安価とコンマで1から物語を作る  その7 (1000)

題名まんまで安価とコンマで1から物語作ります



1スレ目(しあわせってなんだろう?【現代ファンタジー】)
安価とコンマで1から物語を作る - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385456190/)

2スレ目(フィーニス記~嫌われ神様の嫁さがし~【異世界ファンタジー】)
安価とコンマで1から物語を作る その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386856788/)

3スレ目(勝負師アリアwithガルム【相棒モノバトルゲーム】)
安価とコンマで1から物語作る  その3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388157582/)

4スレ目(Three forked road【現代ファンタジー】)
安価とコンマで1から物語作る   その4 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391353665/)

5スレ目(Three forked road【現代ファンタジー】)
安価とコンマで1から物語を作る その5 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398778393/)

6スレ目(Three forked road【現代ファンタジー】)
安価とコンマで1から物語を作る その6 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403439447/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405697451


好感度判定


釧路蓮 好感度:9  「創作意欲が湧いてくる実に美しい人だった」 【友好】


三万坂真 好感度:3 「顔がいいからといって何をやっても許されるわけではないな」 【恐怖】


いやぁ…真ちゃんコンマに愛されすぎだろ!どうなってんだ!!


そろそろ再開です


夕方


あれから、その場を逃げ去り稲生姉弟と帰宅していた


真「ああ~……今日は朝から散々だった…」

美々「あらあら真さん。お疲れさん?」

真「そうだ疲れた。最悪だ」

朝一で顔も見たくない両親と鉢合わせするわ
気分よく散歩していたら汚い事を仕事とする女男が居るわ
昼飯を食べていたら嫌な奴が隣に座るわ
放課後には変態と知り合いが嬉々として筋肉について語り合うわ

……もう


真「…散々だった」

美々「お、おう…どうやらシャレにならんレベルで大変だったようね」

真「私を慰めろ」

美々「無茶振りね!?…そ、そうねぇうう~んと……ファイト!」

真「80点」

美々「意外に高得点」

真「8(バ)0(レー)な」

美々「貴女ホントそのネタ好きね」


真「おい狛」

狛吉「ん!な、なにっすか!?」

真「さっきから静かだな、どうした?」

狛吉「い、いや何でも無いっすよ。ちょ~っと頑張らないとな~って」

真「ふうん。何を頑張るんだ?」

狛吉「えっ!い、いやそれは……ゴニョゴニョ…」

顔を真っ赤にして下を向く
どうにも昔から駒はこういう所がある
もっとシャキッとしろ!


美々「ウフフフフ…良いわねぇ、青春ねぇ…」

真「何をニヤついている、終身名誉バレー部員」

美々「あたし決めたわ!ぜ~ったい神の毛伸ばしてやるんだから!!」

真「ではハゲル呪いでもかけてやろう」

美々「ヤメテ!!」

そうこうしている間に家の前に着く
美々のニヤついていた理由も、狛がなんて言ったのかも聞きそびれてしまった




由愛と昨日のカレーの残りを食べ、自室に戻る

さて何をしようかと考えていると窓がノックされる

昨日と同じく煌太が部屋を訪ねてきた


煌太「これで全員分の好感度が揃ったね。お姉ちゃん!」

真「そうか」

煌太「好感度はこんな感じだよ」




『井伊直巳』好感度:2(9) 【嫉妬(憧憬)】
約束:無し

『稲生狛吉』好感度:10  【恋慕】
約束:無し

『権藤仲義』好感度:6  【友好】
約束:無し

『佐志田博』好感度:6  【友好】
約束:無し

『釧路蓮』好感度:9  【興味】
約束:無し

『文月椿』好感度:14  【恋慕?】
約束:無し


煌太「凄いねお姉ちゃん!今から告白しても成功するような人が3人もいるよ!」

真「そ、そうか。よく分からんが…。この好感度というやつは他のは無いのか?」

煌太「他の?」

真「例えば…それこそ煌太とか」

煌太「サブキャラの好感度だね。一応あるよ、はい」


『稲生美々』好感度:10 【絆】

『三万坂由愛』好感度:6 【友好】

『三万坂真妃』好感度:2 【無関心】

『三万坂豪』好感度:2  【無関心】

『平崎煌太』好感度:8  【友好】



煌太「こんな感じだね」

真「あるにはあるんだな」

煌太「サブキャラは他にも数人いるよ。見つけなくても本編には全く影響はないよ」

真「そうなのか」

煌太「サブキャラにも個別ルートはあるよ。基本的には非恋愛ルートだけどキャラと選択肢によっては……。因みに全キャラで一番簡単なルートは『稲生美々』ルートだよ。メインキャラとのフラグを一人も立て終えて無いor最終日に告白をしないされない。この二つの内どちらかの条件を満たすと稲生美々ルートだよ」

真「そうなのか」

煌太「うん!」


何を言っているかさっぱりだが、子供の発言に一々ケチをつけていたら会話など成り立たないだろう
適度に受け流す程度でいいのだ


煌太「これからゲームが本格的に始まっていくから、システム面の説明をするよ」

そう言って何やら画用紙を取り出す


1、行動は朝、昼、放課後(夕方)、夜の四つに分かれている
2、朝は好感度の高い誰かを誘って一緒に登校することが出来る。好感度が低い相手とは断られる確率が高い。イベント判定で偶々誰かと登校することも可能
3、昼は昼食を誰かと食べることが出来る。誰とも一緒に食べなかった場合、自由行動が出来る
4、放課後(夕方)は、学校のある日は基本的に部活をして誰かと交流する。部活をせずに自由行動も出来る。学校のある日は自由行動後、誰かと下校することも出来る
5、夜は家族と過ごしたり、好感度を見たり、お互いの好感度が6以上の人と電話が出来る。何もせずに寝てもいい
6、休日について。休日は毎週日曜日。朝から夜にかけて自由行動。好感度が7以上の人物とは前日に電話をして遊ぶ(デート)約束ができる
7、ときメモ方式は色んな人と仲良くなって、心臓バックバクにさせてその気にさせた後「じゃーねー」とあっさり帰るのが醍醐味



煌太「こんな感じだよ。ちょっと見辛いけど我慢してね」

真「ふむふむ…」

煌太「何かシステム面で聞きたいことはあるかな?」


1、自由安価
2、無い

安価↓2

ksk

2


>>12選択:2、無い


真「無い」

煌太「そっか、でも何か聞きたいことがあったらいつでも聞いてね」

真「ああ、分かった」

煌太「それじゃあおやすみなさい」

真「おやすみ、煌太」

窓を伝い、煌太が帰って行った
それにしてもどうしたんだ煌太は?何か変なものでも食ったか?

……まぁいい、今日はなんだか疲れた

かなり早いが寝るとしよう


カーテンを閉め、電気を落とした


6月2日(火曜日)  終了


【リザルト】

名前:三万坂 真(ミマサカ サナ)
性別:女性
職業:3年生『ボランティア部』


境遇:2  不幸せな家庭に生まれ、不運が付きまとう
運動:9  文句なしの運動神経。スポーツに打ち込めばと願った人は多い
芸術:7  中々の芸術センス。しかしこの学校では平均レベル
教養:9  文句なしの教養。全教科常にトップクラス



年齢は17歳
身長は158cm、本人は160cmと言い張っている
紫髪のロングの女性
生まれつき何でも完璧にこなすことが出来ていたが、芸術方面においてはいまいちの成績しか納めていなかった
そのため、自らの穴を埋めるために芸術学校に入学
その理由が原因で学校の生徒からはあまりよく思われていないようである
自らの完璧さを自覚しており、男はみんな馬鹿だと思っている。その為か恋愛経験はない
よく落ち込んだり立ち直ったり情緒が不安定な性格。調子次第で食欲の差が激しい
趣味は一人旅でアウトドア派
好きなものはイタチ科の動物
完璧超人ではあるが、一芸を極めた天才には勝てないことを自覚し始めており、それが原因で落ち込むことが多い
実は部屋が汚い


【好感度(主観)】



『井伊直巳』好感度:2(10) 【嫉妬(尊敬)】
約束:無し

『稲生狛吉』好感度:7  【友好】
約束:無し

『権藤仲義』好感度:4  【普通】
約束:無し

『佐志田博』好感度:3  【苦手】
約束:無し

『釧路蓮』好感度:3  【恐怖】
約束:無し

『文月椿』好感度:2  【嫌悪】
約束:無し


とても短いですが今日はここまでです

今日は誰もいなかったようでとっても焦りました
前スレに誘導張り忘れたか?とも思いましたがそうでもなかったし、偶々ですかね?

恒例の夢イベントに関してですが何も決めていません
今回は特に回想する過去も無いですし、困りましたね。過去の回想を見たいという声が多いようなら実装しますが
それ以外だとどうしましょうかね?前回もやっていた『もしも○○!?』ですかねぇ。
マンネリを避けたいので他の案が何かあれば提案してくれるとありがたいです


お付き合いいただきありがとうございました

>>7

>>>神の毛<<<

乙!www

最近なかなか参加できなくてスマンです


>>17
ちくせう…なんて恥ずかしい誤字を…どれもこれも美々ちゃんがバレー部みたいな髪の所為だ


>>18
参加をしてくれればなお嬉しいですが、見てくれている人が居るというだけで絶頂射精モノですよ!!



今日は更新お休みです

書いててふと思って悩んでいることがあるんですが、異常性癖ってどこまでが異常なんでしょうかね?
自分が変態なのは重々承知なんですが、文月君の設定と描写は世間的に年齢制限どれくらいなんでしょうか
R-15位だと私は思ってるんですが、個人的には好きな設定です

しかし、こういうのは異常性癖ではないかと思いまして皆さん的にはアリか無しか聞いてみたいです

アンケート

1、性的描写を匂わす演出はいらない
2、直接的な描写をしなければセーフ
3、今回くらいは全然セーフ。寧ろウェルカム
4、その他の意見

宜しければお答えください
最後に一言


私は可愛い男の子がだーい好きなんだ!!!


そうか分かったぞ!性的描写が問題なんじゃなく、その理由が問題なんだな!!(今更)
私の『好きなキャラを悲惨で真っ黒にしたい病』の所為だったんですね
暗い過去を背負ってたり不憫な役回りのキャラは大体私のお気に入りです

世界観設定も私の好みの所為でワンパ(実はブラックな環境というパターン)になりがちなんですね…
言われてみて気づくことってやっぱりありますね。勉強になります
次は山も谷も無い世界観にしてみようかしら?………それを魅力的に描くのは半端じゃない労力でしょうけど




そろそろ再開です


夢判定

7以上で夢を見る

直下コンマ


夢なんて見ても見なくてもあんまり変わらないので飛ばします




目覚ましと共に目を覚ます

リビングに降りると、今日はあの女も男もいなかった

今日は悪くない気分だな

登校の準備をして、家を出た




イベント選択

1、登校イベント
2、ランダムイベント
3、イベント無し

安価↓

2


>>26選択:2、ランダムイベント



イベント判定

1~3  稲生美々
4~6  ランニング中の権藤
7~9  玄関の前に狛
0     ???


直下コンマ


コンマ判定:88 玄関の前に狛



狛吉「おはようございます!真さん!!」

玄関を開けると、目の前で狛が凄い勢いで挨拶をしてきた


真「おはよう、狛。朝から暑苦しいな」

狛吉「あっ!えっ!そうっすか?」

真「ああ、ヤクザ映画の若頭のような気分だ」

狛吉「うむぅ……もっと熱を抑えないと」

辺りを見まわしても狛以外誰もいない


真「美々はどうした?」

狛吉「姉貴ならまだ家っすよ。俺一人です!」

真「ふ~ん…珍しい。こんな朝早くから私に用事か?」

狛吉「あっ、そ、それなんですけど…………」


何やらゴニョゴニョと口ごもり、何を言っているか釈然としない


真「シャキッとしろ!!」

狛吉「は、ハイ!!」

真「さあ言え!!!」

狛吉「一緒に学校に行きませんか!!!」

真「いいぞ」

狛吉「マジすか!?」

真「何を驚いている?行くなら早く行くぞ」

鞄を持たせて先を行く

狛吉「あ、ああはい!………なんか俺のテンション空回りだ…」

真「狛が空回りなのはいつもの事だろう」

狛吉「き、聞こえてたんすか!?」

真「お前は独り言がでかいからな。昔からの癖だ」

狛吉「くぅ~~~~~……!」


顔を真っ赤にして鞄を抱きしめる
顔を鞄に埋めていると言った方が正しいか


真「私の鞄をクシャクシャにするなよ?」

狛吉「だ、大丈夫です!!これは鞄の匂いを嗅いでただけです!!」

真「何が大丈夫なんだ?」


怪しい性癖を解放した狛と共に学校に向かった





内容が分かりきっている退屈な授業を終えた

これから昼休み。昼食の時間

今日は弁当を持ってきている

何処で食べてもいいが……



1、誰かと食べる
2、昼食を食べる場所を指定
3、イベントスキップ

安価↓


>>2、自分の教室


教室で食べよう

机に引っ掛けてある鞄から弁当を取り出す

包みを解き、手を合わせる


真「いただきま―――」

ガタガタと音を立てて目の前に机をくっつける人が一人
センスの感じられない赤いフレームの伊達眼鏡に、体育会系を豊富とさせる爽やかな髪形

美々「ご一緒してもいいかしら?」

真「ダメだ」

美々「いいじゃない!親友でしょ!?」

真「はて、記憶にないな」

美々「この愛らしい私に見覚えは!?」

真「私の親友はもっと髪が長かった。緩やかなカーブを描く茶髪をツインテールにして『あたし可愛い!』と主張した痛い女だ」

美々「痛くて悪かったわね!でも似合ってたでしょ?」

真「いや、全然」

美々「嘘でしょ!?」


冗談もそこそこに、痛い親友と昼食をとる


真「いただきます」

改めて手を合わせて箸を取る

美々「……相変わらず…その、唾が止まらなくなるお弁当ね」

真「やらんぞ」

美々「いらないわよ」

沢庵、切り干し大根、梅干し、キュウリの浅漬け、檸檬の蜂蜜漬け
主菜、副菜、デザートまで完璧に揃った弁当だ


真「この弁当のどこに文句があるというのか」

美々「多分あたしはこんな弁当出されたらキレる自信があるわ」

真「そう言うお前も…ふっ…」

美々「あ、あによその勝ち誇った顔は!」

真「いやぁ…べつにぃ…ふふっ……」

美々の弁当は
ワカメおにぎり二つに、卵焼き2切れ、ピーマンのお浸し、ウインナー


真「いやはや…お粗末な…」

美々「ええ~そうかな~?頑張って毎日作ってるんだけどなぁ」

真「それにこれ、料理と呼べるのか?」

美々「貴方のお弁当を前に言われたくないわ。すっぱいモノしかないじゃない」

真「失礼な。すっぱいもしょっぱいもあまじょっぱいもあるではないか」


美々「なんか今日ばっかりは貴女に勝った気がするわ」

真「私は負けたつもりなどないがな」

美々「じゃあお弁当勝負でもする?」

真「………」



1、乗ってやる
2、パス

安価↓

パス

>>36選択:2


真「パスだ」

美々「あらま、負けず嫌いの真さんにしては珍しい」

真「勝てると分かっている勝負などやる価値が無いな」

美々「さ、真が素直に負けを認めたッ…!」

真「たわけ。私が勝つに決まっているだろう。ご馳走様」

手を合わせ。弁当を包んでいく


美々「ああちょっと!どこか行くの?」

真「決めてないな」

美々「それならあたしが食べ終わるまで待って!お願い!」

真「…………やれやれ、仕方ないな」


結局、昼休みが終わるまで美々に拘束され続けた



放課後


授業が全て終わり、予定は何もない

さて、どうしようか



1、部室に行く
2、生徒会に仕事をもらいに行く
3、部活は休み。自由行動

安価↓


>>39選択:2、生徒会に仕事をもらいに行く


生徒会室

部活動をするため、仕事を貰いに来た


真「権藤!仕事を出せ!!さもなくば生徒会の仕事を代わりにやるぞ!!」

権藤「それは脅しなのか?今日は………」



1、生徒会のお手伝い
2、教師からのお願い
3、美術部のお手伝い
4、自由安価

安価↓


>>41選択:2、教師からのお願い



仲義「そういえば先生が誰か人を寄越してくれと言っていたな。お願いできるか?」

真「よし、任せろ」

仲義「職員室に行けば先生が居るはずだ」

真「では、行ってくる」


職員室に向かう
そういえば、先生とは誰なんだろう?
聞きそびれてしまったな…


職員室


真「失礼します」

ノックをし、職員室に入る

真「生徒会の依頼で、参りました。ボランティア部の三万坂真です」

佐志田「おお優等生。お前がやってくれるのか」

のんきに私に手を振る担任
よりにもよってお前か

いやいやながらも先生の前に行く


真「なにをすればいいでしょうか?」

佐志田「おう、ビール買ってきて」

真「失礼しました」

佐志田「まぁまて優等生。お兄さん特有の小粋なジョークだ」

真「早く用件だけをお願いします!」

相変わらず私のイラつくツボを押さえている男だ
この男になら何を言われてもムカつく気がする


頼まれた仕事はパシリであった

真「なんで…こんな…モノを…!」

音楽室にあるアンプを三味線部の部室まで降ろして来いというものだ
一体アンプなんて何に使うんだ?
今の三味線は電子三味線なんてものでもあるのか?

用途が分からないものを運ばされてイライラしながらも三味線部室まで運んだ


真「……ふぅ~~…やれやれ、報告しに―――」

博「おう、お疲れさん。優等生」

真「――ッ!!いたんですか、先生」

博「いや~先生腰が悪くってな、どうしたもんかと思ってたんだよ」

真「それなら部員にやらせればいいじゃないですか」

博「先生が個人で使うからな。自分で運ぼうと思ってたんだよ。結局優等生に運んでもらったがな」

はっはっはと高らかに笑う
やっぱりこの男、どこかふざけている


真「では、失礼します」

博「お~い、こっち向け」

部室から出ていこうとした去り際、何かを投げられる

真「これは…!」

投げられたのは紙パックの苺牛乳


博「お兄さんの奢りだ。ありがとな、優等生」

真「…ありがとうございます」

静かに扉を閉め、早足でその場を後にした


苺牛乳
学校の自販機で私のお気に入り
まさか知ってて……いや、偶々か。一番安い奴の一つだし
…そう思うと一気にありがたみが薄れるな

ジルジルと苺牛乳を吸いながら廊下を歩いた


夕方


下校時刻

そろそろ帰らなければならないな


イベント選択
1、誰かが待ってた
2、誰かを発見
3、イベント無し

安価↓

2 直巳


>>46連続所得につき最安価



イベント選択
1、誰かが待ってた
2、誰かを発見
3、イベント無し

安価↓

2


>>48選択:2、誰かを発見



誰を見つけた?

自由安価↓

>>49


>>51選択:釧路蓮



寝落ちしてすいませんでしたあああああああああああ!!!!
いやマジで反省してます
寝落ちされると参加している人マジで迷惑ですよね……
安価スレ参加していて寝落ちしてるのに気付かず3時まで起きてた苦い思い出…


しかしやってみて分かったんですがときメモ方式難しいですね
イベントの配分をどうしていいか分からないぜ…
やる前は楽しそうだと思って気楽でしたが結構考え直さないといけないところありそうです


今日は更新お休みです


最近いつも更新していた時間帯の19~21時位に忙しくなってしまいました
今後は遅い時間から再開するようになるかもしれません




今日やること


1、本編進める
2、おまけ

安価↓2

1


>>56選択:1


少し薄情だったか?

下校中

下駄箱に美々の靴があるのを確認したが、そのまま下校した
一緒に帰ろうとも言って無いし、言われても無い
しかし、親友として待ってやるべきだったかもしれん

最近冷たく接しているしな、偶には甘いところを見せておかねば
弄った時のリアクションも半減だしな

どう持ち上げてやろうかと考えていると、目の前に昨日の変態が居た


真「で、出たな!変態!!」

蓮「ん!?………ん?………もしかして俺に向かって――おお何時ぞやの」

真「ええーと名前は……釧路だったな。お前、どうして服を着ている?」

蓮「普通は服を着るだろう」

真「いやそうなんだが…第一印象の所為か妙に不自然に感じてな」


蓮「名前は?」

真「三万坂真だ」

しまった、こんな変な奴に名乗らなくともよかったのに


蓮「三万坂か。よし、覚えたぞ」

真「……さっきから少し気になっていたが、お前学年は?」

蓮「2年」

真「後輩ではないか。敬語を使え敬語を、私は先輩だぞ」

蓮「いや、必要ない」

真「必要あるに決まっているだろ」

蓮「いや、必要ない」

真「こ、コイツ……」

涼しい顔して、私を馬鹿にしているのか?


私は……


1、敬語を使わない理由を聞く
2、私がいかに凄いか説明してやる
3、関わらない。早足で帰る
4、自由安価

安価↓

1

>>59選択:1


真「なんだ、敬語を使いたくない理由でもあるのか?」

蓮「俺は尊敬できる人にしか敬語を使いたくない」

真「…ほう。シンプルながらいい理由だ。誇り高いのはいいことだな」

はっはっはと自然に笑み後こぼれ、釧路の肩を叩く


蓮「嬉しそうだな」

真「最近は男女問わず軟弱な奴らが多いからな。その点お前はそういう奴らとは違うようだ。釧路蓮、少し見直したぞ」

ただの変態かと思っていたが、違うらしい
プライドある変態だ
私を尊敬できないと暗に言っている点だけは許せないが


真「私はボランティア部だ。困ったことがあったら頼るといい」

蓮「それならお願いがある」

真「おお早速か」

蓮「俺の為に脱いでくれ」

真「前言撤回!変態死すべし!!」

蓮「うおあ!な、何をする!?」

反射的にはなった回し蹴りを受け止められる
文化部の変態にしては中々いい反応をする


……いや、そうじゃない!
どうにもこの男は評価が難しい様だ


蓮「俺は絵のモデルを探していてだな!」

真「知るか!鏡と睨めっこでもしてろ!!」



好感度判定

1-3  好感度上昇無し
4-9  好感度1上昇
0     好感度2上昇

前言撤回 -2

直下コンマ


コンマ判定:7-2  好感度1上昇

三万坂真⇒釧路蓮好感度:3⇒4 「最後でやらかしたが、少しはカッコいいところがあるな」  【普通】





さて、これからどうしようか?


1、煌太を呼ぶ
2、家族と過ごす
3、誰かに電話する
4、自由安価

安価↓

3

※さすがに描写省きすぎた


釧路の制止の声を無視しそのまま帰宅した

家では由愛以外の人はいなかった
帰ってくる前に少し味が変わってしまった3日目のカレーを2人で食した


食後の歯磨きを終え自室

さて、これからどうしようか?

1、煌太を呼ぶ
2、家族と過ごす
3、誰かに電話する
4、自由安価


>>64選択:3、誰かに電話する



誰に電話しようか?

1、稲生美々
2、稲生狛吉
3、それ以外(安価所得コンマが5以上でその人物の番号を知っている)

安価↓






>>66選択:1、稲生美々



美々に電話を掛ける
2コールもせずに即座に電話に出た


真「私だ」

美々「お前か!何の用?」

真「別に用があるわけではない」

美々「それじゃあなんで電話したのよ…」

真「理由が無いと電話しちゃダメか?」

美々「なんかメンドクサイ彼氏みたいだよ真さん…」

真「だいたい合ってるだろ」

美々「大体間違ってるわよ」

ここまでは軽い挨拶
さて、何を話そうか?

そう思っているとあっちから話題を振って来た


美々「一昨日さ、真が破った漫画有ったじゃない」

真「ああ、あのポルノか」

美々「ポルノ言うな!あれは偶々そう言う場面を開いただけよ」

真「嘘をつけ。どうせ毎話ごとにああいう展開があるんだろ?」

美々「その偏見を強制するために!ちゃんと1から読んでよ」

真「え~……」

美々「このままじゃ終われないわ!私に対する偏見とこの漫画の為にも!!」

真「う~ん……………」


人に強制されるとどうにも読む気が失せるな
しかし、美々の必死さはよく分かる
勘違いされていることほどムカつくことはないからな

さて、どうするか


1、承諾
2、拒否

安価↓

1


>>69選択:1、承諾



真「………全部で何巻?」

美々「12」

真「…………」

絶妙な巻数だ
長すぎず短すぎず丁度いい

迷う、が

此方には破ってしまった負い目もある
今日は此方が折れておこう


真「分かった、そこまで言うなら読んでやろう」

美々「ホント!?それじゃあ全部持ってくから明日の放課後部室で待ってて!」

真「いや、別に教室でも――」

美々「それじゃあ楽しみにしておきなさい!充電ヤバいから切るわ!おやすみ!」

言い切る前に勝手に切られる
騒々しい奴だ

勝手に約束されたとはいえ、承諾したのはこっちだ
素直に付き合うとしよう



※明日の放課後の予定が決まりました


6月3日(水曜日)  終了



【リザルト】

名前:三万坂 真(ミマサカ サナ)
性別:女性
職業:3年生『ボランティア部』


境遇:2  不幸せな家庭に生まれ、不運が付きまとう
運動:9  文句なしの運動神経。スポーツに打ち込めばと願った人は多い
芸術:7  中々の芸術センス。しかしこの学校では平均レベル
教養:9  文句なしの教養。全教科常にトップクラス



年齢は17歳
身長は158cm、本人は160cmと言い張っている
紫髪のロングの女性
生まれつき何でも完璧にこなすことが出来ていたが、芸術方面においてはいまいちの成績しか納めていなかった
そのため、自らの穴を埋めるために芸術学校に入学
その理由が原因で学校の生徒からはあまりよく思われていないようである
自らの完璧さを自覚しており、男はみんな馬鹿だと思っている。その為か恋愛経験はない
よく落ち込んだり立ち直ったり情緒が不安定な性格。調子次第で食欲の差が激しい
趣味は一人旅でアウトドア派
好きなものはイタチ科の動物
完璧超人ではあるが、一芸を極めた天才には勝てないことを自覚し始めており、それが原因で落ち込むことが多い
実は部屋が汚い

【好感度(主観)】



『井伊直巳』好感度:2(10) 【嫉妬(尊敬)】
約束:無し

『稲生狛吉』好感度:7  【友好】
約束:無し

『権藤仲義』好感度:4  【普通】
約束:無し

『佐志田博』好感度:3  【苦手】
約束:無し

『釧路蓮』好感度:4  【普通】
約束:無し

『文月椿』好感度:2  【嫌悪】
約束:無し



【イベント予定】
稲生美々と放課後に部室


今日の更新はここまでです


お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開





いつものように支度をして家を出る



イベント選択

1、登校イベント
2、ランダムイベント
3、イベント無し

安価↓


>>76選択:1、登校イベント


誰かと一緒に登校しよう



1、稲生美々
2、稲生狛吉
3、三万坂由愛

安価↓


>>78選択:2、稲生狛吉



昨日は迎えに来てくれていたしな、逆に出向いて驚かせてやろう
そうと決まれば話は早い、通学路を逆走し稲生姉弟の家に向かった


玄関の前で待つ

狛吉「行ってきま~す」

玄関越しから声が聞こえ、扉が開かれた

真「おはよう。狛」

狛吉「……………」

真「おい、挨拶はどうした?」

放心したように見開かれた生気のない眼
ボーっと私を見つめている


狛吉「…………真さん、ど、どうして?」



1、恥ずかしそうに「…来ちゃった」
2、いつもと同じように「迎えに来てやったぞ」
3、何も言わず鞄を押し付ける
4、自由安価

安価↓


>>80選択:3


何も言わず鞄を押し付けた

狛吉「ええっ!ちょっと…!」

真「早く行くぞ狛」

狛吉「ちょっと真さん!?」

スタスタと先に行く私を追いかけてくる狛


狛吉「どういう風の吹き回しですか?真さん?」

真「……………」

狛吉「さ、真さ~ん」

真「…………」

狛吉「反応ないと寂しいっす……」

真「……………」

狛吉「うおおおお!泣くっすよ!俺!!」

真「……………」


構って欲しそうについて来る狛の反応を楽しみながら登校した
やはりこの姉弟は弄ってなんぼだな


イベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:4 イベント不発





授業を終え、昼休み

昼食の時間だ

どうするか…





1、誰かと食べる
2、昼食を食べる場所を指定
3、イベントスキップ

安価↓

2

>>85選択:2


場所指定

1、教室
2、食堂
3、中庭
4、旧校舎空き部屋
5、部室
6、屋上

安価↓

2


>>87選択:2、食堂



食堂に行くか

いつものように素うどんを頼み適当な場所に座る

失礼しますと隣に誰かが座った


真「……………お前、私のこと好きなのか?」

隣に座って来たのは食堂で弁当を広げる嫌な奴
井伊直巳だった

直巳「どちらかといえば嫌いです」

真「私もそうだろうと思ってたんだがな」

素うどんをもそもそと食べる隣で、野菜をおかずのご飯を食す男
なんでまた弁当持参で食堂に…?


………何か話そうか


1、「お前、やっぱり友達いないのか?」
2、「どうしてまた食堂に?」
3、自由安価

安価↓


>>89選択:2


真「……どうしてまた食堂に?」

直巳「……教室が騒がしかったので避難してきただけです」

真「お前の教室はいつも騒がしいんだな」

直巳「ええそうなんですよ」

真「………素直に教室に居づらいを言えばどうだ?」

直巳「まるで僕がクラスと馴染めていないみたいな言い方はやめて下さい」

真「いやだって、お前……友達いなさそうだし」

直巳「貴女も人には言えないでしょう」

真「私には美々が居るから十分だ。それに私の完璧さが眩しくて人が寄ってこないだけだ」

直巳「物は言いようですね。素直に態度が悪くて嫌われてると言えばどうです?」

真「態度が悪いんじゃない。馬鹿に辛辣なだけだ」

直巳「貴女って自分以外全員馬鹿だと思ってそうですよね」

真「まぁな!」

直巳「自信満々で何言ってるんだアンタは…」


嫌な奴とそれなりにコミュニケーションをしながら昼食をとった



放課後


どうしようかと考えていると美々に引っ張られ部室に連れ込まれる

部室では二人きり

強引に連れ込まれた私は…


真「な、何をするの!」

美々「なんて声出してるのよ…キモイわ……」

真「私に乱暴する気でしょう!」

美々「しないわよ」

真「どうしてしないのよ!こんな運動神経抜群で学業成績全国トップクラスで芸術の才能に目覚めつつある完璧超人で見目麗しい美少女をこんな場所に連れ込んで!」

美々「貴女の自己評価凄いわね…概ね合ってるのが腹立たしいけど」

真「困るわ~欠点が無くて困るわ~」

美々「う、ウザい…!真にも欠点は……」

真「欠点は?」

美々「………………」




三万坂真:戦闘力(胸囲)判定
1ほどまな板、9ほど凄い

直下コンマ


稲生美々:戦闘力判定

↓2コンマ


三万坂真戦闘力:9  身長に反してヤバい大きさ


稲生美々戦闘力:0  犯罪的な戦闘力



コンマ神本気だし過ぎ…


美々「……あると思ってたけどパッと思い浮かばないわね」

真「今どこを見ながら言った。セクハラで訴えるぞ」

美々「真ってば身長に反して育ち過ぎよ」

真「私に不釣り合いなうえ運動に邪魔でいらないとすら思えるがな」

美々「馬鹿ねえこの不釣り合いさがそそるんじゃない!」

真「この学校には変態しかおらんのか……」


私のそれを揉もうとした手を払いのけ、自分のそれを改めてみる

デカい

中学の時はブレザーだったので夏にはそれはそれは鬱陶しいほど視線を浴びていた
こんな無駄な脂肪の何がいいんだか

まぁ目の前のこの女も凄いものを携えているが


真「こんなにデカくなくてよかった…」

美々「コラ揉むな!」

真「今の見た目と不釣り合いにもほどがあるぞ」

美々「スポーティな子が巨乳ってグッと来ない?」

真「狛にでも聞け。私の管轄外だ」


コントもほどほどにし、本題に入る


美々「はい、これで全部」

重そうにしていた鞄の中から1冊のマンガが取り出される
全部一気に持ってこなくとも良かったろうに


美々「今から読んで!」

真「……はいはい」

ここで読まなければ家に持って帰る羽目になりそうだし
今ここで読もう

放課後のうちに全部読み終えられればいいんだが…


一冊目を手に取り、読書を始めた


数時間後


真「………これで、あのシーンに行くというわけか」

10冊目を読みながら美々に話しかける

美々「ノリ気じゃなかった割に黙々と読んでるじゃない」

真「そうだな、中々にいい」

ここが学校だということも忘れ、寛いで読みふけってしまった

真「こういう漫画、純愛漫画でいいのか?こういうのを読むのは初めてだ」

美々「感想は?」

真「まだ全部読んだわけじゃないからどうとも言えないが、この場面」

今開いているページを美々に見せる

真「ここからあのシーンに行くというのは複雑な感じだな」

美々「なんで?いい雰囲気じゃない」

真「この男の事を純粋に想っている一途な娘と、この女に優しく接し何よりも優先して大事に想っているこの男。この二人がアレをするかと思うとな……」

美々「へ、変かしら?」

真「好きあっている男女二人、どうして汚い事に手を染める?」

美々「は?」


真「好き合っているなら必要ないだろ?清らかな関係を続けてきたのに勿体ない。いかに読者サービスの為とはいえな…」

美々「待って待って!なんか真の言っていること変だわ」

真「何だ?」

美々「普通、好き合っている男女なら自然な流れじゃない?」

真「何故だ、どこが自然というんだ?」

美々「普通こういう行為はその……子供を作るための物じゃない?だから寧ろ好き合ってる同士じゃないとしてはいけないような……ね?」

真「………………………ああ。そうか」

美々「分かってくれた?」

真「そうかそうか、身近にそう言う例が無いせいで失念していた。この行為は行為自身に価値があるんじゃなく、行為によって伴う結果に意味があるんだったな」


そうだったそうだった
この行為にはそういう意味があるんだったな

続きをめくる

あの時見たシーン


裸で向き合う二人の男女の顔が紅潮している
それは羞恥によるものだと思う
しかしその後、それとは違う恍惚の表情を女はしていた
男もまた、満足そうな顔をしていた


不思議だ、初めて見た時と印象が違う

この行為は私の知っているそれと同じようで全くの別物だ

暴力ではなく

欲ではあるが愛に満ちていて

汚くあるはずなのに清らかささえ感じた


真「……ふぅむ、女は嬉しいのか?こういうことをして」

美々「す、好きな人になら嬉しいんじゃない?……分かんないけど」

真「……美々は私の事が好きか?」

美々「ええっ!す、好きだけど……」

真「では試してみるか」

美々「な、何を――――」

椅子から立ち上がり、美々の目の前に向かう
近づいてくる私の顔を避けようとするが、背凭れに阻まれそれにも限界が来る


美々「え!ちょ、ちょっと……本気……なの?」

真「……………」

急にしおらしくなる美々
肩に手を置くと、茹で上がったように頬が紅潮する

少し震えている

真「大丈夫…安心して」

美々「…………う、うううう……………」

震えながらも、覚悟を決めたように目を閉じた
私はそれを見て更に顔を近づけた


真「どうだ?嬉しいか?」

美々「嬉しかないわ!!」

突然目を開け私を突き飛ばす


美々「ハァー!ハァー!……何なのよ突然!!」

真「そのシーンを再現してみた」

美々「だからって…もう……ビックリしたぁ」

真「しかし、嬉しくないのか。困ったな」

美々「女同士だからよ!」

真「それだ!今度狛にやらせてみるか」

美々「アイツにそんなことをする勇気があるかしらね」

真「それじゃあ今回のように私から迫るか?」

美々「それじゃあ意味ない…けど面白そうね」

真「よし。それなら今すぐ――」


キーンコーンカーンコーン

呼んでくるかと思ったが、チャイムが鳴る
下校の時間だ


真「……今度にするか」

美々「そうね、するときは呼んでね。見たいから」

まだ読んでいない4冊を鞄に入れ、下校した


下校途中


真「なあ美々。恋とはどうすればいいんだろうな?」

美々「おお、真さんの口から珍しい言葉が」

真「漫画の所為だな。少し、興味がわいた」

美々「ふっふっふ。いいじゃない!この調子で恋して文化祭の前に彼氏作りましょうね!」

真「それでだ。恋とはどうすればいい?」

美々「ええ~っと…………好きな男の人のタイプは?」

真「男というだけで大体嫌いだ」

美々「致命的じゃない…」

真「だからどうすればいいか聞いているんだ」

美々「そうねぇ…………結婚するならどんな男の人がいい?」

真「結婚したくないな」

美々「どうしろっていうのよ!!」

逆切れさせてしまった
しかし、しょうがないだろう事実なのだから


美々「今好きな男の人とか居ないの?」

真「多分…居ないな」

美々「それじゃあ嫌いじゃない男ってどんな人?」

真「それなら言えそうだな……そうだな……」



1、尊敬できる男
2、自分よりすごい男
3、不快感のない男
4、自由安価

安価↓

1+2+3


>>102選択:4、1+2+3


真「不快感が無くて私より凄いと思えるところがあって尊敬できる男だな」

美々「…………………………」

真「何だその目は」

美々「不快感が無いという条件はクリアできる人居るだろうけど残り二つは厳しすぎない?」

真「そう言われてもな」

美々「貴女この条件満たしている人見たことある?」

真「無いな。強いて言うなら権藤が近いのか?」

美々「あ、ああ。生徒会長レベルでも無理なんじゃ一生に一度会えればいいわねって確率じゃない」

真「おお、一生に一度出会えればそれで十分だな」

美々「今ばっかりはその前向きなピュアさを大事にしときなさい…」

ポンポンと肩を叩かれる
慰めれるているような気がするが気の所為か?

一生に一度、そういう奴と出会えれば私も恋というものが理解できるだろうか?


今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


再開です




1、本編を進める
2、番外編

安価↓2

2


>>109選択:2、番外編




それじゃあお好きなものを選択してください



1、今までの物語の別ルート
×、没設定プロローグ
3、今までの物語のTRUEルート
4、ドリームマッチ~もしもあのキャラとあのキャラが戦ったなら~
5、もしも物語の主人公が別のキャラになったなら

安価↓2

フィーニス様とガルラリョズの馴れ初めが気になるけどここは3で

3


>>112選択:3、今までの物語のTRUEルート




誰のtrueルートを見ますか?



1、ロディア
2、フィーニス
×、アリア
4、須能道弥

安価↓

1


>>114連続所得なので最安価


1、ロディア
2、フィーニス
×、アリア
4、須能道弥

安価↓


>>116選択:2、フィーニス



フィーニス様のtrueルートへの行き方は

4人以上の相手から好感度1【恐怖or憎悪】を取る

でした
恐らく歴代で一番簡単でしたね


書き終えるのに少し時間がかかります
しばらくお待ちください


まただ

また、我は嫌われてしまった

どうしてじゃ我はただ…愛されたいだけなのに


フィーニス「我の問いに答えよダグライ。どうしてこうなったのじゃ?」

光の届かぬ『真なる無』の空間

見渡す限りの黒い闇

そこにぽっかりと形だけが浮かんでいる

ダグライ「もうお忘れですか、アナタがその手に収めたでしょう?」

言われてはたと気が付く
自らの手に、手のひらほどの小さな球体


ダグライ「アナタが何処にも行くなとその手に収めたではありませんか」


フィーニス「……………そうであったな」

我はまた嫌われてしまった

どのような存在であろうと、どのような者達であろうと
我の名を聞くと途端にその表情を変える

それは恐怖であったり

それは憎悪であったり

それは絶望であったり

それは敵意であったり

皆が皆、我を遠ざけた

我を拒絶した

だから我は何処にも行くなと泣きわめいた

無限の引力で我が全てを飲み込んだ


フィーニス「なぜじゃダグライ。我は何故、嫌われてしまうのじゃ」

ダグライ「それはアナタが『災厄の化身』だからです」

フィーニス「何故じゃダグライ。我は何故、そのような名で呼ばれる」

ダグライ「それはアナタの名前だからです」

フィーニス「名前じゃと?何を言うか、我にはフィーニスという立派な名があるであろう」

ダグライ「少し語弊がありました。『災厄の化身』という種族だからです」

フィーニス「何を言うか、我は―――」

ダグライ「いえ、アナタは神人に近い存在ですが、『災厄の化身』として生を受けたのです」

我の言を遮り言い切る

我は信仰により形を成す神ではないと


フィーニス「何故…我が父デュランダルは、我をこのように作ったのじゃ?」

ダグライ「アナタは必要な存在なのです。アナタはこの世全ての『負』を背負うために生まれた」

フィーニス「フフフ…なんじゃそれは、意味が分からんぞ」

ああ嫌だ、分かってしまう自分が嫌だ

察しの良い我が嫌いだ

きっと我は――――




ダグライ「アナタは世界を一つにするための『絶対悪』。この世全てに嫌われるために存在しているのです」


フィーニス「それでは、我は誰にも好かれることはないと?」

ダグライ「はい。アナタの行いは全て悪へと反転する。求めるが故に拒絶され、欲するが故に得られず、引き寄せるが故に遠のく。それがアナタの背負う宿命」

フィーニス「では我が孤独を望めば誰かに愛されたのか?」

ダグライ「いいえ、誰しもがアナタを殺しにかかるでしょう。永遠に孤独になることは叶わない」

フィーニス「では我を嫌悪しろと望めば、我は誰かに好かれたのか?」

ダグライ「いいえ、誰しもがアナタを嫌うでしょう。お望みの通り」

なんだそれは

なんなんだそれは

それでは……それでは我は…

フィーニス「我はどうすれば愛してもらえる?」

ダグライ「アナタが愛されることは決してない。アナタが『災厄の化身』である限り、生まれ持った宿命によりどうすることも出来ない」

フィーニス「我が一体何をした?どうして我がこのような存在であらねばならぬ!我は、我はただ―――!」



愛してもらいたいだけなのに


ポロリポロリと頬を伝う
これは涙だ
我はこうして存在している

我はこうして泣いている

我はこうして悲しんでいる

我は確かに……生きているのに


フィーニス「どうして我だけがこのような思いをせねばならぬのじゃ!!!」

ダグライ「……私個人の意見を言わせてもらえば、同情しています。アナタを慰める言葉が存在するとあらばそれは―――」







ダグライ「生まれてきたことを呪いなさい」



余りに冷たく言い放たれた真実の言葉は我を貫いた

その言葉に慈悲は無い、事務的に『聖』か『邪』かを定めただけだ

それがダグライの仕事だと分かっていても

怒りを抑えられなかった



フィーニス「ふっざっけるなああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」


手のひらの球体を握りつぶす

また、無数の生を終わらせてしまった

それは我が生まれた日の再現で、我の呪いを実感した日だ



ダグライ「『引力』。引く力であると同時に、遠ざける力。惹こうとすればするほど反発を生む。実にアナタに相応しい」


ダグライの背後から数多の光が押し寄せた


ダグライ「そろそろ時間のようです。世界中の英雄、悪魔、神、人間、アナタを討ち果たそうと一つになった」

ダグライ「アナタは討ち果たされることなく、再び封印されるでしょう。一時の平和と、再び訪れるであろう混迷の時まで。その時にアナタは外に放たれ皆の敵になる。これを永遠に繰り返すんです、それがアナタの生まれた意味」





ダグライ「では、戦争を始めましょう」



次々に襲い来る怒り、憎しみ、結束された眩い光の軍勢

我はそれを飲み込んだ

『我を忘れて』次々と




TrueEND  【嫌われ神様の一生】


Trueルート(幸せになるとは言って無い)

フィーニス様の真実の姿は嫌われること
なのでこれが最も正しいエンディングです

フィーニス様が愛されるには『世界のルールを変える』ことです

書いていた当時はイマイチ終着点が見えなくて曖昧に終わらせてしまいましたが、今なら明確な終わりが見えて書けそうです




>>111
フィーニス様とガルラリョズとの馴れ初めはフィーニス様の物語のガルラリョズルートで見ることが出来ますよ



いやぁ…一時間も掛けちゃいましたね
それが長いのか短いのかは微妙なところですが

やっぱり好きなキャラを曇らせるのは筆が進んで楽しいですね!

お付き合いいただきありがとうございました


ラブコメ難しいな…


再開です





家に帰り、夕食を終えた後自室に帰る

美々から借りた漫画を黙々と読み進めた

……思いもよらずハマってしまった

漫画はあまり読まないが、これなら買ってきてもいいかもしれないな

ついに最終巻に到達するが、読み終わるのがもったいなく感じ休憩をはさむことにした

さて、どうしようか?



1、家族と過ごす
2、誰かに電話する
3、煌太を呼ぶ
4、自由安価

安価↓

1 由愛


>>128選択:1、由愛



妹の部屋の扉をノックする

真「お~い、由愛私だ」

返事を確認せずにそのまま入る

由愛「ああ!ちょっと!」

なにやら慌てた様子でベッドの上で寝転がっていた

真「ん?どうかしたか?」

由愛「入っていいよって言ってから入ってきてよ!」

真「別にいいだろう姉妹だし。なんだ、着替え中だったか?私には気にせんのに」

由愛「べ、別にそんなんじゃないけどマナーの問題なんだよ!」

真「ふむ、それもそうだ。すまんかったな、以後気を付けよう」

十歳の妹に礼儀を教えられてしまった


由愛「それで、何か用事?」

真「ああ、そうだな……」



1、会話する
2、何かする
3、自由安価

安価↓

1


>>130選択:1、会話する


なんの話をしよう?



自由安価↓1


会話選択

1、料理について
2、慌てていた理由追求
3、恋愛について
4、自由安価

安価↓

連続でいいなら2


>>133選択:2



真「どうしてそう慌てていたんだ?」

由愛「えっ!え~っと………」

もじもじとして、頬を赤らめる

真「なんだ言えないようなことなのか?」

由愛「そういうわけでもないんだけど…なんだか恥ずかしくって……」

真「恥ずかしい?」

由愛「こ、これ……」

そう言って差し出してきたのは、自由帳に描かれたイラスト
見たことがある、恐らく漫画の模写だろう

真「なんだ、こんなことを恥ずかしがっていたのか」

由愛「だって、お姉ちゃんはプロだし…」

真「芸術学校に通っているだけでプロではないぞ。どれどれ……ふうん……シャープペンで書いたのか?」

由愛「うん。芯の太さが変わらない方がいいかなぁって」

真「成程な。だが、こういうのは鉛筆をお勧めする。濃さは2BかBがいいな。カッターは持っているか?」

由愛「持ってるよ」

真「よし、ちょっと待っていろ私の鉛筆をあげるから研ぎ方を教えてやる」

自室に行き、箱買いしていた大量の鉛筆を数本引き抜く

それから妹と鉛筆での模写について色々と教えてあげた

由愛は絵を描くことが好きらしい
暇なときは教えてあげてもいいかもしれない



※6月4日(木曜日)終了

※6月5日(金曜日)






いつものように支度をし、外に出た



イベント選択

1、登校イベント
2、ランダムイベント
3、イベント無し

安価↓

>>17選択:1


誰と登校する?



1、稲生美々
2、稲生狛吉
3、三万坂由愛

安価↓

3


>>139選択:3


真「おーい由愛。準備できたか?」

由愛「うん大丈夫!それにしても珍しいね一緒に家を出るなんて」

真「そうだな。偶にはこういうのもいいだろう」

しっかりと戸締りを確認し、家を一緒に出た
由愛が通っている学校と私の通っている学校は全然違う場所にある

一緒に登校すると言っても途中までだ

何か話そう



1、料理について
2、絵について
3、恋愛について
4、自由安価

安価↓

3


>>141選択:3



真「なぁ由愛。由愛は恋をしたことがあるか?」

由愛「うえぇ!どうしたのお姉ちゃん!?」

真「なんだ、私がこういうことを言うのは変か?」

由愛「変だよ!何かあったの!?何でも相談に乗るよ!!」

何やらあらぬ方向に勘違いをしているようだ
昨日私が読んだ漫画の事を説明した


由愛「……お姉ちゃんにもそういう感情があったんだね」

真「失礼な、といいたいとろだが私も意外に思っている。それで質問の答えは?」

由愛「え、ええ~っと………」


コンマ判定
5以上で恋したことがある
直下コンマ


コンマ判定:9  ある



由愛「あ、ある…よ」

真「おお!それで、恋とはどんな感じだった?」

由愛「ど、どうって……なんかドキドキして…恥ずかしい感じ…かな」

真「恥ずかしいか………」

確か漫画にもそんな描写が強かったように感じるな
動悸が激しくなり、居ても立っても居られない
みたいな表現だったはず


真「恋とはどうすればいいんだ?」

由愛「ん、んん…さっきからお姉ちゃん曖昧だね」

真「如何にもこういうことに疎くてな、知りたいんだ」

由愛「やっぱり、好きな人を見つけることかな。それか誰かを好きになったり」

真「う~ん……………やはりそれか、難しそうだな」

由愛「そんなに難しく考えなくても大丈夫だよ。きっかけがあればすぐだよ」

真「そういうものか?」

由愛「そういうものだよ。お姉ちゃん」


得意げにえへへと笑う

妹に恋愛について聞いた
しかし、妹の方が経験があるとは如何にももやもやした気持ちになる
だが、美々よりかはマシなアドバイスだったように思う

……アイツ絶対恋愛経験ないだろうしな

暫く一緒に話しながら歩いた


※三万坂姉妹のお互いの好感度が上がりました



イベント判定
5以上で発生
直下コンマ


コンマ判定:3 イベント不発





授業を終え、昼休み

昼食の時間だ

どうするか…





1、誰かと食べる
2、昼食を食べる場所を指定
3、イベントスキップ

安価↓

1


>>148選択:1



誰と食べようか?



1、稲生美々
2、稲生狛吉

安価↓
※今日の更新はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました

1

果たしてこんな時間に一人でも見て下さる方が居るんでしょうか?

ゆっくりもそもそと再開です


>>150選択:1、稲生美々


机をくっつけ美々の目の前に陣取る


「「いただきます」」

きちんと手を合わせてから食事を開始する


美々「ねぇねぇ、あれから全部読んだ?」

真「最終巻だけ読んでない、終わるのがなんだか勿体ない気がしてな」

美々「なにそれ、勿体ないも何も終わってるんだけど」

真「いいだろう、どうせ貧乏性だ」

今日も好物の漬物尽くしの弁当
ポリポリとした食感を楽しみながらご飯を口に運ぶ


何か話そうか?


1、自由安価
2、特に話すことはない

安価↓

2を選択すると相手から話を振られます

安価↓

1 新しい漬物を一緒に考えないか


>>154選択:1


ぽりぽりぽりぽりぽり

やはりカブはいいな
調理しようと思ったとき何に使うか皆目見当がつかないこの食材だが、甘酢漬けは至高の逸品だ
お酢と砂糖特有の少し舌に残るあまじょっぱさをカブの渋味によって爽やかになっている
唐辛子を入れる時もあるが私は昆布と一緒に漬けた物が好みだな

黙々と口に運び、ご飯を減らしていく

おかずを食べ終わり、デザートの梅の蜂蜜付けを摘みはたと思いつく

真「美々、新しい漬物を一緒に考えないか」

美々「突然なによ」

小さなお弁当に盛られたお子様ランチのような弁当を口に運びながら怪訝な顔をされる

真「いやな、最近漬物がマンネリ化していやしないかと思ってな」

美々「あたしは別に漬物そんなに食べないからマンネリなんて感じてないけど…」

真「だからこそだ。漬物という漬物を食べつくした私ではきっと新鮮で斬新な漬物など思い浮かびそうもない。だからこそ、お前の意見を取り入れてみようと思っている」

美々「な、成程…。って一緒に考えるとか言いつつ私に丸投げしてない?」

真「気のせいだ。さぁ、何か案を出してみろ」

美々「う~ん…そうねぇ……」



発想判定
1ほどありきたり、9ほど斬新
直下コンマ


コンマ判定:4 奇をてらったつもりが意外にもメジャー


美々「お漬物と言えば普通お酢とかお塩とかで漬けるわよね………」

真「それ以外なら糠漬けが有名だな」

美々「ハチミツ漬けもやったことあるだろうしかくなる上は――――砂糖漬け。これが私の答えよ!!」

手のひらを私に突き付け、どうだと言わんばかりの顔だ
しかし、なんというか

真「砂糖漬けなら家にある」

美々「へ?」

真「砂糖漬けは漬物界ではそこそこ有名だぞ。檸檬などの柑橘類が主だがサクラやスミレなんかの花を漬けたりもする。砂糖漬けのいいところはオレンジの皮なんかも再利用できるところだな」

美々「そ、そうなんだ…砂糖漬けって見たことも聞いたことも無かったから」

真「やれやれ、これだから素人は。いい機会だ、少しお勉強を教えてやろう」

美々「えっいや別に…」

朝食を食べ終わった後、昼休み中延々と漬物について講義をしてやった


放課後


授業が全て終わり、昨日と違って予定は何もない

さて、どうしようか



1、部室に行く
2、生徒会に仕事をもらいに行く
3、部活は休み。自由行動

安価↓


>>159選択:2



続きは夕方17時過ぎころから

や、やっと復旧した

再開宣言しておきながら遅くあって本当に申し訳ありません
何故か専ブラが読み込みをしてくれなくってほとほと困っていましたが漸く直りました

もう遅いので明日再開します


ラブコメ…向いてないね
というより乙女ゲーに関する知識の浅さで全然面白いのが書けねえ!
ちょっと勉強し直してくるのでラブコメいったん封印です


個人的に一番怖いのはエターと読んでくれる方が居なくなること

大事なのはスレの循環の良さ
無理そうだと判断すれば即座に見限らなければ書いている私も、読んで参加してくださっている方も面白くない

というわけで心機一転物語作成に移行します


突発なので二人いらっしゃったら始めます

20時以内に人が集まらなかったら明日からの更新とします

んん?文字化けしてらっしゃいますがカウントしましょう!

それではジャンルを選択してください



1、現代ファンタジー(異能or魔法)
2、現代ファンタジー(変身ヒーローor改造人間)
3、異世界ファンタジー
×、学園ラブコメ
5、都市伝説系ホラー
6、相棒モノバトルゲーム
7、前回没になった奴


安価↓2

1


>>170選択:1、現代ファンタジー(異能or魔法)



物語のメインの要素は


1、異能
2、魔法

安価↓

2


>>172選択:2、魔法
sageが名前に入っちゃってますよ!



性別

1、男
2、女

安価↓


さすがに3連続は最安価



1、男
2、女


安価↓

2


>>176選択:2、女



強さ判定

直下コンマ


コンマ判定:1  とてもじゃないが戦えない

戦闘能力1の為特殊設定、『障害』を設定に組み込むことが出来ます
身体的な障害であったり、精神的なトラウマでも構いません
設定に組み込まなくてもかまいません


しかし、強さ:1って……今までの最高が5ですよ
真ちゃんがいかに恵まれていたか実感できました



潜在能力

直下コンマ


コンマ判定:2 伸びしろは期待できない



境遇判定

直下コンマ


コンマ判定:6  恵まれている方




魔法の知識

強さ:1     -3
潜在能力:2 -2

9以上で補正消滅
直下コンマ


コンマ判定:8-5  噂に聞いたことがある程度





それでは主人公ちゃんの設定を決めます
好きなものや嫌いな物、過去のトラウマや家の事や家族関係
何でも詰め込んじゃってください


【使用できる特殊設定】
『異能使い』
『障害』
『非人間』


安価↓1~4

人間に助けられた動物(指定できるならアライグマ)が魔法の力を使ってもらって人間の姿になった
仲間の力を借りることはできるけど、人間の言葉はまだ話せない

今までこういうことが無かったので言いませんでしたが設定に安価指定範囲の設定に矛盾がある場合、矛盾の数だけ設定を作ってコンマでどれにするか決定します
なので他の方の安価との整合性なんかは気にしなくてもかまいません


この書き込みは安価指定に含まれません


>>187-191選択



コンマ判定
偶数:非人間
奇数:人間

直下コンマ


コンマ判定:奇数:人間


纏めてきます
しばらくお待ちください

その間に主人公の名前を募集します
何も候補が無かった場合私が適当につけます


名前:御形 ナズナ(ゴギョウ ナズナ)
性別:女性
種族:人間
職業:


環境:6   平凡でそれなりに恵まれている
強さ:1   とてもじゃないが戦えない。視覚を失っている
生活:4   常人と同じとまではいかないがそれなりに一人でできる
教養:5   一般常識とそれなりの教養がある




普通の家庭で育った少女
ある日突然目が見えなくなる代わりに他の五感が異常に鋭敏になっている
臆病な性格で目を付けられたくないので目立たないように生活している
でも心の中では白馬の王子様的な存在を求めている
先端恐怖症である
毎日テレビを見るのが好きなテレビっ子
何でも落ちてるものを拾う癖がある



かなりシンプルにまとまりました


年齢設定

1、中学生(安価所得コンマが1~3で1年生。4~6で2年生。7~9で3年生。0の場合十の位を参照する)
2、高校生(上記と同じ)

安価↓

来ないので 2


>>199選択:2、高校3年生


他に決めること


1、家族構成
2、お助けキャラ
3、人間関係
4、必要ない
5、自由安価

安価↓

2


>>201選択:2、お助けキャラ

選択したキャラが初めから主人公と行動を共にしてくれます


1、魔法が使える友人
2、謎の魔法使い
3、不思議な雰囲気の青年
4、自由安価

安価↓

1


>>203選択:1、魔法が使える友人


どんな人?


1、心配性な幼馴染の男友達
2、勝気な幼馴染の女友達
3、調子に乗りやすくヘタレな男友達
4、お茶目でトラブルメーカーな女友達
5、自由安価

安価↓

1


>>205選択:1、心配性な幼馴染の男友達



他に決めること

1、家族構成
2、必要ない
3、自由安価

安価↓


>>207選択:2、必要ない


それではプロローグを書いてきます

今日中にイケる気がする


プロローグ



『神隠し』

何時からだったでしょうか、この噂話が広がり始めたのは

普通ならばよくある話

学校の七不思議であったり、怪談話としてメジャーなお話

だけれど、この噂話は冗談で済ませないことが現実に起こっている

私がすんでいる町で失踪事件が相次いでいるのです

特定の誰かをターゲットに絞られた誘拐ではなく、無作為に忽然と行方をくらます

だからこそ『神隠し』

誰もが皆冗談だろうと笑っています

いつの間にか帰ってきてくれると心の中で信じています

だけどそれは恐怖の裏返しで

ひっそりと、しかし心の奥深くにこの『神隠し』の恐怖が街の人たちに根付いています


そして今私はその噂話に飲み込まれているのでしょう

いつものように学校に通い、いつものように下校をしていた時

ある違和感に気が付きました

いつの間にかさらさらと聞こえていた風の音が止み、ねっとりと重苦しい空気が私を撫でる

待ちゆく人々の足音は消え、しんと静まり返っている

おかしい

思わず立ち止まるものの、視覚のない私には状況を把握することが出来ません

精々普段と明らかに雰囲気が違うとだけ、普通の人より敏感な肌が伝えているだけ

コンコン

ワザと足音を立て周りに音を反響させる

………近くにあるのは『耳覚え』のある形の民家。私がさっきまで歩いていた場所と同じ

だとすればこのおかしいと思う感覚は私の勘違い?

だけど、左斜め前の民家のワンちゃんの存在を認識できない

本当に同じ場所なのでしょうか?

怖い

自分が異常な事態に巻き込まれているのがとっても怖い

冷静に状況を把握しようと必死に耳を澄ませると…何かが聞こえてきた


足音だ

初めはゆっくり歩いていた

いつしかテンポが速まり、此方に走ってきている

私を見つけ走ってきている

この足音は敵?それとも味方?

どちらだろうと私にはどうしようもありません

いくら感覚が常人より優れていても、走り回ることはできません

ただ立ち止まり、体を震わせ味方であることを祈るだけ

あわよくば、私の知っている人であることを祈る

私の前で立ち止まり声を掛けられる


「ナズナ…なのか?」

「智弘くん…なの?」

それは私のよく知る声で、幼いころからずっと一緒で、とっても心配性な

昨日突然行方をくらました友達


新崎智弘(シンザキ トモヒロ)の声だった


智弘「どうしてお前が…いやそんなことより怪我はないか?」

私の肩に触れ心配そうに声を掛けられる
肩に置かれた手は少し汗ばんでいたけど、温かさを感じる人間の手だった


ナズナ「大丈夫だよ」

智弘「本当か?転んだりしてないか?」

ナズナ「今日は転んでないよ」

智弘「悪い奴に襲われたりしなかったか?お前は大人しくて小さいから」

ナズナ「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう智弘くん」

智弘「そ、そうか。それならいいんだが」


肩に触れていた手を話し、照れくさそうに頭を掻く仕草まで見て取れた
見えなくても分かる、昔からの智弘くんの癖

知り合いに会えてホッとした

安心感からかいつものように『帰ろっか』と言いそうになるも、そんな状況でないことを思い出しました


智弘「ナズナはいつからここに」

ナズナ「分からない。ついさっき普段と雰囲気が違うことが分かって怖くて立ち止まってたの」

智弘「…そうか、実を言うと俺もさっぱり状況がつかめていないがこれが噂の『神隠し』という奴だろう」

ナズナ「やっぱり…そうなのかな?」

智弘「これには確信があってな、実は昨日行方不明になっていた学校の奴を見たんだ」

ナズナ「そうなんだ……それじゃあやっぱり――」

言葉を言い切る前にふと不穏な空気を察した
今までで感じたことが無い、陰湿でピリピリとした空気

べちょりべちょり

と聞いたことも無い異音が耳を障る


ナズナ「こ、この音…何?」

智弘「チッ…来たか。下がっていろナズナ」

ナズナ「え、えっと……」

おたおたと頼りない足取りで言われた通り智弘くんの後ろに隠れる



異音は刻一刻と迫っている
呻き声のような不気味な鳴き声?をあげている

智弘「……………」

智弘くんを中心にふわりと風が吹く

なんだろうこれは?

異音の正体も感じたことが無い不気味な感覚だが

智弘くんが纏っているこの空気も初めて感じるものだった

だけど、この空気はどこか温かく優しい



智弘「解き放て―――『神智の槍』よ!」


紡がれた意味不明な言葉と共に突風が巻き起こり、異音を発していたモノが跡形も無く消え去る


ナズナ「え、え~っと…その…智弘くん?」

智弘「おおどうした?化け物ならもう消えた」

ナズナ「そ、それもそうなんだけどね。智弘くん…なにこれ?」

智弘「ああそうだった、俺もビックリなんだがな」




智弘「俺、魔法が使えるみたいだ」


あっけらかんと衝撃の事実を暴露される


智弘「別に中二病になったとかじゃなくてだな、マジで魔法が使えるんだ。この世界に来た人は」

ナズナ「え、え~………」


余りにも突然変わってしまった私の日常

最早ついていけず、ただただ狼狽するしかなかった

取り敢えず言えることは


ナズナ「わけわかんないよ…智弘くん」




プロローグ   ~fin~



御形ナズナの魔法を決定してください



1、燃え上がる鳥の羽
2、開かない本
3、柔らかい手袋
4、奇妙な形の杖
5、自由安価


安価↓

4


>>217選択:4、奇妙な形の杖


…一番使いづらいのを選んじまいましたね
しかし、智弘くんが居るので暫くは戦闘に不安に思うことはないと思います



今日の更新はここまでです

やっぱり中二っぽい内容の方が簡単にネタが浮かびますね

お付き合いいただきありがとうございました

プロフィール修正と公開



名前:御形 ナズナ(ゴギョウ ナズナ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校三年生


環境:6   平凡でそれなりに恵まれている
強さ:1   とてもじゃないが戦えない。視覚を失っている
生活:4   常人と同じとまではいかないがそれなりに一人でできる
教養:5   一般常識とそれなりの教養がある




年齢は17歳
身長は150cm
普通の家庭で育った少女
ある日突然目が見えなくなる代わりに他の五感が異常に鋭敏になっている
臆病な性格で目を付けられたくないので目立たないように生活している
でも心の中では白馬の王子様的な存在を求めている
よく怪我をするので尖った物が苦手である
テレビやラジオの音を聞くのが好き
目が見えないためか、どうしても地面が気になり何でも落ちてるものを拾う癖がある

名前:新崎 智弘(シンザキ トモヒロ)
性別:男性
種族:人間
職業:高校3年生


環境:6  平凡でそれなりに恵まれている
強さ:7  初心者にしてはかなりの魔法の才能がある 
生活:5  一人でも一応暮らしていける
教養:5  一般常識とそれなりの教養がある




年齢は17歳
身長は170cm
一般の家庭に生まれた平凡な少年
知能、運動能力、容姿、どれをとっても平凡な少年
おおらかな性格で、突然のアクシデントにもそれなりに冷静に対処できる
基本的に落ち着いた雰囲気でどこかお気楽な感じを醸し出している
しかし、幼馴染の御形ナズナに対しては過保護と言ってもいいほどの心配性である
褒められることが苦手
何時に就寝しようと6時間後に起きるという癖がある
好きなものはチョコレート




魔法


『神智の槍(テオソピア・ランス)』
穂のない槍
普段は一見ただの棒だが、魔力を解放すると辺りの自然物を巻き込み穂とする
魔力の解放の余波だけでもかなりの威力を発する


再開です


智弘「わけわかんなくとも魔法は魔法なのだ。仕方ない」

ナズナ「そういうものなのかなぁ?」

智弘くんだってつい昨日神隠しにあったばかりなはずなのに、なんというかこう

馴染んでいる

不思議で状況をうまく飲み込めて無い私が浮いているような錯覚に陥ってしまいます

色々聞いておきたいことがあるけどまずは



1、この場所について
2、魔法について
3、帰れるの?
4、自由安価

安価↓

4.彼氏いる?


>>223最安価



1、この場所について
2、魔法について
3、帰れるの?
4、自由安価

安価↓


>>225選択:3



ナズナ「ここから帰られるの?」

この場所の雰囲気やさっき起こったことを鑑みても、ここは普通の場所ではないことが分かります
きっとすごい秘密や、とんでもない意味がある場所なのかもしれません

でも、私はそんなことに興味ない
どんな場所であっても関係ない、いつもの日常に帰られるなら

腕を組み、考え込むように唸る

智弘「………何とも言えないな。帰れるとも帰れないとも言えない」

ナズナ「どういうこと?」

智弘「お前は見えてないから分かりにくいかもしれんが、ここは普段と何ら変わりないんだ。鍵はどの家もちゃんと閉まっているし、鍵を使えば開く。ただ、そこに居るはずの住人が居ないというだけだ」

ナズナ「で、でもさっきの変な怪物は絶対おかしいよ?」

智弘「確かにな。でももしかしたらあの怪物はこっちの『普段いる世界』に迷い込んできて、他の人たちは神隠しにあっているかもしれない。つまりは『この世界』がおかしいのか『神隠しの世界』がおかしいのか俺には判断できん」

ナズナ「そ、それじゃあ私たちは正常で他の人たちが居なくなっちゃってるってこと?」

智弘「その可能性もあるというだけだ。正直俺も何がどうなっているのかさっぱりわからないんだ。ただ家に帰りたいというならその願いは叶うぞ」

ナズナ「本当!?」

智弘「おう、家の鍵持ってるか?」

ナズナ「持ってるよ!ほら」

下校中だったため、鞄の中に入ってある鍵を取り出す

智弘「よし、俺も使えたから多分使えるはずだ。今から向かうか?」




1、先に話をする
2、今から向かう

安価↓

2


>>227選択:2



ナズナ「うんうん!行こう行こう!」

現実とかけ離れた非日常に突然立たされて足元がふわふわしていましたが

『自分の家に帰れる』

そう思うと途端に足元が確かになっていく感覚がありました

普段と全く一緒なら帰り方もすぐわかります


ナズナ「智弘くん早く!」

智弘「おいおい焦るな!ちゃんと手を繋がないと転ぶぞ!」

ナズナ「そんなに子供じゃないから大丈夫!」

智弘くんの呆れた溜息を背に小走りで家へと向かった


自宅前


ナズナ「……いくよ」

智弘「ああ」

震えて上手く使えない腕に必死に力を入れながら、鍵穴に鍵を差し込む

ガチャリ

信条とは裏腹にいとも容易くすんなりと鍵が開いた
扉を引くと、これまたあっさり開かれる


ナズナ「ほ、本当に開いた」

智弘「うむ、やっぱり大丈夫なようだな」

ナズナ「お、お邪魔しま~す」

智弘「自分の家だろう?」

ナズナ「き、緊張してるからいいの!というか智弘くんはお邪魔します言わないとダメだよ」

智弘「幼馴染の家だからいいんだ」

さっさと入れと背中を押され、自宅を隅々まで探索することにしました


自宅:自室


ナズナ「本当に私の家だ」

あれから暫くこの家を探索した
結論から言えば、正真正銘私の家でした
お部屋の配置から、冷蔵庫の中身まで完全に一致

ただ、そこに居るはずの専業主婦の母の姿が見えないことを除いて

現在は自室でお茶を飲みながら寛いでいる


智弘「落ち着ける場所に来たところで、何か聞きたいことがあるだろう?答えられる範囲で何でも答えよう」

ナズナ「ありがとう。それじゃあ……」

智弘「スリーサイズでもいいぞ」

ナズナ「そう言うのには興味ないから」

智弘「そ、即答……幼馴染ジョークにちょっぴり冷たくないか?」

勝手に落ち込んでいる智弘くんはおいといて


何を聞こうか?



1、この場所について
2、魔法について
3、知っている人を見かけた?
4、自由安価

安価↓

2


>>231選択:2


ナズナ「………魔法って言ってたっけ?」

智弘「おう、『神智の槍』っていう槍を生み出すのが俺の魔法だ」

ナズナ「色々ツッコミたいけど、どうして魔法が使えるの?」

智弘「分からん。何故かは分からんが使える」

ナズナ「じゃあ言い方を変えるね、どうして魔法が使えるって分かったの?」

智弘「それは……」



コンマ判定

1-3  なんとなく使える気がした
4-6  使っている人を見た
7-9  教えてくれた
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:3



智弘「あの怪物に襲われたとき『あっイケる』と思ったらできた」

ナズナ「わけわかんないよ…どうして襲われたのにそうなるの?」

智弘「きっと平々凡々な俺に隠された才能に違いないな」

うむうむと一人勝手に納得したように頷く智弘くん
こっちは全く理解できないのに


智弘「ナズナも出来るんじゃないか?」

ナズナ「ええ!?なにその『小学校以来だけど昔出来てたし逆上がりやってみろよ』みたいな軽いノリ!」

智弘「おおいいぞ!そのツッコミは中々冴えてるな。その調子で出してみろ」

ナズナ「そ、そんなこと言われても…」

智弘「目を瞑って意識を手に集中させてみろ」

戸惑いながらも言われた通りに意識を手に集中させてみる
実を言うと少し期待をしていた

私にも魔法が使えるんじゃないかと


コンマ判定
5以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:7 成功


ナズナ「むむむむむ……」

智弘「何か来そうになったら『来い』と叫べよ」

ナズナ「むむむむむ……!こぉおい!!」

直感の赴くままに叫ぶ

すると私の手にはいつの間には棒状のものが握られていた


ナズナ「ほ、本当に出た!?」

智弘「これがお前の魔法か。……妙な形の杖だな」

ナズナ「えっ!どんな形なの?」

智弘「なんというかこう……全体的に丸っこい」

ナズナ「それって杖の役目を果たせるのかな…?」

智弘「魔法の杖だからいいんじゃないか?」

ナズナ「はっ!私が尖ってるもの苦手だからバリアフリー化されたとか?」

智弘「その可能性も……無くはないな」


改めて形を確認するように奇妙な形の杖を撫でまわす
智弘くんの言う通り全体的に丸っこく、どこにも尖った部分は無い

しかし……

ナズナ「この杖って何ができるのかな?」

智弘「取り敢えず振ってみれば?」

ナズナ「火とか出ちゃったらどうしよう!」

智弘「それじゃあ外に出るか」


智弘くんの提案に乗り、庭に出る
一応お水をバケツ一杯用意してもらった

ナズナ「……それじゃあいくよ」

智弘「ドーンといけ」

ナズナ「………てい!」

杖を思い切り振ってみる


しかし なにもおこらなかった


ナズナ「あ、アレ?何か起きた?」

智弘「……俺の目には何も起きてないように見えたぞ」

ナズナ「う~ん…てい!てい!てぇい!!」

ブンブンブン

ナズナ は きみょうなかたちのつえをふった

しかし なにもおこらなかった


ナズナ「ど、どうしよう。MP足りないのかな?」

智弘「諦めるのはまだ早い。マジシャンのステッキみたくモノを叩くと何か起こるかもしれん」

ナズナ「じゃ、じゃあ一先ずこの石を………ちちんぷいぷい金になれ!」


ナズナ は いしころをなぐった

しかし なにもおこらなかった


ナズナ「ど、どうしよう智弘くん…」

智弘「まあまあ焦るな。金にしようという欲がいけなかったのかもしれん。謙虚に砂で行こう」

ナズナ「分かったよ智弘くん!」


しかし、何度叩いても石が変化することは無かった


ナズナ「…なにこの杖。一体何に使えるの?」

さすがに根気が切れ、座り込んでしまう
いくら弄っても殴っても振っても、うんともすんとも言わない


智弘「そう拗ねるな。魔法で出てきた杖だ、絶対に何かあるさ」

ナズナ「何かって何さ…」

智弘「そうだな……」



ひらめき判定
7以上で何か閃く
魔法の才能 +2

直下コンマ


コンマ判定:9+2  閃いた



智弘「………魔法陣を描いてみるのはどうだ?」

ナズナ「魔法陣…!なんだか惹かれる響きだけど書き方わかんないよ?」

智弘「○書いてりゃ何とかなるだろう。取り敢えず地面に丸を書いてみろ」

ナズナ「ええ~アバウトだなぁ…」

そう言いつつも地面に丸を描く
なんでもいい、物は試しです

しかし なにもおこらなかった


ナズナ「…やっぱりちゃんとした魔方陣じゃないと――!」

智弘「大丈夫――くぁ!?」

何故か真後ろに体重が移動する
その私に手を伸ばそうとした智弘くんは私に覆いかぶさるように転んでしまった


ナズナ「いたたたたた…」

智弘「すまんナズナ。助けるつもりが俺も転んでしまうなんて。立てるか?」

私に覆いかぶさるように倒れこみながらも、片腕で私を抱き留めもう片一方の手で地面に叩きつけられないよう体を支えたのはもはや神業と言ってもいいんじゃないでしょうか?

差し出された手を取り立ち上がる


智弘「しかしどうして突然……ん?」

智弘くんが不思議そうな声をあげる

ナズナ「どうかしたの?」

智弘「………魔法陣が消えてる」

ナズナ「えっ?さっきので消えちゃったのかな?」

智弘「……もう一度丸を書いてみてくれ」

ナズナ「う、うん」

言われた通りに丸を書く


智弘「…………うおお!」

智弘くんが情けない声を出す

ナズナ「だ、大丈夫?」

智弘「大丈夫だ。…そうか、成程な……ナズナ、その杖の使い方が分かったぞ」

ナズナ「本当?」

私が見えてない中で、何か発見があったらしい


智弘「その杖で書いた魔法陣を踏むと―――転んでしまう。これがその杖の使い方だ」

ナズナ「……え?」

智弘「なんと恐ろしい魔法なんだ…!」

ナズナ「えっ待って!私がおかしいのかな?踏んだら転ぶ魔法陣って言わなかった?」

智弘「ああ、つま先をチョンと触れただけですっ転ぶ恐ろしい魔方陣だ!!」

ナズナ「え、ええ~~…………」


一気に体から力が抜ける

確かに、確かに智弘くんの言う通り恐ろしい魔法かもしれない

だけど


ナズナ「うえ~んかっこ悪いよう…」

智弘「使い道が分かって何よりだ。さぁ部屋に戻るぞ」

落ち込む私の肩を叩いて部屋まで誘導される
きっと励ましているとかじゃなく、普通に喜んでいるのだろう

私の気も知らないで

この薄情者!!

そう心の中で悪態をつかずにはいられませんでした


魔法



『転ばぬ先の杖(アテンション)』
全体的に丸みを帯びた奇妙な形の杖
杖の先で地面(床)に円を描くことが出来る
その円に足を踏み入れると転んでしまう
この円は3つ以上同時に存在させることが出来ない


部屋に戻り、お菓子を貪り心を落ち着かせた

さて、何を聞こう?


1、この場所について
2、化け物について
3、知っている人を見かけた?
4、自由安価

安価↓

2


>>248選択:2



ナズナ「智弘くんが退治した化け物って何なの?」

智弘「それは……」



コンマ判定
1-5  知らない
6-9  少し知っている
0    ???

魔法の先生不在 -2

直下コンマ


コンマ判定:2-2  知らない


智弘「さっぱり知らん!」

ナズナ「そんな無駄に自信満々に言われても…」

智弘「なんか追ってくるし突然現れるし見た目怖いしでなんとなく毎回退治しているな」

ナズナ「もしいい子だったらどうするの?」

智弘「謝る。そのあとこれからはもっとフレンドリーにと頼むな」

ナズナ「ううん…それで許してくれるかなぁ?」

智弘「悪い奴っぽくないか?」

ナズナ「見た目だけで判断しちゃダメだよ」

私も怖いと思ってしまったけれど


他にも何か聞こうか?


1、この場所について
2、知っている人見かけた?
3、もう聞くことはない
4、自由安価

安価↓


>>252選択:2


ナズナ「誰か知ってる人見かけた?」

智弘「そうだな……」


コンマ判定
1-3  同じ学校の制服
4-6  友人
7-9  町のお医者さん
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:88  ゾロ目

ゾロ目ボーナスで更に判定



1-3  ランニングが趣味の眼鏡の青年
4-6  スーツの女性
7-9  不思議な瞳の青年
0     壮年の神父

直下コンマ


ゴメンナサイやっぱり変更で


もう一度コンマ判定

1-3  猫のような後輩
4-6  不機嫌そうな少女
7-9  不思議な瞳の男
0     壮年の神父

直下コンマ  



どしたの?


コンマ判定:2  猫のような後輩


>>258
学園ラブコメに出てきた個人的にお気に入りの権藤仲義君を出そうと思ったんですがちょっと悩んで没に
もしかしたら今後、同盟の人物が出てきた場合設定が同じの別の人物と思ってください

※同盟× 同名○



智弘「木間実樹(コノマ サネキ)という後輩知らないか?」

ナズナ「う~ん………知らないかなぁ」

智弘「そうか、個人的に仲の良かった後輩なんだ。こいつも神隠しにあっていたらしい」

ナズナ「どんな人?」

智弘「猫みたいなやつだな。ほら、この前屋上に上って怒られていた奴知らないか?」

ナズナ「………そういえば校内放送でそんな呼び出しがあったね」

智弘「そいつだそいつ。俺とは似ても似つかない変人だが悪い奴じゃない。近々会うこともあるだろう」

ナズナ「そっか、楽しみにしておくね」

智弘「おう、楽しみにしておけ」


木間実樹くんかぁ

エピソードを聞く分には不良生徒って感じだけど、猫っぽいらしいしマイペースな人なんでしょうかね?
会うのが楽しみです


ほかに聞くことはあるかな?


1、この場所について
2、もう聞くことはない
3、自由安価

安価↓

1


>>262選択:1、この場所について



ナズナ「結局この場所ってなんなのかな?」

智弘「わからんな。俺も昨日の今日だ、状況を掴めているとは言えない。誰か詳しい人が居ればいいんだが…」

ナズナ「詳しい人かぁ…」

智弘「そういえばここ電子機器のほとんどが使えるが携帯だけが繋がらないぞ」

ナズナ「そうなの?」

携帯電話を取り出して確認すると確かに圏外を示している
試しに智弘くんにかけてみても繋がらなかった

智弘「この調子だとテレビもラジオもダメだろうな」

ナズナ「ええー!?困るよう!!」

智弘「そうはいっても電波が入らないんだ仕方ないだろう」

ナズナ「何を楽しみに眠ればいいの…」

智弘「子守唄でも歌ってやろう」

ナズナ「智弘くんは音痴だからいい」

智弘「ぐほぁっ!」


言葉のナイフが智弘くんの心に突き刺さった
携帯が通じないのは予想の範囲内でしたが、テレビもラジオも使えないのは誤算でした

はぁ……ショックです


他にも聞きたいことはあるかな?


1、無い
2、自由安価

安価↓


この書き込みから5分以内に安価所得が無い場合1、無いで進めます

安価↓

1


>>266選択:1、無い



もうちょっと進めるつもりでしたが眠気が限界なので今日はここまで


お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開です


ナズナ「もう聞きたいことは無いです。色々ありがとうね」

智弘「気にするな、お前のサポートをするのは幼馴染として当然のことだ」


現在の状況をまとめると

1、此処は恐らく噂になっている『神隠し』の行きつく先だと思われる(そうじゃない可能性も?)
2、普段生活している正解と同じ環境(電気は通っているのに電波は届かない)
3、魔法が使える
4、謎の化け物が徘徊している(智弘くん曰く追ってくるらしい)
5、私の知り合いは智弘くんだけ(他にもいるかもしれない)

こんなところですね

智弘くんもつい昨日ここに来たばかりだから仕方ないとはいえ不明なことが多すぎますね

さてさて…これからどうしましょう


智弘「これからどうするんだ?」

私の思っていたことをそっくりそのまま代弁される

智弘「一先ず候補を挙げよう、その中から決定してくれ」

ナズナ「智弘くんはやりたいことないんですか?」

智弘「何をすればいいか思いつかないからナズナの意見に便乗しようと思ってる」

ナズナ「そ、そうですか…」


これからの行動方針

まずは何をするべきかな?



1、周辺の探索
2、知り合いを探す
3、ここに詳しそうな人を探す
4、自由安価

安価↓


>>270選択:知り合いを探す



ナズナ「決めた。知り合いを探す」

智弘「よし、わかった。どうする?知り合いの家でも周るか?」

ナズナ「う~ん、まず知り合いで神隠しにあったと思われる人を絞ろうと思う。その中から探した方が効率的でしょ?」

智弘「そうだな、その方がいい。もう夜になる、知り合い探索は明日からだ」

ナズナ「よ~し、がんばろ~!」

智弘「ははは、とんでもない状況だというのにお気楽だな」

ナズナ「智弘くんには言われたくないよ。それに……」


君が居るから怖くないんだよ

とはちょっぴり恥ずかしくって言えませんでした



※行動方針を決定しました




自宅:ダイニング


冷蔵庫にあったもので料理を作り、二人で夕食
なんとなく思ったことを聞いてみる


ナズナ「智弘くんって何処で寝るの?」

智弘「空き部屋があるだろ?」

ナズナ「……帰らないの?」

智弘「服を取りに帰るかもしれんが何があるか分からない、出来ればずっと一緒に居たいと思っているんだがダメか?」

ナズナ「う~ん……」


確かに智弘くんの言うことには一理ある
私の杖じゃああの化け物に対処できるか分からない、智弘くんと一緒に居た方が安心だ

そう言う脅威を抜いても一緒に居ると精神的に安心できる

でも、疑似的とはいえ共同生活ということになる

……ちょっぴり恥ずかしい


どう返事をしようか?


1、お風呂とか覗かないでね?
2、恥ずかしいからダメ!

安価↓

1


>>273選択:1



ナズナ「……お風呂とか覗かないでね?」

智弘「そんな露骨な真似はしない。衣擦れの音に聞き耳を立てて妄想にふけるくらいだ」

ナズナ「5メートル以内に近づかないで」

智弘「すまんすまん。幼馴染ジョークだ。淫らな行為に走らないと固く誓おう」

ナズナ「もう、ジョークでもあんな事ばっかり言ってるとだれも信用してくれなくなっちゃうよ?」

智弘「お前にしか言わんから問題ない」

ナズナ「ふぅ…もう……。ご飯片付けたら生活道具を纏めてきて、1部屋貸してあげる。…多分すぐには解決しないだろうし」

智弘「よし、そうと決まればすぐ用意してくる」

ガツガツと見ているこっちが心配になるくらいご飯をかきこむ

智弘「ご馳走様でした。では準備してくる」

ナズナ「片付けて…ってもう行っちゃった。………もう仕方ないなぁ」


そうはいいつつも内心楽しんでる私が居る

ゆっくりと自分の分も食べ終え、食器を流し台まで運ぶ
さすがに洗うのは怖いので智弘くんに手伝ってもらいましょうか

空き部屋はある
……一人でお布団運べるかなぁ?

少しくらい準備を進めたかったが、一人では色々できないことがあると実感してしまった

私ってお母さんにたくさん依存してたんだ

帰れたら、真っ先に感謝の言葉を送ろう


結局何もしないまま、智弘くんが来るのを待った





準備を終えてきた智弘くんと智弘くんのお部屋(仮)を整えた

今は自室で神隠しにあったと思われる知り合いをリストアップしていっている

その数は……



1-3 一人
4-6 2人
7-9 3人
0    四人

臆病な性格 -1

直下コンマ


コンマ判定:8-1 3人



1、暗い雰囲気の後輩
2、生徒会長
3、何でもできるカッコイイ同級生
4、従弟のお姉ちゃん
5、明るい雰囲気の後輩
6、町のお医者さん
7、どこか冷たい雰囲気の女の子
8、どこか軽薄な雰囲気の同級生
9、自由安価


この中から3人選択してください
奇数が女性、偶数が男性となっています
自由安価は特徴の後に(男)みたいな感じで明記してください


安価↓2


4と5の表記が逆でした!
ゴメンナサイ!!

最安価です
連続所得でも構いません



1、暗い雰囲気の後輩
2、生徒会長
3、何でもできるカッコイイ同級生
4、明るい雰囲気の後輩
5、従弟のお姉ちゃん
6、町のお医者さん
7、どこか冷たい雰囲気の女の子
8、どこか軽薄な雰囲気の同級生
9、自由安価


安価↓2

ksk

3・5
9優しくて誰にでも手を差し伸べる後輩(女)


>>283選択:3,5,9
※だ、男女比を調整しなくては……


神隠しにあったと思われる知り合いは3人


甲斐 心(カイ ココロ)
何でもできるカッコイイ同級生
彼女は一週間ほど前から行方不明だ


星空 明日(ホシゾラ アシタ)
従弟のお姉ちゃん
おっちょこちょいな人で、お母さんが音信不通になったと心配していた


九条 冬子(クジョウ トウコ)
優しくて誰にでも手を差し伸べる後輩
彼女もつい最近行方不明だと聞いた


この位でしょう

元々私には友人が少ないから三人も知り合いに行方不明が居るのはむしろ多い

みんな無事でいてくださいね


それにしても今日は疲れました

本当に色々なことが同時に起こり過ぎです

でも、真っ先に知り合いで気が置けない幼馴染と出会えたのはこれ以上ない幸運なんでしょうね
布団をかぶり、一日の疲れをいやした



※一日目終了


【リザルト】

名前:御形 ナズナ(ゴギョウ ナズナ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校三年生


環境:6   平凡でそれなりに恵まれている
強さ:1   とてもじゃないが戦えない。視覚を失っている
生活:4   常人と同じとまではいかないがそれなりに一人でできる
教養:5   一般常識とそれなりの教養がある




年齢は17歳
身長は150cm
普通の家庭で育った少女
ある日突然目が見えなくなる代わりに他の五感が異常に鋭敏になっている
臆病な性格で目を付けられたくないので目立たないように生活している
でも心の中では白馬の王子様的な存在を求めている
よく怪我をするので尖った物が苦手である
テレビやラジオの音を聞くのが好き
目が見えないためか、どうしても地面が気になり何でも落ちてるものを拾う癖がある






魔法



『転ばぬ先の杖(アテンション)』
全体的に丸みを帯びた奇妙な形の杖
杖の先で地面(床)に円を描くことが出来る
その円に足を踏み入れると転んでしまう
この円は3つ以上同時に存在させることが出来ない


【知り合い】


新崎智弘『幼馴染』
魔法:『神智の槍』


夢判定
7以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:6 失敗





起床して二人で朝食

智弘くんにはある癖がる
それは『毎朝6時に絶対に起床する』という不思議な癖

その癖はまだ直っていないらしく、私より早起きでした


智弘「それで、知り合いの目星はついたか?」

ナズナ「うん。大体」

智弘「そうか、どこに行くか決めたか?」

ナズナ「そうだねぇ、まずは……」



1、甲斐さんを探す
2、星空さんを探す
3、九条さんを探す
4、木間君と合流する

安価↓

1


>>291選択:1



ナズナ「甲斐さんって知ってるよね?」

智弘「うちの学校で知らんやつはいないだろうな」

ナズナ「彼女を探そうと思う」

智弘「アイツも行方不明になってたんだな。…うん、かなり頼りになりそうだな」

ナズナ「でしょう?ご飯食べ終わったら探しに行こうね」

智弘「わかった」



※甲斐さんを探す約束をした



ご飯を食べ終わり、着替え終わった

いつもなら学校の時間だけれど
今は学校に行く必要も無いので動きやすい服装に着替えた


さて、何をしようか?



1、早速探しに行く
2、自由安価

安価↓

1


>>294選択:1



ナズナ「早速探しに行こう!」

智弘「甲斐を探すと言ったな、アテはあるのか?」

ナズナ「それは……」



1、甲斐さんの家に行ってみる
2、学校に行ってみる
3、適当に辺りを散策してみる
4、自由安価

安価↓


>>296選択:1、甲斐さんの家に行ってみる


ナズナ「一番居る確率が高そうな甲斐さんの家に行こう」

智弘「よし、じゃあ行くか。はぐれるなよ?」

ナズナ「子供じゃないんだから大丈夫だよ」

智弘「俺から見ればまだまだ子供だ」

ナズナ「同い年だよ?」

雑談を交えつつ甲斐さんの家に向かった



イベント判定
1-3  見つからない
4-6  見つけた
7-9  誰かと一緒に居た

直下コンマ



コンマ判定:5  見つけた


今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開です


甲斐心の自宅前


ここに来る道中に誰かに会うことも無くたどり着く
怪物に会うこともありませんでした

立派な一軒家、というかもはや豪邸というに相応しいお屋敷

立派な門につけられているインターホンを鳴らすと甲斐さんが中から出てきました


心「誰だ?」

言葉からは棘を感じます
警戒をしているのでしょう
今までこの世界で訪ねてきた人はいなかったのかもしれません


ナズナ「あ、えっと…私は御形ナズナです。甲斐さんと同じ学校に通ってます」

智弘「同じく新崎智弘だ」

心「新崎と御形……」


好感度判定
1ほど関係が薄い、9ほど濃い

臆病 -1

直下コンマ※知り合いではあるので1であろうと悪い結果にはなりません


コンマ判定:88 ゾロ目



ゾロ目ボーナス

さらに判定

1-3  新崎とは従弟の関係
4-6  親友と言ってもいい関係
7-9  三人とも幼馴染
0     ???


直下コンマ


コンマ判定:11  ダブルファンブル
※なんだかカオスになって来たぞ…



さらに判定

1-3  新崎とは仲がいい
4-6  ナズナとは仲がいい
7-9  表面上は仲がいい
0     ???


直下コンマ


コンマ判定:1  新崎とは仲がいい



心「新崎か!どうしたんだオレに用事か?」

智弘くんの名前を聞いた途端言葉の棘がなくなり、明るい声で出迎えてくれました

智弘「そうだな、少し長くなるが説明する」

そして智弘くんが昨日起こった出来事を含めて私たちがどういう経緯でここに来たか説明します


智弘「―――と、いうことだ」

心「そうか…御形はオレが行方不明なのを知って会いに来たのか」

ナズナ「はい。一週間近く前から行方不明になってるって聞いてもしかしたらと思って。会えてよかったです、えへへ」

心「ああ。………新崎はオレが行方不明…神隠しにあったことを知らなかったのか?」

智弘「さっぱり知らなかった」

心「そうか……」


何故だが声の覇気がなくなる甲斐さん
落ち込んでる、というのでしょうか?

もしかして、私が何か変なことを言っちゃったんでしょうか…


智弘「それで、出来れば知り合いを集めて行動を共にしたいと思っているんだが一緒に来てくれるか?」

心「あ、ああ勿論さ!新崎となら心強い」

智弘「ははは、おかしなことを言う。何でもできるお前を頼って来たのはこっちの方だ」

心「そう言ってくれて嬉しいよ。何でも出来るとまではいかないが、役に立てるよう精進する」

ナズナ「ふふふ、甲斐さんにしては謙虚ですね」

心「そうでもないさ」


智弘くんに向けていた笑顔は私には向けてくれませんでした
それどころかどこか冷たく感じます

……私の気のせいじゃなければ、私…嫌われているんでしょうか?

学校ではそんなことなくお話してくれたのに、どうしてでしょうか?


智弘「そうだ、甲斐は魔法は使えるか?」

心「魔法?」




コンマ判定
5以上で使える

一週間 +2

直下コンマ


コンマ判定:8+2  使える



心「これのことか?」


そう言って甲斐さんが取り出したものは『指輪』でした

智弘「多分それだと思う。どんなことが出来るんだ?」

心「いくぞ……はあ!」

気合の入った声で叫ぶと指輪が輝きだします
すると、甲斐さんの背中から羽が生えてきたのです

純白の天使のような神々しさを放つ羽根

これが、甲斐さんの魔法

……私と違ってかっこいいなぁ


心「と、こういう感じだな」

智弘「これはすごいな。恐れ入ったよ」

心「飛ぶには慣れが必要だけどね、もう今では自由に空が飛べる」

ナズナ「私と違って便利そうだなぁ…」

心「お前たちはどんな魔法なんだ?」

ナズナ「あ、私のは…」


そうして、実際に使って見せて私達の魔法の説明をしました



魔法
『熾天を模り目を覆う(セラフキメラ)』
肉体を変化させる指輪
モチーフは『熾天使』
本来は6枚3対の羽だが、使いこなせていない


心「なんというか、その…この魔法というものはオレのしか見たことなかったから知らなかったが、こんなに格差があるんだな…」

ナズナ「うう…どうせどうせ私なんか…」

智弘「な、泣くな!ナズナのそれはとっても便利だぞ!甲斐、もう少し言い方があるだろう?」

心「うっ…すまん。御形、その……頑張れ」

ナズナ「せめて慰めてよぅ…」


お互いの魔法を見せ合いっこして実感する

私だけショボくありませんか!?

智弘くんは万能の戦いの道具
甲斐さんは便利でカッコイイ

一方私は不便なうえにかっこ悪い

どうしてこうなったんでしょう…



智弘「何はともあれ、無事合流できてよかった。幸先は好調だな」

ナズナ「そうだね。うん」

智弘「さて、これからどうする?一度拠点に戻るか?」

ナズナ「拠点って言い方止めてよ。私のお家なんだよ?」

智弘「いや、不謹慎ながらゲームや映画みたいでちょっぴり楽しくってな」

ナズナ「もう、お気楽なんだから」

こんな状況でも取り乱すどころか楽しみを覚えている人なんて智弘くんくらいでしょう
気の置けない友人と一緒に居るからという理由もあるでしょうが


心「…お前たちは2人で一つの場所に居るのか?」

智弘「そうだ。ナズナ一人じゃあ心配だからな、一人にしたくない」

心「そのぅ…つまり、昨日は一つ同じ屋根の下で寝泊まりをしたということなんだよな?」

智弘「そうなるな」

心「お、お前たちは異性だろう?御形だって気を遣うだろ」

智弘「幼馴染だからな。今更気にならん」

ナズナ「私も気にならないかな。でも、心配してくれてありがとうございます。智弘くんには変なことしちゃダメって言ってあるから大丈夫だよ」

心「そうか…」


智弘「話しが逸れたな。これからどうする?」

ナズナ「そうだなぁ…」



1、今後の為にも一度家に戻って作戦会議
2、この調子で知り合いをドンドン探す
3、拠点について考える
4、自由安価

安価↓


>>319選択:2



ナズナ「この調子で知り合いを探そう」

智弘「よし、わかった。次は誰を探すんだ?」



1、星空さんを探す
2、九条さんを探す
3、木間くんと合流する

安価↓

1

1
心からなんか危ないにおいがするんですがそれは…


>>321選択:1


>>322
ちょっぴり露骨すぎましたかね?うふふふ……頑張って仲良くなりましょうね!(ゲス顔)



ナズナ「星空さんを探そう」

智弘「分かった」

心「星空?うちの学校に居たか?」

智弘「ああ星空さんはナズナの従兄だ。少し気まずいかもしれんがそれは俺も同じだ、気楽に行こう」

心「あ、ああ……」

ナズナ「緊張しなくても平気ですよ。会えば直ぐに打ち解けられると思います。というか打ち解けさせられるというか…とにかく接しやすくて強引な人なんで」

智弘「そうなのか。俺も会ったことが無いからな、少し楽しみだ」


まずはどこを探そう?


1、星空さんの家
2、周辺をぶらぶら探索
3、自由安価

安価↓

3.女子トイレ

※従兄× 従姉○ 脳内変換しておいてください



>>325選択:女子トイレとは大雑把ですが拡大解釈で公園で



捜索判定

1    ファンブル
2-4  見つからない
5-8  ???
9,0   見つかる

??? -2

直下コンマ


コンマ判定:7-2  ???


昼前


甲斐さんの家から一番近くの公園
星空さんの行動は全く予想できないので取り敢えず立ち寄ってみましたが、人一人いませんでした

捜索途中、尿意を催したのでトイレに立ち寄らせてもらうことにしました


ナズナ「早く済ませてないと…」

トイレに行くというのも恥ずかしいお年頃なのです
知り合いを待たせているなら尚更

トイレの一室の扉を開けると


ねちゃりねちゃり


と不気味な音を立てる、昨日出会った怪物が居ました


ナズナ「きゃあああああああ!!!」

どうして気が付かなかったんですか私のバカ!!

智弘「どうした!?――ッ!こ、これは…」

私の叫び声に気付いて智弘くんが駆けつけてくれました
女子トイレに断りなく飛び込んできたことをとがめるべきでしょうが状況が状況です


ナズナ「と、智弘くん…」

智弘「早く出るぞ!」

腰が抜けて上手く足を動かせない私の手を引っ張り、外まで連れ出してくれました
怪物もまた、走る私達を追いかけてきました


智弘「ここなら十分戦える。下がっていろナズナ」

ナズナ「う、うん…」

戦いを任せっきりにするのはとても心苦しい
でも、私の魔法じゃ助けるどころか足を引っ張ってしまうでしょう

大人しく後ろに下がります



智弘「………やはり、怪物は怪物だな。覚悟しろ」


※戦闘が開始されます



新崎智弘
強さ:7

1    ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0    クリティカル

のコンマ表使用



能力



『神智の槍』
戦闘補正+1
不利補正がつかない
有利時、更に+1
戦闘開始時と自力クリティカル時にコンマ/3の強制ダメージ


『???』
精神干渉能力を受け付けない


怪物 typeA
強さ:4

1   ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0    クリティカル

のコンマ表使用




能力



『泥状の怪物』
戦闘補正-1
耐久値の減少値を-1



『新崎智弘』耐久値:12

『怪物A』耐久値:7



『神智の槍』により先手攻撃



直下コンマ÷3のダメージ


コンマ判定:1÷3  ダメージ1


7-1=6


『怪物』耐久値:6

視点変更:新崎智弘



智弘「解放しろ……『神智の槍』!」


言葉と共に俺の槍が真の力を発揮する
その力の解放の余波で昨日怪物は消し飛んだが、今日のそれは昨日より一回りほど大きい

一撃とはいかなかったか


智弘「『空』を指定する」

槍の穂となる部分に風が纏わりつき、刃となる
これが俺の魔法

解放による衝撃波と、周辺の自然物を指定し刃とする



智弘「見たところスライムポジと見た。早々に終わらせる!」




直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1


↓2コンマ:怪物戦闘判定
泥状の怪物 -1


コンマ判定:7+1

コンマ判定:9-1


同コンマによりさらに判定


5以上で新崎智弘有利
強さの差 +2

直下コンマ


コンマ判定:1+2  不利



新崎「チッ…切っても切ってもダメージがあるか判断できんな」


泥状ゆえに仕方ないかもしれないがこうも無反応だと焦ってしまう
斬られても前進してくるさまはまさに不死身の怪物と言ったところか

あの泥のような体、触れれば何があるか分からない
出来れば距離を取って戦いたいが

ちらりと後ろを向く

……ナズナに近づけるわけにはいかない

つまり、これ以上退けない!




直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1
不利補正無効

↓2コンマ:怪物戦闘判定
泥状の怪物 -1
有利 +1


コンマ判定:3+1 失敗

コンマ判定:5  成功


4-5=-1

12-1=11


『新崎智弘』耐久値:11



智弘「うっしまっ――!」

後ろのナズナの事に気を取られ過ぎた
突いた槍を飲み込まれ慌てて引き抜いた拍子に怪物の泥が顔にかかる


ドクンッ!


一瞬視界が反転し、色が無くなる

異常な寒気が体を駆け回る

やはり触れるべきではなかったか

しかも…匂うな

あまり悠長にしていられない




直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1
不利補正無効

↓2コンマ:怪物戦闘判定
泥状の怪物 -1
有利 +1


コンマ判定:0  クリティカル

コンマ判定:4


10-4=6



神智の槍により追加ダメージ



直下コンマ÷3の強制ダメージ


コンマ判定:88 ゾロ目

ゾロ目ボーナスによりコンマ分のダメージ



6-6-8=-8



新崎智弘:勝利



智弘「斬っても斬れないなら……こうだ!」


さっきは突然飲まれたから動揺しただけ
距離感を意識しながら槍を怪物に飲み込ませる


智弘「指定解除。解放しろ!」


宣言と共に槍に纏っていた風が弾ける
その衝撃と共に怪物の体も霧散した


飛び散る体の破片もしっかりと払いのける


智弘「……ふぅ。大丈夫かナズナ?」


槍を仕舞い、後ろのナズナに声をかける



※戦闘終了


視点変更:御形ナズナ



智弘「怪我はないか?」

ナズナ「大丈夫だよ。駆け付けてくれてありがとう智弘くん。そうじゃなかったら私…」

智弘「トイレの前で待ってたかいがあったというものだ」

ナズナ「そう言っちゃうとなんだか犯罪の香りがするよ…」

でもそのおかげで助けられたことには違いない
心からの感謝を述べる


心「すごい…すごいな新崎」

智弘「そうか?」

心「ああ、かっこよかったぞ」

智弘「おいおい褒めすぎると調子に乗るぞ?」


そう茶化すものの智弘くんは嬉しそうだ

私は見えていないのでなんだか色々音がしているとしか認識できなかった
どうせなら見てみたいなぁ

光を失ったのはもうずいぶん昔のような気がします
私の感覚による形のイメージが正しいのかもちょっぴり自信が無くなってきています

まぁ嘆いても仕方のない事なんですが
全盲の人の何倍も自由に動けるんです、それで良しとしておきましょう



ナズナ「公園にはいなかったね」

智弘「そうだな。移動するか」


何処に行こうか?



1、星空さんの家
2、周辺を歩く
3、自由安価

安価↓



正攻法で星空さんの家に向かった



探索判定

1    ファンブル
2-4 ???
5-8 見つかった
9,0  誰かと一緒だった

直下コンマ



コンマ判定:0  誰かと一緒だった



誰と一緒だった?


1-3  九条冬子
4-6  自由安価
7-9  おませな少年
0     ???


直下コンマ


コンマ判定:3  九条冬子



今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

プロフィール公開


名前:甲斐 心(カイ ココロ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校3年生


環境:10  普通では考えられない特別な環境で育つ
強さ:5   戦いに向いているとは言えない魔法だが、本人の身体能力がすさまじい
生活:10  どんな環境であろうと生活できる
教養:9   非常に優秀な教養を備えている



年齢は18歳
身長は168cm
傲慢で尊大な性格の女性
自分の能力に絶対の自信を持っており、その慢心に相応しいほどの実力を併せ持つ
何でもできると自負しており、出来ないことがあってもすぐに克服するほどの適応能力がある
基本的に誰であろうと平等に接しているが、新崎智弘には何か思う所があるようだ
ヒールの高いブーツを愛用している
好きなものは自分
冬が苦手




魔法


『熾天を模り目を覆う(セラフキメラ)』
肉体を変化させる指輪
モチーフは『熾天使』
本来は6枚3対の羽だが、使いこなせていない

今なら言える、星空さんは9,0以外を出すと死んでいました
なので魔法を何にするか全然考えてねぇ!!


再開です


星空明日の自宅前


インターホンを鳴らす
暫くするとマイク越しに声が聞こえた


明日「誰?」

ナズナ「あ、明日姉さん。私です、御形ナズナです」

明日「ナズナちゃん!?いやいや騙されるな私、こんなところにナズナちゃんが居るはずない」

ナズナ「ほ、本物ですよ!私も神隠しにあったんです!」

明日「それじゃあ質問。私が今つけているブラジャーは?本物のナズナちゃんなら応えられるはず」

ナズナ「明日姉はノーブラです」

明日「ホントにナズナちゃんだ!待ってて、今行くから」

プツッっとマイクが切れる音がする
どうやら信用してもらえたようだ


智弘「なんか、凄い会話をしてなかったか?」

ナズナ「大体いつも通りですよ」

智弘「ううむ…従姉の姉ちゃん恐るべし」


ドタドタというけたたましい足音と共に玄関が開け放たれた


明日「ナズナちゃ――ってなんかいっぱい居る!?」

ナズナ「あ、ええと紹介します。幼馴染の新崎智弘くんと、お友達の甲斐心さんです」

智弘「どうも初めまして、ナズナの幼馴染をやっています新崎です」

心「御形と同じ学校で同級生の甲斐だ」

明日「どもども~ナズナちゃんのお姉さんで~す。立話もなんだし上がんなよ」

そうして家の中に招かれる

明日姉さんの住んでいる家は、明日姉さんの祖父母の家をそのまま両親から譲り受けたそうです
なので、一人暮らしながらかなり立派な一軒家です


明日「いや~、今日はお客さんいっぱいだね~」

ナズナ「突然押しかけてすみません」

明日「いいのいいの。お三人さん以外にも先客さんが居るし」

ナズナ「そうだったんですか?尚更迷惑なんじゃ」

明日「平気平気。こんなことで気分悪くするような器量の狭い子じゃないし。多分知り合いなんじゃないかな?」

ナズナ「えっ、誰でしょうか?」

明日「九条冬子ちゃん。学校の後輩でしょ?」

ナズナ「ああ!知り合いですよ!」




九条冬子との関係判定
1ほど薄い、9ほど良好

直下コンマ


コンマ判定:6  それなりに良好


九条冬子
優しくて誰にでも手を差し伸べる『聖人』と専らの評判の女の子
何を隠そう私も何度かお世話になったことがあります


智弘「九条か、俺も会ったことがあるな」

ナズナ「とってもいい子ですよね!」

智弘「そう…だな。心優しい奴だ」

何処か引っかかる言い方をする智弘くん
何かを思う節でもあるんでしょうか?


明日「冬子ちゃ~ん!お客さん連れてきたよ~」

案内された部屋には九条さんが居ました
どうやらお茶を飲んでいたようです


冬子「これは!せ、先輩方がどうしてここに?」

ナズナ「こんにちは、九条さん。え~っとこれには…」

智弘「それは俺が説明しよう」


そうして、昨日の出来事から今日あった出来事を含めてここに来た理由を説明してくれます



智弘「―――ということだ」

明日「成程ね~、知り合いを集めてるのか~。確かに一人でいるより心強いもんね」

智弘「出来れば此処に居る全員。これからの行動を共にしたいと考えているんだが、どうだ?別にずっと一緒に居るわけじゃない、行動を共にするだけだ」

明日「私は全然オッケーよ。寧ろウェルカムウェルカム」

智弘「九条はどうだ?」

冬子「私は……」



コンマ判定
5以上で承諾

直下コンマ


コンマ判定:1  拒否



冬子「えっと…恐縮なんですけど、遠慮しておきます」

智弘「ふむ、別に構わないぞ。強制じゃないしな」

冬子「すみません。私、実は既に約束をしているんです。その人と一緒に行動したくて」

智弘「そうか、それなら仕方ない」

冬子「折角誘って頂いたのに…ごめんなさい」

ナズナ「謝らなくっていいんですよ。何も悪いことしてないんですから」


それにしても約束をした人って一体誰なんでしょうか?
ただの野次馬精神ですが、とっても気になります



冬子「あ、でも困ったことがあったらいつでも呼んでくださいね。すぐに駆けつけて見せます」

ナズナ「うん。頼りにさせてもらいます」


智弘「それで、だ。これからどうする?お前が言っていた知り合いは全員無事見つかった。次の行動に移ろう」

ナズナ「そうだねぇ……」



1、その前に九条さんと明日姉さんの魔法を見せてもらう
2、折角集まったことだしお話でもする
3、木間くんと合流する
4、自由安価

安価↓

1


>>374選択:1



ナズナ「その前に、魔法を見せてくれませんか!?」

明日「魔法?」

ナズナ「そうです魔法です。実は皆さんがどんな魔法なのか楽しみなんですよね」

冬子「やっぱりみんな使えるんですね」

ナズナ「その口振りは九条さんは使えるんですね!」

冬子「は、はい。私の魔法は…これです」


そう言って取り出したものは『ナイフ』


ナズナ「そのナイフにどんなことが出来るんですか?」

冬子「これはただのナイフです。こう使うんです!」

そうして躊躇いも無く自らの腕を切り裂く

ナズナ「うひゃああ!何してるんですか!?」

冬子「ご心配には及びません。………『血の盟約』をもって命ずる『アオ』を起動!」

???「お呼びですかい?」

ナズナ「なんか変なものが出ました!?」

突然目の前に子供くらいの背丈の影が浮かび上がる


冬子「いや、呼んだだけだ。もう戻っていいぞ『アオ』」

アオ「やれやれなんだってんですか…」

『アオ』と呼ばれた影は九条さんの言葉と共に消えます
いえ、九条さんの体に戻ったという方が正しいでしょうか


ナズナ「い、今のは?」

冬子「私の魔法ですよ。体に悪魔を飼っているんです」

ナズナ「な、なんだか九条さんは今まで見た中で強烈なくらい異質です…」

冬子「自分でも変だとは思ってますよ」


まさか悪魔という単語を聞くだなんて…
一気にファンタジーっぽさが増してしまいました


智弘「甲斐のも随分異質だと思ったが九条も一際異質だな」

冬子「甲斐先輩はどんな魔法なんです?」

心「オレは指輪だ。背中から羽が生える」

冬子「そ、それは面妖な…」

心「後で見せてやるがお前ほどの異質さではないと断言してやろう」

因みに、腕を切り裂いた血は悪魔が戻ると同時に治るそうです
やっぱり不思議度マシマシです


ナズナ「それで明日姉さんはどんな魔法なんですか?」

明日「わ、私のは……」




此処で突然の安価
魔法の設定を作っていなかったのでどうするか決めてもらいます

1、コンマで決める
2、自由安価で決める
3、それ以外の方法

安価↓

2


>>377選択:2



それでは自由安価で決めたいと思います

原則的に守ってもらいことは『道具』のモチーフが存在することです
ナズナの『杖』だとか智弘くんの『槍』、九条冬子は『血』です

この一点さえ守って下されば結構です
名前も記してもらえればなおらk…ゲフンゲフン、嬉しいです
記してない場合は私が適当につけます

それでは少し考える時間を取ります


この書き込みから五分後の安価↓2を星空明日の魔法とします


22:20に書き込まれた書き込みから数えて二つ目という意味です
少しわかりにくかったですね

銃とかはあり?

道具は携帯電話
声を好きな場所へ送れる


>>383選択

魔法
『思いよ届け(コールヴォイス)』
声を好きな場所へ送ることが出来る携帯電話



>>381
遅レスながら銃も大丈夫です
今後の展開によってはイレギュラーなキャラが出た時には魔法を決めてもらうことがあるかと思います


明日「さっきの見ちゃうとなんだかやりにくいなぁ……」

ナズナ「大丈夫ですよ。私ほど残念な魔法なんてないと思いますから」

明日「ほ、ホント?残念がらないでね。私のは…これなんだ」

そう言って取り出したのは携帯電話
しかも一昔前のパカパカする奴です


明日「いくよ~………」


バア!


ナズナ「うひゃあ!?」

突然真後ろから明日姉さんの声が聞こえてきました
しかし、さっきまでいた場所から移動したわけじゃありません

ナズナ「ど、どういう手品なんでしょうか?」

明日「手品も何も、これが魔法。好きな場所に声を届ける、好きな場所から声を出せる携帯電話。これが私の魔法。……どう?がっかりした?」

ナズナ「全然そんなことないですよ!九条さんの後だから霞むのは仕方ない事です。通信機能が死んでいるここではとっても重宝する魔法じゃないですか!」

明日「本当!?ありがとう~!それでそれで、ナズナちゃんはどんな魔法なの?」

ナズナ「うっ……私のは…」


見せてもらった手前、見せないわけにもいきません
そうして、私と甲斐さんと智弘くんの魔法を披露しました


明日「あっはっは!これは酷い!お姉ちゃんなんだか自信が出てきたよ!」

ナズナ「うぅ…笑わないで下さいよぅ……」

冬子「お、落ち込まないで下さい御形先輩。とっても…その…凄いですよ!」

ナズナ「褒め方がとっても抽象的だよ九条さん…」

明日「ナズナちゃんと比べてお二人は凄いね。かっくぃ~!」

智弘「それほどでもないですよ」


こうして皆の魔法披露を終えた

そうして思い知らされる現実

この中で私だけとびぬけて役立たずだという事実を

……はぁ情けないです



魔法
『赤と青(アイン)』
血の盟約により肉体に縛り上げた悪魔を遣う魔法
赤い影が『アカ』
青い影が『アオ』
至極単純な名前である



智弘「つぎ、何をするか決めようか」

ナズナ「そうだなぁ……」




1、今日は疲れたのでいったん帰らせてもらう
2、折角集まったことだしお話でもする
3、木間くんと合流する
4、自由安価

安価↓

3


>>389選択:3



ナズナ「よし、ここまで来たら知ってる人全員集めようか。木間くんと合流しよう」

智弘「実樹か、すっかり存在を忘れていたな」

ナズナ「お友達なんでしょ!?」

智弘「気が付けば女所帯だ。ここで一匹男を入れるのは俺の精神衛生上にも大変宜しい」

ナズナ「そうと決まれば会いに行こうか」

智弘「そうだな、俺が迎えに行こう」

ナズナ「私はいかなくていいの?」

智弘「出来れば一緒に居たいが、ここなら人も多いし安全だろうと思ってな。ついて来るというなら止めんが」

ナズナ「う~んと……」


1、ついて行く
2、此処に残る

安価↓

1


>>391連続所得なので最安価



1、ついて行く
2、此処に残る

安価↓

2


>>393選択:2



ナズナ「それじゃあお言葉に甘えてここに残ろうかな。たくさん歩いて疲れちゃいましたし」

智弘「そうするといい。では行ってくる」

心「ま、待ってくれ!」

背を向けた智弘くんに突然声を掛けます

心「オレも行こう。空を飛べるし、色々と役立つと思うぞ!」

智弘「いや、一人で平気だ。甲斐はここに居ろ」

心「し、しかし…」

智弘「ナズナを守ってやってくれ。俺からのお願いだ、な?」

心「…………分かった」

智弘「よし、それじゃあ行ってくる。遅くならないように善処しよう」


そう言って、木間くんを探しに出かけていきました


智弘くんが居なくなったことにより、女の子だけになってしまいました

折角の機会ですし、何かお話をしましょう


誰に話しかけましょうか?



1、甲斐さん
2、明日姉さん
3、九条さん

安価↓

3


>>396選択:3



という所で今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

名前:星空 明日(ホシゾラ アシタ)
性別:女性
種族:人間
職業:フリーター


環境:7  裕福でとても恵まれた環境に育つ
強さ:3  普通の一般女性レベルの戦闘能力
生活:6  一人でも余裕ある生活を送ることが出来る
教養:5  それなりの教養と一般常識を併せ持つ




年齢は22歳
身長は157cm
落ち着きのない性格の女性
良くも悪くもマイペースで合わない人とはとことん合わない
人間関係の不和を生みやすく、どんな仕事も長続きしない
両親からもらった一軒家で悠々自適に不自由なく暮らしている
御形ナズナから明日姉(あすねえ)と呼ばれ慕われている
趣味は寝ること
嫌いなものは自分を縛るもの




魔法



『思いよ届け(コールヴォイス)』
声を好きな場所へ送ることが出来る携帯電話
有効範囲は自らが思い浮かべることが出来る実際に行ったことのある場所

名前:九条 冬子(クジョウ トウコ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校2年生


環境:10  普通ではない特別な環境に生まれ育った
強さ:6   それなりの戦闘をこなすことが出来る
生活:3   あまりあるとは言えない
教養:8   とても優秀な教養を持つ




年齢は16歳
身長は162cm
誰にでも手を差し伸べる心優しい少女
礼儀作法や日常での振る舞いに厳しい家庭に生まれ、誰にでも丁寧な言葉遣いで話す
幼いころから他人の役に立つことを教え込まれる
7人兄弟の長女で、3つ上の兄が居る
趣味は幼い末っ子をあやすこと
嫌いなものは嘘





魔法

『赤と青(アイン)』
血の盟約により肉体に縛り上げた悪魔を遣う魔法
赤い影が『アカ』
青い影が『アオ』
至極単純な名前である




『????????』
???????????
???????????????


九条さんの魔法の名前をもっとかっこよくできなかったものかと反省


そろそろ再開です


九条さんとどんなお話をしましょうか?



1、行動を共にする人について
2、悪魔について
3、この世界について
4、自由安価

安価↓


>>402選択:2



ナズナ「九条さん九条さん」

冬子「なんでしょうか?御形先輩」

ナズナ「悪魔について教えてくれませんか?」

冬子「悪魔…ですか?ええっと私、神学などは詳しくないのですが」

ナズナ「そうじゃなくって九条さんが飼っている?悪魔の事です」

冬子「ああ、アカとアオの事ですね」

ナズナ「そういうお名前の悪魔なんですか?」

冬子「いえ、便宜上私がそう呼んでいるだけです。ええっと取り敢えず二人とも呼びますね」


そうしてさっき見せてもらったときと同じようにナイフで腕を切り裂きます
元に戻ると知ってはいるんですが、ひやっとする衝撃的な行動です




冬子「血の盟約により命ずる、アオを起動!」

アオ「お呼びですかい?お嬢」

初めて見せてもらったときと同じ声の悪魔
これがアオと呼ばれている悪魔
どことなく言葉使いがおじさんっぽいといいますか、妙に草臥れた声です


冬子「血の盟約によりさらに命ずる、アカを起動!」

アカ「ジャーンジャジャーン!!呼ばれて飛びててきてやったぜ小娘!」

そしてこれが初めて見る悪魔
アカと呼ばれた悪魔
アオさんと全く印象が違う声、掠れていて合成音声のような濁った耳障りな声


冬子「こんな感じです」

ナズナ「おお~」

取り敢えず拍手をする


アオ「なんですか?自分らを見せモンにでもしてるんですか?」

冬子「先輩がお前たちの事を知りたいと仰った。自己紹介をしろ」

アオ「やれやれ…なんでそんなことを……」

アカ「おいおい兄弟、盟約の所為だろう?脳ミソいかれちまったか?って脳なんて無いがなギャッハッハッハ!」

アオ「一人でボケとツッコミを両立すると何も言えないじゃないですかい。一先ず言われて通りにご紹介しましょう、『アオ』と呼ばれています。特技は未来予知と透視、『死』をこの身に宿しています。以後お見知りおきを」

アカ「『アカ』と名付けられた。特技は幻覚と切開だ。『生』をこの身に宿している。兄弟と違って熱いぜ俺ちゃんは?」

ナズナ「お、おお…」

なんだか色々言われたがイマイチ理解できていません
取り敢えず拍手をします


冬子「こんな感じでよろしいでしょうか?何か質問があれば答えさせますが」

ナズナ「ええっとそれじゃあ……」


1、兄弟って?
2、悪魔って何者なんでしょうか?
3、ご、ご趣味は?
4、自由安価

安価↓

3


>>406選択:3



ナズナ「ええっとご、ご趣味は?」

アカ「ぷっ!アッヒャッヒャッヒャ!悪魔に趣味聞くなんて趣味が悪いぜ女!俺ちゃんの趣味は他人の傷口を広げて遊ぶことだ」

アオ「自分は他人の弱みを握ることですね」

ナズナ「うわぁ……」

冬子「ドン引きしないで下さい!先輩が聞いたんですよ!」

ナズナ「だって想像上の悪魔っぽい事言われたので、悪魔っぽ過ぎて寧ろガッカリです」

冬子「先輩の言ってること変じゃありませんか!?」



他にも質問してみよう


1、兄弟って?
2、悪魔って何者なんでしょうか?
3、九条さんとの関係は?
4、自由安価

安価↓

3


>>408選択:3



ナズナ「九条さんとの関係は?」

アカ「ああそれは――」

アオ「関係も何もありませんよ。魔法によって無理やり縛られた悪魔ですので」

アカ「はぁ?何言って――」

アオ「黙れ」


一瞬で場の空気が氷つくのを感じます
アオさんの声は先ほどまでの疲れた声ではなく、明確な棘のある声でした

空気で分かります
どうやらしてはいけない質問だったようです


アオ「御察しがよくて助かりますよ。これ以上は………言わなくっても分かりますよね?」

非常に怪しい
どうにかして探りを入れたいですが、相手は悪魔です

どんな報復をされるか分かったものじゃありません



他の質問をしましょう


1、兄弟って?
2、悪魔って何者なんでしょうか?
3、これくらいにしておく
4、自由安価

安価↓

2


>>410選択:2



ナズナ「悪魔って何者なんでしょう?」

アオ「神が定めた正しさから外れた者の事って感じですかね」

ナズナ「神が定めた正しさって何ですか?」

アオ「色々あって説明がメンドイので簡単に言えば神様から嫌われた者たちの事です」

ナズナ「なんだか神様って理不尽ですね」

アオ「今更ですね…」

ナズナ「人間も悪いことをすれば悪魔になっちゃうんでしょうか?」

アオ「悪いことの意味がよく分かりませんが生命の繁栄を続けている限り大丈夫なんじゃないですか?まぁ気まぐれで悪魔に認定されるかもしれませんが」

ナズナ「ふぅん…なんだかフワフワした内容でシックリきませんね」

アカ「お前がイメージするあくまでだいたい合ってるよ。これで満足か?メンドクサイ女め」

ナズナ「全然満足じゃないですが、まぁいいでしょう」




他の質問をしましょう


1、兄弟って?
2、これくらいにしておく
3、自由安価


安価↓

1


>>412選択:1



ナズナ「兄弟って呼んでいますがどういうことなんですか?」

アオ「お互いを呼ぶための通称です、特に深い意味はありません」

アカ「同じ血が流れるもの。正しく『血の繋がった兄弟』ってわけだアッヒャッヒャッヒャ!」

アオ「おお、それはちょっと上手いことを。見直しましたよ」


一つの体に血によって繋がれている者
成程確かに『血の繋がった』兄弟というわけですね

納得です




他の質問をしましょう


1、これくらいにしておく
2、自由安価


安価↓

1


>>416選択:1



ナズナ「聞きたいことはこれくらいですね。なんだか沢山はぐらかされちゃいましたが」

アカ「会って間もない奴に何でも言う奴の方が変だろ女?」

ナズナ「それもそうなんですけどね」

冬子「それじゃあ戻っていいぞお前ら」

アオ「次呼ぶときはもっと真面目な用事でお願いしますよ」

アカ「それじゃあな小娘。この俺ちゃんを使役できることの喜びをしかと噛みしめろよ?」


そう言い残して九条さんの体の中に戻っていきます

九条さんの中の悪魔
良くも悪くも濃い二人でした

あのお二人さんが言っていたことが全て真実だとするなら
所謂聖書のお話の悪魔の中の一人ということでしょう

まぁ聖書なんて読んだことないんですけどね

寧ろ読めませんよ?見えませんから

……熱い自虐、自分で言ってて虚しいです



冬子「あの、御形先輩。私も聞きたいことがあります」

ナズナ「?なんでしょうか」

冬子「……甲斐先輩の事です」


甲斐さんに聞かれないようにこっそりと耳元で囁く


ナズナ「甲斐さんがどうしました?」

冬子「どう。とは言えないのですが、なんだか様子が変じゃありませんか?」


視線を甲斐さんに向ける
先ほどからつまらなそうにお茶をすすっている

不機嫌そうというより、寂しそうというか悲しそうというか落ち込んでいるというか
人間の感情としては全然普通ですが、甲斐さんという人間にしては確かに変です


ナズナ「……ですね。変ですね」

冬子「ですよね?何かあったんでしょうか?」

ナズナ「う~ん……」


様子が変な理由
なんでしょうか?


1、直に聞いてみる
2、思い当たる節が無いか考える
3、自由安価

安価↓

2


>>419選択:2


う~ん…何か思い当たる節は……



コンマ判定

1-3  何も思い浮かばない
4-6  この世界に居ることが不安なのかも
7-9  そういえば……
0     確信

直下コンマ


コンマ判定:1



あの何でもできる甲斐さんの様子がおかしい理由

誰よりもカッコイイ甲斐さんが変な理由?

自分に自信満々な甲斐さんが落ち込んでいる理由?


……………


ナズナ「さっぱりわかりません」

冬子「そうですか…。先輩なら知っているかと思ったんですが」

ナズナ「直接は聞かないの?」

冬子「先輩ならできますか?」

ナズナ「う、う~ん………ちょっと遠慮しておこうかな」


なんだか今日の甲斐さんは私に冷たい気がするし
どうにも話しかけづらい雰囲気を纏っているんですよね



コンマ判定

6以上で新崎智弘が帰ってくる
時間経過 -3

直下コンマ


コンマ判定:6-3  まだ帰ってこない



まだ智弘くんが来るまで時間があるようです

時間を潰しましょう



1、まだ九条さんと話す
2、明日姉さんと話す
3、甲斐さんと話す
4、自由安価

安価↓

1


>>426選択:1


まだ九条さんとは話したいことがあります


何を話しましょうか?



1、行動を共にする人について
2、魔法について
3、この世界について
4、自由安価

安価↓

1


>>428連続所得なので最安価


1、行動を共にする人について
2、魔法について
3、この世界について
4、自由安価

安価↓

1


>>430選択:1



ナズナ「行動を共にする約束をした人が居るって言ってましたが誰なんですか?」

九条「それは………」




最重要安価

1、黒いマフラーの男
2、白い白衣の男

安価↓2

1

※今気づきましたが白い白衣って意味被ってるじゃん……

>>433選択:1



今日の更新はここまでです

最近どうにも眠くなるのが早い…

お付き合いいただきありがとうございました


一週間の夏休み突入で更新がまばらになりそうです


再開です



冬子「ええっとその……私の兄なんです」

ナズナ「お兄ちゃんだったんですね。同じ学校だったりしますか?」

冬子「いえ、三つ上なので社会人です……一応」

ナズナ「そ、そうなんですね。ちょっと会って見たいです」

冬子「兄はコミュニケーションが得意では無いので…あまりお勧めできませんが、それでも構わないというのなら会う機会をお作りします」

ナズナ「ええ、どうか宜しくお願いします」


九条さんにはお兄さんが居たんですね、沢山ご兄弟がいたとは聞いていましたがお兄さんも神隠しにあっていたとは驚きです

『一応社会人』というのはまぁ…その、深く突っ込まないでおきましょう
どんなお兄さんのなのかちょっぴり興味はありますね


コンマ判定

5以上で新崎智弘が帰ってくる
時間経過 -3

直下コンマ


コンマ判定:8-3 帰ってくる


ピーンポーン


軽い音が鳴り響く
チャイムの音だ

十中八九智弘くんだろう

明日「は~い、今出るよ~!」

明日姉さんが出迎えます


智弘「無事帰還したぞ」

ナズナ「お帰りなさい、早かったんじゃありませんか?」

智弘「かもしれんな。取り立ててアクシデントも無かったし。木間~入ってこ~い」




コンマ判定

1-5  木間実樹一人
6-9  木間実樹ともう一人

直下コンマ


コンマ判定:8  木間実樹ともう一人


実樹「ど~も~」

???「…………」

呼ばれて入って来たのは緩い挨拶をしてきた茶髪の少年と、前髪が異常に長い女の人です


智弘「予定とは少し違うが紹介をしよう。この茶髪の男が木間実樹、前髪長い奴は李野ソナタだ」

実樹「どもども~。ご紹介に預かりました実樹です。何言えばいいか分かんないんでこれくらいで~」

うえっへっへとだらしなく笑い自己紹介をする実樹くん
どうやら予想以上にゆるゆるなお方のようで、雰囲気から柔らかい感じが溢れまくりです


ソナタ「………ソナタです。コンゴトモヨロシク…」

妙に片言の挨拶をするソナタさん
喋るのが苦手なんでしょうか?


智弘「2人ともうちの学校の後輩だ。実樹は一年で、ソナタは2年。二人とも同じ現代アート同好会に所属している。悪い奴らじゃないので優しくしてやってほしい」


智弘「ええっと初めて会うという人も多いと思うから皆で自己紹介をしようと思う」


そうして皆の自己紹介をした


実樹「いや~なんだか女の方ばっかりですね~。僕ちょっと緊張しちゃいますよ~」

智弘「お前が言うと嘘っぽいぞ…」

心「実樹…と、ソナタ………」

甲斐さんがお二人の顔を交互に見て思案しています


ナズナ「どうしました?」

心「いや、どこかで聞き覚えが………ってそうか!思い出した!」

ナズナ「な、何をですか?」

心「御形も聞いたことあるんじゃないか?ほら、コイツラ学校の屋上に盛大な落書きをした二人だよ!」

ナズナ「…………あああああ!思い出しましたぁ!!」


落書き事件
学校の屋上全体に巨大な落書きをした事件
犯人の生徒によると現代アートの一環だとかいう理由らしいですが一週間くらい謹慎を受けたというあの事件

確かにこのお二人だったように思い出せます



実樹「いや~ばれちゃいましたか~。たはは」

心「ヘラヘラするな!お前な、あの後掃除をした私達がどれだけ大変だったか知らないだろ!!」

実樹「文句ならソナタさんに言ってくださいね」

ソナタ「……実樹君だってノリノリだった」

実樹「まぁね。楽しかったんですから仕方ありませんよね~」

心「クッソヘラヘラするなあ!!」

ナズナ「お、落ち着いてください甲斐さん!処分は受けたんですから」

心「うぐぐぐぐ…確かにそうなんだが………実樹ィ!貴様のその態度実に気に入らない!!」

実樹「あ、あはは…笑っているのは性分なもので」


甲斐さんの怒り心頭具合に実樹君もたじたじです
しかし、生徒会の方たちは本当に大変だったと愚痴っている姿を聞いているので思う所があるのでしょう

どうにか甲斐さんを宥めて、落ち着いてお話を再開します


智弘「甲斐も落ち着いたところで、お前らの魔法を見せてやってくれ」

実樹「ではでは、僕から披露させていただきます。僕の魔法はこれです!」


そうして両手を広げますが、何も持っていません


心「何も持っていないようだが」

実樹「僕のはこれなんですよ」

そういて指さしたものは『眼』です


心「ん、よく見ればお前…オッドアイなのか?」

実樹「魔法の影響のようですね。僕の魔法は『凍視』です、見つめた部分が凍ります」

ナズナ「はえ~…カッコイイですね」

心「ありがとうございます。御形先輩、僕も気に入ってるんですよ」



智弘「次はソナタだ。解説してやれ」

ソナタ「……私の魔法はこれです」

そうして取り出したものは絵の具に使う『筆』


ソナタ「この筆で書いたモノを地面に貼り付けると絵の通りの形をもって動き始めます。以上です」

智弘「分かりにくいから見せてやってくれ」

ソナタ「嫌です。絵のストックが勿体無いです。一枚に何時間かけていると思ってるんですか」

智弘「そ、そうか。気が回らずスマンかった」

心「つまり絵に描いた土人形を動かすのがお前の魔法なのか?」

ソナタ「…だいたい合ってる」


見つめた部分を凍らせる目
描いた絵を土人形として扱う筆

お二人とも使い道が幅広そうです

しかし、どちらも私には絶対に扱えないなぁ
と少し的外れなことを考えてしまうのでした


夕方


今日一日、随分といろんなことがありました

沢山の知人と会えたのは幸運と言ってもいでしょう

しかも誰も怪我などを負うことなく


さて、これからどうしましょうか?



1、今後の方針について話す
2、一旦家に帰る
3、拠点について話す
4、自由安価


安価↓

3


>>447選択:3



智弘「さて、ここまで多くの人たちが集まってチームとなったところで…『拠点』について話したい」

ナズナ「拠点…ですか」

智弘「こうやって集まって何をするのかを決める場所だ。何処がいいと思う?」

明日「ここでいいんじゃない?一人暮らしだし広いよ~」

心「オ、オレの家なんてどうだ?少し遠いが何でもあるし広いぞ?全員分の部屋も用意できる」

智弘「ふむ、どちらも魅力的だが…ナズナお前はどう思う?」

ナズナ「ここで私に振るの!?」

智弘「まぁいいから、言ってみろ」

ナズナ「そ、そうですねぇ……」



1、星空明日の家(メリット:無し。デメリット:無し)
2、甲斐心の家(メリット:全員が一つの場所にとどまることが出来る。デメリット:???イベントが進行する)
3、御形ナズナの家(メリット:家から移動しなくともよい。デメリット:無し)


安価↓

1


>>449選択:1、星空明日の家



ナズナ「明日姉さんの家でいいんじゃないですか?これから場所の説明しなくて済みますし」

智弘「そうか、そういう手間もあったな。ここなら今全員集まっているし場所も覚えられているだろう。…覚えられたよな?」

実樹「大丈夫ですよ~。記憶力は良いので。もしソナタさんが覚えて無くとも連れてくるので大丈夫です」

ソナタ「…ん、助かる。……実樹君、えすぱー?」

実樹「ソナタさんは興味のないことに関しては記憶力悪いの知ってるんで」

智弘「甲斐もそれでいいな?」

心「……ああ、構わない」

智弘「九条も…ってお前は確認必要ないか?」

冬子「ああいえ!お気遣いありがとうございます。呼んで下されば、行けるときには行きますね」

智弘「それじゃあ明日さん、これからお世話になります」

明日「おーけーおーけー。まっかせときなさい!」



※拠点が星空明日の家に決まりました


それから、明日の昼もう一度拠点に集合するという約束を取り付けて一度皆のお家に帰ることになりました


ナズナ「ふぅ~…疲れました」

智弘「今日は歩き回ったからな」

ナズナ「お疲れさまです、智弘くん」

智弘「お互い様だ」


ふふふ、と二人で笑いあいます
私の家のソファーに深く腰を掛ける

家に帰っても一緒なのはまだちょっぴり不思議な感じです


ナズナ「お腹減ったな~」

智弘「今日は昼ご飯抜いたからな」

ナズナ「あ~だからですね。こんなにお腹空いてるのは………はっ!」

智弘「どうした?」

ナズナ「気づいたんですがご飯を作ってくれるお母さんが居ません!このお腹のまま料理を作らないといけないんでしょうか!!」

想像しただけでお腹が鳴ります
空腹の所為か涎がたくさん出てきます

智弘「…………カップ麺で我慢するか」

ナズナ「………そうですね」


白いご飯をかきこみたいと文句を言いたいのは山々でしたが、お互い空腹です
どちらも無理に働かせようなどという気持ちが湧いて来ないゆえの妥協案

空きっ腹に吸い込まれる安っぽい麺を、物足りなさを感じつつ啜りました





夕飯を終えてシャワーを浴びて現在は寝間着です

これから何をしましょうか?



1、夜のお散歩
2、智弘くんと話す
3、自由安価


安価↓

2


>>454選択:2、智弘くんとお話し



今日は少し短いですがここまでです

妙に今日は集中して書けなかった……

お付き合いいただきありがとうございました

               }、
              Ⅳ ヽ
                 j { 0 V(
               Yb      Y    ,,☆
              _」=-‐っ! ノ人   ´     
         ノY´ -=テ。、! r。フ 〉        ←こいつが元ネタです
.        ,rく  >''てY ̄Y^ リ/  . -- .    >>465巡査!
     /   / __ 个: 、__,イ  ノ     ヽ,   
.   //\__{∠ x┴く___}  |__,ノ ⌒ヽ   \
   /イ   _ン        j  ∧   〉   }    \
.  しヘ、 ´  ,、、_人__〈_〉〈〈〉〉_/{__イ 〈       ト、)
      `¨ア´   \  「  ∨_,,ノk ! }    ノ  }
.      /           でr┘ ) | /、 (   /\
      イ/         八   く))   ノ ハ ` 、_) /   \
.       /      / _}  く_  《_メV}___)  ′   ヽ.)
      /      ,ソ  〔    ー一  〉 {  / /ヘ、
.    し′  ,ノ    /⌒V三うh、 ハ仁> 7 /  ヽ、 、)
.     /  ,ノ    /  __ -‐ ∨、仁>/ /      \ }
     { _,ノ     厶  __  -‐ _ノ\ 几/ /


ちょっと分かりやすかったですかね
分からない方は『なぁ~んちゃって!』で調べると分かりやすいです
私の趣味全開なのはいつもの事なので気にしないで下さい!!

ちょっとお酒入ってるので今日は更新控えます


すまないね>>465改め>>485くん
冗談はさておき良くも悪くもお楽しみにということで

そろそろ再開します


ナズナ「智弘くーん、入るよ」

今は智弘くんの部屋となっている客室を訪ねます

智弘「おう、何の用事だ?夜這いにはまだ早いぞ?」

ナズナ「明日姉さんの家に行ってくる」

智弘「待て待て冗談だ。小粋な幼馴染ジョークだろう」

ナズナ「全然粋じゃないし女の子に安易に下ネタ振るのは最低だよ」

智弘「すまんすまん。反省しているから」

ナズナ「そんなこと言って絶対もう一度するよね?」

智弘「ナズナの反応が面白いのがいけない」

ナズナ「そうやって人の所為にして、めっ!だよ」

智弘「はっはっはっ、俺が幼い子供のようだな」

愉快そうに軽快に笑う智弘くん
こっちは怒ってるのに

……でも、結局許しちゃう私も私なんでしょうね

幼馴染ゆえの弱みという奴です


智弘「して、ナズナ。俺に何の用事だ?」

ナズナ「暇だからお話しようと思って」

智弘「暇って…そうか、確かにお前の好きなテレビもラジオも無いからな」

ナズナ「本当にそうだよ!全く…全くだよ!」

智弘「お、おう。取り敢えず落ち着こうか」

取り敢えず適当な場所に座ります


智弘「しかし、どんな話をするか…」

ナズナ「そうだなぁ…」



1、今日の事
2、明日の事
3、雑談
4、自由安価

安価↓

1


>>462選択:1、今日の事


今日あったことと言えば……



1、甲斐さんの様子について
2、九条さんのお兄さんについて
3、怪物について
4、自由安価

安価↓

1


>>464連続所得なので最安価


1、甲斐さんの様子について
2、九条さんのお兄さんについて
3、怪物について
4、自由安価

安価↓

4.テメェ、何しやがる!


>>466
ど、どこの場面か全然わかんねぇ…
申し訳ないですが『○○について』や『>>○○○について』で自由安価を指定していただければ幸いです



最安価

1、甲斐さんの様子について
2、九条さんのお兄さんについて
3、怪物について
4、自由安価

安価↓


>>468選択:2、九条さんのお兄さんについて



ナズナ「そういえば、九条さんと一緒に行動している人誰か知ってます?」

智弘「いや、言いにくいことかもしれんと思って聞いてないな」

ナズナ「なんとなんとお兄さんだそうです。九条さんってお兄さんが居たんですね、知りませんでした」

智弘「九条の…兄……」

眉間に皺を寄せて考え込むように腕組みをします
何か思う所があるのでしょうか?

ナズナ「ん?お知り合いですか?」

智弘「いや……俺の気のせいじゃなければ九条の兄貴は20歳だったはず」

ナズナ「確か三つ上だと言っていましたね」

智弘「九条の兄貴は大学生だ」

ナズナ「よく知ってますね……ってあれ?社会人だと言っていたような」

大学生なら普通『学生』もしくは『大学生』と紹介するはずです
少なくとも社会人とは言えないような…


智弘「更にいえば遠くの県の大学だったはずだ」

ナズナ「えっ…それって」
                
智弘「ああ、九条の兄貴がこの町に居ることはおかしい」

ナズナ「で、でも『兄』だと確かに言ってましたよ」

智弘「………どういうことだろうな。偶々帰ってきていたのか、それともこの町以外でも神隠しが起こっているとか?」

ナズナ「そ、そんな大規模に起こっているんですか!?それならニュースになっててもおかしくないような…」

智弘「『九条』の長男が行方不明になって騒がないわけがない。だからこそ尚更おかしい」

ナズナ「九条さんのお家ってそんなに凄いんですか?」

私は良く知りませんでしたが智弘くんは口ぶりから何やら知っているようです


智弘「……言っていいのかなこれ。九条の親父さんは『警視総監』なんだ」

ナズナ「ええええっ!!!そ、それって!!………どれくらいすごいんですか?」

智弘「お、おいおい……」

取り敢えず驚いたはいいモノのさっぱりわかりません
警察の役職を理解している人の方が少ないでしょう

多分偉いんだろうなぁとは分かりますが


智弘「警視総監は警察という組織で一番偉い人だ」

ナズナ「成程わかりやすいです。……ってそれってとんでもなく凄い人じゃないですか!」

智弘「だからこそ変だと思ってるんだ」

確かに智弘くんの言う通り
『一般人』が行方不明になるのと『警視総監の長男』が行方不明になるのとではわけが違います
もし行方不明なってるなら大々的にニュースになっているはずです

ですが、勿論そんなニュース聞いたことがありません
テレビもラジオも大好きな私が聞き逃すなんてことも無いでしょうし


ナズナ「う~ん……本当に全国的な神隠しなのか、それとも九条さんが嘘をついているのか…だとしたらどういう理由なんでしょう?」

智弘「わからん」

ナズナ「はっ!『あに』という名前の人という可能性もありましたね」

智弘「そう言うニックネームの可能性も無くはないかもしれん」

ナズナ「う~ん…………謎です。そういえば智弘くんはどうして九条さんの事にそんなに詳しいんですか?」

智弘「祖父が九条のじいさんと仲がいいんだ」

ナズナ「へ~そう言う繋がりが」

智弘「あ、言っておくが九条…冬子とは全然繋がりは無いぞ。祖父から嫌でもそう言う話を聞かされるだけだからな」

ナズナ「何故そんな釘差しを」

智弘「俺の幼馴染はお前一人だぞってことだ」

ナズナ「ふふっ、変なところで気を遣うんですから」

でも、それくらい私と幼馴染だということが大事に思ってくれているんでしょうか?
それなら…嬉しいですね


九条さんのお兄さん
九条さんのお家について初めて知りましたし、何やら事情がある様子
今度会ったときに聞いてみてもいいかもしれませんね



※2日目が終了しました


状況判定


1-4好きな数字を選択してください

安価↓

3


>>473選択:3



数字内訳


1、甲斐心
2、木間実樹
3、九条冬子with黒いマフラーの男
4、新崎智弘


視点変更:九条冬子




とあるマンション

生活感のない、少し埃くさい部屋

この場所で一人兄の帰りを待つ

ガチャリ、と玄関の戸が開けられる

冬子「お、お帰りなさい兄さん」

少したどたどしくなってしまったか?
そうは思いつつ出迎える

兄「ああ、今帰った。まだ寝て無かったのか?」

冬子「兄さんのお帰りを待っていました」

兄「そうか、次からは寝ていてもいい」

冬子「そ、そうですか…」

冷たい人です
建前でも違う言葉をかけるべきでしょうに


冬子「あ、その…一つ聞きたいことがあります」

兄「なんだ?」

冬子「こんなに遅くまで何処に行っていたんですか?」

兄「お前は知らなくていい」

冬子「そう…ですか」

またこれだ
何度言っても同じ返ししか返ってこない
この後は―――


兄「いずれわかるさ。 ・・・いずれな」

冬子「…またそれですか」

兄「何か言ったか?」

冬子「いえなんでもありません。兄さん、おやすみなさい」

兄「ああおやすみ、冬子」

苛立ちを隠しながら用意されている布団にもぐる

悶々とした思いのみが積もっていく
どうしてこの人に振り回されなければならないんだ
あの時助けてもらわなければ絶対にこんな人と一緒に居ないというのに

ああもう!……イライラするなぁ

体が熱く苛立つのを感じながらも無理やり睡眠に入った

【リザルト】

名前:御形 ナズナ(ゴギョウ ナズナ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校三年生


環境:6   平凡でそれなりに恵まれている
強さ:1   とてもじゃないが戦えない。視覚を失っている
生活:4   常人と同じとまではいかないがそれなりに一人でできる
教養:5   一般常識とそれなりの教養がある




年齢は17歳
身長は150cm
普通の家庭で育った少女
ある日突然目が見えなくなる代わりに他の五感が異常に鋭敏になっている
臆病な性格で目を付けられたくないので目立たないように生活している
でも心の中では白馬の王子様的な存在を求めている
よく怪我をするので尖った物が苦手である
テレビやラジオの音を聞くのが好き
目が見えないためか、どうしても地面が気になり何でも落ちてるものを拾う癖がある






魔法



『転ばぬ先の杖(アテンション)』
全体的に丸みを帯びた奇妙な形の杖
杖の先で地面(床)に円を描くことが出来る
その円に足を踏み入れると転んでしまう
この円は3つ以上同時に存在させることが出来ない

【知り合い】


新崎智弘『幼馴染、仲間』
魔法:『神智の槍』


甲斐心『仲間』
魔法:『熾天を模り目を覆う』


星空明日『仲間』
魔法:『思いよ届け』


九条冬子『仲間』
魔法:『赤と青』


木間実樹『仲間』
魔法:『凍える憧憬』


李野ソナタ『仲間』
魔法:『夢想妄想幻想人形』


しまった、木間実樹と李野ソナタのプロフィールを作っていなかった…
次の更新にはまとめて公開します


三日目開始

夢判定
6以上で成功

直下コンマ


コンマ判定:9  成功


夢イベント

1-3  幼き日の思い出
4-6  光が消えた時
7-9  目を閉じた日
0     ???

直下コンマ


コンマ判定:6 光が消えた日


ちょっと時間かかります


あれ?

眼を開く

あれれれれ?

眼を開く

なんでどうして?

目が開かない

いいえ違います、開いているのです

なんということでしょう、何も見えません

必死に目を開いても、何も景色が変わりません

どこまでも暗い世界が広がっているだけ

何処までも黒い世界が広がっているだけ


困った困った

これじゃあ歩くことすらままなりません

困った困った

これじゃあ生きていくのも難しい

困った困った

困っているけど

どこかいい気分なんです

不思議と怖くないんです

見えないことが恐ろしくないんです

何故でしょうか?

どうしてでしょうか?

私にはどうしてもわかりません

でも、なんだか気分がいいんです

暗いことが落ち着くんです

黒い色が有り難いんです

色のない世界が私にはよく馴染む


おか~さ~ん

大きな声で母を呼びます

あらあらどうしたの

母が駆けつけてくれます

私、眼が見えなくなっちゃった

何を言ってるの?早く朝ごはん食べなさい

どうやらお母さんは信じてくれて無いようです

それも仕方ありませんね

だって普通じゃありえないんですもの

信じられなくって当然ですね

これ以上ごねても効果は薄そうです

これ以上ごねると学校に行きたくないだけと思われちゃいます


仕方な~く起き上がり

いつもの足取りで顔を洗いに行きます

どうしてでしょうか?

私は普通に歩けちゃいます

何も見えないはずなのに

私には分かっちゃいます

眼が見なくとも光が無くとも

何処に何があるのかを

どうしてでしょう?なんででしょう?

とっても不思議ですね



でも、なんだかいい気分





目を覚ます

懐かしい夢でした

今となっては当たり前のこの世界

昔はとっても新鮮でした

とっても不思議な感覚でした

なんだか有難味が薄くなっちゃってますね

まぁ有り難くなんてないんですけど

もそもそと起き上がりキッチンに向かいます

智弘くんはもう起きて準備をしてくれているでしょう

それを手伝って一緒に朝食を食べましょう


朝食を食べ終わり、着替えも終わっています

今日はお昼に明日姉さんのお家に集合です

それまで時間がありますね

何をしましょうか?



1、智弘くんと過ごす
2、周辺を散歩
3、誰かの家を訪ねる
4、自由安価

安価↓

1


>>492選択:1、智弘くんと過ごす


ナズナ「智弘くん、暇です」

智弘「娯楽が無いからな、俺も暇だ」

ナズナ「さぁ私を楽しませてみろ!」

智弘「よ~しパパ頑張っちゃうぞ~」

ナズナ「どういう設定なんですか…」

智弘「お前がけしかけてきたんじゃないか」

ナズナ「そうなんだけどね……」


何をして過ごしましょうか?


1、話をする
2、何かをする

安価↓

1
せっかくの自由度のある安価なんだから2を選んで何かしようと思っても思いつかない法則


>>494選択:1、話をする
※あるあるですね。魅力的なキャラや話なら何か思いついたのかもしれませんが……自虐しても仕方ないですけどね!頑張ります!!



どんな話をしましょうか?


1、昨日の事
2、今日の事
3、魔法の使い道について

安価↓

1


>>496選択:1、昨日の事


昨日の事の何について話しましょうか?


1、甲斐さんの様子について
2、怪物について
3、自由安価

安価↓

1


>>498選択:1、甲斐さんの様子について


ナズナ「昨日の甲斐さんの様子おかしくありませんでした?」

智弘「どうした突然」

ナズナ「昨日、九条さんとも話してたんですけど様子がおかしいよねって」

智弘「そうか?いつもあんな感じじゃないか」

ナズナ「えぇ…それは無いと思いますよ」

智弘「ふむ、甲斐は積極的で謙虚で誰かの役に立とうとする奴じゃないか?いつも通りだったと思うが…」

どうやら私と智弘くんとで大きな認識の違いがあるようです

私の中で甲斐さんといえば、自信満々で傲慢で人を見下してるところもあるけど頼られたら拒まない人
それでいて何でもこなす完璧超人といった感じです

積極的でもないし謙虚なんかじゃ決してありません
だからこそおかしく思ったんです


ナズナ「う~ん、私の知ってる甲斐さんはあんな感じじゃないんですよ」

智弘「だが俺の知っている甲斐はあんな感じだ」

これじゃあ話は平行線になりそうですね


ナズナ「……甲斐さんって智弘くんの前でだけあんな感じとか?」

智弘「どういう理由でそんなことをするんだ?」

ナズナ「うむむ……なんででしょうね」

智弘「逆にお前の前でだけあんな感じなんじゃないか?」

ナズナ「九条さんも言ってたからそれは違うと思うよ」

智弘「それじゃあ皆に違う態度で接してるとか?」

ナズナ「それこそ何のためになんですか?」

「「う~ん……」」


2人して唸って結局結論が出ないままでした

甲斐さん、どうしちゃったんでしょう?




予め約束していたように明日姉さんお家に向かいます



イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:0  クリティカル


さらに判定

1-3  足元が気になる
4-6  黒いマフラーの男
7-9  怪物と人間?
0     ???

直下コンマ


コンマ判定:0  クリティカル

やっぱり今回のコンマおかしいよ!!


もってけドロボー!



イベント選択

1、泥だらけのノート
2、不思議な瞳の青年
3、壮年の神父
4、自由イベント

安価↓

1


>>509選択:1、泥だらけのノート


今日の更新はここまでです

なんかイベントコンマがすこぶるいいですね今回
メッチャ怖いです


お付き合いいただきありがとうございました


プロフィール公開


名前:木間 実樹(コノマ サネキ)
性別:男性
種族:人間
職業:高校1年生


環境:5  特筆すべきことも無い普通の家庭に生まれた
強さ:7  身体的障害があるもののそれを補って余りある魔法
生活:6  ズボラな性格ではあるが掃除は好き
教養:6  それなりの教養と一般的常識を併せ持つ




年齢は15歳
身長は167cm
マイペースな性格で他人に縛られることなくおっとりとした立ち振る舞い
高いところに上るのが好きでよく幼馴染の友人に怒られている
「うえっへっへ」というやる気のない笑みが特徴的である
この笑みを友人からは鳴き声と呼ばれている
小学生の時に右腕を激しく切りつけて以来右、腕をうまく使えず利き腕を左に矯正している
李野ソナタに恋心を抱いている
好きなものはピエロ
嫌いなものはガラス





魔法


『凍える憧憬(エフェメナル)』
見つめた点を凍り付かせる魔法
凍り付いた対象は雪のように脆くなる
視界の範囲全域に影響を及ぼす

名前:李野 ソナタ(リノ ソナタ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校2年生


環境:5  特筆すべきことのない普通の家庭に生まれた
強さ:7  多くの可能性を秘めているが安定しない
生活:2  家事全般壊滅的といえる
教養:3  一般常識はかろうじてあるが興味のないことに関しては何も知らない



年齢は16歳
身長は163cm
引きこもり体質で出不精である
かなりマイペースな性格であり、他人の事は一切興味が無い
友人と呼べる人間はほとんどおらず、同じ同好会のメンバーくらいである
顔を見られることが嫌いで前髪を滅多に切らない
他人の事を気にすることが無いため非常に鈍感である
好きなものは芸術
嫌いなものは喧騒





魔法

『夢想妄想幻想人形(プロジェクションマジック)』
描いた絵を物質に投影して人形として操る『絵筆』
投影できる絵に限界は無く、本人次第で何でも作り出せる
支配時間は描いた本人の満足度に比例するが、余りに大きすぎるものの維持は難しい
余談だが彼女は非常に遅筆である


「いずれわか(ry」ってやっぱりよかれが関係してそうで怖いな
・・・さすがに考えすぎか


>>513
いずれわかるさ。 ・・・いずれな


再開です


ナズナ「ん?んん?」

足元に違和感を覚え思わず立ち止まります

どうやら足もとに何か埋まっているようです
足で穿り返してみます

智弘「お行儀が悪いぞ?」

ナズナ「ちょっとくらい…ん……いいじゃ…ないですかっ!出てきた!」

顔を出してきたナニカを掘り起こします

智弘「おいおい汚いぞ」

ナズナ「た、確かに……」

泥まみれのそれを叩きます


ナズナ「ノート……ですかね?」

智弘「だろうな」

ナズナ「ううん…なんで埋められてたんでしょうかね?」

智弘「さぁ………」


智弘「泥だらけで見にくいが…なかなか立派な表紙だな」

ナズナ「そうなんですか?でも、妙に薄っぺらくありませんか?」

智弘「確かにな。取り敢えず開いてみないか」

ナズナ「そうですね」

泥だらけのノートを捲ります
すると、おかしなことに気が付きました

ナズナ「…………ん?あれこれって…」

智弘「1ページ……だけ…だと…?」

このノート、なんと厚い紙の1ページだけだったのです


ナズナ「なんて書いてありますか?」

智弘「読めん。絵が描いてあるな。何の絵かもわからんが」

ナズナ「絵…ですか…」

なんとなくそのページに手を添えます

ドクン!

文字が…流れ込んでくる…!

分かる、この本の名前が

この本の使い方が


ナズナ「………『神智の契約書』!」


言葉と共に本が輝き始めます
そして、世界が形を変えていく

智弘「こ、これは…!?いったいどうしたんだナズナ!」


一瞬にして切り替わった景色

そして目の前には…………



1、誘惑の黒色(ハイリスク、ハイリターン)
2、導きの水色(ローリスク、ミドルリターン)
3、見聞の紫色(ハイリスク、ノーリターン)

安価↓2

2


>>518選択:2、導きの水色



???「畜生が死んでなお扱き使うか」

目の前に現れたのは川の流れのように美しい水色の長髪をなびかせた男
智弘くんは無言で私を庇うように前に出ます


ナズナ「あ、あの!」

精一杯の勇気を振り絞って声をかけてみます


???「………?何故お前のような小娘が私を呼べたのだ」

ナズナ「よ、よく分かりませんがこの本です!」

???「『神智の書』…だな。何故お前が持っている」

ナズナ「じ、地面に埋まっていました」

???「……どういうことだ?そんな粗末な扱いをする理由はなんだ?」

智弘「さっきから色々言っているが、お前は誰だ。名前を名乗れ」

???「チッ……契約上致し方なしか。我が名は――――『ガルラル』、しがない異世界の英雄だ」


ナズナ「い、異世界の」

智弘「英雄?」

2人して間抜けな声を出してしまいます


ガルラル「なんだ、知らずに使ったのか。そいつは『神智の書』。創世の皇『ジェランダル』によって作られた名簿だ。いわば召使の名簿だな。そこに名を連ねた者をいつでも呼びつけることが出来る、さらに呼び出された者に対しての絶対命令権がある」

ナズナ「な、成程…?」

知らない名前が出てきて理解が追い付きません
しかし、九条さんのおかげでいくらかファンタジーな現象に耐性がついています
大事なところは一点、この本の使い方

『神智の契約書』

ガルラルさんは『神智の書』と呼んでいましたが
これの使い方は『この本に名前を書かれている人を呼び出す』でしょうね
しかも絶対命令権があるという保険つき
まぁ1ページしかないのでガルラルさんしか呼べないでしょうが


智弘「まるっきり風景が変わったのもこの『神智の書』とかいう奴の影響なのか?」

ガルラル「…………その本を少し見せてみろ」

本を渡すというより奪い取られます

ガルラル「ふむ…1ページになっている。他は全部破られているな。そして…私が描かれているページ、術式に細工があるな………成程大体理解した。私に負けず劣らずの魔法の知識があるな」

ナズナ「え、え~っと説明してはくださいませんか?」

ガルラル「普通は呼び出すだけだが『呼び出した対象の思い出の地』を同時に召喚されるようになっている。だからこそ、風景がわが故郷『古の森』なのだろうな」

ナズナ「ほ、ほ~」

ガルラル「世界を塗り替えるなど随分な手間だな。理由は分からんが素直に賞賛に値する技術だ……だが、欠陥があるな」

ナズナ「け、欠陥ですか?」

それってとんでもなく困るんじゃ…


ガルラル「世界塗り替えに魔力を使い過ぎている。これでは長時間維持できない」

ナズナ「消えてしまうってことですか!?」


ガルラル「そうだ、私ごと消える」

ナズナ「ええええっ!!!どうしましょう!」

ガルラル「この分じゃ1日に30分……といったところか。使った後は極度に魔力が枯渇する、『命の光』に照らしておくといい」

ナズナ「い、『命の光』なんて持っていませんよ!?」

ガルラル「たわけ、貴様のような小娘が手にすることが出来ようはずも無い。太陽の光を当てろと言ったのだ」

ナズナ「あ、虫干しするんですね」

ガルラル「その認識でいいだろう……さて、あと数分だが私に要件を申付けてもいいぞ。もとより拒否権などないからな」

そう言ってぽいっと私に『神智の契約書』を返してくれます


ナズナ「ええっと、ええとお……」


何かしてほしいことはあるだろうか?




1、取り敢えず自己紹介
2、『神智の契約書』の使うときの注意
3、何ができるんですか?
4、自由安価

安価↓


>>523選択:2


ナズナ「えとえと、この『神智の契約書』を使うときの注意を教えてください!」

私は取扱説明書を熟読するタイプです
何があるか分からないものを軽々とは扱えません

ガルラル「無い。もとより創世の王が作った物、無用なデメリットなどない」

ナズナ「な、なんという便利アイテム…!」

ガルラル「神霊英霊レベルの私達を呼び出すのには莫大な魔力を消費する、普通の者ではそんな魔力到底持ち合わせていない。だがその魔力を全て『神智の書』が補っている、『命の光』によってな」

ナズナ「つまり、太陽ってすごいってことですね」

ガルラル「その認識でいいだろう。だが、強いて注意点をあげるならば『使用回数』だな。むやみやたらと使っていざというときに呼べないとなっては笑えない、気を付けて使えよ」

ナズナ「わ、分かりました!」


使用回数に気を付ける。ですね
大丈夫、ちゃんと覚えました


※『神智の契約書』は一日に3度まで使えます。戦闘時に使った場合は2回分の消費とします




他に何かしてほしいことはあるでしょうか?


1、取り敢えず自己紹介
2、何ができるんですか?
3、自由安価

安価↓

1


>>525選択:1


ナズナ「ああっとそうでした!申し遅れました私は御形ナズナと申します。これから宜しくお願いしますね」

ガルラル「ふっ…ハハハッ!こんな礼儀正しい使用者が居るとはな、恐れ入った。この書をどうにかして手に入れたゲスかと思ったがそうでも無い様だ。良き主人の名、覚えておこう」




好感度判定
1ほど無関心、9ほど……

礼儀正しい +1
人間     -2

直下コンマ


コンマ判定:8-1  人間の癖に嫌いではないな


ナズナ「あ、それと隣に居るのは新崎智弘くんです。私の大事な幼馴染なんです」

智弘「さもオマケかのように紹介したな。まぁついでに巻き込まれただけだが」

ガルラル「主人でもない小僧の名など覚える気はない」

智弘「………決まった。俺はお前が嫌いだ」

ナズナ「あ、ああ落ち着いて智弘くん」

ガルラル「はぁ…人間などに嫌われようがどうでもいいな」

ナズナ「ガルラルさんもやめて下さいよぅ!」

どうやらお二人は相性がよろしくないようです



他に何かしてほしいことはあるでしょうか?


1、思いつかない
2、何ができるんですか?
3、自由安価

安価↓


>>529選択:2



ナズナ「ガルラルさんって何ができるんですか?」

ガルラル「ふぅ…私にそのような言葉を吐いたのはお前だけだ、この先も現れぬだろうな」

ナズナ「うっ…ご、ごめんなさい」

英雄とは仰っていましたが何ができるのか見えてきません
英雄っていう職業が異世界とやらにはあるのでしょうか?


ガルラル「私は『神殺しの英雄』と呼ばれている。魔法に関していえばだれも私に並び立つ者はいない」

ナズナ「へー!凄いんですね!!」

ガルラル「ふふ、そうだろう。褒めてもなにも出ないがな。魔法に関して聞きたいことがあれば何でも答えてやろう」

険しい雰囲気が自然と和らぎます
どうやら得意分野を褒められるのがお好きなようです

しかし、『神殺しの英雄』って実は悪い人だったりするんでしょうかね?
少し心配です




他に何かしてほしいことはあるでしょうか?


1、思いつかない
2、自由安価

安価↓
※この書き込みから10分以内に安価指定が無い場合1の選択肢でそのまま続行

駄目もとでこの世界について聞いてみる


>>532選択:2、駄目もとでこの世界について聞いてみる



そういえばガルラルさんは異世界云々という話をしていました
ここも異世界、何か知っているかもしれません
駄目でもともとの精神で聞いてみます


ナズナ「この世界について何か知りませんか?」

ガルラル「この世界?ああ、世界を塗り替えた魔法の事か。それならば――」

ナズナ「違うんですそうじゃなくって」

ガルラル「ん?ああ『古の森』のことか」

ナズナ「それも違うんです!」

ガルラル「ではなんだというのだ!」

イラついた声で問われます
明らかに怒気を纏っている声、非常に怖いです

しかしながら、どうにも説明が難しいです
どうにか分かりやすく伝えようと、ゆっくり丁寧に説明を試みました


ナズナ「―――みたいな世界なんです」

ガルラル「………と言われてもな、実際に見てみなければどうにも判断はできん」

ナズナ「じゃあ見てみてください!」

ガルラル「無理だな、この塗り替えを解けば必然的に私も消える」

ナズナ「えっ!それじゃあ……」

ガルラル「ある意味で私はこの『古の森』に囚われているな。ふふっ、術式を作った者はこれが狙いなのかもな。私に世界を覗かせないための術式」

ナズナ「うむむ……それじゃあ聞いただけで分かったことや思ったことはないですか?何でもいいんです、私も何もわかりませんから」

ガルラル「……では、魔法的な考え方でその世界を考えるならば。『そっくり同じ町』を作り出すのは『世界の創造』に等しい。小規模な世界創造を行ったか、大規模な『模倣塗装』を行ったかの二択。だが住民が一切消え失せていることを考えれば、『模倣世界創造』が最も近しいだろうな。いずれにせよ簡単なものではない、それこそ『神の所業』といえるだろう」

ナズナ「成程…ありがとうございます」

ガルラル「いや、つたない妄想だと頭の奥に留めておくぐらいにしておけ。予想ほど頼りにならないものはない」



世界創造
なんだか大袈裟なことになってしまいました
しかし、この魔法の事を考えればありえなくはないと思えてしまうのが怖いところです

ガルラルさんが居なければこんなこと思いつかなかったでしょう




他に何かしてほしいことはあるでしょうか?


1、思いつかない
2、自由安価

安価↓
※この書き込みから10分以内に安価指定が無い場合1の選択肢でそのまま続行

2.とりあえずパフパフしてくれ


>>534を無効。最安価


1、思いつかない
2、自由安価

安価↓
※この書き込みから5分以内に安価指定が無い場合1の選択肢でそのまま続行

>>535


>>537選択:2、ナズナの魔法の強化or最も有効なを聞く



ナズナ「あ、あの私の魔法って強化できたり…しませんか?」

おずおずとあの役に立たない丸っこい杖を渡す

ガルラル「………………」




コンマ判定
5以上でできる

潜在能力:2 -3
強さ:1     -2

直下コンマ


コンマ判定:6-3-2  出来ない


ガルラル「無理だな。主人自身の魔力が無いに等しい。魔法が使えているだけ十分だ、強化を施そうにも主人じゃあ使えん」

ナズナ「ガクッ……そ、それじゃあ有効な使い道とかは?」

ガルラル「ふむ……そうだな、寝所の前にでも陣を設置すればどうだ?夜這いぐらいは防げるだろう」

ナズナ「そ、そうですか………」


結論
特に有効な使い道は無い


ガルラル「身体能力が高いものが使えばそれなりに面白いことが出来るが。主人にそれは期待できそうもない」

ナズナ「うう…色々教えて下さりありがとうございました……」

ガルラル「礼には及ばない」




………他に何かしてほしいことはあるでしょうか?


1、思いつかない
2、自由安価

安価↓
※この書き込みから5分以内に安価指定が無い場合1の選択肢でそのまま続行


>>543選択:1



色々教えてもらいましたし、他には思いつきませんね


ガルラル「ん…と、そろそろ時間だ。直に世界が元に戻る」

ナズナ「わわわ!そうなんですね、色々教えていただきありがとうございました」

ガルラル「もう一度使いたいならちゃんと太陽の光に当てておけ。ではな、礼儀正しき可愛い主人」

『神智の契約書』が輝き始め、ガルラルさんと周りの風景を飲み込んでいきます
輝きが消えるころには、本を掘り当てた場所に戻っていました


ナズナ「………夢じゃ、ないんですよね」

智弘「恐らくな」

泥だらけの薄っぺらい本を抱きしめます
この本、何故こんなところにあるのかは不思議ですが出会えてよかった

ガルラルさん
キツイ態度ではありますが、丁寧に聞いたことに答えてくれました
無理やり従わせられているはずなのに癇癪を起こすことなく、無知な私を導いてくれました

あの人に出会えた、それだけでこの本を見つけられた幸運に感謝したいです


智弘「………星空さんが待ってる。早く行こう」

ナズナ「あ、あああのこけちゃいますよぅ…!」

私の手を掴み、強引に歩かされます

智弘「こけないように手を掴んでるんだ。もしこけても、俺が支える」

ナズナ「智弘くん…?」


なにかいつもとちょっぴり様子が違います
怒ってるような、そんな気がします

私が何かしてしまったんでしょうか?
いつも落ち着いてるのにこんな雰囲気の智弘くんは珍しいです

困惑しながらも、手を引かれるままに歩きました


今日の更新はここまでです


今回は主人公の大幅なパワーアップイベントです
これで一人で行動しても智弘くんを呼ばなくて済みますね

因みに選択肢の内容


1、誘惑の黒色(ハイリスク、ハイリターン)
創世の神『ヨル』様
リスクは怒られると何をされるか分からないこと
リターンは言わずもがな圧倒的な戦闘能力



2、導きの水色(ローリスク、ミドルリターン)
エルフの英雄『ガルラル』
リスクは惚れられるとメンドクサイこと
リターンは安定した戦闘能力と、豊富な魔法の知識




3、見聞の紫色(ハイリスク、ノーリターン)
記録の神『クァルゼブ』
リスクは常に傍に居ること、勝手に引っ込むこと
リターンは無し。ナズナちゃんたちに茶々を入れるだけです。でも仲良くなると……?




こんな感じでした

ガルラルとクァルゼブは今まで名前だけでていました(二つ目の物語を参照)
登場したことは無いので今回初登場のオリキャラと思っていただいて構いません

ヨル様は色々と伝説を作ったお方なので覚えている方もいると思います(三つ目の物語を参照)
個人的に一番動かしてみたかったですね



それでは、お付き合いいただきありがとうございました



『神智の契約書(テオソピア・コンタクト)』
創世の王『ジェランダル』が遊びで作った契約書類
死した英雄や、未曽有の化け物、生きた神人まであらゆる者の名が連ねられている
この契約書にて呼び出されたものに絶対の命令権を持つことが出来る
しかし、そのほとんどの契約書が破られており『ガルラル』しか呼ぶことが出来ない
更には特殊な術式が組み込まれている
『命の光』である太陽光を取り込み魔力に変換するため使用者への負担は一切ない

プロフィール公開


名前:ガルラル
性別:男性
種族:亜人(エルフ)、英霊
職業:魔法使い


環境:10  こことは違う異世界で生まれる
強さ:9   並の魔法使いでは扱いこなせない神代の魔法を使用できる 
生活:1   死んだ存在である彼に生活能力は必要ない
教養:10  魔法の始祖




死んでいるため年齢の概念は無い
肉体年齢は200歳ほどだが、見た目は人間でいう20代半ば
身長は188cm
美しい流れるような水色の長髪の美丈夫
性格は自信家であり、遠慮のない物言いをする
しかし多少惚れっぽい性格でもあり、褒め言葉に弱く乗せられやすい
自らの知識と知能に絶対の自信を持っている
生前、『神殺しの英雄』と呼ばれ多くの神々から疎まれていた
自らが創世の王に授けた知識と魔力によって作られた『神智の書』に縛られているため、授けたことを少し後悔している
趣味はモノを教えること
嫌いなものは探求心のない者と同族以外の人





能力


『エルフ』
金色の髪と金色の瞳を持つ
とがった耳が特徴的である
研鑽された知識を持ち、それを他の種族の漏らすようなことは無い
他民族を異常に嫌い、傲慢な性格の者が多い
非常に優れた魔力を持つ亜人でもあり、その中でも彼は別格である



『神代の魔法』
神話の時代に用いられた古の魔法
戦争の為の力であるため現代では禁じられている
というか彼にしか扱えない
もし扱える者が現れるならば彼の子孫くらいだろう



『魔法:エルフ』
現象を起こすエルフ族の魔法
戦闘にも使用できる
全ての属性(火、水、土、木、光、闇、無)に適した魔力を持ち
更には固有の属性『浄化』をもつ




『極光を宿す英雄の槍(エルビガンド・ライトレイ)』
嫁に作らせた対神兵器
槍という名称だが実際は弓のような形をしている




『神殺しの英雄』
彼が英雄と呼ばれる所以
後にも先にも神を殺した人は彼のみである


強さ:9(10に負けるわけではない)
相変わらずファンタジー異世界人は補正モリモリ



そろそろ再開です


少し予定より遅れたため、明日姉さんの家には皆が集まっていました

甲斐さんと明日姉さんと木間くんと李野さんと………



コンマ判定
5以上で九条冬子出席

昨日 +1

直下コンマ


コンマ判定:3+1  未出席



九条さんが居ません
多分お兄さんと一緒に行動をしているのでしょう


明日「これで全員なのかしら~?」

ナズナ「多分そうだと思います。九条さんはお兄さんと一緒だと思います」

明日「やっぱりそうなのかしらね~。それにしてもお二人さん遅かったんじゃない?」

ナズナ「あ、それは………」



『神智の契約書』について話しますか?

1、話す
2、話さない

安価↓


>>552選択:2、話さない


う~ん……こんなすごい物を拾ったなんて信じてもらえるでしょうか?
今は使えなくって説明も面倒ですし、知らせなくてもいいですかね


ナズナ「ちょ、ちょっと色々あって」

明日「なぁにぃ~?ボーイフレンドとくんずほぐれつしてたのかしら~ん?」

ナズナ「ち、違いますよ!ほら智弘くん、昨日みたいに進行してください!」

ねちっこい視線から逃れるために無理やり話をそらします


智弘「……では、皆に集まってもらったところでこれからすることを決めたいと思う」

甲斐「すること…か…。具体的には?」

智弘「それを今から皆で話し合うんだ。候補としては――――


1、元の世界に戻る方法の模索
2、この世界の探索
3、この現象の真相を確かめる


智弘「一先ずこんなところか、それで第一の方針を―――」



方針を決定してください


1、元の世界に戻る方法の模索
2、この世界の探索
3、この現象の真相を確かめる
4、自由安価

安価↓2


>>556連続所得なので最安価



1、元の世界に戻る方法の模索
2、この世界の探索
3、この現象の真相を確かめる
4、自由安価

安価↓

3


>>558選択:3、この現象の真相を確かめる



智弘「この『神隠し』の真相を確かめようと思う」

心「それを最優先の方針にする理由は?」

智弘「この『神隠し』の真相を明らかにすることで全てが解決する…と思っている。絶対にこの現象には理由があるはずだ、俺達がここに来た何かが。それを解き明かせばきっと帰れるはずだ」

心「……そうだな、オレもその方針に賛成だ。むやみやたらに歩き回るのは非効率的だし、それで帰れる方法を見つけたとしても次の被害者が絶対に出るだろう。だからこそこの『神隠し』の真相を解き明かすことに賛成だ」

智弘「他の意見は無いか?」


実樹「それに賛成です」
ソナタ「……賛成」
明日「うんうん、それでいいんじゃな~い」
ナズナ「私も賛成です」

皆が待ってましたとばかりに声をそろえて賛成の声をあげる

心「お前たちに主体性というものはないのか…」

実樹「皆お二人を頼りにしてるっとことですよー」


呆れたため息を吐く甲斐さんに、実樹くんが緩~い口調で私たちの総意を言ってくれます


智弘「うむうむ、スムーズに進行できて何よりだ。それではまず……」



これからすることを決定してください


1、お互いの情報交換
2、『神隠し』について知っていることを話す
3、この世界に来て思ったことを言い合う
4、自由安価


安価↓

1


>>561選択:1、お互いの情報交換



智弘「お互いの情報交換をしたいと思う。ここに来た時期とか、今までどう過ごしてきたかとかを話し合おう」

ナズナ「えっと、それじゃあ私から…。私は一昨日、下校中…午後5時くらいに突然何の前触れも無くここに来ました。それから直ぐに智弘くんと出会って、ずっと行動を共にしています。魔法は智弘くんに教えてもらいました」

とても簡潔で短いですが、本当にこれだけですから他に言いようがありません


智弘「俺はここに三日前に来た。確か…午後6時ころ、コンビニで夕食を買った帰りに神隠しにあった。前触れのようなものは無かったように思う、突然目の前に現れた化け物に抵抗しようとしたら魔法が使えた。その日一日は自分の家で過ごした。次の日…一昨日はずっと外を探索していた、その中で木間とナズナを見つけた。ナズナを見つけて以降はずっと一緒に行動している」

一見私と同じような感じですが、怪物に抵抗云々が異彩を放っています


実樹「僕は3日前ソナタさんとの学校帰り、午後6時くらいですかね。その時に神隠しにあいました。僕も前触れのようなものは感じませんでしたね。ソナタさんは放っておくとご飯も食べないような人なんで僕の家でずっと一緒に居ました。次の日、ソナタさんは絵が描きたいと自宅のアトリエに向かったので邪魔しないために外をぶらぶらしてました。その時に智弘さんと会いましたね。僕も化け物に襲われたとき自然と魔法が使えちゃいましたね~」

ソナタ「……だいたい実樹君が言ってくれた…。私は絵を描いてたらいつの間にか知らない絵筆を握ってて、それで書いた絵を地面に置いたら人形が出てきた……みたいな感じ…です」

ま、まさか木間くんも智弘くん方式で魔法を使えただなんて!
もしかして私だけ教えてもらったんでしょうか?

この紹介した4人は皆つい最近ここに来たようですね

他のお二人は……





情報判定
1ほど少ない、9ほど多い


直下コンマ:星空明日の情報判定
一週間 +2
性格   -3


↓2コンマ判定:甲斐心の情報判定
一週間 +2


コンマ判定:8-1  それなりの情報量

コンマ判定:9+2  かなりの情報量



明日「それじゃお姉さんの情報ね。私は一週間前かしら、それぐらいにここに来たわ。私ってば神隠しにあったと思われるときはずっと本読んでてね、いつか神隠しにあったか分からないのよ~。寝て起きたら電話は繋がらないわテレビはつかないわ実家に誰もいないわで大変だったのよ。私ってば怖くて引きこもってたんだけど、今から4日くらい前に興味本位で外に出てみたら変な怪物とバッタリ出会っちゃって必死で逃げてたの。その時に私を助けてくれたのが冬子ちゃんなの。その時冬子ちゃんの隣に居た黒いマフラーの男の人が居たわ、今思えばあれが冬子ちゃんのお兄さんなのかもしれないわね。変な本を大事そうに抱えてブツブツ言っててちょ~っと気味が悪かったけどね。その日に助けてもらったお礼に家に冬子ちゃんを招待したのが交流の始まりね。魔法は冬子ちゃんに教えてもらったわ」

さすがは明日姉さん、うっかりしてるというかなんというか
戦える魔法じゃない明日姉さんが九条さんと出会えたのは本当に幸運でした
黒いマフラーのお兄さん…この時期(9月)にマフラーをしているなんて珍しい人です。寒がりさんなんでしょうか?


心「最後はオレだな。オレは一週間前、下校中…午後6時半くらいに神隠しにあった。突然周りから人の気配が一切消えたのを怪しく思い、急いで家に帰った。家にも誰も居らず何かの冗談かと思ったものだ。その日の深夜まで周りに人の気配が一向にないまま名状況を見て、神隠しなんじゃないかと判断したな。次の日に目を覚ますと不思議なことに羽が生えていやがる。更には見知らぬ指輪をつけていてそれを外すと羽が消えた。このことから『羽をはやす指輪』と断定。その日は一日中飛ぶ練習をしていた。次の日、それなりに自由に飛べるようになって外に探索に出た。その時に上空から町に蠢く化け物の姿を確認した、そしてその化け物の親玉と思われる奴も見つけた。一匹だけ明らかに大きさが違う巨人のような怪物、その怪物の方に乗っている『男』を確認した。俺の予想だがあの怪物はその男の魔法なんだと思う。近づくのは怖くて詳細な姿は確認できていない。その日の夕方、怪しげな黒いマフラーの男に詰め寄られていた九条を確認し救出に向かった。だがそれは私の勘違いのようでその男は知り合いだと言っていた。御形と星空さんの情報が確かなら九条の兄なのだろう。その時も変な本を抱きしめていたな。その次の日、九条にある実験を試してみた。私の指輪を貸して指にはめてやると突然苦しみだしたんだ。どうやら魔法は他人に渡すことは出来ないらしい。少なくとも九条は私の指輪で翼を生やすことが出来なかった。その次の日からは特に目新しい情報は無い。今から三日前に新崎と御形と出会ったな。以上だ」


甲斐さんのお話はずいぶんたくさんの情報がありました
一番注目すべきは怪物の親玉についてです
今までは全く謎の存在でしたが、甲斐さんによれば親玉と一緒に居る男の人が居るそうです
それが本当だとしたら、その人は何者で何が目的なのでしょうか?

※非常に読みづらくてゴメンナサイ!!



智弘「一通り話し終えたな。皆の話の中で気になったことはあるか?」


なにについて掘り下げましょうか?


1、神隠しの時間
2、黒いマフラーの男
3、化け物について
4、自由安価

安価↓

2


>>568選択:2、黒いマフラーの男



ナズナ「黒いマフラーの男の人…それが九条さんのお兄さんなんですかね?」

心「恐らく…な」

ナズナ「どんな容姿でしたか?」

心「全体的に上から下まで真っ黒だった。髪も鬱陶しいぐらいに長くて片目だけ見えていたな」

明日「私も同じ感想よ~」

ナズナ「そして気になるのが二人とも仰っていた『変な本』を大事に抱えていたことですね」

明日「後生大事そうに持ってたわねぇ…。黒い革表紙で題名は分からなかったわ。あれブックカバーなのかしら~?」

心「その可能性も無いわけではない…な。しかし、いつも持ち歩いているようだな。アレが魔法なのだろうか…?」

ナズナ「おお!さすが甲斐さん鋭いです!私もそうなんじゃないかなって思ったんですよ!!」

明日「う~ん…色々気になることがあるから今度九条さんにここに呼んできてもらいましょうかね?」



会話選択

1、「それいいですね!」
2、「う~ん…そっとしておいてあげませんか?」

安価↓

1


>>570連続所得なので最安価



会話選択

1、「それいいですね!」
2、「う~ん…そっとしておいてあげませんか?」

安価↓

1!


>>572選択:1


ナズナ「それいいですね!私も会ってみたいですし」

明日「それじゃあ近いうちの方がいいわよね。冬子ちゃんの予定を聞いてみるわ」

ナズナ「ありがとうございます!明日姉さん」

明日「ふふ~ん。お安い御用よ」

心「ただ予定を聞くだけじゃないか…」


九条さんのお兄さん
明日姉さんは不気味な人だと言ってましたけど、それでも会ってみるのは楽しみです!



※イベント:黒いマフラーの男と面談の約束をしました



イベントの日
偶数で明日の夕方、奇数で明後日の夕方

直下コンマ


コンマ判定:88 ゾロ目

といってもボーナスは無く偶数で明日の夕方にイベントが決定しました


実樹「ふにゃ~ん……うう…ねむねむ…」

大きなあくびと共に、眠たそうに目を擦ります
その仕草はまさしくネコちゃんそのものです


智弘「ふむ、真剣に話し過ぎたな。疲れてしまっても仕方ない、今日はこれくらいにしておくか?」

ナズナ「ええと………」



1、もう少しだけ話す
2、今日はこれくらいにしておく

安価↓

1


>>578選択:1、もう少しだけ話す



ナズナ「あ、あともう少しだけ起きてて木間くん!」

実樹「ふにゃふにゃ……ふあい……」


とんでもなく眠そうですが、もう少しだけお話に付き合ってくれるそうです

なにについて話しましょうか?




1、神隠しの時間
2、化け物について
3、自由安価

安価↓


>581連続所得なので最安価


1、神隠しの時間
2、化け物について
3、自由安価

安価↓

3.超越神力について


>>583
情報交換した中で出た話題でお願いします


最安価


1、神隠しの時間
2、化け物について
3、自由安価

安価↓


>>585選択:2、化け物について



ナズナ「甲斐さんが言っていた化け物のお話って本当なんですか?」

心「ああ、俺の目がおかしくなったわけじゃない限りな。明らかに雰囲気が違う化け物と一緒に男が居たんだ」

ナズナ「う~ん…どんな姿かはわからないんですよね?」

心「そうだな。怖くて近づけなかった」

ナズナ「う~む、そんな怪物とバッタリ!…なんてことになったらどうしましょう…?」

心「私は逃げられる可能性があるが、御形じゃあ難しいかもしれないな」

ナズナ「たとえ走れたとしても腰を抜かしちゃう自信があります…」

心「しかし…アイツは誰なんだ…?」

ナズナ「何が目的なのか…何者なのか…いろいろ調べてみる価値はありそうですね」

心「どうする、危険を承知で調べてみるか?」

ナズナ「………」



1、調べてみる
2、怖いのでまだ止めておく

安価↓

2


>>587選択:2、怖いのでまだ止めておく



ナズナ「こ、怖いので後回しにしませんか?」

心「逃げられる魔法を持っているオレでさえ怖いんだ。戦えない御形なら尚更だ。無理をすることはない」

ナズナ「甲斐さん…!」

甲斐さんの久し振りに見た優しく頼りがいのある笑みの思わず見とれてしまいます
やっぱり……かっこいいなぁ…


心「だが肝に銘じておけ。いつバッタリ会うか分からない、一人で行動するときは細心の注意を払えよ」

ナズナ「はい!頑張りまっす!!」

心「…………まぁお前には新崎が常についているんだろうが」

ナズナ「何か言いました?」

心「いや、何でもない」


化け物の親玉
見てみたいという好奇心こそあれど触らぬ神に祟りなしです
もし出会ったら一目散に逃げましょう


※外出時のイベント判定でファンブルを出すと『怪物 tyreEX』と遭遇



智弘「そろそろお堅いお話はこれまでだ。さすがに俺も疲れた」

ナズナ「そうですね」

私もちょっと疲れました


明日「ちょっとお茶でも淹れてくるわ~」

心「さすがは年長者。気が利くな」

明日「えっへっへ、お安い御用ですぜ姐さん」

心「なにが姐さんだ…」

休憩用に明日姉さんがお茶を淹れてくれるようです
こういう疲れた時にはあったかいお茶ですよね


実樹「ふわ~わ~あ~……ふぅ……はっ!終わったんです!?」

ソナタ「……すぅ……すぅ……」

実樹「ああ!ソナタさんだけズルいですよ」

ソナタ「………寝てないよ……すぅ」


余りお話に加われなかったお二人は退屈でしたでしょうね
ちょっとくらい寝てしまっても仕方ありません
しかし、お二人とも仲が良くてなんだか微笑ましいです


お茶を飲みながら休憩です

誰かとお話ししでもしましょうか?



1、智弘くん
2、甲斐さん
3、明日姉さん
4、木間くん
5、ソナタちゃん
6、周りのお話に耳を傾ける

安価↓

2


>>592選択:甲斐さん



今日の更新はここまでです

途中半端じゃなく読みづらくってゴメンナサイ!!
しかも結構重要なところを……

どうにか工夫して読みやすくしないとなぁ


お付き合いいただきありがとうございました


う~ん…今更ながら魔法の強化の判定で何も+補正が無かったのは良くないですね
次にもう一度お願いした時は+補正がつくようにします

それともう一つ、『相棒モノバトルゲーム』以外はコンティニュー制限が無いのでどんな危険なことをしてもよかったりする

再開です


甲斐さんとどんなお話をしましょうか?


1、魔法の話
2、昨日の様子がおかしい話
3、自由安価

安価↓


>>596選択:2、昨日の様子がおかしい話


ダメだ、風邪ひいたせいか全然書けない…
ちょっと今日は更新お休みです

再開宣言したのにごめんなさい


久しぶりに乙がもらえてとっても嬉しいです
今日は昨日より幾分か調子がいいので頑張れると思います


それでは再開です


ナズナ「甲斐さん甲斐さん」

心「なんだ?」

ナズナ「甲斐さん昨日から様子が変じゃないですか?」

心「ん!?い、いやぁ?何の事だかわからないなぁ」

明らかな動揺
私なんかにバレバレな嘘を吐くなんてやっぱり変です


ナズナ「じ~…」

心「な、なんだ?オレは何ともないぞ。……心配してくれてありがとう、御形」

柔らかな微笑みと甘い声
様子が変と知っていなければ私はたちまち惚けてしまったでしょう

ナズナ「誤魔化しても分かりますよ。『心配してくれてありがとう』なんて他人を気遣う台詞、絶対に甲斐さんは言いません。甲斐さんなら…そうですねぇ…『余計な勘繰りを止めろ。鬱陶しい』と邪険にするはずです」

心「な!そ、そんなに酷くはないんじゃあないかなぁ御形?た、確かにオレに人を気遣う言葉は似合わないかもしれないが感謝位はするさ。ああする……うん、する筈」

ナズナ「甲斐さんも自信ないじゃないですか」

心「う、ううん…ちょっとらしくは無い…が!別に気にするなよ、何でもないから」


あはははははと乾いた笑いで誤魔化す甲斐さん
自分の発言に自信なさそうにするのも、自分の事をフォローしようとするところも実に変です

いい人を演じていたいんでしょうか?
珍しく怒りっぽくないですし

何でもないとは言っていますが、どうしましょう?



1、もっと探りを入れる
2、信じてこの話を打ち切る
3、別の話題を振る

安価↓

1


>>601選択:1、もっと探りを入れる


ナズナ「いいえ逃がしませんよ。なんとしてでも吐いてもらいます」

心「吐くようなものなど何もないぞ?」

ナズナ「先ほどからおかしい言動の数々を残しておいて何を言いやがりますか。甲斐さんなら『何も心配することなどない。オレの考えあっての事だ』くらいのカッコイイ誤魔化し方をしてくれるはずです!!」

心「カッコイイ誤魔化し方とは何だ!?何も誤魔化してなどいないと言っているだろう!」

どうやら本当に甲斐さんはこの微妙なキャラで押し通していきたいようです
ここまで来たら意地です。絶対に本性を露わにしてやります!!


心「さっきからおかしいとばかり。具体的な例が何も上がっていないじゃないか」

ナズナ「言動の数々が物語ってくれています!」

心「ぐっ…!それならばなぜオレがの様子がおかしいと思う?このオレを納得させられる理由を述べてみよ!!」

ナズナ「そ、それは……」

そうです、その一点が謎なんです
その理由が聞きたいんですよと言いたいですが、本人はおかしくないの一点張り

やっぱり推理するしかないんでしょうか

甲斐さんがおかしい理由……それは……



コンマ判定

1-3  やっぱり思いつかない
4-6  この世界に来たから?
7、8  演技をしていたい理由がある?
9、0  もしかして……

前回判定 -2

直下コンマ


コンマ判定:5-2  やっぱり思いつかない



ちょっとご飯休憩です


昨日の今日で何か発見があるわけでありません
どうにかしてキャラを押し通したいという気持ちは分かりましたが
なぜそうしているのかはさっぱり分かりません


心「どうした?言えないのか?」

ナズナ「う、うむむ……」

心「どうやらそのようだな。これでオレが正しいと証明されてしまったな。オレはおかしくないよなぁナズナちゃん?ん?」

ナズナ「うぐぐぐぐ…いつもの調子を若干取り戻してますが納得させられる意見が無い以上仕方ありませんね…」

心「ふぅ、また勝ってしまったな。人生の勝利者である『甲斐』とは常にこうでなければな」

はーっはっはっはと高笑いをする甲斐さん
私を言いくるめることが出来て気が緩んでいるのでしょう、私のよく知る甲斐さんがが出てきてます


ナズナ「……そっちの甲斐さんの方がカッコイイです」

心「はっ!……しまったつい」

ナズナ「どうしてそんなことをしているのかは分かりませんが、無理はしない方がいいと思いますよ?」

心「………なんのことかな?」


気が緩んだのは一瞬だけ
再びいい子ちゃんモードに戻ってしまいました

やっぱり無理をしています
なんのことかととぼけた甲斐さんの顔はどこか寂しそうでしたもの


智弘「ふぅ、さてそろそろ解散の時間だ。明日の予定はどうする?」

ナズナ「え~とそうですねぇ……」



1、明日も昼から集まる
2、明日は自由
3、自由安価
※明日の夕方から『黒いマフラーの男との邂逅』イベントがあります。何を選んでも夕方の行動は固定されます

安価↓


>>606選択:1、明日も昼から集まる


ナズナ「明日もお昼から集まりましょう」

明日「それなら明日、冬子ちゃんも呼んでみるわ。ついでにお兄さんを引っ張ってこれれば万々歳ね~」

ナズナ「ありがとう明日姉。色々気を回してもらって」

明日「ふふ~ん。年長者として当然の務めってわけよ」

ナズナ「それじゃあ皆も、明日のお昼に明日姉さんの家に集合してくださいね」


皆も反対は無いようで、各々が明日姉さんにお礼を言って家をあとにしました




イベント判定

1    ファンブル
2-4 異形の怪物
5-7 何もない
8、9  明日姉さんが追いかけてくる
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:7  何もない



甲斐さんに化け物の親玉の話をされてビクビクしながら帰りました
心配は杞憂だったようで、怪物にすら会うことなく家にたどり着きました


夕ご飯まで少し時間があります

それまで何をしましょうか?


1、誰かと話す(智弘orガルラル)
2、何かをする
3、本を干す
4、自由安価

安価↓

3


>>613選択:3、本を干す


確かガルラルさんが言うには太陽の光に当てておくべきなんでしたよね
そうと決まれば実行です

玄関の前に立てかけておくと、誰かに盗まれるかもしれないからやめろと智弘くんに怒られてしまいました
それは確かにと、盗まれる心配が極端に少ない洗濯物を干すベランダに放置してきました

夕方であんまり太陽パワーが届かないかもしれませんがやらないよりはきっとマシでしょう


※『神智の契約書』の魔力が回復しました。今日はあと2回使えます





夜ご飯を食べ終わり、自由時間です

何をしましょうか?



1、誰かと話す(智弘orガルラル)
2、夜のお散歩
3、自由安価

安価↓


>>616選択:2、夜のお散歩



ナズナ「お散歩行ってきま~す」

智弘「うーい…………ちょっと待てええええええええええ!!!!」

ナズナ「い、いきなりなんですかぁ!?」

智弘「それは此方のセリフだ!おま、お前なんといった?」

ナズナ「お散歩です」

智弘「いやいやいやいや危険だからやめよう。な?」

ナズナ「ふっふっふ、今の私にはこれがあります!」

これ見よがしに『神智の契約書』を見せつけます


智弘「だ、だが危ないことには変わりない。家で大人しくしていてくれ」

ナズナ「えー…だってテレビもラジオも無くって暇なんだもん!」

智弘「しかしだな…………いや、そうか。決めた、着いて行こう。これなら俺が不安に押しつぶされることは無い」

ナズナ「う~ん…」




会話選択

1、「偶には一人にしてください!」
2、「もう、心配性なんですから」

安価↓

1


>>618選択:1


ナズナ「偶には一人にしてください!」

智弘「だ、だが――」

ナズナ「智弘くんは私の保護者さんですか!?いつも一緒に居るんだからいいじゃないですか?」

智弘「寝る時までは一緒じゃないだろう?」

ナズナ「それって当たり前ですよね!?」

智弘「う~ん……だが、いや……う~ん。………そうだな、俺も気が回らなかった。しつこいまでのお節介を焼いてすまない」

ナズナ「分かってくれればいいんです。ちょっと過保護すぎますよ?」

智弘「でもな、俺はお前が何より大事で、だからこそ心配してるんだ。何かあったら大声で叫べよ。すぐに駆けつけるから」

ナズナ「……うん、ありがとう智弘くん。それじゃあ行ってくる」

そして私は元気に手を振り、家を飛び出しました


智弘「まさか、これが最後の会話になろうとは。まだ、だれも予想していなかった」

ナズナ「不吉なナレーションはやめて下さい!!」

智弘「ふはは。怖くなっただろう、すぐに帰ってくることだな」

ナズナ「タチの悪いいやがらせですね!?」


散歩中



イベント判定

1    ファンブル
2-4  怪しい視線
5    何もない
6-9  公園に人影
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:1  ファンブル
※はえーよ



ドシンドシン

体を震わせるほどの振動

ゆっくりとしっかりとしたテンポで響き続ける

完全に油断していました

今日の夕方ビクビクしていたじゃありませんか

どっちから来ているかは分かっています

でも

どうして体が動かないの?


ドシンドシン

足音がぱたりと止む
かすかな月明かりを遮る巨大な影が、私の背後に鎮座しています



「おやおや~いけませんね~。こ~んな時間に外を出歩いては。こわ~いお化けに食べられちゃいますよ~?」

粘着質な不快な声
私の恐怖を煽りたてるように言葉を発します
男の人の声、年齢は恐らく30代~40代前半
怪物が声を発しているわけじゃないのは確かです


???「怖くて声も出ませんか?いやはやそれではつまらない。可愛い悲鳴を聞かせておくれよ?」

巨大な影が、一歩私に近づきます

足音の振動で、一瞬体が浮いたような錯覚さえします

急いで、急いで何かしなければ――!



1、一目散に逃げる
2、『神智の契約書』を発動
3、助けを呼ぶ
4、魔法で応戦する

安価↓


>>625選択:2、『神智の契約書』を発動



今日の私は本当に幸運です
もし、今日この本を見つけていなければ
もし、今日の夕方本を日に当てていなければ

こうして立ち向かうことなんてできなかったでしょう


ナズナ「『神智の契約書』…起動!」

???「それがお嬢さんの魔法か!……いやぁ…素晴らしい!!やはり抵抗されなくては面白くとも何ともない!!」


そうして余裕でいられるのも今の内です!
さぁ―――

ナズナ「やっちゃってくださいガルラルさん!!」

ガルラル「我が主人、御用は何だ?」

ナズナ「あの化け物退治しちゃってください!英雄っぽいお仕事ですよ!!」

ガルラル「化け物?………ほうほう、確かに…な。仕事を果たそう主人よ」

???「これはなんだ?世界の書き換え?それとも土地を召喚したのか?はたまた幻術?何かわからんが実に面白いぞ!!」




※戦闘が開始されます


ガルラル
強さ:9

1-4 失敗
5-8 成功
9,0  クリティカル

のコンマ表を使用



能力



『エルフ』
耐久値が通常(12)の2倍
相手が魔法を使う場合、相手に-1の補正


『神代の魔法』
常に戦闘判定+2



『魔法:エルフ』
不利にならず、悪しき者が相手の場合成功時に判定+2



『極光を宿す英雄の槍(エルビガンド・ライトレイ)』
6ターン後に強制発動
2桁コンマを足し、それを2倍にした判定攻撃
7以上のゾロ目でも発動する



『神殺しの英雄』
神が相手の場合、1を0として扱う


怪物 typeEX

強さ:9

1    ファンブル
2-4 失敗小
5-8 成功
9,0  クリティカル

のコンマ表を使用する



能力


『怪物 typeEX』
耐久値が通常の3倍
戦闘判定+2


『目を覆う霧』
自力クリティカルで発動
相手の戦闘判定-3


『ガルラル』耐久値:24
『怪物 typeEX』耐久値:36




戦闘前判定

7以上で怪物の正体を見抜く
魔法 +2

直下コンマ


コンマ判定:2+2 節穴




直下コンマ:ガルラル戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2


↓2コンマ判定:怪物戦闘判定
怪物  +2


コンマ判定:0  クリティカル

コンマ判定:5+2 成功


10-7=3 クリティカルにより更に-3

36-6=30


『怪物』耐久値:30



という所で今日の更新はお終いです

チートキャラを久し振りに作ったせいか微妙に持て余しているという
近々調整していくと思います


お付き合いいただきありがとうございました


マイフェイバリットデッキは『純ライトロード』です(突然の告白)
フェリスたそ(*´д`*)ハァハァ
でも初手に来るのだけは勘弁してください


再開です


ガルラル「主人、杖を出せ」

ナズナ「えっ!?私も戦うんですか?」

ガルラル「違う。いい機会だからその杖の使い方というものを教えてやろう」

ナズナ「こんな杖で戦えるんですか!?」

ガルラル「いいから貸してみろ」

慌てて取り出した杖をガルラルさんに渡します


ガルラル「よく見ておけ」

ナズナ「よく見ろって……」

見えないんですけど
とまでいえず、私の声に耳を傾けることなく怪物に立ち向かうガルラルさん

ガルラル「そおら!よ!」

ゴルフのスイングの要領で杖の先で怪物の足を殴ります
すると、背中からもんどりうって倒れてしまいました


ナズナ「うええええ!?どんだけ怪力なんですか!?それともあの怪物は風船か何かですか!?」

ガルラル「これがこの杖の効果だろうが。使用者であるお前が驚いてどうする。陣を敷き罠としても使え、足を殴れば忽ち転倒させる。これほど鬱陶しい武器は無いぞ」

ナズナ「お、おお!」

あの杖がなんだか有能に見えます


魔法
『転ばぬ先の杖』
戦闘判定に勝つたびに相手のファンブル判定を広げる(最高二つまで)
低い数値からファンブルを増やす(例:1がファンブルの場合、2,3と広げていく)




直下コンマ:ガルラル戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
クリティカル +1


↓2コンマ判定:怪物戦闘判定
怪物  +2


コンマ判定:5+5 疑似クリティカル

コンマ判定:0  クリティカル



同コンマにより有利判定

6以上でガルラル有利
魔法:エルフ  +2

直下コンマ


コンマ判定:3+2  怪物有利


『目を覆う霧』発動


???「情けないぞ被験番号6。寝ていないでアレを使え」

男の命令に従うように怪物が重い体を起こします
立ち上がるとともに耳を劈く甲高い咆哮を発する。そして、その怪物の口から何かが溢れてきます


ガルラル「これは…!」

ナズナ「えっ!な、なんですかこれ?…どこに、居るんですか?ガルラルさ~ん!」

呼んでみても返事が返ってきません
おかしいです、さっきまで目に見える声の届く距離に居たというのに

突然辺りの雰囲気を何もつかめなくなってしまいました

まるで、何かに体を包まれているような奇妙な圧迫感
息をしているのに異常に呼吸が苦しい


ナズナ「なにがなんだかサッパリですけど、早く何とかしてくださ~い!!」



直下コンマ:ガルラル戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
目を覆う霧  -3


↓2コンマ判定:怪物戦闘判定
怪物  +2
クリティカル +1


↓3コンマ:知識判定
5以上で霧の正体を看破
魔法  +3


コンマ判定44  ゾロ目

コンマ判定:6+3

コンマ判定:5+2  看破



4-9=-5  ゾロ目により±2軽減

24-5+2=21


『ガルラル』耐久値:21

※突然ですが新ルール説明。戦闘のグダリ防止の為、ターン制限7を設定しています。7ターン経過で特殊コンマ判定で勝者が決まります。7ターンの間に勝った戦闘判定の回数が勝率となります

視点変更:ガルラル



ガルラル「………この霧は…」

咆哮と共にかの怪物が吐き出していたのは霧
それは瞬く間に辺り一帯を覆い包む闇と化した

気配遮断効果のある真っ黒の霧
一切の音が消え去っている、もはや感覚は何も頼りにならない

頼りになるのは、自らの知能のみ

ガルラル「このままでは主を先にやられる危険性がっ―――!」

強烈な横殴りの打撃
どうにか受け止められるレベルではあるが、この怪物には私が見えているようだ

ガルラル「……大体わかったぞ。この霧、この怪物の体その物だ……つまり、霧を晴らせばこの怪物自体にも甚大なダメージが入る。となれば……」


『アレ』を使うしかあるまい



直下コンマ:ガルラル戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
目を覆う霧  -3
正体看破  +2


↓2コンマ判定:怪物戦闘判定
怪物  +2


コンマ判定:3+6-2 成功

コンマ判定:3+2  成功


7-5=2

30-2=28


『怪物』耐久値:28



判定勝利数

ガルラル:3

怪物:2



ガルラル「あの怪物は殴ることしか出来ない筋肉達磨。そうと分かっているならば、対処は容易い」

再び迫りくる怪物の拳
しかし、その拳から体液が噴き出す


怪物「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

猛る雄叫びと共にガルラルを殴り続ける

ガルラル「無駄だというのに。そんなことも理解できないとは」

ガルラルを包む透明な球体
それは回転し続ける風の層
能動的に攻撃するのは難しいが殴る蹴るしか出来ないのならカウンターを狙うのみ


ガルラル「しかしっ!冗談じゃないパワーだ、好き放題やらせ続けると此方が持たない」

怪物は切り裂かれた拳から霧が溢れ出ようと殴り続ける

ガルラル「……脳無き霧の化生よ。お前にくれてやるにはちと勿体ないが拝ませてやる」



ガルラル「お前は、神をも射殺す極光の輝きを見たことがあるか?」




直下コンマ:ガルラル戦闘判定
神代の魔法 +2
魔法:エルフ +2
目を覆う霧  -3
正体看破  +2
2桁コンマを足して2倍にする


↓2コンマ判定:怪物戦闘判定
怪物  +2


コンマ判定:10の位7+4  1の位5+4  20×2 特殊判定

コンマ判定:6+2



40-8=32



28-32=-4



ガルラル勝利



その手に握られたのは愛しき妻の置き土産
魔力を増幅させる『槍』

自らの固有の魔力である『浄化』の光で弓を模る

ただそこに存在するだけで暗黒の霧を焼いていく

そして、その弓で『槍』を番える

       エルビガンド
ガルラル「『極光を宿す―――――――
                                   ライトレイ
                           ―――――英雄の槍』!!!」


真上を向けて放たれた『浄化』の炎は一瞬にして辺りの霧のみを焼き尽くした

『宵闇の霧』でできた怪物は塵に消えた


視点変更:御形ナズナ



ナズナ「ん?んんん?」

ガルラル「何をボヤッとしている主人。終わったぞ」

ナズナ「そ、そうなんですか?」


一瞬で感覚が途絶えた感覚が戻って来たかと思えば、終わったと告げられました


ナズナ「さっきまでの妙な感覚は何なんでしょう?」

ガルラル「アレは『宵闇の霧』という魔法でできた霧。あの怪物は霧そのものだった」

ナズナ「そ、そうなんですか。『宵闇の霧』ってなんです?」

ガルラル「それは―――!マズイ、時間だ」

ナズナ「え!ちょっと」

ガルラル「霧についてはいずれ説明してやろうさらばだ」

早口で別れを告げられます
というか怪物は倒したようですけど操っていた男は残っているじゃないですか!
それもなんとかしてくださいよ!!

そうは思うものの、契約書の輝きを止める事はできません

私と中年の男、二人だけがぽつんと残されてしまいました


ナズナ「…………」

男「…………」

ナズナ「えっと……」

どうしましょう?


1、会話を試みる
2、杖で殴りかかる
3、自由あn


男「実にいいショーを見せてもらったよ。僕は大変気分がいい。それではな、いずれまた会えることを楽しみにしているよ『ガルラル』さん?」

ナズナ「え、あちょっと!!」

どうしようかと考えていると、その決断よりも早く男が行動を起こします
男は言葉の余裕とは裏腹にかなりの速度で走って逃げていきました
最後の方はもはや聞こえませんでした

ナズナ「な、なんて逃げ足の速い中年…」


しかし、冷静に考えれば私ってすごいことをしたんじゃないでしょうか?
あの怪物の親玉を撃退したのです

私がしたわけじゃないけど私のお手柄といってもいい筈!!

ナズナ「ふふ~ん。帰って智弘くんに自慢してやろ~っと」

年甲斐も無く、転びそうになりつつもスキップで家に帰った


※三日目終了


状況判定

1-4で好きな数字を選択してください

安価↓2


>>663選択:1、御形ナズナと新崎智弘



数字の中身

1、御形ナズナと新崎智弘
2、黒いマフラーの男
3、中年の男
4、甲斐心



ナズナ「たっだいま~」

智弘「お帰り、ナズナ」

家に帰ると玄関で智弘くんが出迎えてくれました
もうすぐ帰って来ると察していたのか、ずっと待っていたのか分かりませんが帰ってすぐ返事が返ってきました

……智弘くんならどちらもあり得そうです


智弘「家に帰ったら直ぐに手洗いうがいだぞ」

ナズナ「は~い!」

智弘「なんだかテンションが高いな?随分機嫌が良さそうだが」

ナズナ「ふっふっふ、聞いて驚け!なんとなんと!怪物の親玉倒しました!!!」

わーいパチパチ~
セルフ効果音で気分を盛り上げます

なんだか今なら何をやってても恥ずかしくない!!
そんな錯覚に陥るほどの昂揚感です


智弘「おーすごいすごーい。さぁさっさと洗面台に行け」

ナズナ「あー!信じてませんね!」

智弘「誰が信じられるか。大体お前の魔法でどうやって――」

ナズナ「この契約書が目に入らぬか~!」

智弘「………そうだったな。………………え!本当に倒したのか!?」

ナズナ「だからそう言ってるじゃないですか~」

セルフ効果音と共にニブチンな智弘くんの脇腹を突っつきます


智弘「そ、それで…そのぉ……ああ!もう!何聞いていいか分からねえ!!」

ナズナ「しょうがないですね~このナズナさんが説明してあげます!」

智弘「くっ!微妙にイラつくその態度。……これはこれでアリだな」


新たな境地に目覚めた智弘くんに、さっき散歩中にあったことを話してあげました
怪物と出会ったところから、中年の男に逃げられたところまで説明します


ナズナ「―――てなわけです。残念ながら男には逃げられちゃいましたが」

智弘「……マジかよ」

ナズナ「マジっすよん!」

智弘「…………本当に怪物を従えた男が居るとは……。とにかく、明日皆に説明しよう」

ナズナ「はい!」

智弘「……………」

ナズナ「どうかしましたか?」


説明をし終わって納得してもらってからもなんだか表情が曇り気味です
こんなにハッピーな報告だというのに


智弘「……その怪物と対峙した時、ナズナは怖くなかったか?」

ナズナ「え?そりゃあ怖かったですけど、この本で何とかして見せる!って思いの方が強かったですね。って言ってもガルラルさんなら何とかしてくれるっていう丸投げの信頼なんですけどね。えへへ」

智弘「………そう、か」

ちょっとおどけてみたモノの、空気が変わるわけではありませんでした
寧ろ先より空気が重くなったような…


ナズナ「どうか…しました?」

智弘「………いいや、俺も頑張らないとなって」

ナズナ「ふふふ、謙遜しなくたって智弘くんはいっぱい頑張ってますよ。私なんかおんぶにだっこの状態です」

智弘「………………ああ」

褒めてあげたのにどこか返事も上の空
褒めた時に照れるわけでもなく冷めた言葉を返されたのは初めてです


ナズナ「智弘くん?」

智弘「…ん?ああいや、眠くなっただけだ。お休みナズナ。歯を磨いて寝ろよ?」

ナズナ「え、あ、はい」


そう言って智弘くんは部屋に帰っていきました
どうしたというでしょうか?

ナズナ「……変な智弘くん」

すっかり冷めてしまった興奮に寂しさを覚えながら、歯磨きをして寝間着に着替えベッドに潜り込みました

【リザルト】

名前:御形 ナズナ(ゴギョウ ナズナ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校三年生


環境:6   平凡でそれなりに恵まれている
強さ:1   とてもじゃないが戦えない。視覚を失っている
生活:4   常人と同じとまではいかないがそれなりに一人でできる
教養:5   一般常識とそれなりの教養がある




年齢は17歳
身長は150cm
普通の家庭で育った少女
ある日突然目が見えなくなる代わりに他の五感が異常に鋭敏になっている
臆病な性格で目を付けられたくないので目立たないように生活している
でも心の中では白馬の王子様的な存在を求めている
よく怪我をするので尖った物が苦手である
テレビやラジオの音を聞くのが好き
目が見えないためか、どうしても地面が気になり何でも落ちてるものを拾う癖がある






魔法



『転ばぬ先の杖(アテンション)』
全体的に丸みを帯びた奇妙な形の杖
杖の先で地面(床)に円を描くことが出来る
その円に足を踏み入れると転んでしまう
この円は3つ以上同時に存在させることが出来ない




『神智の契約書(テオソピア・コントラクト)』
創世の王『ジェランダル』が遊びで作った契約書類
死した英雄や、未曽有の化け物、生きた神人まであらゆる者の名が連ねられている
この契約書にて呼び出されたものに絶対の命令権を持つことが出来る
しかし、そのほとんどの契約書が破られており『ガルラル』しか呼ぶことが出来ない
更には特殊な術式が組み込まれている
『命の光』である太陽光を取り込み魔力に変換するため使用者への負担は一切ない

【知り合い】


新崎智弘『幼馴染、仲間』
魔法:『神智の槍』


甲斐心『仲間』
魔法:『熾天を模り目を覆う』


星空明日『仲間』
魔法:『思いよ届け』


九条冬子『仲間』
魔法:『赤と青』


木間実樹『仲間』
魔法:『凍える憧憬』


李野ソナタ『仲間』
魔法:『夢想妄想幻想人形』


ガルラル『従者』
魔法:『神智の契約書』


今回の戦闘で初めて導入してみました『フレーバー補正』
こいつこういう設定なのにこれに対処できないっておかしくね?
みたいな要望を叶えるためにつけてみました

いうなれば相性による補正のようなものです

しかし、バランス崩壊しかけるようなら無くすと思います
私の力量が問われている…!!

それと今回、耐久値が多い奴との戦闘による耐久値減少を忘れていました
次回からは7ターン以内に削りきれるであろう耐久値に変えます

しかし7ターンって思ったより短いですね
グダグダするよりはいいかもしれませんが



今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開です


夢判定
7以上で夢を見る

直下コンマ


コンマ判定:6  失敗





…きろ……お…あ…だ………

声が聞こえる

まだ、夢の中なのでしょうか

なんだか体が揺れるような奇妙な感覚です

おい……おーい

どんどん明瞭となっていく夢の声

ああ、いけません

私は禁忌『二度寝』に陥ろうとしている

これが発動してしまったら『なんでこんな時間なの!!』と絶叫と後悔に飲み込まれてしまいます

でも、でもっ!

逆らえないの!!

お休みなさい…私

いいんだな?本当にいいんだな?

夢の声が語り掛けてきます

はい、いいですよ

私は睡魔に逆らえず。そう返事をしてしまいました


「それじゃあ遠慮なく」

え?

「どうりゃあああああ!!起きろおおおお!!!」

ナズナ「うひゃああああああ!!」

私を包み込んでいた甘い誘惑をはぎ取られてしまいました
というかこの声――


ナズナ「夢じゃない!?」

智弘「おはようナズナ」

ナズナ「いきなり何するんですか!!」

智弘「お前がいいというからやったんだ。俺に非は無い」

ナズナ「いいだなんて………なんて………」

言いましたね、はっきりと
夢の中で言ったと思ってましたが、現実でも呟いていたとは
夢と現実の狭間に囚われていた報いですね


智弘「顔を洗って来いナズナ。朝食の用意はできているぞ」

ナズナ「あ、ありがとうございます。…そんなに私寝てました?」

智弘「ん?なんでだ?」

ナズナ「いえ、起こしに来るのも私が手伝う前に朝食の用意が終わっているのも初めてですから。私が寝過ぎてたのかなぁ~?と」

智弘「そんなことはない。いつも起きてくるだろう時間に起こしに来ただけだ」

ナズナ「そうなんですか」

それなら尚更理由が気になります
でも、一先ず頭をしゃっきりさせるため洗面台に向かいました
階段を降りるとき手を貸してやろうと言われ、手を取ってもらいましたが、手摺をいつも使うので却って歩きにくかったです


ナズナ「あ、いい匂い」

キッチンに着くと、色々なにおいが入り混じった素敵な香りが漂っています

智弘「ふっふっふ、そうだろうそうだろう。今日は豪華に作ったからな」

ナズナ「ありがとうございます。でも、トーストだけでも良かったんですよ?」

作ってくれて嬉しい気持ちはもちろんあります
ですが、こんなに食べきれないなぁというのも同時に本音でした


智弘「………俺は決めたんだ。いや、前々から決めていたが更なる決意が芽生えた」

ナズナ「は、はぁ」

智弘「ナズナに頼られていいのはこの『新崎智弘』ただ一人!!ナズナに頼られる特権をぽっと出のおっさん如きに取られるわけにはいかない!!」

ナズナ「お、おう…」

智弘「というわけでナズナ。もっと俺を頼ってもいいぞ!」

ナズナ「り、了解であります」

智弘「遠慮するな、幼馴染だろう?」

ナズナ「謎理論過ぎてついていけませんよ……」

何故だか異常に熱くなっている智弘くんについていけず目の前にあるパンを齧ります
………これは嫉妬でいいんでしょうか?

智弘くんは自分以外の人、というかガルラルさんに私が頼っているのが気に入らないようです
こういうと普通に嫉妬しているみたいなんですが


智弘「ほらナズナ、バターいるか?マーガリン派だったか?ジャムもあるぞ?果物片っ端から煮込んだ出来たてだぞ?温かいジャムというのもいいモノだ」

ナズナ「………」


なんというか、子ども扱いというか…………娘扱い?


智弘「う~ん、美味い。我ながらそこそこの腕前だな。ほら、ナズナも喰え」

ナズナ「………智弘くん」

智弘「なんだ!?」

ナズナ「………うざいです」

智弘「ぐっはぁ…!」

悲痛な嗚咽と共にがっくりとうなだれる智弘くん
これで少しは戻ってくれるといいんですが……



※新崎智弘の過保護レベルが上昇しました


それからも、異常なまでに世話を焼きたがる智弘くんから逃げてきました
現在は自室に鍵を閉めています


お昼から明日姉さんの家に行く予定です

それまで何をしていましょうか?



1、誰かと話す
2、何かをして過ごす
3、自由安価

安価↓

1


>>681選択:1


話す相手

1、新崎智弘
2、ガルラル

安価↓


>>683選択:2


魔力残量判定

1-3  0
4-6  1

7、8   2
9、0   3

戦闘 -2

直下コンマ


コンマ判定:5-2  残量なし



ナズナ「………あれ?」

神智の契約書が全く反応しません
そういえば昨日戦った後、外に出していませんでした
これって月の光でもいいんでしょうかね?

とにかく天日干ししないことには使えそうもありません

どうしましょうか?



1、天日干しする(朝の行動終了)
2、天日干ししている間に何かする

安価↓

2


>>687選択:2


ベランダの物干しざおに本を立て掛けました

さて、何をしましょうか?


1、誰かと話す
2、何かをして過ごす
3、自由安価

安価↓

1


>>689選択:1



ナズナ「………智弘く~ん」

智弘「どうしたナズナ!?」

ぼそりと呼んだだけなのに、弾ける笑顔で颯爽と此方に走ってきました


ナズナ「……いい加減元に戻りましたか?」

智弘「残念だが一度レベルが上がると元には戻れないのだ」

ナズナ「それじゃあ一生口ききません」

智弘「今ので下がった」

ナズナ「随分都合のいい設定ですね……まあいいです。ほどほどにして下さいね」

智弘「ああ勿論だ。何事もほどほどにな」

………本当に分かっているのでしょうか?


なんの話をしましょうか?


1、昨日の事
2、今日の事
3、自由安価

安価↓

1

3.一昨日の事

>>689って連続安価じゃね
あと>>692


>>692連続所得なので安価↓の>>693採用

選択:3一昨日の事



一昨日の事の何について話しましょうか



1、怪物について
2、自由安価

安価↓

1


>>694
>>689は私が気付かなかっただけなのでセーフです。次から気を付けます


>>696選択:1、怪物にはついて


ナズナ「一昨日の事なんですけど、女子トイレで出た怪物が居たじゃないですか」

智弘「ああ覚えているぞ」

ナズナ「どんな感じでした?」

智弘「ど、どんな感じかって…随分フワフワした質問だな。なんと答えてほしいんだ?」

ナズナ「昨日ガルラルさんが倒してくれた怪物なんですが、『宵闇の霧』とかいう霧で出来た怪物なんだそうです。全部の怪物がそうなのかなぁって」

智弘「『宵闇の霧』というのはなんだ?」

ナズナ「何か聞きそびれちゃいましたけど、感覚を遮断する霧というか煙というかそんな感じです」

智弘「……ふむ、一昨日の怪物は体がはじけ飛んだら霧散したから霧で出来ていたのかもしれんな。だが俺は、霧というより『泥』のようだったと思う」

ナズナ「『泥』…ですか」

智弘「ああ、少しその一昨日の怪物の体に触れた時感じたのは『寒気』だった。『強烈な嫌悪感』、『吐き出したくなるような不安』、そのようなものを感じる泥だった。あ、あとすげえ臭かった」

ナズナ「そうなんですか……」

最後の一言がちょっと余計ですが、話を聞く限り全く違う体質のようです



ナズナ「あの怪物。何で出来ているんでしょうね?」

智弘「逃げて行ったとかいう男の魔法じゃないのか?」

ナズナ「もしそうだったとして、どんな魔法なんでしょう?私はその『宵闇の霧』っていう霧の魔法で怪物を増やしていたのかと思ってましたけどそうじゃないようですし」

智弘「…成程、確かにそうか。怪物を産み出しているのは間違い何のだろうか」

ナズナ「多分そうだと思います。『被験番号』とかいう数字で個体を区別していたようですし」

智弘「………『被験番号』…か。妙な呼び方だな……」

ナズナ「あの中年すっごく変な人だったんで鵜呑みにして深く考えすぎなくてもいいような気もしますけどね」

智弘「そ、そうか。……なんにせよ、その中年をひっとらえるかガルラルに聞くぐらいしか俺達には分かりそうもないな」

ナズナ「……そうですね」


霧の怪物、泥の怪物
恐らくどちらも魔法で出来た体だと思われます
あの中年男、一体どんな魔法を使っているのでしょうか?

取り逃がしたのは実に惜しかったですね…




予定通り明日姉さんの家に向かいます



イベント判定
1    ファンブル
2-5 何もない
6-8 誰かと会う
9    足元が気になる
0    ???


直下コンマ


コンマ判定:7  誰かと会う


誰と出会った?


1-4  木間&李野
5-8  甲斐心
9     九条&黒いマフラーの男
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:88  ゾロ目
※出やがったなコノヤロウ!!!ゾロ目っていうか88が多くね!?



さらに判定


1    黒いマフラーの男
2-4 中年の男with大量の怪物
5-8 自由安価
9、0  壮年の神父

直下コンマ    


コンマ判定:4  中年の男with大量の怪物


ちょっと早いですが今日はここまでです

いやなんかマジでイベントコンマの調子がよくってこれがデフォと勘違いしそうです

お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開です


智弘「…ッ!!」

明日姉さんの家に向かう道中
突然智弘くんが私の口をふさぎ、民家の壁に押し付けられます

ナズナ「ん!ぐむぐう!!」

智弘「静かに」

ナズナ「な、何事ですか?」

小声で私に声をかける智弘くんはかなり真剣な雰囲気です


智弘「………怪物が居る」

ナズナ「そ、そうですか。この前みたいにやっつけないんですか?」

智弘「数が半端じゃないんだ。十じゃ足りないぐらいいる。それにだ、男がその怪物たちに囲まれてる」

ナズナ「ええ!助けてあげなくっていいんですか?」

智弘「様子がおかしいんだ。囲まれてはいるが、『集めている』ように見えるんだ」

ナズナ「……!その男の容姿は?」

智弘「ん~とだな……黄ばんでよれたスーツにぼさぼさの白髪交じりの髪、年齢は40?くらいのおっさんだ」

ナズナ「…………昨日取り逃がした怪物を指揮していた男かもしれません」


恐らくそうだという確信はある
だけれど、直に声でも聞かなければ確信は持てません
こういう時に見えるということの有り難さと今の状態の歯がゆさを感じてしまいます


智弘「取り敢えず様子を観察しよう」

ナズナ「そうですね」

暫く、怪物に囲まれた男の観察をします
私は耳を澄ませてみますが、蠢く怪物の音の所為で集中できず男の様子がうまくつかめません


ナズナ「……男は何をしていますか?」

智弘「怪物に何かを語り掛けている」

ナズナ「内容は?」

智弘「こう遠くては聞こえないな。身振り手振りが大袈裟なおかげで何をしているかは掴めるが。ナズナは聞こえないか?」

ナズナ「…ごめんなさい、私も分かりません」

智弘「…そうか。………どうする?恐らく今はチャンスだ、ナズナが親玉怪物を倒して護衛が居ない。居るのは俺でも軽く屠れる弱い怪物」

ナズナ「でも、かなりの数です」

智弘「そうだ。一匹なら大したことないがこう数が多くては苦戦は必須だろう。さぁ、どうする?判断はお前に任せる」

ナズナ「…………」



1、ここで捕える
2、誰かを呼んでくる
3、見逃す
4、自由安価

安価↓
※十分以内に安価指定が無い場合、または安価所得レスのコンマが3以下で中年の男に見つかる。


>>713選択:2、誰かを呼んでくる
※コンマ判定:8  気づかれない



ナズナ「…数には数です。誰か呼んできましょう」

智弘「分かった。それじゃあその間、俺がここに残ろう」

ナズナ「い、いいんですか?」

智弘「元よりそのつもりだっただろう?」

ナズナ「うっ…。は、はい。ごめんなさい、酷いこと言ってますよね…」

智弘「ははは、俺に遠慮するな。ナズナが危険な目に会うよりもずっといい。さぁ、早く行ってきてくれ」

ナズナ「必ずすぐに戻ってきます!」


そうして私は少し遠回りをしながら……


1、甲斐さんを探した
2、明日姉さんの家に向かった
3、木間君を探した

安価↓

2


>>716選択:2


明日姉さんの家に向かいます
明日姉さん自体は戦えませんが、きっと仲間の誰かが居るはずです
その可能性に掛けて………




必要ターン判定
明日姉さんの家に着くまでのターン数

1    4ターン
2-4 3ターン
5-9 2ターン
0    1ターン

身体障害 -2

直下コンマ


コンマ判定:5-2  3ターン


視点変更:新崎智弘



さぁて、格好良くここは任せろって言っちゃったけどどうする?
このままじっとしていてもいいが、それじゃあナズナでもできる
俺が残ったことに意味のある行動か……


どうするべきか……



1、このまま見守る
2、助けに来たと装い近づく
3、寧ろ先手必勝で蹴散らす
4、自由安価

安価↓


>>721選択:1、このまま見守る


……リスクを無理に背負う必要はないか
折角ナズナが援軍を呼んできてくれているんだしな

こうして大人しく見守っているとしようか……




コンマ判定
5以下で見つかる

直下コンマ


コンマ判定:6  見つからない
※1ターン経過



しかし、こうしてみると気持ち悪いなこの怪物
おっさんも何時まで演説してるんだろう?

大袈裟な身振り手振りで何かを叫んでいる中年の男

それに耳を傾けている?怪物ども

怪物はほとんど泥状のアイツら

このまま見守り続けて魔法の正体でもわかればいいが……



コンマ判定
6以下で見つかる

直下コンマ


コンマ判定:1  ファンブル


「不審者を発見」

智弘「ッ!あっぶね!!」

突然背後に現れた刀を持つ人影
容赦なく首を狙ってきた

間一髪のところで何とか避けることはできた

声は男の声だったように思う
一体何者だ?

そう思い姿を確認するため振り向く

そこには黒い泥で化粧を施されたかのような肌の人型の怪物
ギョロリとした二つの眼が一際目立って見える


智弘「人型の怪物なんていたのか…!」

中年の男「おや、おやおやおやおや。偉いぞ被験番号7番くん。そのまま生け捕りにしてもらえるか」

人型の怪物「了解」


ばれたのか、当然か
それならば―――

智弘「応戦するしかないな!!『神智の槍』!!」


槍を取り出し身構えた



※戦闘が開始されます


新崎智弘
強さ:7

1    ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0    クリティカル

のコンマ表使用



能力



『神智の槍』
戦闘補正+1
不利補正がつかない
有利時、更に+1
戦闘開始時と自力クリティカル時にコンマ/3の強制ダメージ


『???』
精神干渉能力を受け付けない


人型の怪物
強さ:8

1    ファンブル
2-4 失敗
5-8 成功
9   成功大
0   クリティカル

のコンマ表を使用



能力



『目を惹く輝き』
戦闘補正+1
成功以上で+2
クリティカルでその時の相手の戦闘判定-3


新崎智弘耐久値:12

人型の怪物耐久値:12





中年の男「青少年よ、本当に戦う気かね?もしや周りが見えないのかな?これほどの物量をどうするというのかね?」

智弘「………こうする!!」




戦闘開始前の先制攻撃
直下コンマ2桁の数が残りの怪物の数、その数値分人型の怪物の耐久値が上昇

直下コンマ


コンマ判定:52 


人型の怪物耐久値:64



智弘「解放しろ…『神智の槍』!!」

魔力解放の余波による衝撃波
それにより、いくらかは消し飛ばしたが…


智弘「……気休め程度にしかならないか。『空』を指定」

槍の穂に風を纏わせる


智弘「………早く来てくれよ、ナズナ」



直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1
数的不利 -2


↓2コンマ:人型の怪物戦闘判定
目を惹く輝き  +1
数的有利    +1



コンマ判定:7-1  成功

コンマ判定:2+2  失敗


6-4=2  失敗により更に-1

64-2-1=61



『怪物』耐久値:61

※2ターン経過


智弘「くっそわらわらと…!」

明らかに危険そうな人型の怪物に意識を集中しようとも、どんどん泥状の怪物が迫ってくる
足の踏み場を無くさないように移動しながら怪物を振り払う


人型の怪物「排除」

中年の男「あ、こら!7番くん!それ味方!!」

人型の怪物「障害を排除」

中年の男「ああくそ!まぁいい…チッ……後で量産しなくては……」


どうやらあの人型、思考能力は鈍い様だ
数で押すのにチームワークが無いのは有り難い

上手くいけば凌ぎ切れるか?




直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1
数的不利 -2


↓2コンマ:人型の怪物戦闘判定
目を惹く輝き  +1
数的有利    +1


コンマ判定:2-1  ファンブル

コンマ判定:2+2  失敗


お互い失敗により耐久値変動は無し


ファンブルにより状況不利


※3ターン経過



智弘「ん!しまっ―――!!」

後退しようと飛んだ先の泥を踏みつける
そのままバランスを崩し尻餅をついてしまう


腕に泥が絡みつく
足が泥に沈む


智弘「気持ち悪いんだよッ!!!」

無理に腕を振ろうとするが上がらない
この泥、予想以上に重たい

なんとか立ち上がらなくては!

この危機的状況で唯一の幸運は


人型の怪物「――!?―――!?……排除」

あの怪物も、泥を踏んで前に進めていないという点だ

抜け出すためには……これしかないか


智弘「指定解除!!」

槍に纏っていた風が弾け飛び腕が自由となる

智弘「よいっしょ!っと」

その隙を逃さず、槍を杖代わりに体を泥から引き抜く

相手も手間取っているうちに体勢を立て直さなくては……


※3ターン経過によりイベント発生


視点変更:御形ナズナ


ナズナ「はぁはぁはぁ……」

やっとつきました
ですが、休んでなんかいられません
インターホンを連打し明日姉さんを呼び出します


明日「うるさいうるさいうるさーい!!何なのナズナちゃん!?」

すぐさま明日姉さんが飛び出してきました

ナズナ「他の人たちは?」

明日「え?」

ナズナ「他の皆は来ていませんか!説明はすぐしますから!!」

明日「え、ああええっと……」





コンマ判定5以上で来ている


直下コンマ:木間実樹&李野ソナタ

↓2コンマ:甲斐心

↓3コンマ:九条冬子


コンマ判定:5  来ている

コンマ判定:2  まだ来ていない

コンマ判定:1  まだ来ていない



明日「実樹くんとソナタちゃんなら来てるわよ」

ナズナ「本当ですか!?今すぐ呼んで来てください!」

明日「ちょっ~と待ちなさいよ、お姉ちゃんになんで命令口調なの?」

ナズナ「う…ご、ごめんなさい。でも、急がないと……」

明日「説明要求!」

ナズナ「ええっとですね~………簡単に言えば智弘くんが今怪物に囲まれているんです!だから人を呼びに来たんです」

明日「それを先に言いなさいよ!!わかった、すぐ呼んでくる!!」


微妙に違いますがだいたい合っています

待っててくださいね…智弘くん!




到着時間

1-3  3ターン
4-8  2ターン
9,0  1ターン

直下コンマ    


コンマ判定:8  2ターン


視点変更:新崎智弘


神智の槍に新しく纏わせる指定物は……



コンマ判定
偶数で『空』、奇数で『大地』。ゾロ目で『??』

直下コンマ


コンマ判定:66  ゾロ目
※コンマ神優秀すぎィ!!



………出来るのか本当に?
いや、やってみなくては分からんか

智弘「………指定するのは『泥』。」

俺の想いに呼応して、泥の怪物をその穂に吸収していく


中年の男「な、なんだと!!」

智弘「ふむ、存外何でもできるものだな」

中年の男「く、くそお!何なんだ昨日といい今日といい!」

智弘「さて、第2ラウンドといこうか!」



※泥の怪物が半分減少。数的不利消滅。『怪物』耐久値:30





直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1


↓2コンマ:人型の怪物戦闘判定
目を惹く輝き  +1
数的有利    +1


コンマ判定:1  ファンブル

コンマ判定:44  ゾロ目


1-4=-3   ファンブルとゾロ目により更に-7

12-3-7=2


新崎智弘耐久値:2

新崎智弘、負傷

あれ
5未満のぞろ目ってマイナス補正じゃなかったっけ
間違ってたらごめん


人型の怪物と対峙する
漸く一体1といってもいい状況にまで持ち込めた

さて、どう動いて来る?
今までの動きを見る限りいい動きとは思わなかったが…


中年の男「7番くん!魔法の使用を許可する!!」

人型の怪物「了解です……マスター」


魔法といったか?
どういうことだ、この怪物はこのおっさんが作ったんじゃないのか?

考えている暇はないか
多分何か来る!


人型の怪物「………その『目を奪う』…!」

人型の怪物がその手に持つ剣を掲げた

智弘「なにを?……ッ!ぐ!!」

その剣が発光する
目晦ましか!?

そう気づいたときにはもう―――


人型の怪物「………貰った」

俺の左腕は吹き飛んでいた




直下コンマ:新崎智弘戦闘判定
神智の槍 +1
負傷  -2


↓2コンマ:人型の怪物戦闘判定
目を惹く輝き  +1
数的有利    +1

>>753
結構昔にゾロ目はすべてプラスの補正に変わりました。多分4スレ目かな?
11だけダブルファンブルで悪い方向へと補正がかかります



コンマ判定:1  ファンブル

コンマ判定:6+2 成功 成功以上により更に+2


1-8-2=-9  ファンブルにより更に-3


2-9-3=-11



新崎智弘、敗北


※敗北によりイベント発生





血だ

血が溢れている

何時振りに見たか?

多分そうだ……5年前、中学生の時以来か

左腕が無い

不思議な感覚だ

痛みが走ったが、もう痛くない

体全身をしびれが襲う



頭に浮かぶ

死だ

頭に浮かぶ

死ぬんだ

頭に浮かぶ



この血の量、放っておいても助からない

そっか……俺、死ぬんだ

ナズナを置いて?

俺が?

アイツを…一人にするのか?

アイツを…………ナズナを置いて死んでしまうのか?






ドクン―――――――






心臓が高鳴る音を感じる

思わず頬が引きつる

笑いがこみ上げてくる

そうだ、そうだ、そうだった

俺はいつもこういう時は――――


                         ――――――笑っていたんだった


これだこれだこれだこれだこれだこれだこれだこれだこれだ!!

この瞬間をいつも俺は心の底から待ち望んでいたんだ!!!!

血が溢れ、頭が朦朧とし、全身に寒気が走る

この限界ギリギリの『死』だけが――――


                           ――――――俺が生きていると教えてくれている!!



智弘「アハハハハハハハははははhハハハはは!!!!!」


力が湧いてくる

今なら俺は何でもできる


中年の男「なんだこの男は?痛みで気が狂ったか?」

智弘「もおおおおおおおおおおおっっっとだ!!!もっと俺に生きていると教えてくれ!!!!」

人型の怪物「……排除!」


怪物の振るう刀が俺の体を貫く

熱い血潮がどくどく零れる


智弘「あはぁ…!勿体ない勿体ない…!!もっと……もっと…!!!」

右腕を伸ばす

指先が怪物の眼球に触れる

そこで、俺は意識を手放した


※2ターン経過、御形ナズナ到着



ナズナ「今…来ましたよ?………智弘くん?」

私は確かに智弘くんと別れた場所に来ました
辺り一帯は泥に濡れて異常な雰囲気を纏っています

泥だらけの場所で、泥が無い場所がある

その中心で、片腕があらぬところに行ってしまった体の智弘くんが倒れていました


明日「い、え?あ、う、嘘…よね?」

実樹「智弘さん!!」

ソナタ「…………っ!」

ナズナ「智弘くん…!」


辺りに漂う生臭い匂い
新鮮な、血の匂い

この匂いはきっと………智弘くんの………


コンマ判定
5以上でまだ中年男が居る

異常な光景  -3

直下コンマ


コンマ判定:5-3  居ない



中年の男の姿がありません

辺りの泥は泥の怪物の残骸だと思われます

えっと、えっと……まず何をしなきゃいけないんでしょうか?

よたよたと近づきます

近寄るほどによく分かる

吐き気を催すほどの濃厚な血の匂い

理解を脳が拒否する

どこかで頭をよぎることはあっても決して認めない

いつの間にか私は小走りで智弘くんの傍に来ていました

私は智弘くんの顔に触れました

酷く強張っている

そして、まだ…温かかった


ナズナ「智弘くん。ナズナです。起きてくださいよぅ…遅くなったことは…謝りますからぁ…!」

一縷の希望に縋るように、声を掛けました



コンマ判定
5以上で???
死    -3
??? +1

直下コンマ




コンマ判定:7-2  



智弘「ナ…ズナ……」

ナズナ「え?」

い、今……幻聴じゃ……


智弘「ナズナ……」

ナズナ「智弘くんっ!!」

確かにはっきりとそう口にします


智弘「ナズナ………」

ナズナ「なんですか!?あ、いやこれ以上喋らないで下さい!!あれ?でも意識を保つために喋って下さいとも言うような……ええっと…ええとお…!」

いきなりの連続で頭がパニック寸前です


智弘「俺は………生きて…いるだろうか?」

ナズナ「え?え?た、多分?」

智弘「……………はぁ………よか……た…」

ナズナ「智弘くん!?智弘くん!!」


薄らと開いていた目は再び閉じられました


ここまでの怪我を負って、大きな血だまりを作るほどの出血をしていながら

智弘くんは生きている

でも、これから1秒先には死んでいるかもしれない

それぐらい危機的状況には違いありません

私に医療の知識は無い、どうすれば…どうすれば…!!



自由安価↓1

神智の契約書を使う


>>770選択:神智の契約書を使う


そ、そうだガルラルさんなら

ナズナ「『神智の契約書』!!」



魔力残量

1    ない
2-5 1
6-9 2
0   3

直下コンマ


コンマ判定:66 ゾロ目



ゾロ目によりイベント選択


1、そのまま神智の契約書を発動
2、通りすがりの黒いマフラーの男
3、甲斐心が駆けつける


安価↓
※どれを選んでも良い方向イベントです

2


>>774連続所得なので最安価



1、そのまま神智の契約書を発動
2、通りすがりの黒いマフラーの男
3、甲斐心が駆けつける


安価↓

2


>>776選択:2、通りすがりの黒いマフラーの男



今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


そろそろ再開です


「…目を開いたか」

ナズナ「えっ!」

神智の契約書を使おうとした正にその時、突然後ろから声を掛けられました
声は男の人の声です

ナズナ「だ、誰ですか!?」

謎の男「…………………」

男は何も答えません



好感度判定
1ほど無関心、9ほど???

??? +2

直下コンマ


コンマ判定:9+2  興味津々



謎の男「…良い目をしているな」

ナズナ「へ?あ、あう…そ、その……」

突然変なことを言い出したかと思えば手を握られてしまいました
ただでさえパニックな頭がパンク寸前です


謎の男「……名前を教えてはくれないか?」

ナズナ「ご、御形ナズナです」

謎の男「ナズナ…ナズナ。……ああ、覚えた」

ナズナ「貴方は誰ですか?そ、それと…て、手を放して……」

冬子「兄さん!!何してるの!!」


息を切らしたご様子で此方に来る九条さん
というか今、兄さんって…それってつまり……


冬子「大丈夫ですか御形先ぱ……え、これ…は……」

ナズナ「あ、あう……ええっと……」

なんだかどんどんややこしい状況に……
一先ず一大事の智弘くんの惨状を九条さんに伝えます


冬子「生きているんですか!?」

ナズナ「た、多分。でもいつ死んでもおかしくないとは思います。だからどうにかしようと…」

冬子「良かった……それならまだなんとかなる」

ナズナ「ほ、本当ですか!?やっぱり悪魔の力でですか!?」

冬子「あ、いえ私じゃなくってですね……兄さん、お願いできますか?」

九条兄「………何故その男の為に身を犠牲にしなくてはならない」

冬子「兄さんにしかどうにかできないんです。妹からのお願いです、お願いします。」

ナズナ「あの、よく分かりませんが私からも…宜しくお願いします!!どうか…どうか智弘くんを助けてください!!」


藁にも縋る思いで地に額をこすりつける


一つ、小さなため息を吐いた

ゆっくりとした足取りで智弘くんの前に立つ九条さんのお兄さん


九条兄「………『堕天の契約書』を使用する。現れろ『エオルブ』」

エオルブ「はいは~い。お呼びですかマスター?」

なよっとした口調の野太い男の声が聞こえる


冬子「兄さんの魔法は数多の悪魔との契約書です。『エオルブ』とは悪魔の名前です」

九条さんが小声で説明してくれます


エオルブ「またお怪我ですか~…ってあら、お怪我してないじゃない」

九条兄「……治療対象は目の前に転がっている男だ」

エオルブ「ふむふむ……うほっ良い死体!ってあたし死者蘇生まではちょっと…」

九条兄「生きている」

エオルブ「あらホント!?ならいいけど、それで支払う代償は?」

九条兄「俺の腕一本持っていけ。足りんならもう一本持って行ってもいい」

エオルブ「それもいいけど~……『時間』を頂ける?」

九条兄「ダメだ。分かったら俺の腕を持っていけ」

エオルブ「はいはい分かりましたよ~っと………ぱくりんちょ!!」


セルフ効果音と共に九条さんのお兄さんの腕を喰らいます
両腕に喰らい付き、手に持っていた契約書を落としてしまいます


九条兄「……冬子、すまないが暫く持っていてくれ」

無言で冬子さんは契約書を拾い上げます


ナズナ「お、お兄さん腕食べられちゃっても大丈夫なんですか?」

冬子「ああはい、全然」

そ、そんなに軽い返しでいいんですか?
小声で会話していると、智弘くんの体に変化が表れていきます


九条兄「エオルブ、さっさと直してやれ」

エオルブ「はいは~い」


エオルブと呼ばれた悪魔が智弘くんの体に触れた途端、体が再生していきます


ナズナ「す、すごい……」

冬子「契約した悪魔は、何かを代償に捧げ願い事を叶えてくれるんです」

ナズナ「そうなんですか………」


とっても便利、と一瞬思いましたが腕を丸々2本代償に捧げたんです
妹のお願いの為に普通ここまでしてくれるでしょうか?
しかも見ず知らずの他人の命の為にです


エオルブ「うん、バッチシよ。暫く寝たきりでしょうけど」

九条兄「そうか。では次の願いだ、俺の足2本を代償とする。俺の体を治せ」

エオルブ「はいはい…またそれね。なんだかあたし良いように使われ過ぎじゃない?代償なんてあっても無いようなものじゃない…」

九条兄「契約に従え。代償は足でいいな?」

エオルブ「う~ん…ダメ~!時間を下さる?」

九条兄「チッ…足元を見やがって。……5時間だけだぞ」

エオルブ「一日」

九条兄「ふざけるな!……十時間だ」

エオルブ「契約成立ね。しっかりと楽しませてもらうわよ」

九条兄「妹には絶対に手を出すな。……それと御形ナズナにもだ」

エオルブ「元より女になんて興味ないわよ~っと」


エオルブと呼ばれた悪魔が九条さんのお兄さんの体に飲み込まれていきます
その過程で、失われた腕も戻っていきました


冬子「言った通り、全然大丈夫でしたよね?」

ナズナ「そ、そうですね……」

……なんというマッチポンプ
この契約、実はお兄さんは何一つ損をしないようにできてるんじゃないでしょうか?


冬子「ほら、御形先輩。もう新崎先輩は大丈夫ですよ」

ナズナ「あ、ああそうだった!!」

先ほどから予想外の衝撃的なことが起きすぎて、一瞬智弘くんの事を忘れていました
ごめんなさい智弘くん

智弘くんの体を触る

温かい

力強い心の鼓動も聞こえます
失っていた腕も元通りです


よかった…本当に良かったです……


ナズナ「ありがとうございます!九条さんのお兄さん!」

九条兄「あらいいのよ~お礼なんて。この男生粋のクズだし」

ナズナ「……………」


ん?

いま、何かおかしかったような


ナズナ「…………あ、あの九条さんのお兄さんですよね?」

九条兄「そうよ~。体はね」

ナズナ「あの九条さんこれはどういう?」

冬子「ああ、時間を代償に払ったからですね。10時間払ったそうなので10時間兄の体はエオルブの物となります」

ナズナ「な、なるほど……」

時間を代償に支払うことを嫌がっていたっぽいのはこれが理由でしょう


九条兄「じゃ~ね~冬子ちゃ~ん。あたしちょっと遊んでくるわ~」

冬子「はい、兄を宜しくお願いします」

九条兄「はいは~い」

気持ち悪い口調でどこかに行ってしまう九条さんのお兄さん

先ほどまでのクールな印象が吹っ飛んでしまうほどの酷い光景
今まで生きてきた中で堂々のトップに輝くほどの衝撃映像です


目まぐるしい衝撃展開の数々に頭がぼーっとしてしまいます
というか頭痛がします


冬子「御形先輩。取り敢えず新崎先輩をベッドまで運びませんか?」

ナズナ「え、ああはい。それじゃあ……」


1、我が家まで連れていく
2、明日姉さんにお願いする
3、それ以外

安価↓


>>790選択:2、明日姉さんにお願いする


ナズナ「ここから一番近い、明日姉さんにお願いしましょう。ベッドの用意をお願いできますか明日姉さん」

明日「え、何?」

ナズナ「もう、ちゃんと聞いてくださいよ」

明日「あ、あはは…なんかもう私、パニックで……」

ナズナ「空き部屋を貸してくれませんか?お布団を敷いてくれると助かります」

明日「うん。…うん、分かったわ。先に帰ってるわね」

ナズナ「それじゃあお願いします」

家に帰っていく明日姉さんの背中を見送り、智弘くんをなんとか背負おうと試みます

実樹「あ、僕が持ちますよ先輩」

そういて実樹君が軽々と智弘くんをお姫様抱っこします

ナズナ「ち、力持ちなんだね」

実樹「これでも昔は鍛えてたもので。えへへ」


智弘くんを持ってもらい明日姉さんの家に向かいました


夕方


星空明日の家


明日姉さんの家に運び込んで、智弘くんをお布団に寝かせます
その少し後に遅れてきた甲斐さんに状況を説明します


仲間の皆が揃いましたが、話し合いをする雰囲気でもありません

これからどうしましょうか?



1、このまま智弘くんの傍に居る
2、誰かと話す
3、自由安価

安価↓

1


>>794選択:1、このまま智弘くんの傍に居る



このまま、傍に居たい

生きているとは分かっていても、あんな惨状を見てしまったんです
もう一度声が聞けるまで、このまま傍に居たい

そう思い、手を握りました



イベント判定
1-3  甲斐心
4-6  九条冬子
7-9  木間実樹
0     眠たくなる

直下コンマ


コンマ判定:1  甲斐心



う~ん、途中までは書いたんですがどうにもしっくりこない

中途半端ですが今日はここまでです
お付き合いいただきありがとうございました

スレ1から読んでやっと追いついたぜ...

>>798
これからもお暇なときにログを追って頂いたらこれ幸いでございます

そろそろ再開です


イベントを選択式に変更させてもらいます


イベント選択

1、甲斐心
2、九条冬子
3、木間実樹

安価↓

2


>>801選択:2、九条冬子



冬子「御形先輩…」

九条さんが襖を開けて此方を見ている


ナズナ「どうしたの?九条さん」

冬子「皆さんお帰りになりましたよ。先輩は帰らないんですか?」

ナズナ「智弘くんが居るし、目を覚ますまではここに居たいな。それとも明日姉さんが帰れって言ってた?」

冬子「いえ、そうじゃありません……私も少しここに居てもいいですか?」

ナズナ「ん?いいけど、九条さんは帰らないの?」

冬子「……先輩が心配で。……酷い顔色ですよ?」

そう言われ思わず頬に手を当てる
でも、普段との違いは分かりません


ナズナ「あはは…九条さんのお兄さんのインパクトが凄くって頭がこんがらがっちゃってたけど、こうして冷静になってみると……智弘くんが居ないのって寂しいなって」
ナズナ「って、これじゃあ智弘くんが死んじゃったみたいだね…あはは…うん、ごめんね智弘くん」

振れていた手を強く握る
握り返してはくれないけど、温かく生きているとしっかり分かる


ナズナ「あ、そうだ。お兄さんにちゃんとお礼言えなかったね。御形ナズナがとっても感謝していたって伝えておいてくれる?それとも近いうちにまた会えるかな?」

冬子「兄さんはお礼なんて求めてないと思いますけど、先輩が会いたいというのであれば明日にでも連れてきます。任せてください」

ナズナ「うふふ、ありがとう九条さん。やっぱり九条さんは優しいね」

冬子「いいえ…そんな」

テレテレと顔を赤くする
褒められるのはちょっと苦手なようです


ナズナ「お兄さん、名前なんて言うの?」

冬子「『西條涙(サイジョウ ルイ)』と言います」

ナズナ「西條って苗字が違うけど親戚のお兄さんなの?」

冬子「叔父なんです。3歳差ですけど、昔っから兄さんって呼んでて癖が抜けなくって」

ナズナ「ほ~成程ね~…」

智弘くんが実の兄じゃない説を推してましたけど見事的中ですね


お兄さんについて何か聞いてみましょうか?


1、お兄さんはどんな人?
2、お兄さんはこの世界の事何か知っているかな?
3、そういえば智弘くんを見て何か言っていたような…
4、自由安価

安価↓


>>805選択:2



ナズナ「お兄さんはこの世界の事何か知っているかな?」

冬子「ここに来て、それなりに経つようです。私の予想が正しければ『2週間』といったところでしょうか」

ナズナ「その根拠は?」

冬子「今のように神隠しだと持て囃され噂になる前、兄さんが行方不明になったんです。それが2週間ほど前のことです」

ナズナ「成程…」

冬子「兄さんは一人暮らしなうえ、家族や親せきと連絡を頻繁にとるような人でもないため行方不明と判明したのが2週間前。本当はもっと前に行方不明になっていたのかもしれません」

ナズナ「少なく見積もって2週間ってことなんですね」

それくらい長い期間居ればこの世界の事について何か知っていそうです


冬子「……兄さんは見てもらって分かるように変な人なので話半分でいいのですが、この世界の事を『悪魔隠しの世界』と呼んでいました」

ナズナ「『悪魔隠し』…ですか」

冬子「この世界は『己の罪と向き合う場所』。と」

ナズナ「………『己の罪と向き合う』……う~ん、どういうことなんでしょうね」

冬子「私にもさっぱりです。何か知っている態度なのに私にはこれ以上何も教えてくれませんでした」

ナズナ「新しい重要そうな情報じゃないですか。教えて下さってありがとうございます」

冬子「いえ、これくらいならいつでも力になります」



『悪魔隠しの世界』
お兄さんはそう呼んでいるそうです
そして、何かを知っているらしい

この世界の真実について、お兄さんに近づくことが一番の近道かもしれません


他にも何か聞いてみましょうか?


1、お兄さんはどんな人?
2、そういえば智弘くんを見て何か言っていたような…
3、自由安価

安価↓

2


>>808選択:2


そういえば智弘くんを見て何か言っていたような…

なんて言ってたっけ……


コンマ判定
5以上で思い出せる

直下コンマ


コンマ判定:4 思い出せない


何か引っかかることを言っていたような……

ダメですね、思い出せません



別の話題にしましょう


1、お兄さんはどんな人?
2、自由安価

安価↓

1


>>812選択:1


ナズナ「お兄さんってどんな人?」

冬子「どんなって……どう思いました?」

ナズナ「そ、それは………ま、マイペースな人だな~って」

冬子「無理しなくていいですよ御形先輩。素直に変な人だったで構いません」

ナズナ「あ、あはは……」

フォローしようとしたつもりでしたが九条さんもそう思っていたらしいです


冬子「昔はそうでもなかったんですけどね。謙虚でかっこよくて、憧れの兄さんでした。………でも大学に入学するころにはもうあんな感じで…」

ナズナ「そう…だったんだ。お兄さんに何があったんだろうね」

冬子「…分かりません。今はもう何を考えてるのかすらさっぱりです」

ナズナ「……あ、そういえば今日あった時に『良い目をしているな』って言われたんですよ、あれなんだったんでしょうね?」

冬子「え!?御形先輩も言われたんですか!?」

ナズナ「と、いうことは…」

冬子「兄さんの口説き文句なのかもしれませんね」

ナズナ「あ、あはは……」


昔はそうじゃなかったと九条さん直々にフォローが入りましたが、最後の一点だけは庇いきれません


冬子「御形先輩はここに泊まるんですよね」

ナズナ「うん、明日姉さんにそうお願いしてるし」

冬子「う~ん………」

ナズナ「どうしたの?」

冬子「家に帰っても兄さんは居ないでしょうし、どうしようかと」

ナズナ「そっか」

冬子「う~ん………」



コンマ判定
5以上で九条冬子も泊まっていく

御形ナズナ +1

直下コンマ


コンマ判定:2+1


冬子「……やっぱり帰りますね。兄さんも家に帰って誰かが居た方が安心できると思いますし」

ナズナ「そっか、それじゃあね九条さん」

冬子「はい、御形先輩。約束通り明日、兄さんを連れてきますので」

ナズナ「うん、ばいば~い」

冬子「はい、さようなら」

礼儀正しい後輩の背中を見送った





一度明日姉さんに呼ばれて夕飯を取った

それからまた智弘くんの布団の隣に腰かけている
汗を拭くくらいしかやることがありませんが、出来れば隣に居たいとそう思いました

しかし、それでも手持無沙汰になってやや暇です

何かをしましょうか?



1、このままここに居る
2、誰かと話す
3、外の空気を吸ってくる
4、自由安価

安価↓

3


>>818連続所得なので最安価


1、このままここに居る
2、誰かと話す
3、外の空気を吸ってくる
4、自由安価

安価↓

2


>>820選択:2、誰かと話す



気分転換に誰かとお話ししましょうか

誰とお話をしましょう?


1、星空明日
2、ガルラル
3、新崎智弘

安価↓

1


>>823選択:1、星空明日


明日「は~い、様子はど~お?」

此方から出向こうと思った矢先、明日姉さんから訪ねてきてくれました

ナズナ「まだ、眠ってますよ」

明日「そ。……うふふふふふ」

ナズナ「な、なんですかニヤニヤして…」

明日「いやぁ~ナズナちゃんも私が知らない内に大人になっちゃったな~って」

ナズナ「どういう意味ですか?」

明日「とぼけちゃって~このこのぉ!ボーイフレンドの為にず~っと看病してあげるなんて恋人の鑑ね」

ナズナ「ぼ、ボーイフレンドって!た、確かに男の友達ですけど…少なくとも恋人じゃないです!!」

明日「え~そうなの?つまんな~い。でもでも~……『好き』なんでしょう?」

ナズナ「そ、それは………」



好感度判定
1ほど幼馴染として、9ほど???
今までの反応 -2

直下コンマ


コンマ判定:5-2 幼馴染として


ナズナ「好き……ですよ。幼馴染としてです!!」

明日「あ~あ~意地張っちゃって~」

ナズナ「ホントですからね!!毎日学校行くとき迎えに来てくれるし迎えに行くし、毎日一緒にお昼のお弁当食べてたりしますがそういう関係じゃないです!!」

明日「…わざわざそういう言い訳するって事は、ちょっとは意識してるんだ」

ナズナ「う…ま、まぁそういう勘違いされても仕方ないかな~っていう位の仲の良さであることは自覚してますよ」

明日「ふ~ん…ほ~ん……幼馴染君はどんな反応するのかな~気になるな~」

ナズナ「も、もう!この話題はいいじゃないですか!!」

明日「ぐふふふ、はいはい。これくらいにしてあげますよ」


あの眼はまた気が済むまで弄ってやるぜという目です
今日のところは満足したようですが


さて、恥ずかしい話題が終了したところで
明日姉さんとどんなお話をしましょうか



1、今日の事
2、この世界の事
3、自由安価

安価↓

1


>>828選択:1、今日の事


今日の何について話しましょうか?


1、智弘くんの事
2、九条さんから聞いたこと
3、それ以外

安価↓


>>830選択:2、九条さんから聞いたこと


ナズナ「九条さんからお兄さんの事、いろいろ聞いたんですよ」

明日「おお、あのヘンテコな奴の」

ナズナ「ヘンテコって……そ、それでですね。名前は『西條涙』九条さんの叔父さんだそうです」

明日「叔父さん…ってあの黒マフラー何歳!?」

ナズナ「3歳違いと言っていたので恐らく二十歳くらいかと」

明日「つまり冬子ちゃんの祖父母がお盛んってことか…」

ナズナ「ひ、人のご家族に失礼ですよ!」

明日「ああごめんごめん。つい…ね?」

ナズナ「もう……それでお兄さん、西條さんはこの世界に来て少なく見積もっても2週間以上いるそうです」

明日「ほう!知り合いの中で最長ね」

ナズナ「それで、西條さんはこの世界の事を『悪魔隠しの世界』と呼んでいるそうです。『己の罪と向き合う場所』とも。何か分かりませんか?」

明日「…………」


イベント判定
5以上で成功
己の罪 -2

直下コンマ


コンマ判定:3-2  失敗


明日「全然わかんね」

ナズナ「そ、そうですか……」

明日「な~んか見た目からも想像できてたけど…電波さんなのね」

ナズナ「し、失礼ですよ!」

明日「え、だってホントの事だし」

ナズナ「いや…うん。でも…うん。……あんまり否定はできませんが」

明日「でしょ?」

ナズナ「でも失礼ですから本人の前では言わないで下さいよ?」

明日「そいつの態度次第ね」

ナズナ「……もう、ちょっとは大人の対応という奴を見せてくださいよ…」


西條さんの言葉、明日姉さんにもよく分からないようです
明日本人に会えると思うのでその時に聞いてみましょう


明日「そうそう本題忘れてた。何処で寝るの?ここに布団敷いてもいいけど」

ナズナ「えっと………」



1、ここで寝る
2、隣りの部屋

安価↓

2


>>835選択:2


ナズナ「さすがに一緒には寝ませんよ。お隣の部屋を借りますね」

明日「ちぇ~意気地なし~」

ナズナ「そんなんじゃないです!!」


明日姉さんにちょっかいを掛けられながらもお隣の部屋に布団を敷きました



※3日目終了


状況判定

1-4で好きな数字を選択してください

安価↓2

3


>>839連続所得なので最安価


1-4で好きな数字を選択してください

安価↓

4


>>841選択:4、中年の男


数字の中身

1、木間実樹
2、西條涙
3、甲斐心
4、中年の男


深夜


中年の男こと『斑鳩昶治(イカルガ チョウジ)』は困っていた

現在地は自らが拠点としているマンション

大量に消費してしまった被験番号3番たちの量産はどうにかなったがこれは……

「一先ずは…これしかない…か。7番くん調子はどうだい?」

きょろきょろと辺りを見回す7番くん
目の前に手をかざしてみたり、指を前後させ遠近感を図っている

「………問題…ありません」

居心地が悪そうに左目が”あった”場所を撫でている

今日であった槍の魔法使い
致命傷を負って突然狂ったように笑い出したかと思えば、意味不明なことを喚き散らす
7番くんがとどめを刺したかと思えば最後の最後で7番くんの左目を抉り出しやがった

眼の代用品を作り出すことなどできるはずも無く、空洞の中にティッシュを摘めて眼帯をつけるくらいの処置しか出来ない



「しかしだ、7番くん。何故あの目つぶしを避けなかった?」

そう、今回の事は納得できないことが多いが何より気になっていたこの件
あのゆっくりと迫りくる手を払いのけられない7番くんではないはずだ

「申し訳ありませんマスター。何故か体が動きませんでした」

「何故か?」

7番くんにしては曖昧な答え方
簡潔に素直に返答するように躾けたはずだが

「理由は…分かりません。あの男の眼を見ると、体が拘束されたようにピクリとも動きませんでした」

「…………まさか、な」

一つ思いついたことがあったが、すぐに却下を出した
よもやこの体になってなお『恐怖』を覚えるなど………そのようなことはありえない筈だ

「マスター。質問があります」

「何かね?」

「何故あの男の体を持ち帰らなかったのですか?」

7番くんから珍しく質問されたかと思えばそんなことか

「気持ち悪いからに決まっているだろう?あんな男の死体。いつ動き出すか分かった物じゃない」

まぁそんなことを言いつつ『魔法の槍』は回収したのだが………ん?

アレ?

いや、まさか……!

「マスター、如何いたしましたか?」

「……いや、何でもないさ7番くん。今日は疲れたろう先に眠っていたまえ」

今は会話なんてしてる場合じゃないんだ!

部屋をひっくり返さん勢いで槍を探す
探し回る………が


「嘘だろ?」


無い

確かに回収したはずの『魔法の槍』が無い

嫌な予感がする

だが、そんなまさか?

「あの傷を負って生きているのか?」

あの男……本当にゾンビなのやもしれん
そんな馬鹿なことを信じたくないとばかりに、一日中部屋を探し回った

結局その槍が見つかることは無かった

【リザルト】

名前:御形 ナズナ(ゴギョウ ナズナ)
性別:女性
種族:人間
職業:高校三年生


環境:6   平凡でそれなりに恵まれている
強さ:1   とてもじゃないが戦えない。視覚を失っている
生活:4   常人と同じとまではいかないがそれなりに一人でできる
教養:5   一般常識とそれなりの教養がある




年齢は17歳
身長は150cm
普通の家庭で育った少女
ある日突然目が見えなくなる代わりに他の五感が異常に鋭敏になっている
臆病な性格で目を付けられたくないので目立たないように生活している
でも心の中では白馬の王子様的な存在を求めている
よく怪我をするので尖った物が苦手である
テレビやラジオの音を聞くのが好き
目が見えないためか、どうしても地面が気になり何でも落ちてるものを拾う癖がある






魔法



『転ばぬ先の杖(アテンション)』
全体的に丸みを帯びた奇妙な形の杖
杖の先で地面(床)に円を描くことが出来る
その円に足を踏み入れると転んでしまう
この円は3つ以上同時に存在させることが出来ない




『神智の契約書(テオソピア・コントラクト)』
創世の王『ジェランダル』が遊びで作った契約書類
死した英雄や、未曽有の化け物、生きた神人まであらゆる者の名が連ねられている
この契約書にて呼び出されたものに絶対の命令権を持つことが出来る
しかし、そのほとんどの契約書が破られており『ガルラル』しか呼ぶことが出来ない
更には特殊な術式が組み込まれている
『命の光』である太陽光を取り込み魔力に変換するため使用者への負担は一切ない

【知り合い】


新崎智弘『幼馴染、仲間』
魔法:『神智の槍』


甲斐心『仲間』
魔法:『熾天を模り目を覆う』


星空明日『仲間』
魔法:『思いよ届け』


九条冬子『仲間』
魔法:『赤と青』


木間実樹『仲間』
魔法:『凍える憧憬』


李野ソナタ『仲間』
魔法:『夢想妄想幻想人形』


ガルラル『従者』
魔法:『神智の契約書』


西條涙『知り合い?』
魔法:『堕天の契約書』


今日の更新はここまでです

メインイベントのコンマがよすぎてサブイベントの速度が間に合いそうにないぜ…
……………がんばろ

お付き合いいただきありがとうございました

キリのいいところで終わらせるとついつい更新サボっちゃうのはいけませんね

明日、更新再開します



プロフィール公開

名前:西條 涙(サイジョウ ルイ)
性別:男性
種族:人間
職業:無職


環境:6  普通とは少し違う、恵まれた環境に生まれた
強さ:10 支払う代償が大きければ大きいほど、途方もない妄想すらも現実にする
生活:6  一人で暮らしていくことに何も問題はない
教養:9  とても優秀な教養をもつ



年齢は20歳
身長は176cm
謙虚で優しく、話すときには堂々とした性格であったが影も形も無い
よく言えばマイペース、悪く言えば他人との意思疎通ができない
九条冬子とは叔父と姪の関係にあたり、実の兄のように慕われていた
現在は大学を自主退学しており、無職である
『悪魔隠しの世界』のことに詳しく、この世界で何か目的があるらしい
好きなものは無くなってしまった
嫌いなものは子供




魔法

『堕天の契約書(フォール・コントラクト)』
悪魔との契約書
呼び出した悪魔に代償を支払うことで、仕事をさせることができる
お互いに平等な交渉権がある


そろそろ再開っすよ


夢判定
6以上で夢を見る
直下コンマ


コンマ判定:2 夢を見ない



操作キャラ選択

1、御形ナズナ
2、甲斐心
3、木間実樹

安価↓

2


>>853選択:2、甲斐心




目を覚ます

朝には強い方だ、問題なく目を覚ます

軽い朝食をとり、出かけるための準備を終わらす

昨日のように予定はない

さて、これからどうするか



1、新崎の様子を見に行く
2、この町について調べる
3、魔法を扱いこなす練習
4、自由安価

安価↓

1


>>855連続所得の為最安価


1、新崎の様子を見に行く
2、この町について調べる
3、魔法を扱いこなす練習
4、自由安価

安価↓

1


>>857選択:1、新崎の様子を見に行く




しまった、先に説明するべきでしたね
操作キャラ変更の今回初めて出た新要素は、主人公視点でしか話が進まなくて面白くないかと思ったので追加した機能です
それとサブキャラの掘り下げを終わらせられる気がしなくて追加した苦肉の策です
主人公と接触した場合操作キャラが主人公に戻ります


新崎の様子を見に行こう

絶対に御形が居るだろうが、我慢しよう

心配なものは仕方ないんだ

魔法を使って空を飛んで向かうことにした



イベント判定
5以上で発生
飛行 -2

直下コンマ


コンマ判定:7-2


イベント判定

1    群がる怪物
2~4 黒いマフラーの男
5~9 つたない足取りの少年
0    ???

直下コンマ 


コンマ判定:7 つたない足取りの少年


飛行中

下を眺めながら星空明日の家に向かっている途中

ふらふらと危なっかしい足取りで歩く人影が見える

全身黒ずくめだ

あ、こけた

何とも情けない姿だ

どうする?いつものオレならば絶対に無視するだろうが妙に良い人ぶろうとしたい気持ちもある

この世界に来てから人にほとんど会わない、少しどんな奴か興味もある

さて……


1、話しかけに行く
2、無視する

安価↓

1


>>864選択:1、話しかけに行く


話しかけに行くか

黒ずくめ目がけて急降下、目の前で着地する

心「よっと…おいお前、何をしている?」

???「…………」

心「なんとか言え……って、ん?な、何だお前?…………化粧か?」

黒ずくめの顔を確認すると、泥を塗りこんだように真っ黒な不気味な顔だった
なんて趣味の悪い化粧なんだ

顔立ちを確認しづらい…が、女か?

心「おいおい、このオレが話しかけてやっているんだぞ?何とか言ったらどうだ」

???「………羽?」

やっと口を開いたかと思えば俺を指さしてそういう
女かと思ったら意外に声が低い、男かもしれない


心「お、ああそうか珍しいよな。魔法だ、お前は知らないのか?」

???「……………天使?」

心「天使じゃあないな。オレならそう見紛うほどの美しさを持っているだろうが」

???「…………自画自賛」

心「オレくらい完璧な人間だとそれも許されるんだよ」

???「…………そうなんだ」

なんというか、この男?女?
どっちでもいいがコイツ…話のテンポが遅いな


心「もっと早く話せないのか?鬱陶しいぞ」

???「………これでも、精一杯」

心「そうかよ…」

メンドクサイのと絡んでしまった
話しのテンポがあってないせいでオレの質問にいくつか答えてねぇし


心「改めて聞こうか、何をしていた?」

???「………分からない」

心「は?」

???「……ゆっくりしろと言われたけど、やり方が分からない。出て行けと言われたから外を歩いている…だけ」

心「なんだそりゃ?お前に主体性ってもんは無いのか」

???「……うん」

ハァ…呆れた
オレの好きじゃない分類の人間だな
だが、言われたとか何とか言っているあたり誰かと一緒に入るようだ


心「え~とお前、名前は何だ?」

???「…………思い出せない」

心「……本気か?」

???「……ただ、『7番くん』と呼ばれている」

心「ふ~ん、7番くんねぇ。随分な呼び名じゃないか」

その一緒に居る奴からそう呼ばれているんだろう
主体性のない性格と言い呼ばれ方といい、道具みたいなやつだ


7番「……でも、それは本当の名前じゃない…と思う」

心「まぁそうだとオレも思うな」

7番「………そう思ってくれて、嬉しい」

心「はぁ?この場面で礼かよ。つくづく変な奴だな」

正直あんまり関わりたいと思う人種じゃない
嫌いな性格は何より、なんだか肌に合わない雰囲気をしている

オレの直観がそう告げている


どうする?


1、まだ何か話す
2、立ち去る

安価↓

2


>>869連続所得なので最安価


1、まだ何か話す
2、立ち去る

安価↓

2


>>871選択:2、立ち去る



うん、さっさと立ち去ろう
こんなめんどくさそうな奴放っておいてもいいや


心「おっとと、そういえば用事の途中だった。それじゃあな7番くん」

7番「……待って」

羽を解放した辺りで声を掛けられる


心「なんだよ」

7番「……名前、教えて」

心「……チッ…甲斐心だ。じゃあな」

7番「じゃあね、甲斐…心。また…会おう」

アイツにしては滑らかな口調
そして、人間らしいと思える言葉
不気味な見た目と相まって、人間じゃないんじゃないかとも思っていたが

心「まぁ二度と会いたくないけどな」

空を飛び、星空明日の家を目指した

※御形ナズナ接触により視点変更:御形ナズナ





お昼前頃に甲斐さんが智弘くんのお見舞いに来てくれました

あれから智弘くんは………



コンマ判定
1    まだ寝ている
2-4 起きてはいる
5-9 起きている、それなりに動ける
0    完治

直下コンマ


コンマ判定:9


昨日一晩寝たおかげか、随分と元気になりました
傷跡すら残ってないそうで完治と言っても差し支えありません

ですが、大事を取って今日一日はここで大人しくしてもらうつもりです

現在智弘くんは甲斐さんとお話しています

私は何をしましょうか?


1、誰かと話す
2、どこかに行く
3、自由安価

安価↓


ナズナ「明日姉さ~ん」

明日「あら、智弘くんの傍に居てあげなくっていいの?」

ナズナ「今は甲斐さんが来てますし」

明日「おやおや~ん。これはこれはよからぬ雰囲気ですこと」

ナズナ「な、何がですか?」

明日「ぼ~っとしてたら取られちゃうわよ?」

ナズナ「べ、別に智弘くんとはそんなんじゃないって言ってるじゃないですか!!」

明日「ぐふふ、余裕で居られるのも今の内かもね~」


私を智弘くんがらみで弄ることに味を占めたようです
ホント調子がいい人です

そういう人だと知ってましたけどね

さて、どんなお話をしましょうか?


自由安価↓

何か気付いたことはないか。


>>878選択:何か気付いたことはないか。



ナズナ「昨日今日で何か気づいたことってありませんか?」

明日「きづいたことかぁ……」



コンマ判定
5以上でなんかあった
出不精 -2

直下コンマ


コンマ判定:7-2  何かに気付いた



明日「あ、そういえば」

ナズナ「何かあるんですか?」

明日「う~ん、今日はなんだかね『視線』を感じるの」

ナズナ「視線…ですか」

明日「ええ、監視されているような…そんな圧迫感を感じない?」

ナズナ「私にはちょっと…」

明日「そう、気の所為かもしんないけど一応気を付けてね。着替える時はカーテン閉めるのよ」

ナズナ「え、は、はぁ」

そんなストーカー対策的な物で大丈夫なんでしょうか?
しかし、視線…ですか
私はそういうのに敏感だと思っていましたが気が付きませんでした

誰が?何が?視線を送っているんでしょう……


夕方


あれから甲斐さんは帰ってしまいました

智弘くんがナズナの家に帰りたいとごねていましたが、なんとか今日一日我慢してもらうことにしました
でも、何事も無く回復したようで何よりです


さて、これからどうしましょうか?


1、誰かと話す
2、どこかに行く
3、自由安価

安価↓

ストップ

すっかり忘れていました
イベント開始です




明日姉さんと話していると、呼び出しのチャイムが鳴り響きます
お客さんのようです

私の予想が正しければ


冬子「御形先輩!」

ナズナ「こんにちは九条さん」

冬子「約束通り兄さんを連れてきましたよ!」

涙「………」


部屋に招き入れられた九条さんの隣には表情の読めない九条さんのお兄さん
訂正、西條涙さん


ナズナ「西條さん、おかげさまで智弘くんはすっかり元気になりました。ありがとうございます」

涙「……礼を言うほどの事ではない」

ナズナ「そんなことないです!とっても感謝しています!ちょっと智弘くんを呼んできます!!」

涙「いや、いい。俺は御形ナズナに会うと聞いてここに来たんだ。それ以外の人物に興味はない」

ナズナ「そ、そうなんですか?」

どうせなら智弘くんからもお礼を言って欲しかったですが、本人が会いたくないと言っている以上無理に合わせない方がいいんでしょうか?


ナズナ「え~っと、それじゃあ……」

来てもらったはいいものの、どうするか全く決めていませんでした
感謝の礼をすることが第一目標だったのでそれは達成できましたが

涙「…………」


なんだかメッチャこっち見てます!
ど、どうしましょう?



1、一先ずお茶でも勧める
2、「そ、そんなに見つめないで下さい…」
3、自由安価

安価↓

3 私の顔に何か付いてます?


>>888選択:3


ナズナ「私の顔に何か付いてます?」

涙「…………」

ナズナ「ふゎ!?」

おもむろに頬に手が添えられます
覗きこむように顔を近づける西條さん


ナズナ「ひっ!あ、あの…!」

涙「………」

冬子「兄さん!何してるの!!!先輩から手を放せ!!」

はたき落すように乱暴に西條さんの手を九条さんが払い落とします

冬子「ごめんなさい先輩。兄さんなんかが触れてしまって」

ナズナ「い、いえ…驚いただけで」

その言葉は本当だ
ビックリした
昨日もそうだったが西條さんはなんというかスキンシップが激しい


冬子「兄さん!なんでこんなことしたの!?」

涙「……御形ナズナ。やはり…良い目をしている」

冬子「そ、それが質問の答えなのかしら兄さん?」

明らかに怒気のこもった震えた声
ぎちぎちと音を立てて拳を握りしめています


涙「御形ナズナ、お前のその目に何が見える」

ナズナ「え、な、なにって………私、盲目なんです…けど…」


…………………


涙「………だからこそ、お前には闇がよく似合うのだろうな」

一瞬明らかに空気が凍てつきましたよね!?
返しが遅れ気味のようにも感じました

もしやもしや、誤魔化したとかそんなことないですよね?
あ、あんなに自信満々に言ってそんなわけないですよね?

九条さんが恥ずかしそうに顔を伏せてますが知ってて言ったんですよね!?

心なしか、西條さんがマフラーで顔を隠そうとした………ような気がした


心なしか場が和んだような気がする

九条さんも怒っている雰囲気が無くなっています
お兄さんの表情は窺えませんが、多分落ち着いたと思います

さて、とってもいい機会です

西條さんと何かお話をしましょう

どんなお話をしましょうか?


1、ズバリ『悪魔隠し』について聞く
2、私を良い目だという理由を聞く
3、昨日はどうしていたか聞く
4、自由安価

安価↓


う~む、間を開けたせいか人が居らっしゃらないですね
今日の更新はここまでです

安価↓

1

更新に気づかなかった。すまん


>>895
安価に参加してくれればそれ以上に嬉しいことはありませんが読んでくれて書き込みを残してくれただけでもうれしいです!!!


そういえば何だかプロフィール情報が寂しいと思ったら容姿の説明がありませんでしたね
というわけでメインキャラのビジュアルイメージ



御形ナズナ
前髪の長い黒髪セミロング
髪型は三つ編みではないおさげ
髪を鬱陶しく思うことが無いためいつも放っておいてとんでもない長さになってしまう。そのたびに新崎智弘が切ってあげている
眼は閉じていることが多い


新崎智弘
前髪が長めで、肩位まであるストレートの黒髪
両方にある泣き黒子が特徴的
長袖以外の服を絶対に着ない


甲斐心
少し癖のある金髪で長さは肩に届かないくらい
中性的な顔立ち
謎のキラキラオーラを背負っている


九条冬子
つやのある美しい黒髪。長さは腰くらい
前髪ぱっつん
細眉で凛々しい顔立ち


木間実樹
癖の強い色素が薄い茶髪(金髪に近い)
雨が降るととんでもない髪のボリュームになる
左目が水色で右目が黒のオッドアイ(魔法の影響)
ややつり眼のキリッとした顔立ちをしている


李野ソナタ
ぼさぼさで全く手入れをされた気配のない黒髪。腰くらいの長さ
前が見えてないんじゃないかと心配になるくらい前髪が長い
絵を描いているときだけ髪の毛を束ねてポニーテールにする
艶黒子がある


星空明日
栗色のショートボブ
タレ目
服装に無頓着でほぼ毎日白Tシャツとジーンズパンツ


西條涙
少し癖のある黒髪
服装は全身黒で統一
室内であろうとマフラーを取らない
瑠璃色の瞳で不思議なオーラを背負っている


容姿と言ったらこれも必要ですよね!!



胸囲判定
1ほどまな板、9ほどでかい


直下コンマ:御形ナズナ


↓2コンマ:1の位が九条冬子、10の位が甲斐心


↓3コンマ:1の位が李野ソナタ、10の位が星空明日


コンマ判定結果


御形ナズナ:8  一目でわかる巨乳


九条冬子:3  大変慎ましい


甲斐心:1  少年のような胸板


李野ソナタ:4  丁度いいともいえるが少し物足りない


星空明日:5  丁度いい大きさ




このボディで盲目少女ってこれはこれは……犯罪的な香りがしますねぇ
甲斐さんは普段着の時は男と思われているに違いない


それでは再開です


>>894選択:1、ズバリ『悪魔隠し』について聞く



ナズナ「あの、西條さん。『悪魔隠しの世界』について教えてくれませんか?」

涙「………この世界の名前を知っていたのか」

ナズナ「あ、九条さんから教えてもらいました」

冬子「私からもお願いです。いい加減教えてくれませんか?兄さんは何か知っているんでしょう?」

涙「………」



コンマ判定

1    何も語ってくれない
2~4 少しだけ教えてくれる
5~9 ほとんどを教えてもらう
0    全てを語る

直下コンマ


コンマ判定:0  全てを語る

マジでコンマ神ご乱心過ぎる……


涙「……まだその時ではないのだがな。いいだろう教えてやる、この『悪魔隠しの世界』の全てを」

ゴクリと唾を飲み込む
こんなにあっさりいいんでしょうかとも思いますが、この世界の真実
それにようやく触れることが出来る


涙「ここは『悪魔隠しの世界』。『目を覆った罪を背負いし者』が集う世界」

涙「この世界は俺たちの住む町、榊町に古くから伝わる伝承の世界。『逢魔が時、罪人は悪魔に魅入られる』という伝承だ。知っていたか?」

ナズナ「し、知りませんでした」
冬子「私もです」

涙「まぁ、それでも仕方がないだろうな。この世界の時は現実世界と隔離されている。時が進まず静止した世界。先のない閉じられた世界」

涙「この世界から脱出するためには『己の罪と向き合う』必要がある。己の罪と向き合ったとき、この世界から解放される」

ナズナ「それじゃつまり、私は私の罪と向き合えば帰れるんですね!」

涙「そうだ」

ナズナ「私の罪ってなんでしょうか…?」

涙「それを理解し、『目を開いたとき』この世界から解放される。まだナズナは罪を理解していない。その罪がなんなのかはいずれ知る時が来るだろう」


涙「この世界から解放されたとき、この世界に着た場所と同じ場所同じ時に降り立てるだろう」

冬子「えっと、その理論で行くと神隠し…いえ悪魔隠しというんですか?それにあったという記録はなくなりませんか?」

涙「ああ」

冬子「それはおかしいです。現実世界では行方不明の人がドンドン増えていってます。これは悪魔隠しの所為ではないんですか?」

涙「そう、そうなんだ。ある男がこの世界に現れてからこの世界の在り方が歪みつつある」

ナズナ「ある男…それって――」

涙「君たちも見たことがあるだろう。異形の怪物を従えた男を。奴の名は『斑鳩昶治』、現実世界では名の知れた殺人鬼だ。あの男がこの世界に来た者たちを殺している」

ナズナ「――ッ!!」

思わず寒気が走る
智弘くんの『中身』の匂いを思い出す
酷い吐き気がした

涙「それが現実世界の『神隠し』と言われている物の原因だ。そのせいかこの世界の時がどんどん歪んでいる。罪と向き合う前に現実世界が進んでしまい、混乱をきたしている」

涙「そして『斑鳩昶治』を裁き、この世界を正常に戻すことが俺の目的だ。それまでは現実世界に帰る気はない」


涙「その上で、俺には更なる目的がある。この世界には『王』が必要だ」

涙「この『悪魔隠しの世界』を統べる『魔王』が」

普段なら絶対に何を言ってるんだと思う内容でも何故だか笑う気が起きません
それだけ西條さんが本気だということが伝わってきているのです

涙「公平に罪を見極め、公平な裁きを下す心優しき魔王。九条冬子、御形ナズナ、お前達にはその資格がある」

冬子「えっ!何言ってるんですか?気持ち悪い事言わないで下さい!」

涙「……冬子、お前にはまだ早い。だがいずれ知る時が来る…いずれな」

ナズナ「あ、あの私もって…」

涙「御形ナズナ。お前はどこかで知っているはずだ、この世界の居心地の良さを。お前には闇がよく似合う」

ナズナ「は、はぁ……」


九条さんと二人で顔を見合わせる
ふたりともポカンとした表情を浮かべていることでしょう

悪魔隠しの世界についてはそれなりの理解が出来ました
お兄さんの目的も理由は分からずとも理解はできました

ですが、最後だけは全く理解できませんでした

まさしく置いてけぼりの気分です


涙「…………やはりまだ早かったようだな。混乱させてすまない」

ナズナ「い、いえ!聞いたのは私からですし!教えて下さってありがとうございます」

涙「いずれ二人も理解できる時が来る。その身で、心で…な」


そうして満足したようにお茶をすする西條さん
これ以上語ることはないといった感じです



イベント判定
7以上で何かに気付く
己の罪 -3

直下コンマ


コンマ判定:0  違和感に気付く

※やめろ…やめてくれ…!!ストーリーが加速し過ぎている!!

0限定なのにホイホイ出していくとかもうね…
ぶっちゃけ想像してた進み方とどのくらい変わりましたか?


ふと思う、西條さんの話なにかがおかしくないでしょうか?

ナズナ「西條さん、質問があります」

涙「なんだ?」

ナズナ「どうして『現実の世界で起こっていること』を知っているんですか?」

涙「………」

ナズナ「おかしい…ですよね?西條さんは少なくとも2週間はこの世界に居ると聞いています。2週間前は神隠しの話なんて全くありませんでした。なのにどうして外の世界で行方不明者が出て、『神隠し』だと揶揄されていることを知っているんですか?」

西條さんの話の違和感の正体
それは、現実世界で起きている問題を知っていてその理由がなんなのかを説明している点です


ナズナ「私、変なことを言っていますか?」

涙「…………」

何も答えません
暫くの沈黙ののち、口を開く


涙「紛らわしい言い方をしたな。あの説明はそうなっているんじゃないだろうかという俺の憶測だった。それをあたかも事実であると知っているように話したことで混乱を招いてしまった。謝罪しよう」

ナズナ「……いえ、口頭での説明ですもの。そういう矛盾があったって変じゃないです。重箱の隅をつつくようなことを言ってごめんなさい」


相変わらず西條さんの心情を察することはできません

誤魔化す言い訳を考えていた沈黙なのか
やってしまったという恥ずかしさからの沈黙なのか

私には分かりません

でも、ちょっとだけこの人を本当に信じてもいいんでしょうか?という欺瞞が心の隅に引っかかった


>>913
『魔王』についての説明は中盤の予定だったんですがまだ許容の範囲です
ですが>>914のイベントは早すぎです
5日分くらい短縮されてます

追記
なによりサブキャラのイベントがほとんど進んでないのが辛いです!!!





もうすぐ夕方
西條さんはこれから用事があるそうです

余り長くお話が出来ません

帰る前に何か聞いてみましょう



1、どうすれば己の罪と向き合えるかを聞く
2、私を良い目だという理由を聞く
3、昨日はどうしていたか聞く
4、自由安価

安価↓

2


>>917選択:2、私を良い目だという理由を聞く



ナズナ「どうして、私を…その…良い目だって言ってくれるんですか?」

涙「お前の瞳は闇そのものだ。暗い黒い世界。だからこそお前は『魔王』に相応しい」

ナズナ「そ、そうなんですか…?」

久しく自分の目を見ていない私にはさっぱりです
それに基本的に目を閉じていると思うんですが…


涙「お前は感じたことがある。暗い世界の居心地の良さをな」

ナズナ「………」

思い当たらない節が無いわけじゃありません
でも、どうして西條さんが知っているんでしょう?

あの日以来、あの夢の日以来、感じたことなんてないのに…


涙「では、そろそろ」

そう言って立ち上がる
ご用事に向かうのでしょう


ナズナ「あ、はい。今日はありがとうございました」

涙「礼には及ばない。ナズナと話が出来てよかった」

冬子「それでは先輩。私も帰ります」

九条さんも立ち上がり、西條さんの後を追う

玄関に手をかけるその前に声を掛けました


ナズナ「あ、あの」

涙「……」

ナズナ「最後に一つだけ……」



1、「貴方の言っていることは真実ですか?」
2、「貴方は罪と向き合っていますか?」
3、「また、会ってお話ししましょう」
4、自由安価

安価↓

2


>>920選択:2


ナズナ「貴方は罪と向き合っていますか?」

涙「勿論だ」

間髪入れず応えられる

涙「己の罪を知ったうえでこの世界に残っている。俺はこの世界の歪みを直す」

ナズナ「そう…ですか。失礼に事を聞いたかもしれません。それじゃあ…また」

涙「ああ、また」


私が降った手に振り返すことなく去る西條さん

最後の質問に答えた西條さんに迷いはありませんでした
きっと、本心でああ言った
それだけはなんとなく確信できました


夕方

西條さんが帰った後、甲斐さんもお帰りになりました

なんと甲斐さんと智弘くんは私達の会話を盗み聞きしていたようです
『お腹痛くて泣けてきた』とは甲斐さんの談です
真剣に会話していたのにちょっと失礼です

……そういう気持ちも分かりますが

さて、今日もここに泊まる予定です

何をしましょうか?



1、誰かと話す
2、どこかに行く
3、視点変更
4、自由安価

安価↓

1 智弘


>>923連続所得なので最安価


1、誰かと話す
2、どこかに行く
3、視点変更
4、自由安価

安価↓


この書き込みから5分以内に安価指定が無ければ>>923採用

安価↓

>>923


>>926選択:1、新崎智弘


ナズナ「智弘く~ん」

智弘「どうした、ナズナ?」

ナズナ「すっかり元気になったようで何よりです」

智弘「ナズナの看病のおかげだな」

ナズナ「西條さんの悪魔さんのおかげです。もう元気そうですしご飯は自分で食べてくださいね」

智弘「う、ぐはぁ…!う、腕があ!オレの右腕がうずくぅ!!」

ナズナ「怪我したのは左腕です。つまり中二病ですね。私の手には負えません、精一杯苦しんでください」

智弘「うむむ、冷たいぞナズナ?幼馴染ジョークじゃないか」

ナズナ「なんだか西條さんと話してたせいか演技と本気の見極めがあいまいになりそうです」

智弘「うん、確かに凄い人だ西條涙。軽々と俺のナズナの体に触れおってからに!許せん!!」

ナズナ「誰が智弘くんの物なんですか…」


何のお話をしましょう?


1、甲斐さんと何を話していたか聞く
2、西條さんの会話を聞いて思ったことを聞く
3、自由安価

安価↓

2


>>928選択:2


ナズナ「西條さんと私の会話を盗み聞きしてたんですよね?」

智弘「星空さんもな」

ナズナ「あ、明日姉さんも…」

なんてデリカシーのない方々なんでしょう……

ナズナ「それで、何か想ったことはないですか」

智弘「う~ん…」



コンマ判定
5以上で気づく

鈍感  -3
??? +1

直下コンマ


コンマ判定:9-2 成功
※知ってた(白目)



智弘「己の罪と向き会う場所と言っていたな」

ナズナ「はい、そうですね。向き合ったときに解放されるとか何とか」

智弘「……………」

ナズナ「……?どうかしました?」

智弘「ん、いや。………心当たりがあるなってさ」

ナズナ「そうなんですか!?」

智弘「……多分…な。どうして無かったことにしてたんだろうな…『あの事』を」

ナズナ「『あの事』?」

智弘「………悪い、思わせぶりなこと言ったな。気にしなくていい」

ナズナ「もうなんなんですか?幼馴染の私にも言えないことなんですか?」

智弘「幼馴染のお前だからこそ…かな」


それっきり、この話をしようとはしてくれませんでした

智弘くんの罪

なんなのかは分かりません
でも、私には言えないことらしいです

罪と向き合う、その為には時間がかかるのかもしれませんね

でもいつかは私にも言ってください
心が楽になった時でもいい、苦しくてたまらなくなった時でもいいです

私にも智弘くんの傍に居させてください

智弘くんばっかりって不公平ですから





夕食を終えて、再び暇になりました

さて、何をしましょうか?




1、誰かと話す
2、どこかに行く
3、視点変更
4、自由安価
5、寝る(夢判定に補正)

安価↓

1


>>935選択:1


誰と話しましょうか?


1、新崎智弘
2、星空明日
3、ガルラル

安価↓

2


>>937選択:2、星空明日


今日の更新はここまでです

いやぁ…コンマ神は強敵でしたね…

お付き合いいただきありがとうございました


このお話描き始めてからすでに一か月がたっていたことに衝撃を受けました
なんだかもっと早く進めなきゃって気持ちに囚われてしまう…


再開です


ナズナ「明日姉さん」

明日「あら、な~に?」

ナズナ「暇だからお話ししましょう」

明日「暇って…そうよねぇ、私もネットに繋げなくってイライラしてるわ」

ナズナ「私もテレビもラジオも聴けなくってイライラです!お話ししましょう!!」

明日「そ、そんなに鬼気迫らなくっても…」


なんのお話をしましょうか?


1、西條さんとのお話で思ったことを聞く
2、自由安価

安価↓

1


>>941選択:1、西條さんとのお話で思ったことを聞く



ナズナ「そうだ、明日姉さんも盗み聞きしてたんでしたよね」

明日「え!?う~ん…そうだったかしら~ん…記憶にございやせんね~」

ナズナ「智弘くんがそう言ってましたよ」

明日「おのれ智弘!年長者であり恩人の私を売るとは何事か!!」

ナズナ「恩は押し付けたらだめですよ。まぁ認めたようなのでお聞きしますけど、西條さんのお話で何か思ったことはないですか?」

明日「そうねぇ~………」



コンマ判定
6以上で気づく
己の罪 -3

直下コンマ



コンマ判定:1-3 失敗
※よかった…今日はコンマ神に振り回されることも無いんですね



明日「うん、想像以上に痛い子だったわ」

ナズナ「そ、そういう感想じゃなくって…」

明日「『君の瞳に何が見える』………だってお!」

ナズナ「変声で真似するのはやめてあげてください!!」

明日「いやいや、二十歳であれは相当だよナズナちゃん。もうね、心ちゃんと二人で声抑えるの必死だった」

ナズナ「もう…馬鹿にし過ぎですよ」


どうやら明日姉さんは何も思う所が無かったようです
話を真剣に聞いていなかったとも言えます

確かに俄かには信じがたいお話でしたが、全くの出鱈目ではないと私は思っています


状況判定


見たい人物を選択してください

1、九条冬子
2、甲斐心
3、木間実樹
4、被験番号7番

安価↓2

2


>>947連続所得なので最安価

1、九条冬子
2、甲斐心
3、木間実樹
4、被験番号7番

安価↓


>>949選択:2、甲斐心


~回想~


夕方

新崎のお見舞いの帰り道

「くふふ……」

思わず笑みがこぼれた

今日はいい一日だった
新崎との会話に邪魔が入ることも無かったし、何より西條が最高だった

あんな真面目なトーンであんな痛々しいことを言う奴は初めて見た
見た目も相まって中学生特有のご病気としか思えなかった

「ぷっくくく……いかんいかん、思い出し笑いが…!」

本当に腹筋に悪い男だった
涙が出そうになるまで笑ったのは実に久しぶりだった

新崎もすっかり元気になっていたし

「いやぁ本当、今日はいい一日だった」

もうすっかり、朝の出来事を忘れていた


現在は飛行中
ふと、下に視線を落とす


「……………」


見つけてしまった

偶々なんだろうが狙ってんじゃないかと思いたくなる

朝と同じ、フラフラしながら歩いていた
あ、こけた

「…………はぁ、何やってんだかオレは」

自虐しながらも、目の前に降り立つ


「おい、何している」

7番という名前の黒塗りの少年は此方をポカンと眺める
そして指をさし口を開いた

「……天使?」

「違う、魔法だ。朝と同じやり取りしてんじゃねぇよ」

「…知ってる。覚えてる。……心、甲斐…心」

「……覚えてんじゃねぇか」


もしかしてさっきのは此奴なりの冗談だったんだろうか?
冗談を言う奴とは思わなかったが、意外とそういう感情があるのかもしれない


「………また、会えたね」

「…そうだな」

今朝と同じ、スローテンポな話し方

「……会えて、嬉しい」

「そうかよ」

でも、今朝よりかは話しやすくなったように感じる


「………ねえ、その羽」

「あん?羽がどうかしたか?」

一歩近づく
音のない不気味な足取り

しかし、不安定さは無い
人間のような素早い足取りだった

手を伸ばす
オレの羽に触れようとする



「あ、おい触る―――」

『触るなよ』
そう言いかけた

だが、口がそれ以上言葉を発しなかった

不思議な光景を見た
理解不能な現象が起きた

7番の手は、顔と同じように真っ黒に塗りつぶされていた
爪の先から手のひらまで

その手がオレの羽に触れる

触れたその時

『黒色が剥がれ、肌色の美しい手を覗かせた』


「え、は?」

上手く言葉が出てこない

オレの羽に化粧を剥がす力がある?
いやそうじゃない

きっとそうじゃない


「お、お前…何者なんだ…?」

「………マスターが呼んでる」

獣のような俊敏な動きで後ろを振り返る
そうして、踵を返しどこかに歩き出す

「ま、待てよ!」

立ち止まらない

「待てったら!」

乱暴に腕を掴む

立ち止まった
グリンとした生気の無い瞳がオレを見る

「…………マスターが呼んでいる」

「知らねぇよ。オレの質問に答えろ、お前、何者だ?」

オレの手を振り払う
再びどこかに歩き出す


「待てって言ってんだろ!!」

叫びも虚しく、スタスタと歩き続けていく

半ばヤケクソで叫んだ


「また!また見つけてやるからな!!その時には俺の質問に答えてもらうぞ!!!」

7番の背中に怒声を叩きつける
振り返ることは無かった

「くそ………なんなんだよ…」

なんでオレがあんな奴のことを気にしてやっているんだ!
ムカつく、ムカつく!

「ああ、もう……最悪だ」

苛立ちが収まることは無く
空を飛びながら、頭を冷やした

【五日目終了】

リザルトをすっ飛ばして次の日へ移行


夢判定
5以上で夢を見る

直下コンマ


コンマ判定:44 ゾロ目

ゾロ目補正により成功


夢イベント

1-3  幼き日の思い出
4-6  目を閉じた日
7-9  目を覆う現実
0     ???

直下コンマ


コンマ判定:5  目を閉じた日



ちょっと時間かかります


どうして、どうしてこうなの

私が何かしたの?

私は誰にも迷惑を掛けていないじゃないですか

私はこんなにもいい子じゃないですか

私はもっと褒められるべきです

私はこんなにも頑張ってるじゃないですか

どうして誰も私を見てくれないの

毎日のお料理を誰が用意してると思ってるんですか?

今着ている服を誰が洗ってあげていると思っているんですか?

壊したその皿を誰が掃除すると思っているんですか?

ふざけないで下さい

どいつもこいつも

馬鹿ばっかりだ

自分の事しか頭にない

クズクズクズクズクズクズ!!!

クズばっかりだ!!!

ゴミのような思考回路の小さな脳ミソの人ばかりだ



喧嘩しないで下さいよ

私が二人を宥める

怒りに任せて父にお皿を投げつけた母を

冷たい瞳で母を見下す父を

これは私とお父さんの問題なの!!

母が、あろうことかこの私にフォークを投げてきた

痛い

とっても痛い

頬から血が滲んでいる

熱くなる体に、思わず涙が零れた

あ、ああ…あああ!

母が悲鳴を上げる

貴方がやったんでしょうが

私の背中を撫でながら、大丈夫?と声をかけてくる

ふざけるな

その前に言うことがあるでしょ

大丈夫…だから、喧嘩しないで……

口から出た言葉は心の中とは正反対

ごめん、ごめんな

父が私に声をかける

そうですよ、それが正しいんです

これで一安心

とはいきませんでした


そもそもは貴方の所為でしょ!

母が父に怒鳴ります

まだ言うんですか

なぁなぁでいいじゃないですか

貴方の所為でこの子が泣いてるのよ!

違いますよね?お母さんの所為ですよね?

自分の立場づくりに私を使わないで下さい

父がため息を吐く

お互い、頭を冷やそう

父は背を向けリビングを出ていきます

この場では最も正しい判断です

逃げるの!!

母が見当違いなことを怒鳴ります

父は何も言わず出ていきました

母は思い出したように私を抱きしめます

貴方は私が守るからね

意味不明です

おまけに泣き出す始末

情緒不安定で、さも自分が悲劇のヒロインであるかのような台詞

完全に自分に酔っている

気持ち悪い

だから貴女は馬鹿なんですよ

そう心の中で毒づきながら、母の体を抱きしめ返した



次の日の朝

いつものように迎えに行きます

幼馴染だから仕方なく

おはよう、智弘くん

精一杯の笑顔で挨拶

ですが、何も返事が返ってきません

よく見てみるとまた腕に『包帯』を巻いています

また…やったの?

恐る恐る訊ねます

だから、なんだよ

ぶっきらぼうに答えられます

ある日を境に、ある癖がついてしまった智弘くん

何とかしてやめてほしいのに

やめようよ…こんなこと…

これは本心

本心で悲しかった


やめたら、お前が俺を生かしてくれるのかよ


またそれです


生きているって教えてくれんのかよ


またそれですか

生きているから生きている

それ以上ないじゃないですか

そんなことも分からなくなったんですか?


無責任に心配なんかしてんじゃねー


そう吐き捨てて、歩き出していきました

膝が崩れ落ちる感覚がする

背中を追おうにも足が動かなかった

鼻につんとしたものが来た

目尻に涙があふれた

智弘くんまで…あの人と一緒だ

私を見てくれない……身勝手な人になっている

瞬きすると、涙が零れた

もう嫌だ

私はこんなにも皆を見ているのに

私はこんなにも皆が大事なのに

私は好きな人に好きだと思ってもらいたいだけなのに

………みんな自分の事ばっかりだ

もう疲れちゃいましたよ

ああ…ならばいっそ




何も見えなくなればいいのに





目を覚ました

夢を見ていたような気がします

とても悲しい夢を

酷く辛い夢を

心が締め付けられるような夢を

見ていたような気がします


「おはよう、ナズナ」

右から声が聞こえました
何故か智弘くんが隣で寝ています

「…おはよう、智弘くん」

「もう朝だ、そろそろ起きろ」

軽く頷くも、すぐには起き上がれません

私が起き上がるまで、智弘くんはずっと私を見ていました


「それにしても、隣で寝ていたのに怒らないのは意外だな」

突然そんなことを言います
確かに変かもしれません

でも……

「……なんだか今日は、今だけは」

許してあげます

そんな気分なんです

どうしてか、そう思った

多分、きっと……悲しい夢を見たからでしょう


操作キャラ選択


1、御形ナズナ
2、甲斐心
3、木間実樹
4、九条冬子

安価↓


う~ん…ちょっと最安価にさせてください
九条さんのイベントはまだ早い


最安価

1、御形ナズナ
2、甲斐心
3、木間実樹

安価↓
※連続所得でも構いませんよ

3


>>969選択:3、木間実樹




そろそろ起きる時間だ

そうは分かっていても、布団にくるまりうたた寝を繰り返す

起きなきゃ…起きなきゃ…

そう思いながら、半分寝ていた

ソナタ「…実樹君、起きて」

実樹「ふにゃ!な、なんですか先輩!」

先輩の声に思わず飛び起きる
ていうかなんで先輩が……ってそうだ、昨日は先輩の家に泊まってたんだ


ソナタ「……ご飯、作って?」

実樹「…ああ、はい。お任せあれ~…」

先輩は一人で生きていけないんじゃないかと思うくらい家事全般が壊滅的だ
必死に眠気を押し殺し、先輩に恥ずかしい顔を見せないように精一杯きりっと表情を作る

ソナタ「………寝ぐせ、すごい」

実樹「ほわあ!!お、お恥ずかしい……」

急いで洗面所へと駆け込んだ

せ、先輩…笑ってた
うれs…じゃない!恥ずかしい……なんてこったい


簡単な朝食を食べ終え、身支度を済ませた

これからの予定を考える

まず、昨日は何をしてたっけ……



1、ずっと絵のモデルになっていた
2、ダラダラと遊んですごした
3、自由安価

安価↓

1


>>972選択:1、ずっと絵のモデルになっていた


昨日は………

ずっと絵のモデルになってたな

ズキズキと肩や腰が痛む

ずっと同じ体制で何時間もは辛すぎる

下書きだけでよくなかったですか先輩?

と言いたいがこれも大事な先輩のお願い

絶対に断るわけにも根を上げるわけにもいかなかった


そういえば結局新崎さんのお見舞いに行かなかったなぁ
元気だろうか?

こういう時に通信機器が死んでいるのは本当に面倒くさい


今日くらいはどこかに行こうかな
この世界について調べるのもいいかもしれない


さて、どうしようか?


1、李野ソナタと話す
2、どこかに行く
3、自由安価

安価↓

2


>>974選択:2、どこかに行く



何処に行こうか


1、あても無く街を歩き回る
2、新崎先輩に会いに行く
3、図書館に行く
4、自由安価


安価は↓


>>977選択:2、新崎先輩に会いに行く



うん、新崎先輩に会いに行こう

まだ星空さんの家に居るかな?


実樹「先輩。今から新崎先輩に会いに行くんですけど一緒に行きますか?」

ソナタ「……」



コンマ判定
5以上で行く
木間実樹 +1

直下コンマ


コンマ判定:3+1 行かない


ソナタ「……遠慮する。もうちょっと絵のストックを足したいから」

実樹「そうですか、では行って来ます」


ソナタ先輩は行かないようだ

別に新崎さんは寂しがるような人じゃないが、それよりもソナタ先輩と別れることが寂しい

したいことがあるなら仕方ありませんけどね


星空明日の家を目指して外を歩く


イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:7  イベント発生



さらに判定

1    大量の泥の怪物
2~4  人間?
5~8  ツギハギの怪物
9,0   黒いマフラーの男


直下コンマ


コンマ判定:1  大量の泥の怪物


う、うわ~

とんでもないものと遭遇してしまった

大量の泥の怪物

道を埋め尽くすほどの数

しかも

実樹「メッチャこっち見てるし」

泥の怪物の一つ目が僕を睨んでる

これはきっとアレだろう

アレしなきゃならないんだろう

実樹「うん、まぁいいよ……ちゃちゃっとかたずけてあげるよ」



※戦闘が開始されました


木間実樹
強さ:7

1    ファンブル
2~4 失敗
5~9 成功
0   クリティカル

のコンマ表を使用



能力


『凍える憧憬』
相手に戦闘補正-1
3ターンごとに-補正を1増加させる
コンマ分の先制攻撃
先制攻撃時、強さの差の分更に-
数的不利を受け付けない
9ターン後に勝利する







※インフォメーション
戦闘制限時間を10まで延長。試験段階なので変更があるかもしれない

怪物 typeA
強さ:4

1   ファンブル
2-4 失敗
5-9 成功
0    クリティカル

のコンマ表使用




能力



『泥状の怪物』
戦闘補正-1
耐久値の減少値を-1



耐久値:7


『木間実樹』耐久値:12


『怪物』耐久値:7かける50匹


『凍える憧憬』により数的不利を無効




先制攻撃
コンマ分のダメージ
強さの差 +3

直下コンマ


コンマ判定:4+3


7-4-3=0


ジャストキル


木間実樹勝利



実樹「凍れ」

左目を見開く
視界の全てが凍り付く

無数に蠢く怪物は瞬く間に凍り付いた

実樹「……うん、僕に数で挑んだことを怨むといいよ」

触れれば砕ける氷のオブジェ

踏み砕くなんて残酷なことをする筈も無く、何とか避けながら進んだ

踏んでも踏まなくても、死んでいることには変わりないが


実樹「やっぱり僕のこの魔法ってとっても強いよね。僕なんかには勿体ないや」


もっと温かい魔法がよかったな~

と、妄想しながら星空明日の家を目指した




星空明日の家


実樹「え?帰ったんですか?」

新崎先輩に会いに来たのだが、その先輩が帰ってしまったようだ

明日「昨日にはもう元気だったし。本人も帰りたがってたしね~」

実樹「そうなんですか」

元気ならそれは良かった
しかし、お見舞いのつもりが無駄足になってしまった

今後の予定も無くなったし

どうしようかと考えていると


明日「そうそう、さねにゃん」

実樹「にゃんですか?」

明日「おお、いいノリ。じゃなくって話しときたいことがあるのよ」

そう言って語り始めたのはこの世界の事
昨日、西條涙…九条さんのお兄さんではなく叔父から聞いたらしい

その内容はなんとも信じがたい無いようではあったけど


明日「ってわけ」

実樹「ふ~ん……」


己の罪…か



コンマ判定
5以上で心当たりがある
己の罪 -3

直下コンマ


コンマ判定:6-3  失敗



次スレ誘導
安価とコンマで1から物語を作る その8 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410013118/)


このスレが埋まったら誘導先で再開します

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