光彦「妖怪ウォッチ?」 (26)

光彦「みんなと山に虫取りにきたのにはぐれてしまいました」

光彦「んん……?」

光彦「一体なんでしょうこれは」



いれろ…… いれろ……



光彦「な、なんですか今の声は!?」

いれろ…… いれろ……

いれろ!

いれれば…… いれずんば……



光彦「ど、どういうことですか!?」

光彦「ここに百円玉をいれればいいのでしょうか……」ガチャッ

光彦「あ、何かでてきましたよ」ゴロン

光彦「ガシャポンのカプセル……ですかね?」

光彦「とりあえず開けてみましょう」

ピカーーーー!!


光彦「うわああああああ!?」

光彦「な、なんですか!!何が出てきたんですか!?」























アガサー「ワシじゃよ」

光彦「は、博士!?」

アガサー「はて、博士とは誰のことかのお」

アガサー「ワシは妖怪執事のアガサー、二百年ほど前に手違いで封印されてしまったのじゃ」

アガサー「開放してくれたことには礼をいうぞい」

光彦「よ、妖怪……?」

アガサー「そう、妖怪じゃ」

アガサー「ほとんどの人間の目には見えないが、この世には妖怪が溢れておる」

アガサー「その妖怪を見つけ出すための装置がコレ、腕時計型妖怪検知器じゃ」

アガサー「略して妖怪ウォッチとでも呼ぶがよいぞ」

光彦「妖怪ウォッチ?」

光彦(ほとんど略してないですよね、しかも何故英語にしたのでしょうか……)

コナン「おっ、いたいた」

灰原「円谷君、あまりみんなを困らせないで」

光彦「み、みんな」

光彦「そうだ、ちょっとこれ見てくださいよ」

光彦「どう見ても博士ですよね、また変な発明品で……」

歩美「えっ、何いってるの光彦くん?」

灰原「博士なら今日は用事で遠くに出かけてるハズよ」

光彦「はい?」

アガサー「言い忘れておったが、ワシの姿は光彦君以外には見えないぞい」

光彦「それじゃ本当に博士じゃなくて妖怪……」

コナン「光彦おめえ頭大丈夫か?」

灰原「熱中症で意識が朦朧としてるようなら危険ね」

光彦「い、いえ!そういうことではないんです!」

光彦「すみませんみんな、気にしないで下さい」

光彦(なんだか面倒なことになりましたね……)

元太「……」

コナン「おい元太、さっきから黙ってどうしたんだ?」

元太「うなぎぃ……」

コナン「げ、元太!?」

元太「その股間のウナギをよこせえええええ!!」

コナン「うわあああああああ!?」

灰原「やめなさい小嶋君!」

歩美「元太くんどうしちゃったの、こんなのおかしいよ!」

光彦「これは……」

アガサー「妖怪の仕業じゃな」

アガサー「光彦君、妖怪ウォッチのレンズを通して元太君を見てみるのじゃ」

光彦「わかりました」カチャッ

元太「はっはっは、うなぎぃー!!」

ホモホーモ「コナンの股間のうなぎをおいしくいただくホモー」

光彦「なんですかこれは!?」

アガサー「ヘンタイ族の妖怪、『ホモホーモ』じゃ」

アガサー「ちなみにポカポカ族の『ホノボーノ』とは一切関係のない妖怪じゃ」

光彦「はあ」

アガサー「元太君はこやつに憑りつかれたことでホモになったのじゃな」

アガサー「いわゆる妖怪不祥事案件の『お前ホモだったのかよ……』というやつじゃ」

光彦「それは完璧に不祥事ですね」

アガサー「ちなみにヘンタイ族を見つけられるのはワシの作った妖怪ウォッチだけじゃ」

光彦「なんでですか?」

アガサー「本編がCERO Aで販売できなくなるからじゃ」

光彦「なるほど」

光彦「しかし、この妖怪をどうすればいいのでしょうか?」

アガサー「交渉で解決するか力尽くでやめさせるか」

光彦「まずは交渉してみましょう」

光彦「ホモホーモさーん、これ以上元太君を暴走させるのはやめてくださーい」

ホモホーモ「じゃあかわりに君のうなぎを貰うホモー」

光彦「交渉決裂です、実力行使でいきましょう」

アガサー「諦めがいいのう」

アガサー「それでは妖怪メダルをセットしてともだち妖怪を呼び出すのじゃ」

光彦「え、ボクそんなもの持ってないですよ」

アガサー「そう思って今回は協力してくれそうな妖怪のメダルを用意しておいたぞい」

光彦「わかりました」

光彦「ボクのともだち、でてこい『ナガバナナ』!」

ナガ♂バナナ「こらあああああああ!!このおにぎり坊主!!」

ナガ♂バナナ「ワイの工藤になにさらしとんじゃボケエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」ドゴオ

ホモホーモ「ぐほおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」

元太「ぐほおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」

光彦「あ、あれ?」

光彦「この人って確か……」

アガサー「ヘンタイ族の妖怪『ナガ♂バナナ』じゃ」

アガサー「ニョロロン族の『ナガバナナ』とは一切関係ない妖怪じゃから気にしてはいけないぞい」

光彦「いや、そうじゃなくてですね?」

ホモホーモ「いきなりなにするんだホモー!」

ナガ♂バナナ「じゃかましい!!」

ナガ♂バナナ「お前がホモセックスの素晴らしさを広めようとするのは構わん」

ナガ♂バナナ「だがワイの工藤に手ェだしたのは間違いだったなあ!」グイッ

ホモホーモ「やめてホモー、そんなおっきいの入らないホモー!」

ナガ♂バナナ「そうはアカンで、ワイのナガバナナでキッチリ懲らしめたる!!」ズポオッ

ホモホーモ「ぬほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

元太「ぬほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ナガ♂バナナ「工藤のうなぎはワイだけのもんや、誰にも渡さんで!!」パンパンパン

ホモホーモ「ひぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」ドピュッ

元太「ひぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」ドピュッ

光彦「うわあ……」

アガサー「事件は無事解決じゃな」

ナガ♂バナナ「そうやで工藤、お前はワイだけのもんや……」ハァハァ

光彦「あれ、服部さんの様子がおかしくありませんか?」

ナガ♂バナナ「工藤、工藤ぉぉぉおおおおおお!!!」

元太「工藤、工藤ぉぉぉおおおおおお!!!」

コナン「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!」

アガサー「なんと、今度はナガ♂バナナが元太君に憑りついてしまったぞ!」

光彦「どうするんですか博士!?」

アガサー「しかしおかしいぞい」

アガサー「ナガ♂バナナは大きすぎる股間のバナナで新一のアナルを傷つけるのを怖がっておったハズ」

アガサー「いきなり新一を襲おうとするなど、別の妖怪の仕業じゃとしか思えん」

アガサー「光彦君、もう一度レンズを覗いてみるのじゃ」

光彦「分かりました」カチャッ

ムラムライオン「ムラムラー!!」

光彦「博士、こいつは?」

アガサー「ヘンタイ族の妖怪『ムラムライオン』じゃ」

アガサー「憑りついた相手を異常にムラムラさせてしまう妖怪じゃな」

アガサー「もちろんイサマシ族の『メラメライオン』とは一切関係のない妖怪じゃ」

光彦「待ってください、まだ妖怪レーダーに反応が残ってます!」

アガサー「なんと!」

アガサー「それでは光彦君、その全てを見つけ出すのじゃ」

光彦「はい!」カチャッ

ぎしあん鬼「抱きたいんだろ、そうなんだろ、なあおい?」

ヤリたい師「ヤリたいのお……」

ハメマクール「さあ、早くお尻の穴を広げるんだベイビィ」

絶倫オジイ「何発でも中田氏できるんじゃ!」

光彦「な、なんなんですかコイツらは!?」

アガサー「まさかヘンタイ族の妖怪がこれほど多く憑りついていたとはのう」

ハメマクール「憑りついているんじゃないよ、ボクらはナガ♂バナナに協力しているのさ」

ムラムライオン「ムラッ!!」

ハメマクール「奥手なナガ♂バナナは理由を付けては好きなコナン少年に手を出さずに見てるだけ……」

絶倫オジイ「ワシらから見てもアレは不健全じゃわい」

ヤリたい師「ヤリたければ自由にヤルのが一番じゃからのお……」

ムラムライオン「ムララアッ!!」

光彦「でもコナン君は嫌がってるみたいですよ?」

ホモホーモ「そういうことなら任せるホモー」

光彦「ホモホーモ!?」

ホモホーモ「ボクもナガ♂バナナの恋を応援するホモー」

ホモホーモ「コナン少年が全てを受け入れられるようにホモにしちゃえば万事可決だホモー」

アガサー「まあそれでも解決しそうじゃの」

光彦「いいんですか博士?」

アガサー「光彦君はこれだけの数の妖怪を止められるのかのお?」

光彦「無理ですね、コナンくんのアナル処女は諦めましょう」

アガサー「本当に君は諦めがよいのお」

ナガ♂バナナ「イクで工藤!!」パンパン

コナン「ぬほおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ビクンビクン

光彦「まあ本人が幸せそうな顔してるからいいですよね」

アガサー「そうじゃの」

光彦「あ、そうだムラムライオン」

ムラムライオン「ムラァ?」

光彦「せっかくなので灰原さんにも憑りついて下さいよ」

ムラムライオン「ムラッ、ムラムラア!!」ヒョイ

灰原「ちょっと小嶋君、江戸川君になんてこと……」

灰原(あれ、なによこの感覚///)

灰原(まさかこの私が小嶋君と工藤君のホモセックスを見て……?)

歩美「どうしたの哀ちゃん、早く二人を止めないと!」

ナガ♂バナナ「あと十発は軽いで工藤!!」ドピュドピュ

コナン「らめえええええ!!お尻の穴で孕んじゃうのおおおおおおおおおお!!!」ビクンビクン

灰原「そうね……ハァ……早く二人を……ハァハァ」

歩美「あ、哀ちゃん?」

光彦「成功です!」

光彦「あとはヤリたい師かぎしあん鬼の能力でボクと灰原さんを強制ベットインさせるだけですね!」

アガサー「光彦君、これ以上の妖怪ウォッチの悪用は止めたほうがよいぞ」

光彦「何言ってるんですか、素晴らしいじゃないですかこの装置は!」

光彦「妖怪のチカラを利用すればエッチなことし放題です!」

光彦「バカな女どもに貢がせればお金の心配もしなくてすみそうですしね!」

光彦「ボクはこの妖怪ウォッチを使って新世界の神になるんです!!」

アガサー「だからそういうことを言っておるとじゃなあ……」

もわもわもわー

光彦「あれ、なんですかこの煙」

光彦「それに周囲もなんか暗くなって……」

???「それ以上は」

???「アカアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!」

アガサー「ついに出てきおったな」

光彦「は、博士あれは……」

アガサー「『赤鬼』じゃ」

アガサー「光彦君の横暴に、ついに鬼時間が始まってしまったのじゃ」

光彦「お、鬼時間……?」

赤鬼「これ以上妖怪ウォッチの世界を汚したらアカアアアァァァァァァァンッ!!!」

光彦「ひいっ、みなさん助けてください!!」

赤鬼「アカン!!アカンッ!!」ドカバキグチャッ

ホモホーモ「」

ムラムライオン「」

ぎしあん鬼「」

ヤリたい師「」

ハメマクール「」

絶倫オジイ「」

光彦「は?」

アガサー「レベルが足りとらんのう、壁役もおらんし」

光彦「はっ、博士……どうすれば」

アガサー「諦めるのじゃ」

光彦「諦めるんですか」

アガサー「そうじゃ」

光彦「わかりました」

光彦「ってなるわけないでしょうがああああああああああああああああああああああ!!」

光彦「誰か助けて下さいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

赤鬼「アカンッ!!」ドカバキグチャゴリブチュギリギリザシュボゴ

光彦だったもの「」

アガサー「これで光彦君の暴走事件も無事解決じゃな」

アガサー「……はて、何か忘れているような気が」

元太inナガ♂バナナ「ワイの元気な赤ん坊しっかり産んでくれよ工藤!!」ビュルルルル

コナン「おちんぽ最高おおおおおおおおおおおお!!妊娠確実!!」ビクンビクン

灰原「そうよ、コレよ!!私の求めていたのはコレなのよ!!」ハァハァ

歩美「ふぇぇ、みんながおかしいよお……」

光彦だったもの「」

アガサー「まあ忘れる程度じゃからたいしたことではないの」

アガサー「また妖怪ガチャの中で一眠りするか、ほっほっほ」



(終わり)

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