛「凛は穂むらのお饅頭大好きだにゃ!」




穂乃果「ここが凛ちゃんのお部屋かあ……」


凛「ジロジロ見ないでほしいにゃ……」


穂乃果「凛ちゃんらしくていいお部屋だね!」


凛「凛らしい……?」


穂乃果「うん! 凛ちゃんらしくていいお部屋!」


凛「て、照れるよ」テレテレ


穂乃果「私は嬉しいの」


凛「?」


穂乃果「前まで凛ちゃんってほとんどスカート履いてなかったでしょ。でも最近履くようになった」



凛「もしかして凛のスカート姿、似合ってなかった……」


穂乃果「ううん、逆だよ逆」




穂乃果「凛ちゃんはスカートの似合う、可愛い女の子ってこと!」


凛「ほ、穂乃果ちゃん」///


穂乃果「だから! これからはズボン禁止!」


凛「でも凛、スカート2枚しか持って……」


穂乃果「じゃあ、明日買いに行こう!」


凛「明日?」


穂乃果「うん、ちょうど学校休みだしね」



穂乃果「凛ちゃん! これ着てみて!」


凛「白いワンピース……凛には似合わないよ……」


穂乃果「いやいや、似合う! 絶対に似合うから!」


凛「その自身はどこから出てくるの……?」


穂乃果「なんとなく!」


凛「なんとなくって……」


穂乃果「まあ、1回着てみてよ!」


凛「う、うん……1回だけだよ」


穂乃果「うん!」

続きは明日にでも
>>135癒しでふ



「穂乃果は最近、ずっと眼鏡をしてますよね」


「うん」


「でも似合ってるからいいやん」


「そうね、でも練習中には外してもらいたいわね。もし転びでもしたら……」


「幸い、穂乃果が眼鏡をかけ始めてまだ練習はないので明日、言っておきましょう」




穂乃果「この声……ううん、まさかね」


「あれ、穂乃果じゃないですか!」


穂乃果「ん?」クルッ


ことり「ホノカチャン!」


絵里「やっほー」


穂乃果「――」



希「穂乃果ちゃん、どうしてここに?」


穂乃果「そ、それは……」


絵里「もしかして服を買いに来たのかしら」


穂乃果「う、うん。一応」


ことり「それならことりが穂乃果ちゃんの服、選んであげるね!」ズイッ


希「お、ことりちゃんならいい服見繕ってくれそうやん」


穂乃果「いや、今日は遠慮しておくよ」


海未「穂乃果、このワンピースを来てみて下さい!」


穂乃果「(それ2分前凛ちゃんに渡したのと同じだよ)」


「穂乃果ちゃーん、着れたよー」



凛「どうかな、穂乃果ちゃん。似合ってるかな……」モジモジ





希「凛……ちゃん?」


海未「………」


ことり「えっとぉ……」


絵里「ハ、ハラショー…」


凛「………え」


穂乃果「凛ちゃん、これに事情があって、ね」アセアセ


凛「///」カア





穂乃果「凛ちゃん、ごめんね」


凛「」ムス


穂乃果「その、海未ちゃんたちと会ったのは偶然でね」


海未「そ、そうなんです」


ことり「た、たまたまだから……」


穂乃果「べ、別に凛ちゃんのワンピース姿を皆に見てもらおうとか、そんなのじゃないからね!」


凛「………ホントに?」


穂乃果「うんうん! それに今日は凛ちゃんと……で、デート! 凛ちゃんとのデートだからね!」


穂乃果「(流石にキツイ言い訳かな。いや、嘘じゃないけどね)」

49

凛「穂乃果ちゃんとデート……」///


穂乃果「(あれ)」


凛「こ、今回は許してあげる」プイッ


穂乃果「(うん、凛ちゃんが天使でよかったよ)」


穂乃果「(あれ、凛ちゃんの好感度って見たっけ?)」


穂乃果「(では少し見させてもらいます)」カチッ



穂乃果>【星空凛 好感度220】


穂乃果「(ん?)」


穂乃果「(た、高い)」

明日は休憩、続きは明後日にでも



凛「穂乃果ちゃん!」


穂乃果「なに?」


凛「手、繋ごう」スッ


穂乃果「うん」ギュッ


凛「!」///


穂乃果「(結局、凛ちゃんのスカート買えなかったなー。凛ちゃんにはもっとオシャレしてほしいな)」


海未「穂乃果と凛……姉妹みたいですね」


絵里「ええ、仲がいい姉妹みたい」


ことり「穂乃果ちゃんたち行っちゃうけど……どうする?」


希「ウチらはもうちょっと服見ていこ」


海未「そうですね、穂乃果に似合いそうな服でも探しましょう」


ことり「うん!」


凛「ただいまー……って誰もいないんだった……」


穂乃果「凛ちゃん」


凛「?」


穂乃果「おかえりなさい!」


凛「! ただいま!」


凛「穂乃果ちゃん、おかえり!」


穂乃果「ただいまー!」


凛「えへへ」


穂乃果「うん、やっぱり『おかえり』って言われると嬉しいね!」


凛「うん!」


穂乃果「よし、そろそろ夜ご飯作ろっか」


凛「凛はあんまり料理出来ないや……」


穂乃果「穂乃果も少ししか……」


凛「………」


穂乃果「………」


穂乃果「まっ、なんとかなるよね!」


凛「うんうん!」


穂乃果「冷蔵庫の中見るよ? ん~玉ねぎに人参、牛肉にサツマイモ……」ガサゴソ


凛「この食材だけでなにか作れるかな?」


穂乃果「そうだねぇ……」


凛「あ! カレーなんてどう?」


穂乃果「カレー……うん、いいね!」


凛「そうと決まれば……サツマイモって、ジャガイモの代わりになるのかな……?」


穂乃果「………うん、なるよ!」


穂乃果「(なるよね……?)」


凛「料理開始だにゃ!」


穂乃果「おー!」


凛「まずは玉ねぎの皮をむいてっと……」


穂乃果「ジャガイモの皮をむいて、水につけて……」





穂乃果「無事完成したけど……」


凛「カレーの色って茶色だよね、でも……」


穂乃果「黄色いね」


凛「………でも食べれるよね?」


穂乃果「うん! 黄色のカレー見たことあるもん!」


凛「そうだよね! それじゃあ、いただきます!」パクッ


穂乃果「………お味は?」


凛「おいしい! おいしいよ!」モグモグ


穂乃果「本当に!? 穂乃果も!」パクッ


穂乃果「うん! おいしい!」モグモグ


穂乃果凛「いえ~い!」パチン


穂乃果「凛ちゃん、あーん」スッ


凛「!? いや、それは……」


穂乃果「あーんっ」


凛「あ、あーん///」パクッ


穂乃果「おいしい?」


凛「うん、おいしいよ」///


凛「穂乃果ちゃんにも、あーん」スッ


穂乃果「あーんむっ。おいしい!」モグモグ


凛「ホント!?」


穂乃果「(あーんしてもらった方がおいしく感じるこの現象はなんだ)」




穂乃果「もう10時かぁ」


凛「」ウトウト


穂乃果「凛ちゃん、眠い?」


凛「! そんなことないよ!」ゴシゴシ


穂乃果「穂乃果はそろそろ……もう寝ない?」


凛「うん」


凛「(穂乃果ちゃん……凛のために)」


穂乃果「穂乃果は床で寝るね」


凛「え!? なんで!」


凛「一緒に凛のベッドで寝よ!」


穂乃果「で、でもそれだと狭くなっちゃうよ」


凛「いいのいいの、そんなこと! それとも、凛と一緒に寝るの、嫌……?」


穂乃果「! ううん、そんなことないよ!」


凛「じゃあ一緒に寝よっ!」


穂乃果「うん」


穂乃果「お言葉に甘えてお邪魔させてもらいます」モゾモゾ


穂乃果「凛ちゃん、穂乃果はベッドの上だと凄いんだよ」


凛「?」


穂乃果「私をベッドに招き入れたことこと、後悔しないでね?」ギュッ


凛「!」


穂乃果「凛ちゃんあったか~い」スリスリ


凛「ほ、穂乃果ちゃん」///


穂乃果「今更出ていけって言われても遅いからね~」ギューッ


穂乃果「(やっぱりなにかを抱いて寝た方が気持ちいい。今日もいい夢見れそう)」


穂乃果「(ふわぁぁ…急に眠く……)」


穂乃果「………スー…スー」


凛「寝るのはやっ!」


凛「………」


凛「おやすみ、穂乃果ちゃん」ギュッ


チュンチュン

穂乃果「………あれ、もう朝…?」


凛「スースー…」


穂乃果「凛ちゃん」ナデナデ


穂乃果「今日の練習もがんばろー」


穂乃果「………今日でお泊り、終わりか」ボソッ


凛「………穂乃果ちゃん?」


穂乃果「! 起こしちゃった?」


凛「ううん、たまたま起きただけだよ」


穂乃果「そっか」


穂乃果「準備おっけーっと」


凛「行こ、穂乃果ちゃん」


穂乃果「うん。と、その前に……」


穂乃果「いってきまーす!!」


凛「! いってきまーす!!」


穂乃果「行こ」スッ


凛「うん!」ギュッ


穂乃果「(またお泊りしたいな、今度はみんなで)」


穂乃果「(でも、凛ちゃんと2人きりでももう1回)」


穂乃果「おはよー!」


海未「おはようございます」


絵里「おはよう、いつも以上に元気ね」


穂乃果「うん!」


希「あれ、凛ちゃんと手繋いで来たん? 羨ましいな~」


絵里「それはどっちに行ってるのかしら?」


希「さあ、どうでしょう」


海未「2日間練習がなかったので、今日はビシバシやりますよ!」


穂乃果「あはは、お手柔らかにね」

休憩とかいいつつ投稿、明日こそ休憩

まだかな~

>>178今日終わる予定
ほのキチ注意


海未「穂乃果! ワンテンポ遅れてます!」


穂乃果「は、はい!」


海未「凛! 動きが大き過ぎます!」


凛「う、うん!」


海未「にこ! 一々アピらないで下さい!」


にこ「アピってないわよ!」


海未「花陽! 遅れてます!」


花陽「はいぃ……!」


海未「ん? もうこんな時間ですか……少しの間、休憩にします!」


穂乃果「はぁ~……疲れた~……」


穂乃果「あ、汗がなかなか止まらないよ……」


花陽「今日の海未ちゃんはいつも以上に厳しいね……」ハアハア


穂乃果「うん、そうだね……」


真姫「はい、これ」


穂乃果「真姫ちゃん……! ありがとう!」ゴクッゴクッ


真姫「べ、別に」プイッ


穂乃果「ああ~生きかえる~」


真姫「まったく、この程度で疲れてるんじゃないわよ」


穂乃果「2日ぶりの練習だからさ」エヘヘ


海未「休憩終わりです! 練習再開です!」


穂乃果「もう終わり……!?」


海未「2日間練習していなかったので当然です!」


穂乃果「えぇ~そんなぁ~」


絵里「海未、流石に厳しすぎなんじゃ……」


真姫「そうよ、もう昼も近いし、先に昼食取った方がいいんじゃない?」


海未「むぅ……仕方ないですね、お昼にしますか」


穂乃果「ありがとー! 海未ちゃん!」ダキッ


海未「今回だけ特別ですっ!」


希「あれ、その言葉聞くの何回目やろうな~」


海未「の、希!」


花陽「海未ちゃんは穂乃果ちゃんののこと、大好きだもんね」


海未「は、花陽まで!」


真姫「で、実際のところは?」


海未「そ、それは……」チラッ


穂乃果「?」


海未「うぅ……」///


絵里「穂乃果は海未のこと好き?」


穂乃果「穂乃果は海未ちゃんのこと大好きだよ!」ニコ


海未「」カアア


穂乃果「もちろんμ'sのみんなも好きだよ!」


ことり「私も穂乃果ちゃんのこと大好きだよ!」ダキッ


凛「凛も!」ダキッ


希「」ソワソワ


絵里「希、あなたも行ってきたら?」


希「う、ウチはそういうキャラじゃないし」


希「え、えりちこそ行きたいんじゃないん?」


絵里「わ、私もそういうキャラじゃないから」


希「…………」


絵里「………年上って、辛いわね」


希「そうやね……」


海未「コホン。いつまでそうやっているのですか」グイッ


穂乃果「うわっ」


海未「お昼の時間がなくなってしまいますよ」


穂乃果「はーい」


穂乃果「あれ、真姫ちゃん。お弁当は?」


真姫「え? ………最近、断食してるのよ」


花陽「ええっ!? 真姫ちゃんダイエットしてるノ゙ォ゙!?」


真姫「そ、そうよ!」


絵里「それ以上細くなる必要ないと思うんだけど……」


にこ「ただ単にお弁当忘れただけでしょ」


凛「なんだ」


花陽「真姫ちゃんお弁当忘れちゃったんだ」


真姫「な、なによ! 忘れることくらい誰でもあるでしょ!」


穂乃果「じゃあ真姫ちゃんにお弁当分けてあげるね」


穂乃果「はい、あーん」


真姫「ヴェェェエ!? で、でも……」


穂乃果「はやく、はやくっ」


真姫「あ、あーん///」パクッ


凛「………」


花陽「……凛ちゃん、どうかしたの?」


凛「な、なんでもないよ」


凛「(なんだろう……この気持ち)」


真姫「も、もういいから!」


穂乃果「いいや、もっと食べてもっと食べて!」


海未「穂乃果、好き嫌いはよくありませんよ」


穂乃果「え!?」


海未「あなた、真姫に自分の嫌いな物を食べさせてるだけじゃないですか」


ことり「あはは……」


穂乃果「もしかしてばれてた?」


海未「当たり前です」


真姫「だから野菜ばかり食べさせてたのね……!」


穂乃果「ごめんごめんっ」


絵里「最近、あーんって流行ってるのかしら」


希「どうやろうね」


絵里「穂乃果にしてもらったら?」


希「そんなん恥ずかしくて無理やわ」






海未「今日の練習はここまでです!」


穂乃果「ひゃ~終わった~……」グテー


海未「明日は朝練があるので遅れてのないように! では終わります!」



穂乃果「真姫ちゃ~ん、マック行こー」


真姫「わ、私?」


穂乃果「うん!」


真姫「ま、まあ家に帰っても暇だし、いいわよ」


穂乃果「さっすが真姫ちゃん!」


凛「凛とかよちんも行っていい?」


穂乃果「うん! もちろん!」


絵里「私たちも行っていいかしら」


穂乃果「うん!」


絵里「私は生徒会室に忘れ物しちゃったから、先に行ってて」


希「一緒に行こっか?」


絵里「すぐ終わるから希も先にいいわよ」


穂乃果「じゃあ席取っておくね!」


絵里「ええ、頼んだわよ」バタン


絵里「………」


絵里「さて、生徒会室に……」


絵里「あれ、これは……」ヒョイッ


絵里「穂乃果の眼鏡……」


絵里「」キョロキョロ


絵里「す、少しだけ……」スチャッ


絵里「あら、これ……伊達眼鏡じゃない」


絵里「穂乃果はどうして伊達眼鏡を……」


ガラー
イラッシャイマセー

絵里「穂乃果たちは……」


穂乃果「絵里ちゃーん! こっちこっちー!」


絵里「穂乃果、声が大きいわよ。手振ってくれればすぐ気づくから」


穂乃果「あはは、ごめん」


絵里「はい、これ」スッ


穂乃果「あ! 穂乃果の眼鏡! 今かけてるのは……ってかけてなかった。ありがとう」


絵里「いーえ、次からは忘れちゃダメよ」


穂乃果「はーい」


絵里「か、かかかかけてないわよっ」


穂乃果「怪しい……」ジーッ


絵里「(ポーカーフェースポーカーフェース)」ダラダラ


穂乃果「それならいいけど」ホッ


絵里「(ふぅ……なんとか誤魔化せた)」


穂乃果「(よかったよかった、この眼鏡の秘密を知られなくて)」


穂乃果「(もし知られたら……)」


穂乃果「(考えるのやめよ)」




穂乃果「今日も1日疲れたぁ……」ドサッ


穂乃果「ぁー……明日から学校だー……」


穂乃果「あと好感度を見てないのは絵里ちゃんと真姫ちゃん、にこちゃんに花陽ちゃんかぁ」


穂乃果「うーん、そろそろ使うのやめようかな」


穂乃果「人の好感度見るのってなんか、悪いことしてるみたいだし」


穂乃果「明日の朝練で全員分見て、終わりにしよう」


穂乃果「もう寝よ……」カチッ





雪穂「お姉ちゃーん、入るよー」ガチャッ


雪穂「あれ、お姉ちゃん寝てる……まだ9時なのに」


雪穂「お姉ちゃん眼鏡しながら寝てる……もし割れでもしたら」


雪穂「取っておくよ」


雪穂「眼鏡ケースはっと……」


雪穂「? この折りたたんである紙は……」ペラッ


雪穂「なになに、『好感度数値化眼鏡』」


雪穂「嘘っぽい商品、お姉ちゃんはこんな物買って……」


雪穂「ホントに数値化出来るの?」スチャッ


雪穂「全然数値化してないし……これ押せばいいのかな」カチッ



雪穂>【高坂穂乃果 好感度100】


雪穂「好感度100ってことは……」





大好き




雪穂「///」


雪穂「ほ、本物だー!」


穂乃果「ユキホ…?」


雪穂「!?」


穂乃果「」zzz


雪穂「セーフ」ホッ


雪穂「この眼鏡をしてた時、お姉ちゃんに好感度を見られてた?」


雪穂「は、恥ずかしい……」///


雪穂「お姉ちゃんには少し、お仕置きが必要だね」


雪穂「………」ピッピ


雪穂「もしもし、海未さんですか――」


-次の日-

穂乃果「行ってきまーす」


雪穂「お姉ちゃん!」


穂乃果「なぁに?」


雪穂「グッドラック」ピシッ


穂乃果「? 変な雪穂……」ガラッ


海未「おはようございます、穂乃果!!」


穂乃果「おはよう、今日の海未ちゃんテンション高いね」


海未「それはそうですよ! 朝から穂乃果の顔が見られるんですから!」


穂乃果「……どうしたの海未ちゃん? ホントに海未ちゃん?」


海未「なっ、正真正銘園田海未ですよ!」


海未「これでは学校に行きましょう!」ガシッ


穂乃果「うん……」


穂乃果「ねぇ、海未ちゃん」


海未「なんでしょう?」ニコニコ


穂乃果「どうして穂乃果と海未ちゃんは恋人つなぎしてるのかな」


海未「それはあなたが私の嫁だからです!」


穂乃果「………」


穂乃果「(おかしい、この海未ちゃんおかしい)」


-学校-

穂乃果「おはよー」


絵里「穂乃果!」ダキッ


ことり「ホノカチャン!」ダキッ


希「穂乃果ちゃん!」ダキッ


穂乃果「わっ」


絵里「今日の穂乃果もいい香りだわ」スリスリ


ことり「穂乃果ちゃんの匂い……」///


凛「絵里ちゃん、独り占めはいけないにゃあ!」


花陽「そうだよ! みんなの穂乃果ちゃんだよ!」


穂乃果「(ん?? どうなってるの??)」


真姫「ちょっと! 私の恋人になにしてるの!」


にこ「はあっ!? なに言ってるのよ! 穂乃果はにこのものだから!」


真姫「寝言は寝て言いなさい!」


ことり「穂乃果ちゃんはことりのだよ♪」


絵里「いーや、私のもの」


凛「凛の!!」


花陽「わたしのだよ!」


希「みんな、嘘ばかり言ってるとワシワシするよ」


穂乃果「待って、今日のみんなおかしいよ……」カチッ


穂乃果>


【矢澤にこ 好感度1600】

【小泉花陽 好感度1620】

【西木野真姫 好感度1700】

【星空凛 好感度1900】

【東條希 好感度2200】

【絢瀬絵里 好感度2300】

【南ことり 好感度3500】


キチ---常軌を逸した変な人

○○キチ---○○に依存してしまうこと、手を離すことは2度とあり得ない
○○のためなら犯罪でも起こす



穂乃果「あ、ああ……」ガタガタ


穂乃果「いやああああああああ!!」


ことり「ホノカチャン!」


絵里「待ちなさい!!」


バタン ガチャ

穂乃果「はぁ…はぁ……」


穂乃果「部室まで来れば……」ドンドンドン


穂乃果「ひっ」


ホノカー ココヲアケナサイ!
ホノカチャアアアン♪


穂乃果「おかしい…今日のみんなおかしいよ!!」


穂乃果「あれ、急に静かに……」


「穂乃果?」


穂乃果「ひっ、う、海未ちゃん」


海未「どうかしたのですか?」


穂乃果「いや! 来ないで!」


海未「? 一体なにが……?」


穂乃果「今日のみんなはおかしい! 海未ちゃんもおかしいよ!」


穂乃果「い、いきなり……か、嫁、とか言ったり」///


海未「はぁ? なに言ってるんですか?」


海未「そんなこと、私は言ってませんよ」


穂乃果「朝言ってたじゃん!」


海未「そんなこと言った覚えは……それは穂乃果の夢だったりしないんですか」


穂乃果「ゆ、夢?」


海未「はい。夢ですよ、夢」


穂乃果「………海未ちゃんはいきなり穂乃果のこと、嫁とか言ったりしないもんね」


海未「当たり前です」


穂乃果「な、なんだ……夢か。ははは……」


海未「穂乃果、私を信じて下さい」


穂乃果「うん………信じるよ」


海未「」スッ




カチッ





海未「どうですか、私の数値は?」


穂乃果「えっ!? どうして海未ちゃんが――」


海未「いいから見て下さい」


穂乃果>【園田海未 好感度--------】


穂乃果「えっと……数値が出ない?」


海未「よーく、見て下さい」


穂乃果「う、うん」カチッ


穂乃果>【園田海未 好感度


99999999999999999999】


穂乃果「お、おかしい……おかしいおかしいおかしい」


海未「穂乃果は私のもの……穂乃果は私のもの……」ボソボソ


穂乃果「う、海未ちゃん」


海未「なんですか、穂乃果?」ニッコリ


穂乃果「この眼鏡壊れてるよ……そもそもどうして海未ちゃんがこの眼鏡のこと」


海未「穂乃果」ズイッ


海未「この眼鏡は壊れてませんよ」


穂乃果「そんなことない……! 絶対に壊れてるよ!」カチッ


穂乃果>【園田海未 好感度--------ピキッ


穂乃果「め、眼鏡にひびが……!」


海未「穂乃果は私のものです♪」


海未「ほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのかほのか」


穂乃果「いいいやあああああああああああああああああああああ!!!」



































海未「反省していますか?」


穂乃果「はい……」


海未「反省していますか!!?」


穂乃果「は、はい!」ブルブル


ことり「ちょっと海未ちゃん、穂乃果ちゃんが怯えてるよ」


絵里「流石にやりすぎたんじゃないかしら……」


海未「いいえ、これは罰です」


海未「穂乃果、なぜ私たちの好感度を見ようと思ったんですか?」


穂乃果「そ、それは……」


穂乃果「みんなが私のこと、どう思ってるのか、知りたかった……」


穂乃果「好感度が低ければ、私のこと信用してないとか、嫌いとか。色々分かるじゃん……」


穂乃果「だから……」


海未「はあ……穂乃果に1つ言っておきます」


海未「あなたに不満を抱くものは……μ'sにはいません!!」


海未「あなたのことが嫌いならμ'sなんて入ってません! 一緒に歌ったりしてません!」


海未「みんな、学校を守りたくて……歌うのが好きで……穂乃果のことが大好きだから! μ'sにいるんですよ!」


穂乃果「海未ちゃん……」ジワッ


海未「まったく……そんなもの使わなくても答えは出ていますのに、穂乃果はホント、バカですね」


穂乃果「ホント……私はバカだ」


穂乃果「ものなんかで好感度を見て……」


海未「みんなが穂乃果に言いたいことがあるみたいですよ」


穂乃果「えっ」


絵里「私たちはね」


ことり「穂乃果ちゃんのことを」


凛「信用してるし」


花陽「不満なんかもない」


真姫「それどころか」


希「みんな穂乃果ちゃんのことが」


海未「大好きですから」


にこ「ちょっと! にこのセリフは!?」


穂乃果「みんな……」























穂乃果「私もみんなのこと――――大好きだよ!!」

終わり、お疲れ様でした

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月30日 (水) 13:10:01   ID: T74TURyK

やっぱり、ほのりんは癒されるね♪

2 :  SS好きの774さん   2015年01月24日 (土) 16:54:11   ID: guvCVEeW

good

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