絵里「ちょっとジャンプしてみなさい」海未「ジャンプですか?」 (62)


前スレ
海未「ジャンプですか?」絵里「そうよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405171252/)

前スレのスレタイがカツアゲしてるっぽいと言われたので、絵里が海未をカツアゲするSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405509379


絵里「ちょっとそこのあんた」

海未「...」

絵里「あんたよ」

海未「...私ですか?」

絵里「いいバッグ持ってるじゃない」

海未「普通のスクールバッグですが...」

絵里「お金持ってるんじゃないの?」

海未「持ってませんよ、なんですか急に」

絵里「本当に?ちょっとジャンプしてみなさいよ」

海未「何故?」

絵里「何故って」


海未「何故ジャンプしなければいけないんですか?」

絵里「金目の物が無いか調べるのよ」

海未「ジャンプしたら分かるんですか?」

絵里「そうよ。音が鳴るでしょ」

海未「なんでジャンプなんですか?
ジャンプ以外の動作でも音は鳴ると思いますが」

絵里「...ジャンプが一番楽でしょう」

海未「楽かどうかを判断するのはあなたじゃなくジャンプする私ではないですか?」

絵里「...え?」


海未「いやだから、なんであなたはジャンプする方が楽って決めつけるんですか?」

海未「あなたはそうだとしても私はジャンプよりダンスして音を鳴らす方が楽かもしれないじゃないですか。」

絵里「...」

絵里「...確かに」

絵里「じゃあダンス!
ダンスしなさい!」

海未「嫌ですよ」

絵里「えっ」

海未「疲れるじゃないですかジャンプの方がマシです」

絵里「ええっ」


絵里「でもさっきダンスの方が楽って」

海未「もしもの話ですよ?
私はダンスの方が楽"かも"って話ですよ?」

絵里「あっ...そうか」

海未「帰っていいですか?」

絵里「待ちなさいよ、じゃあジャンプよ!ジャンプしなさい!」

海未「何故ですか?」

絵里「金目の物が無いか確認よ!」

海未「なんで従わないといけないんですか?」

絵里「えっ...それは」


海未「私が言われた通りにホイホイ従うとでも?」

絵里「そ...そうよ!」

海未「じゃあなんでジャンプなんですか?」

絵里「えっ?」

海未「私が命令に従うと思ってるなら、「金目の物があるか教えて?」と聞けばいいのでは?」

絵里「あ、そうか...。
金目の物持ってる?」

海未「なんで教えなきゃいけないんですか?」

絵里「ええええええっ!?」


絵里「さっきそう聞けば教えてくれるって」

海未「それはもし私が命令に従うなら、の話ですよ?」

絵里「あ...」

海未「私はいきなり言われたことには従いませんよ?」

絵里「そう...なんだ」

海未「そもそも私が金目の物を持ってるとしてどうするつもりだったんです?」

絵里「あっ...それは、それは!
奪う!奪うつもりだったのよ!」

海未「犯罪ですよ?」

絵里「えっ」

海未「犯罪ですよ?」


海未「犯罪ですし、私普通に告げ口しますよ?」

絵里「やめて!!」

絵里「...っん!?」

絵里「やっぱやめないで!!」

海未「どっちですか」

絵里「いや、犯罪とか、分かってんのよ!分かった上で言ってるのよ!」

海未「と言うと?」

絵里「私がお金を奪ったことを、あなたが他の人に言えないようにするから問題ないのよ!」

海未「なるほど」

絵里「もし他の人に言ったら!
ぼ...ボコボコにするわよ?」ニヤリ

海未「どうぞ?」

絵里「ええええええっ!?」



海未「ボコボコにするんでしょう?
どうぞ?」

絵里「え?いいの?
叩くわよ?痛いわよ?」

海未「ええ。でもボコボコにするのも犯罪ですよ?」

絵里「あっ...?」

海未「私普通に告げ口しますし、普通にお金奪うより罪が重くなりますよ?」

絵里「え...?あれ...?」

海未「しかも私やり返しますよ」

絵里「え...!?」

海未「いくら殴られようが蹴られようが、少なくとも顔に一発は拳を入れますよ?」

絵里「顔...拳...えぇ...!?」

海未「ちなみに私は弓道と剣道を嗜んでいるので腕力は女子の平均を圧倒的に凌駕しています」

絵里「ええっ...!?弓道...剣道...ええっ...!?」


絵里「今日の所はボコボコにするのは勘弁してあげるわ」

海未「改心したんですか?」

絵里「そうよ」

海未「そうですか、では」

絵里「いや待って改心してないわ!」

海未「どっちですか」

絵里「お金は出してもらうわよ!」

海未「なんでですか」

絵里「お金が欲しいのよ」

海未「理由を聞いてるんです。
理由によってはお貸ししますが理由も言わずに金よこせは少し横暴ではありませんか?それでお金出す人がいると思いますか?」

絵里「ぐっ...いいえ...」


海未「あなたの家は貧しいのですか?」

絵里「ち、違うわよ!
パパチカはちゃんと稼いでくれてるわよ!」

海未「じゃあなんでお金が必要なんですか?」

絵里「それは...」

海未「貧しいんですよね?」

絵里「違うって!」

海未「なんでそこで嘘をつかないんですか?」

絵里「...えっ」

海未「そうです、家が貧しいんですって嘘をついて、貸してもらったお金を持ちさればそれでカツアゲ完了じゃないですか?」

絵里「...えっ...」

絵里「...」

絵里「...」

絵里「...そっか!!!」


絵里「そうよ!ウチは貧しいのよ!
お金貸してくれない!?」

海未「お断りします」

絵里「えええええええええっ!!?」

海未「なんで私が貸さなきゃいけないんですか生活保護の申請でもしてください」

絵里「嘘だから無理よ!」

海未「嘘だったのですか
嘘つきは泥棒の始まりですよ」

絵里「ええっ!?」

海未「しかも嘘だからといってよく自分の家が貧しいとか言えますね、稼いでくれるお父さんに失礼とは思わないのですか?」

絵里「あなたが言えって!」

海未「私の言ったことならなんでも従うんですかあなたは?」

絵里「ええっ!?」


海未「自我という物はないんですか?」

絵里「しょ、しょうがないじゃない!!」

海未「貧しいんですか?」

絵里「それは嘘よ!」

海未「では何故お金が欲しいんですか?」

絵里「えーと...あ!
遊び!遊ぶ金欲しさよ!これよ!」

海未「どこで遊ぶんですか?」

絵里「え?」

海未「どこに行って遊ぶんですか?」

絵里「...遊園地?」

海未「...高校生が?」

絵里「...そうよ」

海未「可愛いですね」

絵里「...」

絵里「嘘!!遊園地じゃない!」


絵里「ゲーセンよゲーセン!
なんか薄暗い...感じのところね」

海未「なるほどそれでお金が欲しいと」

絵里「そうよ!さっさと出しなさい!」

海未「1000円でいいですか?」

絵里「えっ、くれるの!?」

海未「いいですよ」

絵里「あっ、わ、分かればいいのよ」

海未「1000円ですね」


ヂャリンヂャリーーン

海未「どうぞ」

絵里「...えっ」

海未「すいません小銭しかなくて。
全部百円玉ですが、どうぞ」

絵里「えっ...でもこれ地面...」

海未「お金なくて困ってたんでしょう?
拾ってくださいよ。あげますから」

絵里「...」

海未「はやく」


海未「私の好意を踏みにじるんですか?」

絵里「いや...ありがとう、いただくわ」

海未「なんか小銭拾ってる姿って土下座してるように見えますね」

絵里「...」

絵里「あ、ありがとう...じゃ...」

海未「待ってください」

絵里「えぇ...?」

海未「タダでお金がもらえるとでも?」

絵里「...えぇっ...!?」

海未「1000円分なにかしていただかないと」

絵里「えええええええええっ!!?」


絵里「も、もう帰らせてよぉ...!!」

海未「私が帰るのは邪魔したくせに自分は帰れると思ってたんですか?」

絵里「1000円...1000円返すから...」

海未「あれ?必要だったんじゃないんですか?」

海未「お金なくて困ってたんじゃないんですか?」

絵里「そ、そうだけど」

海未「じゃあ1000円は差し上げます。
ですがその分なにかしていただきます」

絵里「何かって何...?」

海未「ジャンプしてください」

絵里「...ジャンプ?」

海未「そうです」


絵里「なんで...?」

海未「ジャンプしたら金目の物があるか分かるじゃないですか。それをいただきますから」

絵里「なんで!?嫌よ!!」

海未「では現金で要求します。
3000円ください」

絵里「なんでよ!?」

海未「1000円さしあげた代わりに3000ください」

絵里「おかしいでしょ!1000円返せばそれでいいじゃない!」

海未「それは借りた場合ですよね?」

絵里「え?」

海未「お金を"借りた"なら1000円貰って1000円返すで済みますけど、あなたは私からお金を"貰った"んですよ?」

海未「ならば同じ1000円で済むはずないじゃないですか。3000円です」

絵里「...」

絵里「...なるほど!!」



絵里「あ~~なるほどね!!
分かったわ!貸したなら1000円借りて1000円返すで済むけど、私貰っちゃったんだもんね!貸すのと同じで済むわけないわね!」

海未「そうです。では3000円を」

絵里「...でも私3000円も持ってないわ」

海未「ならば他のことで3000円分返してもらわなければいけませんね」

絵里「...他のことって...?」

海未「そうですね」

海未「一発ビンタさせろ、ですかね」

絵里「一発ビンタ?」

絵里「え?それで3000円分チャラ?」

海未「はい」

絵里「いいわよ!ビンタ一発で3000円ならそれでいいわ!」





絵里「逆に考えればビンタ一発で3000円稼いだことになるものね」

海未「1000円貰ってるから4000円ですよ」

絵里「...!!そうよ!
そうじゃない!!すごい!」

海未「ではいきます。
顔をこちらに」

絵里「はい」

海未「いきます」

絵里「...」

海未「...」スーーー

絵里「...」

海未「...」ハーーー

絵里「...」ダラダラ

海未「...」

絵里「...あの」

海未「...」ギリッ

絵里「ストップストップストップ!!!
ストップストップ!!」


海未「なに逃げてるんですか」

絵里「待って!?ちょっと待って!?
え?待ってビンタってどれくらいの威力!?」

海未「そんなのどうだっていいじゃないですかいきますよ」グイッ

絵里「待って!!待って本当に!!
一回待って!?」

海未「なんですか...」

絵里「あの、一回素振りしてみて?
一回、一回ね?素振り」

海未「面倒ですね...」

絵里「強さが見たいから...ね?
お願い、一回だけ」

海未「一回ですよ...」



海未「....フッ!!!」ブオンッッ


絵里「えええええええっ!?」

絵里「ちょっ、ええ!?その威力!?」

海未「はい」

絵里「えええええええ~~....!?」


海未「なにうずくまってるんですか」

絵里「まって、まってごめんなさい、ビンタ以外にして?お願い...」

海未「あなたがビンタでいいと言ったのに」

絵里「いやそんなに強いと思わなくて...
だって本気じゃない!もっと弱くてもよくない!?」

海未「あれが3000円分です。
1000円分を3発でもいいですよ?」

絵里「3発!?
無理よ!!無理無理!!」

海未「じゃあどうするんですか」

絵里「うう~~...」

絵里「あっ、じゃあ言うこと聞くわ!」


海未「言うことを聞く?」

絵里「そうそう!
私がなんかされるんじゃなくて、私が何かしてあげるの!」

海未「なんでもですか?」

絵里「え?」

海未「なんでも、言う事聞くんですか?」

絵里「...まぁ、できることなら?」

海未「なるほど。
今、なんでもするって言いましたね?」

絵里「な、なによ...
聞くったら聞くわよ!」

海未「はい、じゃあそれで決定です。
なんでも言う事聞くなら3000円はチャラですね」


絵里「よし!!なんでも来なさい!」

海未「じゃあビンタするんでこっち向いてください」

絵里「ストップストップ!!ストッーーープ!!!」

海未「いきます」グッ

絵里「待って!!!本当に待ってって!!」

海未「....」ギリッ

絵里「待て!!!!!」



海未「.....?」パッ

絵里「....ッ」ハァハァ

海未「なんでもって」

絵里「違うでしょ!!
ビンタが嫌だから言う事聞くって言ったのに!!「......?」じゃないわよ!!」

海未「なんでもって言うのは嘘ですか...」

絵里「ビンタは無し!ビンタは無しです!!」


海未「じゃあ逆にあなたは何をしてくれるんですか?」

絵里「えっ?」

海未「3000円分何をしてくれるっていうんですか?」

絵里「...えーっと...」

絵里「あ!
私モノマネ出来るわよ!」

海未「ほう...?」

絵里「穂乃果のモノマネできるから!!
あっ、じゃあそれやるわね!」

海未「...」

絵里「いくわよ?いくわよ?」


絵里「今日もパンが美味いっ!!」ホノッ

絵里「私ヤる!ヤるったらヤる!!」


絵里「...どう?」


海未「ダメですね」

絵里「ええっ!?」




絵里「えっ、なんで!?
似てなかった?」

海未「似てるとは言い難いです」

絵里「何点くらい?」

海未「6点...ですかね」

絵里「10点満点?」

海未「100点満点です」

絵里「低!!!」

海未「私が言いたいのは似てる似てないという話じゃないんですよ」

海未「今のモノマネが3000円ってことは、逆に言えばあなたは3000円払わないとあのモノマネをやってくれないんですか?という話です」

絵里「...ああ?」

海未「あなたはあのモノマネを見せた人全員から3000円を徴収してるんですか?」

絵里「まさか。タダで見せてるわよ」

海未「タダなんですよね?
あのモノマネはタダ、0円なんですよ。
つまり3000円の代わりにはならないんです」

絵里「...」

絵里「...」

絵里「....あっ、そうか!!!!」


海未「他の人はタダで見てるのに何故私だけそれに3000円の価値を見出さなきゃいけないんですか?」

絵里「そうね...。そうよね?
確かに私の言ってることがおかしかったわ」

絵里「じゃあもう私が考えるのはやめるわ。なにか3000円分の命令してよ」

海未「私の言う通りにすることで3000円分支払うってことですね?」

絵里「そうよ」

海未「でもそれっておかしくないですか?言う通りにするだけで3000円分も価値があるんですか?」

絵里「えっ?」

海未「だってあなた別に3000円とか払わなくても私の言う通りにしてたじゃないですか」

絵里「あれ?」

海未「地面に落とした小銭を私の言う通りに拾ったり、自分の家は貧しいと私の言う通りに言ってたじゃないですか。」

絵里「そういえば」

海未「今まで当たり前にしてた事が何故ここでいきなり3000円の価値を持つんですか?」

絵里「...おかしいわね」

海未「ですよね?」


絵里「えっ!?じゃあ何!?
私どうすればいいの!?3000円分ってすごく難しい!!」

海未「では、私が今から言うことに必ず従ってください」

絵里「...え?」

海未「言う通りにするんですよね?
3000円分の命令をするので必ず従ってください」

絵里「えっと...でも...」

海未「いいですか?」

絵里「ビ、ビンタはダメよ!!
痛いのダメ!!」

海未「痛くはないですよ」

絵里「痛くないの?」

海未「はい」


絵里「なら大丈夫よ!
なんでもきなさい!」

海未「本当にいいんですね?
訂正は無しですよ?」

絵里「...えーっと」

海未「だって自分では決められないんでしょう?これしかないじゃないですか」

絵里「そうなんだけど...」

絵里「でもあの、常識的なやつよ!?
ここで裸になれ、とかは痛くないけどダメよ!?」

海未「そんなことしません」

絵里「好きな人に告白してこい、とか!」

海未「しませんって」

絵里「わ、わ、私の性奴隷になれ!とか...絶対ダメだからね!!」

海未「今言ったやつ全部3000円の価値がないじゃないですか」

絵里「えええええええっ!?」




絵里「裸よ!?3000円の価値...無い...!?かなぁ...?」

海未「じゃあいきますよ」

絵里「ちょっと待って心の準備が」

海未「命じます」

海未「今後穂乃果と会話及び接触することを禁じます」


絵里「えっ?」

海未「では私はこれで」

絵里「ちょっと」

海未「失礼しますね」

絵里「ま、まって!」

絵里「さようなら」

絵里「待゛っ゛て゛よ゛お゛!!!」


絵里「嘘よぉ!!それ3000円じゃ済まないわよぉ!!穂乃果と喋れないって...3000円どころじゃないわよぉ!!」

海未「それを決めるのは私ですが?」

絵里「そっ、そっ、そうだけどぉ!!
でも、あれっ、μ'sで活動してる時困るじゃない!!そうよ!!会話出来なかったらすごい困るじゃないのぉ!!!」

海未「事務連絡なら許します。問題ありませんね?」

絵里「ま、まって!まってね!
えっと、だって考えてみてよ!
穂乃果と話さないのが3000円分だとしたら...」

海未「だとしたら?」

絵里「えっと...3000円が...穂乃果で...私の裸は3000円以下だから...」

海未「なんですか?」

絵里「...無理よぉ!!!
海未みたいな例えが出てこないぃぃ!!」


絵里「とにかくダメよぉ...!!
だって今穂乃果関係ないじゃない...!!
海未お願い...!!」ボロボロ

海未「...あの」

絵里「ビンタでいいからぁ...!!
そう、ビンタして!!ビンタでいいから!!あのすごい強いやつでいいから!
ほら!!お願い!!ビンタして!!」

海未「ちょっ、声大き」

絵里「ビンタしてはやく!!
ビンタしてよぉ!!」

海未「絵里落ち着いてください!!」バチーーーン

絵里「ハラショーーー!!」


ーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

海未「泣き止んでください...。もうカツアゲごっこはお終いにしましょう」

絵里「うぅぅぅ海未ぃぃ!!」

海未「もう、途中から本気で泣き出すから焦りましたよ...」

絵里「いや海未が恐すぎるのよ!!
何あれ!?ソフトなヤクザじゃないあんなの!」

海未「全部冗談ですよ、本気にしないでください...」

絵里「最後の穂乃果と接するなって命令の時は目がマジだったわよ!!」

海未「冗談ですよ」

絵里「真顔やめてこわい!!」


海未「大体絵里が言ったんじゃないですか、カツアゲをシミュレーションしようって」

絵里「そうだっけ...あっ、そうよ!
私が「カツアゲにあったらどうやって逃げればいいんだろう?」って言ったら海未が「簡単ですよ」って言って始まったんじゃない!」

海未「どうしてこうなったんですか」

絵里「私のセリフよ!
私が不良役でしょ!?なんで最終的に私がお金払って穂乃果禁止令まで出されなきゃいけないのよ!!」

海未「絵里がグダグダだからツッコんでいってたらあんなことに」

絵里「本当に何があったのよ私の頭に...」

海未「絵里が台本にあるセリフ全然覚えてないからいけないんですよ」

絵里「海未はアドリブ入れすぎよ!
本当恐かった本当に!!」


海未「そんなに恐かったんですか?」

絵里「恐かったわよ!
なんなの海未、誘導尋問かなんかの達人なの?関係ない話からグイグイ攻めてきて最終的に私奴隷になってるじゃない!」

海未「絵里は話をよく聞き過ぎですよ...。こどもみたいにウンウンと頷いて...」

絵里「えっ?そ、そんなことないわよ!」

海未「ありますよ」

絵里「いくら海未でも聞き捨てならないわ!よし、もう一回やりましょう!」

海未「えぇ?冗談はよしてください」

絵里「やるったらやるの!
でも今度は海未が不良役よ!
私がカツアゲされる学生役!」

海未「もう...これが最後ですよ?」

絵里「海未の真似してれば簡単に勝てそうだわ!!」


海未「ちょっとそこの人」

絵里「...」

海未「あなたですよ」

絵里「...」

海未「絵里」

絵里「なんですか?」キリッ

海未「ちょっとこっちに来てもらえます?」

絵里「何故ですか?」ドヤッ

海未「...」グイッ

絵里「あっ、行きます、ビンタはやめてビンタは」


海未「お金出してください」

絵里「何故ですか?」キリッ

海未「お金が必要なんです」

絵里「私が命令に従うとでも?」キリリッ

海未「...」

海未「...チッ」

絵里「えっ」

海未「あの」ドンッ

絵里「ひっ」

海未「さっさとしてくれません?」

絵里「あっ、はい」ゴソゴソ

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーー

絵里「もぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

海未「アホですか...」


ーおしまいー


終わりです
最初は「ポンコツ可愛い」ってレス付いてたのに最終的に「エリチカアホやな」になってて絵里に申し訳なくなりました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom