真姫「私たちの居間がここにある」 (23)

凛「……」オカキポリポリ

TV『ピッチャー綺羅第三球投げました、園田打ちました左中間、打球はぐんぐん伸びて……』

凛「ふぉっ!」

TV『レフト優木フェンス際、落下点に入る、こちら向き取りましたー、スリーアウトチェンジ!』

凛「んに゛ゃぁぁ~」ガックシ

凛「ねぇ見た真姫ちゃ~ん? またチャンスで無得点だったにゃあ。やってられないにゃほんと」バリバリ

真姫「凛」ピコピコ

凛「にゃあ」

真姫「うるさい」ピコピコ

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凛「…にゃ?」

真姫「うるさい」ピコピコ

凛「……」

真姫「……」ピコピコ

凛「……に゛ゃあぁぁぁぁにゃにゃにゃにゃにゃにゃーーーーー!」ガバッ

真姫「わっ、ちょっとやめ、やめなさいっ! 凛! やーめーて!」

凛「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ」ワシャワシャ

真姫「やーめーろって言ってるでしょこのバカ猫! おやつ抜きにしてもらうわよ!?」

凛「かよちんは優しいからー、おやつ抜きなんて出来ないにゃー!」

真姫「あー! もう死んじゃったじゃない凛が邪魔するからー! ここまで来るの大変だったのよ!?」

凛「ごめんなさーい」

真姫「口で言ってるだけで反省してないでしょ全然」

凛「してるよー?」

真姫「しーてーまーせーんー!」

凛「してるにゃー♪ 海よりも深く反省してるにゃ!」

凛「申し訳ございません……(低音)」

真姫「ほらしてないじゃない!」

凛「にゃにゃっ!? こんなに謝ってるのに……!? かよちーん!」

凛「真姫ちゃんがひどいんだよぉー! 凛は、こーんなに真剣に謝ってるのに、全然許してくれないのー!」

花陽「んー。ごめんねー、今手が放せないからもうちょっと待ってねー」

凛「にゃあ…全く真姫ちゃんはしょうがないにゃあ…」ベッタリ

真姫「しょうがないのはどっちよ……」ナデナデ

TV『……先ほどチャンスを逃したミューズこの絶体絶命のピンチ、絢瀬のサインに頷きました矢澤……』

凛「……」ハラハラ

TV『矢澤の第七球、統堂打った! 鋭い打球はレフトの東條の前に落ちました三塁ランナー帰ってアライズ逆転!』

凛「に゛ゃあああああああーーーー! 矢澤ああああああああああああ!」ガーン

真姫「ちょっ、凛! うるさいってだからぁ!」

花陽「凛ちゃーん、真姫ちゃーん。焼き芋できたよー!」

真姫「ほら凛、焼き芋出来たって」

凛「はぁ……矢澤のアホ……」

花陽「はい、お待ちどうさま」

凛「わーい! 焼き芋だにゃー!」ガバッ

真姫「変わり身速すぎでしょ……」

花陽「ちょっと凛ちゃん! 熱いから気を付けて!?」

凛「にゃあああああああ! あっつぅぅぅぅい!」

真姫「ふっ……バカだわ……」

花陽「真姫ちゃん、バカはめっ! だよ」

真姫「はーい、ごめんなさーい」

凛「痛いにゃー、絶対やけどしたにゃー。真姫ちゃん治してー」ヒラヒラ

真姫「無理よ」

凛「えー、出来ないのー? 真姫ちゃんしょぼいにゃあ」

真姫「凛がバカだから無理なの」

凛「関係ないじゃん!」

真姫「だって凛がバカだからやけどしたんじゃない」

凛「凛バカじゃないもーん」

花陽「はいはい、二人ともケンカしないでね。お塩取ってくるからちょっと待ってて」

凛「じゃあいいもん! かよちんに治してもらうー!」

真姫「無茶言ってんじゃないわよ、大体やけどなんてしてないじゃないの」

凛「しーてーるもん! あっかよちんお帰り!」

花陽「はいただいま、やけど治してあげようか?」

凛「うん、お願いかよちん……真姫ちゃんが意地悪だから治してくれなかったの……」ウルウル

真姫「ばっ、何でそうなるのよ!イミワカンナイ!」

花陽「凛ちゃん? 悪いこと言う子は治してあげないよ?」

凛「あっ、ごめんねかよちん! 凛反省する! 反省して真姫ちゃんと仲良くする!」

花陽「分かればよろしい。じゃあ凛ちゃん、手出して?」

凛「はい」スッ

花陽「あついのあついの、とんでけー」パッ

凛「うわー、治ったにゃー! さっすがかよちん!」

花陽「よかったね、凛ちゃん」ニコニコ

凛「やっぱりかよちんはすごいにゃー。どっかの真姫ちゃんとは違うにゃ」

真姫「何ですって?」ホッペタムニー

花陽「凛ちゃん? さっき真姫ちゃんと仲良くするって言ったところでしょ?」

花陽「ほら、真姫ちゃんも乱暴しないの」

真姫「はぁい」パッ

凛「仲良いよー? 凛、真姫ちゃんのことだーい好きだもん!」ススス

凛「ねー? 仲良いよね、真姫ちゃん?」

真姫「はいはい、そうですねー」

凛「まーきーちゃん! もっと仲良さそうにしないとかよちんに怒られるにゃー!」

真姫「はいはい、仲良い仲良い」ナデナデ

凛「にゃーんにゃーんにゃーん! ほら、仲良いでしょ?」ドヤッ

花陽「うふふ、そうだね。よかったよかった」ニコニコ

花陽「それより、そろそろ焼き芋食べようか?」

真姫「さんせーい」

凛「だよね! 凛もそう思ってた! いただきます…(低音)」

花陽「いただきます!」ホクホク

凛「ふわあああぁぁぁ……おいしいにゃああああ……」ホクホク

真姫「……」モクモク

花陽「真姫ちゃん、ちょっと塩かけすぎじゃない?」

真姫「えー、だってその方がおいしいんだもん。私は塩が好きなの」

花陽「まぁ、おいしく食べるのが一番だけど……あんまりかけすぎると体に悪いから加減してね」ホクホク

真姫「大丈夫、分かってるわ」モクモク

凛「真姫ちゃんバカになっちゃうにゃー」ホクホク

真姫「ならないわよ!」

凛「なるもーん。塩かけすぎるとバカになるんだよ、そんなことも知らないのぉ? おっくれってるぅー」

花陽「凛ちゃんは物知りだねぇ」ニコニコ

凛「でしょー?」ニコニコ

真姫「なるわけないでしょ、バカじゃない?」

凛「あー! 真姫ちゃんバカって言った! バカっていった方がバカなんだよー!」

真姫「何言ってんのよ、凛が先に言ったんじゃない!」

凛「言ってないもーん、バカになるって言っただけだもーん」

真姫「同じでしょ!」

凛「違うもん!」

真姫「同じよ!」

凛「違うもん!」

真姫「同じ!」

凛「違う!」

花陽「はぁ、もう……全くこの二人は……」モクモク

花陽「あ、ミューズ打った」

TV『……二塁ランナー南三塁を蹴って今ホームイン! 高坂のタイムリーツーベースでミューズ再び逆転に成功しました!』

凛「に゛ゃああああぁぁぁぁぁぁ! 見逃したにゃああああああああ!」ガガーン

真姫「りーんー! だからうるさいってばあ!」



終わり

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