エレン「朝だぞアルミン…作戦を実行する!」アルミン「うん!」(56)

~~訓練兵団日曜の朝~~

エレン「誰かに気づかれては意味がない。静かに急ごう」

アルミン「そうだね…特にミカサには」

エレン「そうだな。あいつに気づかれた時点で全てが台無しになる…起きてしまう前に出発だ!」

期待

チュンチュン コケコッコー

ミーナ「おはよー」

クリスタ「おはよう、ミカサ」

ミカサ「おはよう、みんな」

サシャ「久々の休みですねー」

アニ「そうだね、有意義に使わないと」

ユミル「外出申請すっか」

ミーナ「楽しみだなぁ♪」

ミカサ「(皆休日の予定を立ててるのか…なんか楽しそう…)」

ミカサ「(私は…そうだ。久しぶりにエレンやアルミンといっぱい遊ぼう)」

~~朝食~~

ミカサ「あれ?エレンとアルミンが来ていない」

ミカサ「いつもこの時間にはテーブルにいるのに…」

ジャン「おっミカサ!一人か?一緒に食べようぜ!」

ミカサ「ジャン。二人はまだ起きてないの?」

ジャン「エレンとアルミンか?俺は見てないぜ、それより一緒に」

ミカサ「そう。ありがとう。他を当たってみる」スタスタ

ジャン「ご飯…を…」シュン

エレンとアルミンのホモセックスは有りまつか?

ミカサ「ライナー。エレンを見かけなかった?まだ寝てるのかな?」

ライナー「いや俺は見てないぞ…?」

ベルトルト「僕らが見た時にはもういなかったんじゃないかなぁ」

ミカサ「え…?」

ミカサ「まさか外出?」

ライナー「かもしれんなぁ…アルミンと一緒に」

マルコ「僕も早めに起きたけどもういなかったよ」

ミカサ「そう…ありがとう。」

ハンナ「フランツ!早く早く!」

フランツ「急がなくてもケーキ屋さんは逃げないよ、ハンナ」

ハンナ「えへへ…」

ミカサ「……エレン…」

ベルトルト「あれっ?二人はまだ見つかってないのかいミカサ。」

コニー「なんだぁミカサ?もう女子勢はみんな外出しちゃったぞ?」

ライナー「もう昼になっちゃうぞ。なんならお前も一緒に野球やるか?」

ミカサ「……」

ミカサ「ちくしょぉぉぉお!!」クルクルクルカキィン

マルコ「なっ…白鳥の湖!?」

コニー「すげぇ!場外だ!」

ジャン「おっ、おい!備品のボールあれ一つしかないんだぞ!探せ探せ!」

ワロタ

トーマス「ミカサも早く!無くなったらやばいよ!」ガサガサ

サムエル「教官に殺されるぅ!!探せ探せ!」ガサガサ

ミカサ「…はっ!?もしや他の女子と遊びに行ったのでは…?」キュピーン

ミカサ「ごめんみんな!私一抜けた!」ダッ

ライナー「うぉおい!?お前が無くしたんだろ!?探してけよ!おーい!」ガサガサ


ミカサ「門番!外出履歴を見せてください!」

門番「なっなんだ突然!?…ほら。」

ミカサ「外出したのはアニ、クリスタ、サシャ、ハンナ、ミーナ、ユミル…」

ミカサ「皆怪しい…追いかけてみよう!疑わしきは罰せよ!」

殿馬www

ミカサ「いたぁ!!」

クリスタ「ユミル!早く早く!」

ユミル「はしゃぎ過ぎだクリスタ…まったく可愛いなぁ♪」

ミカサ「二人とも!」スタッ

クリスタ「キャァア!?」ビクゥ

ミカサ「エレンとアルミンを見なかった…?」ゴゴゴゴ

クリスタ「!?い、いや…見てないよ…?」ビクビク

ミカサ「……本当に?」ゴゴゴゴ

ユミル「ホントホント!マジだって!」

ミカサ「…そう。わかった。ありがとう…」ビュウーン

クリスタ「まさか立体機動装置を持ち出すなんて…」

ユミル「本当はさっき会ったけど…ありゃ言わない方がいいよなぁ…」

クリスタ「うん…ミカサには言ったらまずいよね…」

ハンナ「ダメよフランツ、人が見てる…」

フランツ「気にするもんか、僕らの愛は誰にも邪魔できない…」スッ…

ミカサ「二人とも!」スターン

ハンナ・フランツ「へあっ!?」ビクウ

ミカサ「エレンとアルミンを…」ドドドドド

ハンナ「えっミカサ…?私たち、今はその…」

フランツ「二人の愛を確かめ合って…」

ミカサ「見たのか!見てないのか!?」バンッ

ハンナ・フランツ「見てませんっ!!」ビクッ

美容師「今日はどうなさいます?」

アニ「こんな感じに短めで…あと眉も…」

ガシャァァーン

美容師「うわぁああ!?」

アニ「!?」

ミカサ「よっと」スタッ

美容師「ひぃぃ…命ばかりは…」ビクビク

ミカサ「アニ。状況はだいたいわかってる。そのうえで私情を挟んで申し訳ないんだけど」

アニ「いやあんたは何一つわかっちゃいないよ」

ミカサ「エレンとアルミンを見かけなかった?」

アニ「話を聞けよ…」

アニ「私はまっすぐここへ来たけどあの二人は見なかったよ」

ミカサ「そう…邪魔してごめん」

アニ「ホントにね…」

ミカサ「それじゃ」ビュオーン

アニ「(ごめんねミカサ…あんただけには言うわけにはいかない…)」

美容師「え?べ、弁償は…?」

誕生日イベントか何かかな

サシャ「あれっ?ミカサじゃないですか!ここのバイキング美味しいですよ!一緒に食べましょう!」

ミカサ「そんなことよりアルミンとエレンを…」グゥー

ミカサ「……///」

サシャ「ねっ?」

~~30分後~~

ミカサ「ハッ!?こんなに時間を使ってしまった!?」

サシャ「ミカサも女の子ですからねぇ。デザートには弱いですね」

ミカサ「ええいぬかった!」ビュオーン

サシャ「頑張ってくださーい!」」

~~訓練所~~

ミカサ「結局見つからなかった…」ションボリ

コニー「あれっミカサまだ二人は見つからないのか?」

ベルトルト「もう夕方になっちゃうよ?せっかく休日なのに…」

ライナー「なんなら一緒にサッカーやるか?」

ミカサ「……」

そしてサシャは平常運転

デザートってなんなんだろ

ミカサ「ちくしょぉぉぉお!!」ドカッピシャァァァン

マルコ「なっ…雷獣シュート!?」

コニー「すげぇ!木が真っ二つに!?」

ジャン「おっ、おい!あの木90期生が記念植樹したやつだぞ!?やべぇって!」

トーマス「ミカサも早く隠して!見つかったらやばいよ!」バタバタ

サムエル「教官に殺される!!隠せ隠せ!」バタバタ

ミカサ「まずい暗くなってきた…終わってしまう、せっかくの休日が…」

ミカサ「…やだ…私は二人と一緒に…!ごめんみんな!」ダッ

ライナー「おいミカサ!お前がやったんだろこれ!隠せって!おーい!」

ハンナ「今日は楽しかったねフランツ♪」

フランツ「また行こうね、ハンナ」

クリスタ「ああ~楽しかったぁ♪」

ユミル「有意義だったなぁ」

ミカサ「……」

~~回想~~

エレン「ほらミカサ!起きろって!アルミンと遊びに行くぞ!」

ミカサ「う~んまだ眠いよ~」グシグシ

エレン「今日は三人で宝物見せ合いっこするんだろ!?起きないなら俺一人で行くもんね」

ミカサ「…私も行く!」

エレン「よし!行こう!」ニッコリ

アルミン「僕の宝物はこの本だよ!お爺ちゃんがくれたんだ!」ジャーン

エレン「すごいなぁ外の世界の色んなことが書いてある…」

ミカサ「アルミンらしいね」

エレン「俺はこのナイフ!父さんが買ってくれた」ジャーン

アルミン「カッコイイー!」

エレン「ミカサは…?」

ミカサ「私は、このマフラーかな」モフモフ

エレン「なんだ、俺があげたやつじゃねーか」

ミカサ「これが一番大事」

アルミン「じゃあ、エレンが一番大事なんだね…」シュン

ミカサ「エレンだけじゃない、アルミンも大事」

ミカサ「だから、私の宝物は…」

~~現在~~

ミカサ「昔は、休みの日にはいつも三人で遊んでたのに…」グスン

ミカサ「もう私は仲間はずれにするの…?」ウルウル

ミカサ「うぅ…うわぁーん!!」

アニ「ちょっ!?あんた何泣いて…!?」ギョッ

ミカサ「あ、アニ…休みが、休みが終わっちゃうよぉ…」ウルウル

アニ「ちょっと…これじゃ私が泣かしたみたいに…!泣くなって!まだ休みは終わってないから!」

ミカサ「だってもう夜になっちゃった…エレンもアルミンもいないよぉ…」グスングスン

アニ「よしよし…心配しなくても大丈夫だから、もうすぐ…」ナデナデ

エレン「ただいま…げっミカサ!?何泣いてんだ!?」ギョッ

アルミン「まさかアニ…ミカサに何か酷いことを…!?」ギョッ

アニ「私じゃないって!あんたらのせいだよ!」ギロッ

ミカサ「…エレン?」グスン

アニ「ほら!後はあんたらが何とかしな!全くもう…」ポン

ミカサ「…?」グスン

エレン「ミカサ…まさか今日一日俺たちを探して…!?」

ミカサ「……」コクン

アルミン「これは想定外だった…ごめんよミカサ」

エレン「ちょっと来てくれ、教官に教室を借りてある」

ミカサ「え…?」キョトン

アルミン「いいからいいから」

ミカサ「???」

~~教室~~

アルミン「いくよ、エレン!」

エレン「ああ!やってくれ!」

ミカサ「??」

パンッ パンッ(クラッカーの音)

エレン・アルミン「ハッピーバースデー!ミカサ!」パチパチ

ミカサ「えっ、今日…あっ!?」

エレン「なんだお前、まさか自分の誕生日忘れてたのかぁ!?」

アルミン「今日はエレンと二人でケーキとプレゼントを買いに行ってたんだ。ビックリさせようと思って…」

エレン「ビックリしただろ?な?」ニヤニヤ

ミカサ「……」ウルウル

ほっこりするなぁ

ミカサ「ごめんなさい…私、二人に仲間外れにされたかと…」

エレン「はぁ!?なんだその勘違い…?」

アルミン「ごめんねミカサ…でも僕達一度でも離れ離れになったことがあるかい?」

ミカサ「…ない。」ブンブン

エレン「バカだなお前は。俺たちはずっと変わらないよ。ほらせっかく買ってきたんだ。食べようぜ」

ミカサ「…うん。」グスン

アルミン「プレゼントもあるよ!ほら!」

ミカサ「エレン、アルミン…」

エレン「ん?」モグモグ

アルミン「どうしたの?」

ミカサ「…大好き。」ニッコリ
.
.
.
ミカサ「(子供の頃から変わらない私の宝物…)」

ミカサ「(一番大切な家族と、一番大切な友達。)」

end

一番やりたかったのは>>12だったりする
今月のミカサは可愛すぎ
と思ったら回想にてスカートで飛び蹴りかましてたりカッコ良すぎ

途中で読めたけど乙。

>>48
もうちょっとわかりにくくするんだったかなぁ


まあ王道展開だしな
展開読みやすくても面白かったから問題ない

いいなサプライズ

ベタだけどこういうの好きだ

ベタ過ぎた

だがそれがいい

ベタつっても進撃ssには通用しないがなw



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