エレン「爺さんの書庫?」(83)

アルミン「そうだよエレン!新たに隠し扉を見つけたんだ!秘蔵の本はすごかったよ……」ジュルリ

アルミン「これはおじいちゃん秘蔵の本に書いてあったんだけど、男にはね、ラッキースケベ体質を持つ人がいるんだって!」

エレン「うーん……幸運なエロい奴ってことか?」

アルミン「そんな簡単な話じゃないんだ。いいかいエレン、ラッキースケベ体質な人は、特に望まなくても女の子のお○ぱいに触れるんだ!」

アルミン「それだけじゃない!パンツだって見れるし、あわよくば顔面騎乗位も夢じゃないんだよ!」

エレン「女の子の体はむやみに触っちゃダメって母さんが言ってたぞ。憲兵に捕まるんだろ?」

アルミン「無理矢理触るのとは違うんだ!あくまでも偶然!ムードも関係なく!エッチなアクシデントがまー起こっちゃって起こっちゃってあばt△ま※!!!」

エレン「落ち着けってばアルミン!ちょっと気持ち悪いぞ」

アニメ組の方には後半でネタバレがありそうです
ご注意ください

ギャグベースのシリアス有り展開になります
お付き合いいただけたら幸いです!

期待しておるぞ

アルミン「ご、ごめん、つい興奮しちゃって」

エレン「気をつけろよ?お前は爺さんの本を読み過ぎて早熟なんだから。こんなこと他の奴に話したらまた異端者って言われちゃうぞ」

アルミン「あいつらはガキだから僕の言うことを否定するしかないんだよ!ntrの良さがわからないなんて…っ!」ドンッ

エレン「うーん…壁外の話は俺も好きだけど、癖外のことはちょっと俺でも勘弁だな」

ハンネス「相変わらずいい趣味してやがるな、アルミン」

エレン「ハンネスさん……うわっイカ臭っ!またやらかしたのかよ」

ハンネス「今日は朝から門の警護なんだ。そうすりゃ同僚の腹も減るし喉も乾く。それにたまたま俺のカルピスが少々混ざっていたところで大した問題じゃあない」

エレン「いつも少し失敗してズボンについてるから臭うんだろ!もう門の警護なんてお休み貰ってちゃんとそういうお店にいけよ!」

ハンネス「ハハッ違いねぇ!だけどなエレン、……身近な同性に密かに飲ませるからこそ、興奮するんだぜ?」

エレン「!……俺にはわからないよっ!そんなことするくらいなら俺は可愛い女の子のいるお店に行くね!」ダッ

アルミン「あ、待ってよエレン!」タタッ

ハンネス「あいつまさか……どノーマルなのか?」

なんだこれwww

・・・・・

ミカサ「エレン、こんなところにいたんだ」

エレン「ミカサ……うん、ちょっとアルミンがハメ外してたからお前と一緒には居られなくて。ごめんな」

ミカサ「私は大丈夫、もう慣れたから。私もntrは至高だと思う」

エレン「……」

アルミン「今日はラッキースケベについて語っていたんだよ」ヒョッコリ

ミカサ「……通りの角でぶつかっただけで胸を鷲掴みにしてしまうようなこと?」

アルミン「察しがいいね!」

カーン カーン カーン…

エレン「あ!英雄の凱旋だぞ!」

アルミン「でね、もしミカサがタオルを体に巻いてお風呂から出たら……」ハアハア

ミカサ「!……偶然エレンの目の前で、タオルが落ちる?」

エレン「ねぇ英雄を見に行こうよ……もうスケベは後にしてよ……」ウルウル

──…

エレン「バカバカ!二人がスケベの話をやめないから英雄の凱旋を見れなかったじゃないか」グスグス

アルミン「仕方ないよ、僕も英雄は見たかったけど……エレンの涙の価値には到底及ばないからね」

ミカサ「私たちに無視される流れからのエレンの涙は鉄板。心は痛むけれど快感には変えられない……これは真理」

エレン「そんなこと言うなら……俺はもう泣かないもん……強くなってやる!」グッ

アルミン(なんて操りやすい性格なんだ…っ!)ゾクゾク

ミカサ(強い瞳、強い心……折りたい)ゾクゾク

ミカサが既にエレンを洗脳しようとしてやがる((((;゜д゜)))

──エレン宅

エレン「母さん、俺強くなるよ。訓練生に志願するつもりなんだ」

カルラ「エレン、訓練生になるなんて本気なの!?母さんは嬉しい…っ!あんたは危なっかしいから、いつか変な奴らにイタズラされるんじゃないかとずっと心配していたのよ!」チラッ

グリシャ「!……チッ」

エレン「あれ?父さん出掛けるの?」

グリシャ「あぁ、二つ上の村に診察にね」

グリシャ(エレン、帰ってきたらずっと秘密にしていた地下室を見せてあげよう)ヒソヒソハアハア

エレン「本当に!?」

グリシャ(シーッ!母さんには内緒だぞ、な?な?)

エレン「いってらっしゃーい!」キラキラ

カルラ「……」ガチャンッ!

エレン「母さん、そんなに強く閉めたら扉が壊れちゃうよ?」

カルラ「そういえばミカサ、あなたの身の振り方も考えなければいけないわね」

ミカサ「おばさん、私はエレンのそばにいたいから訓練生に志願する。エレンがいない生活は(性欲の大半が処理できなくて)耐えられないと思う」

カルラ(……何か重要な部分が隠されていた気がする……まさかミカサまでアルミンに影響されている…?)

ミカサ「おばさん…?」キラキラ

カルラ「!(ミカサを疑うなんて…)なんでもないわっ!エレンをよろしくね?」ホッ

ミカサ「うん!……勿論、死ぬまで一緒。物理的に」キラキラ

ワロタ

エレン「お腹いっぱい……川のそばで昼寝でもしようかな」

ミカサ「私もいく」

トテトテ…

アルミン「あ!二人とも~!」

エレン「よう、アルミンもご飯食べ終わったのか?」

アルミン「うん!それより聞いてよ!おじいちゃん秘蔵の本に書いてあったんだけど、世の中には潤滑油っていう便利なものがあるんだって!」

エレン「じゅんかつゆ?何に使う物なんだ?」

アルミン「聞いちゃう?早速聞いちゃうの?エレン、君って本当に期待を裏切らn…」

ドンッ

エレン「うわぁっ!な…何だ!?爆発か!?」

アルミン「あっちだ!」タタッ

エレン「待てよアルミン!何が見えるって言うんだよ!?」


エレン「!」

超大型巨人 ゴゴゴゴゴ…

エレン「何だよあれ……あの壁は五十メートルだぞ!?頭をのぞかせるなんてそんなバカな……」

アルミン「すごい……巨人は大きくても十五メートルって聞いていたのに!」

アルミン「歳の差や身分差などの“差”は大切なスパイスだけれど、まさか巨人にここまでの身長差愛が存在するなんt……」

ドカーンッ!


エレン「!穴があけられた……巨人が入ってくる!逃げるぞミカサ、アルミン!」

アルミン「先に行ってて!無修正グロの大チャンスかもしれない!」ダダダダッ

カルラ「エレン!ミカサ!船着き場に向かって逃げるわよ!」

エレン「母さん!でもアルミンがまだなんだっ!」

カルラ「……」

エレン「俺の……友達なんだよ…っ!」

カルラ「……アルミンは母さんが助ける、あんたはミカサを守りなっ!」

──…

─────
───


「君、シガンシナ区から来たんだろ!?じゃあ見たんだよな……超大型巨人!」

「超大型巨人ってどんな奴だったの!?」

ガヤガヤ…


エレン(巨人を思い出して気持ち悪くなっちゃった……)ウエッ

アルミン「エレン、大丈夫かい?水を持って来たよ」

エレン「アルミン……あぁ、大丈夫だ。ありがとな。外の風に当たって随分楽になったよ」

アルミン「良かった。明日から早速訓練なんだし。一緒に頑張ろうね」

エレン「ああ、そうだな」

ミカサ「エレン、アルミン、今日は早く寝なきゃ」

アルミン「そうだね、あっミカサ!ちょっと手伝って欲しいことがあるんだ。エレンはここで休んでてね!」タッタッタッ…

この世界は残酷だ…

エレン(ほら母さん、アルミンはもう大丈夫だよ。もう昔みたいにスケベな話ばかりするような奴じゃないんだ)

エレン(あの後、母さんはアルミンを引きずるように連れてきて無事に船に乗り込んだ。そして母さんも父さんの帰りを待つために、住み込みで働ける定食屋で忙しい毎日を過ごしている)

──カルラ(エレン、お願いだから母さんの言うことを聞いて……アルミンには気をつけて!また無修正の~とか言い出したら急いで耳を塞ぐのよ!?
こんな忠告、まだあんたには理解出来ないかもしれないけれど……早く力をつけるか、まともな大人の庇護を受けて!お願い……あっちの世界には行かないで!
……あと、兵舎に入ったら手紙書きなさいよ?しつこいようだけど女の子には優しく、体をむやみに触っちゃダメよ?アルミンの言うことを鵜呑みにしないでうんぬんかんぬん…──)

なにこれ面白い


エレン(母さんの最後の言葉……。徐々にあの性格から落ち着いていったアルミンを、まだ疑いの目でみながらすごい必死に言われたっけなぁ。
あと貞操がどうのとか言ってたけど内容詰め込みすぎでよく覚えてないわ)

エレン「母さん、俺強くなるよ……泣くのは、これが最後だ……休みの日には会いに行くからね」ウルウル

・・・
・・


○○○ン「期は熟した。さぁ、我らの囚われた性癖に自由を……っ!」


──破られたウォール・マリア、そして平和な日々

また再びこの地に戻るという強い決意を胸に、少年は茨の道へと身を投じた

共に歩む彼の大切な家族と親友が、少年の後ろ姿に抑えきれない欲望を覗かせているということに、この時の彼は気づけずにいたのだが…


to be continued...

ちょうどキリもよくて眠いのでこの辺で一旦失礼します

アニメも見る単行本派なのですが、手元に本がないまま書いたので細かい不一致はスルーでお願いいたします
おやすみなさい


エレン逃げてー

おはようございます
続き貼ります

第二部

──適性判断

エレン「え……?」プラーン

エレン(やばいやばい、なんで俺こんなに出来ないんだ?)

エレン(皆みたいにちょっとでも粘るとかも無しにグルンッて……グルンッて……)ジワッ

アルミン「きましたぞミカサ殿ーっ!」

ミカサ「驚愕顔からの涙目コンボ……感無量」ウットリ

エレン「な……泣いてなんかないからなーっ!」グッ

・・・・・

コニー「俺天才だからな~感じろとしか言えん」

アルミン「だよね!僕も正直全身をベルトに縛られたエレンを見た時にはビンビンに感じたよ!」

エレン「そんな!もっとなんかアドバイス的なもんは……」

エレン「え?ってかアルミンお前……その感じ……え?そういや適性判断中もなんか変なこと……」

アルミン「……ふふ。さぁ、こんな所にいたって仕方ないよ!練習しにいこう!」

コニー「え、ちょ……なにあれ」ポカーン

エレン「ミカサ!大変なんだ、アルミンの性格が……!」

ミカサ「大丈夫、アルミンは平常。カルラおばさんの前ではネコを被っていただけ」

エレン「そんな……!じゃあまさかミカサも…?」

ミカサ「……ntrは至高」

エレン「」

アルミン「さあさあ、早速ベルトを装着しようじゃないか、エレン?こっちにおいで」パチンッ

エレン「ベルトを鞭みたいに振り回すのやめろよ!当たっちゃうだろ!?」

アルミン「大丈夫!仮に狙ったとしたら、僕はエレンの乳首に確実にヒットさせられるだけの技術があるからね」パチンッ

ミカサ「エレン、下手に逆らわない方がいい。アルミンは今まで大人しくしていた反動で少し我を忘れているから」

エレン「いや普通は逆らうだろ!?叩かれたら痛いじゃないか!」

アルミン「痛みの中に忍ばせた愛に気づけたら一人前なんだ……」ジリジリ

エレン「いきなりそのレベルまでいけるわけないだろ!?」

パチンッ

エレン「ひっ!?」

アルミン「ご主人様と……」ハアハア

エレン「呼ばないからな!絶対にっ!」

エレン「っていうかまずは立体起動の訓練を手伝ってくれってばー!」ウワーン

ヒソヒソ…

コニー「なぁ、あいつ大丈夫かなぁ?」

ジャン「……練習に出てったかと思ったら半泣きで帰ってきたもんな。からかってやろうかと思ったらさぁ……あれだろ?」

コニー「土のついた上着を脱いだら、胸にアザがいくつも……しかも背中には“せなか”って文字のアザまで……」ブルブル

ジャン「声掛けられねぇっつーのな。あれかな……親の虐待とか?」ゾクッ

コニー「いや、俺はあの練習の前に少し話しただけでもわかる程にぶっ飛んでたアルミンって奴が怪しいと踏んでるんだ」

ジャン「!でも奴らは同郷の友人だって言ってたし、流石に……それは可哀想っつーか」

コニー「なんにせよさ、エレンにはちょっと……優しくしてやらないとな」

ジャン「お、おう……そうだな」

ちょっと外します

期待してる

これは期待

つ芋

期待

キース「エレン・イェーガー!この適性判断すら合格出来ないようではすぐにでも開拓地に戻ってもらうからな!ダメならすぐにでも退団届を書かせてやる……これが最後のチャンスだ」

エレン「ハッ!」

エレン(……とは言っても結局あの後アルミンが暴走しすぎて練習もろくにしていないし……もうダメだ)

エレン(何より今だって最前列で俺の事を凝視している二人を見るとちょっと寒気が……)ブルッ

エレン(もう開拓地に帰った方が身のためなんじゃ……)

(──カルラ「エレン、訓練生になるなんて本気なの!?母さんは嬉しい…っ!あんたは危なっかしいから…──)

エレン(!!!……そうだ、俺を生んでくれた母さんがあんなに喜んでくれたんじゃないか!今ここで挫けてどうする!)

エレン(巨人を駆逐して帰るんだ、シガンシナに……俺たちの家に……っ!)

エレン「俺は絶対に兵士になるんだぁぁぁぁ!」プルプル

エレン(どうだアルミン!ミカサ!俺はもうお前たちのスケベになんて負けn──)グルンッ

エレン「」

キース「……降ろしてやれ」

エレン「!……違う、俺はまだ……!」

キース「ベルトを交換して、もう一度だ」

・・・・・

エレン「やった……出来たよ母さん!俺、やったよ…っ!」グスグス

キース(グリシャ……お前変態だった癖に息子は随分可愛いく育ったんだなぁ)シミジミ

アルミン「あぁー…いいわぁー…」ビンビン

ミカサ「……」ジュンッ

コニー(やべー!こいつらやべー!)

ジャン(ウットリ顔の極地……しかもアルミンは完勃ち)ゾクッ

コニジャン(あいつ開拓地戻りの方が良かったんじゃ……?)

待ってました

──時は流れ、104期卒団式の夜


ジャン「あの泣き虫エレンが上位五位になるとはなぁ。入団当初は俺が負けるなんて思いもしなかったぜ」

コニー「マジで心配してたもんな、俺ら。……あのド変態に潰されるんじゃないかと」

エレン「本当に二人には感謝してる。俺が今まで挫けずにやってこれたのは二人のおかげだ」

ジャン「……いや、正直言うと俺もお前たちがいなかったらやっていけなかった。何度教官宛に退団届を書いたかわからないからな」

コニー「俺もだよ。十回は出したぜ。毎回引き止められたけど。村に戻って肩身の狭い思いしながらも、狩猟で暮らした方が何倍も精神的に楽だといつも考えてたぜ……」

エレン「本当に……本当にごめんな、俺の友達のせいで……」

エレン「訓練兵団がスケベの巣窟になっちまうなんて──」

アルミン「呼んだ?呼んだよね、ふふっ」

エレン「アルミン……そう言えばアルミンは所属兵科は決めたのか?」

コニー(エレンのすごい所はスケベーズにも普通の会話が出来ることだよな)ヒソヒソ

ジャン(まぁすぐに話の腰を折られて掘られて大惨事になるんだがな……)ヒソヒソ

アルミン「僕は調査兵団に決めたよ」

エレン「!アルミンは座学トップなんだからもっと違う道があるだろ?考え直せよ」

アルミン「確かに技巧方面からも戦術方面からもスカウトは来ているんだ。試験をパスしたとはいえ体力面ではギリギリだったし」

アルミン「でもね、僕はエレンとスケベ無しには生きていけないんだよ」

ジャン(くっそ真面目な顔で何言ってやがる……)ドンビキ

エレン「……俺はお前のスケベを直してやりたかった」

アルミン「……それは大きなお世話ってものだよ。いくら親友でも、ね」

エレン「!」

アルミン「僕もミカサも、そしてスケベーズの皆も。確かに君たちから見れば、少し特殊な性癖持ちに見えるかもしれない」

アルミン「でもね、僕らはそこに愛を見いだしているんだよ」

エレン「!愛を……?」

アルミン「ハンネスさんを思い出してみて。彼は同性にそれとなく精液を飲ませることに情熱を注いでいただろ?」

コニー(誰だか知らないけどくっそ変態だな)

ジャン(あかんやつや……)

アルミン「ハンネスさんは別にシゴいてイって出したものが勿体無くてそんなことをしていた訳じゃない」

アルミン「彼はそう、自分の精液に愛を込めていたんだよ」ウットリ

エレン「いや、改めて考えてみてもその思考は理解出来ない」

アルミン「更に、僕らにとって第ニの父親と呼んでもおかしくない、キース教官」

エレン「あ、あの人は数少ないまともな人だろ!?」オロオロ

アルミン「彼の愛は夜中の教官室でしか行われないから気づきにくかったかもしれないけどね、彼は立派なスケベーズだ」

ジャン(嘘だろ……俺めっちゃ人生相談してたのに)

コニー(あの人もスケベーズだなんて……)

アルミン「教官は訓練生が出した退団届で肉棒を包みシゴくことに愛を感じていた」

ジャン「」
コニー「」

エレン「ジャン!?コニー!?やばいやばい白目向いてる!」

アルミン「教官自らが退団を説得し、“退団届は私が預かる”と言ったところからは彼のターン。己の大切な訓練生が、悩みに悩んだ筆運びを感じながらエクスタシーに達していた。それも愛なんだよ」

アルミン「ついでに言うと教官は常々『キルシュタインとスプリンガーは金の卵』と言っていたね」

ジャン「」ガハッ
コニー「」ブフッ

エレン「とどめをさすなよアルミン!ああ……二人が血塗れに……」オロオロ

アルミン「驚いたかい?かくいう僕だってね、愛ゆえのルールを守って生きてきた」

アルミン「僕の愛にはミカサの存在が重要だ。なんたってntr愛だからね」

ジャン「……ハッ!気絶しちゃダメだ!兵舎で気絶なんてしようもんなら……」ゾクッ

コニー「……ハッ!そうだ、気絶なんてしたら誰の餌食になるかわかったもんじゃない!」ゾクゾクッ

エレン「良かった二人とも……生きててくれて……さぁこれで口元の血を拭け」ウルウル

アルミン「僕はエレンが寝ている間に得た精液の量は必ずミカサに報告したし、キスだって秒数まできちんとカウントした!」ドヤァ

エレン「」

ジャンコニ「うわぁぁぁあっ!エレーン!!!」

アルミン「それは僕だけの満足だけでなく、ミカサのntr愛を満たす事にも誠心誠意尽くしたからだ!」ドンッ

・・・・・

エレン「あ、朝だ……」ガクガク

コニー「暖かい日差しの中なのに……鳥肌がまだおさまらねぇ…っ!」ゾクゾク

ジャン「まさかあれから男子スケベーズ大集合で性癖暴露大会が始まっちまうなんて……」ブルブル

エレン「!ジャン、コニー、急げ!奴らが話し疲れて寝ている間に着替えて飯に行こう!……布団を被るのを忘れるなよ!?」ゴソゴソ

コニー「!おう、同室の奴の着替え覗きが日課って言ってた奴すげー多かったからな……」ゴソゴソ

ジャン「まさかライナーたちに毎日のパンツ柄日記をつけられていたとはな……」ゴソゴソ

エレン「チェックを担当する相手までちゃんと割り振ってたからな。怖い組織だぜ」ゴソゴソ

アルミン「エレンのだったら朝勃ち日記もつけてるよ」

ジャン「そりゃー更に恐ろしいこったな……ん?」

期待と芋と待ってましたありがとうございます
細切れ投稿ですみませんがまたきます

授業中に吹いた

エレンジャンコニー……強く生きろよ……!!
面白い乙

この三人だけがまともなssって珍しいと言うか初めてなんじゃ

エレン「き、緊急回避ぃぃぃぃ!!」ブワッ

アルミン「泣きながら布団にくるまったエレンも最高だよ」ニコッ

ジャン「くそっ……エレン!コニー!布団と着替えを放すなよ!?」ガシッ ガシッ

ジャン「うおぉぉぉぉお!!」ダダダダッ

アルミン「すごいや…二人を布団ごと担いで行くなんて流石ジャンだな。でもまだ今日の記録つけてないのに……おや?」ピクン

・・・・・・

ジャン「ここまで来れば……おい、さっさと着替えちまえ!」

コニー「あ、ああ!助かったぜ!」ゴソゴソ

エレン「もう飯がどうとか言ってられないな」ゴソゴソ

ジャン「……着替えながら聞いてくれ。コニー、そしてエレン。一つ考えたんだが……お前たち憲兵団に行く気はないか?」

コニー「?何故だ?アルミンの様子を見る限り憲兵団にもスケベーズはいそうだぞ?」

エレン「……何か考えがあるのか?」

ジャン「あぁ、スケベーズとの戦いを思い出してみたんだが、実はアルミンが一緒にいる時ほど悪のりが酷くなる傾向があるように思えるんだ。そうは思わないか?」

コニー「!た……確かに」ゴクリ

ジャン「アルミンと……言いたくないがミカサの二人は年季が違うせいか突き抜けすぎていて、いつでもどこでもブレがない」

エレン「……」

ジャン「でも二人に影響されていった奴らは、まだ経験が浅いせいか単独では軽いスケベに過ぎないだろ?」

コニー「そういやそうだな……やってることも覗き見だのちょっとした収集癖だの、言っちまえばまだスケベ素人ってとこか」カチャカチャ

ジャン「そうだ、だからな、お前らが調査兵団に行くと決めた気持ちを無視する訳じゃないし、正直俺も揺れているんだが……アルミンが来れない憲兵団なら……」

コニー「もう少しマトモな毎日が送れるって訳だな!?……よし、準備完了!」

エレン「……」

ジャン「どうだ?エレン、お前がシガンシナに早く帰りたい気持ちはわかるが……おい、なんで泣いてるんだよ」

エレン「……うっく……」ポロポロ

ジャン「そ、そんなに嫌な提案だったか!?」

エレン「違う!違うんだ……ジャン、本当にすまない」ポロポロ

コニー「こんなに泣くなんて何年ぶり……ってなんでエレンはいつまでも布団にくるまってんだよ、寒いのか?」

ジャン「エレン、まさかお前……!」ワナワナ

エレン「俺……ズボンを部屋に忘れてきた……っ!」ブワッ

コニー「!どうすんだよ!?上半身だけ着替えバッチリで下半身パジャマとか……部屋に取りに戻るのは困難だぞ!?」

エレン「だから涙が止まらねーんだ!……ジャンは俺たちをかついで逃げてくれた!しかも俺たちを放っておいて憲兵団に一人でいけば被害は少ないのに……あえて誘ってくれた!」

ジャン「エレン……」

エレン「それなのに俺は……この大事な局面にすらズボン一つ自由には出来ない……役立たずだっ!」

エレン「お前たちだけだったよ……あの変態二人を幼なじみに持つ俺を、まともだと信じてくれたのは」

コニー「どうしたんだよエレン、だってお前は最初から変な事なんて一度もしてなかった──」

エレン「普通の奴ならさ、俺もまとめて距離をおくよ。俺だって、自分が第三者だったら俺とまともに話そうとは思わない」

コニー「!」

ジャン「……」

エレン「俺は、やっぱり調査兵団に行く……っ!シガンシナ云々はともかく、アルミンは俺が抑えなきゃいけないんだ」

コニー「でもお前、たった一人でどうやって……」

エレン「アルミンとミカサは……正直俺が近くにいれば大人しいはずだ。ジャンの話を聞いて考えてみたんだ。……今思えば、昔から三人だけでいる時が一番ヤバかった」

エレン「考えないようにしていたんだろうな……無意識のうちに。お前らっていう仲間が出来て、侵食されていく仲間たちを見送って……」

エレン「今更……一人であの二人を相手にするのが怖かったんだ」

ジャン「そんなの……誰だって怖いだろ!?寝てる間に精液ぶんどってく輩だぞ!?」

エレン「あ、ごめんその話はマジでやめてまだ受け止めきれてない」

ジャン「す、すまん俺も自分で言ってて鳥肌がたった」ゾワッ

コニー「……」ゾワッ

エレン「だから……だからさ、俺は調査兵団で二人を抑える。ジャンとコニーは憲兵団に行ってくれ」

エレン「それでそこから、憲兵団の内部からスケベを駆逐して欲しいんだ」

ジャン「!」
コニー「!」

エレン「変態の見本市みたいなアルミンと物理的な距離が開けば、軽度スケベな奴らは目を覚ましやすいと思うんだ」

エレン「正直言って生存率の低い調査兵団なら、勝手に駆逐される可能性もあるし……俺が二人を抑え切れれば……」

アルミン「はびこったスケベを減らしていける……と?」

イイハナシダナー(;∀; )

エレン「アルミン……そうだ、それこそ巨人殲滅並みに気の遠い話だけどな」

アルミン「はい、エレンのズボン持ってきたよ。色々とごちそうさま」

コニー「」
ジャン「」

エレン「ああ、それぐらいなら慣れたもんだ。アルミン、俺の話を聞いていたか?」

アルミン「うん、途中からだけどエレンの言いたい事はわかったよ。でも残念だな……昨日あれだけ愛について語ったのに。まだ僕らを変えようと思っているなんてね」

エレン「アルミン、その愛についても言いたいことがある」

アルミン「……?」

エレン「お前らのスケベはな、愛じゃない」

アルミン「!なんて事を言うんだ!?僕が、ミカサがエレンを愛していない訳がないだろ!?」

エレン「愛しているなら、なぜやめてくれない?」

アルミン「それはだって……僕もミカサもエレンの涙や焦る姿を愛でるのが一番好きで……」

エレン「そうだ、お前たちは“お前たちの欲”が一番なんだよ。俺自身の幸せじゃなくて、な」

アルミン「……っ!」

エレン「俺もジャンもコニーも、愛した相手にはストレスのない生活を送って欲しいと思ってる。嫌がる事は極力避けさせてやりたい、例え自分が我慢する事になったとしても」

エレン「お互いのその思いやりのすり合わせと歩み寄りが“愛”だと、俺は思う」

エレン「でも正直、アルミンとミカサは末期だ。俺の思う愛をすぐに受け入れることが難しいだろうことは俺にもわかる」

エレン「だけどアルミン達に影響された奴らはまだ引き返せる奴も多いと思うんだ。今のままでは……あいつらは本当に愛し合える相手をいつの間にか傷つけてしまうだけなんだよ」

アルミン「……僕はエレンさえそばにいてくれれば他の人達がスケベを捨てても構わない」

コニー「お前まだそんな事を……エレンの言葉がわからないのか!?」

エレン「いいんだコニー、ありがとな。でも、これも少しではあるけどアルミンの歩み寄りなんだ」

エレン「今の俺ならわかる。なんでアルミンやミカサがこんなにもスケベを浸透させたかったのか」

エレン「ジャン、コニー……お前たちという仲間を手に入れた俺には、な」

エレン「……アルミンも仲間が欲しかった。そうだろう?」

エレン「昔からスケベが行き過ぎて、アルミンは周りの同世代から異端者呼ばわりされていたもんな」

エレン「途中でミカサという仲間に出会ったものの、年の近い奴で突飛な性癖持ちなんて他にそうそういるもんじゃないから」

ジャン「……わかり合える仲間、か」

コニー「確かにそれは……」

エレン「俺が今まで一緒にいたのは単にバカで鈍感だったからってのもあるだろう」

アルミン「!エレンっ僕を見捨てるつもりなの!?」

エレン「バカ、最後まで聞けよ。でもな、これからは、俺は俺の意志でアルミンのそばにいようと思う」

アルミン「え……?」

エレン「さっきも言った通りだ。調査兵団で、一緒に生きよう。勿論ミカサも一緒にな。これ以上、アルミンとミカサが誰かを傷つけてしまわないように」

エレン「二人が望むものを、極力与えられるよう努力しよう。でも俺からも要求することもあるからな、全部が全部叶うと思うなよ?」

エレン「俺を愛してくれるなら、俺の要求を受け入れる選択肢もあることを学んでくれ。そうしたら俺は俺の思う愛で二人を愛せる」

アルミン「……」

ジャン「マジなのか?エレン」

コニー「結局お前だけ犠牲になるんじゃ……」

エレン「いいんだ。どうせ俺たちは……昔から家族だからな。それはこの先も変わらないんだし」

アルミン「僕は……あの、ちょっとミカサと話してくるよ……」トボトボ…

エレン「……」

ジャン「……二人が変わるきっかけになってくれりゃあいいんだがな……」

コニー「ああ……」

どうなるかな

・・・・・

ミカサ「そう……そんな事が」

アルミン「ああ、ミカサ、僕……」

ミカサ「悩んでいる……?」

アルミン「うん……」

ミカサ「私も揺れている。エレンの純粋な反応を楽しむ事が出来なくなったとしても、エレンを確実に自分達のものに出来ると考えたら……」

アルミン「僕達は今からでも戻れるだろうか?エレン達の方に」

ミカサ「……正直すぐに変わる自信は無い。ふと口をついて出てしまうかも」

アルミン「でも、エレンはそれぐらいなら許容すると言っているんだ。勿論僕らが欲望を抑える努力をするのが前提ではあるけど……」

ミカサ「……抑えられる。私は私を完全に支配出来るのだから。今まで抑えられず…いや、抑えずにいたのは……エレンとアルミンに甘えていたからなのかもしれない」

アルミン「僕だって!エレンは僕らのどちらかだけとは言わなかった。本来ならミカサ、君だけが選ばれてもおかしくないんだ……女性なんだから」

アルミン「それを、僕まで受け入れてくれると言ったエレンの気持ち……正直すごく嬉しかったんだ」

ミカサ「……流石にガチホモは訓練生にも少なかったから、そう思うのも致し方ないと思う」

アルミン「……頑張ろうよ、ミカサ」

ミカサ「……ええ」コクン

──…ウォール・ローゼ壁上

エレン「さっさと整備進めろよー。予定よりちょっと遅れてるぞ」

ミーナ「サシャはどこいったのよ!もー」

サシャ「皆さん!実は上官の食糧庫からこれ取ってきました」フヒヒ

サムエル「ば…バレたらどうすんだよ!」

サシャ「バレたので一人縛って吊してきましたけど、顔は見られていないのでたぶん大丈夫です」

ミーナ「また亀甲縛り?好きだねーサシャも」

エレン「サシャの趣味はちょっと血なまぐさいんだよな。普通にしてりゃいいのに」

サシャ「血が騒ぐんですよ!実はエレンにもかなりそそられています」

エレン「嫌だよ、お前のそそるって要は痛めつけたいって事だろうが。ほらさっさと整備にうつれ!」


カッ!!!!

超大型巨人 ゴゴゴゴゴ…

ブシュゥゥゥ!!!!


エレン「こ……このタイミングかよぉぉぉ!」

──…

アルミン「エレン!君、目の前に超大型巨人が出たって本当なの!?」

エレン「ああ、もう上官には報告に言ってきた」

ミカサ「エレン、怪我はない!?」オロオロ

エレン「おう、体からあがる蒸気がちょっと熱かったくらいで……おい、大丈夫だから股関には触るな。腰から下は禁止だ」

ミカサ「ご、ごめんなさい、つい」シュン

エレン「ミカサ、俺の気持ちはアルミンから聞いただろ?」

ミカサ「……うん」

エレン「今は詳しく話してやる暇はない。お前とは別の班だしな。でもこれだけは言える……一緒に、家に帰ろうな」

ミカサ「うん……うん!一緒に帰る!エレン……絶対に死なないで……」

エレン「ああ。よし、いくぞアルミン!もう集合時間だ」

──…

アルミン(僕の体は……なんで動かないんだろう……)

アルミン(僕は……なんで仲間が食われるのを眺めているんだろう……)

アルミン(エレンの足が……ない)

アルミン(早くエレンを助けないと……今無事なのは僕だけなのに……)

アルミン(!ハッ……)

ズシンッ

アルミン「あ……うわぁぁぁぁぁ!」

アルミン(食われた…っ!もうダメだ……エレン……っ!)



──ガシッ

エレン「アルミン!!!」

エレン「うおぉぉぉっっ!」

ブンッ ガシャァァ!

アルミン「エレン……エレン!早くこっちへ……っ!早く!」


エレン「お前……無修正……グロ好きだったよな……」

アルミン「何を言ってるんだよ!早くこっちに……っ!」

エレン「俺はな……お前からはスケベも教えられたが……外の世界の話も沢山聞いた……」

エレン「行くんだよな……壁の外へ……俺たち…三人……

──バクンッ


アルミン「あ……」

アルミン「ああああ………」

アルミン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


──…

タタタタッ…

ミカサ「…………?」


少年の叫びが、流れる風を震わせていた

目の前で失った命は、幼い頃からの愛の居場所

少年と同じ命に愛を感じていた少女は、その震えた風に胸騒ぎを感じたが……


to be continued...

寝落ちしかけたので駆け足で失礼しました
読んでくださってる人、本当にありがとうございます

また明日きます

急にシリアスになってワロタ

今までの話はなんだったのかと思うシリアス展開

第三部

ミカサ「アルミン!怪我はない?」

アルミン「ミカサ……」コクン

ミカサ「ねぇアルミン、エレンはどこ?」


・・・・・

ミカサ(エレンが死んだ……)

ミカサ(私の家族……大切な人……)

ミカサ(私とアルミンのスケベを正そうと、いつも真剣に向き合ってくれた……)

ミカサ(私は……さっきやっと……エレンに向き合ったばかりなのに……っ!)

プシュゥゥゥ…

ミカサ「!しまっ……」

──…

ズシンッ…

ミカサ(空が遠い……)

ミカサ(私は落ちたんだ……ガスももうない)

ミカサ「終わりだ。何もかも。私もエレンのそばに……」

ズシンッ…

ミカサ「いい人生だった……」

ズシンッ

──「一緒に、家に帰ろうな」

ミカサ「!そうだ、ここはカルラおばさんが生きている場所……エレンの大切な、お母さんの……」

ミカサ「私と……アルミンと……一緒に帰ると言ってくれた……っ!」

ミカサ「私は、生きる……っ!生きて、戦い、エレンの大切なものを守る!」

ズシンッ!

ミカサ「あぁぁぁぁっっ!!」キンッ

──…

・・・・・

エレン「こんなにわかり合える時間が短いんだったら、あいつらの好きなようにさせてやったらよかったな……」

エレン「丸飲みだからっつーのもあるが、生きながら自分の手足がないのを自覚するのは……結構堪えるもんだ……」

エレン「痛てぇなぁ……」

エレン「アルミン、ミカサ……母さん」

ポチャン……

エレン「母さん……そうだ母さん……大丈夫かな……」

エレン「俺が巨人を倒さないと……母さんが……それに……俺、アルミンとミカサに約束をしたじゃないか……っ!」

エレン「こんな所でくたばってたまるか……っ!巨人なんて俺が全部……全部全部!ぶっ殺してやる!!!」


──カッ!!!!

──────
────
──

アルミン(僕の考えた作戦は、奇跡的にうまくいった)

アルミン(ガスの補給所に群がる巨人掃討の為に、奇行種と思われる巨人を誘導し利用したこと……)

アルミン(その巨人から出てきたエレンの力を使い、ウォール・ローゼに出来た壁の穴を大岩で塞いだこと……)

アルミン(これだけなら、僕もミカサも、こんな扱いはされなかっただろう)

アルミン(実際、エルヴィン団長は僕の作戦が成功したことに感謝の言葉さえ述べてくれた)

アルミン(しかし、ああ……僕とミカサは……なんてことをしてしまったんだ……)

──尋問の場

エレン「……」

兵士「跪け。下手に動けば即刻取り押さえ殺さねばならん」

エレン「は、はい……え?」

エレン(俺の尋問が始まるのはわかる……でもっ……)

アルミン「むむーんっ(エレーン)!」

ミカサ「むむん(エレン)……」

エレン「なんでアルミンとミカサが拘束されてるんだ!?」

兵士「黙れ。許可なく発言するな」

エレン「なぜなんだ……っ!何があった!?そいつらは関係ないだろ!?俺を裁く場なんだろ!?拘束をといてやってくれよ……俺の処遇なんてどうとでもしてくれて構わないから!」

兵士「こいつ黙れと言って……っ!」

リヴァイ「待て、俺が変わろう」

兵士「リ、リヴァイ兵長……」

リヴァイ「エレン・イェーガー。友人が拘束されてて驚いたか?でもなぁ、この報告書見たら拘束されても仕方ないだろ」

エレン「……報告書?」

リヴァイ「『──104期訓練生エレン・イェーガーが巨人のうなじ部分より出現した際、駆け寄った二人の男女はイェーガーの体に飛びつき衣類を剥ぐと全身を舐めまわしていた』……」

エレン「」

リヴァイ「別の奴の報告は『──男と女の二人組はイェーガーの服を引きちぎり全裸にすると全身をくまなく触り始めた』……」

エレン「」

リヴァイ「この他にも三件の目撃報告書が回って来たが、どれも似たようなもんだ。怪しすぎて拘束ぐらいするだろ」

エレン「」チーン

アルミン「ええん、おえーん(エレン、ごめーん)!」

ミカサ「おえんああい(ごめんなさい)……」

リヴァイ「まずはお前の話を聞こう。この変態どもに襲われたのか?それならすぐにでもとっ捕まえてやるが」

エレン「……放してやってください、お願いします。二人は何も悪くない。二人は俺の言うことを聞いて行動しただけです」

アルミン「ええん!?(エレン!?)」

ミカサ「ええんあいお…っ!?(エレン何を…っ!?)」

リヴァイ「ほう、強姦しようとした訳じゃねぇとな。で、お前が指示をしたってか。裸に剥いて舐めまわせと」

エレン「……はい」

ガッ

エレン「!ぐっ……」

リヴァイ「訳のわかんねぇ庇い方してんじゃねぇよ。他の報告も来てんだ。奴ら同期じゃ有名な変態だってな」

リヴァイ「てめぇの使い方を説いたアルレルト、最高成績のアッカーマン。その二人が変態じゃ示しがつかねぇ。有用には違いなくとも、な」

リヴァイ「何か知ってるなら今のうちに話せ。二人の処遇が決まらねぇとてめぇの処遇にも障りがあるんだ」

エレン「……俺たち三人はシガンシナ区出身で昔から家族同様に生きてきました」

リヴァイ「……」

エレン「二人が変態だと有名なのは俺の隠れ蓑にしたからです。本当は俺が二人に指示して色々とやらせていました!」

エレン「二人は俺に精神的に依存しています。俺の体を……舐めまわしたとか、全裸にむいたとかは、安否確認が行き過ぎただけに過ぎません」

エレン「アルミンは座学において104期トップ、今回の作戦指揮に携わり役に立つことを証明したはずです!」

エレン「それにミカサは104期で最高成績の兵士です。ですが俺のせいで彼らは変態だという評価を周りから受けてしまいました。俺はどうなったって構わないから……だから……」ポロポロ

アルミン「あんえそんあうおお(なんでそんな嘘を)……」

ミカサ「ああいおええんああいえいう(私のエレンが泣いている)……」

アルミン「おうあいいおいえいいいえあうあいあいあんえおおあ(僕は君を犠牲にして助かりたいなんと思わ)……

ガツッ

リヴァイ「てめぇらアウアウうるせぇよ。ちょっと黙ってろ」

アルミン(怖い……)

リヴァイ「それにちょっと気になるのがよぉ……」ユラリ

ガツッ ガッ ガツッ!

エレン「が……がはっ……」

リヴァイ「……“お前が”なんでそんなに依存されてるかってことなんだよ。納得出来ない。なぜなら……」

グイッ

エレン「う……うあ」ハアハア

リヴァイ「俺の血が騒ぎまくってっからな……」

エレン「……え?」

アルミン(血が騒ぐ……ま、まさか!)

アルミン「あいえんあいああ!あえああえあ!(大変だミカサ!彼はダメだ!)」

ミカサ「あえ?あういん。あおいいああいあ……(なぜ?アルミン。あのチビになにが……)」

アルミン「あえあああおいっおあんあ!(彼はサシャと一緒なんだ!)」

ミカサ「ああお…いっお?(サシャと…一緒?)」

アルミン「ああっ!あえあああおいっおえ……(ああっ!彼はサシャと一緒で……)!」

ガッ

アルミン「」

リヴァイ「……普通に会話してんじゃねぇよ気持ち悪い」イライラ

エレン「なんだ……訳のわからない内にアルミンが殴られたぞ!?」

リヴァイ「あ、お前そういうところは正常なのな。お前にも通じてんのかってちょっと考えちまったわ」

リヴァイ「まぁいい、話は逸れたが……お前の面見てるとよ、めちゃくちゃにしてやりたくなるんだよ……」ギラッ

エレン「えっ……え?」

リヴァイ「あんなに必死に生存確認するほど依存されてるって事は、あいつらを精神的な下僕にしてるって事だよな?って事はお前は俺と同類な筈なんだよ」

リヴァイ「でも……俺はお前をボロボロにしたくて仕方がねぇ。……お前、実は調教され慣れてるだろ?」

エレン「」

ミカサ「あういんえおああいえ!ええんあ!(アルミン目を覚まして!エレンが!)」アセアセ

アルミン「あっ……ええん!ええーん!(ハッ……エレン!エレーン!)」

リヴァイ「お前は、痛みも、未知の恐怖をも受け止めようとしている……向けられた暴力を許そうと必死になっているだろう」

リヴァイ「しかしそれを完全には受け止めきれていない反抗的な目……」

エレン「あ……それは普段からちょっとスケベな事をされ慣れているから癖と言うか反射的にというか……」

リヴァイ「自分で白状しやがったな。てめぇは紛れもなく……どmだ。そうだろ?」ギラッ

エレン「いいい!?違いますっ!俺は仲間内では完全にノーマルって言われてて……ってこれなんの尋問なんですか!?アルミンとミカサの事は!?」

エレン「そ、総統!発言をお許しください!お……私はここで何を問われているのでしょうか!?」

総統「……」サッ

エレン(目を逸らした……だと?)

エレン「エ……エルヴィン団長!私は……っ!」

エルヴィン「……」サッ

エレン「」

アルミン「っぷはぁ!やっと外れた!エレン、気をつけて!その人はサシャと同類なんだ!」

エレン「あ……アルミン、サシャと同類って……」

──サシャ「血が騒ぐんですよ!実はエレンにもかなりそそられています」──

エレン「ま、まさか……っ!」ゾクッ

リヴァイ「おう、あの気合い入った新人はお前たちの知り合いか?……待てよ、そういえば新人から来ていた申請が確かエレン・イェーガー……お前だったな」ニヤリ

エレン「し、申請?」

リヴァイ「エルヴィン、一時間こいつ借りるぞ」

エルヴィン「……」チラッ

総統「……」コクン

エルヴィン「……許可しよう」

エレン「その許可はダメな気がする!」

ミカサ「ええん、いええ!ああいあういおうううああ!(エレン、逃げて!わたしが隙をつくるから!)」

エレン「だからそれ何言ってるかわからないんだよっ!」

アルミン「“彼ら”は僕らスケベーズとは別個の集団で、その気性は極めて凶暴…っ!そこでは獲物が被らないようにグループの上層部に自分の獲物にしたい人間の申請をするんだっ!」

アルミン「リヴァイ兵長はそのグループのトップ、唯一メンバーの獲物を総取り出来る存在なんだよ!」

リヴァイ「詳しいじゃねぇか。なら説明はいらねぇな」グイッ

エレン「うわっ……あのっ、どこに……っ!」

リヴァイ「さぁ……どこまでイッちまうかは……お前次第だな」

エレン「ちょっと……誰か!!助けて!アルミン!ミカサぁぁぁ!」ズルズル

・・・・・

──地下牢

エレン「ぐっ……」ドサッ

エレン「またここ……嫌だ……これから俺は何を……」ガタガタ

リヴァイ「ほれ。俺のせめてもの優しさだ」ポイッ

ポスッ

エレン「何ですかこれ……飲み物みたいな……差し入れ?……いやいや」

リヴァイ「惜しいな……正しく言うなら“挿し入れに使う”ってところか」

エレン「ラベルが……じゅんかつゆ?……なんかどこかで聞いた事があるような……」

リヴァイ「上手く使えよ、今調達出来たのはそれだけだからな」

エレン「えっ……えっでも俺腕縛られたままで使うも何も……っ!」

リヴァイ「……それは残念だったな」ニヤリ

エレン「い……い……」

いやだぁぁぁあ…………


・・・・・

・・・・・
・・・
・・

──地下牢、十時間後

アルミン「エレン!やっと会えた!」

ミカサ「エレン!あのチビに何をされた!?一時間といいつつあいつは五時間も戻って来なかった……エレンに傷をつけていたらただじゃ済まさn……」

エレン「……部だ」ボソッ

アルミン「え?……エレンもう一度…」

エレン「全部だ。およそ想像してた事は全部された。その五時間で、アルミンやミカサのしてきた事がお遊びだったと気づかされたよ」

ミカサ「あのチビが私のエレンの痴態を見たというの!?許せない……」

エレン「兵長だけじゃない。もう代わる代わる覗き見された。あの宗教臭いネックレスつけてる奴らすら見にきてたわ」

エレン「あの人は酷い人だ。優しさだと言って渡しながら使わせない。優しさのかけらもないって事だよな」

アルミン「エレン、何を言っているのかちょっとわからな……」

エレン「兵長もさ、“二人が変態じゃ示しがつかねぇキリッ”とか言っておいてど変態はてめぇだろっつーの」

エレン「俺は悟ったよ。アルミン、ミカサ、今までお前達のスケベを否定してきてすまなかった」

アルミン「エレン、急にどうしたの……?」ビクビク

エレン「この世の中、全ての原動力はスケベなんだ」

ミカサ「!?」

エレン「じゃなきゃおかしい。納得出来ない。人類最強はどsのガチホモ。団長は苦渋の決断をしたように見せておきながら二時間もベッドの真ん前で見物していきやがった。しかも最中に普通に声掛けてきやがって……なぁにが“最近いいのがいなかったみたいで……すまんね”だよ」

アルミン(あ、団長が中座したのってそういう……)

エレン「老いも若きも覗き見に来た。それでも兵長はお構いなしだ。おかげで俺は何人にケツ穴見られたかわかったもんじゃねぇ」

エレン「スケベは必要なんだ。この世に生きる全ての人間に。もう俺もスケベを受け入れようと思う」

アルミン「そんな……僕らが改心を決めた今になって……」

エレン「もう俺は自分の欲望に忠実に生きる……嫌だと言われても!俺がしたいようにっ!」
ミカサ「落ち着いてエレン!あなたは何を……」

エレン「もう、俺は、女の子のお尻を……触りまくってやるんだ!」

アルミン「……なるほど」

ミカサ(かわいい)ポッ

エレン「覚悟しろよミカサ、まずはお前からだ!嫌がっても触るまでは追いかけてやるからな!」キッ

ミカサ「……///」

ちょ・・・ガチで掘られた展開なのか
ってエレンの欲望可愛いな。ミカサにはご褒美でしかねぇw

──世の中の片隅

老婆「カルラさんや、うかない顔をしてどうしたね?息子さんから手紙が来たと喜んでおったじゃろうに……」

カルラ「……最近ね、私の大切な息子が……どうやらあっち側へ行ってしまったみたいなの」

老婆「おやおや、壁外へかい?」

カルラ「ええ……ある意味“癖外”だわ。昔は真っ直ぐな子だったのに……」

老婆「悪い友達にでも唆されたんかねぇ」

カルラ「それもあるでしょうね……私が心配していた息子の友達も、やっぱり改心しきれなかったようだし。でもこうして手紙をくれる優しさが息子に残っていることは喜ぶべきなのかもしれないわね」

老婆「おやまぁ……」

カルラ(アルミンを恨んではいけないわ。一番の原因はきっと……あのこがよく持ってきていた祖父の本)

カルラ(二人で隠れて遊んでいた時に隠し書庫があると言っていたっけね……忌々しいったらないわ。全てのスケベな本なんてこの世から消えてしまえばいいのに……)

カルラ(そうすれば私の息子は……)ウルウル

カルラ(尻好きの巨人なんてあだなをつけられることも無かったのに……っ!)ウルウル


ポタリ…

カルラの流した涙は、蒸発し、雲になり、シガンシナの空で雨へとかわった。

流れを増した川に、局所的な豪雨。

それらは不思議なことに、アルミン宅だけをきれいに押し流していったという。


──…

ミカサ「エレン、なぜ最初の一回しか私のお尻を触ってくれないのか」

エレン「だってミカサの尻、なんか硬いから。アルミンの方が柔らかい」

ミカサ「」

ハンネス「よう、久しぶりだなぁ坊主たち。お前らも一杯やってくか?」ワクワク

エレン「ハンネスさん!ったくハンネスさんのくれる飲み物はいらねぇって昔から……ああ、やっぱり一杯貰おうかな」ゴクッ

ハンネス「お、嬉しいねぇ。最近はちょっとあからさまなのにハマってるんだよな。ハハッ!」

エレン「見りゃわかるよ、隠す気もないくらい入ってるからな。まぁせめて混ぜてくれると飲みやすくて良心的だぜ?」

ハンネス「でもお前はリヴァイ兵長のを飲み慣れてるだろ?活躍は聞いてるぜ」

エレン「ご主人様の事は言わねえでくれ。外で余計な事を話すとぶっ殺されるからな」

・・・・・

ソヨソヨ…

エレン「ふぅ……いい風だ。なぁ、俺はこの間いい格言を聞いたんだ。“他人のスケベは自分のスケベ”…ってな」

エレン「今だから言える。きっとアルミンの爺さんの書庫の扉は、スケベ界に通ずる俺の新しい扉だったんだと」

エレン「俺は……壁の外のスケベを全部見て回るんだ……お前たちと、な」フフッ

アルミン「うん!」
ミカサ「ええ、私たちはずっと一緒」
ジャン「仕方ねぇな。行ってやらぁ!」
コニー「楽しみだぜ!」

──待ってろよ、この世のスケベ……みんな違って、みんないい!

俺たちのスケベ─戦い─はこれからだ!





お付き合いありがとうございました

進撃ssの四作目です。
拙い描写や流れの悪い部分がありますが自分の技量ではこれが精一杯です。
ラッキースケベ話を書こうとしたのにうっかりハンネスさんを受信してしまいこんな話になりました。
お目汚し失礼致しました!

おつー
15やそこらで尻フェチのドm(バイ)とか、とんでもねぇ十字架背負ってんなエレン
ジャンコニも汚染されたのかな


この変わり果てたエレンを見たらジャンとコニーは絶望するだろうなw

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