黒子「U-17テニス代表候補とのとの合同練習?」 (309)

黒子「…ですか?」

リコ「そうよ。ウィンターカップ決勝を見てた高体連の偉い人たちがきめちゃったみたい。」

日向「優勝したうちは全員として他の学校からも代表が選出されての合同練習ってことみたいだな。」

火神「でもテニス部とバスケ部で合同練習とか何するんだよ…デスカ?」

リコ「それがよくわからないんだけど…『彼らなら対等に戦えるのでは…』とか言ってたらしいわ。」

小金井「なんだかわからないけど楽しみだね水戸部」

火神「まぁでもこっちの代表ってことはアイツラは間違いなくいるだろうし…」

黒子「燃えますね」

火神「だな!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405900141

時系列はズレますがテニスの王子様×黒子のバスケです。
テニスは新テニ平等院対徳川戦後
黒子はウィンターカップ終了後、誠凛優勝したってことで

時期的に秋と冬でズレてますがスルーしてください

どう料理するのか
期待

跡部「あーん?バスケ部の連中がここにくるだと?」

幸村「あぁ。どうやら特別メニューとして急遽決まったらしい。」

白石「テニスの合宿にバスケ部とか何すんねん」

不二「確かバスケ部にはキセキの世代って子達がいるんじゃなかったかな?」

橘「そうだ。俺たちの一つ上の学年のやつらだが相当な実力らしい」

真田「ふん!どんな奴らだろうと関係ないわ。真っ向から叩き潰すまで!」

白石「練習なんやしそこまでしなくてもええんやないかな真田クン…」

齋藤「はいー、それではこれよりU-17テニス代表候補と高等学校バスケ部代表選手による合同練習会を始めます。」

柘植「まずはサーキット練習から始める。12~16コートに集合しろ!」

緑間「まったく。気の抜けたコーチに暑苦しいコーチ…面倒なのだよ」

高尾「ま、まぁまぁ真ちゃん落ち着いて」

黄瀬「そーっすよ緑間っち!せっかく皆で集まれたんすから楽しまないとソンっすよ!」

笠松「テメーはむしろ大人しくしてろ!うちがバカみてーじゃねぇか!」

紫原「そうだよ黄瀬ちん。うちのゴリラ達なんか選ばれなかったんだから皆じゃないし」

氷室「ははは…」

赤司「洛山からもスタメンの5人以外は選ばれなかった。みんな、よろしく頼むよ」

黛「(むしろなんで俺まで選ばれちゃったんでしょーね。まぁいいけどな)」

すまん、急用ができた
今日中に戻れたら戻ります
最初の10レスくらいは面子紹介になると思うのでグダりますがよろしく

おk、期待してる

テニプリは中学生を高校生 高校生を大学生として見ると違和感内な

新しい国が生まれそう

赤司キングダムwwwww

>>8
お前の周りの大学生は空間削りとるのかよ…

黒子「 幻影のシュート! 」

桃城「ダンクスマッシュ!」

もうわかんねぇなコレ

黒子勢が行ったところでテニヌには歯がたたんだろ

赤はべ
青はあくつ
黄はかばじ
紫は石田兄
火は桃城
あたりに完封されそう
緑だけが希望だわ

ID変わってるかもだけど>>1です
多分翌朝から書けると思う。
なんか期待されてて申し訳ないが初なんでほんとダメなもの見る目で見てください

もうこれ黒子側もインフレするしか勝ち目ないだろ。黒子がリアルに消えるとか緑間のロブが重力加速でクレーター作るレベルになるとか

ー練習中12番コートー

青峰「なんだよ。てっきりテニスでもすんのかと思ったら意外に普通じゃねーか」

火神「普通は普通なんだけどよ…」

土田「おい黒子!こんなときまで吐くなー!せめて端で!!バケツーー!」

黄瀬「なーんか、懐かしいっスよねこれ」

真田「まったく。バスケ部たるんどる!」

跡部「とかいいながらテメーも息あがってんじゃねーか、真田よ」

木手「このメンバーは、色々辛いですね」

丸井「まぁまぁ。キテレツ!楽しくやろーぜ。ガムやるからよ。かわいいジャッカルが」

ジャッカル「!?」

ー同じく12番コートー

遠山「鬼さんこちらー手のなる方へー」

鬼「金太郎!真面目にやらねーか!!」

千歳「金ちゃんもすっかりいつも通りたいね」

大石「越前が帰ってからは元気がなかったからね。気分転換になればいいけど…」

菊丸「おちびー……あーあー!手塚もいなくなっちゃうしさー。つまんないにゃー」

小金井「にゃー!」

水戸部「」フリフリ

小金井「真似してみただけだよもう!」

ー13番コートー

紫原「ねぇ、邪魔なんだけど?」

阿久津「アァ?俺に指図すんじゃねぇ」

壇「あー!!まいう棒めんたいチーズ味です!」

裏山「うらやましいでヤンスー!」

カツオ「お、おいやめろって二人とも!」

紫原「……あとで一緒に食べるー?」

阿久津「チッ」

大曲「やめろし…ここ保育所じゃねーし」

種子島「俺もあとでもーらおっと!」

君島「それでは交渉は私から……い、いえ、なんでもないですよ。欲しい訳じゃないんですから」

平等院「……」

デューク「バスケ部も中々に良いメンバーですなぁ。お頭。」

ーー

南「ハァハァ…」

門脇「このメニューを喋りながら普通にやれるようになるとはスーパーテニスもビックリじゃい」

坂田「HAHAHAHAHA…」

謙也「浪速のスピードスターの方が速いっちゅー話や!」

葉山「スピードだったら負けないもんね!」

宮地「牽くぞテメーら!」

神尾「リズムをあげるぜ!」

宍戸「はぁ…激ダサだぜ」

ー14番コートー

伊月「…にしても、てっきり高校生同士になるのかと思ってたんだけど…」

桃城「ほんとはもっと高校生もいたんですけどね」

伊武「まぁ崖のコートにはいるけどね。俺の方が強いけど」

黛「崖のコートってなんだよ……普通の合宿じゃねーのかよ。」

実渕「あら、いいじゃない崖のコート。たくましいんじゃない?」

日向「そういうの?やめてくれよマジで!」



根布谷「マッスルパワー!!……ゲフーーーーーー」

河村「エクセレーント!!!バーーーニーーーーング!!」

田仁志「かってんぐぁぁーーー!!!」

木吉「え、……バ、バイスクロー!!」

石田銀「(ボケれん……)」

ー15番コートー

氷室「無我の境地ってどういうものなんだい?」

千歳「一種の集中状態たい。頭が反応するよりも先に体が動くような経験があるならそれに近いもんばい。」

不二「天衣無縫の極み……ゾクゾクするね」

裕太「兄貴!かっこいいぜ!」

観月「裕太くん、それは流石にどうかと思いますよ……」

若松「……ゾーンとは違うのか?」

幸村「似てはいるけれどゾーンとはまた別の集中だね。ゾーンも何度か経験はあるけどゾーンの方は雑念が消えてよりクリアに考えて行動することが出来る上にパフォーマンスが上がるマニュアル的な面があるけれど、無我の境地は状況に応じて最適な行動を取ろうとするオートマチックなところがあるかな。もちろんどちらも制御はできるけどね。」

花宮「ハッ。どっちにしろ出来るのは選ばれしもの~とか言うんだろアホくさい。」

今吉「自分が出来んからって拗ねとんのか。かわいいやっちゃ」

天根「無我の境地……だめだ、思い付かない」

黒羽「うるせーぞダビデ!」

花宮「ウゼェ……」

ー16番コートー

緑間「よく考えられたメニューなのだよ。」

赤司「そうだな。帝光中のメニューや洛山のメニューと比べてももしかしたら効率が良いかもしれない。」

乾「あらゆるジャンルのスペシャリストのサポートもある合宿場ですからね。最高の練習は出来ますよ。なぁ、蓮二」

柳「あぁ。データを重視する我々からしても文句のつけようの無い練習だ。」

三津谷「とは言ってもバスケ部のみんなとの交流のためなのか、いつもより楽な上に私語も黙認されてはいるけどね」

毛利「お陰でゆっくりできて助かるわー」

柳生「相変わらずなんですね先輩」

越知「といいつつもしっかりこなすからな」

毛利「月さんバラさんといてよ!」

高尾「(すぐ後ろで争ってる年下クン達にツッこんだらダメなんだろーなーきっと)」

海道「余裕だ。フシューーーーー」

切原「腕ピクピクしてんぞまーむしー!」

日吉「下克上……」

蔵卯座『まだまだ余裕……だな。』

鳳「や、やめましょうよこんなときまで!!」

金色「ユウちゃーん!」

一氏「こはるーーー!」

財前「先輩ら……キモいっすわ」

ー合宿場内観覧室ー

徳川「……」

入江「残念だったね二人とも……怪我が治らないんじゃ参加はさせられないよ。監視のために僕もここだってさ」

徳川「すみません。」

入江「いいんだよ。どのみち今回は高校生組は出してもらえても相当なハンデがかせられそうだしね。」

仁王「どういうことじゃき」

入江「一軍メンバーはさすがに相手になってあげられないだろうからね。よっぽど追い詰められるならまだしも……次世代の子たちの育成のためにも他競技の彼らを呼んだんじゃないかな?」

仁王「出たかったぜよ……」

仁王「ウス」

仁王「まだまだだね」

仁王「油断せずにいこう」キラーン

徳川「(……楽しいのか?)」

ー練習終了ー

柘植「貴様らよくやった!と言いたいところだが当然ここまではウォーミングアップだ!ここからが本当の合同練習だ!」

齋藤「まずはタイブレーキ形式でのテニス勝負をやりますよー。もちろんバスケ部の皆さんは運動神経がいいとは言え初めてでしょうからハンデは付けますよー」



青峰「タイブレーク……ってなんだ?」

乾「タイブレークとは……両者のゲームカウントが本来取るべきスコア(6対6)になった場合に行い、最初にサーブを打つ人はデュースサイドから一本で、以降はアドサイド、デュースサイドという順番で二本打つ。
どちらかが7ポイントを取った時点で終了し、勝者がそのセットを獲得する。ただしポイントが6対6になった場合はその後、2ポイント差がつくまで続けられる。両者のポイントが6の倍数になったときにチェンジエンドを行う。」

火神「???」

柳「要するに延長戦のようなものだ。お互い2ポイント毎にサーブを交代、先に7ポイント取れば勝ち。」

今吉「もし並んでもーたら、2点差付くまでは続くっちゅーわけや。わかったな?」

桃城「乾先輩ってほんとたまに説明難しいっすよねすこーし。」

海道「おいバカ桃城!」

乾「ガーン」

柳「貞治……」

齋藤「テニスの基本の動作やルールについては先ほどの練習でもお教えしましたがもちろんそれでは足りないでしょうからまずは気楽にやりましょう。」

齋藤「またその他のルールの細かいところはこちらでも見ながらお教えしますよー。審判のカウントなどもやり方を変えますからわからなかったらいってくださいねー」



齋藤「さてハンデについてですが、バスケ部側に最初から5ポイント獲得した状態でスタートすると言うのはどうですか?」

黄瀬「サンセーっす!」

齋藤「まずはエキシビションとして一回やってみましょう。組合せはくじ引きで決めさせていただきました。テニス部からは中学一年リリデアント蔵卯座くん。バスケ部からは高校二年若松孝輔くん。」

切原「ウザウザーめ……また美味しいところもってきやがったなー!」

蔵卯座『………』

若松「俺かよ……」

青峰「アンタさっさと負けんなよー?」

若松「青峰テメー!」

青峰「ま、落ち着いてやりゃアンタならマシなんじゃねーの?ポテンシャルはいいとか言われてんだし」

今吉「青峰なりの応援みたいやな。やっぱ、気に入られてんのとちゃう?」

若松「……う、うれしくないっすよ別に」

ーーーー



リリデアント蔵卯座
VS 若松孝輔

「5-0、若松サービスよりプレイ!」

若松「どーせいっ!」

蔵卯座『ハッ!』





花宮「なんだよ、思ったよりラリー続くじゃねーかよ」

今吉「今のところ相手さんも手を抜いてくれてるんも、もちろんあるんやろうけど、若松自身の身体能力もバカにはできんからな。火神と並ぶとか言われるくらいや、慣れてくればこっちの面子のなかでももしかするかもわからんで。」

「2-5 蔵卯座サービス!」

木吉「とは言ってもさすがにポイントは取られるか……」

笠松「むしろ全国プレイヤー相手に初心者がこれだけラリーが続くんだ。誉めてやるべきだろ」

黄瀬「でもどーせなら俺が選ばれればよかったっスよ……」

切原「ウザウザー!なにやってんだよ。」

真田「思っていたより相手もいいプレイをしているからな。」

切原「でもアイツには磔御免って切り札がありますからね。」

跡部「バカか切原。このルールであんなもん使えるかよ……」






蔵卯座『全力ではないにしてもあんな短時間の練習でボールを返されるのは心外だな。』

若松「なに言ってるかわかんねーぞコラっ!」

パシッ

「ネット!3-5 若松サービス!」

若松「くそ!大した球じゃねーのにうまく返らねぇぞこれ!」

蔵卯座『……?』

柳生『大した球じゃねーのに、なんて言われてますよ蔵卯座くん』

蔵卯座「……Thanks,」


若松「また俺がサーブか!だーーーオラッ!」

蔵卯座『まずは1つ目……』

若松「うぉ!!!あぶねーな……!」

「アウト!3-6!若松サービス!」

緑間「今打球がバウンドする前にホップしたのだよ」

黄瀬「……まさか狙ってやってたんすかね今の。若松サンに当てようとしてたみたいでしたけど…」

実渕「どっちかって言うと当てようとっていうより当たりそうになったんじゃないかしら。まぁうまく避けたようにも見えたけど。」

土田「テニスなのに相手を狙うなんてそんなことするわけないじゃないか。偶然だよきっと」


外道「あいつ、また大技狙ってやがんのか」

鬼「あのバカ……」


若松「慣れてきたぜ!オラッ!」

蔵卯座『2つ目……』

切原「う、ウザウザー!それだめだ!ばか!」

「アウト!ゲームセットエンドマッチウォンバイ!若松!7-3!」

青峰「……いやこんな勝ち方はさすがに想定外だわ」

紫原「もしかして力バカなのかな。うちのゴリラみたいに」

葉山「いくらなんでも引くわ……」

柳生『……すみません』

蔵卯座「……すまん」

鬼「ばか野郎!サザンクロス狙うにしてもポイントハンデあるの忘れたか!タイブレークでハンデがなくても普通使わねーぞ!」

坂田「悪かったな飛ばされて……」



齋藤「えー……ま、まぁエキシビションにはちょうどよかったと言うことにしておきましょう。それでは各コートテニス部、バスケ部ともに1人ずつ選出してください。」

笠松「合同練習ってこれだけじゃねーだろうな」

齋藤「これはテニスに慣れるためのオリエンテーションですよー、このあとバスケットのオリエンテーションも白金監督が作ってるみたいですからお楽しみに。」

とりあえず朝の分は終わり
最初くらいちゃんと黒バス側に勝たせたくてクラウザーなんか出すんじゃなかった…

テニスだとどうしても人数がさばけないので選出安価に頼るかも知れません
期待させたのにこんなのですみません

齋藤「各コートの選出が決まったみたいですね。」

12番コート
跡部景吾-青峰大輝

跡部「誰が相手だろうと容赦しねーぞ」

青峰「なんかめんどくせーやつに当たったみたいじゃねーかよ」

13番コート
石田銀-紫原敦

石田銀「よろしく頼む」

紫原「それで中学生とかほんとなの?」

14番コート
桃城武-実渕玲央

実渕「あら、なかなかいい男じゃない武ちゃん」

桃城「なんで俺最近こんなやつばっかなんすかね」

15番コート
不二周助-花宮真

不二「よろしくね」

花宮「おい、こっちは先輩だぞ。敬吾使えっての」

16番コート
右端韋太郎-赤司征十郎

右端「俺の右サイドは神の領域。誰であろうと負けん」

赤司「例えテニスであってもアイツのためにも負けるわけにはいかないな」


越前は出ないの?

>>35
出したいがどうなるか…


ー12番コートー

「0-5 青峰サービスプレイ!」

青峰「ま、若松のバカみたいにはならねーでくれ、よっ!」

跡部「こんなサーブで俺様と打ち合おうなんざ100年はえーんだよ!」

黄瀬「うわっ、すげーリターン、あの青峰っちからエースとるって……」

青峰「(こっちは素人だってのに容赦ねーなマジで)」

真田「さすが跡部。たまらんリターンだな。」

「1-5!跡部サービス」

跡部「うぉぉぉぉぉ!!」

青峰「叫んだわりには大したことねーサーブ……ってうぉい!」

「2-5!跡部サービス」

黄瀬「な、なんすか今の!あんなのアリなんすか!?」

火神「ボールが…バウンドしないで転がりやがった…」

菊丸「跡部お得意のタンホイザーサーブだにゃー!」

遠山「王様最初から本気やんかー!!」

跡部「はぁあぁぁー!!」

青峰「やめだやめ。普通にテニスなんかするよりもやりやすいようにやったほうがうまくいきそうだわ。」

大石「な、なんだ!彼のフォームは!」

木手「バイキングホーンのようにギリギリまで見てから低い姿勢でボールを持ち上げて返すつもりです!」

パシッ


黄瀬「おしいっス!青峰っち!」

「ネット!3-5!青峰サービス」

青峰「(おもしれぇ!)おらっ!」

跡部「(さっきのフォーム、比嘉中の甲斐のバイキングホーンの順手バージョンとでも言うべきか?奇抜なフォームだろうと俺様の眼力は誤魔化せねぇ。)そら!凍れ!」

青峰「んぁ?!(動けねぇ?)」

「4-5!青峰サービス」

黒子「今の青峰くん、なぜボール取りに行けなかったんでしょうか」

火神「え?たまたま逆をつかれただけじゃねーの?」

黒子「そうならいいんですが、なにか嫌な予感がします。」

跡部「おらっ!」

青峰「またか……(動こうとしたのに動けなかった。体の死角をつかれたとでも言うのかよ!?)」

「5-5!跡部サービス!」

跡部「おらおら行くぜ!」

青峰「何度も同じ技くらうかよ!」

大石「跡部のタンホイザーサーブを」

千歳「返した!?」

跡部「(返した時点でハマっちまってんだよ。その体勢になってくれりゃ充分だ!)ツルスケじゃねーの!」

青峰「(チッ!動けねぇ)」

黒子「青峰くん……」

「6-5!跡部リード。跡部サービス!」

黄瀬「おかしいっスね。そんなに速い球って訳でもないし逆をつかれた感じでもないのに……」

火神「あぁ……まるで凍らされて動けないみたいに……」

黒子「凍らされて……?」

ーー『そら!凍れ!』

黒子「まさか……彼は意図的に青峰くんの動きを止めているんじゃないでしょうか」

黄瀬「黒子っち、さすがにそれは無理じゃないっスか?」

黒子「普通なら不可能です。ですが赤司くんのエンペラーアイの様な物がもし跡部くんにも使えるのなら可能かもしれません」

真田「その通りだ。跡部は相手の絶対死角、例えば骨格や視野その他あらゆる面を総合した死角をその眼力で見抜き的確に打ち抜いている。あの状況から返すことはそれこそ脱臼覚悟で返しでもしない限り不可能だ。」

火神「ま、マジかよ……」

青峰「絶対死角ねぇ……おもしれーじゃねーかよ。最高だよアンタ!」

跡部「面白かろうが何だろうが、この一球で終わりなんだよ!くらいな!タンホイザーサーブ!」

やっぱテニプリ勢にかなわねぇよ

青峰「オラ!」

丸井「また返した!?」

ジャッカル「だが返したところで跡部王国の餌食だ!!」

跡部「これで終わりだ!跡部王国!」

黄瀬「青峰っち!なんとかするっスよ!」

青峰「終わらせねーよッ!」

菊丸「うそ!跡部王国を破った!?」

火神「でもロブ上げちまった!あれじゃ……」

大石「出るぞ!跡部の十八番!」

跡部「(返された?どういうことだ?今確かに決めにいったはず……いや、関係ねぇ!どのみちチャンスボールだ!)くらいな! 失意への遁走曲! 」

鬼「あれは1発目にラケットのグリップを狙ってラケットを落とさせ、2発目にバウンドのしないスマッシュをうつ跡部の決め技……」

青峰「こんなもんさっきのに比べりゃ余裕なんだよ!」

木手「いつかの手塚くんのように一瞬でラケット面に当てて返しましたね彼。」

丸井「とは言え依然チャンスボール、跡部お得意のコースだぜ」

跡部「返されたとしても死角に打ち込めばいいだけだぜ!」

大石「でるぞ!失意への遁走曲の2発目!」

跡部「(少し重心が後ろに移りやがったな?スマッシュを読んでまた取ろうとしてるのか?なら……)」

青峰「(スマッシュ?いやちげーだろ?)」

菊丸「スマッシュはフェイクでドロップ!?こんなのとれるわけ……」

ジャッカル「なっ!あいついつの間に前に!」

小金井「青峰!ここまで読んでた!」

跡部「(……やられたな。) それがゾーンか?あーん?」

「6-6 青峰サービス!」

火神「青峰のやつ……ゾーンに入ってやがる!?」

真田「しかしゾーンと言えど死角はある、それだけでは返せる理由にはならん。一体……」

黒子「そうか!青峰くんは野生の感で自分の絶対死角のどこに打たれるかを当てたんです!そしてあの変幻自在のフォーム、跡部くんにも読みきれない部分が僅かにあったのかもしれません。」

鬼「跡部」

跡部「あぁ。わかってる。(ゾーン……まるであのときの王子様みたいじゃねーの。)」

青峰「(サーブも普通に打つよりこっちのほうがいい気がするぜ)」

菊丸「青峰がクイックサーブー!?そしてそのまま」

大石「サーブ&ボレーだ!」

跡部「(ちっ!)」

青峰「もう死角攻めは終わりか?王様さんよォ!」

跡部「調子に乗るなよ!凍れ!」

青峰「もうそんなもん効かねーよ!」

>>20-21
ごめん、コピペしたときに間違えた
南、門脇、坂田、謙也、葉山、宮地、神尾、宍戸は14番コート
根布谷、田仁志、河村、石田、木吉が13番コートです。

ー少し時間が戻って13番コートー

「0-5 紫原サービス」

紫原「いくよ~!」

壇「ダダダダーン!口調はゆっくりしてるのにすごい球威のサーブです!」

東方「あの高い身長と手を生かしたスピードサーブだ。」

河村「元々の身体能力の高さも合わさって球速ならうちの乾とかにも近いんじゃないかな?」

石田「(重たいサーブ……手を抜くには強すぎる相手!全力でいかせてもらう!)壱式波動球!!」

デューク「もう出しますか。よほどの強者のようですなぁ。」

田仁志「さすが元祖波動球!紫原のラケットを弾き飛ばしたー!!」

紫原「……痛いなぁ。あんまり調子に乗ってると捻り潰すよ?」

「1-5!石田サービス」

石田「ふんっ!」

河村「石田くんも相変わらずすごいサーブだね」

堀尾「サーブが既に波動球クラスだもん!これで決まりっすよ!」

紫原「この程度?」

浦山「あ、あっさり返されたでヤンス!」

石田「弐式波動球!」

紫原「ただ力いれてうつだけでしょ?こんな感じ?」

堀尾「嘘だろー!おんなじ威力で返してる?!」

石田「参式波動球!」

紫原「よいしょっと」

河村「まずい……このままじゃあの時と同じだ!無理するなー!」

石田「(河村はん……)」

「1-6!紫原マッチポイント!石田サービス!」

木吉「(今の……中学生はわざと打たなかったよな)」

紫原「舐めてんの?それともさっきの外人くんみたいにルール忘れちゃった?」

石田「初めてのテニスでその実力、相当のお方とお見受けした。こちらも本気でいかせていただく。」

紫原「何いってんの?」

阿久津「あいつ、わざと自分を追い込みやがったな」

河村「石田くん……」

根布谷「そういうの、嫌いじゃないぜ」

根武谷の漢字間違えてない?

支援

真田はおかしいよ…
一人だけバトル漫画の住人

ごめん、根武谷だね。
完全にボケてた……

続きは明日の朝に投稿します。
寝ぼけててだめだ。かわいいジャッカルってなんだ

黒子もテニヌも好きだから何度も妄想したけど贔屓目に見てもテニヌが強すぎるんだよなぁ

ー14番コートー

葉山「がんばれー!レオ姉!」

実渕「よろしくね?武ちゃん(パチッ」

桃城「……よろしくっす」

「0-5 実渕サービス」

実渕「いくわよー?」

桃城「うぉっ、強烈っ!」

南「デュースコートから外に逃げるスライスサーブ?!」

門脇「なんつーキレじゃい、素人とは思えないわい」

伊武「桃城、外に追い出されたね」

侑士「でも、難しい球ってほどでもあらへんで」

実渕「うふふ、素直なのね随分と」パシッ

神尾「戻った桃城の逆をつきやがった!」

伊月「それだけじゃない……あれは!」

宮地「センターに戻ってニュートラルになる直前の硬直、それをついたってとこか?」

「0-6 実渕マッチポイント!桃城サービス」


宍戸「おいおいマジかよ……戻ったときの体重移動の隙をつくとか初心者のやることか?!」

黛「(普段から天、地、虚空なんか使ってんだからそりゃ余裕だろうよ)」

桃城「(にゃろう……)燃え足りねーなぁ。燃え足りねぇよ」

神尾「出るぞ桃城の弾丸サーブ!」

伊月「なんて速くて重いサーブだ……」

南「実渕動けず!」

「1-6 桃城サービス」

桃城「もう一発!」

千石「オモシロクン、前よりサーブよくなってるね」

南「またしても実渕動けず!」

「2-6 実渕サービス」

葉山「レオ姉しっかりー!」

実渕「わかってるわよ!もう!」


日向「(いや、違う。いまのはわざと……?)」

実渕「順平ちゃん?余計なこといわないの」ボソッ

日向「ヒイイィ」ゾクッ

実渕「(さて……さすがに私もスピンサーブでアドコートからじゃ追い出すくらいのは打てないわね……それなら。)」

桃城「センターにフラットっすよね?」

伊武「うまい!桃城回り込んでる!」

神尾「そしてそのままブラックジャックナイフだ!」

実渕「あら、読まれちゃったわね」

「3-6 実渕サービス」

実渕「(もう一回ワイド?警戒してるでしょうしさすがに無謀かしら。素直に)」

桃城「今度はボディっすよね」

葉山「またさっきのジャックナイフ!」

侑士「アイツ、相手の心を読むの得意やからなぁ……」

「4-6 桃城サービス」

実渕「(彼にこれ以上読まれる前にこのポイントで決めるべきね)」

桃城「(さっきのサーブ、2本目はわざと動かなかった……取れない振りをして一番いいタイミングで決めるつもりだ。それなら)うぉぉー!」

日向「くるぞ、弾丸サーブ!」


桃白「なんてね」

宍戸「ただの緩いサーブをセンターに!実渕のフォア側!これじゃ完全にチャンスボールじゃねーか!」

実渕「それで意表を突いたつもり?悪いけどオープンコートにしっかり決めさせてもらうわよ!」

黛「バカ!あいつのバック側に打ったら……」

桃城「ブラックジャックナイフ!」

神尾「きまった!桃城のブラックジャックナイフ!」

実渕「(そうでしょうね!そう来ると思ってたわ!)確かに速いけど返せない訳じゃないわよ!」

伊月「うまい!実渕!完全にコースを読んでた!おいついてる」


侑士「そいつは誰や?そんな単純なヤツとちゃうやろ。」

カランカラン

宮地「ら、ラケットを弾き飛ばしやがった」

桃城「どーーん」

「5-6 桃城サービス」

実渕「(やられたわ……彼のあのバックハンド、予想以上に重たい。打たれたらとてもじゃないけど返せないわね。まだ腕がしびれてる……)」

桃城「(加減したとはいえ手は痺れてるはず。チェンジコートで休まれる前に追い付かせてもらいますよ!)」

南「またくるぞ!桃城の弾丸サーブ!」

実渕「(サーブがデュースコートで助かったわ。ワイドに打たれたそのサーブなら両手打ちでなんとか返せるわ。それに……もう一度やらせてもらうわよ!)」


桃城「その手じゃバックで打てたとしても重心移動を狙う繊細なタイミングコントロールは……無理っすよね!」バシッ

実渕「くっ……ちょっと遅れちゃったかしら?」

「6-6 実渕サービス!」

「フォルト!セカンドサービス!」

「ダブルフォルト!7-6 実渕サービス!」

実渕「あら……ちょっと集中きれちゃったかしら」

葉山「レオ姉しっかりー!」

伊月「とはいえここでダブルフォルトは痛すぎる……」

宍戸「まぁでもブラックジャックナイフをくらってラケット持ててるだけでも十分だけどな。」


実渕「(ここはワイドにスライスで追い出してもう一度アレをやるしかないかしら、レパートリーが多くない以上余計なことをするくらいなら……いえ、違うわね。それじゃ逃げてるわ)」

日向「もう一度ワイドにサーブ!最初と同じだ!」

桃城「もうその手には乗らないっすよー!」バシッ

実渕「あらありがとう。両手で打てるようにバックに狙うなんて、紳士ね」

神尾「またあの体重移動狙うヤツか!」

桃城「(いや、あのフォームは……ロブ?)」ググッ

実渕「(敢えてフォームから見せてあげるわ。貴方ならロブってわかるでしょう?でもこのロブ、ただのロブじゃぁないわよ!)」


千石「オモシロクン!絶好球だね」

桃城「(なっ、飛べない!)」

宮地「気のせいか?ボールを打つタイミングが少し外れなかったか?」

日向「まさかあれは虚空と同じ!ジャンプのタメを逃がして飛べなくするロブだ!」

実渕「いやぁねぇ順平ちゃん。種明かししないでよ。」

侑士「おもろいけど……相手がちょっと悪かったんちゃうかな」

桃城「うぉおぉぉぉぉおーー!」

実渕「なっ!あの状態からジャンプするつもり?」

神尾「出た!桃城のダンクスマッシュ!!」

桃城「どーん!」

「ゲームセットアンドマッチウォンバイ桃城!8-6!」

実渕「武ちゃん、最後まで読まれてたのかしら?」

桃城「もう読みあいはこりごりっすよ」

ー15番コートー

「0-5 花宮サービス!」

花宮「(こんな条件だってのに馬鹿正直にテニスなんかやるかよ)」

不二「!!」

「フォルト!花宮セカンドサービス」

裕太「アイツ、今わざと兄貴の顔狙って打ちやがった!」

花宮「すみません、わざとじゃないんですー何て言うかよバーーカ」

観月「セカンドは普通にセンターへのフラットですね。」

不二「行くよ」パシッ

氷室「不二くんの打った打球がホップした!」

千歳「三種の返し球の一つ」

黒羽「白鯨!」

花宮「あぶねーなぁ。顔に当たりそうだったじゃねーか。」

花宮「(にしてもあんなのありかよ。強烈なバックスピンをかけショットを相手の目の前でホップさせたあと急落下)」

今吉「風の影響の受けやすいバックスピンだからアウトにはならずコートに収まる、そしてそのままバウンドして自分のコートへ。」

若松「いやでもそれって自分のコートに戻す意味あるんスかね」

今吉「花宮への挑発やろな。いい性格しとるわ」

白石「白龍じゃなく白鯨な時点でその通りとみてええやろな。不二くん、負けず嫌いやなぁ」

「1-5 不二サービス!」

不二「そのボール消えるよ」

花宮「はぁ?なに言って……!!?」

「2-5 不二サービス」

不二「さぁ、もう一球いくよ」

花宮「(くそ!外に逃げてくっぽいが取れねぇ!ほんとに消えてるように見えやがる!)」

幸村「あのサーブ、前よりキレが上がってるみたいだね」

若松「あの不二ってやつ、強いっすね」

今吉「ま、花宮のことや。なんかしらやりかえすやろ」

「3-5 花宮サービス」


花宮「(恐らくはアンダーカットみてーなもんだ。)おら!」

氷室「アンダーサーブ!彼も消えるサーブを打つつもりなのか!」

不二「消えるには"回転"が足りないみたいだね。」

白石「あのフォームはトリプルカウンターの一つ!つばめがえし!」

花宮「バウンドしない……だと……?」

不二「こっちの"回転"は足りたみたいだ」

「4-5 花宮サービス」

若松「もう一回アンダーサーブだ!なに考えてんだよアイツ」

白石「誘ってるみたいやね」

不二「お望みなら……つばめがえし!」

花宮「こんなもん、バウンドする前に返しゃいいんだろ?」

今吉「消えるサーブの真似は囮。ゆっくりしたアンダーサーブで確実に前に出れるようにしたんか」

千歳「そして今度は不二のバックにボレー。ってことは出るたい」

観月「トリプルカウンター白鯨!」

花宮「戻ってくるならそこを打ちゃいいんだろ!」

氷室「ナイススマッシュだ!」

白石「スマッシュ?不二くんに?それはアカンやろ」

不二「三種の返し球、ひぐま落とし」

花宮「スマッシュを無効化……だと?」

「5-5 不二サービス!」

裕太「そして兄貴のサーブってことはもちろん消えるサーブだ!」

花宮「消える理屈はわかってんだよ!」

若松「返した!」

今吉「所詮は急な回転で視界から消えるだけや。わかれば返せるわな」

不二「もう一度行くよ、つはめがえし!」

花宮「きかねーよ!」

不二「さらに白鯨」

花宮「どーせ次はひぐま落としだろ?」

不二「そうだね。返せるかい?」

花宮「うぜぇんだよ!バカ」

観月「スマッシュの球威を落とすことでなんとかカウンターにおいついたみたいですね。」

不二「ならいこうか。第五の返し球……ヘカトンケイルの門番!」

花宮「(俺の打球が失速してネットに……)」

若松「あれって反則じゃないんすか?」

幸村「ワンスイング内でのショットだからね、反則にはならないよ」

「6-5 不二マッチポイント!不二サービス!」

不二「いくよ!」

今吉「ええんか花宮。コートの真ん中にたってもーたら」

花宮「(デュースコートからの消えるサーブなら真ん中より左にたってりゃおいつけるだろーが)」

不二「ふふ……そのサーブは消えないよ」

花宮「バカにしやがって!くそが!」

氷室「なんとか返した!だが当てただけだ!」

観月「まずい!ネットインです!」

不二「第6の返し球、星花火」

「ゲームセットアンドマッチウォンバイ不二 7-5!」

白石「前までは星花火ドームでしか打てんかったのに……」

千歳「成長してるのは自分達だけじゃないってことたい」

裕太「兄貴……すげえよ兄貴!!」

今吉「完全に遊ばれてたやん」

花宮「チッうるせーよばーか。」

仕事が終わらなさそうだ
続きはまた明日以降。すみません

見てる人いるかわからないけど申し訳ない
急に忙しくなったので8月中旬までやれないです。申し訳ないです

みてるよー

ー16番コートー

柳生「あの2番コートのトップの右端さんが……」

「ゲームセットアンドマッチウォンバイ 赤司 7-0!」

右端「バカな……、どういうことだ。俺の神の領域が、ライトセーバーが効かない?」

柳「右端韋太郎のライトセーバー、言ってしまえば手塚ゾーンに近い技だが。」

乾「あぁ。ボールに回転をかけることでコートの右側、右端のフォア側にしか相手の打球を打たせない。だが」

金色「回転を見極めて逆方向に回転をかけることによって無効化したってところかしら」

切原「マジかよ……」

海堂「初心者じゃなかったのか?」

赤司「テニスなら昔少しやっていたからね」

高尾「スゲースゲーとは思ってたけど……マジかよ」

緑間「赤司ならば普通なのだよ。」

ー13番コートー

「6-7!紫原サービス 石田マッチポイント!」

堀尾「さっきから波動球の応酬だ!」

河村「経験の差のミスもあって石田くんも追い付いてきたけど」

木吉「紫原はあと一点で勝ちだ!」

紫原「これで何式波動球だったっけ?」ドゴオオォン

石田「58式波動球!!」バゴオオオオン

阿久津「いつまで続くんだ。めんどくせぇ」

東方「だが師範にはあれがあるからな」

紫原「59式波動球!!」バゴオオオオォン

根武谷「なんだかんだあいつもノリノリだよな」

石田「……」パシュッ

壇「あれは!」

浦山「波動球の無効化でヤンス↑」

「ゲームセットアンドマッチウォンバイ 石田 8-6!」

紫原「おわりー?タイミング狂って空ぶっちゃったよ。つまんないのー」

石田「これ以上はお互いの体に響きますから」

阿久津「お前には容赦なかったのにな」

河村「ははは……」

堀尾「あと試合が残ってるのは12番コートだ!!行ってみようぜ!」

大曲「まだやってんのかよ……勘弁しろし」

ー12番コートー

「45-46! 青峰サービス!跡部マッチポイント」

青峰「しつけーんだよ!王様さん!」

跡部「アーン?生意気なんだよ!」

菊丸「一応年上だにゃー……」

真田「跡部けしからん!」

木手「大差ありませんよあなたも」

緑間「まだ続いてるのだよ」

赤司「青峰が一番始めに始めたはずだが」

黄瀬「なんか相手が動けなくしたりしてきて青峰っちも野生とゾーンなんすよ!」

紫原「きせちーん、しゃべるのやめたら?わけわかんないよ」

黄瀬「ヒドイッ!」

黒子「跡部くんの跡部王国という技で青峰の絶対死角をついて動けないようにしてきたんですが、青峰くんがなんとか野生の勘で打たれる場所を読みながらゾーンと持ち前の身体能力を駆使して絶対死角から何とか外れて返してます。」

火神「(どっちにしてもよくわかんねーよ!)」

「46-46! 青峰サービス!」

大石「あの跡部にあそこまでくらいつけるなんて」

鬼「青峰という男、バスケではなくテニスでもやれたかもな」

千歳「でも跡部、ここまできてもまだ汗一つかいてないたい」

青峰「おらっ!」

跡部「そろそろゾーンも切れそうじゃねーの。」

青峰「うるせぇよ!」

跡部「さて、遊びの時間は終わりだぜ。ツルスケじゃねーの!」

青峰「(さっきまでと違う!?読めねぇ!動けねぇ……!)」

「47-46!跡部サービス!跡部マッチポイント」

赤司「あれが跡部王国か……」

実渕「彼とは戦いたくないわね。私の天敵じゃないの」

桃城「お、いいとこに来れたかなー?」

不二「みたいだね」

今吉「おーおー、青峰負けそうやん。滅多に見れんでー」

花宮「(嫌な性格だな本当に)」

跡部「ギャラリーも増えてきたし、終わらせようぜ!」

氷帝! 氷帝! 氷帝!

氷帝! 氷帝! 氷帝! 氷帝!

氷帝! 氷帝! 氷帝! 氷帝!

石田「またや……」

高尾「なんだよこれ!」

切原「みーんな、聞こえちゃうっぽいすね、これ」

黛「(くそ、聞こえちまってる。幻聴とか頭おかしいだろ。なに考えてんだよあの中学生……)」

「ゲームセットアンドマッチウォンバイ跡部! 48-46!」

幸村「最後はしっかりサービスエース……」

越知「あのこのサーブ、いいサーブだしね」

青峰「途中のは遊びかよ」

跡部「接待ってやつだ。それに、ギャラリーが集まらねぇとつまらねーからな」アーン?

青峰「はいはい。ありがとよ。」

金太郎「とか言うても途中本気やったやん王様!」

跡部「う、うるせー遠山黙ってろ!」

不二「さすがの跡部も遠山くんには勝てないみたいだね」

裕太「兄貴にはもっと勝てないけどな!!」

観月「そ、そうですね……」


斎藤「というわけでー、第一試合は終わりましたねー?このあともー、各自のコートで好きな相手と試合をしてみてくださーい。きっと強くなれますよー」

更新遅くなってしまいすみませんでした。

さすがに斎藤の言ってた他の試合は書けません
あとの連中でテニス部に善戦できるのいないので……
次はバスケで試合させる予定です。

ー崖上の小屋ー

三船「バスケのガキども、なかなかやるじゃねーか」

白金「テニスではテニス部の子達には敵いませんね」

三船「バスケでもいい勝負しそうだけどな」

白金「えぇ、でも負けないでしょうね」

三船「ふん……」


ー観覧室ー

仁王「ひまじゃきー……」

徳川「今日の残りのメニューはこの練習試合と体育館練習みたいですね」

入江「今度はバスケのメニューかな?楽しみだね。」

ー合宿場・トレーニング用体育館ー

斎藤「皆さん、テニスは楽しんでいただけましたか?」

火神「全然できねーよ!デス」

黒子「火神くんって本当にバスケ以外はダメダメなんですね」

黄瀬「あー俺もやりたかったッスよ~」

紫原「仕方ないじゃーん。時間がなかったんだしー。」

黄瀬「そうじゃなくって……あーもう言えないッスけどー」

緑間「なんなのだよ。」

赤司「……」

斎藤「はははは……ここからは僕たちではなくバスケ部の方が担当しますよー。」

リコ「と言うわけで私がバスケ部側代表!相田リコよ!」

伊月「カントクいつの間に!」

桃井「ウィンターカップ優勝校と言うことで、リコさんがバスケ側の代表になられたんですよ」

リコ「」フフン

天根「驚異の胸」

黒羽「ウルセーゾダビデ!」

堀尾「スゲー……」ゴクッ

浦山「あんなすごい方がいつも一緒なんて羨ましいでヤンス↑」

青峰「あー?さつきかー?くまさ」

桃井「わー!わー!大ちゃんのバカーー!」

切原「どこも似たようなもんすねー真田副部長」

真田「た、たるんどる!」

柳「弦一郎……」

天根「皇帝はど」

黒羽「つまんねーんだよ!」

相田「と、とにかく説明するわよ!!やるのは3on3。1人5本ずつのフリースロー勝負よ!」

桃井「フリースローラインではなくどこからシュートしていただいて構いません」

相田「遠くから打てば打つほどその距離分のポイントを獲得。早い話遠くから多くうって入れた人が人が勝ちってわけ!」

日向「おいおいそんなルール……」

実渕「勝つの一人に決まってるじゃない……」

緑間「当然なのだよ」

相田「誰が普通に打てって言ったのかしら」

桃井「テニス部側には2つのハンデから好きな方を1つ選んでもらいます。」

相田「1つ、テニスラケットとテニスボールを代わりに使っていいわ。あなたたちだとそれだけじゃ簡単そうだから距離は25m、つまりだいたいオールコートシュート。それより後ろからじゃないと認めないわ。失敗しても即終わりよ。」

桃城「懐かしいな。昔越前がやらされてたよなそんなの」

堀尾「そんなこともありましたね」

桃井「2つ目はバスケットボールでシュートする代わりに2歩までなら歩いても構いません。スタートの地点がポイントになります。」

相田「なにか質問ある人はいるかしら!」

金太郎「ボールはバウンドさせてもええんかー?ちっさいねーちゃん!」

相田「ノーバウンドよ」ピクピク

向日「2歩目で飛んでもいいのか?巨乳のカントク!」

桃井「え、ええ!いいですよ?着地するまえにシュートしてくださいね。」

相田「……」ニコッ

火神「やべーよ……」

黒子「……はい」

小金井「目が……」

誠凛「ヤれっていってる!!!!」

相田「じゃぁ、両チーム共!3人のチームを2つ選出しておいて!開始は30分後よ!それまでは各自練習!……マッタクナンナノヨコイツラ」

金太郎「なんやおこっとったなぁちっさいねーちゃん。」

千歳「金太郎さん……」

白石「金ちゃん!やめときなさい!」

跡部「にしても、狭い体育館じゃねーか。設備のわりに」

木手「お坊っちゃんには悪いですけど、普通のテニスコートか3×4はいりますけどね」

大石「テニスコートとバスケットコートは5mくらいしか差がないし」

不二「普段は雨天時の練習コートだしね」

乾「正確には」

菊丸「だー乾!難しい話はそこまでー」

時間なくなったのでここまで。
仕事いってきます。遅くてすみません

一応捕捉

わかりやすいようにキリよく体育館の広さは最大で縦に75mです
1つのバスケットコートが28mです。
テニス、バスケ共にノーバウンドシュート限定
体育館の高さは緑間が全力出せる程度としといてください

まっているから続きよろ

>>1です。見てくれてる人がいないと思ってゆったりしてました。申し訳ない。
時間が出来たら書きに来ますが、毎回断り入れるのも申し訳ないのでトリップつけます。

はよ



―変則フリースロー対決―

3VS3 1人5本持ち球でフリースロー
フリースロー成功時の距離がポイントになる
※どこからうっても構わない(1m~75mまで)

テニス部のみのハンデ、下記から1つ選べる
・25m以上の距離から限定。バスケットボールではなくテニスラケット、テニスボール使用可。失敗したら持ち球は0になりその時点でその選手はチャレンジ終了。
・シュート地点より、2歩まで歩いてもOK。スタート地点の距離のポイントをゲット。3歩目に着地するまでにシュートを打てばOK。

施設に関して
>>92 参照

ピーーー

相田「練習時間終了よ!」

桃井「それぞれチームの選出も決まったみたいですね」


第一試合


◆バスケ部チーム

氷室「あれ?タイガはやらないのかい?」

実渕「悪いけど本気で行かせてもらうわよ?」ウインク

今吉「お?ワシか?」


◇テニス部チーム

柳「悪魔の次は猿の相手か……」

遠山「なんやー、ワイ、テニスがええわー。

大石「おっと、こりゃ大変」



第二試合


◆バスケ部チーム


緑間「当然なのだよ」

青峰「代われよ火神!さっきもやったぞ俺!」

日向「……これさすがにずるいよなー……」


◇テニス部チーム


海堂「……フシューーー」

平等院「なぜ俺までこんな遊びに付き合わなければならんのだ。」

木手「これも沖縄の為……仕方がありませんね」

桃城「うへーさすがにあのメンツはマムシもかわいそうだぜ」

千石「オモシロくん、顔ニヤけすぎでしょ」

神尾「でもよくあの人まで出てきてくれたな。」

伊武「まぁ、あの人いたら勝てそうだよね」

丸井「君さまに頼んだんだぜー。」

君島「交渉なら任せてください。」

デューク「ですなぁ」


三津谷「練習の成果を見せる時だと、お前は言うな?」

柳「こんなときまでからかわないでください、あくと兄さん」

乾「と言う確率、100%」

柳「貞治までか」


千歳「しゃーないやないの金太郎さん。クジで決めたんやから」

白石「やってみたかったわ」

遠山「もーホンマあたらんでいいときに当たるんやもん」

田仁志「永四郎!沖縄の意地見せてやるさー」

木手「わかってますよ、田仁志クン」




今吉割りと凄いんだよな
PGなのに相手が嫌がるシュート決めまくるし

赤司「テニスの試合では負けても構わないが、こっちでは勝ってこい、実渕。」

実渕「あら、征ちゃん。さすがに負けないわよ。」

葉山「応援してるよ!レオ姉!」


紫原「むろちーん、勝算あるの?」

氷室「やれるだけやってみるさ」

火神「頼りねーなぁタツヤ。頑張れよ!」


花宮「アンタ、何考えてんだ?」

今吉「ん?なんのこっちゃ?」

若松「でも今吉先輩、距離とかそういうのって競ってないですよね普段。」

今吉「ま、なんとかなるやろ。」


高尾「真ちゃん。容赦しなさそー」

緑間「何を言っているのだよ。人事を尽くす。それだけなのだよ。」

青峰「いや、何もしなくてもお前は一位だろ」

日向「お前らもかわんねー!」

相田「というわけで第一試合、早速始めていくわよ!」

桃井「バスケ部1人目が5球シュートしたら、テニス部1人目が5球、その後バスケ部2人目……という順でお願いします。」

相田「第二試合は逆にテニス部からにするからよろしく。じゃ、バスケ部1人目は誰かしら?」

氷室「じゃぁ俺から……」


―5本経過―


火神「最初の一球目はフリースローライン、その後はセンターラインとの間、11mくらいからシュートか。」

青峰「難なく全部成功かよ」

伊月「あのミラージュシュートを打てるような選手だもんな。当然か」

紫原「どうせなら全部11mから打てばよかったのに」

氷室「ハハハ……外すわけにもいかないからね」



◆バスケ部チーム:50ポイント

柳「テニス部チーム、一番手は俺だ。ラケットとボールを使わせてもらう。」


乾「25m地点からのショットだ。」

不二「テニスコートより少し遠いくらいだね。」


―3本目―

石田「ここまで2本成功……」

白石「距離のハンデの分、すぐ追いつけて有利やな。」

切原「柳先輩!余裕じゃないっすか!75mまでいっちゃいましょーよー。」

柳生「こ、こら。切原くん!」

ジャッカル「とはいってもうちの参謀、25mだけで終わらせるほどヤワじゃねーだろ。」

真田「ハーッハッハハハ!!蓮二よ!75mで構わん!」

幸村「……」

三津谷「50m地点からやろうとするだろうね、蓮二なら。」

種子島「お、ホンマや」


ガンッ miss



菊丸「バックボードに直撃だにゃー」

不二「あの小さなゴールを狙うためには、いくら柳くんでもちょっと遠すぎたかな?」


乾「理屈じゃない……!!」

柳「……面目ない……。」

大曲「調子に乗って下がって自滅とか……勘弁しろし。」




◆バスケ部チーム:50ポイント
氷室(5本成功、50ポイント)

◇テニス部チーム:50ポイント
柳(2本成功、50ポイント)

根武谷「お、次は実渕か」

黛「スリーポイントラインより少し後ろ、7m地点からか。」

葉山「えー、センターラインからやりなよレオ姉」


実渕「あっちの子みたいに下手にミスっても仕方がないでしょ。ただでさえハンデあるのに」


―5本終了―


赤司「4本成功か……」

実渕「アラ、1本落としちゃったわね、ごめんなさい。」



遠山「よっしゃー!!次はワイが良くでーー!!」


◆バスケ部チーム:78ポイント
氷室(5本成功、50ポイント) 実渕(4本成功、28ポイント)

◇テニス部チーム:50ポイント
柳(2本成功、50ポイント)

千歳「金ちゃん、ハンデはどうするー?」

遠山「歩くやつでやるで!!」

一氏「ってことは」

謙也「バスケットボールでやるっちゅー話や」」


鬼「ほぅ。金太郎のやつもスリーポイントラインからか」

跡部「7m地点か。俺様の眼力はごまかせねぇぜ」

侑士「いや、後ろにプレートを立ててくれただけやん。」



―1本目―

遠山「いっくでーーー!!!」シュンシュンッ

桃城「あ!アレは!!」

石田「いかん!これはワシの百八式より危険やー!!!ふせやー!!!!」

紫原「え」

黄瀬「マ、マジっすか!」

遠山「超ウルトラスーパーデリシャス大車r」


相田「オイコラすとーっぷ!!!」パシーーン!!

遠山「ほぇーーーー?!」

桃井「あ、あのー、2歩までって言ったのに……」

相田「はい君!失格!!」



千歳「金太郎さん、壁に激突して気絶しちゃったばい」

橘「千歳……」


土田「なぁ……あの動きをハリセンで止めたぞカントク」

小金井「よ、よっぽどさっきの怒ってたんだろうね……」


財前「……金太郎さん……それはないですわ」

◆バスケ部チーム:78ポイント
氷室(5本成功、50ポイント) 実渕(4本成功、28ポイント)

◇テニス部チーム:50ポイント
柳(2本成功、50ポイント) 遠山(失格。0ポイント)


若松「こっちの最後は部長か……」

高尾「12mなんて普通なら遠すぎてむりだよねー。ねー真ちゃん」

緑間「何なのだよその目は」


―4本終了―


今吉「アレレーハイッテシモタ-」

花宮「チッわざとらしい。」

日向「マジかよ…つーかアンタ元々シューターじゃないだろ。」

今吉「最後はもうちょい後ろ打たせてもらうでー」


伊月「なっ!25m地点から?!ほとんどオールコートだぞ!無茶だ。入るわけが……」

今吉「テニス部の方もこっからやしちょうどええやろ。さすがに普通のシュートフォームじゃ無理やし下投げさせてもらうけどなー。」

青峰「……」


―5本終了―

花宮「やーっぱり人の嫌がることやらせると右に出る奴ァいねぇよな。」

笠松「あの時の事思い出すぜまったくよ。」

今吉「狙ったわけでもないんやけどなぁーホンマ。うっかり入ってしもたわ。ホンマジャヨー」



◆バスケ部チーム:151ポイント
氷室(5本成功、50ポイント) 実渕(4本成功、28ポイント) 今吉(5本成功、56ポイント)

◇テニス部チーム:50ポイント
柳(2本成功、50ポイント) 遠山(失格。0ポイント)

>>105ミス
今吉は12m×、25m×1で73ポイントです。

◆バスケ部チーム:151ポイント
氷室(5本成功、50ポイント) 実渕(4本成功、28ポイント) 今吉(5本成功、73ポイント)

◇テニス部チーム:50ポイント
柳(2本成功、50ポイント) 遠山(失格。0ポイント)




堀尾「え!今の時点で101点差だろ!?」

浦山「25mからなら一本も失敗はできないでヤンス!」

花宮「だから言ったじゃねーか。嫌がらせなら」

今吉「なんや花宮。」

花宮「チッ」


観月「彼は狙ってこの点差にしたみたいですね。」

仁王「参謀がミスをするから……プリッ」

柳生「仁王くん!!」

柳「す、すまん……」

大石「観覧室で観ていたんじゃなかったのかい?」

仁王「タマゴが出番って聞いてこっちに来てみたんジャキ」

入江「僕たちも一緒だよ。試合には参加しないけどね。」

菊丸「むー!!大石!!絶対いれろよな!!」

大石「こりゃ大変!」


桃城「大石センパイ、ハンデはラケットとボールか。25m地点から打つみたいだな。」

海堂「当然だろ。25m以上バスケットボール打つなんて俺らには無理だ。それにどっかのバカミテーにミスるわけにもいかねーんだよ。そんなこともわかんねーのか?」

桃城「ァんだとマムシ」

河村「お、落ち着きなよ二人とも!!」


―1球目 25m成功― 25ポイント獲得

不二「大石が25mを4本決めたとしても150ポイント、勝つには2ポイント足りない。」

白石「最後の一本2mのために25m打つか、もしくは」

幸村「25mを3回、4本目を27m以上で打つようにするか……」


―2球目 25m成功― 25ポイント獲得

千歳「ばってん、さっきの柳クンのミスは予想外、リスクを負いたくはなかと」

橘「深追いしてでもここはリスクを減らすべきだろうな。」

真田「フンッ、75m3本決めればいいだけだ。」

跡部「ばーか、そんなもん、無理だっつーの。」


―3球目 25m成功 ― 25ポイント獲得

柳生「すごい集中力です」

大石「(ミスをしたらその時点で終了。1球も落とせないとなると、冷静に入る距離で打つしかない。だが)」

大石「(次の4本目、確実にここまで成功してる25m打ったほうが……いや、ミスをしたらそれで終わりなんだぞ?2m下がって27mを打つべきなのか?でも俺にできるのか?)」

菊丸「大石……」

大石「俺がするべきなのは……」


桃城「大石センパイが2m下がった!」

海堂「覚悟……決まったみたいだな。」

南「大石君、君ならできる」

東方「そうだ!決めてこい」

千石「地味’s そういえば大石くんと因縁あったっけね」

菊丸「いっけー大石!!!









―4球目 27m成功―

大石「ほっ」

菊丸「大石~~~!!!」

堀尾「やったーーーー!!」

手塚(仁王)「ムーンボレーでライン上を狙える大石だ。このくらいなんてことないだろうな。」

越前(仁王)「でもあんなにビビるなんて、大石先輩も、まだまだだね」

跡部「仁王よ、お前まさかそれの為にここに来たんじゃねーだろうなーアーン?」

樺地(仁王)「ウス」

大石「ははは……仁王くんもみんなも!応援ありがとう!」



相田「というわけで第一試合はバスケ部、151ポイント。テニス部、152ポイントでテニス部の勝ちよ!」

今吉「あらら、負けてもーた。あと1ポイントでもあったらよかったんやけどなー。ホンマにあとちょっとやったんやけどなー」

実渕「わ、悪かったわよ」

花宮&青峰「ザマーミロ」

葉山「相変わらずだな花宮」


◆バスケ部チーム:151ポイント
氷室(5本成功、50ポイント) 実渕(4本成功、28ポイント) 今吉(5本成功、73ポイント)

◇テニス部チーム:152ポイント
柳(2本成功、50ポイント) 遠山(失格。0ポイント) 大石(4本成功 102ポイント)

というわけで眠いので今日はここまで
次は第2試合組。
そのあとはバスケットの試合をやりたいが……
投下待たせて本当にすみません。

相田「それじゃぁ第二試合始めるわよ!今度はテニス部が先行よ!」


田仁志「最初は誰さー!?」

海堂「ふんっ」

千石「おっ、最初は海堂くんかな?」

桃城「おーおー、張り切ってんなぁアイツ」

堀尾「さっき桃ちゃん先輩勝ってたからきっと張り合ってるんすよ。」

海堂「あぁ?」ギンッ

浦山「ヒーーーーッ」

神尾「つーかダンクとか言ってんだからあんたらが出ればよかったんじゃねーんスか?」

伊武「クジなんだから仕方ないって何回いえばわかるんだよ神尾……だいたい」

海堂「最初はお」

平等院「どけ。俺が行く。」

青峰「なんだアイツ……随分老けてんなー。」

黄瀬「ちょ、ちょっと怖いっすよねあの人。」

赤司「しかし相当な実力を持っていることは間違いないだろうな。」

黒子「はい」

緑間「ふん、誰が来ようと関係ないのだよ。」


徳川「……」

デューク「おかしら」

平等院「勘違いするな。さっさとこれを終わらせて休みたいだけだ。」

壇「あの人コートぎりぎりから打つ気です」



平等院「ザフェニックスオブエジプト!!」ピィィィィィィィィ

―5球終了―

桃井「5、5球全部成功です。28mから……。」

切原「ス、スゲェ……」

真田「打球がホップしてから落ちてくるとは、たまらんショットだな。」

裕太「兄貴、あの技!」

不二「うん、僕の白鯨にそっくりだね。でも威力は負けてるかも……」


日向「どうしろってんだよあんなの……。」

木吉「日向!」

小金井「たのしんでこーぜ!」

木吉「おい!それ俺のセリフ」


◆バスケ部チーム:  ポイント


◇テニス部チーム:140ポイント
平等院(5本成功 140ポイント)

相田「次は順平君?……無理しないでね?」

日向「わぁーってるよ!」


実渕「あら、順平ちゃん、ハーフラインから打つ気ね」

葉山「15mってところだね。あの人、決められんのかな。」

今吉「心配せんでも平気やろ、アイツ前も決めてたしな」

花宮「どーだか。」


相田「あ、外したらもちろんいつものだから!よろしく!」

日向「……ぇ」

―5球終了―

日向「アブネーアブネーアイツほんとに容赦ねーからな」

伊月「ナイスシュートだ日向!」

火神「センパイ!」

相田「そんなにおられたくないのかしらね。」


白石「なんや、あっさり決められてもーたな。」

石田「相手も全国優勝者、簡単には勝てないということやな」

財前「そもそもポイントこっちが勝ってるのがおかしいっていうか、ハンデ多すぎなんすよね。」


◆バスケ部チーム:75ポイント
日向(5本成功 75)

◇テニス部チーム:140ポイント
平等院(5本成功 140ポイント)

海堂「今度こそ俺が」

木手「沖縄の底力を見せるときです。海道くん、どきなさい。」


桃城「ザマーミロマムシ」

堀尾「とか言ってちょっと怒ってません?桃ちゃん先輩」

菊丸「でも木手って長打とかあったけかにゃ?」

田仁志「永四郎には飯匙倩があるさー!」


木手「ハンデは歩けるほうでお願いします。距離は14mで」

桃井「はい、わかりました。」

平古場「永四郎?」


紫原「何あいつー、素人のくせにハーフラインから打つつもり?」

黒子「何か考えがあるんじゃないでしょうか」

赤司「沖縄か……」


―1球目―

木手「……」

跡部「あいつ、何考えてやがんだ?」

木手「いきますよ」スゥ


日向「なっ!!?」

伊月「どういうことだ?!」

今吉「ほぉー。面白い技やな。」

花宮「あのリーゼント、2歩でゴールの下まで行きやがった。」

パシュッ

黄瀬「なかなかキレイなレイアップ……ってあそこからどうやって2歩でレイアップなんかするんスか?!」

赤司「なるほど……あれは縮地法か。」

黒子「縮地法……ですか?」

赤司「そうだ、縮地法。」


柳「沖縄武術の技術、縮地法、彼らなら一歩でサービスラインからネットにつける。」

乾「2歩という距離、木手にはちょうどよかったんだろう。」

金色「縦移動だけじゃなく横移動もできるほどの筋肉の使い方やバランス感覚を持ってる彼には移動後のジャンプも簡単にできるでわね。」


赤司「だが、縮地法は瞬間移動ではない、言ってしまえば錯覚のはず。そして彼女や桃井ならもちろん」

相田「はい、君も失格。2歩って言ったのに何歩歩いてるのよ」

木手「なっ!」

田仁志「く、悔しいさぁ……」



◆バスケ部チーム:75ポイント
日向(5本成功 75)

◇テニス部チーム:140ポイント
平等院(5本成功 140ポイント) 木手(失格)

丸井「なにやってんだよキテレツー」

木手「見抜かれるとは思ってなかったんですよ……」

大石「ははは……」


緑間「さっきまでの点差では追いつけないかと思ったが、これなら余裕なのだよ。」

高尾「真ちゃん、やる気まんまんだねー。」


宍戸「っていうか言わなかったけどあいつ何持ってんだ?さっきから」

鳳「……お好み焼きとかとか食べるときに使うやつみたいですね。」

侑士「コテやな。」

日吉「なんでコテなんか……。」


千石「ラッキーアイテムだよ。かに座ってことはラッキーカラーは緑かな?君、おは朝派だね?」

緑間「……お前、星座は?」

千石「射手座、今日は俺のほうがラッキーだったね。」

緑間「……人事を尽くすだけなのだよ。」

―5本終了―

堀尾「まじ?」

乾「バスケットコートでオールコートをワンハンドジャンプシュートで決められる確率0%」

三津谷「理屈じゃない……」


紫原「おつかれーみどちん」

緑間「みどちんはやめるのだよ。」

火神「カントク、絶対緑間がいるからこのルールにしたよな。」

笠松「ハンデあげてるように見えて勝つ気マンマンじゃねーかお前らんとこのカントク。」

黒子「やっぱり緑間君ってたまにバカですよね。」

緑間「待つのだよ黒子ー!!!」


◆バスケ部チーム:215ポイント
日向(5本成功 75) 緑間(5本成功 140ポイント)

◇テニス部チーム:140ポイント
平等院(5本成功 140ポイント) 木手(失格)

海堂「75点差……か。」

ジャッカル「元々海堂は長打を打つ選手じゃねぇ。勝負あったか?」

柳生「いえ、海堂くんには私のレーザービームがあります。」

幸村「柳生……直線状の打球をどうやってバスケットゴールに入れるっていうんだい?」

柳生「うぐっ」


神尾「とはいってもあのマムシだぜ、なんかしら」

桃城「さぁーて次の試合は何をやるのか、楽しみだぜー」

千石「おいおいモモシロ君。それはさすがに」

海堂「……やりゃーいんだろ?やりゃーよぉ。」


大石「桃なりのエールだね。」

仁王(越前)「素直にいえばいいのn」

堀尾「うぁ、やめろよ越前!!じゃなかった仁王さん!」

海堂「ラケットを使わせてもらう。距離は」

乾「22.1mだ海堂。そこから打て。」

海堂「先輩、それじゃポイントが。」

乾「……どうしてもというのなら次は31.6m。これ以上は今のお前には無理だ。」

海堂「ならそっからやる。」

柳「22.1、31.6……そういうことか博士」

乾「気づかれたか教授」


若松「いやに細かい指定っすね。」

今吉「なんややるつもりなんやろうけど、この点差で、あの距離やろ?無理やな。それにたとえ決めたとしても」


三津谷「こっちには青峰がおる。最強は青峰や、それは揺るがん。と彼は言うね。」

―1球目―

日吉「やけに立ち位置が右に寄ってますね。」

向日「あぁ、なんのつもりなんだか。」

侑士「なんや桃城こっちきて」

桃城「何でもないっすよ忍足さん。」

跡部「仲間思いじゃねーの。桃城よ。」

桃城「(マムシ……)


相田「はい、ボール」

海堂「すいません、投げてもらってもいいっすか?」

相田「え?いいけど……。どこらへんに投げらばいいかしら。」

海堂「どこでもいいです。フォア側なら。あともう少し右に立ってもらえますか……」


日向「カントク、いやに機嫌いいな。」

土田「そりゃ次に控えてるの青峰だしね、勝ちが決まってるようなもんだからね。」


相田「いくわよー。」

海堂「」ギュオオォォォォォオオオオ

相田「きゃぁ」


ガコンッ


葉山「なんだよあれ!すっげー!!」

根武谷「あんなのテニスじゃねーだろ!!」

日向「「ってかカントクに当たりそうじゃなかったか今の」

黄瀬「危ないっすあれ。」


堀尾「トルネードスネイク!!!」

大石「なるほど、あの軌道なら強引に入れられる。」

柳生「しかもジャイロ回転してます、距離も十分です。」

ジャッカル「わかったから、ひろし、ドヤ顔やめろ。」

―5球目―

観月「そのあとも危なげなく4本決めましたね海堂くん」

橘「ここを決めればバスケ部とは80点差か」

千歳「ばってん海堂くん、あの手出しのボールに強引に回転をかけてる、むしろ綱渡りに近い。」


黄瀬「これ決められたらさすがに青海ねっちでもきついっすね。」

青峰「あ?誰に言ってんだよ黄瀬。」

黒子「口ではそう言ってますけど、全本ハーフラインからでも足りませんよ?」

青峰「うぇ?!マジかよテツ」

紫原「計算もできないの?みねちん」



海堂「ラスト、お願いするっす。」

相田「えぇ、いくわよー。」

―5球終了―

堀尾「あーーー惜しい!!」

浦山「ボールが途中で床についてしまったでヤンス…。」

乾「わずかに回転が狂ったな海堂。」

柳「力が入りすぎたな。やはり31mは難しかったようだ。」

海堂「……すみません。

桃城「(いや、よくやったよ。マムシ)」



◆バスケ部チーム:215ポイント
日向(5本成功 75) 緑間(5本成功 140ポイント)

◇テニス部チーム:264ポイント
平等院(5本成功 140ポイント) 木手(失格) 海堂(4本成功 124ポイント)


桃井「はい、大ちゃん。ボール。」

青峰「なぁさつき、今何点差だ?」

桃井「え?49点差だけど……?」

黒子「青峰君。」

青峰「うぉっ!テツいつの間に後ろに。あぶねーからあっちいってろ」

黒子「いえ、青峰君なんmから打てば勝ちかわかってますか?」

青峰「ん?……ハーフライン?」

桃井「……大ちゃん、10mから打てばいいんだよ。」



―5球終了―


跡部「ま、外さねーだろうな。」

切原「ただぶん投げてるだけみてーなのに何で入るんだよ。」

真田「そう見えるうちは修業が足らん。たるんどる。」



◆バスケ部チーム:265ポイント
日向(5本成功 75) 緑間(5本成功 140ポイント) 青峰(5本成功 50ポイント)

◇テニス部チーム:264ポイント
平等院(5本成功 140ポイント) 木手(失格) 海堂(4本成功 124ポイント)

実渕「ほんっと、シューターとしての自信なくなるわよね、あんなの見ちゃうと」

赤司「青峰に関しては仕方ないさ。」

黄瀬「そーっすよ。さすがにあんなのは無理っす。」



相田「というわけで、第二試合、バスケ部の勝利!」

桃井「変則試合は引き分けですね。」

相田「この後少し休憩を挟んでから5vs5のバスケの勝負をしてもらうから、しっかり休んでメンバー決めてきてね。」


青峰「さっきのリベンジ、出来そうじゃねーか。」

跡部「あーん?簡単に勝てると思うなよ?」


伊月「というか5vs5ってまさか……ハンデはないのかカントク!」

相田「あのね、さすがにこの子たちにハンデなんかあげてたら負けるわよ。」

今吉「ま、そやろな。」


緑間「ハンデがあっても負けんがな」

黄瀬「それはこっちのセリフっすよ。」

紫原「なにいってんのきせちん、5人なんだからきせちんベンチでしょ。」

黒子「そうですよ。僕も出たいです。」

火神「ちょっとまてよ!俺だって。」


笠松「ま、こっちはどう考えてもキセキの世代がフルメンバーだろうな。」

若松「でしょうね。俺たちはゆっくり見てましょうか。」

入江「それで、君たちはどうするんだい?」

鬼「高校生メンバーはこれからミーティングがあるらしいから出れんぞ。」


大石「こりゃ大変。」

真田「フン、中学生の力、見せてやればいいだけの話だ。」

幸村「そうだね。」

桃城「さっきの緑間ってやつとか、冷静に考えたらやばいっすよね。」

向日「ムーンサルトでいくらでも止めてやるぜ。」

跡部「バカか向日、ほかのやつらを止めらんねーだろうが。」

侑士「あほやな岳人。インターフェアとられんで。」


入江「ま、ゆっくり決めたらいいよ。がんばってね!」


と言うわけでここまで。
もしだれが出てほしいとかあったら書いといてくれたらうれしいです。

―阿久津が空けた穴の近く―


??「ま、まずいよ、ここからじゃなきゃだめなの??」

??「ほかのトコ、全部監視カメラとかあるけど。それとも洞窟が良い?」

??「ど、洞窟??」

????「そんなガールフレンド、イジワルしてやるなって。」

??「……別にガールフレンドじゃないし」

??「もう!!朋ちゃんに知られたら怒られるー…。」

ー少しさかのぼったどこかー

「グーテンモルゲン!ニホンからお友達よー?」

??「ニホンから?」

????「突然失礼致します。私坊っちゃんのバトラーをしておりますミカエルと申します。そして」

??「―ウス」

??「君は……」

おつ

見てる人はいるのだろうか
少しだけ書いていきます。よろしくおねがいします。

>>134
某FF8スレに打つつもりが誤爆してたのか。すまん。
じゃぁ再開します

―休憩時間・バスケ部side―

日向「カントクは試合中審判で公平にってことでこっちにはいないし、だれか監督を決めろって話だったな。」

実渕「やっぱりこっちは征ちゃんかしら。」

赤司「いや、オレよりも……今吉先輩にお願いできますか?」

今吉「ワシ?なんでやねん。赤司がやったらええのに」

赤司「こちらのメンバーの中では適任ではないでしょうか。それに桃井と同じチームと言うこともあります。桃井の扱いには慣れているでしょう?」

紫原「赤ちんがいうならまあいいんじゃない?」

黄瀬「あれ、その桃井っちはどうしたんすか?

青峰「さつきはたぶん情報収集かなんかだろ。あいつはこっちに入るみてーだしな。」

赤司「もちろん、試合の指示などが不安ならオレがやっても構いませんが、コートの外から見れる立場の方がいたほうがいいと思います。」

今吉「(要は試合の指示云々よりも、桃井の情報をうまく使ってタイムアウトとか指示を出す役が欲しいわけか。)」

青峰「ま、よろしく頼むよ。今吉サン」

今吉「わかった。ならスタメンはもちろんキセキの世代5人、赤司、黄瀬、紫原、緑間、そして青峰や。」

黒子「え、僕は」

今吉「焦んなやって、黒子くんも後々出番あるって。」

火神「俺は!!」

今吉「悪くはないけど、どうせなら帝光中時代で慣れてる5人の方がええやろ。」

緑間「第一黄瀬と青峰とお前が一緒に出ても被りすぎなのだよ。」

赤司「ジャンプボールは紫原に任せるよ。」

紫原「はいは~い。」

氷室「今度は気を付けてくれよアツシ。」

赤司「相手は中学生とはいえ力は本物だ。油断だけはしないでくれ。」

青峰「珍しく面白そうな相手だしな。」

緑間「人事を尽くすだけなのだよ。」

黄瀬「なんとかなるッスよ。」

黒子「みなさん、頑張ってください。僕も出たいですけど。」

火神「いつでも交代の準備は出来てるからな!」

日向「俺らには出番はなさそうかな?」

伊月「ぶっちゃけこのメンバーの中に入らされても……なぁ。」

今吉「ほんじゃ、残りの時間は練習でもしてまってよーや。よろしくたのむで」

「「「「「「「オーッ」」」」」」」」」

いるゆ

―休憩時間・テニス部side―

乾「監督か……。」

跡部「おい幸村、任せてもいいか?」

幸村「あぁ、構わないよ。慣れているからね。」

柳「監督ももちろん選手としても構わないようだ。精市、頼む。」

桃城「問題はスタメンっすよねー。」

真田「俺はでるぞ!いいな?幸村!」

白石「まぁ、妥当やろうな。」

幸村「あとの4人か……阿久津くんはいるかい?」

河村「阿久津なら外に出てっちゃったよ。」

不二「越前がいないんじゃやる気もなくなっちゃったのかな。」

大石「彼がいないとなるとどうするべきか」

鳳「宍戸さん!出番ですよ!」

宍戸「黙ってろ長太郎。俺なんかお呼びじゃねーよ。」

神尾「速いだけってなると俺とかは真田さんに勝てねーしな」

謙也「強いやつがでるっちゅー話や」

幸村「まずはあのオールコート3Pシュートをなんとかしないとならないね。」

千歳「それについては考えがあるたい。金ちゃん。こっち来るね」

遠山「ほぇ?僕?」

幸村「運動量で強引に止めるきかい?でも身長差が埋められないよ。」

木手「それなら、センターとして俺が入りますよ。」

大石「そうか、縮地法があればヘルプにも出れる。いい考えかもしれないな。」

丸井「さすがキテレツ!防御の要ってやつだな」

ジャッカル「ブン太ーー」

柳生「泣かないでくださいよジャッカル。」

真田「雷の移動で俺もヘルプに入る。あの高さは厄介だが、打つ前のタメ時間の間にディフェンスに入れればなんとかなるかもしれん。」

千歳「そして、そもそもの溜めに入らせん為の金ちゃんたい。」

幸村「いいだろう。遠山くんのジャンプ力も相当なものだし、少なくとも邪魔に感じて躊躇くらいはしてくれるだろう。」

海堂「ジャンプ力だけならお前でもいけそうだけどな。」

桃城「ま、大阪のオチビでもそこまで変わんないだろうけどな。」

侑士「岳人はそのまま黙っとき」

菊丸「そもそもこのメンバーをまとめられる選手って少ないにゃー。」

大石「こ、こら英二!」

幸村「……大石君、試しにやってみないかい?」

観月「ダブルス向きの選手といえば大石くんですしね。」

真田「我が立海大附属のD1を倒すほどだ、大石秀一郎。やってみるといい。」

大石「ははは……こりゃタイヘン。」

甲斐「あと1人はどうするん?」

仁王「ウチの若いのを使ってみんしゃい。」

切原「お、俺?!」

幸村「赤也か……、悪くはないだろうね。」

海堂「ちっ」

日吉「……下剋上等だ……。」

侑士「そういえばさっきは居ったのにこういうとき一番うるさそうな跡部がおらんな。」

伊武「あの人なら電話持ってどっかいったケド。」

侑士「(何たくらんどるんや。跡部のやつ)」

幸村「ほかのメンバーも必要に応じて交代していく。相手は強敵だ。動きが悪いなんてことがないようしっかりアップをしておいてくれ。」

「「「「「「「「「おー!!!」」」」」」」」」」

―休憩終了―

相田「それじゃこれからバスケ部対テニス部のバスケの試合を始めるわ!」

相田「ルールは普通のバスケット準拠。1Q10分」

相田「ただしQ間のインターバルは特別に全部10分ずつ取るわ。飽練習だしタイムアウトは1Qにつき4回、各1分、交代は自由よ!」

相田「それじゃ、両チームスタメンは整列!」


青峰「なんかお前老けてるなほんと」

真田「ふん!たるんどる。」

遠山「よろしゅー。」

緑間「よろしく頼むのだよ。」

黄瀬「なんか、変わった髪型してるっすね。」

切原「あ?」

紫原「さっさと終わらせて、おやつたべよーっと。」

木手「忠告しておきましょう。あまり油断してると痛い目を見ますよ。」

赤司「よろしく」

大石「こ、こりゃ大変。」


相田「それじゃジャンパー!前にでて!」

紫原「はいはーい」

遠山「ほーい。いっくでー!!!!」

紫原「うるさいなぁ。」


根武谷「おいおいさすがにこれは……」

実渕「すごい身長差じゃない。」

花宮「まさか紫原の身長にゃだれも勝てねーからってスティール優先ってことか?」


白石「――

―休憩終了直前―

遠山「なーなー白石ー!さっきジャンプボールやれって幸村のあんちゃんに言われたんやけど、何するん~?」

白石「は?!金ちゃんがジャンパー?!ホンマにそういわれたんか?」

遠山「おー。なんか細かい説明もされたんやけどよくワカらんねん。」

白石「……何考えてんのや幸村クン。」

遠山「教えてーなー!白石ー!!」

白石「しゃーない。金ちゃん。よく聞きや?」

―時間戻って―

相田「じゃぁ、ボールあげるわよ~」

白石「あ、カントクさん!ちょっとまってや!」

相田「なに?」

白石「そっちの大きいお兄さんじゃちゃんとボール高くあげんとファウルんなってしまうから高めに頼んますわ!」

相田「そのつもりよ!ありがとう。」

紫原「この身長差じゃ飛ばなくても勝てそうだけどね。」

遠山「なにをー!!やってみなきゃわからんで!」


相田「じゃ、いくわよ!」


tip off!!


日向「ほんとにめちゃくちゃ高くあげやがったなリコのやつ」

伊月「まぁ紫原はそうじゃないと前みたいに最高地点に達する前に打っちゃうからね。」


紫原「(久々に普通にジャンプしても良さそうなくらいだわ。本気で飛ぼっ~と)」


氷室「アツシ!いいタイミングだ!」

火神「俺とやった時よりたけーじゃねーか!」

小金井「相手の子はタイミングも崩してる!いけるぞ」


紫原「よ~し、もらっ」

遠山「5!!!ワイの勝ちや!!いっくでー!!」バシッ!!

紫原「(?!さっきまで飛んでもいなかったのにいつの間に!!)」


青峰「でも力任せに打ちすぎだろ!誰もいねーじゃねーか!もーらい!」


堀尾「あー!!せっかく金ちゃんがとったのに吹っ飛ばしすぎだ!誰もいないゴール下に一直線!」


シュンッ

緑間「なっ!!!」

真田「動くこと、雷鳴のごとし!!」パシッ


2-0


大石「ナイスシュート!真田!すぐ戻っ」

真田「呼んだか大石。」

大石「さすがだね。」


赤司「……」

黄瀬「あぁ!!なにやってるんすか青峰っち!」

青峰「俺じゃねーだろ!!」

紫原「ごめーん、取られるとはおもってなかったよ。」

緑間「黄瀬!さっさとボールを出すのだよ!」


幸村「先取点は白石クンのおかげだね。」

白石「ははは、ホンマ、無茶させるわ。幸村くん。」

桃城「ってかそもそもどうしてあの身長差なのに金太郎が勝てるんすか?」

白石「金ちゃんに複雑なルールはアカンやろ?せやから相手が飛んだの見たらすぐ飛んで思いっきり前に手のひらで打てって教えといたんや。」

柳「そしてどんなところに打とうとこっちには弦一郎がいる。」

乾「力任せでも今みたいに雷で拾うことができる真田がいる分こっちは有利ということか。」

切原「さっすが真田副部長。」

真田「気を抜くな赤也!マークを外されるぞ」


日向「こっちは黄瀬→赤司→緑間だ!」

実渕「もうシュート体勢に入ってるわ。」


緑間「驚かされたとは言え、それだけで俺をフリーにするなんて随分と余裕なのだよ」

真田「誰が」シュンッ

木手「フリーなんですかね?」スゥッ

緑間「(縮地法とさっきの高速移動!)」

遠山「ワイもおるで!」


千歳「一瞬でもひるんでくれればジャンパーの金ちゃんもおるとよ」

菊丸「オールコート3P封じ成功だにゃー!!」


赤司「緑間!戻せ」チラッ

緑間「仕方ないのだよ」


桃城「そのまま奪っちゃいたかったっすね。」


葉山「やられた!」

火神「まさか緑間と紫原をあっさり抑えるなんて。」

若松「あの縮地法に雷とか言う瞬間移動、コート全部を守ってるようなもんじゃねーか。」

高尾「それにあの遠山って子のジャンプ力、火神に匹敵しそうなくらいじゃん。」

氷室「あのアツシ以上の速さと高さ、そして守備範囲か。」

木吉「他のみんなも迂闊に動けないなんて」


花宮「ま、監督があの人じゃなきゃ、これだけでも大金星なんだろうけどよ」

今吉「(せや、戻したったらええ。何も緑間だけやないやろ。それが出来るのは)」



黄瀬「向こうはすごいけど、こっちなら余裕そうっすね。」

大石「そっち!いったぞ切原くん!」

切原「(ボール持ったと思ったらもうあんな遠くに!どういうことだよおい!)」


パシュッ

9:45
2-3



海堂「なんでアイツが……」

日吉「オールコート3Pを!」


日向「俺のバリアジャンパーと緑間のオールコート3Pシュート!」

赤司「ここまで敢えて黄瀬には見学をさせたのはケガだけじゃない。これを隠すためだ。」

笠松「完全無欠の模倣!」


黄瀬「赤司っちがここで使うまでやめろって言うんスもん。やっと出番なんで本気でいくッス。」

というわけでここまで
続きはまた後日。

乙、こういうクロスは好きだよ。

テニヌの高校生チームをもっと出して欲しい。

8:03
8-12

若松「黄瀬と緑間の3Pが止まらねぇ!!」


紫原「たいくつ~」

青峰「黄瀬を止めようとしても緑間、高速移動なんていくらあっても関係ないしな」

大石「(なんとか真田の雷を使って2点ずつ返しても3点ですぐ離される……。)」

黄瀬「なーんだ、余裕っすねやっぱ。ガンガンボール回してっほしいす」

緑間「俺が打つのだよ!」


丸井「こっちボールだ!」


大石「真田!」

真田「動くこと雷鳴のごとし!」


7:49
10-12


日向「今度は黄瀬か?緑間か?」

黄瀬「お、また俺っス。」

切原「あんまなめてるとアンタ潰すよ!」


ジャッカル「バリアジャンパーとかいうのに追い付きやがった!」

柳「赤也の目が赤目になった!」


黄瀬「お!やるっすね。でも関係ないっすわ」


菊丸「黄瀬が3人もいるみたいにみえたにゃー」

伊月「あの動きは氷室のフェイク!?」

土田「どれが本物かわからない!」

切原「(くそ!抜かれちまった)」

真田「何をしている!落ち着くのだ赤也!」シュンッ


千歳「雷の高速移動で緑間のマークからこっちにうごいたたいね」

白石「ええで、真田クンナイスフォロー」


黄瀬「まじっすか。赤司っちー」

赤司「!」

遠山「ふんぎー!」


河村「緑間くんへのパスコースは木手くんと遠山くんが塞いでるよ!」

緑間「」スッ

海堂「な、なにしてやがんだおい!」

鳳「ボールを持ってないのにシュート体勢に?!」

火神「オイあれってたしか」

黒子「赤司くんとの試合で見せた技です!」

伊月「でもあれは高尾と緑間のコンビネーションじゃ……!」

高尾「いやいやいや、パスだけでゾーンに入れるような奴には勝てねーよ悔しいけど」


緑間「ナイスパスなのだよ赤司」


7:38
10-15


柳生「空中でボールを受け取って3Pを打つなんて」


黄瀬「所詮は中学生ってことっすね」

緑間「俺はもっと上手かったのだよ」

仁王(黄瀬)「にしても変な髪型っすねこのワカメ野郎」

切原「」ピクッ

黄瀬「え?いまどっから俺の声……」

堀尾「でた……切原の悪魔化!」

切原「テメーもあかく染め」

大石「き、切原くん、俺にも美容室教えてくれよ!髪が伸びたら切原くんみたいなセンスの良い髪型にしたいと思ってたんだ!ホントだよ!中学卒業したら伸ばそうと」

切原「プッ 大石さん、髪伸ばすんすか?」

大石「あ、あぁ……」


白石「デ、悪魔化はなんとかならずにすんだみたいやな」

仁王「そんなに睨むなやタマゴ」

柳「だが能力はむしろ上回っているように見える」

跡部「天使様だからな」

侑士「それ、気に入ったんやな跡部……」

真田「むっ?」

赤司「……」


石田「真田はんのマークに赤司がついとるで?」

金色「大石→真田のパスコースを塞ぐならまだしも、」

一氏「あの子でも皇帝の雷は止められんやろ」


不二「いや、あれは」


大石「(真田にパスを出したいのに)」

真田「(こいつ、俺が雷を使おうとしても常に進路に入っている……動けん)」

幸村「まさか真田の雷を真っ向から止められるとはね」


赤司「確かにその高速移動はやっかいだ。テニスであればこういう止め方は出来ないんだろうが、残念だがこれはバスケだ。」

桃城「どうなってんだ?」

海堂「真田さんの進路を読んでやがんのか?」

跡部「アーン?読んでいる?違うな。それじゃ真田にはアレがあるだろ」

千歳「さまざまな行動パターンを匂わし才気煥発の極みに至った手塚すら出し抜いた真田の奥義、陰」

跡部「そうだ。おそらく奴は」


黛「皇帝の目か」

赤司「瞬間移動だったならオレにでも止められないかもしれないが、所詮は高速移動だ。動きさえ視えていればいくら複数のフェイクで行動パターンを見せようと関係ない。」

赤司「君は普段皇帝と呼ばれているようだが残念だ。身動きのとれない傀儡など皇帝足り得ない。それに相応しいのはこのオレだけだ。」

仁王「たまご!5秒立つ!パスするんだ!……プリッ」

大石「!」

木手「真田くんがダメでも私がいますよ」スッ


謙也「でた!縮地法!」

神尾「うまい!雷がダメでもあれなら!」

黄瀬「面白いっすよねその動き」スッ

観月「彼まで縮地法を!」


遠山「タマゴのにーちゃん後ろにパスや!わいおるで!」

大石「ありがとう遠山くん!」

青峰「もーらい!」

遠山「あー!ワイのボール!かえせー!」

切原「あ!まてこら!」


笠松「うまい!スティールだ!」


7:31
10-17


白石「あの金ちゃんと赤也くんががボールを持っとる相手に追い付かれへんなんて……」

不二「みんなの得意技が封じ込められちゃったね」


ピー

相田「テニス部!タイムアウト」

紫原「なーんだ。こんなもんか」



幸村「思った以上に相手は上手みたいだね。真田」

真田「……まだ俺には風林火山が」

柳「バスケットでどうやって使う気だ弦一郎?」

真田「ウッ」

幸村「とは言っても真田、木手のカバーは必要不可欠だ。まだ下げられない」

幸村「残念だけど赤也と遠山くんは交代だ」

遠山「ええとこやったのにー」

切原「ちぇー。わかりましたよ」

幸村「かわりのメンバーはー」

青峰「もっとつえー奴らだと思ってたんだけどなー」

黄瀬「そうっすねー、少し拍子抜けっす」

緑間「人事を尽くすだけなのだよ」

紫原「でも青ちんと俺は楽だしいいけどね」

赤司「二人にもこれからは活躍してもらうけどね」

今吉「黄瀬くんは一旦下げる、でええんやろ?」

黄瀬「えっー?!!」

赤司「はい、俺たちキセキの世代の技や彼らの縮地法のような複雑な技を真似る完全無欠の模倣は今の黄瀬には長時間もたせられません。怪我もあります。」

今吉「まだまだたっぶり試合はあるんやしエースは温存ってことや。堪忍してや黄瀬くん」

黄瀬「仕方ないっすねーエースっすからねー」

青峰「調子に乗んなこら!」

黄瀬「フガッ!痛いっす!蹴らないで!」

赤司「黄瀬のかわりは

黒子「」スッ

火神「おっしゃ!」

赤司「黛先輩、頼みます」

黛「は?何言ってんだ。黒子でいいじゃねーか」

赤司「他のメンバーは変わらず、よろしく」

黛「おい赤司!にげんな!」

ピー

赤司「笛もなりましたから」

黒子「がっかりです……」

菊丸「大石!ゴールデンペアの実力、見せてやろうぜ!」コツン

大石「今回はダブルスじゃないんだからみんなでな?英二」コツン

跡部「足引っ張るんじゃねーぞオメーら」

真田「それはこっちの台詞だ跡部よ」



青峰「やっと出てきたか。リベンジさせてもらうぜ」

黛「何で俺が」

赤司「昔の黒子と同じようにボールが来る。気を抜くなよ」

緑間「わかってるのだよ」

紫原「はいはーい」

今吉「ま、なんとかなるやろ」

黒子「赤司くん……嫌いです」

ここまで

乙ー

続きはあきらめたほうがいいかな?

すみません
人いないと思ってゆっくり書くつもりでいたら私事で忙しくて来れなかった
21日(火)に時間がとれそうなので……
つまらん上に待たせてしまって申し訳ないです

7:31
テニス部10-17バスケ部

テニス部側ボールで再開です

千石「切原くんの代わりに跡部くん、遠山くんの代わりに菊丸くんが入ったのはいいけれど何か策でもあるのかい?」


真田「ムッ」

赤司「……」

乾「やはり真田にパスが出せない、ことごとくコースを赤司くんに潰されてる」

菊丸「おおいしー!!こっちこっちー」

紫原「うるさいなー」

木手「」スッ

青峰「行かせねーよ?」

跡部「出せ!大石!」

大石「跡部!」

切原「うまい!跡部さんフリーだ!!」

跡部「行くぞ真田」

柳生「しかし雷は彼に封じられています。パスは……」

赤司「っ!?(動けない?!)」

真田「ナイスパスだ跡部」


7:19
12-17


紫原「だいじょーぶー?赤ちーん」

赤司「あぁ、恐らくあれは青峰とのテニス対決で見せた技だろう」

青峰「骨格とかも含めて絶対に取れない位置に打つとか言ってたやつか」

緑間「帝王の目を持つ赤司に対して同様の観察眼の技とはな」

黛「悪いな赤司、止められなかったわ」

青峰「相手の絶対死角を狙ってパス。多少無茶なコースでも雷と縮地法で拾ってくる……か」

赤司「問題ない。それならそれでこっちにも見えないパスがあるからな」

跡部「大石、パスに困ったら俺様を通しな。俺様の相手は大したことねぇ」

大石「わかった。頼りにしてるよ跡部」


赤司「」パスッ

木手「(青峰への甘いパスですね。スティールを……)」

黛「ほらよ」

紫原「お、ほんとに黒ちんみたーい。懐かしー」


7:08
12-19


桃城「今パスが曲がったみたいに見えたんすけど……」

海堂「それに跡部さんのマークしてた相手が……消えた?」

乾「黛千尋、洛山高校3年。新型の6人目か……。特筆するほどの身体能力はない選手だが、彼の持ち味は他にある。」

柳「そうだな貞治。彼は極端に目立たないようにプレイすることで自分の存在を消すようにプレイをしている為にマークはもちろん、コートから消えたように見える。」

観月「そしてそれを利用してパスの中継点になる……ですか、厄介ですね」

神尾「でもそれってあの跡部さんとかまでごまかせるんすか?」

橘「いや、さっきの真田へのパスを見る限り完全に見失うわけではないだろう。しかし」

跡部「(一瞬とは言え他に注意を向けちまえば、パスを通される……ましてやこの面子だ、目立つのが一人ならまだしも目立つメンバーだらけの中でこの薄さだからこそ、面倒な技だな。)」

5:48
16-27

堀尾「せっかく返してもすぐに返されちまうよー」

千歳「相手のオールコート3Pもあるし、離されてばかりになってるたい」

大石「英治!そろそろ準備はいいかい?」

菊丸「うんにゃ、大分なれてきたもんねー」

黛「……何する気かしらねーが、光が一人でも充分に影になれるが、今は光が9人もいる。しかも控えにも光はいくらでもいる。俺を見つけ出すのは難しいだろ。」

黛「(そして俺の薄さに慣れたところで、こっちにはもっと薄いのもいるからな……まったく、前座扱いとといえこいつらを手玉にとれるのは気持ちいいさ)」

跡部「光だの影だの関係ねぇ。いいかよく聞いておけよ?」

跡部「俺様がキングだ!」

邪魔が入りまくって進めない……
明日午前中これたら少し進めます

ちょっとだけ再開

実渕「どうして征ちゃんったらあの跡部とかいう子のパスを止めないのかしら。」

葉山「赤司なら止められてもおかしくないよね。」

花宮「あ?お前らそんなこともわかんねーのかよ。相手の技をぶっつぶすタイミングを見計らってんだろ?」

今吉「もちろんそれもあるやろうけど、もう一つは潰す必要もないからやろうな。相手がどんな小技を使ってきても王には関係ない、ってことやろう。」


真田「キリがないな。一向に追いつけん」

大石「真田、ちょっといいかな。」

侑士「バスケ部の攻撃やな。」

木手「(黛のパスを防ごうとしても、相手の攻撃を止めるのが厳しいですね)」

跡部「なら最初からパスさせてやればいい。」

黛「(なんて考えてるんだろうけどよ、なら俺が直接シュートしてやるよ。)」


5:31
16-29


真田「やつめ、シュートまであるのか。」

跡部「アーン?おもしろいじゃねーの。」

大石「切り替えて、こっちのオフェンスで取ればいいだけだ。」

赤司「(相手のパスを止めるのは難しくない。絶対死角を突こうとする直前に目を使い動きを変えてやればいいだけだ。だが、おそらくそれで完全に封じ切ることはできないだろう。)」


5:24
18-31


河村「今度は誰にパスをするつもりなんだ……?」


根武谷「なっ!」

黄瀬「赤司っち→黛→赤司っちで戻してきた!」


黛「(ここで勝負を決めるつもりか)」

赤司「たとえ仮にこちらのメンバーのオフェンスを防げたとしても、黛のパスを封じようとも、オレの目を使ったオフェンスを防ぐことはできない。」

謙也「赤司のマークは大石!?無茶や!」

大石「いかせないっ!」

赤司「(大したフェイクは必要ないだろうが、先ほどまでの勝負で少し調子に乗った分のカリは返してもらおう。)」

火神「赤司のアンクルブレイクで倒された!!」

葉山「いっけー!赤司!!!」


赤司「なっ!?どうしてそこに菊丸が!」


大石「確かに赤司さん、あなたたちは強いです。一対一なら僕では勝てないでしょう。でもこれは」

菊丸「ダブルスだ!」

乾「大石がわざと抜かせた先に英二を据えてのスティール。しかしあんなの大石がどっちに動くかわかってないとできないだろうに。本番に強いやつらだ。」

柳「元々大石の領域やシンクロを使いこなせるあの全国ナンバーワンペアの2人だ。サインなんていらないだろうな。」

桃城「で、でも英二先輩さっきまで緑間さんのマークを」

乾「何言ってるんだ桃、英二は横方向にはめっぽう強い。」


火神「あれは俺たちが」

日向「ウィンターカップで見せた黒子の疑似帝王の目を素でやりやがったのか。」

高尾「おいおいその前に分身驚けよwwwwww真ちゃんビビってるぜあれ。」


緑間「ビビってないしそもそもダブルスでないのだよ!」


赤司「(初見なら、スティールされていた。認めよう。しかし2度目だ。)」

実渕「うまいわ。征ちゃんあの体制からパスを!」



菊丸「なんじゃらほーい!パスだにゃー」

「なっ分身がまだいるだと?!」


大石「そっちが見えない6人目を使うなら、こっちは見える6人目だ。悪く思わないでくれよ。」

菊丸「なんじゃらほーい!パスだにゃー」

氷室「なっ分身がまだいるだと?!」

切原「そのまま真田副部長が受け取ってシュートだ!」


5:15
20-31


赤司「それなら他のメンバーを使えば……なにっ?!」

青峰「マジかおい」

緑間「全員の前に菊丸が……」

紫原「パスコースまでないじゃ~ん」

菊丸「これで帝王の目オフェンスは封じたにゃー」

大石「そっちが見えない6人目を使うなら、こっちは見える9人だ。悪く思わないでくれよ。」


乾「とはいっても、オフェンスで英二の分身はトラベリングを取られるし、あくまでディフェンス専用だろうけどね。」

柳「弦一郎や木手もオールコートに動ける以上、この状態でパスをだすのは難しいだろうな。」


赤司「(ならば黛に……)」パスッ

黛「(このメンツがそろってて俺がパス出来ない俺に渡してどうしろってんだよ。」)

跡部「随分と隙だらけじゃねーの。それじゃぁせっかくの光も台無しだぜ?」

黛「ちっ」

花宮「さっきシュートしたせいってわけでもねぇだろうが、この状態でボールを止めちまえばいくら影でも隠れられねぇ。」


緑間「……邪魔なのだよ……。」

菊丸「君にだけは俺2人だよー。」

高尾「あの位置取り、真ちゃんの空中装填式3Pシュートも見抜いてるってのか。」


赤司「黛!戻せ!」

黛「(何とかしろよ赤司!)」

今吉「大石秀一郎、テニス部メンバーの中でも目立つところはないと思ってたがとんでもないやっちゃな」


大石「!さっきの今でどうするつもりだい?」

赤司「確かにドライブで君たちを抜くのは難しい。だが俺には3Pだってある。」

菊丸「打たれたところで止めちゃるもんね~だ。」

大石「緑間さんにもシュートはさせないよ?」

赤司「残念だが……その程度で勝ったと思っているのなら甘すぎるな。」

大石「……?!」

菊丸「ボールが消えた?!」

青峰「うおっ!いきなりパス回すなっての。」

菊丸「!!いかせない!」

木手「いかせません。」

青峰「おめーら二人じゃ止めらんねーだろーよ。」


5:01
20-33


赤司「ナイスパスの間違いだろう青峰?」

緑間「WC決勝でやってた黛を利用した疑似ミスディレクションオーバーフローか」


今吉「まだ交代したばっかりで黛が目立ってなかったのが急に目立ってもうたからな」

乾「大石と英二の意識を今の一瞬だけ目立ってしまった黛に意識を移し、その隙をついてパスしたのか。」

黛「まさかさっきの帝王の目封じで俺に意識を移ることまで計算に入れて出し抜かれたふりでもしてたのか?」

赤司「封じられたのは計算じゃないさ。素直に負けを認める。しかし対策が出来ないわけではないということさ。」

続きは明日か明後日です
申し訳ない

乙!!

菊丸「やっぱり」

大石「一筋縄じゃいかないか。」

跡部「あれは……」


千歳「絶体絶命のピンチにのみ入ることのできるダブルスの極地、シンクロ」

橘「お互いの思考、状況、体のけがの状況に至るまで全てが手に取るようにわかるようになる。」

鳳「大石さんと菊丸さんは狙ったタイミングでそれに入れます!」

宍戸「バスケの試合でしかもこんなすぐ使うなんてちょいダサだぜ。」


赤司「そのチンケなオーラで何を見せてくれるのかな?」

木手「……」


堀尾「また英二先輩が5人になってる!」

壇「でもそれは赤司さんには通用しないのに!」


乾「いや違う。これならいけるかもしれない。」

赤司「オフェンスで分身をしたところで分身のままではトラベリングになるだろう。」


大石「……!」

真田「なぬっ」


4:49
22-33


黒子「さっきまで通らなかったはずのパスが通った!」

火神「どうなってんだよおい」

氷室「大石くんが高速移動している菊丸くんにボールをパスしてすぐ真田くんにパスしたんじゃないかな。」

木吉「あまりに菊丸が速すぎていつ中継したかもわからなかったのか。」


相田「(トラベリングかと思ったけど、パスする一瞬だけストップしてる。でもあの高速移動に合わせてパスなんて……。)」


柳「相手の動きが手に取るようにわかるシンクロがあるからこそできるパス回しだな。」

花宮「でもすぐに赤司から誰かにさっきのパスされて決められるだろ」

今吉「……そうともかぎらんで。」


赤司「(黛やオレにまで菊丸の分身がマークしている?)」

黛「さっきまでは菊丸には俺が見えてなかったじゃねーかよ、それに俺が見えたとしてもなんで疑似オーバーフローまで使えなくなってるんだ?!」


観月「大石くんは視野の広いプレーヤー、鷹の目のようにコートを俯瞰して見ることは簡単でしょう。」

幸村「しかし黛が入ったことやその後のオーバーフローによって視線が誘導されてしまった。」


大石「そう、だから今度は直接コート全体を見ることにしたんだ。」

青峰「オイオイまさか」

赤司「シンクロを通して菊丸とその分身の視点まで見ているというのか……!?」

実渕「シンクロ、反則的じゃないのよ!」

菊丸「隙ありだにゃっ!」

赤司「!?」

紫原「赤ちんからスティール?!」

桃城「いけー!英二先輩!そのままシュートっす!」


青峰「させるか!」

緑間「調子に乗るななのだよ!」

火神「ナイスフォロー!これなら!」


菊丸「残念無念また来週―!」

大石「ナイスパス!英二!」


海堂「大石先輩にパスだ!」


青峰「うがっ!」

緑間「(シュートしようとしていたのは分身か……)」


堀尾「出たー!大石先輩のムーンボレー3p!」


4:30
25-33


ここまで

……さすがにシンクロで浮いてるからトラベリングにならないなんてのは許されないよなぁ…

明らかにテニヌが強過ぎるんだよなぁ…バヌケは何とかやれる範囲だし。

面白い
シンクロで浮翌遊行動は思いつかなかったわ
使われたら黒子勢勝ち目がなさすぎるけどね

多分来週には来れます
ほんと申し訳ない

支援

第1Q
4:30
25-33
バスケ部ボールから

赤司「…………」

青峰「敦!どこでもいーからはやくだせって!」

紫原「(そんなこといっても9人の菊丸が邪魔すぎるんだよ!)」


ピー!!


伊月「5秒たったか……」

日向「パス出す隙もないのかよ」

4:25
25-33
テニス部ボール

大石「(赤司くんか……スローインのときだけなら天帝の目もギリギリで)」シュッ

赤司「……」

切原「大石さん!誰もいないところにパスを!」

千石「天帝の目があるとはいえラインを挟んで手を出せない。ならギリギリ触られないところにパスは出せる」

柳生「そして、うちの真田と木手はコートのどこにでも動ける」


真田「ナイスパスだ!」

木手「真田くん!気を付けて!」

青峰「どうせボール取るまで瞬間移動されちまうなら」

紫原「取ってから止めればいいもんね」

緑間「この3人を抜けるものなら抜いてみるのだよ」


木吉「真田に3人ついた!これなら」

真田「……疾きこと風の如く」

青峰「!!」


幸村「根に持ってたのかい。真田……」

浦山「風林火山の風でやんす!!」

丸井「あの速さでパスなんて見えないパスみたいなもんじゃん」

柳「しかし弦一郎まで誰もいないところにパスを」

桑原「木手がいるんだろ?」

田仁志「永四郎もあれはとれないさー!」

黛「自滅かよ。バカじゃねーの」

真田「ふん!3人に注目させて後ろからスティールしようとする貴様に言われたくは無いわ。それに誰もいない?よく見てみろ」


菊丸「いっくよー!跡部ー」

今吉「お株奪われたなこりゃ。幻の6人目とは逆なはずやのに、どこにでもいてどこにもおらん。」

跡部「大石の視野と菊丸の身体能力が噛み合うとバスケですらここまでとはな。」

侑士「跡部のダンクや!」

4:18
27-33

紫原「(菊丸が集まる前にスローインするしかない)」

赤司「ナイスパスだ紫原」

青峰「チッ。全員があのパスをしてくるとなると厄介だな」

緑間「しかしこっちのやることは変わらないのだよ。むしろ俺へのDFが減って好都合。」


桃城「またボールを持たないでシュート態勢に!」

堀尾「出たー!緑間の空中装填式3Pシュート!」


4:10
27-36

緑間「止めたいのなら全力でこい」

大石「どんまい!切り替えていこう!」

黛「またギリギリの位置へのパスか!」


赤司「どうせパスされるなら大石をマークするのは無意味だ。オレがマークするのは」

真田「ちっ」

木手「私たち2人の移動を封じにきましたか……」

菊丸「大石の読み通りだよーんだ!」


不二「真田くんたちの移動はコースを塞げても英二のステップはどこからくるかわからないから止められない」

河村「そして英二がパスのコースを変えてしまえば……!」

桃城「いっけー英二センパーイ!」


青峰「赤司があの二人を封じてる時点でお前がくるってわかってんだから止めようはあるっつーの」

真田「誰を」

木手「止めるんですかね?」

実渕「征ちゃんがボールへの進路は塞いで瞬間移動を防いでも、ボール以外の位置への移動までは防げない……」


真田「疾きこと風の如く!!!」


仁王「おーおー、一瞬でコートをぶちぬいてけつかる」


菊丸「ナイスパース真田ー!」

黛「(何度も行かせるかよ!跡部へのパスコースは塞いだぜ。赤司が真田と木手の邪魔もしてるしな)」

赤司「黛!!気を抜くな!」

菊丸「ほいさ!」

菊丸「ほいほいっと!ナイスパス俺!!」

根武谷「自分で自分にパスだぁ?!」

葉山「塞がれたパスコースを無かったことにしやがった!」

花宮「大石→菊丸→真田→菊丸→菊丸→跡部」


紫原「でもパスコースの最後が跡部になるなら」

緑間「マークしておけばいいだけなのだよ!」

青峰「ずりーよオメーら先に行ってる役とか。走ったの俺だけじゃねーか」


金色「読まれて3人も!」

白石「跡部クン!まともに行くなー!」

青峰「ダンクなんかさせねーぞ王様!」

跡部「お前ら、油断しすぎなんだよ」

青峰「ダブルクラッチだろ?読んでんだよ」

跡部「そうかい」

紫原「なっ!?」

緑間「馬鹿な!(読めているのに体が動かない……だと……?!)」


遠山「ふ、二人がいきなり止まったでー」


青峰「もうそんなもんは俺にはきかねーよ!!!」

跡部「アーン?なら止めてみろよ」

青峰「(トリプルクラッチ?!でもそのくらいなら止められ…………嘘だろおい!と、取れねぇ……)」


4:01
29-36


葉山「す、すげー!!トリプルクラッチだ!!!!うおー!やりてー!」

笠松「あいつ、今何を……?青峰もなんでいま動かなかったんだ?


氷室「(ただのトリプルクラッチじゃない。最初のクラッチの時に紫原、緑間の絶対死角に入りブロックを防ぐ、)」

千歳「最初、青峰だけ動いたのも跡部の思い通りたい」

橘「そして二回目のクラッチの後で本来の跡部王国を使って青峰の絶対死角にむけてシュート」

乾「跡部王国、相手の絶対死角を見極めボールを打ち込む跡部のインサイトの極地だが」

柳「バスケ用にマイナーチェンジしてブロック出来ないようにする使い方もあるとはな」

赤司「(やはり天帝の目に近い使い方も出来たのか……跡部景吾)」


跡部「さぁ、油断せずに……俺様の美技に酔いな!」

緑間「」スッ

桃城「あの空中装填式3Pシュートって止められないんすか?英二先輩なら……」

乾「確かに英二のジャンプ力なら止められるかはともかくブロックは出来るだろう。でも、」

柳「菊丸のあの分身ができるのは地面に足がついてるときだ。飛んでしまえば分身は消え、他の4人もマークが出来ない。それにあのオールコートシュート」

観月「普通のシュートとは比べ物にならない負担があるはずです。恐らく残弾数があるでしょう。下手に攻撃手段を増やされリズムに乗られるよりは」

大石「(点差が開くとはいえ、後々のことも考えて彼に打たせてリズムに乗せず、オールコートも封じたい)」

3:55
29-36

大石「(その分スローインは外せないし集中して彼を止めなければ……)」

赤司「オレのパスコースまで丁寧に誘導して、緑間の残弾数を減らすつもりなんだろうが、あまり調子に乗るなよ大石秀一郎。」

大石「(これまで出せてたパスコースがない?!)」

実渕「征ちゃんまさか!?」

今吉「こりゃ驚いた。最初に"入る"んは青峰あたりやと思ってたけど」

赤司「このゲーム、キーマンは大石、君だ。君が何も出来なくなればチームが何も出来なくなると同じこと。これより先全ての行動を封じてやる。」


大石「(すごい集中力、隙がまるでない……)」

不二「あれがゾーン……」

乾「選ばれたもののみが踏み込める本来のパフォーマンスを引き出すことの出来るゾーン……」

柳「偶発的に入ることはあっても自分から入ることが出来るとはな」

葉山「でも赤司のトリガーって」

今吉「この前までの赤司のゾーンは仲間を見捨てて自分で勝ちに行くことだった。でも今の赤司はそれやない。」

花宮「じゃ、じゃぁなんだって言うんだよ」

今吉「んなもん知らんわ。ただ1つ言えるんは……この勝負。ワシらの勝ちっちゅーことや」

跡部「大石!よこせ!」

千石「うまい!跡部くんの跡部王国は赤司くんにも通じてた!そこにパスを誘導させれば」

大石「(いや……これじゃどのみち……)」


ピー!!


赤司「チームプレイに紛れてはいたが大石自体は所詮普通プレイヤー程度の身体能力。何をしようと目を使わずともインターセプトできる。シンクロとやらで跡部と意志疎通できるならまだしも声を出した時点で狙いはわかる。 絶対死角など関係ないな。」

菊丸「(赤司がスローイン?どっちにしても止めてやるもんねー)」

赤司「そのステップも確かに厄介だ。しかし動きが読めないわけでもない。」

桃城「あー!スローインされちまった!」

緑間「ナイスパスなのだよ」


3:41
29-39


跡部「スローインから直接空中装填式か……やるじゃねーの」

大石「(ま、また同じ展開に!)」

赤司「パスを出させてやろうか?」

大石「(!)」

赤司「もっとも出そうとしたところでその程度のパス、止めるがな。君に絶対的に足りないのは身体能力。テニスでは相棒がフォローしてくれるがバスケでは通用しない。1on1になることがどうしてもある競技だ。シンクロなんかに頼った時点で敗けなんだよ。」



ピー!!
3:36
29-39

向日「また5秒……!くそくそっ!」

宍戸「ちっ、激ダサだぜ大石。気合いでなんとかしやがれっつーんだよ。」

菊丸「あー!!」

緑間「急に張り合いがなくなったのだよ」

3:27
29-42

青峰「頼みの綱だったシンクロも塞がれちゃこうなるわな」

跡部「(手出しすらできねーとはな。)」

真田「ふんっ!」


ーシンクロの世界ー


菊丸「(くそ!なんとかしなきゃ……)」

大石「(でも何も……いや、一回落ち着こう英二)」

菊丸「(でも……)」

大石「(俺たちは青学ゴールデンペア……だろ?)」

菊丸「(!!だから絶対に負けられない!)」

菊丸「(プリッ)」

赤司「懲りずにまた大石からスローインか。せめて真田か跡部にすればいいものを……」

大石「……」


紫原「えっ!赤ちん?!」

赤司「死角をつかれた……のか?!いや、それ以前に大石のパスに反応できないだと?!」


菊丸「ないすぱーす大石!」

真田「(何をした?!)」

跡部「どいてろ真田。ここは任せろ」

桃城「おー!パス回しすげぇー!でも今のって跡部王国じゃ……どうして大石先輩が?」

仁王「なんじゃらほいほーい。アーン?」

海堂「ま、まさか……嘘っすよね」

柳生「場外にいる仁王くんのイリュージヨンを中継して4人でシンクロを……?!」

跡部「ダブルスがダメなら、4人でダブルス、やらせてもらうぜ」

0:21
38-50

花宮「点の取り合いにこそなってるし、リードもしてるけど」

伊月「どうなってる?あのゾーンに入った赤司でも止められないなんて」


赤司「(絶対死角だけじゃない。大石はまだしも菊丸、跡部まで視野が広すぎる。分身の数が減っているのに黛すら捉えている……?大石のプレイスタイルすら違う様に感じる……これは一体……)」


乾「何て奴らだ……体育館の2階から見てる仁王と大石と菊丸がシンクロして状況確認、ついで跡部と仁王がシンクロして情報を共有。さらに仁王が跡部から得た赤司の絶対死角を大石と菊丸に伝える。」

柳「こんな卑怯な手間違いなく大石の発案じゃないな」

仁王「ルールブックみても反則なんて書いてないのが悪いじゃき。」

青峰「さっきまでとは別人じゃねーの」

跡部「今話しかけんなよ。あんまり余裕ねーからよ。」

桃城「あと3秒!このクォーター最後は!」

緑間「行かせるか!」

菊丸「……ほいっ!」

緑間「(また動けん!これはさっきの跡部の……)」


第1Q終了
40-50

相田「おつかれさま!特別ルールで第2Qまで10分インターバルよ!」


ーテニス部ベンチー

幸村「大石君と菊丸君はさすがに限界かな?」

英二「う、うんにゃ、まだまだ……」

乾「あれだけの分身をシンクロしながら長く使ったのは初めてだろう。無理するなよ英二。」

柳「大石もだ。4人でシンクロなんて情報量が多すぎて普通ならオーバーヒートするレベルだぞ」

大石「ははは、こりゃタイヘン……」

仁王「タマゴ、よく急にやれたのぉ」

大石「よく言うよ。いきなりシンクロ中割り込んできて」


ーシンクロの世界ー

仁王「コートの外は退屈じゃき、手伝うぜよ。タマゴ」

菊丸「お、おれの真似するなよー!」

大石「落ち着け英二!なにする気だい?仁王くん」

仁王「跡部王国を使えばなんとかなるんだぜ。アーン?」

大石「……??」

大石「なんていきなりいい始めるんだから!」

跡部「まったく。シンクロにあんな使い方があるとはな」

幸村「跡部はまだ余裕がありそうだね。次のクォーターは跡部、真田、木手の3人は続行として……」

白石「あのメンバー相手に出れるやつなんておらんで……」

桃城「そーっすよねー。」

幸村「白石くんと桃城くんでいこうか」

白石&桃城「えっ!?」

ーバスケ部ベンチー

今吉「おつかれさん。どや、相手さんの感じは」

赤司「思っていたよりは手強く、想定外のこともあり終盤こそ狂わされましたが、大石、菊丸の体力は削れましたし、」

青峰「ここからはヨユーだろ」

黄瀬「でも青峰っちやられてたじゃないっスか」ボソッ

青峰「なんかいったかリョータ!ぶん殴らせろ!」

黄瀬「やめるっすー!」

紫原「元気だねー……」

緑間「まったく」

今吉「さっきのラストの場外シンクロは思わずワロタが点差が埋まったわけやない。向こうも流れにのれてへんし丁度ええくらいや。黛も大石が引っ込むなら跡部以外には機能するやろ。まだ2Qは赤司、青峰、緑間、紫原、黛で行ってもらうで」

黒子「ぼくの出番……」

赤司「黒子は奥の手だ。切り札だからしっかり相手を見ておいてくれ」

黒子「切り札なんですから切ってくださいね……?」

火神「俺も出たいんだけどなー」

緑間「ジャンプ力だけじゃキセキの世代には勝てないのだよ」

ピー!!

相田「さぁ!第2Q、40-50でバスケ部ボールから始めるわよー!」


木手「次こそ沖縄の存在感を……」

桃城「燃えてきたっすね」

白石「バスケでも聖書になるしかないわな」

跡部「ハーッハッハッハー」

真田「こい!雑兵ども!」


黛「(俺より歳上にみえるぞあいつ)」

赤司「……」

青峰「いや負けてるのお前らじゃねーかよ」

緑間「生意気なやつなのだよ」

紫原「なーんかムカついてきたしひねりつぶそ」

ここまで
跡部「あいつら……3人でダブルスしてやがる」
を言わせたかった……

ーとある飛行場ー

????「こちらのヘリコプターで20分ほどで体育館に着きます。」

??「ウス」

??「……さぁ、油断せずにいこう」

ー視聴覚ホールー

??「どの面下げて帰ってきた……」

??「まぁまぁ……おかえり。」

??「礼を言えなくてすまない。退去になってまで……」

??「別に気にしてないからいーよ。テニスなんてどこでもできるしね。」

??「おーおー!さすがおれの弟だぜ。(連れてきゃドードーも喜びそうだな)」

??「あ!ハムスターだ!!かわいー!」

??「?!」

と言うわけで以上です

くっそ面白い

石田「緑間はんのシュートの高さに対応するために桃城はんが出るのはわかる……だが……」

財前「白石主将……なんのために出はったん?」

謙也「まぁ順当に見たらあのメンバーを押さえる大石の代わりって言ったら蔵か柳くんってところやろ。強いもんが立つっちゅー話や」

金色「とはいっても白石くんに大石くんほどの視野の広さがあるわけやなしに。円卓ショットもバスケには使えんやろ。どーするんだか……」

白石「まずはDFや。桃城クンはもちろん緑間クンに。シュートを止めたりや。跡部クンは黛さん頼むわ。」

桃城「はい!任せてください白石サン!」

跡部「ま、大石がいねーんじゃ、そうするしかねーよな」

白石「真田クン、君は」

真田「紫原だな?任せろ」

白石「いやいや君は青峰くんやろ。木手クンが紫原クンをマークや。そんで俺が赤司くんやな。」

真田「OFはどうする」

白石「どーせ俺らは素人や。大石くんがいないんやし。DFもやけど下手にボールを追ってフリーになるなら打たせたってもええ。対策されてもOFも役割決めて対応したほうがええやろ。」

跡部「それで?どうするつもりだ白石よ」

白石「せやなぁ……」

赤司「1Qでは臨機応変に対応していたがここからは違う。桃井」

桃井「多分大石くんの代わりに白石くん。菊丸くんの代わりに桃城くんが出てくると思う。他のメンバーはとりあえずそのままって感じじゃないかな」

青峰「さつきがそういうならそうなんだろうな。どーすんだ?」

赤司「彼らを調子にのせると厄介だ。さすがにゾーンですら4人でのシンクロに対応しにくいとは思っていなかった。まずは思い通りに動けないようにしていこう。」

紫原「賛成ー。あいつらウザいしねー」

赤司「とはいってもこのメンバーだ。攻めても守っても普通にやることは変わらない。無理な1on1をしろとは言わない。上手くパスを回して翻弄するだけでも十分だ……が、」

緑間「あの光速移動と縮地法が厄介だな」

赤司「あぁ。緑間のシュートにもあるように体に負担のかかるあの動きを4Q続けられるとは思えない。まずは彼らの足から封じてみようか」

黛「(そもそも追い付けねーんだけどな)」

赤司「黛」

黛「(ヤベっ)な、なんだよ。」

赤司「先輩を中心にパスを回して翻弄しながらやっていきます。多少のスティールは気にしないでいいです。」

青峰「もちろんシュートもいいんだよな」

赤司「あぁ、だがギリギリまで引き付けてからだ。彼らは分身同様地に足がついてないとあの移動はできない。飛ばせておけば対したことはないからね」

ー2Q 4:42
42-65


堀尾「第2クォーター始まって5分経つってのに」

海堂「点が入ったのは1回だけ……」

切原「どうなってんだよ!しっかりしてくださいよー!先輩!」

柳「……貞治」

乾「あぁ、マークを常に切り替えられながらパスを回すあのフォーメーションに翻弄されているな。こっちがしたいプレイをさせてもらえていない」

金色「それだけやない。真田くんの雷や木手くんの縮地法が赤司くんのポジショニングによって誘導されてる」

観月「それも、赤司さんが跡部くんの眼力すら封じながらですね。」

赤司「大石くんたちが抜け、君以外が黛を捉えられない今、君の眼と君達の足を封じるだけでいい。」

跡部「……」


火神「なぁ黒子……あのフォーメーションって」

黒子「僕たちのステルスオールコートマンツーマンディフェンスのオフェンス版ですね。常にパスを回したり相手のマークを変えさせ、相手が焦ってスティールしようとするところを黛さんの薄さで中継してスイッチさせシュート。幻の6人目のいるチームの基本とも言える攻め方です。」

小金井「細かいマークチェンジで相手の隙をついて、影の薄い黒子のスティールを最大に生かすうちのディフェンスの?」

伊月「赤司のことだ。黛さんの特性を生かす為におそらく俺たちとのウィンターカップのときには完成させてたんだろう」

日向「陽泉との試合で見せたばっかりなのにかよ!」

実渕「あら、失礼しちゃう。あの発想自体は私たちにもあったのよ?影の薄さの特性なんてあったら誰でも行き着くところだし。」

葉山「最も、俺たちが使う必要が無かったし、マークを変えて攻める必要がある相手もいなかったしな」

根武谷「とはいってもさすがキセキの世代……ちょっと言われただけでその応用すら出来ちまうのはむかつくけどな」

黒子「多分彼らはそこまで考えてませんよ。赤司くんのパスや指示に誘導されて出来てるんだと思います。」

若松「でもそんな単純なもんじゃねーだろあれ!相当なコンビネーションが……」

黒子「緑間くんもですけど、彼らはそこまで頭よくないですし……それが出来るだけの才能があるのが彼らです。」

黛「(さすがキセキの世代。マークの外し方があの無冠たちよりもさらに上手い。気持ちいいくらいにパスが通る……)」


真田「(ボールが緑間に!打つのか?)」

緑間「あまりこういう戦いかたは好きじゃないが、勝つためなら仕方ないのだよ」

白石「あかん!真田クン!跳ぶなー!」

木手「またフェイク……でもパスの先は紫原!スティールを……」

紫原「あーぁー。また引っ掛かるのアンタ。」

桃城「(またあの見えないパスか……)」

青峰「ほいよーっと」


4:21
42-67


真田「くっ……すまん」

跡部「完全にかき乱されてるじゃねーの。」

白石「(下手にマークを決めたのが裏目に出たか……いや、あの黛とかいう見えへん奴、思ってたよりも厄介やな)」

赤司「そろそろ……かな?」

跡部「アーン?なんの話だ?」

赤司「絶対死角を見抜く眼力(インサイト)、確かに素晴らしい。このオレですらパスを死角に"出されれば"止めることが出来ない。」

跡部「よく言うぜ。パスを出せないように絶対死角すら誘導して、他のメンバーでパスコースを潰してやがるくせによ。マークを変えてる理由もそれを誤魔化すためだろ?」

赤司「本当にそれだけかな?」

跡部「あん?」

真田「こっちだ跡部!」

跡部「!!(いつ……ボールをとられた?!)」

赤司「君の出したパスを止めることが出来ないとはいえ、出すこと自体、止められない訳じゃないんだよ」


壇「ダダダダーーーン!カウンターですー!」

4:15
42-69


乾「跡部がパスを出そうと動き出した瞬間にスティールされた!?」

今吉「天帝の目……相手の骨格はもちろんで全てを観察し動きを予測して動き出せる赤司や。何をしようとしたところで赤司からは逃げられん。それに」

幸村「テニスとバスケの違い、ネットを挟んでいる為に相手に干渉できないテニスなら、絶対死角に打つことはできる。しかしそもそもの動き出し突くくことのできるバスケではそうはいかない。」

大石「そうか!さっきまでは俺をマークしてる赤司くんの絶対死角を突いていたから通ったけど、直接対決じゃ……」

菊丸「で、でもさっき跡部が3人抜いてシュートしたじゃん!」

乾「そこもテニスとバスケの違い……か。極端だがテニスは相手より先に24ポイントとれば勝ちだしいくら守っても点を取らなければ勝てない。守って粘ったとしても自分でポイントを取りに行くスポーツだ。しかし」

観月「バスケは40分凌げばいい。最初に1本シュートして相手の点を入れさせなければ勝ちですからね。」

金色「テニスのように攻めることのみを考えてつくられた跡部王国に対して、バスケの攻守を考えて使ってる天帝の目。」

柳「相手にブロックできないように相手の骨格状反応できない絶対死角を"攻める"ことは出来るが、その動き出しを止められてはどうしようもない。」

幸村「パスの動き出しを止める赤司の動きすら防ぐ絶対死角があり、それを見抜いて止められるならまだしも、テニスと違ってバスケはターン制じゃないからね。」

堀尾「あー、なんだか頭がこんがらがってきたー……」

跡部「だったらテメーの守備範囲に入る前にパスを出しゃいいだけだろ?いくぞ真田ぁ!」

赤司「……どこにパスを出しているんだい?」

跡部「アーン?忘れてないか?うちの真田はどこにで……まさかてめぇ!!」

赤司「これで君達の足は封じたよ」

真田「(くそ……足が動かん……だと?)」


相田「4:12ボールデット。バスケ部ボールね」


幸村「雷を酷使しすぎたな真田。」

柳「弦一郎が真っ向勝負をしてくることを見越し、足を疲弊させるためのパス回しやフォーメーションだったのか……」

乾「こちらの跡部と真田、二人を同時に攻略するとは……」

千歳「まずい!幸村!」

幸村「しんぱ」

相田「え?」


紫原「いくよ赤ちーん」

黛「(再起不能の真田に交替される前にボール出すとかえげつねー……。)」

赤司「縮地法の様な錯角はまだ放置しておけるけど高速移動の雷は特に厄介だったからね。悪く思わないでくれ。それにコートに皇帝は一人でいい。いくぞ緑間!」

緑間「」スッ

桃城「(またボールもないのにジャンプ?!……空中装填式3pか……!)とめる!」

緑間「!!(高い!こいつ火神より……?!)」


浦山「ダメでヤンス↑打たれたでヤンスー!」

不二「いや、よく見てごらん。桃、少しだけ爪がカスったみたいだ」


緑間「あの弾道ですら触るとは……ジャンプ力は認めてやる。俺のシュートをリングに当てさせただけでも誉めてやるのだよ。だが人事は尽くした。このシュート、入るのだよ。」


乾「リングに当たって入る確率。100%」

ゴンッ
グルグルグルグル



真田「(……くそ!!こんなところで、動け!動かんかこの足!!!!)」

真田「外に落ちんかーーーーー!!!!!!!!!!!!」

グルングルン……ポトッ

緑間「なっ!?」

柳「リングに弾かれてボールが落ちた!」

今吉「ハハハハ。やるなあの子。気合いだけでボールを落としよったわ」


跡部「真田お前……」

白石「みんな走りやー!真田クンのくれたチャンスや!」

木手「どこ投げてるんです!気合い入りすぎですよ!!白石くん!」


遠山「白石なにしとんねーーーん!!!」

石田「ここボケるところやないで!まともにいけやー!」

侑士「いいや、ここまでアイツの狙い通りやろ……無茶するわほんま……。」


黛「(おいおい気合い入りすぎだろーパスどころかゴールに向かってぶん投げてんじゃねーか。こっちボールもーらい)」

緑間「止めるのだよ!それはミスじゃない!!アイツが!」

桃城「ナイスパス!!白石さん!」


青峰「んぁー!!?」

若松「あの無理矢理ぶん投げたのを」

葉山「強引にダンクしやがったー!アリウープだー!」


4:01
44-69


桃城「ドーン!」

ピーーーー
相田「テニス部チームタイムアウトよ!」


ーバスケ部ベンチー

今吉「最後の笑ったけど、おおよそ狙い通りってとこらかの?」

赤司「そうですね……真田は引きずり出しました。これで向こうの緑間封じは無くなりました……と言いたかったが」

緑間「あぁ、アイツ、やるのだよ。」

花宮「あの桃城ってやつ、緑間がシュートを入れようが落とそうが俺たちのゴールの下にいて白石のロングパスをダンクしようとしてやがった」

高尾「真ちゃんのシュートはオールコートで打てるぶん滞空時間が長すぎるからこっちが入っても戻る時間はある……とはいっても」

黒子「落ちたときを想定して何人かはリバウンドしようとする……5人を抜くのは難しくても」

緑間「シュートをした直後の俺と赤司の上からダンクしようとするとはムカつくのだよ。」

青峰「ま、でも王様も皇帝も封じてるし、そろそろ俺も動きてーなぁ」

赤司「そうだな、真田が降りたいま、さらに攻めるチャンスだろう」

ーテニス部ベンチー

幸村「まったく。真っ向勝負のしすぎだよ真田。」

真田「……すまん」

木手「縮地法も限界のようですね。錯角だと完全に見抜かれてます」

白石「スコア的にも25点差……どうしたもんやろねぇ」

跡部「このクォーターさえ耐えきれればまだ勝機はあるんだがな」

柳「このクォーターさえ……か?精市」

幸村「どうした?」

柳「真田の代わりに俺たちを入れてくれないか」

乾「データは集まった。残り4分は任せてくれ。」

幸村「わかった。じゃぁ残りの時間は白石、桃城、乾、柳、跡部で行こうか」

桃城「うぃーす!燃えてきたー!」

コテつけ忘れてた
遅くなって申し訳ない。
ちと休憩

ー2Q
4:01
44-69
バスケ部ボールからスタート

赤司「行くぞ青峰」

柳「行くぞ青峰、と言う。」

赤司「?!」

乾「天帝の目を使いこちらの動きを読み、跡部への意趣返しのつもりで死角をつきつつ出す青峰へのパスが通る確率、100%」

跡部「うるせーよ乾」

青峰「何ボソボソいってんだ?皇帝じゃなきゃ簡単に抜けるぜ。」

乾「右→左→右と体重移動も含めたフェイクで俺と俺の後ろに控える白石にフェイクをかける確率100%」

青峰「全部読んでんのか?止めてみろよ」

乾「読まれていることに気づきロールで俺のブロックをかわそうとする確率も100%」

柳「そしてそのロール中にシュートを打つ確率120%、と貞治は言う」

青峰「!!」

パシッ

乾「データは嘘をつかない」

柳「ここから先の4分間、貴方たちがシュートを決めることはない。」


堀尾「で、でた。データバスケ……」

柳「黛からの俺へのスティール読めてる」

黛「(俺が取ろうとしたときにはボールを出してやがる)」

白石「ナイスパス!柳クン」

紫原「あんまり調子に乗るとひねりつぶすよ」

白石「おーこわっ。ならこっちや」

乾「白石がドリブルにノールックバックパスをする確率100%、それを見て俺に緑間がマークに付こうとする確率100%、さらに俺から跡部へのパスが通る確率も100%」

緑間「!」

乾「フリーになった桃に跡部のパスが通りアリウープが決まる確率」

桃城「100%!!!ドーン!」

3:45
46-69

黄瀬「こんな短時間でデータが取れるわけないっスよ!」

乾「短時間?」

柳「この合同練習、データを取るには充分な時間だったな教授」

緑間「!!」

青峰「だったらそれ以上の力でやりゃいいんだろ?!」


今吉「おーおー、まさか青峰がゾーンに入る相手があの二人とはの。てっきり跡部くん相手やと思ってたわ」


乾「!」

青峰「アンタらついてこれるかよ?」

乾「(右→左のあとロール、さっきみせたロール中のシュートではなく俺から離れるために。データではわかってるがさっきよりも速い!)理屈じゃない……」


柳「理屈じゃない……なんて冗談はやめておけよ貞治。」

青峰「!!」

乾「そこからさらにフェイダウェイ、それもフォームレスでの変則高弾道シュートで来る確率100%」

バシッ


今吉「なっ!!」

黄瀬「どういうことっすか!」

不二「ゾーンならさっき見たじゃない」

千歳「あの2人なら赤司さんのゾーンから青峰のゾーンの伸び代を考えるくらいやりかねないたい」

橘「あの2人で完全に止めてるな」


白石「ほないくでー」

赤司「いくらあの2人がすごくても、司令塔は君だ。君さえ止めれば」

白石「あ、やっぱり勘違いしてるわ先輩ら」

赤司「(何をいっている?跡部が司令塔とでも言うつもりか?)大石の代わりに入った君が……」

白石「ちゃうちゃうちゃうんちゃうん?俺や幸村くんが一回でもそんなこというた?」


柳「またバックパス。」

乾「さらにそこから俺にパス。さらにアイツへのパスが通る確率100%」


侑士「大石の代わりに入ったクセモノは白石やない。それは」


桃城「ナイスパスっす!乾先輩!」

緑間「また桃城のダンクなのだよ!」

紫原「打たせるかよ!」

黛「(2対1!もらった!)」

桃城「うぉーーーー!」

桃城「なーんてね」

乾「司令塔、桃城のダンクの振りをしてボールを後ろからくる跡部に渡す確率100%」

跡部「なるほど?フリーじゃねーの」


3:26
48-69


緑間「……やられた……」

赤司「紫原!」

乾「赤司のパスが黛によって曲げられる確率100%」

柳「そしてパスコース先は緑間だが……」

黛「(どうしてそこに!)」

桃城「おー!ラッキー!黛さんのボール取れちゃったよ!いきますよー」

白石「ナイスパス!」


3:19
50-69


葉山「どうして黛サンのパスが読めるんだよアイツら見えてるのか?」

赤司「(乾と柳は恐らく黛のデータを読んで黛を避けてる……だが桃城は……)」

黛「(まさか俺の心を読んでるってのか桃城のやつ)」


幸村「視野の広さは大石くんほどではないけれど相手の心を読めるほどの洞察力や味方すら欺く演技力。桃城くんは立派な司令塔になれると思ってたよ。」

白石「俺が入ったのはまとめやくっぽい見た目と単純な身体能力だけや。桃城くんが対緑間だけやと思ってもらえたら万々歳。」

桃城「とはいっても実際黛さん探すの大変っすけどね」

ー視聴覚ホールー
ピーーーー
相田『第2クォーター終了!54-71!また10分後、今度はテニス部ボールからよ!』

種子島「と言っても、2Qはなんとか点を食い止めるのがやっとやな」

大曲「あれでU-17の候補とか……勘弁しろし」

入江「いやいや、結構善戦してるほうじゃないかな?」

鬼「ま、ギリギリ及第点ってところか」

デューク「ですなぁ」

リョーガ「お前ら会議とか言ってずっとここで見てたのか?」

平等院「あいつらにこの合同練習の意味を気づかせるためにだ。すべては勝利のため」

毛利「合宿の意味?」

越智「……聞いてなかったのかお前は」

君島「それでは説明は私から」

ーバスケ部ベンチー

青峰「チッ……」

赤司「あのデータマンたちは厄介だな」

緑間「だがこちらも防げる程度だから」

紫原「余計に疲れるけどねー」

今吉「んー……さすがに黛くんは交代か」

黛「ま、しょうがねぇよな。元々フルで出られるタイプじゃねーんだ」

赤司「すみません。黛先輩」

黛「気にすんな。力になれなくてわりーな」

赤司「いえ……」


氷室「とは言ったもののこっちも決め手がないんだよね」

火神「実力的にはこっちが勝ってるしスコアも勝ってる」

木吉「でも少し離しても諦めないしすぐ追い付いてくる。」

花宮「あれで初心者ってんだから笑えるぜ」


今吉「3pも打たせてもらえんし、緑間も下げるか?」

赤司「いや、3pがあると言うだけで脅威のはずです」

今吉「せやな。なら……火神!出番やで!」

火神「お!おれか?!っすか!?よっしゃー!」

青峰「ま、桃城の高さに対抗できそうなのはお前と紫原だけだしな」

赤司「あぁ。みんなの負担を軽くするためにもベストだろう。よろしく頼む」


黒子「……ほんとにみんな嫌いです」

ーテニス部ベンチー

幸村「跡部、何か策があるのかい?さっきからずっと時計を気にしてるけど」

跡部「……来たか」


ギギギギギ


堀尾「体育館のドアが開いた……?」

浦山「誰か来たでやんすー?↑」

跡部「遅かったじゃねーか樺地!」

樺地「……うす……」

桃城「樺地!退場になったんじゃ」

跡部「選手としての樺地は退場だが、俺様の鞄持ちとしての執事は退場になってないはずだ。そうだろ?」アーン?

侑士「普段からずっとそんなやんお前……」

日吉「ただ帰したわけじゃなかったんすね」

向日「ま、アイツらは家同士の付き合いだしな。跡部もそんな冷たいやつじゃねーよ」

宍戸「でも樺地がいたからって何の解決にもならねーだろ」

鳳「し、宍戸さん……」

芥川「樺ちゃん選手じゃないなら出れないしね~。悲Cー」

大石「いや!樺地くんの後ろにいるのは!」

跡部「テメー"ら"の送別会だ。舞台は暖めといたぜ手塚よ」

手塚「勝つのは俺たちだ!行くぞ!」

ー第2体育館前ー

??「もー!すぐ置いてくんだから~。ここどこだろう……あっ!」

??「こんなとこで何してんのアンタ」

??「あ?誰に指図してんだ……テメー」

??「先、第1体育館いくよ」

??「まてこら小僧!!」

??「迎えに来たんならそういえばいーのにもー。素直じゃないなぁ」

ここまで。
時間があれば明日つづきます

落ち着けて書ける時間が取れない……すみません
代わりに黒子で定番のNGを……明日これたら続き書きます


↓色々な理由で本編でどうしてもやれないNGネタ


~回想~
黒子「例え100-0で負けてたとしても、残り1秒で隕石が落ちてくることがあるかも知れないじゃないですか。だから僕は諦めません」

火神「いやねーよ!!!」

~試合戻り~

大石「あ、あれはまさか!!」

赤司「パスしたボールが……!!」

緑間「全部吸い寄せられるかのように手塚の元へ……!?」


乾「スティールされるボールに回転を掛けて相手のパスが全て手塚の元にまるで吸い寄せられるかのように戻っていく!」

不二「バスケでもできるだなんてゾクゾクスルヨ」

堀尾「で、出た~!手塚ゾーン!」

http://imgur.com/tqMVm0B.jpg


パオーーーン ギャー!
ドゴオオオオオン

火神「隕石落ちた!!??」




……いやねーよ!
検索:手塚 き
までで恐竜って出ちゃうのはどうかと思う

流石、手塚
恐竜を絶滅させただけはある
面白い、続き待ってます

お待たせして申し訳ありません
黒子のバスケ最終巻、いま読み終わりました
新テニの方も手塚関連で矛盾しなさそうでほっとしまきた。
来週どっぷり休みがもらえたので、書き溜められたらと思ってます
今年中に終われるかと思いますのでもうしばらくお付き合いください

手塚「話は樺地くんから聞いた。」

跡部「残り8分だ、相手の情報は乾たちから聞いておけ」

手塚「あぁ……すまないな跡部」

跡部「うるせーよ。時間がねぇ。続きはコートでな」アーン?

大石「手塚!全く。俺たちになにも言わないでドイツにいくなんて。英二から聞いたときは……」

菊丸「お、大石それ内緒って!」

河村「まぁまぁいいじゃないか」

不二「ふふ、どうだいドイツは?」

手塚「あぁ。悪くない」

乾「相手のデータはここにまとめておいた。聞きたいことがあれば答えるぞ」

桃城「対バスケ部用ノートかよ……びっしりじゃねーか。見たくねぇ……」

海堂「合宿中ずっとデータを集めてたからな」

手塚「越前はどうした?」

堀尾「あ、え、越前はその……」

幸村「第3クォーターだけど……手塚にやらせるのが君の策かい?」

跡部「半分はな。……もう半分はミカエルが見つけ損なったがこっちに向かってるらしいぜ」

白石「俺ももうアカンかな~桃ちゃんの作戦バレてもーたし」

柳「俺と貞治のデータバスケものここまでだ。さっきの4分がギリギリだった」

金色「さすがにテニスと違って理屈だけじゃなんともならないわねー」

一氏「」サワサワ

金色「さわんなやボケ!!」

柳「それに俺たちは外からデータがとれればいいからな」

真田「……」

遠山「皇帝のおっちゃん元気だしやー」

幸村「そうしたらメンバーは手塚、跡部、桃城……」

跡部「ちょうどいいハンデだ。壇と堀尾でいいんじゃねーの?」

壇「だ、だだだだだーーーーん?!」

堀尾「お、俺たちがやるんすか!?」

幸村「……負けの責任は跡部に取ってもらうよ?」

跡部「負け?俺様には常に勝ちしかねーぜ?アーン?」

今吉「なんや、向こうは随分小さい子出してきよったな」

青峰「ってか真ん中にいる眼鏡のやつ……ほんとに中学生か?」

緑間「どうであれ、人事を尽くすだけなのだよ。」

紫原「17点差もあるしー余裕でしょー」

火神「やっと出番だぜ!」

赤司「さぁ行くぞ」

堀尾「おいおいおいおいほんとにやるのかよ……俺じゃ無理だって~」

壇「なのです……ダダダダーン」

浦山「うらやましいでヤンスー!」

幸村「しいた、君も出そうか?」

浦山「ごめんなさいでヤンスー!!!」

桃城「なんだか、しまらねーなぁ、しまらねーよ」

跡部「おい桃城、ここからは手塚に任せろ」

桃城「え?」

跡部「ただで帰ってくるわけねぇだろお前のところの部長もよ、アーン?」

手塚「さぁ、油断せずにいこう」

第3クォーターー
テニス部54-71バスケ部

相田「ピーーーーーーー」

乾「まずは跡部からスローインか」

柳「赤司がしっかりマークしてるが……」

大石「いや、触れられない状況なら跡部なら」

赤司「!(やはり絶対死角か……視えていてもとれないとはな)」

河村「そのままゴール下にいる手塚にパスが通ったー!」

跡部「手塚ー!やっちまいな!」

紫原「ひねりつぶすよ?」

火神「いかせねぇ!」

緑間「止めるのだよ!」


堀尾「て、手塚部長に3人ついてる!!」

壇「無理ですー!一回戻すです!」


手塚「……」

ードイツにてー

ボルグ「なに?日本でバスケ?」

QP「君はもうドイツの代表。それがわかってていってるんですね?」

ボルグ「その目、何か大事なものがあるのか?……1日だ。明日のこの時間まではクニミツは特別練習とする。時間がない!行け!」

手塚「!ありがとうございます!」

QP「よかったのかい?コーチには私から説明しておくけれど」

ボルグ「あぁ。いまクニミツに足りないのは絶対的な強者に対する経験とそれに向かうハングリーさだ。その経験をつませるためならば、どんなことでもするさ。我らドイツ代表が勝つためならな。」

QP「バスケなら足腰のトレーニングにもなるでしょうしね。あなたが言うならなにも言いません」

ーコートに戻りー

今吉「(手塚の左腕にオーラが集まっとる)」

手塚「うおおおぉぉぉぉぉー!」


黄瀬「あれは紫原っちの!」

氷室「トールハンマー!?」

ミシミシ……

56-71

火神「(俺だけならまだしも……紫原と緑間までふっとばしやがった!)」

緑間「何なのだよコイツ……」

紫原「なめた真似しやがって……」

乾「回転による遠心力をもパワーに変えるシュート、トールハンマー」

柳「手塚のすべてに秀でた身体能力……そしてすべてを二乗にして返すあの」

千歳「百練自得の極み……」

不二「さっきの乾のデータノートだけで再現したのか……?」

手塚「その程度か?遠慮するな。全力で来い」

赤司「緑間!」

黛「(赤司だけはあれ見ても冷静かよ……そのままスローインして緑間の空中装填式か)」

跡部「ちっ、やっぱりその目、めんどくせぇぜ」

桃城「簡単には打たせないっすよー?」

緑間「(コイツ……俺の飛ぶタイミングまで読んでるのだよ……)」


黄瀬「緑間っちシュートしないで火神にパスっす」


火神「ナイスパス!」

黒子「(火神くんを追ってるのは手塚くんだけ……?)火神くんきをつけて!」

氷室「フリースローラインで踏み切った!あれはタイガの」

日向「いけー!!!メテオジャム!!」


火神「うおおぉぉぉぉー!」

ドゴオォォォオン

9:45
56-73

小金井「ナーイス火神!」


跡部「すぐいくぞ手塚!そっくり返してやれ!」

樺地「ウス……」

今吉「まずい!手塚も打つ気や」

花宮「いや、赤司が追い付いてるぜ」

赤司「(メテオジャムなら止められる!)」

葉山「天帝の目がありゃとめられるぜ!」


ガクッ

赤司「!(これは……)」

実渕「征ちゃんが膝から倒れた?これって」

根武谷「赤司のアンクルブレイク……?」

ドゴオォォォオン!!

手塚「……お前たちのバスケはその程度か?」

9:38
58-73

赤司「オレの天帝の目を真似たと言うのか……?」


千歳「無我の奥にある3つの扉のうち百練自得の極み、才気煥発の極みをフルに使ってるたい」

幸村「才気煥発の極みは天帝の目と同じ未来予知……ただし天帝の目は相手の身体の情報を元に究極の後の先がとれる技。」

柳「対して才気煥発の極みは頭の回転を速くして何十手何百手先を常にシミュレーションして最善手を考えてから相手の先手を取る技とも言える。」

乾「千歳対手塚の変則シングルスの時に手塚の才気煥発が勝ったのは絶対的なテニスの経験の差があったからだ。ブランクのあった千歳に対して常に自身を痛みつけるようなトレーニングにも耐えてきた手塚だからな。」

海堂「で、でも才気煥発はシングルスでしか使えないんじゃ……」

切原「それに手塚さんバスケの経験なんて……」

白石「あれだけのバスケの経験者を相手に才気煥発を使ってシミュレーションをしてるんや、経験値なんて一瞬で溜まるやろ。メタルキング何体も倒したみたいなもんやで。」

謙也「ダブルスでも動きが複雑になるから使えんだけや、それに対応できる頭持ってるなら使えるっちゅーだけの話や」

橘「加えて手塚の相手の呼吸などからすらコースを読むことのできる類いまれなる観察眼、あれは天帝の目に負けずとも劣らないだろう。」

幸村「今の手塚に勝てるのは俺しかいない。いや、俺でも……」

真田「……」

今吉「あの才気煥発とか言うのを使うためにあえてちっこいのを出したわけか……」

花宮「クハッ。やっかいな3Pは桃城に任せてるのも少しでも読む相手を減らすためだってのかよ。4対2みたいなもんじゃねーか」


跡部「俺も手塚も元々シングルスプレーヤーなんだぜ?端からチームプレーなんてする気はねーよ」

手塚「さぁ来い!」

赤司「緑間にも回せない、残りのメンバーすら封じる……それも二人でか」

跡部「アーン?てめーのスローインは止める気ねーよ。どうせ止められねーからな」

手塚「止められないのなら、止めなければいい」



5:46
70-73


若松「青峰のフォームレスシュートも紫原のディフェンスも、緑間のオールコートシュートも火神のメテオジャムすらも全部倍返しされてやがる」

桃城「ハァ……ハァ」

緑間「どうしたのだよ桃城、もうバテたのか?」

桃城「……へへ、まだまだっすよ。」

手塚「無理はするなよ桃城」

桃城「ウィーッス。燃え足りねーな~。燃え足りねーよ。」


大石「(口ではそういっていても……)」

赤司「(跡部と手塚のサポートをしつつ緑間を常にマーク、堀尾と壇の二人のフォローまでしている桃城の体力はかなり厳しくなってきているはず)」

海堂「けっ、情けねぇ」

真田「桃城よ……」

桃城「(あの真田さんがここまで持たせてやっとつかんだチャンス。本当なら誰よりも手塚部長とコートに立ちたいのは真田さんなんだ。気持ちはいてーほどわかる。その分も絶対に負けられねぇ)」


火神「緑間が構えた!」

緑間「すまないな桃城武。ここで負けるわけにはいかないのだよ。本気でやらせてもらう」

桃城「!!」


高尾「真ちゃんがゾーンに!」

実渕「征ちゃんの引き上げじゃない!自分から!?」

葉山「あいつがゾーンとか何がどーなるんだよ!」

桃城「(タメが短くなっただけか?これなら止められ……なっ!)」

緑間「お前はもう飛べないのだよ」


根武谷「実渕の虚空か?こりゃ」

実渕「悔しいけどそれ以上よ……失礼しちゃうわ……まったく」

パシュッ

5:32
70-76

高尾「あの真ちゃんが他人の技なんて……」

黒子「多分虚空だけじゃないです。緑間くんはシュートに関しては間違いなく誰よりも上手い」


壇「だだだだー!あー!」

黛「赤司のやつ容赦ねーな。あんな子からまでスティールかよ」

赤司「緑間!」

跡部「こんどは普通にパスかよ」

桃城「次は止めますよ!」

緑間「……無駄なのだよ」

桃城「(今度は飛べる!)うぉーーー」

スカッ

パシュッ


5:12
70-79

氷室「まさか今のは俺の」

火神「ミラージュシュート……」

黒子「緑間くんは自分のシュートに絶対の自信を持ってます。そんな彼にとってはどんな技も小細工だと思ってるでしょう。それでも」


緑間「勝つために人事を尽くすのが俺のバスケ、自分のシュートを活かすためなら屈辱だろうと使えるようにするのが人事を尽くすということなのだよ」

高尾「真ちゃん無敵すぎっしょ……」

手塚「切り替えろ桃城!忘れるのも技術だ!」

桃城「手塚部長……はい!」

跡部「手塚!」

乾「まずい!手塚に赤司がついた!」

今吉「いくら手塚がすごい言うても赤司の目から逃げられる訳じゃないからな」

手塚「」ピクッ

赤司「!」ガッ!

相田「ピーー!アウトオブバウンズ!」

柳「手塚がモーションに入る瞬間スティール……天帝の目か」

跡部「でも何か違うみてーじゃねーの?」アーン?

赤司「(確実に奪ったはずなのにボールがコート外に弾かれた?)」

手塚「天帝の目、確かに素晴らしいスキルのようだな。動けないのなら動かなければいい……」


不二「まさか……キミは……」

跡部「ほらよ手塚!」

赤司「確かめさせてもらうぞ」

手塚「こい!何度でも」

手塚「」ピクッ

赤司「!」ガッ!


相田「ピーー!アウトオブバウンズ!」
5:06
70-79


真田「手塚め。ボールが奪われる直前に回転をかけて」

跡部「強引にコート外に弾かせてやがるのか……」


堀尾「あれってまるで」

乾「手塚ファントム!」

赤司「ボールに回転をかけて弾き出す……だと……?」

青峰「そんなのありかよ」

火神「赤司ですら止めらんねーのか?」

紫原「でもそれそのまま続けりゃコッチの勝ちじゃん」

緑間「……身もふたもないのだよ」

跡部「そのまま続ければ負けはお前らだぜ。壇!」

壇「ナイスぱ……いたっ!」

跡部「アーン?」

幸村「跡部の壇くんへのパスが顔面に……」

壇「きゅ~~~」

堀尾「おい!太一!しっかりしろよー!!」

跡部「樺地……二人を医務室に持っていけ……」

樺地「ウス」

青峰「大丈夫かおい……」

紫原「殺人パス~?」

緑間「スポーツで人が死ぬほどの怪我なんてしないのだよ!」

黒子「やっぱり緑間くんってバカですよね」



??「おい、太一になにしてんだ。おろせ」

樺地「う、ウス……」

??「起きろ太一。」

壇「きゅー」

??「起きろ」

壇「……阿久津……先輩??」

阿久津「テメーの仇は俺が取ってやる。だから起きろ」

壇「は、はいです……」

??「仇も何もやったの味方じゃん」

阿久津「誰に指図してんだ小僧。やつらが来たせいだろうが。」

??「はいはい。」

跡部「主役より後にくるんじゃねーよ。王子様。探したぜ」

手塚「久しぶりだな越前」

越前「チーッス。おかえりなさい。部長」

堀尾「えちぜーーん!俺おいてどっか行くとかなしだぜー!」

越前「何言ってんの堀尾……」

竜崎「堀尾くん……」



相田「えーっと……再開したいんだけど……」

幸村「あぁ、済まない。壇くんに変わって阿久津で」

堀尾「お、おれはー?」

越前「ファンタ一年分」

堀尾「いくらでも払うよーこんなメンバー俺無理だろー!」

幸村「堀尾くんにかわって越前でよろしく」


相田「じゃぁ5:06、70-79から試合再開しまーす」

主人公揃ったしもうバヌケしてもいいよな?
……ちょっと休憩しまーす

跡部「越前!パスだ!」

越前「!」

阿久津「わりーがそのパスはもらっとくぜ」


今吉「み、味方のパスを奪うってなんやねん。」

木吉「それにあの動きは一体……」


青峰「まてよ不良野郎」


黄瀬「青峰っちが追い付いてるっす」


阿久津「誰に指図してんだ?」

赤司「(なんだあの動きは……青峰の型のない動きとも違う……)」


相田「(すごい身体能力ね、ステータスの伸び代が見えない……どんなスポーツをさせても頂点にたてるような……)」


阿久津「さて、攻めるぞっと」


千石「阿久津、絶好調だね、シュート決めちゃうよー」


青峰「(変な動きしやがって、……止める!)」

若松「上手い青峰読んでた!」

火神「いや、あれは野生!」

阿久津「逆だぜ」クイッ


4:49
72-79


若松「青峰が飛んだ方向と完全に逆に……」


青峰「楽しませてくれそうじゃねーの」

赤司「青峰!」

火神「青峰対阿久津か……」

黒子「青峰くん!」

花宮「お得意のチェンジオブペースか?」


青峰「(そろそろいくか)」ドンドン

阿久津「あんまり退屈せんなよ」ヒョイッ

青峰「!」



千石「チェンジオブペースをしようとする瞬間、一瞬動きが止まったみたいだ」

菊丸「だにゃ」

乾「その瞬間を見逃さずに動いたのか阿久津のやつ」

柳「あの阿久津の柔らかい筋肉がそれを可能にしてるのか?」


4:38
74-79

青峰「ちっ……」

赤司「(緑間へのパスコースだけは完全に跡部に塞がれてるか……)紫原!」

跡部「アーン?いったぞ手塚!」

手塚「うむ。」

紫原「!(うそー。赤ちんからのパスをインターセプトっ!?)」

手塚「」グググ


堀尾「いっけー!そのままオールコート3Pだぁぁー!」


紫原「はぁ?!打たせるかよ!」

手塚「」パシュッ

紫原「!!(飛べない……!?)」

緑間「まさかさっきの虚空を!」


実渕「どいつもこいつも私の技を……嫌になっちゃうわ!」


火神「まだだ!」

黒子「うまい!紫原くんのフォローに入ってた!」

日向「火神のジャンプ力なら止められ……」


火神「(うそ……だろ……)」スカッ


氷室「俺のミラージュシュートまで……」


4:25
75-79

赤司「火神!」


乾「赤司のスローインが火神に」


火神「みんなやられてんだ……俺が助けるんだ!」


葉山「あいつゾーンに!」

根武谷「しかもあの位置!フリースローラインってことは」

伊月「いっけーーー!」


越前「へぇ。ゾーンなんてあるんだ。面白そうじゃん」

跡部「気を抜くな越前!」

火神「うぉぉおぉぉおぉお!!!」

越前「あっぶな……」


4:15
75-81


乾「越前を飛び越えてメテオジャム……」

柳「あそこが身長差的に一番のミスマッチだからな」

不二「でも……あんなことされて大人しくしてるタイプじゃないけどね。越前」

大石「こりゃタイヘン」

跡部「ほらよ越前」

越前「You still have lots more to work on(まだまだだね)」


堀尾「無我の境地だー!」

切原「!なんていった!」

柳生「少しは英語を勉強したまえ……」

仁王「このワカメ野郎、プリッ」


日向「どいつもこいつも日本語でしゃべれやコラ。ディスイズジャパーーーン!」

伊月「それ実は正しかったって言われたのそんなに嬉しいか?日向」


火神「まだまだだね?」

越前「へぇ。英語喋れるんだ。やるじゃん」

火神「向こう育ちなんだよ」

越前「俺も。そろそろいくよ?」

火神「!!(この動きは青峰の!)」

越前「ついてくるんだ。ならこれは?」グググ

火神「(緑間のシュートか?!)止める!」

越前「なーんてねー」

火神「パス!?」


桃城「(自分で決めるツモリだろ?)ほら!決めてこいよ」


高尾「アリウープ!いや、ボールが浅すぎる!」


越前「サンキュー桃先輩!」


4:01
77-81


火神「(嘘だろ!あいつアリウープでメテオジャムを……!)」


越前「バスケもなかなか楽しいっすね部長」

手塚「あぁ、そのようだな。」

ピカーーーン


日向「うぉ……まぶしっ!」

赤司「なんだ!」


千歳「二人して天衣無縫の極みたい。もう自由に使えると?」


幸村「僕もそろそろ動こうかな。審判さん桃城くんと僕をチェンジで」

不二「本気でやる気かい?」

幸村「まさか。あの二人のフォローは桃城くんには大変だろうからね。」

赤司「予定より早いが嫌な予感がする……本気でパスを出すぞ。それと黄瀬!」

黄瀬「出番っすか!」

赤司「火神とかわってくれ」

青峰「良いとこなしだな」

火神「ウルセー」

赤司「紫原!」

跡部「(赤司の野郎さっきよりもキツイパスだしやがる……それに黄瀬か……面倒だぜ)」

紫原「ナイスパスー!(久しぶりに赤ちんのちゃんとしたパスだなぁ。)」

手塚「行かせない」

紫原「こわっ。ほい黄瀬ちん」

黄瀬「任せろっす!」

越前「行かせないけど?」

青峰「ばか!回せリョータ!」

赤司「こっちだ!」

黄瀬「ちぇー。残念っすー」

緑間「」グググ

乾「まずい!緑間がシュート体勢に!」

柳「来るぞ!空中装填式3Pシュート!」


緑間「いいパスなのだよ赤司!」パシュッ

阿久津「ちっ!」


3:48
77-84

跡部「ほらよ!」

手塚「!」

赤司「打たせない!」


向日「手塚のマークに赤司が!」

樺地「ウス……」

侑士「どこみてるん岳人……手塚なら逆サイドやで」


赤司「!(幻!?)」

手塚「」パシュッ


3:35
80-84


桃城「しっかりオールコート3Pっすね」


赤司「青峰!」

青峰「おう!いくぜ阿久津!」

阿久津「ゾーンか?少しはましになったじゃねーの」


壇「阿久津先輩がちゃんと構えたです!」


青峰「……!」

阿久津「……!」


乾「さっきと同じ展開か!」

柳「いや、阿久津のスティールを青峰が避けている!」

今吉「そうや、最強は青峰や」

若松「そのまま変則シュート!いけー!」


越前「もーらい。」

青峰「オイオイ!そりゃなしだろ!」

阿久津「ちっ。」


大石「青峰くんが仰向けになるほどの変則フェイダウェイを放った時の高さなら越前でも届くとはいえ……」

不二「あんなタイミング普通とれないよね……」


手塚「そのまま決めてこい!越前!!」

越前「ウィーッス」

黄瀬「行かせないっすよ!」

越前「coolドライブ!」

黄瀬「ウボァー」



切原「ボールを黄瀬の野郎にぶちあてやがった!!!!!」

田仁志「あれは痛いさー!!しかもあれは回転強くてワッターの体を這っていったさー!」

蔵卯座『あのボールもそのまま黄瀬の体を伝ってゴールへ!!!』


ドゴオオォーン

3:26
82-84

黄瀬「こ、こんなの……なしっス……」

黒子「黄瀬くん交代です。」

黄瀬「せめて……起こしてほしいっす……」

今吉「もう黒子くん行きたくて仕方ないんやな。行ってこーい」


堀尾「!相手が今はいった人以外ゾーンに!」


日向「赤司のパスか!?」

桃井「赤司くんのパスの引き上げは並みの選手なら90%前後に引き上げます……でも自力で入ることのできる彼らなら……」

相田「(90%なんてとんでもない。120%でも足りないくらいよこんなの……)」

緑間「ナイスパスなのだよ赤司!」

阿久津「(こいつタメがさっきよりみじけぇ……届かねぇ)」


パシュッ
3:18
82-87


跡部「ほらよ手塚ァ!」

手塚「!!(はやい!)」

紫原「行かせないよ」

越前「部長うしろ!」

手塚「(越前!)」

青峰「もーらい!」


伊月「うまい!手塚のバックパスを青峰が取り返した!」


越前「むかちーん」


3:10
82-89



幸村「……」

跡部「随分動きがよくなったじゃねぇの。ほーら凍れ!見つけたぜ」


根武谷「赤司バリの針の穴を通すようなパス!」


幸村「ナイスパス跡部……」


柳「精市?」

浦山「部長スローペースでヤンスー!」


青峰「おいおいとろとろしてんなよ!」

緑間「追い付いたのだよ」

紫原「いいパスなのに無駄にしちゃったねーざんねーん」

赤司「……」


高尾「うわ最強メンバー4対1とかやりたくねー」

氷室「しかも後ろから黒子くんのスティール!」


黒子「(立ってられない?!)」バタッ

青峰「(野生の臭いが……)」

緑間「(何も聞こえん……だと……)」

紫原「(お菓子の味が……)」

赤司「(な、何も見えないだと?!)」


日向「え……?なんだよこれ」

真田「幸村のバスケが始まった……!」


幸村「全中3連覇のチームにしてキセキの世代?その割には動きが悪すぎるよ」パシュッ


2:57
84-89

今吉「全員の動きがぎこちない……?」


赤司「見えなくても音さえ聞こえれば……」

紫原「赤ちん!」

赤司「そこだ!」


紫原「味がないくらいなら戦えんだよ!なめんな!トールハンマー」

手塚「そうだな」

跡部「(あのパワーを一人で押さえやがった……)」


桃城「お菓子の味がしないってので力が出しきれないんだ……」

海堂「全員のゾーンもとけてやがる」

不二「フォローどころかしっかり全員封じてるね幸村くん」


越前「こぼれ球もーらい」

青峰「……!(どっちに動くのかさっぱり読めねぇ……)」


桃井「しっかりして大ちゃん!!」

2:48
86-89

幸村「どうやら聴覚も失いかけてるみたいだね」

赤司「(……とうとう音さえも……)」

黒子「赤司くんっ!」


火神「黒子が何とかスローインを拾った!」

氷室「そのまま緑間に!」

緑間「ナイスパ……(目が見えなくなっただと!)」

幸村「君は視覚かな?」

緑間「目が見えなくても何億も打ってるシュートなのだよ。打てる!」


2:30
86-92


高尾「執念で決めたけど……」

木吉「代償が大きすぎる……」

花宮「今吉先輩よぉ、交代させねーのかよ」

今吉「いま交代したところで、誰が出てもこうなるんや。アイツらが乗り越えてくれるのを待つしかないやろ……」

相田「ピーーーー第3クォーター終了!98-92!つ、次はバスケ部からスタートよ!」


ーバスケ部ベンチー

赤司「……」

青峰「……」

紫原「……」

緑間「……」

黒子「……」

今吉「(誰も何もしゃべれんか……当然や。なんとかならんのな……)」

ーテニス部ベンチー

切原「なーんか、楽勝っすね」

真田「途中で抜けたお前が言えることか赤也」

仁王「真田も途中で……プピーナ」

幸村「このまま第4クォーター、終わらせよう。」

手塚「あぁ。」

跡部「こんな終わり方になるとはな」

越前「こっから這い上がってくるかも知れないっすけどね」

阿久津「テメーじゃねぇんだ。ありえねーだろ」

越前「でもあの人たち、諦めてないっすよ」

ー赤司の思考ー

「……黒子との試合で味わった初めての負けを何度も何度も思い出させられるような感じだ 。これまでここまで辛いことなんて無かった気がするな。」


「そんなことはないだろう。僕がなぜ生まれたか考えてみろ」


「そうか、お前、まだ残っていたんだな……」


「僕はもう戻れない……。一度負けた時点で僕のアイデンティティは消滅した……だが思い出せ。なぜバスケを始めたのかを」


「それは母さんが……。」


「僕がいない今、お前はもうバスケを楽しんでもいいんだ。」


「バスケを楽しむ?」


「出来なければそれも僕がやるだけだ。もっとも僕に楽しむなんて言葉はないがな。僕に対して兄のような気持ちでいるんだろうが、頭が高いぞ」


「……そうだな。出来の悪い兄だ。母さんがさせてくれたバスケ。楽しかった 。その気持ちは今のオレにも変わらない……」

ー黒子の思考ー

「バスケは本当に辛いですね。僕にとってはいつでもキツイ……。帝光中の練習も辛い。誠凛で練習も……もう僕には……」


「おいおいテツ、そんな練習についてきてたのはお前じゃねーか」

「ったく。俺達に僕は影だとか言ってた癖に。自分が落ち込んだときだけこれかよ」


「青峰くん……火神くん……?」


「ばーか、そいつらだけじゃねーぞ」

「黒子くん、しっかりしなさい」


「部長、カントク……みんな!」


「黒子!オレと二人で始めたバスケ、今じゃこんなに一緒にやる仲間がいるんだぜ、楽しいよな。もう一回やろうって約束!忘れるなよ?」


「荻原くん……!」


「そうだ。確かに僕一人では勝てない。でもみんなでやるバスケが何より楽しかった。そうだ。」

相田「ピーーーー……。時か……きゃ!」


ピカーーー


黒子「僕は影だ!今こそみんなを勝たせてみせる!」

赤司「オレは、いやオレ達は赤司征十郎だ。負けるわけにはいかないな」



青峰「ったく、テツもさつきも、夢の中でまでおせっかいすぎるぜ」

桃井「大ちゃん!!」

緑間「……ラッキーアイテムはキリンの置物だったのだよ。高尾」

高尾「ほいほい。これでしょー?」

氷室「ほらアツシ、まいう棒」

紫原「……味噌煮込みつけめん味があるならもうちょっと頑張ってあげてもいいよ」




幸村「全員、乗り越えてきたみたいだね」

手塚「あぁ」

越前「油断せずにいこうってやつっすか?」

阿久津「最高じゃねーの」

跡部「これでこそ、テメーらの送別会にふさわしいぜハッーハッハッー」

「すげぇ試合だ……」

「真っ向勝負でそいつらを倒せ!」

「何が起こってるかわからねぇ!」

「思い出しませんか……?命の殺り合いを」

「いなくなった人のこと……時々でいいから……」

「見ていて気持ちがいいな」

「見えるんすか?」

「いつか追い付きますよ……」

「羨ましいでやんす!」

「僕もいつかこんな試合ができるかな……」

「いつかじゃない!今勝つんだ!」

「いつかは今じゃないよ」

「バスケにも逆転ホームランはねぇ!」

「逆転ホームランだ!」

「リョーマくん!」

「この一球は絶対無二の一球なり!」

次第にギャラリーの口数が減り、ボールと選手の息遣い、シューズとコートの摩擦音だけが聞こえてきた

ギャラリーの誰かが、こう呟いた

「もっとこの試合を観ていたいな……」

ピーーーー



相田「バスケ部対テニス部!バスケット対決終了!!!130-130!引き分けよ!」

跡部「楽しかったか?」

青峰「ま、悪くはねぇよ」

緑間「素直に楽しいと言えばいいのだよ」

阿久津「もうやりたくはねぇけどな」

越前「疲れたの?まだまだだね」

赤司「いい試合だった」

手塚「あぁ。ありがとう」

紫原「もう味覚は無くさないでよね」

幸村「戦う機会が無ければね」

黒子「」パタン



日向「そこで倒れるな黒子ーーー!!」

火神「お前ほんといつもそれな!!」

黄瀬「こんないいところで……黒子っち……」

笠松「オメーには言われたくねーだろうよ」

不二「大丈夫、寝てるだけみたい」

幸村「戦いの続きは夢の中で見るといいよ」

パチパチパチパチ……


平等院「引き分けか」

デューク「ですなぁ」

鬼「ま、フルメンバーなら別だろうがな」

入江「無理はしてないかい?」

徳川「よくやった。」


桃城「鬼先輩!それにgenius10の!」

黒田「この合同合宿の目的……それは」

白金「異種競技間の選手の友好はもちろん」

三船「お互いの新しい技などの吸収や応用。そして来る世界大会への強化じゃ」


赤司「監督……」

越前「いたんだ」

三船「越前貴様どこにいっておった!」


ババババババ


リョーガ「さーて、感動シーンのとこわりーけど、リョーマはアメリカにもらってくぜ!」

大石「え?!」

跡部「星条旗のついたヘリコプター??」

ドゥードゥー「Hey!リョーガ!カモーン」

リョーガ「行くぞチビスケ!約束だろ?」

リョーマ「……ちぇ……」

竜崎「りょ、りょーまーくーーん!!」

手塚「すまないが跡部……」

跡部「わかってる。急な呼び出しで悪かったな……」

手塚「いや、最高の時間だった。次は世界大会で会おう」

跡部「あぁ」

青峰「随分慌ただしくなってきやがったな……」

黄瀬「っすね……」

緑間「またみんなでやりたいのだよ」

桃井「!!だね、みどりん!」

黒子「緑間くんもたまにはいいこと言いますね」

赤司「……」

紫原「もちろん赤ちんもだよー。京都から出てきてよね。黒ちんの誕生日の日」

赤司「!あぁ!」


日向「あ、あのよカントク……」

相田「なに?順平……」

日向「リコそそそそそそ、それ二人のときだけって!」

相田「誰も見てないわよきっと。それに順平もリコって呼んでるじゃない」

木吉「なにをだ?」

日向&相田「」

伊月「……見えてるんだよなー……」


乾「ふふふ……三角関係もバッチリ納めたぞ」●REC

今吉「せやせや、弱味はしっかり握っとかんとなぁ」●REC

花宮「ダメだこいつら」

葉山「お前が言うなよ!」

実渕「誠ちゃんをあんまりいじめないの」

根武谷「ヒィッ」ゾクッ

不二「なんだかんだ言って楽しかったねこの合宿」

小金井「そーだにゃー」

水戸「」ウンウン

菊丸「にゃー」

仁王「プピーナ」

宍戸「……ちょ、ちょいダサだぜ」

鳳「宍戸さん混ざれてないです!!」

大石「ははは……」

桃城「はーぁ……この合宿おわったら海堂が部長かー……帰りたくねぇなぁ……帰りたくねぇよ……」

日吉「同学年からそんな風に言われるようじゃ、来年下克上できそうだな」

海堂「あ?」

切原「テメーらじゃうちには勝てねーだろ?」

神尾「おいおいオレ達を忘れんなよな」

壇「ダダダダーーーン!」

高尾「うちもドキドキだなー」

緑間「宮地先輩(弟)に怒られるのだよ」

紫原「うちもどーなるんだか……」

黄瀬「っすね」

黛「(うちは大差ねぇけどな)」

赤司「いきなり呼び出してすみません。黛先輩」

黛「ほっとけっていったのによ。かっこつかねーぜ……」

若松「世代交代は大変そうだなどこも」

青峰「はぁ……しっかりやれよなキャプテン……」

ー誠凛高校体育館ー

黒子「……なんてこともありましたね火神くん」

火神「うぉっ!いきなり後ろから!!」

日向「ほら!練習始めるぞ」


おーーー!!!!

ーそれぞれの話に続くー

くぅ疲ry

見てくれてる方がいるのかどうかわかりませんが、無事半年かかって完結しました。
よくあるテニプリ対黒子のクロスではテニプリが圧勝してますが、バスケで勝負すれば引き分けるなりもう少し善戦すると思うんだよなぁと思って始めたSSでしたが、そもそもルール内で戦わないとかこいつらなんなんだよと思います。
そんなわけで拙いSSにお付きあいいただきまして、本当にありがとうございました。

おつ
coolドライブの使い方はヤバかった
面白かったよ

おつ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月10日 (水) 23:49:10   ID: W4-oA-hv

更新頑張ってーo(・`д・´o)

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