フリット「巨人は殲滅する!」(11)

 845年 ウォール・マリア シガンシナ区

フリット「ハッ、ハッ、ハッ!お母さん!?お母さんー!!」

マリナ「うっ…フリット」

フリット「お母さん!待ってて、今すぐ!」

マリナ「フリット、これを…このage手帳にはね、これからあなたがやるべきことが書いている…」

フリット「やるべきこと…?」

マリナ「!巨人が・・・さあ!行きなさい…!」

フリット「お母さん!?お母さーん!」

巨人「」パクモグムシャムシャ

―5年後 850年

キース「私が教官のキース・シャーディスだ!」

ジャン「憲兵入る」
キース「軟弱者!それでも兵士か!」

マルコ「王に仕えたいれす」
キース「内地に魂まで縛られた俗物が!」

コニー「敬礼」
キース「貴様の動力は右側についているのか!」
コニー「いえ、肩に2個付きです!」


教官メガネ「やってるな、君の時にもあっただろう」

教官「ええ、あれには一体なんの意味が?」

教官メガネ「ああ、今までの自分を否定して云々かんぬん」

教官「何も言われていない子もいるようですが・・・・・・」

教官メガネ「恐らくあの地獄を見てきたもの達だろう、顔つきが違う。それに・・・・・・」

フリット ウトウト

キース「貴様何者だ!貴様だ、貴様に行っている!」

フリット ハッ!「ウォール・マリア シガンシナ区出身 フリット・アスノです!」

キース「入団初日から居眠りとは、いい御身分だな!」

フリット「申し訳ありません!昨日、ウォール・シーナの技術者と会合が長引きまして!」

キース(か、会合?話しかける奴間違えたかな・・・)「そ、そうか。距離もあるし仕方ないな。
その件はひとまず置いてやろう。貴様は何をしにここへ来た!」

フリット「ハッ!お心遣い感謝いたします!私の目的は巨人を一匹残らず殲滅する為です!」

キース「そうか、それは大層な考えだ。しかし、お前など巨人のエサになるだけだ!」

フリット「問題ありません!我がアスノ家が開発中の新型兵器<ガンダム>が完成した暁には巨人など一網打尽にしてやります!

ライナー(新型兵器?)

ジャン(何を言っているんだこいつは・・・)

コニー(よく分からんがガンダムってかっこよさそうな響きだな)

キース「分からんな・・・訓練兵に志願しておきながら新型兵器だと?我々が教えるのは何十年も前に開発された
枯れた技術だぞ?」

フリット「私は正確には訓練兵ではなく技術者です。5年前のウォール・マリア陥落以来、自分自身の力の無さ
を痛感し、自分自身にも戦う力を付けるべきだと考え、国民の血税では無く自費で訓練をつけて貰うべくきました!」

アルミン(じ、自費で?物好きだな・・・)

キース「そ、そうか、せいぜい途中でへばらない事だ」

フリット「ハッ!全身全霊をもって努める所存です!」

キース(・・・なんなんだコイツは。このままでは舐められかねんぞ・・・)

キース「!おい、そこの芋女!」

サシャ「!塩が足らんのです!」

教官「彼は?他の訓練生とは事情が違うようですが・・・」

メガネ「彼はアスノ家の人間、つまりは貴族だ。」

教官「!?貴族がなぜ訓練兵団に?」

メガ「ああ、アスノ家は貴族の中でも変わった一族でね。
主に兵団、それも調査兵団の装備品等の研究・製造を生業としているんだ。
その家業から、住居は主にシガンシナやトロストのような最前線に近い都市を好み
我々の使う立体起動装置も彼らによって長年マイナーチェンジを繰り返している。」

―食堂

コニー「なあなあ!お前らってシガンシナ区からきたんだよな!?」

フリット「うん、そうだけど?」

コニー「じゃあ、見たのか超大型巨人を!!」

エレン「ああ、見たぜ」

マルコ「本当に!?」

コニー「すげえでかいんだろう!?壁を跨いだんだって!?」

エレン「いや、そこまではデカくなかったな」

マルコ「でも、大きいことには変わりないだろ?ど、どれくらいでかかった?」

フリット「壁から頭が少し出る程度だったよ」

コニー「じゃ、じゃあ鎧の巨人は!?」

フリット「ははっ僕のガンダムが完成すればあんなのイチコロさ」

ライナー イラッ

トーマス「ところでフリット、気になっていたんだけどそのガンダムって言うのはなんだい?」

ミーナ「フリットって貴族なんでしょ!貴族なのにどうして訓練兵に志願したの?」

サシャ「やっぱり貴族は毎日お肉やケーキを食べるんですか!?」

フリット「ちょっと待ってくれよみんな。一斉に質問されても答えられないよ。
ひとつずつ答えさせて貰うね」

フリット「まず僕たちが開発を進めている機動兵器<ガンダム>についてだ。」

トーマス「機動兵器・・・?立体機動装置とは違うのかい?」

フリット「ああ、ガンダムはアスノ家に代々伝わる伝説の鎧をまとった戦士でね。ガンダムはその伝説の戦士を模した
人工巨人なんだ。」

メカ設定考えたから書こうと思ったが、書きため無いのに104期生との絡み作ろうと思ったのが
間違いだった。面倒臭いからトロスト区の戦いから書く

―トロスト区 後衛

兵1「クソ!なぜ俺達を無視して住民の方へ向かうんだ!」

兵2「奇行種だ!考えても無駄だ!!」

兵3「そんなっ、精鋭の私達でも追いつけないだなんて!このままじゃ・・・」

 奇行種の巨人は、駐屯兵団の精鋭でも追いつけない速力で逃げ遅れた住民の方へ進んでいく
もう追いつけない。諦めかけた瞬間、けたたましい音と共に巨人の首が宙を待っていた
 倒れた巨人のすぐ前には白い壁・・・いいや、白い巨人が立っていた。
 <白い巨人>が手に持っている武器<タービンダガー>は硬質ブレードで出来た刃を手のコネクタから取り入れた
蒸気を利用し高速回転させる事で力任せに武器を振るわずとも、巨人の肉質を削ぎ落す事が出来る性能を持つ。
複数の刃を回転させ切り付けるこの武器は、巨人の血と脂肪にまみれ、赤く光る一本の刃のように見えていた。

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