イーノック「これは…如雨露!?」ルシフェル「ろっとぉ」(17)

ルシフェル「すまない、どうやらセーブデータを間違えてしまったようだ」

イーノック「どういうことだルシフェル」

ルシフェル「ここは牧場だ、イーノック」

イーノック「牧場だと?牧場とはなんだ?」

ルシフェル「そうだなぁ…人類の知恵の結晶、といったところかな」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それは雑草だ抜いてみるといい」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それは昨日言っただろ」

イーノック「?そうだっただろうか」

ルシフェル「いや、君にとっては今日の出来事だったな…」

ルシフェル「それは石だ。破壊してみるといい」

ルシフェル「ちなみにそっちは木だ。割った後は回収した方がいい」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それはカブだ。安い時に買って高い時に売ってみるといい」

イーノック「これはなんだ?」

ルシフェル「それはスーパーウルトラグレートデリシャスワン ダフルりんごだ」

ルシフェル「私も見るのは久しぶりだ」

ルシフェル「まずは雑草を抜くところから始めるといい」

イーノック「わかった」

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

ザー

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

イーノック「」プチッ

ザー ゴロゴロッ

ルシフェル「イーノック、風邪をひいたようだが大丈夫か?」

イーノック「大丈夫だ、問題ない」

ルシフェル「あまり無理はしないほうがいい」

イーノック「すまない…」

ルシフェル「」パラパラ

イーノック「ルシフェル?何をしているんだ?」

ルシフェル「見てわからないか?種蒔きだよ」

イーノック「種蒔き?」

ルシフェル「ああ。こいつに水をあげると数ヶ月後には芋ができる」

イーノック「なん…だと……」

ルシフェル「こっから先はお前の使命だ」

イーノック「任せてくれ」ドヤァ

イーノック「ルシフェル。実はこれを見つけていたんだ」

ルシフェル「ほう、如雨露か」

イーノック「これは如雨露というのか。ルシフェルは物知りだなぁ」

イーノック「如雨露があるから水やりは任せてほしい」ドヤァ

ルシフェル「イーノック、ここは広大だ。そんな装備で大丈夫か?」

イーノック「大丈夫だ、問題ない」

ルシフェル「やっぱり今回もダメだったよ。あいつは話を聞かないからな」

イーノック「…」グッタリ

ルシフェル「疲労度が蓄積したら何もできない。よく覚えとくんだな」

イーノック「すまない…明日は一番良いのを頼む」

ルシフェル「よし分かった」

翌日

ルシフェル「説明しよう。これはスプリンクラーだ」

ルシフェル「水に高圧をかけ飛沫にしてノズルから散布する装置」

ルシフェル「人々はこれを消雪に使用するらしい。私(作者)は(静岡県民なので)見たことないがね」

イーノック「ありがとうルシフェル!」

ルシフェル「私を昼食を用意しておこう」

イーノック「おぉ、それは助かる!」

イーノック「水やりは任せてくれ!」ドヤァ

ダッダッダッ

イーノック「」ジャーッ

イーノック「」ジャーッ

イーノック「」ジャーッ

ルシフェル「ふっ。窓から見る彼も良いものだな」

ルシフェル「さて、昼食は何にしよう」っ攻略本

ルシフェル「ほう…73通りの料理が作れるのか」



イーノック「うまい。うまいぞ、ルシフェル」ムシャムシャ

ルシフェル「落ち着けイーノック。急がなくても料理は逃げない」

イーノック「すまない…」ガツガツ

ルシフェル「余程お腹が空いていたようだな」ピッ

”明日の天気予報です”

ルシフェル「?」

”台風が接近していますので、明日はお出掛けはしないように…”

ルシフェル「見ろ、また奇妙な進路図が出てきたぞ」

イーノック「よく分からないが、明日は家から出られないのだろうか?」

ルシフェル「正解だ、イーノック」

イーノック「」ドヤァッッッ

ルシフェル(くっ…//)カァッ

ルシフェル「それぐらい分かって当然だ…。何を偉そうにしてるんだ」

イーノック「あ…そうだな…」シュン

ルシフェル「明日に備えて、午後は薪割り…それと家畜に餌を多めに与えておけ」

イーノック「わかった…」

台風

ルシフェル「………」ピッ

テレビ「ツヨイアメガフルノデスッ」ザー

ルシフェル「これはしばらく荒れるな」

テレビ「ツヨイカミナリガフルノデスッ」ゴロゴロ

イーノック「…」ゴロゴロ

ルシフェル「なぜ、扉と壁の間を往復してるんだ・・・」

イーノック「ルシフェル」

ルシフェル「ん、どうした」

イーノック「私は今すごく楽しい」

ルシフェル「それはよかったな。だが、あまり服を汚さないでくれ」

イーノック「転がるのが楽しいのではない」

イーノック「ルシフェルと一緒だから楽しいんだ」

ルシフェル「いや、もちろんしっかり掃除はしているが…ん!?」

イーノック「これからも、よろしく頼む」

ルシフェル「いや待て…同棲は早…」

イーノック「……」zZZ

ルシフェル「なんだ寝てしまったのか…」

ルシフェル「ま、まだ日記(セーブ)をつけてないというのに…」パラパラッ

ルシフェル「あっ!」っロード

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無限ループって怖え

>>16
ルシフェル「36万・・・いや、1万4000通りのセーブデータがあるから、
       必ずしも無限ループになるわけではない」

ルシフェル「次はこれを見ている君にも書いてもらうよ」

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